JP2006096554A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像形成装置に対してベルトフレームの位置決めを簡易かつ正確に行うことと、開閉時に必要な操作力の軽減とを両立する画像形成装置を提供する。
【解決手段】 複数のステーションで転写してカラー画像を得る転写システムにおいて、転写ベルトユニットが、回動ヒンジを支点として、開口可能となっている構成で、複数のステーションのうち、転写ローラーの圧が強いステーション側に回動ヒンジを配置する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真方式により記録媒体上に画像を形成する、画像形成装置に関するものである。
従来より、複数の感光体上のトナー像を重ねて画像を形成する多色画像形成装置がある。例えば、感光体ドラムを一列に並べたタンデム型又はインライン型と呼ばれるものがある。上記構成の画像形成装置においては、中間転写ベルトあるいは用紙搬送ベルトとして無端ベルトを有するものが一般的である。ここで、無端ベルトを張架するローラと、ベルト裏面に当接して配設される転写ローラを共に担持するベルトフレームが装置本体に対して開閉可能とすることにより、ジャム処理及びプロセスカートリッジの交換を容易に行うものがある。しかし、この構成は一方で、ベルトフレームの装置本体に対して精度よく位置決めすることが難しく、従来さまざまな構成が考えられてきた(例えば特許文献1)。
上記文献1では、図8に示すように、ベルト101を担持するベルトフレーム108は装置本体に対して手前に開閉可能な構成であり、ベルト101を担持する駆動ローラ102の軸受部102a及び従動ローラ103の軸受部103aを、装置本体の側板104、105のエッジ部104a、104b、105a、105bに直接押し付けて位置決めとする構成を示している。106、107はそれぞれ一対の回動可能な加圧部材であり、ベルトフレーム108が閉じた状態の時に、不図示のバネにより加圧部材106、107に加圧力を加えてベルトフレーム108の位置を保持する。
また、他の構成としては、図9に示すように、ベルト110を担持する駆動ローラ111の軸受部を、装置本体の側板112のエッジ部に直接押し付けて位置決めとする構成とし、従動ローラ113近傍のベルトフレーム114に回動ヒンジ115を設けてベルトフレーム114を手前に開閉する構成としているものがある。回動ヒンジ115は側板112に設けられた穴に嵌めあわされる。
特開2001−139176号公報
上記文献1に示す構成においては、駆動ローラと従動ローラの両方の軸受を装置本体に対して押し付けて位置決めを得る構成であり、それぞれに独立した加圧機構を備えるため装置の構成が複雑となり、部品点数が増えて精度の管理が難しかった。またベルトフレームを開口する際には、加圧部材107の押し付け力に抗して開口する為、操作力が必要であった。
上記図9に示す構成においては、構成を簡易にできる上に開口時の操作力が軽くて済むという反面、回動ヒンジ部のガタをなくすことは不可能であり、ベルトフレームの装置本体に対する位置決め精度が劣り、ベルトの走行不良や画像不良につながる恐れがあった。
本発明は上記課題を解決するものであり、その目的とするところは、画像形成装置に対してベルトフレームの位置決めを簡易かつ正確に行うことと、開閉時に必要な操作力の軽減とを両立することにある。
上記課題を解決するため、本出願に係る第1の発明にかかる画像形成装置は、トナーを担持する第一及び第二の像担持体と、前記第一の像担持体と前記第二の像担持体から転写材へトナーの転写をする転写ユニットと、画像形成装置本体に対して前記転写ユニットを回転可能に支持するための回動部と、を有し、前記転写ユニットが、前記第一の像担持体と第一のニップ部を形成する第一の押圧部材と、前記第二の像担持体と第二のニップ部を形成する第二の押圧部材と、を有し、前記第一のニップ部が前記第二のニップ部よりも前記回動部側に設けられた画像形成装置において、前記第一の押圧部材の前記第一の像担持体方向の押圧力が、前記第二の押圧部材の前記第二の像担持体方向の押圧力よりも大きいことを特徴とするものである。
また、本出願に係る第2の発明にかかる画像形成装置は、トナーを担持する第一及び第二の像担持体と、前記第一の像担持体と前記第二の像担持体からトナーの転写を受ける転写ユニットと、画像形成装置本体に対して前記転写ユニットを回転可能に支持するための回動部と、を有し、前記転写ユニットが、前記第一の像担持体と第一のニップ部を形成する第一の押圧部材と、前記第二の像担持体と第二のニップ部を形成する第二の押圧部材と、を有し、前記第一のニップ部が前記第二のニップ部よりも前記回動部側に設けられた画像形成装置において、前記第一の押圧部材の前記第一の像担持体方向の押圧力が、前記第二の押圧部材の前記第二の像担持体方向の押圧力よりも大きいことを特徴とするものである。
以上説明したように、本出願に係る発明によれば、画像形成装置に対してベルトフレームの位置決めを簡易かつ正確に行い、さらに操作力の軽減をも両立する画像形成装置を提供するものである。
また本出願に係る請求項5に記載の発明によれば、画像形成装置に対してベルトフレームの位置決めを簡易かつ正確に行い、なおかつベルトフレームを開口させる際の操作力が少なくて済み、さらに用紙搬送方向最上流の転写圧が、ベルトによる用紙の搬送力を補助する画像形成装置を提供するものである。
(実施の形態1)
本実施の形態の画像形成装置の概略構成を示した主断面を図1と図2に示す。図2は図1の一部を拡大した図である。本例の画像形成装置は、転写式電子写真プロセスを利用した非磁性1成分トナーを用いたカラー画像形成装置であり、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の各色のプロセスカートリッジを直線上に備えたいわゆるタンデム方式のフルカラーレーザービームプリンタである。以下に本実施の形態に示す画像形成装置の画像形成方法を詳細に説明する。
1は画像形成装置本体である。2は画像形成装置本体に対して着脱自在のプロセスカートリッジであり、本実施の形態においてその構成は像担持体である感光体ドラム3、該感光体ドラムに対して現像を行う現像部、該感光体ドラム上の転写残りトナーをクリーニングするクリーニング部からなり、現像剤であるトナーを収容する。各色について上記構成を有する為、プロセスカートリッジ2はプリンタ1台につき4個備える。本実施の形態では4個のプロセスカートリッジ2は鉛直方向に対してやや傾けて並べて配置している。このように配置することにより、ユーザーがプロセスカートリッジ2を交換し易いという利点がある。4は走査光学装置であり、プリンタ本体に接続したコンピュータ等から送られる画像情報信号に対応して変調されたレーザー光を出力して、一様に帯電処理された該感光体ドラム3の表面を走査露光して静電潜像を形成する。該走査光学装置4は、不図示のレーザー光学系と、レーザー光学系より射出されたレーザー光をスキャニングする、モータによって回転駆動される回転多面鏡5と、レーザー光のスポットを形成するレンズ群6から構成される。複数の感光体ドラム3に対応して、同数の走査光学装置を備える。ここで、走査光学装置本体及び回転多面鏡は感光体ドラムと必ずしも同数である必要はなく、最終的に射出されるレーザー光の数が各感光体ドラムに対応していれば良い。また、例えばLEDアレイ等の露光手段であっても差し支えない。上述の感光体ドラム3上に形成された静電潜像は現像器によってトナー像として現像される。上記感光体ドラム3上に形成したトナー像はベルト体である転写材搬送ベルト7上の転写材に各色を重ね合わせて転写を行う。
給紙カセット8に積載収納された転写材である用紙Pは、給紙ローラ9の回転動作により一枚ずつ分離給送され、転写材搬送ベルト7によって、転写ニップ部10に搬送される。転写材搬送ベルト7は、駆動ローラ31及び従動ローラ20により張架され、転写ユニットであるベルトフレーム11に取り付けられる。駆動ローラ31は装置本体より不図示の駆動継手を介して駆動力を得ている。なお、ベルトフレーム11上にモータを備える構成でも差し支えない。ここで、ベルトフレーム11は下端付近に回動部であるヒンジ17を具備し、装置本体に対して回転可能に支持される。一方、ベルトフレーム11の上端付近を加圧レバー19により加圧し、閉口状態を保持する。この加圧レバー19はバネにより加圧力を得ている。ベルトフレーム11を開口状態にするときには、加圧レバー19を上方へ跳ね上げることによりベルトフレーム11に対する加圧力を解除することができる。本実施の形態においては、加圧レバー19は左右一対の形状を有しており、ベルトフレーム11の上端の左右をそれぞれ加圧することができる。さらに、加圧レバーは不図示の連結軸により連結されており、左右の部分は、共に連動して動くようになっている。そのため、加圧レバーの片側のみを動かした場合でも、もう一方の加圧レバーも同様の動きをするようになっている。
転写ニップ部10で、転写ローラ25(a)〜(d)の転写の為の電荷により、感光体からのトナーの転写を受けた転写材Pは定着器12へと搬送される。定着器12ではヒーターを内蔵した熱ローラ13と加圧ローラ14との定着ニップ部を通ることで、トナー像の転写材への熱圧定着を行う。
定着を終えた転写材は排紙ローラ対15によって排紙スタッカ16上に排出される。
次に、ジャム処理及びプロセスカートリッジの交換方法について説明する。
本実施の形態における「プロセスカートリッジ」とは、帯電手段と、現像剤担持体を含む現像手段と、像担持体と、クリーニング手段と、現像手段へ搬送するトナーを収納する現像剤収納容器等を一体的にカートリッジ化し、装置本体に対して着脱自在とするものであり、トナーを消耗した場合や像担持体に異常が発生した場合にはユーザーが自ら交換できるものである。該プロセスカートリッジは、装置本体内部に設けられた不図示のレール状の部材に沿って所定の位置に装着される。
ユーザーがジャム処理を行う場合、またはプロセスカートリッジを着脱する際には、まず装置正面のドアパネル18を開く。ドアパネル18を開くと、転写ユニットであるベルトフレーム11を装置本体に対して加圧して位置決めを行っている加圧レバー19が回動して加圧状態が解除されると同時に、ベルト部材7の駆動ローラ31へと回転力を伝達する不図示の駆動継手が離間される構成になっている。したがって、ドアパネル18を開いた後、ユーザーはベルトフレーム11を手前に開口し、ジャム処理あるいはプロセスカートリッジの着脱を行うことが出来る。なお、リンク部材等を用いて、ドアパネル18とベルトフレーム11が一体的に開閉する構成でも構わない。さらにベルトフレーム11の回動支点であるヒンジ17は装置下方に位置するため、ベルトフレーム11を開口する際、重力を開口力の一部として利用できるために、ユーザーの操作力は軽くて済むという利点がある。ベルトフレーム11の重心がヒンジ17よりも重力方向の上側にあることによる効果である。
ここで、ベルトフレーム11のプリンタ本体1に対する開閉構造及び位置決め方法について、図3(a)、(b)、(c)を用いて説明する。図3(a)は装置本体を形成する板金からなる側板とベルトフレームユニットの関係を示す側面図、図3(b)、(c)はベルトフレームユニットの位置決め部を詳しく説明する為の図である。
まず駆動ローラ部における位置決めについて説明する。駆動ローラ31は、軸受21を介して、開閉自在のベルトフレーム11に担持される。軸受21を囲うベルトフレーム11の一部は切り欠かれており、軸受21の一部が露出している。この軸受21の露出した部分を直接、装置本体の板金からなる側板24上に形成された位置決め部24a及び24bに当接させることで、累積位置誤差をなるべく排除し、さらに不図示の引張りバネにより加圧レバー19で荷重をかけることで確実な位置決めを得ている。このように、駆動ローラ部では画像形成面について前後、上下の2方向の動きを規制して基準の位置決めとしている。なおベルトフレーム11は両側部を除いて柔軟性を持たせ、装置本体の左右の側板にならいやすくして位置決めを得る構成としている。
次に開閉のヒンジについて説明する。従動ローラ20近傍には回動支点となる回動部であるヒンジ17を有する。ヒンジ17は側板24に設けられた丸長穴23に嵌めあわされる。ヒンジ部においては、ヒンジ17の直径と丸長穴23の幅の間に生じるガタを完全になくすことは不可能である。ここで、本発明では転写ローラが押圧部材として機能し、転写ローラーのバネ圧を利用し、ヒンジ部のガタを規制する構成としている。本実施の形態においては、4本並んでいる転写ローラ25a、25b、25c、25dの加圧バネうち、最下方の25dのバネ圧のみを、他のバネ圧のおよそ3倍に高めている。具体的には、25a、25b、25cを加圧しているバネのバネ圧は、150g重のものを二本用いて総圧300g重に、最下方の25dのバネ圧は、500g重のものを二本用いて総圧1000g重としている。この感光ドラム方向のバネ圧即ち転写圧力の反発力によって転写ニップ(ニップ部)10が形成され、ベルトフレーム11は装置本体外側へと押されるので、ヒンジ17は丸長穴23の直線部23aに突き当てられることになり、側板24を製作する際に上記直線部23aの位置を正確に出すことで、装置本体に対するベルトフレーム11の正確な位置決め及びガタを防止することが可能となる。
さらに支点であるヒンジ17は、バネ圧を高めた転写ローラの近傍に設けられるために、ヒンジから遠いバネの圧力を高めた場合と比較して、レバー比の違いからベルトフレーム11を閉める際や、閉めた状態を保持する際の抗力となりにくいという利点がある。また、さらなる別の効果としては、転写圧力を高めた位置がヒンジ即ち支点に近いことから、例えば転写ローラ25bや25cのバネ圧を高めた場合と比較して、バネ圧がベルトフレーム11を撓ませるように作用しにくいということが挙げられる。加えて、支点がベルトフレーム11の重心よりも下側に配置されているので、重力によってベルトフレーム11が開口状態で維持され、プロセスカートリッジ2の出し入れ操作上、ベルトフレーム11を特に保持する必要がないという利点もある。
また本実施の形態では、画像形成方向最上流の転写圧力が高くなっている。そのため、更に別の効果として、用紙Pの先端付近がベルト上へと搬送されて来た時、用紙Pの後ろの領域がまだ給紙ローラ9あるいは搬送ローラにニップされていて、ベルトに対して押し込む力を受けた場合でも、最上流の転写ローラと感光ドラムのニップ力が十分に高いために用紙Pがスリップすることなく搬送され、色ずれが防止できるという点が挙げられる。近年の多紙種へのプリントを行うという要求に対し、コシの強い厚紙や、表面が滑らかで搬送時に滑りやすい種類の紙などに対しても色ずれの対応も可能になる。従来の画像形成装置では、給紙ローラあるいは搬送ローラの押し込み力を持つ用紙Pが、ベルト上でスリップして色ずれを起こさない為に、ベルトによる搬送力を補助するローラを持つものがあったが、本構成では上記の理由により省略することが出来る。
以上説明したように本実施の形態において、ベルトフレームを装置本体に対して確実な位置決めを行い、かつ操作力やベルトフレームの撓みに対する影響を最小限に抑えることができるので、高精度かつユーザビリティに優れる高品質な画像形成装置を実現するものである。
(実施の形態2)
本実施の形態の画像形成装置の概略構成を図4及び図5に示す。本例の画像形成装置は第1の実施の形態と同じく4個のプロセスカートリッジ2を備え、電子写真プロセスによる非磁性1成分トナーを用いたカラーレーザービームプリンタである。以下に本実施の形態特有の構成を説明するが、第1の実施の形態のプリンタと共通する構成機器・部分については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
本実施の形態特有の特徴として、ベルトフレーム26は上端近くに回動部であるヒンジ27を具備し、装置本体に対して手前方向に開閉自在に保持される。一方閉口状態においては、下端付近を加圧レバー28により加圧し、閉口状態を保持する。この加圧レバー28はバネにより加圧力を得ており、加圧レバー28を回動して退避させることにより、ベルトフレーム26に対する加圧レバー28の加圧を解除することができる。本実施の形態においては、一対の形状を有する加圧レバー28を具備し、ベルトフレーム26の下端の左右をそれぞれ加圧することができ、さらに左右の加圧レバーの部分は不図示の連結軸により連結されており、共に連動して動くようになっている。そのため、加圧レバーの片側のみを動かした場合でも、もう一方側の加圧レバーも同様の動きをするようになっている。
次に、ジャム処理及びプロセスカートリッジの交換方法について説明する。
ユーザーがジャム処理を行う場合、またはプロセスカートリッジを着脱する際には、まず装置正面のドアパネル18を開く。ドアパネル18を開くと、ベルトフレーム26を装置本体に対して加圧して位置決めを行っている加圧レバー28が連動して回動し、加圧状態が解除される。ドアパネル18を開いたことにより、ベルトフレーム26は自由に開閉可能な状態となり、ユーザーはベルトフレーム26を上方へと持ち上げて開口し、ジャム処理あるいはプロセスカートリッジの着脱を行うことが出来る。ベルトが上方で待機している為、ユーザーがプロセスカートリッジ等を誤ってベルト上に落下させてベルトを傷つけたりする可能性が少なくなるという点も好ましい。さらに、ベルトフレーム26が閉口状態にある時、ベルトフレーム26の回動支点であるヒンジ27は装置上方に位置するため、ベルトフレーム26の重心がヒンジ27よりも下方にあるので、重力が閉口状態を維持するような方向に働く。そのため、加圧レバー28による加圧力は低くて済み、ひいては加圧レバー28を解除する際のユーザーの操作力は軽くて済むという利点がある。
ここで、ベルトフレーム26の開閉機構及び装置本体に対する位置決め方法について図6(a)、(b)、(c)を用いて説明する。図6(a)は装置本体を形成する板金からなる側板とベルトフレームユニットの関係を示す側面図、図6(b)及び(c)はベルトフレームユニットの位置決め部を詳しく説明する為の図である。
まず従動ローラ部の位置決めについて説明する。従動ローラ20は、軸受33を介して開閉自在のベルトフレーム26に担持される。軸受33を囲うベルトフレーム26の一部は切り欠かれており、軸受33の一部が露出している。この軸受の露出した部分を直接、装置本体の板金からなる側板32上に形成された位置決め部32aに当接させることで、累積位置誤差をなるべく排除し、さらに図6では不図示の引張りバネにより加圧レバー28により荷重をかけて確実な位置決めを得ている。
次にヒンジについて説明する。駆動ローラ31近傍には回動部であるヒンジ27を有する。ヒンジ27は側板32に設けられた穴30に嵌めあわされる。穴30の形状は、後述する位置決め部を得る為に円形ではなく、直線部を備えるD文字形状あるいは正方形が適当である。
このように、ヒンジ部では画像形成面について前後、上下の2方向を規制して基準の位置決めを行い、従動ローラ軸受部では前後方向のみを規制している。なおベルトフレーム26は両側部を除いて柔軟性を持たせ、装置本体の左右側板にならいやすくして位置決めを得る構成としている。
ヒンジ部においては、ヒンジ27の直径と穴30の間に生じるガタを完全になくすことは不可能である。これに対し、本発明では転写ローラのバネ圧を利用し、ヒンジ部のガタを規制する構成としている。本実施の形態においては、4本並んでいる転写ローラのバネ34a、34b、34c、34dのうち、最上方の34aのバネ圧のみを、他のバネ圧のおよそ3倍に高めている。この転写圧力の反発力により、ベルトフレーム26は装置本体外側へと押されてヒンジ27は穴30の直線部30aに突き当てられることになり、側板32を製作する際に上記直線部30aの位置を正確に出すことでより正確な位置決め及びガタを防止することが可能となる。なお画像形成面に対して上下方向は、ベルトフレーム26の自重により下方で位置が決まる為、別途加圧手段を用いる必要はない。
さらに支点であるヒンジ27は、バネ圧を高めた転写ローラの近傍に設けられるために、ヒンジから遠いバネの圧力を高めた場合と比較して、レバー比の違いからベルトフレーム26を閉める際や、閉めた状態を保持する際の抗力となりにくいという利点がある。また、さらなる別の効果としては、転写圧力を高めた位置がヒンジ即ち支点に近いことから、例えばバネ34bや34cのバネ圧を高めた場合と比較して、バネ圧がベルトフレーム11を撓ませるように作用しにくいということが挙げられる。
また本構成では、画像形成方向最下流の転写圧力が高くなっている。そのためさらに別の効果として、用紙Pが定着器12を通過する際、用紙Pの後端がまだベルト上にある場合、用紙が引張り力を受けないように定着器―ベルト間でループを持っていて、例えば紙のコシが強くてループが伸びようとしている場合でも、最下流の転写ローラと感光ドラムのニップ力が十分に高いために用紙Pがスリップすることなく搬送され、色ずれが防止できるという点が挙げられる。近年の多紙種へのプリントを行うという要求に対し、コシの強い厚紙や表面が滑らかで滑りやすい種類の用紙などへの対応も可能になる。
以上説明したように本実施の形態において、ベルトフレームを装置本体に対して確実な位置決めを行い、かつ操作力やベルトフレーム26の撓みに対する影響を最小限に抑えることができるので、高精度かつユーザビリティに優れる高品質な画像形成装置を実現するものである。
(実施の形態3)
本実施の形態の画像形成装置の概略構成を図7に示す。本例の画像形成装置は第1、第2の実施の形態と同じく4個のプロセスカートリッジを備え、電子写真プロセスによる非磁性1成分トナーを用いたカラーレーザービームプリンタである。以下に本実施の形態特有の構成を説明するが、第1、第2の実施の形態のプリンタと共通する構成機器・部分については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
本実施の形態では、画像形成部を水平に配置する構成である。このような構成とすることで、装置本体高さを比較的低く抑えることが出来る。レーザースキャナ40は4個のプロセスカートリッジ2の下方に設置され、本体高さを抑える為に、図に示すような一体型としているが、他の実施の形態同様の複数個に分けても差し支えない。
搬送された用紙Pは画像形成部へと送られ、駆動ローラ41と従動ローラ42によってベルトフレーム43に張架された転写材搬送ベルト44に吸着して、搬送される。そして、転写材搬送ベルト44の上でトナー像の転写を受けて画像を形成した後、熱定着器14を通って排紙スタッカ16へと排紙される。
ユーザーがプロセスカートリッジ2を交換、あるいはジャム処理を行う場合は、ベルトフレーム43を開口して行う。ベルトフレーム43は、ヒンジ45を支点に上方へと開口する。レーザースキャナ40は装置本体に対して高精度に固定される必要がある為、開口側に配設することは困難であり、ベルト側を開口する構成としている。またプロセスカートリッジを装置側面より抜き差しする構成をもつ画像形成装置も実現されているが、結局ベルトを離間させる必要があり、さらにジャム処理を含めたユーザビリティの観点からすれば、本構成が優れているといえる。
ベルトフレームを閉めた際の位置決め方法について説明する。従動ローラ側において、バネ47により、従動ローラ42の軸受部が位置決め部46へと加圧されて位置が決まる。バネ47はドアパネル48に取り付けられており、ドアパネル48の開口により加圧が解除される。また駆動ローラ近傍には回動支点となるヒンジ45を有する。ヒンジ45は装置本体側に設けられた穴に嵌めあわされる。ベルトフレーム43は、重力の作用で下方へと力を受けるが、転写ローラを加圧するバネ49a、49b、49c、49dの反発力により上方へと押される為、バネ圧の設定を単純に転写に必要十分な圧として決めただけでは、ベルトフレームの重量とのバランスがとれずに、ヒンジ45のガタ分が位置が不安定となる場合がある。そこで本実施の形態では、転写ローラのバネのうちのヒンジ45に最も近いバネ49dのバネ圧を、ベルトフレーム43の重量に抗するように高く設定し、ベルトフレーム43を常に上方へと押し付ける構成としている。
さらに支点であるヒンジ45は、バネ圧を高めた転写ローラの近傍に設けられるために、ヒンジから遠いバネの圧力を高めた場合と比較して、レバー比の違いからベルトフレーム43を閉める際あるいは閉めた状態で保持する際の抗力となりにくく、操作力及び閉口時の保持力を低減することができるという利点がある。特にベルトフレームが斜めのものと比較して、重力の作用が大きいので効果が高い。また、さらなる別の効果としては、転写圧力を高めた位置がヒンジ即ち支点に近いことから、例えばバネ49bや49cのバネ圧を高めた場合と比較して、バネ圧がベルトフレーム43を撓ませるように作用しにくいということが挙げられる。
本実施の形態では、圧を高める転写ローラ及びヒンジ45を画像形成方向上流側としたが、これは下流側にしても上述した効果は変わらない。上流側に配設した場合は、実施の形態1と同様に給紙の押し込みによる色ずれを防止できるし、また下流側に配設した場合は、実施の形態2と同様に定着器―ベルト間の紙のループが戻ろうとする力による色ずれを防止することが出来るという二次的な効果も併せ持つ。
以上説明したように本実施の形態において、ベルトフレームを装置本体に対して確実な位置決めを行い、かつ操作力やベルトフレームの撓みに対する影響を最小限に抑えることができるので、高精度かつユーザビリティに優れる高品質な画像形成装置を実現するものである。
なお、本発明は、上記実施の形態1から3に記載に何ら限定されるものではなく、例えば転写材を担持する手段がドラム形状のいわゆる転写ドラムを用いた多色の画像形成装置や、ベルト体として、中間転写ベルトを用いた多色の画像形成装置へも同様の効果を有して転用可能であることは言うまでもない。中間転写ベルトを利用する場合には、感光体ドラムから中間転写ベルト上にトナー像を重ねて転写し、トナー像を形成するものであり、中間転写ベルトを有する転写ユニット内の転写ローラー等が押圧部材となる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置を示す主断面図である。 本発明の第1の実施の形態の概略構成を説明する一部拡大図である。 本発明の第1の実施の形態の構成を詳しく説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置を示す主断面図である。 本発明の第2の実施の形態の概略構成を説明する一部拡大図である。 本発明の第2の実施の形態の構成を詳しく説明するための図である。 本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置を示す主断面図である。 従来例を示す斜視図である。 従来例を示す斜視図である。
符号の説明
1 プリンタ本体(画像形成装置本体)
2 プロセスカートリッジ
3 感光体ドラム(像担持体)
4 走査光学装置
5 回転多面鏡
6 レンズ群
7 転写材搬送ベルト(ベルト体)
8 給紙カセット
9 給紙ローラ
10 転写部(ニップ部)
11 ベルトフレーム(転写ベルトユニット)
12 熱定着器
13 熱ローラ
14 加圧ローラ
15 排紙ローラ対
16 排紙スタッカ
17 ヒンジ(回動部)
18 ドアパネル
19 加圧レバー
20 従動ローラ
21 軸受
22 位置決め部
23 丸長穴
24 本体側板
25a〜25d 転写ローラ(押圧部材)
26 ベルトフレーム(転写ベルトユニット)
27 ヒンジ(回動部)
28 加圧レバー
30 穴
31 駆動ローラ
32 本体側板
33 軸受
34a〜34d 転写ローラ(押圧部材)
40 レーザースキャナ
41 駆動ローラ
42 従動ローラ
43 ベルトフレーム(転写ベルトユニット)
44 転写材搬送ベルト(ベルト体)
45 ヒンジ(回動部)
46 位置決め部材
47 バネ
48 ドアパネル
49a〜49d 転写ローラ(押圧部材)

Claims (6)

  1. トナーを担持する第一及び第二の像担持体と、前記第一の像担持体と前記第二の像担持体から転写材へトナーの転写をする転写ユニットと、画像形成装置本体に対して前記転写ユニットを回転可能に支持するための回動部と、を有し、前記転写ユニットが、前記第一の像担持体と第一のニップ部を形成する第一の押圧部材と、前記第二の像担持体と第二のニップ部を形成する第二の押圧部材と、を有し、前記第一のニップ部が前記第二のニップ部よりも前記回動部側に設けられた画像形成装置において、
    前記第一の押圧部材の前記第一の像担持体方向の押圧力が、前記第二の押圧部材の前記第二の像担持体方向の押圧力よりも大きいことを特徴とする画像形成装置。
  2. トナーを担持する第一及び第二の像担持体と、前記第一の像担持体と前記第二の像担持体からトナーの転写を受ける転写ユニットと、画像形成装置本体に対して前記転写ユニットを回転可能に支持するための回動部と、を有し、前記転写ユニットが、前記第一の像担持体と第一のニップ部を形成する第一の押圧部材と、前記第二の像担持体と第二のニップ部を形成する第二の押圧部材と、を有し、前記第一のニップ部が前記第二のニップ部よりも前記回動部側に設けられた画像形成装置において、
    前記第一の押圧部材の前記第一の像担持体方向の押圧力が、前記第二の押圧部材の前記第二の像担持体方向の押圧力よりも大きいことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記転写ユニットはベルト体を有し、前記第一のニップ部と前記第二のニップ部に前記ベルト体があることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 画像形成時において、転写材が前記第一のニップ部に進入した後に前記第二のニップ部に進入することを特徴とする請求項1または3に記載の画像形成装置。
  5. 転写材の移動経路において、前記第一のニップ部が前記転写ユニット上のニップ部のうち最上流に配置されているニップ部であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第一の押圧部材が前記第一のニップ部に転写の為の電荷を供給する機能を有し、前記第二の押圧部材が第二のニップ部に転写の為の電荷を供給する機能を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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