JP2006096429A - 搬送装置及び印刷機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被検出要素の検出状況の変化に応じて適切な搬送位置の検出を行うことの可能な搬送装置及びこれを備えた印刷機器を提供する。
【解決手段】 本発明の搬送装置100は、搬送体140,144,145,146と、搬送体を駆動する駆動手段142,143と、配列された被検出要素を備えるとともに繋ぎ目を有する被検出部141と、繋ぎ目の影響を同時に受けないように相互に離間した第1検出位置及び第2検出位置にて被検出要素を検出する、第1検出信号を出力する第1検出器151及び第2検出信号を出力する第2検出器152と、第2検出信号の位相修正により補正信号を生成するとともに、少なくとも繋ぎ目が第1検出位置及び第2検出位置を通過する度に、繋ぎ目の態様に応じて第1検出信号と補正信号の位相関係を維持するように位相修正の修正量を更新する補正信号生成手段と、を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は搬送装置及び印刷機器に係り、特に、搬送ベルトで被搬送物を高精度に搬送する場合に好適な装置構成に関する。
一般に、プリンタ等の印刷機器において紙などの被印刷物を搬送する手段として、ドラム若しくはベルトが用いられている。例えば、インクジェットプリンタで紙搬送手段としてドラムやベルトを用いる場合には、紙上に正確にインク滴を着弾させる必要があるため、ドラムやベルトにスリットなどの被検出要素が搬送方向に配列されてなる帯状のリニアエンコーダ被検出帯を貼り付け、このリニアエンコーダ被検出帯に基づいて光学センサなどのエンコーダセンサでエンコーダ信号を検出し、このエンコーダ信号に同期してインクジェットヘッドを駆動してインク滴を吐出させるようにしている(例えば、以下の特許文献1参照)。
上記のリニアエンコーダ被検出帯は通常ドラムやベルトの側端部において全周に亘って貼り付けられるが、このとき、リニアエンコーダ被検出帯の繋ぎ目においてスリットなどの被検出要素の周期にずれが生じ、これによってエンコーダ信号の位相が変化するため、印刷品位の低下を生ずる場合がある。例えば、図4に示すように、被検出要素である光透過部41a及び光遮光部41bが交互に搬送方向に配列されてなるリニアエンコーダ被検出帯41の繋ぎ目41Tにおいて被検出要素の間隔が通常の配列周期より大きくなる場合には、繋ぎ目41Tに対応してエンコーダ信号の検出間隔も広がるため、インクジェットヘッドの動作間隔が大きくなり、ドットXの配列間隔の乱れにより繋ぎ目41Tに対応した部分に白線が生ずる。一方、図5に示すように、リニアエンコーダ被検出帯41の繋ぎ目41T′において被検出要素の間隔が通常の配列周期より小さくなる場合には、繋ぎ目41T′においてエンコーダ信号の検出間隔が短くなるため、ドットXの配列間隔の乱れにより繋ぎ目41T′に対応した部分に濃線が生ずる。特に図4に示す白線は目立ち易いので繋ぎ目に隙間が存在する状況では印刷品位への影響が大きい。
上記の問題点を解決する手段として、リニアエンコーダ被検出帯の繋ぎ目をまたぐように相互に離間した位置関係にて配置されたエンコーダセンサを2つ設け、一方のエンコーダセンサで検出されるエンコーダ信号を用いて印刷を行う過程で、当該一方のエンコーダセンサがリニアエンコーダ被検出帯の繋ぎ目に達すると、他方のエンコーダセンサの検出信号を補正してなる補正信号を上記エンコーダ信号として切り替えて用いることにより、印刷を継続する装置及び方法が提案されている(例えば、以下の特許文献2参照)。
一方、上記プリンタでは、インクジェットヘッドからインク滴が吐出される際に細かなミストが同時に発生し、このミストがリニアエンコーダ被検出帯に付着することによって、また、リニアエンコーダ被検出帯に紙くずなどの塵埃が付着することによって、リニアエンコーダ被検出帯の光透過部41aが検出されなくなる場合がある。このような場合には、ミストや塵埃によりエンコーダ信号のパルスが欠落するので、インクジェットヘッドの駆動ができず、印刷品位を低下させる原因となる。
上記ミストや塵埃による印刷品位の低下を防止する方法としては、例えば、送風手段によりリニアエンコーダ被検出帯へのミストの付着を防止する方法(例えば、以下の特許文献3参照)、清掃部材でリニアエンコーダ被検出帯やエンコーダセンサを掃除する方法(例えば、以下の特許文献4参照)、エンコーダ信号が得られなくなった場合にキャリッジを停止させる手段を設ける方法(例えば、以下の特許文献5参照)、エンコーダ信号が欠落した場合に所定の周期でタイミング信号を生成する方法(例えば、以下の特許文献6参照)などが知られている。
特開2004−17458号公報 特開2001−341372号公報 特開2001−191604号公報 特開2001−121721号公報 特開2003−145877号公報 特開2003−175650号公報
しかしながら、前述のように2つのエンコーダセンサを用いてリニアエンコーダ被検出帯の繋ぎ目において被検出要素の周期のずれによる不具合を解消する方法では、繋ぎ目の位置が予め判明していなければ対処できないので、ミストや塵埃の付着や被検出帯の擦り切れ等による被検出要素の検出漏れに対応することができないという問題点がある。
また、従来のミストや塵埃による被検出要素の検出漏れに対処する方法では、別途送風手段や清掃部材及びその駆動構造を設ける必要があるため、構造が複雑になって製造コストが増大する。また、停止手段を設ける方法では、検出漏れが発生するたびに印刷を停止する必要があるために印刷効率が低下するとともに使い勝手が悪くなる。
さらに、補正信号を生成することにより被検出要素に対応する信号部分の欠落による影響を防止する方法では、被検出帯に繋ぎ目が存在すると、繋ぎ目の通過前後の被検出要素の位相変化により、印刷品位に影響が出るという問題点がある。
そこで、本発明の目的は上述の問題点を解決するものであり、具体的には、被検出要素の検出状況の変化に応じて適切な搬送位置の検出を行うことの可能な搬送装置及びこれを備えた印刷機器を提供することにある。
斯かる実情に鑑み、本発明の搬送装置は、被搬送材を搬送するための搬送面が移動可能に構成されてなる搬送体と、前記搬送体を駆動する駆動手段と、前記搬送面の移動方向に配列された被検出要素を備えるとともに繋ぎ目を有する態様で前記搬送体に設置された被検出部と、前記繋ぎ目の影響を同時に受けないように前記搬送面の移動方向に相互に離間した第1検出位置及び第2検出位置においてそれぞれ前記被検出要素を検出する、第1検出信号を出力する第1検出器及び第2検出信号を出力する第2検出器と、前記第2検出信号の位相修正により前記第1検出信号に対応する位相を備えた補正信号を生成するとともに、少なくとも前記繋ぎ目が前記第1検出位置及び前記第2検出位置を通過する度に、前記繋ぎ目の態様に応じて前記第1検出信号と前記補正信号の位相関係を維持するように前記位相修正の修正量を更新する補正信号生成手段と、を具備することを特徴とする。
この発明によれば、第2検出信号の位相修正により第1検出信号に対応する補正信号を生成し、その位相修正の修正量を少なくとも繋ぎ目を通過する毎に更新することにより、相互に対応する位相関係を有するにも拘らず、繋ぎ目による影響を同時に受けることがない第1検出信号と補正信号とが並行して得られるため、第1検出信号と第2検出信号のうちのいずれか一方において被検出要素が検出されない期間が存在しても、他方によって搬送位置を検出し続けることができる。したがって、繋ぎ目による影響を回避できることは勿論のこと、被検出要素の検出漏れによる影響にも対処することが可能になる。
なお、本発明においては、位相修正の修正量の更新に際して結果として必要がなければ修正量を変化させなくてもよい。また、繋ぎ目以外の位置で修正量の更新を行うように構成されていても構わない。さらに、修正量の更新は、繋ぎ目の通過前、通過中、通過後のいずれの時点で行ってもよい。
本発明において、前記第1検出信号において前記被検出要素が検出される期間のうち少なくとも一部期間において前記第1検出信号に基づいてタイミング信号を生成し、前記一部期間以外の残部期間のうちの少なくとも一部の期間において前記補正信号に基づいてタイミング信号を生成するタイミング信号生成手段をさらに具備することが好ましい。これによれば、タイミング信号生成手段により第1検出信号と補正信号のいずれかに基づいてタイミング信号が生成されるので、このタイミング信号により繋ぎ目や検出漏れによる影響を受けない搬送位置の検出が可能になる。
本発明において、前記タイミング信号生成手段は、前記第1検出信号において前記被検出要素が検出される期間では前記第1検出信号に基づいてタイミング信号を生成し、前記繋ぎ目が前記第1検出位置を少なくとも含む前記移動方向の所定範囲内にある期間では前記補正信号に基づいてタイミング信号を生成し、その他の前記第1検出信号において前記被検出要素が検出されない期間では既定のタイミングにてタイミング信号を生成することが好ましい。これによれば、被検出部の繋ぎ目が第1検出位置を通過する上記所定範囲の期間では補正信号に基づいてタイミング信号が生成されることにより、繋ぎ目の通過に影響されることなく所定のタイミング信号を得ることができるとともに、上記所定範囲以外の期間であって第1検出信号において被検出要素が検出されない期間では、検出漏れにより検出タイミングが観測されないのであって、本質的な位相変化は発生していないと考えられるため、既定のタイミングでタイミング信号を生成すれば、検出漏れがなかった場合とほぼ同様の搬送位置の検出が可能になる。なお、この場合の一例は、以下の実施形態により示される。
本発明において、前記タイミング信号生成手段は、前記第1検出信号において前記被検出要素が検出される期間では前記第1検出信号に基づいてタイミング信号を生成し、前記第1検出信号において前記被検出要素が検出されず、前記補正信号において前記被検出要素が検出される期間では前記補正信号に基づいてタイミング信号を生成することが好ましい。これによれば、被検出部の繋ぎ目が第1検出位置を通過したり、或いは、被検出要素の汚損等により検出漏れが発生したりすることにより、第1検出信号において被検出要素が検出されない場合、補正信号に基づいてタイミング信号が生成されるので、タイミング信号の欠落による影響を確実に防止できる。なお、この場合の一例は、以下の実施形態の変形例として示される。
本発明において、前記タイミング信号生成手段は、前記第1検出信号における前記被検出要素の検出タイミング及び検出周期に応じた所定幅の検出ウインドウを生成し、該検出ウインドウ内に前記被検出要素の検出タイミングが入るか否かにより前記第1検出信号において前記被検出要素が検出されたか否かを判定することが好ましい。これによれば、被検出要素の検出タイミング及び検出周期に基づいて検出ウインドウを生成し、この検出ウインドウ内に被検出要素の検出タイミングが入れば被検出要素が検出されたものと判定し、検出ウインドウ内に検出タイミングが入らなければ被検出要素が検出されないものと判定することにより、検出漏れ等に起因する第1検出信号における検出タイミングの欠落を確実に判定することができる。
本発明において、前記既定のタイミングは、前記被検出要素の検出タイミングの周期に整合するタイミングであることが好ましい。被検出要素の検出タイミングが一定周期で生ずる場合であれば、この周期に一致するように上記既定のタイミングを設定することにより、被検出要素の検出漏れがなかった場合と同様のタイミング信号を形成することができる。また、上記検出タイミングが一定周期で生ずる場合でなくても、例えば前回以前の検出タイミングの検出周期の平均値や前回以前の検出タイミングを元に算定した外想値など、既定された態様でタイミングを決定することにより、タイミング信号の欠落を防止できる。
本発明において、前記搬送体は前記搬送面が無限軌道上を移動するように構成され、前記被検出部は実質的に前記搬送面の全周に亘り設置されていることが好ましい。搬送面が無限軌道上を移動するように構成されている場合には、繋ぎ目が繰り返し第1検出位置及び第2検出位置を通過するため、上記のように繋ぎ目の通過毎に位相修正の修正量を更新する方法を用いた本発明が特に効果を発揮する。また、上記のように搬送面が無限軌道上を移動するように構成されている場合には、搬送体に被検出部を固定する際に繋ぎ目の態様を被検出要素の配列周期に整合させることが難しいため、繋ぎ目による位相差変化の影響を除去できる本発明は特に有効である。
本発明の印刷機器は、上記のいずれかに記載の搬送装置と、前記被搬送材に印刷を行う印刷手段と、前記タイミング信号に基づいて前記印刷手段を制御する印刷制御部と、を具備することを特徴とする。このような印刷機器では、被検出部の繋ぎ目や検出漏れによる影響を受けずに高品位の印刷を施すことが可能になる。
本発明によれば、被検出帯に繋ぎ目が存在し、また、被検出要素の検出漏れが発生しても、それらによる影響を受けずに搬送位置を検出できるという優れた効果を奏し得る。
次に、添付図面を参照して本発明に係る搬送装置及び印刷機器の実施形態について詳細に説明する。最初に、本発明に係る印刷機器100の全体構成について説明する。図1は印刷機器100の全体構成を示す概略平面図、図2は印刷機器100の搬送体の構造を示す縦断面図である。
この印刷機器100は、図1及び図2に示すように、紙、樹脂シート、布などの被印刷物で構成される被搬送材Pを所定の搬送方向(図示矢印方向)Fに搬送するための搬送面を移動可能に備えてなる搬送体を構成する搬送ベルト140及びこの搬送ベルト140を架設する搬送ローラ144,145,146と、搬送体を駆動するための駆動手段を構成する、搬送ローラ(駆動ローラ)144を回転駆動する駆動モータ142及びこの駆動モータ142を駆動する駆動回路143と、搬送ベルト140に設置された被検出部141と、この被検出部141を搬送方向Fの異なる位置にてそれぞれ検出する第1検出器151及び第2検出器152と、第1検出器151及び第2検出器152に接続された制御部150とを有している。ここで、搬送ベルト140、搬送ローラ144,145,146、駆動モータ142、駆動回路143、被検出部141、第1検出器151及び第2検出器152、並びに、制御部150の一部(後述する主制御部154)は上記搬送装置を構成する。
上記の被検出部141は、例えば、図4及び図5に示す光透過部や光遮蔽部のような識別可能な被検出要素を搬送方向Fに配列させてなるものである。図示例では、被検出部141は搬送ベルト140の側端部に沿って搬送方向Fに向けて伸びる帯状の被検出帯であり、搬送ベルト140の側端部に接着等により固定されている。搬送ベルト140は、その搬送面を無限軌道上に移動可能に配置したものであるため、搬送ベルト140の搬送経路の全てに亘って被検出部141を後付で設置しようとすると、図4及び図5に示すように、少なくとも一箇所に被検出部141の端部同士の繋ぎ目が形成される。一般的に使用される被検出部141(リニアエンコーダ被検出帯)としては、被検出要素の配列周期が35μm(分解能720dpiの場合)や70μm(分解能360dpiの場合)程度であるので、上記繋ぎ目における被検出要素の間隔を他の部分の配列周期と一致させることはきわめて困難である。したがって、図示例のような被検出部141の設置態様では、ほとんどの場合、図4や図5に示すように、被検出部141の繋ぎ目における被検出要素の間隔が他の部分の形成周期と異なることになる。
なお、本実施形態の説明では、図4及び図5に示す場合と同様に、上記繋ぎ目を、被検出要素を最小単位として考え、被検出部141の繋ぎ目以外における被検出要素の長さと異なる長さを有する被検出要素の存在範囲としている。ただし、この繋ぎ目を、被検出要素の1周期を最小単位として考え、被検出部141の繋ぎ目以外における被検出要素の周期と異なる周期部分とすることも可能である。
一方、第1検出器151及び第2検出器152は上記被検出要素を検出可能に構成されたものである。例えば、被検出部141が被検出要素として光透過部と光遮蔽部とが交互に配列されてなるものであるとき、第1検出器151及び第2検出器152は光透過センサにて構成できる。なお、本発明においては上記構成に限定されるものではなく、例えば、被検出部141において光透過部若しくは光吸収部と光反射部とが交互に配列される場合には、第1検出器151及び第2検出器152が光反射センサで構成されていてもよく、或いは、被検出部141において磁化方向の異なる被検出要素が配列される場合には、第1検出器151及び第2検出器152が磁化方向の相違を検出可能な磁気センサであってもよい。
また、この印刷装置100には、上記搬送ベルト140の所定位置(図示例では側端縁)に設けられた原点(タブ)148を検出するための原点検出器153が設けられ、この原点検出器153もまた上記制御部150に接続されている。さらに、制御部150は、被搬送材Pに印刷を行うための印刷手段を構成する印刷ヘッド160に接続されている。この印刷ヘッド160は、例えば、複数のインクジェットヘッドを被搬送材Pの幅方向(図示例では左右方向)に配列された態様で備えてなるもので構成することができる。ただし、被搬送材Pに印刷を施すことができるものであれば、インクジェットヘッドでなくてもよい。また、印刷手段としては図示例のように固定されたものではなく、例えば、被搬送材Pの幅方向に往復移動可能に構成されたものであっても構わない。
図3は上記制御部150の構成を模式的に示す概略構成図である。上記の制御部150には、図3に示すように、主制御部154と、この主制御部154の制御下において上記印刷ヘッド160を制御駆動するための印刷制御部159とが設けられている。主制御部154は、図示例に示すようにMPU(Micro Processing Unit)で構成することができるが、所定の論理回路やアナログ回路などによって構成することも可能である。主制御部154には、CPU(Central Processing Unit)155、メモリ156、入力回路157及び出力回路158が含まれる。但し、これらの構成は任意であり、公知の種々のMPU構成を採ることができる。
CPU155はメモリ156に格納された動作プログラムを実行するものであり、メモリ156、入力回路157及び出力回路158と信号やデータのやり取りを行いながら各種の処理を行う。メモリ155は上記動作プログラムを始め、各種の動作パラメータやCPU155の動作時に生ずる各種の処理データを一時的に格納するように構成されている。
入力回路157には、上記の第1検出器151、第2検出器152及び原点検出器153が接続され、第1検出器151の第1検出信号S1、第2検出器152の第2検出信号S2、及び、原点検出器153の原点検出信号S0が入力されるようになっている。そして、この入力回路157は上記の各種信号をCPU155に適した信号に変換して供給する。また、出力回路158は、上記駆動回路143及び印刷制御部159に接続され、これらに向けてCPU155から供給された各種の指令を所定の制御信号に変換して出力する。
印刷制御部159は、主制御部154から供給されるタイミング信号STに基づいて、印刷ヘッド160を駆動する駆動信号SDを形成する。具体的には、駆動信号SDを、タイミング信号STのパルスのタイミングと同期した波形となるように整形し、印刷ヘッド160がタイミング信号STと同期して動作するように、すなわち、搬送ベルト140の搬送方向Fに向けた所定の単位移動量に対応して一つのインク滴を吐出するように制御する。なお、この印刷制御部159には、主制御部154から上記タイミング信号STとともに画像データが送られ、この画像データが上記駆動信号SDに反映されることにより、印刷ヘッド160の印刷態様(例えば、色や濃度など)が制御されるようになっている。
図6及び図7は、本実施形態の被検出部141と、第1検出器151の第1検出信号S1及び第2検出器152の第2検出信号S2の波形との関係を示す説明図である。ここで、被検出部141は、被検出要素である光透過部141aと光遮蔽部141bとが交互に搬送方向に一定の配列周期にて配列された構造を有するものとしてある。また、被検出部141には繋ぎ目141xが存在し、この繋ぎ目141xでは、被検出要素の長さが他の部分の被検出要素の配列周期とは異なる値を有するものとなっている。図6及び図7では、繋ぎ目141xにおいて光透過部が他の部分より搬送方向に長くなるように構成される場合を示してあるが、後述するように繋ぎ目141xの態様は様々である。
第1検出器151の第1検出信号S1及び第2検出器152の第2検出信号S2は、図6及び図7に示すように、共に被検出部141の被検出要素の配列態様に応じたパルス波形で構成される。第1検出信号S1及び第2検出信号S2の位相差Ta,Tbは、上記の被検出部141の繋ぎ目141xが第1検出位置P1又は第2検出位置P2を通過する度に変化する。なお、図6は繋ぎ目141xが第2検出位置P2を通過する前の状態を示し、図7は繋ぎ目141xが第2検出位置P2を通過した後であるが第1検出位置P1を通過する前の状態を示してある。なお、第1検出位置P1と第2検出位置P2は、第1検出器151と第2検出器152が同時に繋ぎ目の影響を受けないように、すなわち、繋ぎ目が一方の検出位置を通過している間は、この繋ぎ目が他方の検出位置を通過することのないように、相互に離間して設定される。例えば、繋ぎ目の搬送方向Fに見た長さよりも相互に搬送方向Fに離間した位置関係になるように設定される。
図8及び図9には、原点検出信号S0、第1検出信号S1及び第2検出信号S2の波形を示す。ここで、図8は被検出部141の繋ぎ目における被検出要素の長さ(周期)が他の部分の被検出要素の長さ(形成周期)より大きい場合を、図9は被検出部141の繋ぎ目における被検出要素の長さ(周期)が他の部分の被検出要素の長さ(形成周期)より小さい場合を示す。図示例の場合には、上記原点検出信号S0により設定される原点位置P0から搬送ベルト140の搬送面が搬送方向Fに向けて移動するとき、被検出部141の繋ぎ目は最初に第2検出器152の第2検出位置を通過し、これによって第2検出信号S2に波形周期が他の部分と異なる不整合部K2が生じ、その後、上記繋ぎ目が第1検出器151の第1検出位置を通過し、これによって第1検出信号S1に上記と同様の不整合部K1が生ずる。なお、被検出要素を単位とした繋ぎ目141xの場合とは異なり、本実施形態では上記不整合部K1,K2は信号周期を単位として考えることにする。ただし、この不整合部K1,K2を繋ぎ目141xに対応する部分として、すなわち、被検出要素に対応する信号部分を単位として捉えることも可能である。
本実施形態において、上記原点検出器153の原点検出信号S0もまた、原点位置(タブ)148を検出するパルス波形で構成される。この原点検出信号S0の立ち上がり部分が時間原点T0或いは原点位置P0となり、搬送ベルト140の検出時若しくは各種制御時の原点を規定するものとなる。なお、図8及び図9では、説明を容易にする都合上、タブの搬送方向Fの長さに相当する原点検出信号S0のオン時間、被検出要素の配列周期に対応するパルス周期Tp、繋ぎ目141xの長さに依存する不整合部K1,K2の時間幅(周期)t1,t2の関係を実際とは異なる関係となるように模式的に図示してある。
本実施形態では、被検出部141の繋ぎ目の位置を、必要ならばその搬送方向Fに見た長さとともに予め設定し、上記制御部150(具体的にはメモリ156)に記録しておく。この繋ぎ目の位置は、例えば、図8及び図9に示す時間原点T0から不整合部K1,K2までの時間を所定のクロック信号等でカウントすることなどによって計測できる。この繋ぎ目の位置の設定方法の一例を、図10の概略フローチャートに示す。
図10に示すように、最初に搬送ベルト140を駆動モータ142によって搬送方向Fに駆動し(S01)、駆動開始時から所定の時間が経過したか否か、或いは、第1検出信号S1や第2検出信号S2のパルス周期Tpなどの検出により、搬送面の移動速度が一定になったかどうかを判定し(S02)、一定になれば原点検出信号S0により時間原点T0若しくは原点位置P0を検出し(S03)、ここから第1検出信号S1及び第2検出信号S2のカウントを開始する(S04)。そして、第2検出信号S2における被検出要素の検出タイミングの周期である上記パルス周期Tpを測定し(S05)、このパルス周期Tpに対して所定のマージンを与えてなる判別範囲(例えば、上記パルス周期Tpの90%〜110%の範囲)を逸脱するパルス周期が計測されたら(S06)、上記繋ぎ目に起因する不整合部K2が検出されたものとして、これに対応する図8及び図9に示すカウント値(この例では時間原点T0から不整合部K2までの時間幅)T2、或いは、これに対応する搬送面の移動距離P2を記録する(S07)。
また、時間原点T0から行っていた第1検出信号S1のカウントを継続し(S08)、第1検出信号S1における被検出要素の検出タイミングの周期である上記パルス周期Tpを測定し(S09)、このパルス周期Tpに対して上記と同様に所定のマージンを与えてなる判別範囲を逸脱するパルス周期が計測されたら(S10)、上記繋ぎ目に起因する不整合部K1が検出されたものとして、図8及び図9に示すカウント値(この例では時間原点T0から不整合部K1までの時間幅)T1、或いは、これに対応する搬送面の移動距離P1を記録する(S11)。
また、本実施形態では、第1検出信号S1の位相(或いは被検出要素の検出タイミング)と、第2検出信号S2の位相(或いは被検出要素の検出タイミング)との間の位相差(時間差)を予め設定し、上記制御部150(具体的にはメモリ156)に記録しておく。この位相差(時間差)は、第1検出信号S1と第2検出信号S2を直接比較することによって計測することができる。本実施形態の場合、上記不整合部K1,K2の前後では上記の位相差(時間差)が異なるものとなるので、不整合部K1,K2の前後においてそれぞれ上記の位相差(時間差)を設定或いは測定する。この位相差(時間差)の設定方法の一例を図11の概略フローチャートに示す。
図11に示すように、搬送ベルト140の駆動を開始し(S21)、搬送ベルト141の速度が一定になったら(S22)、原点検出信号S0により時間原点T0或いは原点位置P0を検出し(S23)、この原点から第1検出信号S1及び第2検出信号S2について上記と同様にしてカウントを開始する(S24)。そして、第2検出信号S2において不整合部K2が検出され、繋ぎ目が第2検出位置を通過して(これは先に記録した繋ぎ目位置で確認できる。)、不整合部K2が終了したら(S25)、第1検出信号S1と第2検出信号S2の位相差Tbを測定し(S26)、この位相差Tbを記録する(S27)。ここで、搬送ベルト140の速度が異なる場合でも適用可能な値となるように、位相差Tbは電気角で測定され、記録されることが好ましい。
また、上記と同様にして、第1検出信号S1において不整合部K1が検出され、繋ぎ目が第1検出位置を通過して(これは先に記録した繋ぎ目位置で確認できる。)、不整合部K1が終了したら(S28)、第1検出信号S1と第2検出信号S2の位相差Taを測定し(S29)、この位相差Taを記録する(S30)。ここで、搬送ベルト140の速度が異なる場合でも適用可能な値となるように、位相差Taは上記と同様に電気角で測定され、記録されることが好ましい。
なお、上記の繋ぎ目位置の測定及び記録、並びに、位相差の測定及び記録は、上記のように第1検出信号S1と第2検出信号S2について並行して(実際にはカウントは並行して行われ、測定及び記録は繋ぎ目が通過する順序で順次に行われる。)行う必要はなく、別々に行っても構わない。
次に、上記のようにして予め設定された繋ぎ目(不整合部K1,K2)の位置T1,T2や第1検出信号S1と第2検出信号S2の間の位相差Ta,Tbを用いて実際に印刷を行う際の動作について、図12及び図13を参照して説明する。ここで、図12は図8に示す繋ぎ目が形成されている場合の各所の信号波形を示すタイミングチャートであり、図13は図9に示す繋ぎ目が形成されている場合の各所の信号波形を示すタイミングチャートである。なお、図12及び図13に示す各種信号波形を生成する過程或いは手段は、上記の補正信号生成手段及び上記のタイミング信号生成手段を構成する。
最初に図12に示す場合について説明する。この場合、図中実線の矢印で示すように、第2検出信号S2を上記位相差Ta,Tbだけ遅延させることにより、第1検出信号S1に対応する補正信号SCを形成する。この補正信号SCは、第2検出信号S2において不整合部K2が現れる前の時点では、位相差Taだけ第2検出信号S2を遅延させることによって形成でき、第2検出信号S2において不整合部K2が終了した後であって、第1検出信号S1において不整合部K1が現れる前の時点では、位相差Tbだけ第2検出信号S2を遅延させることによって形成できる。図示例の場合、位相差Ta,Tbの更新(変更)は、不整合部K1,K2が終了した後に行われる。具体的には、第2検出信号S2の不整合部K2終了後における第2検出信号S2の最初の立ち上がり時点から位相差をTbに変更し、第1検出信号S1の不整合部K1終了後における第2検出信号S2の最初の立ち上がり時点から位相差をTaに変更している。ただし、本実施形態では不整合部K1,K2の発生タイミングが予め判明しているので、位相差の更新は不整合部K1,K2の通過前や通過中で行うようにしても構わない。ここで、補正信号SCは、上記不整合部K1,K2に対応する期間を除いて第1検出信号S1と全く同じ位相を有する完全同期信号である。
上記の主制御部154で実行される動作手順は補正信号生成手段を構成するが、この補正信号生成手段は、例えば、第2検出信号S2を所定の位相差で遅延させる遅延回路と、主制御部154に設定された繋ぎ目の位置T1,T2に基づいて上記位相差Ta,Tbを切り替えて上記遅延回路を動作させる位相差切替回路とで構成することも可能である。
また、後述するように第1検出信号S1の不整合部K1に対応する所定の時間範囲を除いて、図中1点鎖線の矢印で示すように、第1検出信号S1の立ち上がり時点からパルス周期Tpの経過後の基準時点を中心にしてウインドウ幅(具体的には、基準時点のTw/2前からTw/2後までの時間)Twを有する検出ウインドウ信号DWを形成する。この検出ウインドウ信号DWのウインドウ幅Twは、搬送ベルト140の速度変動率Vx=ΔV/V(Vは平均速度、ΔVは変動幅)やパルス周期Tpを考慮して、正規の配列周期で配置された被検出要素を確実に判別できるように、Tp×Vx<Tw<Tp×(1−Vx)の範囲内で適宜に設定する。このウインドウ幅Twは、主制御部154などに予め設定しておくことが好ましく、また、入力操作やモード変更などにより適宜に変更可能に構成することがさらに望ましい。
そして、後述する第1検出信号S1の不整合部K1に対応する所定の時間範囲を除いて、この検出ウインドウ信号DWの検出ウインドウ内において第1検出信号S1の立ち上がり時点が入れば、図中2点鎖線の矢印で示すように、この立ち上がり時点でタイミング信号STのパルスを発生させる。この主制御部154で実行される動作手順はタイミング信号生成手段を構成するが、このタイミング信号生成手段は、例えば、主制御部154に設定されたウインドウ幅Twと第1検出信号S1の立ち上がり時点に基づいて、検出ウインドウ信号DWを形成するウインドウ信号生成回路(遅延回路などで構成できる。)と、第1検出信号S1の立ち上がりでオンとなる信号と検出ウインドウ信号DWとのAND信号を上記タイミング信号STとする論理回路とで構成することも可能である。
ここで、被検出部141にミストや塵埃等による汚れが付着していたり、或いは、被検出部141が擦り切れなどを起こしていたりすることにより、被検出要素の検出漏れが生じた場合には、図12に点線で示すように、第1検出信号S1において当該被検出要素を表すパルスが欠落する。この場合、上記検出ウインドウ信号DW内に第1検出信号S1の立ち上がりが入らないことになるので、主制御部154は、検出ウインドウ信号DWの立ち下がり時点でタイミング信号STのパルス生成を行うとともに、この立ち下り時点を基準として、前回のパルス周期Tpからウインドウ幅Twを減算した時間の経過後に、次回の検出ウインドウ信号DWのパルスを発生させる。このような処理は第1検出信号S1において被検出要素の検出漏れがあれば繰り返し行われる。なお、第2検出信号S2において検出漏れが生じた場合には、上記補正信号SCにもパルスの欠落が反映されることとなるが、この実施例の場合には第1検出信号S1を主体として用いているので、タイミング信号STへの影響はない。
なお、上記実施形態の変形例として、上記のように被検出要素の検出漏れがあった場合に検出ウインドウ信号DWを基準とする既定のタイミングでタイミング信号STを生成するのではなく、図中3点鎖線の矢印で示すように、第1検出信号S1の代わりに上記補正信号SCを用いてタイミング信号STを生成することも可能である。例えば、第1検出信号S1と補正信号SCのいずれか一方において被検出要素が検出されれば、自動的にタイミング信号STのパルスが発生するように構成することができる。この場合には、補正信号SCは第1検出信号S1の完全同期信号であるので、第1検出信号S1と第2検出信号S2とで同時に検出漏れが発生しない限り、本来の第1検出信号S1と完全に同期した態様でタイミング信号STを形成できる。
本実施形態において、不整合部K1がパルス周期Tp以下であれば、検出ウインドウ信号DWの生成に支障はないが、図12に示す場合では、第1検出信号S1の不整合部K1が他の部分の被検出要素の検出周期より長いので、不整合部K1が検出されている期間中において第1検出信号S1の立ち上がり時点に基づいたタイミング信号STの形成ができなくなる。そこで、不整合部K1の近傍では、第1検出信号S1の立ち上がり時点の代わりに、補正信号SCの立ち上がり時点を基準としてタイミング信号STを形成する。このように、図12に示すように上記検出周期がパルス周期Tpを越える場合には、補正信号SCに基づいて検出ウインドウDWを形成すればよい。この場合、不整合部K1の位置は予め判明しているので、当該位置に応じて上記動作が自動的に行われるように構成すればよい。
図13に示す場合には、不整合部K1,K2が上記パルス周期Tpより短くなるだけで、基本的に図12に基づいて説明した動作と同じであるので、同じ部分に関する説明は省略する。この場合、不整合部K1がパルス周期Tp以下となるので、第1検出信号S1の立ち上がり時点のみを基準として次回の検出ウインドウ信号DWのパルスを生成することができる。
尚、本発明の搬送装置及び印刷機器は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記実施形態では搬送体として搬送ベルトを備えた構造を有するものを用いているが、被搬送材を搬送するための搬送面が移動可能に構成されてなるものであれば、例えば、搬送面を外周に有する回転可能なドラムであってもよく、また、上記の搬送ベルトやドラムのように搬送面が無限軌道上を移動するように構成されているものでなくても構わない。さらに、本発明の搬送装置は、上記実施形態のように印刷機器に用いられるものに限らず、他の機器において搬送手段として用いられる搬送ユニットであってもよく、或いは、独立した搬送装置であっても構わない。また、印刷機器として上記のようにインクジェット方式の印刷ヘッドを有するものに限らず、種々の印刷方式を用いた印刷手段を備えたものに適用できる。
実施形態の印刷機器の全体構成を示す概略平面図。 実施形態における搬送体の縦断面図。 実施形態の制御部の構成を示す概略構成図。 被検出帯の構造と印刷態様との関係を示す説明図。 被検出帯の構造と印刷態様との別の関係を示す説明図。 実施形態の被検出部の構造と第1検出信号及び第2検出信号の関係を示す図。 実施形態の被検出部の構造と第1検出信号及び第2検出信号の関係を示す図。 実施形態の原点検出信号、第1検出信号及び第2検出信号の関係を示すタイミングチャート。 実施形態の原点検出信号、第1検出信号及び第2検出信号の別の関係を示すタイミングチャート。 繋ぎ目の位置を測定する手順を示す概略フローチャート。 第1検出信号と第2検出信号の位相差を測定する手順を示す概略フローチャート。 実施形態の動作を示すタイミングチャート。 実施形態の別の動作を示すタイミングチャート。
符号の説明
100…印刷機器、140…搬送ベルト、141…被検出部、142…駆動モータ、143…駆動回路、148…原点(タブ)、150…制御部、151…第1検出器、152…第2検出器、153…原点検出器、154…主制御部、155…CPU、156…メモリ、157…入力回路、158…出力回路、159…印刷制御部、S0…原点検出信号、S1…第1検出信号、S2…第2検出信号、SC…補正信号、DW…検出ウインドウ信号、ST…タイミング信号

Claims (8)

  1. 被搬送材を搬送するための搬送面が移動可能に構成されてなる搬送体と、
    前記搬送体を駆動する駆動手段と、
    前記搬送面の移動方向に配列された被検出要素を備えるとともに繋ぎ目を有する態様で前記搬送体に設置された被検出部と、
    前記繋ぎ目の影響を同時に受けないように前記搬送面の移動方向に相互に離間した第1検出位置及び第2検出位置においてそれぞれ前記被検出要素を検出する、第1検出信号を出力する第1検出器及び第2検出信号を出力する第2検出器と、
    前記第2検出信号の位相修正により前記第1検出信号に対応する位相を備えた補正信号を生成するとともに、少なくとも前記繋ぎ目が前記第1検出位置及び前記第2検出位置を通過する度に、前記繋ぎ目の態様に応じて前記第1検出信号と前記補正信号の位相関係を維持するように前記位相修正の修正量を更新する補正信号生成手段と、
    を具備することを特徴とする搬送装置。
  2. 前記第1検出信号において前記被検出要素が検出される期間のうち少なくとも一部期間において前記第1検出信号に基づいてタイミング信号を生成し、前記一部期間以外の残部期間のうちの少なくとも一部の期間において前記補正信号に基づいてタイミング信号を生成するタイミング信号生成手段をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記タイミング信号生成手段は、前記第1検出信号において前記被検出要素が検出される期間では前記第1検出信号に基づいてタイミング信号を生成し、前記繋ぎ目が前記第1検出位置を少なくとも含む前記移動方向の所定範囲内にある期間では前記補正信号に基づいてタイミング信号を生成し、その他の前記第1検出信号において前記被検出要素が検出されない期間では既定のタイミングにてタイミング信号を生成することを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記タイミング信号生成手段は、前記第1検出信号において前記被検出要素が検出される期間では前記第1検出信号に基づいてタイミング信号を生成し、前記第1検出信号において前記被検出要素が検出されず、前記補正信号において前記被検出要素が検出される期間では前記補正信号に基づいてタイミング信号を生成することを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
  5. 前記タイミング信号生成手段は、前記第1検出信号における前記被検出要素の検出タイミング及び検出周期に応じた所定幅の検出ウインドウを生成し、該検出ウインドウ内に前記被検出要素の検出タイミングが入るか否かにより前記第1検出信号において前記被検出要素が検出されたか否かを判定することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の搬送装置。
  6. 前記既定のタイミングは、前記被検出要素の検出タイミングの周期に整合するタイミングであることを特徴とする請求項4に記載の搬送装置。
  7. 前記搬送体は前記搬送面が無限軌道上を移動するように構成され、前記被検出部は実質的に前記搬送面の全周に亘り設置されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の搬送装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の搬送装置と、前記被搬送材に印刷を行う印刷手段と、前記タイミング信号に基づいて前記印刷手段を制御する印刷制御部と、を具備することを特徴とする印刷機器。
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