JP2006096180A - Steering device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明はステアリング装置、特に、運転者の体格や運転姿勢に応じて、ステアリングホイールのテレスコピック位置を調整することができるテレスコピック式、または、このテレスコピック式にチルト式を併用したチルト/テレスコピック式のステアリング装置に関する。 The present invention relates to a steering device, in particular, a telescopic type capable of adjusting a telescopic position of a steering wheel in accordance with a driver's physique and driving posture, or a tilt / telescopic type steering in which a tilt type is used in combination with the telescopic type. Relates to the device.
運転者の体格や運転姿勢に応じて、ステアリングホイールのテレスコピック位置、または、テレスコピック位置とチルト位置の両方を調整することができるステアリング装置がある。 There is a steering device that can adjust the telescopic position of the steering wheel or both the telescopic position and the tilt position according to the physique and driving posture of the driver.
このようなステアリング装置において、ステアリングホイールのテレスコピック位置、または、テレスコピック位置とチルト位置の両方を調整後、アウターコラムに対してインナーコラムを強固にクランプするようにして、ステアリングホイールに曲げ荷重が作用しても、インナーコラムが揺動するように動くことが無く、両コラムの剛性を高くしたステアリング装置がある(特許文献1)。 In such a steering device, after adjusting the telescopic position of the steering wheel, or both the telescopic position and the tilt position, the inner column is firmly clamped against the outer column, and a bending load acts on the steering wheel. However, there is a steering device in which the inner column does not move so as to swing and the rigidity of both columns is increased (Patent Document 1).
特許文献1のステアリング装置は、アウターコラムと一体の一対のクランプ部材が、インナーコラムを包持する包持面を備え、締付け装置により、これら一対のクランプ部材を互いに接近するように移動させて、インナーコラムをこれら一対のクランプ部材により包持してクランプするように構成している。従って、インナーコラムをアウターコラムにより直接クランプするため、両コラムの剛性が高く、ステアリングホイールに曲げ荷重が作用しても、インナーコラムが揺動するように動くことが無い。
In the steering device of
図8から図11は特許文献1のステアリング装置を示し、図8は特許文献1のチルト/テレスコピック式ステアリング装置を示す平面図である。図9は図8の縦断面図である。図10は図9の要部の拡大縦断面図である。図11は図9のA−A断面図である。
8 to 11 show the steering device of
図8および図9に示すように、ステアリングシャフトは、車体後方側端部にステアリングホイール(図示なし)を装着したアッパーシャフト1と、これにスプライン嵌合したロアーシャフト2とから伸縮自在に構成している。ステアリングコラムは、アッパーシャフト1を上端部で玉軸受20aを介して回転自在に支持するアッパー側のインナーコラム3と、ロアーシャフト2を下端部で玉軸受20bを介して回転自在に支持すると共に、アッパー側のインナーコラム3に外嵌したロアー側のアウターコラム4とから摺動自在に構成している。
As shown in FIGS. 8 and 9, the steering shaft is configured to be extendable and contractable from an
アッパーシャフト1には、アッパーシャフト1がインナーコラム3内に押し込まれることがないように、押し込み防止用のCーリング21aが設けられている。また、ロアーシャフト2にも、ロアーシャフト2がアウターコラム4内に押し込まれることのないようにするためのCーリング21bが設けてある。
The
このロアー側のアウターコラム4の周囲には、図11にも示すように、チルト調整用溝5を有するブラケット6が設けられている。ブラケット6は車体後方側に、車体に接続されるフランジ部6aを有し、全体として下向きに逆U字形状をしており、対向側板部6b、6cを一体に形成している。
A bracket 6 having a
ブラケット6のロアー側には、別体のロアーブラケット7がブラケット6を包持するように設けられている。ロアーブラケット7は車体に連結される上板部7aと、ブラケット6の対向側板部6b、6cを接触挟持する下向きの対向側板部(図示せず)を有している。ブラケット6の対向側板部6b、6cの内側に両側端が接触するように、筒状部8がアウターコラム4の前方端に一体的に形成してある。
A separate lower bracket 7 is provided on the lower side of the bracket 6 so as to hold the bracket 6. The lower bracket 7 has an
これらロアーブラケット7の対向側板部、ブラケット6の対向側板部6b、6c、および筒状部8には、スペーサ筒9を介して、チルト中心ボルト10が通挿されている。これにより、ロアー側のアウターコラム4は、このチルト中心ボルト10を中心として傾動できるようになっている。なお、図9に示すように、ロアーブラケット7には、二次衝突のコラプス時にチルト中心ボルト10が離脱するための、離脱用オープンスリット7dが形成されている。
A
図8から図10に示すように、ロアー側のアウターコラム4は、アッパーシャフト1とロアーシャフト2との嵌合部をほぼ覆う位置まで後方に延びており、さらにこの嵌合部よりも後方側には、ある長さ範囲にわたりアウタージャケット部4aを一体に有している。
As shown in FIGS. 8 to 10, the
図11に示すように、アウタージャケット部4aには、上方部中央に軸方向のすり割りLが形成され、アッパー側のインナーコラム3を包持してクランプするための一対のクランプ部材12a、12bがアウタージャケットの外周方向へ向けて形成されている。
As shown in FIG. 11, the
クランプ部材12a、12bは、それぞれインナーコラム3の外周面に適合する形状の内周面と、ブラケット6の対向側板部6b、6cの内側に接触する外側面とを有している。クランプ部材12a、12bの内周面は、インナーコラム3の外周面に円周方向180度以上に亘り接触している。
The
一対のクランプ部材12a,12bのすり割りL(隙間)には、ストッパー部材11が挿入されている。図10及び図11に示すように、このストッパー部材11は、クランプ部材12a、12bに各々形成した肩部12c、12dに載置される頭部11aと、インナーコラム3に形成した軸方向長孔3aに係合する下端の軸部11bとから一体的に構成されている。また、このストッパー部材11及びクランプ部材12a、12bには、締付けボルト(案内部材)13が通挿されている。この締付けボルト13のネジ部には、締付けナット14およびロックナット15が螺合している。
A
このように、インナーコラム3の軸方向長孔3aに、一対のクランプ部材12a、12bのすり割りLに挿入したストッパー部材11の軸部11bが係合している。従って、このストッパー部材11は、回転方向(周方向)に対するストッパーとして働き、両コラム3、4は、回転方向に対しては、摩擦のみによる保持だけでなく、このストッパー部材11によって機械的に保持されている。
In this way, the
さらに、テレスコピック摺動時、ストッパー部材11の軸部11bが、インナーコラム3の軸方向長孔3a内を移動することができ、ストッパー部材11の軸部11bが軸方向長孔3aの端部に当接すると、テレスコピック摺動するインナーコラム3のための軸方向に対するストッパーとして働く。
Further, during telescopic sliding, the
また、締付けボルト13の頭部側(図11の左側)には、操作レバー16が取り付けられていると共に、カムロック機構が設けられている。このカムロック機構は、操作レバー16と一体的に回転する第1カム部材17と、この第1カム部材17の回転に伴って、第1カム部材17の山部または谷部に係合しながら軸方向に移動して、ロックまたはロック解除する、非回転の第2カム部材18とから構成されている。
An
なお、第1カム部材17の突起17aが操作レバー16に嵌合していることにより、第1カム部材17は操作レバー16と一体的に回転できるように構成されている。また、第2カム部材18の突起18aが、チルト調整用溝5に嵌合していることにより、第2カム部材18は常時非回転に構成されている。また、ブラケット6のフランジ部6aには、二次衝突のコラプス時の離脱用カプセル19a、19bが設けられている。すなわち、ブラケット6は、離脱用カプセル19a、19bを介して車体に連結されている。
The
以上のように構成しているため、車両衝突時には、アウターコラム4、インナーコラム3、ロアーシャフト2およびアッパシャフト1から成るステアリングシャフト組立体は、ブラケット6とともにロアーブラケット7に対して、車両前方側に移動する。
Because of the above-described configuration, the steering shaft assembly including the
チルト・テレスコピックの締付時には、操作レバー16を一方向に揺動すると、第1カム部材17が同時に回転して、第2カム部材18の谷部から山部に係合し、第2カム部材18が図11の右方に移動して、締付けボルト13により、ブラケット6の対向側板部6b、6cがアウターコラム4を押圧する。
At the time of tilt / telescopic tightening, if the
これにより、これら一対のクランプ部材12a、12bが互いに接近するように移動して、ストッパー部材11を挟持すると共に、アッパー側のインナーコラム3を包持するようにクランプする。
Accordingly, the pair of
一方、チルト・テレスコピックの解除時には、操作レバー16を逆方向に揺動すると、第1カム部材17が同時に回転して、第2カム部材18の山部から谷部に係合し、第2カム部材18が図11の左方に移動して、ブラケット6の対向側板部6b、6cのアウターコラム4への圧接固定を解除し、一対のクランプ部材12a、12bを離間する。
On the other hand, when the tilt / telescopic is released, if the
これにより、チルト調整の場合には、締付けボルト13をチルト調整用溝5に沿って移動し、チルト中心ボルト10を中心として、アウターコラム4およびインナーコラム3を傾動し、ステアリングホイール(図示略)の傾斜角度を所望の角度位置に調整することができる。
Thus, in the case of tilt adjustment, the tightening
テレスコピック調整の場合には、ロアー側のアウターコラム4に対して、アッパー側のインナーコラム3を軸方向に摺動し、ステアリングホイール(図示略)の軸方向位置を所望のテレスコピック位置に調整することができる。
In the case of telescopic adjustment, the upper
このテレスコピック摺動時、ストッパー部材11の軸部11bが、インナーコラム3の軸方向長孔3a内を移動することができ、ストッパー部材11の軸部11bが軸方向長孔3aの端部に当接すると、テレスコピック摺動するインナーコラム3のための、軸方向に対するストッパーとして働く。
During this telescopic sliding, the
このように、アッパー側のインナーコラム3をロアー側のアウターコラム4により直接的にクランプするように構成していることから、ステアリングホイール(図示略)に曲げ荷重が作用した場合(即ち、ステアリングホイール(図示略)が上下方向にこじられた場合)であっても、アッパー側のインナーコラム3は、揺動するように動くことがなく、両コラム3、4の剛性を高くしている。
Since the upper
図12及び図13は、特許文献1のステアリング装置の、テレスコピック締付け時と解除時の、ストッパー部材11とクランプ部材12a、12bの動作を示す説明図である。図12(1)は、テレスコピック締付け時を示し、図12(2)から(4)は、テレスコピック解除時を示す。また、図13(1)は、テレスコピック締付け時を示し、図13(2)は、テレスコピック解除時を示す。
12 and 13 are explanatory views showing the operation of the
図12(1)に示すように、テレスコピック締付け時に、ストッパー部材11の軸部11bとすり割りLとの間に隙間δ1が有るように設定すれば、クランプ部材12a、12bがインナーコラム3を強固にクランプすることができる。しかし、図12(2)に示す、テレスコピック解除時には、ストッパー部材11の軸部11bとすり割りLとの間の隙間がδ2に拡大する。
As shown in FIG. 12A, when the telescopic tightening is set such that there is a gap δ1 between the
その結果として、図12(3)、(4)に示すように、インナーコラム3がストッパー部材11と共に、隙間δ2分だけ反時計方向または時計方向に角度θだけ回転してしまう。そのため、ウインカー等が装着されたコンビネーションスイッチが、インナーコラム3と共に傾いてしまうため、インナーコラム3を元の角度位置に戻す作業が必要となる。
As a result, as shown in FIGS. 12 (3) and 12 (4), the
また、図13(2)に示すように、テレスコピック解除時に、ストッパー部材11の軸部11bとすり割りLとの間に隙間が無いように設定すると、図13(1)に示す、テレスコピック締付け時に、クランプ部材12a、12bがインナーコラム3を強固にクランプする前に、すり割りLがストッパー部材11の軸部11bを噛み込んでしまい、インナーコラム3をクランプする力が不足してしまう。
Further, as shown in FIG. 13 (2), when the telescopic is released, if setting is made so that there is no gap between the
本発明は、テレスコピック解除時のインナーコラムの回転を防止し、かつ、テレスコピック締付け時に、アウターコラムがインナーコラムを強固にクランプすることを可能にしたステアリング装置を提供することを課題とする。 An object of the present invention is to provide a steering device that prevents the inner column from rotating when telescopically released and that enables the outer column to firmly clamp the inner column when telescopically tightened.
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、車体後方側にステアリングホイールを装着したステアリングシャフトを回転可能に軸支するインナーコラム、上記インナーコラムをテレスコピック位置調整可能に内嵌したアウターコラム、上記アウターコラムにすり割りを介して互いに接近離反可能に形成され、上記インナーコラムの外周を包持する包持面を備えた一対のクランプ部材、上記一対のクランプ部材を接近離反させて、上記インナーコラムを上記アウターコラムの包持面でクランプ/アンクランプする締付け装置、上記クランプ部材のすり割りに間隙を有して挿入され、上記インナーコラムに形成した軸方向長溝に係合するストッパー部材、上記ストッパー部材とクランプ部材に各々形成され、上記クランプ部材がインナーコラムをアンクランプした時に係合して、上記クランプ部材に対するストッパー部材の相対移動を阻止すると共に、上記クランプ部材がインナーコラムをクランプした時に離反して、上記クランプ部材に対するストッパー部材の相対移動を許容する係合部を備えたことを特徴とするステアリング装置である。 The above problem is solved by the following means. In other words, the first aspect of the present invention is a method in which an inner column that rotatably supports a steering shaft having a steering wheel mounted on the rear side of the vehicle body, an outer column in which the inner column is fitted so as to be telescopically adjustable, and an outer column. A pair of clamp members formed so as to be able to approach and separate from each other through a split and have a holding surface for gripping the outer periphery of the inner column, the pair of clamp members are moved closer to and away from each other, and the inner column is moved to the outer column Clamping device for clamping / unclamping with the holding surface of the clamp member, a stopper member inserted into the slit of the clamp member with a gap and engaged with an axially long groove formed in the inner column, the stopper member and the clamp member And the clamp member unclamps the inner column. Engagement portion that engages when the stopper member is engaged to prevent relative movement of the stopper member with respect to the clamp member, and separates when the clamp member clamps the inner column to allow relative movement of the stopper member with respect to the clamp member. A steering apparatus characterized by comprising:
第2番目の発明は、第1番目の発明のステアリング装置において、上記係合部は、上記ストッパー部材とクランプ部材に各々形成された凸部であることを特徴とするステアリング装置である。 A second invention is the steering device according to the first invention, wherein the engaging portion is a convex portion formed on each of the stopper member and the clamp member.
第3番目の発明は、第2番目の発明のステアリング装置において、上記クランプ部材の凸部は上記クランプ部材のすり割りの両側に形成されていることを特徴とするステアリング装置である。 A third invention is the steering device according to the second invention, wherein the convex portions of the clamp member are formed on both sides of the slit of the clamp member.
第4番目の発明は、第1番目から第3番目までのいずれかの発明のステアリング装置において、上記ストッパー部材には、上記クランプ部材の接近離反方向に略平行な貫通孔が形成され、該貫通孔に内嵌する案内部材が、上記ストッパー部材を上記クランプ部材の接近離反方向に移動可能に支持することを特徴とするステアリング装置である。 According to a fourth aspect of the present invention, in the steering apparatus according to any one of the first to third aspects, the stopper member is formed with a through hole substantially parallel to the approaching / separating direction of the clamp member. The steering device is characterized in that a guide member fitted in the hole supports the stopper member so as to be movable in the approaching and separating direction of the clamp member.
第5番目の発明は、第4番目の発明のステアリング装置において、上記ストッパー部材の貫通孔には、上記案内部材を上記貫通孔の半径方向外側から貫通孔に挿入可能にするための開口部が形成されていることを特徴とするステアリング装置である。 According to a fifth aspect of the present invention, in the steering device according to the fourth aspect, the through hole of the stopper member has an opening for allowing the guide member to be inserted into the through hole from the radially outer side of the through hole. A steering apparatus characterized by being formed.
本発明のステアリング装置では、クランプ部材がインナーコラムをアンクランプした時に係合して、クランプ部材に対してストッパー部材の移動を阻止すると共に、クランプ部材がインナーコラムをクランプした時に離反して、クランプ部材に対してストッパー部材の移動を許容する係合部を、ストッパー部材とクランプ部材に各々形成している。従って、テレスコピック解除時にはインナーコラムの回転を防止し、かつ、テレスコピック締付け時には、クランプ部材がインナーコラムを強固にクランプすることが可能となる。 In the steering device according to the present invention, the clamp member is engaged when the inner column is unclamped, and the stopper member is prevented from moving with respect to the clamp member, and is separated when the clamp member clamps the inner column. Engaging portions that allow the stopper member to move with respect to the member are formed in the stopper member and the clamp member, respectively. Therefore, the rotation of the inner column can be prevented when the telescopic is released, and the clamp member can firmly clamp the inner column when the telescopic fastening is performed.
* 第1の実施形態
図1は、本発明の第1の実施形態のチルト/テレスコピック式ステアリング装置を示す断面図であって、図9のA−A断面図相当である。以下の説明では、図8から図13で説明した従来技術と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。
* 1st Embodiment FIG. 1: is sectional drawing which shows the tilt / telescopic steering device of the 1st Embodiment of this invention, Comprising: It corresponds to AA sectional drawing of FIG. In the following description, only structural parts different from the prior art described in FIG. 8 to FIG. 13 will be described, and redundant description will be omitted.
図1に示すように、アウターコラム4の周囲には、チルト調整用溝5を有するブラケット6が設けられている。ブラケット6は車体後方側に、車体に接続されるフランジ部6aを有し、全体として下向きに逆U字形状をしており、対向側板部6b、6cを一体に形成している。
As shown in FIG. 1, a bracket 6 having a
アウターコラム4の後方側には、ある長さ範囲にわたりアウタージャケット部4aが一体に形成され、アウタージャケット部4aには、上方部中央に軸方向のすり割りLが形成され、アッパー側のインナーコラム3を包持してクランプするための一対のクランプ部材12a、12bを形成している。
On the rear side of the
クランプ部材12a、12bは、それぞれインナーコラム3の外周面に適合する形状の内周面と、ブラケット6の対向側板部6b、6cの内側に接触する外側面とを有している。クランプ部材12a、12bの内周面は、インナーコラム3の外周面に円周方向180度以上に亘り接触している。
The
一対のクランプ部材12a,12bのすり割りL(隙間)には、ストッパー部材110が挿入されている。このストッパー部材110は、上端に形成された頭部110aと、インナーコラム3に形成した軸方向長溝3bに係合する軸部110bとから一体的に構成されている。軸方向長溝3bは、インナーコラム3の内周側に貫通して形成した長孔でもよい。
A
図1に示すように、頭部110aの下面には、軸部110bの左右両側に、凹部110c、110cと、凸部110d、110dが各々形成されている。また、クランプ部材12a、12bの上面には、すり割りLの左右両側に、凸部120d、120dと、凹部120c、120cが各々形成されている。
As shown in FIG. 1,
そして、ストッパー部材110の凹部110c、110cに、クランプ部材12a、12bの凸部120d、120dが入り込み、クランプ部材12a、12bの凹部120c、120cに、ストッパー部材110の凸部110d、110dが入り込んでいる。凹部110cの図1で左右方向の幅は、凸部120dの左右方向の幅よりも広く形成され、また、凹部120cの図1で左右方向の幅は、凸部110dの左右方向の幅よりも広く形成されている。
The
また、このストッパー部材110の貫通孔110e及びクランプ部材12a、12bには、締付けボルト(案内部材)13が通挿されている。この締付けボルト13のネジ部には、締付けナット14およびロックナット15が螺合している。
A tightening bolt (guide member) 13 is inserted into the through
このように、インナーコラム3の軸方向長溝3bに、一対のクランプ部材12a、12bのすり割りLに挿入したストッパー部材110の軸部110bが係合している。従って、このストッパー部材110は、回転方向(周方向)に対するストッパーとして働き、両コラム3、4は、回転方向に対しては、摩擦のみによる保持だけでなく、このストッパー部材110によって機械的に保持されている。
In this way, the
さらに、テレスコピック摺動時、ストッパー部材110の軸部110bがインナーコラム3の軸方向長溝3b内を移動することができ、ストッパー部材110の軸部110bが軸方向長溝3bの端部に当接すると、テレスコピック摺動するインナーコラム3のための軸方向に対するストッパーとして働く。
Further, when the telescopic sliding is performed, the
また、締付けボルト13の頭部側には、操作レバー16が取り付けられていると共に、カムロック機構が設けてある。このカムロック機構は、操作レバー16と一体的に回転する第1カム部材17と、この第1カム部材17の回転に伴って、第1カム部材17の山部または谷部に係合しながら軸方向に移動して、ロックまたはロック解除する、非回転の第2カム部材18とから構成している。
An
なお、第1カム部材17の突起17aが操作レバー16に嵌合していることにより、第1カム部材17は操作レバー16と一体的に回転できるように構成されている。また、第2カム部材18の突起18aがチルト調整用溝5に嵌合していることにより、第2カム部材18は常時非回転に構成している。また、ブラケット6のフランジ部6aには、二次衝突のコラプス時の離脱用カプセル19a、19bが設けられている。すなわち、ブラケット6は離脱用カプセル19a、19bを介して車体に連結されている。
The
車両衝突時には、アウターコラム4、インナーコラム3、およびアッパシャフト1等から成るステアリングシャフト組立体は、ブラケット6とともに車両前方側に移動する。
At the time of a vehicle collision, the steering shaft assembly including the
チルト・テレスコピックの締付時には、操作レバー16を一方向に揺動すると、第1カム部材17が同時に回転して、第2カム部材18の谷部から山部に係合し、第2カム部材18が図1の右方に移動して、締付けボルト13により、ブラケット6の対向側板部6b、6cがアウターコラム4を押圧する。
At the time of tilt / telescopic tightening, if the operating
これにより、これら一対のクランプ部材12a、12bが互いに接近するように移動して、ストッパー部材110を挟持すると共に、アッパー側のインナーコラム3を包持するようにクランプする。
Accordingly, the pair of
一方、チルト・テレスコピックの解除時には、操作レバー16を逆方向に揺動すると、第1カム部材17が同時に回転して、第2カム部材18の山部から谷部に係合し、第2カム部材18が図1の左方に移動して、ブラケット6の対向側板部6b、6cのアウターコラム4への圧接固定を解除し、一対のクランプ部材12a、12bを離間する。
On the other hand, when the tilt / telescopic is released, if the
これにより、チルト調整の場合には、締付けボルト13をチルト調整用溝5に沿って移動し、アウターコラム4およびインナーコラム3を傾動し、ステアリングホイール(図示略)の傾斜角度を所望の角度位置に調整することができる。
Accordingly, in the case of tilt adjustment, the tightening
テレスコピック調整の場合には、ロアー側のアウターコラム4に対して、アッパー側のインナーコラム3を軸方向に摺動し、ステアリングホイール(図示略)の軸方向位置を所望のテレスコピック位置に調整することができる。
In the case of telescopic adjustment, the upper
このテレスコピック摺動時、ストッパー部材110の軸部110bがインナーコラム3の軸方向長溝3b内を移動することができ、ストッパー部材110の軸部110bが軸方向長溝3bの端部に当接すると、テレスコピック摺動するインナーコラム3のための軸方向に対するストッパーとして働くことができる。
During this telescopic sliding, the
図7−1は、第1の実施形態のステアリング装置の、テレスコピック締付け時と解除時の、ストッパー部材110とクランプ部材12a、12bの動作を示す説明図である。図7−1の(1)は、テレスコピック締付け時を示し、図7−1の(2)は、テレスコピック解除時を示す。
7-1 is explanatory drawing which shows operation | movement of the
図7−1の(1)に示すように、テレスコピック締付け時、ストッパー部材110の軸部110bとすり割りLとの間に隙間δ3が有り、ストッパー部材110の凸部110d、110dが、クランプ部材12a、12bの凹部120c、120cに、左右方向の隙間を有して入り込んでいるため、クランプ部材12a、12bはインナーコラム3を強固にクランプすることができる。
As shown in (1) of FIG. 7A, during telescopic tightening, there is a gap δ3 between the
また、図7−1の(2)に示す、テレスコピック解除時には、ストッパー部材110の軸部110bとすり割りLとの間の隙間がδ4に拡大する。しかし、クランプ部材12a、12bの凸部120d、120dの外側面が、ストッパー部材110の凸部110d、110dの内側面に当接して、クランプ部材12a、12bに対するストッパー部材110の相対移動を阻止するため、インナーコラム3は回転しない。
Further, when the telescopic release shown in (2) of FIG. 7A is performed, the gap between the
このように、アッパー側のインナーコラム3をロアー側のアウターコラム4により直接的にクランプするように構成していることから、ステアリングホイール(図示略)に曲げ荷重が作用した場合(即ち、ステアリングホイール(図示略)が上下方向にこじられた場合)であっても、アッパー側のインナーコラム3は、揺動するように動くことがなく、両コラム3、4の剛性が高くなる。
Since the upper
* 第2の実施形態
次に本発明の第2の実施形態について説明する。図2は本発明の第2の実施形態のチルト/テレスコピック式ステアリング装置を示す斜視図である。図3は図2のB−B断面図である。図4は第2の実施形態のステアリング装置に使用するストッパー部材の斜視図である。以下の説明では、上記実施形態と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。
* 2nd Embodiment Next, the 2nd Embodiment of this invention is described. FIG. 2 is a perspective view showing a tilt / telescopic steering device according to a second embodiment of the present invention. 3 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG. FIG. 4 is a perspective view of a stopper member used in the steering apparatus of the second embodiment. In the following description, only structural parts different from the above embodiment will be described, and redundant description will be omitted.
第2の実施形態は、ステアリングシャフトの心ズレを抑制し、小さな操作力でアウターコラムを効果的に変形させて、インナーコラムを強固にクランプすることができるステアリング装置に適用した例である。 The second embodiment is an example applied to a steering device that suppresses the center deviation of the steering shaft, effectively deforms the outer column with a small operating force, and can firmly clamp the inner column.
すなわち、図2から図4に示すように、第2の実施形態では、車体に対して取り付けられたブラケット6から下方に延びる対向側板部6b、6cの間に、テンション部材22が配置されている。テンション部材22は、左半部22aと右半部22bとから構成され、組み付け状態では、円筒状のアウターコラム4を包囲する矩形状であって、左右に二分割できるようになっている。
That is, as shown in FIGS. 2 to 4, in the second embodiment, the
より具体的には、左半部22aは、左側の対向側板部6bの内側とアウターコラム4の外周との間に上下方向に延びる矩形棒状の連結板221aと、この連結板221aの上下方向の中間位置から、一体的に左方に延びる丸棒状のシャフト部222aで構成されている。また、右半部22bは、右側の対向側板部6cの内側とアウターコラム4の外周との間に上下方向に延びる矩形棒状の連結板221bと、この連結板221bの上下方向の中間位置から右方に延びる丸棒状のシャフト部222bで構成されている。シャフト部222bは連結板221bにねじ込まれて連結されている。
More specifically, the left half portion 22a includes a rectangular bar-shaped connecting
連結板221aと連結板221bとの間の上下両端に、円筒形のスリーブ(案内部材)24、24を挟み込み、連結板221aの上下両端に形成されたネジ孔23、23に螺合させた2本のボルト25、25を用いて締結することで、左半部22aと右半部22bとを一体として、テンション部材22を得ることができる。
Cylindrical sleeves (guide members) 24, 24 are sandwiched between upper and lower ends between the connecting
テンション部材22の連結板221aと連結板221bとの間には、円筒状のアウターコラム4が配置されている。アウターコラム4には、上方部中央及び下方部中央に軸方向のすり割りLが形成され、インナーコラム3を包持してクランプするための一対のクランプ部材12a、12bを形成している。インナーコラム3の中にはアッパーシャフト1が挿通され、図示しない軸受を介してインナーコラム3に対して回転自在に軸支されている。
A cylindrical
クランプ部材12a、12bは、それぞれインナーコラム3の外周面に適合する形状の内周面と、対向側板部6b、6cの内側に接触するフランジ部26a、26bとを有している。
The
クランプ部材12a、12bの下方のすり割りL(隙間)には、図4に示すストッパー部材110が挿入されている。このストッパー部材110の貫通孔110eには、上記した下側のスリーブ(案内部材)24が通挿されている。このストッパー部材110は、第1の実施形態のストッパー部材110と略同一形状を有し、下端に形成された頭部110aと、インナーコラム3に形成した軸方向長溝3bに係合する軸部110bとから一体的に構成されている。
A
図3、図4に示すように、頭部110aの上面には、軸部110bの左右両側に、凹部110c、110cと、凸部110d、110dが各々形成されている。また、クランプ部材12a、12bの下面には、すり割りLの左右両側に、凸部120d、120dと、凹部120c、120cが各々形成されている。
As shown in FIGS. 3 and 4,
そして、ストッパー部材110の凹部110c、110cに、クランプ部材12a、12bの凸部120d、120dが入り込み、クランプ部材12a、12bの凹部120c、120cに、ストッパー部材110の凸部110d、110dが入り込んでいる。凹部110cの図3で左右方向の幅は、凸部120dの左右方向の幅よりも広く形成され、また、凹部120cの図3で左右方向の幅は、凸部110dの左右方向の幅よりも広く形成されている。
The
このように、インナーコラム3の軸方向長溝3bに、クランプ部材12a、12bの下方側のすり割りLに挿入したストッパー部材110の軸部110bが係合しているため、このストッパー部材110は、回転方向(周方向)に対するストッパーとして働き、インナーコラム3は、回転方向に対しては、摩擦のみによる保持だけでなく、このストッパー部材110によって機械的に保持されている。
Thus, since the
また、図2に示すように、インナーコラム3には、インナーコラム3の外周に外嵌し、軸方向長溝3bに係合する、リング状で樹脂製のエネルギー吸収部材27が装着されており、インナーコラム3のテレスコピック摺動時、エネルギー吸収部材27がアウターコラム4の後端面に当接して、テレスコピック摺動するインナーコラム3のための軸方向に対するストッパーとして働く。また、二次衝突時、インナーコラム3が車体前方側にコラプス移動した時に、エネルギー吸収部材27がアウターコラム4の後端面に当接して破断し、衝突時の衝撃エネルギーを吸収する。
As shown in FIG. 2, the
また、図2に示すように、アウターコラム4の車体前方側外周には、電動モータ34と減速機構35で構成される電動アシスト機構が装着されており、アッパーシャフト1に加えられた操舵トルクに対応した補助操舵トルクを付与して、ステアリングホイールの操作力を軽減している。
Further, as shown in FIG. 2, an electric assist mechanism including an
アウターコラム4はチルト中心ボルト10(図2)を支点としてチルト調整可能に支承され、対向側板部6b、6cには、チルト中心ボルト10を中心とする円弧状のチルト調整用溝5、5が形成されている。左側のチルト調整用溝5を貫通して、図3の左側には、連結板221aから一体的に延びるシャフト部222aが挿通され、図3の右側には、右側のチルト調整用溝5を貫通して、連結板221bから延びるシャフト部222bが挿通されている。シャフト部222a、222bの中心軸線は、アッパーシャフト1の中心軸線と略交差(実際に交差もしくは近傍を通過)している。
The
右側のシャフト部222bは、図3で右側のチルト調整用溝5の幅よりも大きな円盤状の頭部223bを有し、連結板221bの外側と頭部223bとの間に、スリーブ28を介して矩形板状の移動歯29が取付けられている。移動歯29の内側面には、紙面に直交する方向に平行に延びる鋸歯状の歯が形成されている。また、対向側板部6cの外側面には、紙面に直交する方向に平行に延びる鋸歯状の固定歯30が形成されており、チルト調整時に固定歯30に移動歯29の歯が噛み合って、チルト位置を保持する。
The
これに対し、左側のシャフト部222aには、突起18aがチルト調整用溝5に係合しているため回転不能となっている第2カム部材18と、第2カム部材18に対向して操作レバー16の端部に取り付けられ、操作レバー16と一体的に回動するようになっている第1カム部材17と、ナット31と操作レバー16の外側との間で挟持された軸受32とが設けられている。
On the other hand, the
対向側板部6b、6cの内側に接触するフランジ部26a、26bは、図2でアウターコラム4の右端側に形成され、アウターコラム4の軸線方向に離間した二カ所に配置されている。軸線方向に離間したフランジ部26a、26bの間に、テンション部材22が配置されている。
The
また、連結板221bの内側面の上下両端近傍と、クランプ部材12bの外周との間には、圧縮バネ33、33が挿入されている。これによって、操作レバー16の締め付けを解除した時に、圧縮バネ33、33の付勢力によって、連結板221bを右方に押圧し、固定歯30と移動歯29の歯との噛み合いを強制的に解除して、チルト調整を円滑に行えるようにしている。
Further, compression springs 33 are inserted between the vicinity of the upper and lower ends of the inner side surface of the connecting
次に、第2の実施形態のステアリング装置の調整動作について説明する。運転者が操作レバー16を締付方向に回動し、第1カム部材17と第2カム部材18の凸部同士が係合し、互いに離隔する方向に力を発生する。このとき、第2カム部材18により押圧された図3で左側の対向側板部6bは右方へ変位する。一方、第1カム部材17により左方に押圧されたシャフト部222aは、テンション部材22を左方へと変位させる。
Next, the adjustment operation of the steering device according to the second embodiment will be described. The driver rotates the
これによりテンション部材22に付与された力は、反対側のシャフト部222bに伝達され、それにより押圧された右側の対向側板部6cは左方へ変位する。これによって、アウターコラム4のフランジ部26a、26bの側部を、対向側板部6b、6cの内側に押し当て、適切な押圧力を付与するため、ブラケット6に対してアウターコラム4は固定され、クランプ部材12a、12bが接近してインナーコラム3の外周を包持し、それによりインナーコラム3のテレスコ方向とチルト方向の変位が阻止される。
As a result, the force applied to the
図7−2は、第2の実施形態のステアリング装置の、テレスコピック締付け時と解除時のストッパー部材110とクランプ部材12a、12bの動作を示す説明図である。図7−2の(1)は、テレスコピック締付け時を示し、図7−2の(2)は、テレスコピック解除時を示す。
7-2 is explanatory drawing which shows operation | movement of the
図7−2(1)に示すように、テレスコピック締付け時、ストッパー部材110の軸部110bと下側のすり割りLとの間に隙間δ3が有り、ストッパー部材110の凸部110d、110dが、クランプ部材12a、12bの凹部120c、120cに左右方向の隙間を有して入り込んでいるため、クランプ部材12a、12bはインナーコラム3を強固にクランプすることができる。
As shown in FIG. 7-2 (1), during telescopic tightening, there is a gap δ3 between the
また、図7−2(2)に示す、テレスコピック解除時には、ストッパー部材110の軸部110bと下側のすり割りLとの間の隙間がδ4に拡大する。しかし、クランプ部材12a、12bの凸部120d、120dの外側面が、ストッパー部材110の凸部110d、110dの内側面に当接して、クランプ部材12a、12bに対するストッパー部材110の相対移動を阻止するため、インナーコラム3は回転しない。
7-2 (2), when the telescopic release is performed, the gap between the
このように、アッパー側のインナーコラム3をロアー側のアウターコラム4により直接的にクランプするように構成していることから、ステアリングホイール(図示略)に曲げ荷重が作用した場合(即ち、ステアリングホイール(図示略)が上下方向にこじられた場合)であっても、アッパー側のインナーコラム3は、若干揺動するように動くことがなく、両コラム3、4の剛性が高くなる。
Since the upper
本実施の第2の実施形態によれば、2つの対向側板部6b、6cの形状・板厚が略等しくなっているため、操作レバー16の締め付け操作によって、対向側板部6b、6cが互いに近接する方向に力を受け、略等しい量で変位する。従って、インナーコラム3は、フランジ部26a、26bにより、図3で左右両側から押圧力を受けて、対向側板部6b、6c間の距離を2分する位置にその中心が一致するように固定される。
According to the second embodiment, since the shape and thickness of the two opposing
それにより、テレスコ方向の変位を阻止しながらも、アッパーシャフト1の心ズレを抑制できることとなる。尚、第2の実施形態では、すり割りLがアウターコラム4の上下に形成されているために、クランプ部材12a、12bが上下均等にインナーコラム3に向かう方向に変位し、操作レバー16の軽い操作で、インナーコラム3を強固にクランプすることが可能となっている。
Thereby, the center shift of the
* 第3の実施形態
次に本発明の第3の実施形態について説明する。図5は本発明の第3の実施形態のチルト/テレスコピック式ステアリング装置を示す斜視図である。図6は第3の実施形態のステアリング装置に使用するストッパー部材の斜視図である。以下の説明では、上記実施形態と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。
* 3rd Embodiment Next, the 3rd Embodiment of this invention is described. FIG. 5 is a perspective view showing a tilt / telescopic steering device according to a third embodiment of the present invention. FIG. 6 is a perspective view of a stopper member used in the steering apparatus of the third embodiment. In the following description, only structural parts different from the above embodiment will be described, and redundant description will be omitted.
第3の実施形態は、ストッパー部材110の形状を変更した変形例であって、ストッパー部材110の製造コストを低減し、かつ、組付けを容易にした例である。すなわち、第1の実施形態及び第2の実施形態では、ストッパー部材110には、締付けボルト(案内部材)13、またはスリーブ(案内部材)24を挿入するための貫通孔110e(図1、図3、図4)が形成されている。
The third embodiment is a modification in which the shape of the
従って、ストッパー部材110を金型あるいは鋳型で成形するためには、貫通孔110eの中心で二分割した型を使用して成形する必要があるため、型の制作費が高くなり、成型時の手順も複雑になるため、ストッパー部材110の製造コストが上昇する。また、ストッパー部材110を組付けるには、図3で、ストッパー部材110の貫通孔110eにスリーブ24を先に組み込んでおいてから、ストッパー部材110をすり割りLに挿入する手順が必要となるため、組付けが難しくなっていた。
Therefore, in order to mold the
第3の実施形態では、貫通孔110eに、ストッパー部材110の頭部110a側に、貫通孔110eの直径と同一幅の開口部110fを形成している。従って、貫通孔110eの中心で二分割した型を使用する必要がなくなるため、型の制作費が安価となり、成型時の手順も簡単になるため、ストッパー部材110の製造コストを削減することが可能となる。また、また、ストッパー部材110を先にすり割りLに挿入しておいてから、開口部110f側から貫通孔110eにスリーブ24を組み込むことができるため、組付けが容易となり、組付け工数を削減することが可能となる。
In the third embodiment, an
上記実施形態のストッパー部材110の材質としては、金属、または合成樹脂等の非金属を採用することができ、さらに、インナーコラムのテレスコピック移動を円滑に案内するために、ストッパー部材110の表面に、低摩擦材をコーティングしてもよい。また、上記実施形態では、チルト/テレスコピック式ステアリング装置に本発明を適用した例について説明したが、テレスコピック位置の調整だけが可能なステアリング装置に適用してもよい。また、上記実施形態では、アウターコラムがロアー側、インナーコラムがアッパー側の配置であったが、アウターコラムをアッパー側、インナーコラムをロアー側の配置にしてもよい。
As a material of the
1 アッパーシャフト
2 ロアーシャフト
3 インナーコラム
3a 軸方向長孔
3b 軸方向長溝
4 アウターコラム
4a アウタージャケット部
5 チルト調整用溝
6 ブラケット
6a フランジ部
6b、6c 対向側板部
7 ロアーブラケット
7a 上板部
7d 離脱用オープンスリット
8 筒状部
9 スペーサ筒
10 チルト中心ボルト
11 ストッパー部材
11a 頭部
11b 軸部
110 ストッパー部材
110a 頭部
110b 軸部
110c 凹部
110d 凸部
110e 貫通孔
110f 開口部
12a、12b クランプ部材
12c、12d 肩部
120d 凸部
120c 凹部
13 締付けボルト
14 締付けナット
15 ロックナット
16 操作レバー
17 第1カム部材
17a 突起
18 第2カム部材
18a 突起
19a、19b 離脱用カプセル
20a、20b 玉軸受
21a、21b Cーリング
22 テンション部材
22a 左半部
22b 右半部
221a、221b 連結板
222a、222b シャフト部
223b 頭部
23 ネジ孔
24 スリーブ
25 ボルト
26a、26b フランジ部
27 エネルギー吸収部材
28 スリーブ
29 移動歯
30 固定歯
31 ナット
32 軸受
33 圧縮バネ
34 電動モータ
35 減速機構
L すり割り
DESCRIPTION OF
Claims (5)
上記インナーコラムをテレスコピック位置調整可能に内嵌したアウターコラム、
上記アウターコラムにすり割りを介して互いに接近離反可能に形成され、上記インナーコラムの外周を包持する包持面を備えた一対のクランプ部材、
上記一対のクランプ部材を接近離反させて、上記インナーコラムを上記アウターコラムの包持面でクランプ/アンクランプする締付け装置、
上記クランプ部材のすり割りに間隙を有して挿入され、上記インナーコラムに形成した軸方向長溝に係合するストッパー部材、
上記ストッパー部材とクランプ部材に各々形成され、上記クランプ部材がインナーコラムをアンクランプした時に係合して、上記クランプ部材に対するストッパー部材の相対移動を阻止すると共に、上記クランプ部材がインナーコラムをクランプした時に離反して、上記クランプ部材に対するストッパー部材の相対移動を許容する係合部を備えたこと
を特徴とするステアリング装置。 An inner column that rotatably supports a steering shaft with a steering wheel mounted on the rear side of the vehicle body,
An outer column in which the inner column can be telescopically adjusted,
A pair of clamp members provided with a holding surface for holding the outer periphery of the inner column;
A clamping device that causes the pair of clamp members to approach and separate from each other and clamps / unclamps the inner column with a holding surface of the outer column;
A stopper member inserted into the slit of the clamp member with a gap and engaged with an axially long groove formed in the inner column;
The stopper member and the clamp member are respectively formed and engaged when the clamp member unclamps the inner column to prevent relative movement of the stopper member with respect to the clamp member, and the clamp member clamps the inner column. A steering apparatus comprising an engaging portion that allows relative movement of the stopper member with respect to the clamp member, sometimes separated from each other.
上記係合部は、上記ストッパー部材とクランプ部材に各々形成された凸部であること
を特徴とするステアリング装置。 The steering apparatus according to claim 1, wherein
The steering device according to claim 1, wherein the engaging portion is a convex portion formed on each of the stopper member and the clamp member.
上記クランプ部材の凸部は上記クランプ部材のすり割りの両側に形成されていること
を特徴とするステアリング装置。 The steering apparatus according to claim 2, wherein
The steering device according to claim 1, wherein the convex portions of the clamp member are formed on both sides of the slit of the clamp member.
上記ストッパー部材には、上記クランプ部材の接近離反方向に略平行な貫通孔が形成され、該貫通孔に内嵌する案内部材が、上記ストッパー部材を上記クランプ部材の接近離反方向に移動可能に支持すること
を特徴とするステアリング装置。 In the steering device according to any one of claims 1 to 3,
The stopper member is formed with a through hole substantially parallel to the approaching / separating direction of the clamp member, and a guide member fitted inside the through hole supports the stopper member so as to be movable in the approaching / separating direction of the clamp member. A steering device characterized by that.
上記ストッパー部材の貫通孔には、上記案内部材を上記貫通孔の半径方向外側から貫通孔に挿入可能にするための開口部が形成されていること
を特徴とするステアリング装置。 The steering apparatus according to claim 4, wherein
The steering device according to claim 1, wherein an opening for allowing the guide member to be inserted into the through-hole from a radially outer side of the through-hole is formed in the through-hole of the stopper member.
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