JP2006094615A - 車輪の転がり検出装置およびこれを搭載する電気自動車並びに車輪の転がり検出方法 - Google Patents

車輪の転がり検出装置およびこれを搭載する電気自動車並びに車輪の転がり検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 電気自動車におけるイグニッションオフの最中の車輪の転がりを適切に検出すると共にこれに適切に対処する。
【解決手段】 イグニッションスイッチ50がオフされたとき、EVECU40は、システムメインリレー28をオフ,逆起電力検出用リレー62をオンしてインバータ26をバッテリ24から遮断して管理用電子制御ユニット70を除いてシステムをシャットダウンすると共にインバータ26にレジスタ64を接続して逆起電力検出回路60を形成する。管理用電子制御ユニット70は、イグニッションスイッチ50がオンされている間に外力を受けてモータ22からインバータ26を介して供給される電力を電流センサ66や電圧センサ68で検出したときにイグニッションスイッチ50がオフにも拘わらず車輪30a,30bが転がっていると判定し、ブレーキ80a,80bで車輪30a,30bをロックさせると共に警告灯82を点灯させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車輪に機械的に接続された回転電機と該回転電機に電力を入出力可能な蓄電手段とを備える電気自動車における前記車輪の転がりを検出する車輪の転がり検出装置およびこれを搭載する電気自動車並びに車輪の転がり検出方法に関する。
従来、この種の車輪の転がり検出装置としては、前輪に動力を出力するエンジンとエンジンにより駆動される発電機と発電機からの電力により駆動されて後輪に動力を出力するモータとを備える電気自動車に搭載され、モータの逆起電力を検出することにより後輪の逆向きの回転を判定するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、車速が値0近傍のときに端子間電圧によりモータが発電状態になっていると判定されたときには、モータへの通電電流かモータの界磁電流を通常時よりも減少させることにより、坂道発進時におけるモータに加わる負荷を軽減している。
特開2004−23887号公報
上述の車輪の転がり検出装置では、イグニッションオフの最中の車輪の転がりについては考慮されていない。例えば、坂道などでニュートラルにシフト操作されている最中にイグニッションオフされた場合や盗難などによりイグニッションオフされているにも拘わらず車両を不正に走行させている場合などイグニッションオフの最中でも車輪が転がる場合が生じるから、これをより適切に検出して適切な対処を行なうことが望ましい。
本発明の車輪の転がり検出装置およびこれを搭載する電気自動車並びに車輪の転がり検出方法は、こうした問題を解決し、電気自動車におけるイグニッションオフの最中の車輪の転がりをより適切に検出することを目的の一つとする。また、本発明の車輪の転がり検出装置およびこれを搭載する電気自動車並びに車輪の転がり検出方法は、電気自動車におけるイグニッションオフの最中の車輪の転がりに対してより適切に対処することを目的の一つとする。
本発明の車輪の転がり検出装置およびこれを搭載する電気自動車並びに車輪の転がり検出方法は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車輪の転がり検出装置は、
車輪に機械的に接続された回転電機と該回転電機に電力を入出力可能な蓄電手段とを備える電気自動車における前記車輪の転がりを検出する車輪の転がり検出装置であって、
イグニッションオフがなされたとき、前記回転電機と前記蓄電手段との電気的な接続を遮断すると共に該回転電機の逆起電力を検出する逆起電力検出回路を形成する逆起電力検出実行手段と、
該逆起電力検出実行手段による逆起電力の検出結果に基づいて前記イグニッションオフの最中の前記車輪の転がりを判定する車輪転がり判定手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の車輪の転がり検出装置では、イグニッションオフがなされたとき、回転電機と蓄電手段との電気的な接続を遮断すると共に回転電機の逆起電力を検出する逆起電力検出回路を形成し、逆起電力の検出結果に基づいてイグニッションオフの最中の車輪の転がりを判定するから、電気自動車におけるイグニッションオフの最中の車輪の転がりをより適切に検出することができる。
こうした本発明の車輪の転がり検出装置において、前記車輪に直接または間接に制動力を出力するブレーキと、前記車輪転がり判定手段により前記イグニッションオフの最中に前記車輪が転がっていると判定されたとき、該車輪に制動がかかるよう前記ブレーキを制御するブレーキ制御手段と、を備えるものとすることもできる。こうすれば、電気自動車におけるイグニッションオフの最中の車輪の転がりに対してより適切に対処することができる。
また、本発明の車輪の転がり検出装置において、前記車輪転がり判定手段により前記イグニッションオフの最中に前記車輪が転がっていると判定されたとき、該判定の結果を報知する報知手段を備えるものとすることもできる。こうすれば、電気自動車におけるイグニッションオフの最中の車輪の転がりに対してより適切に対処することができる。
さらに、本発明の車輪の転がり検出装置において、前記逆起電力検出回路は、抵抗要素と、前記イグニッションオフがなされたときには前記回転電機と前記抵抗要素とを電気的に接続しイグニッションオンがなされたときには前記回転電機と前記抵抗要素とを電気的に遮断する接続遮断手段と、回路内の電流および/または電圧を検出する電流電圧検出手段とを備える回路であり、前記車輪転がり判定手段は、前記電流電圧検出手段により検出された回路内の電流および/または電圧に基づいて前記イグニッションオフの最中の前記車輪の転がりを判定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、より簡易な構成により車輪の転がりを検出することができる。
本発明の電気自動車は、
上述した各態様の本発明の車輪の転がり検出装置、即ち、基本的には、車輪に機械的に接続された回転電機と該回転電機に電力を入出力可能な蓄電手段とを備える電気自動車における前記車輪の転がりを検出する車輪の転がり検出装置であって、イグニッションオフがなされたとき、前記回転電機と前記蓄電手段との電気的な接続を遮断すると共に該回転電機の逆起電力を検出する逆起電力検出回路を形成する逆起電力検出実行手段と、該逆起電力検出実行手段による逆起電力の検出結果に基づいて前記イグニッションオフの最中の前記車輪の転がりを判定する車輪転がり判定手段と、を備える車輪の転がり検出装置を搭載することを要旨とする。
この本発明の電気自動車では、上述した各態様のいずれかの本発明の車輪の転がり検出装置を搭載するから、本発明の車輪の転がり検出装置が奏する効果、例えば、電気自動車におけるイグニッションオフの最中の車輪の転がりをより適切に検出することができる効果や電気自動車におけるイグニッションオフの最中の車輪の転がりに対してより適切に対処することができる効果などを奏することができる。
本発明の車輪の転がり検出方法は、
車輪に機械的に接続された回転電機と該回転電機に電力を入出力可能な蓄電手段とを備える電気自動車における前記車輪の転がりを検出する車輪の転がり検出方法であって、
(a)イグニッションオフがなされたとき、前記回転電機と前記蓄電手段との電気的な接続を遮断すると共に該回転電機の逆起電力を検出する逆起電力検出回路を形成し、
(b)該ステップ(a)による逆起電力の検出結果に基づいて前記イグニッションオフの最中の前記車輪の転がりを判定する
ことを要旨とする。
この本発明の車輪の転がり検出方法によれば、イグニッションオフがなされたとき、回転電機と蓄電手段との電気的な接続を遮断すると共に回転電機の逆起電力を検出する逆起電力検出回路を形成し、逆起電力の検出結果に基づいてイグニッションオフの最中の車輪の転がりを判定するから、電気自動車におけるイグニッションオフの最中の車輪の転がりをより適切に検出することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態としての車輪の転がり検出装置を搭載する電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例の電気自動車20は、図示するように、車輪30a,30bにデファレンシャルギヤ32を介して機械的に接続されたモータ22と、インバータ26を介してモータ22と電力をやり取り可能なバッテリ24と、バッテリ24とインバータ26とを電気的に接続および遮断するシステムメインリレー28と、車両の駆動系をコントロールするEV用電子制御ユニット(以下、EVECUと呼ぶ)40と、システムメインリレー28がオフされたときにオンされる逆起電力検出用リレー62によりインバータ26の正極母線と負極母線とに電気的に接続されてモータ22の逆起電力を検出する逆起電力検出回路60と、EVECU40と共に逆起電力検出回路60を管理する管理用電子制御ユニット70とを備える。
モータ22は、図示しないが永久磁石が貼り付けられたロータと三相コイルが巻回されたステータとを備えるPM型の同期発電電動機として構成されている。インバータ26は、図示しないが6個のトランジスタと各トランジスタに逆並列接続された6個のダイオードとにより構成されており、6個のトランジスタをスイッチング制御することによりバッテリ24からの直流電力を三相交流電力に変換してモータ22に供給できると共に外力によりモータ22で発電された電力をダイオードで整流してバッテリ24側に供給できるようになっている。
EVECU40は、図示しないがCPUを中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に処理プログラムを記憶するROMと、データを一時的に記憶するRAMと、入出力ポートおよび通信ポートとを備える。このEVECU40には、モータ22のロータの回転位置を検出する回転位置検出センサ34からの回転位置やイグニッションスイッチ50からのイグニッション信号,シフトレバー51の操作位置を検出するシフトポジションセンサ52からのシフトポジション,アクセルペダル53の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ54からのアクセルペダルポジション,ブレーキペダル55の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ56からのブレーキペダルポジション,車速センサ58からの車速などが入力ポートを介して入力されている。また、EVECU40からは、システムメインリレー28や逆起電力検出用リレー62への駆動信号やインバータ26のトランジスタへのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。また、EVECU40は、管理用電子制御ユニット70と通信ポートを介して通信しており、各種データのやり取りを行なっている。
EVECU40は、イグニッションスイッチ50がオンされたとき、システムメインリレー28をオンすると共に逆起電力検出用リレー62をオフして車両を走行可能な状態とするようシステムを起動する処理を行なう。システムが起動されて車両が走行可能な状態に至ると、シフトレバー51が走行可能なポジション(ドライブレンジやリバースレンジなど)に操作されているときにアクセルペダルポジションセンサ54からのアクセルペダルポジションや車速センサ58からの車速に基づいて要求トルクを設定し、設定した要求トルクがモータ22から出力されるよう回転位置検出センサ34により検出されたモータ22の回転位置に基づいてインバータ26のトランジスタをスイッチング制御する。また、EVECU40は、イグニッションスイッチ50がオフされたとき、システムメインリレー28をオフすると共に逆起電力検出用リレー62をオンして管理用電子制御ユニット70を除いてシステム全体をシャットダウンする処理を行なう。
逆起電力検出回路60は、イグニッションスイッチ50がオフされている最中にモータ22からの逆起電力を検出可能な回路として構成されており、前述した逆起電力検出用リレー62と、逆起電力検出用リレー62を介してインバータ26の正極母線と負極母線とに電気的に接続されたレジスタ64と、回路内の電流を検出する電流センサ66と、レジスタ64の端子間電圧を検出する電圧センサ68とを備える。
管理用電子制御ユニット70は、CPU72を中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他の処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。この管理用電子制御ユニット70には、電流センサ66からの電流Iや電圧センサ68からの端子間電圧V,イグニッションスイッチ50からのイグニッション信号などが入力ポートを介して入力されており、管理用電子制御ユニット70からは、車輪30a,30bに取り付けられたブレーキ80a,80bを駆動する図示しないアクチュエータへの駆動信号や警告灯82への点灯信号などが出力ポートを介して出力されている。
次に、こうして構成された実施例の電気自動車20の動作、特に、イグニッションスイッチ50がオフされている最中に車輪30a,30bの転がりを検出する際の動作について説明する。図2は、実施例の電気自動車20の管理用電子制御ユニット70により実行されるイグニッションオフ時車輪転がり検出処理の一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば、20msec毎)に繰り返し実行される。
イグニッションオフ時車輪転がり検出処理が実行されると、管理用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、イグニッション信号を入力し(ステップS100)、入力したイグニッション信号がオフであるか否かを調べる(ステップS110)。イグニッション信号がオフでないと判定すなわちオンと判定されたときには、モータ22の逆起電力を検出する時期にないと判断し、何もせずに本ルーチンを終了する。
イグニッション信号がオフと判定されると、次に、電流センサ66からの電流Iや電圧センサ68からの端子間電圧Vを入力し(ステップS120)、入力した電流Iと所定電流Irefとを比較すると共に入力した端子間電圧Vと所定電圧Vrefとを比較する(ステップS130)。イグニッションスイッチ50がオフされているときにはバッテリ24とインバータ26との接続が遮断されていると共にレジスタ64とインバータ26とが接続されているから、車輪30a,30bが転がってモータ22に逆起電力が生じると、モータ22で生じた逆起電力はインバータ26のダイオードを介して逆起電力検出回路60内のレジスタ64に供給されることになる。したがって、電流Iや端子間電圧Vを調べれることにより、モータ22に逆起電力が生じているか否かを判定することができる。即ち、車輪30a,30bの転がりを検出することができるのである。ここで、所定電流Irefと所定電圧Vrefは、モータ22に逆起電力が生じているか否かを判定するための閾値であり、モータ22やレジスタ64などにより定められる。電流Iが所定電流Iref未満で且つ端子間電圧Vが所定電圧Vref未満と判定されたときには、モータ22に逆起電力は生じていないと判断し、何もせずに本ルーチンを終了する。
電流Iが所定電流Irefよりも大きいと判定されたり端子間電圧Vが所定電圧Vrefよりも大きいと判定されたときには、イグニッションスイッチ50がオフされているにも拘わらず車輪30a,30bが転がっている状態にあると判断して、転がっている車輪30a,30bがロックされるようブレーキ80a,80bのアクチュエータを駆動制御すると共に(ステップS140)、警告灯82を点灯させて(ステップS150)、本ルーチンを終了する。なお、イグニッションスイッチ50がオフされているにも拘わらず車輪30a,30bが転がっている状態は、坂道などでシフトレバー51をニュートラルポジションにしているときにイグニッションスイッチ50をオフした状態や盗難などでイグニッションスイッチ50をオンすることなく不正にシステムを起動させて車両を走行させている状態などを挙げることができる。
以上説明した実施例の電気自動車20によれば、イグニッションスイッチ50がオフされたときにシステムメインリレー28をオフすると共に逆起電力検出用リレー62をオンしてインバータ26からバッテリ24を遮断すると共にインバータ26にレジスタ64を接続して逆起電力検出回路60を形成し、車輪30a,30bに機械的に接続されたモータ22からの逆起電力を逆起電力検出回路60により検出して車輪30a,30bの転がりを検出するから、イグニッションスイッチ50がオフされている最中の車輪30a,30bの転がりをより適切に検出することができる。しかも、車輪30a,30bの転がりが検出されたときにブレーキ80a,80bにより車輪30a,30bをロックすると共に警告灯82を点灯させるから、予期しない車両の移動を抑制したり盗難などに対するセキュリティを確保したりすることができ、イグニッションスイッチ50がオフされている最中の車輪30a,30bの転がりに対してより適切に対処することができる。
実施例の電気自動車20では、電流センサ66と電圧センサ68の両方によりイグニッションスイッチ50がオフされている最中に車輪30a,30bが転がっているか否かを判定するものとしたが、電流センサ66と電圧センサ68のいずれか一方によりイグニッションスイッチ50がオフされている最中に車輪30a,30bが転がっているか否かを判定するものとしてもよい。
実施例の電気自動車20では、イグニッションスイッチ50がオフされている最中に車輪30a,30bが転がっていると判定されたとき、車輪30a,30bに取り付けられたブレーキ80a,80bにより車輪30a,30bをロックするものとしたが、車両の移動を抑制できれば、必ずしも車輪30a,30bに取り付ける必要はなく車輪30a,30bとは異なる車輪に取り付けてもよいし、車輪に機械的に接続された他の如何なる部位に取り付けるものとしてもよい。また、車両の移動を抑制できればよいから、車輪を完全にロックしないものとしても差し支えない。
実施例の電気自動車20では、イグニッションスイッチ50がオフされている最中に車輪30a,30bが転がっていると判定されたとき、警告灯82を点灯させるものとしたが、運転者に注意を促すことができれば、これに限られず、警告音の発生など他の如何なる手段を用いるものとしてもよい。
実施例では、モータ22のみを動力源として備える通常の電気自動車20に適用して説明したが、車輪に機械的に接続されると共にリレーを介してバッテリなどの蓄電装置に接続された発電可能なモータを備える電気自動車であれば、モータの他にエンジンを動力源として備えるハイブリッド型の電気自動車に適用するものとしてもよい。例えば、図3の変形例の電気自動車120に示すように、モータ22を車輪30a,30bに機械的に接続すると共に遊星歯車機構135を介して車輪30a,30bにエンジン140とモータ130とを接続したハイブリッド型の電気自動車120に適用するものとしてもよいし、図4の変形例の電気自動車120Bに示すように、図3の電気自動車120の構成に加えて車輪30a,30bとは異なる車輪30c,30dにモータ22Bを接続するものとしてもよいし、図5の変形例の電気自動車220に示すように、エンジン240のクランクシャフトに接続されたインナーロータ232と車輪30a,30bに機械的に接続されたアウターロータ234とを有し電磁的な作用により両ロータを相対的に回転させる対ロータ電動機230を備えるものとしてもよい。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、自動車産業に利用可能である。
本発明の一実施形態としての車輪の転がり検出装置を搭載する電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。 実施例の電気自動車20の管理用電子制御ユニット70により実行されるイグニッションオフ時車輪転がり検出処理の一例を示すフローチャートである。 変形例の電気自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例の電気自動車120Bの構成の概略を示す構成図である。 変形例の電気自動車220の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120,120B,220 電気自動車、22,130 モータ、24 バッテリ、26 インバータ、28 システムメインリレー、30a,30b,30c,30d 車輪、32 デファレンシャルギヤ、34 回転位置検出センサ、40 EV用電子制御ユニット(EVECU)、50 イグニッションスイッチ、51 シフトレバー、52 シフトポジションセンサ、53 アクセルペダル、54 アクセルペダルポジションセンサ、55 ブレーキペダル、56 ブレーキペダルポジションセンサ、58 車速センサ、60 逆起電力検出回路、62 逆起電力検出用リレー、64 レジスタ、66 電流センサ、68 電圧センサ、70 管理用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80a,80b ブレーキ、82 警告灯、135 遊星歯車機構、140,240 エンジン、230 対ロータ電動機、232 インナーロータ、234 アウターロータ。

Claims (6)

  1. 車輪に機械的に接続された回転電機と該回転電機に電力を入出力可能な蓄電手段とを備える電気自動車における前記車輪の転がりを検出する車輪の転がり検出装置であって、
    イグニッションオフがなされたとき、前記回転電機と前記蓄電手段との電気的な接続を遮断すると共に該回転電機の逆起電力を検出する逆起電力検出回路を形成する逆起電力検出実行手段と、
    該逆起電力検出実行手段による逆起電力の検出結果に基づいて前記イグニッションオフの最中の前記車輪の転がりを判定する車輪転がり判定手段と、
    を備える車輪の転がり検出装置。
  2. 請求項1記載の車輪の転がり検出装置であって、
    前記車輪に直接または間接に制動力を出力するブレーキと、
    前記車輪転がり判定手段により前記イグニッションオフの最中に前記車輪が転がっていると判定されたとき、該車輪に制動がかかるよう前記ブレーキを制御するブレーキ制御手段と、
    を備える車輪の転がり検出装置。
  3. 前記車輪転がり判定手段により前記イグニッションオフの最中に前記車輪が転がっていると判定されたとき、該判定の結果を報知する報知手段を備える請求項1または2記載の車輪の転がり検出装置。
  4. 請求項1ないし3いずれか記載の車輪の転がり検出装置であって、
    前記逆起電力検出回路は、抵抗要素と、前記イグニッションオフがなされたときには前記回転電機と前記抵抗要素とを電気的に接続しイグニッションオンがなされたときには前記回転電機と前記抵抗要素とを電気的に遮断する接続遮断手段と、回路内の電流および/または電圧を検出する電流電圧検出手段とを備える回路であり、
    前記車輪転がり判定手段は、前記電流電圧検出手段により検出された回路内の電流および/または電圧に基づいて前記イグニッションオフの最中の前記車輪の転がりを判定する手段である
    車輪の転がり検出装置。
  5. 請求項1ないし4いずれか記載の車輪の転がり検出装置を搭載する電気自動車。
  6. 車輪に機械的に接続された回転電機と該回転電機に電力を入出力可能な蓄電手段とを備える電気自動車における前記車輪の転がりを検出する車輪の転がり検出方法であって、
    (a)イグニッションオフがなされたとき、前記回転電機と前記蓄電手段との電気的な接続を遮断すると共に該回転電機の逆起電力を検出する逆起電力検出回路を形成し、
    (b)該ステップ(a)による逆起電力の検出結果に基づいて前記イグニッションオフの最中の前記車輪の転がりを判定する
    車輪の転がり検出方法。
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