JP2006093810A - 画像読取装置、画像読取方法、画像読取プログラム、複写装置、複写装置の制御方法、複写装置の制御プログラム - Google Patents

画像読取装置、画像読取方法、画像読取プログラム、複写装置、複写装置の制御方法、複写装置の制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2006093810A
JP2006093810A JP2004273372A JP2004273372A JP2006093810A JP 2006093810 A JP2006093810 A JP 2006093810A JP 2004273372 A JP2004273372 A JP 2004273372A JP 2004273372 A JP2004273372 A JP 2004273372A JP 2006093810 A JP2006093810 A JP 2006093810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
reading
type
image data
determination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004273372A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006093810A5 (ja
Inventor
Kazumi Yamada
和美 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2004273372A priority Critical patent/JP2006093810A/ja
Priority to US11/216,062 priority patent/US7672533B2/en
Publication of JP2006093810A publication Critical patent/JP2006093810A/ja
Publication of JP2006093810A5 publication Critical patent/JP2006093810A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V30/00Character recognition; Recognising digital ink; Document-oriented image-based pattern recognition
    • G06V30/40Document-oriented image-based pattern recognition
    • G06V30/41Analysis of document content
    • G06V30/413Classification of content, e.g. text, photographs or tables
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00795Reading arrangements
    • H04N1/00798Circuits or arrangements for the control thereof, e.g. using a programmed control device or according to a measured quantity
    • H04N1/00819Self-calibrating reading means
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40062Discrimination between different image types, e.g. two-tone, continuous tone
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/0077Types of the still picture apparatus
    • H04N2201/0091Digital copier; digital 'photocopier'
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/04Scanning arrangements
    • H04N2201/0402Arrangements not specific to a particular one of the scanning methods covered by groups H04N1/04 - H04N1/207
    • H04N2201/0416Performing a pre-scan

Abstract

【課題】 大きな容量のデータに基づいて画像の種類を判定するとその処理負担が大きくなってしまう。また、印刷対象となる画像データを読取装置にて取得した後に画像処理を実施するのでは、画像の種類に応じた読取を実施することができない。
【解決手段】 画像が記録された記録媒体から画像を読み取って画像データを生成する画像読取装置を制御するにあたり、上記画像読取装置を制御して第1の読取解像度で画像を読み取らせた第1画像データを取得し、同第1画像データに基づいて画像の種類を判定し、上記画像読取装置を制御して第2の読取解像度で画像を読み取らせるにあたり、上記画像判定工程における判定結果が示す画像の種類に応じた画像取得条件で第2画像データを取得する。
【選択図】 図5

Description

本発明は画像読取装置、画像読取方法、画像読取プログラム、複写装置、複写装置の制御方法、複写装置の制御プログラムに関する。
複写装置等において、原稿画像を読み取って画像のデジタルデータを作成するにあたり、画像から文字部分と写真部分とを判別し、その判別結果に基づいて各部分に対応した画像処理を施す処理が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2004−104662号公報
複写装置において、画像処理は印刷を実行するために行われ、高品質の印刷を実行するためには高解像度で読取を行った画像データが必要になる。しかし、高解像度で読取を行った画像データはそのデータ容量が大きく、大きな容量のデータに基づいて画像の種類を判定するとその処理負担が大きくなってしまう。また、印刷対象となる画像データを読取装置にて取得した後に画像処理を実施するのでは、画像の種類に応じた読取を実施することができない。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、高速に画像の種類を判定可能であり、また、画像の読取に際して画像の種類に応じた画像処理を実施可能な画像読取装置、画像読取方法、画像読取プログラム、複写装置、複写装置の制御方法、複写装置の制御プログラムの提供を目的とする。
上記目的の少なくとも一つを達成するため、本発明では、2回の読取を行うこととし、第1の読取解像度で読み取った第1画像データに基づいて画像の種類を判定する。そして、判定した画像の種類に応じた画像取得条件で第2画像データを取得する。すなわち、第2画像データを取得する前に画像を読み取って、画像の種類を判定しているので、第2画像データを取得する際にその画像の種類に応じた条件を設定することができる。従って、画像の種類毎に好ましい状態で画像データを取得することができる。
画像読取手段においては、画像が記録された記録媒体から画像を読み取り、当該画像を示す画像データを取得することができればよい。従って、各種スキャナを採用可能であり、紙原稿を読み取るスキャナの他、他の媒体、例えば、記録メディアやフィルムを読み取るスキャナであっても良い。
画像判定手段は、画像の種類を判定することができればよく、画像の特徴を示す特徴量に所定の基準を設定しておき、第1画像データに基づいて計算した特徴量がこの基準を満たすか否かによって画像の種類を判定すればよい。すなわち、予め画像の種類毎に特徴量がどのような挙動になるかを把握しておき、当該特徴量について基準を設定することによって画像の種類を区別することができればよい。
また、画像の種類は、画像に共通の内容が含まれるか否かによって分類することができればよい。すなわち、少なくとも第1の種類と第2の種類とで画像の内容が異なると分類することができればよい。例えば、文字や線,模様等の人工的に作成された画像を含む画像と木や山、建物等の風景を撮像した写真等の自然画を含む画像とを異なる種類に分類することができる。双方を含む場合は、どちらの種類により近いかによって分類しても良い。
読取制御手段においては、画像読取手段を制御して第2の読取解像度で第2画像データを取得するにあたり、上記判定結果が示す画像の種類に応じた画像取得条件で画像を読み取らせることができればよい。ここで、画像の種類に応じた画像取得条件で画像を読み取らせる処理には、画像の種類に応じた画像処理を実施することも含む。例えば、一般のスキャンにおいては、画像データを生成する際にトーンカーブによって階調を変化させたり、シャープネス強調処理を行って高画質の画像を生成することがあり、これらの画像処理の適用程度が異なれば、画像取得条件が異なると言える。
そこで、画像の種類に応じてこのような画像処理を実施することにより、画像の種類毎に最適な画像処理を適用し、高画質の画像データを得ることができる。むろん、ここでは、画像の種類に応じた条件で画像を取得することができれば良く、画像読取装置においてセンサの感度や光源の発光強度を調整可能に構成し、画像の種類に応じてこれらセンサの感度や光源の発光強度を調整しても良い。また、読取解像度を画像の種類に応じて変更しても良い。
いずれにしても、本発明においては、2度の読取を行い、1回目の読取結果に基づいて画像の種類を判定しているので、高画質の印刷等を行うために大きな容量のデータが必要であったとしても、画像の判定を行うための第1画像データに大容量のデータは必要ない。従って、画像の判定は高速に実施可能である。高画質の画像を印刷する必要があるならば、必要に応じて第2画像データの解像度を高解像度にすればよいので、本発明によれば、高速な画像の種類の判定と高画質な画像の生成を同時に実現することができる。
特に、画像読取装置においてプレビュースキャンを実施可能に構成する場合があり、このような場合に本発明を適用するのが好ましい。すなわち、プレビュースキャンは通常、本スキャンより低い解像度で実施されるので、プレビュースキャンによるデータを第1画像データとし、本スキャンによるデータを第2画像データとすることにより、過度に大容量のデータを用いずに画像の種類を判定することができる。
尚、画像の種類を人工的に作成された画像を含む画像の種類と自然画を含む画像の種類とで区別すると、読取制御手段において画像の種類に応じた処理をする上でも好ましい。すなわち、人工的に作成された画像を含む画像の種類の典型は、白地に黒や高彩度の色の線、模様が形成された画像であり、白地部位に細かい階調表現は不要であり、黒の文字について細かい階調表現が不要である場合が多い。
一方、自然画において、高画質の画像を求めるには、高輝度域と低輝度域との双方で、できるだけ階調のつぶれ(本来輝度が異なる画素が同じ輝度で表現されている状態)が少ないことが好ましい。従って、双方の画像の種類では目的とする画像処理が異なる。そこで、両者を区別することができれば、画像の種類毎に適切な画像処理を適用することが可能になる。
この様な区別の結果は、第2画像データを構成する複数の色成分に対して所定の変化度合いで色成分を変化させる画像処理に反映させるのが好ましい。すなわち、複数の色成分を所定の変化度合いで変化させると、元の画像データの階調表現を変化させることになる。特に、最高輝度含む高輝度域と最低輝度を含む低輝度域とを一部無視して色成分を変化させたり、入出力特性を略S字状に定義した入出力変換を行うことによってコントラスト強調を実施可能である。
このような処理をするに際しては、上述のように人工的に作成された画像と自然画とで階調のつぶれの許容度が異なるため、コントラスト強調の程度、すなわち、色成分の変化度合いを画像の種類毎に変化させることが好ましい。この結果、画像の種類に応じて適切な画像処理を実施することが可能になる。
また、画像判定手段において、画像を区別した後、さらに詳細なサブ分類に分類しても良い。すなわち、画像の種類としてはある種類と他の種類が区別できるとしても、それぞれの画像の種類内で比較すると、同じ種類に分類されても異なる画像取得条件で第2画像データを取得することが好ましい場合もある。この場合、同じ画像の種類をさらに詳細なサブ分類に分類すれば、読取制御手段において、サブ分類毎に画像取得条件を設定して第2画像データを取得することができる。この結果、より的確に画像に応じた処理を行うことができる。
尚、上述のように人工的に作成された画像と自然画とで画像の種類を区別している場合は、人工的に作成された画像を含む画像の種類をさらに詳細なサブ分類に分類し、自然画を含む画像の種類をさらに詳細なサブ分類に分類する。サブ分類に分類する際の考え方としては種々の考え方を採用することができるが、例えば、画像内で特定の色が偏在しているか否かや画像全体の明るさに応じてサブ分類を決定することができる。
また、画像判定手段においては、一つの基準によって画像の種類を判定しても良いが、より正確に判定を行うため、一回判定を行った後再チェックを行っても良い。すなわち、上記第1画像データが示す画像の種類が第1の種類であるか否かを判定し、さらにその画像が第2の種類であるか否かを判定する。この結果、実際は第2の種類である画像について、一回目の判定で第1の種類であると誤判定したとしても二回目の判定によって第2の種類であるか否か判定しているので、誤判定を低減することができる。
また、実際は第1の種類である画像について、一回目の判定で第1の種類でないと誤判定したとしても、二回目の判定によって第2の種類であるか否か判定しているので、ここで、第2の種類であると判定されないことによって第1の種類であるとすれば、誤判定を低減することができる。尚、第1の種類であるか否かを判定する基準と第2の種類であるか否かを判定する基準とは異なる基準であるので、2回判定を行うことが非常に有効である。
ところで、上述した画像読取装置は、単独で実施される場合もあるし、ある機器に組み込まれた状態で他の方法とともに実施されることもあるなど、発明の思想としては各種の態様を含むものであって、適宜、変更可能である。また、上述したように一回目の読取で画像の種類を判定し、二回目の読取で画像取得条件を設定する手法は、所定の手順に従って処理を進めていくうえで、その根底にはその手順に発明が存在するということは当然である。したがって、本発明は方法としても適用可能であり、請求項7にかかる発明においても、基本的には同様の作用となる。本発明を実施しようとする際に、各種装置にて所定のプログラムを実行させる場合もある。本発明は、そのプログラムとしても適用可能であり、請求項8にかかる発明においても、基本的には同様の作用となる。
また、上記画像読取装置、その制御方法、プログラムを利用して取得した第2画像データに基づいて印刷を行う複写装置としても本発明は機能する。すなわち、画像の種類に応じて適切な条件で読み取られた第2画像データを生成することができるので、請求項9〜請求項11のように高画質の複写を実施することが可能な複写装置、その制御方法、プログラムを提供することができる。
むろん、請求項2〜請求項6に記載された構成を上記方法やプログラムに対応させることも可能である。また、いかなる記憶媒体もプログラムを提供するために使用可能である。例えば、磁気記録媒体や光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。また、一部がソフトウェアであって、一部がハードウェアで実現される場合においても本発明の思想において全く異なるものではなく、一部を記録媒体上に記録しておいて必要に応じて適宜読み込む形態のものも含まれる。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)複写装置の構成:
(2)複写処理:
(2−1)判定処理:
(2−2)カット値決定処理:
(3)他の実施形態:
(1)複写装置の構成:
図1は、本発明にかかる画像読取装置を適用した複写装置10を示す図である。同図1(a)は複写装置10の概略構成図であり、同図1(b)は複写装置の外形を示した図である。同図に示すように、本発明の一実施形態に係る複写装置10は、スキャナ20とプリンタ40とそれらに接続されたコピー操作ユニット30とによって構成されている。
図2はスキャナ20のブロック図である。スキャナ20は、ADF(Auto Document Feeder)にセットされている原稿を原稿読取部に搬送し、その原稿上の画像を読みとる装置である。このとき、読みとった画像は画像データによって表現される。本実施形態における画像データでは、複数の画素によって画像を構成するとともに画素毎にRGB(レッド、グリーン、ブルー)の各色濃度を256階調で階調表現している。スキャナ20は、CPU21,RAM22,ROM23を備えており、CPU21はRAM22をワークメモリとしながらROM23に格納された制御プログラムを実行する。これにより、スキャナ20における読取動作を実現する。
具体的には、読取部24aが原稿に光を照射する光源(LED等)とその反射光を検出するセンサ(CCD等)と原稿の搬送機構とを備えており、CPU21はデバイスコントローラ24を介して当該読取部24aを制御する。これにより、原稿の搬送および原稿上に記録された内容のデジタルデータ化が行われる。すなわち、RGB毎の画像データが生成される。インタフェイス25は、接続線を介してコピー操作ユニット30へ各種データを送信するインタフェイスであり、上記CPU21の処理によって画像データを送信したり、コピー操作ユニット30からの指示を受け取るなどの処理を行う。
また、CPU21によって読み取りを行う際には、本発明にかかる画像判定処理を含むスキャン制御プログラム21aを実施する。図2においては、このスキャン制御プログラム21aの機能ブロック図を左側に示しており、同図に示すようにこのプログラムは画像読取部21bと第1判定部21cと第2判定部21dと画像処理部21eとを備えている。
画像読取部21bは、上記デバイスコントローラ24を介して読取部24aを制御する処理を担い、後述するコピー操作ユニット30から指示される読取解像度によって原稿台上の原稿に記載された画像の画像データを取得する。読取解像度は各種の解像度を設定可能であり、本実施形態においては、一回の複写に際してプレビュースキャンと本スキャンとの2回のスキャンを行う。ここで、プレビュースキャンは本スキャンより低解像度であり、高速に処理が完了する。本スキャンは画像を印刷する際の元データを生成するスキャンである。
また、本実施形態においては、当該プレビュースキャンによって得られた画像データ(プレビューデータ)から第1判定部21cと第2判定部21dとの処理によって複写対象の画像を切り出すとともにその画像の種類およびサブ分類を判定する。従って、本実施形態においては画像読取部21bとデバイスコントローラ24と読取部24aとが上記画像読取手段に相当し、第1判定部21cと第2判定部21dとが上記画像判定手段に相当する。尚、本実施形態において、第1判定部21cは画像の種類が文字(人工的に作成された線や模様等画像を含むが、ここでは文字と呼ぶ)を含む種類であるか否かを判定し、第2判定部21dは画像の種類が写真(自然画)を含む種類であるか否かを判定する。
第2判定部21dは、第1判定部21cによって文字を含む画像の種類であると判定されなかった画像が写真であるか否か判定するとともに、第1判定部21cによって文字を含む画像の種類であると判定された画像であってもその種類が写真であるか否かを再チェックする。従って、第1判定部21cによって文字を含むとされなかった判定が誤判定であってもその画像が真に写真を含むか否か判定し、より正確な判定を行うことができる。また、第1判定21cによって文字を含むとされた判定が誤判定であってもその画像が真に写真ではなかったのか判定し、より正確な判定を行うことができる。
第1判定部21cにおいては、文字を含む画像であっても色かぶりをしている画像であるか否かによってさらに画像をサブ分類に分類し、第2判定部21dにおいては、写真を含む画像であっても画像全体の明るさの程度に応じてさらに画像をサブ分類に分類する。
画像処理部21eは、本スキャンによって生成された画像データ(本スキャンデータ)に対して、コントラスト強調処理およびシャープネス強調処理を実施する。このとき、画像処理部21eは、上記第1判定部21cと第2判定部21dとによって判定された各サブ分類に適した画像処理を行う。画像処理後のデータは、インタフェイス25を介してプリンタ40に受け渡される。
尚、本実施形態においては、当該画像処理後のデータが上記第2画像データに相当し、画像処理部21eによる処理が上記読取制御手段に相当する。すなわち、読取部24aによる読取結果を画像読取部21bにて取得し、取得結果に対してコントラスト強調処理やシャープネス強調処理をしているとしても、画像処理部21eによって第2画像データが得られるという結果から見れば、異なる画像取得条件によって第2画像データが得られたと考えることもできる。つまり、一旦読取を行った後の画像処理は画像取得条件に含まれるし、読取前の設定(例えば、CCDの感度や読取解像度等)も画像取得条件に含まれる。
上記ROM23には、画像の種類の判定と画像処理を行う際に必要なデータが予め記録されている。すなわち、第1判定部21cと第2判定部21dとは後述するように各種閾値を利用して判定を行うようになっており、この閾値を示す閾値データがROM23に記録されている。また、画像処理部21eがコントラスト強調を行う際にシャドウ部においてカット値より小さな階調値域とハイライト部でカット値より大きな階調値域を無視するが、このカット値を算出するためのパラメータであって予めサブ分類毎に決められたカットパラメータがROM23に記録されている。
図3はコピー操作ユニット30のブロック図である。コピー操作ユニット30は、スキャナ20と同様にCPU31,RAM32,ROM33のプログラム実行環境を備えており、CPU31は、RAM32をワークメモリとしながらROM33に格納された制御プログラムを実行する。コピー操作ユニット30は、ユーザに対してコピー条件等を提示し、また、ユーザからの操作を受け付ける処理を担う。
このために、原稿種別や印刷用紙の大きさなどユーザに情報を提供する表示部34(LCD等)とユーザ所望の情報を入力するための操作部35(押しボタンやタッチパネル等)とを備えている。CPU31は、これら表示部34や操作部35に対する制御を行って、利用者に必要な情報を提供するとともに解像度の指定や複写開始指示等を受け取る処理を行う。得られた指示等はスキャナ20やプリンタ40に出力される。
図4は、プリンタ40のブロック図である。同図において、CPU41は、RAM42をワークメモリとして使用しながらROM43に格納された制御プログラムを実行する。また、所定の画像処理は画像処理部44(カスタムIC等)によって実施され、印刷用紙に対して記録材を記録する処理はデバイスコントローラ45およびプリントエンジン45aによって実施される。
すなわち、CPU41は、上記コピー操作ユニット30からの指示基づき、データの授受処理を行い、適宜画像処理を実施させる処理を担っており、画像処理部21eが出力した画像データを取得すると、当該出力画像データに対する処理を画像処理部44に実施させる。画像処理部44は、プロファイルを参照した色変換とハーフトーン処理を実施するICであり、上記画像処理部21eが出力した画像データが示す色を出力するための記録材量を特定したハーフトーンデータを生成する。
尚、記録材の色は特に限定されないが、例えば、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)を採用可能である。この場合、画像処理部44は、プロファイル保持部46に保持されたプロファイルを参照し、RGB表色系の画像データをCMYK表色系に変換する。すなわち、元の画像データからCMYKの各色について記録材使用量に対応した階調値を生成する。さらに、画像処理部44は、この階調値の階調数を減少させてハーフトーンデータを生成する。
プリントエンジン45aは、図示しない感光体ユニットや露光ユニット現像ユニット、印刷用紙の搬送ユニット等を備えており、ハーフトーンデータに従って、感光体にトナーを転写し、さらに印刷用紙にトナーを転写して定着させることによって印刷を実行する。当該プリントエンジン45aはデバイスコントローラ45によって制御され、デバイスコントローラ45は上記ハーフトーンデータを受け取って、当該ハーフトーンデータに従って記録材を記録するように各ユニットを制御する。
(2)複写処理:
次に、複写装置10における複写処理を詳述する。図5は、複写処理のゼネラルフローチャートである。複写に際しては、まず、利用者が表示部34の表示内容を確認しながら操作部35によって複写条件の設定を行う(ステップS100)。すなわち、コピー操作ユニット30の表示部34においては、複写に際しての読取条件と印刷条件とを選択するインタフェイスが表示されており、利用者は当該インタフェイスを視認しながら、操作部35を介して読取条件および印刷条件を設定する。
読取条件としては各種の条件を採用可能であり、例えば、読取時の解像度や原稿サイズ等を設定する。印刷条件としても各種の条件を採用可能であり、例えば、印刷用紙サイズや印刷時の色(モノクロ、カラーの指定)等を設定する。複写条件を設定すると、CPU31はスキャナ20に読取開始の指示を示すデータを出力する。スキャナ20においてこのデータを取得すると、図2に示す画像読取部21bがデバイスコントローラ24に指示を出し、ステップS100にて指定されるプレビュー時の読取解像度を設定する。そして、同デバイスコントローラ24の制御により原稿を読み取るプレビュー処理を実施する(ステップS105)。
プレビューによって得られた画像データは画像読取部21bに取得され(ステップS110)、解析対象画像の切り出しが行われる(ステップS115)。すなわち、スキャンされる原稿はスキャナ20によってスキャンされる範囲より狭いこともあるので、スキャン対象の原稿上の画像を解析し、また、印刷するため、原稿に対応する画像を切り出す処理を行う。ここでは、原稿に対応する画像を切り出すことができれば良く、読取部24aにおける光源からの投光によって原稿の境界に生じる影を検出することによって原稿の境界を抽出するなど種々の処理を採用可能である。
画像を切り出すことによって解析対象を取得すると、画像の種類を判定するために必要なパラメータを算出する(ステップS120)。パラメータとしては、画像の特徴を示す各種特徴量を採用可能である。本実施形態においては、画素の輝度Y,明度L,彩度sおよび隣接画素との輝度差を特徴量として算出し、特徴量の統計指標を算出する。すなわち、輝度Y,色成分RGBそれぞれのヒストグラムおよびその平均値、輝度Yの標準偏差、彩度sのヒストグラム、エッジ画素(隣接画素との輝度差が所定の閾値(例えば60)以上の画素)の割合を算出する。
尚、輝度Y,明度L,彩度sは、公知の式によってRGB色成分値から算出しても良いし、予め作成されたプロファイルを参照してRGB色成分値に対応する値を算出しても良く、種々の構成を採用可能である。また、以上の統計指標の算出に際して、画素の輝度Yが”0”あるいは”255”である場合には、その画素を解析対象から除外しても良い。すなわち、読取画像データにおいて、その最高輝度を示す”255”と最低輝度を示す”0”は、実際の画像の色を示すよりノイズや表現力の限界によってこの階調値となっている場合も多く、この点を重視するのであれば、特徴量を算出するための解析対象から除いても良い。
ステップS120においてパラメータを算出すると、第1判定部21cと第2判定部21dとは、このパラメータを利用して上記切り出した画像の種類およびサブ分類を判定する判定処理を行う(ステップS125)。画像の種類およびサブ分類が判定されると、カット値決定処理を行う(ステップS130)。ここで、カット値は後のコントラスト強調処理にて利用され、コントラスト強調の際にシャドウ部とハイライト部とで無視する階調値域を特定する値である。すなわち、コントラスト強調に際しては、階調値0からシャドウカット値までを無視し、ハイライトカット値から階調値255までを無視して残りの階調値域を新たに階調値0〜255に対応させる処理を行っており、ステップS130ではこれらのカット値を決定する。
次に、画像読取部21bはデバイスコントローラ24に指示を出し、ステップS100にて指定される本スキャン時の読取解像度を設定する。そして、同デバイスコントローラ24の制御により原稿を読み取る本スキャン処理を実施する(ステップS135)。当該本スキャンによって得られた画像データについては、その画像の種類およびサブ分類が判明しているので、画像処理部21eは、画像データに対してそのサブ分類に応じたトーンカーブを適用し(ステップS140)、コントラスト強調を実施する。さらに、画像処理部21eは、得られた画像データに対してその画像の種類に応じたシャープネス強調を実施する(ステップS145)。
尚、コントラスト強調の詳細は後述する。シャープネス強調は、画像の種類あるいはサブ分類に応じて好ましい処理を実施すれば良く、本実施形態においては、文字を含む画像に対してシャープネス強調程度を強くし、写真を含む画像に対してシャープネス強調程度をそれより弱くして処理を行う。すなわち、文字等は本来境界がはっきりしているので、シャープネス強調程度を強くしてよりはっきりと文字を表現させる。写真内の自然画においてもシャープネス強調を行った方が印象が良くなる場合が多いが、エッジが極端に目立ってしまうとかえって印象が悪くなるので、シャープネス強調は文字より弱くする。
以上のように、本実施形態においては画像の種類あるいはサブ分類毎にコントラスト強調の程度とシャープネス強調の程度が異なり、この結果画像データに対して適用される画像処理の条件が異なるので、画像取得条件がサブ分類毎に異なるといえる。むろん、以上の処理においては、画像の種類およびサブ分類毎に本スキャン時の読取解像度を変更したり、センサの感度を変更するなどしても良い。いずれにしても、以上の画像処理を実施したら、画像処理部21eが処理後の画像データをプリンタ40に出力する。プリンタ40では、当該画像データに基づいて上記画像処理部44等が処理を行い、プリントエンジン45aによる印刷処理を実施する。(ステップS150)。
(2−1)判定処理:
次に、ステップS125における判定処理を詳述する。図6は判定処理のフローチャートである。本実施形態においては、写真の種類およびサブ分類を示す変数を設定し、この変数に判定結果を示す値を代入することで後に判定結果を参照できるようにしている。そこで、まず、画像の種類を写真に設定する(ステップS200)。次に、輝度Yが”0”,”255”となっている画素が全体に占める割合から文字を含む画像の種類であるか否かを判別する。
具体的には、輝度Yが”0”,”255”となっている画素以外の画素の総数totを全画素で除した結果が0.25以下であるか否かを判別する(ステップS205)。すなわち、(tot/全画素)は最高輝度と最低輝度とを除く画素が全画素に対して占める割合であるので、この割合が小さければ、プレビュー結果の画像データに輝度Yが”0”あるいは”255”となっている画素が多く含まれていたことを意味する。
最高輝度(輝度Yが”255”)の画素は白であり、最低輝度(輝度Yが”0”)の画素は黒であるので、これらの画素が多く含まれている画像の典型として白地に黒の文字が形成されている画像が想定される。そこで、ステップS205にて(tot/全画素)≦0.25であると判別されたときには、画像の種類を文字に設定し(ステップS210)、ステップS205にて(tot/全画素)≦0.25であると判別されないときには、ステップS210をスキップする。尚、輝度Yが”0”あるいは”255”という状況は、上述のようにノイズ等によって発生し得るが、スキャナのセンサ感度によっては黒い文字が輝度”0”、白地が輝度”255”となり得るので前記ステップでチェックしている。
次に、上記変数を参照し、写真に設定されているか否かを判別する(ステップS215)。同ステップS215で写真に設定されていると判別されないときには、輝度Yと色成分RGBとの階調数に基づいて画像が文字を含む画像の種類であるか否かを判定する。このため、輝度Yと色成分RGBとの階調数をカウントし(ステップS220)、階調数が”188”より小さいか否か判別する(ステップS225)。そして、階調数が”188”より小さいと判別されたときには、画像の種類を文字に設定する(ステップS230)。
すなわち、文字など人工的に作成された画像においては、色を人為的に決定するため、自然画と比較して階調数が少ない傾向にある。そこで、文字など人工的に作成された画像に含まれ得る典型的な階調数の上限を予め決定し、プレビュー後の画像の階調数がこの階調数より少ないか否かを判別することで文字であるか否かを判定する。尚、輝度Yと色成分RGBとの階調数は、ヒストグラムを参照することによって算出可能である。すなわち、ヒストグラムにおいて度数が”0”ではない階調値を一つずつカウントして和を取ればよい。
ステップS230の処理の後、およびステップS215で写真に設定されていると判別されたとき、ステップS225にて階調数が”188”より少ないと判別されないときには、再び、写真に設定されているか否かを判別する(ステップS235)。同ステップS235で写真に設定されていると判別されないときには、画像の彩度sに基づいて画像が文字を含む画像の種類であるか否かを判定する。このため、s>64かつL>64かつs≠256の条件を満たす彩度sの階調数をカウントし(ステップS240)、階調数が”64”より小さいか否か判別する(ステップS245)。そして、階調数が”64”より小さいと判別されたときには、画像の種類を文字に設定する(ステップS250)。
すなわち、線や模様など人工的に作成された画像にて有彩色を利用する場合は、色を人為的に決定し、ほとんどの場合、見栄えを良くするために高彩度、高明度の色を多用する。そこで、文字など人工的に作成された画像に含まれ得る典型的な彩度の階調数の下限を予め決定し、プレビュー後の画像の彩度階調数がこの下限より少ないか否かを判別することで文字等の人工画像であるか否かを判定する。尚、ここでも彩度の階調数はヒストグラムから算出することができる。また、彩度s=256は白であるので、階調数のカウントから除いている。
以上のように第1段階による判定を行った後には、さらに第2段階の判定を実施する。図7においては、主に第2段階の判定を示している。第2段階の判定を実施するため、第2判定部21dは画像における特徴量の統計指標に基づいて判定を行う。まず、上記変数を参照し、文字に設定されているか否かを判別する(ステップS300)。文字に設定されていると判別されたときは、ステップS305以降でこの画像が写真であるか否かをチェックする。すなわち、文字であるとの判定が誤判定である場合であっても正確に誤判定を修正できるように第2判定部21dによる判定を行う。
このためにまず、エッジ画素の割合が4%より小さいか否かを判定する(ステップS305)。すなわち、文字等の人工的に作成された画像の境界はほとんどの場合エッジであり、これら文字等はエッジに囲まれているといえる。従って、文書や図形等からなる画像の種類であればある一定割合のエッジが含まれるはずである。そこで、エッジ画素の割合を閾値(本実施形態では4%)と比較し、割合が閾値より小さいときには画像の種類を写真に設定する(ステップS320)。
第2判定部21dでは、確実を期すため、さらに異なる基準によって判定を行う。このため、ステップS305で、エッジ画素の割合が4%より小さいと判別されないときには、さらに、エッジ画素の割合が17%より小さく、かつ輝度Yの標準偏差が27より大きいか否かを判別する(ステップS310)。すなわち、写真には連続的な階調変化が多く含まれるので階調値の分布の広がりは大きくなり、文字や図形などのような人工的な画像は階調数が少ないので、階調値の分布の広がりは小さい。そこで、階調値の分布の広がりを示す輝度Yの標準偏差を参照すれば、分布が広がっているほど写真に近いと判断することができる。
また、写真であれば、上述のように文字の画像よりエッジ画素が少ない傾向にある。そこで、ステップS310では、エッジ画素の割合を判定するための閾値をステップS305より大きくするが、これに伴って輝度Yの標準偏差も参照して写真であるか否かを判定する。すなわち、ステップS310にてエッジ画素の割合が17%より小さく、かつ輝度Yの標準偏差が27より大きいと判別されたときには、ステップS320で画像の種類を写真に設定する。
また、ステップS310でエッジ画素の割合が17%より小さく、かつ輝度Yの標準偏差が27より大きいと判別されないときには、さらに、輝度Yの平均が85より小さいか否かを判別する(ステップS315)。すなわち、文字等の人工的に作成された画像の背景は非常に明るい(例えば白)ことが多い。上述のように最高輝度の画素を除いたとしても、背景が明るければ高輝度の画素を多く含む。一方、写真等では白地の文章等と比較して背景が非常に明るいとは限らない。従って、平均輝度が閾値(本実施形態では85)より小さければ、写真であると判定することができる。そこで、ステップS315にて輝度Yの平均が85より小さいと判別されたときには、ステップS320で画像の種類を写真に設定する。
ステップS315にて輝度Yの平均が85より小さいと判別されないときには、文字を含む画像の種類であることになるが、ここで、文字を含む画像の種類をサブ分類に分類する。本実施形態においては、文字を含む画像について地色に有彩色を含むか否かでサブ分類に分類しており、このために、色が偏在しているか否かを判別する(ステップS325)。具体的には、輝度Yの平均値と色成分Rの平均値の差分を算出し、この差分が10を超えているか否かを判別する。また、同様の判別を輝度Yの平均値と色成分Gの平均値の差分および輝度Yの平均値と色成分Bの平均値の差分に対しても実施する。
すなわち、輝度Yは色成分RGBの各強度を総て含めた値(例えば、輝度相当値はY=(38R+76G+14B)/128などとして算出可能)であるので、当該輝度Yの平均と各色成分とを比較し、いずれかの色成分との差分が突出して大きければ画像全体でその色が偏在していることになる。そこで、本実施形態においては、この差分が10を超えるか否かによって色の偏在を検出しており、ステップS325で色が偏在していると判別されたときには、画像を文字が含まれる画像であって有彩色の地色を持つサブ分類に分類する(ステップS330)。ステップS325において差分が10を超えると判別されないときには、有彩色の地色を持つサブ分類には設定しない。
一方、上記ステップS300にて、文字に設定されていると判別されないときは、画像の種類が写真に設定されていることになるが、ステップS335以降でこの画像が文字を含む画像の種類であるか否かをチェックする。すなわち、文字でないとの判定が誤判定である場合であっても正確に誤判定を修正できるように第2判定部21dによる判定を行う。
このため、低彩度画素(彩度sが1〜10)の割合を算出し(ステップS335)、低彩度画素の割合が50%を超えているか否かを判別する(ステップS340)。そして、ステップS340にて低彩度画素の割合が50%を超えていると判別されたときには、画像の種類を文字に設定し(ステップS345)、50%を超えていると判別されないときには、ステップS345をスキップする。すなわち、白地に黒の文字を形成する画像においては、地色と文字とが無彩色であるため、低彩度の画素が多くなる。本実施形態においては、これを利用して低彩度画素の割合に閾値(50%)を設定し、低彩度画素の割合を閾値と比較することで文字を含む画像の種類であるか否かを判定する。
以上の処理を行った後には、第2判定部21dが写真画像についてサブ分類に分類する。本実施形態においては、非常に明るい写真画像を写真1というサブ分類に分類し、全体的に明るいが写真1よりは暗い写真画像を写真2というサブ分類に分類し、それ以外の分類を写真3と言うサブ分類に分類する。
このため、まず上記変数を参照し、写真に設定されているか否かを判別する(ステップS350)。写真に設定されていると判別されなければ、ステップS355〜S375をスキップする。写真に設定されていると判別されたときには、輝度Yの平均が200を超え、かつ輝度Yの標準偏差が27を超えているか否かを判別する(ステップS355)。すなわち、輝度Yの平均が階調値200を超えるときにその画像は非常に明るい画像であると定義する。また、より確実に判定を行うために輝度Yの平均とともに写真画像の標準偏差であるか否かを判別する。
ステップS355にて輝度Yの平均が200を超え、かつ輝度Yの標準偏差が27を超えていると判別されたときには、上記変数に対して、写真画像でありかつサブ分類が写真1であると設定する(ステップS360)。ステップS355にて輝度Yの平均が200を超え、かつ輝度Yの標準偏差が27を超えていると判別されないときには、輝度Yの平均が169を超え、かつ輝度Yの標準偏差が30を超えているか否かを判別する(ステップS365)。
すなわち、輝度Yの平均が階調値200程ではないが階調値169を超えている場合に全体的に明るい画像であるとする。この場合も確実に判定を行うために輝度Yの平均とともに写真画像の標準偏差であるか否かを判別する。ステップS365にて輝度Yの平均が169を超え、かつ輝度Yの標準偏差が30を超えていると判別されたときには、上記変数に対して、写真画像でありかつサブ分類が写真2であると設定する(ステップS370)。ステップS365にて輝度Yの平均が169を超え、かつ輝度Yの標準偏差が30を超えていると判別されないときには、上記変数に対して、写真画像でありかつサブ分類が写真3であると設定する(ステップS375)。
以上のように第1判定部21cと第2判定部21dとによって判定を行うと、図5に示す処理に復帰する。尚、本発明においては、第1判定部21cによる判定結果をさらに第2判定部21dで再チェックすることによってより確実に画像の種類を判定している。図8は、2回の判定を実施する利点を説明する説明図である。図8(a)に示す画像は、人物の写真である。このような人物の写真において、背景と人物の衣服が低彩度の同系色(例えば、白に近い色)であれば、この画像に含まれる輝度Y,色成分RGB,彩度sの階調数が少なくなる。
具体的には、輝度Yと色成分RGBの階調数がステップS225の判別における閾値188より少なくなり得る。また、彩度sの階調数がステップS245の判別における閾値64より少なくなり得る。従って、第1判定部21cによって文字の画像であると判定され得るが、この判定は誤判定である。一方、この例において明確なエッジは人物の輪郭と背景に存在するが、他の部分に多くのエッジ画素が存在することはない。特に、背景と衣服が同系統の色であることから、なおさらエッジ画素の割合は低下する。
従って、第2判定部21dにおける判定において、ステップS305でエッジ画素の割合が4%以下であると判別されるか、あるいはステップS310でエッジ画素の割合が17%以下であると判別される。輝度Yの階調数が少ないとしても、その値としては広がりを持つので、標準偏差は27を容易に超える。この結果、ステップS305あるいはS310によって写真画像であると判定される。
図8(b)に示す画像は、テレビ番組のスケジュールを示す画像であり、文字と線によって構成されている。従って、文字を含む画像の種類である。但し、このスケジュール表は地色や文字に有彩色が付されており、この様子をR1〜R3,G1〜G3,B1〜B3で示している。ここで、R1〜R3は赤系統の色であり、G1〜G3は緑系統の色であり、B1〜B3は青系統の色である。同図に示す例では、R1〜R3は例示であり、これら9色以外の色も付されている。
このような画像において、原稿上の色が単色であるとしても、原稿をスキャンした画像データにおいては、同じ色の部位の画像データが同じになるとは限らない。従って、輝度Yと色成分RGBの階調数がステップS225の判別における閾値188より多くなり得る。また、彩度sの階調数がステップS245の判別における閾値64より多くなり得る。このため、ステップS230,S250を経ずに、文字等を含む画像であるとされない場合がある。
しかし、この場合であってもステップS300,S335〜S345の判別によって正しく文字であると判別される。すなわち、画像内に有彩色が含まれるとしても、画像の背景は白に近い無彩色であるし、文字は黒に近い無彩色である。従って、ステップS340の判別において低彩度画素の割合が50%を超えていると判別される。この結果、文字を含む画像であると判定される。以上のように、第1判定部21cにおいて文字等に特徴的な特徴量に基づいて判定を行っているとしても、例外的な画像については誤判定となり得る。しかし、さらに第2判定部21dによって判定を行っているので、より正確に画像の種類を判定することができる。
尚、以上の処理において、ステップS305〜S320およびステップS340,S345では、第1判定部21cにおける判定の誤判定を再チェックしており、第2段階の判定に相当する。また、ステップS325,S330における処理は文字を含む画像の種類についてサブ分類を行っているので、第1段階の判定に対してさらにサブ分類を決定する処理に相当する。また、第2判定部21dにおける判定では、既に第1判定部21cによって判定がなされていることが前提になるので、その閾値(上記4%,17%,標準偏差27,輝度平均85)を厳しく設定することが可能である。すなわち、写真であるか否かを判定するための広い基準より厳しい基準を設定することができる。
(2−2)カット値決定処理:
次に、ステップS130におけるカット値決定処理を詳述する。図9はカット値決定処理のフローチャートである。本実施形態では、画像の種類およびサブ分類毎に異なるコントラスト強調を行うため、サブ分類毎に異なるカット値とする。そこで、まず、上記写真の種類およびサブ分類を示す変数を参照し、プレビューされた画像の種類およびサブ分類を取得する(ステップS400)。また、上記ROM23を参照し、各サブ分類に対応したカットパラメータ(シャドウカットパラメータとハイライトカットパラメータ)を取得する(ステップS405)。
尚、カットパラメータは、コントラスト強調を実施する際に無視すべき画素の割合をシャドウ側とハイライト側とについて規定したパラメータであり、例えば、シャドウ側1%,ハイライト側50%などのように決められている。この例においては、シャドウ側にある画素の1%を無視し、ハイライト側にある画素の50%を無視することを示しているが、より詳細には、色成分RGBのヒストグラムについて次に示す処理によってカット値を決定するようになっている。
このために、上記変数を参照して画像のサブ分類を判定し(ステップS410)、文字の画像であって地色があるサブ分類に分類されていないときにはステップS415、文字の画像であって地色があるサブ分類に分類されているときにはステップS420を実施する。画像の種類が写真であってサブ分類が写真1の場合はステップS425、画像の種類が写真であってサブ分類が写真2の場合はステップS430、画像の種類が写真であってサブ分類が写真3の場合はステップS435を実施する。
ステップS415では、ハイライト側で輝度Yの情報を加味しながらRGBのそれぞれについて個別にカット値を決定する。図10は、文字の画像であって地色があるサブ分類に分類されていない画像の典型的なヒストグラムをRGB色成分のそれぞれについて示した例である。このヒストグラムにおいては、RGBの各色成分の総てにおいてハイライト側に大きなピークが存在し、シャドウ側に小さなピークが存在する。
シャドウ側のピークは文字のスキャン結果を反映し、ハイライト側のピークは白い背景を反映している。すなわち、このヒストグラムは白地に黒の文字が形成された画像の典型である。この場合、最も高輝度の背景が白、最も低輝度の文字が黒になるようにコントラスト強調を実施するのが好ましく、ステップS415ではこのようなコントラスト強調を実施するようにカット値を決定する。
具体的には、このサブ分類においてはハイライトカットパラメータが50%、シャドウカットパラメータが1%であり、これらのパラメータを使用してRGBそれぞれでカット値を決定する。R成分については図10の上段に示しており、シャドウカットパラメータが1%であることに基づき、R成分のヒストグラムの最小値からシャドウカット値SCまでに含まれる画素数が全体の1%となるようにシャドウカット値SCを決定する。
ハイライト側では、ハイライトカットパラメータが50%であることに基づき、まずヒストグラムの最大値から仮カット値HPrまでに含まれる画素数が全体の50%となるように仮カット値HPrを決定する。同様に輝度Yのヒストグラムについてハイライトカットパラメータが50%であることに基づき、まずヒストグラムの最大値から仮カット値HPyまでに含まれる画素数が全体の50%となるように仮カット値HPyを決定する。そして、階調値255と仮カット値HPyとの差分を仮カット値HPrから減じてハイライトカット値HCを決定する。
以上の処理と同様の処理を行ってG成分、B成分におけるカット値も決定する。すなわち、文字の画像であって地色があると判別されないサブ分類では、RGBそれぞれのヒストグラムに基づいてカット値を決定することによって、それぞれのカット値はRGB成分毎に異なる値となる。このようなカット値であっても、背景に色かぶりが存在していないので、色バランスを崩すことなくコントラスト強調処理を実施することができる。
また、ハイライトカットパラメータが50%であり、ハイライト側で多数の画素を無視するのは、背景を白飛びさせることをねらっているからであるが、色成分毎に仮カット値を決定した後、さらに輝度Yから算出した仮カット値を用いてより多くのカットがなされるようにハイライトカット値HCを決定している。従って、確実に背景を白にすることができる。
尚、上記ステップS140のコントラスト調整においては、シャドウカット値SCを階調値”0”、ハイライトカット値HCを階調値”255”に対応させるトーンカーブを適用することによってコントラストを強調することになる。むろん、トーンカーブはγ曲線のような形状であっても良いし、S字曲線であっても良いし、直線であっても良い。以下で説明するサブ分類でも同様である。
ステップS420では、輝度Yのカットパラメータから、RGBの全色成分について共通のカット値を決定する。図11は、文字の画像であって地色があるサブ分類に分類されている画像のヒストグラムをRGB色成分のそれぞれについて示した例である。このヒストグラムにおいては、RGの各色成分においてハイライト側に大きなピークが存在するが、B成分におけるハイライト側のピークはRG成分より小さな階調値である。従って、この画像のハイライト部分(背景)には有彩色(この例では黄色)がかぶっている。シャドウ側にもピークが存在するが、このピークは黒い文字によって形成されるピークである。すなわち、このヒストグラムは有彩色の地色に黒の文字が形成された画像の典型である。
この場合、最も高輝度の背景を白にしてしまうと、背景色が変化してしまうので、RGB色成分のすべてについて共通かつ過度に色飛びを発生させないようなカット値を設定する。具体的には、このサブ分類においてハイライトカットパラメータが0%、シャドウカットパラメータが0%であり、これらのパラメータを輝度Yにのみ適用してカット値を決定する。すなわち、このサブ分類では、特定の色にのみ影響を受けてカット値を決定するより、全色成分の情報が加味された輝度Yに基づいてカット値を決定する方が好ましい。
本実施形態では、カットパラメータがハイライト、シャドウともに0%であるので、輝度Yのヒストグラムにおける最大値がハイライトカット値HC、輝度Yのヒストグラムにおける最小値がシャドウカット値SCとなる。すなわち、文字の画像であって地色があるサブ分類では、RGB総て共通のカット値として色バランスを保持しながらコントラスト強調を行う。
ステップS425およびステップS435においては、上記ステップS415と同様にしてカット値を決定する。すなわち、ハイライト側で輝度Yの情報を加味しながらRGBのそれぞれについて個別にカット値を決定する。但し、予め決められたカットパラメータがサブ分類毎に異なるため、決定されるカット値自体は異なった値となる。
図12は、写真の画像であって全体として非常に明るい画像の典型的なヒストグラムをRGB色成分のそれぞれについて示した例である。このヒストグラムにおいては、RGBの各色成分の総てにおいてハイライト側に大きなピークが存在し、シャドウ側に特にピークが見られない。この例は写真の画像であるが、平均輝度が非常に大きいので、本実施形態においては、このような画像の背景は白いであろうと見なしている。
そこで、ステップS425において、最も高輝度の背景が白になり、シャドウ部では階調性を維持するようにカット値を決定する。具体的には、このサブ分類(写真1)においてはハイライトカットパラメータが0.5%、シャドウカットパラメータが0%であり、これらのパラメータを使用してRGBそれぞれでカット値を決定する。シャドウ部においては、図12に示すようにRGB各成分のヒストグラムの最小値がシャドウカット値SCになる。
ハイライト側では、ハイライトカットパラメータが0.5%であることに基づき、RGBそれぞれについてヒストグラムの最大値から仮カット値HPr,HPg,HPbを決定する。続いて輝度Yのヒストグラムについてハイライトカットパラメータが0.5%であることに基づき、ヒストグラムの最大値から仮カット値HPyまでに含まれる画素数が全体の0.5%となるように仮カット値HPyを決定する。
そして、階調値255と仮カット値HPyとの差分を仮カット値HPr,HPg,HPbから減じてRGBそれぞれのハイライトカット値HCを決定する。すなわち、写真の画像であって非常に明るい画像では、背景が白であると見なし、ハイライト側でRGBのそれぞれと輝度Yとのハイライトカットパラメータを考慮してカット値を決定する。これにより、確実に白飛びを生じさせ、背景の色を除去することができる。
図14は、サブ分類が写真3の画像におけるヒストグラムをRGB色成分のそれぞれについて示した例である。この画像は、サブ分類が写真1,写真2以外の場合であり一般的な写真が含まれる。この画像においては、ヒストグラムにおいて特に何らかの特徴に着目することはない。そこで、ステップS435では、できるだけ全体の階調性を失わないようにコントラスト強調を行う。
具体的には、このサブ分類(写真3)においてはハイライトカットパラメータが0%、シャドウカットパラメータが0%であり、これらのパラメータを使用してRGBそれぞれでカット値を決定する。シャドウ部においては、図14に示すようにRGB各成分のヒストグラムの最小値がシャドウカット値SCになる。
ハイライト側では、ハイライトカットパラメータが0%であることに基づき、RGBそれぞれについてヒストグラムの最大値から仮カット値HPr,HPg,HPbを決定する。続いて輝度Yのヒストグラムについてハイライトカットパラメータが0%であることに基づき、ヒストグラムの最大値から仮カット値HPyまでに含まれる画素数が全体の0.5%となるように仮カット値HPyを決定する。
そして、階調値255と仮カット値HPyとの差分を仮カット値HPr,HPg,HPbから減じてRGBそれぞれのハイライトカット値HCを決定する。すなわち、一般の画像では、ハイライト部のカットを極力抑えながらカット値を決定し、できるだけ元の階調を維持しながらコントラスト強調を実施する。
ステップS430では、輝度Yの情報を加味することなくRGBのそれぞれについて個別にカット値を決定する。図13は、写真1のサブ分類ほど明るくはないが全体として明るい画像である写真2のサブ分類におけるヒストグラムをRGB色成分のそれぞれについて示した例である。このヒストグラムにおいては、RGBの各色成分の総てにおいてハイライト側に大きなピークが存在するが、ピークはハイライトに限られず、中間階調にも存在する。
本実施形態においては、このような画像において白飛びを抑えながらコントラスト強調を行うようにカット値を決定する。具体的には、このサブ分類においてはハイライトカットパラメータが0%、シャドウカットパラメータが0%であり、輝度情報も加味しないので、シャドウカット値SCは各色成分におけるヒストグラムの最小値、ハイライトカット値HCは各色成分におけるヒストグラムの最大値である。すなわち、写真2では、ハイライトにおける過度の白飛びを抑えながらコントラストを強調する。
以上のようにしてステップS415〜S435でカット値を決定したら、ステップS440〜S470にて画素が過度に無視されることを防止するための制限を行う。この制限は、文字を含む画像の種類と写真を含む画像の種類とで異なる閾値に基づいている。このために、まず、画像の種類が文字に設定されているか否かを判別する(ステップS440)。そして、文字に設定されていると判別されたときには、シャドウカット値が64以上であるか否かを判別し(ステップS445)、シャドウカット値が64以上であれば、シャドウカット値を64に設定する(ステップS450)。
ステップS445でシャドウカット値が64以上であると判別されないときには、ステップS450をスキップする。すなわち、シャドウカット値の上限を64としている。これにより、シャドウ側に少数の画素が存在するが、その画素が有意な画素である場合にこれらの画素を無視してしまうことを防止する。少数であるが有意な画素としては、少しではあるが黒い文字が存在するような場合が想定される。
次に、ハイライトカット値が128以下であるか否かを判別し(ステップS455)、ハイライトカット値が128以下であれば、ハイライトカット値を128に設定する(ステップS460)。ステップS455でハイライトカット値が128以下であると判別されないときには、ステップS460をスキップする。すなわち、ハイライトカット値の下限を128としている。これにより、ハイライト側で過度に画素を無視することを防止することができる。
一方、ステップS440で画像の種類が文字に設定されていると判別されないときには、ハイライトカット値が64以下であるか否かを判別し(ステップS465)、ハイライトカット値が64以下であれば、ハイライトカット値を64に設定する(ステップS470)。ステップS465でハイライトカット値が64以下であると判別されないときには、ステップS470をスキップする。すなわち、ハイライトカット値の下限を64としている。これにより、ハイライト側で過度に画素を無視し、白飛びが発生することを防止することができる。以上のようにしてカット値を決定したら、図5に示す処理に復帰する。
(3)他の実施形態:
以上説明した実施形態は本発明を実現するための例であり、他にも種々の構成を採用可能である。例えば、上記実施形態においては、スキャナ20のCPU21が画像の種類を判定する処理と判定結果に応じた画像処理とを実施していたが、上記コピー操作ユニット30のCPU31やプリンタ40のCPU41でこれらの処理を実施することも可能である。むろん、CPUが所定のプログラムに従って処理を行う構成の他、本発明を実現するカスタムICチップを形成しても良い。
さらに、上述の実施形態ではスキャナ20とプリンタ40とが一体になった複写装置10で本発明を実現していたが、汎用的なコンピュータに対してスキャナを接続し、当該汎用的なコンピュータによって画像の種類を判定する処理と判定結果に応じた画像の取得処理とを実施することも可能である。むろん、プリンタ40で使用する記録材の色数は4色に限られないし、プリンタがインクジェットプリンタであっても良い。
さらに、1回目の判定の誤判定を救済するために2回目の判定を行うという意味では、最初に文字を含む画像の種類であるか否かを判定することが必須ではない。すなわち、最初に写真を含む画像の種類であるか否かを判定し、その後に文字を含む画像の種類であるか否かを判定してもよい。また、一回目の読取に基づいて画像の種類を判定し、二回目の読取に際しての画像取得条件に反映させると言う意味では、第1判定と第2判定との二回の判定を行うことが必須ではなく、ある種類の画像であるか否かを判定するのみであっても良い。
複写装置を示す図である。 スキャナのブロック図である。 コピー操作ユニットのブロック図である。 プリンタのブロック図である。 複写処理のゼネラルフローチャートである。 画像の種類を判定する判定処理のフローチャートである。 画像の種類を判定する判定処理のフローチャートである。 2回の判定を実施する利点を説明する説明図である。 カット値決定処理のフローチャートである。 文字の画像におけるヒストグラムの例である。 文字の画像であって地色のある画像のヒストグラムの例である。 写真の画像であって非常に明るい画像のヒストグラムの例である。 写真の画像であって明るい画像のヒストグラムの例である。 一般的な写真の画像におけるヒストグラムの例である。
符号の説明
10…複写装置、20…スキャナ、21a…スキャン制御プログラム、21b…読取制御部、21c…第1判定部、21d…第2判定部、21e…画像処理部、30…コピー操作ユニット、40…プリンタ

Claims (11)

  1. 画像が記録された記録媒体から画像を読み取って画像データを入力する画像読取手段と、
    同画像読取手段を制御して第1の読取解像度で画像を読み取らせた第1画像データを取得し、同第1画像データに基づいて画像の種類を判定する画像判定手段と、
    上記画像読取手段を制御して第2の読取解像度で画像を読み取らせるにあたり、上記画像判定手段における判定結果が示す画像の種類に応じた画像取得条件で第2画像データを取得する読取制御手段とを具備することを特徴とする画像読取装置。
  2. 上記第1の読取解像度は、上記第2の読取解像度より低解像度であることを特徴とする上記請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 上記画像判定手段は、人工的に作成された画像を含む画像の種類であるか自然画を含む画像の種類であるかを判定することを特徴とする上記請求項1または請求項2のいずれかに記載の画像読取装置。
  4. 上記画像判定手段は、画像の種類をさらに詳細なサブ分類に分類することを特徴とする上記請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 上記画像判定手段は、上記第1画像データが示す画像の種類が第1の種類であるか否かを判定し、さらにその画像が第2の種類であるか否かを判定することを特徴とする上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像読取装置。
  6. 上記読取制御手段は、第2画像データを構成する複数の色成分に対して所定の変化度合いで色成分を変化させる画像処理を行うにあたり、上記画像の種類毎に異なる変化度合いで色成分を変化させることを特徴とする上記請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像読取装置。
  7. 画像が記録された記録媒体から画像を読み取って画像データを生成する画像読取装置の制御方法であって、
    上記画像読取装置を制御して第1の読取解像度で画像を読み取らせた第1画像データを取得し、同第1画像データに基づいて画像の種類を判定する画像判定工程と、
    上記画像読取装置を制御して第2の読取解像度で画像を読み取らせるにあたり、上記画像判定工程における判定結果が示す画像の種類に応じた画像取得条件で第2画像データを取得する読取制御工程とを具備することを特徴とする画像読取装置の制御方法。
  8. 画像が記録された記録媒体から画像を読み取って画像データを生成する画像読取装置の制御プログラムであって、
    上記画像読取装置を制御して第1の読取解像度で画像を読み取らせた第1画像データを取得し、同第1画像データに基づいて画像の種類を判定する画像判定機能と、
    上記画像読取装置を制御して第2の読取解像度で画像を読み取らせるにあたり、上記画像判定機能における判定結果が示す画像の種類に応じた画像取得条件で第2画像データを取得する読取制御機能とをコンピュータに実現させることを特徴とする画像読取装置の制御プログラム。
  9. 画像が記録された記録媒体から画像を読み取って画像データを入力する画像読取手段と、
    同画像読取手段を制御して第1の読取解像度で画像を読み取らせた第1画像データを取得し、同第1画像データに基づいて画像の種類を判定する画像判定手段と、
    上記画像読取手段を制御して第2の読取解像度で画像を読み取らせるにあたり、上記画像判定手段における判定結果が示す画像の種類に応じた画像取得条件で第2画像データを取得する読取制御手段と、
    同第2画像データに基づいて上記画像を印刷する印刷手段とを具備することを特徴とする複写装置。
  10. 画像が記録された記録媒体から画像を読み取って画像データを取得する読取部と画像データに基づいて印刷を行う印刷部を備えた複写装置の制御方法であって、
    上記読取部を制御して第1の読取解像度で画像を読み取らせた第1画像データを取得し、同第1画像データに基づいて画像の種類を判定する画像判定工程と、
    上記読取部を制御して第2の読取解像度で画像を読み取らせるにあたり、上記画像判定工程における判定結果が示す画像の種類に応じた画像取得条件で第2画像データを取得する読取制御工程と、
    上記印刷部を制御して上記第2画像データに基づいて上記画像を印刷する印刷工程とを具備することを特徴とする複写装置の制御方法。
  11. 画像が記録された記録媒体から画像を読み取って画像データを取得する読取部と画像データに基づいて印刷を行う印刷部を備えた複写装置の制御プログラムであって、
    上記読取部を制御して第1の読取解像度で画像を読み取らせた第1画像データを取得し、同第1画像データに基づいて画像の種類を判定する画像判定機能と、
    上記読取部を制御して第2の読取解像度で画像を読み取らせるにあたり、上記画像判定機能における判定結果が示す画像の種類に応じた画像取得条件で第2画像データを取得する読取制御機能と、
    上記印刷部を制御して上記第2画像データに基づいて上記画像を印刷する印刷機能とをコンピュータに実現させることを特徴とする複写装置の制御プログラム。

JP2004273372A 2004-09-21 2004-09-21 画像読取装置、画像読取方法、画像読取プログラム、複写装置、複写装置の制御方法、複写装置の制御プログラム Pending JP2006093810A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004273372A JP2006093810A (ja) 2004-09-21 2004-09-21 画像読取装置、画像読取方法、画像読取プログラム、複写装置、複写装置の制御方法、複写装置の制御プログラム
US11/216,062 US7672533B2 (en) 2004-09-21 2005-09-01 Judging image type with an image scanning device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004273372A JP2006093810A (ja) 2004-09-21 2004-09-21 画像読取装置、画像読取方法、画像読取プログラム、複写装置、複写装置の制御方法、複写装置の制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006093810A true JP2006093810A (ja) 2006-04-06
JP2006093810A5 JP2006093810A5 (ja) 2007-10-25

Family

ID=36074065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004273372A Pending JP2006093810A (ja) 2004-09-21 2004-09-21 画像読取装置、画像読取方法、画像読取プログラム、複写装置、複写装置の制御方法、複写装置の制御プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7672533B2 (ja)
JP (1) JP2006093810A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007122952A1 (ja) 2006-03-30 2007-11-01 Konami Digital Entertainment Co., Ltd. 画像生成装置、画像生成方法、情報記録媒体、ならびに、プログラム
JP2009290780A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、及び記憶媒体
JP2009295153A (ja) * 2008-05-15 2009-12-17 Ricoh Co Ltd ウェブベースのテキスト検出方法及びシステム
JP2010103813A (ja) * 2008-10-24 2010-05-06 Seiko Epson Corp 画像処理装置および画像処理方法

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7589867B2 (en) * 2006-03-20 2009-09-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Image data flow producing system, method and program
US7616343B2 (en) * 2006-04-06 2009-11-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Image data conversion apparatus, image forming apparatus, image data conversion method and program
JP4858407B2 (ja) * 2006-11-27 2012-01-18 ブラザー工業株式会社 画像読取装置
US8553279B2 (en) * 2007-07-04 2013-10-08 Samsung Electronics Co., Ltd Image forming apparatus and a control method to improve image quality based on an edge pixel
US8073189B2 (en) * 2007-08-03 2011-12-06 General Electric Company Methods and systems for selecting an image application based on image content
CN108133695B (zh) * 2018-01-02 2020-08-14 京东方科技集团股份有限公司 一种图像显示方法、装置、设备和介质
JP2023066121A (ja) * 2021-10-28 2023-05-15 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像処理システム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08237485A (ja) * 1994-12-13 1996-09-13 Minolta Co Ltd 画像読み取り装置
JP2002072771A (ja) * 2000-08-29 2002-03-12 Konica Corp 画像形成装置、カラー画像形成装置、画像読取装置
JP2002125121A (ja) * 2000-10-16 2002-04-26 Sharp Corp 画像処理方法および画像処理装置ならびにそれを備える画像形成装置
JP2002290723A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理装置
JP2004135053A (ja) * 2002-10-10 2004-04-30 Sharp Corp 画像処理装置,画像形成装置および画像処理方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69620533T2 (de) * 1995-10-04 2002-10-02 Canon Kk Bildverarbeitungsverfahren
US5963670A (en) * 1996-02-12 1999-10-05 Massachusetts Institute Of Technology Method and apparatus for classifying and identifying images
US6151426A (en) * 1998-10-01 2000-11-21 Hewlett-Packard Company Click and select user interface for document scanning
US6160249A (en) * 1998-10-08 2000-12-12 Hewlett-Packard Company Adaptive resolution scanning
US6980332B2 (en) * 2001-06-26 2005-12-27 Hewlett-Packard Development Company, L.P. System and method of automated scan workflow assignment
JP3989738B2 (ja) * 2002-01-16 2007-10-10 シャープ株式会社 画像形成方法および画像形成装置ならびにプログラム、記録媒体
JP2004104662A (ja) 2002-09-12 2004-04-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08237485A (ja) * 1994-12-13 1996-09-13 Minolta Co Ltd 画像読み取り装置
JP2002072771A (ja) * 2000-08-29 2002-03-12 Konica Corp 画像形成装置、カラー画像形成装置、画像読取装置
JP2002125121A (ja) * 2000-10-16 2002-04-26 Sharp Corp 画像処理方法および画像処理装置ならびにそれを備える画像形成装置
JP2002290723A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理装置
JP2004135053A (ja) * 2002-10-10 2004-04-30 Sharp Corp 画像処理装置,画像形成装置および画像処理方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007122952A1 (ja) 2006-03-30 2007-11-01 Konami Digital Entertainment Co., Ltd. 画像生成装置、画像生成方法、情報記録媒体、ならびに、プログラム
JP2009295153A (ja) * 2008-05-15 2009-12-17 Ricoh Co Ltd ウェブベースのテキスト検出方法及びシステム
JP2009290780A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、及び記憶媒体
US8396298B2 (en) 2008-05-30 2013-03-12 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image processing method, and storage medium with vectorization process for data from graphic areas
JP2010103813A (ja) * 2008-10-24 2010-05-06 Seiko Epson Corp 画像処理装置および画像処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20060062476A1 (en) 2006-03-23
US7672533B2 (en) 2010-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006091980A (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
US7672533B2 (en) Judging image type with an image scanning device
US20060238827A1 (en) Image processing apparatus, image processing system, and image processing program storage medium
US7903872B2 (en) Image-processing apparatus and method, computer program, and storage medium
US9497353B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and image processing system
JP4170353B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、プログラムおよび記録媒体
JP4840495B2 (ja) 画像処理装置及びコンピュータプログラム
US20080030814A1 (en) Image determining apparatus, image determining method, image enhancing apparatus, and image enhancing method
JP2010093684A (ja) 画像処理装置
US7529007B2 (en) Methods of identifying the type of a document to be scanned
US7961951B2 (en) Image processing apparatus capable of accurately removing isolated point noise, image processing method, and computer readable medium
US7586629B2 (en) Printing system for allocating a plurality of image processing items between an image input device and an image output device
JP4930423B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理装置の制御方法、および画像処理装置の制御プログラム
JP2004260523A (ja) 原稿種類判別装置
WO2000054492A1 (fr) Correcteur de donnees d'image, procede de correction de donnees d'image, support sur lequel est enregistre le programme de correction de donnees d'image
JP4189654B2 (ja) 画像処理装置
JP4545766B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置、画像処理プログラムおよび記録媒体
JP4083823B2 (ja) 画像処理装置
JP2010004300A (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラムおよび印刷装置
JP2020069717A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体
JP2002359716A (ja) 印刷システム、印刷方法、プログラム及び記録媒体
JP5067277B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、複写装置、複写方法および複写プログラム
JP2005027110A (ja) 画像処理装置及びそれを備えた画像読取装置、画像形成装置、並びに画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体
JP6794901B2 (ja) 画像処理装置、および、コンピュータプログラム
JP2008124693A (ja) 画像処理装置、複写機およびホワイトボード用画像処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070907

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070907

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090626

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091027

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100406

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100511