JP2006092935A - 電池パック - Google Patents

電池パック Download PDF

Info

Publication number
JP2006092935A
JP2006092935A JP2004277675A JP2004277675A JP2006092935A JP 2006092935 A JP2006092935 A JP 2006092935A JP 2004277675 A JP2004277675 A JP 2004277675A JP 2004277675 A JP2004277675 A JP 2004277675A JP 2006092935 A JP2006092935 A JP 2006092935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
battery pack
heat sink
cylindrical
metal heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004277675A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Toge
真一 峠
Hitoshi Nakamura
仁志 中村
Yoshiyuki Konishi
善之 小西
Takuya Kitamura
拓也 北村
Kaname Chiba
要 千葉
Taku Kawashima
卓 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Pharma Ltd
Solectron KK
Original Assignee
Teijin Pharma Ltd
Solectron KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Pharma Ltd, Solectron KK filed Critical Teijin Pharma Ltd
Priority to JP2004277675A priority Critical patent/JP2006092935A/ja
Publication of JP2006092935A publication Critical patent/JP2006092935A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

【課題】 安全性を確保すべく密閉構造を取った上で、発熱による電池及び電池周囲温度の上昇を抑制し、充放電特性の低下及び寿命劣化を防ぐことができ、高電流を必要とするような電子機器にも使用できるような電池パックを提供することを目的とする。
【解決手段】 複数の円筒形電池12、金属製放熱板、及び電気絶縁性材料を含む電池パック10であり、前記電気絶縁性材料は前記金属製放熱板と前記円筒形電池側面との間に密着し、前記金属製放熱板は前記円筒形電池の側面に沿う複数の円弧状断面を持ち、隣接する本体部の中心を結んだ距離が、前記円弧の内径(直径)よりも長いことを特徴とする電池パックを提供する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子機器の電源として使用される電池、および、それを収納する電池パックの放熱に関する。更に詳細には、電子機器の電源として使用される円筒形リチウムイオン2次電池、および、それを収納する電池パックの放熱に関する。
近年、ノートパソコン、携帯電話、CDプレーヤー、ビデオカメラなどの携帯型電子機器の普及に伴い、それら携帯型電子機器の電源として、ニッケル−カドミウム電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池等の2次電池の需要が急速に増えつつある。中でも、装置の小型軽量化を狙い、高電圧、高エネルギ密度のリチウムイオン2次電池を搭載した携帯型電子機器が増えている。
これらの電池は、使用用途に合わせ複数の電池を直列または並列に接続することで、様々な電圧および容量に対応することが可能となり、幅広い分野の電子機器に用いられている。また、電池表面に何らかの導電体が接触しショートする危険性を防ぐため、上記複数の電池をABS樹脂などの電気絶縁性を有する材料によって密閉された電池パックの状態で使用されることが多い。また、電池パックを小型化すべく、電池パック内では、複数の電池を隣接させて配列することで最密構造を成したものが通例である。
然しながら、電池は充放電時に化学反応熱や内部抵抗によるジュール熱を発生するため、しばしば電池パックの放熱が課題になる。密閉構造の電池パックは放熱性が悪く、また、電気絶縁性を兼ね備えるべく樹脂で作られた電池パック筐体は一般的に熱伝導率が低いため、断熱及び保温性を持ち、結果として電池パック内部に熱を閉じ込めてしまう。更に、パック内部で隣接する電池同士が互いに発生した熱を受熱し合うことにより、電池および電池周囲の温度が著しく上昇するケースがある。
一般的に、電池は高温状態で使用すると充電特性が低下し電池容量が低下すると伴に、寿命が短くなるという問題が発生する。また、電池パック自体が高温になると、電子機器内の電池パック周囲部品に熱が伝わって電子機器自体の温度が上昇し、電子機器が熱により損傷することがある。
また、電池は高負荷(高電流/高電力)で使用するほど内部抵抗によるジュール熱の発生が高くなるので、電池パックを高負荷での使用するためには、電池パックの放熱性能を十分に確保しなければならない。しかるに、従来技術の電池パックでは、十分な放熱が確保できないために、高電流を必要とする電子機器では電池を使用できないという問題がある。
特許文献1は、複数の電池を収納する筐体を熱伝導率が0.4〜1.2W/m・Kの樹脂をにより形成し、電池及び電池周囲の温度を抑制するようにした電池パックが開示されている。然しながら、0.4〜1.2W/m・Kの熱伝導率では十分な放熱を確保できず、かつ、特許文献1の構成では、電池と筐体の空間に熱伝導率の極めて低い空気層(熱伝導率0.02〜0.03W/m・K)が介在しいるために、電池の熱が筐体外表面まで十分に伝わらず、従って十分な放熱が得られない。
また、特許文献2は、電池側面に沿った形状の波型金属製放熱板を、熱伝導率が高い電気絶縁材料を介して電池側面に配設し、波型金属製放熱板と電池を密着させて、放熱板と電池との間に空気層を介在させない構造とした電池パックが開示されている。然しながら、この発明では、複数の電池が近接して配置されるために、電池同士で熱を互いに受熱し合い、電池同士の近接部位付近および波型金属製放熱板の谷となった部分に熱がこもってしまう問題がある。
特開2002−304974号公報 特開2002−216726号公報
このように、従来技術による電池パックの構造では、温度上昇の問題に関して十分な対策を図ることができなかった。特に、ショート等の危険性を防ぐため密閉構造としているために、電池パック内が保温状態になりやすいことが問題解決の主な障壁になっており、安全性確保と冷却の両立が成しえなかった。
本発明は、発熱による電池及び電池周囲温度の上昇を抑制して、電池の性能低下及び寿命劣化を防ぐことができるのうした電池パックを提供することを目的とする。
本発明者はかかる課題に対して鋭意検討した結果、以下の電池パックを見出した。すなわち本発明は、複数の円筒形電池、前記円筒形電池を収納し放熱を行う複数の円弧状断面を有する金属製放熱板、及び前記金属製放熱板と前記円筒形電池側面との間に密着する電気絶縁性材料を備えた電池パックにおいて、前記金属製放熱板は前記円筒形電池の側面に沿う複数の円弧状断面を持ち、かつ隣接する本体部の中心間距離が、前記円弧の内径(直径)よりも長いことを特徴とする電池パックを提供するものである。
また本発明は、かかる隣接する本体部の中心間距離が、前記円弧の内径(直径)よりも1mmから10mm長いことを特徴とし、前記金属性放熱板の断面形状が複数の円弧および円弧同士を結ぶ直線形状を有することを特徴とする電池パックを提供するものである。
また本発明は、かかる円筒形電池がリチウムイオン2次電池であり、平面状に配列されたことを特徴とする電池パックを提供するものである。
また本発明は、複数の円筒形電池、前記円筒形電池を収納し放熱を行う複数の円弧状断面を有する金属製放熱板、及び前記金属製放熱板と前記円筒形電池側面との間に密着する電気絶縁性材料を備え、前記金属製放熱板は前記円筒形電池の側面に沿う複数の円弧状断面を持ち、かつ隣接する本体部の中心間距離が、前記円弧の内径(直径)よりも長い電池パックを内蔵または嵌め込んで用いる電子機器であり、前記金属製放熱板が電子機器の装置内部側に配置され、前記金属製放熱板表面を強制冷却する冷却手段を備えることを特徴とする電子機器を提供するものである。
また本発明は、かかる電池パックの隣接する本体部の中心間距離が、前記円弧の内径(直径)よりも1mmから10mm長いことを特徴とし、前記金属性放熱板の断面形状が複数の円弧および円弧同士を結ぶ直線形状を有することを特徴とするものであり、更に前記冷却手段が、前記金属製放熱板に対して風を吹き付ける送風手段であることを特徴とする電子機器を提供するものである。
円筒形電池の外側面に沿う複数の円弧状断面を持つ金属製放熱板、円筒形電池と金属製放熱板の隙間に介在する電気絶縁性材料、およびケースを備え、金属製放熱板の隣接する本体部の中心間距離が円筒形電池の直径よりも長いことを特徴とする電池パックとすることで、従来の電池パックよりも冷却効果が高まる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を説明する。
本発明の電池パック10は、円筒形電池12の外側面に沿う複数の円弧状の断面を持つ金属製放熱板200、円筒形電池12と金属製放熱板200の隙間に介在する電気絶縁性材料22、およびケース16、18を備え、後述するように金属製放熱板200の隣接する本体部の中心間距離Lが円筒形電池12の直径よりも長いことを特徴とする。
図1を参照して、電池パック10を更に詳細に説明する。電池パック10は複数の円筒形電池12を収納可能となっており、該複数の円筒形電池12は、必要な電圧および電池容量に応じ、直列、または並列、または直列と並列の組合せとなるように電気的に接続される。複数の円筒形電池12の電気的接続には、導電材料からなり電池配列に合わせて設計されたタブが用いられる。
図1の電池パックは、4本の円筒形電池12を一組とする四組の電池群で構成されており、タブ14aおよび、タブ14bの2種類の寸法のタブが用いられる。タブ14a、14bは、それぞれ電池の端子側に溶着することで電池同士を電気的に接続する。なお、タブ14a、14bは、電気抵抗の小さい形状および材質のタブを用いることが好ましい。
タブ14a、14bによって接続された円筒形電池12の各々の側面の一部には、電気絶縁材料26を介して金属製放熱板20が配設される。電気絶縁材料26に求められる主な機能は、(1)円筒形電池12と金属製放熱板20とを電気的に絶縁してショートの危険を防ぐことと、(2)円筒形電池12の充放電によって発生した熱を金属製放熱板20に伝えることである。
熱伝導を良くするために、電気絶縁材料26は、熱伝導率が高く、できるだけ薄い材料を用いるのが好ましい。また、円筒形電池12と電気絶縁材料26の界面、および、電気絶縁材料26と金属製放熱板20の界面の接触熱抵抗を低減するために、電気絶縁材料26は、両面に粘着性を有する柔軟性のあるシート状の材料を使用するのが好ましい。電気絶縁材料26としては、例えば、住友3M社製熱伝導シート「ハイパーソフト放熱材N0.5509」等を使用することができる。
金属製放熱板20は、図2、3に示すように、円筒形電池12の側面に沿う円弧断面を有した複数の本体部22と、本体部22間を連結する連結部24とを具備している。本体部22は、円筒形電池12の中心軸に対して垂直な平面で切断した断面が円弧形状、好ましくは半円形となっており、円筒形電池12の側面に面した内面は円筒形電池12の外径に等しいか若干大きな内径を有している。また、本体部22は、隣接する本体部22の中心Oの間の距離距離Lは、円筒形電池12の外径よりも長くなっている。
従来の電池パックの放熱板は、隣接する電池が、同電位の場合は隣接する本体部の中心間距離が円筒形電池の直径と等しく、異電位の場合は絶縁物等を配置するスペースが確保されている等して、円筒形電池の側面同士は略接触していた。円筒形電池の側面が互いに接触するようにした従来の電池パックにおいて、充放電中の表面温度分布をサーモグラフィーにて測定した。その結果、側面が互いに接触するように複数の円筒形電池を配置した場合には、電池間の接触点付近に熱がこもり十分な放熱ができていないことが明かになった。つまり、隣接する本体部の中心間距離が円筒形電池の直径と等しいような放熱板を有する電池パックでは、放熱板断面において円弧と円弧の谷の部分に熱がこもってしまい、放熱板の効果が半減してしまう。本発明では、この点を解消すべく、隣接する円弧の中心線を結ぶ距離が円筒形電池の直径よりも長いことを特徴とし、好ましくは1〜10mm長いことを特徴とする。
金属性放熱板20の各本体部22の円弧形状は、使用する円筒形電池12の側面に沿うように成型し、放熱効率を上げるために半円弧形状とすることが好ましい。従って図2に示すように半円弧および直線部分の繰り返し構造とすることで本体部22の間に空間が形成され、送風などによる冷却風の通り道を形成することが出来る。
また、上述したように、円筒形電池12の両端面は、タブ14a、14bを介して電極面が剥き出しになっており、ショートの危険性が高い部分である。また、タブ14a、14bの形状が単純でないこともあり、金属製放熱板20の本体部22は、円筒形電池12の軸方向に円筒形電池12よりも短く形成して、本体部22の両端部が円筒形電池12の両端面に近接しないようにすることが好ましい。また、放熱性の観点からは、金属製放熱板20は薄いほど良いが、円筒形電池12を保持可能な強度を有する程度の厚みが必要がある。また、金属製放熱板20は、アルミニウム、銅、鉄など様々な金属から形成することができる。
電気絶縁材料26および金属製放熱板20を貼り付けた複数の円筒形電池12は、最終的には樹脂製の筐体内に収納される。本実施形態において、この筐体は、ボトムケース16とトップケース18とを具備している。ボトムケース16は、矩形の底板16aと、該底板16aの四囲に沿って延設された周壁16bとを具備し、底板16aには、収納される円筒形電池12の間に突き出るように複数の補強リブ16cが円筒形電池12の軸方向に延設されている。
トップケース18は、ボトムケース16の周壁18bと嵌合する矩形の周壁18eと、周壁18eに連結され円筒形電池12の両端に隣接する部分をボトムケース16に押圧する押え板18a、18cと、隣接する押え板18a、18cの間に設けられた補強部18b、18dとを具備している。押え板18a、18cは、円筒形電池12の両端に隣接する部分のみならず、金属製放熱板20の両端に隣接する部分をも円筒形電池12へ押圧するようにしてもよい。本実施形態によれば、金属製放熱板20は押え板18a、18cの間から筐体外部へ露出するので、この露出した部分から電池パック10の放熱が促進される。
トップケース18の押え板18a、18cは、その側縁部に沿って隣接する押え板18a、18cに連結するようにして、トップケース18をボトムケース16に取付けたときに、電池パック10の内が密封されるようになっている。そのために、トップケース18と金属製放熱板20の接触部分、および、トップケース18とボトムケース16の接触部分は、電池パックが密閉構造となるように例えば接着剤で固定することができる。また、トップケース18とボトムケース16との間にガスケットを挟んで両者をネジ等の固定具で着脱自在に固定することにより、電池パックをメンテナンス可能な構造としてもよい。電池パック10を密閉構造とすることにより、電池12の表面に何らかの導電体が接触しショートしたり、電池12が液漏れをしたときに液が外部へ漏洩したりすることが防止される。
また、外部への電気供給のインターフェースとなる端子や制御基盤など、電池パック10の駆動に必要な部品は筐体16、18内に組み込んでも良い。また、複数の円筒形電池12は使用用途に応じて様々に配列されるが、冷却効果を考えると、複数段重ねて配置するよりも平面状に配置するほうが良い。
図4は、本発明の電池パックを組み込んだ電子機器の一例である。この電子機器100は、中空状のケーシング102内に配設された電子部品106、108と、冷却ファン104とを具備し、本発明の電池パック10が、ケーシング102内において冷却ファン104に対面させて配置されている。より詳細には、電池パック10は、金属製放熱板20のある側(トップケース側)を電子機器100の内側を向くように、ボトムケース16側を電子機器のケーシング102に接するようにしてケーシング102内に取り外せないように或いは着脱自在に固定されている。ケーシング102に開口部(図示せず)を設けて、外部から電池パック10のボトムケース16にアクセスできるようにしてもよい。
ケーシング102の入口開口部102aから冷却ファン104によって吸い込まれた冷却風が、電子機器100の内部を流通し、電子部品106、電池パック10、電子部品108を冷却して、ケーシング102の出口開口部102bから外部に排気される。この冷却風は、電池パック10の金属放熱板20に当たるが、その際、金属放熱板20の表面の熱伝達係数を高くするように、金属放熱板20に冷却風が垂直に当たるような構造を取るのが好ましい。そのために、例えば、図4に示すように、金属製放熱板20の直前に冷却ファン13を設けて冷却風を吹き付けることもできるが、内部レイアウトに応じて冷却ファン13を引っ張りとして使用することも可能である。
本発明の電子機器100としては医療用酸素濃縮装置があり、電池パック10を搭載することにより酸素濃縮装置の携帯使用、或いは緊急時のバッテリー搭載仕様として使用することが出来る。またその他ノートパソコン、携帯電話、CDプレーヤー、ビデオカメラなど各種電子機器として上記電池パックを搭載することが出来る。
円筒形電池の外側面に沿う複数の円弧状断面を持つ金属製放熱板、円筒形電池と金属製放熱板の隙間に介在する電気絶縁性材料、およびケースを備え、金属製放熱板の隣接する本体部の中心間距離が円筒形電池の直径よりも長いことを特徴とする電池パックとすることで、従来の電池パックよりも冷却効果が高まる。本発明の効果を検証するため実験を行った。
本発明の実施態様として、リチウムイオン2次電池(Φ19mm×65mm)を用いて、4本組み、4群、計16本を図1に示すような配列として電池パックを作製した。放熱板にはアルミ製の金属製放熱板を使用し、図2に示すように半円弧形状の断面形状とし、住友3M社製熱伝導シート「ハイパーソフト放熱材N0.5509」を使用して厚さ5mmで金属製放熱板と電池を密着させた。
そして(1)放熱板の無い従来の樹脂製密閉電池パック、(2)金属製放熱板の隣接する本体部22の中心Oを結んだ距離Lが円筒形電池の直径と等しい従来の電池パック、(3)本発明の電池パック、の3種類において、金属製放熱板側に0.2m3/分の冷却風を同様に当てながら放電させた時の、電池パック内円筒形電池の表面の最高温度を比較した。図5に示すように実験の結果、本発明の電池パックが他に比べて最も温度が低く、十分な冷却効果があることが明かになった。
また、金属製放熱板の隣接する本体部の中心間距離Lと円筒形電池の直径とが、どの程度の差が効果的かを調べる実験も行った。図6は、2本の隣接する電池の間の距離を変えながら、自然対流状態にて放電した時の電池表面温度の比較結果である。距離がゼロ、即ち、金属製放熱板の隣接する本体部の中心Oを結んだ距離Lと円筒形電池の直径が等しい場合に比べ、10mm程度まで距離を広げるほど冷却効果が上がり、その後効果が飽和していることから、本発明の冷却効果を裏付けることができる。隣接する本体部の中心Oの距離は1mm以上、好ましくは3mm以上とするのが好ましい。
本発明の電池パック概略図。 図1の矢視線II-IIに沿う本発明の電池パック断面図。 金属製放熱板の断面図。 電子機器に組み込んだ電池パックの一例。 本発明と従来電池パックの比較実験結果。 隣接する円筒形電池の距離と発熱の関係。
符号の説明
10 電池パック
12 円筒形電池
14a タブ
14b タブ
16 ボトムケース
18 トップケース
20 金属製放熱板
22 電気絶縁材料
100 電子機器
102 ケーシング
104 冷却ファン
106 電子部品
108 電子部品
L 隣接する本体部の中心間距離
O 放熱板の円弧中心

Claims (9)

  1. 複数の円筒形電池、前記円筒形電池を収納し放熱を行う複数の円弧状断面を有する金属製放熱板、及び前記金属製放熱板と前記円筒形電池側面との間に密着する電気絶縁性材料を備えた電池パックにおいて、前記金属製放熱板は前記円筒形電池の側面に沿う複数の円弧状断面を持ち、かつ隣接する本体部の中心間距離が、前記円弧の内径(直径)よりも長いことを特徴とする電池パック。
  2. 前記隣接する本体部の中心間距離が、前記円弧の内径(直径)よりも1mmから10mm長いことを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
  3. 前記金属性放熱板の断面形状が複数の円弧および円弧同士を結ぶ直線形状を有することを特徴とする請求項1または2に記載の電池パック。
  4. 前記円筒形電池が平面状に配列されたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の電池パック。
  5. 前記電池が、リチウムイオン2次電池であることを特徴とした請求項1〜4のいずれかに記載の電池パック。
  6. 複数の円筒形電池、前記円筒形電池を収納し放熱を行う複数の円弧状断面を有する金属製放熱板、及び前記金属製放熱板と前記円筒形電池側面との間に密着する電気絶縁性材料を備え、前記金属製放熱板は前記円筒形電池の側面に沿う複数の円弧状断面を持ち、かつ隣接する本体部の中心間距離が、前記円弧の内径(直径)よりも長い電池パックを内蔵または嵌め込んで用いる電子機器であり、前記金属製放熱板が電子機器の装置内部側に配置され、前記金属製放熱板表面を強制冷却する冷却手段を備えることを特徴とする電子機器。
  7. 前記電池パックの隣接する本体部の中心間距離が、前記円弧の内径(直径)よりも1mmから10mm長いことを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記金属性放熱板の断面形状が複数の円弧および円弧同士を結ぶ直線形状を有することを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記冷却手段が、前記金属製放熱板に対して風を吹き付ける送風手段であることを特徴とする請求項6から8の何れかに記載の電子機器。
JP2004277675A 2004-09-24 2004-09-24 電池パック Pending JP2006092935A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004277675A JP2006092935A (ja) 2004-09-24 2004-09-24 電池パック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004277675A JP2006092935A (ja) 2004-09-24 2004-09-24 電池パック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006092935A true JP2006092935A (ja) 2006-04-06

Family

ID=36233720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004277675A Pending JP2006092935A (ja) 2004-09-24 2004-09-24 電池パック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006092935A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006222066A (ja) * 2005-01-14 2006-08-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非水電解液二次電池パック
EP2187473A1 (en) 2008-11-18 2010-05-19 Hitachi Ltd. Battery module, and battery box holding battery module and railway vehicle equipped with battery box
JP2011508366A (ja) * 2007-12-06 2011-03-10 ヴァレオ エキプマン エレクトリク モトゥール 車両用電源装置
WO2014010437A1 (ja) * 2012-07-13 2014-01-16 三洋電機株式会社 電源装置及びこの電源装置を備える車両
WO2014035160A1 (ko) * 2012-08-30 2014-03-06 에스케이이노베이션 주식회사 배터리 모듈
KR101390872B1 (ko) * 2012-02-28 2014-05-02 주식회사 휘닉스소재 파우치타입 고용량 이차전지용 방열캔과 그 제조방법
WO2015155919A1 (ja) * 2014-04-10 2015-10-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 電池ブロック、及び電池モジュール
US9236585B2 (en) 2011-05-30 2016-01-12 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Battery block and method for manufacturing same
US9350002B2 (en) 2010-07-01 2016-05-24 Johnson Controls—SAFT Advanced Power Solutions LLC Thermal management of a battery system
EP2923393B1 (en) 2012-11-23 2019-04-24 Husqvarna AB Apparatus for providing battery pack cooling
JP2019525393A (ja) * 2017-03-15 2019-09-05 エルジー・ケム・リミテッド バッテリーモジュール、これを含むバッテリーパック及びこのバッテリーパックを含む自動車
CN111406344A (zh) * 2018-09-04 2020-07-10 株式会社Lg化学 设置有散热板的二次电池组
WO2022149964A1 (ko) * 2021-01-11 2022-07-14 주식회사 엘지에너지솔루션 배터리 팩 및 이를 포함하는 자동차

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0747892A (ja) * 1993-08-04 1995-02-21 Tokyo R & D:Kk 電気自動車用筒型電池の搭載機構
JP2004071168A (ja) * 2002-08-01 2004-03-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電池パックおよびその製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0747892A (ja) * 1993-08-04 1995-02-21 Tokyo R & D:Kk 電気自動車用筒型電池の搭載機構
JP2004071168A (ja) * 2002-08-01 2004-03-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電池パックおよびその製造方法

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006222066A (ja) * 2005-01-14 2006-08-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非水電解液二次電池パック
JP2011508366A (ja) * 2007-12-06 2011-03-10 ヴァレオ エキプマン エレクトリク モトゥール 車両用電源装置
EP2187473A1 (en) 2008-11-18 2010-05-19 Hitachi Ltd. Battery module, and battery box holding battery module and railway vehicle equipped with battery box
JP2010123349A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Hitachi Ltd 電池モジュール及びこれを収容する電池箱並びにそれを備える鉄道車両
US9350002B2 (en) 2010-07-01 2016-05-24 Johnson Controls—SAFT Advanced Power Solutions LLC Thermal management of a battery system
US9236585B2 (en) 2011-05-30 2016-01-12 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Battery block and method for manufacturing same
KR101390872B1 (ko) * 2012-02-28 2014-05-02 주식회사 휘닉스소재 파우치타입 고용량 이차전지용 방열캔과 그 제조방법
WO2014010437A1 (ja) * 2012-07-13 2014-01-16 三洋電機株式会社 電源装置及びこの電源装置を備える車両
US9991569B2 (en) 2012-08-30 2018-06-05 Sk Innovation Co., Ltd. Battery module
WO2014035160A1 (ko) * 2012-08-30 2014-03-06 에스케이이노베이션 주식회사 배터리 모듈
EP2923393B1 (en) 2012-11-23 2019-04-24 Husqvarna AB Apparatus for providing battery pack cooling
WO2015155919A1 (ja) * 2014-04-10 2015-10-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 電池ブロック、及び電池モジュール
US10784543B2 (en) 2014-04-10 2020-09-22 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Cell block and cell module
JP2019525393A (ja) * 2017-03-15 2019-09-05 エルジー・ケム・リミテッド バッテリーモジュール、これを含むバッテリーパック及びこのバッテリーパックを含む自動車
US11024896B2 (en) 2017-03-15 2021-06-01 Lg Chem, Ltd. Battery module with cooling unit to cover exposed parts of adjacent battery cell assemblies. Battery pack including battery module, and vehicle including battery pack
CN111406344A (zh) * 2018-09-04 2020-07-10 株式会社Lg化学 设置有散热板的二次电池组
JP2020537310A (ja) * 2018-09-04 2020-12-17 エルジー・ケム・リミテッド 放熱プレートを備えた二次電池パック
JP7082661B2 (ja) 2018-09-04 2022-06-08 エルジー エナジー ソリューション リミテッド 放熱プレートを備えた二次電池パック
US11398654B2 (en) 2018-09-04 2022-07-26 Lg Energy Solution, Ltd. Secondary battery pack including heat dissipation plate
CN111406344B (zh) * 2018-09-04 2023-11-03 株式会社Lg新能源 设置有散热板的二次电池组、电子装置和电动工具
WO2022149964A1 (ko) * 2021-01-11 2022-07-14 주식회사 엘지에너지솔루션 배터리 팩 및 이를 포함하는 자동차

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI687150B (zh) 電池充電裝置、熱能傳遞系統及熱能傳遞方法
JP4593772B2 (ja) 固体のエネルギー貯蔵装置の熱管理装置及び方法
JP5209036B2 (ja) 電池組立体、電気自動車、及び電池ハウジング
KR101057558B1 (ko) 전지 팩
US20100108291A1 (en) Method and apparatus for embedded battery cells and thermal management
BR112014003152B1 (pt) Conjunto de bateria secundária e método para fabricação do conjunto de bateria secundária
JP2011154986A (ja) 電池パック
JP2009252553A (ja) 組電池モジュール
JP2006092935A (ja) 電池パック
JP2007150014A (ja) 蓄電装置
JP2007123016A (ja) 電池パック
JP2002373708A (ja) 電池パック
CN111033878A (zh) 电池模块和包括该电池模块的电池组
CN113939948A (zh) 包括单元框架的电池模块
KR20200065192A (ko) 방열 부재를 구비한 전지팩
JP2013175360A (ja) 組電池
JP2002008738A (ja) 電源ユニット又はバッテリー充電装置
JP2005209367A (ja) 電池パック
US11843101B2 (en) Battery pack
KR102311076B1 (ko) 히트 파이프를 포함한 배터리 모듈 및 그것을 포함하는 배터리 팩
CN109075410B (zh) 散热盒及利用其的电动汽车用电池组
KR20190074516A (ko) 배터리 모듈
CN111226344B (zh) 电池模块和包括该电池模块的电池组
US9236597B2 (en) Battery pack
KR20170067012A (ko) 배터리 모듈 및 이를 포함하는 배터리 팩

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070810

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20081224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110510

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111018