JP2006090725A - 光学式エンコーダ - Google Patents

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Abstract


【課題】 移動体と受光部との間の距離変動による光変調信号の振幅変動を抑えることができる光学式エンコーダを提供する。
【解決手段】 この光学式エンコーダが備える受光装置5では、複数の受光部5〜5は、それぞれ、受光領域の移動方向Xの寸法が移動体1のスリット3の移動方向Xの寸法よりも長い。これにより、スリット3から中実部2に回り込んだ光を受光部5〜5の受光領域で受光できるから、移動体1と受光部5〜5との間の距離が変動して、移動体1と受光部5〜5との間で光の広がりがばらついた場合でも、受光量の変動を抑えることができる。これにより、移動体1と受光部5〜5との間の距離変動による光変調信号の振幅変動を抑えることができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、受光素子を用いて移動体の位置,移動速度、移動方向等を検出する光学式エンコーダの受光装置に関し、特に、複写機、プリンターなどの印刷機器、FA(ファクトリオートメーション)機器等に用いると好適な光学式エンコーダに関する。
従来、光学式エンコーダの一例として、図5(A)に示すように、回転方向(移動方向)Xに等ピッチPで形成されたスリット103を有する移動体101と、この移動体101に対向して配置される受光装置201を備えたものが特許文献1(特許第3256109号)に記載されている。
上記受光装置201は、移動方向Xに配列された複数のフォトダイオード群を有し、1つのフォトダイオード群は上記移動方向Xに配置された4つのフォトダイオード20141,20131,20121,20111からなり、このフォトダイオード群に隣接するもう1つのフォトダイオード群は4つのフォトダイオード20142,20132,20122,20112からなる。上記各フォトダイオードは、それぞれ、上記スリット103の幅(1/2)Pの2分の1である(1/4)Pの幅を有する。
図5(A)の光学式エンコーダでは、一例として図6(A)に示す4つの光変調信号A+、A−、B+、B−が得られる。すなわち、上記光変調信号A+は、フォトダイオード20111と20112が出力する2つの信号を加算して得られ、光変調信号A−は、フォトダイオード20131と20132が出力する2つの信号を加算して得られる。また、光変調信号B+は、フォトダイオード20141と20142が出力する2つの信号を加算して得られ、光変調信号B−は、フォトダイオード20121と20122が出力する2つの信号を加算して得られる。
また、もう一つの従来例として、特許文献2(特許第3375578号)には、図5(B)に示すように、スリット103の幅(1/2)Pと等しい幅を有する4つのフォトダイオード301,301,301,301を(1/4)Pの間隔を開けて配列したフォトダイオード群を回転方向Xに複数有する受光装置301を備えた光学式エンコーダが記載されている。
図5(B)の光学式エンコーダでは、一例として図7(A)に示す4つの光変調信号A+、A−、B+、B−が得られる。光変調信号A+はフォトダイオード301から得られ、光変調信号A−はフォトダイオード301から得られ、光変調信号B+はフォトダイオード301から得られ、光変調信号B−はフォトダイオード301から得られる。
ところで、光学式エンコーダの特性を特に悪化させる条件として光源の経年変化、移動体のミスト等による光量低下、移動体が受光素子としてのフォトダイオードから離れた場合の入射光の広がりが考えられる。
上述の図5(A),(B)の従来例では、移動体101に対向して、受光素子であるフォトダイオードを配置しているが、移動体101がフォトダイオードから離れた場合、各光変調信号間の位相差は変動しないが、ローレベル時に光が回り込み、信号振幅が大幅に変動する。
すなわち、図5(A)に示す従来例では、移動体101がフォトダイオードから離れた場合、各光変調信号A+,A−,B+,B−は、図6(A)に例示する波形が図6(B)に例示する波形に変化し、信号振幅が大幅に減少する。同様に、図5(B)に示す従来例では、移動体101がフォトダイオードから離れた場合、各光変調信号A+,A−,B+,B−は、図7(A)に例示する波形が図7(B)に例示する波形に変化し、信号振幅が大幅に減少する。
通常、光変調信号A+とA−、光変調信号B+とB−は、それぞれ、後段回路の差動増幅器で振幅増幅を行うが、振幅変動が大きいとレンジを広く取れない。また、このことは、信号のチャンネル間のオフセットの影響を受けやすいこととなり、デューディ比を一定にすることができず、エンコーダの特性を悪化させる。
特に、反射光を読み取る反射型エンコーダでは、光の広がり、および移動体とフォトダイオードとの距離ばらつきが透過型エンコーダに比べて顕著に表れるので、上記距離ばらつきを抑える必要が特にある。
特許第3256109号公報 特許第3375578号公報
そこで、この発明の課題は、移動体と受光部との間の距離変動による光変調信号の振幅変動を抑えることができる光学式エンコーダを提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の光学式エンコーダは、光透過領域と光非透過領域とが移動方向に交互に複数形成された移動体と、
上記移動体の上記複数の光透過領域を透過した光を受光領域で受光して上記移動体の移動情報を表す光変調信号を出力する複数の受光部を備え、
上記複数の受光部は、上記移動体の移動方向に配列されると共に、上記受光領域の上記移動方向の寸法が上記光透過領域の上記移動方向の寸法よりも長いことを特徴とする。
この発明の光学式エンコーダでは、上記複数の受光部は、それぞれ、受光領域の上記移動方向の寸法が上記光透過領域の上記移動方向の寸法よりも長い。これにより、上記光透過領域から光非透過領域に回り込んだ光を受光部の受光領域で受光できるから、移動体と受光部との間の距離が変動して、移動体と受光部との間で光の広がりがばらついた場合でも、受光量の変動を抑えることができる。これにより、移動体と受光部との間の距離変動による光変調信号の振幅変動を抑えることができる。したがって、この発明によれば、受光総量を減らさず、かつ、SNばらつきを抑えることが可能となる。
また、一実施形態の光学式エンコーダでは、複数の上記受光部は、それぞれ、複数の受光素子を有し、上記複数の受光素子が出力する受光電流を加算して、上記移動体の移動情報を表す光変調信号を出力する。
この実施形態の光学式エンコーダによれば、各受光部は、複数の受光素子が出力する受光電流を加算して光変調信号を出力するので、SN比の向上を図れる。
また、一実施形態の光学式エンコーダでは、上記移動体の上記光透過領域の配列のピッチを1ピッチとした場合、各受光部の上記移動方向の寸法を4分の3ピッチとした。
この実施形態の光学式エンコーダでは、各受光部の上記移動方向の寸法を4分の3ピッチとしたことで、移動体と受光部との間で光が光透過領域から光非透過領域の中心まで回り込んだ場合、つまりエンコーダとして動作できる限界まで光が回り込んだ場合にも、受光部の受光領域で光を受光できる。したがって、移動体と受光部との間の距離変動による光変調信号の振幅変動を最大限に抑制でき、受光総量の減少を抑え、かつ、SNばらつきを抑えることができる。
また、一実施形態の光学式エンコーダでは、各受光部は、上記複数の受光部が対向する上記光透過領域の数N(Nは自然数)だけ受光素子を有し、
上記各受光部が有するN個の受光素子のうちの1つの受光素子を順次上記移動方向に配列して1つの受光素子群とし、上記光透過領域の数Nだけの上記受光素子群を上記移動方向に順次配列した。
この実施形態の光学式エンコーダでは、各受光部は、複数個Nの受光素子を有し、各受光部が有する複数個Nの受光素子は、上記移動方向に順に配列された各受光素子群に1つずつ割り振られている。これにより、各受光部が1つの受光素子からなる場合に比べて、各受光部から得られる光変調信号のバランスがよくなり、各光変調信号のずれ,ひずみ,ばらつきを抑制できる。
また、一実施形態の光学式エンコーダでは、上記1つの受光素子の移動方向の寸法と同一の移動方向寸法を有すると共に隣り合う2つの受光素子群間に配置されたダミー受光素子を備えた。
この実施形態の光学式エンコーダでは、隣り合う2つの受光素子群間に配置されたダミー受光素子を備えたので、各受光部が出力する各光変調信号間のクロストークを均等化でき、SN比を向上できる。
また、一実施形態の光学式エンコーダでは、各受光部は、上記複数の受光部が対向する上記光透過領域の数NのM乗(Mは自然数)の個数Nだけ受光素子を有し、
上記各受光部は、N個の受光素子群を有し、
上記各受光部の各受光素子群は、上記光透過領域の数Nの(M−1)乗の個数N(M−1)の受光素子を有し、
上記各受光部の各受光素子群が有するN(M−1)個のうちの隣り合う2つの受光素子は、それぞれ、他の受光素子群が有する受光素子を上記光透過領域の数Nから1を減じた個数(N−1)だけ挟んで、上記移動方向に順次配置されている。
この実施形態の光学式エンコーダによれば、各受光部が有するN個の受光素子群は、N(M−1)個の受光素子を有し、さらに、上記N個の各受光素子群におけるN(M−1)個の受光素子のうちの隣り合う2つの受光素子は、それぞれ、他の受光素子群が有する受光素子を(N−1)個だけ挟んでいる。
したがって、この構成によれば、各受光部を構成する各受光素子群における各受光素子間の距離を短縮でき、かつ、或る受光部を構成する受光素子の幅方向の中心と他の受光部を構成する受光素子の幅方向の中心との間の距離を短縮できる。これにより、移動方向の光量分布の不均一に起因して、各受光部に対応する各光変調信号間の位相差ばらつきが生じることを抑制できる。また、正極性の光変調信号に対応する受光素子とこの正極性の光変調信号を反転した逆極性の光変調信号に対応する受光素子とを隣接配置することが可能となり、位相差ばらつきを抑えることが可能となる。
また、一実施形態の光学式エンコーダは、上記各受光部の各受光素子群を、上記移動方向の順番を入れ替えて配置した。
この実施形態では、上記実施形態と同様に、各受光部に対応する各光変調信号間の位相差ばらつきを抑制できる。
また、一実施形態の電子機器は、上記光学式エンコーダを備えた。
この実施形態の電子機器によれば、移動体と受光部との間の距離変動による光変調信号の振幅変動を抑えることができ、受光総量を確保できると共に、SNばらつきを抑制した光学式エンコーダを備えるので、移動体の位置、移動速度、移動方向等を正確に検出できる電子機器を実現できる。
この発明の光学式エンコーダによれば、複数の受光部は、それぞれ、受光領域の移動方向寸法が移動体の光透過領域の移動方向寸法よりも長い。これにより、光透過領域から光非透過領域に回り込んだ光を受光部の受光領域で受光できるから、移動体と受光部との間の距離が変動して、移動体と受光部との間で光の広がりがばらついた場合でも、受光量の変動を抑えることができる。これにより、移動体と受光部との間の距離変動による光変調信号の振幅変動を抑えることができる。したがって、この発明によれば、受光総量を減らさずに確保しつつ、SNばらつきを抑えることが可能となる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1(A)に、この発明の光学式エンコーダの第1実施形態の要部を模式的に示す。
この光学式エンコーダは、移動方向Xに延在している移動体1と、この移動体1に対向する受光装置5を備える。この移動方向Xは、回転方向でも直線方向でもよい。
上記移動体1は、光透過領域としてのスリット3と光非透過領域としての中実部2とが上記回転方向に交互に形成されている。このスリット3は所定のピッチPで複数配列され、各スリット3の移動方向Xの寸法は(1/2)Pである。
一方、受光装置5は、移動体1に対して、移動方向Xと直交する方向に所定の距離を隔てて対向しており、移動方向Xに向かって、順に配置された4つの受光部5、5、5、5を備える。受光部5〜5は、それぞれ、受光素子としての1つのフォトダイオードで構成され、各受光部5〜5のうちの移動体1に面している受光領域の移動方向Xの寸法は(3/4)Pである。また、各受光部5〜5は距離0で隣接している。
なお、図1(A)では、移動体1および受光装置5が直線状に延びている場合を示したが、移動方向Xが回転方向である場合には湾曲した形状としてもよい。また、この実施形態では、上記エンコーダを反射型エンコーダとしたが、反射型エンコーダ以外の光学式エンコーダであってもよい。
上記構成の光学式エンコーダでは、移動体1が移動方向Xに移動すると、移動体1のスリット3を通過した光は、受光装置5の各受光部5〜5の受光領域に入射する。受光部5〜5は、受光領域に入射した光に応じて、それぞれ、移動体1の移動情報を表す光変調信号A+、B−、A−、B+を出力する。この光変調信号A+、B−、A−、B+の波形の一例を図1(E)に示す。なお、上記光は、図1において移動体1について受光装置5と反対側に配置された所定の光源(図示せず)から上記移動体1に向かって出射されるようになっている。
この第1実施形態が備える受光装置5では、上記4つの受光部5〜5は、それぞれ、移動体1に対面する受光領域の移動方向Xの寸法が上記スリット3の移動方向Xの寸法よりも長い。したがって、上記スリット3から中実部2に回り込んだ光を受光部5〜5の受光領域で受光できるから、移動体1と受光部5〜5との間の距離が変動して、移動体1と受光部5〜5との間で光の広がりが移動方向Xにばらついた場合でも、受光量の変動を抑えることができる。これにより、図4(A)と図4(B)に一例を示すように、移動体1と受光部5〜5との間の距離変動が発生した場合にも、各光変調信号A+、B−、A−、B+は、DC(直流)レベルが変化するだけで、信号振幅が変動することを抑制できる。これにより、上記距離変動が発生した場合にも、受光総量を減らさず、かつ、SNばらつきを抑えることが可能となる。これにより、各光変調信号A+、B−、A−、B+のための後段アンプを組み易くすることが可能となり有益である。
また、この光学式エンコーダが備える受光装置5では、各受光部5〜5の受光領域の上記移動方向の寸法を4分の3Pとしたことで、移動体1から受光部5〜5までの間で光がスリット3から中実部2の中心まで回り込んだ場合、つまりエンコーダとして動作できる限界まで光が回り込んだ場合にも、受光部5〜5の受光領域で光を受光できる。したがって、移動体1と受光部5〜5との間の距離変動による光変調信号A+、B−、A−、B+の振幅変動を最大限に抑制でき、受光総量の減少を抑え、かつ、SNばらつきを抑えることができる。
(第2の実施の形態)
次に、図1(B)に、この発明の光学式エンコーダの第2実施形態が有する受光装置を示す。この第2実施形態が有する受光装置6は、移動体1の移動方向Xに順次配列された3つの受光素子群G1,G2,G3を有する。この移動方向Xは、回転方向でも直線方向でもよい。
この受光素子群G1とG2との間には、ダミー受光素子6D1が配置され、受光素子群G2とG3との間には、ダミー受光素子6D2が配置されている。各ダミー受光素子6D1,6D2,6D3は、受光領域の幅寸法が(1/4)Pである。Pは移動体1のスリット3の配列ピッチである。
受光素子群G1は、移動体1の移動方向Xに間隔0で順次配列された4つの受光素子611,641,631,621を有する。また、受光素子群G2は、移動体1の移動方向Xに間隔0で順次配列された4つの受光素子612,642,632,622を有する。また、受光素子群G3は、移動体1の移動方向Xに間隔0で順次配列された4つの受光素子613,643,633,623を有する。各受光素子群G1〜G3が有する各受光素子は、受光領域の幅寸法が(1/4)Pである。この幅寸法とは、移動体1の移動方向Xの寸法である。なお、上記各受光素子は、フォトダイオードからなる。
また、図1(B)では、直線状に延在している受光装置6を示したが、移動方向Xが回転方向である場合には、受光装置6を移動方向Xに湾曲した形状にしてもよい。
受光素子群G1の受光素子611と受光素子群G2の受光素子612と受光素子群G3の受光素子613とが第1の受光部を構成している。また、受光素子群G1の受光素子621と受光素子群G2の受光素子622と受光素子群G3の受光素子623とが第2の受光部を構成している。また、受光素子群G1の受光素子631と受光素子群G2の受光素子632と受光素子群G3の受光素子633とが第3の受光部を構成している。また、受光素子群G1の受光素子641と受光素子群G2の受光素子642と受光素子群G3の受光素子643とが第4の受光部を構成している。
すなわち、第1〜第4の各受光部は、第1〜第4の受光部における受光領域の幅寸法の和(4×3×(1/4)P=3P)に対応するスリット3の数(N=3)だけの受光素子で構成されている。そして、各受光部が有する3個の受光素子のうちの1つの受光素子を順次幅方向(X方向)に配列して、各受光素子群G1〜G3を構成している。
この第2実施形態の光学式エンコーダが有する受光装置6では、第1〜第4の受光部は、それぞれ、3個の受光素子(611〜613,621〜623,631〜633,641〜643)を有し、各受光部が有する3個の受光素子は、上記移動方向Xに順に配列された各受光素子群G1〜G3に1つずつ分配されている。
言い換えれば、上記第1の受光部は、第1実施形態の受光部5を3つに分割した受光素子611,612,613で構成され、上記第2の受光部は、第1実施形態の受光部5を3つに分割した受光素子621,622,623で構成される。また、上記第3の受光部は、第1実施形態の受光部5を3つに分割した受光素子631,632,633で構成され、上記第4の受光部は、第1実施形態の受光部5を3つに分割した受光素子641,642,643で構成される。
この第2実施形態では、第1の受光部をなす3つの受光素子611,612,613の出力信号(受光電流)を加算して光変調信号A+とし、第2の受光部をなす3つの受光素子621,622,623の出力信号(受光電流)を加算して光変調信号B−としている。また、第3の受光部をなす3つの受光素子631,632,633の出力信号(受光電流)を加算して光変調信号A−とし、第4の受光部をなす3つの受光素子641,642,643の出力信号(受光電流)を加算して光変調信号B+としている。
これにより、第1〜第4の各受光部が1つの受光素子からなる場合に比べて、第1〜第4の各受光部から得られる光変調信号A+,B−,A−,B+のバランスがよくなり、各光変調信号A+,B−,A−,B+のずれ,ひずみ,ばらつきを抑制できる。
また、この第2実施形態の光学式エンコーダが有する受光装置6では、隣り合う2つの受光素子群G1,G2、G2,G3間に配置されたダミー受光素子6D1,6D2を備えたので、第1〜第4の各受光部が出力する各光変調信号A+,B−,A−,B+間のクロストークを均等化でき、SN比を向上できる。
上述の如く、この第2実施形態が有する受光装置6によれば、各受光部を構成する3つの受光素子を3つの受光素子群G1〜G3に分散配置したことにより、第1実施形態が有する受光装置5に比べて、各光変調信号A+,B−,A−,B+を得るための移動体1の被測定個所を接近させることができる。これにより、各光変調信号間の位相差の特性を向上させることが可能となる。
(第3の実施の形態)
次に、図1(C)に、この発明の第3実施形態の光学式エンコーダが有する受光装置7を示す。
この受光装置7は、9個の受光素子711〜719からなる第1の受光部と、9個の受光素子721〜729からなる第2の受光部と、9個の受光素子731〜739からなる第3の受光部と、9個の受光素子741〜749からなる第4の受光部を有する。上記各受光素子の受光領域の幅寸法(X方向の寸法)は、上記ピッチPの12分の1である。また、第1の受光部が有する9個の受光素子711〜719の出力電流を加算して第1の光変調信号A+とし、第2の受光部が有する9個の受光素子721〜729の出力電流を加算して第2の光変調信号B−とする。また、第3の受光部が有する9個の受光素子731〜739の出力電流を加算して第3の光変調信号A−とし、第4の受光部が有する9個の受光素子741〜749の出力電流を加算して第4の光変調信号B+とする。
なお、図1(C)では、受光装置7が直線状に延在している様子を示したが、移動方向Xが回転方向である場合は湾曲した形状としてもよい。
上記第1の受光部は、3個の受光素子711,712,713からなる受光素子群G11と3個の受光素子714,715,716からなる受光素子群G12と3個の受光素子717,718,719からなる受光素子群G13とを有する。また、上記第2の受光部は、3個の受光素子723,724,725からなる受光素子群G21と3個の受光素子726,727,728からなる受光素子群G22と3個の受光素子729,721,722からなる受光素子群G23とを有する。また、上記第3の受光部は、3個の受光素子732,733,734からなる受光素子群G31と3個の受光素子735,736,737からなる受光素子群G32と3個の受光素子738,739,731からなる受光素子群G33とを有する。また、上記第4の受光部は、3個の受光素子741,742,743からなる受光素子群G41と3個の受光素子744,745,746からなる受光素子群G42と3個の受光素子747,748,749からなる受光素子群G43とを有する。
上記第1〜第4の受光部は、それぞれ、この4個の受光部における受光領域の幅方向(X方向)寸法の和に対応する上記スリット3の個数3の2乗(M=2)の個数3=9個だけ受光素子を有する。そして、各受光部は、3個の受光素子群を有する。各受光部の各受光素子群は、上記スリット3の個数3の(2−1)乗(つまり(M−1)乗)の個数3の受光素子を有する。
また、上記第1の受光部が有する受光素子群G11において、隣り合う2つの受光素子711と712は、他の受光部が有する(3−1)個の受光素子731,721を挟んでいる。また、受光素子712と713は、他の受光部の受光素子741,722を挟んでいる。また、第1の受光部の受光素子群G12において、隣り合う2つの受光素子714と715は、他の受光部の受光素子734,725を挟んでおり、2つの受光素子715と716は、他の受光部の受光素子744,735を挟んでいる。また、第1の受光部の受光素子群G13において、隣り合う2つの受光素子717と718は、他の受光部の受光素子747,728を挟んでおり、2つの受光素子718と719は、他の受光部の受光素子748,738を挟んでいる。
上記第1の受光部を構成する上記3つの受光素子群G11〜G13における各3個の上記受光素子と同じように、第2,第3,第4の受光部を構成する各3つの受光素子群G21〜G23,G31〜G33,G41〜G43においても、図1(C)に示されるように、隣り合う2つの受光素子は、他の受光部が有する受光素子を2個だけ挟んでいる。
言い換えれば、前述の第1実施形態が備える受光装置5では、受光部5〜5をそれぞれ1つのフォトダイオードで構成したのに対して、この第3実施形態では、上記1つのフォトダイオードを、N=3=9分割して、9個のフォトダイオードで1つの受光部を構成している。そして、各受光部をなす9個のフォトダイオードは、9(フォトダイオード個数)÷3(スリット個数)=3個ずつのグループ(受光素子群)に分けて、各グループにおいて隣り合う2つのフォトダイオードは他の受光部に属する2つのフォトダイオードを挟んでいる。
上記構成の光学式エンコーダの受光装置7によれば、前述の第2実施形態に比べて、第1〜第4の各受光部を構成する各受光素子群における各受光素子間の距離を短縮できる。さらに、この受光装置7によれば、前述の第2実施形態に比べて、或る受光部を構成する受光素子の幅方向の中心と他の受光部を構成する受光素子の幅方向の中心との間の距離(受光素子間ピッチ)を短縮できる。これにより、移動方向の光量分布の不均一に起因して、各受光部に対応する各光変調信号間の位相差ばらつきが生じることを抑制できる。また、図1(C)に示すように、正極性の光変調信号A+、B+に対応する受光素子とこの正極性の光変調信号A+、B+を反転した逆極性の光変調信号A−、B−に対応する受光素子とを隣接配置することが可能となり、位相差ばらつきを抑えることが可能となる。
(第4の実施の形態)
次に、図1(D)に、この発明の光学式エンコーダの第4実施形態が備える受光装置を示す。この第4実施形態の受光装置8は、27個の受光素子811〜827からなる第1の受光部と、27個の受光素子821〜8227からなる第2の受光部と、27個の受光素子831〜8327からなる第3の受光部と、27個の受光素子841〜8427からなる第4の受光部を備える。第1〜第4の受光部が有する各受光素子の受光領域の幅寸法(X方向の寸法)は、上記ピッチPの36分の1である。
また、第1の受光部が有する27個の受光素子811〜827の出力電流を加算して第1の光変調信号A+とし、第2の受光部が有する27個の受光素子821〜8227の出力電流を加算して第2の光変調信号B−とする。また、第3の受光部が有する27個の受光素子831〜8327の出力電流を加算して第3の光変調信号A−とし、第4の受光部が有する27個の受光素子841〜8427の出力電流を加算して第4の光変調信号B+とする。
なお、図1(D)では、受光装置8が直線状に延在している場合を示したが、移動方向Xが回転方向である場合には、湾曲した形状としてもよい。
上記第1の受光部は、9個の受光素子811〜819からなる受光素子群G11と9個の受光素子8110〜8118からなる受光素子群G12と9個の受光素子8119〜8127からなる受光素子群G13とを有する。また、第2の受光部は、9個の受光素子827〜8215からなる受光素子群G21と9個の受光素子8216〜8224からなる受光素子群G12と9個の受光素子8225〜8227,821〜826からなる受光素子群G23とを有する。また、第3の受光部は、9個の受光素子834〜8312からなる受光素子群G31と9個の受光素子8313〜8321からなる受光素子群G32と9個の受光素子8322〜8327,831〜833からなる受光素子群G33とを有する。また、第4の受光部は、9個の受光素子841〜849からなる受光素子群G41と9個の受光素子8410〜8418からなる受光素子群G42と9個の受光素子8419〜8427からなる受光素子群G43とを有する。
上記第1〜第4の受光部は、それぞれ、この4個の受光部における受光領域の幅方向(X方向)寸法の和に対向する上記スリット3の個数3の3乗(M=3)の個数3=27個だけ受光素子を有する。そして、各受光部は、3個の受光素子群を有する。各受光部の各受光素子群は、上記スリット3の個数3の(3−1)乗(つまり(M−1)乗)の個数9の受光素子を有する。
また、上記第1の受光部が有する受光素子群G11において、隣り合う2つの受光素子811と812は、他の受光部が有する(3−1)個の受光素子831,821を挟んでいる。また、受光素子812と813は、他の受光部が有する2個の受光素子832,822を挟んでいる。また、受光素子813と814は、他の受光部が有する2個の受光素子833,823を挟んでいる。また、受光素子814と815は、他の受光部が有する2個の受光素子841,824を挟んでいる。また、受光素子815と816は、他の受光部が有する2個の受光素子842,825を挟んでいる。また、受光素子816と817は、他の受光部が有する2個の受光素子843,826を挟んでいる。また、受光素子817と818は、他の受光部が有する2個の受光素子844,834を挟んでいる。また、受光素子818と819は、他の受光部が有する2個の受光素子845,835を挟んでいる。
また、第1の受光部が有する第2、第3の受光素子群においても第1の受光素子群と同じく、隣り合う2つの受光素子は他の受光部が有する2個の受光素子を挟んでいる。また、上記第1の受光部と同様に、第2〜第4の受光部が有する各受光素子群においても、隣り合う2つの受光素子は他の受光部が有する2個の受光素子を挟んでいる。
言い換えれば、前述の第1実施形態が備える受光装置5では、受光部5〜5をそれぞれ1つのフォトダイオードで構成したのに対して、この第3実施形態では、上記1つのフォトダイオードを、N=3=27分割して、27個のフォトダイオードで1つの受光部を構成している。そして、各受光部をなす27個のフォトダイオードは、27(フォトダイオード個数)÷3(スリット個数)=9個ずつのグループ(受光素子群)に分けて、各グループにおいて隣り合う2つのフォトダイオードは他の受光部に属する2つのフォトダイオードを挟んでいる。
上記構成の光学式エンコーダの受光装置8によれば、前述の第3実施形態に比べて、第1〜第4の各受光部を構成する各受光素子群における各受光素子間の距離を短縮できる。さらに、この受光装置8によれば、前述の第3実施形態に比べて、或る受光部を構成する受光素子の幅方向の中心と他の受光部を構成する受光素子の幅方向の中心との間の距離(受光素子間ピッチ)を短縮できる。これにより、移動方向の光量分布の不均一に起因して、各受光部に対応する各光変調信号間の位相差ばらつきが生じることを抑制できる。また、図1(D)に示すように、正極性の光変調信号A+、B+に対応する受光素子とこの正極性の光変調信号A+、B+を反転した逆極性の光変調信号A−、B−に対応する受光素子とを隣接配置することが可能となり、位相差ばらつきを抑えることが可能となる。
(第5の実施の形態)
次に、図2(A)に、この発明の光学式エンコーダの第5実施形態が備える受光装置の要部を示す。この第5実施形態の光学式エンコーダは、移動体11と受光装置10を備える。移動体11は、そのスリット13の幅を、前述の第2実施形態の移動体1のスリット3の幅の2倍にした。すなわち、移動体11のスリット13は、幅がPであり、ピッチが2Pである。
上記移動体11に所定の間隔を開けて対向された受光装置10は、第1セットS1と第2セットS2を有し、セットS1,S2は、それぞれ、受光装置6に相当する。すなわち、この第5実施形態の受光装置10は、第2実施形態の受光装置6を移動方向Xに2つ隣接配置したものである。
したがって、第1セットS1は、受光領域の幅が(1/4)Pの3つの受光素子1011〜1013からなる第1受光部と、受光領域の幅が(1/4)Pの3つの受光素子1021〜1023からなる第2受光部と、受光領域の幅が(1/4)Pの3つの受光素子1031〜1033からなる第3受光部と、受光領域の幅が(1/4)Pの3つの受光素子1041〜1043からなる第4受光部とを備える。
また、第2セットS2は、受光領域の幅が(1/4)Pの3つの受光素子1014〜1016からなる第1受光部と、受光領域の幅が(1/4)Pの3つの受光素子1024〜1025からなる第2受光部と、受光領域の幅が(1/4)Pの3つの受光素子1034〜1036からなる第3受光部と、受光領域の幅が(1/4)Pの3つの受光素子1044〜1046からなる第4受光部とを備える。
したがって、この第5実施形態では、第1セットS1の第1受光部が出力する第1の光変調信号と、第2セットS2の第1受光部が出力する第1の光変調信号とを加算して、全体としての第1の光変調信号とする。同様に、第1セットS1の第2〜第4受光部が出力する第2〜第4光変調信号と、第2セットS2の第2〜第4受光部が出力する第2〜第4光変調信号とを加算して、全体としての第2〜第4光変調信号とする。
これにより、前述の第2実施形態の受光装置6と同様の特性を得ることができる。つまり、第2実施形態において、最初にプロセス性能の可能な最小幅で各受光素子を配置しておけば、移動体1のスリット幅を自然数倍にした場合にも、この第5実施形態のようにセット数を増加させることで対応できるので、製造上有益である。
なお、図2(B)に示す受光装置20では、第1の受光部を構成する6つの受光素子のうちの2つの受光素子2011と2012を隣接させ、2013と2014を隣接させ、2015と2016を隣接させた。また、第2の受光部を構成する6つの受光素子のうちの2つの受光素子2021と2022を隣接させ、2013と2014を隣接させ、2015と2016を隣接させた。また、第3の受光部を構成する6つの受光素子のうちの2つの受光素子2031と2032を隣接させ、2033と2034を隣接させ、2035と2036を隣接させた。また、第4の受光部を構成する6つの受光素子のうちの2つの受光素子2041と2042を隣接させ、2043と2044を隣接させ、2045と2046を隣接させた。この図2(B)に示す受光装置20においても、前述の図1(B)の第2実施形態の受光装置6と同様の特性が得られる。
(第6の実施の形態)
次に、図3(B)に、この発明の光学式エンコーダの第6実施形態が備える受光装置を示す。この第6実施形態が備えす受光装置40は、図1(C)の第3実施形態が備える受光装置7と同じ構成である図3(A)に示す受光装置30の変形例に相当する。
すなわち、図3(A)に示す受光装置30が有する第1受光部の受光素子3011〜3019は受光装置7の受光素子711〜719に相当し、第2受光部の受光素子3021〜3029は受光装置7の受光素子721〜729に相当する。また、受光装置30が有する第3の受光部の受光素子3031〜3039は受光装置7の受光素子731〜739に相当し、第4の受光部の受光素子3041〜3049は受光装置7の受光素子741〜749に相当する。
これに対し、図3(B)に示す受光装置40は、9個の受光素子4011〜4019からなる第1の受光部と、9個の受光素子4021〜4029からなる第2の受光部と、9個の受光素子4031〜4039からなる第3の受光部と、9個の受光素子4041〜4049からなる第4の受光部を有する。
この受光装置40の第1の受光部は、3個の受光素子4012,4013,4014からなる受光素子群G11と3個の受光素子4015,4016,4017からなる受光素子群G12と3個の受光素子4018,4019,4020からなる受光素子群G13とを有する。
また、受光装置40の第2の受光部は、3個の受光素子4021,4022,4023からなる受光素子群G21と3個の受光素子4024,4025,4026からなる受光素子群G22と3個の受光素子4027,4028,4029からなる受光素子群G23とを有する。また、受光装置40の第3の受光部は、3個の受光素子4031,4032,733からなる受光素子群G31と3個の受光素子4034,4035,4036からなる受光素子群G32と3個の受光素子4037,4038,4039からなる受光素子群G33とを有する。また、受光装置40の第4の受光部は、3個の受光素子4043,4044,4045からなる受光素子群G41と3個の受光素子4046,4047,4048からなる受光素子群G42と3個の受光素子4049,4041,742からなる受光素子群G43とを有する。
図3(A)と図3(B)とを比較参照すれば、受光装置30の第1の受光部の受光素子3017〜3019(受光素子群G13)が、受光装置40の第1の受光部の受光素子4012〜4014に相当している。また、受光装置30の第1の受光部の受光素子3014〜3016(受光素子群G12)が、受光装置40の受光素子4018,4019,4011に相当している。また、受光装置30の第1の受光部の受光素子3011〜3013(受光素子群G11)が、受光装置40の第1の受光部の受光素子4015〜4017に相当している。
このように、図3(A)において受光装置30の第1の受光部の一番左側の受光素子群G11が、図4(B)において受光装置40の第1の受光部の中央右よりの受光素子群G12に相当している。また、受光装置30の第1の受光部の左から2番目の受光素子群G12が図4(B)において受光装置40の第1の受光部の右端の受光素子群G13に相当している。また、受光装置30の第1の受光部の左から3番目の受光素子群G13が受光装置40の第1の受光部の中央左寄りの受光素子群G11に相当している。
また、第2の受光部に関して、受光装置30の受光素子群G21(受光素子3023〜3025)、G22(受光素子3026〜3028)、G23(受光素子3029〜3022)は、それぞれ、受光装置40の受光素子群G23、G21、G22に相当している。また、第3の受光部に関して、受光装置30の受光素子群G31(受光素子3032〜3034)、G32(受光素子3035〜3037)、G33(受光素子3038〜3031)は、それぞれ、受光装置40の受光素子群G33、G31、G32に相当している。また、第4の受光部に関して、受光装置30の受光素子群G41(受光素子3041〜3043)、G42(受光素子3044〜3046)、G43(受光素子3047〜3049)は、それぞれ、受光装置40の受光素子群G42、G43、G41に相当している。
このように、この第6実施形態が備える受光装置40では、図3(B)の受光装置30の第1、第2、第3、第4の受光部を構成する受光素子群G11〜G13、G21〜G23、G31〜G33、G41〜G43を移動方向Xにおいて左右に置き換えて配置している。このように、各受光部の各受光素子群の配置を入れ替えても、同様の位相差ばらつき抑制効果を得ることができる。
以上に示した光学式エンコーダは複写機、プリンターなどの印刷機器、FA機器の光センサーとして用いると好適である。
図1(A)はこの発明の光学式エンコーダの第1実施形態の要部を模式的に示す断面図であり、図1(B)は第2実施形態の光学式エンコーダが有する受光装置を模式的に示す断面図であり、図1(C)は第3実施形態の光学式エンコーダが有する受光装置を模式的に示す断面図であり、図1(D)は第4実施形態の光学式エンコーダが有する受光装置を模式的に示す断面図であり、図1(E)は上記実施形態における光変調信号A+、B−、A−、B+の波形の一例を示す波形図である。 図2(A)はこの発明の光学式エンコーダの第5実施形態が有する受光装置の要部を模式的に示す断面図であり、図2(B)は上記受光装置の変形例を模式的に示す断面図である。 図3(A)はこの発明の光学式エンコーダの第6実施形態が備える受光装置の比較例を含む光学式エンコーダの要部を模式的に示す断面図であり、図3(B)は第6実施形態の光学式エンコーダが備える受光装置を模式的に示す断面図である。 図4(A),(B)は、上記第1実施形態において、移動体1と受光部5〜5との間の距離変動が発生した場合に、各光変調信号A+、B−、A−、B+のDC(直流)レベルが変化する様子を示す波形図である。 図5(A)は従来の光学式エンコーダを模式的に示す図であり、図5(B)は、もう1つの従来例を示す模式図である。 図6(A)は図5(A)の従来例で得られる光変調信号の波形の一例を示す図であり、図6(B)は移動体がフォトダイオードから離れた場合に上記従来例で得られる光変調信号の波形の一例を示す図である。 図7(A)は図5(B)の従来例で得られる光変調信号の波形の一例を示す図であり、図7(B)は移動体がフォトダイオードから離れた場合に上記従来例で得られる光変調信号の波形の一例を示す図である。
符号の説明
1,11 移動体
2,12 中実部
3,13 スリット
5,6,7,8,10,20,30,40 受光装置
〜5 受光部
11〜613,621〜623,631〜633,641〜643 受光素子
11〜719,721〜729,731〜739,741〜749 受光素子
11〜8127,821〜8227,831〜8327,841〜8427 受光素子
1011〜1016,1021〜1026,1031〜1036,1041〜1046 受光素子
2011〜2016,2021〜2026,2031〜2036,2041〜2046 受光素子
3011〜3019,3021〜3029,3031〜3039,3041〜3049 受光素子
4011〜4019,4021〜4029,4031〜4039,4041〜4049 受光素子

Claims (8)

  1. 光透過領域と光非透過領域とが移動方向に交互に複数形成された移動体と、
    上記移動体の上記複数の光透過領域を透過した光を受光領域で受光して上記移動体の移動情報を表す光変調信号を出力する複数の受光部を備え、
    上記複数の受光部は、上記移動体の移動方向に配列されると共に、上記受光領域の上記移動方向の寸法が上記光透過領域の上記移動方向の寸法よりも長いことを特徴とする光学式エンコーダ。
  2. 請求項1に記載の光学式エンコーダにおいて、
    複数の上記受光部は、それぞれ、複数の受光素子を有し、上記複数の受光素子が出力する受光電流を加算して、上記移動体の移動情報を表す光変調信号を出力することを特徴とする光学式エンコーダ。
  3. 請求項1に記載の光学式エンコーダにおいて、
    上記移動体の上記光透過領域の配列のピッチを1ピッチとした場合、各受光部の受光領域の上記移動方向の寸法を4分の3ピッチとしたことを特徴とする光学式エンコーダ。
  4. 請求項2に記載の光学式エンコーダにおいて、
    各受光部は、上記複数の受光部における受光領域の上記移動方向寸法の和に対応する上記光透過領域の数N(Nは自然数)だけ受光素子を有し、
    上記各受光部が有するN個の受光素子のうちの1つの受光素子を順次上記移動方向に配列して1つの受光素子群とし、上記光透過領域の数Nだけの上記受光素子群を上記移動方向に順次配列したことを特徴とする光学式エンコーダ。
  5. 請求項4に記載の光学式エンコーダにおいて、
    上記1つの受光素子の移動方向の寸法と同一の移動方向寸法を有すると共に隣り合う2つの受光素子群間に配置されたダミー受光素子を備えたことを特徴とする光学式エンコーダ。
  6. 請求項2に記載の光学式エンコーダにおいて、
    各受光部は、上記複数の受光部における受光領域の上記移動方向寸法の和に対応する上記光透過領域の数NのM乗(Mは自然数)の個数Nだけ受光素子を有し、
    上記各受光部は、N個の受光素子群を有し、
    上記各受光部の各受光素子群は、上記光透過領域の数Nの(M−1)乗の個数N(M−1)の受光素子を有し、
    上記各受光部の各受光素子群が有するN(M−1)個のうちの隣り合う2つの受光素子は、それぞれ、他の受光素子群が有する受光素子を上記光透過領域の数Nから1を減じた個数(N−1)だけ挟んで、上記移動方向に順次配置されていることを特徴とする光学式エンコーダ。
  7. 請求項6に記載の光学式エンコーダにおいて、
    上記各受光部の各受光素子群を、上記移動方向の順番を入れ替えて配置したことを特徴とする光学式エンコーダ。
  8. 請求項1乃至8のいずれか1つに記載の光学式エンコーダを備えた電子機器。
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