JP2006090029A - 作動制御装置 - Google Patents

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邦弘 森村
Hideki Sakao
英樹 坂尾
Hiromi Tonegawa
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】 電子キーとしての補助的な用途とは別に主となる用途を有する汎用手段に対して、電子キーとしての利用価値を柔軟に付与することが可能な作動制御装置を提供すること。
【解決手段】 施解錠制御装置20は、対応する電子キー(電子キー10、テレビリモコン40、携帯電話50)が利用されたときにドアの作動を許可するマイコン24を備えている。メモリ24aは、正規の暗証コードを記憶する。復調回路22は、汎用手段(テレビリモコン40、携帯電話50)を主となる用途で利用するためのコードフォーマットを用いて、汎用手段から送信されてくる暗証コードを特定する。マイコン24は、復調回路22により特定された暗証コードが、メモリ24aに記憶されている正規の暗証コードと一致したとき、ドアの作動を許可する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、対応する電子キーが利用されたときに制御対象の作動を許可する作動制御装置に関する。
近年、対応する電子キーが利用されたときに作動制御装置により制御対象の作動を許可する電子キーシステムが提案されている。特許文献1には、対応する電子キー(携帯機)の解錠スイッチが操作されたときに、作動制御装置(車両側の通信制御装置)により車両のドアの解錠を許可する電子キーシステム(施解錠制御装置)が開示されている。この種の電子キーシステムによれば、電子キーの所持者は、乗車時にメカニカルキーを用いた煩雑な操作を行う必要がない。つまり、人は、遠隔操作にてドアを解錠できる。従って、電子キーシステムは、利便性に優れる。しかも、メカニカルキーと比較して複製が格段に困難な電子キーを利用しなければ、ドアの解錠が許可されない。従って、電子キーシステムは、セキュリティレベルが高い。
このように有用な電子キーシステムは、車両のみならず建物にも応用されている。特許文献2には、送信機のテンキーから対応する暗証番号(操作コード)が入力されたときに、住宅側の受信機により住宅のドアの解錠を許可する電子キーシステム(施解錠装置)が開示されている。
特開2004−068447号公報 特開2002−250159号公報
ところで、電子キーを紛失した場合、人は、遠隔操作にてドアを解錠できない。この場合、電子キーを複製すればよいようにも思える。しかしながら、電子キーを複製するためには、長時間を要する。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、電子キーとしての補助的な用途とは別に主となる用途を有する汎用手段に対して、電子キーとしての利用価値を柔軟に付与することが可能な作動制御装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、対応する電子キーが利用されたときに制御対象の作動を許可する制御手段を備えた作動制御装置において、電子キーとしての補助的な用途とは別に主となる用途を有する汎用手段から送信されてくる暗証コードが、制御対象の作動を許可する上で適正のものであるか否かを判断するための指標となる正規の暗証コードを記憶する記憶手段と、前記汎用手段を主となる用途で利用するためのコードフォーマットを用いて、前記汎用手段から送信されてくる暗証コードを特定する特定手段とを備え、前記制御手段は、前記特定手段により特定された暗証コードが、前記記憶手段に記憶されている正規の暗証コードと一致したとき、制御対象の作動を許可する。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の作動制御装置において、前記特定手段は、前記汎用手段を赤外線送信機として利用するための赤外線コードフォーマットを用いて暗証コードを特定する。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の作動制御装置において、前記記憶手段は、前記汎用手段としてのテレビリモコンのテンキーが操作されることで送信されてくる暗証コードが、制御対象の作動を許可する上で適正のものであるか否かを判断するための指標となる正規の暗証コードを記憶する。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の作動制御装置において、前記特定手段は、単一のコードフォーマットを用いて暗証コードを特定する。
請求項5に記載の発明では、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の作動制御装置において、制御対象となる開閉体の一側の所定領域内に人が存在している旨を検出する人検出センサを備え、前記制御手段は、前記人検出センサにより人が検出されている状態で前記両暗証コードが一致したとき、開閉体の開作動を許可する。
以下、本発明の「作用」について説明する。
請求項1に記載の発明によると、汎用手段から送信されてきた暗証コードが正規の暗証コードと一致したとき、制御手段により制御対象の作動が許可される。つまり、本来は主となる用途で利用される汎用手段を、電子キーとして補助的に利用することが可能となる。
請求項2に記載の発明によると、赤外線送信機として利用される汎用手段に対して、電子キーとしての利用価値を柔軟に付与することができる。
請求項3に記載の発明によると、極めて汎用性に優れたテレビリモコンに対して、電子キーとしての利用価値を柔軟に付与することができる。
請求項4に記載の発明によると、暗証コードを容易に特定することができる。
請求項5に記載の発明によると、開閉体の近傍に人が存在していない限り、開閉体の開作動が許可されない。従って、セキュリティレベルを向上できる。
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の発明によれば、電子キーとしての補助的な用途とは別に主となる用途を有する汎用手段に対して、電子キーとしての利用価値を柔軟に付与することができる。
以下、本発明を住宅用の電子キーシステムに具体化した一実施形態を説明する。
図1に示すように、電子キーシステム1は、電子キー10と施解錠制御装置20とを備えている。電子キー10は、住宅2(図2参照)に居住する家人によって所持されるものである。施解錠制御装置20は、住宅2の玄関(主にドア3)に設けられるものである。電子キーシステム1は、電子キー10と施解錠制御装置20との間で赤外線による単方向通信が可能である。
電子キー10は、赤外線による送信機能を有している。電子キー10は、解錠スイッチ11、施錠スイッチ12、マイコン13、変調回路14、発光素子15を備えている。解錠スイッチ11は、外部から押圧操作可能である。解錠スイッチ11は、押圧操作されたとき、ドア3を解錠するための操作が行われた旨の検出信号をマイコン13に出力する。施錠スイッチ12は、外部から押圧操作可能である。施錠スイッチ12は、押圧操作されたとき、ドア3を施錠するための操作が行われた旨の検出信号をマイコン13に出力する。
マイコン13は、図示しないCPU、ROM、RAM等からなるCPUユニットである。マイコン13は、不揮発性のメモリ13aを備えている。メモリ13aには、電子キー10と同じたぐいの電子キー毎に個別に設定されたIDコード(電子キー10のIDコード)が記憶されている。マイコン13は、解錠スイッチ11から検出信号が入力されたとき、ドア3の解錠を要求する旨の操作コード(第1操作コード)と電子キー10のIDコードとを含む信号(第1IDコード信号)を変調回路14に出力する。マイコン13は、施錠スイッチ12から検出信号が入力されたとき、ドア3の施錠を要求する旨の操作コード(第2操作コード)と電子キー10のIDコードとを含む信号(第2IDコード信号)を変調回路14に出力する。
変調回路14は、マイコン13から第1IDコード信号が入力されたとき、その第1IDコード信号を所定の赤外線コードフォーマットを用いて変調して第1送信信号を生成し、その第1送信信号を発光素子15に出力する。所定の赤外線コードフォーマットとは、どのような態様で発光素子15を点灯又は消灯させるのかを決定するためのものである。変調回路14は、マイコン13から第2IDコード信号が入力されたとき、その第2IDコード信号を所定の赤外線コードフォーマットを用いて変調して第2送信信号を生成し、その第2送信信号を発光素子15に出力する。
発光素子15は、赤外線発光ダイオードにより構成されている。発光素子15は、変調回路14から第1送信信号が入力されたとき、第1の態様で点灯又は消灯する。発光素子15は、変調回路14から第2送信信号が入力されたとき、第2の態様で点灯又は消灯する。
施解錠制御装置20は、赤外線による受信機能を有している。施解錠制御装置20は、受光素子21、復調回路22、人検出センサ23、マイコン24を備えている。受光素子21は、赤外線を受光可能である。受光素子21は、フォトダイオードにより構成されている。受光素子21は、ドア3(図2参照)の一側(本実施形態では屋外側)に露出されている。受光素子21は、第1の態様で点灯又は消灯されている発光素子15から送信されてくる赤外線を受光したとき、第1検出信号を復調回路22に出力する。受光素子21は、第2の態様で点灯又は消灯されている発光素子15から送信されてくる赤外線を受光したとき、第2検出信号を復調回路22に出力する。
復調回路22は、受光素子21から第1検出信号が入力されたとき、その第1検出信号を所定の赤外線コードフォーマットを用いて復調して第1受信信号を生成し、その第1受信信号をマイコン24に出力する。第1受信信号には、ドア3の解錠を要求する旨の操作コード(第1操作コード)と電子キー10のIDコードとが含まれている。復調回路22は、受光素子21から第2検出信号が入力されたとき、その第2検出信号を所定の赤外線コードフォーマットを用いて復調して第2受信信号を生成し、その第2受信信号をマイコン24に出力する。第2受信信号には、ドア3の施錠を要求する旨の操作コード(第2操作コード)と電子キー10のIDコードとが含まれている。
要するに、復調回路22は、所定の赤外線コードフォーマットを用いて、電子キー10から送信されてくる操作コード(第1操作コード又は第2操作コード)、電子キー10のIDコードを特定する。復調回路22で用いられる所定の赤外線コードフォーマットは、電子キー10の変調回路14で用いられる所定の赤外線コードフォーマットと同一である。
人検出センサ23は、ドア3(図2参照)の一側(本実施形態では屋外側)の所定領域(本実施形態ではドア3から1.0mまでの範囲)A内に人が存在している旨を検出するためのものである。人検出センサ23は、人を検出したとき、ドア3の近傍に人が存在している旨の検出信号をマイコン24に出力する。
マイコン24は、図示しないCPU、ROM、RAM等からなるCPUユニットである。マイコン24は、不揮発性のメモリ24aを備えている。メモリ24aには、対応する電子キー10のIDコードと同一のIDコード(住宅2側のIDコード)が記憶されている。マイコン24は、復調回路22から第1受信信号が入力されたとき、電子キー10のIDコードと住宅2側のIDコードとが一致しているか否かを判断する(IDコード照合)。マイコン24は、人検出センサ23から検出信号が入力されている状態で、第1受信信号に含まれているIDコードと住宅2側のIDコードとが一致したとき、ドア制御装置30に解錠許可信号を出力する。
マイコン24は、復調回路22から第2受信信号が入力されたときにも、IDコード照合を実行する。マイコン24は、人検出センサ23から検出信号が入力されている状態で、第2受信信号に含まれているIDコードと住宅2側のIDコードとが一致したとき、ドア制御装置30に施錠許可信号を出力する。
ドア制御装置30は、マイコン24から解錠許可信号が入力されたとき、図示しないアクチュエータを制御することによりドア3を解錠させる。ドア制御装置30は、マイコン24から施錠許可信号が入力されたとき、図示しないアクチュエータを制御することによりドア3を施錠させる。
このように電子キーシステム1は、対応する電子キー10が利用されたときに、施解錠制御装置20のマイコン24によりドア3の作動を許可する。
次に、電子キーシステム1の特徴点について説明する。
図1に示すように、電子キーシステム1は、テレビリモコン40をさらに備えている。テレビリモコン40は、住宅2(図2参照)に居住する家人によって所持されるものである。電子キーシステム1は、テレビリモコン40と施解錠制御装置20との間でも赤外線による単方向通信が可能である。
テレビリモコン40は、テレビのチャンネルを合わせるという主となる用途を有している。テレビリモコン40は、複数のメーカの各々が製造しているテレビに全て対応可能なリモコン(各社対応市販テレビリモコン)である。テレビリモコン40は、赤外線による送信機能を有している。要するに、テレビリモコン40は、赤外線送信機として利用されるものである。テレビリモコン40は、設定スイッチ41、テンキー42、送信ユニット43を備えている。送信ユニット43は、マイコン44、変調回路45、発光素子46を備えている。
設定スイッチ41は、テレビに応じて複数のメーカの中から所定のメーカを選択することでテレビリモコン40をテレビに対応させるために操作されるものである。設定スイッチ41は、所定のメーカを選択するための操作が行われたとき、該メーカが選択された旨の検出信号を変調回路45に出力する。
テンキー42は、外部から押圧操作可能である。テンキー42は、10個のスイッチにより構成されている。テンキー42は、「0」に対応するスイッチが押圧操作されたとき、「0」を入力するための操作が行われた旨の検出信号をマイコン44に出力する。同様に、テンキー42は、「1」〜「9」の各々に対応するスイッチが押圧操作されたとき、「1」〜「9」の各々を入力するための操作が行われた旨の検出信号をマイコン44に出力する。
マイコン44は、図示しないCPU、ROM、RAM等からなるCPUユニットである。マイコン44は、テンキー42から検出信号が入力されたとき、テンキー42の操作により入力された「数字(0〜9のいずれか)」に対応する暗証コードを生成し、その暗証コードを変調回路45に出力する。
変調回路45は、複数の赤外線コードフォーマットを有している。赤外線コードフォーマットとは、どのような態様で発光素子46を点灯又は消灯させるのかを決定するためのものである。赤外線コードフォーマットは、メーカ毎に個別に設定されている。複数の赤外線コードフォーマットの中には、電子キー10の変調回路14や施解錠制御装置20の復調回路22で用いられる所定の赤外線コードフォーマットが含まれている。変調回路45は、設定スイッチ41から検出信号が入力されたとき、設定スイッチ41の操作により選択されたメーカに対応する赤外線コードフォーマットを選択する。変調回路45は、マイコン44から暗証コードが入力されたとき、その暗証コードを、該選択した赤外線コードフォーマットを用いて変調して送信信号を生成し、その送信信号を発光素子46に出力する。
発光素子46は、赤外線発光ダイオードにより構成されている。発光素子46は、変調回路45から送信信号が入力されたとき、その送信信号に応じた所定の態様で点灯又は消灯する。発光素子46は、テンキー42の操作により入力される「数字(0〜9のいずれか)」(暗証コード)が同一でも、設定スイッチ41の操作により選択されるメーカ(赤外線コードフォーマット)が異なれば、異なる態様で点灯又は消灯する。
施解錠制御装置20の受光素子21は、所定の態様で点灯又は消灯されている発光素子46から送信されてくる赤外線を受光したとき、該態様に応じた検出信号を復調回路22に出力する。復調回路22は、受光素子21から該検出信号が入力されたとき、その検出信号を所定の赤外線コードフォーマットを用いて復調して受信信号を生成し、その受信信号(暗証コードを含む)をマイコン24に出力する。要するに、復調回路22は、所定の赤外線コードフォーマット(テレビリモコン40を主となる用途で利用するためのコードフォーマット=テレビリモコン40を赤外線送信機として利用するための赤外線コードフォーマット)を用いて、テレビリモコン40から送信されてくる暗証コードを特定する。
マイコン24のメモリ24aには、正規の暗証コードがさらに記憶されている。正規の暗証コードとは、テレビリモコン40のテンキー42が操作されることでテレビリモコン40から送信されてくる暗証コードが、ドア3の作動を許可する上で適正のものであるか否かを判断するための指標となるものである。マイコン24は、復調回路22から該受信信号が入力されたとき、その受信信号に含まれている暗証コードと正規の暗証コードとが一致しているか否かを判断する(暗証コード照合)。マイコン24は、人検出センサ23から検出信号が入力されている状態で両暗証コードが一致したとき、ドア制御装置30に解錠許可信号を出力する。ドア制御装置30は、マイコン24から解錠許可信号が入力されたとき、図示しないアクチュエータを制御することによりドア3を解錠させる。
このように電子キーシステム1は、対応するテレビリモコン40が利用されたときにも、施解錠制御装置20のマイコン24によりドア3の作動を許可する。要するに、テレビリモコン40は、電子キー10と同じたぐいの電子キーとしての補助的な用途を有している。
次に、電子キーシステム1の別の特徴点について説明する。
図1に示すように、電子キーシステム1は、携帯電話50をさらに備えている。携帯電話50は、住宅2(図2参照)に居住する家人によって所持されるものである。電子キーシステム1は、携帯電話50と施解錠制御装置20との間でも赤外線による単方向通信が可能である。
携帯電話50は、通話(送話、受話)、電子メールのやりとり(送信、受信)、カメラでの撮影等という主となる用途を有している。携帯電話50は、テレビのチャンネルを合わせるという主となる用途も有している。携帯電話50は、テレビリモコン40と同様に、複数のメーカの各々が製造しているテレビに全て対応可能なリモコンとして機能する。携帯電話50は、赤外線による送信機能を有している。要するに、携帯電話50は、赤外線送信機として利用可能である。携帯電話50は、携帯電話機能部50a、設定スイッチ51、テンキー52、送信ユニット53を備えている。送信ユニット53は、マイコン54、変調回路55、発光素子56を備えている。携帯電話機能部50aは、携帯電話50を電話機として利用するために必要な機能を有している。
設定スイッチ51は、テレビに応じて複数のメーカの中から所定のメーカを選択することで携帯電話50をテレビに対応させるために操作されるものである。設定スイッチ51は、所定のメーカを選択するための操作が行われたとき、該メーカが選択された旨の検出信号を変調回路55に出力する。
テンキー52は、外部から押圧操作可能である。テンキー52は、10個のスイッチにより構成されている。テンキー52は、「0」に対応するスイッチが押圧操作されたとき、「0」を入力するための操作が行われた旨の検出信号をマイコン54に出力する。同様に、テンキー52は、「1」〜「9」の各々に対応するスイッチが押圧操作されたとき、「1」〜「9」の各々を入力するための操作が行われた旨の検出信号をマイコン54に出力する。
マイコン54は、図示しないCPU、ROM、RAM等からなるCPUユニットである。マイコン54は、テンキー52から検出信号が入力されたとき、テンキー52の操作により入力された「数字(0〜9のいずれか)」に対応する暗証コードを生成し、その暗証コードを変調回路55に出力する。
変調回路55は、複数の赤外線コードフォーマットを有している。赤外線コードフォーマットとは、どのような態様で発光素子56を点灯又は消灯させるのかを決定するためのものである。赤外線コードフォーマットは、メーカ毎に個別に設定されている。複数の赤外線コードフォーマットの中には、電子キー10の変調回路14や施解錠制御装置20の復調回路22で用いられる所定の赤外線コードフォーマットが含まれている。変調回路55は、設定スイッチ51から検出信号が入力されたとき、設定スイッチ51の操作により選択されたメーカに対応する赤外線コードフォーマットを選択する。変調回路55は、マイコン54から暗証コードが入力されたとき、その暗証コードを、該選択した赤外線コードフォーマットを用いて変調して送信信号を生成し、その送信信号を発光素子56に出力する。
発光素子56は、赤外線発光ダイオードにより構成されている。発光素子56は、変調回路55から送信信号が入力されたとき、その送信信号に応じた所定の態様で点灯又は消灯する。発光素子56は、テンキー52の操作により入力される「数字(0〜9のいずれか)」(暗証コード)が同一でも、設定スイッチ51の操作により選択されるメーカ(赤外線コードフォーマット)が異なれば、異なる態様で点灯又は消灯する。
施解錠制御装置20の受光素子21は、所定の態様で点灯又は消灯されている発光素子56から送信されてくる赤外線を受光したとき、該態様に応じた検出信号を復調回路22に出力する。復調回路22は、受光素子21から該検出信号が入力されたとき、その検出信号を所定の赤外線コードフォーマットを用いて復調して受信信号を生成し、その受信信号(暗証コードを含む)をマイコン24に出力する。要するに、復調回路22は、所定の赤外線コードフォーマット(携帯電話50を主となる用途で利用するためのコードフォーマット=携帯電話50を赤外線送信機として利用するための赤外線コードフォーマット)を用いて、携帯電話50から送信されてくる暗証コードを特定する。
マイコン24のメモリ24aに記憶されている正規の暗証コードは、携帯電話50のテンキー52が操作されることで携帯電話50から送信されてくる暗証コードが、ドア3の作動を許可する上で適正のものであるか否かを判断するための指標となるものでもある。マイコン24は、復調回路22から該受信信号が入力されたとき、その受信信号に含まれている暗証コードと正規の暗証コードとが一致しているか否かを判断する(暗証コード照合)。マイコン24は、人検出センサ23から検出信号が入力されている状態で両暗証コードが一致したとき、ドア制御装置30に解錠許可信号を出力する。ドア制御装置30は、マイコン24から解錠許可信号が入力されたとき、図示しないアクチュエータを制御することによりドア3を解錠させる。
このように電子キーシステム1は、対応する携帯電話50が利用されたときにも、施解錠制御装置20のマイコン24によりドア3の作動を許可する。要するに、携帯電話50は、電子キー10と同じたぐいの電子キーとしての補助的な用途を有している。
次に、施解錠制御装置20のメモリ24aに正規の暗証コードを登録する場合の動作を説明する。以下、正規の暗証コードとして4桁の暗証コード(暗証番号)「3279」を登録する場合の動作を説明する。
図1に示すように、施解錠制御装置20は、第1登録スイッチ25、第2登録スイッチ26を備えている。第1登録スイッチ25、第2登録スイッチ26は、いずれもマイコン24に電気的に接続されている。第1登録スイッチ25、第2登録スイッチ26は、いずれも外部から押圧操作可能である。
さて、住宅2の家人による登録作業は、以下の通りである。
まず、第1登録スイッチ25が所定時間(本実施形態では3秒間)に亘って押圧操作される。マイコン24は、第1登録スイッチ25が長押しされたとき、施解錠制御装置20を暗証コード登録モードに移行させる。
次いで、第1登録スイッチ25が3回押圧操作される。続いて、第2登録スイッチ26が1回押圧操作される。
次いで、第1登録スイッチ25が2回押圧操作される。続いて、第2登録スイッチ26が1回押圧操作される。
次いで、第1登録スイッチ25が7回押圧操作される。続いて、第2登録スイッチ26が1回押圧操作される。
次いで、第1登録スイッチ25が9回押圧操作される。続いて、第2登録スイッチ26が1回押圧操作される。
最後に、第2登録スイッチ26が所定時間(本実施形態では3秒間)に亘って押圧操作される。マイコン24は、第2登録スイッチ26が長押しされたとき、メモリ24aに正規の暗証コードとして「3279」を記憶させた後、暗証コード登録モードを解除させる。
次に、電子キーシステム1の作用を説明する。
(電子キー10を利用した場合のドア3の開作動)
ドア3の近傍で電子キー10の発光素子15をドア3の受光素子21に向けた状態で電子キー10の解錠スイッチ11を操作すると、ドア3が解錠される。
(テレビリモコン40を利用した場合のドア3の開作動)
テレビリモコン40の設定スイッチ41を操作して所定のメーカ(施解錠制御装置20の復調回路22で用いられる所定の赤外線コードフォーマットに対応するメーカ)を予め選択しておく。そして、ドア3の近傍でテレビリモコン40の発光素子46をドア3の受光素子21に向けた状態でテレビリモコン40のテンキー42を操作して「3279」を入力すると、ドア3が解錠される。
(携帯電話50を利用した場合のドア3の開作動)
携帯電話50の設定スイッチ51を操作して所定のメーカ(施解錠制御装置20の復調回路22で用いられる所定の赤外線コードフォーマットに対応するメーカ)を予め選択しておく。そして、ドア3の近傍で携帯電話50の発光素子56をドア3の受光素子21に向けた状態で携帯電話50のテンキー52を操作して「3279」を入力すると、ドア3が解錠される。
以上、詳述したように本実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。
(1)テレビリモコン40から送信されてきた暗証コードが正規の暗証コードと一致したとき、施解錠制御装置20のマイコン24によりドア3の作動が許可される。つまり、本来は主となる用途で利用されるテレビリモコン40を、電子キーとして補助的に利用することが可能となる。従って、電子キーとしての補助的な用途とは別に主となる用途を有するテレビリモコン40に対して、電子キーとしての利用価値を柔軟に付与することができる。
(2)携帯電話50から送信されてきた暗証コードが正規の暗証コードと一致したとき、施解錠制御装置20のマイコン24によりドア3の作動が許可される。つまり、本来は主となる用途で利用される携帯電話50を、電子キーとして補助的に利用することが可能となる。従って、電子キーとしての補助的な用途とは別に主となる用途を有する携帯電話50に対して、電子キーとしての利用価値を柔軟に付与することができる。
(3)赤外線送信機として利用される汎用手段(テレビリモコン40、携帯電話50)に対して、電子キーとしての利用価値を柔軟に付与することができる。
(4)極めて汎用性に優れたテレビリモコン(テレビリモコン40、携帯電話50)に対して、電子キーとしての利用価値を柔軟に付与することができる。
(5)復調回路22は、単一のコードフォーマットを用いて暗証コードを特定するため、暗証コードを容易に特定することができる。ちなみに、本実施形態とは異なり、復調回路22が複数のコードフォーマットを有している場合、各コードフォーマットのうちのどのコードフォーマットが用いられてテレビリモコン40(携帯電話50)から暗証コードが送信されてきたのかを判断する必要があって煩雑である。
(6)ドア3の近傍に人が存在していない限り、ドア3の開作動が許可されない。従って、セキュリティレベルを向上できる。
(7)電子キー10を紛失した場合でも、テレビリモコン40や携帯電話50を利用することでドア3を解錠することができる。
(8)正規の暗証コードを登録する場合、施解錠制御装置20の第1登録スイッチ25及び第2登録スイッチ26を用いればよい。つまり、施解錠制御装置20にテンキーを設ける必要がない。従って、施解錠制御装置20を小型化できる。
(9)正規の暗証コードを登録する場合、テレビリモコン40や携帯電話50を用いなくてもよい。つまり、施解錠制御装置20側だけで正規の暗証コードを登録することができる。従って、暗証コードの登録を容易に行うことができて簡便である。勿論、暗証コードの変更も容易に行うことができる。
尚、前記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・施解錠制御装置20のメモリ24aに正規の暗証コードを2つ(第1の暗証コード、第2の暗証コード)記憶させておく構成としてもよい。この場合、第1の暗証コードと一致する暗証コードがテレビリモコン40(携帯電話50)から送信されてきたときに、マイコン24によりドア3の解錠を許可する。一方、第2の暗証コードと一致する暗証コードがテレビリモコン40(携帯電話50)から送信されてきたときに、マイコン24によりドア3の施錠を許可する。要するに、暗証コードの違いで解錠/施錠を区別する構成を採用してもよい。
・屋外側に代えて又は加えて屋内側に、受光素子21と同じたぐいの受光素子や人検出センサ23と同じたぐいの人検出センサを設けた構成としてもよい。
・人検出センサ23により人が検出されている状態で両暗証コードが一致したときに、マイコン24によりドア3の解錠を許可することに留まらず、さらにドア3を自動的に開ける構成としてもよい。要するに、自動ドアに適用してもよい。
・テレビリモコン40や携帯電話50を電子キー10のサブキーとしてではなく、メインキーとして利用する構成としてもよい。
・電子キーシステム1は、住宅2のドア3に限らず、店舗や事務所等の建物のドアに適用されてもよい。
・電子キーシステム1は、建物のドアに限らず、車両のドアに適用されてもよい。
・電子キーシステム1は、ドアの作動を許可するものに限らず、車両のエンジンの始動を許可するものに適用されてもよい。
電子キーシステムの構成を示すブロック図。 ドアの概略正面図。
符号の説明
3…ドア(制御対象、開閉体)、10…電子キー、20…施解錠制御装置(作動制御装置)、22…復調回路(特定手段)、23…人検出センサ、24…マイコン(制御手段)、24a…メモリ(記憶手段)、40…テレビリモコン(電子キー、汎用手段、赤外線送信機、テレビリモコン)、42…テンキー、50…携帯電話(電子キー、汎用手段、赤外線送信機、テレビリモコン)、52…テンキー、A…所定領域。

Claims (5)

  1. 対応する電子キーが利用されたときに制御対象の作動を許可する制御手段を備えた作動制御装置において、
    電子キーとしての補助的な用途とは別に主となる用途を有する汎用手段から送信されてくる暗証コードが、制御対象の作動を許可する上で適正のものであるか否かを判断するための指標となる正規の暗証コードを記憶する記憶手段と、
    前記汎用手段を主となる用途で利用するためのコードフォーマットを用いて、前記汎用手段から送信されてくる暗証コードを特定する特定手段とを備え、
    前記制御手段は、前記特定手段により特定された暗証コードが、前記記憶手段に記憶されている正規の暗証コードと一致したとき、制御対象の作動を許可することを特徴とする作動制御装置。
  2. 請求項1に記載の作動制御装置において、
    前記特定手段は、前記汎用手段を赤外線送信機として利用するための赤外線コードフォーマットを用いて暗証コードを特定することを特徴とする作動制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の作動制御装置において、
    前記記憶手段は、前記汎用手段としてのテレビリモコンのテンキーが操作されることで送信されてくる暗証コードが、制御対象の作動を許可する上で適正のものであるか否かを判断するための指標となる正規の暗証コードを記憶することを特徴とする作動制御装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の作動制御装置において、
    前記特定手段は、単一のコードフォーマットを用いて暗証コードを特定することを特徴とする作動制御装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の作動制御装置において、
    制御対象となる開閉体の一側の所定領域内に人が存在している旨を検出する人検出センサを備え、
    前記制御手段は、前記人検出センサにより人が検出されている状態で前記両暗証コードが一致したとき、開閉体の開作動を許可することを特徴とする作動制御装置。
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