JP2006087260A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紫外線による絶縁耐力の低下を防止することができると共に、真空遮断部を収納した密閉容器内のガス圧を低く抑えて小型化の可能なガス絶縁断路器を提供する。
【解決手段】真空容器6を形成する絶縁筒1の外部を、遮光性の絶縁被覆5により覆って、アークによる光もしくは紫外線をこの絶縁被覆5で遮光し、真空遮断部18を収納した遮断器用密閉容器20内の絶縁性ガスに照射されないようにし、SF6ガスよりもGWPの小さな負性ガスを遮断器用密閉容器20内に封入しても、電離エネルギーがSF6ガスよりも小さいことによって紫外線等の光による電離作用やガス自体の分解が生じることがなく、真空遮断部18で発生したアークによる光や紫外線により遮断器用密閉容器20内に充填した絶縁性ガスの絶縁耐力が低下することがない小型なガス絶縁開閉装置とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、絶縁性ガスを封入した密閉容器内に真空遮断部を配置して構成したガス絶縁開閉装置に関する。
従来、真空遮断部を用いたガス絶縁開閉装置として、真空遮断部の外周部をSF6ガスで絶縁したガス絶縁開閉装置が報告されている(非特許文献1)。SF6ガスは化学的に安定で絶縁性能に優れたガスであり、機器の小型化が可能である。しかしながら、SF6ガスは地球温暖化係数(以下、単にGWPと称する)が23900倍と高く、規制対象ガスの1つとなっている。そこで、真空遮断部の外周部を高気圧乾燥空気で絶縁したガス絶縁開閉装置が報告されている(非特許文献2)。空気はSF6ガスよりも絶縁耐力が著しく低いが、ガス圧を高くしたり絶縁バリヤ等の対策により機器の大形化を抑制している。また、こうした事柄とは別に、真空遮断部の真空容器を形成する絶縁筒とその両端を封じる端蓋との接合部分に熱収縮部材を取り付け真空容器の外表面の絶縁耐力を向上させることが知られている(特許文献1)。
特開2000−3646号公報 平成11年電気学会全国大会No.1555 電気評論2001年3月号のp.19〜22
しかしながら、従来のガス絶縁開閉装置では、絶縁性ガスとして空気やN2ガスを使用した場合、SF6ガスに比べ著しく絶縁耐力が低くなることから、SF6ガスよりもGWPの小さな負性ガス、例えば、CF3IやC2F6やC4F8等を混合したガスを使用して絶縁耐力を向上させることが行われているが、一般的に使われている真空遮断部の真空容器を形成する絶縁筒の材料はアルミニウム酸化物やガラス等の絶縁物であり、紫外線を含む光を透過する性質を持っていることが問題となることが明らかになってきた。つまり、SF6ガスよりもGWPの小さな負性ガスはSF6ガスよりも電離エネルギーが小さいために紫外線等の光による電離作用やガス自体の分解が生じ易い特性があり、真空遮断部で発生したアークによる光や紫外線により真空遮断部の外周部に充填した絶縁性ガスの絶縁耐力が低下することが懸念される。
本発明の目的は、紫外線による絶縁耐力の低下を防止することができると共に、真空遮断部を収納した密閉容器内のガス圧を低く抑えて小型化の可能なガス絶縁断路器を提供することにある。
本発明は上述の目的を達成するために、真空容器内で開離する一対の電極を有する真空遮断部を絶縁性ガスを封入した遮断器用密閉容器内に配置し、上記真空遮断部の両端に接続した主回路導体を他のガス区画を形成する密閉容器内に配置して構成したガス絶縁開閉装置において、上記電極間の開離時に発生するアークによる少なくとも紫外線が上記遮断器用密閉容器内の絶縁性ガスに到達しないように遮蔽する遮蔽手段を設けたことを特徴とする。
また請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のものにおいて、上記遮断器用密閉容器内の絶縁性ガスとして、光で分解もしくは電離する絶縁性ガスを使用したことを特徴とする。
また請求項3に記載の本発明は、請求項1に記載のものにおいて、上記遮蔽手段は、上記真空容器の外表面を遮光性の絶縁被服で被覆して構成したことを特徴とする。
さらに請求項4に記載の本発明は、請求項1に記載のものにおいて、上記真空容器は絶縁筒と、この絶縁筒の両端をそれぞれ気密に封じる端蓋と、上記真空容器内の真空状態を保持しながら上記電極のうち可動電極の開閉動作を許すベローズとを備え、上記遮蔽手段は、上記絶縁筒の充填材として紫外線を遮光する物質を充填して構成したことを特徴とする。
さらに請求項5に記載の本発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載のものにおいて、上記真空遮断部を配置したガス区画を形成する上記遮断器用密閉容器内の絶縁性ガスの圧力を、上記他のガス区画を形成する密閉容器内の絶縁性ガスの圧力よりも低くしたことを特徴とする。
さらに請求項6に記載の本発明は、請求項1〜5のいずれか一つに記載のものにおいて、上記真空遮断部を配置したガス区画を形成する上記遮断器用密閉容器内の絶縁性ガスとして、CFガスよりも地球温暖化係数の低い負性ガスを使用したことを特徴とする。
さらに請求項7に記載の本発明は、請求項1〜6のいずれか一つに記載のものにおいて、上記他のガス区画を形成する密閉容器内の絶縁性ガスとして、空気もしくは酸素の割合が10〜60%の混合ガスを使用したことを特徴とする。
本発明のガス絶縁開閉装置によれば、電流遮断時のアークによる少なくとも紫外線が透過しないように遮光手段を施しているため、紫外線などが真空遮断部を収納した遮断器用密閉容器内の絶縁性ガスに照射されず、電離エネルギーがSF6ガスよりも小さいことによって紫外線等による電離作用やガス自体の分解が生じることはなく、遮断器用密閉容器内に充填した絶縁性ガスの絶縁耐力が低下することはないから、遮断器用密閉容器内に充填する絶縁性ガスとしては、その他の要素によって望ましいものを従来よりも低い圧力で封入することができるようになり、小型化したガス絶縁開閉装置を得ることができる。
また請求項2に記載の本発明のガス絶縁開閉装置によれば、電離エネルギーがSF6ガスよりも小さいことによって紫外線等の光による電離作用やガス自体の分解が生じることはないので、遮断器用密閉容器内に封入する絶縁性ガスの選定の自由度が拡大し、またガス圧力を低減することができ一層小型で環境調和型のガス絶縁開閉装置を得ることができる。
また請求項3に記載の本発明のガス絶縁開閉装置によれば、真空容器の外表面を遮光性の絶縁物で被覆して遮光手段を構成したため、これまで使用してきた一般的な真空容器を有する真空遮断部を用いることができ経済的である。
さらに請求項4に記載の本発明のガス絶縁開閉装置によれば、遮光手段として絶縁筒の充填材を選定するようにしたため、新たに絶縁被覆を施すことなく、小型で簡単な構成でアークによる紫外線を遮光することができる。
さらに請求項5に記載の本発明のガス絶縁開閉装置によれば、真空遮断部を配置した遮断器用密閉容器内の絶縁性ガスの圧力を、その他の密閉容器内よりも低くしたため、真空遮断部の可動電極の開極時に作用するベローズへの受圧力による反力が低減され、遮断器用操作器の低操作力化も可能となり、一層の小型化を図ることができる。
さらに請求項6に記載の本発明のガス絶縁開閉装置によれば、SF6ガスよりもGWPの小さな負性ガスを遮断器用密閉容器内に封入しているため、電離エネルギーがSF6ガスよりも小さいことによって紫外線等の光による電離作用やガス自体の分解が生じることがなく、真空遮断部で発生したアークによる紫外線により遮断器用密閉容器内に充填した絶縁性ガスの絶縁耐力が低下することがなく、環境調和型とすることができる。
さらに請求項7に記載の本発明のガス絶縁開閉装置によれば、遮断器用密閉容器以外のその他のガス区分に例えば乾燥空気を選定すると、液化開始温度が非常に低いことから、1MPa・abs以上の高ガス圧化も可能であり、ガス圧効果による絶縁耐力向上および機器の小型化を図ることも可能である。また、同部の絶縁性ガスとして主ガスにN2を用い酸素と混合した場合、異物付着時の絶縁スペーサの沿面絶縁耐力を向上させることができるので、酸素の割合を10〜60%の混合ガスとすると、異物が存在しない清浄時の絶縁耐力は空気と同等であるが、異物存在時の絶縁耐力の向上を図ることが可能であり、純N2ガスを使用した場合よりも絶縁信頼性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図3は、本発明の一実施の形態によるガス絶縁開閉装置を示す断面図である。
絶縁性ガスを封入した断面角形の遮断器用密閉容器20内に、真空容器6を構成する絶縁筒1の外表面に遮光性の絶縁被覆5を施した真空遮断部18を配置し、支持絶縁物8等によって支持固定している。遮断器用密閉容器20の上部には絶縁スペーサ9aを介して上部密閉容器25を接続し、遮断器用密閉容器20の下部に同様の絶縁スペーサ9bを介して下部密閉容器27を接続している。真空遮断部18の上方端子2aは、上部密閉容器25内に配置した主回路導体26に接続され、主母線用密閉容器22内に収納した主母線29とこの主回路導体26間に断路器14bを設けている。また真空遮断部18の下方端子3aは、下部密閉容器27内に配置した主回路導体27に接続され、この主回路導体26とケーブルヘッド23間には断路器14aが接続されている。真空遮断部18は、上述した図1または図2に示したように構成され、断面角形の遮断器用密閉容器20の前面に配置した遮断器用操作器17によってリンク機構13などを介して開閉操作される構成となっている。
上部密閉容器25内の断路器14bは、開離可能な一対の接触子32、33を有し、そのうちの可動接触子32は主回路導体26に接続されて斜め45度に配置した導体34内を同軸的に移動可能に配置されている。この導体34の軸方向一端部には所定距離を隔てて固定接触子33が配置され、通常、導体34内の可動接触子32は固定接触子33と接触状態にある。一方、導体32の軸方向他端側には所定距離を隔てて接地固定接触子35が配置され、可動接触子32が固定接触子33から開離して断路状態になったとき、可動接触子32が接地固定接触子35と接触して主回路導体26を接地する接地開閉器が構成されている。この可動接触子32の開閉操作を行う断路器用操作器16bは、遮断器用密閉容器20の正面側で遮断器用操作器17の上方部に並置されている。
また下部密閉容器27内の断路器14aは、開離可能な一対の接触子36、37を有し、そのうちの可動接触子36は主回路導体28に接続されて斜め45度に配置した導体38内を同軸的に移動可能に配置されている。この導体38の軸方向一端部には所定距離を隔てて固定接触子37が配置され、通常、導体38内の可動接触子36は固定接触子37と接触状態にある。一方、導体38の軸方向他端側には所定距離を隔てて接地固定接触子39が配置され、可動接触子36が固定接触子37から開離して断路状態になったとき、可動接触子36が接地固定接触子39と接触して主回路導体28を接地する接地開閉器が構成されている。この可動接触子36の開閉操作を行う断路器用操作器16aは、遮断器用密閉容器20の正面側で遮断器用操作器17の上方部に並置されている。
可動接触子36の軸線上には、導体38と反対側に固定接触子37と所定距離隔てて接地可動接触子を収納した導体40が配置され、この導体40内の接地可動接触子と固定接触子37とによってケーブルヘッド23側の接地開閉器が構成されている。この接地開閉器の開閉操作を行う接地開閉器用操作器も断路器用操作器16a内に構成している。
これらの断路器用操作器16a、16bや接地開閉器用操作器は、回転運動を直線運動に変換するラック、ピニオンギヤ等を用いた機構を介して可動接触子を開閉駆動する構造であり、可動接触子の近傍に設けた回転軸に回転力を伝達するようにしている。しかし、その他の一般的な機構によって開閉操作するように断路器用操作器16a、16bや接地開閉器用操作器を構成しても良い。このような各操作器や上部密閉容器25および下部密閉容器27内の構成は、要部がほぼ同様の構成であるから、部品を共用化して簡単に構成することができる。また、断路器と接地開閉器はその可動接触子32、36およびこれを収納した導体34、38を共用化しており、可動接触子32、36の移動軸方向の距離を短くすることができる。さらに、これら可動接触子32、36の動作軸を斜めにすることで、図の左右方向の距離を短くして小型化および軽量化を図ったガス絶縁開閉装置が得られる。
図1は、上述した真空遮断部18を示す断面図である。
真空遮断部18は、絶縁筒1の両端に配置した円板状の端蓋2、3を金属ろう等の接合部材により接合して気密に封じると共に、可動側電極11の動作からその気密を保持するベローズ4によって形成した真空容器6を有しており、この真空容器6内は高真空に成されている。この真空容器6内には開離可能な一対の固定側電極10および可動側電極11と、これら両電極10、11の外周部に配置されて電界を緩和したり絶縁筒1の内面を遮蔽したりするシールド12が配置されている。ベローズ4の一端は端蓋3に耐気密接続され、その他端は可動側電極11のホルダ24に耐気密接続されており、このホルダ24は絶縁操作ロッド7を介して図5に示した遮断器用操作器17によって可動電極11を上下方向に駆動する開閉操作力の伝達を受ける。真空容器6を形成する絶縁筒1は、一般的にアルミナもしくはガラス製で円筒状に形成されており、その外表面に少なくとも紫外線に対して遮光性を有する絶縁被覆5により覆っている。
このような構成の真空遮断部は、固定側電極10と可動側電極11を接触させた閉極状態で定格電流を流し、万一の地絡等の事故時には可動側電極11を遮断器用操作器17によって下方側に駆動し、所定距離開離した固定側電極10および可動側電極11間に発生したアークを磁気駆動しながら事故電流を遮断する。この事故電流の遮断時、両電極10、11間に形成されたアークから紫外線を含む強い光が発生する。真空容器6を形成する端蓋2、3およびベローズ4は金属製でこの光を反射するが、特開2004−171833号公報に記載のように絶縁筒1がガラスの場合のみでなくアルミナの場合においても透光性があり、この強い光が真空容器6外に透過する。
しかし、ここでは絶縁筒1の外部を少なくとも紫外線を遮蔽する遮光性を有する絶縁被覆5によって被覆している。この遮光性を有する絶縁被覆5としては、充填材混入のエポキシもしくはシリコーンゴムあるいは黒色の絶縁材を使用する。この充填材としては酸化チタンや顔料系の絶縁物等を用いることも考えられる。また、絶縁被覆5によって絶縁筒1の外部だけでなく端蓋2、3との境界部を含めて被覆するようにしている。
上述した真空遮断部18は、図3に示すように端蓋3の外周部に電界緩和用シールドを兼用した下方端子3aを取り付け、この下方端子3a内で端蓋3を主回路導体28に接続したり、または下方端子3aを介して端蓋3と主回路導体28を電気的に接続すると共に、端蓋2および下方端子3aに一端を固定した絶縁支持物8の他端を遮断器用密閉容器20の内面に固定して真空遮断部18を支持している。真空遮断部18の絶縁操作ロッド7は、リンク機構13を介して遮断器用操作器17に連結されていて、遮断器用操作器17によって可動電極11を図示の上下方向に駆動して開閉操作を行う。この遮断器用操作器17の構成は公知の様々なものを使用することができる。
本実施の形態によるガス絶縁開閉装置は、真空容器6を形成する絶縁筒1の外部を、少なくともアークによる紫外線を遮蔽する遮光性の絶縁被覆5により覆っているため、アークによる紫外線もしくは光はこの絶縁被覆5で遮光される。真空容器6を形成する端蓋2、3やベローズは金属製であるから、真空遮断部18を収納した遮断器用密閉容器20内の絶縁性ガスに少なくとも紫外線が照射されることはない。従って、SF6ガスよりもGWPの小さな負性ガスを遮断器用密閉容器20内に封入しても、電離エネルギーがSF6ガスよりも小さいことによって紫外線等の光による電離作用やガス自体の分解が生じることはなく、真空遮断部18で発生したアークによる光や紫外線により遮断器用密閉容器20内に充填した絶縁性ガスの絶縁耐力が低下することもない。
上述した実施の形態では、絶縁被覆5によって絶縁筒1の外部とそれに隣接する端蓋2、3の外周部とを一緒に覆っており、絶縁筒1の外部沿面絶縁耐圧を向上させることができる。しかし、端蓋2、3の大部分を絶縁被覆5によって被覆してはいない。ガス絶縁開閉装置では、定格電流が数kAと大きく、かつ遮断電流も大きいことから、真空遮断部18の放熱を妨げることなく遮光することが重要であるが、遮光性の絶縁被覆5によって端蓋2、3からの放熱効果を十分に期待することができる。また、絶縁被覆5によってアークによる紫外線を遮光するようにしたため、真空容器8などの基本構成部分は従来と同じ一般的なものを使用することができるので経済的でもある。
また、上述したガス絶縁開閉装置によれば、遮断器用密閉容器20内に充填する絶縁性ガスとしては、その他の要素によって望ましいものを決定することができるようになり、例えば、CF3I、C2F6、C4F8、乾燥空気、N2ガスなどや、それらの混合ガス、あるいはこれらをSF6ガス中に混合したガスなどを使用することができる。遮断器用密閉容器20内に封入する絶縁性ガスとして、N2ガスもしくは乾燥空気と負性ガスの混合ガスを用いると、絶縁性能に優れると共に、GWPをSF6ガスよりも小さくして環境低負荷型のガス絶縁開閉装置とすることができる。
また真空容器6を形成する絶縁筒1の外部を遮光性の絶縁被覆5により覆うことによって、絶縁破壊を引き起こす可能性がある電離作用による初期電子もしくはイオンの発生を抑制することができ、絶縁性ガスのガス圧力低減もしくは機器の大きさに持たせる裕度を小さくすることができ、小型でガス圧力を低減したガス絶縁開閉装置を得ることができる。加えて、アークによる光に影響されることなくガス絶縁開閉装置の絶縁設計が可能となることから、その絶縁信頼性を向上させることもできる。さらに、遮断器用密閉容器20内における絶縁性ガスのガス圧低減により、可動電極11の開極時に作用するベローズ4への受圧力による反力が低減され、遮断器用操作器17の低操作力化も可能となる。
上述したガス絶縁開閉装置は、真空遮断部18を配置した遮断器用密閉容器20内と、断路器14a、14bや接地開閉装置等を構成した上部密閉容器25および下部密閉容器27とを絶縁スペーサ9などによってガス的に区分しており、両ガス区分に封入する絶縁性ガスの種類もしくはガス圧力を変えることが可能である。
絶縁性ガスとしてCF3Iを使用した場合、次に述べるような手段により遮断器用密閉容器20のガス圧を低く抑えることが可能であり、遮断器用操作器の操作力低減効果が期待できる。CF3Iは大気圧の気体状態においてSF6と同等以上の絶縁耐力を有するが、飽和温度(液化開始温度)がSF6ガスよりも高く、また光で分解され易い特徴がある。液化開始温度が高い問題については、混合ガスにすることで解決が可能である。例えば、電気絶縁性に優れ不燃性で毒性がなく、地球温暖化係数、オゾン破壊係数とも0であり、かつ、安価なN2や空気と混合する。このような混合ガスの絶縁耐力は破壊電界Emを使って次のように評価できる。
Figure 2006087260
ここで、E1は純CF3Iの破壊電界、E2はN2もしくは空気の破壊電界、kは混合比、Cはガスに固有な係数である。
図4は、上述した混合比kと混合ガスの破壊電界Emとの関係を示す特性図である。
CF3Iの割合が増加すると共に破壊電界Emは上昇し、CF3Iが30%を超えると飽和傾向を示す。破壊電界Emは、N2もしくは空気時の破壊電界で規格化している。CF3Iが30%の場合、絶縁耐力は純CF3Iの約80%となり十分な絶縁耐力が得られる。また、ガス圧についても0.3MPa・abs以下に設定すれば液化の問題も解決できる。同等の絶縁耐力をN2もしくは空気で得るためには破壊電界を2.5倍程度にする必要があり、N2もしくは空気の破壊電界はガス圧の0.78乗に比例するので必要なガス圧はCF3Iを使用しない場合の約3.5倍となる。
従って、真空遮断部18を配置した遮断器用密閉容器20内の絶縁性ガスの圧力を、その他のガス区分よりも低くすることができるので、上部密閉容器25および下部密閉容器27としては断面円形の圧力容器を使用するのに対して、遮断器用密閉容器20としては角型の圧力容器を使用することができ、その前面に各操作器16a、16b、17を容易に配置することができる。また、真空遮断部18は真空容器6の気密をベローズ4で確保しているため、ベローズ4の山の数を増やして応力の低減を図るなどの対策が必要となるが、遮断器用密閉容器20のガス圧が高くなると、可動電極11には図示の上部方向に働く力が大きくなり、開極時に必要な操作力が増大し、遮断器用操作器17の小型化および低操作力化の妨げとなる。ところが、CF3Iを使用することにより、これまでと同等の絶縁耐力を得るために必要なガス圧は上述の検討結果から1/3.5と低くて済むことから、遮断器用操作器17の小型化および低操作力化を図ることができる。また、遮光性の絶縁被覆5を備えることにより、CF3Iの光による分解を防止することができ長期に渡って絶縁信頼性を確保することが可能である。
ガス絶縁開閉装置では、図3に示したように絶縁スペーサ9a、9bによって複数のガス区分を形成しており、遮断部を収納した遮断器用密閉容器20以外の他のガス区分を形成する密閉容器も存在している。例えば、上部密閉容器25や下部密閉容器27等の内部に封入する絶縁性ガスとして乾燥空気を使用した場合、液化開始温度が非常に低いことから、1MPa・abs以上の高ガス圧化も可能であり、ガス圧効果による絶縁耐力向上および機器の小型化を図ることも可能である。また、同部の絶縁性ガスとして主ガスにN2を用い酸素と混合した場合、異物付着時の絶縁スペーサ9a、9bの沿面絶縁耐力を向上させることができる。そこで遮断部を収納した遮断器用密閉容器20以外の他のガス区分を形成する密閉容器内に封入する絶縁性ガスとして、空気または酸素の割合が10〜60%の混合ガスとすると、異物が存在しない清浄時の絶縁耐力は空気と同等であるが、異物存在時の絶縁耐力の向上を図ることが可能であり、純N2ガスを使用した場合よりも絶縁信頼性を向上させることができる。
図2は、本発明の他の実施の形態によるガス絶縁開閉装置の要部である真空遮断部18を示す断面図である。
先の実施の形態との同等物には同一符号を付けて詳細な説明を省略し、相違部分についてのみ説明する。真空容器6を形成する絶縁筒1は、アルミナもしくはガラスにTiO2、CeO2等の充填材を混入して光もしくは紫外線遮光作用を持たせて製作したものである。従って、両電極10、11間に発生したアークからの紫外線もしくは光は、真空容器6を形成する金属製の端蓋2、3およびベローズ4、また絶縁筒1で遮蔽されて真空容器6外に透過することはない。この説明から分かるように、真空遮断部18を構成する場合、電極10、11間の開離時に発生するアークによる少なくとも紫外線を真空容器6外の絶縁性ガスに到達しないように遮蔽する遮蔽手段を設ければ良く、この遮蔽手段としては絶縁筒1の外周部を被覆する絶縁被覆5もしくはそのような遮蔽作用を有する絶縁筒1によって構成することができる。
本実施の形態によるガス絶縁開閉装置では、真空容器6を形成する絶縁筒1を紫外線を遮光する充填剤入りとして構成しているため、図1に示した場合のように新たに絶縁被覆5を施すことなく、外観上の構成としては一般的な真空遮断部と全く同じ構成でアークによる紫外線を遮光することができるので、構成を簡略して一層小型にすることができる。
図5は、本発明の他の実施の形態によるガス絶縁開閉装置を示す断面図である。
遮断器用密閉容器20内に詳細を後述する真空遮断部18を配置し、遮断器用密閉容器20の上部に絶縁スペーサ9aを介して上部密閉容器25を接続し、遮断器用密閉容器20の下部に同様の絶縁スペーサ9bを介して下部密閉容器27を接続している。真空遮断部18は遮断器用密閉容器20の下部に配置した遮断器用操作器17によって開閉操作される。真空遮断部18の上方端子は、上部密閉容器25内に配置した主回路導体26に接続され、真空遮断部18の下方端子は、下部密閉容器27内に配置した主回路導体27に接続されている。主回路導体26の途中には断路器14aが構成されてケーブルヘッド23を収納したケーブルヘッド密閉容器31に絶縁スペーサ9cを介して接続されている。また主回路導体28の途中には断路器14bが構成されて主母線密閉容器22a内の主母線29に接続されている。図示の構成は二重主母線構成であるから、主回路導体28には断路器14cを介して主母線密閉容器22b内の主母線30に接続されている。このようなガス絶縁開閉装置は、遮断器用密閉容器20内のの構成を別にすれば良く知られた構成である。
上述した真空遮断部18は先の実施の形態の場合と同様の構成であるが、端蓋2および端蓋3の外周部に電界緩和用シールドを兼用した上方端子2aおよび下方端子3aをそれぞれ取り付け、この両端子2a、3a内で端蓋2、3を主回路導体26、28に接続したり、または両端子2a、3aを介して端蓋2、3と主回路導体26、28をそれぞれ電気的に接続している。このような真空遮断部18は、下方端子3aを遮断器用密閉容器20内の下部に配置した絶縁支持筒8によって支持している。この絶縁支持筒8内には絶縁操作ロッド7が配置され、この絶縁操作ロッド7によって遮断器用操作器17と可動ホルダ24間を連結している。遮断器用操作器17の構成は公知の様々なものを使用することができる。
このようなガス絶縁開閉装置は、図1および図2に示した真空遮断部18を使用しているため、先の実施の形態の場合と同様に真空容器6を形成する絶縁筒1からアークによる光もしくは紫外線が透過しないように絶縁被覆5などの遮光手段を施しているため、紫外線などが真空遮断部18を収納した遮断器用密閉容器20内の絶縁性ガスに照射されることはない。従って、SF6ガスよりもGWPの小さな負性ガスを遮断器用密閉容器20内に封入しても、電離エネルギーがSF6ガスよりも小さいことによって紫外線等の光による電離作用やガス自体の分解が生じることはなく、真空遮断部18で発生したアークによる光や紫外線により遮断器用密閉容器20内に充填した絶縁性ガスの絶縁耐力が低下することはない。このため、遮断器用密閉容器20内に充填する絶縁性ガスとしては、その他の要素によって望ましいものを所定の圧力で封入することができるようになり、小型化したガス絶縁開閉装置を得ることができる。また、遮断器用密閉容器20内と、その他のガス区画の密閉容器内に封入する絶縁性ガスの種類や圧力をそれぞれ設定することができ、先の実施の形態とほぼ同様の効果を得ることができる。
本発明によるガス絶縁開閉装置は、図3または図5に示した構成以外のガス絶縁開閉装置にも適用することができる。
本発明の一実施の形態によるガス絶縁開閉装置の要部である真空遮断部を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態によるガス絶縁開閉装置の要部である真空遮断部を示す断面図である。 本発明の一実施の形態によるガス絶縁開閉装置を示す断面図である。 CF3Iの混合割合と破壊電界との関係を示す特性図である。 本発明の他の実施の形態によるガス絶縁開閉装置を示す断面図である。
符号の説明
1 絶縁筒
2 上部端蓋
3 下部端蓋
4 ベローズ
5 絶縁被覆
6 真空容器
9 絶縁スペーサ
10 固定電極
11 可動電極
17 遮断器用操作器
18 真空遮断部
20 遮断器用密閉容器
25 上部密閉容器
27 下部密閉容器

Claims (7)

  1. 真空容器内で開離する一対の電極を有する真空遮断部を絶縁性ガスを封入した遮断器用密閉容器内に配置し、上記真空遮断部の両端に接続した主回路導体を他のガス区画を形成する密閉容器内に配置して構成したガス絶縁開閉装置において、上記電極間の開離時に発生するアークによる少なくとも紫外線が上記遮断器用密閉容器内の絶縁性ガスに到達しないように遮蔽する遮蔽手段を設けたことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  2. 請求項1に記載のものにおいて、上記遮断器用密閉容器内の絶縁性ガスとして、光で分解もしくは電離する絶縁性ガスを使用したことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  3. 請求項1に記載のものにおいて、上記遮蔽手段は、上記真空容器の外表面を遮光性の絶縁被服で被覆して構成したことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  4. 請求項1に記載のものにおいて、上記真空容器は、絶縁筒と、この絶縁筒の両端をそれぞれ気密に封じる端蓋と、上記真空容器内の真空状態を保持しながら上記電極のうち可動電極の開閉動作を許すベローズとを備え、上記遮蔽手段は、上記絶縁筒の充填材として紫外線を遮光する物質を充填して構成したことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つに記載のものにおいて、上記真空遮断部を配置したガス区画を形成する上記遮断器用密閉容器内の絶縁性ガスの圧力を、上記他のガス区画を形成する密閉容器内の絶縁性ガスの圧力よりも低くしたことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載のものにおいて、上記真空遮断部を配置したガス区画を形成する上記遮断器用密閉容器内の絶縁性ガスとして、CFガスよりも地球温暖化係数の低い負性ガスを使用したことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一つに記載のものにおいて、上記他のガス区画を形成する密閉容器内の絶縁性ガスとして、空気もしくは酸素の割合が10〜60%の混合ガスを使用したことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
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