JP2006086941A - 送信方法と送信装置及び受信方法と受信装置 - Google Patents

送信方法と送信装置及び受信方法と受信装置 Download PDF

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真明 東田
Yasuaki Sakanishi
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俊裕 江崎
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Abstract

【課題】誤り訂正用符号の付加量が少なくても、連続的なパケット廃棄を訂正可能な効率的な訂正方法を提供する。
【解決手段】各辺の長さが、各々M,P,Qの直方体で構成されるインターリーブ処理単位において、M方向に誤り訂正用の符号が付加され、直行するP方向とM方向でインターリーブ処理を行い、Q方向に少なくとも誤り検出用の符号を付加した送信パケットを生成して送信することで、バーストパケットエラーやランダムパケットエラーが発生する伝送路を用いるデータ伝送にも、パリティ量に対して効率的な誤り訂正が可能となる。
【選択図】図3

Description

本発明は、伝送路を介してデータを伝送する、送信方法と送信装置及び受信方法と受信装置に関するものである。
従来より、映像データや音声データ等をネットワーク経由で配信するシステムが実用化されている。
ところで、近年、配線の省力化や配線に縛られず、どこでもネットワークが使用できるとのことからネットワーク伝送路に無線を用いることが多くなっている。無線伝送の例としては、無線LANに用いられる、IEEE802.11で規定されている通信方式がある。IEEE802.11の詳細については、多数の専門書が発行されているが、例えば「802.11高速無線LAN教科書」(株式会社IDGジャパン発行)が詳しい。
IEEE802.11では、伝送単位である無線フレームに誤り訂正方式として、ビタビ符号を用いて伝送を行う。このビタビ符号は特に、無線フレーム内のランダムエラーの訂正を行うのに適している。一般的に、無線フレーム内のエラーが訂正できない場合は、該無線フレームは廃棄される。
廃棄されたパケットを救出するために、IEEE802.11では無線のレイヤの処理において再送機構が具備されている。しかし映像データや音声データ等のリアルタイム性が要求されるデータの伝送の場合は、再送を行うことは時間遅延が生じるために不適である。また、再送を行えばその分無線の帯域を消費するので、映像データや音声データ等の広帯域なデータの伝送には不適である。
そこで、映像データや音声データ等の伝送方法として、再送機構のないマルチキャストで送信側から受信側への再送のない一方向の伝送が行われる。マルチキャストによる方式は、多数の無線クライアントに一斉に映像・音声を配信できるため、1つのストリーミング分の伝送帯域しか消費しない。この観点からも映像データや音声データ等の伝送に適している。
なお、慣習的に無線伝送では伝送単位の用語として「フレーム」を用いるが、上位層のインターネットプロトコルなどでは「パケット」と称するので、本願では、以下「パケット」という用語に統一する。
無線伝送では、ある一定期間、無線の状態が悪くなり、ビタビ符号では訂正不可能となり結果的に伝送されたパケットが連続して廃棄されるバーストパケットエラーが発生する。つまり、無線パケットのビタビ符号ではパケット内の一次元の訂正方式であり、バーストパケットエラーに対しては、訂正不可能である。上記のバーストパケットエラーに対する訂正は、無線のレイヤでは提供されない。従って、上層において訂正方式を提供しなければならない。
バーストエラーに適応できる従来技術としては、多次元で訂正処理を行う方式がある。そのような技術として、特開昭60−69917号公報(以下、特許文献1)、特開昭60−74160号公報(以下、特許文献2)、特開昭61−29945号公報(以下、特許文献3)、特開昭63−185124号公報(以下、特許文献4)、特開平1−296498号公報(以下、特許文献5)、特開平2−116064号公報(以下、特許文献6)、特開平2−260823号公報(以下、特許文献7)、特開平3−145224(以下、特許文献8)、特開平4−120631号公報(以下、特許文献9)、特開平7−288477号公報(以下、特許文献10)、特開平11−346158号公報(以下、特許文献11)、及び特開平2000−172518号公報(以下、非特許文献1)、がある。
特開昭60−69917号公報 特開昭60−74160号公報 特開昭61−29945号公報 特開昭63−185124号公報 特開平1−296498号公報 特開平2−116064号公報 特開平2−260823号公報 特開平3−145224号公報 特開平7−288477号公報 特開平11−346158号公報 特開平2000−172518号公報 802.11高速無線LAN教科書(株式会社IDGジャパン発行)
しかしながら、上記従来の手法では以下のような問題点を有していた。図8は従来の技術の問題点を示す模式図である。以下、図8を用いて上記従来の技術の問題点を説明する。
図8で、丸印は個々の無線パケットを示している。すなわち、個々の丸印の無線パケットは一次元方向(パケット方向)にビタビ符号による誤り訂正がかけられている。バツ印をつけた無線パケット群(800)はビタビ符号で訂正不可能であった無線パケットを示している。斜線をつけた無線パケット群(801)は誤り訂正用の符号(以下、パリティ)である。
図8ではX軸方向を伝送順序とした場合に、X軸方向に誤り訂正をかけている。つまり、ビタビ符号の直交方向に誤り訂正を付加し、二次元に誤り訂正をかけている。800はバーストパケットエラーとして11連続のパケットエラーを例示している。20から23のパリティ801では、仮に無線パケットの誤り位置が特定できたとして、特定位置の誤り訂正を行う消失訂正を行おうとしても、11個の無線パケットエラーに対して、パリティ801は4個しかパリティがないので訂正能力としては24個のパケットのうち4個までのエラーしか訂正できないため、結果として800の無線パケットエラーは訂正できない。つまり伝送順序の方向にパリティを付加しても、パリティ数以上のバーストパケットエラーは訂正できず、無線伝送のようなバーストエラーが発生する伝送方式では、付加したパリティは伝送帯域を消費するだけであり、全く有効に機能しない。なお、図8では三次元方向は図示していない。
つまり、多次元で誤り訂正を行う場合に、伝送の方向と同じ方向にパリティを付加するのは、伝送帯域を無駄に消費するのみで訂正能力の向上に寄与しないという問題点があった。つまり、上記特許文献1〜11、非特許文献1は、三次元方向に誤り訂正をかけるものであるが、特定の一つの次元の誤り訂正は機能しない。以下、個々の特許文献、非特許文献について具体的に問題点を説明する。
特許文献1では、特許文献1、図3において三次元方向に誤り検出および訂正用の符号を付加している。少なくとも2つの方向において誤り検出を行うが、伝送データの方向に誤り検出を入れた場合は3次元となり、入れない場合はネットワークでのエラー検出及び訂正を前記の2つの方向の訂正に依存することとなり訂正能力が低下する。
特許文献2では、特許文献2、Fig−2に示されるように、二次元方向に誤り検出および訂正用の符号を付加し、ディスクへの書き込み時に誤り検出および訂正用の符号を付加するので、結果的に三次元である。
特許文献3では、特許文献3、図13に示されるように、三次元に誤り訂正が行われる。
特許文献4では、特許文献4、図2及び特許文献4、図3に示されるように、基本的に三次元に誤り訂正の手段が具備されている。特許文献4には特定の方向の誤り訂正符号を付加しない場合も説明されているが、その場合は、符号化を行ったか否かを複合側で識別するために、パケットに識別信号を符号化側で付加しなければならず、その分、記録容量や伝送帯域を消費することになり、効率的な記録や伝送が行われない。また、上記処理を行うための手段が必要となり、処理付加や回路規模や消費電力も大きくなる。
特許文献5では、特許文献5、図2に示されるように、直方体の面に平行な各平面上のビットについてパリティ検査をおこなうので、三次元の誤り訂正処理である。
特許文献6では、特許文献6、図1で二次元に誤り訂正符号を付加し、図2で誤り訂正符号を付加して記録するので、三次元での誤り訂正である。
特許文献7では、特許文献7、図1に示されるように、三次元での誤り訂正である。
特許文献8では、特許文献8、図3に示されるように三次元での誤り訂正である。
特許文献9では、特許文献9、図1から明らかなように、第1、第2、第3なる3系列の符号で該全データシンボルを3重に符号化するものである。
特許文献10では、特許文献10、図1に示されるように三次元での誤り訂正である。
特許文献11では、特許文献11、図7及び特許文献11、「0053」の記載により、三次元での誤り訂正である。
非特許文献1では、非特許文献1、図3及び非特許文献1、「0040」の記載により、三次元での誤り訂正である。
すなわち、上記従来の技術では、基本的に、三次元で誤り検出及び訂正を行うものであり、いずれかの方向が伝送方向と一致するため、特定の方向において、訂正がバーストエラーに対して極端に効率が悪く、パリティの分だけ無線の帯域を無駄に消費し、パリティを付加したり、誤り訂正や誤り検出のための回路を付加しなければならず、回路規模や処理付加が大きくかつ消費電力が高いという問題点を有していた。
仮に、誤り訂正の手段を具備しておいて、ある場合に特定の方向において誤り訂正をかけない場合は、符号化を行ったか否かを識別する情報を付加しなければならず、その分、回路規模や処理付加が大きくかつ消費電力が高く、伝送帯域や記録容量が大きくなるという問題点を有していた。
つまり、多次元での誤り訂正の全ての方向において誤り訂正をかけてもバーストエラー等に対して効率的に機能しないという問題点を有していた。
上記課題を解決するために、本発明は、各辺の長さが、各々M,P,Qの直方体で構成されたインターリーブ処理単位において、インターリーブの制御を行うインターリーブ制御手段と、誤り訂正用の符号を付加する誤り訂正エンコード手段と、送信手段とを備え、前記インターリーブ処理手段は入力された送信データを長さQの送信単位として前記インターリーブ処理単位のQ方向に書き込み、Mの方向に前記送信単位をL回書き込んで行長Q、列長L(L<M)のデータマトリックスを構成し、前記データマトリックスから列方向に長さLのデータを読み出して前記誤り訂正エンコード手段に転送して長さN(N=M−L)の誤り訂正符号を付加させて列長Mのデータを取得してM方向に書き込む処理をQ回繰り返し、行長Q、列長Mの誤り訂正マトリックスを構成し、前記誤り訂正マトリックスの生成をP方向に繰り返して前記インターリーブ処理単位を生成し、P方向に前記送信単位を順次読み出してインターリーブ処理を行い、前記送信手段は前記送信単位に少なくとも誤り検出用の符号を付加して送信することを特徴とする。
また、受信パケットから、各辺の長さが、各々M,P,Qの直方体で構成されたデインターリーブ処理単位を再構成して受信データを再構成する場合には、受信手段と、デインターリーブの制御を行うデインターリーブ制御手段と、誤り訂正処理を行う誤り訂正デコード手段とを備え、前記受信手段は前記受信パケットの誤りの有無を検査して、正常な前記受信パケットを前記デインターリーブ処理単位で該受信パケットの書き込み位置においてQ方向に書き込みを行い、前記デインターリーブ制御手段は、行長Q、列長Mの誤り訂正マトリックスからM方向に列単位で読み出しを行い、前記誤り訂正デコード手段に転送して誤り訂正処理を行ったデータを再度M方向に書き込みを行い、前記誤り訂正マトリックスの誤り訂正処理をP方向に順次行って前記デインターリーブ処理単位の誤り訂正処理を完了し、P方向に行長Q単位でデータを読み出すことによりデインターリーブ処理を行って前記受信データの再構成を行うことを特徴とする。
これにより、バーストエラーを効率的に訂正する送信方法と送信装置及び受信方法と受信装置を提供する。
本発明の送信方法と送信装置及び受信方法と受信装置によれば、バーストパケットエラーやランダムパケットエラーが発生する伝送路を用いるデータ伝送にも、パリティ量に対して効率的な誤り訂正が可能となる。すなわち、帯域を無駄に消費せず効率的な伝送と効率的な誤り訂正を可能とする。
また、多次元の誤り訂正に対して、特定の方向には誤り検出も、誤り訂正も行わないので、回路規模が小さく、処理付加が少なく、消費電力の少ない伝送が可能となる。
また、特定の方向に対して、誤り訂正を行ったり行わなかったりを選択するものではなく、特定の方向に対しては誤り訂正を行わないとあらかじめ決まっているので、誤り訂正を行うか否かを示す伝送ヘッダは必要ないので伝送帯域を無駄に消費せず効率よい伝送が可能となる。
上記のように効率的な伝送を行うので、使用する伝送帯域が少なく、システム上のネットワーク機器にかかる処理負荷が小さいので、ネットワーク機器でのパケット廃棄が少なく、つまり、訂正対象となるエラーパケットが少なくなるので、これにより誤り訂正がさらに効率的に行われ、信頼性の高い伝送システムを構築可能である。
以上のことから、映像データや音声データ等を伝送する場合に高品質な伝送を実現可能である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。本願発明は、直方体で誤り訂正を行う場合に、バーストエラーに対しては、その発生方向(伝送方向)に誤り訂正をかけても有効でない場合が多いので、バーストエラー発生方向に対しては誤り訂正を行わず、伝送方向(バーストエラー発生方向)とそれに直行する方向でインターリーブ処理を行い、上記バーストエラーに直行する方向の誤り訂正処理により効率的に誤り訂正を行うものである。
(実施の形態1)
本実施の形態では、データリンク層の伝送方式としてIEEE802.11準拠の無線通信を例として説明する。また、伝送される送信データはどのようなものでもよいが、一例として映像や音声等のデータとする。
図1は、本願に係る送信方法と送信装置である。本実施の形態では本願発明の送信側の発明について説明を行う。図1において、100はインターリーブ制御手段、102は誤り訂正エンコード手段。103は送信手段である。
図3は、本願に係る誤り訂正方法を説明する模式図である。本実施の形態では、図3に示すように各辺の長さが、各々M,P,Qの直方体で構成された直方体(MxPxQ)をインターリーブ処理単位と称する。上記インターリーブ単位においてインターリーブ及び誤り訂正が行われる。以下、各辺の長さが伸びる方向に、M方向、Q方向、P方向と呼ぶ。また、P方向とQ方向からなる二次元平面をPQ平面。Q方向とM方向からなる二次元平面をQM平面。P方向とM方向からなる二次元平面をPM平面と称する。
インターリーブ処理単位は個々のQM平面で誤り訂正処理が行われる。QM平面においてQ方向の長さQとM方向の長さL(0〜L−1)のデータが格納される部分のマトリックスをデータマトリックス(QxL)、Q方向の長さQとM方向の長さM(0〜M−1)のデータ及び誤り訂正用のパリティが格納されるマトリックスを誤り訂正マトリックス(QxM)と呼ぶ。
図7はデータマトリックスと誤り訂正マトリックスを示す模式図である。図7は図3の個々のデータマトリックス及び誤り訂正マトリックスを示す図である。以下、図1、図3及び図7を用いて本実施の形態を説明する。
映像データや音声データ等の送信データ110はインターリーブ制御手段100に入力される。インターリーブ制御手段100内にはメモリを具備し、送信データ110を長さQの送信単位として、Q方向に書き込む。この送信単位は最終的に無線パケットに含まれる実効的なデータである。図7の書き込み方向703に示すように、一つの送信単位がQ方向に書き込みが終了すると、M方向に次の列の送信単位を書き込むことを繰り返す。これをL回繰り返すことによりデータマトリックス700が完成する。ひとつのQM平面でデータマトリックスが完成すると、P方向に次のデータマトリックスを順次生成する。つまり、インターリーブ処理単位は誤り訂正パリティが付加される前(501(A))にはQxLxPの直方体が生成される。これに各データマトリックス毎にパリティを付加して(502(B))、最終的なインターリーブ処理単位とする。
完成した各データマトリックスは、インターリーブ制御手段100から各行のデータを列方向(M方向)に長さLの単位のデータ(M=0〜L−1)で読み出され、111で誤り訂正エンコード手段102に転送される。
図5は誤り訂正エンコードの模式図である。図5(A)は誤り訂正エンコード前に111を伝送されるデータ(501)である。
誤り訂正エンコード手段102では誤り訂正用の符号(パリティ500)がエンコードされて(502)、インターリーブ制御手段100に転送される。図5(B)は誤り訂正エンコード後に111を伝送されるパリティを付加されたデータである。訂正用のパリティがエンコードされた列長Mのデータは誤り訂正マトリックスのM方向に書き込まれる。なお、この時111を返送するデータはパリティのみ(M=L〜M−1)としてもよい。上記のように順次、各列のパリティを書き込むことにより誤り訂正マトリックス701が完成する。これをP方向に繰り返すことにより、インターリーブ処理単位がインターリーブ制御手段100内のメモリに完成する。
完成したインターリーブ処理単位は、インターリーブ制御手段100の中のメモリから、Q方向に伝送単位で読み出される。各伝送単位の読み出し方向は、図3の304に示すように、送信単位で、各誤り訂正マトリックスの、パケットシーケンス番号300の0から読み出し、P方向に0からP−1まで読み出される。つまり、パケットシーケンス番号300のM=0のPQ平面が読み出される。このPQ平面の読み出し順序が伝送順序(伝送方向)となる。
P方向にP−1まで読み出しが終了すると、パケットシーケンス番号300の1のPQ平面を、誤り訂正マトリックス番号301の0からP−1まで読み出す。これを順次繰り返し、パケットシーケンス番号300のM−1のPQ平面の誤り訂正マトリックス番号301のP−1まで読み出しが終了すると、ひとつのインターリーブ処理単位のインターリーブが終了する。
つまり、本願のインターリーブは伝送単位毎に、M方向に書き込み、直行するP方向に読み出すことによりQM平面でインターリーブ処理を行う。このインターリーブにより、無線伝送路におけるバーストパケットエラーが分散され、M方向の誤り訂正により、効率的な誤り訂正が行われる。
インターリーブ制御手段100から読み出された送信単位112は、送信手段103で送信処理が行われ、送信パケット113として出力される。
図4は送信パケットを説明する模式図である。図4において、300は図3のパケットシーケンス番号300と同じであり、301は図3の誤り訂正マトリックス番号301と同じであり、302はインターリーブ処理単位シーケンス番号302と同じである。また、送信単位も図3の送信単位と同じである。
各送信単位は、インターリーブ処理単位内での位置を特定する誤り訂正マトリックス番号301とパケットシーケンス番号300が付加され、さらにインターリーブ処理単位毎に更新されるインターリーブ処理単位シーケンス番号302が付加される。これにより、受信側では受信したパケットがどのインターリーブ単位に属するか、及びインターリーブ処理単位内のどの位置のものであるかを特定することが可能である。
さらに、送信手段103では、必要に応じてUDP/IP等の伝送ヘッダを付加するとともに、伝送路途中での数ビットのエラーを検出、訂正するためにIEEE802.11で規定されているビタビ符号化を行って、送信パケットとして出力する(図4中に伝送ヘッダ及びビタビ符号は図示せず)。
図6はインターリーブされた送信パケットと無線伝送時のバーストエラーの模式図である。図6を用いて、本願発明の効果を説明する。図6は、インターリーブ処理単位をPM平面で見た模式図である。丸印は伝送単位を含んだ個々の無線パケット(送信パケット)を示している。パリティには斜線を入れている。図6中の600及び601の一連のバツ印はエラーパケットを示し、連続的にパケットエラー(廃棄)が起こるバーストパケットエラーを示している。一例として、600では11連続のバーストパケットエラーを示し、601では27連続のバーストパケットエラーを示している。
図6から明らかなように、送信パケットの送信順序はP方向であり、誤り訂正のエンコードは、P方向に直行するM方向であるため、インターリーブの結果として、M方向には最大で3個の送信パケットしかエラーとならないため、M方向の4個のパリティで消失訂正が可能となる。つまり、少ないパリティ数でバーストエラーを訂正可能である。
ここで重要なのは、本願発明では、パケットの伝送順序の方向であるP方向には誤り訂正をかけていないことである。仮に従来技術のように三次元で誤り訂正をかけたとしても、P方向でエンコードされたパリティは600を訂正するためには11パリティが必要であり、601を訂正するためには27パリティ必要である。つまり、発生するバーストエラーの長さだけパリティが必要であり、訂正効率が非常に悪く、パリティパケット用に使用する帯域が大きくなり、伝送も非効率であり、より通信路が輻輳してエラーが起こりやすくなるという悪循環も引き起こす。
これに対して、本願発明では、上述のようにインターリーブにより伝送方向であるP方向に連続的に発生したバーストパケットエラーをM方向から見たときに分散させているため、M方向での訂正を可能としている。
以上、説明したように、本願発明では、効率的な誤り訂正により、バーストエラーにも強い伝送を提供することが可能となる。
また、伝送方向には誤り訂正をかけないことがあらかじめ決められているため、誤り訂正をかけるか否かを示すヘッダも必要がなく、伝送帯域を無駄に消費せず、かつ余分なヘッダ付加のための処理も必要がないので、伝送帯域を効率的に使用し、簡単な処理で効率的な誤り訂正が可能となる。
(実施の形態2)
図2は、本願に係る受信方法と受信装置である。本実施の形態では本願発明の受信側の発明について説明を行う。本実施の形態は実施の形態1で説明した送信パケットの受信側の動作について説明を行う。従って、実施の形態1の送信パケットが本実施の形態では受信パケットとなる。
図2において、200は受信手段、201はデインターリーブ制御手段、202は誤り訂正デコード手段である。
210で受信された受信パケットは受信手段200に入力される。受信手段200では、図4に示した受信パケットのビタビ符号の復号が行われ、訂正できない受信パケットは廃棄される。受信パケット中に誤りがない、あるいは誤りが訂正された訂正受信パケット211はデインターリーブ制御手段201に転送される。
受信パケットには図4に示すように、インターリーブ処理単位シーケンス番号302により、該受信パケットが属するインターリーブ処理単位が特定され、さらに誤り訂正マトリックス番号301により、該インターリーブ処理単位内での誤り訂正マトリックスが特定され、さらに、パケットシーケンス番号300により該誤り訂正マトリックス内でのパケット(伝送単位)位置が特定されるので、図3における受信パケットの格納位置を知ることが可能である。受信パケットを格納するメモリはデインターリーブ制御手段201内に具備されている。
次々に受信される受信パケットを上記のように、デインターリーブ制御手段201のメモリに格納することでインターリーブ処理単位の再構成が行われる。なお、送信パケットの送信順は実施の形態1で説明したとおり、インターリーブ読み出し304の通りであるが、途中のネットワーク機器により順序が入れ替わる場合やパケットが廃棄される場合があるが、図4に示すヘッダ構造により、図3での格納位置が確実に特定される。
デインターリーブ制御手段201内で、インターリーブ処理単位の再構成が完成すると、次は個々の誤り訂正マトリックス単位で誤り訂正処理を行う。
インターリーブ処理単位内で完成した各誤り訂正マトリックスは、デインターリーブ制御手段201から各行のデータを列方向(M方向)に長さMの単位のデータ(M=0〜M−1)で読み出され、212で誤り訂正デコード手段202に転送される。この時、デインターリーブ制御手段201は誤り訂正マトリックス内に受信パケットが書き込まれているか否かで、パケット廃棄が起こったどうかを検査可能であるので、パケット廃棄位置の情報を誤り訂正デコード手段202に伝送する。誤り訂正デコード手段202では誤り訂正がデコードされてデインターリーブ制御手段201に転送される。つまり、図5の矢印で示した、誤り訂正デコード前502(C)から誤り訂正デコード後501(D)の方向に処理が行われる。なお、212では訂正後に必要がなくなったパリティを伝送してもしなくてもよい。
上記のように順次、各列の誤り訂正デコードを順次行うことにより、誤り訂正後のデータマトリックスが完成する。これをP方向に繰り返すことにより、誤り訂正デコード後のインターリーブ処理単位がデインターリーブ制御手段201内のメモリに完成する。
誤り訂正が完了したインターリーブ処理単位は、デインターリーブ制御手段201の中のメモリから、図7で説明した、エンコード時の書き込みと同じ順序で読み出される。このデータが受信データ213として、デインターリーブ制御手段201から出力される。
以上のように、受信側の処理が行われ、送信側の処理とあわせて、実施の形態1で説明したような効果を得ることができる。
なお、本実施の形態は伝送の場合を例として説明を行ったが、他にもVTRやDVD等、記録再生を行う装置でもバーストエラーは発生するので、バーストエラーが発生するもの全てに本願は適応可能であり、そのような装置に本願発明を適応した場合でも、本願発明の範囲から排除するものではない。
また、本実施の形態では、バーストエラーに主眼をおいて説明を行ったが、本願発明はランダムエラーに対しても本願発明の方法による誤り訂正が有効であることは言うまでもない。
また、本実施の形態では、伝送路として無線を例としたが、例えばイーサネット(登録商標)等の有線通信においても、経路途中のルータやスイッチでパケットがバースト的に廃棄される場合があるので、本願発明は無線に限らず、その他の伝送方式においても有効であることは明らかであり、したがって、そのような場合でも本願発明の範囲から排除するものではない。
また、本実施の形態では、無線伝送として、IEEE802.11を例として説明を行ったが、これに限らずどのような無線伝送でも本願発明は有効である。従って、他の無線方式に本願発明を適応した場合でも、本願発明の範囲から排除するものではない。
本願発明にかかる送信方法と送信装置及び受信方法と受信装置は、バーストエラーが発生する伝送路を用いてデータ伝送を行う場合に有効であるので、映像や音声を無線伝送する場合等に有用である。
本願に係る送信方法と送信装置を説明する図 本願に係る受信方法と受信装置を説明する図 本願に係る誤り訂正方法を説明する模式図 送信パケット(受信パケット)を説明する模式図 誤り訂正エンコード(デコード)の模式図 インターリーブされた送信パケットと無線伝送時のバーストエラーの模式図 データマトリックスと誤り訂正マトリックスを示す模式図 従来の技術の問題点を示す模式図
符号の説明
100 インターリーブ制御手段
101 誤り訂正エンコード手段
103 送信手段

Claims (4)

  1. 各辺の長さが、各々M,P,Qの直方体で構成されるインターリーブ処理単位において、
    M方向に誤り訂正用の符号が付加され、
    直行するP方向とM方向でインターリーブ処理を行い、
    Q方向に少なくとも誤り検出用の符号を付加した送信パケットを生成して、
    送信する送信方法。
  2. 受信パケットから、各辺の長さが、各々M,P,Qの直方体で構成されるインターリーブ処理単位を再構成して受信データを再構成する場合には、
    Q方向で前記受信パケットの誤りの有無を検査して、
    正常な前記受信パケットを前記インターリーブ処理単位で該受信パケットの書き込み位置においてQ方向に書き込みを行い、
    順次前記受信パケットを前記インターリーブ処理単位に書き込み前記インターリーブ処理単位を再構成し、
    M方向に誤り訂正処理を行い、
    直行するP方向とM方向でデインターリーブ処理を行って、
    Q方向にデータを読み出して受信データを再構成する、
    ことを特徴とする受信方法。
  3. 各辺の長さが、各々M,P,Qの直方体で構成されたインターリーブ処理単位において、
    インターリーブの制御を行うインターリーブ制御手段と、
    誤り訂正用の符号を付加する誤り訂正エンコード手段と、
    送信手段と、
    を備え、
    前記インターリーブ処理手段は入力された送信データを長さQの送信単位として前記インターリーブ処理単位のQ方向に書き込み、
    Mの方向に前記送信単位をL回書き込んで行長Q、列長L(L<M)のデータマトリックスを構成し、
    前記データマトリックスから列方向に長さLのデータを読み出して前記誤り訂正エンコード手段に転送して長さN(N=M−L)の誤り訂正符号を付加させて列長Mのデータを取得してM方向に書き込む処理をQ回繰り返し、
    行長Q、列長Mの誤り訂正マトリックスを構成し、
    前記誤り訂正マトリックスの生成をP方向に繰り返して前記インターリーブ処理単位を生成し、
    P方向に前記送信単位を順次読み出してインターリーブ処理を行い、
    前記送信手段は前記送信単位に少なくとも誤り検出用の符号を付加して送信する、
    ことを特徴とする送信装置。
  4. 受信パケットから、各辺の長さが、各々M,P,Qの直方体で構成されたデインターリーブ処理単位を再構成して受信データを再構成する場合には、
    受信手段と、
    デインターリーブの制御を行うデインターリーブ制御手段と、
    誤り訂正処理を行う誤り訂正デコード手段と、
    を備え、
    前記受信手段は前記受信パケットの誤りの有無を検査して、正常な前記受信パケットを前記デインターリーブ処理単位で該受信パケットの書き込み位置においてQ方向に書き込みを行い、
    前記デインターリーブ制御手段は、行長Q、列長Mの誤り訂正マトリックスからM方向に列単位で読み出しを行い、前記誤り訂正デコード手段に転送して誤り訂正処理を行ったデータを再度M方向に書き込みを行い、前記誤り訂正マトリックスの誤り訂正処理をP方向に順次行って前記デインターリーブ処理単位の誤り訂正処理を完了し、
    P方向に行長Q単位でデータを読み出すことによりデインターリーブ処理を行って前記受信データの再構成を行う、
    ことを特徴とする受信装置。

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