JP2006086602A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】デジタルカメラ等の撮像装置の利便性を向上する。
【解決手段】バッファ残り駒数表示部812には、通常の場合、バッファ残り駒数mが点灯表示されているが、メモリカード94が所定の状態である場合、表示形式および表示内容のうちの少なくともひとつが、それぞれ、バッファ残り駒数mおよび点灯表示から変更される。
【選択図】図4
【解決手段】バッファ残り駒数表示部812には、通常の場合、バッファ残り駒数mが点灯表示されているが、メモリカード94が所定の状態である場合、表示形式および表示内容のうちの少なくともひとつが、それぞれ、バッファ残り駒数mおよび点灯表示から変更される。
【選択図】図4
Description
本発明は、撮像装置に関する。
従来より、デジタルカメラでは、メモリカード等の記録媒体に記憶可能な画像データ数、すなわち、記録媒体に記録可能な撮影枚数を表示することが行われている。例えば、特許文献1には、記録媒体に記録可能な撮影枚数を表示するとともに、記録媒体の空容量に応じてその表示形式を変更するデジタルカメラが開示されている。
一方、デジタルカメラでは、撮像画像に係る画像データを、高速なバッファメモリに一時的に記憶させた後に、記録先となる記録媒体へ転送することにより、連射性能等を向上させている。
このようなデジタルカメラでは、バッファメモリおよび記録媒体の両方の状態が撮影に影響を与える。例えば、バッファメモリの空容量の有無は、撮影の実行可否に影響を与える。加えて、バッファメモリに空容量があっても、記録媒体の状態が撮影を実行不可能な状態である場合、当該デジタルカメラにおいて撮影を実行することはできない。また、撮影を行ったとしても、画像データを記録媒体に記録することはできない。
しかし、特許文献1のデジタルカメラでは、バッファメモリおよび記録媒体の両方の状態を撮影者は認識することができず、利便性が著しく損なわれていた。
本発明は、この問題を解決するためになされたもので、デジタルカメラ等の撮像装置の利便性を向上することを目的としている。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、撮像を行い、撮像画像に係る画像データを生成する撮像手段と、前記撮像手段が生成した画像データを記憶する第1記憶手段および第2記憶手段と、情報を表示する表示手段と、前記表示手段における表示を制御する表示制御手段とを備え、前記表示制御手段は、前記第2記憶手段が所定の状態である場合に、前記表示手段における表示を、前記第1記憶手段の状態に関する表示から変更する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、前記撮像手段が生成した画像データが、前記第1記憶手段に一時的に記憶された後に、前記第2記憶手段へ転送される。
請求項3の発明は、請求項2に記載の撮像装置において、前記所定の状態が、新たな画像データを記憶するための記憶容量が前記第2記憶手段に残っていない状態である。
請求項4の発明は、請求項2に記載の撮像装置において、前記所定の状態が、前記第2記憶手段へのアクセスができない状態である。
請求項5の発明は、請求項2に記載の撮像装置において、前記所定の状態が、前記第1記憶手段に新たに記憶可能な画像データの数よりも、前記第2記憶手段に新たに記憶可能な画像データの数が少ない状態である。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の撮像装置において、前記表示制御手段は、前記第2記憶手段が所定の状態である場合に、前記表示手段における表示の表示形式を、前記第2記憶手段の状態を反映した表示形式へ変更する。
請求項7の発明は、請求項6に記載の撮像装置において、前記第2記憶手段の状態を反映した表示形式では、点滅表示が行われる。
請求項8の発明は、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の撮像装置において、前記表示手段は、前記第2記憶手段が所定の状態である場合に、前記表示手段における表示の表示内容を、前記第2記憶手段の状態を反映した表示内容へ変更する。
請求項9の発明は、請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の撮像装置において、前記第2記憶手段が、前記撮像装置の本体部から着脱可能である。
請求項10の発明は、請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の撮像装置において、前記表示制御手段が、撮像画像に係る画像データの記憶に応答して変更を行う。
請求項1ないし請求項10の発明によれば、第1記憶手段の状態と、第2記憶手段が所定の状態となったこととを、ひとつの表示手段により認識可能となるので、撮像装置の利便性が向上する。また、第2記憶手段が所定の状態となったことを報知するための部材が不要になるので、撮像装置のコストダウンや小型化を実現可能である。
請求項3の発明によれば、第2記憶手段への新たな画像データの記憶が不可能であることを認識可能となるので、新たな画像データを記憶するための記憶容量が第1記憶手段に残っている場合に、第2記憶手段への新たな画像データの記憶が不可能であることに気がつかずに撮像を行うことを防止可能である。
請求項4の発明によれば、第2記憶手段へのアクセスができない状態であることを認識可能となるので、新たな画像データを記憶するための記憶容量が第1記憶手段に残っている場合に、第2記憶手段へのアクセスができないことに気がつかずに撮像を行うことを防止可能である。
請求項5の発明によれば、第1記憶手段に記憶された画像データの全てを第2記憶手段へ転送できない場合があることを認識可能であるので、新たな画像データを記憶するための記憶容量が第1記憶手段に残っている場合に、第2記憶手段への新たな画像データの記憶が不可能であることに気がつかずに撮像を行うことを防止可能である。
請求項6または請求項7の発明によれば、第2記憶手段が所定の状態となったことを表示形式の変更により認識可能となるので、表示内容が一定であっても、第2記憶手段が所定の状態となったことを認識可能である。
請求項8の発明によれば、表示内容に第2記憶手段の状態が反映されるので、第2記憶状態の具体的な状態を認識可能となる。
請求項10の発明によれば、撮像画像に係る画像データの記憶に応答して表示が更新されるので、第1記憶手段および第2記憶手段の状態に関する最新の情報を認識可能である。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラ10aは、撮像画像に係る画像データを、高速なバッファメモリ56に一時的に記憶させた後に、記録先となるメモリカード94へ転送する撮像装置である。
デジタルカメラ10aでは、後述するバッファ残り駒数表示部812に、バッファメモリ56に新たに記憶可能な画像データの数が表示される。しかし、デジタルカメラ10aは、新たな画像データをメモリカード94へ記憶することが不可能である場合等には、バッファ残り駒数表示部812の表示を、そのことを操作者に認識させるための表示へ変更する。
以下では、このようなデジタルカメラ10aの構成および動作について、順次説明する。
<外観構成>
最初に、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ10aの外観構成を説明する。図1は、デジタルカメラ10aの外観構成を示す図であり、図1(a)がデジタルカメラ10aの正面図、図1(b)がデジタルカメラ10aの背面図に相当する。
最初に、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ10aの外観構成を説明する。図1は、デジタルカメラ10aの外観構成を示す図であり、図1(a)がデジタルカメラ10aの正面図、図1(b)がデジタルカメラ10aの背面図に相当する。
図1(a)に示すように、デジタルカメラ10aは、カメラ本体1と撮影レンズ2とから構成される一眼レフ型のデジタルカメラである。
交換可能な撮影レンズ2は、カメラ本体1の正面略中央部に設けられたマウント部(不図示)に装着され、デジタルカメラ10aの正面方向からの入射光をCCD26(図2,図3参照)の受光面に結像させる役割を果たしている。デジタルカメラ10aでは、マウント部の近傍に設けられた着脱ボタン3の押下によって、撮影レンズ2をカメラ本体1から着脱可能である。マウント部の近傍には、カメラ本体1と撮影レンズ2との電気的接続を行うための複数個の電気的接点(不図示)と、カメラ本体1と撮影レンズ2との機械的接続を行うための複数個のカプラ(不図示)とが設けられる。
デジタルカメラ10aの正面左端部には、カメラ本体1のホールドを容易ならしめるためのグリップ部4が設けられる。グリップ部4の上面には、レリーズボタン7が設けられる。レリーズボタン7は、半押し状態および全押し状態を識別可能な2段階押しボタンとなっている。
図1(a)および図1(b)に示すように、デジタルカメラ10aの上面には、正面から見て右方に制御値設定ダイアル5が設けられ、正面から見て左方にモード設定ダイアル6が設けられる。制御値設定ダイアル5は、デジタルカメラ10aの各種制御値を設定するために用いられる。モード設定ダイアル6は、デジタルカメラ10aの動作モードを、静止画撮影モード、動画撮影モードおよび再生モードの間で切り替えるために用いられる。
図1(b)に示すように、デジタルカメラ10aの背面略中央上部には、ファインダ窓17が設けられる。ファインダ窓17には、撮影レンズ2が取得した被写体像が導かれる。さらに、ファインダ窓17からは、デジタルカメラ10aの状態に関する情報を表示するファインダ表示部18(図3参照)を視認可能となっている。
デジタルカメラ10aの背面略中央部には、背面表示部19が設けられる。背面表示部19は、デジタルカメラ10aの状態に関する情報の表示や、記録画像の再生表示や、各種設定を行うためのメニュー画面の表示に用いられる。
背面表示部19の左上部には、電源スイッチ20が設けられる。電源スイッチ20は、2ポジションのスライドスイッチであり、ノブを左方のOFF位置に移動するとデジタルカメラ10aの電源がOFFとなり、ノブを右方のON位置に移動するとデジタルカメラ10aの電源がONとなる。
背面表示部19の右方には、円形の操作ボタン21aを備える方向選択キー21が設けられる。方向選択キー21は、操作ボタン21aの上、下、左、右、右上、右下、左上、左下の位置に対する押圧操作を検出可能である。方向選択キー21は、複数の機能の割当を受けており、例えば、メニュー画面における選択項目の変更や、複数のサムネイル画像が配列表示されたインデックス画面における選択画像の変更や、撮影レンズ2のズーム倍率の変更に用いられる。
背面表示部19の下方には、取消スイッチ22、確定スイッチ23、メニュー表示スイッチ24および背面表示切替スイッチ25が設けられる。取消スイッチ22および確定スイッチ23は、それぞれ、メニュー画面における選択の取消指示および確定指示をデジタルカメラ10aに与えるための押しボタンスイッチである。メニュー表示スイッチ24は、背面表示部19にメニュー画面を呼び出すために用いられるとともに、呼び出されたメニュー画面の内容を切り替えるためにも用いられる。背面表示切替スイッチ25は、背面表示部19の表示・非表示を切り替えるために用いられる。
<内部構成>
続いて、デジタルカメラ10aの内部構成を説明する。図2は、デジタルカメラ10aの内部構成を示す図であり、図2(a)がデジタルカメラ10aの正面透視図、図2(b)がデジタルカメラ10aの側面断面図に相当している。
続いて、デジタルカメラ10aの内部構成を説明する。図2は、デジタルカメラ10aの内部構成を示す図であり、図2(a)がデジタルカメラ10aの正面透視図、図2(b)がデジタルカメラ10aの側面断面図に相当している。
図2(a)に示すように、グリップ4の内部のメモリカード収納室には、メモリカード94が装填される。メモリカード94は、カメラ本体1から着脱可能となっている。さらに、グリップ部4の内部には、電池収納室が設けられる。電池収納室には、デジタルカメラ10aの動作電力を供給する電池(例えば、4本の単三型乾電池)が交換可能に収納される。
図2(b)に示すように、撮影レンズ2の後方適所には、撮像素子であるCCD26が配設される。基板26a上に実装されたCCD26の受光面は、撮影レンズ2の光軸Lと垂直に交差している。CCD26の受光面には、光電変換の単位となる受光セルが縦横両方向(例えば、縦1200画素×横1600画素)に配列される。各受光セルの表面には、R(赤),G(緑),B(青)のいずれかの色のカラーフィルタが貼り付けられる。受光セルが光電変換により出力する画素信号の色成分は、当該受光セルの表面に貼り付けられたカラーフィルタの色と対応づけられる。カラーフィルタの色の配列は、いわゆるベイヤー配列となっている。なお、撮像素子として、CCD26に代えて、CMOSイメージセンサやVMISイメージセンサを使用してもよい。
CCD26の前方には、縦走りフォーカルプレーンシャッタであるシャッタ112が設けられる。
シャッタ112のさらに前方には、ハーフミラー104およびサブミラー110からなるクイックリターンミラー113が設けられる。
図2(b)に示すように、ハーフミラー104は、撮影待機時には、撮影レンズ2からの入射光の一部を反射して焦点板106に結像させるとともに、一部を透過して後方に設けられたサブミラー110に導く。サブミラー110に導かれた入射光はさらに反射されて焦点検出部111へ導かれる。焦点検出部111は、フォーカス状態の検出を行う。ハーフミラー104は、CCD26の露光時には、サブミラー110と共に上方へ跳ね上げられて、焦点板106の直下の退避位置で停止される。ハーフミラー104が退避位置に退避されているときは、入射光はCCD26の受光面に導かれる。
デジタルカメラ10aは、さらに、焦点板106に結像された被写体像をファインダ窓17の外側へ導くファインダ光学系105を備える。ファインダ光学系105は、ペンタプリズム107および接眼レンズ108を備える。ペンタプリズム107は、焦点板106に結像された被写体像を反射して接眼レンズ108へ導き、接眼レンズ108は被写体像をさらにファインダ窓17の外側へ導く。
<電気的構成>
続いて、デジタルカメラ10aの電気的構成を説明する。図3は、デジタルカメラ10aの電気的構成を示すブロック図である。
続いて、デジタルカメラ10aの電気的構成を説明する。図3は、デジタルカメラ10aの電気的構成を示すブロック図である。
図3に示すように、デジタルカメラ10aは、撮影レンズ2、撮像部40、信号処理部50、レンズ制御部60、表示部70、操作部80、全体制御部90、ハーフミラー駆動部120およびシャッタ制御部140等を備える。
○撮影レンズ;
撮影レンズ2は、フォーカス状態を変化させるためのフォーカスレンズ201と、ズーム倍率を変化させるためのズームレンズ202と、CCD26への入射光量を変化させるための絞り203とを備える。さらに、撮影レンズ2は、撮影レンズ2に関する固有の情報(開放F値や焦点距離等の情報)を格納したレンズROM(不図示)を内蔵している。デジタルカメラ10aでは、先述の電気的接点を介して、レンズROMに記憶された情報が全体制御部90へ送出されるとともに、撮影レンズ2の内部のフォーカスレンズ201やズームレンズ202の位置の情報が全体制御部90へ送出される。また、デジタルカメラ10aでは、先述のカプラを介して、後述するフォーカスレンズ駆動用モータ61およびズームレンズ駆動用モータ62の駆動力が、それぞれ、フォーカスレンズ201およびズームレンズ202に伝達される。
撮影レンズ2は、フォーカス状態を変化させるためのフォーカスレンズ201と、ズーム倍率を変化させるためのズームレンズ202と、CCD26への入射光量を変化させるための絞り203とを備える。さらに、撮影レンズ2は、撮影レンズ2に関する固有の情報(開放F値や焦点距離等の情報)を格納したレンズROM(不図示)を内蔵している。デジタルカメラ10aでは、先述の電気的接点を介して、レンズROMに記憶された情報が全体制御部90へ送出されるとともに、撮影レンズ2の内部のフォーカスレンズ201やズームレンズ202の位置の情報が全体制御部90へ送出される。また、デジタルカメラ10aでは、先述のカプラを介して、後述するフォーカスレンズ駆動用モータ61およびズームレンズ駆動用モータ62の駆動力が、それぞれ、フォーカスレンズ201およびズームレンズ202に伝達される。
○撮像部;
撮像部40は、撮像(光電変換)を行い、撮像画像に係る画像信号を生成する。撮像部40は、CCD26、タイミングジェネレータ41およびタイミング制御回路42を備える。
撮像部40は、撮像(光電変換)を行い、撮像画像に係る画像信号を生成する。撮像部40は、CCD26、タイミングジェネレータ41およびタイミング制御回路42を備える。
CCD26は、タイミングジェネレータ41から入力される駆動制御信号(蓄積開始信号・蓄積終了信号)に応答して、受光面に結像された被写体像の露光(光電変換による電荷蓄積)を行い、当該被写体像に係る画像信号を生成する。さらに、CCD26は、タイミングジェネレータ41から入力される読出制御信号(水平同期信号・垂直同期信号・転送信号等)に応答して、当該画像信号を信号処理部50へ出力する。
タイミングジェネレータ41は、タイミング制御回路42から入力される撮影制御信号に基づいて駆動制御信号を生成するとともに、タイミング制御回路42から入力される基準クロック信号に基づいて読出制御信号を生成し、生成した駆動制御信号および読出制御信号をCCD26へ出力する。
タイミング制御回路42は、全体制御部90から入力される制御信号に基づいて撮影制御信号を生成する。この撮影制御信号は、動画撮影モードにおいて被写体の動画像を背面表示部19に表示するための制御信号、静止画撮影モードにおいて被写体の静止画を撮影するための制御信号、基準クロック信号、CCD26から出力される画像信号を信号処理部50で信号処理するためのタイミング信号(同期クロック信号)等をも含む。このタイミング信号は、信号処理部50のアナログ信号処理回路51およびA/D変換回路52に入力される。
○信号処理部;
信号処理部50は、CCD26から与えられる画像信号に所定のアナログ信号処理およびデジタル信号処理を行い、撮像画像に係る画像データを生成する。信号処理部50における信号処理は、画像信号を構成する画素信号ごとに行われる。信号処理部50は、アナログ信号処理回路51、A/D変換回路52、黒レベル補正回路53、ホワイトバランス(WB)回路54、γ補正回路55およびバッファメモリ56を備える。これらの構成のうち、黒レベル補正回路53、ホワイトバランス(WB)回路54およびγ補正回路55は、デジタル信号処理を行う。
信号処理部50は、CCD26から与えられる画像信号に所定のアナログ信号処理およびデジタル信号処理を行い、撮像画像に係る画像データを生成する。信号処理部50における信号処理は、画像信号を構成する画素信号ごとに行われる。信号処理部50は、アナログ信号処理回路51、A/D変換回路52、黒レベル補正回路53、ホワイトバランス(WB)回路54、γ補正回路55およびバッファメモリ56を備える。これらの構成のうち、黒レベル補正回路53、ホワイトバランス(WB)回路54およびγ補正回路55は、デジタル信号処理を行う。
アナログ信号処理回路51は、CCD26から与えられたアナログ画像信号にアナログ信号処理を施す。具体的には、アナログ信号処理回路51は、画像信号のサンプリングノイズを低減するCDS(相関二重サンプリング)回路と、画像信号のレベル調整を行うAGC(自動利得調節)回路とを備えている。AGC回路は、極端に低輝度の被写体を撮影する場合等の、撮影レンズ2に内蔵される絞り203およびCCD26の露光時間の制御により適正露出が得られない場合に、撮影画像のレベル不足を補償する機能も有する。なお、AGC回路のゲインは全体制御部90により設定される。
A/D変換回路52は、アナログ信号処理回路51が出力したアナログ画像信号をデジタル画像信号(以下では、「画像データ」とも称する)へ変換する。A/D変換回路52は、各受光セルが出力した画素信号を、例えば、12ビットの画素データへ変換する。
黒レベル補正回路53は、A/D変換回路52が出力した画像データを構成する各画素データの黒レベルを基準の黒レベルに補正する。
WB回路54は、画像のホワイトバランス調整を行う。WB回路54は、全体制御部90から与えられるレベル変換テーブルを用いて、各色成分R,G,Bの画素データのレベルを変換することにより、ホワイトバランス調整を行う。レベル変換テーブルの各色成分の変換係数は、撮影画像ごとに全体制御部90から与えられる。
γ補正回路55は、撮像画像の階調変換を行う。具体的には、γ補正回路55は、階調変換用ルックアップテーブル(階調変換LUT)として保持されたγ補正テーブルを用いて、画像データを構成する各画素データのγ補正を行う。当該γ補正においては、入力された12ビットの画素データは、8ビット(256階調)の画素データに変換されて出力される。
バッファメモリ56は、生成された画像データを一時的に記憶するための、高速アクセス可能な画像メモリであり、複数フレーム分の画像データを記憶可能な容量を有する。
○レンズ制御部;
レンズ駆動部60は、フォーカスレンズ駆動用モータ61、ズームレンズ駆動用モータ62および絞り制御ドライバ63を備える。
レンズ駆動部60は、フォーカスレンズ駆動用モータ61、ズームレンズ駆動用モータ62および絞り制御ドライバ63を備える。
フォーカスレンズ駆動用モータ61は、全体制御部90から入力されるAF制御信号に基づいて、フォーカスレンズ201を移動させる。
ズームレンズ駆動用モータ62は、全体制御部90から入力されるズーム制御信号に基づいて、ズームレンズ202を移動させる。具体的には、デジタルカメラ10aは、操作ボタン21aの右位置に対する押圧操作を検出するとズームレンズ202を望遠(テレ)側に移動させ、操作ボタン21aの左位置に対する押圧操作を検出するとズームレンズ202を広角(ワイド)側に移動させる。
絞り制御ドライバ63は、絞り203の絞り値を、全体制御部90から入力される絞り値に設定する。
○表示部;
表示部70は、背面表示部19およびファインダ表示部18を備える。背面表示部19は、例えば、縦300画素×横400画素を有する矩形のカラー液晶ディスプレイを表示デバイスとして含む。ファインダ表示部18は、所定の文字、数字、記号およびアイコン等を表示可能な液晶パネルを表示デバイスとして含む。背面表示部19およびファインダ表示部71における表示形式および表示内容は、全体制御部90によって制御される。
表示部70は、背面表示部19およびファインダ表示部18を備える。背面表示部19は、例えば、縦300画素×横400画素を有する矩形のカラー液晶ディスプレイを表示デバイスとして含む。ファインダ表示部18は、所定の文字、数字、記号およびアイコン等を表示可能な液晶パネルを表示デバイスとして含む。背面表示部19およびファインダ表示部71における表示形式および表示内容は、全体制御部90によって制御される。
○操作部;
操作部80は、レリーズボタン7が半押し状態となるとONになる撮影スタンバイスイッチ81およびレリーズボタン7が全押し状態となるとONになるレリーズスイッチ82の他、制御値設定ダイアル5、モード設定ダイアル6、方向選択キー21、取消スイッチ22、確定スイッチ23、メニュー表示スイッチ24および背面表示切替スイッチ25を包含しているが、図3においては、撮影スタンバイスイッチ81およびレリーズスイッチ82のみが記載されている。操作部80の状態は、全体制御部90によって検出される。
操作部80は、レリーズボタン7が半押し状態となるとONになる撮影スタンバイスイッチ81およびレリーズボタン7が全押し状態となるとONになるレリーズスイッチ82の他、制御値設定ダイアル5、モード設定ダイアル6、方向選択キー21、取消スイッチ22、確定スイッチ23、メニュー表示スイッチ24および背面表示切替スイッチ25を包含しているが、図3においては、撮影スタンバイスイッチ81およびレリーズスイッチ82のみが記載されている。操作部80の状態は、全体制御部90によって検出される。
○全体制御部およびその他;
全体制御部90は、ROM91およびRAM92を含むマイクロコンピュータであり、ROM91に格納された制御プログラムにしたがって、デジタルカメラ10aの各部の動作を制御する。RAM92には、演算処理や制御処理等における種々のデータが一時的に格納される。
全体制御部90は、ROM91およびRAM92を含むマイクロコンピュータであり、ROM91に格納された制御プログラムにしたがって、デジタルカメラ10aの各部の動作を制御する。RAM92には、演算処理や制御処理等における種々のデータが一時的に格納される。
全体制御部90には、カードインターフェース(カードI/F)93を介して、画像データを記憶するメモリカード94が接続される。カードI/F93は、メモリカード94への画像データの書込およびメモリカード94からの画像データの読出を行うためのインターフェースである。カードI/F94は、メモリカード収納室へのメモリカード94の装填状態の検出も行っている。
ハーフミラー駆動部120は、全体制御部90から入力される退避信号に応答して、ハーフミラー104を先述した退避位置へ退避させる。この退避信号は、CCD26の露光時に全体制御部90によって生成される。
静止画撮影モードにおいては、全体制御部90は、撮影スタンバイスイッチ81がONとなったことを検出すると、自動焦点制御や自動露出制御等の撮影準備動作を開始する。また、全体制御部90は、レリーズスイッチ82がONとなったことを検出すると、レリーズ処理(撮影処理)を開始する。すなわち、全体制御部90は、撮像部40および信号処理部50が生成した画像データを、バッファメモリ56に一時的に記憶する。しかる後に、全体制御部90は、バッファメモリ56に記憶された画像データにJPEG圧縮処理等を行い、記録先のメモリカード94にへ転送する。
動画撮影モードにおいては、全体制御部90は、レリーズスイッチ82がONとなったことを検出すると、撮影処理利を開始し、撮影処理中に再度レリーズスイッチ82がONとなったことを検出すると、撮影処理を終了する。
<ファインダ表示部>
続いて、ファインダ表示部18における、デジタルカメラ10aの状態に関する情報の表示について説明する。図4は、ファインダ表示部18における表示を示す図である。
続いて、ファインダ表示部18における、デジタルカメラ10aの状態に関する情報の表示について説明する。図4は、ファインダ表示部18における表示を示す図である。
図4に示すように、ファインダ表示部18には、フラッシュ調光補正表示部801、フラッシュ充電完了/調光確認表示部802、ワイヤレスフラッシュ表示部803、ハイスピードシンクロ表示部804、マニュアルフォーカス表示部805、AEロック表示部806、フォーカス表示部807、シャッタ速度表示部808、絞り値表示部809、測光インジケータ部810、手ブレ警告表示部811およびバッファ残り駒数表示部812が含まれる。
フラッシュ調光補正表示部801のアイコンは、フラッシュ調光補正が行われている場合、すなわち、フラッシュ発光量が初期設定と異なる値に設定されている場合に表示される。フラッシュ充電完了/調光確認表示部802のアイコンは、フラッシュの充電が完了すると点灯し、撮影時にフラッシュ光が被写体に届くと撮影後に点滅する。ワイヤレスフラッシュ表示部803のアイコンは、デジタルカメラ10aから離れたプログラムフラッシュを内蔵フラッシュの発光を信号として発光させるワイヤレスフラッシュの設定が行われている場合に点灯する。ハイスピードシンクロ表示部804のアイコンは、シャッタ速度の制限を解除したハイスピードシンクロ撮影が可能な状態に設定されている場合に点灯する。マニュアルフォーカス表示部805のアイコンは、フォーカスモードが、マニュアル(手動)で自由にピントを合わせることができるマニュアルフォーカスモードに設定されている場合に点灯する。AEロック表示部806のアイコンは、露出値(絞り値やシャッタ速度)が固定された状態となっている場合に表示される。フォーカス表示部807のアイコンは、フォーカス状態に応じて様々に変化する。シャッタ速度表示部808および絞り値表示部809には、それぞれ、シャッタ速度および絞り値が表示される。測光インジケータ部810には、露出補正値が表示される。手ブレ警告表示部811のアイコンは、シャッタ速度が遅くなっているために手ブレが発生する恐れがある場合に点灯する。バッファ残り駒数表示部812は、バッファメモリ56に記憶可能な画像データ数(以下では、「バッファ残り駒数」とも称する)を表示する。
なお、ファインダ表示部18では、シャッタ速度、絞り値およびバッファ残り駒数は、7セグメント表示により行われるが、図4では、7つのセグメントが全て点灯した状態が図示されている。
<背面表示部>
続いて、背面表示部19における、デジタルカメラ10aの状態に関する情報の表示について説明する。図5は、背面表示部19における表示を示す図である。
続いて、背面表示部19における、デジタルカメラ10aの状態に関する情報の表示について説明する。図5は、背面表示部19における表示を示す図である。
図5に示すように、デジタルカメラ10aの状態に関する情報の表示を行う画面には、露出モード表示部901、シャッタ速度表示部902、絞り値表示部903、フラッシュモード表示部904、測光インジケータ部905、測光エリア表示部906、AFモード表示部907、AFエリア表示部908、撮影モード表示部909、現像モード表示部910、感度モード表示部911、画質モード表示部912、バッテリ状態表示部913、ホワイトバランスモード表示部914およびカード残り駒数表示部915が含まれる。
露出モード表示部901、フラッシュモード表示部904、AFモード表示部908、撮影モード表示部909、現像モード表示部910、感度モード表示部911、画質モード表示部912およびホワイトバランスモード表示部914の表示は、設定されている露出モード、フラッシュモード、AFモード、撮影モード、現像モード、感度モード、画質モードおよびホワイトバランスモードに応じて様々に変化する。シャッタ速度表示部902および絞り値表示部903には、それぞれ、シャッタ速度および絞り値が表示される。なお、図5のシャッタ速度表示部902には、レリーズボタン7を全押ししている間はシャッタ112が開いたままになるバルブ撮影を実行可能な場合の表示である。測光インジケータ部905には、露出補正値(上半分)およびフラッシュ調光補正値(下半分)が表示される。測光エリア表示部906、AFエリア表示部907の表示は、設定されている測光エリア、AFエリアに応じて様々に変化し、設定されている測光エリア、AFエリアを撮影者に認識させる。バッテリ状態表示部913のアイコンは、電池収納室に収納された電池の残容量に応じて変化する。カード残り駒数表示部915は、メモリカード94に記憶可能な画像データ数(以下では、「カード残り駒数」とも称する)を表示する。
なお、ファインダ表示部18では、シャッタ速度、絞り値およびカード残り駒数は、7セグメント表示により行われるが、図5では、7つのセグメントが全て点灯した状態が図示されている。
<機能的構成>
以下では、バッファ残り駒数表示部812およびカード残り駒数表示部915における表示に係るデジタルカメラ10aの機能的構成について、図6のブロック図を参照しながら説明する。図6における、バッファメモリ状態検出部96、メモリカード状態検出部97、表示制御部95は、マイクロコンピュータである全体制御部90が、ROM91に格納された制御プログラムを実行することにより実現される機能を表現した機能ブロックである。
以下では、バッファ残り駒数表示部812およびカード残り駒数表示部915における表示に係るデジタルカメラ10aの機能的構成について、図6のブロック図を参照しながら説明する。図6における、バッファメモリ状態検出部96、メモリカード状態検出部97、表示制御部95は、マイクロコンピュータである全体制御部90が、ROM91に格納された制御プログラムを実行することにより実現される機能を表現した機能ブロックである。
バッファメモリ状態検出部96は、バッファメモリ56の状態を検出して、バッファメモリ56の状態に関する情報を表示制御部95へ出力する。具体的には、バッファメモリ状態検出部96は、バッファメモリ56の空容量を検出し、バッファメモリ56に新たに記憶可能な画像データ数、すなわち、バッファ残り駒数mを算出して表示制御部95へ出力する。
メモリカード状態検出部97は、メモリカード94の状態をカードI/F93を介して検出して、メモリカード94の状態に関する情報を表示制御部95へ出力する。具体的には、メモリカード状態検出部97は、メモリカード94の空容量およびメモリカード収納室への装填状態を検出し、メモリカード94に新たに記憶可能な画像データ数、すなわち、カード残り駒数nを算出して表示制御部95へ出力するとともに、メモリカード94の装填状態の情報を表示制御部95へ出力する。
表示制御部95は、入力されたバッファ残り駒数m、カード残り駒数nおよびメモリカード94の装填状態に基づいて、バッファ残り駒数表示部812およびカード残り駒数表示部915における表示を制御している。
なお、表示制御部95の制御の対象となる「表示」とは、「表示内容」および「表示形式」を包含している。ここでいう「表示内容」とは、数値、文字列、アイコン等に代表される、それ自身が実質的な意味を有する情報であるが、本実施形態では、特に、バッファ残り駒数m、カード残り駒数nおよびメモリカード94の装填状態の情報等を指している。また、ここでいう「表示形式」とは、色、サイズ、書式等に代表される表示のあり様(表示の態様)であるが、本実施形態では、特に、メモリカード94の状態を間接的に示す情報となる点灯表示(継続する表示)、点滅表示(規則的に断続する表示)を指している。
<バッファ残り駒数表示部の表示>
バッファ残り駒数表示部812には、通常の場合、バッファ残り駒数mが点灯表示されているが、メモリカード94が所定の状態である場合、表示形式および表示内容のうちの少なくともひとつが、それぞれ、バッファ残り駒数mおよび点灯表示から変更される。
バッファ残り駒数表示部812には、通常の場合、バッファ残り駒数mが点灯表示されているが、メモリカード94が所定の状態である場合、表示形式および表示内容のうちの少なくともひとつが、それぞれ、バッファ残り駒数mおよび点灯表示から変更される。
当該表示制御により、バッファ残り駒数mと、メモリカード94が所定の状態になったこととを、ファインダ表示部18のみから認識可能となるので、メモリカード94の状態を確認するためにファインダ窓17から目を離して背面表示部19を見る必要がなくなり、デジタルカメラ10aの利便性が向上する。また、メモリカード94が所定の状態となったころを報知するための部材を設ける必要がなくなるので、デジタルカメラ10aのコストダウンや小型化を実現可能になる。
以下では、表示制御部95によって実現される当該変更について、図7を参照しながら説明する。図7は、バッファ残り駒数m、カード残り駒数nおよびメモリカード94の装填状態による、バッファ残り駒数表示部812における表示変化を示す図である。
○通常状態;
図7における通常状態は、
1.メモリカード94がメモリカード収納室に装填されている(メモリカード94にアクセス可能である);
2.新たな画像データを記憶するための記憶容量がバッファメモリ56に残っている(m≧1);
3.新たな画像データを記憶するための記憶容量がメモリカード94に残っている(n≧1);
4.カード残り駒数nがバッファ残り駒数m以上である(n≧m);
の4条件が満たされる状態である。通常状態は、カード残り駒数nがバッファ残り駒数mより大きいので、直後の短い時間内に撮影可能な枚数がバッファ残り駒数mと一致する状態となっている。したがって、通常状態では、カード残り駒数nよりもバッファ残り駒数mの方が操作者にとって重要な情報であるので、バッファ残り駒数表示部812における表示内容はバッファ残り駒数mであり、その表示形式はデフォルトの点灯表示である。通常状態における当該表示を、以下では、「バッファ残り駒数表示」とも称する(図8(1)参照)。なお、図8(1)には、m=3である場合が示されている。
図7における通常状態は、
1.メモリカード94がメモリカード収納室に装填されている(メモリカード94にアクセス可能である);
2.新たな画像データを記憶するための記憶容量がバッファメモリ56に残っている(m≧1);
3.新たな画像データを記憶するための記憶容量がメモリカード94に残っている(n≧1);
4.カード残り駒数nがバッファ残り駒数m以上である(n≧m);
の4条件が満たされる状態である。通常状態は、カード残り駒数nがバッファ残り駒数mより大きいので、直後の短い時間内に撮影可能な枚数がバッファ残り駒数mと一致する状態となっている。したがって、通常状態では、カード残り駒数nよりもバッファ残り駒数mの方が操作者にとって重要な情報であるので、バッファ残り駒数表示部812における表示内容はバッファ残り駒数mであり、その表示形式はデフォルトの点灯表示である。通常状態における当該表示を、以下では、「バッファ残り駒数表示」とも称する(図8(1)参照)。なお、図8(1)には、m=3である場合が示されている。
○カード残り不足状態;
図7におけるカード残り不足状態は、
1.メモリカード94がメモリカード収納室に装填されている(メモリカード94にアクセス可能である);
2.新たな画像データを記憶するための記憶容量がバッファメモリ56に残っている(m≧1);
3.新たな画像データを記憶するための記憶容量がメモリカード94に残っている(n≧1);
4.バッファ残り駒数mよりも、カード残り駒数nが少ない(n<m);
という4条件が満たされる状態である。カード残り不足状態では、カード残り駒数nがバッファ残り駒数mより少ないので、直後の短い時間内に撮影可能な枚数がカード残り駒数nと一致する状態となっている。したがって、カード残り不足状態では、バッファ残り駒数mよりもカード残り駒数nの方が操作者にとって重要な情報であるので、バッファ残り駒数表示部812における表示内容はカード残り駒数nであり、その表示形式は点灯表示である。すなわち、表示制御部95は、カード残り駒数nがバッファ残り駒数mより少なくなった場合に、表示内容を、バッファ残り駒数mから、メモリカード94の状態を反映したカード残り駒数nへ変更している。カード残り不足状態における当該表示を、以下では、「カード残り駒数表示」とも称する。
図7におけるカード残り不足状態は、
1.メモリカード94がメモリカード収納室に装填されている(メモリカード94にアクセス可能である);
2.新たな画像データを記憶するための記憶容量がバッファメモリ56に残っている(m≧1);
3.新たな画像データを記憶するための記憶容量がメモリカード94に残っている(n≧1);
4.バッファ残り駒数mよりも、カード残り駒数nが少ない(n<m);
という4条件が満たされる状態である。カード残り不足状態では、カード残り駒数nがバッファ残り駒数mより少ないので、直後の短い時間内に撮影可能な枚数がカード残り駒数nと一致する状態となっている。したがって、カード残り不足状態では、バッファ残り駒数mよりもカード残り駒数nの方が操作者にとって重要な情報であるので、バッファ残り駒数表示部812における表示内容はカード残り駒数nであり、その表示形式は点灯表示である。すなわち、表示制御部95は、カード残り駒数nがバッファ残り駒数mより少なくなった場合に、表示内容を、バッファ残り駒数mから、メモリカード94の状態を反映したカード残り駒数nへ変更している。カード残り不足状態における当該表示を、以下では、「カード残り駒数表示」とも称する。
カード残り不足状態においてカード残り駒数表示を行うことにより、バッファメモリ56に記憶された画像データの全てをメモリカード94へ転送できない場合があることを認識可能であるので、新たな画像データを記憶するための記憶容量がバッファメモリ56に残っている場合に、メモリカード94への新たな画像データの記憶が不可能であることに気がつかずに撮影を行うことを防止可能である。
加えて、カード残り駒数表示により、表示内容にメモリカード94の状態が反映されるので、メモリカード94の具体的な状態を認識可能となる。
○バッファフル状態;
図7におけるバッファフル状態は、
1.メモリカード94がメモリカード収納室に装填されている(メモリカードにアクセス可能である);
2.新たな画像データを記憶するための記憶容量がバッファメモリに残っていない(m=0);
3.新たな画像データを記憶するための記憶容量がメモリカードに残っている(n≧1);
という3条件が満たされる状態である。バッファフル状態では、バッファ残り駒数mが0であるので、カード残り駒数nに関わらず、直後の短い時間に撮影を行うことはできない。したがって、バッファフル状態では、カード残り駒数nよりも、バッファ残り駒数mが0であるという情報の方が操作者にとって重要な情報であるので、バッファ残り駒数表示部812における表示内容は「0」であり、その表示形式は点灯表示である。バッファフル状態における当該表示を、以下では、「バッファフル表示」とも称する(図8(2)参照)。
図7におけるバッファフル状態は、
1.メモリカード94がメモリカード収納室に装填されている(メモリカードにアクセス可能である);
2.新たな画像データを記憶するための記憶容量がバッファメモリに残っていない(m=0);
3.新たな画像データを記憶するための記憶容量がメモリカードに残っている(n≧1);
という3条件が満たされる状態である。バッファフル状態では、バッファ残り駒数mが0であるので、カード残り駒数nに関わらず、直後の短い時間に撮影を行うことはできない。したがって、バッファフル状態では、カード残り駒数nよりも、バッファ残り駒数mが0であるという情報の方が操作者にとって重要な情報であるので、バッファ残り駒数表示部812における表示内容は「0」であり、その表示形式は点灯表示である。バッファフル状態における当該表示を、以下では、「バッファフル表示」とも称する(図8(2)参照)。
○カードフル状態;
図7におけるカードフル状態は、
1.メモリカード94がメモリカード収納室に装填されている(メモリカードにアクセス可能である);
2.新たな画像データを記憶するための記憶容量がメモリカード94に残っていない(n=0);
という2条件が満たされる状態である。カードフル状態では、カード残り駒数nが0であるので、バッファ残り駒数mに関わらず、撮影を行うことはできない。したがって、カードフル状態では、バッファ残り駒数mよりもカード残り駒数nが0であるという情報の方が操作者にとって重要な情報であるので、バッファ残り駒数表示部812における表示内容は「0」であり、その表示形式は点滅表示である。すなわち、表示制御部95は、カード残り駒数nが0となった場合に、表示内容を、バッファ残り駒数mからカード残り駒数nである「0」へ変更し、表示形式を、点灯表示からメモリカード94の状態を反映した点滅表示へ変更している。カードフル状態における当該表示を、以下では、「カードフル表示」とも称する(図8(3)参照)。
図7におけるカードフル状態は、
1.メモリカード94がメモリカード収納室に装填されている(メモリカードにアクセス可能である);
2.新たな画像データを記憶するための記憶容量がメモリカード94に残っていない(n=0);
という2条件が満たされる状態である。カードフル状態では、カード残り駒数nが0であるので、バッファ残り駒数mに関わらず、撮影を行うことはできない。したがって、カードフル状態では、バッファ残り駒数mよりもカード残り駒数nが0であるという情報の方が操作者にとって重要な情報であるので、バッファ残り駒数表示部812における表示内容は「0」であり、その表示形式は点滅表示である。すなわち、表示制御部95は、カード残り駒数nが0となった場合に、表示内容を、バッファ残り駒数mからカード残り駒数nである「0」へ変更し、表示形式を、点灯表示からメモリカード94の状態を反映した点滅表示へ変更している。カードフル状態における当該表示を、以下では、「カードフル表示」とも称する(図8(3)参照)。
カードフル状態においてカードフル表示を行うことにより、メモリカード94への新たな画像データの記憶が不可能であることを認識可能となるので、新たな画像データを記憶するための記憶容量がバッファメモリ56に残っている場合に、メモリカード94への新たな画像データの記憶が不可能であることに気がつかずに撮影を行うことを防止可能である。
加えて、カードフル表示によれば、メモリカード94がカードフル状態となったことを表示形式の変更により認識可能となるので、表示内容がバッファフル状態と同じであっても、メモリカード94がカードフル状態となったことを認識可能である。
さらに加えて、カードフル表示により、表示内容にメモリカード94の状態が反映されるので、メモリカード94の具体的な状態を認識可能となる。
○カード未装填状態;
図7におけるカード未装填状態は、
1.メモリカード94がメモリカード収納室に装填されていない(メモリカード94にアクセス不可能である);
という条件が満たされる状態である。カード未装填状態では、メモリカード94にアクセス不可能であるので、バッファ残り駒数mに関わらず、撮影を行うことはできない。したがって、カード未装填状態では、バッファ残り駒数mよりもメモリカード94がメモリカード収納室に装填されていないという情報の方が操作者にとって重要な情報であるので、バッファ残り駒数表示部812における表示内容は、メモリカード94がメモリカード収納室に装填されていないことを示す「E」であり、その表示形式は点滅表示である。すなわち、表示制御部95は、メモリカード94にアクセス不可能である場合に、表示内容を、バッファ残り駒数mからメモリカード94の状態を反映した「E」へ変更し、表示形式を、点灯表示からメモリカード94の状態を反映した点滅表示へ変更している。カード未装填状態における当該表示を、以下では、「カード未装填表示」とも称する(図8(4)参照)。
図7におけるカード未装填状態は、
1.メモリカード94がメモリカード収納室に装填されていない(メモリカード94にアクセス不可能である);
という条件が満たされる状態である。カード未装填状態では、メモリカード94にアクセス不可能であるので、バッファ残り駒数mに関わらず、撮影を行うことはできない。したがって、カード未装填状態では、バッファ残り駒数mよりもメモリカード94がメモリカード収納室に装填されていないという情報の方が操作者にとって重要な情報であるので、バッファ残り駒数表示部812における表示内容は、メモリカード94がメモリカード収納室に装填されていないことを示す「E」であり、その表示形式は点滅表示である。すなわち、表示制御部95は、メモリカード94にアクセス不可能である場合に、表示内容を、バッファ残り駒数mからメモリカード94の状態を反映した「E」へ変更し、表示形式を、点灯表示からメモリカード94の状態を反映した点滅表示へ変更している。カード未装填状態における当該表示を、以下では、「カード未装填表示」とも称する(図8(4)参照)。
カード未装填状態においてカード未装填表示を行うことにより、メモリカード94へのアクセスができない状態であることを認識可能となるので、新たな画像データを記憶するための記憶容量がバッファメモリ56に残っている場合に、メモリカード94へのアクセスができないことに気がつかずに撮影を行うことを防止可能である。
加えて、カード未装填表示により、表示内容にメモリカード94の状態が反映されるので、メモリカード94の具体的な状態を認識可能となる。
<カード残り駒数表示部の表示>
カード残り駒数表示部915には、通常の場合、カード残り駒数nが点灯表示されている(図9(1)参照)。通常の場合における当該表示を、以下では、「カード残り駒数表示」とも称する。なお、図9(1)には、n=9である場合が示されている。
カード残り駒数表示部915には、通常の場合、カード残り駒数nが点灯表示されている(図9(1)参照)。通常の場合における当該表示を、以下では、「カード残り駒数表示」とも称する。なお、図9(1)には、n=9である場合が示されている。
一方、カードフル状態においては、カード残り駒数表示部915には、カード残り駒数nが0であることを示すカードフル表示(「0000」の点滅表示)が行われる(図9(2)参照)。また、カード未装填状態においては、カード残り駒数表示部915には、メモリカード94が未装填であることを示すカード未装填表示(「−−−−」の点灯表示)が行われる(図9(3)参照)。
<デジタルカメラの撮影動作>
○デジタルカメラの動作;
以下では、静止画撮影モードにおけるデジタルカメラ10aの動作を説明する。図10は、静止画撮影モードにおけるデジタルカメラ10aの動作を示すフローチャートである。
○デジタルカメラの動作;
以下では、静止画撮影モードにおけるデジタルカメラ10aの動作を説明する。図10は、静止画撮影モードにおけるデジタルカメラ10aの動作を示すフローチャートである。
図10に示すように、静止画撮影モードにおいては、まず、バッファメモリ状態検出部96がバッファメモリ56の状態を検出して、バッファ残り駒数mを表示制御部95へ出力するととともに(ステップS1)、メモリカード状態検出部97がメモリカード94の状態を検出して、カード残り駒数nおよび装着状態の情報を表示制御部95へ出力する(ステップS2)。さらに、表示制御部95は、カード残り駒数表示部915およびバッファ残り駒数表示部812の表示更新処理を行う(ステップS3)。この表示更新処理の詳細な処理内容は後述する。
続くステップS4では、バッファメモリ56の状態に応じた分岐処理が行われ、バッファ残り駒数mが0(以下では、「バッファフル」とも称する)である場合、動作フローはステップS1へ戻り、バッファフルではない場合、動作フローはステップS5へ移行する。
ステップS5では、メモリカード94の状態に応じた分岐処理が行われ、カード残り駒数nが0(以下では、「カードフル」とも称する)である場合、動作フローはステップS1へ戻り、カードフルではない場合、動作フローはステップS6へ移行する。
ステップS6では、レリーズスイッチ82の状態の検出が行われ、レリーズスイッチ82がONであることが検出された場合、動作フローはステップS7へ移行し、検出されない場合、動作フローはステップS1へ戻る。
以上のステップS1〜S6により、レリーズスイッチ82がONとなるまで、バッファ残り駒数表示部812およびカード残り駒数表示部915には、最新の情報が更新されつつ表示されることになる。
さらに続いて、デジタルカメラ10aでは、レリーズ処理が行われ、バッファメモリ56に撮影画像に係る画像データが格納され(ステップS7)、当該画像データのメモリカード94への転送が開始される(ステップS8)。しかる後に、動作フローはステップS1へ戻る。
なお、デジタルカメラ10aは、画像データのメモリカード94への転送処理と平行して、ステップS1〜ステップS7の各ステップの処理を行うことができる。
以上の動作フローにより、バッファ残り駒数表示部812の表示は、デジタルカメラ10aにおいて撮影が行われ、撮影画像に係る画像データがメモリカード94へ記憶されるのに応答して更新されることになる。これにより、デジタルカメラ10aでは、バッファ残り駒数表示部812に最新の情報が表示され、バッファメモリ56およびメモリカード94の状態に関する最新の情報を認識可能となる。
○表示更新処理について;
以下では、図10のステップS3の表示更新処理に係るサブルーチンについて説明する。図11は、当該サブルーチンの動作フローを示すフローチャートである。
以下では、図10のステップS3の表示更新処理に係るサブルーチンについて説明する。図11は、当該サブルーチンの動作フローを示すフローチャートである。
図11に示すように、当該サブルーチンにおいては、最初に、表示制御部95が、メモリカード94の装填状態に応じた分岐処理を行う(ステップS301)。ステップS1において、カード未装填状態の場合、カード残り駒数表示部915にカード未装填表示が行われ(ステップS302)、バッファ残り駒数表示部812にもカード未装填表示が行われる(ステップS303)。一方、カード未装填状態でない場合、動作フローはステップS304へ移行する。
ステップS304では、表示制御部95が、カード残り駒数nに応じた分岐処理を行う。ステップS304において、カードフル状態の場合、カード残り駒数表示部915にカードフル表示が行われ(ステップS305)、バッファ残り駒数表示部812にもカードフル表示が行われる(ステップS306)。一方、カードフル状態でない場合、カード残り駒数表示部915にカード残り駒数表示が行われ(ステップS307)、しかる後に、動作フローはステップS308へ移行する。
ステップS308では、表示制御部95が、バッファ残り駒数mに応じた分岐処理を行う。ステップS308において、バッファフル状態である場合、バッファ残り駒数表示部812にバッファフル表示が行われる(ステップS309)。一方、バッファフル状態でない場合、動作フローはステップS310へ移行する。
ステップS310においては、カード残り不足状態である場合、バッファ残り駒数表示部812にバッファ残り駒数表示が行われる(ステップS311)。一方、カード残り不足状態でない場合、バッファ残り駒数表示部812にバッファ残り駒数表示が行われる(ステップS312)。
ステップS303,S306,S309,S311,S312に続くステップS313では、レリーズスイッチ82の状態が検出され、レリーズスイッチ82がONであることが検出された場合、動作フローはステップS314へ移行する。一方、レリーズスイッチ82がONであることが検出されない場合、ファインダ表示部18のバッファ残り駒数表示部812以外の部分(以下では、「撮影情報表示部」とも称する)に撮影情報が表示され(ステップS315)、しかる後に本サブルーチンの操作フローが終了する。
ステップS314においては、カードフル状態であるかどうかの検出が行われ、カードフル状態である場合には、バッファ残り駒数表示部812にカードフル表示が行われ(ステップS316)、カードフル状態でない場合には、撮影情報表示部に撮影情報が表示され(ステップS315)、しかる後に本サブルーチンの操作フローが終了する。
<ユーザの操作およびデジタルカメラの応答>
以下では、静止画撮影時のユーザの操作および当該操作に対するデジタルカメラ10aの応答について、図12〜図14のタイミングチャートを参照しながら説明する。なお、以下では、バッファメモリ56に記憶可能な最大画像データ数が3であり、メモリカード94に記憶可能な最大画像データ数が9であるとして説明を進める。
以下では、静止画撮影時のユーザの操作および当該操作に対するデジタルカメラ10aの応答について、図12〜図14のタイミングチャートを参照しながら説明する。なお、以下では、バッファメモリ56に記憶可能な最大画像データ数が3であり、メモリカード94に記憶可能な最大画像データ数が9であるとして説明を進める。
図12〜図14のタイミングチャートでは、横方向が時間の経過に対応しており、上段から順に、(a)メモリカード94の装着状態、(b)レリーズスイッチ82の状態、(c)レリーズ処理の状態、(d)バッファメモリ56への画像データのバッファ処理(以下では、単に「バッファ処理」とも称する)の状態、(e)メモリカード96の残容量、(f)バッファ残り駒数表示部812の表示、(g)カード残り駒数表示部915の表示、(h)撮影情報表示部の表示、の時間変化が示されている。また、図12〜図14のタイムチャートの最上部には、時点を特定する記号Tn(n:整数)が記されている。
なお、バッファ処理の状態が示されている段に記載された台形TR(例えば、図12参照)は、ひとつの画像データに係るバッファ処理を示し、台形TRの左辺はバッファメモリ96への画像データの書込に、台形TRの右辺はバッファメモリ96からの画像データの読出に対応している。また、メモリカード96の残容量が示されている段には、残容量の変化が、縦方向がカード残り駒数nとなっているグラフで示されている。
○メモリカード装填操作に対する応答(時点T11〜時点T12);
図12に示すように、メモリカード94が装填されていない、時点T11〜時点T12においては、バッファ残り駒数表示部812およびカード残り駒数表示部915には、それぞれ、「E」の点滅表示(カード未装填表示)および「−−−−」の点灯表示(カード未装填表示)が行われている。また、撮影情報表示部には、撮影情報が表示される。この撮影情報の表示は、後述する警告表示が行われている間を除いて、継続される。この状態においては、レリーズ処理の状態は、レリーズ待機状態となっている。なお、メモリカード94が装填されていないにも関わらず、レリーズ処理の状態をレリーズ禁止状態としていないのは、販売店店頭での展示時等にも顧客がデジタルカメラ10aを操作できるように考慮したことによるものである。
図12に示すように、メモリカード94が装填されていない、時点T11〜時点T12においては、バッファ残り駒数表示部812およびカード残り駒数表示部915には、それぞれ、「E」の点滅表示(カード未装填表示)および「−−−−」の点灯表示(カード未装填表示)が行われている。また、撮影情報表示部には、撮影情報が表示される。この撮影情報の表示は、後述する警告表示が行われている間を除いて、継続される。この状態においては、レリーズ処理の状態は、レリーズ待機状態となっている。なお、メモリカード94が装填されていないにも関わらず、レリーズ処理の状態をレリーズ禁止状態としていないのは、販売店店頭での展示時等にも顧客がデジタルカメラ10aを操作できるように考慮したことによるものである。
時点T12において、メモリカード94がメモリカード収納室に装填されると、バッファ残り駒数表示部812およびカード残り駒数表示部915には、それぞれ、「3」の点灯表示(バッファ残り駒数表示)および「9」の点灯表示(カード残り駒数表示)が行われる。
○単射操作に対する応答(時点T21〜時点T24);
時点T21〜時点T24では、レリーズスイッチ82が1回だけ短時間ONとなり、1回のレリーズ処理が行われる。これは、いわゆる単射操作に対するデジタルカメラ10aの応答となっている。
時点T21〜時点T24では、レリーズスイッチ82が1回だけ短時間ONとなり、1回のレリーズ処理が行われる。これは、いわゆる単射操作に対するデジタルカメラ10aの応答となっている。
時点T21にレリーズスイッチ82がONとなると、レリーズ待機状態であったデジタルカメラ10aでは、レリーズ処理RL21およびバッファ処理BF21が行われる。バッファ処理BF21において、画像データのバッファメモリ56への書込が完了すると(時点T22)、バッファ残り駒数表示部812の表示は、バッファ残り駒数mの減少を反映して、「3」から「2」へと切り替わる(バッファ残り駒数表示)。
続いて、時点T23〜時点T24では、バッファメモリ56から画像データが読み出され、バッファメモリ56からメモリカード94への画像データの転送が行わる。これにより、バッファ残り駒数mが回復するとともに、カード残り駒数nが減少する。そして、画像データの転送が完了すると(時点T24)、バッファ残り駒数表示部812の表示は「3」へ回復し(バッファ残り駒数表示)、カード残り駒数表示部915の表示は「8」へ減少する(カード残り駒数表示)。
○連射操作に対する応答(時点T31〜時点T38);
時点T31〜時点T38では、レリーズスイッチ82が1回だけ長時間ONとなり、3回のレリーズ処理RL31〜RL33が行われる。これは、いわゆる連射操作に対するデジタルカメラ10aの応答となっている。
時点T31〜時点T38では、レリーズスイッチ82が1回だけ長時間ONとなり、3回のレリーズ処理RL31〜RL33が行われる。これは、いわゆる連射操作に対するデジタルカメラ10aの応答となっている。
時点T31にレリーズスイッチ82がONとなると、レリーズ待機状態であったデジタルカメラ10aでは、レリーズ処理RL31〜RL33およびバッファ処理BF31〜BF33が順次行われる。バッファ処理BF31〜BF33において、ひとつの画像データのバッファメモリ56への書込が完了するごとに(時点T32、時点T33、時点T34)、バッファ残り駒数表示部812の表示は、バッファ残り駒数mの減少を反映して、「3」から「2」「1」(バッファ残り駒数表示)、「0」(バッファフル表示)へと順次切り替わる。なお、バッファフル表示が行われている、時点T34〜時点T35においては、新たなバッファ処理が不可能であるので、レリーズ処理の状態はレリーズ禁止状態となっている。このため、ユーザが時点T34以降もレリーズボタン7の全押しを継続しても(レリーズスイッチ82のONが時点T34以降も継続されても)、デジタルカメラ10aでは新たなレリーズ処理は行われない。
続いて、時点T35〜時点T38では、バッファメモリ56から画像データが順次読み出され、バッファメモリ56からメモリカード94への画像データの転送が順次行わる。これにより、バッファ残り駒数mが再び回復するとともに、カード残り駒数nが減少する。そして、ひとつの画像データの転送が完了するごとに(時点T36、時点37、時点38)、バッファ残り駒数表示部812の表示は「1」「2」「3」へ順次回復する(バッファ残り駒数表示)。また、カード残り駒数表示部915の表示は、時点T36において、「8」から「5」へ減少する(カード残り駒数表示)。なお、時点T36以降においても、カード残り駒数nは、ひとつの画像データの転送が完了するごとに7,6,5と順次減少するのであるが、デジタルカメラ10aでは、メモリカード94へ転送すべき画像データがバッファメモリ56に残っており、カード残り駒数nの減少が確実である場合に、バッファメモリ56に残っている画像データの転送終了後のカード残り駒数nをカード残り駒数表示部915に表示している。
○複数回の単射操作に対する応答(時点T41〜時点T51);
時点T41〜時点T51では、レリーズスイッチ82が3回だけ断続的に短時間ONとなり、3回のレリーズ処理RL41〜RL43が行われる。これは、複数回の短射操作に対するデジタルカメラ10aの応答となっている。
時点T41〜時点T51では、レリーズスイッチ82が3回だけ断続的に短時間ONとなり、3回のレリーズ処理RL41〜RL43が行われる。これは、複数回の短射操作に対するデジタルカメラ10aの応答となっている。
時点T41、時点T43、時点T45にレリーズスイッチ82がONとなると、レリーズ待機状態であったデジタルカメラ10aでは、レリーズ処理RL41〜RL43およびバッファ処理BF41〜BF43が順次行われる。バッファ処理BF41〜BF43において、ひとつの画像データのバッファメモリ56への書込が完了するごとに(時点T42、時点T44、時点T46)、バッファ残り駒数表示部812の表示は、バッファ残り駒数mの減少を反映して、「3」から「2」「1」(バッファ残り駒数表示)、「0」(バッファフル表示)へと順次切り替わる。なお、バッファフル表示が行われている、時点T46〜T47においては、新たなバッファ処理が不可能であるので、レリーズ処理の状態はレリーズ禁止状態となっている。このため、ユーザが時点T46以降もレリーズボタン7の全押しを継続しても(レリーズスイッチ82のONが時点T46以降も継続されても)、デジタルカメラ10aでは新たなレリーズ処理は行われない。
続いて、時点T46〜時点T51では、バッファメモリ56から画像データが順次読み出され、バッファメモリ56からメモリカード94への画像データの転送が順次行わる。これにより、バッファ残り駒数mが再び回復するとともに、カード残り駒数nが減少する。そして、時点T47および時点T49において、ひとつの画像データの転送が完了すると、バッファ残り駒数表示部812の表示は、それぞれ、「1」「2」へ回復する(バッファ残り駒数表示)。しかし、時点T51においては、ひとつの画像データの転送が完了しても、バッファ残り駒数表示部812の表示は、「2」のままであり、「3」へは回復しない(カード残り駒数表示)。これは、カード残り駒数n(=2)が、バッファ残り駒数m(=3)よりも少ないため、バッファ残り駒数表示部812の表示がカード残り駒数表示に切り替えられたことに起因している。このようなカード残り駒数表示は、時点T51以降も継続される。
また、カード残り駒数表示部915の表示は、時点T47において、「5」から「2」へ減少する(カード残り駒数表示)。この減少は、先述したように、メモリカード94へ転送すべき画像データがバッファメモリ56に残っていることによるものである。
○カード残り不足状態における単射操作に対する応答(時点T61〜T64);
時点T61にレリーズスイッチ82がONとなると(単射操作)、レリーズ待機状態であったデジタルカメラ10aでは、レリーズ処理RL61およびバッファ処理BF61が行われる。バッファ処理BF61において、画像データのバッファメモリ56への書込が完了すると(時点T62)、バッファ残り駒数表示部812の表示は、バッファ残り駒数mの減少を反映して、「2」から「1」へと切り替わる(カード残り駒数表示)。
時点T61にレリーズスイッチ82がONとなると(単射操作)、レリーズ待機状態であったデジタルカメラ10aでは、レリーズ処理RL61およびバッファ処理BF61が行われる。バッファ処理BF61において、画像データのバッファメモリ56への書込が完了すると(時点T62)、バッファ残り駒数表示部812の表示は、バッファ残り駒数mの減少を反映して、「2」から「1」へと切り替わる(カード残り駒数表示)。
続いて、時点T63〜時点T64では、バッファメモリ56から画像データが読み出され、バッファメモリ56からメモリカード94への画像データの転送が行わる。これにより、バッファ残り駒数mが回復するとともに、カード残り駒数nが減少する。しかし、画像データの転送が完了しても(時点T64)、バッファ残り駒数表示部812の表示は「1」のまま維持され(カード残り駒数表示)、カード残り駒数表示部915の表示は「1」へ減少する(カード残り駒数表示)。
さらに、時点T71〜T74では、時点T61〜T64と同様の単射が行われるが、時点T74において、カード残り駒数nが0となり、バッファ残り駒数表示部812およびカード残り駒数表示部915の表示は「0」の点滅(カードフル表示)となる。このようなカードフル状態となった時点以降においては、レリーズ処理は禁止されるとともに、レリーズスイッチがONとなった場合でも、撮影条件表示部に警告表示(図15)が行われる(図14参照)。
<変形例>
上述の実施形態では、メモリカードにアクセスできない状態としてメモリカードの未装填状態を例に挙げたが、例えば、メモリカードの故障等によりアクセスできない場合にカード未装填状態と同様の処理を行うようにしてもよい。
上述の実施形態では、メモリカードにアクセスできない状態としてメモリカードの未装填状態を例に挙げたが、例えば、メモリカードの故障等によりアクセスできない場合にカード未装填状態と同様の処理を行うようにしてもよい。
10a デジタルカメラ
17 ファインダ窓
18 ファインダ表示部
19 背面表示部
94 メモリカード
812 バッファ残り駒数表示部
915 カード残り駒数表示部
17 ファインダ窓
18 ファインダ表示部
19 背面表示部
94 メモリカード
812 バッファ残り駒数表示部
915 カード残り駒数表示部
Claims (10)
- 撮像を行い、撮像画像に係る画像データを生成する撮像手段と、
前記撮像手段が生成した画像データを記憶する第1記憶手段および第2記憶手段と、
情報を表示する表示手段と、
前記表示手段における表示を制御する表示制御手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記第2記憶手段が所定の状態である場合に、前記表示手段における表示を、前記第1記憶手段の状態に関する表示から変更することを特徴とする撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置において、
前記撮像手段が生成した画像データが、前記第1記憶手段に一時的に記憶された後に、前記第2記憶手段へ転送されることを特徴とする撮像装置。 - 請求項2に記載の撮像装置において、
前記所定の状態が、新たな画像データを記憶するための記憶容量が前記第2記憶手段に残っていない状態であることを特徴とする撮像装置。 - 請求項2に記載の撮像装置において、
前記所定の状態が、前記第2記憶手段へのアクセスができない状態であることを特徴とする撮像装置。 - 請求項2に記載の撮像装置において、
前記所定の状態が、前記第1記憶手段に新たに記憶可能な画像データの数よりも、前記第2記憶手段に新たに記憶可能な画像データの数が少ない状態であることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の撮像装置において、
前記表示制御手段は、前記第2記憶手段が所定の状態である場合に、前記表示手段における表示の表示形式を、前記第2記憶手段の状態を反映した表示形式へ変更することを特徴とする撮像装置。 - 請求項6に記載の撮像装置において、
前記第2記憶手段の状態を反映した表示形式では、点滅表示が行われることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の撮像装置において、
前記表示手段は、前記第2記憶手段が所定の状態である場合に、前記表示手段における表示の表示内容を、前記第2記憶手段の状態を反映した表示内容へ変更することを特徴とする撮像装置。 - 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の撮像装置において、
前記第2記憶手段が、前記撮像装置の本体部から着脱可能であることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の撮像装置において、前記表示制御手段が、撮像画像に係る画像データの記憶に応答して変更を行うことを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004266967A JP2006086602A (ja) | 2004-09-14 | 2004-09-14 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004266967A JP2006086602A (ja) | 2004-09-14 | 2004-09-14 | 撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006086602A true JP2006086602A (ja) | 2006-03-30 |
Family
ID=36164778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004266967A Pending JP2006086602A (ja) | 2004-09-14 | 2004-09-14 | 撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006086602A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014027438A (ja) * | 2012-07-26 | 2014-02-06 | Xacti Corp | 電子カメラ |
-
2004
- 2004-09-14 JP JP2004266967A patent/JP2006086602A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014027438A (ja) * | 2012-07-26 | 2014-02-06 | Xacti Corp | 電子カメラ |
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