JP2006085530A - 防振装置および変位検出装置 - Google Patents

防振装置および変位検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 機体に取り付けられた機器が受ける振動を緩衝させる防振装置に関し、能動的に、より広い周波数領域の振動を抑制させる。
【解決手段】 第1の部材20の内部に第1の部材20に対して変位可能に第2の部材31、41が設けられ第1の部材20から第2の部材31、41にかかる振動を緩衝する防振装置1において、緩衝手段30、40が第1の部材20に対する第2の部材31、41の振動を吸収する。複数の1次元変位センサ44が互いに非平行に第1の部材20と第2の部材31、41との間に取り付けられ第1の部材20に対する第2の部材31、41の変位に応じた1次元変位量を出力する。算出手段が1次元変位センサ44の出力に基づいて第1の部材20に対する第2の部材31、41の変位を算出する。駆動手段81が算出手段によって算出された第2の部材の変位に基づいてその変位量を減少させる方向に第1の部材20あるいは第2の部材31、41を駆動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、搭載する機器等に伝わる振動を減衰させると共に機器の変位を検出する防振装置、および変位検出装置に関する。
航空機や船舶等の、機体に搭載されるカメラ等の機器は、機体の飛行・航行等によって振動を受けるため、搭載される機器に伝わる振動を緩衝し、機器を支持するための防振機構が備えられる。
図11は、従来技術にかかる防振機構の一例を示す図である。例えばカメラが、窓8を有するカメラスタビライザ6内に、窓8を通して撮影等可能なように搭載される。カメラ等の支持部には、既製の防振マウント4が使用される。この防振マウント4は、単独で直交する3軸方向に関し、等方的に振動を緩衝させる特性を備えるよう構成されている。防振マウント4自身で等方特性を備えることを利用して、例えば4個の防振マウント4が、カメラ等の被防振体の重心を含んだ平面内においては対称に配置される。なお、図11においては、4個の防振マウント4のうち、図面手前方向および奥の防振マウント4については省略されている。
他の構造を備えた、特許文献1に記載の安定化支持台装置では、搭載される機器等(ペイロード)を支持する内側ジンバル、内側ジンバルをはめ込む弾力シェル(中空シェル)および容量性角度センサ列を含んで構成される(例えば、特許文献1)。容量性角度センサ列は、弾力シェルに対する内側ジンバルの、縦揺れ軸、横揺れ軸および片揺れ軸回りの運動についての角度変位量を検出する。
被防振体は、機体から受ける高周波領域の振動の他にも、例えば機体に搭載されたカメラが視軸方向を変更する際にも低周波領域の振動を受ける。防振機構は、より広い周波数領域の振動に対して、十分に防振の機能が作用することが要求されている。
特開平11−223528号公報(要約、図1、0024段落)
図11の防振マウント4は、それ自身は等方特性を備えているものの、カメラ等の重心を含んだ平面内において複数の防振マウント4が対称な位置関係にあるのみであるため、カメラ等が受ける振動を3次元に関し等方向的に緩衝させることはできなかった。
また、特許文献1に記載の安定化支持台装置は、弾力シェルに対する内側ジンバルの角度変位を容量性角度センサによって測定しているが、被防振体が受ける振動を3軸方向について等方向的に緩衝させる機構は備えていなかった。また、外側ジンバルからの姿勢角度変位および並進変位を検出する機能は備えていなかった。
カメラ等に伝わる振動を緩衝させる際には、例えば機体のエンジン等から伝わる高周波領域の振動に加えて、カメラが視軸を変えるとき等に伝わる低周波領域の振動も緩衝させられることが好ましい。さらに、カメラ等にかかる振動を緩衝させる機構に加え、カメラ等の変位を能動的に減少させる機構を備えていることが好ましい。
本発明は、機体に取り付けられた機器に対して機体からかかる振動を緩衝させる防振装置に関し、能動的に振動を減少させ、より広い周波数領域の振動を抑制させる機構を備えた防振装置、および能動的に振動を減少させるために用いられる変位検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を解決するために、本発明の防振装置は、第1の部材の内部に該第1の部材に対して変位可能に第2の部材が設けられ、該第1の部材から該第2の部材にかかる振動を緩衝する防振装置において、前記第1の部材に対する前記第2の部材の振動を吸収する緩衝手段と、互いに非平行に前記第1の部材と前記第2の部材との間に取り付けられ、それぞれが該第1の部材に対する該第2の部材の姿勢角度変位および並進変位に応じた1次元変位量を出力する複数の1次元変位センサと、前記複数の1次元変位センサの出力に基づいて、前記第1の部材に対する前記第2の部材の姿勢角度変位および並進変位を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された前記第2の部材の姿勢角度変位および並進変位に基づいて、それらの変位量を減少させる方向に前記第1の部材あるいは該第2の部材を駆動する駆動手段とを備えた構成とされる。
簡易な構造を備えた複数の1次元センサを、互いに非平行に第1の部材と第2の部材との間に配置する。それぞれの1次元センサの1次元変位量を表す出力値を用いて、第1の部材に対する第2の部材の相対的な姿勢角度変位および並進変位を算出する。振動、すなわち第1の部材に対する第2の部材の姿勢角度変位および並進変位を能動的に減少させる際に、得られた算出結果を使用することができる。
複数の1次元センサは、6個備えることが好ましい。さらに駆動手段を備え、算出手段が算出した姿勢角度変位および並進変位を減少させる方向に第1の部材あるいは第2の部材を駆動し、低周波領域の振動を能動的に緩衝させることとしてもよい。また、第1の部材は防振装置を支持するベースに対して回転可能で、第2の部材は第1の部材に対して回転可能であり、駆動手段は、第1の部材および第2の部材を回転させるモータであることとしてもよい。
また、上記目的を解決するために、本発明の変位検出装置は、第1の部材の内部に該第1の部材に対して変位可能に第2の部材が設けられ、該第1の部材に対する該第2の部材の変位を検出する変位検出装置であって、互いに非平行に前記第1の部材と第2の部材との間に取り付けられ、それぞれが該第1の部材に対する該第2の部材の姿勢角度変位および並進変位に応じた1次元変位量を検出する複数の1次元変位センサと、上記複数の次元変位センサの出力に基づいて、前記第1の部材に対する前記第2の部材の姿勢角度変位および並進変位を算出する算出手段とを備えた構成とされる。
簡易な構造を備えた複数の1次元センサを、互いに非平行に第1の部材と第2の部材との間に配置する。それぞれの1次元センサの1次元変位量を表す出力値を用いて、第1の部材に対する第2の部材の相対的な姿勢角度変位および並進変位を算出する。第1の部材に対する第2の部材の姿勢角度変位および並進変位を能動的に減少させる際に、得られた算出結果を使用することができる。
本発明の防振装置によれば、簡易な構造を備えた1次元変位センサを複数非平行に配置し、複数の1次元センサの変位から第1の部材に対する第2の部材の姿勢角変位および並進変位を算出する。このため、防振装置の構造およびその製作をより簡略化することができる。さらに、本発明の防振装置によれば、緩衝手段で高周波領域の振動を吸収し、緩衝手段で吸収しきれない低周波領域の振動については、1次元センサの出力から算出した第1の部材に対する第2の部材の姿勢角変位および並進変位に基づいて、駆動手段によってフィードバックする。このため、より広い周波数領域の振動を低減させることが可能とされる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明に係る防振装置の側面図である。防振装置1は、例えば飛行機、船舶等の機体であるベース10に取り付けられ、防振装置1に搭載されたカメラ60が受ける振動を緩衝させる。防振装置1は、ベース10に対してアジマス軸AZおよびエレベーション軸ELを中心として回転自在にベース10に取り付けられたジンバル(第1の部材)20、カメラ60がジンバル20から受ける振動を緩衝させる防振モジュール30、40および防振モジュール30、40の間でカメラ60を支持する支持機構50から構成される。図1において、図面の手前方向をx軸方向、エレベーション軸EL方向で同図左向きをy軸方向、アジマス軸AZ方向で同図下向きをz軸方向とする。なお、xyz座標系は、カメラ60および支持機構50を含んだカメラ組立体全体の重心Gを原点とする。
ジンバル20は、ベース10に取り付けられて、アジマス軸AZ周りに回転自在なアジマス機構21を備えたアウタジンバル22、アウタジンバル22に取り付けられて、エレベーション軸EL周りに回転自在なエレベーション機構23を備えたインナジンバル24およびボルト等によりインナジンバル24に固定された取り付けプレート25、26から構成される。取り付けプレート25、26は、エレベーション軸ELに関し対向するように取り付けられ、同軸を中心に回転する。アジマス機構21は、図1では不図示の内蔵されたモータ等によりアジマス軸AZを中心に回転し、エレベーション機構23は、図1では不図示の内蔵されたモータ等によりエレベーション軸ELを中心に回転する。
図2(a)は、本実施形態に係る防振モジュール40をxy面から見た図、同図(b)は防振モジュール40をxz面から見た図である。防振モジュール30、40は、インナジンバル24の内側に設けられる。エレベーション軸ELに関してベース10側を防振モジュール30、カメラ60を介して防振モジュール30と対向する側を防振モジュール40とする。
防振モジュール30は、カメラ60を支持する支持部材50の変位に伴い変位するリアクション部31、ジンバル20の振動を緩衝させる防振要素ストラット(緩衝手段)32およびダッシュポット(エアダンパ)(緩衝手段)33から構成される。リアクション部31は、図1および図2に示されるように、xy面に広がりを有する板状の部材である。例えば本実施形態においては、6個の防振要素ストラット32、3個のダッシュポット33が用いられ、それぞれ長手方向の一端をリアクション部31に、他端を取り付けプレート25に取り付けられる。
互いに隣接して配置される2つの防振要素ストラット同士を、防振要素ストラット対とすると、図2のように、3組の防振要素ストラット対が、アジマス軸AZ(z軸)に関し互いに120°回転対称に配置される。1対の防振要素ストラット対を構成する2個の防振要素ストラット32は、互いにz軸を含む一の面に関し対称に配置される。図2で、防振要素ストラット32と、アジマス軸AZ(z軸)からその防振要素ストラット32の一方の取り付け点へと伸びる直線とのなす角度α1は、例えば約75°である。
3個のダッシュポット33についても同様に、アジマス軸AZ(z軸)に関し互いに120°回転対称に配置される。図2で、ダッシュポット33の長手中心軸線と、アジマス軸AZ(z軸)から防振要素ストラット32の一方の取り付け点へと伸びる直線とのなす角度α2は、例えば約25°である。ダッシュポット33は、防振要素ストラット32とα2の関係を満たすように配置される。
防振モジュール40は、リアクション部41、6個の防振要素ストラット42、3個のダッシュポット43、および1次元センサである6個の変位センサ(LVDT、linear variable−diffential transformer)(1次元変位センサ)44から構成される。リアクション部41は、リアクション部31と対をなし、リアクション部31と同様にxy面上に広がりを有する板状の部材である。3組の防振要素ストラット対および3個のダッシュポット43は、それぞれ上記の角度α1、α2を満たし、かつアジマス軸AZ(z軸)に関し互いに120°回転対称に配置される。防振要素ストラット42およびダッシュポット43は、それぞれ長手方向の一端をリアクション部41に、他端を取り付けプレート26に取り付けられる。6個の変位センサ44は、長手方向の一端をリアクション部41に、他端を取り付けプレート26に取り付けられる。変位センサ44は、防振要素ストラット42やダッシュポット43の配置に影響しないよう、かつ6個が互いに非平行な位置関係を満たすように配置される。
防振モジュール30、40の各防振要素ストラットとリアクション部とは、ジンバル20から受ける外力が0のとき、θ1=35.26°をなすように配置されるのが好ましい。ダッシュポットについても同様に、ジンバル20から受ける外力が0のとき、各ダッシュポットとリアクション部とがθ2=35.26°をなすように配置されるのが好ましい。防振要素ストラット、ダッシュポットがそれぞれリアクション部となす角度θ1、θ2については後述する。
支持機構(第2の部材)50は、支柱51、カメラ60を本実施形態に係る防振装置に取り付けるための取り付け支持フレーム52および球面軸受53を含んで構成される。支柱51は、その長手方向がアジマス軸AZと一致するように配置され、両端が一対のリアクション部31、41に取り付けられて固定され、リアクション部31、41と共に変位する。アジマス軸AZ方向に関し中央には、先述のカメラ組立体の重心Gに配置される球面軸受53を介して、取り付け支持フレーム52が固定される。取り付け支持フレーム52には被防振体であるカメラ60が取り付けられる。球面軸受53は、その中心をアジマス軸AZおよびエレベーション軸ELが通る位置に設けられ、アジマス機構21やエレベーション機構23からの動作がカメラ60に伝わり、カメラ60が自在に回転できるように設けられる。取り付け支持フレーム52に固定されたカメラ60は、支柱51を固定するリアクション部31、41の変位に伴って自らも変位する。リアクション部の変位量は、6個の変位センサ44より算出される。
図3は、本実施形態に係る防振要素ストラットの構造を説明する図である。防振モジュール40の防振要素ストラット42を例に取ると、コイルばね74が伸縮する方向を長手方向として、その両端に球面ジョイント72を介して一端を取り付けプレート26に、他端をリアクション部41に、取り付け金具73により取り付けられる。
図4は、本実施形態に係るダッシュポットの構造を説明する図である。防振モジュール40のダッシュポット43を例に取ると、ロッド75が伸縮し、ロッド75の長手方向の両端に球面ジョイント72を介して一端を取り付けプレート26に、他端をリアクション部41に、取り付け金具73により取り付けられる。防振モジュールの振動、すなわち防振モジュールの受ける力は、ダッシュポットにより吸収され、さらに、防振要素ストラットにより弾性的に緩衝される。
図5は、本実施形態に係る変位センサ44の構造を説明する図である。可動部のロッド71が長手方向に移動し、その長手方向の両端に球面ジョイント72を備える。球面ジョイント72を介して、一端をインナジンバル24の取り付けプレート26に、他端をリアクション部41に取り付け金具73によって取り付けられる。ロッド71の変位量は、変位量に比例する電圧等の電気信号に変換されて出力される。
防振モジュール30および防振モジュール40の内部にそれぞれ6個ずつ取り付けられる防振要素ストラット32、42は、図1のカメラ組立体の重心Gに関して、並進の剛性が各々等しくなるような位置および向きを考慮して配置される。すなわち、図1に示されるカメラ組立体の重心Gを原点とする座標系(x、y、z)に関し、防振要素ストラット32、42の向きを、図3のコイルばね74の長手中心軸線方向によって表すと、図2(a)、(b)のように配置される。
図6および図7を参照して、防振要素ストラットの配置される角度についてさらに詳細に説明する。図6は、y軸方向についての防振要素ストラットの運動方程式について説明する図であり、図7は、防振要素ストラットの変位による長さの変化を幾何学的に説明する図である。ここで、まず、xy平面内でΔyだけリアクション部41が変位した場合の防振要素ストラットにかかる張力を考える。変位前のリアクション部41のy軸方向に関する座標をyとすると、図6に示されるように、変位後の位置座標はy+Δyとなる。このとき、ある防振要素ストラットの初期長さlからの伸びΔlを、微小な2乗以上は無視することとして、幾何学関係より計算する。
1個の防振要素ストラットにかかる張力Tは、以下の式で表される。
T=k・Δl・方向余弦(各座標軸方向) (1)
なお、防振要素ストラットの一本の伸びΔlは例をあげると、図7より、
Δl=−cosθ1・cos(α1−60)・Δy (2)
などと表される。なお、θ1は、系の静止時における防振要素ストラットとリアクション部とのなす角度である。
(1)式および(2)式より、防振要素ストラットにかかる張力Tに関し、12個の防振要素ストラットにかかる張力について各座標軸方向成分を足し合わせることで、全復元力が得られる。防振要素ストラットは、先述のとおりアジマス軸AZに関して120°回転対称に配置されていることから、全復元力は図6の防振要素ストラットの角度α1によらない。これより、リアクション部の微小振動時における系の運動方程式は、以下のように表される。
各並進の剛性を等しくするため、x、yおよびz軸各方向について、ばね定数K、KおよびKを等しいとする。防振要素ストラットは、アジマス軸AZに関し120°回転対称に配置されているため、全て同じばね定数を有する防振要素ストラットから構成されており、かつ、防振要素ストラットの長手軸方向のばね定数をkとすると、
が成り立つ。K=K=Kより、θ1=35.26°が得られる。
同様に、防振モジュール30および40にそれぞれ3個ずつ配置されたダッシュポット33、43についても、アジマス軸AZ方向に関し120°回転対称に配置されていることから、ダッシュポットの減衰係数(ダンパ係数)をcとすると、防振要素ストラットの場合と同様に、
となり、ダッシュポット角度α2によらず、θ2=35.26°が得られる。
以上説明したように、防振モジュール内の防振要素ストラットおよびダッシュポットを上記の角度条件を満たすように配置した後、防振要素ストラットやダッシュポットと干渉しない位置に、変位センサをパラレルリンク状に組み込む。ここで、パラレルリンク状とは、6個の変位センサがそれぞれ並列に動作し、6個の変位センサによって一の動作が決定される態様をさす。組み込まれた変位センサの出力、すなわち各リンク長から、リアクション部の姿勢角度変位および並進変位を算出する。本実施形態に係る変位センサにて1次元の変位を検出し、各変位センサの変位からリアクション部の変位を求める方法について、図8、図9を用いて詳細に説明する。
図8は、リアクション部の変位を検出する機構について説明する図である。図8において、支柱51、リアクション部41、インナジンバル24に取り付けられた取り付けプレート26および6個の変位センサ44a、44b、……、44fが示される。6個の変位センサは、互いに非平行に配置される。
図9は、リアクション部の変位を検出する機構の座標系の定義を説明する図である。防振装置1の中心、すなわち支柱51の球面軸受53が取り付けられる位置を原点とする座標系をz系とし、ジンバル20、すなわち取り付けプレート26の中心を原点とする座標系をz系とする。
取り付けプレート26とリアクション部41とは、6個の変位センサ44a、44b、……、44fで結合(リンク)されている。この6つのリンクを、l=1、2、……6と表すことにする。このとき、一のリンクlに関し、z座標系におけるリアクション部41との交点の座標をAaiaiai)とし、z座標系における取り付けプレート26との交点の座標をBbibibi)と定義する。また、リアクション部41は、取り付けプレート26、すなわちジンバル20を中心としてx、y、z軸回りにそれぞれα、β、γ回転した姿勢をとっているものとする。このとき、球面軸受53の位置、すなわち図9の原点Oを中心としてx、y、z軸回りにそれぞれα、β、γ回転させる回転行列をR(α、β、γ)とする。
図8より、リンクの長さ|l|(=|A|)は、幾何学的拘束条件より、(6)式が成り立つ。
ここで、Rは回転行列の積であり正規直交行列であることから、行列Rの転置行列をRとすると、
である。よって、(7)式を用いて(6)式を整理すると、以下の(8)式を得る。
次に、z座標系における点Aを表すベクトルおよびz座標系における点Bを表すベクトルを、それぞれ以下の(9)、(10)のように定義する。
さらにベクトル
について(11)式のように定義する。なお、x、…xは、それぞれが求めるリアクション部41の姿勢角度変位および並進変位を表す。
(9)、(10)および(11)より(8)式を展開し、以下の(12)式を得る。
(12)式は、(11)のベクトル
についての連立方程式と見ることができる。各リンクの長さl=1、…、6から、
の各要素について求めることで、姿勢角変位量および並進変位量が求められる。しかし、(12)式は多変数の非線形連立方程式であり、解析解を求めることができない。そこで、ニュートン・ラプソン(Newton−Rapson)法を多変数の場合に拡張し、これを用いて数値解を得る。
(12)式はi=1、…、6についての6つの方程式を表しているので、(12)式の左辺をまとめて
とする。
多変数用に拡張したニュートン・ラプソン法では、例えばx=0あるいは0.01等を初期値として、以下の(14)式により、解が収束するまで繰り返し計算する。
ただし、J −1は、

に関する偏微分である、次式により定義される行列Jの逆行列である。
6個の変位センサ44が各々変位することでリアクション部41の変位が検出される。リアクション部31の姿勢角変位量および並進変位量である
が、(14)、(15)より求められる。得られた姿勢角変位量および並進変位量を空間安定化制御にフィードバックさせることで、防振要素ストラットやダッシュポットを備えた防振モジュールのみでは抑制しきれないような低周波領域における振動をも抑制することができる。
なお、上記実施形態においては6個の変位センサが防振モジュール40に取り付けられることとしたが、これに限られない。支持機構50を介してエレベーション軸ELに関して対向するように取り付けられた防振モジュール30と40とで合計6個以上の変位センサが取り付けられていれば、(11)の6個の解が得られる。6個のうち例えば3個を防振モジュール30に、残りの3個を防振モジュール40に取り付ける場合等でも、同様に6個の解を得、空間安定化制御にフィードバックさせることができる。
図10は、リアクション部材の変位を減少させる、フィードバック制御システムのブロック図である。フィードバック制御システムは、フィードバックコントローラ81およびフィードバックコントローラ81からの命令に基づいて変位する防振装置1とから構成される。フィードバックコントローラ81は、例えばコンピュータのCPUで構成されている。防振装置1は、インナジンバル24、アウタジンバル22、アジマス機構21およびエレベーション機構23を含む機構・構造部82のほか、機構・構造部82を駆動するモータドライバ85、角速度検出部83、1次元変位センサからの出力に基づいて姿勢角変位および並進変位を算出する角度検出部84および角速度を積分して各方向についての角度成分を算出する積分回路86を含んで構成される。角速度検出部83としては、例えば動的に調整したジャイロ(DTG、dynamically tuned gyro)等が用いられる。角速度検出部83は、角速度を検出するために設けられ、本発明に直接関与する構成ではないので、詳細については割愛する。
カメラ60の視軸の変更等、角度指令を機体側等から受けると、フィードバックコントローラ81は、防振装置1に命令を出す。命令を受けた防振装置1では、モータドライバが、機構・構造部82のモータを駆動する制御命令を出し、アウタジンバル22、インナジンバル24、アジマス機構21、エレベーション機構23等を変位させる。その際に生じたリアクション部の変位を1次元変位センサによって検出し、検出値を角度検出部84に与える。角度検出部84で上記のニュートン・ラプソン法によってリアクション部の姿勢角変位および並進変位を算出し、算出結果をフィードバックコントローラ81に与える。フィードバックコントローラ82は、角度指令と角度検出部84の算出結果とに基づいて、機構・構造部82の回転角度等を計算する。計算結果に基づいて、変位を打ち消す方向に各モータを駆動させるよう防振装置1に命令し、振動を抑制する。姿勢角変位については、例えばアジマス機構21やエレベーション機構23をそれぞれアジマス軸AZ、エレベーション軸EL周りに回転させる。並進変位については、例えばカメラ60の電荷結合素子(CCD)を用いて、算出された並進変位に相当する分、変位を減少させる方向に画素をずらす等により、振動がカメラ60により撮影された映像に与える影響を抑える。
フィードバック制御は、例えば1[ms]ごとに行われる。先の説明では、ニュートン・ラプソン法を用いて機構・構造部82の姿勢角変位および並進変位を求める際に初期値としてx=0あるいはx=0.01(i=1、…、6)等、ゼロに近い値を使用したが、例えば1[ms]ごとに変位量を求めてフィードバックする場合は、1[ms]前に得られた解x(i=1、…、6)の位置を初期値として解を得る。
以上説明したように、本実施形態の防振装置によれば、簡易な構造の1次元変位センサを複数個、非平行に配置してジンバルに対するリアクション部の姿勢角変位および並進変位を算出する。このため、防振装置の構造およびその製作をより簡略化することができる。また、防振要素ストラットやダッシュポットで高周波領域の振動を吸収し、吸収しきれない低周波領域の振動については、1次元センサの出力から算出した姿勢角変位および並進変位に基づいてフィードバックする。このため、より広い周波数領域の振動を低減させることが可能とされる。
なお、上記実施形態における防振モジュールの構成に関しては、これに限られない。防振モジュールを構成する防振要素ストラットやダッシュポットの数、長さ、取り付けの位置・姿勢(角度)、強さ(防振要素ストラットのばね定数やダッシュポットのダンパ係数)等は、適用対象、使用目的等に応じて適宜設定される。例えば、必ずしもアジマス軸に関し120°回転対称な配置に限定されず、3軸方向に等方的に振動を緩衝させる構造を取れば、本発明に含まれる。変位センサに関しても同様に、その数、長さ、取り付け位置・姿勢等は、適用対象、使用目的等に応じて適宜設定される。変位センサは、上記実施形態においては、アジマス軸に関し120°回転対称に配置されているが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態においては、被防振体としてカメラを挙げて説明したが、これに限られない。例えばアンテナ等、防振対策を必要とする各種の機器についても、当然に適用可能である。
(付記1)
第1の部材の内部に該第1の部材に対して変位可能に第2の部材が設けられ、該第1の部材から該第2の部材にかかる振動を緩衝する防振装置において、
前記第1の部材に対する前記第2の部材の振動を吸収する緩衝手段と、
互いに非平行に前記第1の部材と前記第2の部材との間に取り付けられ、それぞれが該第1の部材に対する該第2の部材の姿勢角度変位および並進変位に応じた1次元変位量を出力する複数の1次元変位センサと、
前記複数の1次元変位センサの出力に基づいて、前記第1の部材に対する前記第2の部材の姿勢角度変位および並進変位を算出する算出手段と、
前記算出手段によって算出された前記第2の部材の姿勢角度変位および並進変位に基づいて、それらの変位量を減少させる方向に前記第1の部材あるいは該第2の部材を駆動する駆動手段と
を備えたことを特徴とする防振装置。
(付記2)
前記複数の1次元変位センサは、互いに非平行に配設される6個の1次元変位センサである
ことを特徴とする付記1に記載の防振装置。
(付記3)
前記第2の部材は、前記第1の部材に対向する一対のリアクション部を備え、
前記6個の1次元変位センサは、前記一対のリアクション部のうちの一方に取り付けられる
ことを特徴とする付記2に記載の防振装置。
(付記4)
前記第2の部材は、前記第1の部材に対向する一対のリアクション部を備え、
前記6個の1次元変位センサのうちの3個が、前記一対のリアクション部のうちの一方に取り付けられ、残りの3個が他方のリアクション部に取り付けられる
ことを特徴とする付記2に記載の防振装置。
(付記5)
前記算出手段は、ニュートン・ラプソン法を使用して、前記複数の1次元変位センサがそれぞれ検出する1次元変位量から前記第2の部材の姿勢角度変位および並進変位を算出する
ことを特徴とする付記1から4のいずれか1つに記載の防振装置。
(付記6)
前記第1の部材は、前記防振装置を支持するベースに対して第1の軸の周りに回転可能であり、
前記第2の部材は、前記第1の部材に対して、前記第1の軸とは異なる第2の軸の周りに回転可能であり、
前記駆動手段は、前記ベースに対して前記第1の部材を回転させるモータおよび該第1の部材に対して前記第2の部材を回転させるモータである
ことを特徴とする付記5に記載の防振装置。
(付記7)
前記第1の部材は、前記ベースに対してアジマス軸周りに回転可能である
ことを特徴とする付記6に記載の防振装置。
(付記8)
第1の部材の内部に該第1の部材に対して変位可能に第2の部材が設けられ、該第1の部材に対する該第2の部材の変位を検出する変位検出装置であって、
互いに非平行に前記第1の部材と第2の部材との間に取り付けられ、それぞれが該第1の部材に対する該第2の部材の姿勢角度変位および並進変位に応じた1次元変位量を検出する複数の1次元変位センサと、
上記複数の次元変位センサの出力に基づいて、前記第1の部材に対する前記第2の部材の姿勢角度変位および並進変位を算出する算出手段と
を備えたことを特徴とする変位検出装置。
(付記9)
互いに直交するアジマス軸およびエレベーション軸を有する2軸ジンバルと、該2軸ジンバルにより前記アジマス軸および前記エレベーション軸を中心に回動可能に保持される部材と、を備える機器に適用され、前記2軸ジンバルから前記部材へと伝達される振動を減衰させる防振装置において、
前記部材の重心を原点とする3軸方向に等方性を有するように前記2軸ジンバルと前記部材との間に組み込まれ、前記2軸ジンバルから前記部材へと伝達される振動を吸収する緩衝手段と、
前記2軸ジンバルと前記部材との間の互いに異なる箇所にそれぞれ配置され、前記2軸ジンバルに対する前記部材の変位を、それぞれの1次元変位として検出する複数の1次元変位センサと、
該複数の1次元変位センサの出力に基づき、前記2軸ジンバルに対する前記部材の変位を打ち消す方向に前記2軸ジンバルによる前記部材の回動制御を行う制御手段と、
を備えたことを特徴とする防振装置。
本発明に係る防振装置の側面図である。 実施形態1に係る防振モジュールをxy面、xz面から見た図である。 本実施形態に係る防振要素ストラットの構造を説明する図である。 本実施形態に係るダッシュポットの構造を説明する図である。 本実施形態に係る変位センサの構造を説明する図である。 y軸方向についての防振要素ストラットの運動方程式について説明する図である。 防振要素ストラットの変位による長さの変化を幾何学的に説明する図である。 本実施形態に係るリアクション部の変位を検出する機構について説明する図である。 リアクション部の変位を検出する機構の座標系の定義を説明する図である。 本実施形態に係るフィードバック制御システムのブロック図である。 従来技術に係る防振機構の一例を示す図である。
符号の説明
1 防振装置
30 防振モジュール
31 リアクション部
32 防振要素ストラット
33 ダッシュポット
40 防塵モジュール
41 リアクション部
42 防振要素ストラット
43 ダッシュポット
44 変位センサ
60 カメラ

Claims (5)

  1. 第1の部材の内部に該第1の部材に対して変位可能に第2の部材が設けられ、該第1の部材から該第2の部材にかかる振動を緩衝する防振装置において、
    前記第1の部材に対する前記第2の部材の振動を吸収する緩衝手段と、
    互いに非平行に前記第1の部材と前記第2の部材との間に取り付けられ、それぞれが該第1の部材に対する該第2の部材の姿勢角度変位および並進変位に応じた1次元変位量を出力する複数の1次元変位センサと、
    前記複数の1次元変位センサの出力に基づいて、前記第1の部材に対する前記第2の部材の姿勢角度変位および並進変位を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された前記第2の部材の姿勢角度変位および並進変位に基づいて、それらの変位量を減少させる方向に前記第1の部材あるいは該第2の部材を駆動する駆動手段と
    を備えたことを特徴とする防振装置。
  2. 前記複数の1次元変位センサは、互いに非平行に配設される6個の1次元変位センサである
    ことを特徴とする請求項1に記載の防振装置。
  3. 前記算出手段は、ニュートン・ラプソン法を使用して、前記複数の1次元変位センサがそれぞれ検出する1次元変位量から前記第2の部材の姿勢角度変位および並進変位を算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の防振装置。
  4. 前記第1の部材は、前記防振装置を支持するベースに対して第1の軸の周りに回転可能であり、
    前記第2の部材は、前記第1の部材に対して、前記第1の軸とは異なる第2の軸の周りに回転可能であり、
    前記駆動手段は、前記ベースに対して前記第1の部材を回転させるモータおよび該第1の部材に対して前記第2の部材を回転させるモータである
    ことを特徴とする請求項3に記載の防振装置。
  5. 第1の部材の内部に該第1の部材に対して変位可能に第2の部材が設けられ、該第1の部材に対する該第2の部材の変位を検出する変位検出装置であって、
    互いに非平行に前記第1の部材と第2の部材との間に取り付けられ、それぞれが該第1の部材に対する該第2の部材の姿勢角度変位および並進変位に応じた1次元変位量を検出する複数の1次元変位センサと、
    上記複数の次元変位センサの出力に基づいて、前記第1の部材に対する前記第2の部材の姿勢角度変位および並進変位を算出する算出手段と
    を備えたことを特徴とする変位検出装置。
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