JP2006085159A - 湿式画像形成装置のクリーニング装置 - Google Patents

湿式画像形成装置のクリーニング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
ブレードによって掻き取られた現像液が、該ブレードの長手方向端部から長手方向外側に流出することを確実に防ぐことができる、湿式画像形成装置のクリーニング装置を提供することである。
【解決手段】
現像液を担持するローラのローラ周面に当接する当接部を備え、現像液をローラから掻き取る、ローラ長手方向に関してローラより短いブレードと、ローラ周面に密に接し且つブレードの長手方向端面に密着すると共に、ローラの回転方向上流側に所定距離延出した壁面を備えたシール手段と、を有する、湿式画像形成装置のクリーニング装置を提供する。
【選択図】 図5

Description

この発明は、キャリア液中にトナーを混入した現像液を用いて画像を形成する湿式画像形成装置のクリーニング装置に関する。
トナーを記録紙に転写して画像を形成する装置として、粉状のトナーを現像ローラ表面に担持させ、感光ドラムに形成された静電潜像に粉状のトナーを供給して現像し、これを記録紙に転写する乾式画像形成装置と、キャリア液中にトナーを含んだ現像液を現像ローラ表面に担持させ、この現像液を感光ドラムに供給して現像を行う湿式画像形成装置が知られている。なお、後者の装置で用いられるトナーは前者の装置で用いられるトナーよりも微細である為、一般に後者の装置では前者の装置よりも高画質な画像を形成できる。
図1(a)及び図1(b)は、従来の湿式画像形成装置の感光ドラム113と感光ドラム用ブレード133を示す斜視図である。感光ドラム113はその周面に静電潜像が形成され、矢印A方向に回転駆動される。図示しない現像ローラにより供給される現像液により感光ドラム113表面潜像が現像されてトナー像が形成される。現像されたトナー像は、中間転写ローラ(図示せず)を介して、記録媒体に転写される。トナー像が転写された後に感光ドラム113に残留する現像液はブレード133により除去される。
ブレード133は、当接面133bで感光ドラム113と当接している。ブレード133により掻き取られた現像液は、感光ドラム113が回転し現像液が蓄積するにつれて、ブレード133の稜線方向外側に移動する。そしてついには現像液はブレード133の端部133aに達し、さらに長手方向外側に流出する。流出した現像液は、感光ドラム113表面上に現像液が環状に付着した液リング130を形成する(図1(a)参照)。
上記状態で湿式画像形成装置が停止すると、ブレード133と感光ドラム113とが形成する楔形の狭い空間134が毛細管現象の毛管として働き、環状に付着した液リング130の一部の現像液が該空間134に入り込む。該空間134に入り込んだ現像液は、当接面133bの下流側接辺133cに沿って、ブレード133の長手方向内側に向かって浸透していく。湿式画像形成装置が再起動し、感光ドラム113が回転を始めると、該浸透した現像液は、斜線部Dに示されるように感光ドラム113表面に付着して、感光ドラム113と共に回転する(図1(b)参照)。このような感光ドラム113表面に付着した現像液は、湿式画像形成装置が印刷過程に入った後も感光ドラム113表面にしばらく残留するため、印刷される画像の画質に悪影響を及ぼすという問題点があった。
特開2002−6712号公報
(特許文献の記載内容)
現像液がブレードの長手方向端部より長手方向外側に流出することを防止する手段として、上記特開2002−6712号公報には、ブレードとの間に所定の空間ができるように該ブレード上方に配置された現像液回収部材と該ブレードとの間に形成された空間より現像液を該ブレードの先端部から後端部方向に移動させるクリーニング装置が記載されている。
上記特許文献1に記載のクリーニング装置では、現像液は、ブレードと現像液回収部材の先端部の間にできる隙間に導かれた後、ブレードの背面上をブレード後端部方向に移動するので、ブレードの長手方向端部より長手方向外側に現像液が流出する可能性は低くなっている。しかしながら、上記特許文献1に記載のクリーニング装置において、ブレード中央付近で回収された現像液はブレード後端部方向に移動するが、ブレードの長手方向端部近傍で回収された現像液はブレードの長手方向端部より長手方向外側に流出するという問題があった。
本発明は、ブレードによって掻き取られた現像液が、該ブレードの長手方向端部から長手方向外側に流出することを確実に防ぐことができる、湿式画像形成装置のクリーニング装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載の湿式画像形成装置のクリーニング装置は、現像液を担持するローラのローラ周面に当接する当接部を有し、現像液を該ローラから掻き取る、該ローラ長手方向に関して該ローラより短いブレードと、ローラ周面に密に接し且つ前記ブレードの長手方向端面に密着すると共に、該ローラの回転方向上流側に所定距離延出した壁面を備えたシール手段と、を有すること、を特徴とする。
請求項2に記載の湿式画像形成装置のクリーニング装置において、前記所定距離は、前記ブレードの長手方向端面に密着するシール手段の壁面が該ローラ周面に接する該ローラ周面上の回転方向最上流の位置から、前記ブレードの長手方向端面が該ローラ周面に接する該ローラ周面上の回転方向最上流の位置迄の距離であること、を特徴とする。
請求項3に記載の湿式画像形成装置のクリーニング装置は、前記シール手段を支持する支持部材と、前記ブレード、前記支持部材、該ローラ周面、及び前記シール手段に形成された凹部によって形成され、且つ前記当接部及び前記ブレードの長手方向端面に接する密閉空間と、を有し、前記密閉空間に半固形の物質を封入することにより、前記当接部及び前記ブレードの長手方向端面から現像液が回転方向下流側に漏れることを防ぐこと、を特徴とする。
請求項4に記載の湿式画像形成装置のクリーニング装置において、前記半固形の物質は、ワックスであること、を特徴とする。
請求項5に記載の湿式画像形成装置のクリーニング装置において、前記シール手段の最も長手方向外側にある壁面が該ローラ周面に接する該ローラ周面上の回転方向最上流の位置は、前記ブレードの長手方向端面に接する前記シール手段の壁面が該ローラ周面に接する該ローラ周面上の回転方向最上流の位置よりも、該ローラ周面上において回転方向上流側にあること、を特徴とする。
請求項6に記載の湿式画像形成装置のクリーニング装置において、前記シール手段は、弾性部材から成り、前記ブレード及び該ローラ周面に圧着されていること、を特徴とする。
請求項7に記載の湿式画像形成装置のクリーニング装置において、該ローラは感光ドラムであること、を特徴とする。
請求項8に記載の湿式画像形成装置は、前述のクリーニング装置を備えること特徴とする。
本発明によれば、ブレードの長手方向端面近傍にシール手段を設けることにより、ブレードによって掻き取られた現像液が、該ブレードの長手方向端面から長手方向外側に流出することを確実に防ぐことが可能となり、印刷される画像の画質への悪影響を防止できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の湿式画像形成装置である湿式プリンタについて説明する。
図2は、本実施形態の湿式プリンタ100の構成を示した側断面図である。湿式プリンタ100は、キャリア液中にトナーを含んだ現像液を現像ローラ表面に担持させて画像を形成する装置であって、コンピュータ等の外部機器から入力される文字・画像情報を、レーザビームを利用した電子写真法によって記録紙P1に印刷して出力する装置である。
湿式プリンタ100は、大別して、印刷制御動作や搬送制御動作等を司る制御ユニット20と、各種機構を駆動させる駆動ユニット30と、文字・画像情報に応じて変調されたレーザ光を出力するレーザスキャニングユニット(Laser Scanning unit、以下、LSUと略記)40と、文字・画像情報に応じた潜像を、電子写真法によって現像液を用いて現像する現像ユニット50と、現像ユニット50で現像されたトナー像を転写位置において記録紙P1上に転写する転写ユニット70と、記録紙P1を搬送する搬送機構と、搬送機構により搬送される記録紙P1上に転写されたトナー像を定着させる定着ユニット80から構成されている。
湿式プリンタ100の各種機構の駆動源である駆動ユニット30は、各種機構を駆動するアクチュエータを複数備えている。これらのアクチュエータは、全て制御ユニット20に接続されており、この制御ユニット20より駆動制御されている。駆動ユニット30は、例えば、現像ユニット50を構成する現像ローラ55や感光ドラム61、定着ユニット80を構成するヒートローラ81などを回動させることができる。
湿式プリンタ100のハウジングの一端側の側面には、記録紙P1がセットされる給紙トレイ11及び記録紙P1が導入される搬入口12が形成されており、他端側の側面には、記録紙P1が排出される排出口15及び排紙トレイ16が形成されている。搬入口12から湿式プリンタ100内部に搬送された記録紙P1は、搬送路13を搬送されて転写ユニット70へ向かう。所定の転写位置においてその表面にトナー像が転写された記録紙P1は、搬送路14を搬送されて定着ユニット80へ向かう。定着ユニット80内の定着位置において、記録紙P1の表面に転写されたトナーが定着される。画像が定着された記録紙P1は、排出口15から湿式プリンタ100外部に排出される。
制御ユニット20及びLSU40により、文字・画像情報に基づいて感光ドラム61表面に潜像が形成される。このLSU40は、感光ドラム61表面に潜像を形成する為の露光手段の一例であり、光源部であるレーザダイオード41、コリメータレンズ42、シリンドリカルレンズ43と、ポリゴンミラー44、fθレンズ45、偏向ミラー46から構成されている。なお、露光手段としては、LSU40以外に、例えばLED(Light Emitting Diode)や結像光学系を採用したものであっても良い。
レーザダイオード41は、レーザ光を射出する。このレーザダイオード41は、制御ユニット20によって駆動制御され、入力される文字・画像情報に基づいて点灯/消灯する(すなわち変調する)。レーザダイオード41から射出されたレーザ光は、コリメータレンズ42に入射し、これによって拡散光から平行光束に変換される。
平行光束に変換されたレーザ光は、シリンドリカルレンズ43によってポリゴンミラー44反射面近傍において副走査方向にのみ収束される。なお、感光ドラム61上においてレーザ光が走査される方向を主走査方向(感光ドラム61上ではその軸方向)とする。副走査方向とは図2の紙面と平行であり、感光ドラム61周面上のレーザー光が照射される位置において、主走査方向と直交し且つ感光ドラム61の接線の示す方向である。ポリゴンミラー44の反射面近傍で、副走査方向にビームを収束させ、さらに、副走査方向において、ポリゴンミラー44の反射面近傍と感光ドラム61の被露光位置を、fθレンズ45に関して、ほぼ共役な位置とすることにより、ポリゴンミラー44反射面の面倒れ誤差の影響を受けずに、副走査方向において常に同一位置にビームを収束させることができる。
ポリゴンミラー44は図示しないモータによって回転している為、シリンドリカルレンズ43によってポリゴンミラー44反射面のある部分において線状に収束(副走査方向にのみ収束)したレーザ光は、主走査方向に走査するよう動的に偏向され、fθレンズ45に入射する。そしてこのレーザ光はれ、ポリゴンミラー44が回転することによりfθレンズ45によって感光ドラム61上において主走査方向に一定速度で走査される。また、レーザ光は、fθレンズ45によって、感光ドラム上で副走査方向の光束の大きさが最小となるように収束する。次いでレーザ光は、偏向ミラー46で偏向され、当該感光ドラム61上において結像する。ビームスポットが変調されつつ主走査方向に移動するため、文字・画像情報に応じた走査ラインが感光ドラム61上に形成される。さらに、感光ドラム61が副走査方向に回転する為、当該感光ドラム61上において走査ラインが副走査方向に順次形成される。この結果、感光ドラム61上に、文字・画像情報に基づく2次元の潜像が形成される。
現像ユニット50は、現像液を溜めておく現像液タンク51と、この現像液タンク51から現像液を汲み上げるポンプユニット52と、汲み上げられた現像液が供給される計量ローラ53と、計量ローラ53に供給された現像液を計量する計量ブレード54と、計量された現像液を担持する現像ローラ55と、現像ローラ55を帯電させる現像ローラ用帯電コロナ56と、現像ローラ55表面から現像液を掻き取り除去する現像ローラ用クリーニングブレード58と、を有する。また、現像ユニット50近傍には、LSU40により潜像が形成されて現像ローラ55から供給されるトナーによってその潜像が現像される感光ドラム61と、感光ドラム61表面を帯電させる感光ドラム用帯電コロナ62が配置されている。またさらに、感光ドラム61から転写ユニット70の中間転写ロール71(後述)へのトナーの転写において、感光ドラム61から転写ユニット70の中間転写ロール71へ転写されることなく、感光ドラム61上に残留した一部の未転写トナーを掻き取る感光ドラムクリーニング装置63が配置されている。
感光ドラム61表面の現像されたトナー像は、転写ユニット70によって記録紙P1に転写される。この転写ユニット70は、中間転写ローラ71と、キャリア液スクイーズローラ72と、キャリア液クリーニングブレード73と、二次転写ローラ74と、中間転写ローラ用クリーニングユニット75から構成されている。
中間転写ローラ71にはトナーと逆極性の転写バイアスが印加されており、感光ドラム61表面のトナー像は、感光ドラム61と中間転写ローラ71との転接部において、中間転写ローラ71表面に一次転写される。なお、前記の転接部において転写されず感光ドラム61表面に付着したままの未転写トナーは、感光ドラムクリーニング装置63によりその表面から除去される。また、トナー像と共に中間転写ローラ71表面に付着したキャリア液は、キャリア液スクイーズローラ72によってその表面から圧搾される。そしてキャリア液クリーニングブレード73によってキャリア液スクイーズローラ72表面から除去された後、現像液タンク51内に回収される。
ここで、中間転写ローラ71と二次転写ローラ74は、記録紙P1の搬送路を挟んで対向する位置に設置されており、所定のニップ圧で転接している。中間転写ローラ71表面に転写されたトナー像は、二次転写ローラ74の転接部において転写電界やニップ圧等の作用によって搬送路を搬送される記録紙P1に転写される。なお、中間転写ローラ71は、二次転写ローラ74のニップ圧が感光ドラム61に直接掛かることを防止する為に、これらの間に介在している。また、記録紙P1への転写後に未転写トナーとして中間転写ローラ71表面に付着したままのトナーは、中間転写ローラ用クリーニングユニット75によって除去された後、廃トナーとして回収される。
トナー像が転写された記録紙P1は搬送路14によって定着ユニット80に導かれる。この定着ユニット80は、記録紙P1上のトナー像を加熱及び加圧によって定着させるものであり、記録紙P1を加熱するヒートローラ81と、搬送路を挟んでヒートローラ81と対向した位置に設置されたローラであって、自身とヒートローラ81とによって記録紙P1を挟んで加圧するプレスローラ82から構成されている。この定着ユニット80によってトナー像が定着された記録紙P1は、排出口15から排出される。
図3は、感光ドラム61近傍の構成を抽出して示した図であって、湿式プリンタ100を図2の矢印B方向から観察したときの図である。
感光ドラムクリーニング装置63は、感光ドラム61回転軸方向に関して感光ドラム61より短く且つ記録紙P1の幅よりも長く形成されたクリーニングブレード611と、クリーニングブレード611端部近傍から感光ドラム61端部近傍に掛けて位置し、クリーニングブレード611及び感光ドラム61の一部に密着する「シール手段」としてのシール部材612と、湿式プリンタ100のハウジングに固定された支持部材613と、から構成されている。また感光ドラム61と、クリーニングブレード611と、シール部材612と、支持部材613とによって囲まれた、密閉空間615が感光ドラムクリーニング装置63内部に形成されている。感光ドラム61は、静電潜像が形成される表面(周面)、及び軸方向両端部に端面を有する。
図4は、感光ドラム61近傍の側面図であって、感光ドラムクリーニング装置63を図3の矢印C方向から観察したときの図である。図5は、感光ドラム61近傍の構成を抽出して示した図であって、感光ドラムクリーニング装置63を図4の矢印E方向且つ紙面上方から観察した斜視図である。図6は、感光ドラムクリーニング装置63周辺の構成を、図5と同じ方向から見て分解して示した分解図である。
クリーニングブレード611は、感光ドラム61表面に対向する対向面611aと、クリーニングブレード611の長手方向端部にある「ブレードの長手方向端面」としての端面611bと、感光ドラム61の回転軸方向と平行且つ上流側に面する面611cと、面611cの裏側の面であって、該回転軸方向と平行且つ下流側に面する面611dと、対向面611aと端面611bとが交わる箇所に位置する辺611eと、対向面611aと面611cとに接する稜線である辺611fを有する。辺611fが感光ドラム61の表面に当接し、これによって現像液が書き取られる。
シール部材612は、例えば高分子エラストマーなどの弾性部材によって形成されたものであり、加えられた圧力に応じて弾性変形する。図6に示されるようにシール部材612は、凹部614、クリーニングブレード611の端面611bに密着する壁面612a、壁面612aと対向した面であって凹部614を形成する壁面612g、壁面612a及び壁面612gに隣接して凹部614を形成する壁面612fを有する。このように凹部614は、壁面612a、壁面612f、壁面612gで囲まれた空間によって形成されている。またシール部材612は、クリーニングブレード611の面611dに圧着される壁面612bと、感光ドラム61表面に圧着される壁面612cと、壁面612a及び壁面612cに直交且つ隣接する壁面612dと、壁面612a及び壁面612cとが交わる箇所に位置する辺612eと、シール部材612の長手方向外側部分に位置する壁面612hとを有する。
支持部材613は、シール部材612を収納可能な箱形状に形成されており、当該箱内部の底の部分にシール部材612が載置される載置面613aを有する。
次に感光ドラムクリーニング装置63の構造について説明する。支持部材613はハウジングに組み付けられている。シール部材612は支持部材613の載置面613a上に載置される。その後クリーニングブレード611が上記ハウジングに組み付けられると、クリーニングブレード611の端面611bとシール部材612の壁面612aとが所定の圧力で圧着され、且つクリーニングブレード611の面611dとシール部材612の壁面612bとが所定の圧力で圧着される。またシール部材612の壁面612aの一部である辺612eは、クリーニングブレード611の面611bの一部である辺611e及び感光ドラム61表面に圧着され、密に接している。これら圧着された部分は隙間無く密着した状態になる為、該密着した部分に現像液が入り込むことが防止されている。
シール部材612の壁面612aは、感光ドラム61表面に密に接し且つクリーニングブレード611の端面611bに密着している。また、壁面612dは、感光ドラム61の回転方向上流側に所定距離延出(突出)している。この時、壁面612aと612dが交差し且つ感光ドラム61と密着する位置a、すなわち壁面612aと感光ドラム61表面(周面)とが領域のうち、最も感光ドラム61回転方向最上流となる位置a(図5参照)は、クリーニングブレード611の端面611bが感光ドラム61表面に接する領域のうち、最上流となる位置bよりも、感光ドラム61表面上において上流側にある。対向面611aよりも上流側に位置bから位置aまで突出したシール部材612の突出部があるため、端面611bより長手方向外側に現像液が流出することが防止されている。
シール部材612は弾性部材でありクリーニングブレード611の端面611bによりシール部材612の壁面612aは押圧され、変形する。この押圧により、クリーニングブレード611の面611cと、シール部材612の面612dとが軸方向に対して鈍角α(図5参照)を成して配置される。いいかえれば、感光ドラム61表面がシール部材612の最も長手方向外側にある壁面612hが感光ドラム61表面に接する感光ドラム61表面上の最上流の位置cは、クリーニングブレード611の端面611bに接するシール部材612の壁面612aが感光ドラム61表面に接する感光ドラム61表面上の最上流の位置aよりも、感光ドラム61表面上において上流側に配置される。このことにより、感光ドラム61表面上の現像液が、シール部材612の壁面612dにおける位置aから位置cの間に到達したとき、現像液は、壁面612dを伝わって位置a方向に移動する。別の言い方をすると、位置aから位置cの間に到達した現像液は、感光ドラム61端面方向に移動しない。
現像液の漏れの防止をさらに確実にする為に、クリーニングブレード611とシール部材612と支持部材613とを組み立てる時に、クリーニングブレード611の面611dと、シール部材612の凹部614と、支持部材613の載置面613aとによって一方が開放された空間が形成されるように各部品を構成し、この空間に、常温において半固形の物質である、合成油系例えばシリコン系のワックスなどを充填することが考えられる。これにより、該空間は上記ワックスによって隙間無く完全に満たされた状態となる。
該空間を上記ワックスで満たした後、湿式プリンタ100のハウジングに感光ドラム61を組み付ける。すると、その内部がワックスで満たされた密閉空間615が形成される。この密閉空間615に満たされたワックスは、対向面611aの端部及びクリーニングブレード611の端面611bの端部に密に接し、密閉空間615の外部から密閉空間615内に現像液が進入する事を防ぐ。結果として対向面611a及びクリーニングブレード611の端面611bを通過して現像液が下流側に漏れることがなくなる。
感光ドラム61が組み付けられると、シール部材612の壁面612cが感光ドラム61によって押圧され、感光ドラム61端部近傍の表面とシール部材612の壁面612cとが圧着される。そしてシール部材612の壁面612cは、図5に示す斜線部Eのように感光ドラム61表面の曲率に沿って弾性変形する。
シール部材612の壁面612cは、クリーニングブレード611の端面611bからシール部材612の壁面612hに至る感光ドラム61表面及び該端面611bよりも軸方向内側の領域に相当するクリーニングブレード611によって現像液が掻き取られた直後の感光ドラム61表面と密着している。密閉空間615ではワックスが隙間無く封入された状態となっている。すなわち感光ドラム61の表面領域は壁面612c及び上記ワックスと密着状態にあり、当該領域に現像液が入り込むことはない。
上述のように、クリーニングブレード611の端面付近に、シール部材612を設け、さらに、密閉空間615にワックスを隙間無く封入することにより、感光ドラム61を回転させても、現像液がクリーニングブレード611の端部より長手方向外側に流出することがなくなる。このため、湿式画像形成装置が再起動し、感光ドラム61が回転を始めても、印刷される画像の画質に悪影響はでない。
図1(a)及び図1(b)は、従来の湿式画像形成装置の感光ドラムと感光ドラム用ブレードを示す斜視図である。 図2は、本実施形態の湿式プリンタの構成を示した側断面図である。 図3は、感光ドラム近傍の構成を抽出して示した図であって、図2の湿式プリンタを矢印B方向から観察したときの図である。 図4は、感光ドラム近傍の構成を抽出して示した図であって、感光ドラムクリーニング装置を図3の矢印C方向から観察したときの図である。 図5は、感光ドラム近傍の構成を抽出して示した斜視図である。 図6は、感光ドラムクリーニング装置周辺の構成を、図4と同じ方向から見て分解して示した分解図である。
符号の説明
61 感光ドラム
63 感光ドラムクリーニング装置
100 湿式プリンタ
113 感光ドラム
130 液リング
133 感光ドラム用ブレード
133a 端部
133b 当接面
134 空間
611 クリーニングブレード
612 シール部材
613 支持部材
614 凹部
615 密閉空間

Claims (8)

  1. 現像液を担持するローラのローラ周面に当接する当接部を有し、該現像液を該ローラから掻き取る、該ローラの長手方向に関して該ローラより短いブレードと、
    該ローラ周面に密に接し且つ前記ブレードの長手方向端面に密着すると共に、該ローラの回転方向上流側に所定距離延出した壁面を備えたシール手段と、を有すること、
    を特徴とする湿式画像形成装置のクリーニング装置。
  2. 該所定距離は、前記ブレードの長手方向端面に密着するシール手段の壁面が該ローラ周面に接する該ローラ周面上の回転方向最上流の位置から、前記ブレードの長手方向端面が該ローラ周面に接する該ローラ周面上の回転方向最上流の位置迄の距離であること、
    を特徴とする請求項1に記載の湿式画像形成装置のクリーニング装置。
  3. 前記湿式画像形成装置のクリーニング装置は、前記シール手段を支持する支持部材と、
    前記ブレード、前記支持部材、及び該ローラ周面、及び前記シール手段に形成された凹部によって形成され、且つ前記当接部及び前記ブレードの長手方向端面に接する密閉空間と、を有し、
    前記密閉空間に半固形の物質を封入することにより、前記当接部及び前記ブレードの長手方向端面から現像液が回転方向下流側に漏れることを防ぐこと、
    を特徴とする請求項1または2に記載の湿式画像形成装置のクリーニング装置。
  4. 前記半固形の物質は、ワックスであること、
    を特徴とする請求項3に記載の湿式画像形成装置のクリーニング装置。
  5. 前記シール手段の最も長手方向外側にある壁面が該ローラ周面に接する該ローラ周面上の回転方向最上流の位置は、前記ブレードの長手方向端面に接する前記シール手段の壁面が該ローラ周面に接する該ローラ周面上の回転方向最上流の位置よりも、該ローラ周面上において回転方向上流側にあること、
    を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の湿式画像形成装置のクリーニング装置。
  6. 前記シール手段は、弾性部材から成り、前記ブレード及び該ローラ周面に圧着されていること、
    を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の湿式画像形成装置のクリーニング装置。
  7. 該ローラは感光ドラムであること、
    を特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の湿式画像形成装置のクリーニング装置。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の前記クリーニング装置を
    備えた湿式画像形成装置。
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