JP2006084074A - 減圧気化冷却装置 - Google Patents

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JP2006084074A JP2004267661A JP2004267661A JP2006084074A JP 2006084074 A JP2006084074 A JP 2006084074A JP 2004267661 A JP2004267661 A JP 2004267661A JP 2004267661 A JP2004267661 A JP 2004267661A JP 2006084074 A JP2006084074 A JP 2006084074A
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高之 森井
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Abstract

【課題】 長期間に渡って冷却ムラを生じることのない減圧気化冷却装置を得ること。
【解決手段】 反応釜1のジャケット部2内に堰状の冷却流体溜部4を配置する。冷却流体溜部4には、バルブ6を介して冷却流体管5を接続する。冷却流体溜部4の堰部7と反応釜1の外周の間にスペースhを設ける。反応釜1の外周に超音波振動子8を取り付ける。
冷却流体管5から堰状の冷却流体溜部4へ供給された冷却流体は、スペースhから反応釜1の外周を流下する間に蒸発して、反応釜1を気化冷却する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、冷却室内を所定の圧力状態にして、供給された冷却流体が蒸発することによる蒸発潜熱でもって被冷却物を気化冷却する減圧気化冷却装置に関する。具体的には各種の反応に用いられる反応釜、あるいは、医薬品や食品や繊維等の冷却に用いるものである。
従来の減圧気化冷却装置は、反応釜のジャケット部を気化冷却室として、この気化冷却室に冷却流体供給手段を接続すると共に、ジャケット部の下部を吸引手段としての真空ポンプ装置と接続したもので、ジャケット部内で冷却流体を蒸発させることによって、被冷却物としての反応釜を気化冷却することができる。
上記従来の減圧気化冷却装置では、長期間に渡って反応釜の全体を均一に気化冷却することができない問題があった。これは、反応釜の全周に環状ゴム板を介して冷却流体を供給するために、使用初期においてはゴム板の弾性力により反応釜の全体に均一に冷却流体を供給することができ、反応釜を均一に冷却することができるが、長期間の使用によりゴム板の弾性力が失われると、反応釜に均一に冷却流体を供給することができなくなり、冷却ムラを生じるためである。
実公平5−17573号公報
解決しようとする課題は、長期間に渡って被冷却物の全体に且つ均一に冷却流体を供給することができるようにして、冷却ムラを生じることのない減圧気化冷却装置を得ることである。
本発明は、気化冷却室へ冷却流体を供給する冷却流体供給手段を接続し、気化冷却室に吸引手段を接続して当該吸引手段で気化冷却室内を大気圧程度又は大気圧以下の圧力状態として、冷却流体供給手段から気化冷却室へ供給する冷却流体の蒸発潜熱によって被冷却物を気化冷却するものにおいて、気化冷却室に堰状の冷却流体溜部を形成して冷却流体供給手段と接続し、当該堰状の冷却流体溜部を冷却流体がオーバーフローして被冷却物へ供給されると共に、気化冷却室の被冷却物側に冷却流体を霧化又は液滴化する超音波振動子を取り付けたものである。
本発明は、気化冷却室に堰状の冷却流体溜部を形成して、この堰状の冷却流体溜部を冷却流体がオーバーフローして被冷却物へ冷却流体が供給されることにより、従来技術のように弾性力の低下するゴム板を使用する必要がなく、従って長期間に渡って被冷却物の全体に均一に冷却流体を供給することができ、被冷却物を均一に冷却することができる。
気化冷却室の被冷却物側に超音波振動子を取り付けたことにより、被冷却物側へ供給された冷却流体が被冷却物の熱を奪って蒸発気化すると同時に、超音波振動によって霧状あるいは液滴状になって被冷却物側から飛散する。このように、被冷却物側の冷却流体の飛散が超音波振動により促進されることによって、被冷却物の冷却効率を向上させることができる。
気化冷却室が、反応釜のジャケット部のように円筒形状である場合は、堰状の冷却流体溜部も円筒状に形成するなど、気化冷却室や被冷却物の形状に応じて堰状の冷却流体溜部を形成することができる。
本実施例においては、気化冷却室として反応釜1のほぼ全周にわたって形成したジャケット部2を用いた例を示す。図1において反応釜1の内部に入れた図示しない被冷却物を、冷却流体供給手段3によりジャケット部2に供給する冷却流体によって冷却するものである。
冷却流体供給手段3は、ジャケット部2内部に取り付けた堰状の冷却流体溜部4へ冷却流体を供給する冷却流体管5とバルブ6で構成する。
冷却流体溜部4は、円筒状の反応釜1の外周でジャケット部2内に、反応釜1の外表面に沿うように円筒状に配置する。冷却流体溜部4の堰部7と、反応釜1の外表面の間にスペースhを設ける。冷却流体管5から冷却流体溜部4へ供給された冷却流体が、堰部7をオーバーフローしてスペースhから反応釜1の外表面の全周に且つ均一に供給される。
ジャケット部2内で反応釜1の外表面の全周に超音波振動子8を取り付ける。この超音波振動子8が発生する超音波振動によって、反応釜1外表面を流下してくる冷却流体の一部を霧状あるいは液滴状にしてジャケット部2内へ飛散させることができる。
ジャケット部2の底部は図示しない吸引手段としての真空ポンプと接続して、大気圧以下の減圧状態等の所定圧力状態に維持する。
反応釜1を冷却する場合、冷却流体管5から堰状の冷却流体溜部4へ所定温度の冷却流体を供給すると、ジャケット部2内は所定の圧力状態、例えば、大気圧程度の圧力状態又は大気圧以下の真空状態、に維持されているために、冷却流体が反応釜1内の被冷却物の熱を奪って蒸発してその蒸発潜熱で反応釜1を冷却する。
ジャケット部2で被冷却物の熱を奪って蒸発気化した気化蒸気と、超音波振動子8による超音波振動によってジャケット部2内へ飛散した冷却流体の一部、及び、凝縮していない残りの気化蒸気は真空ポンプへ吸引される。
本実施例においては、反応釜1外周のスペースhから、液膜厚さがほぼhの冷却流体を、反応釜1の全周に且つ均一に供給することができ、反応釜1の全体を均一に冷却することができる。
本実施例においては、堰状の冷却流体溜部4を1段だけ配置した例を示したが、必要とされる冷却能力に応じて複数段の冷却流体溜部4を配置することもできる。
本発明の減圧気化冷却装置の実施例を示す一部断面構成図。
符号の説明
1 反応釜
2 ジャケット部
3 冷却流体供給手段
4 堰状の冷却流体溜部
5 冷却流体管
6 バルブ
7 堰部
8 超音波振動子

Claims (1)

  1. 気化冷却室へ冷却流体を供給する冷却流体供給手段を接続し、気化冷却室に吸引手段を接続して当該吸引手段で気化冷却室内を大気圧程度又は大気圧以下の圧力状態として、冷却流体供給手段から気化冷却室へ供給する冷却流体の蒸発潜熱によって被冷却物を気化冷却するものにおいて、気化冷却室に堰状の冷却流体溜部を形成して冷却流体供給手段と接続し、当該堰状の冷却流体溜部を冷却流体がオーバーフローして被冷却物へ供給されると共に、気化冷却室の被冷却物側に冷却流体を霧化又は液滴化する超音波振動子を取り付けたことを特徴とする減圧気化冷却装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9441542B2 (en) 2011-09-20 2016-09-13 General Electric Company Ultrasonic water atomization system for gas turbine inlet cooling and wet compression

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