JP2006084061A - 吸収冷凍機の運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱手段のバーナが低負荷運転時にも頻繁にオン/オフしないようにして、バーナの寿命を延ばすと共に、熱負荷に循環供給するブラインの温度変動を小さくし快適な空調などが行えるようにする。
【解決手段】冷房運転時にブラインの蒸発器出口側温度が所定の7℃より高いときには、ブラインの前記温度が7℃になるように燃料制御弁21の開度をそれ自体は従来周知のPID制御などにより制御し、ブラインの前記温度が7℃以下になると燃料制御弁21の開度を零以外の所定の最低開度に絞り、ブラインの前記温度が5.5℃以下になると燃料制御弁21を閉弁し、その閉弁中にブラインの前記温度が6.0℃以上になると燃料制御弁21を開弁して燃焼を再開し、ブラインの前記温度が5.75℃以下になると冷媒管18に介在する開閉弁V3を開弁して蒸発器4から吸収器5に冷媒液を流し、開閉弁V3の開弁中にブラインの前記温度が6.25℃以上になると開閉弁V3を閉弁するようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、吸収冷凍機(吸収冷温水機を含む)に係わるものである。
この種の吸収冷凍機としては、例えば図5に示したようにガスバーナBで生成する燃焼熱を熱源として吸収液を加熱し冷媒を蒸発分離する高温再生器1、その高温再生器1から供給される冷媒蒸気を熱源として吸収液を加熱し冷媒を蒸発分離する低温再生器2、その低温再生器2に並設され、低温再生器2から供給される冷媒蒸気を凝縮する凝縮器3、凝縮器3から供給される冷媒液を蒸発させる蒸発器4、その蒸発器4で蒸発した冷媒蒸気を低温再生器2から供給される濃吸収液に吸収させる吸収器5、吸収液ポンプP1、冷媒ポンプP2、制御装置31、リモコン40などを備えた吸収冷凍機100Xが周知である(例えば、特許文献1参照。)。
そして、吸収冷凍機100Xにおいては、蒸発器4で蒸発する冷媒により冷却されてブライン管22に流れ出たブラインの蒸発器出口側温度を温度センサ32により検出し、その検出した温度が所定の温度以下になったときに、燃料供給管20に設けた燃料制御弁21を制御装置31が出力する制御信号に基づいて閉じてガスバーナBの燃焼を停止し、それにより高温再生器1での吸収液の加熱を中断し、吸収液から蒸発分離して低温再生器2、凝縮器3で放熱・凝縮し、蒸発器4に供給する冷媒液の量を減らすようにしている。
なお、図中6は低温熱交換器、7は高温熱交換器、23は冷却水管、4Aはブライン管に介在する蒸発器熱交換器、3A、5Aは冷却水管23に直列に介在する凝縮器熱交換器と吸収器熱交換器、V1、V2、V3は開閉弁であり、開閉弁V1〜V3は蒸発器4で冷却したブラインをブライン管22を介して図示しない熱負荷に循環供給する冷却運転時には開弁され、蒸発器4で加熱したブラインをブライン管22を介して熱負荷に循環供給する加熱運転時には開弁される。
特開平08−320168号公報
上記構成の吸収冷凍機においては、高温再生器に設けたガスバーナが低負荷運転時に頻繁にオン/オフを繰り返すため、イ)ガスバーナの寿命が短い、ロ)熱負荷に循環供給するブラインの温度変動が大きく快適な空調などを行うことができない、などと云う問題点があり、その解決が課題となっていた。
本発明は、蒸発器と、吸収器と、再生器と、凝縮器とが熱交換器、冷媒ポンプ、吸収液ポンプなどを介して配管接続され、蒸発器で蒸発する冷媒により冷却されて熱負荷に循環供給されるブラインの温度に基づいて再生器に供給する熱量が制御される吸収冷凍機において、ブラインの温度が所定の温度範囲内にあるときには再生器に供給する熱量をブラインの温度に基づいて比例的に制御し、ブラインの温度が所定の温度範囲内を超えて低温側に外れたときには再生器に供給する熱量を零以外の所定の最低値とすると共に、蒸発器に貯留されている冷媒液を吸収器に供給するか、凝縮器に貯留されている冷媒液を蒸発器または吸収器に供給することを主要な特徴とする吸収冷凍機の運転方法である。
蒸発器で冷却して熱負荷に循環供給しているブラインの温度が所定の温度範囲内を超えて低温側に外れたときには、再生器に供給する熱量を零以外の所定の最低値とすると共に、蒸発器に貯留されている冷媒液が吸収器に供給されるか、凝縮器に貯留されている冷媒液が蒸発器または吸収器に供給されるので、吸収器にある吸収液の冷媒濃度が上がり、吸収液の冷媒を吸収する能力が低下する。
そのため、蒸発器では冷媒が蒸発する量が減少し、蒸発器で冷却して熱負荷に循環供給するブラインの温度は上昇するので、バーナなどの加熱手段の頻繁なオン/オフが解消され、温度変動の小さいブラインによる安定した冷却運転が可能になると共に、バーナなどの加熱手段の寿命を延ばすことができる。
蒸発器と、吸収器と、再生器と、凝縮器とが熱交換器、冷媒ポンプ、吸収液ポンプなどを介して配管接続され、蒸発器で蒸発する冷媒により冷却されて熱負荷に循環供給されるブラインの温度に基づいて再生器に設けたバーナの加熱量が制御される吸収冷凍機において、ブラインの温度が所定の温度範囲内にあるときにはバーナの加熱量をブラインの温度に基づいて比例的に制御し、ブラインの温度が所定の温度範囲内を超えて低温側に外れたときにはバーナの加熱量を零以外の所定の最低値とすると共に、蒸発器に貯留されている冷媒液を吸収器に供給するか、凝縮器に貯留されている冷媒液を蒸発器または吸収器に供給する。
以下、本発明の第1の実施例を図1、図2に基づいて詳細に説明する。なお、理解を容易にするため、これらの図においても前記図5において説明した部分と同様の機能を有する部分には同一の符号を付し、理解を妨げない範囲で説明は省略した。
図1は本発明の第1の実施例により制御される吸収冷凍機100の構成を示す説明図であり、この吸収冷凍機100においても、ガスバーナBで生成する燃焼熱を熱源として吸収液を加熱し冷媒を蒸発分離する高温再生器1、その高温再生器1から供給される冷媒蒸気を熱源として吸収液を加熱し冷媒を蒸発分離する低温再生器2、その低温再生器2に並設され、低温再生器2から供給される冷媒蒸気を冷却水管23を介して供給される冷却水により冷却して凝縮させる凝縮器3、その凝縮器3から供給される冷媒液を蒸発させ、ブライン管22を介して熱負荷に循環供給するブラインを冷却する蒸発器4、その蒸発器4で蒸発した冷媒蒸気を低温再生器2から供給される濃吸収液に吸収させる吸収器5、低温熱交換器6、高温熱交換器7、吸収液ポンプP1、冷媒ポンプP2、開閉弁V1〜V3、制御装置31などを備えている。
そして、第1の実施例の吸収冷凍機100においては、凝縮器3の内部に冷媒液貯留部3Bが設けられている。この冷媒液貯留部3Bは、冷却水管23に介在する凝縮器熱交換器3Aの下方に設けられ、その底には低温再生器熱交換器2Aと冷媒/吸収液熱交換器14Aとが途中に介在し、一端が高温再生器1の気相部に連結された冷媒管14の他端と、凝縮器3の底部と蒸発器4とを連結している冷媒管16に一端が連結され、途中に濃度調整弁V4が介在している冷媒管16Aの他端とが連結されている。
また、吸収液ポンプP1、低温熱交換器6、高温熱交換器7が途中に介在し、一端が吸収器5の吸収液貯留部に連結され、他端が高温再生器1に連結された吸収液管8の低温熱交換器6入口側と、低温熱交換器6と高温熱交換器7との間とを連結し、途中に冷媒/吸収液熱交換器14Aが介在する吸収液管8Aと、途中に低温熱交換器6が介在し、一端が低温熱交換器2に連結され、他端が吸収器5内の吸収液散布器に接続された吸収液管10の低温熱交換器6の出入口部を連結する吸収液管10Aが設けられている。また、一端が吸収器5に連結され、途中に開閉弁V3が介在する冷媒管18の他端は、途中に冷媒ポンプP2が介在する冷媒管17の冷媒ポンプP2出口側に連結されている。
そして、制御装置31により、温度センサ32が検出するブラインの蒸発器出口側温度が所定の設定温度となるように、燃料供給管20に設けた燃料制御弁21の開度が制御される。
例えば、開閉弁V1〜V3を閉弁し、天然ガスなどをガスバーナBにより燃焼して生成する燃焼熱により高温再生器1で吸収液から蒸発分離した冷媒蒸気が冷媒管14を介して低温再生器熱交換器2Aと冷媒/吸収液熱交換器14Aとを経由して凝縮器3に至り、吸収液と冷却水とに放熱して凝縮し、その凝縮した冷媒液が蒸発器4で蒸発する際の潜熱により冷却した蒸発器熱交換器4A内のブラインをブライン管22を介して図示しない熱負荷に循環供給して行う冷房運転においては、温度センサ32が検出するブラインの蒸発器出口側温度が所定の設定温度、例えば7℃より高いときには、図2に示したようにブラインの蒸発器出口側温度がその所定温度の7℃となるように、制御装置31の図示しない記憶手段に格納された制御プログラムに基づいて、燃料供給管20に介在する燃料制御弁21の開度がそれ自体は従来周知のPID制御などにより制御される。
また、制御装置31の記憶手段には、上記冷房運転中に温度センサ32が検出するブラインの蒸発器出口側温度が、例えば7℃以下になると燃料制御弁21の開度を零以外の所定の最低開度、例えば20%に絞り、さらに温度センサ32が検出するブラインの蒸発器出口側温度が、例えば5.5℃以下になると燃料制御弁21を閉じてガスバーナBへのガスの供給を停止して燃焼を中断し、その燃焼中断中に温度センサ32が、例えば6.0℃以上の温度を検出すると燃料制御弁21を開弁して燃焼を再開するための制御プログラムも格納してある。
また、制御装置31の記憶手段には、上記冷房運転中に温度センサ32が検出するブラインの蒸発器出口側温度が、例えば5.75℃以下になると冷媒管18に介在する開閉弁V3を開弁し、開閉弁V3の開弁中に温度センサ32が、例えば6.25℃以上の温度を検出すると開閉弁V3を閉弁するための制御プログラムも格納してある。
したがって、蒸発器4で冷媒が蒸発する際の潜熱により所定の7℃に冷却したブラインを、例えば空調負荷に循環供給する冷房運転中に冷房負荷が低下し、空調負荷から蒸発器4に還流するブラインの温度上昇が少なく、蒸発器熱交換器4Aで冷却されてブライン管22に吐出したブラインの温度が5.75℃以下になると開閉弁V3は開弁される。
そのため、冷媒ポンプP2により蒸発器熱交換器4Aの上に散布されている蒸発器4の冷媒液の一部は吸収器5に流入し、吸収器5の吸収液濃度が薄まる。その結果、吸収器5では吸収液による冷媒の吸収作用が弱まり、吸収器5内部の圧力が上昇するので、蒸発器4では冷媒の蒸発が抑制され、蒸発器熱交換器4Aの内部を通過する際にブラインが受ける冷媒の冷却作用は弱まり、ブラインの蒸発器出口側温度は次第に上昇する。そして、温度センサ32が6.25℃以上の温度を検出すると、開閉弁V3は閉じられ、蒸発器4から吸収器5への冷媒液の供給がなくなる。
しかし、開閉弁V3を開弁し、蒸発器4の冷媒液を吸収器5に流入させても、温度センサ32が検出するブラインの蒸発器出口側温度は上昇しないばかりか、温度センサ32が5.5℃より低い温度を検出したときには、燃料制御弁21を全閉してガスバーナBによる加熱は中断されるので、蒸発器4からブライン管22に吐出するブラインの温度は上昇する。そして、温度センサ32が6.0℃以上の温度を検出すると、燃料制御弁21は零以外の所定の最低開度に開弁され、ガスバーナBによる吸収液の加熱が再開される。
本発明の第2の実施例を、図1、図3に基づいて説明する。この第2の実施例においては、冷媒管18には開閉弁V3に代えて開度調節が可能な濃度調整弁V3Aを設置し、制御装置31により濃度調整弁V3Aと燃料調整弁21とを図3に示したように制御する。
すなわち、燃料制御弁21は前記第1の実施例と同様に制御し、冷媒管18に設置した濃度調整弁V3Aは、温度センサ32が検出するブラインの蒸発器出口側温度が、例えば6.25℃のときには全閉(開度0%)、前記温度が例えば5.75℃のときには全開(開度100%)、その間は比例的に開度を制御するための制御プログラムを、制御装置31の記憶手段に格納しておく。
したがって、蒸発器4で冷媒が蒸発する際の潜熱により所定の7℃に冷却したブラインを、例えば空調負荷に循環供給する冷房運転中に冷房負荷が低下し、空調負荷から蒸発器4に還流するブラインの温度上昇が少なく、温度センサ32が検出するブラインの蒸発器出口側温度が6.25℃以下になると濃度調整弁V3Aは開弁される。
そのため、この実施例2の場合においても、冷媒ポンプP2により蒸発器熱交換器4Aの上に散布されている蒸発器4の冷媒液の一部は吸収器5に流入し、吸収器5の吸収液濃度が薄まる。その結果、吸収器5では吸収液による冷媒の吸収作用が弱まり、吸収器5内部の圧力が上昇するので、蒸発器4では冷媒の蒸発が抑制され、蒸発器熱交換器4Aの内部を通過するブラインが受ける冷媒の冷却作用は弱まり、ブラインの蒸発器出口側温度は次第に上昇する。そして、温度センサ32が6.25℃以上の温度を検出すると、濃度調整弁V3Aは閉じられ、蒸発器4から吸収器5への冷媒液の供給がなくなる。
しかし、濃度調整弁V3Aを開弁し、蒸発器4の冷媒液を吸収器5に流入させても、温度センサ32が検出するブラインの蒸発器出口側温度は上昇しないばかりか、5.5℃より低い温度を検出したときには、燃料制御弁21を全閉してガスバーナBによる加熱は中断されるので、蒸発器4からブライン管22に吐出するブラインの温度は上昇する。そして、温度センサ32が6.0℃以上の温度を検出すると、燃料制御弁21は零以外の所定の最低開度に開弁されて、ガスバーナBによる吸収液の加熱が再開される。
本発明の第3の実施例を、図1、図4に基づいて説明する。この第3の実施例においては、制御装置31により冷媒管16Aに介在する濃度調整弁V4と、燃料調整弁21とを図4に示したように制御する。
すなわち、燃料供給管20の燃料制御弁21は前記第1、第2の実施例と同様に、冷媒管16Aの濃度調整弁V4は前記実施例2における濃度調整弁V3Aと同様に制御するための制御プログラムを、制御装置31の記憶手段に格納しておく。
したがって、蒸発器4で冷媒が蒸発する際の潜熱により所定の7℃に冷却したブラインを、例えば空調負荷に循環供給する冷房運転中に冷房負荷が低下し、空調負荷から蒸発器4に還流するブラインの温度上昇が少なく、ブラインの蒸発器出口側温度が、例えば6.25℃以下になると濃度調整弁V4が開弁される。
そのため、この実施例3の場合においては、凝縮器3の冷媒液貯留部3Bに溜まっている冷媒液は冷媒管16A、16を経由して蒸発器4に流入し、蒸発器4から溢れて蒸発器4の冷媒液の一部は吸収器5に入り、吸収器5の吸収液濃度が薄まる。
その結果、吸収器5では吸収液による冷媒の吸収作用が弱まり、吸収器5内部の圧力が上昇するので、蒸発器4では冷媒の蒸発が抑制され、蒸発器熱交換器4Aの内部を通過するブラインが受ける冷媒の冷却作用は弱まり、ブラインの蒸発器出口側温度は次第に上昇する。そして、温度センサ32が6.25℃以上の温度を検出すると、濃度調整弁V4は閉じられ、蒸発器4から吸収器5への冷媒液の供給がなくなる。
しかし、濃度調整弁V4を開弁し、凝縮器3の冷媒液を蒸発器4に流入させても、温度センサ32が検出するブラインの蒸発器出口側温度は上昇しないばかりか、5.5℃より低い温度を検出したときには、燃料制御弁21を全閉してガスバーナBによる加熱は中断されるので、蒸発器4からブライン管22に吐出するブラインの温度は上昇する。そして、温度センサ32が6.0℃以上の温度を検出すると、燃料制御弁21は零以外の所定の最低開度に開弁されて、ガスバーナBによる吸収液の加熱が再開される。
なお、上記構成の吸収冷凍機100においては、冷却水管23に冷却水を流すことなく開閉弁V1〜V3を開弁し、天然ガスなどをガスバーナBにより燃焼して生成する燃焼熱により高温再生器1で吸収液を加熱し、吸収液から蒸発分離した冷媒蒸気と、冷媒を蒸発分離した吸収液とを吸収器5に供給すれば、吸収器5に並設された蒸発器4の蒸発器熱交換器4A内のブラインが加熱されるので、そのブラインをブライン管22を介して図示しない熱負荷に循環供給することで、暖房などの加熱運転に供することができる。
ところで、本発明は上記実施例に限定されるものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
例えば、冷媒管16Aには開度調整が可能な濃度調整弁V4ではなく、単に開閉のみの制御が可能な弁を設け、その開閉弁を図2に示した開閉弁V3のように制御しても良い。
また、冷媒管18に介在する弁を図2または図3のように制御するときには、濃度調整弁V4が介在する冷媒管16Aを設ける必要はないし、冷媒管18は冷媒ポンプP2の吐出側でなく吸込み側の冷媒管17に連結されても良い。
第1の実施例により制御される吸収冷凍機の構成を示す説明図である。 第1の実施例の制御要領を示す説明図である。 第2の実施例の制御要領を示す説明図である。 第3の実施例の制御要領を示す説明図である。 従来技術を示す説明図である。
符号の説明
1 高温再生器
2 低温再生器
3 凝縮器
3B 冷媒液貯留部
4 蒸発器
5 吸収器
6 低温熱交換器
7 高温熱交換器
8〜11 吸収液管
14〜18 冷媒管
20 燃料供給管
21 燃料制御弁
22 ブライン管
23 冷却水管
31 制御装置
32 温度センサ
B バーナ
P1 吸収液ポンプ
P2 冷媒ポンプ
V1〜V3 開閉弁
V4 濃度調整弁
100、100X 吸収冷凍機

Claims (3)

  1. 蒸発器と、吸収器と、再生器と、凝縮器とが熱交換器、冷媒ポンプ、吸収液ポンプなどを介して配管接続され、蒸発器で蒸発する冷媒により冷却されて熱負荷に循環供給されるブラインの温度に基づいて再生器に供給する熱量が制御される吸収冷凍機において、ブラインの温度が所定の温度範囲内にあるときには再生器に供給する熱量をブラインの温度に基づいて比例的に制御し、ブラインの温度が所定の温度範囲内を超えて低温側に外れたときには再生器に供給する熱量を零以外の所定の最低値とすると共に、蒸発器に貯留されている冷媒液を吸収器に供給することを特徴とする吸収冷凍機の運転方法。
  2. 蒸発器と、吸収器と、再生器と、凝縮器とが熱交換器、冷媒ポンプ、吸収液ポンプなどを介して配管接続され、蒸発器で蒸発する冷媒により冷却されて熱負荷に循環供給されるブラインの温度に基づいて再生器に供給する熱量が制御される吸収冷凍機において、ブラインの温度が所定の温度範囲内にあるときには再生器に供給する熱量をブラインの温度に基づいて比例的に制御し、ブラインの温度が所定の温度範囲内を超えて低温側に外れたときには再生器に供給する熱量を零以外の所定の最低値とすると共に、凝縮器に貯留されている冷媒液を蒸発器または吸収器に供給することを特徴とする吸収冷凍機の運転方法。
  3. バーナで発生させる燃焼熱が再生器に供給されることを特徴とする請求項1または2記載の吸収冷凍機の運転方法。
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