JP2006084055A - 加湿器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 マイナスイオン発生機能付加湿器の加湿性能とマイナスイオン付加性能を併せて向上させる。
【解決手段】 空気を加湿する加湿手段21と、該加湿手段によって加湿された空気を吹き出す加湿通路41と、マイナスイオンを発生するマイナスイオン発生手段と、該マイナスイオン発生手段で発生したマイナスイオンを吹き出すマイナスイオン通路61と、上記加湿通路およびマイナスイオン通路に空気を供給する1台の送風ファン7とを備え、上記加湿通路とマイナスイオン通路とを、それぞれ相互に独立に形成してなる加湿器であって、上記送風ファンの空気吹出口から吹き出された空気が、上記加湿通路の入口部を経てマイナスイオン通路の入口部に供給されるように構成した。
【選択図】 図2

Description

本願発明は、マイナスイオン発生機能を備えた加湿器の構造に関するものである。
最近では、加湿器にマイナスイオン発生装置を組み合わせ、加湿と同時にマイナスイオンの付加を可能としたものが提供されるようになっている。
このようなマイナスイオン発生機能を備えた加湿器として、送風通路中に設けられるマイナスイオン発生器の加湿を避ける見地から、加湿された空気を吹き出す加湿通路と、マイナスイオンを付加した空気を吹き出すマイナスイオン通路とを相互に分離独立した状態で並設された2つの通路構造とし、それらの各々に共通な送風源である1台の送風機からの空気を分流させて供給する一方、それら各々の本体内から外部への吹出口を相互に近接させて設けることにより、本体外部で加湿空気とマイナスイオン付加空気とを混合させ、加湿空気中のプラスイオンを中和消失させるようにしたものがある(特許文献1参照)。
特開2002−98371号公報(第3頁、図1および図2)
しかし、このような構成の場合、その公報明細書および図面の記載からも明らかなように、送風機からの空気流が、先にマイナスイオン通路(入口部)に達し、その後、上下に迂回して加湿通路(入口部)に到るようになっている。
したがって、マイナスイオン通路側に供給される空気流の流速は高い反面、加湿通路側の流速はマイナスイオン通路側に流された分、その流量、流速が低下したものとなる。
その結果、蒸気吹出風量が不足し、加湿性能が低下する。一方、蒸気吹出風量をアップしようとすると、送風音が高くなる。また、ファンモータの消費電力も増大する。
マイナスイオン通路と加湿通路の必要風量を比較して見ると、加湿器本来の機能から言って、必然的に加湿通路の必要風量の方が大きい。
したがって、上記のように加湿通路側への供給風量が小さくなると、より吹出パワーが不足することになる。
また、上記従来例の場合、一端側送風機から吹き出された風の全てを特に空気通路として構成されていない加湿器本体の下部空間を介して他端側上方のマイナスイオン通路および加湿通路に供給するようにすることにより、途中で同本体下部空間内に配置されている超音波振動子やマイナスイオン発生器の放電電極に高圧電源を供給する高圧トランスなどを冷却するようになっている。
したがって、必然的に圧損や漏れも大きく、送風機から吹き出された送風量の全てが有効に加湿通路、マイナスイオン通路に作用するようにはなっていない。そのため、余計に風量が不足しやすい。
もちろん、このような事情から、加湿通路およびマイナスイオン通路の各々に要求風量に見合った専用のファン(羽根車)を設けるようにしたものもある(例えば特開20004−138354号公報参照)。
しかし、このような構成によると、複数のファンが必要となり、構造も複雑で、コストも大幅にアップする。
本願発明は、このような問題を解決するためになされたもので、1台の送風ファンからの吹出空気を、まず加湿通路側に先に供給し、その後、マイナスイオン通路側に供給するように構成することによって、同問題を解決した高性能の加湿器を提供することを目的とするものである。
本願発明は、上記の目的を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
(1) 第1の課題解決手段
この発明の第1の課題解決手段は、空気を加湿する加湿手段と、該加湿手段によって加湿された空気を吹き出す加湿通路と、マイナスイオンを発生するマイナスイオン発生手段と、該マイナスイオン発生手段で発生したマイナスイオンを吹き出すマイナスイオン通路と、上記加湿通路およびマイナスイオン通路に空気を供給する1台の送風ファンとを備え、上記加湿通路とマイナスイオン通路とを、それぞれ相互に独立に形成してなる加湿器であって、上記送風ファンの空気吹出口から吹き出された空気が、上記加湿通路の入口部を経てマイナスイオン通路の入口部に供給されるように構成されていることを特徴としている。
このような構成によると、送風ファンの空気吹出口から吹き出された空気が、先ず加湿通路の入口部から加湿通路に供給され、その後、同加湿通路の入口部付近を経てマイナスイオン通路の入口部に供給されるようになる。
したがって、加湿通路側に供給される空気流の流速は高く、かつ風量も十分なものとなり、有効な加湿性能を確保することができる。
一方、マイナスイオン通路側に供給される空気の流速は加湿通路側に流された分、その流量、流速が低下したものとなる。
しかし、先にも述べたように、マイナスイオン通路と加湿通路の必要風量を比較して見ると、必然的に加湿通路の必要風量の方が大きく、マイナスイオン通路の方は小さくても十分である。
したがって、上記のように加湿通路側への空気風量を大きくしても、殆ど問題なく、有効なマイナスイオン付加性能を発揮させることができる。
(2) 第2の課題解決手段
この発明の第2の課題解決手段は、上記第1の課題解決手段の構成において、送風ファンの空気吹出口から、加湿通路の入口部およびマイナスイオン通路の入口部に到る空気の供給路は、略1本の通路構造に形成されていることを特徴としている。
このように、送風ファンの空気吹出口から、加湿通路の入口部およびマイナスイオン通路の入口部に到る空気の供給路が、略1本の通路構造に形成されていると、送風ファンから吹き出された空気量が、圧損や漏れを招くことなく、そのまま加湿通路およびマイナスイオン通路に有効かつスムーズに供給される。
したがって、送風機から吹き出された送風量のほぼ全てが、有効に加湿通路、マイナスイオン通路に作用するようになる。
(3) 第3の課題解決手段
この発明の第3の課題解決手段は、上記第2の課題解決手段の構成において、略1本の通路構造の空気供給路の下流域には、加湿通路の入口部とマイナスイオン通路の入口部とを仕切る分流リブが設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、略1本の通路構造に形成された空気供給路の下流域において、送風ファンから供給される空気流が、加湿通路側入口部とマイナスイオン通路側入口部とに効果的に分流されるようになる。
(4) 第4の課題解決手段
この発明の第4の課題解決手段は、上記第2の課題解決手段の構成において、加湿手段が、加熱容器内の水を加熱蒸発させるボイラータイプのものよりなり、略1本の通路構造の空気供給路は、加熱容器の外周囲を囲むように設けられた縦壁部と、加湿器本体側底部外周の側壁部とによって形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、上記送風ファンからの空気流が、加熱容器の外周に沿って流れるようになり、その外周部を適度に冷却するので、加湿器本体底部の側壁部が熱くならず、また加熱容器部分の安全性も向上する。
また、加湿通路に供給される空気が加温されて暖かくなり、加湿通路中で蒸気を凝縮する割合が低下する。その結果、結露量も低下し、霧化性能が向上して、加湿性能が向上する。また、分子活動が活発になってマイナスイオンの発生効果も向上する。
(5) 第5の課題解決手段
この発明の第5の課題解決手段は、上記第4の課題解決手段の構成において、加湿器が、加湿器本体と該加湿器本体の上部に着脱可能に冠合されるカバー部材よりなり、加湿通路は、上記加湿器本体の下方側から上方側に延びて開口した第1の通路部と、上記カバー部材の上壁部側から下方側に延びて開口し、上記第1の通路部の外周を囲む第2の通路部と、上記カバー部材の上壁部側蒸気吹出口部分から下方に延びて開口し、加熱容器の上部を覆う第3の通路部とからなり、上記第2の通路部と第3の通路部とを仕切る仕切壁の下部に形成された上下方向に長い切欠口を介して、上記第2の通路部が上記第3の通路部に連通されていることを特徴としている。
このような構成によると、第1の通路部を介して第2の通路部の上方に供給された高流速の空気が、容積の大きい第2の通路部において拡散され、上記第1の通路部の外周囲に広がる形で、その上方側から下方側に均一な流速分布で流れる。
そして、同空気が当該第2の通路部の下方側部分で、上記上下方向に長い切欠口を介して蒸気が上昇している第3の通路部の下部に流入し、同第3の通路部内を蒸気とともに十分な所定の流速で上方に流れて、最終的にカバー部材上壁部の蒸気吹出口から外方に効率良く霧化されて吹き出される。
この結果、第3の通路部側から第1の通路部側への蒸気の逆流もなく、第2,第3の通路部内での結露も生じない。
(6) 第6の課題解決手段
この発明の第6の課題解決手段は、上記第4の課題解決手段の構成において、マイナスイオン通路は、加湿器本体の下方側から上方側に延びて開口し、マイナスイオン発生手段を備えた第1の通路部と、カバー部材の上壁部側マイナスイオン吹出口から下方側に延びて開口し、上記第1の通路部の外周を囲む第2の通路部とからなることを特徴としている。
このような構成によると、マイナスイオン発生手段を有する第1の通路部は、完全に加湿通路側から分離され、カバー部材側第2の通路部でカバーされるので、マイナスイオン発生手段が蒸気に触れて性能を阻害されるということは生じ得ない。
また、マイナスイオンが付加された空気は、上記第1の通路部の上端側開口部から、その外周を囲む第2の通路部内に供給され、同大容積の第2の通路部を介してカバー部材上壁部のマイナスイオン吹出口からスムーズに吹き出される。
以上の結果、本願発明によると、前述した従来の問題点を有効かつ適切に解決することができ、加湿性能、マイナスイオン付加効果の高い高性能の加湿器を低コストに提供することができるようになる。
図1〜図10は、本願発明の最良の実施の形態に係るマイナスイオン発生装置を備えた加湿器の構成を示している。
この加湿器は、その構造体として、中心的な筺体部である加湿器本体21と、該加湿器本体21に着脱可能に冠合されるカバー部材31と、上記加湿器本体21とカバー部材31間のコーナー部に着脱可能にセットされる水タンク1とを備えて構成されている。
また、上記加湿器本体21の前面部40には、図1に示すように、電源の(入/切)スイッチ47およびマイナスイオン発生の(入/切)スイッチ48や加湿量の(強/弱)切換スイッチ、給水表示ランプ等が設けられる。
そして、この加湿器は、一例として加熱容器内の水を加熱蒸発させるボイラータイプのものよりなり、上記加湿器本体21にカバー部材31および水タンク1を一体化した状態において、その機能を発揮するための基本構成要素として、上記水タンク1からの水を上記加湿器本体21の水タンク1側底壁部21b部分に設けられている給水機構(給水弁、給水弁開放部材、水受溝1a等)および給水通路2を介して導入し、加熱沸とうさせることによって加湿用の蒸気を発生させる湯沸しヒータを備えた円筒状の加熱容器3と、送風ファン7から吹き出された空気を導入し、上記加熱容器3で発生した蒸気を室内側上方に向けて吹き出す加湿通路と、マイナスイオンを付加した空気を室内側上方に向けて吹き出すマイナスイオン通路と、上記加湿通路およびマイナスイオン通路へ各々空気を供給する1台の送風ファン7と、該送風ファン7の空気吹出口7eからの吹出空気を上記加熱容器3の側方部を経て、上記加湿通路の下方とマイナスイオン通路の下方との2ケ所に分離して供給する空気供給路8とを備えて構成されている。
そして、上記加湿通路は、上記空気供給路8の下流側第1の位置から上方に延びて開口した角筒状の第1の通路部41と、上記カバー部材31の上壁部側から下方側に延びて開口し、上記第1の通路部41の外周を囲む第2の通路部42と、上記カバー部材31の上壁部側蒸気吹出口4A部分から下方に延びて開口し、上記加熱容器3の上部を覆う第3の通路部43とからなり、上記第2の通路部42と第3の通路部43とを仕切る仕切壁9の下部に形成された上下方向に長い切欠口44を介して、上記第2の通路部42が上記第3の通路部43に連通されている。
また、マイナスイオン通路は、上記空気供給路8の下流側第2の位置から上記加湿通路側の第1の通路部41よりも高く上方に延びて上端面を上方に向けて開口した角筒状の断面が長方形状の第1の通路部61と、カバー部材31の上壁部側マイナスイオン吹出口6Aから下方に延びて開口し、上記第1の通路部61の外周を囲む第2の通路部62とからなっている。そして、上記第1の空気通路部61の途中には、マイカ式(沿面放電式)のマイナスイオン発生器(マイナスイオン発生手段)11が設けられている。
上記加湿通路の第1〜第3の通路部41〜43の内、第1の通路部41は、上記加湿器本体21側にあって、その加熱容器3側底壁部21bの下方側から上方側に所定の高さ立設された断面が長方形状の角筒状の筒体部により形成され、その上端側開口部41aは左側方に向けて開口されている。
また、同加湿通路の第2,第3の通路部42,43は、上記カバー部材31の内側に各仕切壁9によって区画されることによって形成されている。第2の通路部42は、カバー部材31の側面側前端にあって略断面方形の通路形状をなしている一方、第3の通路部43は、同カバー部材31の中央にあって、略断面円形の通路形状をなしている。
また、上記加湿通路の第1,第2の通路部61,62の内、第1の通路部61は、上記加湿器本体21側にあって、その加熱容器3側底壁部21bの下方側から上方側に所定の高さ立設された断面が長方形状の角筒状の筒体部により形成され、その上端側開口部61aは上方に向けて開口されている。
そして、これら加湿通路の第1〜第3の通路部41〜43、マイナスイオン通路の第1,第2の通路部61,62の各々は、例えば図1(および図2)のように、図7〜図10に示すカバー部材31が、加湿器本体21上に適切に嵌合装着された状態において、上述のような空気供給路8との連通関係で連通する。
加湿器本体21には、そのような各通路部の連通関係を適切に実現するために、その加熱容器3側部分の前後両側部に相互に対向する一対の縦壁部23,23が立設されており、これら各縦壁部23,23の内側には、図7〜図10に示すカバー部材31を嵌合時において上方から下方にガイドするとともに、嵌合後に正確な位置に装着固定する凸状のガイド壁22a,23aが設けられている。またカバー部材31の両外側面には、それに対応した凹溝部22b,23bが設けられている。
また、この実施の形態では、上記送風ファン7の空気吹出口7eから、加湿通路の第1の通路部41の入口部およびマイナスイオン通路の第1の通路部61の入口部に到る空気の供給路8は、略1本の通路構造に形成されている。そして、同略1本の通路構造の空気供給路8の下流域8cには、例えば図2のように、加湿通路の第1の通路部41の入口部とマイナスイオン通路の第1の通路部61の入口部とを仕切る分流リブ10が設けられている。
しかも、この略1本の通路構造の空気供給路8は、加湿器本体21の底壁部21aと、上記加熱容器3の外周囲を囲むように設けられた縦壁部14と、上記加湿器本体21側底部外周の側壁部13と、底カバー16とによって可及的に閉状態に形成されている。
さらに、送風ファン7は、多翼式の羽根車7a、スクロール通路を有するファンケーシング7b、回転駆動軸7c、ファンモータ7d、ファンケーシング7b終端の空気吹出口7e等よりなるシロッコファンにより構成され、コンパクトで、かつ送風性能が高いものが採用されている。12は、同送風ファン7の取付部である。
そして、上記送風ファン7の送風通路終端の空気吹出口7eから吹き出された空気Aは、上記空気供給路8の上流側8a部分から加熱容器3の側方部8b部分を経て下流域8c部分に到る。下流域8c部分は、加湿器本体21の前後方向に所定長さ長く形成されていて、同部分の後端側(上流側)第1の位置には上記加湿通路の第1の通路部41の入口部が開口している一方、同部分の前端側(下流側)第2の位置にはマイナスイオン通路の第1の通路部61の入口部が開口している。
したがって、同空気供給路8の下流域8c部分に供給された空気は、先ず加湿通路の第1の通路部41の入口部に優先的に供給されて同第1の通路部41の上端側から同第1の通路部41の外周を囲んでいる上記大容積の第2の通路部42の上方部分に供給される。該空気は、その後第2の通路部42を下方に進んで、蒸気吹出通路である第3の通路部43下端の上下方向に長い切欠口44から同第3の通路部43内に入り、その下方側加熱容器3で発生している蒸気を引き込んで、所定値以上の流速で、上記カバー部材31の上壁部に形成されている蒸気吹出口4Aから効果的に室内側上方に吹き出される。
他方、上記加湿通路の第1の通路部41の入口部付近を経て同第1の通路部41の入口部内に入らなかった空気A2は、さらに下流側上記マイナスイオン通路の第1の通路部61の入口部がある第2の位置まで分流リブ10を介して供給され、同マイナスイオン通路の第1の通路部61の入口部内に供給されて、その上端側吹出口61aから吹き出されるが、同第1の通路部61の下流側(上端側)途中には、上記のようにマイナスイオン発生器11が設けられていて(図4参照)、同部分を通る空気にマイナスイオンを付加するようになっているので、同第1の通路部61上端の空気吹出口61aから吹き出される空気は十分な量のマイナスイオンを含んだ空気となり、同マイナスイオンを含んだ空気が、その外周側マイナスイオン吹出通路である第2の通路部62を経て、上記カバー部材31の上壁部に形成されているマイナスイオン吹出口6Aから室内側上方に吹き出されることになる。
以上のような構成によると、送風ファン7の空気吹出口7eから吹き出された空気が、先ず加湿通路の入口部から加湿通路に供給され、その後、同加湿通路の入口部付近を経てマイナスイオン通路の入口部に供給されるようになる。
したがって、加湿通路側に供給される空気流の流速は高く、かつ風量も十分なものとなり、有効な加湿性能を確保することができる。
一方、マイナスイオン通路側に供給される空気の流速は加湿通路側に流された分、その流量、流速が低下したものとなる。
しかし、先にも述べたように、マイナスイオン通路と加湿通路の必要風量を比較して見ると、必然的に加湿通路の必要風量の方が大きく、マイナスイオン通路の方は小さくても十分である。
したがって、上記のように加湿通路側への空気風量を大きくしても、殆ど問題なく、有効なマイナスイオン付加性能を発揮させることができる。
なお、図面上では、マイナスイオン通路側の第1の通路部61の断面径の方が、加湿通路側第1の通路部41の断面径よりも大きくなっているが、これはマイナスイオン発生器11を内装させる関係で大きく形成しているにすぎず、それらの断面径の関係は、これに限られるものではない。
また、以上の構成では、上記送風ファン7の空気吹出口7eから、加湿通路の入口部およびマイナスイオン通路の入口部に到る空気の供給路8は、略1本の通路構造に形成されていることを特徴としている。
このように、送風ファン7の空気吹出口7eから、加湿通路の入口部およびマイナスイオン通路の入口部に到る空気の供給路が、略1本の通路構造に形成されていると、送風ファン7から吹き出された空気量が、圧損や漏れを招くことなく、そのまま加湿通路およびマイナスイオン通路に有効かつスムーズに供給される。
したがって、送風ファン7から吹き出された送風量のほぼ全てが、有効に加湿通路、マイナスイオン通路に作用するようになる。
そして、同略1本の通路構造の空気供給路8の下流域8cには、加湿通路の入口部とマイナスイオン通路の入口部とを仕切る分流リブ10が設けられている。
このような構成によると、略1本の通路構造に形成された空気供給路8の下流域8cにおいて、送風ファン7から供給される空気流が、加湿通路側入口部とマイナスイオン通路側入口部とに、より効果的に分流されるようになる。
また、以上の構成では、加湿手段が、加熱容器3内の水を加熱蒸発させるボイラータイプのものよりなり、略1本の通路構造の空気供給路8は、同加熱容器3の外周囲を囲むように設けられた縦壁部14と、加湿器本体21側底部外周の側壁部13と、底カバー16とによって形成されている。
このような構成によると、上記送風ファン7からの空気流が、加熱容器3の外周に沿って流れるようになり、その外周部を適度に冷却するので、加湿器本体21底部の側壁部13が熱くならず、また加熱容器3部分の安全性も向上する。
また、加湿通路に供給される空気が加温されて暖かくなり、加湿通路中で蒸気を凝縮する割合が低下する。その結果、結露量も低下し、霧化性能が向上して、加湿性能が向上する。また、分子活動が活発になってマイナスイオンの発生効果も向上する。
さらに、以上の構成では、加湿器が、加湿器本体21と該加湿器本体21の上部に着脱可能に冠合されるカバー部材31よりなり、加湿通路は、上記加湿器本体21の下方側から上方側に延びて開口した第1の通路部41と、上記カバー部材31の上壁部側から下方側に延びて開口し、上記第1の通路部41の外周を囲む第2の通路部42と、上記カバー部材31の上壁部側蒸気吹出口部4A分から下方に延びて開口し、加熱容器3の上部を覆う第3の通路部43とからなり、上記第2の通路部42と第3の通路部43とを仕切る仕切壁9の下部に形成された上下方向に長い切欠口44を介して、上記第2の通路部42が上記第3の通路部43に連通されている。
このような構成によると、第1の通路部41を介して第2の通路部42の上方に供給された高流速の空気が、容積の大きい第2の通路部42において拡散され、上記第1の通路部41の外周囲に広がる形で、その上方側から下方側に均一な流速分布で流れるようになる。
そして、同空気が当該第2の通路部42の下方側部分で、上記上下方向に長い切欠口44を介して蒸気が上昇している第3の通路部43の下部に流入し、同第3の通路部43内を蒸気とともに十分な所定の流速で上方に流れて、最終的にカバー部材31上壁部の蒸気吹出口4Aから外方に効率良く吹き出される。
この結果、第3の通路部43側から第1の通路部41側への蒸気の逆流もなく、第2,第3の通路部42,43内での結露も生じない。
また、マイナスイオン通路は、加湿器本体21の下方側から上方側に延びて開口し、マイナスイオン発生器11を備えた第1の通路部61と、カバー部材31の上壁部側マイナスイオン吹出口6Aから下方側に延びて開口し、上記第1の通路部61の外周を囲む第2の通路部62とからなっている。
このような構成によると、マイナスイオン発生器11を有する第1の通路部61は、完全に加湿通路側から分離され、カバー部材側第2の通路部62でカバーされるので、マイナスイオン発生器11が蒸気に触れて性能を阻害されるということは生じ得ない。
また、マイナスイオンが付加された空気は、上記第1の通路部61の上端側開口部から、その外周を囲む第2の通路部62内に供給され、同大容積の第2の通路部を介してカバー部材31上壁部のマイナスイオン吹出口6Aからスムーズに吹き出される。
なお、上述の構成では、送風通路中に設けられるマイナスイオン発生器11の加湿を避ける見地から、加湿された空気を吹き出す加湿通路と、マイナスイオンを付加した空気を吹き出すマイナスイオン通路とを相互に分離独立した状態で並設された2つの通路構造とし、それらの各々に共通な送風源である1台の送風ファン7からの空気を分流させて供給するようにしているが、それら各々の本体内から外部への吹出口4A,6Aは、例えば図7および図8に示すように、相互に近接させて設けられており、加湿器本体21外部で加湿空気とマイナスイオン付加空気とを効果的に混合させ、加湿空気中のプラスイオンを中和消失させるようにしている。
本願発明の最良の実施の形態に係る加湿器の全体的な構成を示す斜視図である。 同加湿器の底カバーを除いた状態の底面図である。 同加湿器の加湿器本体部分の中央縦断面図である。 同加湿器の加湿器本体部分の平面図である。 同加湿器の加湿器本体部分の左側面図である。 同加湿器の加湿器本体部分の断面図(図2のA−A)である。 同加湿器のカバー部材部分の斜視図である。 同加湿器のカバー部材部分の底面図である。 同加湿器のカバー部材部分の左側面図である。 同加湿器のカバー部材部分の中央縦断面図である。
符号の説明
1は水タンク、2は給水通路、3は加熱容器、8は空気供給路、11はマイナスイオン発生器、21は加湿器本体、31はカバー部材、41は加湿通路の第1の通路部、42は同加湿通路の第2の通路部、43は同加湿通路の第3の通路部、61はマイナスイオン通路の第1の通路部、62は同マイナスイオン通路の第2の通路部である。

Claims (6)

  1. 空気を加湿する加湿手段と、該加湿手段によって加湿された空気を吹き出す加湿通路と、マイナスイオンを発生するマイナスイオン発生手段と、該マイナスイオン発生手段で発生したマイナスイオンを吹き出すマイナスイオン通路と、上記加湿通路およびマイナスイオン通路に空気を供給する1台の送風ファンとを備え、上記加湿通路とマイナスイオン通路とを、それぞれ相互に独立に形成してなる加湿器であって、上記送風ファンの空気吹出口から吹き出された空気が、上記加湿通路の入口部を経てマイナスイオン通路の入口部に供給されるように構成されていることを特徴とする加湿器。
  2. 送風ファンの空気吹出口から、加湿通路の入口部およびマイナスイオン通路の入口部に到る空気の供給路は、略1本の通路構造に形成されていることを特徴とする請求項1記載の加湿器。
  3. 略1本の通路構造の空気供給路の下流域には、加湿通路の入口部とマイナスイオン通路の入口部とを仕切る分流リブが設けられていることを特徴とする請求項2記載の加湿器。
  4. 加湿手段が、加熱容器内の水を加熱蒸発させるボイラータイプのものよりなり、略1本の通路構造の空気供給路は、加熱容器の外周囲を囲むように設けられた縦壁部と、加湿器本体側底部外周の側壁部とによって形成されていることを特徴とする請求項2又は3記載の加湿器。
  5. 加湿器が、加湿器本体と該加湿器本体の上部に着脱可能に冠合されるカバー部材よりなり、加湿通路は、上記加湿器本体の下方側から上方側に延びて開口した第1の通路部と、上記カバー部材の上壁部側から下方側に延びて開口し、上記第1の通路部の外周を囲む第2の通路部と、上記カバー部材の上壁部側蒸気吹出口部分から下方に延びて開口し、加熱容器の上部を覆う第3の通路部とからなり、上記第2の通路部と第3の通路部とを仕切る仕切壁の下部に形成された上下方向に長い切欠口を介して、上記第2の通路部が上記第3の通路部に連通されていることを特徴とする請求項4記載の加湿器。
  6. マイナスイオン通路は、加湿器本体の下方側から上方側に延びて開口し、マイナスイオン発生手段を備えた第1の通路部と、カバー部材の上壁部側マイナスイオン吹出口から下方側に延びて開口し、上記第1の通路部の外周を囲む第2の通路部とからなることを特徴とする請求項4又は5記載の加湿器。
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