JP2006082013A - 廃棄物処理方法 - Google Patents

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泰明 成田
Hidemasa Shinoda
秀巨 信太
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Toshiharu Kameyama
敏治 亀山
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Abstract

【課題】最終処分場の埋立て地から浸出した浸出水を有効に使って、環境に与える影響を低減する廃棄物処理方法を得る。
【解決手段】一般家庭や企業などから収拾した廃棄物を粉砕し、粉砕した廃棄物とセメントとを混合してスラリー状に混練する混練工程を経て、生成されたスラリーを最終処分場1の埋立て地3に埋め立てて、コンクリート状に固化させる。埋立て地3から浸出した浸出水は浄化されるようになっており、混練工程では、前記浸出水を廃棄物とセメントとに混合する。
【選択図】図1

Description

本発明は、粉砕した廃棄物と固化材とを混合してスラリーを生成し、かかるスラリーを埋立て地に埋め立てて固化させる廃棄物処理方法に関する。
一般家庭などから排出した廃棄物にあっては、生ごみ類は焼却炉で焼却処分される一方で、アルミ缶、ペットボトルあるいは焼却灰などの燃やすことのできない廃棄物は、最終処分場の埋立て地に埋め立てられる。近年、環境ホルモンなどの環境問題に対する関心が高まっており、最終処分場の周辺住民などにとっては、埋立て地からの浸出水が河川などに流れ込むことに対して不安感を持つことになる。
これに対して、特許文献1には、粉砕した焼却灰をセメントと混練してコンクリートに加工することで、焼却灰に含まれる重金属などの有害な成分をコンクリートに封じ込めることが開示されている。つまり、粉砕した焼却灰とセメントとを混練してなるスラリーを最終処分場の埋立て地に埋め立てることで、スラリーが固化してコンクリートになって埋立て地から有害な成分が浸出することが防がれる。
特開平7−96263号公報(段落番号0053、図1) 特開2001−300494号公報(段落番号0014、図1) 特開2002−168431号公報(段落番号0002、図1)
前記スラリーを生成する際には水を混ぜることになるが、その水として河川の水や地下水などを使用した場合には、地下水位の低下などが生じて環境に悪影響を与えるおそれがある。
また、前記コンクリートでは、地震などでひび割れなどが生じた場合に、雨水が浸透して有害な成分を含む浸出水が流れ出るおそれがある。この対策のために、最終処分場では、埋立て地からの浸出水を受け止めて貯留する調整槽と、この調整槽の浸出水を浄化する浄化処理装置とを設けてあり、浸出水を浄化してから河川などに放流することになる。かかる浸出水は浄化されているとはいえ、最終処分場の周辺住民などにとってはやはり不安感が付きまとうことになる。
そこで本発明の目的は、最終処分場の埋立て地から浸出した浸出水を有効に使って、環境に与える影響を低減する廃棄物処理方法を提供することにある。
本発明が対象とする廃棄物処理方法は、図1に示すごとく、粉砕した廃棄物と、固化材とを混合してスラリー状に混練する混練工程を経て、前記スラリーを埋立て地3に埋め立てて固化させている。混練工程では、埋立て地3から浸出した浸出水を浄化して廃棄物と固化材とに混合している。
詳しくは、粉砕した廃棄物を洗浄してから混練工程に送る洗浄工程を含んでいる。洗浄工程では、埋立て地3から浸出した浸出水を浄化して廃棄物の洗浄に使用しており、洗浄使用後の浸出水を浄化して廃棄物の洗浄に再利用している。具体的には、前記固化材はセメントである。
本発明によれば、粉砕した廃棄物と固化材とに浸出水を混合してスラリーを生成し、スラリーを埋立て地3に埋め立てて固化させるので、廃棄物に含まれている有害な成分が固化体内に封じ込められた状態で埋まることになり、有害な成分が埋立て地3から浸出することが抑制される。
そのうえで、スラリーの生成に用いる水として、埋立て地3から浸出して浄化された浸出水を使用するので、浸出水の有効利用が図れ、その分だけスラリーの生成に河川7の水や地下水などを使用しなくても済んで、環境に与える影響を低減できる。しかも、スラリーの生成に使った分だけ浄化後の浸出水の河川3などへの放流を減らすことができ、浸出水の放流に伴って周辺住民などが持つ不安感を軽減することができる。
粉砕後の廃棄物を洗浄してから固化材と混練すると、廃棄物に付着していた油分などが予め除去されたのちに廃棄物と固化材とが混練されることになり、前記油分などがスラリーに混ざって、スラリーの固化が阻害されることを防止できる。したがって、スラリーを確実に固化できて、有害な成分が浸出することをより確実に低減できる。
そのうえで、洗浄水として埋立て地3から浸出して浄化された浸出水を使用するとともに、洗浄使用後の浸出水を浄化して廃棄物の洗浄に再利用するので、浸出水の有効利用がより促進され、廃棄物の洗浄のために河川7の水や地下水などを使用しなくても済んで、環境に与える影響をより低減できる。
固化材がセメントであると、粉砕した廃棄物が骨材になって、ひび割れなどが生じ難いコンクリートに形成でき、有害な成分が浸出することをより低減できる。また、埋立て地3が地下水位の高い場所に設けられた場合でも、コンクリートは自重があるために浮き上がることがない。
図面は、本発明が対象とする廃棄物処理方法を示している。図1に示す最終処分場1では、一般家庭や企業などから収拾した廃棄物を粉砕する粉砕工程と、粉砕した廃棄物を洗浄してから混練工程に送る洗浄工程と、洗浄した廃棄物とセメント(固化材)とを混合してスラリー状に混練する混練工程とを経て、混練により生成したスラリーを埋立て地3に輸送して埋め立てている。前記スラリーは、埋立て地3に埋め立てられることで乾燥してコンクリート状に固化する。
また、最終処分場1では、埋立て地3から浸出した浸出水を浄化してから河川7に放流するために、埋立て地3からの浸出水を受け止めて貯留する調整槽5と、調整槽5に接続されて前記浸出水を浄化する浄化処理装置6と、浄化処理装置6から河川7へ浄化後の浸出水を放流するための排水路9とを有している。浄化処理装置6は、浸出水に薬剤などを混合して有害な成分を固形化して除去し、浸出水に薬剤などを混合して有害な成分を中和して無毒化し、浸出水をろ過するなどして浸出水を浄化する。
前記収拾した廃棄物は、選別部10において、軟質の廃棄物と、硬質の廃棄物と、石や金属の塊などの粉砕不可能な廃棄物とに予め選別されており、粉砕工程では、前記軟質廃棄物を軟質物粉砕部11で粉砕する一方で、前記硬質廃棄物を硬質物粉砕部12で粉砕する。洗浄工程では、洗浄部13において、粉砕後の軟質廃棄物および硬質廃棄物を混合して洗浄する。混練工程では、混練部15において、洗浄後の混合廃棄物と、セメントと、前記浸出水の一部とを混合して混練する。
軟質廃棄物としては、アルミ缶やスチール缶やガラス瓶などの不燃性廃棄物や、有毒ガスが生じるために燃やすことのできないペットボトルやプラスチック包装材などの非燃廃棄物や、有毒成分を含む焼却灰などの有毒廃棄物などが該当する。硬質廃棄物としては、リサイクル可能な部品を取り除いたあとの冷蔵庫やテレビジョンなどの家電製品や、廃棄処分の自転車などが該当する。前記粉砕不可能な廃棄物は、埋立て地3内の適所に埋め立てられる。
軟質物粉砕部11は、磁力選別装置17と、回転選別装置19と、軟質物粉砕装置20と、振動スクリーン装置21とを含んでいる。磁力選別装置17は、軟質廃棄物に含まれているボルトなどの鉄類を吸引して除去する。吸引された鉄類は硬質物粉砕部12に送られて粉砕される。回転選別装置19は、トロンメルなどの回転式篩などからなり、軟質廃棄物を50mm以下の軟質廃棄物と、50mmを超える軟質廃棄物とに選別する。50mm以下の軟質廃棄物は洗浄部13に送られ、50mmを超える軟質廃棄物が軟質粉砕装置20に送られる。
軟質粉砕装置20は、ホッパー22と、搬入コンベア23と、磁力選別機25と、一軸せん断機26と、搬出コンベア27とを含んでいる。搬入コンベア23は、ホッパー22を介して載せられた軟質廃棄物を一軸せん断機26に搬送するものである。搬入コンベア23の上流部分には作業者が配されており、作業者によってアルミニウム片などの非鉄金属類が軟質廃棄物から除去される。磁力選別機25は、搬入コンベア23の下流部分に配されており、軟質廃棄物から鉄類を除去する。一軸せん断機26は軟質廃棄物を粉砕する。搬出コンベア27は、一軸せん断機26で粉砕された軟質廃棄物を搬出する。
振動スクリーン装置21は、粉砕後の軟質廃棄物を50mm以下の軟質廃棄物と、50mmを超える軟質廃棄物とに選別する。50mm以下の軟質廃棄物は洗浄部13に送られ、50mmを超える軟質廃棄物は軟質粉砕装置20に再度送られて粉砕される。
硬質物粉砕部12は、硬質粉砕装置29と、振動スクリーン装置30とを含んでおり、硬質粉砕装置29は、ホッパー31と、搬入コンベア32と、二軸せん断機33と、搬出コンベア35とを含んでいる。搬入コンベア32は、ホッパー31を介して載せられた硬質廃棄物を二軸せん断機33に搬送するものである。搬入コンベア32の上流部分には作業者が配されており、作業者によってボルトやナットやモーターなどの粉砕不可能な廃棄物が硬質廃棄物から除去される。二軸せん断機33は、硬質廃棄物を粉砕するものであり、硬い硬質廃棄物であっても粉砕する。搬出コンベア35は、二軸せん断機33で粉砕された硬質廃棄物を搬出する。
振動スクリーン装置30は、粉砕後の硬質廃棄物を50mm以下の硬質廃棄物と、50mmを超える硬質廃棄物とに選別する。50mm以下の硬質廃棄物は洗浄部13に送られ、50mmを超える硬質廃棄物は硬質粉砕装置29に再度送られて粉砕される。
洗浄部13は、ホッパー36と、搬入コンベア37と、浄化処理装置6で浄化された浸出水によって廃棄物を洗浄する洗浄装置39と、前記浸出水を浄化処理装置6から洗浄装置39へ送るための給水路40と、洗浄装置39から排出された汚水を調整槽5へ戻すための排水路41とを含んでいる。前記50mm以下に粉砕された軟質廃棄物および硬質廃棄物がホッパー36に供給されることで混合し、混合後の廃棄物が搬入コンベア37によって洗浄装置39へ搬送される。洗浄装置39は、前記浸出水を使って生成した高圧水流などによって、前記混合廃棄物に付着している油分などを除去する。
混練部15は、ホッパー42と、搬入コンベア43と、混練装置45と、浄化処理装置6で浄化された浸出水を混練装置45に送る給水路46とを含んでいる。混練装置45では、洗浄後の混合廃棄物と、セメントと、浸出水とが混合されてスラリー状に混練され、このスラリーが搬送パイプ47やトラックなどで埋立て地3に搬送される。
このように、粉砕した廃棄物と、セメントと、浸出水とを混合したスラリーを埋め立てるので、廃棄物に含まれている有害な成分はコンクリート内に封じ込められた状態で埋まることになり、有害な成分が埋立て地3から浸出することが防がれる。しかも、粉砕した廃棄物が骨材になってコンクリートが補強され、コンクリートにひび割れなどが生じ難くなって、有害な成分が漏れ出し難いことになる。
粉砕後の廃棄物を洗浄してからセメントと混合するので、廃棄物に付着していた油分などがスラリーの固化を阻害することを防ぐことができる。そのうえで、洗浄水として浄化処理装置6で浄化された浸出水を用いるとともに、洗浄使用後の浸出水を調整槽5に戻して再利用するので、廃棄物の洗浄のために地下水や河川7の水などを使用しなくても済むうえ、洗浄使用後の浸出水が河川7などに直接放流されない。
廃棄物とセメントとに混ぜる水として浄化後の浸出水を用いるので、その分だけ浄化処理装置6から河川7などに放流する浸出水を減らすことができる。
本発明の廃棄物処理方法に係る最終処分場の概略構成図
符号の説明
1 最終処分場
3 埋立て地
5 調整槽
6 浄化処理装置
11 軟質物粉砕部
12 硬質物粉砕部
13 洗浄部
15 混練部

Claims (3)

  1. 粉砕した廃棄物と、固化材とを混合してスラリー状に混練する混練工程を経て、前記スラリーを埋立て地(3)に埋め立てて固化させる廃棄物処理方法であって、
    前記混練工程では、前記埋立て地(3)から浸出した浸出水を浄化して前記廃棄物と前記固化材とに混合することを特徴とする廃棄物処理方法。
  2. 粉砕した廃棄物を洗浄してから前記混練工程に送る洗浄工程を含んでおり、
    前記洗浄工程では、前記埋立て地(3)から浸出した浸出水を浄化して前記廃棄物の洗浄に使用しており、
    洗浄使用後の浸出水を浄化して前記廃棄物の洗浄に再利用する請求項1記載の廃棄物処理方法。
  3. 前記固化材がセメントである請求項1又は2記載の廃棄物処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014151254A (ja) * 2013-02-06 2014-08-25 Fukuoka Univ 使用済み紙おむつの再資源化方法、土壌改良材、及び、使用済み紙おむつの再資源化システム

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