JP2006081014A - 光アクセスシステム、光サービスユニットおよび光ネットワークユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 光アクセスネットワークにおいて、サービス展開が容易となる光アクセスシステムを提供すること。
【解決手段】 1つまたは複数の光サービスユニット(OSU)10a−1、10a−2が、波長スプリッタ20を介して複数の光パワスプリッタ40−1〜8に接続される。この複数の光パワスプリッタは、複数のONU60aと接続され、OSUとの間で双方向および/または一方向のサービスが実現される。ここで、上りおよび/または下り信号光は、各光パワスプリッタブランチにおいて、OSU毎に異なる波長となるように波長スプリッタ20によって設定される。各光パワスプリッタブランチの上りおよび/または下り信号光はさらに、ONU毎に時分割多重される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、光アクセスシステムの構成に関し、より詳細には、光サービスユニットおよび光ネットワークユニットを備える光アクセスシステムの構成に関する。
従来の光アクセスネットワークでは、図17(1)に示すように、局側の光サービスユニット(OSU)10が、光パワスプリッタ(光カプラ)40などを介して、ユーザ側の複数の光ネットワークユニット(ONU)60に接続されている。OSU10は、下り信号光を送信する光送信器(Tx)12と、上り信号光を受信する光受信器(Rx)14と、上り信号光および下り信号光を一心の光ファイバ伝送路3に多重分離するための波長フィルタ(WDM)13とから構成されている。また、ONU60は、上り信号光を送信する光送信器(Tx)62と、下り信号光を受信する光受信器(Rx)64と、上り信号光および下り信号光を一心の光ファイバ伝送路5に多重分離するための波長フィルタ(WDM)63とから構成されている。
通常、複数のONU60からOSU10へ送信される上り信号光は、図17(2)に示すように、時分割多重アクセス(TDMA)方式によって伝送される。すなわち、各ONUからの上り信号光は、光パワスプリッタ40を通過後、他のONUからの上り信号光と重ならないように予め決められた時間フレームで送信される。また、OSU10から複数のOSU60へ送信される下り信号光は、図17(3)に示すように、時分割多重(TDM)によって伝送される。すなわち、各ONU60は、OSU10からの時分割多重された下り信号光を受信し、電気信号に変換後、それぞれに割り当てられた時間フレームの信号を選択受信する。
ここで、上り信号光および下り信号光は、それぞれ異なる波長が割り当てられ波長多重されているので、OSUとONU間で一心の光ファイバ伝送路3を共有して双方向の通信が実現されている。
このような光アクセスシステムの例には、ITU−Tで標準化された広帯域パッシブ光ネットワーク(B−PON)システムがある(非特許文献1参照)。このシステムでは、上りの信号光に1.3μm、下りの信号光に1.49μmの波長が割り当てられている。また、非特許文献1では、下りの信号光の一部(1.55μm近辺)を放送サービスなどの付加サービスとして割り当ている。
特許第3053294号公報 特開2002−82323号公報 ITU-T Recommendation G.983.3 (03/2001), "A broadband optical access system with increased service capability by wavelength allocation"
しかしながら、上述した従来の光アクセスシステムの構成では、光パワスプリッタ毎にOSUを用意する必要がある。また、非特許文献1に見られるように、放送サービスなどの異種サービス(異なる速度、異なる品質、異なるプロトコルなど)を付加する場合、光パワスプリッタ毎に異種サービスを提供するOSUを用意する必要がある。例えば、8つの光パワスプリッタブランチで1つのサービスを提供する場合、計8台のOSUが必要になる。また、8つの光パワスプリッタブランチで4つのサービスを提供する場合、計32台のOSUが必要になる。
このように、サービスを提供するユーザ数に応じて、光パワスプリッタ毎にOSUを増設しなければならないという問題がある。また、提供するサービス種別に応じて、光パワスプリッタ毎にそれぞれのサービスを提供するOSUを増設しなければならないという問題がある。これは、サービス展開において、装置の構成が制限され、また装置数が増大し、低コスト化の点で不利となる。また、信頼性および保守性の点でも不利となる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、光アクセスネットワークにおいて、サービス展開が容易となる光アクセスシステムを提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、少なくとも1つの光サービスユニット(OSU)と、複数の光ネットワークユニット(ONU)とが複数のパワスプリッタを介して接続された光アクセスシステムにおいて、前記OSUと、前記複数のパワスプリッタとの間に波長分合波手段を備え、前記波長合分波手段は、前記OSUからの複数の波長を有する下り信号光を前記パワスプリッタ毎に分波することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光アクセスシステムにおいて、前記波長合分波手段は、前記複数のONUからの上り信号であって、前記パワスプリッタ毎に波長の異なる上り信号を合波することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の光アクセスシステムにおいて、前記ONUの少なくとも1つは、可変波長フィルタを備えたことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の光アクセスシステムにおいて、前記上り信号光および前記下り信号光の少なくとも一方は、時分割多重されていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の光アクセスシステムにおいて、前記OSUの少なくとも1つは、複数の波長を有する下り信号光を同一の情報で変調することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の光アクセスシステムにおいて、前記OSUの少なくとも1つは、広帯域の下り信号光を同一の情報で変調することを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の光アクセスシステムにおいて、前記OSUの少なくとも1つは、各パワスプリッタに対して下り信号光の波長を切り替えて送出することを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の光アクセスシステムにおいて、前記OSUの少なくとも1つは、前記下り信号光に所定の周波数トーンを重畳して送出し、前記周波数トーンが重畳された下り信号光を受信するONUは、前記周波数トーンに基づいて受信フィルタの透過波長を設定することを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の光アクセスシステムにおいて、前記周波数トーンが重畳された下り信号光を受信するONUは、前記周波数トーンに基づいて上り信号光の送信波長を設定することを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、請求項1ないし9に記載の光アクセスシステムにおいて、前記OSUの少なくとも1つは、単一波長の信号光を受信し、強度変調および位相変調の少なくともいずれか一方を施すことによって、複数の波長成分を有する下り信号光を生成することを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、複数の光ネットワークユニット(ONU)に複数のパワスプリッタを介して信号光を伝送する光サービスユニットであって、前記パワスプリッタ毎に割り当てられた波長の異なる光を同一の情報で変調した信号光を、前記複数のONUに異なる時間フレームで伝送することを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、複数の光ネットワークユニット(ONU)に複数のパワスプリッタを介して信号光を伝送する光サービスユニットであって、前記パワスプリッタ毎に割り当てられた波長を含む広帯域の光を同一の情報で変調した信号光を、前記複数のONUに異なる時間フレームで伝送することを特徴とする。
また、請求項13に記載の発明は、複数の光ネットワークユニット(ONU)に複数のパワスプリッタを介して信号光を伝送する光サービスユニットであって、前記パワスプリッタ毎に前記信号光の波長を切り替えて伝送することを特徴とする。
また、請求項14に記載の発明は、請求項11ないし13のいずれかに記載の光サービスユニットであって、前記信号光に、サービスの種別を識別するための周波数トーンを重畳することを特徴とする。
また、請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の光サービスユニットから前記信号光を受信する光ネットワークユニットであって、前記信号光に重畳された周波数トーンに基づいて、受信フィルタの透過波長を設定することを特徴とする。
また、請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の光ネットワークユニットであって、前記周波数トーンに基づいて、送信する信号光の波長を設定することを特徴とする。
本発明によれば、光パワスプリッタブランチ毎にOSUを拘束させることなく、複数の光パワスプリッタを介して、多数のONUと通信させることができる。これによって、提供するサービスの規模に応じて、OSUを比較的自由に増設することができ、サービス展開が容易になる。
また、放送サービスなどの異種サービス(異なる速度、異なる品質、異なるプロトコルなど)を、複数の光パワスプリッタブランチを介して、多数のONUに提供することができる。これによって、提供するサービスの種類に応じて、OSUならびにONUを比較的自由に増設することができるので、サービス展開が容易になる。
以下、図面を参照しながら本発明のいくつかの実施例について説明する。ここでは、光パワスプリッタの台数および分岐数、OSUおよびONUの台数などについて、特定の数を用いて説明しているが、これらの数は必要に応じて増減することができることは言うまでもない。
(第1の実施例)
図1に、本発明の第1の実施例による光アクセスシステムの構成例を示す。この光アクセスシステムは、OSU10aと、波長スプリッタ20と、8つの8分岐光パワスプリッタ40−1〜8と、64台のONU60aとから構成されている。
ONUからOSUへの上り信号光と、OSUからONUへの下り信号光とはそれぞれ異なる波長が割り当てられ、PON(Passive Optical Network)ブランチを形成する一心の光ファイバ伝送路3上で波長多重されている。波長スプリッタ20は、1つのポートに入力した複数の波長を有する光を特定の波長毎に複数の異なるポートに分波する波長分波手段であり、逆向きに利用すると、複数の異なるポートに入力した波長の異なる光を1つのポートに合波する波長合波手段である。このような波長スプリッタには、例えばアレー導波路回折格子を利用することができる(特許文献1参照)。
図2に、4入力8出力のアレー導波路回折格子型の波長スプリッタの入出力特性例を示す。本実施例では、波長スプリッタ20は、入力ポート21−1、21−2をそれぞれOSU10aの光送信器12a、光受信器14aに接続し、出力ポート22−1〜8をそれぞれ光パワスプリッタ40−1〜8にPONブランチを介して接続するように構成される。
この場合、下り信号光として、例えば図2の波長λ1〜λ8の信号光を使用して、入力ポート21−1に入力し、出力ポート22−1〜8からそれぞれ出力させるように構成することができる。また、上り信号光として、例えば図2の波長λ10〜λ17の信号光を使用して、出力ポート22−1〜8にそれぞれ入力し、入力ポート21−2から出力させるように構成することができる。
この波長配置例では、波長スプリッタ20aにより分波された各波長λ1〜λ8の下り信号光が、光ファイバ伝送路3を介して、各パワスプリッタ40−1〜8に接続されたONU60aに伝搬する。各波長の下り信号光は、各ONUに異なる情報を伝送する場合(通信サービスなど)には、さらに時分割多重することもできるし、各ONUに同一の情報を伝送する場合(放送サービスなど)には、各波長の信号光を同一の情報で変調して伝送することもできる。なお、ONU60aの波長フィルタ(WF)63aは、上り信号光の波長と下り信号光の波長を多重分離する特性を有している。
また、各ONU60aは、接続されたパワスプリッタ毎に割り当てられた波長(λ10〜λ17のいずれか)の下り信号光を、各ONUに割り当てられた時間フレームで送出する。各ONU60aからの各波長の下り信号光は、それぞれの光パワスプリッタおよび光ファイバ伝送路を介して、波長スプリッタ20aで合波される。この合波された信号は、OSU10aの光受信器14aで電気信号に変換される。
なお、上記波長配置例では、下り信号光の波長としてλ1〜λ8、上り信号光の波長としてλ10〜17を用いて説明したが、上りおよび下り信号光の波長は、各パワスプリッタ40−1〜8のPONブランチにおいて、それぞれ異なっていればよく、その他の波長配置を使用することができる。例えば、図2の入力ポート21−1および21−2を使用する場合、上りとしてλ1〜λ8を使用し、下りとしてλ2〜λ8およびλ1(またはλ9)やλ18〜λ25を使用することができる。
なお、本実施例では、双方向伝送の例を示しているが、一方向のみのサービス(例えば放送サービス)を提供する場合は、一方向伝送のための構成としてもよい。すなわち、下りの一方向伝送の場合、OSU10aの光受信器14aとONU60aの光送信器62aがない構成としてもよい。
(第2の実施例)
図3に、本発明の第2の実施例として、複数のOSUを接続する場合の光アクセスシステムの構成例を示す。この構成例では、2台のOSU10a−1、10a−2が波長スプリッタ20に接続されている。これらのOSUは同じサービスを提供するものとして構成することができる。あるいは、OSU10a−1とOSU10a−2が、異なるサービス(例えば、異なる速度、異なる品質、異なるプロトコル)を提供するものとして構成することもできる。いずれの場合も、例えば、OSU10a−1がUsr1、Usr3、...、Usr63のONU60aを収容し、OSU10a−2がUsr2、...、Usr64のONU60aを収容する構成とすることができる。
本構成例では、波長スプリッタ20は、図2に示す入力ポート21−1および21−3をそれぞれOSU10a−1の光送信器12a−1および光受信器14a−1に接続し、入力ポート21−2および21−4をそれぞれOSU10a−2の光送信器12a−2および光受信器14a−2に接続するように構成される。
この場合、OSU10a−1について、下り信号光として、例えば図2の波長λ1〜λ8の信号光を使用して、入力ポート21−1から入力し、出力ポート22−1〜8にそれぞれ出力させるように構成することができる。また、OSU10a−1の上り信号光として、例えば図2の波長λ19〜λ26の信号光を使用して、出力ポート22−1〜8からそれぞれ入力し、入力ポート21−3に出力させるように構成することができる。
また、OSU10a−2については、下り信号光として、例えば図2の波長λ10〜λ17の信号光を使用して、入力ポート21−2から入力し、出力ポート22−1〜8にそれぞれ出力させるように構成することができる。また、OSU10a−2の上り信号光として、例えば図2の波長λ28〜λ35の信号光を使用して、出力ポート22−1〜8からそれぞれ入力し、入力ポート21−4に出力させるように構成することができる。
この波長配置例では、波長スプリッタ20により分波されたOSU10a−1からの各波長λ1〜λ8の下り信号光は、光ファイバ伝送路3を介して、各パワスプリッタ40−1〜8に接続されたONU60aに伝搬する。同様に、波長スプリッタ20により分波されたOSU10a−2からの各波長λ10〜λ17の下り信号光も、光ファイバ伝送路3を介して、各パワスプリッタ40−1〜8に接続されたONU60bに伝搬する。各ONUは、2つのOSUからのこれら2つの波長のうちいずれかを波長フィルタ63aにより選択受信する。
ここで、各波長の下り信号光は、各ONUに異なる情報を伝送する場合(通信サービスなど)には、さらに時分割多重することもできるし、各ONUに同一の情報を伝送する場合(放送サービスなど)には、各波長の信号光を同一の情報で変調して伝送することもできる。
また、OSU10a−1と通信するONU(例えば、Usr1、Usr3、...、Usr63)は、接続されたパワスプリッタ毎に割り当てられた波長(λ19〜λ26のいずれか)の上り信号光を、各ONUに割り当てられた時間フレームで送出する。さらに、OSU10a−2と通信する各ONU(Usr2、...、Usr64)は、接続されたパワスプリッタ毎に割り当てられた波長(λ28〜λ35のいずれか)の上り信号光を、各ONUに割り当てられた時間フレームで送出する。これらONUからの上り信号光は、パワスプリッタ40b−1〜8でそれぞれ合波され、光ファイバ伝送路3を介して、波長スプリッタ20aでさらに合波される。この合波された信号は、それぞれOSU10a−1、10a−2の光受信器14a、14aで電気信号に変換される。
なお、上記波長配置例では、下り信号光の波長としてλ1〜λ8およびλ10〜λ17、上り信号光の波長としてλ19〜λ26およびλ28〜λ35を用いて説明したが、これら上りおよび下り信号光の波長のそれぞれは、各パワスプリッタ40−1〜8のPONブランチにおいて、OSU毎に異なっていればよく、その他の波長配置を使用することができる。例えば、図2において、OSU10a−1の下りとしてλ1〜λ8を使用し、OSU10a−2の上りとしてλ2〜λ8およびλ1を使用し、OSU10a−2の下りとしてλ3〜8ならびにλ1およびλ2を使用し、OSU10a−2の上りとしてλ4〜λ8およびλ1〜λ3を使用することができる。
なお、本実施例では、双方向伝送の例を示しているが、一方向のみのサービス(例えば放送サービス)を提供する場合は、一方向伝送のための構成としてもよい。すなわち、下りの一方向伝送の場合は、OSU10a−1および/またはOSU10a−2の光受信器14a−1および/または14a−2とONU60aの光送信器62aがない構成としてもよい。
次に、図4を参照して、第1および第2の実施例において使用することのできる他のOSUの構成例について説明する。図4に示すOSU10b−1、10b−2は、光送信器(Tx)12b−1、12b−2と、光受信器(Rx)14b−1、14b−2と、波長帯多重分離フィルタ(WDM)13b−1、13b−2とから構成されている。波長多重分離フィルタ13b−1、13b−2は、上り信号光の波長と下り信号光の波長とを多重分離するためのものであり、例えば上り信号光を透過して下り信号光を反射するハイパスフィルタ(またはローパスフィルタ)として構成することができる。この場合、上り信号光と下り信号光をそれぞれ所定の波長帯内に設定することで、すべてのPONブランチに対して共通のWDMを使用することができる。
この構成例では、波長スプリッタ20bは、各OSUに対して1つのポートを使用するので、波長配置は上述したものと異なる。図2の入出力特性を有する波長スプリッタを用いるとすると、OSU10b−1は、例えば入力ポート21−1に接続され、OSU10b−2は、例えば入力ポート21−2に接続される。
この場合、OSU10b−1について、上り信号光として、例えば図2の波長λ1〜λ8の信号光を使用して、入力ポート21−1から入力し、出力ポート22−1〜8にそれぞれ出力させるように構成することができる。また、OSU10b−1の下り信号光として、例えば図2の波長λ17〜λ24の信号光を使用して、出力ポート22−1〜8からそれぞれ入力し、入力ポート21−1に出力させるように構成することができる。
また、OSU10b−2については、上り信号光として、例えば図2の波長λ19〜λ26の信号光を使用して、入力ポート21−2から入力し、出力ポート22−1〜8にそれぞれ出力させるように構成することができる。また、OSU10b−2の下り信号光として、例えば図2の波長λ28〜λ35の信号光を使用して、出力ポート22−1〜8からそれぞれ入力し、入力ポート21−2に出力させるように構成することができる。
次に、図5および図6を参照して、ONUの構成例について説明する。図5に示すように、ONUは、光送信器(Tx)62aと、光受信器(Rx)64aと、波長フィルタ(WF)63aとから構成することができる。波長フィルタ63aは、図に示すように、光受信器64aへの下り経路については、下り信号光として選択された波長λn以外を阻止するフィルタ特性を有し、光送信器62aからの上り経路については、波長λn以外の信号を透過するフィルタ特性を有するように構成することができる。また、上りの経路において、上り信号光として選択された波長以外の信号を阻止するフィルタ特性を有する構成とすることもできる。
図6は、ONUの他の構成例であり、光送信器(Tx)62bと、光受信器(Rx)64bと、波長フィルタ(WF)65bと、波長帯多重分離フィルタ(WDM)66bとから構成することができる。波長多重分離フィルタ66bは、上り信号光の波長と下り信号光の波長とを多重分離するためのものであり、図に示すように、例えば上り信号光を透過するハイパスフィルタと下り信号光を透過するローパスフィルタとして構成することができる。波長フィルタ65bは、図に示すように、下り信号光として選択された波長以外の信号を阻止するフィルタとして構成することができる。
図6を用いて説明した構成例では、上り信号光と下り信号光をそれぞれ所定の波長帯内に設定することで、すべてのPONブランチに対して共通のフィルタ特性を有するWDMを使用することができる。また、図5および図6のいずれの構成例とも波長フィルタ(WF)を波長可変フィルタとすることで、すべてのPONブランチに対して共通のWFを使用することができる。これにより、生産性および保守運用性が向上する。
(第3の実施例)
図7に、本発明の第3の実施例による光アクセスシステムの構成例を示す。この実施例では、下り信号光に複数の波長成分を含む光源を用いている。OSU10c−1、10c−2は、光送信器(Tx)12c−1、12c−2を備え、複数の波長成分を含む光源(図示せず)をさらに備えるか、あるいは外部から複数の波長成分を含む光を受け取るように構成される。光送信器(Tx)12c−1、12c−2は、対応する各ONU60cに同一の情報を伝送する場合(放送サービスなど)には、複数の波長成分を含む光源を同一の情報を有する電気信号で変調し、各波長成分が同一の情報を有する多波長信号光を送出することができる。
図7に示すように、この下りの多波長信号光は、各ONU60cに対してそれぞれ異なる時間フレームを割り当てるように構成することができる。図示した波長配置例では、OSU10c−1の下り信号光として、例えば図2の波長λ1〜λ8の信号光を使用して、入力ポート21−1から入力し、出力ポート24−1〜8にそれぞれ出力させるように構成することができる。波長λ1〜λ8の各信号光には、各ONU60cに対して信号が時分割多重されており、それぞれのONUが各信号光を波長可変フィルタ(TWF)65cで選択し、光受信器64cで電気信号に変換後、割り当てられた時間フレームを抜き取る。
また、OSU10c−2の下り信号光として、例えば図2の波長λ2〜λ8およびλ1の信号光を使用して、入力ポート21−2から入力させ、出力ポート24−1〜8にそれぞれ出力させるように構成することができる。波長λ2〜λ8およびλ1の各信号光には、それぞれのONU60cに対して信号が時分割多重されており、それぞれのONUが各信号光を波長可変フィルタ(TWF)65cで選択し、光受信器64cで電気信号に変換後、割り当てられた時間フレームを抜き取る。
複数の波長成分を含む光源は、特許文献2に示されているような多波長一括発生光源であってもよいし、スーパールミネッセントダイオードや光増幅器であってもよい。光増幅器の場合は、その自然放出雑音光を光源として利用する。光増幅器としては、例えばエルビウム添加ファイバ増幅器や半導体光増幅器を使用することができ、その自然放出雑音光は、一般に約30〜80nmの波長範囲にスペクトルがほぼ一様に広がっている。
次に、図8および図9を参照して、OSUおよびその周辺回路の構成例について説明する。
図8に示すように、ネットワークオペレータ(またはサービスプロバイダ)などの収容局には、OSU10c−1、10c−2および波長スプリッタ20以外に、多波長光源15cとその出力をOSUに分配するパワスプリッタ17cが含まれる。各OSUは、パワスプリッタ17cを介して、多波長光源15cから多波長光信号を受け取る。この多波長光信号は、外部変調器(mod)16c−1、16c−2によって電気信号で変調され、下り信号光が生成される。そして、この多波長光信号は、波長スプリッタ20によって分波され、各PONブランチに送出される。
外部変調器16c−1、16c−2には、例えば電界吸収型(EA)半導体変調器、電気光学効果を用いたニオブ酸リチウム(LN)変調器、または半導体光増幅器(SOA)などを使用することができる。SOAは、入力電気信号に従って駆動電流をオン/オフさせることで、変調器として動作させることができる。
図9に、OSUの他の構成例を示す。図9に示すように、OSU10c−1、10c−2は、複数の波長成分を含む広帯域光源として、例えばスーパールミネッセントダイオード(SLD)17c−1、17c−2を有している。このスペクトル幅の広い光源であるSLDを、電気信号で直接変調したり、外部変調したりすることによって、下り信号光を生成する。生成された広帯域光信号は、波長スプリッタ20によって分波され、各PONブランチに送出される。
複数の波長成分を含む広帯域光源には、特許文献2に示されるような多波長一括発生光源や、複数の分布帰還型(DFB)レーザを集積したアレーDFBレーザを使用することができる。
(第4の実施例)
図10に、本発明の第4の実施例による光アクセスシステムの構成例を示す。この実施例では、下り信号光に波長可変光源を用いている。OSU10d−1、10d−2は、図10に示すように、各ONU60dへの下り信号光をそれぞれ異なる時間フレーム割り当てるとともに、波長可変光源(図示せず)を用いてそれぞれのPONブランチ毎に異なる波長に切り替えて送信するように構成することができる。
図示した波長配置例では、OSU10d−1の下り信号光として、例えば図2の波長λ1〜λ8の信号光を使用して、入力ポート21−1から入力し、出力ポート22−1〜8にそれぞれ出力させるように構成することができる。波長λ1〜λ8の各信号光には、各ONU60dに対して所定の時間フレームが割り当てられており、各ONU60dが各信号光を波長可変フィルタ(TWF)65dで選択し、光受信器64dで電気信号に変換後、割り当てられた時間フレームを抜き取る。
また、OSU10d−2の下り信号光として、例えば図2の波長λ2〜λ8およびλ1の信号光を使用して、入力ポート21−2から入力し、出力ポート22−1〜8にそれぞれ出力させるように構成することができる。波長λ2〜λ8およびλ1の各信号光には、各ONU60dに対して所定の時間フレームが割り当てられており、各ONU60dが各信号光を波長可変フィルタ(TWF)65dで選択し、光受信器64dで電気信号に変換後、割り当てられた時間フレームを抜き取る。
波長可変光源には、例えば超格子分布ブラッグ反射型(SSG−DBR)レーザなどを用いることができる。このような構成により、第3の実施例に比べより少ない総光パワで同じ機能が実現できるが、高速な波長可変光源が必要となる。
(第5の実施例)
図11に、本発明の第5の実施例による光アクセスシステムの構成例を示す。この実施例では、ONUにおいて波長可変フィルタを使用し、所望のOSUからの信号を識別できるようしている。
図11に示すように、OSU10e−1、10e−2は、多波長信号光を送出するように構成することができ、この下りの多波長信号光は、各ONU60eに対してそれぞれ異なる時間フレームを割り当てるように構成することができる。図示した波長配置例では、OSU10e−1の下り信号光として、例えば図2の波長λ1〜λ8の信号光を使用して、入力ポート21−1から入力し、出力ポート22−1〜8にそれぞれ出力させるように構成することができる。また、OSU10c−2の下り信号光として、例えば図2の波長λ2〜λ8およびλ1の信号光を使用して、入力ポート21−2から入力し、出力ポート22−1〜8にそれぞれ出力させるように構成することができる。
ここで、これら下りの信号光には、図の発振器f、fにより、OSU毎に異なる周波数トーンを重畳して送信する。例えば、下りの電気信号に、ミキサなどにより発振器f、fの周波数トーンを重畳し、この電気信号で下り信号光の光源を変調する。
次に、このような下り信号光を受信するONU60eの構成例について、図12を参照して説明する。ONU60eは、図12に示すように、光送信器(Tx)62eと、光受信器(Rx)64eと、波長可変フィルタ(TWF)65eと、電気的フィルタ手段66eと、TWF透過波長設定信号生成回路67eと、Tx送信波長設定信号生成回路68eとから構成されている。
ONU60eは、下り信号光を光受信器64eで電気信号に変換後、電気的フィルタ手段66eを用いて重畳されたトーン周波数fnを分離する。このトーン周波数fnの振幅が最大となるように、TWF透過波長設定信号生成回路67eにより、可変波長フィルタ65eの透過波長を制御する。
また、図12に示すように、TWF透過波長設定信号に対して、1対1に対応するTx送信波長設定信号を生成する回路68eを設けて、下り信号光に対応する上り信号光を自動的に生成するようにすることもできる。これにより、ONUは、どのPONブランチに接続されているのかの情報を解さずに上り信号光の波長を選ぶことができるようになる。
この場合、光送信器62eの光源(図示せず)を、例えば、発振波長を可変することができる分布帰還型(DFB)レーザとし、Tx送信波長設定信号をDFBレーザの温度制御回路にフィードバックして発振波長を変えるように構成することができる。
あるいは、光送信器62eの光源を、例えば、電流によって波長を可変することができるレーザと、外部変調器とを組み合わせたものとし、Tx送信波長設定信号をレーザの波長制御部にフィードバックして発振波長を変えるように構成することができる。
上記のように、本実施例では、波長可変フィルタの透過波長を自動設定することができ、またこの設定された下り信号光の透過波長に応じて、上り信号光を所定の波長に自動設定することができる。
(第6の実施例)
図13に、本発明の第6の実施例による光アクセスシステムの構成例を示す。この実施例は、上り信号光に関する構成例である。
図13に示すように、上りの信号光は、割り当てられた各波長(λ19〜λ26)に対してそれぞれ異なる時間フレームを割り当てるように構成することができる。図示した波長配置例では、OSU10f−1への上り信号光として、例えば図2の波長λ19〜λ26の信号光を使用して、出力ポート22−1〜8からそれぞれ入力し、入力ポート21−3に出力させるように構成することができる。波長λ19〜λ26の各上り信号光には、各ONU60f(Usr1、Usr3、...、Usr63)からの信号が時分割多重されており、OSU10f−1が各波長(λ19〜λ26)の信号光を光受信器14f−1で受信し、電気信号に変換する。
また、OSU10f−2への上り信号光として、例えば図2の波長λ20〜λ26およびλ19の信号光を使用して、出力ポート22−1〜8からそれぞれ入力し、入力ポート21−4に出力させるように構成することができる。波長λ20〜λ26およびλ19の各信号光には、各ONU60f(Usr2、...、Usr64)からの信号が時分割多重されており、OSU10f−2が各波長(λ20〜λ26およびλ19)の信号光を光受信器14f−2で受信し、電気信号に変換する。
なお、上記波長配置例では、λ19〜λ26の波長を用いて説明したが、上りの信号光の波長は、パワスプリッタ40−1〜8の各PONブランチにおいて、OSU10f−1および10f−2に対してそれぞれ異なっていればよく、その他の波長配置を使用することができる。
(第7の実施例)
図14に、本発明の第7の実施例による光アクセスシステムの構成例を示す。この実施例は、OSUの少なくとも1台が一方向のOSU(例えば放送サービス)である場合の構成例である。図14では、OSU10g−2が、放送サービスを提供するOSUとして図示されている。
OSU10g−2は、自ら光信号を変調して信号光を生成するのではなく、外部のヘッドエンド局から信号光を受け取るように構成されている。この信号は、次いで、光アンプ11gおよび15gで増幅され、多波長化回路13g(例えば特許文献2)で複数の波長成分を有する信号光が生成され、パワスプリッタ17gを介して、波長スプリッタ20で光パワスプリッタ40−1、40−2のPONブランチに波長分岐される。これによって、同じ情報を有する下り信号光を各PONブランチに分配することができる。
この多波長化回路13gは、例えば特許文献2に示されているように、入力された単一波長の信号光に対し、強度変調もしくは位相変調またはその両方を施し、変調サイドバンドを発生させるように構成することができる。変調に用いる電気信号の周波数、強度、位相を所定の条件とすることで(特許文献2参照)、単一波長の入力信号に対して、8波長の波長成分を有する出力光を得ることができる。この出力光は、各PONブランチにおいて、他のOSU10b−1に割り当てられている上りおよび下り信号光の波長以外の波長とすることによって多重される。例えばこの出力光を図2のλ19〜λ26とすると、波長スプリッタ20の入力ポート21−3に入力することによって、各出力ポート22−1〜8にそれぞれの波長が送出されることになる。
OSU10g−1およびOSU10g−2の下り信号光は、パワスプリッタ40−1、40−2を介して、各ONUに伝搬される。各ONU(例えばUsr2のONU60gおよび70g)は、波長多重分離フィルタ(WDM)63gおよび73gにより伝搬された下り信号からOSU10g−1およびOSU10g−2の下り信号をそれぞれ選択し、光受信器64gおよび74gでそれぞれ電気信号に変換する。このような構成とすることで、1台のOSUで多くのONUに放送型サービスを提供することができる。
(第8の実施例)
図15に、本発明の第8の実施例による光アクセスシステムの構成例を示す。この実施例は、上述のような光アクセスシステムに、特定の波長でサービスを付加する構成例である。図15では、上述したような光アクセスシステムのOSU10h−1、10h−2に1.56μm以上の波長を使用し、特定の波長でサービスを付加するOSU10h−0には1.56μm以下の波長を使用している。
ちなみに、このような付加サービスには、例えば、上りおよび下り信号光にそれぞれ1.3μmおよび1.49μmを割り当てた通信サービス、下り信号光に1.55μmを割り当てた放送サービス、および/またはその両方が挙げられる。
OSU10h−0の信号と、OSU10h−1および10h−2の信号は、図に示すように3ポートの波長フィルタ30hにより多重分離され、それぞれの波長で各PONブランチに接続される。OSU10h−0のみと通信するUsr1のONU60hは、波長フィルタ31hを有し、1.56μm以下の信号を選択して通信する。また、OSU10h−0およびOSU10h−2の両方と通信するUsr2の2つのONU60hは、波長フィルタ32hにより各信号を多重分離して、それぞれのOSUと通信する。さらに、Usr3のOSU60hのようにいずれかのOSU10−1のみと通信するONUは、上述した実施例のONUと同様の構成により、該当する上りおよび下り信号を選択して通信する。このような構成とすることによって、特定のユーザに比較的容易に特定のサービスを提供することができるようになる。
(第9の実施例)
図16に、本発明の第9の実施例による光アクセスシステムの構成例を示す。この実施例は、OSUの少なくとも1台が遠隔地にある場合の構成例である。図16では、遠隔地にあるOSU10j−1を光ファイバ伝送路7a、7bおよび光増幅器2a〜dを介して波長スプリッタ20に接続している。
このような構成とすることで、必要に応じてOSUを波長スプリッタ20とは別の場所(例えば別の局)に配置することができる。
また、図16では、パワスプリッタ40a−1および40a−2を多段接続している。このように、本発明の構成例では、末端のONU60iの数に応じて、パワスプリッタの分岐数を増やすだけでなく、多段化することもできる。
以上、本発明について、いくつかの実施例に基づいて説明したが、本発明の原理を適用できる多くの実施可能な形態に鑑みて、ここに記載した実施例は、単に例示に過ぎず、本発明の範囲を限定するものではない。ここに例示した実施例は、本発明の趣旨から逸脱することなくその構成と詳細を変更することができる。さらに、説明のための構成要素は、本発明の趣旨から逸脱することなく変更、補足、および/またはその順序を変えてもよい。
本発明の第1の実施例による光アクセスシステムの構成例を示す図である。 本発明における4入力8出力の波長スプリッタの入出力特性例を示す図である。 本発明の第2の実施例による光アクセスシステムの構成例を示す図である。 本発明における光アクセスサービスユニット(OSU)の構成例を示す図である。 本発明における光ネットワークユニット(ONU)の構成例を示す図である。 本発明における光ネットワークユニット(ONU)の構成例を示す図である。 本発明の第3の実施例による光アクセスシステムの構成例を示す図である。 本発明における光サービスユニット(OSU)およびその周辺回路の構成例を示す図である。 本発明における光サービスユニット(OSU)およびその周辺回路の構成例を示す図である。 本発明の第4の実施例による光アクセスシステムの構成例を示す図である。 本発明の第5の実施例による光アクセスシステムの構成例を示す図である。 本発明の第5の実施例における光ネットワークユニット(ONU)の構成例を示す図である。 本発明の第6の実施例による光アクセスシステムの構成例を示す図である。 本発明の第7の実施例による光アクセスシステムの構成例を示す図である。 本発明の第8の実施例による光アクセスシステムの構成例を示す図である。 本発明の第9の実施例による光アクセスシステムの構成例を示す図である。 従来の光アクセスネットワークの一例を示す図であり、(1)は構成例を、(2)は上り信号光の多重方式を、(3)は下り信号光の多重方式を示している。
符号の説明
3、5 光ファイバ伝送路
2a〜d 光増幅器
7a、7b 光ファイバ伝送路
10、10a、10a−1、10a−2、10b−1、10b−2、10c−1、10c−2、10d−1、10d−2、10e−1、10e−2、10f−1、10f−2、10g−1、10g−2、10h−0〜2、10i−1、10i−2、10j−1 光サービスユニット(OSU)
11g、15g 光増幅器
12、12a、12a−1、12a−2、12b−1、12b−2、12c−1、12c−1、12d−1、12d−2、12e−1、12e−2 光送信器
13 波長フィルタ(WDM)
13g 多波長化回路
14、14a、14a−1、14a−2、14b−1、14b−2、14c−1、14c−2、14f−1、14f−2 光受信器
15c 多波長光源
16c−1、16c−2、 外部変調器(mod)
17c、17g パワスプリッタ
17c−1、17c−2 スーパールミネッセントダイオード(SLD)
20 波長スプリッタ
21−1〜4 入力ポート
22−1〜8 出力ポート
30h、31h、32h 波長フィルタ
40、40−1〜8、40a−1、40a−2 光パワスプリッタ
60、60a、60c、60d、60e、60f、60g、60i、70g 光ネットワークユニット(ONU)
62、62a、62b、62e、62f、62g 光送信器
63、63a、63b、65b 波長フィルタ(WF)
64、64a、64b、64c、64d、64e、64g、60h 光受信器
65c、65d、65e 波長可変フィルタ(TWF)
66b、63g 波長帯多重分離フィルタ(WDM)
66e 電気的フィルタ手段
67e TWF透過波長設定信号生成回路
68e Tx送信波長設定信号生成回路

Claims (16)

  1. 少なくとも1つの光サービスユニット(OSU)と、複数の光ネットワークユニット(ONU)とが複数のパワスプリッタを介して接続された光アクセスシステムにおいて、
    前記OSUと、前記複数のパワスプリッタとの間に波長分合波手段を備え、
    前記波長合分波手段は、前記OSUからの複数の波長を有する下り信号光を前記パワスプリッタ毎に分波することを特徴とする光アクセスシステム。
  2. 請求項1に記載の光アクセスシステムにおいて、
    前記波長合分波手段は、前記複数のONUからの上り信号であって、前記パワスプリッタ毎に波長の異なる上り信号を合波することを特徴とする光アクセスシステム。
  3. 請求項1または2に記載の光アクセスシステムにおいて、
    前記ONUの少なくとも1つは、可変波長フィルタを備えたことを特徴とする光アクセスシステム。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の光アクセスシステムにおいて、
    前記上り信号光および前記下り信号光の少なくとも一方は、時分割多重されていることを特徴とする光アクセスシステム。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の光アクセスシステムにおいて、
    前記OSUの少なくとも1つは、複数の波長を有する下り信号光を同一の情報で変調することを特徴とする光アクセスシステム。
  6. 請求項1ないし4のいずれかに記載の光アクセスシステムにおいて、
    前記OSUの少なくとも1つは、広帯域の下り信号光を同一の情報で変調することを特徴とする光アクセスシステム。
  7. 請求項1ないし4のいずれかに記載の光アクセスシステムにおいて、
    前記OSUの少なくとも1つは、各パワスプリッタに対して下り信号光の波長を切り替えて送出することを特徴とする光アクセスシステム。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の光アクセスシステムにおいて、
    前記OSUの少なくとも1つは、前記下り信号光に所定の周波数トーンを重畳して送出し、
    前記周波数トーンが重畳された下り信号光を受信するONUは、前記周波数トーンに基づいて受信フィルタの透過波長を設定することを特徴とする光アクセスシステム。
  9. 請求項8に記載の光アクセスシステムにおいて、
    前記周波数トーンが重畳された下り信号光を受信するONUは、前記周波数トーンに基づいて上り信号光の送信波長を設定することを特徴とする光アクセスシステム。
  10. 請求項1ないし9に記載の光アクセスシステムにおいて、
    前記OSUの少なくとも1つは、単一波長の信号光を受信し、強度変調および位相変調の少なくともいずれか一方を施すことによって、複数の波長成分を有する下り信号光を生成することを特徴とする光アクセスシステム。
  11. 複数の光ネットワークユニット(ONU)に複数のパワスプリッタを介して信号光を伝送する光サービスユニットであって、
    前記パワスプリッタ毎に割り当てられた波長の異なる光を同一の情報で変調した信号光を、前記複数のONUに異なる時間フレームで伝送することを特徴とする光サービスユニット。
  12. 複数の光ネットワークユニット(ONU)に複数のパワスプリッタを介して信号光を伝送する光サービスユニットであって、
    前記パワスプリッタ毎に割り当てられた波長を含む広帯域の光を同一の情報で変調した信号光を、前記複数のONUに異なる時間フレームで伝送することを特徴とする光サービスユニット。
  13. 複数の光ネットワークユニット(ONU)に複数のパワスプリッタを介して信号光を伝送する光サービスユニットであって、
    前記パワスプリッタ毎に前記信号光の波長を切り替えて伝送することを特徴とする光サービスユニット。
  14. 請求項11ないし13のいずれかに記載の光サービスユニットであって、
    前記信号光に、サービスの種別を識別するための周波数トーンを重畳することを特徴とする光サービスユニット。
  15. 請求項14に記載の光サービスユニットから前記信号光を受信する光ネットワークユニットであって、
    前記信号光に重畳された周波数トーンに基づいて、受信フィルタの透過波長を設定することを特徴とする光ネットワークユニット。
  16. 請求項15に記載の光ネットワークユニットであって、
    前記周波数トーンに基づいて、送信する信号光の波長を設定することを特徴とする光ネットワークユニット。
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