JP2006079650A - 自動取引装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 入出金口20と紙幣判別部30を紙幣入出金機1の上部に、紙幣収納庫60,70,80,81を下部に配し、紙幣搬送路を上部と下部で分割可能に構成し、現金自動取引装置の全体を囲う装置筐体とは別に、下部紙幣搬送路と紙幣収納庫からなる下部紙幣機構1bのみを囲う金庫筐体106を実装可能とし、下部紙幣搬送路(開閉搬送路)90を金庫筐体の利用者操作側壁面あるいはこれと反対側の壁面の近傍に配する。また、金庫筐体内の紙幣収納庫を係員が操作するための開閉扉を、利用者側から操作する前面操作型装置では利用者側に実装し、利用者側と反対側から操作する後面操作型装置では利用者側と反対側に実装する。
【選択図】 図3
Description
(1)本第二の実施例では、入出金口21を紙幣スロット21aがほぼ水平になるように設置しているが、これは、本紙幣入出金機2が、図28に示す現金自動取引装置111に実装するためである。現金自動取引装置111の上部には、上部正面板111aに設けられたカードスロット112aと連通し利用者のカードを処理し、取引明細票を印字して放出するカード・明細票処理機構112と、通帳スロット113aと連通し利用者の通帳を処理する通帳処理機構113と、取引表示器117を備えている。また、装置111の下部には、紙幣を処理する紙幣入出金機構2および、硬貨を処理する硬貨入出金機構114を備えており、中間部の利用者操作面111bには、取引の内容を表示および入力する顧客操作部115および、紙幣スロット21a、硬貨スロット114aが設けられている。この現金自動取引装置111は、カード、通帳、紙幣、硬貨、明細票を媒体とし、利用者の預入れ、支払、振込等の処理を行うことができる。
(4)第二の実施例では、第一の実施例の如き入金庫60は持たず、代わりにリジェクト庫65を持っている。本実施例のリジェクト庫65は、第一の実施例における入金庫60より収納空間が小さいが、仕切板651で区切られた上部収納空間652と下部収納空間653を有する。図30(a)に示すように、切替えゲート505を図示505bの状態に切り替えることで、図30(b)に示すように、一時保管庫40から、入金収納時のリサイクル庫80に収納できない非還流紙幣や取り忘れ紙幣をリジェクト庫65に収納することができる(リサイクル庫80に収納可能な紙幣は切替えゲート505を505aの状態にしてリサイクル庫80に収納する)。同様に、切替えゲート505を図示505bの状態に切り替えることで、図30(b)に示すように、一時保管庫40から出金時のリジェクト紙幣をリジェクト庫65に収納することができる。リジェクト庫65の仕切板651は、図示せぬ駆動源で、上下に移動でき、仕切板の移動制御により、例えば、上部収納空間652に取り忘れ紙幣を収納し、下部収納空間653に、その他のリジェクト紙幣、非還流紙幣を収納することにより、現金の厳格な管理が可能となる。
(1)入出金口と紙幣判別部を紙幣入出金機の上部に、紙幣収納庫を下部に配し、さらに紙幣搬送路も上記の上部と下部の機構部で分割可能に構成し、下部の搬送路は利用者操作側壁面近傍に配しており、上部と下部を分ける水平面で機構が交差していないので、上部と下部を水平面で分割でき、上部と下部を1つの装置筐体に実装する構成をとることができるし、紙幣を収納している下部をさらに堅固な金庫筐体に実装する構成もとることができ、より高いセキュリティが要求される構成にも応じることができ、かつ下部の搬送路は利用者操作側壁面近傍に配しているので、係員が前面から操作できる前面操作型にも、後面から操作できる後面操作型にも容易に応じることができ、操作性、設置場所、セキュリティ等様々なニーズに対応できる汎用性を有している。
(2)本実施例によれば、上部搬送機構と下部紙幣機構を分けて設られており、入金計数時など取引が成立するまでの紙幣は上部搬送機構部だけに存在するため、その紙幣にジャムが発生した場合でも下部紙幣機構を囲む金庫を開ける必要がなくなり、安全性が保てる。また、利用者に所有権がある紙幣(上部搬送機構に存在する紙幣)と銀行に所有権がある紙幣(下部紙幣機構に存在する紙幣)を明確に区別することができるという効果がある。
(3)収納庫を前後いずれからでも着脱できる紙幣入出金機を実現しており、図2(a)(b)、図4(a)(b)に示すような、前面操作型装置、後面操作型装置のいずれにも共通の構造で、適用でき、汎用性が高い。
(4)第一、第二の実施例の入出金口20,21は、紙幣ホッパーを回転動作により可動にし、利用者が投入/放出する方向を略垂直方向とする図3に示す現金自動取引装置と、略水平方向とする図1に示す現金自動取引装置のいずれにも実装可能な紙幣入出金機を提供でき、利用者の操作性で様々な仕様の現金自動取引装置を提供できる。
(5)一時保管庫は、一時保管庫を誘導テープによる巻取り方式を採用し、さらに、入金紙幣の一時保管だけでなく、出金リジェクト紙幣の一時保管することで、リサイクル庫に一時保管庫を設けた従来例より簡素なリサイクル庫を実現できる。また、多金種の入金取引に対応できるだけでなく、一時保管庫を誘導テープによる巻取り方式を採用することで、従来例より、サイズの大きく異なる海外紙幣の対応が容易となる。また、出金リジェクト紙幣の一時保管時、折れ、破れ紙幣あるいは、傾いて搬送された状態の可能性が高く、これらについて、ジャムの発生しにくい装置を実現できる。
(1)上記各実施例では、入出金口の紙幣ホッパーを共通にしているが、入金口と出金口で別々に分けて設けてもよい。
(2)上記各実施例では、一時保管庫40として回転ドラムを用いた巻き取り型のもの(図17参照)を採用しているが、実施例で説明したリサイクル庫(図22参照)のような積層型の構成を採用することもできる。
(3)上記各実施例では開閉搬送路(第一の実施例の90、第二の実施例の91)を全ての収納庫に共通に設けているが、開閉搬送路は、各収納庫毎に個別に設けるようにしてもよい。
(4)搬送路の駆動源は、本実施例では一個で、搬送路501g−501h−901aがギヤでつながるようにしているが、上下別々の駆動源(モータ)を設けてもよい。これにより、ギヤによる連結不良などの障害がなくなる。
(5)上記各実施例においては、各収納庫はその前後に取っ手を設けたり、下部紙幣機構(第一の実施例の1b、第二の実施例の2b)は前後どちら向きにも着脱できるように構成され、共に前面操作型装置と後面操作型装置共通の構成を持たせているが、前面操作型装置または後面操作型装置のいずれか一方に専用化するようにしてもよい。これにより構造が簡素化されコストダウンが可能になる。
Claims (5)
- 紙幣の入出金を行う紙幣入出金装置であって、
紙幣を入出金する入出金口と、紙幣を判別する紙幣判別部と、前記入出金口から入金され前記紙幣判別部にて判別された紙幣を一時的に保管する一時保管庫とを含むユニットであって且つ前記装置の上部に配置された上部紙幣機構と、
水平に配置され、紙幣を立位状態で収納する複数の紙幣収納庫を含むユニットであって且つ前記装置の下部に配置された下部紙幣機構とを有し、
前記上部紙幣搬送機構は、前記紙幣判別部と前記一時保管庫とを接続し且つ紙幣を搬送する紙幣搬送路から分岐する位置に、前記複数の紙幣収納庫に収納しない非還流紙幣又は取り忘れ紙幣を収納するリジェクト庫を有することを特徴とする紙幣入出金装置。 - 請求項1記載の紙幣入出金装置において、
前記入出金口から入金された紙幣が前記紙幣判別部でリジェクト紙幣と判定されたとき、そのリジェクト紙幣を前記一時保管庫に一時的に保管し、その保管したリジェクト紙幣を前記リジェクト庫へ搬送することを特徴とする紙幣入出金装置。 - 紙幣を入出金する紙幣入出金装置において、
紙幣を入出金する入出金口と、前記入出金口から入金される紙幣を判別する紙幣判別部と、前記紙幣判別部によって判別された紙幣を一時的に保管する一時保管庫とを具備し、前記紙幣入出金装置の上部に配置する上部紙幣機構と、
前記上部紙幣機構の下部に配置し、紙幣を立位状態で収納し、垂直方向に積層した複数の紙幣収納庫を具備する下部紙幣機構とを有し、
前記上部紙幣機構は、前記一時保管庫の下方に配置され、且つ、前記複数の紙幣収納庫への収納に適さない紙幣を収納するリジェクト庫を有することを特徴とする紙幣入出金装置。 - 請求項3記載の紙幣入出金装置において、
前記入出金口から入金された紙幣が前記紙幣判別部でリジェクト紙幣と判定されたとき、そのリジェクト紙幣を前記一時保管庫に一時的に保管し、その保管したリジェクト紙幣を前記リジェクト庫へ搬送することを特徴とする紙幣入出金装置。 - 紙幣を入出金する紙幣入出金装置において、
前記紙幣入出金装置の上部に配置し、且つ、紙幣を入出金する入出金口と紙幣を判別する判別部と前記判別部によって判別された紙幣を一時的に保管する一時保管部とを具備する上部紙幣機構と、
前記上部紙幣機構の下部に配置し、前記入出金口より入金された紙幣及び前記入出金口より出金される紙幣を収納する収納庫を具備する下部紙幣機構とを有し、
前記上部紙幣機構は、前記判別部と前記一時保管庫とを接続し、紙幣を搬送する搬送路から分岐し、前記判別部によってリジェクトされたリジェクト紙幣を収納するリジェクト庫を有することを特徴とする紙幣入出金装置。
Priority Applications (1)
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JP2005341363A JP4310304B2 (ja) | 2005-11-28 | 2005-11-28 | 自動取引装置 |
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2005
- 2005-11-28 JP JP2005341363A patent/JP4310304B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JP4310304B2 (ja) | 2009-08-05 |
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