JP2006079133A - 情報処理装置および方法、プログラム格納媒体、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置および方法、プログラム格納媒体、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】マウント処理を迅速に完了させる。
【解決手段】 リムーバブルメディアが装置に装着されたタイミングで、読出制御部81は、第1優先度のインデックスファイル、ディスクインフォファイル、ディスクメタファイル、および、最後にアクセスしたクリップメタファイルといった必要最小限のファイルをドライブ65より読み出させて、パース処理部83に供給させ、XML記述形式からCPUにて実行可能な記述形式に変換してRAM53に記憶させる。そして、読出制御部81は、第2優先度の最後にアクセスした以外のクリップメタファイル、先頭から10番目までのエディットリストファイル、および、エディットリストファイルに付加されるエディットリストメタファイルをドライブ65より読み出させて、記憶部63にXML記述形式のまま記憶させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置および方法、プログラム格納媒体、並びにプログラムに関し、特に、記録媒体のマウント処理速度を高め、記録媒体の挿入後直ちに操作できるようにした情報処理装置および方法、プログラム格納媒体、並びにプログラムに関する。
近年、TV(Television)番組やビデオコンテンツなどの映像作品の制作分野では、従来のテープ式の記録媒体を用いたVTR(Video Tape Recorder)に替わって、光ディスクなどのリムーバブルでランダムにアクセスが可能な記録媒体を用いた編集用端末装置が導入されつつある。
このような記録媒体においては一般に映像音声素材は、ファイル形式で記録されるが、単に複数の映像音声素材データからなるファイル(以下、映像音声素材ファイルとも称する)が記録されるのみならず、それらの検索を容易にするために、各映像音声素材の特徴や再生手法が記述されたメタデータが記述されたファイル(以下、メタデータファイルとも称する)や、映像音声素材データ自体、および、そのメタデータとの関連などを管理するための管理データからなるファイル(以下、管理データファイルとも称する)も併せて記録されることが一般的である。
ここで記録媒体に記録された映像音声素材データ、メタデータ、および管理データについては、例えば、ビデオカメラ等のビデオ信号記録装置により生成されたメタデータが編集機器等のビデオ信号再生装置においても利用可能であるといったように、映像音声作品の制作に利用される複数の機器間での相互互換性が必要となる。
そこで、これらの記述形式に一貫性を持たせるために、例えば、映像音声素材データについてはMXF(Material Exchange Format)と呼ばれるファイル形式が国際標準化され、広く用いられつつある。
他方メタデータや管理データのような類のデータの記述形式においては、可読性があり汎用性が高いXML(Extensible Markup Language)が広く一般に使われている。
しかしながら、XMLで記述されたメタデータや管理データは、そのままでは直接、編集用端末装置では認識できないので、編集用端末装置(含、アプリケーションソフト)が直接認識できる編集用端末装置固有のデータに変換するパース処理を施す必要がある。ここで、パース処理とは、XMLで記述されたメタデータや管理データを、例えば、編集用端末装置固有のバイナリデータなどの編集用端末装置で認識できる記述形式に変換する処理である。
現在様々なデータの記述方式としてXMLが広く取り入れられた結果、XMLで記述されたデータを読み込んで構造を解析し、所望の記述形式に変換して出力するいわゆるXMLパーサが標準モジュールとして準備されている。そこで、個別の機器の開発においては、このXMLパーサの出力形式を機器が要求する仕様に従って調整することでXMLパーサが組み込まれるということが一般に行われている。
さらに、そういったXMLで記述されたデータを利用する機器においても、例えばXMLデータを作成するためのXML文書エディタや、規定通りのXMLデータが生成されているかを確認するためのXML検証ツールなどが商用・非商用の標準アプリケーションソフトとして提供されている。
このように、記録媒体に記録されたメタデータや管理データなどがXMLによって記述されることにより、可読性のみならず、複数の機器間での相互互換性を確保したり、標準モジュールや標準アプリケーションソフトを利用したりすることが可能となってきている。
ところが、XMLで記述されたデータの読み込み及び構造解析といったパース処理は、演算装置(CPU(Central Processing Unit))に対して大きな負荷を掛けることになることから、記録媒体に記録された全てのメタデータや管理データをパースし編集用端末装置が認識可能な状態に準備をするとなれば、例えば、記録媒体を挿入し編集用端末装置が操作可能となる状態、すなわち、記録媒体のマウント処理が完了された状態となるまでに膨大な時間を要すことになるため、結果としてマウントが完了するまで、膨大な待ち時間が発生すると共に、編集用端末装置の基本操作すら実行させることができない状態が継続してしまうという課題があった。
そこで、例えば、起動時に起動時データを起動キャッシュに読み込んで、ある程度先読みした処理を実行させることで、処理を高速で実現させるようにするものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−3738号公報
しかしながら、上述した手法を用いたとしても、起動時にXML形式で記述されたデータの読み込みがなされるのみであって、パース処理が起動時になされるわけではないため、読み込み時間を短縮させることにより多少の効果は得られるが、起動時にXML形式で記述されたデータのパース処理が完了するまでの時間を短縮することはできない。結果として、起動してからパース処理が完了するまでは、基本操作さえも実行させることができないという課題が依然として解消されないことになる。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、特に、装置の起動または操作に必要最小限なデータを優先的にパース処理することにより、装置での記録媒体のマウント処理速度を高め、記録媒体の挿入後直ちに装置を操作できるようにするものである。
本発明の情報処理装置は、記録媒体に記録されたファイルを実行するのに必要な所定の記述形式の複数のデータのうちの一部のデータを記録媒体より読み出す読出手段と、読出手段により読み出されたデータを記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されたデータを実行可能な記述形式に変換する変換手段と、変換手段により実行可能な記述形式に変換されているデータに基づいて、ファイルを実行する実行手段とを備え、情報処理装置が起動する場合、変換手段は、記憶手段に記憶されたデータのうちの第1に優先されるデータを実行手段により実行可能な記述形式に変換することを特徴とする。
前記所定の記述形式はXML(Extensible Markup Language)とするようにすることができる。
前記記憶手段に記憶されたデータのうちの第1に優先されるデータは、情報処理装置の起動または基本操作に必要とされる最小限のデータとするようにすることができる。
情報処理装置の起動または基本操作に必要とされる最小限のデータには、記録媒体のファイルシステムデータ、記録媒体に記録された映像音声素材の管理データ、および記録媒体に前回アクセスした時の履歴データを含ませるようにすることができる。
前記実行手段の処理状況を監視する監視手段をさらに設けるようにさせることができ、監視手段により監視される実行手段の処理状況に余裕がある場合、変換手段には、記憶手段に記憶されたデータのうちの第2に優先されるデータを実行手段により実行可能な記述形式に変換させるようにすることができる。
前記記憶手段に記憶されたデータのうちの第2に優先されるデータには、記録媒体に記録された映像音声素材の検索に必要とされるメタデータを含ませるようにすることができる。
実行手段に対してファイルを実行させるように指令がなされた場合、読出手段には、記録媒体に記録されたファイルを実行するのに必要な所定の記述形式の複数のデータのうちの一部のデータとは異なる、第3に優先されるデータを記録媒体より読み出させ、記憶手段には、読出手段により読み出された第3に優先されるデータを記憶させ、変換手段には、記憶手段に記憶された第3に優先されるデータを実行手段により実行可能な記述形式に変換させるようにすることができる。
本発明の情報処理方法は、記録媒体に記録されたファイルを実行するのに必要な所定の記述形式の複数のデータのうちの一部のデータを記録媒体より読み出す読出ステップと、読出ステップの処理により読み出されたデータを記憶する記憶ステップと、記憶ステップの処理で記憶されたデータを実行可能な記述形式に変換する変換ステップと、変換ステップの処理により実行可能な記述形式に変換されているデータに基づいて、ファイルを実行する実行ステップとを含み、情報処理装置が起動する場合、変換ステップの処理は、記憶ステップの処理で記憶されたデータのうちの第1に優先されるデータを実行ステップの処理で実行可能な記述形式に変換することを特徴とする。
本発明のプログラム格納媒体は、記録媒体に記録されたファイルを実行するのに必要な所定の記述形式の複数のデータのうちの一部のデータの記録媒体からの読み出しを制御する読出制御ステップと、読出制御ステップの処理により読み出されたデータの記憶を制御する記憶制御ステップと、記憶制御ステップの処理で記憶されたデータの実行可能な記述形式への変換を制御する変換制御ステップと、変換制御ステップの処理により実行可能な記述形式に変換されているデータに基づいた、ファイルの実行を制御する実行制御ステップとを含み、情報処理装置が起動する場合、変換制御ステップの処理は、記憶制御ステップの処理で記憶されたデータのうちの第1に優先されるデータの実行制御ステップの処理で実行可能な記述形式への変換を制御することを特徴とする。
本発明のプログラムは、記録媒体に記録されたファイルを実行するのに必要な所定の記述形式の複数のデータのうちの一部のデータの記録媒体からの読み出しを制御する読出制御ステップと、読出制御ステップの処理により読み出されたデータの記憶を制御する記憶制御ステップと、記憶制御ステップの処理で記憶されたデータの実行可能な記述形式への変換を制御する変換制御ステップと、変換制御ステップの処理により実行可能な記述形式に変換されているデータに基づいた、ファイルの実行を制御する実行制御ステップとをコンピュータに実行させ、情報処理装置が起動する場合、変換制御ステップの処理は、記憶制御ステップの処理で記憶されたデータのうちの第1に優先されるデータの実行制御ステップの処理で実行可能な記述形式への変換を制御することを特徴とする。
本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、記録媒体に記録されたファイルを実行するのに必要な所定の記述形式の複数のデータのうちの一部のデータが記録媒体より読み出され、読み出されたデータが記憶され、記憶されたデータが実行可能な記述形式に変換され、実行可能な記述形式に変換されているデータに基づいて、ファイルが実行され、情報処理装置が起動する場合、記憶されたデータのうちの第1に優先されるデータが実行可能な記述形式に変換される。
本発明の情報処理装置は、独立した装置であっても良いし、情報処理を行うブロックであっても良い。
本発明によれば、記録媒体のマウント処理速度を高め、記録媒体の挿入後直ちに機器を操作することが可能となる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本明細書に記載の発明と、発明の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本明細書に記載されている発明をサポートする実施の形態が本明細書に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、発明に対応するものとして、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が発明に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明以外の発明には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、本明細書に記載されている発明の全てを意味するものではない。換言すれば、この記載は、本明細書に記載されている発明であって、この出願では請求されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により出現、追加される発明の存在を否定するものではない。
即ち、本発明の情報処理装置は、記録媒体に記録されたファイルを実行するのに必要な所定の記述形式の複数のデータのうちの一部のデータを記録媒体より読み出す読出手段(例えば、図3の読出制御部81)と、読出手段により読み出されたデータを記憶する記憶手段(例えば、図3の記憶部63)と、記憶手段に記憶されたデータを実行可能な記述形式に変換する変換手段(例えば、図3のパース処理部83)と、変換手段により実行可能な記述形式に変換されているデータに基づいて、ファイルを実行する実行手段(例えば、図3のデータ処理部85)とを備え、情報処理装置が起動する場合、変換手段は、記憶手段に記憶されたデータのうちの第1に優先されるデータを実行手段により実行可能な記述形式に変換することを特徴とする。
前記実行手段の処理状況を監視する監視手段(例えば、図3のリソース状態認識部84)をさらに設けるようにさせることができ、監視手段により監視される実行手段の処理状況に余裕がある場合、変換手段には、記憶手段に記憶されたデータのうちの第2に優先されるデータを実行手段により実行可能な記述形式に変換させるようにすることができる。
前記記憶手段に記憶されたデータのうちの第2に優先されるデータには、記録媒体に記録された映像音声素材の検索に必要とされるメタデータを含ませるようにすることができる。
実行手段に対してファイルを実行させるように指令がなされた場合、読出手段(例えば、図3の読出制御部81)には、記録媒体に記録されたファイルを実行するのに必要な所定の記述形式の複数のデータのうちの一部のデータとは異なる、第3に優先されるデータを記録媒体より読み出させ、記憶手段には、読出手段により読み出された第3に優先されるデータを記憶させ、変換手段には、記憶手段に記憶された第3に優先されるデータを実行手段により実行可能な記述形式に変換させるようにすることができる。
本発明の情報処理方法は、記録媒体に記録されたファイルを実行するのに必要な所定の記述形式の複数のデータのうちの一部のデータを記録媒体より読み出す読出ステップ(例えば、図8のフローチャートにおけるステップS3,S5,S7)と、読出ステップの処理により読み出されたデータを記憶する記憶ステップ(例えば、図8のフローチャートにおけるステップステップS3,S5,S7)と、記憶ステップの処理で記憶されたデータを実行可能な記述形式に変換する変換ステップ(例えば、図8のフローチャートにおけるステップS4,S6,S8)と、変換ステップの処理により実行可能な記述形式に変換されているデータに基づいて、ファイルを実行する実行ステップ(例えば、図10のフローチャートにおけるステップS44)とを含み、情報処理装置が起動する場合、変換ステップの処理は、記憶ステップの処理で記憶されたデータのうちの第1に優先されるデータを実行ステップの処理で実行可能な記述形式に変換することを特徴とする。
尚、プログラム格納媒体とプログラムについては、情報処理方法と同様であるので、その説明は省略する。
図1は、本発明を適用した映像プログラム制作支援システムの構成例を示している。この映像プログラム制作支援システム1は、例えば、テレビジョン信号を放送するテレビジョン放送局や、ビデオや映画等の映像コンテンツの制作会社等において設けられるシステムであり、テレビジョン番組や映画等の映像作品である映像プログラムを制作するためのシステムである。映像プログラム制作支援システム1は、映像プログラムの制作を分担する複数の部署間で、電子ファイル形式で構成される、映像プログラムに付加されたメタデータ等を一貫して利用できるようになされており、映像プログラムを効率よく作成するためのシステムである。
映像プログラム制作支援システム1は、映像プログラムの企画を行う企画用端末装置11、企画用端末装置11が接続されたネットワーク12、ネットワーク12に接続された取材用端末装置13、取材用端末装置13を構成する撮像装置14およびフィールドPC/PDA(Personal Computer/Personal Digital Assistants)15(以下、フィールドPC15と称する)、同様に、ネットワーク12に接続される編集用端末装置16、並びに、記録媒体である光ディスク17により構成される。
企画用端末装置11は、例えば、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置およびその周辺装置等により構成され、映像プログラムの企画が行われる企画構成部署等に設けられる。この企画構成部署は、映像プログラムの制作全体を統括する部署であり、制作する映像プログラムの企画および構想を行って、映像プログラムのシナリオ(筋書き)を作成するとともに、後述する取材部署および編集部署等の他部署に制作作業内容を指示する部署である。
企画用端末装置11は、例えば、映像プログラムのシナリオに対応する制作指示情報等を含む、電子ファイル形式の構成表メタデータを映像プログラム毎に作成する等の処理を行う。企画用端末装置11は、生成した構成表メタデータを、ネットワーク12を介して取材用端末装置13等に供給する。これにより、企画構成部署は、取材部署等に対して、取材または撮影すべき場面や内容の指示を行う。
取材用端末装置13は、取材を行う取材部署によって用いられる端末装置群であり、撮像装置14とフィールドPC15により構成される。この取材部署は、例えば、企画構成部署からの制作指示やシナリオに従って、制作現場で実際に取材を行う部署であり、映像プログラムを構成する各場面の映像を撮影するとともに、撮影状況を取材する部署である。
撮像装置14は、例えば、カムコーダ(登録商標)等のビデオカメラからなり、放送用のニュース番組の取材や、スポーツ等の試合の模様、映画などの映像コンテンツの撮影に使用される装置である。この撮像装置14は、ネットワーク12に接続されており、例えば、上述した企画用端末装置11から、ネットワーク12を介して構成表メタデータを取得する。そして、撮像装置14は、その取得した構成表メタデータを所定の表示部等に表示し、カメラマン等の撮影スタッフに撮影すべき内容を認識させる。また、撮像装置14は、撮影スタッフに操作され、取得した構成表メタデータの制作指示情報に基づいて、映像プログラムを構成する各場面の撮影を行う。そして、撮影により得られた画像データや音声データを光ディスク17等の記録媒体に記録する。
また、撮像装置14は、例えば、撮像により得られた画像データだけでなく、ある画像データについて、その生成日時や場所、符号化形式や時間長、記録形式、さらにはタイトルやメモといった情報を記述したメタデータを自動的に、あるいはフィールドPC15を入力手段として生成され、光ディスク17に記録することができる。一般に光ディスク17には複数の画像データが記録されることから、これらのメタデータは、所望の画像データを高速に検索する上での重要な手掛かりとなる。
さらに、撮像装置14は、例えば、撮像により得られた画像データであるオリジナルの画像データだけでなく、ローレゾリューション(low resolution:低解像度)画像データ(以下、ローレゾデータと称する)を光ディスク17に記録することができる。オリジナルの画像データは、データ量が大きいが、高画質な画像データであるので、映像プログラムの完成品に用いられる。一方、ローレゾデータは、オリジナルの画像データから各フレームの画素数が間引かれること等によって生成された、画素数の少ないフレームの画像に対応する画像データである。また、ローレゾデータは、さらに、例えば、MPEG4方式等でエンコードされているようにしてもよい。このローレゾデータは、オリジナルの画像データと比較して低画質であるが、データ量が小さいので、送信や再生など処理の負荷が軽く、主に粗編集処理等に利用される。
撮像装置14により、画像データや音声データ等を記録された光ディスク17は、例えば、後述する編集部署やフィールドPC15等に搬送され、利用される。しかしながら、光ディスク17の搬送にはある程度の時間を要するため、撮像装置14は、ネットワーク12を介して、企画用端末装置11、フィールドPC15、または編集端末装置16等に、映像コンテンツを供給できるようにしてもよい。この場合、撮像装置14は、転送時間を短縮するために(転送処理の負荷を軽減するために)、撮像により得られた画像データの代わりに、その画像データに対応する、データ量の小さいローレゾデータを供給するようにするのが望ましい。
なお、撮像装置14によるローレゾデータの転送処理は、どのようなタイミングで行うようにしてもよく、撮像処理と並行して行うようにしてもよいし、撮像処理の終了後に一括して行うようにしてもよい。
このように、光ディスク17の搬送に先駆けて、ローレゾデータを転送することにより、編集部署は、搬送された光ディスク17が到着していなくても、比較的早い段階で(例えば、撮像処理と同時並行して)、編集作業を行うことができるので、映像プログラムの制作効率を高めることができる。なお、上述のように、ローレゾデータがネットワーク12を介して伝送される場合、撮像装置14は、例えば、オリジナルの画像データや音声データのみを光ディスク17に記録するようにしてもよい(ローレゾデータを光ディスク17に記録しないようにしてもよい)。
なお、撮像装置14が映像コンテンツ等を記録する記録媒体としては、上述した光ディスク17の例に限定されず、どのような記録媒体であってもよい。例えば、MD(Mini-Disc)(登録商標)やMO(Magneto Optical disk)を含む光磁気ディスク、フレキシブルディスクを含む磁気ディスク、DV(Digital Video)やVHS(Video Home System)に用いられる磁気テープ、フラッシュメモリ等を含む半導体メモリ等であってもよい。
フィールドPC15は、例えば、ノート型パーソナルコンピュータやPDA等の携帯可能な情報処理装置および周辺装置などで構成される。フィールドPC15は、撮像装置14と各種の有線または無線回線等により接続されており、例えば、構成表メタデータや映像コンテンツなどを撮像装置14と共有することができる。
フィールドPC15は、例えば、ネットワーク12を介して、企画用端末装置11から構成表メタデータを取得したり、撮像装置14から構成表メタデータを取得したりする。フィールドPC15は、取得した構成表メタデータを所定の表示部に表示し、取材部署担当者に取材、撮影すべき内容を認識させる。
また、フィールドPC15は、ユーザである取材部署担当者の入力に基づいて、取材・撮影状況に関する情報である撮影状況情報を生成し、生成した撮影状況情報を構成表メタデータ内の該当欄に追加する。この撮影状況情報は、例えば、テイクごとや取材場所ごとに多様な観点で記載されたテキストデータ等であり、後段の編集処理時に有用となる情報である。このように、フィールドPC15は、撮影状況情報を書き込むことによって構成表メタデータを編集する。
さらに、フィールドPC15は、取得した画像データのタイトルや撮影状況などのメモをメタデータとして撮像装置14に供給し、撮像装置14において得られた画像データや音声データに付加させる。
編集用端末装置16は、例えば、光ディスクドライブ、ネットワークインターフェースなどを組み込んだ専用の情報処理装置として構成され、映像コンテンツの編集処理を行う編集部署に設けられる。編集部署は、企画構成部署による制作指示やシナリオ、取材部署における取材状況を反映した構成表メタデータ等に基づいて、撮像装置14により得られた画像データや音声データを編集し、映像プログラムを完成させる部署である。
編集用端末装置16は、例えば、撮像装置14から、ネットワーク12を介して、更新された構成表メタデータやローレゾデータを取得する。また、編集用端末装置16は、撮像装置14によって画像データや音声データが記録された光ディスク17から、オリジナルの画像データや音声データを再生する。さらに、編集用端末装置16は、企画用端末装置11からネットワーク12を介して、直接的に制作指示を取得することも可能である。
編集用端末装置16は、以上のように取得した構成表メタデータに基づいて、取得した映像コンテンツデータを好適に再生して表示する。例えば、編集用端末装置16は、ユーザに操作され、ネットワーク12を介して取得したローレゾデータや、光ディスク17に記録されているオリジナルの画像データや音声データを、シナリオに従った順序で連続的に表示したり、所望のクリップの画像データのみを表示したりする。なお、光ディスク17に記録されているオリジナルの画像データを再生する場合、編集用端末装置16は、例えば、光ディスク17を所定の位置に装着し、そのマウント処理終了後、光ディスク17に記録されているデータを読み出したり、光ディスク17にデータを書き込んだりすることができる。
また、編集用端末装置16は、例えば、構成表メタデータに基づいて必要な画像データ等を好適な順序で再生し、表示するだけでなく、取材により得られた画像データ等の編集処理を行う。この編集処理としては、粗編集処理と本編集処理がある。
粗編集処理は、画像データや音声データに対する簡易的な編集処理である。例えば、編集用端末装置16は、粗編集処理において、例えば、1回の撮像処理を示す単位であるクリップに対応する、画像データや音声データ等を含む映像コンテンツに関するデータ(以下、クリップデータと称する)を複数取得した場合に、それらのクリップデータの中から、本編集で使用すべきクリップデータを選択し、選択されたクリップデータの中から、さらに必要な映像部分を選択(Logging)し、その選択された映像部分に対応する編集開始位置(In点)および編集終了位置(Out点)を例えば、タイムコード等を利用して設定し、上述したクリップデータの中から、対応する部分を抽出(Ingesting)する。
なお、クリップは、1回の撮像処理だけでなく、その撮像処理の撮像開始から撮像終了までの時間を示す単位でもあり、その撮像処理により得られた各種のデータの長さを示す単位でもあり、その撮像処理により得られた各種のデータのデータ量を示す単位でもある。さらに、クリップは、その各種のデータの集合体そのものも示す場合もある。
本編集処理は、粗編集処理が施された各クリップデータを繋ぎ合わせ、その画像データに対して、最終的な画質調整等を行い、番組などで放送するためのデータである完全パッケージデータを作成する処理である。
なお、上述した企画用端末装置11、撮像装置14、フィールドPC15、編集用端末装置16等の各装置は、それぞれ、複数台により構成されるようにしてもよい。例えば、複数台の撮像装置14において得られた画像データ等を、1台の編集用端末装置16が光ディスク17やネットワーク12を介して取得し、そのデータに対して編集処理を行うようにしてもよいし、1台の撮像装置14より供給されたデータが、複数台の編集用端末装置16により編集されるようにしてもよい。
逆に、上述した企画用端末装置11、撮像装置14、フィールドPC15、および編集用端末装置16等の各装置は、それぞれ、別体として構成されるように説明したが、これに限らず、各装置の機能の一部または全部が互いに一体化して構成されるようにしてもよい。
また、上述した企画用端末装置11、撮像装置14、フィールドPC15、および編集用端末装置16とは別に、映像プログラム制作支援システム1に、例えば、ネットワーク12に接続されたセンタサーバ(図示せず)を設け、企画用端末装置11、撮像装置14、フィールドPC15、および編集用端末装置16等をクライアントとした、クライアント/サーバ(Client/Server)システムとして構成するようにしてもよい。
図2は、図1の編集用端末装置16の詳細な構成例のうち、本発明の実施例の説明に必要な部分を示している。編集用端末装置16のCPU(Central Processing Unit)51は、ROM(Read Only Memory)52に記憶されている及び/あるいはリムーバブルメディア71に記録されドライブ65によって読み出された起動及び/あるいは操作に必要なデータに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)53には、CPU51が各種の処理を実行する上において必要なデータやプログラムなどが該CPU51が直接処理可能な形式で適宜記憶される。
データ変換部54は、リムーバブルメディア71からドライブ65によって読み出された起動及び/あるいは操作に必要なデータが一旦記憶部63に記憶された後、これを該装置のCPU51が直接処理可能な形式のデータに変換しRAM53に記憶させる役割を果たす。
さて、例えば画像データの検索や編集などにおいては、図示されていない画像データ検索部やクリップデータ編集部が出力部62を制御してディスプレイ等にGUI(Graphical User Interface)等を表示させ、入力部61が受け付けたユーザからの操作入力に基づいて、RAM53に準備された操作に必要で該装置のCPU51が直接処理可能な形式のデータに基づき処理される。さらに操作の種類に応じて必要となる追加の画像データ、音声データ、ローレゾデータ、あるいはメタデータ等が存在する場合、これらをリムーバブルメディア71からドライブ65によって読み出しさせたり、あるいは通信部64を介して直接取得させたりすることによって所望の処理を実行させる。
CPU51、ROM52、RAM53、データ変換部54は、バス55を介して相互に接続されている。このバス55にはまた、入出力インタフェース60も接続されている。
入出力インタフェース60は、該装置に装着された操作パネルなどから構成される入力部61が接続され、入力部61に入力された信号をCPU51に出力する。また、入出力インタフェース60には、該装置に組み込まれた及び/あるいは周辺機器として外部に準備されたディスプレイやスピーカなどから構成される出力部62も接続されている。
さらに、入出力インタフェース60には、半導体メモリやハードディスクなどから構成される記憶部63および、ネットワーク12などを介して他の装置とデータの通信を行う通信部64も接続されている。ドライブ65は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどの記録媒体からなるリムーバブルメディア71よりデータを読み出したり、データを書き込んだりするときに用いられる。
次に、図3を参照して、図2の編集処理用端末16により実現される機能について説明する。尚、図2の構成に対応する構成については、同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。また、図3で示される機能は、CPUがファイルシステム(以降、FSとも称するものとする)を記録媒体より読み出して実行することにより実現される機能である。
読出制御部81は、ユーザにより入力部61が操作されてデータ処理部85より供給される信号に基づいて、ドライブ65に装着されたリムーバブルメディア71(図1の構成においては光ディスク17に対応するが、磁気ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリであってもよいことは言うまでも無い)に記録されたXML形式で記述されたデータを読み出す。読出制御部81は、ドライブ65にリムーバブルメディア71が装着されたとき、プライオリティテーブル82に記録された、XML形式で記述されているデータの優先度の情報に基づいて、リムーバブルメディア71に記録されたXML形式で記述されたデータのうち、優先度の高いデータを読み出す。読出制御部81は、リソース状態認識部84より供給されるリソース状態の情報に基づいて、リムーバブルメディア71に記録されたXML形式で記述されたデータのうち、優先度の高いデータを読み出す。尚、プライオリティテーブル82に記録された優先度の情報については、詳細を後述する。
読出制御部81は、リムーバブルメディア71より読み出した、XML形式で記述されたデータを優先度に応じて記憶部63に記憶させる。読出制御部81は、記憶部63に記憶したXML形式で記述されたデータをパース処理部83に供給する。尚、読出制御部81は、処理状況に応じて、リムーバブルメディア71より読み出したXML形式で記述されたデータを、記憶部63に記憶させず、直接パース処理部83に供給するようにしてもよい。
読出制御部81は、データ処理部85より供給される信号に基づいて、ドライブ65に装着されたリムーバブルメディア71に記録されている映像や音楽などのファイルを読み出し、データ処理部85に供給する。
パース処理部83は、読出制御部81より供給されるXML形式で記述されたデータを、データ処理部85で実行可能な記述形式に変換し(XMLで記述されたメタデータや管理データを編集用端末装置固有のバイナリデータに変換し)RAM53に記憶させる。
リソース状態認識部84は、CPU51に問い合わせて、リソースの状態を認識し、その情報を読出制御部81に供給する。
データ処理部85は、入力部61より供給される操作信号に基づいて、RAM53に記憶されている、自らで実行可能な状態にパースされたデータに基づいて、読出制御部81より供給されるファイルを実行する。
従って、編集用端末装置16の動作としては、入力部61が操作されると、操作に応じた操作信号が入力部61よりデータ処理部85に供給される。データ処理部85は、供給されてくる操作信号に基づいて、操作内容がRAM53にパース済みの処理であれば、RAM53よりパース済みのデータを読み込んで実行する。一方、操作信号の指示内容がRAM53にパース済みのデータとして記憶されていなかった場合、読出制御部81に対してその旨の情報を供給する。読出制御部81は、操作信号の指示に応じて、予め記憶部63にXML形式の状態で記憶されているデータを読み出して、パース処理部83に供給するか、または、指示のあったデータをドライブ65に装着されたリムーバブルメディア71より読み出させ、パース処理部83に供給する。パース処理部83は、供給されたデータをパース処理して、RAM53に記憶させる。データ処理部85は、操作信号に対応するデータがパース処理されてRAM53に記憶されていた場合、すなわち、自らで認識し、処理することができる形式になっていた場合、RAM53より読み出して、操作信号に対応する処理を実行する。
次に、図4乃至図6を参照して、光ディスク17(図2のリムーバブルメディア71に相当する)に記録された各データを管理するファイルシステム、並びにファイルシステムにおけるディレクトリ構造およびファイルについて説明する。
光ディスク17に記録されたデータを管理するファイルシステムとしては、どのようなファイルシステムを用いてもよく、例えば、UDF(Universal Disk Format)やISO9660(International Organization for Standardization 9660)等を用いてもよい。また、光ディスク17の代わりにハードディスク等の磁気ディスクを用いた場合、ファイルシステムとして、FAT(File Allocation Tables)、NTFS(New Technology File System)、HFS(Hierarchical File System)、またはUFS(Unix(登録商標) File System)等を用いてもよい。また、専用のファイルシステムを用いるようにしてもよい。
このファイルシステムにおいては、光ディスク17に記録されたデータは図4に示されるようなディレクトリ構造およびファイルにより管理される。
図4において、ルートディレクトリ(ROOT)131には、画像データや音声データ等のエッセンスデータに関する情報、および、エッセンスデータの編集結果を示すエディットリスト等が、下位のディレクトリに配置されるPROAVディレクトリ132が設けられる。なお、ルートディレクトリ131には、図示は省略するが、構成表データ等も設けられる。
PROAVディレクトリ132には、光ディスク17に対するタイトルやコメント、さらに、光ディスク17に記録されている全ての画像データのうち、光ディスク17の代表となるフレームである代表画に対応する画像データの参照情報を含むファイルであるディスクメタファイル(DISCMETA.XML)133、光ディスク17に記録されている全てのクリップおよびエディットリスト並びにそれらとそれらに付加されたメタデータとの関連を管理するための管理情報等を含むインデックスファイル(INDEX.XML)134、並びにそのバックアップであるインデックスファイル(INDEX.RSV)135が設けられている。なお、インデックスファイル135は、インデックスファイル134を複製したものであり、2つのファイルを用意することにより、信頼性の向上が図られている。
さらに、PROAVディレクトリ132には、光ディスク17の書き込み可不可フラグや前回アクセスされた時の履歴情報としての再生開始位置などの情報を含むファイルであるディスクインフォメーションファイル(DISCINFO.XML)136およびそのバックアップであるディスクインフォメーションファイル(DISKINFO.RSV)137が設けられている。なお、ディスクインフォメーションファイル137は、ディスクインフォメーションファイル136を複製したものであり、2つのファイルを用意することにより、信頼性の向上が図られている。ただし、これらの情報を更新する場合、ディスクインフォメーションファイル136のみを更新するようにしてもよい。
また、PROAVディレクトリ132には、上述したファイル以外にも、画像データ、音声データの実データとしてのクリップのデータが下位のディレクトリに設けられるクリップルートディレクトリ(CLPR)138、および、画像データ、音声データを編集した結果としてのエディットリストのデータが下位のディレクトリに設けられるエディットリストルートディレクトリ(EDTR)139が設けられる。
クリップルートディレクトリ138には、光ディスク17に記録されているクリップのデータが、クリップ毎に異なるディレクトリに分けて管理されており、例えば、図4の場合、3つのクリップのデータが、クリップディレクトリ(C0001)141、クリップディレクトリ(C0002)142、および、クリップディレクトリ(C0003)143の3つのディレクトリに分けられて管理されている。
すなわち、光ディスク17に記録された最初のクリップの各データは、クリップディレクトリ141の下位のディレクトリのファイルとして管理され、2番目に光ディスク17に記録されたクリップの各データは、クリップディレクトリ142の下位のディレクトリのファイルとして管理され、3番目に光ディスク17に記録されたクリップの各データは、クリップディレクトリ143の下位のディレクトリのファイルとして管理される。
また、エディットリストルートディレクトリ139には、光ディスク17に記録されているエディットリストが、その編集処理毎に異なるディレクトリに分けて管理されており、例えば、図3の場合、4つのエディットリストが、エディットリストディレクトリ(E0001)144、エディットリストディレクトリ(E0002)145、エディットリストディレクトリ(E0003)146、およびエディットリストディレクトリ(E0004)147の4つのディレクトリに分けて管理されている。
すなわち、光ディスク17に記録されたクリップの1回目の編集結果を示すエディットリストは、エディットリストディレクトリ144の下位のディレクトリのファイルとして管理され、2回目の編集結果を示すエディットリストは、エディットリストディレクトリ145の下位のディレクトリのファイルとして管理され、3回目の編集結果を示すエディットリストは、エディットリストディレクトリ146の下位のディレクトリのファイルとして管理され、4回目の編集結果を示すエディットリストは、エディットリストディレクトリ147の下位のディレクトリのファイルとして管理される。
上述したクリップルートディレクトリ138に設けられるクリップディレクトリ141の下位のディレクトリには、最初に光ディスク17に記録されたクリップの各データが、図5に示されるようなファイルとして設けられ、管理される。
図5の場合、クリップディレクトリ141には、このクリップを管理するファイルであるクリップインフォメーションファイル(C0001C01.SMI)151、このクリップの画像データを含むファイルである画像データファイル(C0001V01.MXF)152、それぞれ、このクリップの各チャンネルの音声データを含む8つのファイルである音声データファイル(C0001A01.MXF乃至C0001A08.MXF)153乃至160、このクリップの画像データに対応するローレゾデータを含むファイルであるローレゾデータファイル(C0001S01.MXF)161、このクリップのエッセンスデータに対応する、例えば、LTCとフレーム番号を対応させる変換テーブル等の該クリップ全体に関する情報を記述しリアルタイム性を要求されないメタデータであるクリップメタデータを含むファイルであるクリップメタデータファイル(C0001M01.XML)162が設けられる。
さらに、クリップディレクトリ141には、このクリップのエッセンスデータに対応する、例えばLTC等のフレーム毎に変化しリアルタイム性を要求されるメタデータであるフレームメタデータを含むファイルであるフレームメタデータファイル(C0001R01.BIM)163、並びに、画像データファイル152のフレーム構造(例えば、MPEG等におけるピクチャ毎の圧縮形式に関する情報や、ファイルの先頭からのオフセットアドレス等の情報)が記述されたファイルであるピクチャポインタファイル(C0001I01.PPF)164等のファイルが設けられる。
図5の場合、再生時にリアルタイム性を要求されるデータである、画像データ、ローレゾデータ、およびフレームメタデータは、それぞれ1つのファイルとして管理され、それらの記録においては、その連続再生が滞りなく実現できるような工夫が施されている。
また、音声データも、再生時にリアルタイム性を要求されるが、7.1チャンネル等のような音声の多チャンネル化に対応するために、8チャンネル用意され、それぞれ、異なるファイルとして管理されている。すなわち、音声データは8つのファイルとして管理されるように説明したが、これに限らず、音声データに対応するファイルは、7つ以下であってもよいし、9つ以上であってもよい。
同様に、画像データ、ローレゾデータ、およびフレームメタデータも、場合によって、それぞれ、2つ以上のファイルとして管理されるようにしてもよい。
また、図5において、リアルタイム性を要求されないクリップメタデータは、リアルタイム性を要求されるフレームメタデータと異なるファイルとして管理される。これは、画像データ等の通常の再生中に必要の無いメタデータを読み出さないようにするためであり、このようにすることにより、再生処理の処理時間や、処理に必要な負荷を軽減することができる。
なお、クリップメタデータファイル162は、汎用性を持たせるためにXML(Extensible Markup Language)形式で記述されているが、フレームメタデータファイル163は、再生処理の処理時間や処理に必要な負荷を軽減させるために、XMLによって記述されたデータがバイナリ形式で符号化されているBiM(ISO/IEC 15938-1)である。
図5に示されるクリップディレクトリ141のファイルの構成例は、光ディスク17に記録されている各クリップに対応する全てのクリップディレクトリにおいて適用することができる。すなわち、図4に示される、その他のクリップディレクトリ142および143においても、図5に示されるファイルの構成例を適用することができるので、その説明を省略する。
以上において、1つのクリップに対応するクリップディレクトリに含まれる各ファイルについて説明したが、ファイルの構成は上述した例に限らず、各クリップディレクトリの下位のディレクトリに、そのクリップに対応するクリップメタデータファイルが存在すれば、どのような構成であってもよい。
次に、図4のエディットリストルートディレクトリ139の下位のディレクトリにおけるファイルの構成例について説明する。上述したエディットリストルートディレクトリ139に設けられるエディットリストディレクトリ145の下位のディレクトリには、光ディスク17に記録されたクリップの各データを編集した結果であるエディットリストのデータが、図6に示されるようなファイルとして設けられ、管理される。
図6の場合、エディットリストディレクトリ145には、この編集結果(エディットリスト)を管理するファイルであるエディットリストファイル(E0002E01.SMI)171、この編集後のエッセンスデータ(編集に用いられた全クリップのエッセンスデータの内、編集後のデータとして抽出された部分)に対応するクリップメタデータ、または、そのクリップメタデータに基づいて新たに生成されたクリップメタデータを含むファイルであるエディットリスト用クリップメタデータファイル(E0002M01.XML)172、この編集結果(エディットリスト)に基づいた、エッセンスデータの再生手順(プレイリスト)等の情報を含むファイルであるプレイリストファイル(E0002P01.SMI)173、および、プレイリストファイル173に含まれる再生手順に基づいて再生される画像データのフレーム構造(例えば、MPEG等におけるピクチャ毎の圧縮形式に関する情報や、ファイルの先頭からのオフセットアドレス等の情報)が記述されたファイルであるプレイリスト用ピクチャポインタファイル(C0001I01.PPF)174が設けられる。
さらに、エディットリストディレクトリ145には、プレイリストファイル173の再生手順(プレイリスト)に基づいた実時間再生を保証するための画像データを含むファイルであるプレイリスト用画像データファイル(E0002V01.BMX)175、プレイリストファイル173の再生手順(プレイリスト)に基づいた実時間再生を保証するための音声データを含む4つのファイルであるプレイリスト用音声データファイル(E0002A01.BMX乃至E0002A04.BMX)176乃至179、プレイリストファイル173の再生手順(プレイリスト)に基づいた実時間再生を保証するためのローレゾデータを含むファイルであるプレイリスト用ローレゾデータファイル(E0002S01.BMX)180、および、プレイリストファイル173の再生手順(プレイリスト)に基づいた実時間再生を保証するためのフレームメタデータを含むファイルであるプレイリスト用フレームメタデータファイル(E0002R01.BBM)181等のファイルが設けられる。
図6において、リアルタイム性を要求されないクリップメタデータは、リアルタイム性を要求されるフレームメタデータと異なるファイルとして管理される。これは、再生手順(プレイリスト)を用いて画像データ等を再生中に(編集結果の再現中に)、必要の無いメタデータを読み出さないようにするためであり、このようにすることにより、再生処理の処理時間や、処理に必要な負荷を軽減することができる。
エディットリスト用クリップメタデータファイル172は、編集結果に基づいて、編集に使用されたクリップのクリップメタデータ(クリップルートディレクトリ138の下位のディレクトリに存在するクリップメタデータファイル)に基づいて生成された新たなクリップメタデータを含むファイルである。例えば、編集が行われると、図5のクリップメタデータファイル162に含まれるクリップメタデータから、編集後のエッセンスデータに対応する部分が抽出され、それらを用いて、編集後のエッセンスデータを1クリップとする新たなクリップメタデータが再構成され、エディットリスト用クリップメタデータファイルとして管理される。
すなわち、編集後のエッセンスデータには、編集後のエッセンスデータを1クリップとする新たなクリップメタデータが付加され、そのクリップメタデータが1つのエディットリスト用クリップメタデータファイルとして管理される。従って、このエディットリスト用クリップメタデータファイルは、編集毎に生成される。
なお、このエディットリスト用クリップメタデータファイル172は、汎用性を持たせるために、XML形式で記述される。
プレイリスト用画像データファイル175に含まれる画像データ、プレイリスト用音声データファイル176乃至179に含まれる各音声データ、プレイリスト用ローレゾデータファイル180に含まれるローレゾデータ、並びに、プレイリスト用フレームメタデータファイル181に含まれるフレームメタデータは、それぞれ、図5のクリップルートディレクトリ138の下位のディレクトリにおいて管理されるクリップに対応する画像データ、音声データ、ローレゾデータ、およびフレームメタデータより抽出されたデータであり、編集結果に対応するデータである。
これらのデータは、プレイリストファイル173に含まれる再生手順(プレイリスト)に基づいて再生処理が行われる場合に読み出される。このような編集結果に対応する各データが用意されることにより、プレイリストに基づいた再生処理において、読み出すファイルの数を減らすことができ、その処理時間および処理に必要な負荷を軽減させることができる。
なお、画像データ、ローレゾデータ、およびフレームメタデータは、場合によって、それぞれ、複数のファイルとして管理されるようにしてもよい。同様に、音声データに対応するファイルの数は、3つ以下であってもよいし、5つ以上であってもよい。
なお、プレイリスト用フレームメタデータファイル181は、再生処理の処理時間や処理に必要な負荷を軽減させるために、XML形式のファイルをコンパイルしたBIM形式に対応するBBM形式のファイルである。
図6に示されるエディットリストディレクトリ145のファイルの構成例は、全てのエディットリスト(編集結果)において適用することができる。すなわち、図4に示される、その他のエディットリストディレクトリ144、146、または147においても、図6に示されるファイルの構成例を適用することができるので、その説明を省略する。
以上において、1回の編集作業に対応するエディットリストディレクトリに含まれる各ファイルについて説明したが、ファイルの構成は上述した例に限らず、各エディットリストディレクトリの下位のディレクトリに、その編集に対応するエディットリスト用クリップメタデータファイルが存在すれば、どのような構成であってもよい。
次に、プライオリティテーブル82に記録される優先度の情報について説明する。
編集用端末装置16を起動や、それに伴う各種の操作を実行できるようにためには、図4乃至図6を参照して説明した各種のデータが、編集用端末装置16により直接認識可能な状態に変換されていなければならない。特に、拡張子としてXMLあるいはSMIが付加されたファイルの多くには、編集用端末装置16の様々な操作を実現する上で必要とされる情報が記述されている。従って、編集用端末装置16は、拡張子としてXMLあるいはSMIが付加されたファイルのデータが、直接認識可能な記述形式に変換されたとき、各種の操作を実現することが可能となる。
ところが、記録クリップ数あるいは記録エディットリスト数の増加に伴い、これら編集用端末装置16の操作に必要な情報を記載したファイルの数もまた増加している。さらに拡張子としてXMLあるいはSMIが付加されたファイルはXMLの記述形式で記述されており、それらを編集用端末装置16が直接認識可能な状態とするには上述のパース処理と呼ばれるデータの記述形式の変換処理を行う必要がある。
しかしながら、パース処理の実行に当たっては、CPU51のリソースを大量に使用した処理である(いわゆる、CPU51パワーが必要とされる処理である)。従って、光ディスク17に記録されたこれらのデータの全てをパースし、編集用端末装置16が認識可能な状態に変換するとなれば、例えば、編集用端末装置16が、挿入されたリムーバルメディア71を認識し、操作可能となる状態にする処理(いわゆる、マウント処理)を完了するまでに、相当の時間を要することになるだけではなく、マウント処理が完了するまでの間、基本操作を実行すること、さらには、基本操作を実行させるためのコマンド入力操作さえできない状態となってしまう。
そこで、編集用端末装置16がサポートする様々な操作毎に優先度を設定し、マウント処理時には、優先度の高い操作に関するデータのみをパース処理し、その他の操作に関するデータについては、CPU51の処理負荷が小さいタイミングにバックグラウンドでパース処理を実行するか、または、そのデータを用いた操作をすることが要求されたタイミングでパース処理を実行する。このように必要とされる最小限のデータのみを読み出してパース処理することにより、編集用端末装置16が基本操作を実行可能な状態にするまでに要する時間、すなわち、マウント処理に要する時間を短縮させるようにすることができる。
プライオリティテーブル82には、上述した操作に対応したファイル毎の優先度の情報が記録されている。
すなわち、編集用端末装置16がサポートする様々な操作は、操作の使用頻度や重要度に基づいて設定される優先度に応じて、基本操作、準基本操作、および応用操作の3種類の操作に分類されている。
ここで、基本操作とは、リムーバブルメディアがマウントされた場合、リムーバブルメディアに記録されたファイルを操作する上で、最初にマウントされるべき最も優先度の高い(最も使用頻度の高い)必要最低限の操作(第1優先度の操作)である。
また、準基本操作とは、リムーバブルメディアがマウントされた場合、リムーバブルメディアに記録されたファイルを操作する上で、基本操作に準じてなされる操作(第2優先度の操作)である。
さらに、応用操作とは、リムーバブルメディアがマウントされた場合、リムーバブルメディアに記録されたファイルを操作する上で、比較的操作頻度が低く、重要度の低い操作(第3優先度の操作)である。
より詳細には、プライオリティテーブル82には、図7で示されるように各ファイルが、基本操作、準基本操作、および応用操作に分類されている。換言すれば、プライオリティテーブル82には、ファイルの種類毎のパース処理を実行する優先度が記述されているとも言える。
プライオリティテーブル82には、図7で示されるように、編集用端末装置16の操作としては以下のように分類されている。すなわち、基本操作としては、ディスクタイトルの表示操作、前回のアクセス位置へのCueUp操作、既存クリップの再生操作、および新規クリップの記録操作が分類されている。また、準基本操作としては、全クリップへのTC CueUp操作、およびサムネール表示及びエディットリスト選択操作が分類されている。そして、応用操作としては、上記以外の全ての操作が分類されている。
図7においては、図中の左からファイル種別、用途、ファイル名、記録順位、基本操作、準基本操作、および応答操作の項目が記述されている。
ファイル種別がインデックスファイル(INDEX.XML)134となるファイルは、用途が、Disc内(リムーバブルメディア71内)に記録されている全てのクリップおよびエディットリスト並びにそれらとそれらに付加されたメタデータとの関連を管理することであり、ファイル名が、「INDEX.XML」として付されるファイルである。また、インデックスファイル134は、1個のみであり、基本操作に分類される。従って、インデックスファイルは、マウント処理時に読み出されてパース処理される。
DiscInfoファイルは、用途が前回までの処理位置(例えば、再生位置、または、記録位置など)の情報の管理(前回のアクセス位置へのCueUpを可能とするために必要とされる、リムーバブルメディア71の書き込み可不可フラグや前回アクセスされた時の履歴情報としての再生開始位置などの情報)であり、ファイル名が、「DISCINFO.XML」と付されるファイルである。また、DiscInfoファイルは、1個であり、基本操作に分類される。従って、DiscInfoファイルは、マウント処理時に読み出されてパース処理される。
DiscMetaファイルは、用途がDiscに関するMetadata、より具体的には、ディスクタイトルなどの情報の管理(ディスクタイトルの表示を可能とするための、リムーバブルメディア71に対するタイトルやコメントなどが記述情報)であり、ファイル名が、「DISCMETA.XML」と付されるファイルである。また、DiscMetaファイルは、1個であり、基本操作に分類される。従って、DiscMetaファイルは、マウント処理時に読み出されてパース処理される。
Clip NRT Metaファイルは、用途がクリップに関するMetadata、より具体的には、TC(Timecode)などの情報の管理(クリップに付加されたリムーバブルメディア71の最後尾のタイムコード情報の管理であり、次の書込処理におけるTCを引き継ぐ為の情報の管理)であり、ファイル名は、「CxxxxM01.XML」と付されるファイルである。Clip NRT Metaファイルの場合、直近の最後(Last)のファイルについては、基本操作に分類される。従って、最後のClip NRT Metaファイルは、マウント処理時に読み出されてパースされる。また、それ以外のClip NRT Metaファイル(最後のファイルではないClip NRT Metaファイル)は、準基本操作に分類される。従って、最後のファイルではないClip NRT Metaファイルは、バックグラウンド処理時に読み出されてパース処理される。
EditListファイルは、用途が編集結果を記述する情報(初期画面として先頭10個のエディットリストの選択一覧を与える場合、それらのエディットリストファイル(EyyyyE01.SMI, yyyy=0001乃至0010)、および、先頭から11個目以降のエディットリストファイル(EyyyyE01.SMI, yyyy=0011〜))の記述であり、ファイル名は、「ExxxxE01.SMI」と付されるファイルである。EditListファイルの場合、直近の10個のファイルについては、準基本操作に分類される。従って、EditListファイルの直近の10個のファイルは、バックグランド処理時に読み出されてパース処理される。また、それ以外のEditListファイルの直近の10個のファイル以外のファイルは、応用操作に分類される。従って、EditListファイルの直近の10以外のファイル(例えば、ファイル数は最大100個であることが仮定されていた場合、11番目乃至99番目のファイル)は、操作が指示された処理の実行時に読み出されてパースされる。
EditList NRT Metaファイルは、用途がEditListに関するMetadata(各エディットリストに関するタイムコードなどの情報が記録されエディットリスト用クリップメタデータファイル (先頭から10個目についてはEyyyyE01.XML, yyyy=0001〜0010)および(先頭から11個目以降についてはEyyyyE01.XML, yyyy=0011〜))の記述であり、ファイル名は、「ExxxxM01.XML」と付されるファイルである。EditList NRT Metaファイルの場合、直近の10個のファイルについては、準基本操作に分類される。従って、EditList NRT Metaファイルの直近の10個のファイルは、バックグランド処理時に読み出されてパース処理される。また、それ以外のEditList NRT Metaファイルの直近の10個のファイル以外のファイルは、応用操作に分類される。従って、EditList NRT Metaファイルの直近の10以外のファイル(例えば、ファイル数は最大100個であることが仮定されていた場合、11番目乃至99番目のファイル)は、操作が指示された処理の実行時にのみ読み出されてパースされる。
次に、図8のフローチャートを参照して、編集用端末装置16によるマウント処理について説明する。
ステップS1において、CPU51は、ドライブ65に問い合わせて、リムーバブルメディア71(図1の光ディスク17に対応する)がドライブ65に装着されたか否かを判定し、装着されたと判定されるまで、その処理を繰り返す。そして、リムーバブルメディア71がドライブ65に装着されたと判定された場合、その処理は、ステップS2に進む。
ステップS2において、CPU51は、リムーバブルメディア71に記録されているFS(ファイルシステム)を読み出して、RAM53に展開させる。ステップS2の処理により、FSが実行され、図3で示されるような機能が編集用端末装置16において実現される状態となる。
ステップS3において、読出制御部81は、ドライブ65を制御して、プライオリティテーブル82に記述されている情報に基づいて、基本操作に対応する、リムーバルメディア71に記録されている全てのクリップおよびエディットリスト並びにそれらとそれらに付加されたメタデータとの関連を管理するための管理情報等を含むインデックスファイル(INDEX.XML)134を読み出させて、記憶部63に記憶させる。
ステップS4において、読出制御部81は、記憶部63に記憶されているインデックスファイル(INDEX.XML)134をパース処理部83に供給してパース処理を実行させ、パース処理されたインデックスファイル134をRAM53に記憶させる。
ステップS5において、読出制御部81は、プライオリティテーブル82に記述されている情報に基づいて、基本操作に対応する、書き込み可不可フラグや前回アクセスされた時の履歴情報としての再生開始位置などの情報を含むファイルであるディスクインフォメーションファイル(DISCINFO.XML)136をドライブ65より読み出させ記憶部63に記憶させる。
ステップS6において、読出制御部81は、記憶部63に記憶されているディスクインフォメーションファイル136をパース処理部83に供給してパース処理を実行させ、パース処理されたDISCINFO.XML136をRAM53に記憶させる。
ステップS7において、読出制御部81は、プライオリティテーブル82に記述されている情報に基づいて、基本操作に対応する、リムーバルメディア71に対するタイトルやコメントなどが記述されたファイルであるディスクメタファイル(DISCMETA.XML)133をドライブ65より読み出させ、記憶部63に記憶させる。
ステップS8において、読出制御部81は、記憶部63に記憶されているディスクメタファイル(DISCMETA.XML)133をパース処理部83に供給してパース処理を実行させ、パース処理されたDISCINFO.XML133をRAM53に記憶させる。
ステップS9において、読出制御部81は、プライオリティテーブル82に記述されている情報に基づいて、基本操作に対応する、リムーバルメディア71に最後にアクセスした際に記録されたクリップのタイムコードを引き継ぐディスクメタファイル(DISCMETA.XML)133に付加されたクリップメタデータファイル(CxxxxM01.XML)をドライブ65より読み出させ、記憶部63に記憶させる。
ステップS10において、読出制御部81は、記憶部63に記憶されているクリップメタデータファイル133をパース処理部83に供給してパース処理を実行させ、パース処理されたCxxxxM01.XMLをRAM53に記憶させる。
ステップS11において、読出制御部81は、プライオリティテーブル82に記述されている情報に基づいて、準基本操作に対応する、最後にアクセスされた以外のクリップメタデータファイル(CxxxxM01.XML)をドライブ65より読み出させ、ステップS12において、XMLの記述形式のまま記憶部63に記憶させる。
ステップS13において、読出制御部81は、プライオリティテーブル82に記述されている情報に基づいて、準基本操作に対応する、先頭10個のエディットリストファイル(ExxxxE01.SMI)をドライブ65より読み出させ、ステップS14において、XMLの記述形式のまま記憶部63に記憶させる。
ステップS15において、読出制御部81は、プライオリティテーブル82に記述されている情報に基づいて、準基本操作に対応する、先頭10個のエディットリストファイル(ExxxxE01.SMI)に付加されたエディットリスト用クリップメタデータファイル(ExxxxM01.XML)をドライブ65より読み出させ、ステップS16において、XMLの記述形式のまま記憶部63に記憶させる。
すなわち、ステップS2乃至S10の処理により、図7で示される基本操作に対応する最も優先度の高い操作(リムーバブルメディア71に記録されたファイルを操作する上で必要最小限の操作、または、第1優先度の操作、並びに、起動に必要な操作(FSの読み込みを含む))に属するファイルであるINDEX.XML、DISCINFO.XML、DISCMETA.XML、および、最後のクリップクリップメタデータファイルCxxxxM01.XML(さらに、FSを含む)が、リムーバブルメディア71が装着された時点でパース処理されてRAM53に記憶される。また、ステップS11乃至S16の処理により、図7で示される基本操作に準じる準基本操作に対応する2番目に優先度の高い操作に属するファイルである最後にアクセスされた以外のクリップメタデータファイル(CxxxxM01.XML)、先頭10個のエディットリストファイル(ExxxxE01.SMI)、および、それに付加されたエディットリスト用クリップメタデータファイル(ExxxxM01.XML)がXML形式のまま記憶部63に記憶される。
結果として、リムーバブルメディア71のマウント処理において、パース処理が優先度の最も高い基本操作に対応するファイル(必要最小限の操作に対して必要な必要最小限のファイル)に対してのみとされることにより、マウント処理に費やされる時間を短縮させると共に、必要最小限の操作については、迅速に実行できる状態にすることが可能となる。また、基本操作に準じる準基本操作に対応するファイルは、パース処理が施されないものの、記憶部63に記憶されることにより、ドライブ65によりリムーバブルメディア71より読み出されるよりも高速で読み出すことが可能となるので、その後の処理で操作が指示され、パース処理を施す必要が生じたとしても、高速でパース処理を施すことが可能となり、結果として、データ処理部85で処理できるデータ記述形式にされるまでの時間を短縮させることが可能となる。
次に、図9のフローチャートを参照して、編集用端末装置16によるバックグラウンド処理について説明する。
尚、バックグラウンド処理については、当然のことながら、事前にマウント処理が完了していることが前提となる。
ステップS21において、リソース状態認識部84は、CPU51のリソースを確認し、確認結果を読出制御部81に供給する。
ステップS22において、読出制御部81は、リソース状態認識部84からの認識結果に基づいて、CPU51のリソースが確保可能であるか否か、すなわち、CPU51の動作負荷が比較的軽く、他の動作を実行させることが可能であるか否かを判断し、リソースが確保できない、すなわち、他の動作を実行させることができないと判断した場合、その処理は、ステップS21に戻る。すなわち、CPU51のリソースが確保できる程度に負荷が下がる状態になるまで、ステップS21,S22の処理が繰り返される。
ステップS22において、リソースの確保が可能である(すなわち、CPU51の処理能力からみて十分に余裕がある)と判定された場合、ステップS23において、読出制御部81は、データ処理部85に問い合わせて、入力部61が操作されて、いずれかの準基本操作の実行が指示されたか否かを判定する。例えば、ステップS23において、準基本操作の実行が指示されていないと判定された場合、その処理は、ステップS26に進む。
ステップS26において、読出制御部81は、データ処理部85に問い合わせて、入力部61が操作されて、いずれかの応用操作の実行が指示されたか否かを判定する。例えば、ステップS26において、応用操作の実行が指示されていないと判定された場合、その処理は、ステップS28に進む。
ステップS28において、読出制御部81は、記憶部63に記憶されているデータが全てパース処理された状態でRAM53に記憶されているか否かを判定し、例えば、パース処理されていないと判定した場合、その処理は、ステップS29に進む。
ステップS29において、読出制御部81は、記憶部81に記憶されているパース処理されていないデータ(ファイル)を読み出し、パース処理部83に供給して、パース処理を実行させ、さらに実行結果をRAM53に記憶させ、その処理は、ステップS21に戻る。
すなわち、図8のフローチャートを参照して説明したステップS7乃至S9の処理により記憶部63に記憶された準基本操作に対応する2番目に優先度の高い操作に属するファイルである最後にアクセスされた以外のクリップメタデータファイル(CxxxxM01.XML)、先頭10個のエディットリストファイル(ExxxxE01.SMI)、および、それに付加されたエディットリスト用クリップメタデータファイル(ExxxxM01.XML)が、ステップS29の処理により全てパースされるまで、準基本操作や応用操作が指示されない限り、ステップS21,S22,S23,S26,S28、およびS29の処理が繰り返される。そして、全ての準基本操作がパースされると、ステップS28において、記憶部63に記憶された全てのデータがパース処理されたと判定されて、その処理は、終了する。
一方、ステップS23において、いずれかの準基本操作が指示されたと判定された場合、その処理は、ステップS24に進む。
ステップS24において、読出処理部81は、指示された準基本操作に対応するファイルがパース処理された状態で、RAM53に記憶されているか否かを判定する。例えば、操作が指示された準基本操作に対応するファイルが、上述した準基本操作または応用操作の指示がなされず、ステップS21,S22,S23,S26,S28、およびS29の処理が繰り返されている間に、パース処理されているような場合、その処理は、ステップS21に戻る。すなわち、既に、必要とされる操作に対応するファイルがパース処理されているので、そのままデータ処理部85は、指示内容に対応したパース済みのファイルを読み出して実行することができるので、いずれの処理も実行されず、ステップS21,S22,S23,S26,S28、およびS29の処理が繰り返され続けることになる。
また、ステップS24において、パース済みではないと判定された場合、ステップS25において、読出制御部81は、記憶部63に記憶されている、指示が出された準基本操作に必要とされる、パース処理されていないファイルを読み出して、パース処理部83に供給し、パース処理させた後、RAM53に記憶させ、その処理は、ステップS21に戻る。すなわち、ステップS21,S22,S23,S26,S28、およびS29の処理が繰り返されている間に、パース処理が完了していないファイルを用いた操作が指示された場合、指示がなされた操作に対応するファイルのパース処理を先に実行させる。
また、ステップS26において、いずれかの応用操作の実行が指示されたと判定された場合、ステップS27において、読出制御部81は、ドライブ65を制御して、リムーバブルメディア71に記録されているデータのうち、指示がなされた応用操作に対応するファイル(データ)を読み出して、記憶部63に記憶させ、その処理は、ステップS25に進む。
以上の処理により、マウント処理時にパース処理されなかった、準基本操作に対応するファイルが、CPU51が低負荷状態のタイミング、すなわち、ユーザからなんらかの操作が指示されておらず、CPU51もその他の動作に影響しないタイミング(CPU51の処理能力からみて十分に余裕があるタイミング)で、パース処理が実行されることになるので、ユーザに対して、パース処理がなされている間、待たされているといった感覚を与えないようにすることが可能となる。
次に、図10を参照して、編集用端末装置16による操作処理について説明する。
ステップS41において、データ処理部85は、入力部61より所定の操作の指示が入力されたか否かを判定し、操作が指示されたと判定されるまで、その処理を繰り返す。例えば、ステップS41において、操作が指示された場合、その処理は、ステップS42に進む。
ステップS42において、データ処理部85は、RAM53を参照して、操作が指示された処理を実行するために必要なファイルがパース処理された状態で記憶されているか否かを判定し、必要なファイルがパース処理された状態で記憶されていると判定されるまでその処理を繰り返す。
例えば、指示された操作が、第1優先度の操作であった場合、マウント時にRAM53に対応する処理のファイルがパースされた状態(データ処理部85(CPU51)が認識して実行可能な状態に変換された状態)となっているので、即座に、操作が指示された処理を実行するために必要なファイルが記憶されていると判断され、その処理は、ステップS43に進む。
また、例えば、指示された操作が、第2優先度の操作であった場合、マウント時に対応する操作のファイルがパースされないままの状態(データ処理部85(CPU51)が認識できず実行不能なXMLの記述形式の状態)で記憶部63に記憶されたままの状態となっているので、上述した、図9のフローチャートにおけるステップS21,S22,S23,S26,S28、およびS29の処理が繰り返されている間に、指示がなされた操作に対応するファイルのパース処理が完了していれば、即座に、操作が指示された処理を実行するために必要なファイルが記憶されていると判断され、その処理は、ステップS43に進むこととなる。一方、例えば、上述した、図9のフローチャートにおけるステップS21,S22,S23,S26,S28、およびS29の処理が繰り返されている間に、パース処理が完了していないような場合、図9のステップS24,S25の処理によりパース処理が実行されるまでの時間、ステップS42の処理が繰り返されて、処理待ちの状態となり、パース処理が完了した後、その処理は、ステップS43に進む。
さらに、例えば、指示された操作が、第3優先度の操作であった場合、マウント時にはRAM53にも記憶部63にも指示された操作に対応する処理のファイルが記憶されていないので、図9のフローチャートにおけるステップS27,S25の処理の処理によりパース処理が実行されるまでの時間、ステップS42の処理が繰り返されて、処理待ちの状態となり、パース処理が完了した後、その処理は、ステップS43に進む。
ステップS43において、データ処理部85は、RAM53に記憶されている、パース済みの、指示がなされた操作の処理に必要なファイルを読み出し、ステップS44において、実行する。そして、ステップS45において、データ処理部85は、処理が終了したか否かを判定し、終了したと判定されるまで、その処理を繰り返し、処理が終了したと判定した場合、その処理は、ステップS41に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
すなわち、第1優先度の操作については、マウント処理が完了した後、直ぐにRAM53に記憶されているパース済みのファイルを即座に実行することができる。また、第2優先度の操作については、マウントが完了した後、図9のフローチャートの処理によりパースが完了していれば即座に実行することができるが、パースが完了していなければ、パースが完了するまで、処理待ちの状態となる。しかしながら、必要なファイルは、マウント処理時にXMLの記述形式のまま記憶部63に記憶されているので、パース処理を比較的迅速に実行することが可能であり、第1優先度の操作よりは処理時間が掛かる場合があるものの、比較的迅速に処理を開始することができる。第3優先度の操作についてのファイルは、操作指示があってからリムーバブルメディア71より記憶部63に読み出され、さらに、パース処理部83によりパース処理されてからRAM53に記憶されることになるので、処理開始までには、比較的時間が掛かる。しかしながら、比較的操作頻度の低い操作であるので、待ち時間が必要となる機会は、比較的少ない。
以上の処理をまとめると、優先度の最も高い第1優先度の操作に対応するファイルが、マウントの段階でパースされた状態でRAM53に記憶され、同時に第2優先度の操作に対するファイルが記憶部63に記憶される。結果として、必要最小限の操作である第1優先度の操作についてのみがパースされるのみでマウント処理が完了するため、マウント処理を迅速に完了させることが可能となり、さらに、必要最低限の処理である第1優先度を持つ操作については、迅速に実行させるようにすることが可能となる。
さらに、第2優先度の操作に対するファイルについては、CPU51が低負荷となっているタイミングでパース処理がなされることにより、ユーザに対してパース処理がなされることによって、待たされていると言った感覚を与えないようにさせることが可能になると共に、CPU51の負荷が低下したままの状態が所定の時間だけ経過すると、第1優先度の操作と第2優先度の操作に対応するファイルのパース処理が全て完了することになるので、ユーザに待たせていると言った感覚を与えることなくパースを完了させることが可能となる。
尚、第1優先度、第2優先度、および第3優先度の各操作に対応するファイルについての分類は、プライオリティテーブル82の記述内容を、ユーザが更新することで変更させることも可能であり、このようにすることによって、所望とする操作に対応するファイルの優先度を第1優先度とすることで、マウント処理が完了した時点で、所望とする操作を実行させようとしたときのパース処理により待たされる時間を短縮させることが可能となる。また、操作の使用頻度をカウントし、使用頻度の高い操作の優先度を高め、使用頻度の低い操作の優先度を低くするようにすることで、パース処理がなされていない操作に対応するファイルがパース処理されることによって待たされる時間を短縮させることが可能となる。
また、優先度の設定は、第1優先度乃至第3優先度の3種類に限るものではなく、それ以上の数の優先度を設定し、上位の優先度に設定された操作に対応するファイルから順にパース処理がなされるようにしていくようにしても良い。すなわち、最初の段階で、第1優先度の操作に対応するファイルのみをパース処理し、第2優先度の操作に対応するファイルを記憶部63に記憶させ、それ以外の操作に対応するファイルは、処理しないものとする。この状態で、CPU51の負荷が低下したところで、第2優先度の操作に対応するファイルをバックグラウンドでパース処理し、パース処理が完了したところで、第3優先度の操作に対応するファイルを記憶部63に記憶させる(ここまでは、上述の処理と同様)。そして、再び、CPU51の負荷が低下したところで、第3優先度の操作に対応するファイルをバックグラウンドでパース処理し、パース処理が完了したところで、第4優先度の操作に対応するファイルを記憶部63に記憶させる。以下、同様に優先度の種類の数だけ、このような処理を繰り返していくようにすることで、段階的にパース処理を実施することが可能となる。
ところで、RAM53に記憶された編集用端末装置16の操作に必要で、編集用端末装置16が直接認識可能な各種ファイルは、基本的には一旦パース処理された後はRAM53の容量が許す限りにおいて保持することになるが、準基本操作または応用操作において必要とされるデータについては、RAM53の容量制限その他の理由により、例えば長時間に渡ってそれが利用されない場合などに、必要に応じてRAM53から適宜削除されるようにしてもよい。但し、基本操作に必要とされるデータについては、少なくとも編集用端末装置16にリムーバブルメディア71が装着されている間は、RAM53にて保持されることとなる。
さらに、以上においては、画像データ、音声データ、ローレゾデータ、各種メタデータ、およびエディットリスト等のデータをリムーバブルディスク71に記録する場合について、説明したが、これらの各データを記録するリムーバブルディスク71としては、光ディスク17に限らず、例えば、光磁気ディスク、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスク、磁気テープ、または、フラッシュメモリ等の半導体メモリであってもよい。
また、以上においては、編集用端末装置16において、装着された光ディスクのマウント処理を行う場合について説明したが、マウント処理を必要とする装置としては、これに限らず、例えば、図1の撮像装置14であってもよいし、それ以外の装置であってもよい。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、上述したようにソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム格納媒体等からインストールされる。
プログラム格納媒体は、図2に示されるように、編集用端末装置16とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disc)(登録商標)を含む)、若しくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアを含むリムーバブルメディア71により構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記憶されているROM52や記憶部63が含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、媒体により提供されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って、時系列的に行われる処理は勿論、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全
体を表すものである。
本発明を適用した映像プログラム製作支援システムを説明する図である。 図1の編集用端末装置の構成を示すブロック図である。 図2の編集用端末装置により実現される機能を説明する機能ブロック図である。 ディレクトリの構成を説明する図である。 ディレクトリの構成を説明する図である。 ディレクトリの構成を説明する図である。 プライオリティテーブルを説明する図である。 マウント処理を説明するフローチャートである。 バックグラウンド処理を説明するフローチャートである。 操作処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 映像プログラム製作支援システム, 16 編集用端末装置, 51 CPU, 53 RAM, 63 記憶部, 65 ドライブ, 81 読出制御部, 82 プライオリティテーブル, 83 パース処理部, 84 リソース処理部

Claims (10)

  1. 記録媒体に記録されたファイルを実行するのに必要な所定の記述形式のデータを前記記録媒体より読み取り、読み取ったデータに基づいて、前記ファイルを実行する情報処理装置において、
    前記記録媒体に記録されたファイルを実行するのに必要な前記所定の記述形式の複数のデータのうちの一部のデータを前記記録媒体より読み出す読出手段と、
    前記読出手段により読み出された前記データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されたデータを実行可能な記述形式に変換する変換手段と、
    前記変換手段により実行可能な記述形式に変換されているデータに基づいて、前記ファイルを実行する実行手段とを備え、
    前記情報処理装置が起動する場合、前記変換手段は、前記記憶手段に記憶されたデータのうちの第1に優先されるデータを前記実行手段により実行可能な記述形式に変換する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記所定の記述形式はXML(Extensible Markup Language)である
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記記憶手段に記憶されたデータのうちの第1に優先されるデータは、前記情報処理装置の起動または基本操作に必要とされる最小限のデータである
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記情報処理装置の起動または基本操作に必要とされる最小限のデータは、前記記録媒体のファイルシステムデータ、前記記録媒体に記録された映像音声素材の管理データ、および前記記録媒体に前回アクセスした時の履歴データを含む
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記実行手段の処理状況を監視する監視手段をさらに備え、
    監視手段により監視される前記実行手段の処理状況に余裕がある場合、前記変換手段は、前記記憶手段に記憶されたデータのうちの第2に優先されるデータを前記実行手段により実行可能な記述形式に変換する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記記憶手段に記憶されたデータのうちの第2に優先されるデータは、前記記録媒体に記録された映像音声素材の検索に必要とされるメタデータを含む
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記実行手段に対して前記ファイルを実行するように指令がなされた場合、前記読出手段は、前記記録媒体に記録されたファイルを実行するのに必要な前記所定の記述形式の複数のデータのうちの前記一部のデータとは異なる、第3に優先されるデータを前記記録媒体より読み出し、前記記憶手段は、前記読出手段により読み出された前記第3に優先されるデータを記憶し、前記変換手段は、前記記憶手段に記憶された前記第3に優先されるデータを前記実行手段により実行可能な記述形式に変換する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 記録媒体に記録されたファイルを実行するのに必要な所定の記述形式のデータを前記記録媒体より読み取り、読み取ったデータに基づいて、前記ファイルを実行する情報処理装置の情報処理方法において、
    前記記録媒体に記録されたファイルを実行するのに必要な前記所定の記述形式の複数のデータのうちの一部のデータを前記記録媒体より読み出す読出ステップと、
    前記読出ステップの処理により読み出された前記データを記憶する記憶ステップと、
    前記記憶ステップの処理で記憶されたデータを実行可能な記述形式に変換する変換ステップと、
    前記変換ステップの処理により実行可能な記述形式に変換されているデータに基づいて、前記ファイルを実行する実行ステップとを含み、
    前記情報処理装置が起動する場合、前記変換ステップの処理は、前記記憶ステップの処理で記憶されたデータのうちの第1に優先されるデータを前記実行ステップの処理で実行可能な記述形式に変換する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  9. プログラム格納媒体に格納されたファイルを実行するのに必要な所定の記述形式のデータを前記プログラム格納媒体より読み取り、読み取ったデータに基づいて、前記ファイルを実行する情報処理装置を制御するコンピュータに認識可能なプログラムが格納されたプログラム格納媒体において、
    前記記録媒体に記録されたファイルを実行するのに必要な前記所定の記述形式の複数のデータのうちの一部のデータの前記記録媒体からの読み出しを制御する読出制御ステップと、
    前記読出制御ステップの処理により読み出された前記データの記憶を制御する記憶制御ステップと、
    前記記憶制御ステップの処理で記憶されたデータの実行可能な記述形式への変換を制御する変換制御ステップと、
    前記変換制御ステップの処理により実行可能な記述形式に変換されているデータに基づいた、前記ファイルの実行を制御する実行制御ステップとを含み、
    前記情報処理装置が起動する場合、前記変換制御ステップの処理は、前記記憶制御ステップの処理で記憶されたデータのうちの第1に優先されるデータの前記実行制御ステップの処理で実行可能な記述形式への変換を制御する
    ことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが格納されているプログラム格納媒体。
  10. 記録媒体に記録されたファイルを実行するのに必要な所定の記述形式のデータを前記記録媒体より読み取り、読み取ったデータに基づいて、前記ファイルを実行する情報処理装置を制御するコンピュータを実行させるプログラムにおいて、
    前記記録媒体に記録されたファイルを実行するのに必要な前記所定の記述形式の複数のデータのうちの一部のデータの前記記録媒体からの読み出しを制御する読出制御ステップと、
    前記読出制御ステップの処理により読み出された前記データの記憶を制御する記憶制御ステップと、
    前記記憶制御ステップの処理で記憶されたデータの実行可能な記述形式への変換を制御する変換制御ステップと、
    前記変換制御ステップの処理により実行可能な記述形式に変換されているデータに基づいた、前記ファイルの実行を制御する実行制御ステップとをコンピュータに実行させ、
    前記情報処理装置が起動する場合、前記変換制御ステップの処理は、前記記憶制御ステップの処理で記憶されたデータのうちの第1に優先されるデータの前記実行制御ステップの処理で実行可能な記述形式への変換を制御する
    ことを特徴とするプログラム。
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