JP2006078351A - プローブカード - Google Patents

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Abstract

【課題】 アルミの破片やダストによる悪影響を排除して、位置を正確に求めることが可能なプローブカードを提供する。
【解決手段】 プローブカードは、ウェーハ40上の半導体チップ41の複数のボンディングパッド42に対して接触可能な複数のバンプ9を備えたバンプ付メンブレン2と、配線基板5と、バンプ付メンブレン2と配線基板5とを接続する異方性導電ゴム3とにより構成され、バンプ付メンブレン2上に位置合わせ用バンプ15aを複数形成し、位置合わせ用バンプ15aには、ウェーハ40に対向する平坦な反射面16が形成されている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、半導体デバイスのウェーハテストに用いるプローブカードおよびプローバ装置に関するものである。
ウェーハ上の半導体デバイスのテストは、プローブカードを用いてウェーハ上の半導体チップに接続することにより、半導体テスタの信号を印加、収集して実施される。従来、この接続を行うためには、タングステンなどによるプローブピンを用いたカンチレバー方式、屈曲ピンを用いたマトリクス方式、メンブレンにバンプを形成した方式のプローブカードを利用している(例えば、特許文献1,2参照)。
このうち、図9に、従来のカンチレバー方式のプローブカード51の構造を示す。すなわち、配線基板52には、複数のプローブピン53と、プローブピン53を保持する絶縁台54と、外部との接続を行うための端子55と、プローブピン53と端子55との間に接続される信号線56とが設けられている。上記プローブピン53の先端を構成するピン先57はウェーハ上の半導体チップの引出し端子であるボンディングパッドに接続する役割を有し、プローブピン53は接続する半導体チップ上のボンディングパッドの数だけ配列されている。
次に動作環境について図10を用いて説明する。
上記のように構成されたプローブカード51は、プローバ装置61に搭載され、インタフェースリング62を介してテスタ(パフォーマンスボード63)に接続して用いられる。
上記プローバ装置61は、上記プローブカード51を保持すると共に、テストを行うウェーハ64を駆動してプローブカード51に接続する機能を持つものであり、以下のように構成されている。
プローバ装置61のプローバ筐体66の上部には開口部が形成され、開口部の周縁には、プローブカード51の配線基板52の外周部分を保持する円環状のカードホルダ67が取付けられている。また、プローバ筐体66の内部には、テストの対象であるウェーハ64を保持するチャック68と、このチャック68を駆動させる駆動テーブル装置69とが設けられている。上記駆動テーブル装置69は、チャック68を垂直方向に駆動する垂直駆動テーブル70と、チャック68を垂直軸71の周りに回転させる回転駆動テーブル72と、互いに直交する水平XY方向に駆動する水平XY駆動テーブル73とで構成されている。
プローバ筐体66内の上部には、チャック68上に配置されたウェーハ64上の半導体チップのボンディングパッドの画像を写す第1のカメラ75が設けられている。また、チャック68には、プローブカード51のプローブピン53のピン先57の画像を写す第2のカメラ76が設けられている。上記第1および第2のカメラ75,76は、それぞれ所定の焦点距離を有しており、認識装置77に接続され、画像信号がカメラ75,76から認識装置77に送られる。
上記パフォーマンスボード63は、信号をプローブカード51へ印加する半導体テスタのヘッド下部に設けられており、カードホルダ67に保持されたプローブカード51の上方に配置され、インタフェースリング62を介して、配線基板52に接続されている。上記インタフェースリング62にはポゴピン78が内蔵され、ポゴピン78のクッション性によりパフォーマンスボード63の各信号端子と配線基板52の端子55とが接続されている。
次に動作の詳細を説明する。
図10において、ウェーハ64をチャック68上に装着し、チャック68をステップ的に順次動かしながら、ウェーハ64の半導体チップのボンディングパッドを、固定されているプローブカード51のプローブピン53のピン先57に対し順次下方から押しつけて接続させる。この際、ウェーハ64の半導体チップの各ボンディングパッドに正確にプローブピン53のピン先57を当てるべく位置合わせが行われる。
上記位置合わせは、以下の(1)予備作業と(2)認識作業と(3)位置合わせ作業とで構成されている。
(1)予備作業
水平XY駆動テーブル73を駆動することによりウェーハ64を第1のカメラ75の下に移動させ、第1のカメラ75を用いて、ウェーハ64上の数個所(誤差を減らすため互いの距離が離れたウェーハ64の外周に近い数個所)において、ボンディングパッドの画像を写す。認識装置77は、撮影された画面内のボンディングパッドの水平XY方向の位置と形状とを測定し、これらボンディングパッドの位置情報と形状情報として登録する。この際、さらに垂直駆動テーブル70を駆動することによりウェーハ64を第1のカメラ75の下方で垂直方向(上下方向)に移動させ、第1のカメラ75で写されるボンディングパッドの画像の焦点が合う高さで垂直駆動テーブル70を停止させる。これにより、認識装置77は、撮影された画面内のボンディングパッドの高さを測定し、ボンディングパッドの高さ情報として登録する。
また、水平XY駆動テーブル73を駆動することにより第2のカメラ76を移動させて、プローブカード51上の数個所(誤差を減らすため互いの距離が離れたプローブカード51の外周に近い数個所)において、プローブピン53の画像を写す。認識装置77は、撮影された画面内のプローブピン53のピン先57の水平XY方向の位置と形状とを測定し、これらプローブピン53の位置情報と形状情報として登録する。この際、さらに垂直駆動テーブル70を駆動することにより、第2のカメラ76をプローブカード51の下方で垂直方向(上下方向)に移動させ、第2のカメラ76で写されるプローブピン53のピン先57の画像の焦点が合う高さで垂直駆動テーブル70を停止させる。これにより、認識装置77は、撮影された画面内のプローブピン53のピン先57の高さを測定し、プローブピン53の高さ情報として登録する。
上記のようにして、予めウェーハ64のボンディングパッドの位置と形状と高さおよびプローブカード51のプローブピン53のピン先57の位置と形状と高さをそれぞれ認識装置77に登録しておき、これら登録した位置と形状と高さとの情報を基にして、次の認識作業が実施される。
(2)認識作業
テストの対象となるウェーハ64の水平XY方向の位置を測定する際、上記(1)予備作業において予め登録しておいたウェーハ64上の数箇所についてのボンディングパッドの位置情報と形状情報とに基づいて、水平XY駆動テーブル73を駆動し、第1のカメラ75でウェーハ64のボンディングパッドの形状を探し出し、探し出した位置を実際の位置として認識装置77に記憶しておく。この際、さらに、上記(1)予備作業において予め登録しておいたウェーハ64上の数箇所についてのボンディングパッドの高さ情報に基づいて、垂直駆動テーブル70を駆動し、第1のカメラ75で写されたボンディングパッドの画像の焦点が合う高さを探し出し、探し出した高さを実際の高さとして認識装置77に記憶しておく。
また、プローブカード51はプローバ筐体66に固定されているため、上記(1)予備作業において予め登録しておいた位置と高さが大きくずれることはないが、温度の影響等によって、位置や高さが若干ずれることがあるため、正確さを高めるために同様の認識作業を行う。すなわち、上記(1)予備作業において予め登録しておいたプローブカード51上の数箇所についてのプローブピン53のピン先57の位置情報と形状情報とに基づいて、水平XY駆動テーブル73を駆動し、第2のカメラ76でプローブピン53のピン先57の形状を探し出し、探し出した位置を実際の位置として認識装置77に記憶しておく。この際、さらに、上記(1)予備作業において予め登録しておいたプローブカード51上の数箇所についてのプローブピン53の高さ情報に基づいて、垂直駆動テーブル70を駆動し、第2のカメラ76で写されたプローブピン53のピン先57の画像の焦点が合う高さを探し出し、探し出した高さを実際の高さとして認識装置77に記憶しておく。
(3)位置合わせ作業
上記(2)認識作業において測定されたテスト対象のウェーハ64のボンディングパッドの位置に基づいて、テスト対象のウェーハ64の水平XY方向の位置を求め、上記(2)認識作業において測定されたプローブピン53のピン先57の位置に基づいて、プローブカード51の水平XY方向の位置を求める。そして、ウェーハ64の水平XY方向の位置がプローブカード51の水平XY方向の位置に一致するように、水平XY駆動テーブル73と回転駆動テーブル72とを駆動して、ウェーハ64の位置を補正し、ウェーハ64とプローブカード51との水平XY方向の位置を合わせる。
その後、上記(2)認識作業において測定されたテスト対象のウェーハ64のボンディングパッドの高さとプローブピン53のピン先57の高さとに基づいて、垂直駆動テーブル70を駆動してウェーハ64を垂直軸71の方向へ上昇させる。これにより、ウェーハ64のボンディングパッドがプローブピン53のピン先57に当って、プローブピン53が上方に曲がり、高さ吸収を行うと共に必要な接触圧が得られる。同時に、プローブピン53はボンディングパッド上を引っかきながら滑るスクライブ動作を行い、ボンディングパッドを覆っているアルミの酸化膜を破壊して安定なボンディングパッドへの接触を実現している。
特開平8−220140 特開2000−174078
しかしながら、上記の従来形式では、ウェーハ64のボンディングパッドがプローブピン53のピン先57に接触した際、アルミの破片やウェーハ64上のダストがプローブピン53のピン先57に付着し易かった。したがって、プローブカード51上の数箇所におけるプローブピン53のピン先57を第2のカメラ76で写して位置を測定し、測定されたピン先57の位置に基づいてプローブカード51の位置を求める際、ピン先57に付着したアルミの破片やダストによってピン先57の画像が変形してしまい、ピン先57の位置や形状の測定に支障を来すといった問題がある。このような問題は、上記のようなカンチレバー方式のプローブカード51のみならず、メンブレンにバンプを形成した方式のプローブカードにも同様に生じ、これにより、プローブカード51の位置を正確に求めることが困難になるといった問題がある。
本発明は、アルミの破片やダストによる悪影響を排除して、位置を正確に求めることが可能なプローブカードを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明におけるプローブカードは、ウェーハ上の半導体チップの複数の引出し端子に対して接触可能な複数のバンプを備えたバンプ付メンブレンと、配線基板と、上記バンプ付メンブレンと配線基板とを接続する異方性導電ゴムとにより構成され、
上記バンプ付メンブレン上に、位置合わせ用バンプを複数形成したものである。
これによると、位置合わせ用バンプをカメラで写して位置を測定し、測定された位置合わせ用バンプの位置に基づいてプローブカードの位置を求めることができる。そして、テスト対象のウェーハの位置をプローブカードの位置に一致させ、ウェーハ上の半導体チップの各引出し端子をプローブカードのバンプ付メンブレンの各バンプに接触させ、テストを行う。この際、上記各位置合わせ用バンプはウェーハ上の半導体チップの引出し端子に対して非接触であるため、アルミの破片やウェーハ上のダストが位置合わせ用バンプに付着することはない。したがって、上記アルミの破片やダストによって位置合わせ用バンプの画像が変形することはなく、位置合わせ用バンプの位置の測定が支障無く行える。これにより、プローブカードの位置を正確に求めることができる。
また、本第2発明におけるプローブカードは、位置合わせ用バンプはバンプ付メンブレンの外周部分に形成されているものである。
これによると、複数の位置合わせ用バンプ間の距離を大きく確保することができるため、各位置合わせ用バンプの位置に基づいてプローブカードの位置を求める際の誤差が軽減される。
また、本第3発明におけるプローブカードは、バンプ付メンブレンに備えられたバンプは個々の半導体チップの引出し端子に対応する複数のグループに分けられ、
位置合わせ用バンプは上記グループ毎に形成されているものである。
また、本第4発明におけるプローブカードは、位置合わせ用バンプには、ウェーハに対向する平坦な反射面が形成されているものである。
これによると、ウェーハの側から位置合わせ用バンプの反射面に光を照射し、落射照明によって、位置合わせ用バンプをカメラで写して位置を測定する。この際、位置合わせ用バンプの反射面はウェーハに対向して平坦に形成されているため、上記落射照明では、位置合わせ用バンプの反射面が白色の円形の画像として映り、これにより、位置合わせ用バンプの位置や形状を容易かつ明確に認識することができる。
以上のように、本第1発明によると、位置合わせ用バンプの位置を測定し、これに基づいてプローブカードの位置を求めることができる。また、上記位置合わせ用バンプはウェーハ上の半導体チップの引出し端子に対して非接触であるため、アルミの破片やウェーハ上のダストが位置合わせ用バンプに付着することはない。したがって、位置合わせ用バンプの位置の測定が支障無く行え、これにより、プローブカードの位置を正確に求めることができる。
また、本第2発明によると、各位置合わせ用バンプの位置に基づいてプローブカードの位置を求める際の誤差が軽減される。
また、本第4発明によると、位置合わせ用バンプの位置や形状を容易かつ明確に認識することができる。
以下、本発明の第1の実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図1,図2に示すように、1は、ウェーハ40上の半導体チップ(半導体デバイス)のテストに用いられるプローブカードである。このプローブカード1は、バンプ付メンブレン2と、第1および第2の異方性導電ゴム3,4と、第1および第2の配線基板5,6とを備えている。
図3〜図5に示すように、上記バンプ付メンブレン2と第1の配線基板5とは第1の異方性導電ゴム3によって接続されている。
上記バンプ付メンブレン2は、銅箔付のポリイミドシートより形成されたメンブレン本体8と、メンブレン本体8上に形成された複数の半球状のバンプ9とで構成されている。上記バンプ9は、レーザ加工にてメンブレン本体8に開けた穴よりメッキにてニッケル金属を成長させることで形成される。また、上記バンプ9の数は、同時に測定するウェーハ40上の複数個の半導体チップ41の数に対応している。尚、バンプ9の表面は、ウェーハ40の半導体チップ41の各ボンディングパッド42(引出し端子の一例)の表面を覆っている酸化アルミを破壊して安定な接触を得るために、粗面化されている。
メンブレン本体8の裏側には、メンブレン本体8に貼り付けられた銅箔をエッチングすることによって裏面パターン10が形成されている。この裏面パターン10は、バンプ9から得た信号を第1の異方性導電ゴム3に安定に伝える面積を有している。
図5に示すように、上記第1の異方性導電ゴム3は、弾性体にて構成されており、バンプ9の高さのバラツキおよびウェーハ40上のボンディングパッド42の高さのバラツキを吸収する役割を持つと同時に、ハッチング部分が上下に圧縮されることにより上下に電気を通す構造を備えており、バンプ付メンブレン2がウェーハ40上の半導体チップ41に接続した信号を伝える役割を持っている(尚、製造方法については特開平11−40224号公報参照)。
また、第1の異方性導電ゴム3は、その周縁部に設けられた異方性導電ゴムフレーム11によって、バンプ付メンブレン2と第1の配線基板5との間に保持されている。尚、バンプ付メンブレン2と異方性導電ゴムフレーム11とはそれぞれ、第1の配線基板5の周辺に固定されている。尚、上記第1の配線基板5は、円盤状に形成されており、第1の異方性導電ゴム3の通電部に接触する端子(図示せず)から第1の配線基板5に形成された信号線(図示せず)を通して外部へ信号を引き出す役割を持っている。
また、図1に示すように、第2の異方性導電ゴム4は、第1の配線基板5と第2の配線基板6との間に設けられており、弾性体で構成されながらも電気を通す性質を有し、第1の配線基板5から外部へ引出された信号を伝える役割を持っている。さらに、第2の配線基板6は、円盤状に形成されており、第2の異方性導電ゴム4の通電部に接触する端子(図示せず)から第2の配線基板6に形成された信号線(図示せず)を通して外部へ信号を引き出す役割を持っている。
上記第2の配線基板6の下面側には、第1の配線基板5を保持する基板ホルダ12が設けられている。第1の配線基板5が基板ホルダ12を介して第2の配線基板6に保持されることによって、第2の異方性導電ゴム4は第1および第2の配線基板5,6間に挟まれて、接続に必要な圧力を与えられる。また、第2の配線基板6の上面側には、第2の配線基板6を補強して反りを防止するための反り防止用補強板13が設けられている。
また、図3〜図5に示すように、上記バンプ付メンブレン2のメンブレン本体8には、複数の位置合わせ用バンプ15a〜15dが形成されている。上記位置合わせ用バンプ15a〜15dは、他のバンプ9と同様に形成されるが、メンブレン本体8の穴からメッキを成長させていく過程において、メッキが穴の下端に達した時点でメンブレン本体8の下面側にレジストを塗布し、メッキがそれ以上下方に成長することを阻止する。これにより、各位置合わせ用バンプ15a〜15dには、ウェーハ40に対向する反射面16が形成され、各反射面16はメンブレン本体8の第1の異方性導電ゴム3とは反対側の面(下面)に対して面一となるように平坦に形成されている。尚、各位置合わせ用バンプ15a〜15dは、メンブレン本体8の外周部分の前後左右4箇所に形成されており、複数のバンプ9群が形成されている領域17の外側に配置されている。
上記のように構成されたプローブカード1は、図6に示すように、プローバ装置21に搭載され、インタフェースリング22を介してテスタ(パフォーマンスボード23)に接続して用いられる。
上記プローバ装置21は、上記プローブカード1を保持すると共に、テストを行うウェーハ40を駆動してプローブカード1に接続する機能を持つものであり、以下のように構成されている。
プローバ装置21のプローバ筐体24(固定部材の一例)の上部には開口部が形成され、開口部の周縁には、プローブカード1の第2の配線基板6の外周部分を保持する円環状のカードホルダ25が取付けられている。このカードホルダ25はプローブカード1をプローバ筐体24側に保持する保持部材の一例である。
また、プローバ筐体24の内部には、テストの対象であるウェーハ40を保持するチャック26と、このチャック26を駆動させる駆動装置27(移動手段一例)とが設けられている。上記駆動装置27は、チャック26を第1の配線基板5に平行な水平XY方向へ移動させる水平XY駆動テーブル28と、チャック26を第1の配線基板5に直交する垂直軸29に沿った垂直方向へ移動させる垂直駆動テーブル30と、チャック26を垂直軸29周りの回転方向へ回転移動させる回転駆動テーブル31とで構成されている。
プローバ筐体24内の上部には、チャック26上に配置されたウェーハ40の半導体チップ41のボンディングパッド42の画像を写す第1のカメラ33が設けられている。また、チャック26には、上記カードホルダ25に保持されたプローブカード1の各位置合わせ用バンプ15a〜15dの画像を写す第2のカメラ34が設けられている。尚、第2のカメラ34には、各位置合わせ用バンプ15a〜15dの反射面16に光を照射する落射照明装置36が付加されている。
また、上記プローバ筐体24の内部には、第1のカメラ33によって撮影されたボンディングパッド42の位置と第2のカメラ34によって撮影された位置合わせ用バンプ15a〜15dの位置とに基づいて、ウェーハ40の位置とプローブカード1の位置とを求める認識装置35が設けられている。すなわち、第1および第2のカメラ33,34は認識装置35に接続されており、画像信号がカメラ33,34から認識装置35に送られる。
また、上記パフォーマンスボード23は、信号をプローブカード1へ印加する半導体テスタのヘッド下部に設けられており、カードホルダ25に保持されたプローブカード1の上方に配置され、且つ、上記インタフェースリング22を介して、第2の配線基板6に接続されている。上記インタフェースリング22にはポゴピン37が内蔵され、ポゴピン37のクッション性によってパフォーマンスボード23の各信号端子(図示せず)と第2の配線基板6の外部に引き出された信号端子(図示せず)とが接続されている。
以下、上記構成における作用を説明する。
図6に示すように、カードホルダ25を介してプローブカード1をプローバ筐体24に保持し、ウェーハ40をチャック26上に保持し、チャック26をステップ的に順次動かしながらウェーハ40の半導体チップ41のボンディングパッド42を、固定されているプローブカード1のバンプ9に対して順次下方から押し付けて接続させる。この際、ウェーハ40の半導体チップ41の各ボンディングパッド42に正確にバンプ9を当てるべく位置合わせが行われる。
上記位置合わせは、以下の(1)予備作業と(2)認識作業と(3)位置合わせ作業とで構成されている。
(1)予備作業
水平XY駆動テーブル28を駆動してチャック26を水平XY方向に移動させることにより、ウェーハ40を第1のカメラ33の下に移動させ、第1のカメラ33を用いて、ウェーハ40上の数個所(誤差を減らすため互いの距離が離れたウェーハ40の外周に近い数個所)において、ボンディングパッド42の画像を写す。認識装置35は、撮影された画面内のボンディングパッド42の水平XY方向の位置と形状とを測定し、これらボンディングパッド42の位置情報と形状情報として登録する。この際、さらに垂直駆動テーブル30を駆動することによりウェーハ40を第1のカメラ75の下方で垂直軸29の方向(上下方向)へ移動させ、第1のカメラ33で写されるボンディングパッド42の画像の焦点が合う高さで垂直駆動テーブル30を停止させる。これにより、認識装置35は、撮影された画面内のボンディングパッド42の高さを測定し、ボンディングパッド42の高さ情報として登録する。
また、水平XY駆動テーブル28を駆動することにより、チャック26と共に第2のカメラ34を水平XY方向へ移動させ、第2のカメラ34を用いて、プローブカード1の各位置合わせ用バンプ15a〜15dの画像を写す。認識装置35は、撮影された画面内の各位置合わせ用バンプ15a〜15dの水平XY方向の位置と形状とを測定し、これら位置合わせ用バンプ15a〜15dの位置情報と形状情報として登録する。この際、さらに垂直駆動テーブル30を駆動することにより、第2のカメラ34をプローブカード1の下方で垂直軸29の方向(上下方向)へ移動させ、第2のカメラ34で写される各位置合わせ用バンプ15a〜15dの画像の焦点が合う高さで垂直駆動テーブル30を停止させる。これにより、認識装置35は、撮影された画面内の各位置合わせ用バンプ15a〜15dの高さを測定し、各位置合わせ用バンプ15a〜15dの高さ情報として登録する。
上記のようにして、予めウェーハ40のボンディングパッド42の水平XY方向の位置と形状と高さおよびプローブカード1の位置合わせ用バンプ15a〜15dの水平XY方向の位置と形状と高さをそれぞれ認識装置35に登録しておき、これら登録した位置と形状と高さとの情報を基にして、次の認識作業が実施される。
(2)認識作業
テストの対象となるウェーハ40の水平XY方向の位置を測定する際、上記(1)予備作業において予め登録しておいたウェーハ40上の数箇所についてのボンディングパッド42の位置情報と形状情報とに基づいて、水平XY駆動テーブル28を駆動し、第1のカメラ33でウェーハ40のボンディングパッド42の形状を探し出し、探し出した位置を実際の位置として認識装置35に記憶しておく。この際、さらに、上記(1)予備作業において予め登録しておいたウェーハ40上の数箇所についてのボンディングパッド42の高さ情報に基づいて、垂直駆動テーブル30を駆動し、第1のカメラ33で写されたボンディングパッド42の画像の焦点が合う高さを探し出し、探し出した高さを実際の高さとして認識装置35に記憶しておく。
また、プローブカード1はプローバ筐体24に固定されているため、上記(1)予備作業において予め登録しておいた位置と高さが大きくずれることはないが、温度の影響等によって、位置や高さが若干ずれることがあるため、正確さを高めるために同様の認識作業を行う。すなわち、上記(1)予備作業において予め登録しておいたプローブカード1の位置合わせ用バンプ15a〜15dの位置情報と形状情報とに基づいて、水平XY駆動テーブル28を駆動し、第2のカメラ34で位置合わせ用バンプ15a〜15dの形状を探し出し、探し出した位置を実際の位置として認識装置35に記憶しておく。この際、さらに、上記(1)予備作業において予め登録しておいた位置合わせ用バンプ15a〜15dの高さ情報に基づいて、垂直駆動テーブル30を駆動し、第2のカメラ34で写された位置合わせ用バンプ15a〜15dの画像の焦点が合う高さを探し出し、探し出した高さを実際の高さとして認識装置35に記憶しておく。
(3)位置合わせ作業
上記(2)認識作業において測定されたテスト対象のウェーハ40のボンディングパッド42の位置に基づいてテスト対象のウェーハ40の水平XY方向の位置を求め、上記(2)認識作業において測定された位置合わせ用バンプ15a〜15dの位置に基づいてプローブカード1の水平XY方向の位置を求める。そして、ウェーハ40の水平XY方向の位置がプローブカード51の水平XY方向の位置に一致するように、水平XY駆動テーブル28と回転駆動テーブル31とを駆動してチャック26を移動し、ウェーハ40の位置を補正し、ウェーハ40とプローブカード1との水平XY方向の位置を合わせる。
その後、上記(2)認識作業において測定されたテスト対象のウェーハ40のボンディングパッド42の高さと位置合わせ用バンプ15a〜15dの高さとに基づいて、垂直駆動テーブル30を駆動し、垂直軸29に沿ってウェーハ40を上昇させる。これにより、ウェーハ40の各ボンディングパッド42がプローブカード1の各バンプ9に当って、バンプ9が上方へ押し上げられ、第1の異方性導電ゴム3を圧縮して接続が行われ、高さ吸収を行うと共に必要な接触圧を得る。同時に、バンプ9は、その表面の粗面部分によって、ウェーハ40のボンディングパッド42を覆っているアルミの酸化膜を破壊し、ボンディングパッド42に安定して接続されることを可能にしている。これにより、ウェーハ40上の半導体チップ41に対して電気的なテストを行う。
上記(1)予備作業〜(3)位置合わせ作業の一連の作業において、位置合わせ用バンプ15a〜15dはウェーハ40上の半導体チップ41のボンディングパッド42に対して非接触であるため、アルミの破片やウェーハ40上のダストが位置合わせ用バンプ15a〜15dに付着することはない。したがって、上記アルミの破片やダストによって位置合わせ用バンプ15a〜15dの画像が変形することはなく、位置合わせ用バンプ15a〜15dの位置の測定が支障無く行える。これにより、プローブカード1の位置を正確に求めることができる。
また、上記(1)予備作業と(2)認識作業とにおいて、第2のカメラ34を用いてプローブカード1の各位置合わせ用バンプ15a〜15dを撮影する際、図5の仮想線で示すように、第2のカメラ34の落射照明装置36によって、第2のカメラ34の側から位置合わせ用バンプ15a〜15dの反射面16に光を照射した落射照明の状態で、位置合わせ用バンプ15a〜15dを第2のカメラ34で撮影して位置を測定する。この際、位置合わせ用バンプ15a〜15dの反射面16はウェーハ40に対向して平坦に形成されているため、上記落射照明では、位置合わせ用バンプ15a〜15dの反射面16が白色の円形の画像として映り、これに対して、メンブレン本体8の表面は落射照明の光が乱反射して黒色の画像として映る。これにより、位置合わせ用バンプ15a〜15dの位置や形状を容易かつ明確に認識することができる。
尚、第2のカメラ34を用いて、仮に、位置合わせ用バンプ15a〜15dではなくバンプ9を撮影した場合、バンプ9は半球状の形状を有するため、第2のカメラ34に付加された落射照明装置36では、バンプ9の位置の認識が容易ではないといった不具合がある。
また、上記第1の実施の形態では、図3に示すように、位置合わせ用バンプ15a〜15dをメンブレン本体8の外周部分の前後左右4箇所に形成しているため、各位置合わせ用バンプ15a〜15d間の距離を大きく確保することができ、これにより、各位置合わせ用バンプ15a〜15dの位置に基づいてプローブカード1の位置を求める際の誤差が軽減される。
上記第1の実施の形態では、位置合わせ用バンプ15a〜15dをメンブレン本体8の外周部分の前後左右4箇所に形成しているが、4箇所に限定されるものではなく、4箇所以外の複数個所に形成してもよい。
上記第1の実施の形態では、位置合わせ用バンプ15a〜15dをメンブレン本体8の外周部分に形成しているが、第2の実施の形態として、図7,図8に示すように複数の位置合わせ用バンプ15を配置してもよい。
すなわち、メンブレン本体8に備えられた複数のバンプ9はウェーハ40上の個々の半導体チップ41のボンディングパッド42に対応する複数のグループG〜Gnに分けられている。上記位置合わせ用バンプ15は上記グループG〜Gn毎に1個ずつメンブレン本体8に形成されている。
尚、上記第1および第2の実施の形態では、バンプ9をメンブレン本体8にレーザ加工および印刷によるレジストを用いたメッキ技術によって形成しているため、これと同じプロセスによって各位置合わせ用バンプ15,15a〜15dを一括形成し、これらの位置合わせ用バンプ15,15a〜15dを第2のカメラ34で認識することにより、上記バンプ9を認識するのと同様の認識位置精度を確保することができる。
LSIチップ等の半導体集積回路の電気的な特性をテストする際に用いられるプローブカードおよびプローバ装置に適用される。
本発明の第1の実施形態におけるプローブカードの断面図である。 図1におけるA−A矢視図である。 同、プローブカードのバンプ付メンブレンの図である。 図3におけるA−A矢視図である。 図4における位置合わせ用バンプ付近の拡大図である。 同、プローブカードを備えたプローバ装置の図である。 本発明の第2の実施形態におけるプローブカードのバンプ付メンブレンの図である。 図7におけるA−A矢視図である。 従来のプローブカードの断面図である。 従来のプローブカードを備えたプローバ装置の図である。
符号の説明
1 プローブカード
2 バンプ付メンブレン
3 第1の異方性導電ゴム
5 第1の配線基板
9 バンプ
15,15a〜15d 位置合わせ用バンプ
16 反射面
21 プローバ装置
24 プローバ筐体(固定部材)
25 カードホルダ(保持部材)
26 チャック
27 駆動装置(移動手段)
29 垂直軸
33 第1のカメラ
34 第2のカメラ
35 認識装置
36 落射照明装置
40 ウェーハ
41 半導体チップ
42 ボンディングパッド(引出し端子)
〜Gn グループ

Claims (4)

  1. ウェーハ上の半導体チップの複数の引出し端子に対して接触可能な複数のバンプを備えたバンプ付メンブレンと、配線基板と、上記バンプ付メンブレンと配線基板とを接続する異方性導電ゴムとにより構成され、
    上記バンプ付メンブレン上に、位置合わせ用バンプを複数形成したことを特徴とするプローブカード。
  2. 位置合わせ用バンプはバンプ付メンブレンの外周部分に形成されていることを特徴とする請求項1記載のプローブカード。
  3. バンプ付メンブレンに備えられたバンプは個々の半導体チップの引出し端子に対応する複数のグループに分けられ、
    位置合わせ用バンプは上記グループ毎に形成されていることを特徴とする請求項1記載のプローブカード。
  4. 位置合わせ用バンプには、ウェーハに対向する平坦な反射面が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプローブカード。
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