JP2006076354A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Takashi Tsunoda
貴志 角田
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Abstract

【課題】減速機構での騒音の発生を抑制するとともに、電動モータに過大な負荷がかかることを防止する。
【解決手段】操舵部材1の操作に応じて電動モータ5を駆動して操舵補助する電動パワーステアリング装置であって、電動モータ5の回転軸5aに連結された駆動ギヤ61と、操舵軸(出力軸12)に嵌着され駆動ギヤ61に噛み合う従動ギヤ62とを備えている。従動ギヤ62は樹脂製の外径部62Aを有し、外径部62Aには、隣り合う歯部62a,62a間の歯隙部62bから中心側に切れ込む切込み溝21が形成されていて、各歯部62aは周方向にたわみ変形が可能となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、運転者により行われるステアリングホイール(ハンドル)等の操舵部材の操作に応じて電動モータを駆動して運転者の操舵補助を行う電動パワーステアリング装置に関し、特には、電動モータの回転を減速して操舵軸に伝達する減速機構を備えた電動パワーステアリング装置に関する。
上記電動パワーステアリング装置は、運転者によるステアリングホイールの操舵トルクを検出するトルクセンサと、操舵補助用の電動モータと、電動モータの回転を減速して操舵軸に伝達する減速機構と、トルクセンサ等のセンサ信号に基づいて電動モータを制御する電子制御ユニット(ECU)とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
減速機構は、例えば、電動モータの回転軸に連結された駆動ギヤとしてのウォーム軸と、操舵軸に嵌着された従動ギヤとしてのウォームホイールとからなり、ウォーム軸とウォームホイールとの噛み合いにより、電動モータの回転を減速して操舵軸に伝達することで、運転者のステアリングホイールの操作によって加えられる操舵トルクと、電動モータが発生する操舵補助トルクとの和を、出力トルクとしてステアリング機構に与える。
上記の減速機構において、ウォーム軸とウォームホイールとの歯部間のバックラッシュが大きいと、転舵時等に両者間で歯打ちにより騒音が発生し、この騒音は操舵軸や、この操舵軸を回転可能に支持するハウジング、コラム等を介して車室内に伝播する。
これに対しては、バックラッシュがほとんどない状態で、ウォーム軸とウォームホイールとを噛合させることが考えられるが、そうすると、減速機構の回転トルクが大きくなり、電動モータの負荷が過大になる、という問題が生じる。
特開2003−182601号公報
本発明は、減速機構での騒音の発生を抑制するとともに、電動モータに過大な負荷がかかることを防止することを課題とする。
本発明による電動パワーステアリング装置は、操舵部材の操作に応じて電動モータを駆動して操舵補助する電動パワーステアリング装置であって、上記電動モータの回転軸に連結された駆動ギヤと、操舵軸に嵌着され上記駆動ギヤに噛み合う従動ギヤとを備え、上記従動ギヤは、樹脂製の外径部を有し、上記外径部には、隣り合う歯部間の歯隙部から中心側に切れ込む切込み溝が形成されていることを特徴とするものである。
従動ギヤは、少なくとも外径部が樹脂製であればよく、全体が樹脂製であってもよいし、また、内径部が鋳鉄等の金属、その他、樹脂以外の材料で構成されていてもよい。
上記構成の電動パワーステアリング装置において、従動ギヤの各歯部は、その周方向両側にある切込み溝により周方向にたわみ変形が可能で、駆動ギヤの歯部と接触する際、たわみ変形により、接触時の衝撃を吸収する。そのため、騒音の発生量が少ない。
また、従動ギヤの各歯部は、上記したように、周方向へのたわみが可能であるから、従動ギヤの各歯部の歯厚を厚くする等して、駆動ギヤの歯部とのバックラッシュをほとんどない状態に設定しても、駆動ギヤと従動ギヤとを抵抗少なく噛合させることができる。したがって、バックラッシュのない噛合により騒音の発生を極めて少なくすることができ、しかも、減速機構の回転トルクは低いレベルに維持することができるから、電動モータに過大な負荷をかけることがない。
さらに、従来のこの種の電動パワーステアリング装置では、例えば直進走行中でハンドルがほとんど操作されず、電動モータの回転が停止している状態から、運転者がハンドルをいずれかの方向に切り始めた場合、操舵軸の回転に伴って従動ギヤ、駆動ギヤが回転して、まだ駆動が開始されていない電動モータの回転軸に、これを強制的に回転させようとする外力が作用することになる。このような場合、本発明では、従動ギヤの歯部がたわむことで、外力を吸収するので、まだ駆動が開始されていない電動モータが負荷とならず、操舵初期の操舵フィーリングが良好である。
本発明によれば、減速機構での騒音の発生を大幅に抑制することができ、しかも、電動モータに過大な負荷がかからないようにしうる。
以下、図1および図2を参照して、本発明による最良の形態に係る電動パワーステアリング装置を説明する。図1は、同電動パワーステアリング装置の減速機構の断面図で、関連する構成を併せて図示している。図2は、図1の減速機構の噛み合い部分の拡大断面図である。
本形態の電動パワーステアリング装置は、ステアリングホイールのような操舵部材1に一端が固着された操舵軸2と、その操舵軸2の他端に連結されたラックピニオン機構等からなるステアリング機構3と、操舵部材1の操作によって操舵軸2に加えられる操舵トルクを検出するトルクセンサ4と、操舵部材1の操舵操作による運転者の負荷を軽減するための操舵補助トルクを発生させる電動モータ5と、電動モータ5が発生する操舵補助トルクを操舵軸2に伝達する減速機構6と、トルクセンサ4等からのセンサ信号に基づき電動モータ5の駆動を制御する電子制御ユニット(ECU)7とを備える。
上記電動パワーステアリング装置を搭載した車両においては、運転者が操舵部材1を操作すると、その操作による操舵トルクはトルクセンサ4により検出される。電子制御ユニット7は、その検出された操舵トルク等の情報に基づいて、電動モータ5を駆動制御する。これにより、電動モータ5は操舵補助トルクを発生し、この操舵補助トルクが減速機構6を介して操舵軸2に加えられることにより、操舵操作を行う運転者の負担が軽減される。すなわち、操舵部材1の操作によって加えられる操舵トルクと、電動モータ5が発生する操舵補助トルクとの和が、出力トルクとして、操舵軸2を介してステアリング機構3に与えられる。
これにより、ステアリング機構3の入力軸が回転し、その回転はステアリング機構3によって出力軸であるラック軸の往復運動に変換される。ラック軸の両端はタイロッドおよびナックルアーム等からなる連結部材8を介して操向用の車輪9に連結されており、ラック軸の往復運動に応じて車輪9の向きが変わる。
上記の電動パワーステアリング装置において、操舵軸2の中途部は、筒状の入力軸10と、トーションバー11と、筒状の出力軸12とから構成されている。入力軸10は、その筒状内部に挿入したトーションバー11と、径方向に貫通するピン13により連結され、この入力軸10およびトーションバー11の上端部は、操舵軸2の上部を構成する軸(図示省略)の下端部に連結されている。トーションバー11は、その中間部に長尺で細径のねじり領域を有するもので、大径の上端部が前記したように入力軸10に連結されるとともに、同じく大径の下端部が出力軸12の筒状内部に挿入されて、径方向に貫通するピン14により出力軸12に連結されている。このトーションバー11の外周で、入力軸10はトーションバー11の下端側へ、また出力軸12はトーションバー11の上端側へそれぞれ延出しており、それらの延出部は、トーションバー11の中間部の外周で互いに軸方向に対向している。トルクセンサ4は、入力軸10と出力軸12との軸方向対向部の外周に配置されている。
減速機構6は、駆動ギヤとして電動モータ5の回転軸5aに連結されたウォーム軸61と、従動ギヤとして出力軸12の外周に嵌着されたウォームホイール62とからなり、ウォーム軸61とウォームホイール62とは互いに噛み合う状態で、ギヤハウジング15の内部に収容されている。
ギヤハウジング15は、内部にウォーム軸61を収容するウォーム軸収容部151と、ウォームホイール62を収容するウォームホイール収容部152と、電動モータ5を装着するための円筒状の装着部153とを有し、装着部153には、電動モータ5がその回転軸5aを内向きにして装着されている。
ギヤハウジング15のウォーム軸収容部151内において、ウォーム軸61は、軸方向の中間に噛合部61aを、その両端に軸部61b,61cを有するもので、両端の軸部61b,61cにそれぞれ設けた軸受16,17を介してウォーム軸収容部151内に回転可能に支持され、その一方の軸部61bは電動モータ5の回転軸5aに、筒体18等により同軸に結合されている。上記の両軸受16,17のうち、電動モータ5側の軸受16の軸方向外側には、ナット19付きの押え環20が設けられ、この押え環20と、押え環20が当接する軸受16とを介して、ウォーム軸61に軸方向の予圧が付与されている。
ギヤハウジング15のウォームホイール収容部152内において、ウォームホイール62は、出力軸12の外周面に嵌着されている。このウォームホイール62は、少なくとも歯部62aを含む外径部62Aが樹脂製であればよい。
上記ウォームホイール62において、図2に拡大して示すように、周方向に隣り合う歯部62a,62a間には、その間の歯隙部62bから中心側に切れ込む切込み溝21が形成されている。この切込み溝21は、各歯部62aを周方向にたわみ変形可能にするためのもので、その切込み深さDは同一の値に設定されている。各切込み溝21において、切込み深さDが深いと、各歯部62aはたわみ変形しやすくなるが、隣り合う他の切込み溝21との間の肉厚が薄くなりすぎて各歯部62aの強度が低下し、一方、切込み深さDが浅いと、所要のたわみ変形が得られなくなるので、これらの点や、樹脂素材の柔軟性、ウォームホイール62自体の軸方向の厚み等を考慮して、切込み深さDを決定する必要がある。
なお、上記ウォームホイール62において、所定の歯数に対して各歯部62aの歯厚Eが厚く形成されて、相対的に歯隙部62bの歯隙Fが狭くなっており、その狭い歯隙部62b内に、ウォーム軸61の噛合部61aの各歯部61dがバックラッシュがほとんどない状態で噛み合うようになっている。具体的には、ギヤの歯1枚の大きさをメートル単位で表すモジュール(基準ピッチ円直径を歯数で除した値)を1.50、条数を3とした上で、各歯部62aの歯厚Eを、より歯数の少ない(モジュール1.65)場合の歯厚と同じ値として、相対的に歯隙Fを狭くしている。図2において、符号Gは、ウォーム軸61の歯部61dの歯厚を示しており、この歯厚Gの歯部61dは、ウォームホイール62側の歯隙部62bに、ほとんどバックラッシュがない状態で嵌入するようになっている。符号Pは、ウォームホイール62の基準ピッチ円、Qは、ウォーム軸61の基準ピッチ線を示している。
上記構成において、電動モータ5の回転は、ウォーム軸61とウォームホイール62とを介して、操舵軸2を構成する出力軸12に伝わる。
この際、ウォーム軸61とウォームホイール62との歯部61d,62a間のバックラッシュが大きいと、従来のこの種装置の減速機構では、転舵時等にウォーム軸の歯部がウォームホイールの歯部に衝撃的に接触して騒音を発生する。ところが、本発明の装置では、ウォームホイール62の各歯部62aが、その両側にある切込み溝21により周方向にたわみ変形が可能であるから、たとえウォーム軸61とウォームホイール62との歯部61d,62a間のバックラッシュが大きくても、ウォームホイール62の各歯部62aは、ウォーム軸61の歯部61dと接触する毎にたわみ変形して、そのたわみ変形により、接触時の衝撃を吸収する。そのため、騒音の発生量が極めて少ない。
また、ウォームホイール62の各歯部62aは、周方向へのたわみが可能であるから、歯部62a,62a間の歯隙部62bを押し広げるようにして、ウォーム軸61の歯部61dを抵抗少なく噛合させることが可能である。そのため、ウォーム軸61とウォームホイール62とを、バックラッシュのない状態で噛合させて、騒音の発生量を極めて少なくすることができる。しかも、ウォーム軸61とウォームホイール62とを噛合させる際の抵抗は少ないから、電動モータ5に過大な負荷をかけることがない。
さらに、従来のこの種の電動パワーステアリング装置では、ハンドルをほとんど操作しない状態から、いずれかの方向に切り始めた場合、操舵軸2の回転に伴ってウォームホイール62、ウォーム軸61が回転して、まだ駆動が開始されていない電動モータ5の回転軸5aに、回転方向の外力が作用することになるが、このような場合、本発明では、ウォームホイール62の歯部62aがたわむことで、外力を吸収するので、まだ駆動が開始されていない電動モータ5が負荷とならず、操舵初期の操舵フィーリングが良好である。
上記形態において、減速機構6は、ウォーム軸61とウォームホイール62とから構成されるものに限らず、ヘリカルギヤ等、他種のギヤで構成されるものであってもよい。
本発明の最良の形態に係る電動パワーステアリング装置の減速機構の断面図で、関連する構成を併せて図示している。 図1の減速機構の噛み合い部分の拡大断面図
符号の説明
1 操舵部材
2 操舵軸
5 電動モータ
5a 回転軸
6 減速機構
61 ウォーム軸(駆動ギヤ)
62 ウォームホイール(従動ギヤ)
62A 外径部
62a 歯部
62b 歯隙部
12 出力軸
21 切込み溝

Claims (1)

  1. 操舵部材の操作に応じて電動モータを駆動して操舵補助する電動パワーステアリング装置であって、
    上記電動モータの回転軸に連結された駆動ギヤと、操舵軸に嵌着され上記駆動ギヤに噛み合う従動ギヤとを備え、
    上記従動ギヤは、樹脂製の外径部を有し、上記外径部には、隣り合う歯部間の歯隙部から中心側に切れ込む切込み溝が形成されている、
    ことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
JP2004259814A 2004-09-07 2004-09-07 電動パワーステアリング装置 Pending JP2006076354A (ja)

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