JP2006075263A - 郵便差出箱の差入口案内板 - Google Patents

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Abstract

【課題】差入口案内板に関する新旧交換作業を簡略化すること。
【解決手段】郵便差出箱の前面に形成された差入凹部及び差入孔に対応して取り付けられる差入口案内板2は、差入孔に対応した差入口7を含む口枠部2aと、口枠部2aの上端から前方へ延びる庇板部2bと、口枠部2aの下端から下方へ斜めに延びる傾斜板部2cと、傾斜板部2cの下端縁を屈曲してなる屈曲縁部2dとを含む。差入口7の縦横寸法は、特定小包の寸法に合わせて設定される。屈曲縁部2dには、複数組のボルト16とナット17が設けられ、庇板部2bには、複数のばか穴18と複数のネジ19が設けられる。屈曲縁部2dを複数組のボルト16とナット17により郵便差出箱に固定すると共に、庇板部2bを複数のネジ19により郵便差出箱に固定することにより差入口案内板2を郵便差出箱に固定するようになっている。
【選択図】 図8

Description

この発明は、郵便の差し出しに使用される郵便差出箱に係り、詳しくは、その差入口のための差入口案内板に関する。
従来、この種の郵便差出箱として、図14,15に示す1号角型の郵便差出箱31がある。この郵便差出箱31の前面には、差入口案内板32が取り付けられる。図15に示すように、郵便差出箱31の前面には、差入凹部33及び差入孔34が形成される。差入口案内板32は、差入凹部33及び差入孔34を覆うように取り付けられる。従来の差入口案内板32に形成される差入口35は、「35mm×240mm」又は「35mm×200mm」の縦横寸法を有する。
図16に、従来の差入口案内板32の正面図を示す。図17に、従来の差入口案内板32の右側面図を示す(図16,17は、シャフトと回動蓋を取り外した状態を示す。)。差入口案内板32は、差入口35を含む口枠部32aと、その口枠部32aの上端から前方へ延びる庇板部32bと、口枠部32aの下端から下方へ斜めに延びる傾斜板部32cと、傾斜板部32cの下端縁を屈曲してなる屈曲縁部32dとを備える。口枠部32aの裏側には、複数組のボルト36とナット37が設けられる。同様に、屈曲縁部32dの裏側には、複数組のボルト36とナット37が設けられる。また、庇板部32bには、皿ネジ用の皿穴38が形成される。そして、上記した差入口案内板32を郵便差出箱31に取り付けるには、図18に示すように、差入口案内板32を、差入凹部33に嵌め込み、口枠部32a及び屈曲板部32dをボルト36及びナット37により郵便差出箱31に締め付けると共に、庇板部32bを皿穴38に挿通した皿ネジ39により同差出箱31に締め付ける。
尚、郵便差出箱の一例として、上記した差入口案内板とは構成が異なる「プレート」を備えた郵便差出箱が、下記の特許文献1に開示されている。
特開平10−203593号公報(第2頁、図1,2)
ところで、近年、利用者の利便性向上のために、一部の小包(「エクスパック500」と称する特定小包)が、郵便局以外に、郵便差出箱でも受け付けできるようになっている。ところが、上記した特定小包は「248mm」の横幅を有することから、一部の郵便差入箱、特に1号角型の郵便差出箱31では、その差入口35から差し入れることができなかった。
そこで、従来の郵便差出箱の構造はそのままとして、差入口の縦横寸法を、特定小包の寸法に合わせて変更して差入口案内板を新型とし、その差入口案内板のみを新旧交換することが考えられる。しかしながら、郵便差出箱は、全国各地に膨大な数設置されていることから、これらの郵便差出箱すべてについて差入口案内板の新旧交換作業を行うには、膨大な労力が必要になる。そのため、差入口案内板の新旧交換作業の労力を極力軽減することが要請されている。
また、製造時から、あるいは、長年の使用により、郵便差出箱31の差入凹部33や差入孔34に歪みや変形が生じていることもある。この場合、差入口案内板の新旧交換に際し、歪みや変形に起因して、差入孔34と差入口案内板との間に隙間が生じることも考えられ、その隙間から郵便差出箱31の中に雨水が浸入する懸念がある。
そこで、この発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その第1の目的は、新旧の交換作業を簡略化することを可能とした郵便差出箱の差入口案内板を提供することにある。また、この発明の第2の目的は、第1の目的に加え、差入孔との隙間から雨水が浸入するのを防止することを可能とした郵便差出箱の差入口案内板を提供することにある。
上記第1の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、郵便差出箱の前面に形成された差入凹部及び差入孔に対応して取り付けられる差入口案内板であって、差入孔に対応した差入口を含む口枠部と、差入口の縦横寸法は、特定小包の寸法に合わせて設定されることと、口枠部の上端から前方へ延びる庇板部と、口枠部の下端から下方へ斜めに延びる傾斜板部と、傾斜板部の下端縁を屈曲してなる屈曲縁部と、屈曲縁部に設けられた第1の固定手段と、庇板部に設けられた第2の固定手段とを備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、差入口案内板は、郵便差出箱の前面に形成された差入凹部及び差出孔に対応して取り付けられる。この取り付けに際して、口枠部は、差入孔に対応して配置され、その差入口が差入孔に連通する。庇板部は、差入凹部の庇面を覆う。傾斜板部は、差入凹部の傾斜面を覆う。屈曲縁部は、傾斜面に隣接する表面に重なる。ここで、差入口案内板は、差入凹部及び差入孔に対応して配置して、屈曲縁部を第1の固定手段により郵便差出箱に固定すると共に、庇板部を第2の固定手段により郵便差出箱に固定することにより、郵便差出箱に固定される。従って、差入口案内板は、その二つの部位を固定するだけで郵便差出箱に固定されて取り付けられるので、従来の差入口案内板よりも一つ少ない部位を固定するだけで済む。また、固定部位が一つ少なくなっても、従来と比べて固定強度に大差はない。
上記第1の目的を達成するために、請求項2に記載の発明によれば、郵便差出箱の前面に形成された差入凹部及び差入孔に対応して取り付けられる差入口案内板であって、差入孔に対応した差入口を含む口枠部と、差入口の縦横寸法は、特定小包の寸法に合わせて設定されることと、口枠部の上端から前方へ延びる庇板部と、口枠部の下端から下方へ斜めに延びる傾斜板部と、傾斜板部の下端縁を屈曲してなる屈曲縁部と、屈曲縁部に設けられた第1の固定手段と、庇板部に設けられた第2の固定手段とを備え、差入口案内板を差入凹部及び差入孔に対応して配置して、屈曲縁部を第1の固定手段により郵便差出箱に固定すると共に、庇板部を第2の固定手段により郵便差出箱に固定することにより差入口案内板を郵便差出箱に固定することを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、差入口案内板は、郵便差出箱の前面に形成された差入凹部及び差出孔に対応して取り付けられる。この取り付けに際して、口枠部は、差入孔に対応して配置され、その差入口が差入孔に連通する。庇板部は、差入凹部の庇面を覆う。傾斜板部は、差入凹部の傾斜面を覆う。屈曲縁部は、傾斜面に隣接する表面に重なる。ここで、差入口案内板は、差入凹部及び差入孔に対応して配置して、屈曲縁部を第1の固定手段により郵便差出箱に固定すると共に、庇板部を第2の固定手段により郵便差出箱に固定することにより、郵便差出箱に固定される。従って、差入口案内板は、その二つの部位を固定するだけで郵便差出箱に固定されて取り付けられるので、従来の差入口案内板よりも一つ少ない部位を固定するだけで済む。また、固定部位が一つ少なくなっても、従来と比べて固定強度に大差はない。
上記第1の目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、第1の固定手段は、屈曲縁部の裏側に設けられる複数組のボルトとナットであり、第2の固定手段は、庇板部に形成される複数の穴及びそれらの穴に挿通される複数のネジであることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1又は2に記載の発明の作用に加え、ドライバやレンチという一般的な道具を使用するだけで、ネジやナットを締め付けたり、緩めたりすることが可能となる。
上記第1の目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、第1の固定手段は、屈曲縁部の裏側に設けられる複数組のボルトとナットであり、第2の固定手段は、庇板部に形成される複数のばか穴、それらのばか穴に挿通される複数のネジ及び庇板部と各ネジとの間に介在する当板であることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1又は2に記載の発明の作用に加え、ドライバやレンチという一般的な道具を使用するだけで、ネジやナットを締め付けたり、緩めたりすることが可能となる。また、庇板部と各ネジとの間には、当板が介在するので、各ネジが庇板部に対して安定着座する。
上記第2の目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、庇板部の左右両側縁のうち少なくとも一方が、先端へ向けて内側へ傾斜する傾斜縁をなすと共に、傾斜板部及び屈曲縁部の左右両側縁のうち少なくとも一方が、傾斜板部から屈曲縁部にかけて先端へ向けて内側へ傾斜する傾斜縁をなすことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項4に記載の発明の作用に加え、次のような作用が得られる。すなわち、郵便差出箱において、差入孔の横幅方向における一端縁が差入凹部の横幅片端に一致する構造では、差入孔に対応して配置される口枠部を、差入凹部の横幅片端の内壁に当てるように寄せることにより、口枠部と差入孔との間で隙間をなくすことができる。ここで、口枠部を差入凹部の横幅片端に寄せる際、口枠部より先に庇板部、傾斜板部又は屈曲縁部が差入凹部の横幅片端の内壁に当たることになれば、口枠部を差入凹部の横幅片端に寄せることはできない。この発明の構成では、庇板部の穴とその穴に挿通されるネジとの間にある隙間と、屈曲縁部のボルトと郵便差出箱の穴との間にある隙間により、ネジやボルトを締め付ける前には、差入凹部と差入口案内板との間で微小な変位が許容される。ここで、庇板部の側縁が傾斜縁をなし、傾斜板部及び屈曲縁部の側縁が傾斜縁をなすので、庇板部、傾斜板部及び屈曲縁部よりも口枠部を優先的に差入凹部の横幅片端に寄せることが可能となり、口枠部と差入孔との間に隙間がなくなる。
上記第2の目的を達成するために、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、庇板部における傾斜縁の傾斜角度は、1.5〜2.5°であり、傾斜板部及び屈曲縁部における傾斜縁の傾斜角度は、0.5〜1.5°であることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項5に記載の発明の作用に加え、各傾斜角度が、1.5〜2.5°、0.5〜1.5°という微小な角度に特定されるので、差入口案内板が差入凹部に取り付けられた状態で各傾斜縁が目立つことはない。
上記第1の目的を達成するために、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の発明において、口枠部、庇板部、傾斜板部及び屈曲縁部の横幅は、塗装の厚み変化を見込んで差入凹部の横幅よりも所定寸法だけ小さいことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1乃至4の何れかに記載の発明の作用に加え、口枠部、庇板部、傾斜板部及び屈曲縁部の横幅が、塗装の厚み変化を見込んで差入凹部の横幅よりも所定寸法だけ小さいので、塗り替えにより塗装の厚みが増して差入凹部の横幅が若干減少しても、口枠部、庇板部、傾斜板部及び屈曲縁部の横幅との間に余裕が得られ、差入凹部に対する差入口案内板の取り付けが許容される。
上記第2の目的を達成するために、請求項8に記載の発明は、請求項5又は6に記載の発明において、口枠部の横幅は、塗装の厚み変化を見込んで差入凹部の横幅よりも所定寸法だけ小さいことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項5又は6に記載の発明の作用に加え、口枠部の横幅が、塗装の厚み変化を見込んで差入凹部の横幅よりも所定寸法だけ小さいので、塗り替えにより塗装の厚みが増して差入凹部の横幅が若干減少しても、口枠部の横幅との間に余裕が得られ、差入凹部に対する差入口案内板の取り付けが許容される。
上記第1又は第2の目的を達成するために、請求項9に記載の発明は、請求項7又は8に記載の発明において、所定寸法は、1〜2mmであることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項7又は8に記載の発明の作用に加え、所定寸法が、1〜2mmという微小な寸法に特定されるので、差入口案内板が差入凹部に取り付けられた状態で各部の横幅の減少が目立つことはない。
上記第1又は第2の目的を達成するために、請求項10に記載の発明は、請求項1乃至9の何れかに記載の発明において、差入口は、口枠部の横幅方向において片側に偏って配置されることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1乃至9の何れかに記載の発明の作用に加え、郵便差出箱の中の構造枠に干渉することなく、差入口の横幅寸法を従来に比べて拡大可能となる。
上記第1又は第2の目的を達成するために、請求項11に記載の発明は、請求項1乃至10の何れかに記載の発明は、差入口の縦横寸法は、40mm×252mmであることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1乃至10の何れかに記載の発明の作用に加え、差入口の縦横寸法が40mm×252mmであることから、248mmの横幅寸法を有する小包にも対応可能である。
上記第1又は第2の目的を達成するために、請求項12に記載の発明は、請求項1乃至11の何れかに記載の発明において、口枠部の裏側にて差入口に対応して設けられ、差入口からの案内通路を構成する案内枠を備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1乃至11の何れかに記載の発明の作用に加え、口枠部の裏側にて差入口に対応して、差入口からの案内通路を構成する案内枠が設けられるので、差入口から郵便差出箱内部への郵便の投入が、案内通路により案内される。
上記第1又は第2の目的を達成するために、請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の発明において、案内枠には、その案内通路を開閉するための回動蓋が設けられることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項12に記載の発明の作用に加え、案内通路を開閉する回動蓋が設けられるので、郵便差出箱の中へ郵便を投入するときだけ回動蓋により差入口を開放し、それ以外のときには回動蓋により差入口を閉鎖することが可能となる。
上記第1又は第2の目的を達成するために、請求項14に記載の発明は、請求項12に記載の発明において、案内枠には、その案内通路を開閉するための回動蓋が設けられ、回動蓋は、案内枠に支持されるシャフトを中心に上方へ回動することにより案内通路を開放することを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項12に記載の発明の作用に加え、案内通路を開閉する回動蓋が設けられるので、郵便差出箱の中へ郵便を投入するときだけ回動蓋により差入口を開放し、それ以外のときには回動蓋により差入口を閉鎖することが可能となる。また、案内枠に支持されるシャフトを中心に回動蓋が上方へ回動することにより案内通路が開放するので、差入口への郵便の差し入れと同時に回動蓋が押し開けられる。
上記第1又は第2の目的を達成するために、請求項15に記載の発明は、請求項1乃至14の何れかに記載の発明において、ステンレス製であることを趣旨とする。
この発明の構成によれば、請求項1乃至14の何れかに記載の発明の作用に加え、差入口案内板がステンレス製であることから、雨水などで錆びることがない。
上記第1又は第2の目的を達成するために、請求項16に記載の発明は、請求項1乃至14の何れかに記載の発明において、ステンレス製であり、ヘアーライン仕上されたことを趣旨とする。
この発明の構成によれば、請求項1乃至14の何れかに記載の発明の作用に加え、差入口案内板がステンレス製であることから、雨水などで錆びることがない。また、ヘアーライン仕上されていることから、差入口案内板の表面が独特の金属光沢を呈する。
請求項1に記載の発明によれば、従来の差入口案内板よりも一つ少ない固定部位の分だけ、差入口案内板の取付作業を簡略化することができ、これによって差入口案合板に関する新旧交換作業を簡略化することができる。このため、全国各地に膨大な数設置されている郵便差出箱につき、差入口案内板に関する新旧交換作業の労力を軽減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、従来の差入口案内板よりも一つ少ない固定部位の分だけ、差入口案内板の取付作業を簡略化することができ、これによって差入口案合板に関する新旧交換作業を簡略化することができる。このため、全国各地に膨大な数設置されている郵便差出箱につき、差入口案内板に関する新旧交換作業の労力を軽減することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に対し、差入口案内板に関する新旧交換作業を更に簡略化することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に対し、差入口案内板に関する新旧交換作業を更に簡略化することができる。また、ネジが郵便差出箱のネジ穴に締め付けられた後に、そのネジがばか穴の中でずれることがなく、庇板部を郵便差出箱に対して確実に固定することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明の効果に加え、差入口案内板の口枠部と差入孔との間の隙間から郵便差出箱の中に雨水が浸入することを防止することができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の発明の効果に加え、差入口案内板としての意匠的効果を確保することができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1乃至4の何れかに記載の発明の効果に対し、差入口案内板に関する新旧交換作業の労力を更に軽減することができる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項5又は6に記載の発明の効果に対し、差入口案内板に関する新旧交換作業の労力を更に軽減することができる。
請求項9に記載の発明によれば、請求項7又は8に記載の発明の効果に対し、差入口案内板としての意匠的効果を確保することができる。
請求項10に記載の発明によれば、請求項1乃至9の何れかに記載の発明の効果に加え、郵便差出箱を改造することなく差入口案内板に関する新旧交換作業を行うことができる。
請求項11に記載の発明によれば、請求項1乃至10の何れかに記載の発明の効果に加え、「エクスパック500」なる特定小包を、郵便差出箱に対して投函できるようにすることができる。
請求項12に記載の発明によれば、請求項1乃至11の何れかに記載の発明の効果に加え、従来の差入口案内板と同様に郵便差出箱への郵便の投函を円滑なものにすることができる
請求項13に記載の発明によれば、請求項12に記載の発明の効果に加え、差入口に郵便が差し入れられないときには、差入口から郵便差出箱の中にゴミや雨水などが侵入することを防止することができる。
請求項14に記載の発明によれば、請求項12に記載の発明の効果に加え、差入口に郵便が差し入れられないときには、差入口から郵便差出箱の中にゴミや雨水などが侵入することを防止することができる。また、差入口への郵便の差し入れを円滑なものにすることができる。
請求項15に記載の発明によれば、請求項1乃至14の何れかに記載の発明の効果に加え、差入口案内板としての耐久性を向上させることができる。
請求項16に記載の発明によれば、請求項1乃至14の何れかに記載の発明の効果に加え、差入口案内板としての耐久性を向上させることができる。また、差入口案内板としての意匠的効果を確保することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明における郵便差出箱の差入口案内板を具体化した第1実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図1に、1号角型の郵便差出箱1を正面図により示す。図2に、同じく郵便差出箱1から差入口案内板2を分離して斜視図により示す。1号角型の郵便差出箱1は、箱本体3及びスタンド4を備える。箱本体3の前面には、差入口案内板2が取り付けられる。図2に示すように、箱本体3の前面には、差入凹部5及び差入孔6が形成される。差入口案内板2は、差入凹部5及び差入孔6を覆うように取り付けられる。
図3に、差入口案合板2を斜視図により示す。図4に、差入口案内板2を分解斜視図により示す。図5に、差入口案内板2の正面図を示す。図6に、差入口案内板2の平面図を示す。図7(a),(b)に、差入口案内板2の左側面図及び右側面図をそれぞれ示す。図8に、図5のA−A線に沿った断面図を示す。
この実施形態の差入口案内板2は、差入口7を含む口枠部2aと、口枠部2aの上端から前方へ延びる庇板部2bと、口枠部2aの下端から下方へ斜めに延びる傾斜板部2cと、傾斜板部2cの下端縁を屈曲してなる屈曲縁部2dとを備える。口枠部2a、庇板部2b、傾斜板部2c及び屈曲縁部2dは、一枚の板材を折り曲げて形成される。
この実施形態において、口枠部2a、庇板部2b、傾斜板部2c及び屈曲縁部2dの横幅W1(図3参照)は、箱本体3における塗装の厚み変化を見込んで差入凹部5の横幅W2(図1参照)よりも所定寸法だけ小さく設定される。この実施形態では、所定寸法を「1〜2mm」としている。
この実施形態において、差入口7は、横長な長方形状をなし、口枠部2aの横幅W1の方向において片側に偏って配置される。ここでは、差入口7は、横幅W1の方向における右側に偏って配置される。また、この実施形態では、特定小包としての「エクスパック500」の差し入れを許容するために、差入口7の縦横寸法が「40mm×252mm」に設定される。
この実施形態において、口枠部2aの裏側には、差入口7に対応して、差入口7からの案内通路11a(図8参照)を構成する案内枠11が設けられる。案内枠11は、チャネル形状をなす基枠片12と、その上側に組み付けられる天枠片13とから構成される。口枠部2a、基枠片12及び天枠片13は、それぞれ溶接により接合される。基枠片12及び天枠片13の上側両端には、それぞれ一対をなす軸受12a,13aが形成される。そして、基枠片12と天枠片13を組み付けることにより、両軸受12a,13aが互いに整合し、それら軸受12a,13aには、シャフト14の両端が支持される。このシャフト14に対して、回動蓋15が回動可能に支持される。これにより、案内枠11には、その案内通路11aを開閉するための回動蓋15が設けられる。回動蓋15は、案内枠11に支持されるシャフト14を中心に上方へ回動することにより案内通路11aを開放するようになっている。
この実施形態において、差入口案合板2を構成する各部材は、それぞれステンレスにより製造される。また、口枠部2a、庇板部2b、傾斜板部2c及び屈曲縁部2dを構成する板材及び案内枠11の表面は、それぞれヘアーライン仕上される。「ヘアーライン仕上げ」は、金属板表面に同一方向に延びる多数の微細線(ヘアーライン)が表れるように磨き上げられることである。この実施形態では、ステンレス板材として、予めヘアーラインの入った鋼材が使用される。この実施形態では、ヘアーラインの方向は、差入口案内板2の横幅W1の方向と同じに設定される。
この実施形態において、図5〜7に示すように、屈曲縁部2dの裏側には、本発明の第1の固定手段に相当する、複数組のボルト16とナット17が設けられる。各ボルト16は、屈曲縁部2dに溶接される。また、庇板部2bには、本発明の第2の固定手段に相当する、複数の皿穴18及びそれらの皿穴18に挿通される複数の皿ネジ19が設けられる。そして、差入口案内板2を差入凹部5及び差入孔6に対応して配置して、屈曲縁部2dを複数組のボルト16とナット17により箱本体3に締め付けて固定すると共に、庇板部2bを複数の皿穴18に挿通した各皿ネジ19により箱本体3に締め付けて固定することにより、差入口案内板2を箱本体3に固定するようになっている。尚、箱本体3の屈曲縁部2d及び庇板部2bに対応する部位には、上記したボルト16に対応した複数のばか穴と、上記した皿ネジ19に対応した複数のネジ穴が既に形成されている。
図9(a),(b)に、本実施形態の差入口案内板2と従来の差入口案内板32(シャフトと回動蓋を取り外した状態)の右側面図を比較して示す。図面からも明らかなように、本実施形態の差入口案内板2は、従来の差入口案内板32における口枠部32aの裏側に設けられていた複数組のボルト36とナット37が省略されて設けられていないことが分かる。
以上説明したこの実施形態の構成によれば、差入口案内板2は、郵便差出箱1の箱本体3の前面に形成された差入凹部5及び差出孔6に対応して取り付けられる。図10には、箱本体3に対する差入口案内板2の取り付けを分解断面図により示す。図10に示すように、差入凹部5は、差入孔6から下方へ延びる傾斜面5aと、差入孔6の上側に位置する庇面5bとを含む。差入口案内板2の取り付けに際して、口枠部2aは、差入孔6に対応して配置され、その差入口7が差入孔6に連通する。庇板部2bは、差入凹部5の庇面5bを覆う。傾斜板部2cは、差入凹部5の傾斜面5aを覆う。屈曲縁部2dは、傾斜面5aに隣接する表面5cに重ねられる。
ここで、差入口案内板2を差入凹部5及び差入孔6に対応して配置して、屈曲縁部2dを複数組のボルト16とナット17により箱本体3に締め付けて固定すると共に、庇板部2bを複数の皿穴18に挿通した各皿ネジ19により箱本体3に締め付けて固定することにより、差入口案内板2が箱本体3に固定される。従って、差入口案内板2は、その二つの部位である、屈曲縁部2dと庇板部2bを固定するだけで箱本体3に固定され取り付けられるので、従来の差入口案内板32よりも一つ少ない部位を固定するだけで済む。また、固定部位が一つ少なくなっても、従来と比べて差入口案内板2の固定強度に大差はない。このため、従来の差入口案内板32よりも一つ少ない固定部位の分だけ、差入口案内板2の取付作業を簡略化することができ、これによって差入口案合板2に関する新旧交換作業を簡略化することができる。このため、全国各地に膨大な数設置されている郵便差出箱1につき、差入口案内板2に関する新旧交換作業の労力を軽減することができる。
また、従来の差入口案内板32と同様に、差入凹部5に対して差入口案内板2が取り付けられるので、従来と同様、差入口案内板2により、差入口7に対する郵便の差し入れが円滑に案内され、郵便差出箱1に対する郵便の投函を円滑なものにすることができる。また、差入口案内板2による意匠的効果を確保することができる。
この実施形態の差入口案内板2によれば、上記した作用効果に加えて次の作用効果が得られる。すなわち、箱本体3は、長年使用される間に表面の塗装が何度か塗り替えられる。この塗り替えに伴い、塗装の厚みが増して箱本体3の差入凹部5の横幅W2が若干減少することがある。この実施形態では、口枠部2a、庇板部2b、傾斜板部2c及び屈曲縁部2dの横幅W1が、塗装の厚み変化を見込んで差入凹部5の横幅W2よりも所定寸法(1〜2mm)だけ小さく設定される。このため、塗装の厚みが増して差入凹部5の横幅W2が若干減少しても、口枠部2a、庇板部2b、傾斜板部2c及び屈曲縁部2dの横幅W1との間に余裕が得られ、差入凹部5に対する差入口案内板2の取り付けが許容される。つまり、差入凹部5に対する差入口案内板2の嵌め込みが、差入凹部5の表面における塗装の厚み増加により阻害されることがない。この意味において、差入口案内板2に関する新旧交換作業の労力を更に軽減することができる。また、上記した所定寸法が「1〜2mm」という微小な寸法に特定されるので、差入口案内板2が差入凹部5に取り付けられた状態で各部2a〜2dの横幅W1の減少が目立つことはない。このため、差入口案内板2としての意匠的効果を確保することができる。
この実施形態では、差入口案内板2の差入口7が、口枠部2aの横幅W1の方向において右側に偏って配置される。このため、箱本体3の中に設けられる構造枠に干渉することなく、差入口7の横幅寸法を従来に比べて大きくすることが可能となる。この実施形態の箱本体3は、その前面の内側左端にヒンジなどの支柱(図示略)が位置しているが、差入口7が口枠部2aの右側に偏っていることから、この支柱に差入口7が干渉することがない。このため、郵便差出箱1を何ら改造することなく、差入口案内板2に関する新旧交換作業を行うことができる。
この実施形態では、第1の固定手段として、屈曲縁部2dの裏側に複数組のボルト16とナット17が設けられ、第2の固定手段として、庇板部2aに複数の皿穴18及びそれらの皿穴18に挿通される複数の皿ネジ19が設けられる。従って、これら皿ネジ19及びナット17は、ドライバ及び六角レンチを道具として使用するだけで、それぞれ締め付けたり、緩めたりすることができる。このため、特殊な工具を使用することなく、単にドライバ及び六角レンチという一般的な道具を使用するだけで、差入口案内板2の取り付け、取り外しを容易に行うことができる。この意味で、差入口案内板2に関する新旧交換作業をより簡略化することができる。
この実施形態では、差入口7の縦横寸法が「40mm×252mm」であることから、248mmの横幅寸法を有する小包にも対応可能である。このため、「エクスパック500」なる特定小包を、郵便差出箱1に対して投函できるようにすることができる。
この実施形態では、差入口案内板2の口枠部2aの裏側にて差入口7に対応して、差入口7からの案内通路11aを構成する案内枠11が設けられるので、差入口7から箱本体3の中への郵便の投入が、案内通路11aにより案内される。この意味でも、従来の差入口案内板32と同様に、郵便差出箱1への郵便の投函を円滑なものにすることができる。
この実施形態では、案内通路11aを開閉する回動蓋15が案内枠11に設けられるので、箱本体3の中へ郵便を投入するときだけ回動蓋15により差入口7を開放し、それ以外のときには回動蓋15により差入口7を閉鎖することが可能となる。このため、差入口7に郵便が差し入れられないときには、差入口7から箱本体3の中にゴミや雨水などが侵入することを防止することができる。
この実施形態では、案内枠11に支持されたシャフト14を中心に回動蓋15が上方へ回動することにより案内通路11aが開放されるので、差入口7への郵便の差し入れと同時に回動蓋15が押し開けられる。このため、差入口7への郵便の差し入れを円滑なものにすることができる。
この実施形態によれば、差入口案内板2がステンレス製であることから、雨水などで錆びることがない。このため、差入口案内板2としての耐久性を向上させることができる。また、差入口案内板2及び各部材11,15の表面がヘアーライン仕上されることから、各部材2,11,15の表面が独特の金属光沢を呈する。このため、差入口案内板2としての意匠的効果を確保することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明における郵便差出箱の差入口案内板を具体化した第2実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
尚、以下に説明する各実施形態において、第1実施形態で説明した構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、以下には異なった点を中心に説明する。
この第2実施形態では、差入口案内板の新旧交換に際して、差入凹部5の歪みや変形に起因して差入孔6と差入口案内板との間に生じる隙間から郵便差出箱1の中へ雨水が浸入することを防止する構成を付加した点で、第1実施形態と構成が異なる。
図11に、この実施形態における差入口案合板21を斜視図により示す。図12には、箱本体3の差入凹部5に対する差入口案内板21の取り付けを分解断面図により示す。図13に、箱本体3の差入凹部5を正面図により示す。
図11に示すように、差入口案内板21は、その庇板部2bの左右両側縁が、先端へ向けて内側へ傾斜する傾斜縁22をなしている。また、傾斜板部2c及び屈曲縁部2dの左右両側縁が、傾斜板部2cから屈曲縁部2dにかけて先端へ向けて内側へ傾斜する傾斜縁23をなしている。この実施形態において、庇板部2bにおける傾斜縁22の傾斜角度θ1は、「1.5〜2.5°」に設定される。また、傾斜板部2c及び屈曲縁部2dにおける傾斜縁23の傾斜角度θ2は、「0.5〜1.5°」に設定される。すなわち、この実施形態では、第1実施形態の差入口案内板2の構成(図3参照)と比べ、庇板部2b、傾斜板部2c及び屈曲縁部2dの左右両側縁に、傾斜縁22,23がそれぞれ形成されている。そして、この差入口案内板21では、口枠部2aの横幅W1だけが上記した横幅W1と同じに設定され、塗装の厚み変化を見込んで差入凹部5の横幅W2よりも所定寸法(1〜2mm)だけ小さく設定される。
加えて、図11,12に示すように、この実施形態では、前述した皿穴18に代わり、庇板部2bにばか穴26が形成され、それらばか穴26にトラス小ネジ30が挿通される。また、庇板部2bと各トラス小ネジ30との間には、当板27が介在する。この当板27は、庇板部2bの横幅方向に沿って延びる長尺形状をなす。当板27には、各ばか穴26に整合する複数の穴27aが形成される。この実施形態では、これらばか穴26、トラス小ネジ30及び当板27により、本発明における第2の固定手段が構成される。
そして、差入口案内板21を箱本体3に取り付けるには、図12に示すように、差入口案内板21を差入凹部5及び差入孔6に対応して配置し、屈曲縁部2dを、複数組のボルト16とナット17により箱本体3に締め付けて固定する。また、庇板部2bを、その複数のばか穴26に当板27を介在させて挿通した各トラス小ネジ30により箱本体3のネジ穴28に締め付けて固定する。これにより、差入口案内板21が箱本体3に固定される。
ここで、図13に示すように、郵便差出箱1の箱本体3は、長方形をなす差入孔6の横幅方向における右端縁6aが差入凹部5の横幅右端5dに一致するように形成される。すなわち、差入凹部5の差入孔6に対応する部分は、全体が横長な長方形をなし、その長方形の右寄りかつ上寄りの部分に差入孔6が形成され、その他の部分は壁板5eとなっている。このため、差入口案内板21において、差入孔6に対応して配置される口枠部2aの横幅方向における右端縁24(図11参照)を、差入凹部5の横幅右端5dの内壁に当てるように寄せ、口枠部2aの横幅方向における左端部25は壁板5eに当てることにより、口枠部2aと差入孔6との間の隙間をなくすことができる。しかしながら、口枠部2aを差入凹部5の横幅右端5dに寄せる際、口枠部2aより先に庇板部2b、傾斜板部2c又は屈曲縁部2dが差入凹部5の横幅右端5dの内壁に当たることになれば、口枠部2aの右端縁24を差入凹部5の横幅右端5dに寄せることがでなくなり、その右端縁24に差入孔6との間で隙間が生じる懸念がある。
この実施形態では、図12に示すように、庇板部2bのばか穴26とそれらばか穴26に挿通されるトラス小ネジ30との間に生じる隙間と、屈曲縁部2dのボルト16と箱本体3に形成されるばか穴29との間に生じる隙間とにより、トラス小ネジ30やボルト16を締め付ける前には、差入凹部5と差入口案内板21との間で微小な変位が許容されることになる。ここで、庇板部2bの側縁が傾斜縁22をなし、傾斜板部2c及び屈曲縁部2dの側縁が傾斜縁23をなすので、庇板部2b、傾斜板部2c及び屈曲縁部2dよりも口枠部2aを優先的に差入凹部5の横幅右端5dに寄せることが可能となり、口枠部2aと差入孔6との間に隙間がなくなる。このため、差入口案合板21を旧型と交換する場合でも、口枠部2aと差入孔6との間の隙間から箱本体3の中へ雨水が浸入することを未然に防止することができる。
また、この実施形態によれば、庇板部2bの傾斜縁22につき、その傾斜角度θ1が「1.5〜2.5°」という微小な角度に特定され、傾斜板部2c及び屈曲縁部2dの傾斜縁23につき、その傾斜角度θ2が「0.5〜1.5°」という微小な角度に特定されるので、差入口案内板21が差入凹部5に取り付けられた状態で各傾斜縁22,23が目立つことはない。このため、差入口案内板21としての意匠的効果を確保することができる。
この実施形態では、庇板部2bと各トラス小ネジ30との間に当板27が介在するので、各トラス小ネジ30が庇板部2bに対して安定着座することになる。このため、トラス小ネジ30が箱本体3のネジ穴28に締め付けられた後に、そのトラス小ネジ30がばか穴26の中でずれることがなく、庇板部2bを箱本体3に対して確実に固定することができる。
この実施形態の差入口案合板21において、各傾斜縁22,23以外の構成により得られる作用効果については、第1実施形態における差入口案内板2のそれと基本的に同じである。
尚、この発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で以下のように実施することもできる。
(1)前記各実施形態では、差入口案内板2に、案内枠11及び回動蓋15を設けたが、案内枠11及び回動蓋15の少なくとも一方を省略してもよい。この場合も、差入口案内板2により得られる、その新旧交換作業の簡略化に関する作用効果は、前記実施形態のそれと基本的に同じである。
(2)前記第2実施形態では、庇板部2b、傾斜板部2c及び屈曲縁部2dの左右両側縁を傾斜縁22,23としたが、左右両側縁の一方、特に、庇板部、傾斜板部及び屈曲縁部の左右両側縁につき、差入凹部の片端に対して口枠部の端縁を片寄せする側と同じ側縁だけ傾斜縁をとしてもよい。この場合も、傾斜縁により得られる雨水浸入防止に関する作用効果は、前記第2実施形態のそれと基本的に同じである。
郵便差出箱を示す正面図。 郵便差出箱から差入口案内板を分離して示す斜視図。 差入口案合板を示す斜視図。 差入口案内板を示す分解斜視図。 差入口案内板を示す正面図。 差入口案内板を示す平面図。 (a),(b)は差入口案内板の左側面図と右側面図。 図5のA−A線に沿った断面図。 (a),(b)は本実施形態と従来の差入口案内板を比較して示す右側面図。 箱本体に対する差入口案内板の取り付けを示す分解断面図。 差入口案合板を示す斜視図。 箱本体に対する差入口案内板の取り付けを示す分解断面図。 箱本体の一部を示す正面図。 従来の郵便差出箱を示す正面図。 従来の郵便差出箱から差入口案内板を分離して示す斜視図。 従来の差入口案内板を示す正面図。 従来の差入口案内板を示す右側面図。 従来例につき、郵便差出箱への差入口案内板の取り付けを示す分解断面図。
符号の説明
1 郵便差出箱
2 差入口案内板
2a 口枠部
2b 庇板部
2c 傾斜板部
2d 屈曲縁部
5 差入凹部
6 差入孔
7 差入口
11 案内枠
11a 案内通路
14 シャフト
15 回動蓋
16 ボルト(第1の固定手段)
17 ナット(第1の固定手段)
18 皿穴(第2の固定手段)
19 皿ネジ(第2の固定手段)
21 差入口案内板
22 傾斜縁
23 傾斜縁
26 ばか穴(第2の固定手段)
27 当板(第2の固定手段)
30 トラス小ネジ(第2の固定手段)
W1 横幅
W2 横幅
θ1 傾斜角度
θ2 傾斜角度

Claims (16)

  1. 郵便差出箱の前面に形成された差入凹部及び差入孔に対応して取り付けられる差入口案内板であって、
    前記差入孔に対応した差入口を含む口枠部と、
    前記差入口の縦横寸法は、特定小包の寸法に合わせて設定されることと、
    前記口枠部の上端から前方へ延びる庇板部と、
    前記口枠部の下端から下方へ斜めに延びる傾斜板部と、
    前記傾斜板部の下端縁を屈曲してなる屈曲縁部と、
    前記屈曲縁部に設けられた第1の固定手段と、
    前記庇板部に設けられた第2の固定手段と
    を備えたことを特徴とする郵便差出箱の差入口案内板。
  2. 郵便差出箱の前面に形成された差入凹部及び差入孔に対応して取り付けられる差入口案内板であって、
    前記差入孔に対応した差入口を含む口枠部と、
    前記差入口の縦横寸法は、特定小包の寸法に合わせて設定されることと、
    前記口枠部の上端から前方へ延びる庇板部と、
    前記口枠部の下端から下方へ斜めに延びる傾斜板部と、
    前記傾斜板部の下端縁を屈曲してなる屈曲縁部と、
    前記屈曲縁部に設けられた第1の固定手段と、
    前記庇板部に設けられた第2の固定手段と
    を備え、前記差入口案内板を前記差入凹部及び前記差入孔に対応して配置して、前記屈曲縁部を前記第1の固定手段により前記郵便差出箱に固定すると共に、前記庇板部を前記第2の固定手段により前記郵便差出箱に固定することにより前記差入口案内板を前記郵便差出箱に固定することを特徴とする郵便差出箱の差入口案内板。
  3. 前記第1の固定手段は、前記屈曲縁部の裏側に設けられる複数組のボルトとナットであり、前記第2の固定手段は、前記庇板部に形成される複数の穴及びそれらの穴に挿通される複数のネジであることを特徴とする請求項1又は2に記載の郵便差出箱の差入口案内板。
  4. 前記第1の固定手段は、前記屈曲縁部の裏側に設けられる複数組のボルトとナットであり、前記第2の固定手段は、前記庇板部に形成される複数のばか穴、それらのばか穴に挿通される複数のネジ及び前記庇板部と前記各ネジとの間に介在する当板であることを特徴とする請求項1又は2に記載の郵便差出箱の差入口案内板。
  5. 前記庇板部の左右両側縁のうち少なくとも一方が、先端へ向けて内側へ傾斜する傾斜縁をなすと共に、前記傾斜板部及び前記屈曲縁部の左右両側縁のうち少なくとも一方が、前記傾斜板部から前記屈曲縁部にかけて先端へ向けて内側へ傾斜する傾斜縁をなすことを特徴とする請求項4に記載の郵便差出箱の差入口案内板。
  6. 前記庇板部における前記傾斜縁の傾斜角度は、1.5〜2.5°であり、前記傾斜板部及び前記屈曲縁部における前記傾斜縁の傾斜角度は、0.5〜1.5°であることを特徴とする請求項5に記載の郵便差出箱の差入口案内板。
  7. 前記口枠部、前記庇板部、前記傾斜板部及び前記屈曲縁部の横幅は、塗装の厚み変化を見込んで前記差入凹部の横幅よりも所定寸法だけ小さいことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の郵便差出箱の差入口案内板。
  8. 前記口枠部の横幅は、塗装の厚み変化を見込んで前記差入凹部の横幅よりも所定寸法だけ小さいことを特徴とする請求項5又は6に記載の郵便差出箱の差入口案内板。
  9. 前記所定寸法は、1〜2mmであることを特徴とする請求項7又は8に記載の郵便差出箱の差入口案内板。
  10. 前記差入口は、前記口枠部の横幅方向において片側に偏って配置されることを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の郵便差出箱の差入口案内板。
  11. 前記差入口の縦横寸法は、40mm×252mmであることを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の郵便差出箱の差入口案内板。
  12. 前記口枠部の裏側にて前記差入口に対応して設けられ、前記差入口からの案内通路を構成する案内枠を備えたことを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載の郵便差出箱の差入口案内板。
  13. 前記案内枠には、その案内通路を開閉するための回動蓋が設けられることを特徴とする請求項12に記載の郵便差出箱の差入口案内板。
  14. 前記案内枠には、その案内通路を開閉するための回動蓋が設けられ、前記回動蓋は、前記案内枠に支持されるシャフトを中心に上方へ回動することにより前記案内通路を開放することを特徴とする請求項12に記載の郵便差出箱の差入口案内板。
  15. ステンレス製であることを特徴とする請求項1乃至14の何れかに記載の郵便差出箱の差入口案内板。
  16. ステンレス製であり、ヘアーライン仕上されたことを特徴とする請求項1乃至14の何れかに記載の郵便差出箱の差入口案内板。
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