JP2006074333A - 双方向通信サービスシステムにおける品質推定方法および品質推定装置 - Google Patents

双方向通信サービスシステムにおける品質推定方法および品質推定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】音声および映像メディアを用いた双方向通信サービスにおける総合的な品質を精度良く推定する。
【解決手段】端末間の双方向通信サービスに際する品質劣化の要因として、映像ビットレートBr、フレームレートFr、映像無効パケット率Pν、音声無効パケット率Pa、遅延時間Dを監視する。これら品質劣化の要因に基づいてユーザが受ける品質に対する心理要因として美的感の因子得点S1と躍動感の因子得点S2を推定する。推定した美的感の因子得点S1および躍動感の因子得点S2を、A,B,Cを定数とする下記(1)式に代入して、総合的な品質の評価値MOSを求める。
MOS=A・S1+B・S2+C ・・・・(1)
【選択図】 図2

Description

この発明は、音声および映像メディアを用いネットワークを介して端末間の双方向通信サービスを行うシステムにおける品質推定方法および品質推定装置に関するものである。
IP技術の発達によるインターネットアクセス回線の高速・広帯域化に伴い、音声および映像メディアを用いた双方向通信サービスが期待されている。インターネットは必ずしも通信品質が保証されていないネットワークであるため、音声および映像メディアを用いて双方向通信を行う場合、ユーザが使用する端末間のネットワークの回線帯域が狭かったり、回線が輻輳したりすると、音声や映像メディアに対してユーザが知覚する品質(主観品質)が劣化してしまう。具体的には、音声に品質劣化が加わると、途切れ・雑音・応答の遅れなどとして知覚され、映像に品質劣化が加わると、ぼけ・にじみ・モザイク状の歪・ぎくしゃく感・応答の遅れなどとして知覚される。
また、音声および映像メディア信号送信時の処理時間(送信バッファ時間,音声および映像のエンコード処理時間など)、ネットワークにおける遅延時間(ネットワーク構成,通信者間の物理的距離など)、音声および映像メディア信号受信時の処理時間(受信バッファ時間,音声および映像のデコード処理時間など)に起因する遅延時間によって、音声や映像の応答の遅れが知覚される場合がある。
音声および映像メディアを用いた双方向通信サービスを品質良く提供するためには、サービス提供に先立った品質設計やサービス開始後の品質管理が重要となり、このためには、ユーザが享受する品質を適切に表現でき、しかも簡便かつ効率的な品質評価技術の開発が必要となる。
従来、音声品質を推定する技術については、非特許文献1に、音声品質客観評価尺度PESQ(Perceptual Evaluation of Speech Quality )として規定されている。また、映像品質を推定する技術については、非特許文献2に、映像品質客観評価尺度として記載されている。これらの客観評価尺度を用いれば、ある一定の条件下で、主観品質の統計的曖昧さと同程度の推定誤差で主観品質を推定することが可能である。
特開平8−289333号公報、「音声映像総合品質推定方法」。 特開2002−064539号公報(特願2000−247421号)。 国際標準化機関ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)勧告P.862。 国際標準化機関ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)勧告J.144。 岩下,「SD法によるイメージの測定」,川島書店(1983)。 大串,「画質と音質の評価技術」,昭晃堂(1991)。
しかしながら、上記の客観品質評価尺度は、音声メディアあるいは映像メディアなどの個別メディアの品質を取り扱っているのがほとんどであり、音声および映像メディアを用いた双方向通信サービスの総合的な品質評価尺度として利用することができないという問題がある。
なお、特許文献1には、音声品質と映像品質から総合品質を求める方法について記載されているが、テレビ放送のような片方向の音声および映像サービスを前提としており、テレビ電話/会議サービスなどのような音声および映像メディアを用いた双方向通信サービスには対応することができない。
すなわち、テレビ電話/会議サービスなどのような音声および映像メディアを用いた双方向通信サービスの場合には、各メディアの伝送遅延時間がサービスの品質を劣化させる原因となり得るが、特許文献1は片方向の音声および映像サービスを前提としており、各メディアの伝送遅延時間など双方向通信サービス特有の品質劣化の要因については考慮されていない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、音声および映像メディアを用いた双方向通信サービスにおける総合的な品質を精度良く推定することが可能な双方向通信サービスシステムにおける品質推定方法および品質推定装置を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、音声および映像メディアを用いネットワークを介して端末間の双方向通信サービスを行うシステムにおいて、端末間の双方向通信サービスに際する品質劣化の要因を監視しメモリに記憶する第1ステップと、メモリに記憶された品質劣化の要因に基づいて端末を利用するユーザが受ける品質に対する心理要因の大きさを推定する第2ステップと、推定された心理要因の大きさに基づいて端末を利用するユーザが受ける総合的な品質を推定する第3ステップとを備えることを要旨とする。なお、本発明は、品質推定装置としても構成することができる。
この発明では、端末間の双方向通信サービスに際する品質劣化の要因として、例えば映像ビットレート(スループット)、フレームレートなどのアプリケーションパラメータ、映像無効パケット率、音声無効パケット率、遅延時間などのネットワークパラメータを監視し、これら品質劣化の要因に基づいてユーザが受ける品質に対する心理要因の大きさを推定する。例えば、心理要因の大きさとして、美的感の因子得点S1と、躍動感の因子得点S2を推定する。そして、推定した心理要因の大きさに基づいて、ユーザが受ける総合的な品質を推定する。例えば、推定した美的感の因子得点S1および躍動感の因子得点S2を、A,B,Cを定数とする下記(1)式に代入して、総合的な品質の評価値MOSを求める。
MOS=A・S1+B・S2+C ・・・・(1)
本発明によれば、音声および映像メディアを用いた双方向通信サービスに際する品質劣化の要因を監視し、この品質劣化の要因に基づいてユーザが受ける品質に対する心理要因の大きさを推定し、この推定した心理要因の大きさに基づいてユーザが受ける総合的な品質を推定するようにしたので、双方向通信サービス特有の品質劣化の要因を考慮に入れて、精度良く、ユーザが受ける総合的な品質を推定することが可能となる。
また、本発明によれば、推定した心理要因の大きさなどから、品質を改善するための指針として、音声および映像メディアを用いた双方向通信サービスで用いる品質劣化の要因、例えばアプリケーションパラメータ(映像ビットレート、フレームレートなど)やネットワークパラメータ(映像無効パケット率、音声無効パケット率、遅延時間など)の何を改善すればよいかを把握することも可能であり、これをアプリケーションパラメータやネットワークパラメータの設計に役立てたり、提供中のサービスの品質実体の把握・管理に役立てることが可能となる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施に用いる音声および映像メディアを用いた双方向通信サービスシステム(音声・映像コミュニケーションサービスシステム)の一例の要部を示すシステム構成図である。
同図において、1はユーザMAが使用する通信端末、2はユーザMBが使用する通信端末、3はサービス品質推定装置、4はネットワーク(インターネット)であり、通信端末1,2およびサービス品質推定装置3はネットワーク4を介して相互に接続されている。
通信端末1,2は、例えばパーソナルコンピュータ(パソコン)であり、音声および映像メディアの双方向通信機能を備えている。すなわち、この双方向通信サービスシステム100では、ネットワーク4を介して、通信端末1と通信端末2との間の音声および映像メディアを用いた双方向通信が行われる。
サービス品質推定装置3は、プロセッサや記憶装置からなるハードウェアと、これらのハードウェアと協働してサービス品質推定装置としての機能を実現させるプログラムとによって実現される。このプログラムは、例えばCD−ROMなどの記録媒体に記録された状態で提供され、この記録媒体から読み出されて記憶装置にインストールされている。
図2にサービス品質推定装置3の機能ブロック図を示す。サービス品質推定装置3は、通信端末1,2間の双方向通信サービスに際する品質劣化の要因を監視する監視部3−1と、監視部3−1が監視する品質劣化の要因のうち映像ビットレート(スループット)BrとフレームレートFrをアプリケーションパラメータとして記憶するアプリケーションパラメータ記憶部3−2と、監視部3−1が監視する品質劣化の要因のうち映像無効パケット率Pνと音声無効パケット率Paと遅延時間Dをネットワークパラメータとして記憶するネットワークパラメータ記憶部3−3と、記憶部3−2に記憶されたアプリケーションパラメータの値(映像ビットレートBr、フレームレートFr)および記憶部3−3に記憶されたネットワークパラメータの値(映像無効パケット率Pν、音声無効パケット率Pa、遅延時間D)を入力とし、これらパラメータの値から所定の算出式に従ってユーザが受ける品質に対する心理要因の大きさとして美的感を示す第1の心理要因の因子得点S1および躍動感を示す第2の心理要因の因子得点S2を求める心理要因得点推定部3−4と、心理要因得点推定部3−4で求められた第1の心理要因の因子得点S1および第2の心理要因の因子得点S2を入力とし、これら心理要因の因子得点S1およびS2から所定の算出式に従ってユーザが受ける総合的な品質の評価値MOSを求める総合品質推定部3−5とを備えている。
なお、無効パケット率は、ネットワーク内でのパケット損失、通信端末のバッファ漏れによるパケット損失、遅着パケット損失などのことであり、特許文献2などに関連技術が示されている。
〔心理要因得点推定部3−4で使用する算出式〕
心理要因得点推定部3−4において、美的感を示す第1の心理要因の得点S1を求める算出式としては、下記の(2)式を使用する。この(2)式において、V1(Br,Pν)は下記の(2−1)式を使用して求め、A1(Pa)は下記の(2−4)式を使用して求める。また、(2−1)式において、V11(Br)は下記の(2−2)式を使用して求め、V12(Pν)は下記の(2−3)式を使用して求める。なお、これらの式において、α1,β1,γ1,δ1,A1m,B1m,C1m(m=0〜3),D10は定数である。
S1(Br,Pν,Pa)=α1・V1(Br,Pν)+β1・A1(Pa)+γ1・V1(Br,Pν)・A1(Pa)+δ1 ・・・・(2)
V1(Br,Pν)=A10・V11(Br)+B10・V12(Pν)+C10・V11(Br)・V12(Pν)+D10 ・・・・(2−1)
V11(Br)=A11・exp(−Br/B11)+C11 ・・・・(2−2)
V12(Pν)=A12・exp(−Pν/B12)+C12 ・・・・(2−3)
A1(Pa)=A13・exp(−Pa/B13)+C13 ・・・・(2−4)
心理要因得点推定部3−4において、躍動感を示す第2の心理要因の得点S2を求める算出式としては、下記の(3)式を使用する。この(3)式において、V2(Fr,Br,Pν)は下記の(3−1)式を使用して求め、D2(D)は下記の(3−5)式を使用して求める。また、(3−1)式において、V21(Fr)は下記の(3−2)式を使用して求め、V22(Br)は下記の(3−3)式を使用して求め、V23(Pν)は下記の(3−4)式を使用して求める。なお、これらの式において、α2,β2,γ2,δ2,A2m,B2m,C2m(m=0〜4),D20,E20,F20,G20,H20は定数である。
S2(Fr,Br,Pν,D)=α2・V2(Fr,Br,Pν)+β2・D2(D)+γ2・V2(Fr,Br,Pν)・D2(D)+δ2 ・・・・(3)
V2(Fr,Br,Pν)=A20・V21(Fr)+B20・V22(Br)+C20・V23(Pν)+D20・V21(Fr)・V22(Br)+E20・V21(Fr)・V23(Pν)+F20・V22(Br)・V23(Pν)+G20・V21(Fr)・V22(Br)・V23(Pν)+H20 ・・・・(3−1)
V21(Fr)=A21・exp(−Fr/B21)+C21 ・・・・(3−2)
V22(Br)=A22・exp(−Br/B22)+C22 ・・・・(3−3)
V23(Pν)=A23・exp(−Pν/B23)+C23 ・・・・(3−4)
D2(D)=A24・exp(−D/B24)+C24 ・・・・(3−5)
〔総合品質推定部3−5において使用する算出式〕
総合品質推定部3−5において、総合的な品質の評価値MOSを求める算出式としては、下記の(4)式を使用する。なお、この式において、A,B,Cは定数である。
MOS=A・S1+B・S2+C ・・・・(4)
上述した美的感を示す第1の心理要因の得点S1を求める算出式(2)、(2−1)〜(2−4)、躍動感を示す第2の心理要因の得点S2を求める算出式(3)、(3−1)〜(3−5)、総合的な品質の評価値MOSを求める算出式(4)は、下記に例示するような発明者らによる主観評価実験および心理要因分析により求めた式である。
〔主観評価実験〕
1対1の対面会話を行うことができる双方向通信サービスを考え、利用目的を自由会話とし主観評価実験を行った。
(1)実験環境
パソコンを用いて1対1の対面会話を行うことができる評価実験系を構築した。音声/映像符号化方式にはG.722/MPEG4(画面解像度:VGA,劣化隠蔽処理:無)を用い、相手の映像を17インチのモニタに約10インチの大きさで表示させた。また、音声の入出力にはマイクとヘッドフォンを用いた。視聴条件は、視距離が50〜80cm、室内照度が約50lux、室内騒音が35dB(A)とした。
(2)評価パラメータ
主観評価実験では、図3に示す46種類の条件によって音声・映像品質を評価させて、総合品質および心理要因の評価を行った。音声と映像のパケット損失は共にランダム損失とし、片道の遅延時間は同期しているものとした。
(3)評価タスク
双方向通信サービスの利用目的として自由会話を想定し、評価タスクとして自由会話に近い「名前当てタスク」を選定した。具体的には、60秒間の会話の中で、会話相手が思い浮かべる名前(日用品、食べ物など)を質疑によって当てるタスクとした。
(4)評価尺度
会話による音声・映像に対する総合品質を5段階品質尺度(図4参照)の平均オピニオン評点(MOS:Mean Opinion Score)で評価した。また、Osgoodによって提案され印象評価に幅広く使用されているSD法(Semantic Differential technique :非特許文献3参照)により、会話の中での音声・映像に対する印象を7段階比較尺度の形容詞25対(図5参照)で評価し、心理要因を抽出した。今回使用した評価尺度の例を図6に示す。主観評価実験により得られたデータを、各比較尺度の評点に印象の良い形容詞側がプラスになるように合わせ、+3〜−3を付し評点とした。
(5)被験者条件
被験者はインターネットを利用する20歳〜39歳までの男女計40名とした。
〔心理要因分析〕
主観評価実験より得られたデータに因子分析を行い、主要な心理要因を抽出し、心理要因と品質劣化要因との対応関係を明確にする。
(1)心理要因の抽出
形容詞対の評点に因子分析を行い、因子の回転には、心理要因毎の因子負荷量の分散が最大となるようにVarimax 回転を用い心理要因を抽出した。抽出された各心理要因に対する因子負荷量が高い形容詞対を図7に示す。寄与率の高い第1因子(寄与率:54.3%,18対)は美的感,第2因子(寄与率:36.5%,7対)は躍動感を表す形容詞対から構成された。心理要因の意味づけはこれらの形容詞対に基づいて行った。2つの因子の累積寄与率は90.8%となったことから、双方向通信サービスから受ける印象は、美的感,躍動感の2つの心理要因で説明できることがわかった。
(2)心理要因と品質劣化要因の関係
抽出した美的感,躍動感の2つの心理要因から因子得点を推定することを試みた。因子得点の推定法には様々な解法が提案されているが、ここでは下記(5)式を用いて推定した(非特許文献4参照)。
Figure 2006074333
但し、この(5)式において、fikは因子に対する因子得点、aijは形容詞対の因子負荷量の転置行列、xjkは平均値が0、標準偏差が1となるように標準化した評価データ、iは因子番号、jは形容詞番号、nは形容詞数、kは条件番号である。
上記(5)式で推定した因子得点と総合品質の関係から2つの心理要因と品質劣化要因の対応関係を考察した。この結果、第1因子の美的感は映像ビットレート、映像無効パケット率、音声無効パケット率の影響が強いことが分かった。また、第2因子の躍動感はフレームレート、遅延時間の影響が強く、映像ビットレート、映像無効パケット率の影響も多少受けることが分かった。
(3)因子得点による総合品質の推定
抽出した美的感,躍動感の2つの心理要因を独立変数(S1,S2)、MOSを従属変数とし、重回帰分析を行い、下記の(6)式を得た。
MOS=0.61・S1+0.35・S2+2.45 ・・・・(6)
この(5)式が実測MOSを説明するのに十分であるかについて、分散分析を行い検定し、有意水準1%で重回帰式は有意となることを確認した。
これにより、双方向通信サービスにおける利用目的を自由会話としたときの総合品質は美的感と躍動感の2つの心理要因で説明できることが明らかとなった。総合品質推定部2−5において使用する(4)式は、この(6)式より導かれたものである。
(4)品質劣化要因による心理要因の因子得点の推定
抽出した美的感,躍動感の心理要因と品質劣化要因との関係を利用し因子得点の推定式を導出した。初めに、各品質劣化要因と因子得点の関係を定式化した(ステップ1)。次に、重回帰分析により、各メディアに対する因子得点を交互作用も考慮し、定式化した(ステップ2)。最後に、重回帰分析により、因子得点をメディア間の交互作用も考慮し定式化した(ステップ3)。
〔美的感〕
美的感の因子得点S1は、第1因子の美的感と関連が高い映像ビットレート(Br)、映像無効パケット率(Pν)、音声無効パケット率(Pa)を変数とし、上記ステップ1〜3の過程を経て、下記の(7)式として得られた。なお、下記の(7),(7−1)〜(7−4)式において、α1,β1,γ1,δ1,A1m,B1m,C1m(m=0〜3),D10は定数である。美的感の因子得点S1は、3つの品質劣化要因Br,Pν,Paでほゞ説明でき、分散分析の結果も有意水準1%を満たした。
〔ステップ1〕
V11(Br)=A11・exp(−Br/B11)+C11 ・・・・(7−2)
V12(Pν)=A12・exp(−Pν/B12)+C12 ・・・・(7−3)
A1(Pa)=A13・exp(−Pa/B13)+C13 ・・・・(7−4)
〔ステップ2〕
V1(Br,Pν)=A10・V11(Br)+B10・V12(Pν)+C10・V11(Br)・V12(Pν)+D10 ・・・・(7−1)
〔ステップ3〕
S1(Br,Pν,Pa)=α1・V1(Br,Pν)+β1・A1(Pa)+γ1・V1(Br,Pν)・A1(Pa)+δ1 ・・・・(7)
〔躍動感〕
躍動感の因子得点S2は、第2因子の躍動感と関連が高いフレームレート(Fr)、遅延時間(D)および、多少影響を受ける映像ビットレート(Br)、映像無効パケット率(Pν)を変数とし、上記ステップ1〜3の過程を経て、下記の(8)式として得られた。なお、下記の(8),(8−1)〜(8−5)式において、α2,β2,γ2,δ2,A2m,B2m,C2m(m=0〜4),D20,E20,F20,G20,H20は定数である。躍動感の因子得点S2は、4つの品質劣化要因Fr,D,Br,Pνでほゞ説明でき、分散分析の結果も有意水準1%を満たした。
〔ステップ1〕
V21(Fr)=A21・exp(−Fr/B21)+C21 ・・・・(8−2)
V22(Br)=A22・exp(−Br/B22)+C22 ・・・・(8−3)
V23(Pν)=A23・exp(−Pν/B23)+C23 ・・・・(8−4)
D2(D)=A24・exp(−D/B24)+C24 ・・・・(8−5)
〔ステップ2〕
V2(Fr,Br,Pν)=A20・V21(Fr)+B20・V22(Br)+C20・V23(Pν)+D20・V21(Fr)・V22(Br)+E20・V21(Fr)・V23(Pν)+F20・V22(Br)・V23(Pν)+G20・V21(Fr)・V22(Br)・V23(Pν)+H20 ・・・・(8−1)
〔ステップ3〕
S2(Fr,Br,Pν,D)=α2・V2(Fr,Br,Pν)+β2・D2(D)+γ2・V2(Fr,Br,Pν)・D2(D)+δ2 ・・・・(8)
心理要因得点推定部3−4において使用する式(2)は上記(7)式に対応する。また、式(2−1)〜(2−4)は上記(7−1)〜(7−4)式に対応する。
心理要因得点推定部3−4において使用する式(3)は上記(8)式に対応する。また、式(3−1)〜(3−5)は上記(8−1)〜(8−5)式に対応する。
図8に心理要因得点推定部3−4の機能ブロック図を示す。心理要因得点推定部3−4は、第1の心理要因として美的感の因子得点S1の計算を行う第1心理要因得点計算部3−4Aと、第2の心理要因として躍動感の因子得点S2の計算を行う第2心理要因得点計算部3−4Bとを備えている。
第1心理要因得点計算部3−4Aは、前記(2−2)式の計算を行うV11計算部4A1と、前記(2−3)式の計算を行うV12計算部4A2と、前記(2−4)式の計算を行うA1計算部4A3と、前記(2−1)の計算を行うV1計算部4A4と、前記(2)式の計算を行うS1計算部4A5とを有している。
第2心理要因得点計算部4Bは、前記(3−2)式の計算を行うV21計算部4B1と、前記(3−3)式の計算を行うV22計算部4B2と、前記(3−4)式の計算を行うV23計算部4B3と、前記(3−5)式の計算を行うD2計算部4B4と、前記(3−1)の計算を行うV2計算部4B5と、前記(3)式の計算を行うS2計算部4B6とを有している。
図9に総合品質推定部3−5の機能ブロック図を示す。総合品質推定部3−5は、心理要因得点推定部3−4からの美的感の因子得点S1に定数Aを乗じて出力するAS1計算部3−5Aと、心理要因得点推定部3−4からの躍動感の因子得点S2に定数Bを乗じて出力するBS2計算部3−5Bと、AS1計算部3−5AからのA・S1とBS2計算部3−5BからのB・S2と定数Cとを入力し前記(4)式の計算を行うMOS計算部3−5Cとを有している。
〔サービス品質の推定〕
今、図1において、ネットワーク4を介し、通信端末1と通信端末2との間で音声および映像メディアを用いた双方向通信が行われているものとする。ここで、一例として、サービス品質推定装置3において、通信端末2を利用するユーザMBが受ける総合的な品質を推定する場合の処理動作について説明する。
サービス品質推定装置3において、監視部3−1は、通信端末1,2間の双方向通信サービスに際する品質劣化の要因として、通信端末1から通信端末2への映像ビットレートBrと、フレームレートFrと、映像無効パケット率Pνと、音声無効パケット率Paと、遅延時間Dを監視し、映像ビットレートBrとフレームレートFrをアプリケーションパラメータとして記憶部3−2に記憶させ、映像無効パケット率Pνと音声無効パケット率Paと遅延時間Dをネットワークパラメータとして記憶部3−3に記憶させる。
記憶部3−2に記憶された映像ビットレートBrとフレームレートFr、記憶部3−3に記憶された映像無効パケット率Pνと音声無効パケット率Paと遅延時間Dは、心理要因得点推定部3−4へ与えられる。心理要因得点推定部3−4において、第1心理要因得点計算部3−4Aは、映像ビットレートBrと映像無効パケット率Pνと音声無効パケット率Paとから、美的感の因子得点S1の計算を行う。第2心理要因得点計算部3−4Bは、フレームレートFrと遅延時間Dと映像ビットレートBrと映像無効パケット率Pνとから、躍動感の因子得点S2の計算を行う。
〔第1心理要因得点計算部3−4Aでの美的感の因子得点S1の計算〕
第1心理要因得点計算部3−4Aにおいて、映像ビットレートBrはV11計算部4A1へ与えられ、映像無効パケット率PνはV12計算部4A2へ与えられ、音声無効パケット率PaはA1計算部4A3へ与えられる。
V11計算部4A1は、前記(2−2)式を使用して、V11(Br)を算出する。V12計算部4A2は、前記(2−3)式を使用して、V12(Pν)を算出する。A1計算部4A3は、前記(2−4)式を使用して、A(Pa)を算出する。
V1計算部4A4は、V11計算部4A1が算出したV11(Br)およびV12計算部4A2が算出したV12(Pν)を入力とし、前記(2−1)式を使用して、V1(Br,Pν)を算出する。
S1計算部4A5は、V1計算部4A4が算出したV1(Br,Pν)とA1計算部4A3が算出したA1(Pa)を入力とし、前記(2)式を使用して、ユーザMBが受ける品質に対する美的感の因子得点S1(Br,Pν,Pa)を算出する。
〔第2心理要因得点計算部3−4Bでの躍動感の因子得点S2の計算〕
第2心理要因得点計算部3−4Bにおいて、フレームレートFrはV21計算部4B1へ与えられ、映像ビットレートBrはV22計算部4B2へ与えられ、映像無効パケット率PνはV23計算部4B3へ与えられ、遅延時間DはD2計算部4B4へ与えられる。
V21計算部4B1は、前記(3−2)式を使用して、V21(Fr)を算出する。V22計算部4B2は、前記(3−3)式を使用して、V22(Br)を算出する。V23計算部4B3は、前記(3−4)式を使用して、V23(Pν)を算出する。D2計算部4B4は、前記(3−5)式を使用して、D2(D)を算出する。
V2計算部4B5は、V21計算部4B1が算出したV21(Fr)、V22計算部4B2が算出したV22(Br)およびV23計算部4B3が算出したV23(Pν)を入力とし、前記(3−1)式を使用して、V2(Fr,Br,Pν)を算出する。
S2計算部4B6は、V2計算部4B5が算出したV2(Fr,Br,Pν)とD2計算部4B4が算出したD2(D)を入力とし、前記(3)式を使用して、ユーザMBが受ける品質に対する躍動感の因子得点S2(Fr,Br,Pν,D)を算出する。
〔総合品質推定部3−5での総合的な品質の評価値MOSの計算〕
心理要因得点推定部3−4で算出された美的感の因子得点S1(Br,Pν,Pa)および躍動感の因子得点S2(Fr,Br,Pν,D)は総合品質推定部3−5へ与えられる。
総合品質推定部3−5において、AS1計算部3−5Aは、心理要因得点推定部3−4からの美的感の因子得点S1(Br,Pν,Pa)に定数Aを乗じ、A・S1(Br,Pν,Pa)としてMOS計算部3−5Cへ与える。
BS2計算部3−5Bは、心理要因得点推定部3−4からの躍動感の因子得点S2に定数Bを乗じて、B・S2(Fr,Br,Pν,D)としてMOS計算部5−5Cへ与える。
MOS計算部5−5Cは、AS1計算部3−5AからのA・S1(Br,Pν,Pa)とBS2計算部3−5BからのB・S2(Fr,Br,Pν,D)と定数Cを入力とし、前記(4)式を使用して、ユーザMBが受ける総合的な品質の評価値MOSを算出する。
心理要因得点推定部3−4において使用する算出式において、定数であるA,B,C,α1,β1,γ1,δ1,α2,β2,γ2,δ2,A1n,B1n,C1n(n=0〜3),A2m,B2m,C2m(m=0〜4),D20,E20,F20,G20,H20は、双方向通信サービス(音声・映像コミュニケーションサービス)をどのような利用シーンで利用するのか、どのような会話を行うかなどにより変化する値である。
想定するサービス利用シーンを決定し、一度主観評価実験を行うことで、これらの定数は求めることが可能である。本式の関数系は一例であり、V11(Br),V12(Pν),A1(Pa),V21(Fr),V22(Br),V23(Pr),D2(D)も前記同様に主観評価実験を行うことで得ることができる。また、S1,S2,V1,V2は前記関数の交互作用を考慮した式で定式化されるが、どのような会話を行うかなどにより考慮される交互作用の項も変化し、全ての項を考慮する必要はない。交互作用を考慮しない推定式やある特定の交互作用のみを考慮した推定式も本発明の範疇に含まれる。
具体的に各定数を求める方法は、まず、音声/映像品質の異なる複数の実験条件を設定し、これらに対し主観評価実験を行う。各品質は音声/映像通信サービス環境(無効パケット率,パケット遅延時間/ゆらぎ時間などのネットワークパラメータ)が制御できる実験系(例えば、ネットワークエミュレータ装置を介して、音声・映像コミュニケーションサービスを用いる端末/アプリケーションを接続する)を用いることで制御可能である。
主観品質実験では、被験者に想定するサービス利用シーンを模擬する会話を実施してもらい、MOS〔5段階尺度(非常に良い、良い、どちらともいえない、悪い、非常に悪い)〕、S1,S2(SD法による心理要因評価を実施することにより得られる)の値を求める。これらのデータからMOSを目的変数、S1,S2を説明変数とし、重回帰分析を行うことにより定数A,B,Cの値を求める。その他定数も同様に重回帰分析により求められる。具体的な主観評価実験方法は前述した通りである。
自由に会話をする場合を想定した評価結果に本推定関数を適用した結果を図10に示す。横軸は実測により求めた総合的な品質の評価値MOSs,縦軸は心理要因得点を利用して求めた総合的な品質の評価値MOSeを示している。ほとんどのデータが45度の線上に位置することから、前記推定式は非常に精度良く総合品質を推定していることが分かる。
以上の説明から明らかなようにうに、本実施の形態によれば、音声および映像メディアを用いた双方向通信サービスに際する品質劣化の要因を監視し、この品質劣化の要因に基づいてユーザが受ける品質に対する心理要因の因子得点を推定し、この推定した心理要因の因子得点に基づいてユーザが受ける総合的な品質を推定するようにしたことにより、双方向通信サービス特有の品質劣化の要因を考慮に入れて、精度良く、ユーザが受ける総合的な品質を推定することができるようになる。
また、本実施の形態によれば、推定した心理要因の因子得点などから、品質を改善するための指針として、音声および映像メディアを用いた双方向通信サービスで用いる品質劣化の要因、すなわちアプリケーションパラメータ(映像ビットレート、フレームレートなど)やネットワークパラメータ(映像無効パケット率、音声無効パケット率、遅延時間など)の何を改善すればよいかを把握することも可能であり、これをアプリケーションパラメータやネットワークパラメータの設計に役立てたり、提供中のサービスの品質実体の把握・管理に役立てることができるようになる。
なお、この実施の形態では、品質劣化の要因としては例示しなかったが、音声符号化器や映像符号化器を考慮して、品質推定を行うようにしてもよい。また、本実施の形態では、心理要因を美的感と躍動感の2つとしたが、心理的要因はこの2つに限られるものでもない。
本発明の実施に用いる音声および映像メディアを用いた双方向通信サービスシステム(音声・映像コミュニケーションサービスシステム)の一例の要部を示すシステム構成図である。 この双方向通信サービスシステムにおけるサービス品質推定装置の機能ブロック図である。 主観評価実験で用いた条件を示す図である。 会話による音声・映像に対する総合評価の5段階品質尺度を示す図である。 会話の中での音声・映像に対する印象の7段階比較尺度の形容詞25対を例示する図である。 形容詞対の7段階評価尺度の例を示す図である。 抽出された各心理要因に対する因子負荷量が高い形容詞対を示す図である。 サービス品質推定装置における心理要因得点推定部の機能ブロック図である。 サービス品質推定装置における総合品質推定部の機能ブロック図である。 自由に会話をする場合を想定した評価結果に本推定関数を適用した結果を示す図である。
符号の説明
1,2…通信端末、3…サービス品質推定装置、4…ネットワーク(インターネット)、3−1…監視部、3−2…アプリケーションパラメータ記憶部、3−3…ネットワークパラメータ記憶部、3−4…心理要因得点推定部、3−4A…第1心理要因得点計算部、4A1…V11計算部、4A2…V12計算部、4A3…A1計算部、4A4…V1計算部、4A5…S1計算部、3−4B…第2心理要因得点計算部、4B1…V21計算部、4B2…V22計算部、4B3…V23計算部、4B4…D2計算部、4B5…V2計算部、4B6…S2計算部、3−5…総合品質推定部、3−5A…AS1計算部、3−5B…BS2計算部、3−5C…MOS計算部、100…双方向通信サービスシステム(音声・映像コミュニケーションサービスシステム)。

Claims (8)

  1. 音声および映像メディアを用いネットワークを介して端末間の双方向通信サービスを行うシステムにおいて、
    前記端末間の双方向通信サービスに際する品質劣化の要因を監視しメモリに記憶する第1ステップと、
    前記メモリに記憶された品質劣化の要因に基づいて前記端末を利用するユーザが受ける品質に対する心理要因の大きさを推定する第2ステップと、
    前記推定した心理要因の大きさに基づいて前記端末を利用するユーザが受ける総合的な品質を推定する第3ステップと
    を備えることを特徴とする双方向通信サービスシステムにおける品質推定方法。
  2. 請求項1に記載された双方向通信サービスシステムにおける品質推定方法において、
    前記第2ステップは、前記心理要因の大きさとして、美的感の因子得点S1と躍動感の因子得点S2を推定する
    ことを特徴とする双方向通信サービスシステムにおける品質推定方法。
  3. 請求項2に記載された双方向通信サービスシステムにおける品質推定方法において、
    前記第3ステップは、前記推定された美的感の因子得点S1および躍動感の因子得点S2を、A,B,Cを定数とする下記(1)式に代入して、前記総合的な品質の評価値MOSを求める
    ことを特徴とする双方向通信サービスシステムにおける品質推定方法。
    MOS=A・S1+B・S2+C ・・・・(1)
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載された双方向通信サービスシステムにおける品質推定方法において、
    前記第1ステップは、前記品質劣化の要因として、映像ビットレート、フレームレート、映像無効パケット率、音声無効パケット率および遅延時間を監視することを特徴とする双方向通信サービスシステムにおける品質推定方法。
  5. 音声および映像メディアを用いネットワークを介して端末間の双方向通信サービスを行うシステムにおける品質推定装置において、
    前記端末間の双方向通信サービスに際する品質劣化の要因を監視しメモリに記憶する品質劣化要因監視手段と、
    前記メモリに記憶された品質劣化の要因に基づいて前記端末を利用するユーザが受ける品質に対する心理要因の大きさを推定する心理要因推定手段と、
    前記推定された心理要因の大きさに基づいて前記端末を利用するユーザが受ける総合的な品質を推定する総合品質推定手段と
    を備えることを特徴とする双方向通信サービスシステムにおける品質推定装置。
  6. 請求項5に記載された双方向通信サービスシステムにおける品質推定装置において、
    前記心理要因推定手段は、前記心理要因の大きさとして、美的感の因子得点S1と躍動感の因子得点S2を推定する
    ことを特徴とする双方向通信サービスシステムにおける品質推定装置。
  7. 請求項6に記載された双方向通信サービスシステムにおける品質推定装置において、
    前記総合品質推定手段は、前記推定された美的感の因子得点S1および躍動感の因子得点S2を、A,B,Cを定数とする下記(2)式に代入して、前記総合的な品質の評価値MOSを求める
    ことを特徴とする双方向通信サービスシステムにおける品質推定装置。
    MOS=A・S1+B・S2+C ・・・・(2)
  8. 請求項5〜7の何れか1項に記載された双方向通信サービスシステムにおける品質推定装置において、
    前記品質劣化要因監視手段は、前記品質劣化の要因として、映像ビットレート、フレームレート、映像無効パケット率、音声無効パケット率および遅延時間を監視することを特徴とする双方向通信サービスシステムにおける品質推定装置。
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