JP2006072879A - 画像表示システム、主表示装置、表示データ処理装置、副表示装置、主表示装置制御プログラム、表示データ処理装置制御プログラム、副表示装置制御プログラム、主表示装置制御方法、表示データ処理装置制御方法及び副表示装置制御方法 - Google Patents

画像表示システム、主表示装置、表示データ処理装置、副表示装置、主表示装置制御プログラム、表示データ処理装置制御プログラム、副表示装置制御プログラム、主表示装置制御方法、表示データ処理装置制御方法及び副表示装置制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】共通画面に表示される視認性の悪い表示情報を、聴講者が聴講者用の画面にて簡易に確認でき、且つ聴講者が共通画面をなるべく見るような状態で提供するのに好適な画像表示システム、主表示装置、表示データ処理装置、副表示装置、主表示装置制御プログラム、表示データ処理装置制御プログラム、副表示装置制御プログラム、主表示装置制御方法、表示データ処理装置制御方法及び副表示装置制御方法を提供する。
【解決手段】画像表示システム1を、取得した表示データを解析し、当該表示データに基づき構成される画像の視認性の善し悪しを判断する等の処理を行う表示データ処理装置2と、表示データに基づき構成される画像を主表示部5に光投射する主表示装置3と、表示データに含まれた視認性の悪い画像部分を副表示部に表示する複数の副表示装置4と、主表示装置3から光投射された画像を表示する主表示部5とを含んだ構成とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主表示部に表示する画像の一部を、主表示部とは別の副表示部に表示するシステムに係り、特に、主表示部の表示画像における視認性の悪い画像部分を副表示部に表示するのに好適な画像表示システム、主表示装置、表示データ処理装置、副表示装置、主表示装置制御プログラム、表示データ処理装置制御プログラム、副表示装置制御プログラム、主表示装置制御方法、表示データ処理装置制御方法及び副表示装置制御方法に関する。
情報提供者が情報をスクリーン等の大型の画面に表示して複数の聴講者に見せながらその情報の内容を説明する際、画面解像度や表示情報の視認性の観点により、画面にて表示できる情報量には制限が生じる。
一般に、情報提供者が表示データ中に詳細な情報をたくさん含めるほど画面に表示される内容は煩雑になり、聴講者にとって画面内の表示情報は見づらくなり、当該情報におけるポイントの理解を妨げてしまう。
また、視認性は情報提供を行う会場の規模、明るさ、聴講者の視力などといった環境に左右されるものであり、情報提供者は自分が情報提供を行う会場の環境を考慮に入れた資料を作成する必要があった。このように、情報提供者は複数の聴講者に対して情報提供するための資料を、あらかじめ情報提供の環境を考慮して作成し、場合によっては表示内容が煩雑となる細かな情報は省略する等の配慮をする必要があった。
従来、このような問題点を解決するため、聴講者ごとに画面を用意するというアプローチがある。この方法により、情報提供者が画面に表示する表示内容を各聴講者の画面に表示することで、聴講者は共通画面を見るだけでは識別できないデータも手元の画面で確認することができる。
しかしながら、この方式では聴講者は自分用の画面のみを見ていればよく、情報提供者を見なくなるために、プレゼンテーションの効果が減じてしまうといった状況が生じる恐れがある。このような状況を改善するためには、情報提供者は共通画面に表示する情報内容と聴講者用の画面に表示する情報内容とを、情報提供会場の環境を考慮して切り分けて作成する必要があるが、このような作業には大変手間がかかってしまう。
特許文献1記載のデータを配信するためのシステム及び装置においては、プレゼンターまでをコンテンツとして扱い、動画、音声を聴講者の端末に配信する技術が記載されている。
特開2003−299059号公報
しかしながら、上記特許文献1においては、聴講者用の端末に、動画、音声を扱う比較的高いスペックが必要とされるのに加え、会場にいる聴講者は、やはり自分の端末の画像しか見ないという状況になり、情報提供者の意図するプレゼンテーションの効果が得られないという問題がある。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、共通画面に表示される視認性の悪い表示情報を、聴講者が聴講者用の画面にて簡易に確認でき且つ聴講者が共通画面をなるべく見るような状態で提供するのに好適な画像表示システム、主表示装置、表示データ処理装置、副表示装置、主表示装置制御プログラム、表示データ処理装置制御プログラム、副表示装置制御プログラム、主表示装置制御方法、表示データ処理装置制御方法及び副表示装置制御方法を提供することを目的としている。
〔発明1〕 上記目的を達成するために、発明1の画像表示システムは、表示データに基づき構成される画像を主表示部に表示する一方、当該画像の一部を、前記主表示部とは別の副表示部に表示することが可能な画像表示システムであって、
前記主表示部に前記画像を表示する画像表示手段と、
前記表示データに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断する視認性判断手段と、
前記視認性判断手段の判断結果に基づき、前記表示データから前記画像における視認性の悪い部分のデータを抽出する画像部分データ抽出手段と、
前記画像部分データ抽出手段によって抽出された前記視認性の悪い部分のデータに基づき構成される画像を、前記副表示部に表示する画像部分表示手段と、を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、画像表示手段によって、主表示部に表示データに基づき構成される画像を表示することが可能であり、視認性判断手段によって、表示データに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断することが可能であり、画像部分データ抽出手段によって、視認性判断手段の判断結果に基づき、前記表示データから前記画像における視認性の悪い部分のデータを抽出することが可能であり、画像部分表示手段によって、画像部分データ抽出手段によって抽出された前記視認性の悪い部分のデータに基づき構成される画像を、前記副表示部に表示することが可能である。
従って、論文発表や製品紹介等のプレゼンテーションを行う会場において本発明を適用することで、例えば、発表者は、主表示部に表示された画像を使って聴講者に製品を紹介し、一方、主表示部に表示された画像のうち視認性の悪いと判断された画像部分を、例えば、聴講者全員に用意した副表示部に表示することで、聴講者は、視認性の悪い画像部分(例えば、細かい文字や数字等)については、副表示部を見て容易に確認でき、それ以外については、主表示部に表示された画像(及び発表者)を見るので、視認性の悪い部分の情報を聴講者に提供できると共に、聴講者の発表者への注意力低減を比較的抑えることができるという効果が得られる。
ここで、主表示部は、表示データ毎に当該表示データによって構成される画像(表示データに含まれるコンテンツ)を表示する役割を有するもので、複数人(比較的多数)の主表示部を見る者(例えば、聴講者全員)に共通の表示部であり、スクリーン、液晶パネル、プラズマディスプレイパネル等によって構成される。なお、多人数に共通の表示部であるので、副表示部に比較して大きな表示範囲を有する。以下、発明2、3及び4の画像表示システム、発明11の主表示装置、発明19の表示データ処理装置、発明29の主表示装置制御プログラム、発明36の表示データ処理装置制御プログラム、発明45の主表示装置制御方法、並びに発明52の表示データ処理装置制御方法において同じである。
また、副表示部は、主表示部に表示される画像のうち、視認性の悪い画像部分を表示する役割を有するもので、例えば、各聴講者毎に用意される表示部であり、ブラウン管、液晶パネル等によって構成される。各人に1台用意されるものであるので、主表示部と比較して小さい表示範囲を有する。以下、発明2、3及び4の画像表示システム、発明26の副表示装置、発明43の副表示装置制御プログラム、並びに発明59の副表示装置制御方法において同じである。
〔発明2〕 また、上記目的を達成するために、発明2の画像表示システムは、表示データに基づき構成される画像を主表示部に表示する一方、当該画像の一部を、前記主表示部とは別の副表示部に表示することが可能な画像表示システムであって、
前記表示データを取得する表示データ取得手段と、
前記主表示部に前記取得した表示データに基づき構成される画像を表示する画像表示手段と、
前記取得した表示データを解析する表示データ解析手段と、
前記表示データ解析手段の解析結果と、予め設定された、前記画像の視認性の善し悪しを判断するための視認性判断基準とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断する視認性判断手段と、
前記視認性判断手段の判断結果に基づき、前記表示データから前記画像における視認性の悪い部分のデータを抽出する画像部分データ抽出手段と、
前記画像部分データ抽出手段によって抽出された前記視認性の悪い部分のデータに基づき構成される画像を、前記副表示部に表示する画像部分表示手段と、を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、表示データ取得手段によって、表示データを取得することが可能であり、画像表示手段によって、主表示部に表示データに基づき構成される画像を表示することが可能であり、表示データ解析手段によって、表示データを解析することが可能であり、視認性判断手段によって、表示データ解析手段の解析結果と、予め設定された、前記画像の視認性の善し悪しを判断するための視認性判断基準とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断することが可能であり、画像部分データ抽出手段によって、視認性判断手段の判断結果に基づき、前記表示データから前記画像における視認性の悪い部分のデータを抽出することが可能であり、画像部分表示手段によって、前記画像部分データ抽出手段によって抽出された前記視認性の悪い部分のデータに基づき構成される画像を、前記副表示部に表示することが可能である。
従って、論文発表や製品紹介等のプレゼンテーションを行う会場において本発明を適用することで、例えば、発表者は、主表示部に表示された画像を使って聴講者に製品を紹介し、一方、主表示部に表示された画像のうち視認性の悪いと判断された画像部分を、例えば、聴講者全員に用意した副表示部に表示することで、聴講者は、視認性の悪い画像部分(例えば、細かい文字や数字等)については、副表示部を見て容易に確認でき、それ以外については、主表示部に表示された画像(及び発表者)を見るので、視認性の悪い部分の情報を聴講者に提供できると共に、聴講者の発表者への注意力低減を比較的抑えることができるという効果が得られる。
〔発明3〕 また、上記目的を達成するために、発明3の画像表示システムは、主表示装置と、副表示装置とを備え、前記主表示装置によって、表示データに基づき構成される画像を主表示部に表示する一方、前記副表示装置によって、前記画像の一部を前記主表示部とは別の副表示部に表示することが可能な画像表示システムであって、
前記表示データを取得する表示データ取得手段と、
前記取得した表示データを解析する表示データ解析手段と、
前記表示データ解析手段の解析結果と、予め設定された、前記画像の視認性の善し悪しを判断するための視認性判断基準とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断する視認性判断手段と、
前記視認性判断手段の判断結果に基づき、前記表示データから前記画像における視認性の悪い部分のデータを抽出する画像部分データ抽出手段と、
前記画像部分データ抽出手段によって抽出された前記視認性の悪い部分のデータを、前記副表示装置に送信する画像部分データ送信手段と、を備え、
前記主表示装置は、
前記表示データ取得手段によって取得した表示データに基づき構成される画像を前記主表示部に表示する画像表示手段を備え、
前記副表示装置は、
前記画像データ送信手段によって送信された前記視認性の悪い部分のデータを受信する画像部分データ受信手段と、
前記画像部分データ受信手段によって受信した前記視認性の悪い部分のデータに基づき構成される画像を前記副表示部に表示する画像部分表示手段と、を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、表示データ取得手段によって、表示データを取得することが可能であり、表示データ解析手段によって、表示データを解析することが可能であり、視認性判断手段によって、表示データ解析手段の解析結果と、予め設定された、前記画像の視認性の善し悪しを判断するための視認性判断基準とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断することが可能であり、画像部分データ抽出手段によって、視認性判断手段の判断結果に基づき、前記表示データから前記画像における視認性の悪い部分のデータを抽出することが可能であり、画像部分データ送信手段によって、前記画像部分データ抽出手段によって抽出された視認性の悪い部分のデータを、前記副表示装置に送信することが可能である。
また、主表示装置は、画像表示手段によって、表示データ取得手段によって取得した表示データに基づき構成される画像を前記主表示部に表示することが可能である。
また、副表示装置は、画像部分データ受信手段によって、画像データ送信手段によって送信された視認性の悪い部分のデータを受信することが可能であり、画像部分表示手段によって、画像部分データ受信手段によって受信した視認性の悪い部分のデータに基づき構成される画像を前記副表示部に表示することが可能である。
従って、論文発表や製品紹介等のプレゼンテーションを行う会場において本発明を適用することで、例えば、発表者は、主表示部に表示された画像を使って聴講者に製品を紹介し、一方、主表示部に表示された画像のうち視認性の悪いと判断された画像部分を、例えば、聴講者全員に用意した副表示部に表示することで、聴講者は、視認性の悪い画像部分(例えば、細かい文字や数字等)については、副表示部を見て容易に確認でき、それ以外については、主表示部に表示された画像(及び発表者)を見るので、視認性の悪い部分の情報を聴講者に提供できると共に、聴講者の発表者への注意力低減を比較的抑えることができるという効果が得られる。
ここで、主表示装置は、プロジェクタ等の光を投射してスクリーン等に画像を表示する投射型表示装置、液晶パネルに画像を表示するためのドライバICを含んで構成される装置、プラズマディスプレイパネルに画像を表示するためのドライバICを含んで構成される装置などの、主表示部に応じた装置となる。以下、発明4の画像表示システム、発明11の主表示装置、発明29の主表示装置制御プログラム、及び発明45の主表示装置制御方法において同じである。
また、副表示装置は、ブラウン管を制御して電子ビームで蛍光膜を走査し残像現象を利用して画像を表示する装置、液晶パネルに画像を表示するためのドライバICを含んで構成される装置などの、副表示部に応じた装置となる。以下、発明4の画像表示システム、発明26の副表示装置、発明43の副表示装置制御プログラム、及び発明59の副表示装置制御方法において同じである。
〔発明4〕 また、上記目的を達成するために、発明4の画像表示システムは、表示データ処理装置と、主表示装置と、副表示装置とを備え、前記主表示装置によって、表示データに基づき構成される画像を主表示部に表示し、前記副表示装置によって、前記表示データ処理装置において抽出された前記画像の一部を、前記主表示部とは別の副表示部に表示することが可能な画像表示システムであって、
前記表示データ処理装置は、
前記表示データを取得する表示データ取得手段と、
前記取得した表示データを前記主表示装置に送信する表示データ送信手段と、
前記取得した表示データを解析する表示データ解析手段と、
前記表示データ解析手段の解析結果と、予め設定された、前記画像の視認性の善し悪しを判断するための視認性判断基準とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断する視認性判断手段と、
前記視認性判断手段の判断結果に基づき、前記表示データから前記画像における視認性の悪い部分のデータを抽出する画像部分データ抽出手段と、
前記画像部分データ抽出手段によって抽出された前記視認性の悪い部分のデータを、前記副表示装置に送信する画像部分データ送信手段と、を備え、
前記主表示装置は、
前記表示データ処理装置から送信された表示データを受信する表示データ受信手段と、
前記表示データ受信手段によって受信した表示データに基づき構成される画像を前記主表示部に表示する画像表示手段と、を備え、
前記副表示装置は、
前記表示データ処理装置から送信された前記視認性の悪い部分のデータを受信する画像部分データ受信手段と、
前記画像部分データ受信手段によって受信した前記視認性の悪い部分のデータに基づき構成される画像を前記副表示部に表示する画像部分表示手段と、を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、表示データ処理装置は、表示データ取得手段によって、表示データを取得することが可能であり、表示データ送信手段によって、表示データを前記主表示装置に送信することが可能であり、表示データ解析手段によって、表示データを解析することが可能であり、視認性判断手段によって、表示データ解析手段の解析結果と、予め設定された、前記画像の視認性の善し悪しを判断するための視認性判断基準とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断することが可能であり、画像部分データ抽出手段によって、視認性判断手段の判断結果に基づき、前記表示データから前記画像における視認性の悪い部分のデータを抽出することが可能であり、画像部分データ送信手段によって、前記画像部分データ抽出手段によって抽出された視認性の悪い部分のデータを、前記副表示装置に送信することが可能である。
また、主表示装置は、表示データ受信手段によって、表示データ処理装置から送信された表示データを受信することが可能であり、画像表示手段によって、表示データ受信手段によって受信した表示データに基づき構成される画像を前記主表示部に表示することが可能である。
また、副表示装置は、画像部分データ受信手段によって、表示データ処理装置から送信された視認性の悪い部分のデータを受信することが可能であり、画像部分表示手段によって、前記画像部分データ受信手段によって受信した視認性の悪い部分のデータに基づき構成される画像を前記副表示部に表示することが可能である。
従って、論文発表や製品紹介等のプレゼンテーションを行う会場において本発明を適用することで、例えば、発表者は、主表示部に表示された画像を使って聴講者に製品を紹介し、一方、主表示部に表示された画像のうち視認性の悪いと判断された画像部分を、例えば、聴講者全員に用意した副表示部に表示することで、聴講者は、視認性の悪い画像部分(例えば、細かい文字や数字等)については、副表示部を見て容易に確認でき、それ以外については、主表示部に表示された画像(及び発表者)を見るので、視認性の悪い部分の情報を聴講者に提供できると共に、聴講者の発表者への注意力低減を比較的抑えることができるという効果が得られる。
〔発明5〕 更に、発明5の画像表示システムは、発明3又は発明4の画像表示システムにおいて、前記視認性判断基準は、前記画像に含まれる文字画像のフォントサイズ、当該文字画像とその背景画像との色の組み合わせ、前記文字画像の文字の画数及び前記画像を構成する文字画像以外の画像部分のサイズの情報のうち、少なくとも1つに基づき設定されることを特徴としている。
このような構成であれば、前記画像に含まれる文字画像のフォントサイズ、当該文字画像とその背景画像との色の組み合わせ、前記文字画像の文字の画数及び前記画像を構成する文字画像以外の画像部分のサイズの情報のうち、少なくとも1つに基づき、表示データによって構成される画像の視認性の善し悪しを判断することができるという効果が得られる。
〔発明6〕 更に、発明6の画像表示システムは、発明3乃至発明5のいずれか1の画像表示システムにおいて、自システムの実施環境に係る環境情報と、前記視認性判断基準とを予め関連付け、
前記環境情報を取得する環境情報取得手段を備え、
前記視認性判断手段は、前記解析結果と、前記視認性判断基準と、前記環境情報とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断することを特徴としている。
このような構成であれば、システムの実施環境に係る情報と、視認性評価基準との両方の情報を組み合わせた情報により、表示データによって構成される画像の視認性の善し悪しを判断することができるので、より正確に視認性の善し悪しの判断ができるという効果が得られる。
ここで、上記環境情報は、システムを実施する会場の環境の情報、システムを利用する利用者の情報等を含む。
〔発明7〕 更に、発明7の画像表示システムは、発明6の画像表示システムにおいて、前記環境情報は、前記主表示部の表示領域のサイズ情報、自システムの実施場所における、前記主表示部の配置位置と、前記副表示部の設置位置又はその近傍との間の距離情報、前記実施場所の明るさ情報及びシステム利用者が前記実施場所における所定位置から前記主表示部を見たときの角度情報のうち少なくとも1つを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、前記主表示部の表示領域のサイズ情報、自システムの実施場所における、前記主表示部の配置位置と、前記副表示部の設置位置又はその近傍との間の距離情報、前記実施場所の明るさ情報及びシステム利用者が前記実施場所における所定位置から前記主表示部を見たときの角度情報のうち少なくとも1つと、視認性評価基準との組み合わせた情報により、表示データによって構成される画像の視認性の善し悪しを判断することができるので、より正確に視認性の善し悪しの判断ができるという効果が得られる。
〔発明8〕 更に、発明8の画像表示システムは、発明3乃至発明7のいずれか1の画像表示システムにおいて、前記表示データ処理装置は、前記視認性の悪い部分のデータを加工する画像部分データ加工手段を備え、
前記画像部分データ送信手段は、前記画像部分データ加工手段によって加工された前記視認性の悪い部分のデータを前記副表示装置に送信することを特徴としている。
このような構成であれば、表示データ処理装置は、画像部分データ加工手段によって、前記視認性の悪い部分のデータを加工することが可能である。
また、前記画像部分データ送信手段は、前記画像部分データ加工手段によって加工された前記視認性の悪い部分のデータを前記副表示装置に送信することが可能である。
従って、視認性が悪いとして抽出した前記視認性の悪い部分のデータを、例えば、漢字の読み仮名の部分が視認性が悪いとして抽出された場合に、読み仮名の部分のデータを、対応する漢字と読み仮名の両方が一緒に表示されるデータに加工することで、副表示部において、視認性の悪い画像が見易く表示されるように加工することができるという効果が得られる。
〔発明9〕 更に、発明9の画像表示システムは、発明8の画像表示システムにおいて、前記画像部分データ加工手段は、前記視認性の悪い部分のデータによって構成される画像の表示形式が、前記副表示装置に適切な形式となるように前記視認性の悪い部分のデータを加工することを特徴としている。
このような構成であれば、表示データのデータ形式が副表示装置において対応していない場合でも、画像部分データ加工手段において、副表示装置が副表示部に画像を表示できる形式にデータ形式を変換することができるので、副表示装置の機種依存等を緩和でき、副表示装置として、携帯電話やPDA等を簡易に利用できるという効果が得られる。
〔発明10〕 さらに、発明10の画像表示システムは、発明3乃至発明9のいずれか1の画像表示システムにおいて、前記視認性判断基準を種類毎に段階的に設定し、
前記視認性判断手段は、前記段階的に設定された視認性判断基準に基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断し、
前記画像部分データ抽出手段は、前記段階的な判断結果に基づき、前記画像における各段階毎に視認性が悪いと判断された部分のデータを抽出し、
前記抽出した段階毎の前記視認性の悪い部分のデータに基づき、当該視認性の悪い部分のデータの画像の前記副表示部における表示内容を段階的に変更することが可能な段階表示データを生成する段階表示データ生成手段を備え、
前記副表示装置は、システム利用者の操作に応じて、前記段階表示データに基づき、前記段階毎の前記視認性の悪い部分の前記副表示部における表示内容を、段階的に変更することが可能な表示内容変更手段を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、段階表示データ生成手段によって、段階毎に抽出された視認性の悪い部分のデータに基づき、当該視認性の悪い部分の画像の前記副表示部における表示内容を段階的に変更することが可能な段階表示データを生成することが可能である。
また、前記副表示装置は、表示状態変更手段によって、システム利用者の操作に応じて、前記段階表示データに基づき、前記段階毎の画像部分の前記副表示部における表示内容を、段階的に変更することが可能である。
従って、副表示装置を扱うシステム利用者は、各自に適切な内容の視認性の悪い画像部分を副表示部に表示させることができるという効果が得られる。例えば、フォントサイズ8〜10(数字が大きい程サイズ大)の範囲の文字を視認性の悪い画像部分として判断するように視認性判断基準を設定した場合、副表示部においては、フォントサイズ8〜9の範囲の文字の表示内容を、サイズ8のみ、サイズ8及び9、サイズ8〜10といったように段階的に変更することができるようになる。
〔発明11〕 一方、上記目的を達成するために、発明11の主表示装置は、主表示装置と、副表示装置とを備え、前記主表示装置によって、表示データに基づき構成される画像を主表示部に表示する一方、前記副表示装置によって、前記画像の一部を前記主表示部とは別の副表示部に表示することが可能な画像表示システムに適用可能な前記主表示装置であって、
前記表示データを取得する表示データ取得手段と、
前記取得した表示データを解析する表示データ解析手段と、
前記表示データ解析手段の解析結果と、予め設定された、前記画像の視認性の善し悪しを判断するための視認性判断基準とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断する視認性判断手段と、
前記視認性判断手段の判断結果に基づき、前記表示データから前記画像における視認性の悪い部分のデータを抽出する画像部分データ抽出手段と、
前記画像部分データ抽出手段によって抽出された前記視認性の悪い部分のデータを、前記副表示装置に送信する画像部分データ送信手段と、
前記表示データ取得手段によって取得した表示データに基づき構成される画像を前記主表示部に表示する画像表示手段と、を備えることを特徴としている。
ここで、本発明は、発明3の画像表示システムに適用可能な主表示装置であり、発明3の画像表示システムと同等の作用効果が得られる。
〔発明12〕 更に、発明12の主表示装置は、発明11の主表示装置において、前記視認性判断基準は、前記画像に含まれる文字画像のフォントサイズ、当該文字画像とその背景画像との色の組み合わせ、前記文字画像の文字の画数及び前記画像を構成する文字画像以外の画像部分のサイズの情報のうち、少なくとも1つに基づき設定されることを特徴としている。
ここで、本発明は、発明3に従属した場合の発明5の画像表示システムに適用可能な主表示装置であり、発明5の画像表示システムと同等の作用効果が得られる。
〔発明13〕 更に、発明13の主表示装置は、発明11又は発明12の主表示装置において、自システムの実施環境に係る環境情報と、前記視認性判断基準とを予め関連付け、
前記環境情報を取得する環境情報取得手段を備え、
前記視認性判断手段は、前記解析結果と、前記視認性判断基準と、前記環境情報とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断することを特徴としている。
ここで、本発明は、発明3に従属した場合の発明6の画像表示システムに適用可能な主表示装置であり、発明6の画像表示システムと同等の作用効果が得られる。
〔発明14〕 更に、発明14の主表示装置は、発明13の主表示装置において、前記環境情報は、前記主表示部の表示領域のサイズ情報、前記画像表示システムの実施場所における、前記主表示部の配置位置と、前記副表示部の設置位置又はその近傍との間の距離情報、前記実施場所の明るさ情報及びシステム利用者が前記実施場所における所定位置から前記主表示部を見たときの角度情報のうち少なくとも1つを含むことを特徴としている。
ここで、本発明は、発明3に従属した場合の発明7の画像表示システムに適用可能な主表示装置であり、発明7の画像表示システムと同等の作用効果が得られる。
〔発明15〕 更に、発明15の主表示装置は、発明11乃至発明14のいずれか1の主表示装置において、前記視認性の悪い部分のデータを加工する画像部分データ加工手段を備え、
前記画像部分データ送信手段は、前記画像部分データ加工手段によって加工された前記視認性の悪い部分のデータを前記副表示装置に送信することを特徴としている。
ここで、本発明は、発明3に従属した場合の発明8の画像表示システムに適用可能な主表示装置であり、発明8の画像表示システムと同等の作用効果が得られる。
〔発明16〕 更に、発明16の主表示装置は、発明15の主表示装置において、前記画像部分データ加工手段は、前記視認性の悪い部分のデータによって構成される画像の表示形式が、前記副表示装置に適切な形式となるように前記視認性の悪い部分のデータを加工することを特徴としている。
ここで、本発明は、発明3に従属した場合の発明9の画像表示システムに適用可能な主表示装置であり、発明9の画像表示システムと同等の作用効果が得られる。
〔発明17〕 更に、発明17の主表示装置は、発明11乃至発明16のいずれか1の主表示装置において、前記視認性判断基準を種類毎に段階的に設定し、
前記視認性判断手段は、前記段階的に設定された視認性判断基準に基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断し、
前記画像部分データ抽出手段は、前記段階的な判断結果に基づき、前記画像における各段階毎に視認性が悪いと判断された部分のデータを抽出し、
前記抽出した段階毎の前記視認性の悪い部分のデータに基づき、当該視認性の悪い部分のデータの画像の前記副表示部における表示内容を段階的に変更することが可能な段階表示データを生成する段階表示データ生成手段を備えることを特徴としている。
ここで、本発明は、発明3に従属した場合の発明10の画像表示システムに適用可能な主表示装置であり、発明10の画像表示システムと同等の作用効果が得られる。
〔発明18〕 更に、発明18の主表示装置は、発明11乃至発明17のいずれか1の主表示装置において、前記主表示部を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、主表示部を備えるようにしたので、液晶テレビ等のディスプレイ装置として構成することができるという効果が得られる。
〔発明19〕 一方、上記目的を達成するために、発明19の表示データ処理装置は、表示データ処理装置と、主表示装置と、副表示装置とを備え、前記主表示装置によって、表示データに基づき構成される画像を主表示部に表示し、前記副表示装置によって、前記表示データ処理装置において抽出された前記画像の一部を、前記主表示部とは別の副表示部に表示することが可能な画像表示システムに適用可能な前記表示データ処理装置であって、
前記表示データを取得する表示データ取得手段と、
前記取得した表示データを前記主表示装置に送信する表示データ送信手段と、
前記取得した表示データを解析する表示データ解析手段と、
前記表示データ解析手段の解析結果と、予め設定された、前記画像の視認性の善し悪しを判断するための視認性判断基準とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断する視認性判断手段と、
前記視認性判断手段の判断結果に基づき、前記表示データから前記画像における視認性の悪い部分のデータを抽出する画像部分データ抽出手段と、
前記画像部分データ抽出手段によって抽出された前記視認性の悪い部分のデータを、前記副表示装置に送信する画像部分データ送信手段と、を備えることを特徴としている。
ここで、本発明は、発明4の画像表示システムに適用可能な表示データ処理装置であり、発明4の画像表示システムと同等の作用効果が得られる。
〔発明20〕 更に、発明20の表示データ処理装置は、発明19の表示データ処理装置において、前記視認性判断基準は、前記画像に含まれる文字画像のフォントサイズ、当該文字画像とその背景画像との色の組み合わせ、前記文字画像の文字の画数及び前記画像を構成する文字画像以外の画像部分のサイズの情報のうち、少なくとも1つに基づき設定されることを特徴としている。
ここで、本発明は、発明4に従属した場合の発明5の画像表示システムに適用可能な表示データ処理装置であり、発明5の画像表示システムと同等の作用効果が得られる。
〔発明21〕 更に、発明21の表示データ処理装置は、発明19又は発明20の表示データ処理装置において、前記画像表示システムの実施環境に係る環境情報と、前記視認性判断基準とを予め関連付け、
前記環境情報を取得する環境情報取得手段を備え、
前記視認性判断手段は、前記解析結果と、前記視認性判断基準と、前記環境情報とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断することを特徴としている。
ここで、本発明は、発明4に従属した場合の発明6の画像表示システムに適用可能な表示データ処理装置であり、発明6の画像表示システムと同等の作用効果が得られる。
〔発明22〕 更に、発明22の表示データ処理装置は、発明21の表示データ処理装置において、前記環境情報は、前記主表示部の表示領域のサイズ情報、自システムの実施場所における、前記主表示部の配置位置と、前記副表示部の設置位置又はその近傍との間の距離情報、前記実施場所の明るさ情報及びシステム利用者が前記実施場所における所定位置から前記主表示部を見たときの角度情報のうち少なくとも1つを含むことを特徴としている。
ここで、本発明は、発明4に従属した場合の発明7の画像表示システムに適用可能な表示データ処理装置であり、発明7の画像表示システムと同等の作用効果が得られる。
〔発明23〕 更に、発明23の表示データ処理装置は、発明19乃至発明22のいずれか1の表示データ処理装置において、前記視認性の悪い部分のデータを加工する画像部分データ加工手段を備え、
前記画像部分データ送信手段は、前記画像部分データ加工手段によって加工された前記視認性の悪い部分のデータを前記副表示装置に送信することを特徴としている。
ここで、本発明は、発明4に従属した場合の発明8の画像表示システムに適用可能な表示データ処理装置であり、発明8の画像表示システムと同等の作用効果が得られる。
〔発明24〕 更に、発明24の表示データ処理装置は、発明23の表示データ処理装置において、前記画像部分データ加工手段は、前記視認性の悪い部分のデータによって構成される画像の表示形式が、前記副表示装置に適切な形式となるように前記視認性の悪い部分のデータを加工することを特徴としている。
ここで、本発明は、発明4に従属した場合の発明9の画像表示システムに適用可能な表示データ処理装置であり、発明9の画像表示システムと同等の作用効果が得られる。
〔発明25〕 更に、発明25の表示データ処理装置は、発明19乃至発明24のいずれか1の表示データ処理装置において、前記視認性判断基準を種類毎に段階的に設定し、
前記視認性判断手段は、前記段階的に設定された視認性判断基準に基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断し、
前記画像部分データ抽出手段は、前記段階的な判断結果に基づき、前記画像における各段階毎に視認性が悪いと判断された部分のデータを抽出し、
前記抽出した段階毎の前記視認性の悪い部分のデータに基づき、当該視認性の悪い部分のデータの画像の前記副表示部における表示内容を段階的に変更することが可能な段階表示データを生成する段階表示データ生成手段を備えることを特徴としている。
ここで、本発明は、発明4に従属した場合の発明10の画像表示システムに適用可能な表示データ処理装置であり、発明10の画像表示システムと同等の作用効果が得られる。
〔発明26〕 一方、上記目的を達成するために、発明26の副表示装置は、主表示装置と、副表示装置とを備え、前記主表示装置によって、表示データに基づき構成される画像を主表示部に表示する一方、前記副表示装置によって、前記画像の一部を前記主表示部とは別の副表示部に表示することが可能な画像表示システムに適用可能な前記副表示装置であって、
外部装置から送信された、前記画像の一部に該当する前記視認性の悪い部分のデータを受信する画像部分データ受信手段と、
前記画像部分データ受信手段によって受信した前記視認性の悪い部分のデータに基づき構成される画像を、前記副表示部に表示する画像部分表示手段と、を備えることを特徴としている。
ここで、本発明は、発明3又は発明4の画像表示システムに適用可能な副表示装置であり、発明3又は発明4の画像表示システムと同等の作用効果が得られる。
〔発明27〕 更に、発明27の副表示装置は、発明26の副表示装置において、システム利用者の操作に応じて、前記視認性の悪い部分の画像の前記副表示部における表示状態を段階的に変更できるように加工されたデータに基づき、前記段階毎の前記副表示部における表示内容を、段階的に変更することが可能な表示内容変更手段を備えることを特徴としている。
ここで、本発明は、発明10の画像表示システムに適用可能な副表示装置であり、発明10の画像表示システムと同等の作用効果が得られる。
〔発明28〕 更に、発明28の副表示装置は、発明26又は発明27の副表示装置において、前記副表示部を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、副表示装置を、ノートPC、PDA、携帯電話等により簡易に構成することができるという効果が得られる。
〔発明29〕 一方、上記目的を達成するために、発明29の主表示装置制御プログラムは、主表示装置と、副表示装置とを備え、前記主表示装置によって、表示データに基づき構成される画像を主表示部に表示する一方、前記副表示装置によって、前記画像の一部を前記主表示部とは別の副表示部に表示することが可能な画像表示システムに適用可能な前記主表示装置を制御するためのプログラムであって、
前記表示データを取得する表示データ取得ステップと、
前記取得した表示データを解析する表示データ解析ステップと、
前記表示データ解析ステップにおける解析結果と、予め設定された、前記画像の視認性の善し悪しを判断するための視認性判断基準とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断する視認性判断ステップと、
前記視認性判断ステップにおける判断結果に基づき、前記表示データから前記画像における視認性の悪い部分のデータを抽出する画像部分データ抽出ステップと、
前記画像部分データ抽出ステップにおいて抽出された前記視認性の悪い部分のデータを、前記副表示装置に送信する画像部分データ送信ステップと、
前記表示データ取得ステップにおいて取得した表示データに基づき構成される画像を前記主表示部に表示する画像表示ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明3の画像表示システムと同等の作用および効果が得られる。
〔発明30〕 更に、発明30の主表示装置制御プログラムは、発明29の主表示装置制御プログラムにおいて、前記視認性判断基準は、前記画像に含まれる文字画像のフォントサイズ、当該文字画像とその背景画像との色の組み合わせ、前記文字画像の文字の画数及び前記画像を構成する文字画像以外の画像部分のサイズの情報のうち、少なくとも1つに基づき設定されることを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明5の画像表示システムと同等の作用および効果が得られる。
〔発明31〕 更に、発明31の主表示装置制御プログラムは、発明29又は発明30の主表示装置制御プログラムにおいて、前記画像表示システムの実施環境に係る環境情報と、前記視認性判断基準とを予め関連付け、
前記環境情報を取得する環境情報取得ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
前記視認性判断ステップにおいては、前記解析結果と、前記視認性判断基準と、前記環境情報とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明6の画像表示システムと同等の作用および効果が得られる。
〔発明32〕 更に、発明32の主表示装置制御プログラムは、発明31の主表示装置制御プログラムにおいて、前記環境情報は、前記主表示部の表示領域のサイズ情報、自システムの実施場所における、前記主表示部の配置位置と、前記副表示部の設置位置又はその近傍との間の距離情報、前記実施場所の明るさ情報及びシステム利用者が前記実施場所における所定位置から前記主表示部を見たときの角度情報のうち少なくとも1つを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明7の画像表示システムと同等の作用および効果が得られる。
〔発明33〕 更に、発明33の主表示装置制御プログラムは、発明29乃至発明32のいずれか1の主表示装置制御プログラムにおいて、前記視認性の悪い部分のデータを加工する画像部分データ加工ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
前記画像部分データ送信ステップにおいては、前記画像部分データ加工ステップにおいて加工された前記視認性の悪い部分のデータを前記副表示装置に送信することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明8の画像表示システムと同等の作用および効果が得られる。
〔発明34〕 更に、発明34の主表示装置制御プログラムは、発明33の主表示装置制御プログラムにおいて、前記部分画像データ加工ステップにおいては、前記視認性の悪い部分のデータによって構成される画像の表示形式が、前記副表示装置に適切な形式となるように前記視認性の悪い部分のデータを加工することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明9の画像表示システムと同等の作用および効果が得られる。
〔発明35〕 更に、発明35の主表示装置制御プログラムは、発明29乃至発明34のいずれか1の主表示装置制御プログラムにおいて、前記視認性判断基準は種類毎に段階的に設定されており、
前記視認性判断ステップにおいては、前記段階的に設定された視認性判断基準に基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断し、
前記画像部分データ抽出手段は、前記段階的な判断結果に基づき、前記画像における各段階毎に視認性が悪いと判断された部分のデータを抽出し、
前記抽出した段階毎の前記視認性の悪い部分のデータに基づき、当該視認性の悪い部分のデータの画像の前記副表示部における表示内容を段階的に変更することが可能な段階表示データを生成する段階表示データ生成ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明10の画像表示システムと同等の作用および効果が得られる。
〔発明36〕 一方、上記目的を達成するために、発明36の表示データ処理装置制御プログラムは、表示データ処理装置と、主表示装置と、副表示装置とを備え、前記主表示装置によって、表示データに基づき構成される画像を主表示部に表示し、前記副表示装置によって、前記表示データ処理装置において抽出された前記画像の一部を、前記主表示部とは別の副表示部に表示することが可能な画像表示システムに適用可能な前記表示データ処理装置を制御するためのプログラムであって、
前記表示データを取得する表示データ取得ステップと、
前記取得した表示データを解析する表示データ解析ステップと、
前記表示データ解析ステップにおける解析結果と、予め設定された、前記画像の視認性の善し悪しを判断するための視認性判断基準とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断する視認性判断ステップと、
前記視認性判断ステップにおける判断結果に基づき、前記表示データから前記画像における視認性の悪い部分のデータを抽出する画像部分データ抽出ステップと、
前記画像部分データ抽出ステップにおいて抽出された前記視認性の悪い部分のデータを、前記副表示装置に送信する画像部分データ送信ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明4の画像表示システムと同等の作用および効果が得られる。
〔発明37〕 更に、発明37の表示データ処理装置制御プログラムは、発明36の表示データ処理装置制御プログラムにおいて、前記視認性判断基準は、前記画像に含まれる文字画像のフォントサイズ、当該文字画像とその背景画像との色の組み合わせ、前記文字画像の文字の画数及び前記画像を構成する文字画像以外の画像部分のサイズの情報のうち、少なくとも1つに基づき設定されることを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明5の画像表示システムと同等の作用および効果が得られる。
〔発明38〕 更に、発明38の表示データ処理装置制御プログラムは、発明36又は発明37の表示データ処理装置制御プログラムにおいて、前記画像表示システムの実施環境に係る環境情報と、前記視認性判断基準とを予め関連付け、
前記環境情報を取得する環境情報取得ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
前記視認性判断ステップにおいては、前記解析結果と、前記視認性判断基準と、前記環境情報とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明6の画像表示システムと同等の作用および効果が得られる。
〔発明39〕 更に、発明39の表示データ処理装置制御プログラムは、発明38の表示データ処理装置制御プログラムにおいて、前記環境情報は、前記主表示部の表示領域のサイズ情報、自システムの実施場所における、前記主表示部の配置位置と、前記副表示部の設置位置又はその近傍との間の距離情報、前記実施場所の明るさ情報及びシステム利用者が前記実施場所における所定位置から前記主表示部を見たときの角度情報のうち少なくとも1つを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明7の画像表示システムと同等の作用および効果が得られる。
〔発明40〕 更に、発明40の表示データ処理装置制御プログラムは、発明36乃至発明39のいずれか1の表示データ処理装置制御プログラムにおいて、前記視認性の悪い部分のデータを加工する画像部分データ加工ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
前記画像部分データ送信ステップにおいては、前記画像部分データ加工ステップにおいて加工された前記視認性の悪い部分のデータを前記副表示装置に送信することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明8の画像表示システムと同等の作用および効果が得られる。
〔発明41〕 更に、発明41の表示データ処理装置制御プログラムは、発明40の表示データ処理装置制御プログラムにおいて、前記部分画像データ加工ステップにおいては、前記視認性の悪い部分のデータによって構成される画像の表示形式が、前記副表示装置に適切な形式となるように前記視認性の悪い部分のデータを加工することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明9の画像表示システムと同等の作用および効果が得られる。
〔発明42〕 更に、発明42の主表示装置制御プログラムは、発明36乃至発明41のいずれか1の主表示装置制御プログラムにおいて、前記視認性判断基準は種類毎に段階的に設定されており、
前記視認性判断ステップにおいては、前記段階的に設定された視認性判断基準に基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断し、
前記画像部分データ抽出手段は、前記段階的な判断結果に基づき、前記画像における各段階毎に視認性が悪いと判断された部分のデータを抽出し、
前記抽出した段階毎の前記視認性の悪い部分のデータに基づき、当該視認性の悪い部分のデータの画像の前記副表示部における表示内容を段階的に変更することが可能な段階表示データを生成する段階表示データ生成ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明10の画像表示システムと同等の作用および効果が得られる。
〔発明43〕 一方、上記目的を達成するために、発明43の副表示装置制御プログラムは、主表示装置と、副表示装置とを備え、前記主表示装置によって、表示データに基づき構成される画像を主表示部に表示する一方、前記副表示装置によって、前記画像の一部を前記主表示部とは別の副表示部に表示することが可能な画像表示システムに適用可能な前記副表示装置を制御するためのプログラムであって、
外部装置から送信された、前記画像の一部に該当する前記視認性の悪い部分のデータを受信する画像部分データ受信ステップと、
前記画像部分データ受信ステップにおいて受信した前記視認性の悪い部分のデータに基づき構成される画像を、前記副表示部に表示する画像部分表示ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明3又は発明4の画像表示システムと同等の作用および効果が得られる。
〔発明44〕 更に、発明44の副表示装置制御プログラムは、発明43の副表示装置制御プログラムにおいて、システム利用者の操作に応じて、前記視認性の悪い部分の画像の前記副表示部における表示状態を段階的に変更できるように加工されたデータに基づき、前記段階毎の前記副表示部における表示内容を、段階的に変更することが可能な表示内容変更ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明10の画像表示システムと同等の作用および効果が得られる。
〔発明45〕 一方、上記目的を達成するために、発明45の主表示装置制御方法は、主表示装置と、副表示装置とを備え、前記主表示装置によって、表示データに基づき構成される画像を主表示部に表示する一方、前記副表示装置によって、前記画像の一部を前記主表示部とは別の副表示部に表示することが可能な画像表示システムに適用可能な前記主表示装置を制御するための方法であって、
前記表示データを取得する表示データ取得ステップと、
前記取得した表示データを解析する表示データ解析ステップと、
前記表示データ解析ステップにおける解析結果と、予め設定された、前記画像の視認性の善し悪しを判断するための視認性判断基準とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断する視認性判断ステップと、
前記視認性判断ステップにおける判断結果に基づき、前記表示データから前記画像における視認性の悪い部分のデータを抽出する画像部分データ抽出ステップと、
前記画像部分データ抽出ステップにおいて抽出された前記視認性の悪い部分のデータを、前記副表示装置に送信する画像部分データ送信ステップと、
前記表示データ取得ステップにおいて取得した表示データに基づき構成される画像を前記主表示部に表示する画像表示ステップと、を含むことを特徴としている。
これにより、発明3の画像表示システムと同等の効果が得られる。
〔発明46〕 更に、発明46の主表示装置制御方法は、発明45の主表示装置制御方法において、前記視認性判断基準は、前記画像に含まれる文字画像のフォントサイズ、当該文字画像とその背景画像との色の組み合わせ、前記文字画像の文字の画数及び前記画像を構成する文字画像以外の画像部分のサイズの情報のうち、少なくとも1つに基づき設定されることを特徴としている。
これにより、発明5の画像表示システムと同等の効果が得られる。
〔発明47〕 更に、発明47の主表示装置制御方法は、発明45又は発明46の主表示装置制御方法において、前記画像表示システムの実施環境に係る環境情報と、前記視認性判断基準とを予め関連付け、
前記環境情報を取得する環境情報取得ステップを含み、
前記視認性判断ステップにおいては、前記解析結果と、前記視認性判断基準と、前記環境情報とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断することを特徴としている。
これにより、発明6の画像表示システムと同等の効果が得られる。
〔発明48〕 更に、発明48の主表示装置制御方法は、発明47の主表示装置制御方法において、前記環境情報は、前記主表示部の表示領域のサイズ情報、自システムの実施場所における、前記主表示部の配置位置と、前記副表示部の設置位置又はその近傍との間の距離情報、前記実施場所の明るさ情報及びシステム利用者が前記実施場所における所定位置から前記主表示部を見たときの角度情報のうち少なくとも1つを含むことを特徴としている。
これにより、発明7の画像表示システムと同等の効果が得られる。
〔発明49〕 更に、発明49の主表示装置制御方法は、発明45乃至発明48のいずれか1の主表示装置制御方法において、前記視認性の悪い部分のデータを加工する画像部分データ加工ステップを含み、
前記画像部分データ送信ステップにおいては、前記画像部分データ加工ステップにおいて加工された前記視認性の悪い部分のデータを前記副表示装置に送信することを特徴としている。
これにより、発明8の画像表示システムと同等の効果が得られる。
〔発明50〕 更に、発明50の主表示装置制御方法は、発明49の主表示装置制御方法において、前記部分画像データ加工ステップにおいては、前記視認性の悪い部分のデータによって構成される画像の表示形式が、前記副表示装置に適切な形式となるように前記視認性の悪い部分のデータを加工することを特徴としている。
これにより、発明9の画像表示システムと同等の効果が得られる。
〔発明51〕 更に、発明51の主表示装置制御方法は、発明45乃至発明50のいずれか1の主表示装置制御方法において、前記視認性判断基準を種類毎に段階的に設定し、
前記視認性判断ステップにおいては、前記段階的に設定された視認性判断基準に基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断し、
前記画像部分データ抽出手段は、前記段階的な判断結果に基づき、前記画像における各段階毎に視認性が悪いと判断された部分のデータを抽出し、
前記抽出した段階毎の前記視認性の悪い部分のデータに基づき、当該視認性の悪い部分のデータの画像の前記副表示部における表示内容を段階的に変更することが可能な段階表示データを生成する段階表示データ生成ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴としている。
これにより、発明10の画像表示システムと同等の効果が得られる。
〔発明52〕 一方、上記目的を達成するために、発明52の表示データ処理装置制御方法は、表示データ処理装置と、主表示装置と、副表示装置とを備え、前記主表示装置によって、表示データに基づき構成される画像を主表示部に表示し、前記副表示装置によって、前記表示データ処理装置において抽出された前記画像の一部を、前記主表示部とは別の副表示部に表示することが可能な画像表示システムに適用可能な前記表示データ処理装置を制御するための方法であって、
前記表示データを取得する表示データ取得ステップと、
前記取得した表示データを解析する表示データ解析ステップと、
前記表示データ解析ステップにおける解析結果と、予め設定された、前記画像の視認性の善し悪しを判断するための視認性判断基準とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断する視認性判断ステップと、
前記視認性判断ステップにおける判断結果に基づき、前記表示データから視認性の悪い画像部分のデータを抽出する画像部分データ抽出ステップと、
前記画像部分データ抽出ステップにおいて抽出された前記視認性の悪い部分のデータを、前記副表示装置に送信する画像部分データ送信ステップと、を特徴としている。
これにより、発明4の画像表示システムと同等の効果が得られる。
〔発明53〕 更に、発明53の表示データ処理装置制御方法は、発明52の表示データ処理装置制御方法において、前記視認性判断基準は、前記画像に含まれる文字画像のフォントサイズ、当該文字画像とその背景画像との色の組み合わせ、前記文字画像の文字の画数及び前記画像を構成する文字画像以外の画像部分のサイズの情報のうち、少なくとも1つに基づき設定されることを特徴としている。
これにより、発明5の画像表示システムと同等の効果が得られる。
〔発明54〕 更に、発明54の表示データ処理装置制御方法は、発明52又は発明53の表示データ処理装置制御方法において、前記画像表示システムの実施環境に係る環境情報と、前記視認性判断基準とを予め関連付け、
前記環境情報を取得する環境情報取得ステップを含み、
前記視認性判断ステップにおいては、前記解析結果と、前記視認性判断基準と、前記環境情報とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断することを特徴としている。
これにより、発明6の画像表示システムと同等の効果が得られる。
〔発明55〕 更に、発明55の表示データ処理装置制御方法は、発明54の表示データ処理装置制御方法において、前記環境情報は、前記主表示部の表示領域のサイズ情報、自システムの実施場所における、前記主表示部の配置位置と、前記副表示部の設置位置又はその近傍との間の距離情報、前記実施場所の明るさ情報及びシステム利用者が前記実施場所における所定位置から前記主表示部を見たときの角度情報のうち少なくとも1つを含むことを特徴としている。
これにより、発明7の画像表示システムと同等の効果が得られる。
〔発明56〕 更に、発明56の表示データ処理装置制御方法は、発明52乃至発明55のいずれか1の表示データ処理装置制御方法において、前記視認性の悪い部分のデータを加工する画像部分データ加工ステップを含み、
前記画像部分データ送信ステップにおいては、前記画像部分データ加工ステップにおいて加工された前記視認性の悪い部分のデータを前記副表示装置に送信することを特徴としている。
これにより、発明8の画像表示システムと同等の効果が得られる。
〔発明57〕 更に、発明57の表示データ処理装置制御方法は、発明56の表示データ処理装置制御方法において、前記部分画像データ加工ステップにおいては、前記視認性の悪い部分のデータによって構成される画像の表示形式が、前記副表示装置に適切な形式となるように前記視認性の悪い部分のデータを加工することを特徴としている。
これにより、発明9の画像表示システムと同等の効果が得られる。
〔発明58〕 更に、発明58の表示データ処理装置制御方法は、発明52乃至発明57のいずれか1の表示データ処理装置制御方法において、前記視認性判断基準を種類毎に段階的に設定し、
前記視認性判断ステップにおいては、前記段階的に設定された視認性判断基準に基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断し、
前記画像部分データ抽出手段は、前記段階的な判断結果に基づき、前記画像における各段階毎に視認性が悪いと判断された部分のデータを抽出し、
前記抽出した段階毎の前記視認性の悪い部分のデータに基づき、当該視認性の悪い部分のデータの画像の前記副表示部における表示内容を段階的に変更することが可能な段階表示データを生成する段階表示データ生成ステップを含むことを特徴としている。
これにより、発明10の画像表示システムと同等の効果が得られる。
〔発明59〕 一方、上記目的を達成するために、発明59の副表示装置制御方法は、表示データ処理装置と、主表示装置と、副表示装置とを備え、前記主表示装置によって、表示データに基づき構成される画像を主表示部に表示し、前記副表示装置によって、前記表示データ処理装置において抽出された前記画像の一部を、前記主表示部とは別の副表示部に表示することが可能な画像表示システムに適用可能な前記副表示装置を制御するための方法であって、
前記表示データ処理装置から送信された前記視認性の悪い部分のデータを受信する画像部分データ受信ステップと、
前記画像部分データ受信ステップにおいて受信した前記視認性の悪い部分のデータに基づき構成される画像を前記副表示部に表示する画像部分表示ステップと、を含むことを特徴としている。
これにより、発明3又は発明4の画像表示システムと同等の効果が得られる。
〔発明60〕 更に、発明60の副表示装置制御方法は、発明59の副表示装置制御方法において、システム利用者の操作に応じて、前記視認性の悪い部分の画像の前記副表示部における表示状態を段階的に変更できるように加工されたデータに基づき、前記段階毎の前記副表示部における表示内容を、段階的に変更することが可能な表示内容変更ステップを含むことを特徴としている。
これにより、発明10の画像表示システムと同等の効果が得られる。
〔第1の実施の形態〕
以下、本発明の第1の実施の形態を図面に基づき説明する。図1〜図13は、本発明に係る画像表示システム、主表示装置、表示データ処理装置、副表示装置、主表示装置制御プログラム、表示データ処理装置制御プログラム、副表示装置制御プログラム、主表示装置制御方法、表示データ処理装置制御方法及び副表示装置制御方法の第1の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、本発明に係る画像表示システム、主表示装置、表示データ処理装置、副表示装置、主表示装置制御プログラム、表示データ処理装置制御プログラム、副表示装置制御プログラム、主表示装置制御方法、表示データ処理装置制御方法及び副表示装置制御方法を、図1に示すように、画像表示システム1に適用したものである。
まず、画像表示システム1の構成を図1に基づき説明する。
図1は、画像表示システム1の全体構成を示す図である。
画像表示システム1は、図1に示すように、表示データを取得すると共に、当該取得した表示データを解析し、当該表示データに基づき構成される画像の視認性の善し悪しを判断する等の処理を行う表示データ処理装置2と、表示データに基づき構成される画像を主表示部5に光投射する主表示装置3と、表示データに含まれた視認性の悪い画像部分を副表示部に表示する複数の副表示装置4と、主表示装置3から光投射された画像を表示する主表示部5(本実施形態においては、スクリーン)とを含んだ構成となっている。
更に、図2に基づき、表示データ処理装置2の詳細な構成を説明する。図2は、表示データ処理装置2の詳細構成を示すブロック図である。
表示データ処理装置2は、図2に示すように、データ通信部2aと、表示データ取得部2bと、環境情報取得部2cと、データ制御部2dと、データ記憶部2eと、表示データ解析部2fと、視認性判断部2gと、画像部分データ抽出部2hと、データ加工部2iとを含み、データ制御部2dの制御指令に応じて、表示データ取得部2b及び環境情報取得部2cにおいて、表示データ及び環境情報をそれぞれ取得し、表示データ解析部2f、視認性判断部2gにおいて、環境情報及び予め設定された視認性判断基準に基づき、表示データに基づき構成される画像の視認性の善し悪しを判断し、画像部分データ抽出部2hにおいて、視認性の判断結果に基づき表示データから前記画像において視認性の悪いと判断された部分のデータ(以下、画像部分データと称す)を抽出し、データ加工部2iにおいて、当該抽出した画像部分データ及び表示データに基づき当該画像部分データに加工を施し、データ制御部2dにおいて、当該加工後の画像部分データをデータ通信部2aを介して副表示装置4に送信する一方、その抽出元の表示データをデータ通信部2aを介して主表示装置3に送信するように構成されている。
データ通信部2aは、通信回線を介して外部装置との間でデータ送受信を行う機能を有しており、本実施の形態においては、主表示装置3、副表示装置4、その他PC等の外部装置との間のデータの送受信を行う。
表示データ取得部2bは、通信回線を介して接続された外部装置からデータ通信部2aを介して表示データを取得したり、図示しない記憶媒体の接続部(または挿入部等)を介して、カード型の記憶媒体、USBメモリ等から表示データを取得したりするなど、外部からの表示データを取得する機能を有している。なお、取得された表示データは、データ制御部2dを介してデータ記憶部2eに記憶される。
環境情報取得部2cは、データ通信部2aを介して外部装置から環境情報を取得したり、図示しない記憶媒体の接続部(または挿入部等)を介して、カード型の記憶媒体、USBメモリ等から環境情報を取得したり、システム利用者が図示しない入力デバイス等を用いて入力した環境情報を取得したりするなど、外部からの環境情報を取得する機能を有している。なお、取得された環境情報は、データ制御部2dを介してデータ記憶部2eに記憶される。ここで、環境情報とは、画像表示システム1を実施する会場の情報(例えば、聴講者席と主表示部5との距離、明るさ等)や、画像表示システム1を利用するシステム利用者の情報(視力等)などのシステムの実施環境に係る情報である。
データ制御部2dは、表示データ処理装置2の各構成部を統括制御する機能を有し、各部間のデータの授受や、各処理の流れ等を制御する。
データ記憶部2eは、表示データ取得部2bにおいて取得した表示データ、環境情報取得部2cにおいて取得した環境情報等の外部から取得したデータを記憶したり、視認性判断基準等の各処理に必要なデータを記憶したりする機能を有している。
表示データ解析部2fは、表示データを解析して、当該表示データによって構成される画像に含まれる、文字画像、文字画像以外の画像等の情報(漢字文字の画数、サイズ、色、表示座標等)などを得る。
視認性判断部2gは、表示データ解析部2fの解析結果、環境情報及び視認性判断基準に基づき、表示データによって構成される画像に含まれる、文字画像や文字画像以外の画像の視認性の善し悪しを判断する。ここで、視認性判断基準は、本実施の形態において、環境情報と対になっており、環境情報に対する文字画像のサイズ、文字画像以外の画像のサイズ、漢字文字画像の画数などによって構成され、例えば、聴講者席から主表示部5までの距離と文字サイズが対になっており、各距離に対して所定のサイズ以下の文字画像が視認性が悪いと判断できるように基準が設定される。
画像部分データ抽出部2hは、視認性判断部2gの判断結果に基づき、表示データから視認性の悪いと判断された画像部分のデータを抽出する。
データ加工部2iは、画像部分データ抽出部2hの抽出結果と、抽出元の表示データとに基づき、視認性の悪い画像部分データを加工する。ここで、データの加工は、予め設定された加工内容に応じて行われる。また、本実施の形態においては、抽出されたデータを副表示装置4において扱いやすいデータ形式に変換する。そして、加工且つ変換後の画像部分データ(以下、詳細データと称す)は、データ制御部2dにおいて、データ通信部2aを介して副表示装置4に送信される。一方、画像部分データの抽出元の表示データも、データ制御部2dにおいてデータ通信部2aを介して主表示装置3に送信される。
ここで、表示データ処理装置2は、図示しない、プロセッサと、RAM(Random Access Memory)と、専用のプログラムの記憶されたROM(Read Only Memory)とを備えており、プロセッサにより専用のプログラムを実行することにより上記各部の機能を果たす。また、上記各部は、専用のプログラムのみでその機能を果たすもの、専用のプログラムによりハードウェアを制御してその機能を果たすもの等が混在している。
更に、図3に基づき、主表示装置3の詳細な構成を説明する。図3は、主表示装置3の詳細構成を示すブロック図である。
主表示装置3は、図3に示すように、データ通信部3aと、表示データ取得部3bと、データ記憶部3cと、画像投射部3dとを含み、表示データ取得部3bにおいてデータ通信部3aを介して表示データを取得すると共に、当該取得した表示データをデータ記憶部3cに記憶し、画像投射部3dにおいて当該記憶した表示データの画像を主表示部5に向けて光投射するように構成されている。
データ通信部3aは、通信回線を介して外部装置との間でデータ送受信を行う機能を有しており、本実施の形態においては、表示データ処理装置2との間のデータの送受信を行う。
表示データ取得部3bは、データ通信部3aを介して表示データ処理装置2から表示データを取得し、当該取得した表示データをデータ記憶部3cに記憶する機能を有している。
データ記憶部3cは、表示データ取得部3bにおいて取得された表示データを記憶したり、その他、画像投射処理に必要なデータを記憶したりする機能を有している。
画像投射部3dは、データ記憶部3cに記憶された表示データに基づき、公知の液晶プロジェクタと同様の原理によって、当該表示データによって構成される画像を主表示部5に光投射する機能を有している。具体的には、超高圧水銀ランプやキセノンランプ等から成る光源と、照射面で一様な照度分布を得るためのフライアイレンズと、表示データに基づき、入射した光の波長領域のうちRGB3原色の輝度をそれぞれ変調する色変調部と、色変調部から入射した光を主表示部5に光投射する投射部とで構成されている。
色変調部は、透過率を独立に制御可能な複数の画素をマトリクス状に配列した構成の3枚の液晶ライトバルブと、フィールドレンズと、特定色の光のみを透過しそれ以外の光を反射するダイクロイックミラーと、ミラーと、入射した各色の光を合成するダイクロイックプリズムとで構成されている。
投射部は、投射レンズにより、入射光を主表示部5に拡大投射するように構成されている。
ここで、主表示装置3は、図示しない、プロセッサと、RAM(Random Access Memory)と、専用のプログラムの記憶されたROM(Read Only Memory)とを備えており、プロセッサにより専用のプログラムを実行することにより上記各部の機能を果たす。また、上記各部は、専用のプログラムのみでその機能を果たすもの、専用のプログラムによりハードウェアを制御してその機能を果たすもの等が混在している。
更に、図4に基づき、副表示装置4の詳細な構成を説明する。図4は、副表示装置4の詳細構成を示すブロック図である。
副表示装置4は、図4に示すように、データ通信部4aと、詳細データ取得部4bと、データ記憶部4cと、詳細データ表示部4dと、副表示部4eとを含み、詳細データ取得部4bにおいてデータ通信部4aを介して詳細データを取得すると共に、当該取得した詳細データをデータ記憶部4cに記憶し、詳細データ表示部4dにおいて、当該記憶した詳細データに基づき、当該詳細データによって構成される画像を副表示部4eに表示するように構成されている。
データ通信部4aは、通信回線を介して外部装置との間でデータ送受信を行う機能を有しており、本実施の形態においては、表示データ処理装置2との間のデータの送受信を行う。
詳細データ取得部4bは、データ通信部4aを介して表示データ処理装置2から詳細データを取得し、当該取得した詳細データをデータ記憶部4cに記憶する機能を有している。
データ記憶部4cは、詳細データ取得部4bにおいて取得された詳細データを記憶したり、その他、画像表示処理に必要なデータを記憶したりする機能を有している。
詳細データ表示部4dは、データ記憶部4cに記憶された表示データに基づき、当該表示データによって構成される画像を副表示部4eに表示する機能を有している。本実施の形態において、副表示部4eは、アクティブマトリックス型の液晶パネルを有しており、詳細データ表示部4dは、詳細データに基づき、副表示部4eの液晶パネルの有するアクティブ素子を駆動する信号を発生してアクティブ素子を駆動して液晶の開閉制御を行い詳細データの画像を表示する。
副表示部4eは、アクティブマトリックス型の液晶パネルを含んで構成されており、詳細データ表示部4dから供給される信号に応じてスイッチングトランジスタ等のアクティブ素子を駆動して液晶の開閉を行う。この液晶の開閉により、図示しないバックライトからの光を透過/遮蔽し、パネル上に画像を形成する。
ここで、副表示装置4は、図示しない、プロセッサと、RAM(Random Access Memory)と、専用のプログラムの記憶されたROM(Read Only Memory)とを備えており、プロセッサにより専用のプログラムを実行することにより上記各部の機能を果たす。また、上記各部は、専用のプログラムのみでその機能を果たすもの、専用のプログラムによりハードウェアを制御してその機能を果たすもの等が混在している。
以下、図5〜図10に基づき、画像表示システム1のより具体的な動作を説明する。ここでは、製品紹介等のプレゼンテーションに本システム1を適用した場合を例に挙げて説明する。本システム1の実施会場は、主表示部5(大型のスクリーン)が会場の正面に設置され、主表示部5を正面側にして複数の聴講者席が設置され、各聴講者席には、副表示装置4が配設されている。更に、主表示部5の傍には、発表者席が設けられており、発表者は、主表示部5に表示された画像をレーザポインタ等で指しながらプレゼンテーションを進行する。
ここで、図5は、フォントサイズ、スクリーンサイズ及び実施会場における聴講者席の最後部とスクリーンとの間の距離により設定された視認性判断基準を示す図である。また、図6(a)は、主表示部に表示される表示データの画像の一例を示す図であり、(b)は、(a)の画像に含まれる画像部分の情報の一例を示す図である。また、図7(a)は、主表示部に表示される表示データの画像の一例を示す図であり、(b)及び(c)は、副表示部に表示される画像の一例を示す図である。また、図8(a)は、画像部分データの加工処理の一例を示す図であり、(b)は加工後に副表示部に表示される内容を示す図である。また、図9(a)、(b)及び図10(a)〜(d)は、画像部分データの加工内容のバリエーションに応じた各表示内容の例を示す図である。
まず、システム利用者は、画像表示システム1の実施環境の情報を図示しない入力デバイスにより入力する。環境情報が入力されると、環境情報取得部2cは、入力された環境情報を取得して、これをデータ記憶部2eに記憶する。本実施の形態においては、主表示部5であるスクリーンのサイズと、スクリーンから聴講者席の最後部までの距離とを環境情報として入力する。つまり、本実施の形態において、視認性判断基準は、図5に示すように、スクリーンのサイズ及びスクリーンから最後部までの距離に、フォントサイズ(文字画像のサイズ)を対応付けて視認性の善し悪しを判断する基準が設定される。
次に、表示データ処理部2に、PC等の外部装置から表示データが送信されると、表示データ取得部2bは、データ通信部2aを介して表示データを取得して、当該取得した表示データをデータ制御部2dを介してデータ記憶部2eに記憶する。
システム利用者の指示により処理が開始されると、データ制御部2dは、指定された表示データをデータ記憶部2eから読み出し、これを表示データ解析部2fに伝送する。表示データ解析部2fでは、表示データを解析して、当該表示データによって構成される画像に含まれる画像部分の情報を取得する。ここでは、表示データにより構成される画像が図6(a)に示す内容であり、この画像の解析結果として、図6(b)に示すように、それぞれフォントサイズ80、48、24の文字画像「AB」、「CDE」、「XX」といった画像の構成情報が得られたとする。この構成情報は、視認性判断部2gに伝送される。視認性判断部2gは、表示データ解析部2fから解析結果を受け取ると、上記入力された環境情報と、図5に示す視認性判断基準と、解析結果とに基づき、図6(a)に示す表示データの画像に含まれる各画像部分(ここでは、同じフォントサイズの文字画像)毎に視認性の善し悪しを判断する。例えば、スクリーンサイズが60[型]で、最後部席までの距離が25[m]であったとすると、この場合は、図5に示すように、フォントサイズ80以上の文字画像が視認可能(視認性が善いと判断される)と判断され、フォントサイズ80未満の文字画像が視認不可(視認性が悪いと判断される)と判断される。従って、文字画像「AB」は、フォントサイズが80であるので視認性は善いと判断され、一方、文字画像「CDE」及び「XX」は、それぞれフォントサイズが48及び24であり、両者とも80未満であるので視認性は悪いと判断される。
また、例えば、スクリーンサイズが40[型]で、最後部席までの距離が25[m]であったとすると、この場合は、図5に示すように、フォントサイズの欄が「∞」となる。これは、フォントサイズに関係なく、画像に含まれる全ての文字画像が視認性が悪いと判断されることを意味する。なお、視認性の判断結果は、表示データと共に画像部分データ抽出部2hに伝送される。
画像部分データ抽出部2hは、視認性判断部2gから判断結果を受け取ると、当該判断結果に基づき、表示データから視認性の悪いと判断された画像部分のデータを抽出する。なお、抽出された画像部分データは、表示データと共にデータ加工部2iに伝送される。
データ加工部2iは、画像部分データ抽出部2hから画像部分データ及び表示データを受け取ると、加工内容の設定内容に基づき、抽出された画像部分データ及び表示データから画像部分データを加工変換して詳細データを生成する。ここで、設定可能な加工内容としては、例えば、(1)抽出された画像部分データの画像をそのまま副表示部に表示する設定内容、(2)視認性の悪い文字画像とその周辺の文字画像との位置関係も一緒に副表示部に表示する設定内容、(3)文章や単語等の文字のつながりを考慮して副表示部に表示する設定内容、(4)読み仮名等の場合は対応する漢字も一緒に副表示部に表示する設定内容、(5)視認性の悪い文字画像を副表示部に拡大表示する設定内容、(6)全体の大きさのバランスを変えずに視認性の悪い文字画像及びその文字画像と関係する文字画像を拡大表示する設定内容、(7)周辺の文字画像に重ねて、視認性の悪い部分をポップアップして拡大表示する設定内容等がある。
また、加工内容に応じて画像部分データの加工が施されると、加工後のデータを、副表示装置4の扱いやすいデータ形式に変換して詳細データを生成する。このようにして、生成された詳細データは、データ制御部2dにおいて、データ通信部2aを介して副表示装置に送信される。一方、詳細データに対応した表示データも、データ制御部2dにおいて、データ通信部2aを介して主表示装置3に送信される。
主表示装置3は、データ通信部3aを介して表示データ処理装置2から表示データを受信すると、表示データ取得部3bにおいて受信した表示データを取得して、当該取得した表示データをデータ記憶部3cに記憶する。画像投射部3dは、データ記憶部3cに表示データが記憶されると、当該記憶された表示データに基づき、当該表示データによって構成される画像を主表示部5に光投射表示する。光投射表示された画像は、図7(a)に示すように、主表示部5(スクリーン)に表示される。
一方、各聴講者席に配設された副表示装置4は、データ通信部4aを介して表示データ処理装置2から詳細データを受信すると、詳細データ取得部4bにおいて受信した詳細データを取得して、当該取得した詳細データをデータ記憶部4cに記憶する。詳細データ表示部4dは、データ記憶部4cに詳細データが記憶されると、当該記憶された詳細データに基づきアクティブ素子を駆動するための信号を生成し、生成した信号により副表示部4eのアクティブ素子を駆動して詳細データによって構成される画像を副表示部4eの液晶パネルに表示する。
液晶パネルには、視認性判断部2gの判断結果及びデータ加工部2iの加工内容に応じて、文字画像の全てが視認性が悪いと判断され、且つ、上記(1)の設定内容に応じた加工が施された場合は、図7(b)に示すように、全ての文字画像がそのまま副表示部に表示される。一方、フォントサイズ80未満の文字画像(「CDE」及び「XX」)が視認性が悪いと判断され、且つ、上記(2)の設定内容に応じた加工が施された場合は、図7(c)に示すように、位置関係を示すサムネイル画像と共に、視認性の悪い文字画像(「CDE」及び「XX」)が副表示部4eに表示される。
更に、図8に基づき、詳細データの生成処理の一例を説明する。
ここでは、上記(2)の設定内容による加工処理を施して詳細データを生成する例を説明する。図8(a)に示すように、表示データの画像から、サムネイル画像(表示データの画像を縮小したもの)を生成する。次いで、表示データの解析結果、視認性の判断結果等から、表示データの画像に含まれる文字画像(正確には、副表示装置で扱える文字コード)の情報、各文字画像のフォントサイズ情報、各文字画像の表示位置情報(座標情報)及びフォントサイズ毎の視認性の判断結果の情報を得る。そして、サムネイル画像と、上記各種情報とをセットにして詳細データを生成する。このようにして生成された詳細データは、副表示装置4において、図8(b)に示すように、サムネイル画像と、当該サムネイル画像からの引き出し線と、それぞれの引き出し線に対応する視認性の悪い文字画像との組み合わせにより副表示部4eに表示される。このように、視認性の悪いと判断された文字画像を、その位置情報と共に副表示装置4の副表示部4eに表示することにより、手元の副表示部4eに表示された内容が、主表示部5におけるどの部分に該当するのかを簡易に判断することが可能となる。
更に、図9(a)、(b)及び図10(a)〜(d)に基づき、加工内容に応じた副表示部の表示内容の一例を説明する。
図9(a)の例は、上記(6)の設定内容に応じた加工処理を施した場合である。これは、主表示部5に表示される「これはペンです。」という文字画像において、「ペン」の部分の文字画像が視認性が悪いと判断された場合で、副表示装置4においては、その前後の1文字を含めた「はペンで」の部分が、各文字画像の大きさの関係をそのままに全体が拡大されて副表示部4eに表示される。
また、図9(b)の例は、上記(7)の設定内容に応じた加工処理を施した場合である。これは、図9(a)の例と同様に、主表示部5に表示される「これはペンです。」という文字画像において、「ペン」の部分の文字画像が視認性が悪いと判断された場合で、副表示装置4においては、「これはペンです。」に重ねて「ペン」の部分が拡大且つポップアップされて副表示部4eに表示される。
また、図10(a)の例は、上記(5)の設定内容に応じた加工処理を施した場合である。これは、図9の例と同様に、主表示部5に表示される「これはペンです。」という文字画像において、「ペン」の部分の文字画像が視認性が悪いと判断された場合で、副表示装置4においては、「ペン」の文字画像部分のみが拡大されて副表示部4eに表示される。
また、図10(b)の例は、上記(3)の設定内容に応じた加工処理を施した場合である。これも、図9の例と同様に、主表示部5に表示される「これはペンです。」という文字画像において、「ペン」の部分の文字画像が視認性が悪いと判断された場合で、副表示装置4においては、文章としてのつながりが考慮され、「これはペンです。」という文章がそのまま副表示部4eに表示される。しかも、この例では、「ペン」の部分も周りの文字のフォントに合わせて拡大表示される。
また、図10(c)の例は、上記(3)の設定内容に応じた加工処理を施した場合である。これは、主表示部5に表示される「印刷する」という文字画像において、「する」の部分の文字画像が視認性が悪いと判断された場合で、副表示装置4においては、「印刷」という単語とのつながりが考慮されて、「印刷する」という文が副表示部4eに表示される。
また、図10(d)の例は、上記(4)の設定内容に応じた加工処理を施した場合である。これは、主表示部5に表示される読み仮名付きの「水母(くらげ)」という文字画像の読み仮名の部分である「くらげ」の文字画像が視認性が悪いと判断された場合で、副表示装置4においては、「くらげ」の部分だけを副表示部4eに表示するのでは無く、「くらげ」と「水母」の文字画像をそのまま副表示部4eに表示する。
更に、図11に基づき、表示データ処理装置2の動作処理の流れを説明する。図11は、表示データ処理装置2の動作処理を示すフローチャートである。表示データ処理装置2は、CPUにより、ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図11のフローチャートに示す処理を実行するようになっている。
図11に示すように、まずステップS100に移行し、表示データ取得部2bにおいて、データ通信部2aが表示データを受信したか否かを判定し、受信したと判定された場合(Yes)はステップS102に移行し、そうでない場合(No)はステップS122に移行する。
ステップS102に移行した場合は、表示データ取得部2bにおいて、上記受信した表示データを取得し、当該取得した表示データをデータ制御部2dを介してデータ記憶部2eに記憶してステップS104に移行する。
ステップS104では、データ制御部2dにおいて、図示しない入力デバイスを介してシステム利用者から処理の開始指示があったか否かを判定し、あったと判定された場合(Yes)はステップS106に移行し、そうでない場合(No)はステップS100に移行する。
ステップS106に移行した場合は、データ制御部2dにおいて、環境情報は取得済みか否かを判定し、取得済みだと判定された場合(Yes)はステップS108に移行し、そうでない場合(No)はステップS120に移行する。
ステップS108に移行した場合は、データ制御部2dにおいて、データ記憶部2eから指示に該当する表示データを読み出し、当該読み出した表示データを表示データ解析部2fに伝送してステップS110に移行する。
ステップS110では、表示データ解析部2fにおいて、データ制御部2dから受け取った表示データの解析を行い、解析結果及び表示データを視認性判断部2gに伝送してステップS112に移行する。
ステップS112では、視認性判断部2gにおいて、表示データ解析部2fから受け取った解析結果並びに、データ制御部2dを介してデータ記憶部2eから読み出した、視認性判断基準及び環境情報とに基づき、表示データによって構成される画像の視認性の善し悪しを判断し、当該判断結果及び表示データを画像部分データ抽出部2hに伝送してステップS114に移行する。
ステップS114では、画像部分データ抽出部2hにおいて、視認性判断部2gから受け取った判断結果及び表示データに基づき、表示データから視認性の悪いと判断された画像部分のデータを抽出し、当該抽出結果及び表示データをデータ加工部2iに伝送してステップS116に移行する。
ステップS116では、データ加工部2iにおいて、画像部分データ抽出部2hから受け取った抽出結果及び表示データ並びに、加工内容の設定内容に基づき、抽出された画像部分データの加工処理を行うと共に、加工後のデータを副表示装置の扱いやすいデータ形式に変換することで詳細データを生成し、当該生成した詳細データ及び表示データをデータ制御部2dに伝送してステップS118に移行する。
ステップS118では、データ制御部2dにおいて、データ加工部2iから受け取った詳細データ及び表示データを、データ通信部2aを介して、表示データは主表示装置3に送信し、詳細データは副表示装置4に送信してステップS100に移行する。
一方、ステップS106において環境情報が取得されておらずステップS120に移行した場合は、図示しない表示部に環境情報を取得するように促すメッセージを表示してステップS100に移行する。
また、ステップS100において、表示データが取得されずステップS122に移行した場合は、データ制御部2dにおいて、図示しない入力デバイスを介してシステム利用者から処理の開始指示があったか否かを判定し、あったと判定された場合(Yes)はステップS124に移行し、そうでない場合(No)はステップS100に移行する。
ステップS124に移行した場合は、データ制御部2dにおいて、データ記憶部2eに開始指示に該当する表示データが記憶されているか否かを判定し、記憶されていると判定された場合(Yes)はステップS106に移行し、そうでない場合(No)はステップS100に移行する。
更に、図12に基づき、主表示装置3の動作処理の流れを説明する。図12は、主表示装置3の動作処理を示すフローチャートである。ここで、主表示装置3は、CPUにより、ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図12のフローチャートに示す処理を実行するようになっている。
図12に示すように、まずステップS200に移行し、表示データ取得部3bにおいて、データ通信部3aが表示データを受信したか否かを判定し、受信したと判定された場合(Yes)はステップS202に移行し、そうでない場合(No)は受信するまで待機する。
ステップS202に移行した場合は、表示データ取得部3bにおいて、上記受信した表示データを取得してステップS204に移行する。
ステップS204では、表示データ取得部3bにおいて、上記取得した表示データをデータ記憶部3cに記憶してステップS206に移行する。
ステップS206では、画像投射部3dにおいて、表示データに基づき、当該表示データによって構成される画像を主表示部5に光投射表示してステップS200に移行する。
更に、図13に基づき、副表示装置4の動作処理の流れを説明する。図13は、副表示装置4の動作処理を示すフローチャートである。ここで、副表示装置4は、CPUにより、ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図13のフローチャートに示す処理を実行するようになっている。
図13に示すように、まずステップS300に移行し、詳細データ取得部4bにおいて、データ通信部4aが詳細データを受信したか否かを判定し、受信したと判定された場合(Yes)はステップS302に移行し、そうでない場合(No)は受信するまで待機する。
ステップS302に移行した場合は、詳細データ取得部4bにおいて、上記受信した詳細データを取得してステップS304に移行する。
ステップS304では、詳細データ取得部4bにおいて、上記取得した詳細データをデータ記憶部4cに記憶してステップS306に移行する。
ステップS306では、詳細データ表示部4dにおいて、詳細データに基づき、投射表示部4eの液晶パネルの有するアクティブ素子の駆動信号を生成し、当該駆動信号により、アクティブ素子を駆動して液晶の開閉制御をすることで液晶パネルに詳細データの画像を表示してステップS300に移行する。
このようにして、本実施の形態では、表示データによって構成される画像を主表示部5に表示する一方、当該画像に含まれる視認性の悪い画像部分を聴講者毎に用意された副表示装置4の副表示部4eに表示する。
本システム1を、上記したようにプレゼンテーション等に適用することで、発表者の用意した表示データのうち視認性の悪い画像部分だけが聴講者の手元にある副表示装置4の副表示部4eに表示されることになるので、聴講者は、見づらい部分だけを手元の画面で確認し、それ以外の部分を見る場合には主表示部5の表示内容を見ることになる。つまり、必要外の情報を手元の画面に表示させないようにすることで、プレゼンテーション中において、聴講者にはなるべく主表示部5を見るようにさせ、且つ主表示部の表示内容において視認性の悪い部分については手元の画面で簡易に確認できるようにする。
また、上記(1)〜(7)の加工内容に応じた加工処理を視認性の悪い画像部分データに施すことで、副表示部4eへの表示内容を工夫するようにしたので、聴講者は視認性の悪い部分の内容をより簡易に確認することができる。
上記第1の実施の形態において、データ通信部2a、表示データ取得部2b、データ制御部2d及びデータ記憶部2eによって行われる表示データの取得処理及び記憶処理は、発明2、3、4及び19のいずれか1の表示データ取得手段に対応し、ステップS100,S102は、発明36又は発明52の表示データ取得ステップに対応する。また、表示データ解析部2fは、発明2、3、4及び19のいずれか1の表示データ解析手段に対応し、ステップS110は、発明36又は発明52の表示データ解析ステップに対応する。また、視認性判断部2gは、発明1〜4、6、10、19及び21のいずれか1の視認性判断手段に対応する。また、ステップS112は、発明36、38、52及び54のいずれか1の視認性判断ステップに対応する。また、画像部分データ抽出部2hは、発明1〜4、10及び19のいずれか1の画像部分データ抽出手段に対応する。また、ステップS114は、発明36又は発明52の画像部分データ抽出ステップに対応する。また、データ加工部2iは、発明8、9、23及び24のいずれか1の画像部分データ加工手段に対応する。また、ステップS116は、発明40又は発明56の画像部分データ加工ステップに対応する。また、データ通信部2a及びデータ制御部2dによって行われる詳細データの送信処理は、発明8又は発明23の画像部分データ送信手段に対応する。また、ステップS118は、発明40又は発明56の画像部分データ送信ステップに対応する。
また、上記実施の形態において、画像投射部3dによる、表示データに基づく画像の主表示部5への光投射処理は、発明1〜4のいずれか1の画像表示手段に対応する。また、ステップS206は、発明29又は発明45の画像表示ステップに対応する。
また、上記実施の形態において、データ通信部4a、詳細データ取得部4b及びデータ記憶部4cによる、詳細データの取得処理及び記憶処理は、発明3、4及び26のいずれか1の画像部分データ受信手段に対応する。また、ステップS300〜ステップS304は、発明43又は発明59の画像部分データ受信ステップに対応する。また、詳細データ表示部4dは、発明1〜4及び26のいずれか1の画像部分表示手段に対応する。また、ステップS306は、発明43又は発明59の画像部分表示ステップに対応する。
〔第2の実施の形態〕
更に、本発明の第2の実施の形態を図面に基づき説明する。図14〜図は、本発明に係る画像表示システム、主表示装置、表示データ処理装置、副表示装置、主表示装置制御プログラム、表示データ処理装置制御プログラム、副表示装置制御プログラム、主表示装置制御方法、表示データ処理装置制御方法及び副表示装置制御方法の第2の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、本発明に係る画像表示システム、主表示装置、表示データ処理装置、副表示装置、主表示装置制御プログラム、表示データ処理装置制御プログラム、副表示装置制御プログラム、主表示装置制御方法、表示データ処理装置制御方法及び副表示装置制御方法を、図14に示すように、画像表示システム6に適用したものである。
上記第1の実施の形態と異なるのは、主表示部5に画像を投射表示する主表示装置7が、上記第1の実施の形態における主表示装置3及び表示データ処理装置2の機能を有している点である。また、本実施の形態においては、画像面積、文字の画数及び文字色と背景色とにより設定される評価基準を用いた視認性の判断処理を行う点、及び副表示装置4において、副表示部への表示内容を段階的に切り替えることができるようにした点も上記第1の実施の形態と異なる。
以下、上記第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、上記第1の実施の形態と重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
まず、画像表示システム6の構成を図14に基づき説明する。
図14は、画像表示システム6の全体構成を示す図である。
画像表示システム6は、図14に示すように、表示データを取得すると共に、当該取得した表示データを解析し、当該表示データに基づき構成される画像の視認性の善し悪しを判断する等の処理を行うと共に、表示データに基づき構成される画像を主表示部5に光投射する主表示装置7と、表示データに含まれた視認性の悪い画像部分を副表示部に表示する複数の副表示装置4と、主表示装置7から光投射された画像を表示する主表示部5(本実施形態においては、スクリーン)とを含んだ構成となっている。
更に、図15に基づき、主表示装置7の詳細な構成を説明する。図15は、主表示装置7の詳細構成を示すブロック図である。
主表示装置7は、図15に示すように、データ通信部2aと、表示データ取得部2bと、環境情報取得部2cと、データ制御部2dと、データ記憶部2eと、表示データ解析部2fと、視認性判断部2gと、画像部分データ抽出部2hと、データ加工部2iと、画像投射部2jとを含み、データ制御部2dの制御指令に応じて、表示データ取得部2b及び環境情報取得部2cにおいて、表示データ及び環境情報をそれぞれ取得し、表示データ解析部2f、視認性判断部2gにおいて、環境情報及び予め設定された視認性判断基準に基づき、表示データに基づき構成される画像の視認性の善し悪しを判断し、画像部分データ抽出部2hにおいて、視認性の判断結果に基づき表示データから視認性の悪いと判断された画像部分のデータを抽出し、データ加工部2iにおいて、当該抽出した画像部分データ及び表示データに基づき当該画像部分データに加工を施し、データ制御部2dにおいて、当該加工後の画像部分データをデータ通信部2aを介して副表示装置4に送信する一方、その抽出元の表示データに基づき画像投射部2jにおいて、当該表示データによって構成される画像を主表示部5に光投射表示するように構成されている。
画像投射部2jは、データ制御部2dからの指令に応じて、データ記憶部2eに記憶された表示データに基づき、公知の液晶プロジェクタと同様の原理によって、当該表示データによって構成される画像を主表示部5に光投射する機能を有している。具体的な構成については、上記第1の実施の形態における、主表示装置3の画像投射部3dと同様であるので説明を省略する。
以下、図16〜図23に基づき、画像表示システム6のより具体的な動作を説明する。ここでは、上記第1の実施の形態と同様に、製品紹介等のプレゼンテーションに本システム6を適用した場合を例に挙げて説明する。従って、本システム6の実施会場は、主表示部5(大型のスクリーン)が会場の正面に設置され、主表示部5を正面側にして複数の聴講者席が設置され、各聴講者席には、副表示装置4が配設されている。更に、主表示部5の傍には、発表者席が設けられており、発表者は、主表示部5に表示された画像をレーザポインタ等で指しながらプレゼンテーションを進行する。
ここで、図16は、画像面積(ドット数)、スクリーンサイズ及び実施会場における聴講者席の最後部とスクリーンとの間の距離により設定された視認性判断基準を示す図である。また、図17(a)は、主表示部に表示される表示データの画像の一例を示す図であり、(b)は、(a)の画像に含まれる画像部分の情報の一例を示す図である。また、図18(a)及び(b)は、副表示部に表示される画像の一例を示す図である。また、図19は、文字画数、スクリーンサイズ及び実施会場における聴講者席の最後部とスクリーンとの間の距離により設定された視認性判断基準を示す図である。また、図20(a)は、主表示部に表示される表示データの画像の一例を示す図であり、(b)は、(a)の画像に含まれる画像部分の情報の一例を示す図である。また、図21は、副表示部に表示される画像の一例を示す図である。また、図22(a)は、副表示装置4における、表示内容の切り替え時の切り替えボタンの一例を示す図であり、(b)は、表示内容の切り替え内容の一例を示す図であり、図23(a)は、主表示部5に表示される画像の一例を示す図であり、(b)〜(d)は、(a)の表示画像に対して、表示内容の切り替えを行ったときの表示内容の一例を示す図である。
まず、システム利用者は、画像表示システム6の実施環境の情報を図示しない入力デバイスにより入力する。環境情報が入力されると、環境情報取得部2cは、入力された環境情報を取得して、これをデータ記憶部2eに記憶する。本実施の形態においては、主表示部5であるスクリーンのサイズと、スクリーンから聴講者席の最後部までの距離とを環境情報として入力する。つまり、本実施の形態において、視認性判断基準は、図16に示すように、スクリーンのサイズ及びスクリーンから最後部までの距離に、画像面積を対応付けて視認性の善し悪しを判断する基準が設定される。ここで、画像面積とは、表(文字画像を含むが一つの画像として扱われるものを含む)やグラフ等の文字画像以外の画像である。
次に、主表示装置7に、カード型の記憶媒体等が接続されると、表示データ取得部2bは、記憶媒体に記憶された表示データを取得して、当該取得した表示データをデータ制御部2dを介してデータ記憶部2eに記憶する。
システム利用者の指示により処理が開始されると、データ制御部2dは、指定された表示データをデータ記憶部2eから読み出し、これを表示データ解析部2fに伝送する。表示データ解析部2fでは、表示データを解析して、当該表示データによって構成される画像に含まれる画像部分の情報を取得する。ここでは、表示データにより構成される画像が図17(a)に示す内容であり、この画像の解析結果として、図17(b)に示すように、それぞれ画像面積160000、88000、44000の画像「○」、「△」、「□」といった構成情報が得られたとする。この構成情報は、視認性判断部2gに伝送される。視認性判断部2gは、表示データ解析部2fから解析結果を受け取ると、上記入力された環境情報と、図16に示す視認性判断基準と、解析結果とに基づき、図17(a)に示す表示データの画像に含まれる各画像部分毎に視認性の善し悪しを判断する。例えば、スクリーンサイズが80[型]で、最後部席までの距離が25[m]であったとすると、この場合は、図16に示すように、画像面積80000以上の画像が視認可能(視認性が善いと判断される)と判断され、フォントサイズ80000未満の画像が視認不可(視認性が悪いと判断される)と判断される。従って、画像「○」及び「△」は、画像面積がそれぞれ160000及び88000であるので視認性は善いと判断され、一方、画像「□」は、画像面積が44000であり、80000未満であるので視認性は悪いと判断される。
また、例えば、スクリーンサイズが40[型]で、最後部席までの距離が25[m]であったとすると、この場合は、図16に示すように、画像面積の欄が「∞」となる。これは、画像面積に関係なく、画像に含まれる全ての文字画像以外の画像部分の視認性が悪いと判断されることを意味する。なお、視認性の判断結果は、表示データと共に画像部分データ抽出部2hに伝送される。
画像部分データ抽出部2hは、視認性判断部2gから判断結果を受け取ると、当該判断結果に基づき、表示データから視認性の悪いと判断された画像部分のデータを抽出する。なお、抽出された画像部分データは、表示データと共にデータ加工部2iに伝送される。
データ加工部2iは、画像部分データ抽出部2hから画像部分データ及び表示データを受け取ると、加工内容の設定内容に基づき、抽出された画像部分データ及び表示データから画像部分データを加工変換して詳細データを生成する。ここで、設定可能な加工内容は、上記第1の実施の形態における(1)〜(7)と同様である。
また、加工内容に応じて画像部分データの加工が施されると、加工後のデータを、副表示装置4の扱いやすいデータ形式に変換して詳細データを生成する。このようにして、生成された詳細データは、データ制御部2dにおいて、データ通信部2aを介して副表示装置4に送信される。一方、詳細データに対応した表示データに基づき、画像投射部3jにおいて、当該表示データによって構成される画像が主表示部5に光投射表示される。
一方、各聴講者席に配設された副表示装置4は、データ通信部4aを介して表示データ処理装置2から詳細データを受信すると、詳細データ取得部4bにおいて受信した詳細データを取得して、当該取得した詳細データをデータ記憶部4cに記憶する。詳細データ表示部4dは、データ記憶部4cに詳細データが記憶されると、当該記憶された詳細データに基づきアクティブ素子を駆動するための信号を生成し、生成した信号により副表示部4eのアクティブ素子を駆動して詳細データによって構成される画像を副表示部4eの液晶パネルに表示する。
液晶パネルには、視認性判断部2gの判断結果及びデータ加工部2iの加工内容に応じて、画像面積80000未満の画像部分(「□」)の視認性が悪いと判断され、且つ、上記(1)の設定内容に応じた加工が施された場合は、図18(a)に示すように、抽出された画像「□」だけがそのまま副表示部に表示される。一方、画像面積80000未満の画像部分(「□」)の視認性が悪いと判断され、且つ、上記(2)の設定内容に応じた加工が施された場合は、図18(b)に示すように、位置関係を示すサムネイル画像と共に、視認性の悪い画像部分(「□」)が副表示部4eに表示される。
更に、図19に示す判断基準例を用いた処理を説明する。図19に示すように、文字画数、スクリーンサイズ及び実施会場における聴講者席の最後部とスクリーンとの間の距離により視認性判断基準が設定されている。ここで、本実施の形態において、文字画数は漢字のみを対象としたものである。
システム利用者の指示により処理が開始されると、データ制御部2dは、指定された表示データをデータ記憶部2eから読み出し、これを表示データ解析部2fに伝送する。表示データ解析部2fでは、表示データを解析して、当該表示データによって構成される画像に含まれる画像部分の情報を取得する。ここでは、表示データにより構成される画像が図20(a)に示す内容であり、この画像の解析結果として、図20(b)に示すように、それぞれ画数13、19、17、20の文字画像「意」、「識」、「朦」、「朧」といった構成情報がそれぞれ得られたとする。この構成情報は、視認性判断部2gに伝送される。視認性判断部2gは、表示データ解析部2fから解析結果を受け取ると、上記入力された環境情報と、図19に示す視認性判断基準と、解析結果とに基づき、図20(a)に示す表示データの画像に含まれる各画像部分毎に視認性の善し悪しを判断する。例えば、スクリーンサイズが200[型]で、最後部席までの距離が15[m]であったとすると、この場合は、図19に示すように、画数19未満の画像が視認可能(視認性が善いと判断される)と判断され、画数19以上の画像が視認不可(視認性が悪いと判断される)と判断される。従って、文字画像「意」及び「朦」は、画数がそれぞれ13及び17であり、画数19未満であるので視認性は善いと判断され、一方、文字画像「識」及び「朧」は、画数がそれぞれ19及び20であり、画数19以上であるので視認性は悪いと判断される。
また、例えば、スクリーンサイズが40[型]で、最後部席までの距離が25[m]であったとすると、この場合は、図19に示すように、画数の欄が「∞」となる。これは、文字画像(漢字)の画数に関係なく、画像に含まれる全ての文字画像(漢字)の視認性が悪いと判断されることを意味する。なお、視認性の判断結果は、表示データと共に画像部分データ抽出部2hに伝送される。
最終的に、副表示装置4の液晶パネルには、視認性判断部2gの判断結果及びデータ加工部2iの加工内容に応じて、画数19以上の文字画像(「識」及び「朧」)の視認性が悪いと判断され、且つ、上記(1)の設定内容に応じた加工が施された場合は、図21に示すように、抽出された文字画像「識」及び「朧」だけがそのまま副表示部に表示される。
更に、図22及び図23に基づき、画像表示システム6において、副表示装置4の操作により副表示部4eの表示内容を段階的に切り替えることが可能な場合の処理について説明する。本実施の形態において、主表示装置7の操作者が、該装置7において副表示装置4側で段階的な表示をさせる段階表示モードの設定を行うことで、段階的な表示をさせるための詳細データの生成処理が行われる。
主表示装置7は、段階表示モードが設定されると、副表示装置4において、副表示部4eの表示内容の段階的な切り替えを可能とするために、実際のスクリーンから最後部席までの距離に対する、視認性判断基準における該当距離の前後所定範囲の距離に対しても視認性の判断を行う。本実施の形態においては、環境情報として入力された実際の距離に該当する視認性判断基準の距離に対して、当該視認性判断基準において設定されたその前後の距離に対する視認性も判断し、各距離に対する詳細データをそれぞれ生成する。例えば、図22(b)に示す、視認性判断基準において、入力された環境情報から、実施会場におけるスクリーンから最後部席までの距離が8[m]であったとすると、主表示装置7の視認性判断部2gにおいては、8[m]に対する詳細データだけでなく、視認性判断基準に設定されたその前後の距離、5[m]及び10[m]についても視認性を判断し、画像部分データ抽出部2hにおいては、これら各距離の視認性判断結果に基づき、各距離毎に画像部分データを抽出し、データ加工部2iにおいては、画像部分データ抽出部2hの抽出結果に基づいて各距離毎の詳細データを生成する。具体的には、例えば、スクリーンサイズが60[型]で、最後部席までの距離が8[m]であったとすると、この場合は、フォントサイズ10以上の文字画像が視認性が善いと判断され、フォントサイズ10未満の文字画像が視認性が悪いと判断される。ここで、主表示部5の表示内容は、図23(a)に示すような内容であり、表示された画像中の文字画像「AB」はフォントサイズ19で、「CDE」はフォントサイズ9で、「XX」はフォントサイズ8であるとする。主表示装置7は、スクリーンから最後部席までの距離が8[m]の場合は、文字画像「CDE」及び「XX」を視認性が悪いと判断し、副表示部4eの表示内容が図23(c)に示す内容となる詳細データを生成する。一方、スクリーンから最後部席までの距離が5[m]の場合は、文字画像「XX」を視認性が悪いと判断し、副表示部4eの表示内容が図23(b)に示す内容となる詳細データを生成する。更に、スクリーンから最後部席までの距離が10[m]の場合は、全ての文字画像を視認性が悪いと判断し、副表示部4eの表示内容が図23(b)に示す内容となる詳細データを生成する。そして、副表示装置4に対しては、これら生成された3つの詳細データを切り替え可能な状態(例えば、副表示装置4で実行可能な切り替えプログラムを付加する)で送信する。
副表示装置4は、各距離毎に表示内容を切り替え可能な詳細データを受信すると、この詳細データに基づき副表示部4eへの画像表示処理を行う。その結果、副表示部4eには、スクリーンから最後部席までの距離が8[m]の場合に対応した画像(図23(c))と共に、図22(a)に示す切り替えボタンの画像が表示される。システム利用者は、例えば、図示しない副表示装置4に付属のマウスパッド等の入力デバイスによって、この切り替えボタンにおける情報量増に対応したボタン(上三角)をクリック(押下)することで、副表示部4eの表示内容が、最後部席までの距離が10[m]の場合に対応した画像(図23(d))に切り替わり、一方、情報量減に対応したボタン(下三角)をクリック(押下)することで、副表示部4eの表示内容が、最後部席までの距離が5[m]の場合に対応した画像(図23(b))に切り替わる。つまり、図23(b)〜(c)に示すように、切り替えボタンの操作によって、3種類の表示内容を段階的に任意に切り替えることができる。これにより、システム利用者は、自己の視力等に応じて任意に表示内容を切り替えることが可能となるので、システム利用者毎に異なる視認性に柔軟に対応することが可能となる。
更に、図24に基づき、主表示装置7の動作処理の流れを説明する。図24は、主表示装置7の動作処理を示すフローチャートである。主表示装置7は、CPUにより、ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図24のフローチャートに示す処理を実行するようになっている。ここで、図24のフローチャートにおけるステップS400〜ステップS416の処理、並びにステップS422〜ステップS426の処理は、上記第1の実施の形態における、図11のフローチャートにおけるステップS100〜ステップS116の処理、並びにステップS120〜ステップS124の処理と同様であるので説明を省略する。従って、ここでは、ステップS418及びステップS420のみ説明する。
ステップS418では、データ制御部2dにおいて、データ加工部2iから受け取った詳細データを、データ通信部2aを介して副表示装置4に送信し、一方、画像投射部2jに画像投射指示と共に表示データを伝送してステップS420に移行する。
ステップS420では、データ制御部2dからの画像投射指示及び表示データに応じて、画像投射部2jにおいて、表示データに基づき、当該表示データによって構成される画像を主表示部5に光投射表示してステップS400に移行する。
更に、図25に基づき、副表示部4eの表示内容を段階的に切り替えることが可能な場合の副表示装置4の動作処理の流れを説明する。図25は、副表示部4eの表示内容を段階的に切り替えることが可能な場合の副表示装置4の動作処理を示すフローチャートである。
図25に示すように、まずステップS500に移行し、詳細データ取得部4bにおいて、データ通信部4aが詳細データを受信したか否かを判定し、受信したと判定された場合(Yes)はステップS502に移行し、そうでない場合(No)は受信するまで待機する。
ステップS502に移行した場合は、詳細データ取得部4bにおいて、上記受信した詳細データを取得してステップS504に移行する。
ステップS504では、表示データ取得部4bにおいて、上記取得した詳細データをデータ記憶部4cに記憶してステップS506に移行する。
ステップS506では、詳細データ表示部4dにおいて、上記記憶された詳細データが切替機能付詳細データであるか否かを判定し、切替機能付詳細データであると判定された場合(Yes)はステップS508に移行し、そうでない場合(No)はステップS528に移行する。
ステップS508に移行した場合は、切替機能付詳細データに付属の切替プログラムを実行してステップS510に移行する。
ステップS510では、実際の環境情報に該当する詳細データに基づき、投射表示部4eの液晶パネルの有するアクティブ素子の駆動信号を生成し、当該駆動信号により、アクティブ素子を駆動して液晶の開閉制御をすることで液晶パネルに詳細データの画像を表示してステップS512に移行する。
ステップS512では、詳細データ表示部4dにおいて、表示内容の切替ボタンが押下されたか否かを判定し、押下されたと判定された場合(Yes)はステップS514に移行し、そうでない場合(No)はステップS526に移行する。
ステップS514に移行した場合は、詳細データ表示部4dにおいて、上記押下されたボタンが情報量増加ボタンか否かを判定し、情報量増加ボタンであると判定された場合(Yes)はステップS516に移行し、そうでない場合(No)はステップS512に移行する。
ステップS516に移行した場合は、詳細データ表示部4dにおいて、現在の表示内容から増加方向への切替が可能か否かを判定し、可能であると判定された場合(Yes)はステップS518に移行し、そうでない場合(No)はステップS520に移行する。
ステップS518に移行した場合は、詳細データ表示部4dにおいて、現在の表示内容に対して1段階情報量を増加又は減少させる詳細データに基づき、投射表示部4eの液晶パネルの有するアクティブ素子の駆動信号を生成し、当該駆動信号により、アクティブ素子を駆動して液晶の開閉制御をすることで、現在の表示内容に変えて、液晶パネルに情報量増加又は減少に対応した詳細データの画像を表示してステップS512に移行する。
一方、ステップS520に移行した場合は、詳細データ表示部4dにおいて、現在の表示内容に対して、情報量増加に対応した詳細データは無いので、表示内容の切替を拒否してステップS512に移行する。
また、ステップS514において、情報量増加ボタンではなくて情報量減少ボタンが押下されステップS522に移行した場合は、詳細データ表示部4dにおいて、現在の表示内容から減少方向への切替が可能か否かを判定し、可能であると判定された場合(Yes)はステップS518に移行し、そうでない場合(No)はステップS524に移行する。
ステップS524に移行した場合は、詳細データ表示部4dにおいて、現在の表示内容に対して、情報量減少に対応した詳細データは無いので、表示内容の切替を拒否してステップS512に移行する。
また、ステップS512において、ボタンが押下されずステップS526に移行した場合は、詳細データ取得部4bにおいて、データ通信部4aが詳細データを受信したか否かを判定し、受信したと判定された場合(Yes)はステップS502に移行し、そうでない場合(No)はステップS512に移行する。
また、ステップS506において、取得した詳細データが切替機能付きでは無くステップS528に移行した場合は、詳細データ表示部4dにおいて、詳細データに基づき、投射表示部4eの液晶パネルの有するアクティブ素子の駆動信号を生成し、当該駆動信号により、アクティブ素子を駆動して液晶の開閉制御をすることで液晶パネルに詳細データの画像を表示してステップS500に移行する。
このようにして、本実施の形態では、表示データによって構成される画像を主表示部5に表示する一方、当該画像に含まれる視認性の悪い画像部分を聴講者毎に用意された副表示装置4の副表示部4eに表示する。
本システム6を、上記したようにプレゼンテーション等に適用することで、発表者の用意した表示データのうち視認性の悪い画像部分だけが聴講者の手元にある副表示装置4の副表示部4eに表示されることになるので、聴講者は、見づらい部分だけを手元の画面で確認し、それ以外の部分を見る場合には主表示部5の表示内容を見ることになる。つまり、必要外の情報をなるべく手元の画面に表示させないようにすることで、プレゼンテーション中において、聴講者にはなるべく主表示部5を見るようにさせ、且つ主表示部の表示内容において視認性の悪い部分については手元の画面で簡易に確認できるようにする。
また、上記(1)〜(7)の加工内容に応じた加工処理を視認性の悪い画像部分データに施すことで、副表示部4eへの表示内容を工夫するようにしたので、聴講者は視認性の悪い部分の内容をより簡易に確認することができる。
また、副表示装置4において、副表示部4eの表示内容を所定範囲内において段階的に任意に変更できるようにしたので、視力等によって聴講者毎に異なる視認性に柔軟に対応することができる。
上記第2の実施の形態において、データ通信部2a、表示データ取得部2b、データ制御部2d及びデータ記憶部2eによって行われる表示データの取得処理及び記憶処理は、発明2、3、4及び11のいずれか1の表示データ取得手段に対応し、ステップS400,S402は、発明29又は発明45の表示データ取得ステップに対応する。また、表示データ解析部2fは、発明2、3、4及び11のいずれか1の表示データ解析手段に対応し、ステップS410は、発明29又は発明45の表示データ解析ステップに対応する。また、視認性判断部2gは、発明1〜4、6、10、11及び13のいずれか1の視認性判断手段に対応する。また、ステップS412は、発明29、31、45及び47のいずれか1の視認性判断ステップに対応する。また、画像部分データ抽出部2hは、発明1〜4、10及び11のいずれか1の画像部分データ抽出手段に対応する。また、ステップS414は、発明29又は発明45の画像部分データ抽出ステップに対応する。また、データ加工部2iは、発明8、9、15及び16のいずれか1の画像部分データ加工手段に対応する。また、ステップS416は、発明33又は発明49の画像部分データ加工ステップに対応する。また、データ通信部2a及びデータ制御部2dによって行われる詳細データの送信処理は、発明8又は発明15の画像部分データ送信手段に対応する。また、ステップS418は、発明33又は発明49の画像部分データ送信ステップに対応し、画像投射部2jによる、表示データに基づく画像の主表示部5への光投射処理は、発明1〜3及び11のいずれか1の画像表示手段に対応する。また、ステップS420は、発明29又は発明45の画像表示ステップに対応する。また、視認性判断部2g、画像部分データ抽出部2h及データ加工部2iにおいて行われる切替機能付詳細データの生成処理は、発明10又は発明17の段階表示データ生成手段に対応する。また、切替機能付詳細データの生成処理時のステップS412〜ステップS416は、発明35又は発明51の段階表示データ生成ステップに対応する。
また、上記実施の形態において、データ通信部4a、詳細データ取得部4b及びデータ記憶部4cによる、詳細データの取得処理及び記憶処理は、発明3、4及び26のいずれか1の画像部分データ受信手段に対応する。また、ステップS300〜ステップS304は、発明43又は発明59の画像部分データ受信ステップに対応する。また、詳細データ表示部4dは、発明1〜4及び26のいずれか1の画像部分表示手段に対応する。また、ステップS306は、発明43又は発明59の画像部分表示ステップに対応する。また、図示しない入力デバイスの操作及び詳細データ表示部4dによって行われる、副表示部4eの表示内容の切替処理は、発明10又は発明27の表示内容変更手段に対応する。また、ステップS512〜ステップS526は、発明44又は発明60の表示内容変更ステップに対応する。
〔変形例1〕
上記第2の実施の形態においては、主表示装置7に上記第1の実施の形態における表示データ処理装置2及び主表示装置3の機能を持たせるようにしたが、これに限らず、図26に示すように、主表示装置7と主表示部5とを一体化させた構成としても良い。ここで、図26は、画像表示システム8の全体構成を示す図である。
画像表示システム8は、図26に示すように、表示データを取得すると共に、当該取得した表示データを解析し、当該表示データに基づき構成される画像の視認性の善し悪しを判断する等の処理を行い、且つ表示データに基づき構成される画像を主表示部に光投射する主表示装置8と、表示データに含まれた視認性の悪い画像部分を副表示部に表示する複数の副表示装置4とを含んだ構成となっている。
つまり、プロジェクタ内蔵の大型ディスプレイ、大型の液晶ディスプレイ、大型のプラズマディスプレイ等に、上記第1の実施の形態における表示データ処理装置2と同等の機能を内蔵させることで、システム構成を簡易化することが可能である。これにより、コスト低減が望める。
〔変形例2〕
上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態においては、環境情報と対応付けられた視認性判断基準を用いることで、システムの実施環境に応じた視認性の判断を行うようにしたが、これに限らず、視認性判断基準だけで視認性の善し悪しを判断するようにしても良い。また、視認性の判断基準も、上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態で述べた、文字画像のサイズ、文字画像以外の画像のサイズ、文字画像の文字画数に限らず、別の判断基準を用いても良い。
例えば、視認性判断基準を、文字画像の色、その背景色及び色相環により設定する場合の例を説明する。
図27は、視認性判断基準を、文字画像とその背景色と色相環とにより設定する一例を示す図であり、(a)は、色相環を示す図であり、(b)及び(c)は文字画像とその背景色との組み合わせの一例を示す図である。ここで、色相環とは、赤、橙、黄、緑、青、紫に、赤紫を追加し、この7色を環状に配したものである。実際の色相環の表示においては、赤、赤みの橙、黄橙、黄色、黄緑、緑、青緑、緑青、青、青紫、紫、赤紫が環状に連続する。つまり、隣合う色との混色が上記した7色の間を補間する。
図27(a)に示すように、例えば、文字色が黄色であった場合に、その背景色が色相環における黄橙、黄色、黄緑の範囲に含まれる場合において、文字の部分が背景色の黄色成分により影響を受けて両者のコントラストが低下し見づらくなるため、このような場合は視認性が悪いと判断する。一方、黄橙、黄色、黄緑以外の範囲に含まれる場合においては、文字の部分は影響を受けないので視認性が善いと判断する。このように、背景色が色相環において文字画像と同じ色を含む範囲にある場合に視認性が悪いと判断するような視認性判断基準を設定する。つまり、文字画像の背景色が、色相環において、文字画像と同じ色を含む範囲内に該当しないときは、図(b)に示すように、コントラストが高くなり文字画像の視認性は善く、一方、文字画像の背景色が、色相環において、文字画像と同じ色を含む範囲内に該当するときは、図(b)に示すように、コントラストが低くなり文字画像の視認性は著しく悪くなる。
このような視認性判断基準を、上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態における画像表示システムに適用することによって、主表示部の表示情報の中に、文字色とその背景色との組み合わせにより視認性の悪くなる表示内容があった場合に、その部分の画像を副表示部に表示することが可能となるので、このような表示により、システム利用者の表示情報の理解を妨げるのを防ぐことが可能となる。
更に、別の判断基準の例を、図28に基づき説明する。ここで、図28は、画像の重なりに対応して視認性の判断を行う一例を示す図である。
スクリーン等の被表示部に画像を光投射して表示する液晶プロジェクタ等の投射型表示装置においては、PC等を接続して、当該PC上で実行されるアプリケーションの表示画面をそのまま被表示部に投射表示する構成が可能である。このような構成では、PC等を操作することによって、現在表示されている画像の一部に別の画像を重ねて表示したりすることなどが可能である。
例えば、上記第2の実施の形態において、主表示装置7が自己に接続されたPCにおいて実行されるアプリケーションの画面を主表示部5に投射表示可能であるとした場合に、主表示部5に、図28(a)に示すような画像が表示されているとする。このとき、発表者のPCの操作によって、図28(b)に示すように、図28(a)に示す表示内容に重ねて画像220が重ねて表示されると、図28(a)に示す表示内容の一部が重ねて表示された画像220によって見えなくなってしまう。つまり、このようなときに、視認性が悪いと判断するような視認性判断基準を設定すると共に、隠れた部分の表示内容を副表示部に表示する。これにより、主表示部の表示情報の一部が別の画像によって隠れてしまうような状況が発生しても、その部分の画像を副表示部に表示することが可能となるので、このような状況により、システム利用者の表示情報の理解を妨げるのを防ぐことが可能となる。
なお、上記実施の形態において、環境情報として、主表示部5であるスクリーンから最後部席までの距離を用いたが、これに限らず、システムを実施する会場の明るさ、聴講者の視力など、別の情報を環境情報として用いても良い。
また、副表示部4eに視認性の悪い情報を表示する際に、それが主表示部に表示された情報におけるどの部分の情報であるか解り易く表示し、且つ、聴講者が主表示部5に表示された情報をなるべく見るようにする工夫としては、上記実施の形態において述べた方法に限らず、視認性の悪い情報とその周辺の情報を合わせて表示する際に、周辺の情報の解像度を落として表示する等の他の方法を用いても良いし、上記実施の形態において述べた方法と他の方法とを組合わせて用いても良い。
また、聴講者が主表示部5に表示された情報をなるべく見るようにする工夫としては、上記実施の形態において述べた方法以外にも、視認性の悪い情報を副表示部に一定時間だけ表示する、発表者が聴講者に主表示部を見て欲しいときには、その旨を示すメッセージ等を副表示部に表示するなどの他の方法を用いても良いし、上記実施の形態における方法と他の方法とを組み合わせて用いても良い。
また、上記実施の形態において、図11〜13、24及び図25のフローチャートに示す処理を実行するにあたっては、ROMにあらかじめ格納されている制御プログラムを実行する場合について説明したが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAMに読み込んで実行するようにしてもよい。
ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
画像表示システム1の全体構成を示す図である。 表示データ処理装置2の詳細構成を示すブロック図である。 主表示装置3の詳細構成を示すブロック図である。 副表示装置4の詳細構成を示すブロック図である。 フォントサイズ、スクリーンサイズ及び実施会場における聴講者席の最後部とスクリーンとの間の距離により設定された視認性判断基準を示す図である。 (a)は、主表示部に表示される表示データの画像の一例を示す図であり、(b)は、(a)の画像に含まれる画像部分の情報の一例を示す図である。 (a)は、主表示部に表示される表示データの画像の一例を示す図であり、(b)及び(c)は、副表示部に表示される画像の一例を示す図である。 (a)は、画像部分データの加工処理の一例を示す図であり、(b)は加工後に副表示部に表示される内容を示す図である。 (a)、(b)は、画像部分データの加工内容のバリエーションに応じた各表示内容の例を示す図である。 (a)〜(d)は、画像部分データの加工内容のバリエーションに応じた各表示内容の例を示す図である。 表示データ処理装置2の動作処理を示すフローチャートである。 主表示装置3の動作処理を示すフローチャートである。 副表示装置4の動作処理を示すフローチャートである。 画像表示システム6の全体構成を示す図である。 主表示装置7の詳細構成を示すブロック図である。 画像面積(ドット数)、スクリーンサイズ及び実施会場における聴講者席の最後部とスクリーンとの間の距離により設定された視認性判断基準を示す図である。 (a)は、主表示部に表示される表示データの画像の一例を示す図であり、(b)は、(a)の画像に含まれる画像部分の情報の一例を示す図である。 (a)及び(b)は、副表示部に表示される画像の一例を示す図である。 文字画数、スクリーンサイズ及び実施会場における聴講者席の最後部とスクリーンとの間の距離により設定された視認性判断基準を示す図である。 (a)は、主表示部に表示される表示データの画像の一例を示す図であり、(b)は、(a)の画像に含まれる画像部分の情報の一例を示す図である。 副表示部に表示される画像の一例を示す図である。 (a)は、副表示装置4における、表示内容の切り替え時の切り替えボタンの一例を示す図であり、(b)は、表示内容の切り替え内容の一例を示す図である。 (a)は、主表示部5に表示される画像の一例を示す図であり、(b)〜(d)は、(a)の表示画像に対して、表示内容の切り替えを行ったときの表示内容の一例を示す図である。 主表示装置7の動作処理を示すフローチャートである。 副表示部4eの表示内容を段階的に切り替えることが可能な場合の副表示装置4の動作処理を示すフローチャートである。 画像表示システム8の全体構成を示す図である。 視認性判断基準を、文字画像とその背景色と色相環とにより設定する一例を示す図であり、(a)は、色相環を示す図であり、(b)及び(c)は文字画像とその背景色との組み合わせの一例を示す図である。 画像の重なりに対応して視認性の判断を行う一例を示す図である。
符号の説明
1…画像表示システム, 2…表示データ処理装置, 2a…データ通信部, 2b…表示データ取得部, 2c…環境情報取得部, 2d…データ制御部, 2e…データ記憶部, 2f…表示データ解析部, 2g…視認性判断部, 2h…画像部分データ抽出部, 2i…データ加工部, 3…主表示装置, 3a…データ通信部, 3b…表示データ取得部, 3c…データ記憶部, 2j,3d…画像投射部, 4…副表示装置, 4a…データ通信部, 4b…詳細データ取得部, 4c…データ記憶部, 4d…詳細データ表示部, 4e…副表示部

Claims (19)

  1. 表示データに基づき構成される画像を主表示部に表示する一方、当該画像の一部を、前記主表示部とは別の副表示部に表示することが可能な画像表示システムであって、
    前記主表示部に前記画像を表示する画像表示手段と、
    前記表示データに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断する視認性判断手段と、
    前記視認性判断手段の判断結果に基づき、前記表示データから前記画像における視認性の悪い部分のデータを抽出する画像部分データ抽出手段と、
    前記画像部分データ抽出手段によって抽出された前記視認性の悪い部分のデータに基づき構成される画像を、前記副表示部に表示する画像部分表示手段と、を備えることを特徴とする画像表示システム。
  2. 表示データに基づき構成される画像を主表示部に表示する一方、当該画像の一部を、前記主表示部とは別の副表示部に表示することが可能な画像表示システムであって、
    前記表示データを取得する表示データ取得手段と、
    前記主表示部に前記取得した表示データに基づき構成される画像を表示する画像表示手段と、
    前記取得した表示データを解析する表示データ解析手段と、
    前記表示データ解析手段の解析結果と、予め設定された、前記画像の視認性の善し悪しを判断するための視認性判断基準とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断する視認性判断手段と、
    前記視認性判断手段の判断結果に基づき、前記表示データから前記画像における視認性の悪い部分のデータを抽出する画像部分データ抽出手段と、
    前記画像部分データ抽出手段によって抽出された前記視認性の悪い部分のデータに基づき構成される画像を、前記副表示部に表示する画像部分表示手段と、を備えることを特徴とする画像表示システム。
  3. 主表示装置と、副表示装置とを備え、前記主表示装置によって、表示データに基づき構成される画像を主表示部に表示する一方、前記副表示装置によって、前記画像の一部を前記主表示部とは別の副表示部に表示することが可能な画像表示システムであって、
    前記表示データを取得する表示データ取得手段と、
    前記取得した表示データを解析する表示データ解析手段と、
    前記表示データ解析手段の解析結果と、予め設定された、前記画像の視認性の善し悪しを判断するための視認性判断基準とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断する視認性判断手段と、
    前記視認性判断手段の判断結果に基づき、前記表示データから前記画像における視認性の悪い部分のデータを抽出する画像部分データ抽出手段と、
    前記画像部分データ抽出手段によって抽出された前記視認性の悪い部分のデータを、前記副表示装置に送信する画像部分データ送信手段と、を備え、
    前記主表示装置は、
    前記表示データ取得手段によって取得した表示データに基づき構成される画像を前記主表示部に表示する画像表示手段を備え、
    前記副表示装置は、
    前記画像データ送信手段によって送信された前記視認性の悪い部分のデータを受信する画像部分データ受信手段と、
    前記画像部分データ受信手段によって受信した視認性の悪い部分のデータに基づき構成される画像を前記副表示部に表示する画像部分表示手段と、を備えることを特徴とする画像表示システム。
  4. 表示データ処理装置と、主表示装置と、副表示装置とを備え、前記主表示装置によって、表示データに基づき構成される画像を主表示部に表示し、前記副表示装置によって、前記表示データ処理装置において抽出された前記画像の一部を、前記主表示部とは別の副表示部に表示することが可能な画像表示システムであって、
    前記表示データ処理装置は、
    前記表示データを取得する表示データ取得手段と、
    前記取得した表示データを前記主表示装置に送信する表示データ送信手段と、
    前記取得した表示データを解析する表示データ解析手段と、
    前記表示データ解析手段の解析結果と、予め設定された、前記画像の視認性の善し悪しを判断するための視認性判断基準とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断する視認性判断手段と、
    前記視認性判断手段の判断結果に基づき、前記表示データから前記画像における視認性の悪い部分のデータを抽出する画像部分データ抽出手段と、
    前記画像部分データ抽出手段によって抽出された前記視認性の悪い部分のデータを、前記副表示装置に送信する画像部分データ送信手段と、を備え、
    前記主表示装置は、
    前記表示データ処理装置から送信された表示データを受信する表示データ受信手段と、
    前記表示データ受信手段によって受信した表示データに基づき構成される画像を前記主表示部に表示する画像表示手段と、を備え、
    前記副表示装置は、
    前記表示データ処理装置から送信された前記視認性の悪い部分のデータを受信する画像部分データ受信手段と、
    前記画像部分データ受信手段によって受信した前記視認性の悪い部分のデータに基づき構成される画像を前記副表示部に表示する画像部分表示手段と、を備えることを特徴とする画像表示システム。
  5. 前記視認性判断基準は、前記画像に含まれる文字画像のフォントサイズ、当該文字画像とその背景画像との色の組み合わせ、前記文字画像の文字の画数及び前記画像を構成する文字画像以外の画像部分のサイズの情報のうち、少なくとも1つに基づき設定されることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の画像表示システム。
  6. 自システムの実施環境に係る環境情報と、前記視認性判断基準とを予め関連付け、
    前記環境情報を取得する環境情報取得手段を備え、
    前記視認性判断手段は、前記解析結果と、前記視認性判断基準と、前記環境情報とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断することを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載の画像表示システム。
  7. 前記環境情報は、前記主表示部の表示領域のサイズ情報、自システムの実施場所における、前記主表示部の配置位置と、前記副表示部の設置位置又はその近傍との間の距離情報、前記実施場所の明るさ情報及びシステム利用者が前記実施場所における所定位置から前記主表示部を見たときの角度情報のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項6記載の画像表示システム。
  8. 前記表示データ処理装置は、前記視認性の悪い部分のデータを加工する画像部分データ加工手段を備え、
    前記画像部分データ送信手段は、前記画像部分データ加工手段によって加工された視認性の悪い部分のデータを前記副表示装置に送信することを特徴とする請求項3乃至請求項7のいずれか1項に記載の画像表示システム。
  9. 前記画像部分データ加工手段は、前記画像部分データによって構成される画像の表示形式が、前記副表示装置に適切な形式となるように前記視認性の悪い部分のデータを加工することを特徴とする請求項8記載の画像表示システム。
  10. 前記視認性判断基準を種類毎に段階的に設定し、
    前記視認性判断手段は、前記段階的に設定された視認性判断基準に基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断し、
    前記画像部分データ抽出手段は、前記段階的な判断結果に基づき、前記画像における各段階毎に視認性が悪いと判断された部分のデータを抽出し、
    前記抽出した段階毎の前記視認性の悪い部分のデータに基づき、当該視認性の悪い部分のデータの画像の前記副表示部における表示内容を段階的に変更することが可能な段階表示データを生成する段階表示データ生成手段を備え、
    前記副表示装置は、システム利用者の操作に応じて、前記段階表示データに基づき、前記段階毎の前記視認性の悪い部分の前記副表示部における表示内容を、段階的に変更することが可能な表示内容変更手段を備えることを特徴とする請求項3乃至請求項9のいずれか1項に記載の画像表示システム。
  11. 主表示装置と、副表示装置とを備え、前記主表示装置によって、表示データに基づき構成される画像を主表示部に表示する一方、前記副表示装置によって、前記画像の一部を前記主表示部とは別の副表示部に表示することが可能な画像表示システムに適用可能な前記主表示装置であって、
    前記表示データを取得する表示データ取得手段と、
    前記取得した表示データを解析する表示データ解析手段と、
    前記表示データ解析手段の解析結果と、予め設定された、前記画像の視認性の善し悪しを判断するための視認性判断基準とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断する視認性判断手段と、
    前記視認性判断手段の判断結果に基づき、前記表示データから前記画像における視認性の悪い部分のデータを抽出する画像部分データ抽出手段と、
    前記画像部分データ抽出手段によって抽出された前記視認性の悪い部分のデータを、前記副表示装置に送信する画像部分データ送信手段と、
    前記表示データ取得手段によって取得した表示データに基づき構成される画像を前記主表示部に表示する画像表示手段と、を備えることを特徴とする主表示装置。
  12. 表示データ処理装置と、主表示装置と、副表示装置とを備え、前記主表示装置によって、表示データに基づき構成される画像を主表示部に表示し、前記副表示装置によって、前記表示データ処理装置において抽出された前記画像の一部を、前記主表示部とは別の副表示部に表示することが可能な画像表示システムに適用可能な前記表示データ処理装置であって、
    前記表示データを取得する表示データ取得手段と、
    前記取得した表示データを解析する表示データ解析手段と、
    前記表示データ解析手段の解析結果と、予め設定された、前記画像の視認性の善し悪しを判断するための視認性判断基準とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断する視認性判断手段と、
    前記視認性判断手段の判断結果に基づき、前記表示データから前記画像における視認性の悪い部分のデータを抽出する画像部分データ抽出手段と、
    前記画像部分データ抽出手段によって抽出された前記視認性の悪い部分のデータを、前記副表示装置に送信する画像部分データ送信手段と、を備えることを特徴とする表示データ処理装置。
  13. 主表示装置と、副表示装置とを備え、前記主表示装置によって、表示データに基づき構成される画像を主表示部に表示する一方、前記副表示装置によって、前記画像の一部を前記主表示部とは別の副表示部に表示することが可能な画像表示システムに適用可能な前記副表示装置であって、
    外部装置から送信された、前記画像の一部に該当する視認性の悪い部分のデータを受信する画像部分データ受信手段と、
    前記画像部分データ受信手段によって受信した前記視認性の悪い部分のデータに基づき構成される画像を、前記副表示部に表示する画像部分表示手段と、を備えることを特徴とする副表示装置。
  14. 主表示装置と、副表示装置とを備え、前記主表示装置によって、表示データに基づき構成される画像を主表示部に表示する一方、前記副表示装置によって、前記画像の一部を前記主表示部とは別の副表示部に表示することが可能な画像表示システムに適用可能な前記主表示装置を制御するためのプログラムであって、
    前記表示データを取得する表示データ取得ステップと、
    前記取得した表示データを解析する表示データ解析ステップと、
    前記表示データ解析ステップにおける解析結果と、予め設定された、前記画像の視認性の善し悪しを判断するための視認性判断基準とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断する視認性判断ステップと、
    前記視認性判断ステップにおける判断結果に基づき、前記表示データから前記画像における視認性の悪い部分のデータを抽出する画像部分データ抽出ステップと、
    前記画像部分データ抽出ステップにおいて抽出された前記視認性の悪い部分のデータを、前記副表示装置に送信する画像部分データ送信ステップと、
    前記表示データ取得ステップにおいて取得した表示データに基づき構成される画像を前記主表示部に表示する画像表示ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴とする主表示装置制御プログラム。
  15. 表示データ処理装置と、主表示装置と、副表示装置とを備え、前記主表示装置によって、表示データに基づき構成される画像を主表示部に表示し、前記副表示装置によって、前記表示データ処理装置において抽出された前記画像の一部を、前記主表示部とは別の副表示部に表示することが可能な画像表示システムに適用可能な前記表示データ処理装置を制御するためのプログラムであって、
    前記表示データを取得する表示データ取得ステップと、
    前記取得した表示データを解析する表示データ解析ステップと、
    前記表示データ解析ステップにおける解析結果と、予め設定された、前記画像の視認性の善し悪しを判断するための視認性判断基準とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断する視認性判断ステップと、
    前記視認性判断ステップにおける判断結果に基づき、前記表示データから前記画像における視認性の悪い部分のデータを抽出する画像部分データ抽出ステップと、
    前記画像部分データ抽出ステップにおいて抽出された前記視認性の悪い部分のデータを、前記副表示装置に送信する画像部分データ送信ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴とする表示データ処理装置制御プログラム。
  16. 主表示装置と、副表示装置とを備え、前記主表示装置によって、表示データに基づき構成される画像を主表示部に表示する一方、前記副表示装置によって、前記画像の一部を前記主表示部とは別の副表示部に表示することが可能な画像表示システムに適用可能な前記副表示装置を制御するためのプログラムであって、
    外部装置から送信された、前記画像の一部に該当する視認性の悪い部分のデータを受信する画像部分データ受信ステップと、
    前記画像部分データ受信ステップにおいて受信した前記視認性の悪い部分のデータに基づき構成される画像を、前記副表示部に表示する画像部分表示ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴とする副表示装置制御プログラム。
  17. 主表示装置と、副表示装置とを備え、前記主表示装置によって、表示データに基づき構成される画像を主表示部に表示する一方、前記副表示装置によって、前記画像の一部を前記主表示部とは別の副表示部に表示することが可能な画像表示システムに適用可能な前記主表示装置を制御するための方法であって、
    前記表示データを取得する表示データ取得ステップと、
    前記取得した表示データを解析する表示データ解析ステップと、
    前記表示データ解析ステップにおける解析結果と、予め設定された、前記画像の視認性の善し悪しを判断するための視認性判断基準とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断する視認性判断ステップと、
    前記視認性判断ステップにおける判断結果に基づき、前記表示データから前記画像における視認性の悪い部分のデータを抽出する画像部分データ抽出ステップと、
    前記画像部分データ抽出ステップにおいて抽出された前記視認性の悪い部分のデータを、前記副表示装置に送信する画像部分データ送信ステップと、
    前記表示データ取得ステップにおいて取得した表示データに基づき構成される画像を前記主表示部に表示する画像表示ステップと、を含むことを特徴とする主表示装置制御方法。
  18. 表示データ処理装置と、主表示装置と、副表示装置とを備え、前記主表示装置によって、表示データに基づき構成される画像を主表示部に表示し、前記副表示装置によって、前記表示データ処理装置において抽出された前記画像の一部を、前記主表示部とは別の副表示部に表示することが可能な画像表示システムに適用可能な前記表示データ処理装置を制御するための方法であって、
    前記表示データを取得する表示データ取得ステップと、
    前記取得した表示データを解析する表示データ解析ステップと、
    前記表示データ解析ステップにおける解析結果と、予め設定された、前記画像の視認性の善し悪しを判断するための視認性判断基準とに基づき、前記画像の視認性の善し悪しを判断する視認性判断ステップと、
    前記視認性判断ステップにおける判断結果に基づき、前記表示データから前記画像における視認性の悪い部分のデータを抽出する画像部分データ抽出ステップと、
    前記画像部分データ抽出ステップにおいて抽出された前記視認性の悪い部分のデータを、前記副表示装置に送信する画像部分データ送信ステップと、を特徴とする表示データ処理装置制御方法。
  19. 表示データ処理装置と、主表示装置と、副表示装置とを備え、前記主表示装置によって、表示データに基づき構成される画像を主表示部に表示し、前記副表示装置によって、前記表示データ処理装置において抽出された前記画像の一部を、前記主表示部とは別の副表示部に表示することが可能な画像表示システムに適用可能な前記副表示装置を制御するための方法であって、
    前記表示データ処理装置から送信された前記視認性の悪い部分のデータを受信する画像部分データ受信ステップと、
    前記画像部分データ受信ステップにおいて受信した前記視認性の悪い部分のデータに基づき構成される画像を前記副表示部に表示する画像部分表示ステップと、を含むことを特徴とする副表示装置制御方法。
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