JP2006072651A - コンテンツ審査装置、コンテンツ再生装置、およびコンテンツ流通装置 - Google Patents

コンテンツ審査装置、コンテンツ再生装置、およびコンテンツ流通装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 1次コンテンツの著作権者の著作意図を侵害することなく、2次コンテンツを流通させる。
【解決手段】 コンテンツ審査モジュール100、コンテンツ審査装置200にて、2次コンテンツが1次コンテンツの著作権者の著作意図を侵害していないかどうか審査し、審査結果に基づいて、コンテンツ再生装置300は再生を制御し、コンテンツ流通装置400は流通および配信を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、1次コンテンツを参照することにより視聴する、2次コンテンツの審査および流通に関する。
昨今、放送波やインターネットなどを経由して、さまざまな動画、音声などのコンテンツ(以下、コンテンツ)がユーザに提供されている。それらコンテンツの提供を受けるユーザは、それらを録画、録音などの手段を用いて、手元に蓄積し、再生することで、提供されている時間以後においてもユーザの責任において楽しむことができる手段を持ち合わせている。
一方、それら、放送局やCP(Contents Provider)、ISP(Internet Service Provider)、ならびにASP(Application Service Provider)から提供されるコンテンツ(以後、1次コンテンツと呼ぶ)に対し、2次コンテンツ(1次コンテンツそのものを編集もしくは作り直したコンテンツ、あるいは、1次コンテンツそのものを直接編集せず、1次コンテンツの再生をコントロールすることで間接的に編集したコンテンツ)を通じて、コンテンツを視聴して楽しむ手段も提供されている。
これら2次コンテンツは、個人使用などの場合を除いて、その利用に関して原著作権者の承諾が必要であり、承諾された範囲でのみ原コンテンツを利用した創作がなされなければならない。しかし、これら2次コンテンツの管理は、1次コンテンツ著作者、すなわち原著作権者の責任の範囲をはずれ、2次コンテンツの著作権者の責任となり、原著作権者による管理が困難であった。
この問題に対し、特許文献1では、1次コンテンツであるデジタルデータに施された暗号鍵と、1次コンテンツを編集した2次コンテンツへの暗号鍵の両者を用いて、コンテンツを暗号化させたうえで流通させ、再生するときに、両者の鍵を用いて暗号を復号する方法、編集装置、ならびに再生装置について開示している。
特開2003−263521号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方法および装置は、1次コンテンツがあらかじめ1次コンテンツの著作権者によって暗号化されて配布されているコンテンツであることが前提とされている。したがって、1次コンテンツが、各家庭のビデオなどで録画されたテレビ番組のような、本来個人で楽しむためのコンテンツに対し、1次コンテンツの著作権者の意図を守る目的には、効果を成さない。
放送波やインターネットなどを経由して提供される、さまざまな動画、音声などのコンテンツを、家庭で録画ならびに録音する機器はアナログからデジタルへ年々進化している。今後、家庭で蓄積された1次コンテンツに対して、1次コンテンツを家庭で単純に再生するだけではなく、第三者によって、再生の順序やスピード、新たなキャプションなどが付け加えられた2次コンテンツを家庭に提供することにより、各家庭へ新たなコンテンツの楽しみ方を提供する方法も考えられる。このような2次コンテンツであっても、1次コンテンツの著作権者の著作意図は少なくとも守られることが望ましく、その目的を達成するための手段が必要である。
本発明は、上記課題に基づいて創案したものであり、1次コンテンツの著作権者の著作意図を侵害することなく、2次コンテンツを流通させるための、コンテンツ審査装置、コンテンツ再生装置、およびコンテンツ流通装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係るコンテンツ審査装置は、1次コンテンツを参照する2次コンテンツを審査するコンテンツ審査装置であって、2次コンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、前記コンテンツ取得手段にて取得した2次コンテンツに基づいて審査ルールを取得する審査ルール取得手段と、前記コンテンツ取得手段にて取得した2次コンテンツを前記審査ルール取得手段にて取得した審査ルールに基づいて審査する審査手段を備えることを特徴とする。
これにより、2次コンテンツについて審査することが可能となる。
さらに、前記コンテンツ取得手段にて取得した2次コンテンツを構成する構成部品を取得するコンテンツ構成部品取得手段を備え、前記審査手段は、前記取得した審査ルールに基づいて、前記取得したコンテンツの構成部品に対して審査を行なう手段をさらに備える。
これにより、2次コンテンツを構成する部品ごとに審査することが可能となる。
さらに、前記審査手段による審査結果に基づいて、2次コンテンツを修正するコンテンツ修正手段を備える。
これにより、2次コンテンツを適宜修正することが可能となる。
さらに、情報を送受信する送受信手段を備え、前記コンテンツ取得手段は前記送受信手段を通じて2次コンテンツを取得し、前記審査手段は、前記取得した2次コンテンツを審査する、あるいは、前記取得した2次コンテンツを構成する構成部品に対して審査を行なう。
これにより、ネットワークを通じて受信した2次コンテンツに関して審査を行なうことができる。
さらに、前記審査ルールは、1次コンテンツのスポンサーの組み合わせに基づく判断を含む。
これにより、不本意なスポンサーの組み合わせを実現する2次コンテンツの流通を防止することができる。
さらに、前記審査ルールは、1次コンテンツの提供元の情報に基づく判断を含む。
これにより、1次コンテンツの提供元にとって不本意な2次コンテンツの流通を防止することができる。
また、本発明に係るコンテンツ再生装置は、1次コンテンツを参照する2次コンテンツを再生するコンテンツ再生装置であって、コンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、前記コンテンツ取得部にて取得した2次コンテンツの審査を依頼し、前記審査の結果を受け取ってコンテンツを制御するコンテンツ制御手段と、前記コンテンツ制御手段で受け取った前記審査の結果に基づいて前記2次コンテンツを記憶する2次コンテンツ記憶手段と、を備えることを特徴とする。
これにより、適宜2次コンテンツの審査に基づいてコンテンツを制御することが可能となる。
さらに、コンテンツを再生するコンテンツ再生手段と、コンテンツの再生、あるいは制御の状況をユーザに提示する出力手段を備え、前記コンテンツ制御手段は、2次コンテンツを前記コンテンツ再生手段にて再生する前に、前記2次コンテンツの審査を依頼し、前記審査の結果を受け取った後で、前記2次コンテンツを再生し、前記2次コンテンツの再生を前記出力手段に出力する。
これにより、2次コンテンツを再生するたびに2次コンテンツが審査に合格するかどうかを確認することができる。
さらに、前記コンテンツ制御手段が受け取った前記2次コンテンツの審査結果が、合格であるコンテンツを記憶する、審査済み2次コンテンツ記憶手段を備える。
これにより、審査に合格したかどうかによって区別して2次コンテンツを保持することが可能となる。
さらに、審査に合格したコンテンツのみを提供するコンテンツ提供元を記憶するコンテンツ提供元記憶手段を備え、前記コンテンツ制御手段は、前記2次コンテンツを、前記コンテンツ提供元記憶手段に記憶している提供元から取得した場合には、前記コンテンツの審査依頼を行なわず、前記審査済み2次コンテンツ記憶手段に記憶する。
これにより、審査を依頼するまでもなく合格コンテンツを提供してくれると信頼しているコンテンツ提供元からの2次コンテンツまでも審査してしまう手間を省略することができる。
さらに、コンテンツの制御指示を受け付ける制御指示入力受付手段を備え、前記コンテンツ制御手段は、記憶する2次コンテンツの一部あるいは全部を一覧として前記出力手段に出力し、ユーザのコンテンツ選択入力ならびに再生指示を前記制御指示入力受付手段で受け付ける。
これにより、再生する2次コンテンツをユーザが指定することができる。
さらに、前記ユーザによるコンテンツ選択によって選択され再生指示されたコンテンツが、前記審査済み2次コンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツであるとき、前記コンテンツの審査依頼を行なわずにコンテンツの再生を開始する。
これにより、一度審査に合格した2次コンテンツを再び審査することなく再生させることが可能となる。
さらに、前記審査依頼は、外部のコンテンツ審査装置に対して行なう。
これにより、内部に2次コンテンツを審査するための機能を有する必要がなくなる。
あるいは、コンテンツ審査装置を備え、前記審査依頼は、該コンテンツ再生装置に備えた前記コンテンツ審査装置に対して行なう。
これにより、通信することなく、内部で2次コンテンツを審査することが可能となる。
また、本発明に係るコンテンツ流通装置は、コンテンツを流通させるコンテンツ流通装置であって、コンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、前記コンテンツ取得手段にて取得したコンテンツについて、審査依頼し、前記審査の結果、審査に合格したコンテンツだけを送信依頼するコンテンツ管理手段と、前記コンテンツ管理手段からの合格コンテンツの送信依頼に基づいて前記合格コンテンツを送信する送受信手段を備えることを特徴とする。
これにより、審査に合格した2次コンテンツだけを配信することが可能な装置を提供することができる。
さらに、前記コンテンツ取得手段にて取得したコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、前記コンテンツの審査の結果審査に合格したコンテンツだけを記憶する審査済みコンテンツ記憶手段を備え、前記審査済み記憶手段に記憶するコンテンツだけを、外部からアクセス可能な状態にする。
これにより、外部からの2次コンテンツ取得要求に対し、審査に合格しない2次コンテンツを返信できない装置を提供することができる。
さらに、前記コンテンツ管理手段は、前記送受信手段にて、2次コンテンツ付メールの送信依頼を受信したとき、前記メールが含む2次コンテンツを審査依頼し、前記審査の結果を受け取ってから、前記送信依頼の送信先に送信する手段をさらに備える。
これにより、審査に合格した2次コンテンツだけを送信するメールサーバを提供することができる。
さらに、前記審査依頼は、外部のコンテンツ審査装置に対して行なうことを特徴とする。
これにより、内部に2次コンテンツを審査する機能を保持しなくてもよくなる。
あるいは、コンテンツ審査装置を備え、前記審査依頼は、該コンテンツ再生装置に備えた前記コンテンツ審査装置に対して行なう。
これにより、通信することなく、内部で2次コンテンツの審査を行なうことができる。
なお、本明細書中では、1次コンテンツ自体を実際に部分的に削除したり、新たに動画や静止画や音声などの1次コンテンツとは別のコンテンツを付け加えるなどして作成した加工後の1次コンテンツ、ならびに、1次コンテンツ自体には何ら加工をせず、1次コンテンツを参照するのみで1次コンテンツの再生をコントロールし、場合によっては1次コンテンツ以外とは別のコンテンツを用いて1次コンテンツの再生方法を提供するコンテンツ、の両者を2次コンテンツと称する。
以上に示したような手段を用いることによって、1次コンテンツの著作権者の著作意図を侵害することなく、2次コンテンツを流通させることができる。
以下、本発明を実施するための、最良の形態について述べる。
(第一の実施の形態)
図1は、本発明における、コンテンツ審査モジュール100、コンテンツ審査装置200、コンテンツ再生装置300、ならびにコンテンツ流通装置400の関わりを示す図である。
コンテンツ審査モジュール100は、2次コンテンツが、1次コンテンツの著作権者の意図に反したものでないかどうかを審査するモジュールである。審査は、コンテンツ審査モジュール100内部で保持する審査ルールに基づいて行なう、あるいは、必要に応じて、1次コンテンツの著作権者である放送局801に問い合わせる、審査ルールを記憶した審査ルールデータベース802に問い合わせるなどして取得し審査ルールに基づいて行なう。
コンテンツ審査装置200は、コンテンツ審査モジュール100を含み、コンテンツ再生装置300やコンテンツ流通装置400から審査依頼コンテンツ73としてコンテンツを受信し、コンテンツ審査モジュール100を通じて審査した結果である審査通過コンテンツあるいは審査結果72を、送信元である装置に返信する。コンテンツを審査する能力を持たない装置は、このコンテンツ審査装置200に対して審査を希望するコンテンツを、審査依頼コンテンツ73として送信することで、審査が済んだコンテンツを取得することが可能となる。
コンテンツ再生装置300は、2次コンテンツが1次コンテンツの著作権者の著作意図に反したものでないことを確認した後に2次コンテンツの再生を行なう装置である。確認手続きに必要なコンテンツの審査は、コンテンツ再生装置300がコンテンツ審査モジュール100を含み、コンテンツ再生装置300内のコンテンツ審査モジュール100で行なう、もしくは、コンテンツ審査装置200へ審査依頼コンテンツ73として送信し、審査通過コンテンツあるいは審査結果72を受け取ることによって、コンテンツの審査を行なう。このように、コンテンツ再生装置300は、コンテンツの審査を行ってから再生する、あるいはコンテンツが審査済みであることを確認してから再生するため、1次コンテンツの著作権者の意図に反した2次コンテンツが再生されることを防ぐことが可能となる。
コンテンツ流通装置400は、2次コンテンツが1次コンテンツの著作権者の著作意図に反したものでないことを確認した後に、外部からアクセス可能な状態で記憶する、もしくは、2次コンテンツを送信する装置である。確認手続きに必要なコンテンツの審査は、コンテンツ流通装置400がコンテンツ審査モジュール100を含み、コンテンツ流通装置400内のコンテンツ審査モジュール100で行なう、もしくは、コンテンツ審査装置200へ審査依頼コンテンツ73として送信し、審査通過コンテンツあるいは審査結果72を受け取ることによって、コンテンツの審査を行なう。このように、コンテンツ流通装置400は、コンテンツの審査を行ってから、あるいは、コンテンツの審査が済んでいることを確認してから送信を許可するため、1次コンテンツの著作権者の意図に反した2次コンテンツが流通してしまうことを防ぐことが可能となる。
コンテンツ審査モジュール100、ならびにコンテンツ審査装置200について説明する。
図2は、コンテンツ審査モジュール100、ならびにコンテンツ審査装置200の機能構成を示す図である。コンテンツ審査モジュール100は、コンテンツを取得するコンテンツ取得部102、取得したコンテンツを構成する構成部品を取得するコンテンツ構成部品取得部103、コンテンツを審査するためのルールを取得する審査ルール取得部104、コンテンツを審査する審査部101、ならびに審査結果を受けてコンテンツを修正するコンテンツ修正部105で構成される。コンテンツ審査装置200は、コンテンツ審査モジュール100と送受信部201とで構成され、送受信部201でコンテンツ再生装置300ならびにコンテンツ流通装置400からコンテンツの審査依頼を受信し、受信したコンテンツをコンテンツ審査モジュール100で審査し、審査結果あるいは審査に通ったコンテンツを、審査依頼元に返信する。
図3は、コンテンツ審査モジュール100ならびにコンテンツ審査装置200が、コンテンツ審査依頼を受信してから、結果を返信するまでの流れを示す図である。コンテンツ審査装置200は、送受信部201でコンテンツ審査依頼を受信すると(S10101)、コンテンツ審査モジュール100内のコンテンツ取得部102が審査依頼の中からコンテンツを取得し(S10102)、コンテンツ構成部品取得部103は取得したコンテンツの中から、コンテンツがどの部品から構成されるかを分析する(S10103)。その後、審査部101はコンテンツの審査にどの審査ルールを用いるかを決定あるいは取得し(S10104)、審査する(S10105)。審査が終わると、送受信部201は審査結果、あるいは審査を通過したコンテンツを返信する(S10106)。
コンテンツ審査モジュールで審査する2次コンテンツは、参照する1次コンテンツを、放送局stationにて、年(Year)月(Month)日(Date)で指定される日の開始時間(Start)から終了時間(End)までの時間で放送された1次コンテンツと表現することとする。もちろん、この書式に限った2次コンテンツだけでなく、HTML(Hyper Text Markup Language)や、SMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)、BML(Broadcast Markup Language)、XML(eXtended Markup Language)などのように、メディアを参照し、メディアの再生方法を記述することが可能な記述方法であれば、どのようなものでもよい。
図4は、2次コンテンツの一例である。図4の2次コンテンツの例のうち、7301の部分では、2003年10月25日、19時31分00秒から19時31分30秒までの間に日本公共放送という放送局から放送されたコンテンツを参照している。なお、参照するコンテンツにタイトルをつけることができる(Scene−title)。この図4の7301の例では「2回表 ジョー選手満塁ホームラン」としている。このように、ある1次コンテンツを一定時間参照するよう定義した部分をセクションと呼ぶこととし、2次コンテンツは、1つ以上のセクションから構成されるとする。図4の2次コンテンツの例は、3つのセクションから成り立っている。コンテンツ取得部102はこのようなコンテンツを取得し、取得したコンテンツに含まれているセクションを取得するのがコンテンツ構成部品取得部103である。
コンテンツ取得部102が取得したコンテンツをコンテンツ構成部品取得部103が分析した結果、審査するコンテンツは図5に示すように、AからFの6つのセクションから成り立つコンテンツであったとする。審査部101は、この6つのセクションに対して審査を行なっていく。
審査ルールを決定するステップS10104では、どのようなルールで審査を行なうかを決定する。審査には、審査ルール取得部104で保持する審査ルールあるいは外部から取得した審査ルールを用いる。
図6は、審査ルールを決めると、それぞれの審査ルールにのっとって審査を行なう処理の流れを示す図である。審査をスタートさせると(S101051)、審査ルールを一つずつ適用し審査する(S101052、S101053、S101055、S101056)。うち、審査S101053の結果不合格と判断されたものについては、コンテンツ修正部105にて適宜修正S101054を行ってもよい。
審査ルールを決定するステップ(図3のS10104)では、審査ルール取得部104で保持している審査ルールを審査するルールとして決定してもよい。例えば、参照する1次コンテンツを特定できないような、文法エラーを含んだ2次コンテンツでないかを審査する審査ルールを保持してもよい。また、常識の範囲で行える審査の審査ルールを保持しても良い。また、単純に、一つの2次コンテンツが複数の1次コンテンツを参照していないか、や、一つの2次コンテンツが複数の放送局あるいはISPをまたがった1次コンテンツを参照していないか、などを審査してもよい。また、1次コンテンツを放送する放送局側として、特に、民間放送局は、コマーシャル(以下CM)を流すことでスポンサーから番組製作資金をもらうというビジネスモデルを行っており、1次コンテンツを直接的あるいは間接的に編集されることで、視聴者やユーザがCMを見なくなる可能性が高くなることについてとても敏感になっているため、CMが過剰に視聴されないように編集されていないか、を審査するルールなどを持っていてもよい。さらには、2次コンテンツが1次コンテンツを参照する順番が、時系列に逆らったものでないかどうか、や、必要以上に短くされていないか、つまりは、1時間番組であるのに10分しか見られないように参照されていないか、などを審査するルールであっても良い。
審査ルールの例について説明する。
図7は、セクションが参照する1次コンテンツを特定する日付の記述が間違っていないかを審査する処理を示す図である。この処理方法は、審査ルール取得部104が保持していることが望ましい。2次コンテンツのうち、日付が書かれている部分全てに対してこの審査を行なう。この処理(S10111)では、まず記された日付を取得する(S10112)。月は、1月から12月までしかないので、月を表す「month」欄について13以上の数字が記されていた場合は不合格(S101111)とする。「month」欄が2すなわち2月が指定されていた場合、年を表す「year」を調べる(S10114)。「year」がうるう年を示していた場合は、「date」が29より大きいどうか(S10118)、うるう年でなかった場合は「date」が28より大きいかどうかを調べ(S10117)、それぞれ条件を満たす、つまり大きければ不合格(S101111)、満たしていないつまり小さい場合は合格とする(S101112)。「month」が4月、6月、9月、11月を示しているときは「date」が30より大きいかどうかを調べ(S10116)、それ以外の月であれば、「date」が31より大きいかどうかを調べる(S10115)。これも同じく、条件を満たす、つまり大きい場合は不合格(S101111)、満たしていないつまり小さい場合は合格とする(S101112)。
この、日付の審査と同様、ウイルスを含んでいないか、参照する1次コンテンツが視覚や身体に悪影響を及ぼすコンテンツでないか、サブリミナル効果を含んだコンテンツでないか、などを審査しても構わない。
図8は、一つの2次コンテンツ内に含まれる各セクションが、複数のコンテンツを参照していないかどうかを審査する処理を示す図である。一つの2次コンテンツが参照する1次コンテンツは、同一の1次コンテンツであった方が、コンテンツの提供にかかわる利権なども鑑みると、1次コンテンツ提供者にとっては最も無難な方法であると考えられる。この図8の審査は、このような背景の上に成り立つ審査である。審査を開始すると(S10121)、それぞれのセクションに対して(S10122、S10125、S10126)、セクションが参照する番組の情報を取得し(S10123)、後から全てのセクションが参照する番組の情報を比較するために一時的に記憶する(S10124)。そして、全てのセクションについて番組の情報を取得した後で、番組情報同士を見比べ、この2次コンテンツが主として参照する、言い換えれば最も多く参照する1次コンテンツ以外の一次コンテンツを参照しているセクションを不合格とする(S10127)。もし参照する1次コンテンツがそれぞれ一つずつ、あるいは同数ずつ、など、主とする1次コンテンツを特定できない場合は、この審査をとりやめる、あるいは、2次コンテンツ自体を不合格とする、などとしてもよい。
図9は、一つの2次コンテンツ内に含まれる各セクションが、複数の1次コンテンツ提供者、つまり放送局やISPから提供されていないかどうかを審査する処理を示す図である。上記の通り、1つの2次コンテンツが参照する1次コンテンツは、同一であった方が好ましいが、同一でなかったとしても、提供者側にとっては、せめて同じ提供者が提供するコンテンツであった方が好ましいと考えられる。この図9に示す審査は、このような背景の上に成り立つ審査である。審査を開始すると(S10131)、それぞれのセクションに対して(S10132、S10135、S10136)、セクションが参照する番組の提供者、詳しくは放送局やISPなどの情報を取得し(S10133)、後から全てのセクションが参照する提供者の情報を比較するために一時的に記憶する(S10134)。そして、全てのセクションについて提供者の情報を取得した後で見比べ、この2次コンテンツが主として参照する、言い換えれば最も多く参照する1次コンテンツ提供者以外の提供者が提供する1次コンテンツを参照しているセクションを不合格とする(S10127)。提供者がそれぞれ一つずつ、あるいは同数ずつ、など、主とする1次コンテンツ提供者を特定できない場合は、この審査をとりやめる、あるいは、2次コンテンツ自体を不合格とする、などとしてもよい。
以上に説明した図7、図8、図9などの審査内容は、2次コンテンツの内容に関わらず、常識的、倫理的に判断できる内容であり、審査ルール取得部104が保持しておいてよい。さらには、タイトルなどを示す文字列の誤字脱字を審査しても構わない。さらには、公序良俗に反する映像、音声、文章、単語などを排除するよう審査しても構わない。
前述の通り、審査ルール取得部104で保持する審査ルールのみで審査を行っても良いが、より信頼性の高い審査モジュールを構成するためには、製作会社やスポンサー、放送局、1次コンテンツの著作権者などに問い合わせすることが望ましい。審査ルールを外部から取得する際には、審査される2次コンテンツの内容に基づいて、どのルールを用いて審査するのかを決定するとよい。例えば、2次コンテンツが参照する1次コンテンツを提供する放送局ならびにISPに対して審査ルールを問い合わせてもよい。さらには、コンテンツを製作した製作会社や、1次コンテンツのスポンサーに対して問い合わせても構わない。これら問い合わせ時には、2次コンテンツを問合せ先に対して送付するとよい。
図10は、1次コンテンツを提供する放送局、ISPに対して審査ルールを問い合わせる例を示す図である。審査ルール取得ステップがスタートすると(S10141)、審査する2次コンテンツを構成するセクションごとに(S10142、S10146、S10147)、以下の処理を行なう。まず、セクションが参照する1次コンテンツの提供元を取得する(S10143)。これは、図4に示したように、セクションごとに記された提供元を示す「Station」の項目から取得できる。そして、提供元へ参照する1次コンテンツの情報を送付する(S10144)。これは、審査する2次コンテンツをそのまま送付してもかまわないし、該セクションの情報、つまりは、提供日時(図4のYear,Month、Date,Start,End項目)を送付しても良い。そして、提供元から、審査ルールを受信する(S10145)。すべてのセクションについて審査ルールを受信すると、本処理は終了する(S10148)。
このとき、審査ルール取得部104では、提供元ごとに、どこにセクションの情報を送付したらよいか、を記憶しておくことが望ましい。また、提供元では、該審査モジュール100から発せられた審査ルール取得依頼(S10144)に応答して、審査ルールを返信する機能を備えた装置を準備する、あるいは、人手によって該審査モジュール100に対して審査ルールを返信することが望ましい。提供元ではなく、スポンサーや製作会社などに問い合わせを行なうときは、審査ルール取得部104が各1次コンテンツとスポンサー、製作会社の対応付けを記憶し、該セクションを提供するスポンサーあるいは製作会社を、該記憶内容に基づいて検索し、該検索されたスポンサーあるいは製作会社に問い合わせを行っても良い。あるいは、該審査モジュール100からは、セクションの提供元への審査ルール取得依頼を行い、取得依頼された提供元が、対応するスポンサーや製作会社へ、審査モジュール100に代わって審査ルールを取得し、審査モジュール100に対して返信してもかまわない。
図11は、コンテンツ提供時間と審査ルールの対応表の例を示す図である。例えば、図11のように、コンテンツの提供開始時刻(最左列「START」)、提供終了時刻(第二列「END」)と関連付けて審査ルール(最右列「RULE」)のように、コンテンツ提供時間と審査ルールの対応表を記憶しているとする。審査ルールの取得先は、審査ルール取得部104からの審査ルール取得要求を受け取って、審査ルールを審査ルール取得部104へ返送する。審査ルール取得要求は、例えば、審査する2次コンテンツが参照する1次コンテンツの提供時間を審査ルール取得先に送信すればよい。例えば、図4に示した例を用いれば、図4の7301を審査するために、審査ルール取得部104は2003年10月25日19時31分という情報を送信し、審査ルール取得先は、受信した2003年10月25日19時31分という情報を図11のコンテンツ提供時間と審査ルールの対応表と照らし合わせ、「野球」という審査ルールを返信する。野球の審査ルールであれば、例えば、サッカーのCMが入らないこと、中継される球団以外のスポンサーのCMを挿入しないこと、以降の提供予定の野球コンテンツの情報を挿入すること、などが考えられ、ニュースの審査ルールであれば、より詳細なニュースコンテンツの紹介CMや、URLの紹介を挿入するようなルールなどが考えられる。「イケイケ!」のように、個々の番組向けに審査ルールが決められていてもよい。ここで、審査ルール取得先は、審査ルール取得要求に含まれていたコンテンツの提供時間に対応する審査ルールを記憶していなかった場合、「審査ルールはありません」と返信してもよい。また、各コンテンツ提供時間に審査ルールは一つとは限らず、二つ以上あってもよい。審査ルール取得先は、コンテンツを提供する提供元である放送局やISPが各々行ってもよいし、複数放送局や複数ISPのコンテンツに関する審査ルールをまとめて管理するサービス事業者が行ってもよい。
図12は審査ルールの記述方法の一例を示す図である。この例は7311に示した「日本公共放送(Station)で2003年(Year)10月(Month)25日(Date)の19:00:00(Program−Start)から21:00:00(Program−End)に放送されたコンテンツ」に対する審査ルールであることを明示している。7312に示した<Required Part>は、「2次コンテンツを作るときに、削られてはならない部分」を列挙することを示すタグである。このタグ以降、次のタグが出現するまでに記述された「Start」で記された時刻と「End」で記された時刻の間が、審査する2次コンテンツで削られていたら審査不合格と扱うよう規定している。7313に示した<Required CM>は、「2次コンテンツに必ず含まれていなければならないCM」を列挙することを示すタグである。このタグ以降、次のタグが出現するまでに記述されたスポンサー名のCMが削られていたら不合格と扱うよう規定している。7314に示した<Newly Insert CM>は、「2次コンテンツに新たに含めるCM」を列挙することを示すタグである。このタグ以降、次のタグが出現するまでに記述されたスポンサー名のCMを新たに2次コンテンツに追加するよう規定している。これは元々2次コンテンツにないCMであるので、コンテンツ修正部105にて<Newly Insert CM>で記されたCMが追加されることを期待する。7315に示した<Forbidden Part>は、「2次コンテンツに含めてはならない部分」を列挙することを示したタグである。このタグ以降、次のタグが出現するまでに記述された「Start」で記された時刻と「End」で記された時刻の間が、審査する2次コンテンツで含まれていたら審査不合格と扱うよう規定している。7316に示した<Forbidden Word>は、「2次コンテンツに含めてはならない単語」を列挙することを示したタグである。このタグ以降、次のタグが出現するまでに記述された単語が、審査する2次コンテンツで含まれていたら審査不合格と扱うよう規定している。上記のルールの決め方、記述の方法はあくまで一例である。他にも、各セクションの長さの最大値や最小値、一定時間に入れることができるセクションの数の指定、あるいは最大個数、最小個数、2次コンテンツの作成日の上限、下限(ある日以前に作成された2次コンテンツは不合格など)、2次コンテンツを見る視聴者の年齢制限、セクションの前後関係などのルールがあってもよい。
図13は、図12に示したような審査ルールがあった場合、どのように審査処理されるかについて、説明する図である。審査項目がN個の審査ルールについて審査を開始するとする(S101501)。ここで、審査項目とは、例えば、図12の7312に含まれる「Start 19:15:30 End 19:15:45」などで示される、審査すべき項目を指すこととする。例えば、図12の7312に含まれる審査項目は2つ、7314に含まれる審査項目は1つである。全ての審査項目について、以下の処理を行なう(S101502、S101509、S101510)。まず、審査項目の性質を取得する(S101503)。ここで、審査項目の性質とは、審査する2次コンテンツに項目があるべきなのか、あってはならないのか、などを指すこととする。例えば、図12の7312は、必要とする部分を示すので「あるべき」、7315はあってはならない部分なので「あってはならない」となる。7314は<Newly Insert>なので、会ってもかまわないが、なければ挿入するので、「あってはならない」と分類するとよい。審査項目の性質が「あるべき」つまり、<Required>のときは、該項目が示す部分やCMがあるかどうかをチェックし(S101505)、あれば合格(S101508)、なければ不合格(S101507)とする。審査項目の性質が「あってはならない」つまり<Forbidden>や<Newly>ならば、該項目が示す部分やCMがないことを確認し(S101506)、なければ合格(S101508)、あれば不合格(S101507)とする。なお、不合格S101507のとき、不合格項目であったことを記憶しておく。これら処理を全ての審査項目に対して行って、処理を終了する(S101511)。
この処理の流れに従って、図4に示した2次コンテンツのセクション7301に基づいて該2次コンテンツ全体を審査する様子を説明する。セクション7301に基づいて、図12の審査ルールを取得したとする。図12の審査ルールは、7316に一つの審査項目を含んでいたと仮定して、合計で7個の審査項目を含んでいる。よって、図13のループ(S101502〜S101509)は7回行なう。最初の審査項目は、7312に示したRequired Partの「Start:19:15:30、End:19:15:45」である。性質は「Required」なので(S101504)、該項目によって示された部分があるかどうかを調べる(S101505)。該2次コンテンツは該審査項目によって示された部分を含まないので、「不合格」(S101507)へ進み、不合格であったことを記憶する。次の審査項目である同じくRequired Part の「Start:19:55:00、End:19:56:00」は、該コンテンツの2つめのセクションが、条件を満たしているので、「合格」(S101508)と判断される。以下、7313であるRequiredCMの二つの審査項目は、該コンテンツが条件を満たさないので、不合格、7314であるNewlyInsertCMも不合格、7315であるForbiddenPartは、じょうけんを満たすので合格、ForbiddenWordも条件を満たすので合格、とする。
審査部101にて前記に示したような審査ルールに則って審査をした結果、不合格と判断されたセクションあるいは2次コンテンツをコンテンツ修正部105ができる限り修正する。例えば、審査の過程で発見した誤字脱字など、常識的に判断してどう修正すべきかが明らかな場合は、適宜修正すればよい。このときは、修正方法をコンテンツ修正部105が保持していることが望ましい。また、審査ルール取得部104に保持する審査ルールに基づいた修正方法は、少なくともコンテンツ修正部105が保持していることが望ましい。これ以外の、修正方法が明らかでない場合には、セクションを不合格とする。その結果、図14の722に示したように、合格のセクション、不合格のセクションが出現した場合、修正部105は、不合格のセクションを削除し、723のように編集しても構わない。もちろん、722のままにしておいてもよいことは言うまでもない。
図14は、審査の結果を、審査依頼元に返信する例を示す図である。721は、各セクションがそれぞれ合格か不合格かのみを通知する例である。この例では、コンテンツ内の審査結果詳細を示す「CHECK_DETAIL」の後に、合格のセクションには「P」を、不合格のセクションには「F」を割り当てている。722は、コンテンツの中に合格か不合格かを記入してコンテンツごと返信する例である。723は、不合格のセクションを削り、合格のセクションのみを残したコンテンツとして返信する例である。724は、各セクションの審査結果だけでなく、コンテンツ全体として合格か不合格かについても返信する例である。例えば、コンテンツを構成するセクションの過半数が不合格ならば、コンテンツ全体も不合格とする、あるいは、コンテンツを構成するセクションのうち一つでも不合格のセクションがあればコンテンツ全体を不合格とする、などの審査ルールを設けていた場合などに使用することができる。724では、コンテンツ全体の審査結果「CHECK_RESULT」の後に合格ならば「PASS」、不合格ならば「FAIL」とし、後に、721にも示した、各セクションの合否を記している。724において、各セクションの合否は特に記さなくてもよい。722、723において、コンテンツのセクションに記入する例を図15に示した。このように、セクションの中に、「Check」という審査結果の記入欄を設け、セクションが審査に合格ならば「PASS」、不合格ならば「FAIL」と記入すればよい。図15に示したセクションは「Check」欄に「PASS」と記入されているので、合格したセクションであることを示している。
審査は、必ずしもセクションごとに合格不合格を決めて行なう必要もない。例えば、それぞれのセクションごとに点数をつけ、その合計点から2次コンテンツ全体の合否を決定してもよい。
以上に挙げた例のような、審査結果あるいは審査通過コンテンツを、コンテンツ審査装置200は送受信部201から、審査依頼の送信元に返信する(図3S10106)。
図16は、一般的な計算装置の構成を示す図であり、メモリ501、CPU502、不揮発性メモリ503、ネットワーク接続回路504、ディスプレイやスピーカーなどの出力部505、マウスやキーボード、マイクなどの入力部506、タイマー508、放送受信用チューナー507から構成され、それぞれがバス500によって接続されている計算装置である。コンテンツ審査装置200はこのような一般的な計算装置によって構成することが可能である。コンテンツ審査モジュール100を構成する審査部101、コンテンツ取得部102、コンテンツ構成部品取得部103、審査ルール取得部104、コンテンツ修正部105はそれぞれCPU502もしくはメモリ501で、送受信部201はネットワーク接続回路504で構成することが可能である。よって、少なくとも、メモリ501、CPU502、ネットワーク接続回路504があればよい。
コンテンツ再生装置300について説明する。
図17は、コンテンツ再生装置300の機能構成を示す図である。コンテンツ再生装置300は、コンテンツ流通装置400あるいはそれ以外のサーバ装置803などからコンテンツ取得部302を用いて1次コンテンツならびに2次コンテンツを受信、取得し、1次コンテンツは1次コンテンツ記憶部307に、2次コンテンツは2次コンテンツ記憶部304にそれぞれ記憶する。コンテンツ提供元記憶部305には、コンテンツ審査モジュール100を通過するレベルあるいは、すでに通過したコンテンツのみを流通させる装置やサーバを記憶する。コンテンツ提供元記憶部305で記憶する情報は、サーバおよび装置あるいはサービス事業者を一意に特定できる情報でよく、例えば、名前、名称、アドレス、などで十分である。
コンテンツ再生装置300は、コンテンツ提供元記憶部307に記憶されているサーバや装置から取得したコンテンツは、審査を通過したコンテンツであると判断する。審査を通過したと判断されたコンテンツは、コンテンツ記憶部304内の審査済み2次コンテンツ記憶部3041に記憶する。コンテンツ制御部301は、制御指示入力受付部306で2次コンテンツの選択と再生指示を受け付けると、選択されたコンテンツを2次コンテンツ記憶部304あるいは審査済み2次コンテンツ記憶部3041から読み出す、あるいはコンテンツ流通装置400またはそれ以外のサーバ装置803からコンテンツを受信し、再生準備を行なう。
再生準備は大きく二つに分かれる。再生制御しようとするコンテンツが、審査済み2次コンテンツ記憶部3041から読み出したコンテンツである場合、または、コンテンツ流通装置400から受信したコンテンツである場合には、そのままコンテンツ再生部303にて再生を開始する。再生制御しようとするコンテンツが、審査済み2次コンテンツ記憶部3041でない2次コンテンツ記憶部304から読み出したコンテンツである場合、または、コンテンツ流通装置400以外のサーバ装置803から受信したコンテンツである場合は、まずコンテンツ審査モジュール100で審査、または、コンテンツ審査装置200にコンテンツ審査を依頼し、結果に基づいて、コンテンツ再生部303で再生する、もしくは、所定の処理を行なう。コンテンツ再生装置300は、コンテンツ審査結果を、図14に示したような形で受け取る。コンテンツの再生、処理の報告などをユーザに提示するために、コンテンツを再生した映像や音声、処理メッセージなどを出力部308に出力し、ユーザに提示する。
図18は、コンテンツ再生装置300が、コンテンツを取得した時の処理の流れを示す図である。コンテンツを取得すると(S30101)、そのコンテンツが既に審査されたものかどうかによって処理を変える。本実施例では、コンテンツがコンテンツ流通装置400から取得したコンテンツであれば、審査済みであると判断する(S30102)。コンテンツがコンテンツ流通装置400から受信したものであった場合つまり審査済みの場合(S30102でyes)、コンテンツを審査済み2次コンテンツ記憶部3041に記憶する(S30103)。コンテンツ流通装置400以外から受信したものであった場合つまり審査がまだ済んでいない場合(S30102でno)、コンテンツ審査モジュール100で審査、または、コンテンツ審査装置200にコンテンツ審査を依頼し結果を受け取る(S30104)。そして、コンテンツ制御部301は、審査結果に基づいて処理を変える(S30105)。
合格だった場合、つまり、コンテンツ全体の審査合否結果(図14724のCHECK_RESULT)が合格だった場合、あるいは、コンテンツに含まれるセクションがすべて審査に合格であった場合、コンテンツを審査済み2次コンテンツ記憶部3041に記憶する(S30108)。一方不合格であった場合、修正を行なう(S30106)。修正処理S30106の後、コンテンツが合格するように修正できた場合(S30107でYES)、審査済み2次コンテンツ記憶部3041に記憶する(S30108)。合格するように修正できなかった場合(S30107でNO)、2次コンテンツ記憶部304に記憶する(S30109)あるいは、どこにも記憶せずに(S30109を省略して)処理を終了しても良い。修正処理S30106は、例えば、図14の724に示したように、セクションごとに合否が通知されたときは、図14の723のように、審査に通過したセクションのみを残すように編集すればよい。修正後、合格できるかどうかを判断する処理S30107では、S30105と同様に、コンテンツ全体の審査合否結果(図14724のCHECK_RESULT)が合格となっているかどうか、あるいは、コンテンツに含まれるセクションがすべて審査に合格であるかどうか、を調べると良い。もし、S30107にて、コンテンツ全体の審査合否結果(図14724のCHECK_RESULT)が合格となっているかどうかを調べるのであれば、その前の修正処理S30106では、無事に修正できたときに、コンテンツ全体の審査合否結果(図14724のCHECK_RESULT)を合格(PASS)と書き換えることが望ましい。
ユーザは、本発明のコンテンツ再生装置300が記憶している1次コンテンツ、あるいは、2次コンテンツを視聴する。よって、コンテンツ再生装置300は、記憶している1次コンテンツあるいは2次の一覧をユーザに提示し、ユーザに選択を促し、ユーザのコンテンツ選択に基づいて、選択されたコンテンツを再生する。コンテンツ再生装置300が、審査済み2次コンテンツ記憶部3041および2次コンテンツ記憶部304に記憶している2次コンテンツを、ユーザに提示する例を示す。例えば、図19は、コンテンツ制御部301が、審査済み2次コンテンツ記憶部3041および2次コンテンツ記憶部304に記憶している2次コンテンツの中で、同じ1次コンテンツを参照している2次コンテンツを収集し、参照する1次コンテンツのタイトルを提示し(3001)、2次コンテンツのタイトルを提示する(3002)例を示している。このとき、コンテンツ制御部301が、同じ1次コンテンツを参照する2次コンテンツを収集しなくとも、審査済み2次コンテンツ記憶部3041および2次コンテンツ記憶部304が、それぞれ、参照する1次コンテンツごとに関連付けて2次コンテンツを記憶していても構わない。一方、同じ1次コンテンツを参照しない2次コンテンツ同士を提示しても構わない。ユーザは、いずれかの方法で提示された2次コンテンツの一覧の中から、制御信号を発することができる入力装置を用いて、2次コンテンツを選択する。コンテンツ制御部301は制御指示入力受付部306を通じて、この入力装置からの制御信号を受け取り、どのコンテンツが選択されたかを判断する。さらに、コンテンツ制御部301は、制御指示入力受付部306を通じて、入力装置からの再生指示を受け取る。コンテンツ制御部301は、一旦コンテンツ選択入力を受け付けた後で新たに再生指示入力を受け付けてもよいし、コンテンツ選択入力を、そのまま再生指示であると判断しても構わない。
図20は、コンテンツ再生装置300が、再生指示を受けたときの処理の流れを示す図である。コンテンツ再生装置300はコンテンツの再生指示を受けると(S30201)、その再生指示を受けたコンテンツが既に審査されたものかどうかによって処理を変える(S30202)。本実施例では、再生指示を受けたコンテンツが、コンテンツ流通装置400から取得したコンテンツである、あるいは、審査済み2次コンテンツ記憶部3041から取得したコンテンツであれば、審査済みであると判断する。ここで、再生指示を受けたコンテンツが審査済みであると判断されると(S30202でYES)、再生をスタートする(S30203)。再生指示を受けたコンテンツが審査済みでないと判断されると(S30202でNO)、コンテンツ審査モジュール100で審査、または、コンテンツ審査装置200にコンテンツ審査を依頼し結果を受け取る(S30204)。審査の結果、合格であった場合は再生する(S30208)。審査の結果、不合格であった場合、つまり、コンテンツ全体の審査合否結果(図14724のCHECK_RESULT)が合格だった場合、あるいは、コンテンツに含まれるセクションがすべて審査に合格であった場合、修正処理を行なう(S30206)。そして、修正処理S30206で処理された結果、合格するように修正されたら(S30207でYES)、再生する(S30208)。修正処理S30206の結果、合格するように修正できなかった場合(S30207でNO)、2次コンテンツ記憶部304に記憶する(S30210)、あるいは、どこにも記憶せずに処理を終了してもかまわない。修正ステップS30206、合格できるかどうか確認するステップS30207の動作は、図18の処理の流れの説明で行ったもの(図18のS30106,S30107)と同様であるため、説明は割愛する。再生ステップS30208にて再生された後、再生したコンテンツを審査済み2次コンテンツ記憶部に記憶する(S30209)。
再生するコンテンツが、審査に合格しなかった場合の処理の一例、つまり、図18に示した修正ステップS30106、図20に示した修正ステップS30206の処理について説明する。修正ステップS30106、S30206は、図5に示したような6つのセクションで成り立つ2次コンテンツを審査依頼した結果、図14の721のような結果を受け取ったとする。このとき、不合格とされたセクションである、BとEとFを該2次コンテンツから削除すると良い。削除した結果は723に示したような形になる。または、削除せずとも、該2次コンテンツに「CHECK_RESULT」の欄を設け、修正ステップS30106,S30207では合格であることを示すために「CHECK_RESULT=PASS」と記入しておき、再生時に不合格のセクションを飛ばすように再生してもかまわない。
図21は、前記の再生時の取り扱いについての例を示す図である。図14の724のように、コンテンツ全体としては不合格(CHECK_RESULT=FAIL)だが、コンテンツを構成するセクションそれぞれは、合格のセクションもあれば不合格のセクションもあるという場合、修正ステップS30106ならびにS30206は、前述のように、まず「CHECK_RESULT」の値を「PASS」に修正する。修正された2次コンテンツの例を302061に図21の302061に示した。1番目、3番目、4番目のセクションが審査に合格しているので、コンテンツ制御部301は、それ以外のセクションである2番目、5番目、6番目のセクションを飛ばして再生を行なう。302061の右側の矢印のように再生を進めるよう、コンテンツ再生部303に指示する。そのほか、再生するコンテンツが審査に合格しなかった場合、そのコンテンツの再生は行なわないとしてもよい。コンテンツが審査に合格しなかったために再生を行なわないならば、「不正なコンテンツなので、再生を中止します」など、再生を行なわない理由などをユーザに提示することによって、再生しないことを明示することが望ましい。
コンテンツ再生装置300は、図16に示したような一般的な計算装置によって構成することが可能である。コンテンツ審査モジュール100、コンテンツ制御部301、コンテンツ再生部303はそれぞれCPU502もしくはメモリ501で、コンテンツ取得部302はネットワーク接続回路504、法送受信用チューナー507ならびにCPU502またはメモリ501で、2次コンテンツ記憶部304、審査済み2次コンテンツ記憶部3041、コンテンツ提供元記憶部305、1次コンテンツ記憶部307はそれぞれ不揮発性メモリ503もしくはメモリ501で、制御指示入力受付部306は入力部506で、出力部308は出力部505で、それぞれ構成することが可能である。
コンテンツ流通装置400について説明する。
図22は、コンテンツ流通装置400の機能構成を示した図である。コンテンツ流通装置400は、コンテンツ流通装置400内のコンテンツ審査モジュール100もしくは、コンテンツ審査装置200に対して、2次コンテンツの審査を依頼し、審査に合格した2次コンテンツを配信する装置である。ここで、「配信する」とは、外部からアクセス可能な形で記憶すること、あるいは、メールとして発信することを指すこととする。コンテンツ管理部401は、コンテンツ取得部4011にてコンテンツを取得する。コンテンツ流通装置400がメールサーバとして機能するときには、送受信部403にて2次コンテンツを含んだあるいは添付したメール(以降、2次コンテンツ付メール)を受信し、受信した2次コンテンツ付メールからコンテンツ取得部4011にて2次コンテンツ付メールが含む2次コンテンツを取得する。コンテンツ管理部401は、コンテンツを取得すると、コンテンツ流通装置400内のコンテンツ審査モジュール100もしくは、コンテンツ審査装置200に対して、取得したコンテンツの審査を依頼する。審査の結果、合格であった場合には審査済みコンテンツ記憶部4021に記憶、不合格の場合にはコンテンツ記憶部402に記憶する。本コンテンツ流通装置400は、審査済みコンテンツ記憶部4021だけが外部からアクセス可能であるとする。また、コンテンツ流通装置400がメールサーバとして機能し、審査したコンテンツがメールに添付されたあるいは含まれたコンテンツであった場合には、コンテンツが審査に合格したときにはコンテンツを添付したまま、あるいは含めたままで送信部403から送信するが、不合格であった場合には、所定の処理によりメールを加工し、送受信部403から送信する。
コンテンツ流通装置400が、コンテンツを取得したときの処理を図23に示す。コンテンツ流通装置400がコンテンツを取得する、とは、例えば、コンテンツ流通装置400がWWWサーバとして機能するときに、外部の装置あるいはユーザから、コンテンツの公開依頼を受けた、つまりコンテンツ流通装置400の外部からアクセス可能な記憶媒体あるいは記憶装置にコンテンツを記憶してほしい、という依頼により、コンテンツを受信したとき、などが挙げられる。コンテンツ取得部4011がコンテンツを取得すると(S40101)、コンテンツ管理部401は取得したコンテンツが審査済みかどうかを判断する(S40102)。審査済みと判断すると(S40102でYES)コンテンツを審査済みコンテンツ記憶部4021に記憶する(S40103)。審査済みでないと判断すると(S40102でNO)、コンテンツ流通装置400内のコンテンツ審査モジュール100もしくは、コンテンツ審査装置200に対して、取得したコンテンツの審査を依頼する(S40104)。ここで、審査済みであるかどうかを判断する方法については、第二の実施の形態で説明する。本実施例では、審査済みかどうかを判断する方法を持たず、S40102からS40104までのステップを省略する。したがって、本実施例では、コンテンツを取得するステップS40101の次のステップは審査依頼S40104となる。審査依頼S40104を行なった後、受け取った審査結果に基づいて処理を行なう(S40105)。審査の結果、コンテンツは合格であるとき、取得したコンテンツを審査済みコンテンツ記憶部4021に記憶する(S40108)。取得したコンテンツが不合格であるとき、修正処理を行なう(S40106)。そして、修正ステップS40106で、合格するように修正ができた場合は(S40107でYES)審査済みコンテンツ記憶部4021に記憶する(S40108)。合格するように修正できなかった場合は(S40107でNO)、2次コンテンツ記憶部402に記憶する。この修正ステップS40106ならびに、合格するように修正されたか確認するステップS40107は、前述の、コンテンツ再生装置300における図18の処理の流れの説明で行ったもの(図18のS30106,S30107)と同様でよいため、説明を繰り返さない。
コンテンツ流通装置400が、コンテンツの送信指示を受けたときの処理の流れを図24に示す。コンテンツ流通装置400がメールサーバとして機能し、2次コンテンツ付メールの送信依頼を受けたときが、これにあたる。コンテンツ流通装置400が、2次コンテンツ付メールの送信依頼つまり送信指示を受けると(S40201)、メールに含まれていた2次コンテンツについて、審査済みかどうかを判断する。審査済みと判断すると(S40202でYES)コンテンツを審査済みコンテンツ記憶部4021に記憶する(S40203)。審査済みでないと判断すると(S40202でNO)、コンテンツ流通装置400内のコンテンツ審査モジュール100もしくは、コンテンツ審査装置200に対して、取得したコンテンツの審査を依頼する(S40204)。ここで、審査済みであるかどうかを判断する方法については、第二の実施例で説明する。本実施例では、審査済みかどうかを判断する方法を持たず、S40202からS40204までのステップを省略する。したがって、本実施例では、2次コンテンツ付メールの送信依頼ステップS40201の次のステップは審査依頼S40204となる。審査依頼S40104を行なった後、受け取った審査結果に基づいて処理を行なう(S40205)。審査の結果、コンテンツが合格したとき、送信依頼を受けた2次コンテンツ付メールを送信する(S40208)。審査の結果、コンテンツが不合格であったとき、該コンテンツを修正する(S40206)。その後、修正した結果、合格となるかどうかを調べる(S40207)。修正の結果合格するのであれば(S40207でYES)、修正したコンテンツを、送信依頼を受けた2次コンテンツとして送信する(S40208)。修正の結果合格しないのであれば(S40207でNO)、送信は行わない。このとき、コンテンツ記憶部402に記憶しても良い。一方、送信(S40208)を行った後、送信した2次コンテンツを審査済みコンテンツ記憶部4021に記憶しても良い(S40209)。この図24で行われる修正ステップS40206ならびに、合格するように修正できたかどうかを調べるステップS40207の内容については、前述のコンテンツ再生装置300と同様であるので、説明は繰り返さない。
そのほか、送信するコンテンツが審査に合格しなかった場合、そのコンテンツの送信は行なわないとしてもよい。コンテンツが審査に合格しなかったために送信を行なわないならば、「不正なコンテンツなので、送信できませんでした」など、送信を行なわない理由などを2次コンテンツ付メール送信依頼元や2次コンテンツ付メール送信先に通知することによって、送信しないことを明示することが望ましい。
コンテンツ流通装置400は、図16に示したような一般的な計算装置によって構成することが可能である。コンテンツ審査モジュール100、コンテンツ管理部401はCPU502もしくはメモリ501で、コンテンツ取得部4011はネットワーク接続回路504、ならびにCPU502またはメモリ501、必要であれば放送受信用チューナー507で、送信部403はネットワーク接続回路504で、コンテンツ記憶部402、審査済みコンテンツ記憶部4021はそれぞれ不揮発性メモリ503もしくはメモリ501で、それぞれ構成することが可能である。したがって、少なくともメモリ501、CPU502、不揮発性メモリ503、ネットワーク接続回路504が備えられればよい。
本発明は、上記に説明したコンテンツ再生装置300、コンテンツ流通装置400ならびにコンテンツ審査モジュール100あるいはコンテンツ審査モジュール100を含んだコンテンツ審査装置200にて構成されるネットワークシステムで処理されると、コンテンツ再生装置300を用いてコンテンツを視聴するユーザに対して、最も効率よく安全な2次コンテンツを提供できると考える。しかしながら、前記3者を必ずしも揃えなければならないのではない。前記のコンテンツ再生装置300がない場合には、前記のコンテンツ流通装置400を備えることで、少なくとも、本コンテンツ流通装置400からは、安全でない2次コンテンツを流出させることを防ぐことができる。あるいは、前記のコンテンツ流通装置400がない場合には、コンテンツ再生装置300において、図18のS30102に示した受信したコンテンツが審査済みであるかどうかを調べるステップにおいて、「審査済みでない」と判断させるようにし、審査を依頼する。そして、図20のS30202に示した、再生しようとするコンテンツが審査済みかどうかを調べるステップにおいて、審査済み2次コンテンツ記憶部3041から取得したコンテンツのみを「審査済み」と判断し、それ以外を「審査済みでない」と判断し、審査依頼を行なう。こうすることで、少なくとも、本コンテンツ再生装置300を用いてコンテンツ視聴を行なうユーザに対して、安全な2次コンテンツを提供することができる。
(第二の実施の形態)
第一の実施例による装置ならびに方法だけでは、通信路において2次コンテンツに関する情報が傍受され、改竄される危険がある。そこで、従来、コンテンツの著作権を保護するための技術としてDRM(Digital Rights Management)技術のうち、代表的なものである、PGP(Pretty Good Privacy)という暗号化技術を用いて、審査済みコンテンツを安全に送受信する例を挙げる。本例ではPGPを例に挙げるが、その他の暗号化技術など、通信系路上の改竄を防ぐ目的に使用できる技術であれば、どれを用いても構わないことは言うまでもない。
第二の実施例におけるコンテンツ審査装置200は、図25に示したように、さらにコンテンツを暗号化するための鍵を記憶する鍵記憶部2061、実際に暗号化処理を行なう暗号化部206を備える。この暗号化部206ならびに鍵記憶部2061にて、図3に示した、受信した審査依頼に対して返信するステップS10106において、鍵記憶部2061に記憶している鍵を用いて暗号化部206は返信する内容を暗号化して返信する。この鍵記憶部2061で記憶する鍵は、返信先、つまり審査依頼元ごとに記憶することが好ましい。
コンテンツ審査装置200が審査依頼を受信してから審査結果を暗号化して返信するまでの、審査依頼元とコンテンツ審査装置200とのやり取りを図26に示した。コンテンツ審査装置200は、審査依頼元からコンテンツ審査依頼を受信すると、審査依頼元に対して、暗号鍵、公開鍵の両者を作成するよう依頼し、審査依頼元は、両鍵を作成し、公開鍵だけをコンテンツ審査装置200に送信する。公開鍵を受信したコンテンツ審査装置200は、審査依頼元と受信した公開鍵とを関連付けて鍵記憶部2061に記憶する。そのあとで、審査部101で審査依頼のあったコンテンツを審査し、審査結果を暗号化部206は、審査依頼元に関連付けて鍵記憶部2061で記憶している鍵に基づいて暗号化し、審査依頼元に返信する。審査依頼元は、受信した、暗号化済みの審査結果を、コンテンツ審査装置に送信した公開鍵を対で作成した暗号鍵に基づいて復号し、所定の処理を行なう。審査依頼元が、審査依頼をコンテンツ審査装置200に送信するときにあらかじめ鍵の対を作成してから送信してもよいことは言うまでもない。審査依頼元、コンテンツ審査装置200ともに、一度作成した公開鍵ならびに秘密鍵を記憶しておき、審査依頼、審査結果返信に常に同じ対の暗号を用いてもよいし、一度の審査依頼ごとに暗号の対を作成し、暗号を使い捨てにしてもよい。また審査に合格した、あるいは合格するよう修正したコンテンツだけを暗号化し、不合格のコンテンツは暗号化せず送信することで、審査依頼元は、暗号化されていれば審査依頼したコンテンツは合格、暗号化されていなければ不合格であった、と判断することも可能である。審査依頼元に行なってもらう鍵の生成は、審査依頼元が意識することなく、自動的に行なうことができるようなプログラムを、コンテンツ審査装置200が提供しておくことが望ましい。
第二の実施例におけるコンテンツ再生装置300は図27に示すように、第一の実施例に、さらに、暗号処理部309ならびに鍵記憶部3091を備える。コンテンツ制御部301は、外部の端末に審査を依頼するとき、審査依頼を送信した結果受信した鍵作成依頼に応答して、もしくは、審査依頼を送信するときに、暗号処理部309を用いて、公開鍵と秘密鍵で構成される暗号の対を作成し、秘密鍵と審査を依頼する依頼先とを関連付けて鍵記憶部3091に記憶し、前述の通り、審査依頼先からの鍵作成要求に対して公開鍵を送信、あるいは審査依頼とともに公開鍵を送信する。審査結果を受信するステップである図18のS30105ならびに図20のS30205で、審査依頼先から受信した暗号化された審査結果に対して、コンテンツ制御部301は、暗号処理部309を用いて、鍵記憶部3091に記憶している審査依頼先に関連付けた秘密鍵を用いて復号し、復号した結果解読可能となったコンテンツに対する審査結果に応じて、それぞれ図18あるいは図20で説明した所定の処理を行なう。
コンテンツ再生装置300は、コンテンツの審査依頼先にだけでなく、コンテンツを受信する先、例えばコンテンツを提供するASP、ISP、WWWサーバ(以下、コンテンツ提供者)に、それぞれ公開鍵を登録し、公開鍵で暗号化されたコンテンツを受信することもある。例えば、コンテンツ再生装置300を使用するユーザは、コンテンツ提供契約を提供元であるコンテンツ提供者と交わす際に、一対の暗号鍵を作成し、公開鍵を提供者に送信する。コンテンツ提供契約を結んだコンテンツ提供者は、受け取った公開鍵を用いてコンテンツを暗号化し、コンテンツ再生装置300に送信する。コンテンツ再生装置300は、鍵記憶部3091に記憶した秘密鍵で復号できるコンテンツは「審査済みである」と判断し、所定の処理を行なう。このとき、コンテンツ再生装置300の鍵記憶部3091は、秘密鍵とコンテンツ提供者と関連付けて記憶しておくことが望ましい。
コンテンツ再生装置300がコンテンツを受信したとき、あるいは再生のために新たにコンテンツを受信したときの処理の流れである図18、図20中の、受信したコンテンツが審査済みであるかどうかを判定するステップS30102、S30202において、「審査済みである」と判断する判断理由として「鍵記憶部3091に記憶した秘密鍵で復号できた」という項目を追加する。コンテンツ制御部301は、復号後のコンテンツを、第一の実施例と同様に審査済み2次コンテンツ記憶部3041に記憶する。こうすることで、再生するたびにコンテンツを復号する手間を省略することができる。もし、鍵記憶部3091で、コンテンツ提供者と秘密鍵とを関連付けて記憶していたら、コンテンツを受信したときに、「審査済みである」という判断基準として「コンテンツ提供者は鍵記憶部3091に鍵とともに記憶されており、かつ、コンテンツ提供者に関連付けられた鍵で復号できた」としておくことで、より安全な処理を行なうことが可能となる。「審査済みである」かどうかを判定するステップS30102を厳しくするのであれば、「審査済みである」判断基準を、前記「暗号鍵で復号できた」あるいは「復号するコンテンツの提供元であるコンテンツ提供者に関連付けて記憶している暗号鍵で復号できた」のいずれかの判断基準のみにしておいてもよい。
第二の実施例における、コンテンツ流通装置400は、図28に示したように、第一の実施例にさらに、暗号処理部404ならびに鍵記憶部4041を備える。コンテンツ流通装置400は、外部の審査装置にコンテンツの審査を依頼するとき、審査依頼を送信した結果受信した鍵作成依頼に応答して、もしくは、審査依頼を送信するときに、暗号処理部404を用いて、公開鍵と秘密鍵で構成される暗号の対を作成し、秘密鍵と審査を依頼する依頼先とを関連付けて鍵記憶部4041に記憶し、審査依頼先からの鍵作成要求に対して公開鍵を送信、あるいは審査依頼とともに公開鍵を送信する。審査結果を受信するステップである図23のS40105ならびに図24のS40205で、審査依頼先から受信した、暗号化された審査結果に対して、コンテンツ管理部401は、暗号処理部404を用いて、鍵記憶部4041に記憶している審査依頼先に関連付けた秘密鍵を用いて復号し、復号した結果解読可能となったコンテンツに対する審査結果に応じて、それぞれ図23あるいは図24で説明した所定の処理(図23のS40106、S40107、S40108、図24のS40206、S40207、S40208、S40209)を行なう。このとき、あらかじめ審査を依頼する先に対して、共通な対の暗号を作成しておき、審査を依頼する先に全て同じ公開鍵を送付しておいても構わない。なお、図23のS40107、S40108、図24のS40209における審査済みコンテンツ記憶部4021へ記憶するコンテンツは、該受信した暗号化されたコンテンツの復号後コンテンツを記憶しておくことが望ましい。
コンテンツ流通装置400がコンテンツを取得したとき、あるいはコンテンツ送信指示を受けたときの処理の流れである図18、図20中の、受信したコンテンツが審査済みであるかどうかを判定するステップS40102、S40202において、「審査済みである」と判断する判断基準として「鍵記憶部4041に記憶した秘密鍵で復号できた」という項目を追加する。コンテンツ管理部401は、復号後のコンテンツを、第一の実施例と同様に審査済み2次コンテンツ記憶部4021に記憶する。こうすることで、送信依頼を受けるたびにコンテンツを復号する手間を省略することができる。もし、鍵記憶部4041で、コンテンツ提供者と秘密鍵とを関連付けて記憶していたら、コンテンツを受信したときに、「審査済みである」という判断基準として「コンテンツ提供者は鍵記憶部3091に鍵とともに記憶されており、かつ、コンテンツ提供者に関連付けられた鍵で復号できた」としておくことで、より安全な処理を行なうことが可能となる。「審査済みである」かどうかを判定するステップS40102、S40202を厳しくするのであれば、「審査済みである」判断基準を、前記「暗号鍵で復号できた」あるいは「復号するコンテンツの提供元であるコンテンツ提供者に関連付けて記憶している暗号鍵で復号できた」のいずれかの判断基準のみにしておいてもよい。
コンテンツ流通装置400は、コンテンツを送信する前に、コンテンツを暗号化しておくことで、コンテンツ流通装置400からコンテンツを受信する装置までの間の伝送路における改竄を防止することができる。図24のS40203、S40208、S40207の各送信ステップの前に、それぞれコンテンツの暗号化を行なう。
図29に、鍵記憶部4041が記憶する、コンテンツ送信先と公開鍵について示す。コンテンツ流通装置400は、あらかじめ、有料ないし無料のコンテンツ配信契約を、コンテンツを受信するユーザとの間で交わしておき、その際、ユーザに暗号鍵と公開鍵からなる暗号の対を生成してもらい、公開鍵を受信しておく。該受信したユーザの公開鍵をユーザと関連付けて鍵記憶部4041に記憶する。図29に示した例は、ユーザをユーザアドレスで識別し、それぞれのユーザ、つまりユーザのメールアドレスごとに公開鍵を関連付けて記憶している様子を示している。図29のように、一度ユーザに発行してもらった公開鍵は継続的、長期的に使用してもよいが、逆に、配信する都度、鍵の生成をユーザに行なわせ、公開鍵を受け取ってもよい。ユーザに行なってもらう鍵の生成は、ユーザが意識することなく、自動的に行なうことができるようなプログラムを、コンテンツ流通装置400が提供しておくことが望ましい。上記図24のS40203、S40208、S40207の各送信ステップにおいて、配信するコンテンツを暗号化するときは、この鍵記憶部4041に記憶したように、配信する相手、ユーザに関連付けて記憶している公開鍵を使用して暗号化することが望ましい。もちろん、該コンテンツ流通装置400と契約を結んだユーザや装置に対して、共通の暗号鍵を作成するようにさせ、ユーザや装置別に公開鍵を使い分けなくてもよい。このときは、定期的に暗号鍵、公開鍵ともに更新することが望ましい。
本発明における、コンテンツ審査モジュール、コンテンツ審査装置、コンテンツ再生装置、ならびにコンテンツ流通装置の関わりを示す図である。 本発明の第一の実施例のコンテンツ審査モジュール、ならびにコンテンツ審査装置の機能構成を示す図である。 コンテンツ審査モジュールならびにコンテンツ審査装置が、コンテンツ審査依頼を受信してから、結果を返信するまでの処理の流れを示すフローチャートである。 2次コンテンツの例を示す図である。 あるコンテンツが6つのセクションから成り立っている例を示す図である。 各審査ルールに則って審査を行なう処理の流れを示すフローチャートである。 セクションが参照する1次コンテンツを特定する日付の記述が間違っていないかを審査する処理の流れを示すフローチャートである。 一つの2次コンテンツ内に含まれる各セクションが、複数のコンテンツを参照していないかどうかを審査する処理の流れを示すフローチャートである。 一つの2次コンテンツ内に含まれる各セクションが、複数の1次コンテンツ提供者から提供されていないかどうかを審査する処理の流れを示すフローチャートである。 審査ルール取得部が保持していない審査ルールを取得し、審査に適用する大まかな処理の流れを示すフローチャートである。 コンテンツ提供時間と審査ルールの対応表の例を示す図である。 審査ルールの記述方法の一例を示す図である。 図12に示したような審査ルールがあった場合、どのように審査処理されるかについて、説明する図である。 審査後のコンテンツの例を示す図である。 セクションに審査結果を書き込んだ例を示す図である。 一般的な計算装置の構成を示す図である。 本発明の第一の実施例のコンテンツ再生装置の機能構成を示す図である。 コンテンツ再生装置がコンテンツを取得した時の処理の流れを示すフローチャートである。 コンテンツ再生装置が、記憶している2次コンテンツのリストを提示する画面の例を示す図である。 コンテンツ再生装置が、再生指示を受けたときの処理の流れを示す図である。 再生するコンテンツが、審査に合格しなかった場合の処理の一例を示す図である。 本発明の第一の実施例のコンテンツ流通装置の機能構成を示した図である。 コンテンツ流通装置が、コンテンツを取得したときの処理の流れを示すフローチャートである。 コンテンツ流通装置が、コンテンツの送信指示を受けたときの処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第二の実施例のコンテンツ審査装置の機能構成を示す図である。 コンテンツ審査装置が審査依頼を受信してから審査結果を暗号化して返信するまでの、審査依頼元とコンテンツ審査装置とのやり取りを示すタイムシーケンス図である。 本発明の第二の実施例のコンテンツ再生装置の機能構成を示す図である。 本発明の第二の実施例のコンテンツ流通装置の機能構成を示す図である。 鍵記憶部がコンテンツ送信先と公開鍵を記憶する様子を示す、イメージ図である。
符号の説明
100 コンテンツ審査モジュール、101 審査部、102 コンテンツ取得部、103 コンテンツ構成部品取得部、104 審査ルール取得部、105 コンテンツ修正部、200 コンテンツ審査装置、201 送受信部、206 暗号化部、2061 鍵記憶部、300 コンテンツ再生装置、301 コンテンツ制御部、302 コンテンツ取得部、303 コンテンツ再生部、304 2次コンテンツ記憶部、3041 審査済み2次コンテンツ記憶部、305 コンテンツ提供元記憶部、306 制御指示入力受付部、307 1次コンテンツ記憶部、308 出力部、309 暗号処理部、3091 鍵記憶部、400 コンテンツ流通装置、401 コンテンツ管理部、4011 コンテンツ取得部、402 コンテンツ記憶部、4021 審査済みコンテンツ記憶部、403 送受信部、404 暗号処理部、4041 鍵記憶部。

Claims (19)

  1. 1次コンテンツを参照する2次コンテンツを審査するコンテンツ審査装置であって、
    2次コンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
    前記コンテンツ取得手段にて取得した2次コンテンツに基づいて審査ルールを取得する審査ルール取得手段と、
    前記コンテンツ取得手段にて取得した2次コンテンツを前記審査ルール取得手段にて取得した審査ルールに基づいて審査する審査手段を備えることを特徴とする、コンテンツ審査装置。
  2. さらに、前記コンテンツ取得手段にて取得した2次コンテンツを構成する構成部品を取得するコンテンツ構成部品取得手段を備え、
    前記審査手段は、前記取得した審査ルールに基づいて、前記取得したコンテンツの構成部品に対して審査を行なう手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載のコンテンツ審査装置。
  3. さらに、前記審査手段による審査結果に基づいて、2次コンテンツを修正するコンテンツ修正手段を備えることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のコンテンツ審査装置。
  4. さらに、情報を送受信する送受信手段を備え、
    前記コンテンツ取得手段は前記送受信手段を通じて2次コンテンツを取得し、前記審査手段は、前記取得した2次コンテンツを審査する、あるいは、前記取得した2次コンテンツを構成する構成部品に対して審査を行なうことを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載のコンテンツ審査装置。
  5. 前記審査ルールは、1次コンテンツのスポンサーの組み合わせに基づく判断を含むことを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載のコンテンツ審査装置。
  6. 前記審査ルールは、1次コンテンツの提供元の情報に基づく判断を含むことを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載のコンテンツ審査装置。
  7. 1次コンテンツを参照する2次コンテンツを再生するコンテンツ再生装置であって、
    コンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
    前記コンテンツ取得部にて取得した2次コンテンツの審査を依頼し、前記審査の結果を受け取ってコンテンツを制御するコンテンツ制御手段と、
    前記コンテンツ制御手段で受け取った前記審査の結果に基づいて前記2次コンテンツを記憶する2次コンテンツ記憶手段と、
    を備えることを特徴とする、コンテンツ再生装置。
  8. さらに、
    コンテンツを再生するコンテンツ再生手段と、
    コンテンツの再生、あるいは制御の状況をユーザに提示する出力手段を備え、
    前記コンテンツ制御手段は、2次コンテンツを前記コンテンツ再生手段にて再生する前に、前記2次コンテンツの審査を依頼し、前記審査の結果を受け取った後で、前記2次コンテンツを再生し、前記2次コンテンツの再生を前記出力手段に出力することを特徴とする、請求項7に記載のコンテンツ再生装置。
  9. さらに、前記コンテンツ制御手段が受け取った前記2次コンテンツの審査結果が、合格であるコンテンツを記憶する、審査済み2次コンテンツ記憶手段を備えることを特徴とする、請求項7または請求項8に記載のコンテンツ再生装置。
  10. さらに、
    審査に合格したコンテンツのみを提供するコンテンツ提供元を記憶するコンテンツ提供元記憶手段を備え、
    前記コンテンツ制御手段は、前記2次コンテンツを、前記コンテンツ提供元記憶手段に記憶している提供元から取得した場合には、前記コンテンツの審査依頼を行なわず、前記審査済み2次コンテンツ記憶手段に記憶することを特徴とする、請求項9に記載のコンテンツ再生装置。
  11. さらに、
    コンテンツの制御指示を受け付ける制御指示入力受付手段を備え、
    前記コンテンツ制御手段は、記憶する2次コンテンツの一部あるいは全部を一覧として前記出力手段に出力し、ユーザのコンテンツ選択入力ならびに再生指示を前記制御指示入力受付手段で受け付けることを特徴とする、請求項7から10のいずれかに記載のコンテンツ再生装置。
  12. 前記ユーザによるコンテンツ選択によって選択され再生指示されたコンテンツが、前記審査済み2次コンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツであるとき、前記コンテンツの審査依頼を行なわずにコンテンツの再生を開始することを特徴とする、請求項11に記載のコンテンツ再生装置。
  13. 前記審査依頼は、外部のコンテンツ審査装置に対して行なうことを特徴とする、請求項7から請求項12のいずれかに記載のコンテンツ再生装置。
  14. さらに、請求項1から請求項3のいずれかに記載のコンテンツ審査装置を備え、
    前記審査依頼は、該コンテンツ再生装置に備えた前記コンテンツ審査装置に対して行なうことを特徴とする、請求項7から請求項12のいずれかに記載のコンテンツ再生装置。
  15. コンテンツを流通させるコンテンツ流通装置であって、
    コンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
    前記コンテンツ取得手段にて取得したコンテンツについて、審査依頼し、前記審査の結果、審査に合格したコンテンツだけを送信依頼するコンテンツ管理手段と、
    前記コンテンツ管理手段からの合格コンテンツの送信依頼に基づいて前記合格コンテンツを送信する送受信手段を備えることを特徴とする、コンテンツ流通装置。
  16. さらに、
    前記コンテンツ取得手段にて取得したコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
    前記コンテンツの審査の結果審査に合格したコンテンツだけを記憶する審査済みコンテンツ記憶手段を備え、
    前記審査済み記憶手段に記憶するコンテンツだけを、外部からアクセス可能な状態にすることを特徴とする、請求項15に記載のコンテンツ流通装置。
  17. 前記コンテンツ管理手段は、前記送受信手段にて、2次コンテンツ付メールの送信依頼を受信したとき、前記メールが含む2次コンテンツを審査依頼し、前記審査の結果を受け取ってから、前記送信依頼の送信先に送信する手段をさらに備えることを特徴とする、請求項15または請求項16に記載のコンテンツ流通装置。
  18. 前記審査依頼は、外部のコンテンツ審査装置に対して行なうことを特徴とする、請求項15から請求項17のいずれかに記載のコンテンツ流通装置。
  19. さらに、請求項1から請求項3のいずれかに記載のコンテンツ審査装置を備え、
    前記審査依頼は、該コンテンツ再生装置に備えた前記コンテンツ審査装置に対して行なうことを特徴とする、請求項15から請求項17のいずれかに記載のコンテンツ流通装置。
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