以下、本発明に係るコンテンツ管理システムについて図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施の形態によるコンテンツ管理システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すコンテンツ管理システムは、コンテンツデータを提供するコンテンツ提供サーバ1と、コマーシャルメッセージ(以下、“CM”と略す)データを提供するCM提供サーバ2と、コンテンツ提供サーバ1によって提供されたコンテンツデータ及びCM提供サーバ2によって提供されたCMデータを再生するコンテンツ再生装置3とを備えて構成される。なお、本明細書では、コンテンツデータを適宜“コンテンツ”と簡略して表現し、CMデータを適宜“CM”と簡略して表現する。
コンテンツ提供サーバ1は、例えば放送局が運営するサーバであり、放送局が放送する番組などのコンテンツを提供する。コンテンツ再生装置3は、例えば各家庭に設けられるDVDレコーダなどであり、コンテンツ提供サーバ1により提供されるコンテンツや、CM提供サーバ2により提供されるCMを再生する。
コンテンツ提供サーバ1とCM提供サーバ2とコンテンツ再生装置3とは、ネットワーク5を介して互いに通信可能に接続されている。ネットワーク5として、例えば、インターネット、公衆電話回線等が用いられる。
コンテンツ再生装置3は、モニタ4に接続されている。モニタ4は、コンテンツ再生装置3により再生されるコンテンツを表示してユーザ(視聴者)に提示する。なお、本実施の形態では、モニタ4が、コンテンツ再生装置3により再生されるコンテンツを表示しているが、本発明は特にこれに限定されず、コンテンツ再生装置3がモニタ4の機能を有していてもよい。
また、本実施の形態では、コンテンツ提供サーバ1及びCM提供サーバ2がそれぞれ1つずつ設けられているが、本発明は特にこれに限定されず、コンテンツ提供サーバ1及びCM提供サーバ2は、放送局毎に複数設けてもよい。さらに、コンテンツ再生装置3は、家庭毎に複数設けてもよい。
図2は、図1に示すコンテンツ提供サーバ1の構成を示すブロック図である。図2に示すコンテンツ提供サーバ1は、通信部11、コンテンツ管理部12、コンテンツ記憶部13、コンテンツリスト記憶部14、コンテンツ分割部15、暗号化処理部16及びコンテンツ生成部17を備えて構成される。
コンテンツ記憶部13は、複数のコンテンツデータを記憶している。コンテンツデータは、放送局が放送電波として送信する番組データであり、画像データ及び音声データのうち少なくとも一方を含む。通常、放送局が送信する番組データにはCM情報が含まれるが、コンテンツデータにはCM情報が含まれない。また、CMデータは、動画、静止画、音声及び文字などによって提供される商業的な情報である。
コンテンツリスト記憶部14は、コンテンツデータを複数に分割するための分割位置をコンテンツデータ毎に記憶する。図3は、コンテンツリスト記憶部14が記憶するコンテンツリストの一例を示す図である。
図3に示すように、コンテンツリスト100は、コンテンツの名称を表すコンテンツ名101と、コンテンツを分割する数を表す分割数102と、コンテンツを分割するタイミングを表す分割タイミング103とで構成される。コンテンツ名101には、“コンテンツ1”、“コンテンツ2”、“コンテンツ3”、・・・、“コンテンツN”等のコンテンツ名が格納される。分割数102には、“3”、“2”、“1”等の各コンテンツの分割数が格納される。分割タイミング103は、1つのコンテンツを分割するタイミングと、分割された分割コンテンツを識別する識別情報(ID)とが格納される。
例えば、図3において、“コンテンツ1”というコンテンツは、3つの分割コンテンツに分割され、それぞれの分割コンテンツは、“A”、“B”、“C”というIDを有している。そして、分割コンテンツAは、“00:15:00”というタイミングで分割され、分割コンテンツBは、“00:30:00”というタイミングで分割され、分割コンテンツCは、“00:45:00”というタイミングで分割される。つまり、コンテンツ1は、0分〜15分までの分割コンテンツAと、15分〜30分までの分割コンテンツBと、30分〜45分までの分割コンテンツCとに分割される。
図2に戻って、通信部11は、コンテンツ再生装置3から送信されたコンテンツ要求を受信する。コンテンツ要求には、視聴者が再生を所望するコンテンツを特定する情報が含まれている。コンテンツ管理部12は、通信部11によって受信されたコンテンツ要求に基づいてコンテンツ記憶部13に記憶されているコンテンツデータを読み出してコンテンツ分割部15へ出力する。また、コンテンツ管理部12は、コンテンツリスト記憶部14に記憶されているコンテンツリストを参照し、読み出されたコンテンツデータの分割タイミングをコンテンツ分割部15へ出力する。
コンテンツ分割部15は、分割タイミングに応じてコンテンツデータを複数の分割コンテンツデータに分割し、分割した各分割コンテンツデータを暗号化処理部16へ出力する。暗号化処理部16は、暗号鍵を用いてコンテンツデータを暗号化する。暗号化処理部16は、それぞれ異なる暗号鍵を用いて各分割コンテンツデータを暗号化してコンテンツ生成部17へ出力する。また、暗号化処理部16は、暗号化処理に用いた暗号鍵を通信部11へ出力する。なお、本実施の形態では、各分割コンテンツデータをそれぞれ異なる暗号鍵を用いて暗号化しているが、本発明は特にこれに限定されず、各分割コンテンツデータを同一の暗号鍵を用いて暗号化してもよい。
コンテンツ生成部17は、暗号化処理部16によって暗号化された各分割コンテンツデータに、コンテンツ再生装置3がCM提供サーバ2に暗号鍵を要求する暗号鍵要求タイミング、CMを再生するCMデータ再生タイミング及び暗号化処理に用いられた暗号鍵の暗号鍵IDを付加し、暗号鍵要求タイミング、CMデータ再生タイミング及び暗号鍵IDが付加された各分割コンテンツデータを合成して1つのコンテンツデータを生成する。
通信部11は、コンテンツ生成部17によって暗号鍵要求タイミング、CMデータ再生タイミング及び暗号鍵IDが付加されたコンテンツデータをコンテンツ再生装置3へ送信すると共に、暗号化処理部16で用いられた暗号鍵と暗号鍵IDとを対応付けた暗号鍵情報をCM提供サーバ2へ送信する。
図4は、図1に示すCM提供サーバ2の構成を示すブロック図である。図4に示すCM提供サーバ2は、通信部21、CMデータ管理部22、CMデータリスト記憶部23、電子透かし付与部24、第1のCMデータ記憶部25及び第2のCMデータ記憶部26を備えて構成される。
通信部21は、コンテンツ提供サーバ1の通信部11によって送信された暗号鍵情報を受信してCMデータ管理部22へ出力する。CMデータリスト記憶部23は、暗号鍵IDとCMデータとを対応付けて記憶する。図5は、CMデータリスト記憶部23が記憶するCMデータリストの一例を示す図である。
図5に示すCMデータリスト110は、CMデータ名111と暗号鍵ID112とで構成される。CMデータ名111には、“CMデータ1”、“CMデータ2”、“CMデータ3”等のCMデータ名が格納される。暗号鍵ID112には、“A”、“B”、“C”等の各CMデータに対応する暗号鍵の暗号鍵IDが格納される。
図4に戻って、CMデータ管理部22は、通信部21によって受信された暗号鍵情報に含まれる暗号鍵を電子透かし付与部24へ出力する。また、CMデータ管理部22は、CMデータリスト記憶部23に記憶されているCMデータリストを参照し、通信部21によって受信された暗号鍵情報に含まれる暗号鍵IDに対応するCMデータ名を電子透かし付与部24へ出力する。
電子透かし付与部24は、CMデータ管理部22から出力されるCMデータ名に対応するCMデータを第1のCMデータ記憶部25から読み出し、読み出したCMデータに暗号鍵を電子透かしとして埋め込み、暗号鍵が埋め込まれたCMデータを第2のCMデータ記憶部26に記憶する。
なお、本実施の形態では、CMデータの動画情報、静止画情報あるいは音声情報の標本値に暗号鍵を埋め込む電子透かし技術や、CMデータの動画情報、静止画情報あるいは音声情報の周波数成分に暗号鍵を埋め込む電子透かし技術等が用いられる。
このように、暗号鍵が、CMデータの動画情報、静止画情報あるいは音声情報の標本値あるいは周波数成分へ電子透かし情報として埋め込まれるので、暗号鍵がCMデータに埋め込まれていることをユーザに意識させることなく、CMデータを再生することができる。第1のCMデータ記憶部25は複数のCMデータを記憶する。第2のCMデータ記憶部26は、電子透かし付与部24によって暗号鍵が埋め込まれたCMデータを記憶する。
また、通信部21は、コンテンツ再生装置3によって送信された暗号鍵要求を受信してCMデータ管理部22へ出力する。CMデータ管理部22は、暗号鍵要求に含まれる暗号鍵IDに対応する暗号鍵が埋め込まれたCMデータを第2のCMデータ記憶部26から読み出して通信部21へ出力する。通信部21は、CMデータ管理部22によって読み出されたCMデータをコンテンツ再生装置3へ送信する。
図6は、図1に示すコンテンツ再生装置3の構成を示すブロック図である。図6に示すコンテンツ再生装置3は、通信部31、コンテンツ管理部32、コンテンツ記憶部33、再生部34、暗号鍵取得部35、暗号鍵記憶部36及び復号化処理部37を備えて構成される。
通信部31は、コンテンツデータを要求するコンテンツ要求をコンテンツ提供サーバ1へ送信すると共に、コンテンツ提供サーバ1の通信部11によって送信されたコンテンツデータを受信してコンテンツ管理部32へ出力する。なお、不図示の操作部が、視聴者が所望するコンテンツの選択を受け付ける。通信部31は、受け付けられたコンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報を含むコンテンツ要求をコンテンツ提供サーバ1へ送信する。また、通信部31は、暗号鍵を要求する暗号鍵要求をCM提供サーバ2へ送信すると共に、CM提供サーバ2の通信部21によって送信されたCMデータを受信してコンテンツ管理部32へ出力する。
コンテンツ記憶部33は、コンテンツ提供サーバ1によって送信されたコンテンツデータを記憶する。コンテンツ管理部32は、通信部31によって出力されたコンテンツデータをコンテンツ記憶部33へ記憶する。コンテンツ管理部32は、コンテンツ記憶部33に記憶されているコンテンツデータから暗号鍵要求タイミング、CMデータ再生タイミング及び暗号鍵IDを読み出し、暗号鍵要求タイミングに応じて暗号鍵IDを含む暗号鍵要求を作成して通信部31へ出力する。
なお、コンテンツ管理部32は、コンテンツ記憶部33に記憶されているコンテンツデータが複数の分割コンテンツデータで構成される場合、各分割コンテンツデータに付加されている暗号鍵要求タイミング、CMデータ再生タイミング及び暗号鍵IDを読み出し、暗号鍵要求タイミングに応じて暗号鍵IDを含む暗号鍵要求を作成して通信部31へ出力する。
コンテンツ管理部32は、通信部31によって出力されたCMデータをCMデータ再生タイミングに応じて再生部34へ出力する。再生部34は、コンテンツ管理部32によって出力されたCMデータを再生してモニタ4に表示する。暗号鍵取得部35は、再生部34によって再生されたCMデータに埋め込まれている暗号鍵を取得して暗号鍵記憶部36へ出力する。
なお、暗号鍵取得部35は、CMデータの動画情報、静止画情報あるいは音声情報の標本値に埋め込まれた電子透かし情報、あるいはCMデータの動画情報、静止画情報あるいは音声情報の周波数成分に埋め込まれた電子透かし情報から暗号鍵を取得する。このように、CMデータの動画情報、静止画情報あるいは音声情報の標本値あるいは周波数成分に埋め込まれた電子透かし情報から暗号鍵が取得されるので、暗号鍵がCMデータに埋め込まれていることをユーザに意識させることなく、CMデータを再生することができる。暗号鍵記憶部36は、暗号鍵取得部35によって取得された暗号鍵を記憶する。
また、本実施の形態における暗号鍵記憶部36は、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)及びEEPROM(Electronically Erasable Programmable Read Only Memory)等の半導体メモリ、ハードディスク等の外部記憶装置、B−CAS(BS−Conditional Access Systems)カード等のICカードで構成される。なお、コンテンツ再生装置3は、暗号鍵をB−CASカードに記憶する場合、B−CASカードにアクセスするためのカードアクセス部をさらに備える。カードアクセス部は、通信部31によって受信されたコンテンツデータに付加されている暗号鍵識別情報に対応付けて、暗号鍵取得部35によって取得された暗号鍵をB−CASカードに記憶する。
コンテンツ管理部32は、通信部31によって出力されたコンテンツデータ(分割コンテンツデータ)を復号化処理部37へ出力する。復号化処理部37は、コンテンツ管理部32によって出力されたコンテンツデータを復号化するための暗号鍵を暗号鍵記憶部36から読み出し、読み出した暗号鍵を用いて暗号化されたコンテンツデータを復号化して再生部34へ出力する。再生部34は、復号化処理部37によって出力されたコンテンツデータを再生してモニタ4に表示する。
次に、本実施の形態における再生制御回路について説明する。図7は、本実施の形態における再生制御回路の構成を示すブロック図である。図7に示す再生制御回路300は、コンテンツデータ受信指示回路301、暗号鍵識別情報送信指示回路302、CMデータ受信指示回路303、CMデータ再生指示回路304、暗号鍵取得指示回路305、復号化指示回路306及びコンテンツデータ再生指示回路307を備えて構成される。再生制御回路300は、例えばLSI(大規模集積回路)等で構成され、通信部31、再生部34、暗号鍵取得部35及び復号化処理部37等の再生装置3の各部を制御する。
コンテンツデータ受信指示回路301は、コンテンツデータを暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報が付加されたコンテンツデータを受信するための指示を通信部31に対して行う。暗号鍵識別情報送信指示回路302は、コンテンツデータ受信指示回路301による指示によって受信されたコンテンツデータに付加されている暗号鍵識別情報を送信するための指示を通信部31に対して行う。
CMデータ受信指示回路303は、暗号鍵識別情報に対応する暗号鍵が埋め込まれたCMデータを受信するための指示を通信部31に対して行う。CMデータ再生指示回路304は、CMデータ受信指示回路303による指示によって受信されたCMデータを再生するための指示を再生部34に対して行う。暗号鍵取得指示回路305は、CMデータ再生指示回路304による指示によって再生されるCMデータに埋め込まれた暗号鍵を取得するための指示を暗号鍵取得部35に対して行う。
復号化指示回路306は、コンテンツデータ受信指示回路301による指示によって受信されたコンテンツデータを、暗号鍵取得指示回路305による指示によって取得された暗号鍵を用いて復号化するための指示を復号化処理部37に対して行う。コンテンツデータ再生指示回路307は、復号化指示回路306による指示によって復号化されたコンテンツデータを再生するための指示を再生部34に対して行う。
本実施の形態のコンテンツ再生装置3において、再生プログラムが例えばROM(リードオンリメモリ)に記憶されており、再生プログラムが通信部31、コンテンツ管理部32、コンテンツ記憶部33、再生部34、暗号鍵取得部35、暗号鍵記憶部36及び復号化処理部37としてCPU(中央演算処理装置)を機能させる。
なお、本実施の形態において、コンテンツ管理システムが情報管理システムの一例に相当し、コンテンツ提供サーバ1が情報提供サーバの一例に相当し、CM提供サーバ2が情報提供サーバの一例に相当し、コンテンツ再生装置3が再生装置の一例に相当し、コンテンツデータが第1の情報の一例に相当し、CMデータが第2の情報の一例に相当する。
また、本実施の形態において、暗号化処理部16が暗号化手段の一例に相当し、コンテンツ生成部17が暗号鍵識別情報付加手段及び再生タイミング付加手段の一例に相当し、コンテンツ提供サーバ1の通信部11が送信手段の一例に相当し、コンテンツ分割部15が分割手段の一例に相当する。また、本実施の形態において、CM提供サーバ2の通信部21が暗号鍵受信手段、暗号鍵識別情報受信手段及びコマーシャルメッセージデータ送信手段の一例に相当し、電子透かし付与部24が埋め込み手段の一例に相当する。
さらに、本実施の形態において、コンテンツ再生装置3の通信部31がコンテンツデータ受信手段、暗号鍵識別情報送信手段及びコマーシャルメッセージデータ受信手段の一例に相当し、コンテンツ記憶部33がコンテンツデータ記録手段の一例に相当し、再生部34がコマーシャルメッセージデータ再生手段及びコンテンツデータ再生手段の一例に相当し、暗号鍵取得部35が取得手段の一例に相当し、暗号鍵記憶部36が記憶手段の一例に相当し、復号化処理部37が復号化手段の一例に相当する。
さらにまた、本実施の形態において、再生制御回路300が再生制御回路の一例に相当し、コンテンツデータ受信指示回路301が第1の情報受信指示回路の一例に相当し、暗号鍵識別情報送信指示回路302が暗号鍵識別情報送信指示回路の一例に相当し、CMデータ受信指示回路303が第2の情報受信指示回路の一例に相当し、CMデータ再生指示回路304が第2の情報再生指示回路の一例に相当し、暗号鍵取得指示回路305が取得指示回路の一例に相当し、復号化指示回路306が復号化指示回路の一例に相当し、コンテンツデータ再生指示回路307が第1の情報再生指示回路の一例に相当する。
次に、上記のように構成されたコンテンツ管理システムの動作について説明する。なお、コンテンツ管理システムの動作について、以下の説明では、コンテンツ送信処理と、コンテンツ再生処理とに分けて説明する。図8及び図9は、図1に示すコンテンツ管理システムのコンテンツ送信処理を説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS101において、コンテンツ再生装置3の通信部31は、コンテンツデータの送信を要求するためのコンテンツ要求をコンテンツ提供サーバ1へ送信する。次に、ステップS201において、コンテンツ提供サーバ1の通信部11は、コンテンツ再生装置3の通信部31によって送信されたコンテンツ要求を受信する。コンテンツ要求には、ユーザが所望するコンテンツを特定するためのコンテンツ特定情報が含まれている。通信部11は、コンテンツ要求に含まれるコンテンツ特定情報をコンテンツ管理部12へ出力する。
次に、ステップS202において、コンテンツ管理部12は、通信部11から出力されたコンテンツ特定情報に基づいてコンテンツ記憶部13に記憶されているコンテンツデータを読み出してコンテンツ分割部15へ出力する。また、コンテンツ管理部12は、コンテンツリスト記憶部14に記憶されているコンテンツリストを参照し、読み出したコンテンツデータの分割数及び分割タイミングをコンテンツ分割部15へ出力する。なお、分割タイミングには、コンテンツデータを分割した各分割コンテンツデータを識別するためのID及びコンテンツデータを分割する時間が含まれる。
次に、ステップS203において、コンテンツ分割部15は、コンテンツ管理部12によって出力されたコンテンツデータを分割し、分割した各分割コンテンツデータを暗号化処理部16へ出力する。このとき、コンテンツ分割部15は、コンテンツ管理部12によって出力された分割数及び分割タイミングに応じてコンテンツデータを分割する。
次に、ステップS204において、暗号化処理部16は、コンテンツ分割部15によって出力された各分割コンテンツデータに対し、それぞれ異なる暗号鍵を用いて暗号化してコンテンツ生成部17へ出力する。また、暗号化処理部16は、各分割コンテンツデータを暗号化する際に用いられた暗号鍵と、当該暗号鍵を識別するための暗号鍵IDとを対応付けて通信部11へ出力する。
次に、ステップS205において、通信部11は、各分割コンテンツデータを暗号化する際に用いられた暗号鍵に暗号鍵IDを対応付けた暗号鍵情報をCM提供サーバ2へ送信する。次に、ステップS301において、CM提供サーバ2の通信部21は、コンテンツ提供サーバ1の通信部11によって送信された暗号鍵情報を受信し、受信した暗号鍵情報をCMデータ管理部22へ出力する。CMデータ管理部22は、暗号鍵情報に含まれる暗号鍵を電子透かし付与部24へ出力する。また、CMデータ管理部22は、CMデータリスト記憶部23に記憶されているCMデータリストを参照し、暗号鍵情報に含まれる暗号鍵IDに対応付けられているCMデータ名を電子透かし付与部24へ出力する。
次に、ステップS302において、電子透かし付与部24は、CMデータ管理部22によって出力されたCMデータ名に対応するCMデータを第1のCMデータ記憶部25から読み出す。次に、ステップS303において、電子透かし付与部24は、CMデータ管理部22によって出力された暗号鍵を、第1のCMデータ記憶部25から読み出したCMデータに電子透かしとして埋め込む。次に、ステップS304において、電子透かし付与部24は、暗号鍵が埋め込まれたCMデータを第2のCMデータ記憶部26に記憶する。
一方、通信部11によって暗号鍵情報が送信された後、ステップS206において、コンテンツ生成部17は、暗号化処理部16によって出力された複数の分割コンテンツデータのそれぞれに対し、コンテンツ再生装置3が暗号鍵を要求するタイミングを表す暗号鍵要求タイミングを付加する。暗号鍵要求タイミングは、コンテンツデータを再生するタイミングより前に設定される。
次に、ステップS207において、コンテンツ生成部17は、暗号化処理部16によって出力された複数の分割コンテンツデータのそれぞれに対し、各分割コンテンツデータを暗号化する際に用いられた暗号鍵を識別するための暗号鍵IDを付加する。
次に、ステップS208において、コンテンツ生成部17は、暗号化処理部16によって出力された複数の分割コンテンツデータのそれぞれに対し、CMデータを再生するための再生タイミングを付加する。再生タイミングは、コンテンツ再生装置3が暗号鍵要求をCM提供サーバ2へ送信してから、CMデータをCM提供サーバ2から受信するまでの時間に応じて予め設定される。コンテンツ生成部17は、暗号鍵要求タイミング、暗号鍵ID及びCMデータ再生タイミングが付加された分割コンテンツデータを1つのコンテンツデータに合成して通信部11へ出力する。
次に、ステップS209において、通信部11は、各分割コンテンツデータに暗号鍵要求タイミング、暗号鍵ID及びCMデータ再生タイミングが付加されたコンテンツデータをコンテンツ再生装置3へ送信する。
次に、ステップS102において、コンテンツ再生装置3の通信部31は、コンテンツ提供サーバ1の通信部11によって送信されたコンテンツデータを受信し、受信したコンテンツデータをコンテンツ管理部32へ出力する。次に、ステップS103において、コンテンツ管理部32は、通信部31によって出力されたコンテンツデータをコンテンツ記憶部33に記憶する。
図10及び図11は、図1に示すコンテンツ管理システムのコンテンツ再生処理を説明するためのフローチャートである。コンテンツ管理システムにおけるコンテンツ再生処理は、コンテンツ再生装置3とCM提供サーバ2とで行われる。
まず、ステップS111において、コンテンツ再生装置3のコンテンツ管理部32は、コンテンツ記憶部33に記憶されているコンテンツデータに付加されている暗号鍵要求タイミングを読み出す。なお、コンテンツデータが複数の分割コンテンツデータで構成されている場合、コンテンツ管理部32は、先頭の分割コンテンツデータに付加されている暗号鍵要求タイミングを読み出す。なお、以下の説明では、コンテンツデータが複数の分割コンテンツデータで構成されているものとして説明するが、コンテンツデータが複数に分割されていない場合であっても同様の処理が行われる。
次に、ステップS112において、コンテンツ管理部32は、コンテンツ記憶部33に記憶されている分割コンテンツデータに付加されているCMデータ再生タイミングを読み出す。次に、ステップS113において、コンテンツ管理部32は、コンテンツ記憶部33に記憶されている分割コンテンツデータに付加されている暗号鍵IDを読み出す。
次に、ステップS114において、コンテンツ管理部32は、コンテンツ記憶部33から読み出した暗号鍵要求タイミングに達したか否かを判断する。ここで、暗号鍵要求タイミングに達していないと判断された場合(ステップS114でNO)、暗号鍵要求タイミングに達するまで待機状態となる。
一方、暗号鍵要求タイミングに達したと判断された場合(ステップS114でYES)、ステップS115において、コンテンツ管理部32は、CM提供サーバ2に暗号鍵を要求するための暗号鍵要求を作成して通信部31へ出力する。暗号鍵要求には、これから再生しようとしている分割コンテンツデータが暗号化される際に用いられた暗号鍵を識別するための暗号鍵IDが含まれる。通信部31は、コンテンツ管理部32によって出力された暗号鍵要求をCM提供サーバ2へ送信する。
次に、ステップS311において、CM提供サーバ2の通信部21は、コンテンツ再生装置3の通信部31によって送信された暗号鍵要求を受信してCMデータ管理部22へ出力する。次に、ステップS312において、CMデータ管理部22は、通信部21によって出力された暗号鍵要求に含まれる暗号鍵IDに対応する暗号鍵が埋め込まれたCMデータを第2のCMデータ記憶部26から読み出して通信部21へ出力する。次に、ステップS313において、通信部21は、CMデータ管理部22によって出力されたCMデータをコンテンツ再生装置3へ送信する。
次に、ステップS116において、コンテンツ再生装置3の通信部31は、CM提供サーバ2の通信部21によって送信されたCMデータを受信してコンテンツ管理部32へ出力する。次に、ステップS117において、コンテンツ管理部32は、コンテンツ記憶部33から読み出したCMデータ再生タイミングに達したか否かを判断する。ここで、CMデータ再生タイミングに達していないと判断された場合(ステップS117でNO)、CMデータ再生タイミングに達するまで待機状態となる。
一方、CMデータ再生タイミングに達したと判断された場合(ステップS117でYES)、ステップS118において、コンテンツ管理部32は、通信部31によって出力されたCMデータを再生部34へ出力する。再生部34は、コンテンツ管理部32によって出力されたCMデータを再生してモニタ4に表示する。
なお、モニタ4は、表示画面にサブウインドウを表示し、当該サブウインドウ内にCMデータを表示してもよい。また、コンテンツ再生装置3がリモートコントローラを備えており、このリモートコントローラが表示装置を備えている場合、リモートコントローラの表示装置にCMデータを表示してもよい。
次に、ステップS119において、暗号鍵取得部35は、再生部34によって再生されるCMデータに埋め込まれている電子透かしを検出し、検出した電子透かしに含まれる暗号鍵を取得する。そして、暗号鍵取得部35は、CMデータから取得した暗号鍵を暗号鍵記憶部36に記憶する。
次に、ステップS120において、コンテンツ管理部32は、コンテンツ記憶部33から分割コンテンツデータを読み出して復号化処理部37へ出力する。分割コンテンツデータが入力されると、復号化処理部37は、暗号鍵記憶部36に記憶されている暗号鍵を読み出す。そして、復号化処理部37は、読み出した暗号鍵を用いて、コンテンツ管理部32によって出力された分割コンテンツデータを復号化する。復号化処理部37は、復号化した分割コンテンツデータを再生部34へ出力する。次に、ステップS121において、再生部34は、復号化処理部37によって出力された分割コンテンツデータを再生してモニタ4に表示する。
次に、ステップS122において、コンテンツ管理部32は、コンテンツ記憶部33に記憶されている1つのコンテンツデータに含まれる全ての分割コンテンツデータの再生が終了したか否かを判断する。ここで、全ての分割コンテンツデータの再生が終了していないと判断された場合(ステップS122でNO)、ステップS111の処理に戻り、コンテンツ管理部32は、コンテンツ記憶部33に記憶されている他の分割コンテンツデータの暗号鍵要求タイミングを読み出す。一方、全ての分割コンテンツデータの再生が終了したと判断された場合(ステップS122でYES)、コンテンツ管理部32は、コンテンツ再生処理を終了する。
なお、本実施の形態では、コンテンツ再生装置3からコンテンツ提供サーバ1へコンテンツ要求が送信されてからコンテンツデータが再生されるまでの処理、すなわち、図8及び図9に示すコンテンツ送信処理と図10及び図11に示すコンテンツ再生処理とが連続して行われるが、本発明は特にこれに限定されない。コンテンツ再生装置3がコンテンツ要求を送信してからコンテンツデータを記憶するまでの処理、すなわち、図8及び図9に示すコンテンツ送信処理を行った後、不図示の操作部から再生指示があった場合に、暗号鍵要求タイミングを読み出してからコンテンツデータを再生するまでの処理、すなわち、図10及び図11に示すコンテンツ再生処理を行ってもよい。
このように、コンテンツ提供サーバ1において、暗号鍵を用いてコンテンツデータが暗号化され、暗号化されたコンテンツデータに、当該コンテンツデータを暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵IDが付加される。そして、暗号鍵IDが付加されたコンテンツデータがコンテンツ再生装置3へ送信されると共に、暗号鍵がCM提供サーバ2へ送信される。次に、CM提供サーバ2において、コンテンツ提供サーバ1によって送信された暗号鍵が受信され、受信された暗号鍵がCMデータに埋め込まれる。そして、コンテンツ再生装置3から送信される暗号鍵IDが受信され、受信された暗号鍵IDに対応する暗号鍵が埋め込まれたCMデータがコンテンツ再生装置3へ送信される。続いて、コンテンツ再生装置3において、コンテンツ提供サーバ1によって送信されたコンテンツデータが受信され、受信されたコンテンツデータに付加されている暗号鍵IDがCM提供サーバ2へ送信される。そして、CM提供サーバ2によって送信されたCMデータが受信される。そして、CMデータが再生され、再生されるCMデータに埋め込まれた暗号鍵が取得される。その後、コンテンツデータが、暗号鍵を用いて復号化され、復号化されたコンテンツデータが再生される。
したがって、CMデータを再生して暗号鍵を取得しない限り、コンテンツデータを復号化して再生することができないので、情報提供者が視聴者に対して視聴させたいCMを確実に視聴させることができる。また、コンテンツデータに付加された暗号鍵識別情報に対応する暗号鍵が埋め込まれたCMが再生されるので、情報提供者が所望するCMデータに暗号鍵を埋め込んでおくことにより情報提供者が所望するCMを視聴者に提供することができる。例えば、最新のCMデータに暗号鍵を埋め込んでおくことにより、コンテンツデータを再生する際に最新のCMを視聴者に提供することができる。
また、コンテンツ提供サーバ1において、コンテンツデータが複数の分割コンテンツデータに分割され、暗号鍵を用いて各分割コンテンツデータが暗号化される。そして、暗号化された各分割コンテンツデータのそれぞれに当該各分割コンテンツデータを暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵IDが付加され、暗号鍵IDが付加された各分割コンテンツデータがコンテンツ再生装置3へ送信されると共に、暗号鍵がCM提供サーバ2へ送信される。次に、CM提供サーバ2において、コンテンツ提供サーバ1によって送信された暗号鍵が受信され、受信された暗号鍵が各分割コンテンツデータに対応する各CMデータに埋め込まれる。そして、コンテンツ再生装置3から送信される暗号鍵IDが受信され、受信された暗号鍵IDに対応する暗号鍵が埋め込まれたCMデータがコンテンツ再生装置3へ送信される。続いて、コンテンツ再生装置3において、コンテンツ提供サーバ1によって送信された分割コンテンツデータが受信され、受信された分割コンテンツデータに付加されている暗号鍵IDがCM提供サーバ2へ送信される。そして、CM提供サーバ2によって送信されたCMデータが受信される。そして、CMデータが再生され、再生されるCMデータに埋め込まれた暗号鍵が取得される。その後、分割コンテンツデータが、暗号鍵を用いて復号化され、復号化された分割コンテンツデータが再生される。
したがって、1つのコンテンツデータを複数に分割した分割コンテンツデータのそれぞれに暗号鍵IDを付加し、暗号鍵IDに対応する暗号鍵が埋め込まれたCMが再生されるので、分割コンテンツデータ毎に所望のCMを視聴者に提供することができる。
さらに、コンテンツ提供サーバ1において、暗号化されたコンテンツデータに、CMを再生する再生タイミングが付加され、コンテンツ再生装置3において、コンテンツデータに付加されている再生タイミングに応じて、CMデータが再生される。したがって、再生タイミングに応じてCMが再生されるので、所望のタイミングでCMを再生することができる。
ここで、コンテンツ提供サーバ1におけるコンテンツデータの生成について具体的に説明する。図12は、コンテンツ提供サーバ1におけるコンテンツデータの生成について具体的に説明するための模式図である。
図12に示すように、まず、コンテンツ分割部15は、コンテンツデータ毎に予め設定されている分割数及び分割タイミングに基づいて、元コンテンツデータを複数の分割コンテンツデータに分割する。図12に示す例では、元コンテンツデータが3つの分割コンテンツデータA,B,Cに分割されている。
次に、暗号化処理部16は、暗号鍵Aを用いて分割コンテンツデータAを暗号化し、暗号鍵Bを用いて分割コンテンツデータBを暗号化し、暗号鍵Cを用いて分割コンテンツデータCを暗号化する。本実施の形態において、各分割コンテンツデータA,B,Cを暗号化するために用いられる暗号鍵A、B,Cはそれぞれ異なる暗号鍵であるが、暗号鍵A,B,Cを同一の暗号鍵としてもよい。
次に、コンテンツ生成部17は、暗号化された各暗号分割コンテンツデータA,B,Cのそれぞれに対して、暗号鍵要求タイミングA,B,C、CMデータ再生タイミングA,B,C及び暗号鍵ID−A,B,Cを付加する。そして、コンテンツ生成部17は、暗号鍵要求タイミングA,B,C、CMデータ再生タイミングA,B,C及び暗号鍵ID−A,B,Cを付加した暗号分割コンテンツデータA,B,Cを合成して1つのコンテンツデータとする。
図12に示す例では、暗号分割コンテンツデータAに暗号鍵要求タイミングA、CMデータ再生タイミングA及び暗号鍵ID−Aが付加され、暗号分割コンテンツデータBに暗号鍵要求タイミングB、CMデータ再生タイミングB及び暗号鍵ID−Bが付加され、暗号分割コンテンツデータCに暗号鍵要求タイミングC、CMデータ再生タイミングC及び暗号鍵ID−Cが付加されている。
なお、本実施の形態では、各暗号分割コンテンツデータA,B,Cの先頭部分に、暗号鍵要求タイミングA,B,C、CMデータ再生タイミングA,B,C及び暗号鍵ID−A,B,Cを付加しているが、本発明は特にこれに限定されず、暗号分割コンテンツデータAの先頭部分に、暗号鍵要求タイミングA,B,C、CMデータ再生タイミングA,B,C及び暗号鍵ID−A,B,Cを付加してもよい。
この場合、コンテンツ再生装置3は、各暗号分割コンテンツデータを再生する毎に暗号鍵要求タイミング、CMデータ再生タイミング及び暗号鍵IDを読み出すのではなく、各暗号分割コンテンツデータを再生する前に、各暗号分割コンテンツデータの暗号鍵要求タイミング、CMデータ再生タイミング及び暗号鍵IDを読み出す。
続いて、CM提供サーバ2におけるCMデータの電子透かし挿入について具体的に説明する。図13は、CM提供サーバ2におけるCMデータの電子透かし挿入について具体的に説明するための模式図である。
通信部21は、暗号鍵ID−A,B,Cが対応付けられた暗号鍵A,B,Cをコンテンツ提供サーバ1から受信する。CMデータ管理部22は、CMデータリスト記憶部23に記憶されているCMデータリストから暗号鍵ID−A,B,Cに対応するCMデータA,B,Cを特定する。そして、電子透かし付与部24は、第1のCMデータ記憶部25からCMデータ管理部22によって特定されたCMデータA,B,Cを読み出し、それぞれに暗号鍵A,B,Cを電子透かしとして埋め込む。電子透かし付与部24は、暗号鍵A,B,Cが電子透かしとして埋め込まれたCMデータA,B,Cを第2のCMデータ記憶部26に記憶する。
そして、コンテンツ再生装置3から暗号鍵要求が受信された場合、当該暗号鍵要求に含まれる暗号鍵IDに対応する暗号鍵が埋め込まれているCMデータが第2のCMデータ記憶部26から読み出され、コンテンツ再生装置3へ送信される。
なお、本実施の形態において、電子透かし付与部24は、コンテンツデータの内容に応じたCMデータに暗号鍵を埋め込む。すなわち、CMデータリスト記憶部23は、コンテンツデータを暗号化する際に用いられた暗号鍵に、当該コンテンツデータの内容に応じたCMデータを対応付けたCMデータリストを記憶する。
このように、コンテンツデータの内容に応じたCMデータに暗号鍵が埋め込まれるので、視聴するコンテンツデータの内容に応じたCMを視聴者に提供することができ、CMの宣伝効果を向上させることができる。
また、電子透かし付与部24は、ユーザの嗜好に応じたCMデータに暗号鍵を埋め込んでもよい。すなわち、コンテンツ再生装置3は、ユーザによるキーワードの入力を受け付け、受け付けたキーワードを暗号鍵要求に含めてCM提供サーバ2へ送信する。CM提供サーバ2は、キーワードと、当該キーワードに関連するCMデータとを予め対応付けて記憶しておき、受信したキーワードに対応するCMデータを読み出す。そして、暗号鍵要求に含まれる暗号鍵IDに対応する暗号鍵を、読み出したCMデータに埋め込んでコンテンツ再生装置3へ送信する。
このように、ユーザの嗜好に応じたCMデータに暗号鍵が埋め込まれるので、ユーザの嗜好に応じたCMをユーザに提供することができ、ユーザの所望するCMを提供することができる。
なお、本実施の形態におけるコンテンツ再生装置3は、コンテンツデータを再生する度に、暗号鍵が埋め込まれたCMデータをCM提供サーバ2から取得しているが、本発明は特にこれに限定されない。コンテンツ再生装置3は、コンテンツデータに付加されている暗号鍵識別情報に対応付けて、1度取得した暗号鍵を暗号鍵記憶部36に記憶してもよい。そして、既に暗号鍵を取得しているコンテンツデータの再生が指示された場合、暗号鍵が埋め込まれたCMデータをCM提供サーバ2から取得せずに、CMデータ再生タイミングに応じて暗号鍵記憶部36に記憶されている暗号鍵を読み出し、コンテンツデータを復号化して再生してもよい。この場合、暗号鍵が埋め込まれていたCMデータも記憶しておくことにより、コンテンツデータだけでなく、CMデータ再生タイミングに応じてCMデータも再生することができる。
また、通信部31によって受信されたCMデータを、コンテンツデータに付加されている暗号鍵識別情報に対応付けて記憶してもよい。そして、既に暗号鍵を取得しているコンテンツデータの再生が指示された場合、暗号鍵が埋め込まれたCMデータをCM提供サーバ2から取得せずに、CMデータ再生タイミングに応じてCMデータを読み出して再生してもよい。
このように、コンテンツデータに付加されている暗号鍵識別情報に対応付けて、CMデータあるいは暗号鍵が記憶されるので、コンテンツデータを再生する度に暗号鍵を受信する必要がなくなり、CM提供サーバ2へのアクセス回数を低減することができ、ネットワーク負荷を低減することができる。
さらに、本実施の形態では、CMデータを再生してモニタ4の表示画面全体に表示しているが、本発明は特にこれに限定されず、CMデータを再生してモニタ4の表示画面上の一部分に表示してもよい。この場合、コンテンツ提供サーバ1のコンテンツ生成部17は、暗号化処理部16によって暗号化されたコンテンツデータに、CMデータを再生する際の表示画面上の位置を表す再生位置情報を付加する。そして、コンテンツ再生装置3の再生部34は、通信部31によって受信されたコンテンツデータに付加されている再生位置情報に基づいて決定される表示画面上の位置に、通信部31によって受信されたCMデータを再生する。なお、コンテンツ生成部17が再生位置情報付加手段の一例に相当する。
図14は、表示画面上の一部分にCMデータを再生する場合の表示画面の一例を示す図である。図14に示すように、表示画面200は、CMデータを再生するためのCM再生領域201を含む。コンテンツ生成部17は、表示画面200におけるCM再生領域201の左上部202の座標及び右下部203の座標を再生位置情報としてコンテンツデータに付加する。再生部34は、コンテンツデータに付加されている再生位置情報に基づいて、CM再生領域201の表示画面200上の位置を特定し、特定したCM再生領域201内にCMデータを再生する。
このように、コンテンツ提供サーバ1において、暗号化されたコンテンツデータに、CMデータを再生する際の表示画面上の位置を表す再生位置情報が付加され、コンテンツ再生装置3において、コンテンツデータに付加されている再生位置情報に基づいて決定される表示画面上の位置に、CMデータが再生される。したがって、表示画面全体にCMを再生するのではなく、表示画面上の所望の位置にCMを再生することができる。なお、コンテンツ生成部17は、暗号化されたコンテンツデータに、再生位置情報と再生タイミングとを付加してもよい。
また、本実施の形態におけるCMデータは、動画情報、静止画情報及び音声情報だけでなく、文字情報であってもよい。すなわち、CM提供サーバ2の電子透かし付与部24は、CMデータの文字情報に暗号鍵を埋め込み、通信部21は、暗号鍵が埋め込まれたCMデータをコンテンツ再生装置3へ送信する。コンテンツ再生装置3の再生部34は、CMデータを再生して文字情報をモニタ4に表示する。暗号鍵取得部35は、再生部34によって再生されたCMデータに埋め込まれている暗号鍵を取得する。
さらに、文字情報は、インターネット上の情報を取得するためのURL(Uniform Resource Locator)を含み、再生部34は、CMデータを再生して、このURLをモニタ4に表示する。このとき、モニタ4は、URLをクリック可能に表示し、不図示の操作部は、ユーザによるURLのクリック操作を受け付ける。コンテンツ管理部32は、表示されているURLがユーザにより選択されたか否かを判定する。URLが選択されたと判定された場合、復号化処理部37は、コンテンツデータを復号化するための暗号鍵を暗号鍵記憶部36から読み出し、読み出した暗号鍵を用いて暗号化されたコンテンツデータを復号化して再生部34へ出力する。
このように、モニタ4に表示されるURLがユーザに選択されない限り、コンテンツデータが復号化されないので、URLが選択されることによりユーザがCMを見たことを確認することができる。
さらにまた、URLがクリック可能に表示され、ユーザによるクリック操作が受け付けられた場合、コンテンツ管理部32は、クリックされたURLを内部のメモリに記憶してもよい。また、コンテンツ管理部32は、メモリに記憶されたURLを読み出し、読み出したURLをクリック可能な態様でモニタ4に表示してもよい。このように、CMとして表示されたURLがクリックされ、クリックされたURLが記憶され、記憶されたURLが表示される。したがって、ユーザはCMやコンテンツを視聴した後、URLを選択することにより、当該URLにリンクされた所望の情報を見ることができる。
また、本実施の形態では、コンテンツ管理システムは、コンテンツ提供サーバ1によって提供されたコンテンツデータ及びCM提供サーバ2によって提供されたCMデータを再生するコンテンツ再生装置3を備えるとしているが、本発明は特にこれに限定されない。コンテンツ管理システムは、コンテンツ提供サーバ1によって提供されたコンテンツデータを記録するコンテンツ記録装置を備えてもよい。
図15は、本実施の形態のコンテンツ記録装置の構成を示すブロック図である。なお、図15において、図6と同じ構成については同じ符号を付して説明を省略し、異なる構成のみを説明する。
図15に示すコンテンツ記録装置3’は、通信部31、コンテンツ管理部32、コンテンツ記憶部33、再生部34、暗号鍵取得部35、暗号鍵記憶部36、復号化処理部37、結合データ記憶部38及び可換記録媒体記録部39を備えて構成される。
コンテンツ管理部32は、通信部31によってCMデータが受信された場合、コンテンツ記憶部33に記憶されているコンテンツデータを読み出し、通信部31によって出力されるCMデータと、コンテンツ記憶部33から読み出されたコンテンツデータとを結合させ、結合させた結合データを結合データ記憶部38に記憶する。結合データ記憶部38は、CMデータとコンテンツデータとを結合させた結合データを記憶する。なお、コンテンツ記録装置3’が記録装置の一例に相当し、結合データ記憶部38が結合記録手段の一例に相当する。
そして、コンテンツ管理部32は、暗号鍵要求タイミングに達したとしても、暗号鍵要求を作成せず、CMデータ再生タイミングに達した場合に、結合データ記憶部38に記憶されている結合データに含まれるCMデータを読み出して再生部34へ出力する。そして、CMデータに埋め込まれている暗号鍵が取得され、取得された暗号鍵を用いてコンテンツデータが復号化されて再生される。
また、コンテンツ管理部32は、結合データ記憶部38に記憶されている結合データを可換記録媒体記録部39へ出力し、記録動作を制御する。可換記録媒体記録部39は、結合データを可換記録媒体に記録する。例えば、可換記録媒体記録部39としてはDVDドライブが用いられる。また、記録用の可換記録媒体として、例えば、DVD−RAM、DVD−R、CD−RW、CD−R、PD(Phase Change Rewritable Disk)、Blu−ray Disk(ブルーレイディスク)等の光ディスク等が用いられる。さらに、コンテンツ管理部32は、可換記録媒体記録部39から可換記録媒体に記録されている結合データを読み出す。
このように、コンテンツデータとCMデータとが結合して記録されるので、コンテンツデータとCMデータとが結合された結合データを可換記録媒体に記録することができる。また、CMデータを受信することが不可能な状況であっても、可換記録媒体に記録されたコンテンツデータを再生することができる。さらに、CMデータを結合するタイミングをコンテンツデータ内のCMデータ再生タイミングとすることにより、コンテンツデータの提供者が意図したタイミングでCMを再生することができる。
次に、本実施の形態における記録制御回路について説明する。図16は、本実施の形態における記録制御回路の構成を示すブロック図である。図16に示す記録制御回路400は、コンテンツデータ受信指示回路401、コンテンツデータ記録指示回路402、暗号鍵識別情報送信指示回路403、CMデータ受信指示回路404、CMデータ再生指示回路405、暗号鍵取得指示回路406、復号化指示回路407及びコンテンツデータ再生指示回路408を備えて構成される。記録制御回路400は、例えばLSI(大規模集積回路)等で構成され、通信部31、コンテンツ記憶部33、再生部34、暗号鍵取得部35及び復号化処理部37等のコンテンツ記録装置3’の各部を制御する。
コンテンツデータ受信指示回路401は、コンテンツデータを暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報が付加されたコンテンツデータを受信するための指示を通信部31に対して行う。コンテンツデータ記録指示回路402は、コンテンツデータ受信指示回路401による指示によって受信されたコンテンツデータを記録するための指示をコンテンツ記憶部33に対して行う。暗号鍵識別情報送信指示回路403は、コンテンツデータ記録指示回路402による指示によって記録されたコンテンツデータに付加されている暗号鍵識別情報を送信するための指示を通信部31に対して行う。
CMデータ受信指示回路404は、暗号鍵識別情報に対応する暗号鍵が埋め込まれたCMデータを受信するための指示を通信部31に対して行う。CMデータ再生指示回路405は、CMデータ受信指示回路404による指示によって受信されたCMデータを再生するための指示を再生部34に対して行う。暗号鍵取得指示回路406は、CMデータ再生指示回路405による指示によって再生されるCMデータに埋め込まれた暗号鍵を取得するための指示を暗号鍵取得部35に対して行う。
復号化指示回路407は、コンテンツデータ記録指示回路402による指示によって記録されたコンテンツデータを、暗号鍵取得指示回路406による指示によって取得された暗号鍵を用いて復号化するための指示を復号化処理部37に対して行う。コンテンツデータ再生指示回路408は、復号化指示回路407による指示によって復号化されたコンテンツデータを再生するための指示を再生部34に対して行う。
本実施の形態において、記録制御回路400が記録制御回路の一例に相当し、コンテンツデータ受信指示回路401が第1の情報受信指示回路の一例に相当し、コンテンツデータ記録指示回路402が第1の情報記録指示回路の一例に相当し、暗号鍵識別情報送信指示回路403が暗号鍵識別情報送信指示回路の一例に相当し、CMデータ受信指示回路404が第2の情報受信指示回路の一例に相当し、CMデータ再生指示回路405が第2の情報再生指示回路の一例に相当し、暗号鍵取得指示回路406が取得指示回路の一例に相当し、復号化指示回路407が復号化指示回路の一例に相当し、コンテンツデータ再生指示回路408が第1の情報再生指示回路の一例に相当する。
なお、上記の例では、復号化される前のコンテンツデータと、CMデータとが結合された結合データを記憶するとしているが、本発明は特にこれに限定されず、復号化した後のコンテンツデータとCMデータとを結合して記憶してもよい。
また、コンテンツ記録装置3’は、結合データ記憶部38を備えない構成であってもよく、可換記録媒体記録部39が、コンテンツデータを可換記録媒体に記録してもよい。この場合、コンテンツ管理部32は、コンテンツ記憶部33に記憶されているコンテンツデータを可換記録媒体記録部39へ出力し、記録動作を制御する。そして、コンテンツ管理部32は、ユーザによるコンテンツデータの再生指示があると、可換記録媒体記録部39から可換記録媒体に記録されているコンテンツデータに付加されている暗号鍵要求タイミングを読み出す。
また、本実施の形態のコンテンツ記録装置3’において、記録プログラムが例えばROM(リードオンリメモリ)に記憶されており、記録プログラムが通信部31、コンテンツ管理部32、コンテンツ記憶部33、再生部34、暗号鍵取得部35、暗号鍵記憶部36、復号化処理部37、結合データ記憶部38及び可換記録媒体記録部39としてCPUを機能させる。
さらに、本実施形態では、CMなどの商用的なメッセージに関する情報を第2の情報として提供しているが、本発明は特にこれに限定されず、視聴するコンテンツに関連する非商用的な情報を第2の情報として提供してもよい。例えば、第1の情報提供サーバ(コンテンツ提供サーバ1)は、暗号化したゲームコンテンツデータ(第1の情報)をコンテンツ再生装置3へ送信する。第2の情報提供サーバ(CM提供サーバ2)は、例えば、レベル更新時、マップ更新時及びシナリオ更新時などのゲーム内における所定のポイントにおいてダウンロードする付加的な情報(第2の情報)、例えば、次のステージへの説明ファイルなどに暗号鍵を埋め込んでコンテンツ再生装置3へ送信する。コンテンツ再生装置3は、ゲーム内の所定のポイントにおいて、付加的な情報を取得して再生し、付加的な情報に含まれる暗号鍵を取得し、ゲームコンテンツを復号化する。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。上記の実施形態では、暗号化されたコンテンツ情報及び暗号鍵をCM提供サーバ2へ送信しているが、他の実施形態では、暗号化されたコンテンツ情報をコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、暗号鍵のみをCM提供サーバ2へ送信する。
図17は、他の実施形態におけるコンテンツ提供サーバの構成を示すブロック図である。なお、図17において、図2に示すコンテンツ提供サーバ1と同じ構成については同じ符号を付している。以下の説明では、異なる構成についてのみ説明する。
図17に示すコンテンツ提供サーバ1’は、通信部11、コンテンツ管理部12、コンテンツ記憶部13、コンテンツリスト記憶部14、コンテンツ分割部15、暗号化処理部16、コンテンツ生成部17、オーサリング部18及び媒体記録部19を備えて構成される。なお、本実施の形態において、オーサリング部18及び媒体記録部19が情報記録手段の一例に相当する。
オーサリング部18は、コンテンツ生成部17によって暗号鍵要求タイミング、CMデータ再生タイミング及び暗号鍵IDが付加されたコンテンツデータを、記録媒体20に応じた記録フォーマットに変換する。媒体記録部19は、コンテンツデータを記録媒体20に記録する。この記録媒体20は、ユーザへ配布される。通信部11は、暗号化処理部16で用いられた暗号鍵と暗号鍵IDとを対応付けた暗号鍵情報をCM提供サーバ2へ送信する。なお、他の実施形態におけるCM提供サーバの構成は、図4に示すCM提供サーバ2の構成と同じであるので、説明を省略する。
図18は、他の実施形態におけるコンテンツ再生装置の構成を示すブロック図である。なお、図18において、図6に示すコンテンツ再生装置3と同じ構成については同じ符号を付している。以下の説明では、異なる構成についてのみ説明する。
図18に示すコンテンツ再生装置3”は、通信部31、コンテンツ管理部32、コンテンツ記憶部33、再生部34、暗号鍵取得部35、暗号鍵記憶部36、復号化処理部37及びコンテンツ情報読出部40を備えて構成される。なお、本実施の形態において、コンテンツ情報読出部40が第1の情報読出手段の一例に相当する。
コンテンツ情報読出部40は、記録媒体20に記録されているコンテンツデータを読み出してコンテンツ管理部32へ出力する。記録媒体20には、暗号鍵要求タイミング、CMデータ再生タイミング及び暗号鍵IDが付加されたコンテンツデータが記録されている。
コンテンツ記憶部33は、コンテンツ情報読出部40によって読み出されたコンテンツデータを記憶する。コンテンツ管理部32は、コンテンツ情報読出部40によって出力されたコンテンツデータをコンテンツ記憶部33へ記憶する。コンテンツ管理部32は、コンテンツ記憶部33に記憶されているコンテンツデータから暗号鍵要求タイミング、CMデータ再生タイミング及び暗号鍵IDを読み出し、暗号鍵要求タイミングに応じて暗号鍵IDを含む暗号鍵要求を作成して通信部31へ出力する。また、コンテンツ管理部32は、コンテンツ情報読出部40によって出力されたコンテンツデータ(分割コンテンツデータ)を復号化処理部37へ出力する。
通信部31は、暗号鍵を要求する暗号鍵要求をCM提供サーバ2へ送信すると共に、CM提供サーバ2の通信部21によって送信されたCMデータを受信してコンテンツ管理部32へ出力する。
このように、コンテンツ再生装置3”において再生されるコンテンツ情報が、暗号鍵を用いて暗号化され、暗号化されたコンテンツ情報に、当該コンテンツ情報を暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵IDが付加される。そして、暗号鍵IDが付加されたコンテンツ情報が記録媒体20に記録され、暗号鍵がCM提供サーバ2へ送信される。
したがって、暗号鍵を取得しない限り、記録媒体20に記録されたコンテンツ情報を復号化して再生することができないので、暗号鍵をCMデータに埋め込み、CMデータを再生しなければ暗号鍵を取得できないようにすることにより、情報提供者が視聴者に対して視聴させたいCM情報を確実に視聴させることができる。
また、コンテンツ情報を暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵IDが付加されたコンテンツ情報が記録媒体20から読み出され、読み出されたコンテンツ情報に付加されている暗号鍵IDがCM提供サーバ2へ送信される。そして、暗号鍵IDに対応する暗号鍵が埋め込まれたCMデータが受信される。そして、CMデータが再生され、再生されるCMデータに埋め込まれた暗号鍵が取得される。その後、コンテンツ情報が、暗号鍵を用いて復号化され、復号化されたコンテンツ情報が再生される。
したがって、CMデータを再生して暗号鍵を取得しない限り、記録媒体20に記録されたコンテンツ情報を復号化して再生することができないので、情報提供者が視聴者に対して視聴させたいCM情報を確実に視聴させることができる。また、コンテンツ情報に付加された暗号鍵IDに対応する暗号鍵が埋め込まれたCMデータが再生されるので、情報提供者が所望するCMデータに暗号鍵を埋め込んでおくことにより情報提供者が所望するCM情報を視聴者に提供することができる。
なお、上述した具体的実施形態には以下の構成を有する発明が主に含まれている。
本発明の一局面に係る情報管理システムは、第1の情報を提供する第1の情報提供サーバと、前記第1の情報とは異なる第2の情報を提供する第2の情報提供サーバと、前記第1の情報提供サーバによって提供された第1の情報及び前記第2の情報提供サーバによって提供された第2の情報を再生する再生装置とが互いに通信可能に接続された情報管理システムであって、前記第1の情報提供サーバは、暗号鍵を用いて前記第1の情報を暗号化する暗号化手段と、前記暗号化手段によって暗号化された第1の情報に、当該第1の情報を暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報を付加する暗号鍵識別情報付加手段と、前記暗号鍵識別情報付加手段によって前記暗号鍵識別情報が付加された第1の情報を前記再生装置へ送信すると共に、前記暗号鍵を前記第2の情報提供サーバへ送信する送信手段とを備え、前記第2の情報提供サーバは、前記第1の情報提供サーバの前記送信手段によって送信された前記暗号鍵を受信する暗号鍵受信手段と、前記暗号鍵受信手段によって受信された前記暗号鍵を第2の情報に埋め込む埋め込み手段と、前記再生装置から送信される前記暗号鍵識別情報を受信する暗号鍵識別情報受信手段と、前記暗号鍵識別情報受信手段によって受信された前記暗号鍵識別情報に対応する暗号鍵が埋め込まれた第2の情報を前記再生装置へ送信する第2の情報送信手段とを備え、前記再生装置は、前記第1の情報提供サーバの前記送信手段によって送信された前記第1の情報を受信する第1の情報受信手段と、前記第1の情報受信手段によって受信された前記第1の情報に付加されている前記暗号鍵識別情報を前記第2の情報提供サーバへ送信する暗号鍵識別情報送信手段と、前記第2の情報提供サーバの前記第2の情報送信手段によって送信された前記第2の情報を受信する第2の情報受信手段と、前記第2の情報受信手段によって受信された前記第2の情報を再生する第2の情報再生手段と、前記第2の情報再生手段によって再生される前記第2の情報に埋め込まれた前記暗号鍵を取得する取得手段と、前記第1の情報受信手段によって受信された前記第1の情報を、前記取得手段によって取得された前記暗号鍵を用いて復号化する復号化手段と、前記復号化手段によって復号化された前記第1の情報を再生する第1の情報再生手段とを備える。
本発明の他の局面に係る情報管理方法は、暗号化手段、暗号鍵識別情報付加手段及び送信手段を備えると共に第1の情報を提供する第1の情報提供サーバと、暗号鍵受信手段、埋め込み手段、暗号鍵識別情報受信手段及び第2の情報送信手段を備えると共に前記第1の情報とは異なる第2の情報を提供する第2の情報提供サーバと、第1の情報受信手段、暗号鍵識別情報送信手段、第2の情報受信手段、第2の情報再生手段、取得手段、復号化手段及び第1の情報再生手段を備えると共に前記第1の情報提供サーバによって提供された第1の情報及び前記第2の情報提供サーバによって提供された第2の情報を再生する再生装置とが互いに通信可能に接続された情報管理方法であって、前記第1の情報提供サーバの前記暗号化手段が、暗号鍵を用いて第1の情報を暗号化する暗号化ステップと、前記暗号鍵識別情報付加手段が、前記暗号化ステップにおいて暗号化された第1の情報に、当該第1の情報を暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報を付加する暗号鍵識別情報付加ステップと、前記送信手段が、前記暗号鍵識別情報付加ステップにおいて前記暗号鍵識別情報が付加された第1の情報を前記再生装置へ送信すると共に、前記暗号鍵を前記第2の情報提供サーバへ送信する送信ステップと、前記第2の情報提供サーバの前記暗号鍵受信手段が、前記第1の情報提供サーバの前記送信ステップにおいて送信された前記暗号鍵を受信する暗号鍵受信ステップと、前記埋め込み手段が、前記暗号鍵受信ステップにおいて受信された前記暗号鍵を第2の情報に埋め込む埋め込みステップと、前記再生装置の前記第1の情報受信手段が、前記第1の情報提供サーバの前記送信ステップにおいて送信された前記第1の情報を受信する第1の情報受信ステップと、前記暗号鍵識別情報送信手段が、前記第1の情報受信ステップにおいて受信された前記第1の情報に付加されている前記暗号鍵識別情報を前記第2の情報提供サーバへ送信する暗号鍵識別情報送信ステップと、前記第2の情報提供サーバの前記暗号鍵識別情報受信手段が、前記再生装置から送信される前記暗号鍵識別情報を受信する暗号鍵識別情報受信ステップと、前記第2の情報送信手段が、前記暗号鍵識別情報受信ステップにおいて受信された前記暗号鍵識別情報に対応する暗号鍵が埋め込まれた第2の情報を前記再生装置へ送信する第2の情報送信ステップと、前記再生装置の第2の情報受信手段が、前記第2の情報提供サーバの前記第2の情報送信ステップにおいて送信された前記第2の情報を受信する第2の情報受信ステップと、前記第2の情報再生手段が、前記第2の情報受信ステップにおいて受信された前記第2の情報を再生する第2の情報再生ステップと、前記取得手段が、前記第2の情報再生ステップにおいて再生される前記第2の情報に埋め込まれた前記暗号鍵を取得する取得ステップと、前記復号化手段が、前記第1の情報受信ステップにおいて受信された前記第1の情報を、前記取得ステップにおいて取得された前記暗号鍵を用いて復号化する復号化ステップと、前記第1の情報再生手段が、前記復号化ステップにおいて復号化された前記第1の情報を再生する第1の情報再生ステップとを含む。
これらの構成によれば、第1の情報提供サーバにおいて、暗号鍵を用いて第1の情報が暗号化され、暗号化された第1の情報に、当該第1の情報を暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報が付加される。そして、暗号鍵識別情報が付加された第1の情報が再生装置へ送信されると共に、暗号鍵が第2の情報提供サーバへ送信される。次に、第2の情報提供サーバにおいて、第1の情報提供サーバによって送信された暗号鍵が受信され、受信された暗号鍵が第2の情報に埋め込まれる。そして、再生装置から送信される暗号鍵識別情報が受信され、受信された暗号鍵識別情報に対応する暗号鍵が埋め込まれた第2の情報が再生装置へ送信される。続いて、再生装置において、第1の情報提供サーバによって送信された第1の情報が受信され、受信された第1の情報に付加されている暗号鍵識別情報が第2の情報提供サーバへ送信される。そして、第2の情報提供サーバによって送信された第2の情報が受信される。そして、第2の情報が再生され、再生される第2の情報に埋め込まれた暗号鍵が取得される。その後、第1の情報が、暗号鍵を用いて復号化され、復号化された第1の情報が再生される。
したがって、第2の情報を再生して暗号鍵を取得しない限り、第1の情報を復号化して再生することができないので、情報提供者が視聴者に対して視聴させたい第2の情報を確実に視聴させることができる。また、第1の情報に付加された暗号鍵識別情報に対応する暗号鍵が埋め込まれた第2の情報が再生されるので、情報提供者が所望する第2の情報に暗号鍵を埋め込んでおくことにより情報提供者が所望する第2の情報を視聴者に提供することができる。
また、上記の情報管理システムにおいて、前記第1の情報は、コンテンツデータを含み、前記第2の情報は、コマーシャルメッセージデータを含むことが好ましい。この構成によれば、コマーシャルメッセージデータを再生して暗号鍵を取得しない限り、コンテンツデータを復号化して再生することができないので、情報提供者が視聴者に対して視聴させたいコマーシャルメッセージを確実に視聴させることができる。また、コンテンツデータに付加された暗号鍵識別情報に対応する暗号鍵が埋め込まれたコマーシャルメッセージが再生されるので、情報提供者が所望するコマーシャルメッセージデータに暗号鍵を埋め込んでおくことにより情報提供者が所望するコマーシャルメッセージを視聴者に提供することができる。
また、上記の情報管理システムにおいて、前記第1の情報提供サーバは、前記コンテンツデータを複数の分割コンテンツデータに分割する分割手段をさらに備え、前記暗号化手段は、暗号鍵を用いて前記分割手段によって分割された各分割コンテンツデータを暗号化し、前記暗号鍵識別情報付加手段は、前記暗号化手段によって暗号化された各分割コンテンツデータのそれぞれに当該各分割コンテンツデータを暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報を付加し、前記第1の情報提供サーバの前記送信手段は、前記暗号鍵識別情報付加手段によって前記暗号鍵識別情報が付加された各分割コンテンツデータを前記再生装置へ送信すると共に、前記暗号鍵を前記第2の情報提供サーバへ送信し、前記第2の情報提供サーバの前記暗号鍵受信手段は、前記第1の情報提供サーバの前記送信手段によって送信された前記暗号鍵を受信し、前記埋め込み手段は、前記暗号鍵受信手段によって受信された前記暗号鍵を各分割コンテンツデータに対応する各コマーシャルメッセージデータに埋め込み、前記暗号鍵識別情報受信手段は、前記再生装置から送信される前記暗号鍵識別情報を受信し、前記第2の情報送信手段は、前記暗号鍵識別情報受信手段によって受信された前記暗号鍵識別情報に対応するコマーシャルメッセージデータを前記再生装置へ送信し、前記再生装置の前記第1の情報受信手段は、前記第1の情報提供サーバの前記送信手段によって送信された前記分割コンテンツデータを受信し、前記暗号鍵識別情報送信手段は、前記第1の情報受信手段によって受信された前記分割コンテンツデータに付加されている前記暗号鍵識別情報を前記第2の情報提供サーバへ送信し、前記第2の情報受信手段は、前記第2の情報提供サーバの前記第2の情報送信手段によって送信された前記コマーシャルメッセージデータを受信し、前記第2の情報再生手段は、前記第2の情報受信手段によって受信された前記コマーシャルメッセージデータを再生し、前記取得手段は、前記第2の情報再生手段によって再生される前記コマーシャルメッセージデータに埋め込まれた前記暗号鍵を取得し、前記復号化手段は、前記第1の情報受信手段によって受信された前記分割コンテンツデータを、前記取得手段によって取得された前記暗号鍵を用いて復号化し、前記第1の情報再生手段は、前記復号化手段によって復号化された分割コンテンツデータを再生することが好ましい。
この構成によれば、第1の情報提供サーバにおいて、コンテンツデータが複数の分割コンテンツデータに分割され、暗号鍵を用いて各分割コンテンツデータが暗号化される。そして、暗号化された各分割コンテンツデータのそれぞれに当該各分割コンテンツデータを暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報が付加され、暗号鍵識別情報が付加された各分割コンテンツデータが再生装置へ送信されると共に、暗号鍵がコマーシャルメッセージ提供サーバへ送信される。次に、コマーシャルメッセージ提供サーバにおいて、第1の情報提供サーバによって送信された暗号鍵が受信され、受信された暗号鍵が各分割コンテンツデータに対応する各コマーシャルメッセージデータに埋め込まれる。そして、再生装置から送信される暗号鍵識別情報が受信され、受信された暗号鍵識別情報に対応する暗号鍵が埋め込まれたコマーシャルメッセージデータが再生装置へ送信される。続いて、再生装置において、第1の情報提供サーバによって送信された分割コンテンツデータが受信され、受信された分割コンテンツデータに付加されている暗号鍵識別情報がコマーシャルメッセージ提供サーバへ送信される。そして、コマーシャルメッセージ提供サーバによって送信されたコマーシャルメッセージデータが受信される。そして、コマーシャルメッセージデータが再生され、再生されるコマーシャルメッセージデータに埋め込まれた暗号鍵が取得される。その後、分割コンテンツデータが、暗号鍵を用いて復号化され、復号化された分割コンテンツデータが再生される。
したがって、1つのコンテンツデータを複数に分割した分割コンテンツデータのそれぞれに暗号鍵識別情報を付加し、暗号鍵識別情報に対応する暗号鍵が埋め込まれたコマーシャルメッセージが再生されるので、分割コンテンツデータ毎に所望のコマーシャルメッセージを視聴者に提供することができる。
また、上記の情報管理システムにおいて、前記第1の情報提供サーバは、前記暗号化手段によって暗号化されたコンテンツデータに、コマーシャルメッセージデータを再生する再生タイミングを付加する再生タイミング付加手段をさらに備え、前記再生装置の第2の情報再生手段は、前記第1の情報受信手段によって受信された前記コンテンツデータに付加されている前記再生タイミングに応じて、前記コマーシャルメッセージデータ受信手段によって受信された前記コマーシャルメッセージデータを再生することが好ましい。
この構成によれば、第1の情報提供サーバにおいて、暗号化されたコンテンツデータに、コマーシャルメッセージデータを再生する再生タイミングが付加され、再生装置において、コンテンツデータに付加されている再生タイミングに応じて、コマーシャルメッセージデータが再生される。したがって、再生タイミングに応じてコマーシャルメッセージが再生されるので、所望のタイミングでコマーシャルメッセージを再生することができる。
また、上記の情報管理システムにおいて、前記第1の情報提供サーバは、前記暗号化手段によって暗号化されたコンテンツデータに、コマーシャルメッセージデータを再生する際の表示画面上の位置を表す再生位置情報を付加する再生位置情報付加手段をさらに備え、前記再生装置の第2の情報再生手段は、前記第1の情報受信手段によって受信された前記コンテンツデータに付加されている前記再生位置情報に基づいて決定される表示画面上の位置に、前記第2の情報受信手段によって受信された前記コマーシャルメッセージデータを再生することが好ましい。
この構成によれば、第1の情報提供サーバにおいて、暗号化されたコンテンツデータに、コマーシャルメッセージデータを再生する際の表示画面上の位置を表す再生位置情報が付加され、再生装置において、コンテンツデータに付加されている再生位置情報に基づいて決定される表示画面上の位置に、コマーシャルメッセージデータが再生される。したがって、表示画面全体にコマーシャルメッセージを再生するのではなく、表示画面上の所望の位置にコマーシャルメッセージを再生することができる。
また、上記の情報管理システムにおいて、前記埋め込み手段は、前記コンテンツデータの内容に応じたコマーシャルメッセージデータに前記暗号鍵を埋め込むことが好ましい。この構成によれば、コンテンツデータの内容に応じたコマーシャルメッセージデータに暗号鍵が埋め込まれるので、視聴するコンテンツデータの内容に応じたコマーシャルメッセージを視聴者に提供することができ、コマーシャルメッセージの宣伝効果を向上させることができる。
また、上記の情報管理システムにおいて、前記埋め込み手段は、ユーザの嗜好に応じたコマーシャルメッセージデータに前記暗号鍵を埋め込むことが好ましい。この構成によれば、ユーザの嗜好に応じたコマーシャルメッセージデータに暗号鍵が埋め込まれるので、ユーザの嗜好に応じたコマーシャルメッセージをユーザに提供することができ、ユーザの所望するコマーシャルメッセージを提供することができる。
また、上記の情報管理システムにおいて、前記埋め込み手段は、前記暗号鍵を、前記コマーシャルメッセージデータの動画情報、静止画情報あるいは音声情報の標本値あるいは周波数成分へ電子透かし情報として埋め込むことが好ましい。
この構成によれば、暗号鍵が、コマーシャルメッセージデータの動画情報、静止画情報あるいは音声情報の標本値あるいは周波数成分へ電子透かし情報として埋め込まれるので、暗号鍵がコマーシャルメッセージデータに埋め込まれていることをユーザに意識させることなく、コマーシャルメッセージデータを再生することができる。
また、上記の情報管理システムにおいて、前記取得手段は、前記コマーシャルメッセージデータの動画情報、静止画情報あるいは音声情報の標本値あるいは周波数成分に埋め込まれた電子透かし情報から前記暗号鍵を取得することが好ましい。
この構成によれば、コマーシャルメッセージデータの動画情報、静止画情報あるいは音声情報の標本値あるいは周波数成分に埋め込まれた電子透かし情報から暗号鍵が取得されるので、暗号鍵がコマーシャルメッセージデータに埋め込まれていることをユーザに意識させることなく、コマーシャルメッセージデータを再生することができる。
また、上記の情報管理システムにおいて、前記再生装置は、前記第1の情報受信手段によって受信された前記第1の情報に付加されている前記暗号鍵識別情報に対応付けて、前記第2の情報受信手段によって受信されたコマーシャルメッセージデータあるいは前記取得手段によって取得された前記暗号鍵を記憶する記憶手段をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、コンテンツデータに付加されている暗号鍵識別情報に対応付けて、コマーシャルメッセージデータあるいは暗号鍵が記憶されるので、コンテンツデータを再生する度に暗号鍵を受信する必要がなくなり、第2の情報提供サーバへのアクセス回数を低減することができ、ネットワーク負荷を低減することができる。
本発明の他の局面に係る情報提供サーバは、再生装置において再生される情報を、暗号鍵を用いて暗号化する暗号化手段と、前記暗号化手段によって暗号化された前記情報に、当該情報を暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報を付加する暗号鍵識別情報付加手段と、前記暗号鍵識別情報付加手段によって前記暗号鍵識別情報が付加された前記情報及び前記暗号鍵を送信する送信手段とを備える。
本発明の他の局面に係る情報提供方法は、暗号化手段が、再生装置において再生される情報を、暗号鍵を用いて暗号化する暗号化ステップと、暗号鍵識別情報付加手段が、前記暗号化ステップにおいて暗号化された前記情報に、当該情報を暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報を付加する暗号鍵識別情報付加ステップと、送信手段が、前記暗号鍵識別情報付加ステップにおいて前記暗号鍵識別情報が付加された前記情報及び前記暗号鍵を送信する送信ステップとを含む。
これらの構成によれば、再生装置において再生される情報が、暗号鍵を用いて暗号化され、暗号化された情報に、当該情報を暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報が付加される。そして、暗号鍵識別情報が付加された情報及び暗号鍵が送信される。
したがって、暗号鍵を取得しない限り、情報を復号化して再生することができないので、暗号鍵を他の情報に埋め込み、他の情報を再生しなければ暗号鍵を取得できないようにすることにより、情報提供者が視聴者に対して視聴させたい他の情報を確実に視聴させることができる。
本発明の他の局面に係る情報提供サーバは、再生装置において再生される情報を、暗号鍵を用いて暗号化する暗号化手段と、前記暗号化手段によって暗号化された前記情報に、当該情報を暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報を付加する暗号鍵識別情報付加手段と、前記暗号鍵識別情報付加手段によって前記暗号鍵識別情報が付加された前記情報を記録媒体に記録する情報記録手段と、前記暗号鍵を送信する送信手段とを備える。
この構成によれば、再生装置において再生される情報が、暗号鍵を用いて暗号化され、暗号化された情報に、当該情報を暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報が付加される。そして、暗号鍵識別情報が付加された情報が記録媒体に記録され、暗号鍵が送信される。
したがって、暗号鍵を取得しない限り、記録媒体に記録された情報を復号化して再生することができないので、暗号鍵を他の情報に埋め込み、他の情報を再生しなければ暗号鍵を取得できないようにすることにより、情報提供者が視聴者に対して視聴させたい他の情報を確実に視聴させることができる。
本発明の他の局面に係る情報提供サーバは、第1の情報を暗号化する際に用いた暗号鍵を受信する暗号鍵受信手段と、前記暗号鍵受信手段によって受信された前記暗号鍵を、前記第1の情報とは異なる第2の情報に埋め込む埋め込み手段と、前記暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報を受信する暗号鍵識別情報受信手段と、前記暗号鍵識別情報受信手段によって受信された前記暗号鍵識別情報に対応する暗号鍵が埋め込まれた第2の情報を送信する第2の情報送信手段とを備える。
本発明の他の局面に係る情報提供方法は、暗号鍵受信手段が、第1の情報を暗号化する際に用いた暗号鍵を受信する暗号鍵受信ステップと、埋め込み手段が、前記暗号鍵受信ステップにおいて受信された前記暗号鍵を、前記第1の情報とは異なる第2の情報に埋め込む埋め込みステップと、暗号鍵識別情報受信手段が、前記暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報を受信する暗号鍵識別情報受信ステップと、第2の情報送信手段が、前記暗号鍵識別情報受信ステップにおいて受信された前記暗号鍵識別情報に対応する暗号鍵が埋め込まれた第2の情報を送信する第2の情報送信ステップとを含む。
これらの構成によれば、第1の情報を暗号化する際に用いた暗号鍵が受信され、受信された暗号鍵が、第1の情報とは異なる第2の情報に埋め込まれる。そして、第1の情報を暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報が受信され、受信された暗号鍵識別情報に対応する暗号鍵が埋め込まれた第2の情報が送信される。
したがって、暗号鍵を取得しない限り、第1の情報を復号化して再生することができないので、暗号鍵を第2の情報に埋め込み、第2の情報を再生しなければ暗号鍵を取得できないようにすることにより、情報提供者が視聴者に対して視聴させたい第2の情報を確実に視聴させることができる。
本発明の他の局面に係る再生装置は、第1の情報を暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報が付加された第1の情報を受信する第1の情報受信手段と、前記第1の情報受信手段によって受信された前記第1の情報に付加されている前記暗号鍵識別情報を送信する暗号鍵識別情報送信手段と、前記暗号鍵識別情報に対応する前記暗号鍵が埋め込まれた、前記第1の情報とは異なる第2の情報を受信する第2の情報受信手段と、前記第2の情報受信手段によって受信された前記第2の情報を再生する第2の情報再生手段と、前記第2の情報再生手段によって再生される前記第2の情報に埋め込まれた暗号鍵を取得する取得手段と、前記第1の情報受信手段によって受信された前記第1の情報を、前記取得手段によって取得された前記暗号鍵を用いて復号化する復号化手段と、前記復号化手段によって復号化された前記第1の情報を再生する第1の情報再生手段とを備える。
本発明の他の局面に係る再生方法は、第1の情報受信手段が、第1の情報を暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報が付加された第1の情報を受信する第1の情報受信ステップと、暗号鍵識別情報送信手段が、前記第1の情報受信ステップにおいて受信された前記第1の情報に付加されている前記暗号鍵識別情報を送信する暗号鍵識別情報送信ステップと、第2の情報受信手段が、前記暗号鍵識別情報に対応する前記暗号鍵が埋め込まれた、前記第1の情報とは異なる第2の情報を受信する第2の情報受信ステップと、第2の情報再生手段が、前記第2の情報受信ステップにおいて受信された前記第2の情報を再生する第2の情報再生ステップと、取得手段が、前記第2の情報再生ステップにおいて再生される前記第2の情報に埋め込まれた暗号鍵を取得する取得ステップと、復号化手段が、前記第1の情報受信ステップにおいて受信された前記第1の情報を、前記取得ステップにおいて取得された前記暗号鍵を用いて復号化する復号化ステップと、第1の情報再生手段が、前記復号化ステップにおいて復号化された前記第1の情報を再生する第1の情報再生ステップとを含む。
本発明の他の局面に係る再生プログラムは、第1の情報を暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報が付加された第1の情報を受信する第1の情報受信手段と、前記第1の情報受信手段によって受信された前記第1の情報に付加されている前記暗号鍵識別情報を送信する暗号鍵識別情報送信手段と、前記暗号鍵識別情報に対応する前記暗号鍵が埋め込まれた、前記第1の情報とは異なる第2の情報を受信する第2の情報受信手段と、前記第2の情報受信手段によって受信された前記第2の情報を再生する第2の情報再生手段と、前記第2の情報再生手段によって再生される前記第2の情報に埋め込まれた暗号鍵を取得する取得手段と、前記第1の情報受信手段によって受信された前記第1の情報を、前記取得手段によって取得された前記暗号鍵を用いて復号化する復号化手段と、前記復号化手段によって復号化された前記第1の情報を再生する第1の情報再生手段としてコンピュータを機能させる。
本発明の他の局面に係る再生プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、第1の情報を暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報が付加された第1の情報を受信する第1の情報受信手段と、前記第1の情報受信手段によって受信された前記第1の情報に付加されている前記暗号鍵識別情報を送信する暗号鍵識別情報送信手段と、前記暗号鍵識別情報に対応する前記暗号鍵が埋め込まれた、前記第1の情報とは異なる第2の情報を受信する第2の情報受信手段と、前記第2の情報受信手段によって受信された前記第2の情報を再生する第2の情報再生手段と、前記第2の情報再生手段によって再生される前記第2の情報に埋め込まれた暗号鍵を取得する取得手段と、前記第1の情報受信手段によって受信された前記第1の情報を、前記取得手段によって取得された前記暗号鍵を用いて復号化する復号化手段と、前記復号化手段によって復号化された前記第1の情報を再生する第1の情報再生手段としてコンピュータを機能させる再生プログラムを記録している。
本発明の他の局面に係る再生制御回路は、第1の情報を暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報が付加された第1の情報を受信するための指示を行う第1の情報受信指示回路と、前記第1の情報受信指示回路による指示によって受信された前記第1の情報に付加されている前記暗号鍵識別情報を送信するための指示を行う暗号鍵識別情報送信指示回路と、前記暗号鍵識別情報に対応する前記暗号鍵が埋め込まれた、前記第1の情報とは異なる第2の情報を受信するための指示を行う第2の情報受信指示回路と、前記第2の情報受信指示回路による指示によって受信された前記第2の情報を再生するための指示を行う第2の情報再生指示回路と、前記第2の情報再生指示回路による指示によって再生される前記第2の情報に埋め込まれた暗号鍵を取得するための指示を行う取得指示回路と、前記第1の情報受信指示回路による指示によって受信された前記第1の情報を、前記取得指示回路による指示によって取得された前記暗号鍵を用いて復号化するための指示を行う復号化指示回路と、前記復号化指示回路による指示によって復号化された前記第1の情報を再生するための指示を行う第1の情報再生指示回路とを備える。
これらの構成によれば、第1の情報を暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報が付加された第1の情報が受信され、受信された第1の情報に付加されている暗号鍵識別情報が送信される。そして、暗号鍵識別情報に対応する暗号鍵が埋め込まれた、第1の情報とは異なる第2の情報が受信される。そして、第2の情報が再生され、再生される第2の情報に埋め込まれた暗号鍵が取得される。その後、第1の情報が、暗号鍵を用いて復号化され、復号化された第1の情報が再生される。
したがって、第2の情報を再生して暗号鍵を取得しない限り、第1の情報を復号化して再生することができないので、情報提供者が視聴者に対して視聴させたい第2の情報を確実に視聴させることができる。また、第1の情報に付加された暗号鍵識別情報に対応する暗号鍵が埋め込まれた第2の情報が再生されるので、情報提供者が所望する第2の情報に暗号鍵を埋め込んでおくことにより情報提供者が所望する第2の情報を視聴者に提供することができる。
本発明の他の局面に係る再生装置は、第1の情報を暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報が付加された第1の情報が記録された記録媒体から、前記第1の情報を読み出す第1の情報読出手段と、前記第1の情報読出手段によって読み出された前記第1の情報に付加されている前記暗号鍵識別情報を送信する暗号鍵識別情報送信手段と、前記暗号鍵識別情報に対応する前記暗号鍵が埋め込まれた、前記第1の情報とは異なる第2の情報を受信する第2の情報受信手段と、前記第2の情報受信手段によって受信された前記第2の情報を再生する第2の情報再生手段と、前記第2の情報再生手段によって再生される前記第2の情報に埋め込まれた暗号鍵を取得する取得手段と、前記第1の情報読出手段によって読み出された前記第1の情報を、前記取得手段によって取得された前記暗号鍵を用いて復号化する復号化手段と、前記復号化手段によって復号化された前記第1の情報を再生する第1の情報再生手段とを備える。
この構成によれば、第1の情報を暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報が付加された第1の情報が記録媒体から読み出され、読み出された第1の情報に付加されている暗号鍵識別情報が送信される。そして、暗号鍵識別情報に対応する暗号鍵が埋め込まれた、第1の情報とは異なる第2の情報が受信される。そして、第2の情報が再生され、再生される第2の情報に埋め込まれた暗号鍵が取得される。その後、第1の情報が、暗号鍵を用いて復号化され、復号化された第1の情報が再生される。
したがって、第2の情報を再生して暗号鍵を取得しない限り、記録媒体に記録された第1の情報を復号化して再生することができないので、情報提供者が視聴者に対して視聴させたい第2の情報を確実に視聴させることができる。また、第1の情報に付加された暗号鍵識別情報に対応する暗号鍵が埋め込まれた第2の情報が再生されるので、情報提供者が所望する第2の情報に暗号鍵を埋め込んでおくことにより情報提供者が所望する第2の情報を視聴者に提供することができる。
本発明の他の局面に係る記録装置は、第1の情報を暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報が付加された第1の情報を受信する第1の情報受信手段と、前記第1の情報受信手段によって受信された前記第1の情報を記録する第1の情報記録手段と、前記第1の情報記録手段によって記録された前記第1の情報に付加されている前記暗号鍵識別情報を送信する暗号鍵識別情報送信手段と、前記暗号鍵識別情報に対応する前記暗号鍵が埋め込まれた、前記第1の情報とは異なる第2の情報を受信する第2の情報受信手段と、前記第2の情報受信手段によって受信された前記第2の情報を再生する第2の情報再生手段と、前記第2の情報再生手段によって再生される前記第2の情報に埋め込まれた暗号鍵を取得する取得手段と、前記第1の情報記録手段によって記録された前記第1の情報を、前記取得手段によって取得された前記暗号鍵を用いて復号化する復号化手段と、前記復号化手段によって復号化された前記第1の情報を再生する第1の情報再生手段とを備える。
本発明の他の局面に係る記録方法は、第1の情報受信手段が、第1の情報を暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報が付加された第1の情報を受信する第1の情報受信ステップと、第1の情報記録手段が、第1の情報受信ステップにおいて受信された前記第1の情報を記録する第1の情報記録ステップと、暗号鍵識別情報送信手段が、前記第1の情報記録ステップにおいて記録された前記第1の情報に付加されている前記暗号鍵識別情報を送信する暗号鍵識別情報送信ステップと、第2の情報受信手段が、前記暗号鍵識別情報に対応する前記暗号鍵が埋め込まれた、前記第1の情報とは異なる第2の情報を受信する第2の情報受信ステップと、第2の情報再生手段が、前記第2の情報受信ステップにおいて受信された前記第2の情報を再生する第2の情報再生ステップと、取得手段が、前記第2の情報再生ステップにおいて再生される前記第2の情報に埋め込まれた暗号鍵を取得する取得ステップと、復号化手段が、前記第1の情報記録ステップにおいて記録された前記第1の情報を、前記取得ステップにおいて取得された前記暗号鍵を用いて復号化する復号化ステップと、第1の情報再生手段が、前記復号化ステップにおいて復号化された前記第1の情報を再生する第1の情報再生ステップとを含む。
本発明の他の局面に係る記録プログラムは、第1の情報を暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報が付加された第1の情報を受信する第1の情報受信手段と、前記第1の情報受信手段によって受信された前記第1の情報を記録する第1の情報記録手段と、前記第1の情報記録手段によって記録された前記第1の情報に付加されている前記暗号鍵識別情報を送信する暗号鍵識別情報送信手段と、前記暗号鍵識別情報に対応する前記暗号鍵が埋め込まれた、前記第1の情報とは異なる第2の情報を受信する第2の情報受信手段と、前記第2の情報受信手段によって受信された前記第2の情報を再生する第2の情報再生手段と、前記第2の情報再生手段によって再生される前記第2の情報に埋め込まれた暗号鍵を取得する取得手段と、前記第1の情報記録手段によって記録された前記第1の情報を、前記取得手段によって取得された前記暗号鍵を用いて復号化する復号化手段と、前記復号化手段によって復号化された前記第1の情報を再生する第1の情報再生手段としてコンピュータを機能させる。
本発明の他の局面に係る記録プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、第1の情報を暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報が付加された第1の情報を受信する第1の情報受信手段と、前記第1の情報受信手段によって受信された前記第1の情報を記録する第1の情報記録手段と、前記第1の情報記録手段によって記録された前記第1の情報に付加されている前記暗号鍵識別情報を送信する暗号鍵識別情報送信手段と、前記暗号鍵識別情報に対応する前記暗号鍵が埋め込まれた、前記第1の情報とは異なる第2の情報を受信する第2の情報受信手段と、前記第2の情報受信手段によって受信された前記第2の情報を再生する第2の情報再生手段と、前記第2の情報再生手段によって再生される前記第2の情報に埋め込まれた暗号鍵を取得する取得手段と、前記第1の情報記録手段によって記録された前記第1の情報を、前記取得手段によって取得された前記暗号鍵を用いて復号化する復号化手段と、前記復号化手段によって復号化された前記第1の情報を再生する第1の情報再生手段としてコンピュータを機能させる記録プログラムを記録している。
本発明の他の局面に係る記録制御回路は、第1の情報を暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報が付加された第1の情報を受信するための指示を行う第1の情報受信指示回路と、前記第1の情報受信指示回路による指示によって受信された前記第1の情報を記録するための指示を行う第1の情報記録指示回路と、前記第1の情報記録指示回路による指示によって記録された前記第1の情報に付加されている前記暗号鍵識別情報を送信するための指示を行う暗号鍵識別情報送信指示回路と、前記暗号鍵識別情報に対応する前記暗号鍵が埋め込まれた、前記第1の情報とは異なる第2の情報を受信するための指示を行う第2の情報受信指示回路と、前記第2の情報受信指示回路による指示によって受信された前記第2の情報を再生するための指示を行う第2の情報再生指示回路と、前記第2の情報再生指示回路による指示によって再生される前記第2の情報に埋め込まれた暗号鍵を取得するための指示を行う取得指示回路と、前記第1の情報記録指示回路による指示によって記録された前記第1の情報を、前記取得指示回路による指示によって取得された前記暗号鍵を用いて復号化するための指示を行う復号化指示回路と、前記復号化指示回路による指示によって復号化された前記第1の情報を再生するための指示を行う第1の情報再生指示回路とを備える。
これらの構成によれば、第1の情報を暗号化する際に用いた暗号鍵を識別するための暗号鍵識別情報が付加された第1の情報が受信され、受信された第1の情報が記録され、記録された第1の情報に付加されている暗号鍵識別情報が送信される。そして、暗号鍵識別情報に対応する暗号鍵が埋め込まれた、第1の情報とは異なる第2の情報が受信される。そして、第2の情報が再生され、再生される第2の情報に埋め込まれた暗号鍵が取得される。その後、第1の情報が、暗号鍵を用いて復号化され、復号化された第1の情報が再生される。
したがって、第2の情報を再生して暗号鍵を取得しない限り、第1の情報を復号化して再生することができないので、情報提供者が視聴者に対して視聴させたい第2の情報を確実に視聴させることができる。また、第1の情報に付加された暗号鍵識別情報に対応する暗号鍵が埋め込まれた第2の情報が再生されるので、情報提供者が所望する第2の情報に暗号鍵を埋め込んでおくことにより情報提供者が所望する第2の情報を視聴者に提供することができる。さらに、第1の情報が記録されるので、複数回数第1の情報を再生する場合、第1の情報を再生する度に当該第1の情報を受信する必要がなくなり、第1の情報を受信するための時間を短縮することができ、ネットワーク負荷を低減することができる。
また、上記の記録装置において、前記第1の情報記録手段によって記録された前記第1の情報と、前記第2の情報受信手段によって受信された前記第2の情報とを結合して記録する結合記録手段をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、第1の情報と第2の情報とが結合して記録されるので、第1の情報と第2の情報とが結合されたデータを可換記録媒体に記録することができる。また、第2の情報を受信することが不可能な状況であっても、可換記録媒体に記録された第1の情報を再生することができる。