JP2006072467A - 電子メールの格納方法,格納システム,電子メールサーバおよび変換処理部 - Google Patents

電子メールの格納方法,格納システム,電子メールサーバおよび変換処理部 Download PDF

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Abstract

【課題】 利用可能形式(フォーマット),通信速度,メモリ容量,データ転送量などに制限がある端末であっても,画像ファイル,動画ファイル,MIDIファイルなどの添付ファイルを受信できるようにする。
【解決手段】 本発明の電子メールの格納方法は,ユーザーアカウント毎に予め登録されたユーザーディレクトリ情報に基づいて,受信端末プロファイルに予め登録されたプロファイル情報を取得し,取得したプロファイル情報に基づいて受信した電子メールに変換処理を施す必要であるか否かを判定する。そして,変換処理が必要でない電子メールの場合はそのままメールボックスに格納する。また,変換処理が必要である電子メールの場合は取得したプロファイル情報に基づいて受信端末に対応するフォーマットおよびサイズになるように変換し,変換された電子メールをメールボックスに格納する。
【選択図】 図1

Description

本発明は,送信端末から送信された添付ファイルを有する電子メールをメールボックスに格納し,当該メールボックスに格納された添付ファイルを有する電子メールを受信端末が受信できるようにした電子メールの格納方法および格納システムに関する。
近年,電子メール機能を備えた携帯電話機,PHS,PDAなどの携帯通信端末(MS:Mobile Station)が実用化され,コミュニケーション手段としての地位が確立されるようになった。このような携帯通信端末(MS)での電子メールの送受信は以下のようにして行われる。まず,電子メールの送信者が受信者宛に電子メールを送信すると,その電子メールは携帯電話網に設置されたメールサーバーのメールボックスに格納される。すると,ショートメッセージサービスセンタ(SMSC)が当該メールを受信した旨の通知を当該メールの受信者宛に送信するので,当該メールの受信者は当該メールサーバーのメールボックスに格納された電子メールを携帯通信端末にダウンロードして,電子メールを受信するようにしている。
ところで,携帯通信端末には様々の機種があって,その機種に応じて利用できるサービスが異なったり,対応するフォーマット(コンテンツ)やサイズも異なっている。このため,送信者が受信側の携帯通信端末の機種や,対応するフォーマット(コンテンツ)やサイズなどを知らないで,添付ファイルを有する電子メールの送信を行うと,受信側の携帯通信端末は当該電子メールに添付された添付ファイルを受信できないという問題を生じた。また,添付ファイルの受信を行っても,受信側の携帯通信端末がファイル(コンテンツ)に対応していないため,表示など利用できないという問題もあった。
そこで,メール送信の過程でウエッブホスティング(ウエッブスペースへのアップロード)を事前に行い,この電子メールに添付された添付ファイルを当該メールの受信端末に対応するような変換を行って,どのような携帯通信端末(MS)でも受信できるようにした電子メールの格納システムが非特許文献1,2あるいは特許文献1にて提案されるようになった。これらの非特許文献1,2あるいは特許文献1にて提案された電子メールの格納システムにおいては,ウエッブへのアクセス時に受信側の携帯通信端末(MS)の端末情報(ユーザーエージェント)に基づいて,この電子メールに添付された添付ファイルを当該端末で受信できるように変換処理を行うというというものである。
このような電子メールの格納システムの一例を図示すると,図19に示すようになる。図19において,この電子メールの格納システム70は,メールサーバー71と,メールボックス72と,IMAP(Internet Message Access Protocol)/POP(Post Office Protocol)サーバー73と,ディレクトリーサーバー74と,ウエッブスペース75と,ウエッブサーバー76と,変換機能部77と,受信端末プロファイル78とを備えている。なお,ディレクトリーサーバー74にはユーザーディレクトリー74aが接続されており,変換機能部77には変換エンジン77aが接続されている。
このような電子メールの格納システム70の動作を説明すると以下のようになる。まず,送信端末(MS−1)が所定の文字数のテキストデータのみの電子メールを送信すると,この携帯電話網に設置されたメールサーバー71が当該電子メールを受信する。すると,このメールサーバー71は受信端末(MS−2)のアカウントがユーザーディレクトリ74aに存在するか否かをディレクトリサーバー74に問い合わせる。
その結果,受信端末(MS−2)が管理するアカウントであれば,受信した電子メールをメールボックス72に格納する。すると,図示しないショートメッセージサービスセンタ(SMSC)が当該メールを受信した旨の通知を当該メールの受信端末(MS−2)に送信する。これにより,受信端末(MS−2)はIMAP/POPサーバー73にアクセスして,メールボックス72に格納された電子メールを受信することができるようになる。
一方,送信端末(MS−1)が写真などの添付ファイル(コンテンツ)を有する電子メールを送信し,当該電子メールの受信端末(MS−2)が管理するアカウントであれば,メールサーバー71は当該電子メールを受信する。すると,メールサーバー71は受信した添付ファイル(コンテンツ)を有する電子メールをウエッブスペース75に格納するとともに,メールボックス72にウエッブサーバー76へアクセスするためのURLを保存する。そして,ショートメッセージサービスセンタ(SMSC)が当該メールを受信した旨の通知を当該メールの宛先となる受信端末(MS−2)に送信する。これにより,受信端末(MS−2)はIMAP/POPサーバー73にアクセスして,メールボックス72に格納されたURLを取得する。
そして,受信端末(MS−2)が,取得したURLに基づいてウエッブサーバー76にアクセスすると,ウエッブサーバー76はウエッブスペース75に格納された当該受信端末(MS−2)宛の添付ファイル(コンテンツ)を有する電子メールを受信端末(MS−2)に送信する。これにより,当該メールを受信端末(MS−2)は受信できるようになる。この場合,受信端末(MS−2)がウエッブサーバー76にアクセスすると,受信端末(MS−2)はこの端末を識別するためのユーザーエージェントをウエッブサーバー76に通知する。これにより,ウエッブサーバー76はウエッブスペース75からメールを取得し,これを変換機能部77に送信して変換要求を行う。
この変換要求に応じて変換機能部77は,受信端末プロファイル78と受信したユーザーエージェントから,受信端末(MS−2)が受信可能なフォーマット(コンテンツ)やサイズを決定し,変換エンジン77aにより受信可能なフォーマット(コンテンツ)やサイズになるような変換処理を行う。変換処理後,ウエッブサーバー76は変換された電子メールのダウンロードを受信端末(MS−2)に行う。これにより,受信端末(MS−2)は電子メールを受信できるようになるとともに,その添付ファイルが見られるようになる。
大和哲,「ケータイ用語の基礎知識」,第95回:iショットとは,[online],2002/06/11,[平成16年7月23日検索],インターネット〈URL:http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/keyword/9754.html〉 荒田淳子,「写真付きメール送受信攻略法」,J−フォン写メール編,[online],2002/09/12,[平成16年7月23日検索],インターネット〈URL:http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/review/10949.html〉 特開2004−56662号公報
ところで,通常,電子メールの受信は1回の受信操作で済むようになされているが,上述した図19に示すようなシステムにおいては,ホスティングされたURLを受信した後に,ウエッブサーバー76にアクセスする必要がある。このため,メールの受信動作が不便であるという問題を生じた。また,メールを受信した旨の通知を受信する度に,ウエッブサーバー76にアクセスする必要がある。このため,メールを受信するための動作が面倒であるという問題を生じた。
さらに,メールボックスへの格納時に電子メールの変換を行うためには,この時点で受信端末が受信可能なフォーマット(コンテンツ)やサイズ情報が必要となる。ところが,受信端末がアクセスするまでは,当該受信端末が受信可能なフォーマット(コンテンツ)やサイズなどの情報は不明である。このため,メールボックスへの格納時に電子メールの変換処理を行うことができないという問題を生じた。
そこで,本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって,利用可能形式(フォーマット),通信速度,メモリ容量,データ転送量などに制限がある通信端末であっても,これらの制限に係わらず,画像ファイル,動画ファイル,MIDIファイル(MIDIは登録商標)等のデジタルコンテンツなどの添付ファイルを受信できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため,本発明の電子メールの格納方法は,ユーザーアカウント毎に予め登録されたユーザーディレクトリ情報に基づいて,受信端末プロファイルに予め登録されたプロファイル情報を取得し,取得したプロファイル情報に基づいて受信した電子メールに変換処理を施す必要があるか否かを判定する。そして,変換処理が必要でない電子メールの場合はそのままメールボックスに格納する。一方,変換処理が必要である電子メールの場合は取得したプロファイル情報に基づいて受信端末が受信可能なフォーマット(コンテンツ)およびサイズになるように変換し,変換された電子メールをメールボックスに格納するようにしたことを特徴とする。
このように,取得したプロファイル情報に基づいて受信端末が受信可能なフォーマット(コンテンツ)およびサイズになるように変換し,変換された電子メールをメールボックスに格納するようにすると,利用可能形式(フォーマット),通信速度,メモリ容量,データ転送量などに制限がある通信端末であっても,これらの制限に係わらず添付ファイルを受信できるようになる。
この場合,ユーザーディレクトリ情報は受信端末の機種情報,コンテンツリスト,変換シナリオのいずれか1つを含む情報であるのが望ましい。また,複数の変換シナリオが用意されており,受信端末のユーザーが予め選択して登録された変換シナリオに基づいて受信した電子メールを変換処理するのが望ましい。また,プロファイル情報は変換要素,受信可能サイズ,受信可能フォーマットのいずれか1つを含む情報であるのが望ましい。さらに,電子メールの変換時に当該受信端末の制約により不必要な情報(例えば,画像であれば,Exif情報やサムネイル画像など)は削除するようするのが望ましい。
このような電子メールの格納方法を実現するためには,添付ファイルを有する電子メールを受信するメールサーバーと,受信端末のユーザーディレクトリ情報を格納するユーザーディレクトリと,受信端末のプロファイル情報を格納する受信端末プロファイルとを備えるようにする。そして,メールサーバーはユーザーディレクトリに格納されたユーザーアカウントに対応するユーザーディレクトリ情報と,受信端末プロファイルに格納されたプロファイル情報とを取得して,受信した電子メールに変換処理を施す必要があるか否かを判定する判定手段を備えるようにする。
これにより,判定手段により判定された結果,変換処理が必要でない電子メールの場合はそのままメールボックスに格納し,変換処理が必要である電子メールの場合は取得したプロファイル情報に基づいて受信端末が受信可能なフォーマットおよびサイズになるように変換し,変換された電子メールをメールボックスに格納できるようになる。
ついで,本発明の一実施の形態を図1〜図18に基づいて説明するが,本発明はこの実施の形態に何ら限定されるものでなく,本発明の目的を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。なお,図1は,本発明の電子メール格納システムの概略構成を模式的に示すブロック図である。図2〜図6は,図1に示されたメールサーバーの処理動作の例を示すフローチャートである。図7はユーザーディレクトリの一例を示す図である。図8はコンテンツリストの一例を示す図であり,図8(a)は静止画に対応するコンテンツリストを示し,図8(b)は動画に対応するコンテンツリストを示し,図8(c)は着信メロディー(MIDIファイル)に対応するコンテンツリストを示している。図9はコンテンツカテゴリリストを示している。図10は受信端末プロファイルの一例を示す図である。図11〜図18は,変換例を模式的に示す図である。
図1に示すように,本発明の電子メール格納システム10は,送信端末(MS−1)あるいは外部のメールサーバーから電子メールを受信するメールサーバー11と,メールサーバー11が受信した電子メールを格納するメールボックス12と,メールボックス12に格納された電子メールを受信端末(MS−2)に送信するIMAP(Internet Message Access Protocol)/POP(Post Office Protocol)サーバー13と,アカウントを管理するディレクトリーサーバー14とを備えている。
また,本発明の電子メール格納システム10は,受信した電子メールを所定のフォーマットおよび所定のサイズになるような変換処理を行う変換機能部15と,受信端末(MS−2)の機種毎に予め登録されたプロファイルを格納する受信端末プロファイル17とを備えている。なお,ディレクトリーサーバー14には受信者のアカウント(例えば,電話番号など)に対応した受信端末(MS−2)の機種情報やコンテンツリストや変換シナリオなどの情報を保存したユーザーディレクトリ14aが接続されており,変換機能部15には変換エンジン16が接続されている。
ここで,メールサーバー11は,図示しないCPU,RAM,ROM,ハードディスクドライブ(HDD)や光ディスクドライブ等からなる記憶装置,あるいはシステムバスなどからなるハードウェア上で所定のプログラムを実行することにより,受信端末(MS−2)のユーザーに付与されているメールアドレス宛の電子メールを受信したり,この電子メールを転送したり,電子メールを送信したりする各種の機能を実現している。このようなプログラムとしては,MTA(Message Transfer Agent)やMRA(Mail Retrieval Agent)等のソフトウェアが用いられる。
そして,このメールサーバー11を所定の手順に従って動作させるためのプログラムはROMや記憶装置に記憶されており,必要に応じてCPUやRAM上の作業エリアに呼び出されて実行される。なお,メールサーバー11は1台のコンピュータシステムで構成してもいいし,複数のサーバ機能をそれぞれ受け持つ複数台のコンピュータをネットワークで結んで構成するようにしてもよい。
メールボックス12はメールサーバー11が受信した電子メールを一定期間(例えば,30日間)だけ格納するデータベースである。この場合,受信端末(MS−2)からの配信要求に基づくIMAP/POPサーバー13からの配信のリクエストを受け取ると,格納された電子メールをIMAP/POPサーバー13に送信するようになされている。なお,ユーザーによるメールボックス操作による削除指示がなければ,一定期間(例えば,30日間)経過後は,格納した電子メールデータを自動消去するようになされている。
IMAP/POPサーバー13は,上述したメールサーバー11とほぼ同様なハードウェアで構成されており,受信端末(MS−2)からの電子メールの配信要求に基づいてメールボックス12に格納された電子メールをメールボックス12から受信して,これを受信端末(MS−2)に転送する機能を備えている。
ディレクトリーサーバー14は,上述したメールサーバー11とほぼ同様なハードウェアで構成されており,メールサーバー11からの要求に応じて,ユーザーディレクトリ14aに予め格納された,受信端末(MS−2)のアカウント(例えば,電話番号など)に対応した機種情報やコンテンツリストや変換シナリオなどの情報をメールサーバー11に送信する機能を備えている。この場合,ユーザーディレクトリ14aには,例えば,図7に例示するように,受信端末(MS−2)のアカウント(この場合は電話番号)に対応した機種情報や,コンテンツリストや,変換シナリオなどの情報が格納されている。また,ユーザーディレクトリ14aには,図8に示すように,コンテンツリストに対応した,静止画に対応するコンテンツの種別(a),動画に対応するコンテンツの種別(b),着信メロディー(MIDIファイル)に対応するコンテンツの種別(c)などの情報が格納されている。また,ユーザーディレクトリ14aには,図9に示すように,コンテンツカテゴリリストも格納されている。
変換機能部15は,上述したメールサーバー11とほぼ同様なハードウェアで構成されており,メールサーバー11からの要求に応じて,受信端末プロファイル17に予め格納された各種の情報に基づいて,受信した電子メールを変換エンジン16を用いて所定のフォーマットおよび所定のサイズになるような変換処理を行い,変換したファイルをメールサーバー11に送信する機能を備えている。この場合,受信端末プロファイル17には,例えば,図10に例示するように,受信端末(MS−2)の機種毎に予め登録されたプロファイル(静止画に対する変換要素1,2,3および動画に対する変換要素1,2,3などの要素情報,受信可能サイズ情報など)が格納されている。
なお,受信可能サイズについては,次のような理由により予め決められている。携帯電話のネットワークを例にした場合,PDC(Personal Digital Cellular),または,2G(Second Generation)と呼ばれる世代の通信ネットワークにおいては,エア・インタフェースのデータ通信速度が9,600bpsであるから,秒単位における転送バイト数は1,200バイト/秒となる。このとき,一般的に呼接続の品質維持から導かれる許容継続通信時間は,およそ6秒であることから,6秒間で保障し得る総バイト量は1200バイト×6秒で導かれる,7.2Kバイトとなる。データ転送時は,実データと共にヘッダ情報が付加され,一般的に総情報量の20%程度を有することから,結果的に転送可能な情報総量(すなわち,受信端末が受信可能なサイズ)は,6Kバイトとされている。
また,PDCパケット方式,または,2.5G(2.5Generation)と呼ばれる世代の通信ネットワークでは,データ通信速度が28.8Kbpsとされているが,本方式はベスト・エフォート型の通信方式であるため実質的には20Kbps程度で保障する。ゆえに,前述の算出手順で導き出される実データの総バイト量を12Kバイトとしている。さらに,今日の2.5Gのネットワークにおいては,ベスト・エフォート方式のエラーレート許容を改善し,受信可能サイズを30Kバイトまで保障するようにしている。また,W−CDMA方式,または,3G(Third Generation)と呼ばれる世代の通信ネットワークでは,データ通信速度が384Kbpsとされているが,2.5Gのネットワークと同様の算出手順で導き出される実データの総バイト量を200Kバイトとしている。また,レガシーなPDAだと,メモリー容量が数Mバイトと非常に小さなものがあり,1通あたりのメール容量が小さく規定されている。
ついで,上述のように構成される電子メール格納システムにおいて,図2〜図6のフローチャートを参照しながら,送信端末(MS−1)が添付ファイルを有する電子メールを受信端末(MS−2)宛に送信した場合のメールサーバー11の電子メールの格納処理手順を以下に説明する。この場合,オペレータによる設定により,受信端末(MS−2)のアカウント(電話番号)に対応する機種の種別,コンテンツリストが,また,この受信端末(MS−2)を所有するユーザーの申し出により,採用する変換シナリオがユーザーディレクトリ14aにそれぞれ登録されているものとする。
なお,本実施形態においては,上述の変換シナリオは変換シナリオ1,変換シナリオ2,変換シナリオ3,変換シナリオ4の各シナリオが用意されており,ユーザーが選択した変換シナリオに基づいて電子メールの格納のための変換処理が行われるようになされている。この場合,変換シナリオ1においては,本文,添付ファイル(コンテンツ)の添付順序は変更しないで,全ての添付ファイルをできるだけ見られるような変換処理を行う。このため,後述する図3のフローチャートに示す変換シナリオ1の処理を行うこととなる。
また,変換シナリオ2においては,本文,添付ファイル(コンテンツ)の添付順序は変更しないで,全ての添付ファイルをできるだけ見られるような変換処理を行う。ただし,受信可能サイズを超えたものは削除し,空いた受信可能サイズ内で,できる限りきれいに(高解像度で)見られるような変換処理を行う。このため,後述する図4のフローチャートに示す変換シナリオ2の処理を行うこととなる。また,変換シナリオ3においては,本文,添付ファイル(コンテンツ)の添付順序は変更しないで,1番目の添付ファイル(コンテンツ)をできる限りきれいに(高解像度で)見られるような変換処理を行う。このため,後述する図5のフローチャートに示す変換シナリオ3の処理を行うこととなる。
さらに,変換シナリオ4においては,受信端末が受信可能なフォーマット(コンテンツ)を先頭へ移動させ,受信不能(サポートしていない)のフォーマット(コンテンツ)は後方へ移動させるように添付ファイル(コンテンツ)の添付順序を変更し,かつ,全ての添付ファイルをできる限り見られるような変換処理を行う。このため,後述する図6のフローチャートに示す変換シナリオ4の処理を行うこととなる。以下に,通常処理, 変換シナリオ1による処理,変換シナリオ2による処理,変換シナリオ3による処理,変換シナリオ4による処理の順で詳細に説明する。
1.通常の処理
まず,ステップS21にて,メールサーバー11が所定のプロトコル(この場合はSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)とする)により,送信端末(MS−1)あるいは外部のメールサーバーから電子メール(From,To,メール本文,添付ファイル(コンテンツ)からなる)を受信したとする。すると,ステップS22にて,メールサーバー11は,このメールの宛先(To)に応じたアカウント(電話番号)に対応した受信端末(MS−2)の各種情報(機種情報やコンテンツリストや変換シナリオなど:図7参照)をユーザーディレクトリ14aに格納されたデータベースからディレクトリサーバー14を介して取得する。
また,ステップS23にて,メールサーバー11は,ステップS22にて取得した受信端末(MS−2)の機種に対応するプロファイル(静止画に対する変換要素1,2,3,動画に対する変換要素1,2,3,受信可能サイズなど:図10参照)を受信端末プロファイル17に格納されたデータベースから変換機能部15を介して取得する。ついで,ステップS24に進め,RFC(Request For Comment)の仕様に基づいたインターネットメールに関する規約に従った解析を実施する。この結果,電子メールのサイズ,添付されているファイルフォーマットとそのサイズなどの情報を取得する。
この後,ステップS25にて,前のステップで電子メールの解析を行った結果に基づいて,受信した電子メールは変換が必要か否かの判定を行う。この場合,受信端末(MS−2)で対応していない(受信可能でない)フォーマット(コンテンツ)の添付ファイルが添付されておらず,かつ受信した電子メールのサイズ合計が受信可能サイズ以下であれば,ステップS25にて「No」と判定して,次のステップS27にて受信した電子メールをそのままメールボックス12に格納する。
一方,受信端末(MS−2)で対応していない(受信可能でない)フォーマット(コンテンツ)の添付ファイルが添付されていたり,受信した電子メールのサイズ合計が受信可能サイズを超えていれば,ステップS25にて「Yes」と判定して,次のステップS26にて,ステップS22にて取得した変換シナリオに基づいて,メールの変換処理を行った後,次のステップS27にて変換後のメールをメールボックス12に格納する。この場合,ステップS22にて取得した変換シナリオが変換シナリオ1であると,図3のフローチャートに基づいて,変換シナリオ1の処理を行う。同様に,取得した変換シナリオが変換シナリオ2であると,図4のフローチャートに基づいて変換シナリオ2の処理を行い,変換シナリオ3であると図5のフローチャートに基づいて変換シナリオ3の処理を行い,変換シナリオ4であると図6のフローチャートに基づいて変換シナリオ4の処理を行う。
なお,受信した電子メールをメールボックス12に格納すると,メールサーバー11はショートメッセージサービスセンタ(SMSC)を介して当該メールを受信した旨の通知を受信端末(MS−2)に送信する。これにより,受信端末(MS−2)は所定のプロトコル(この場合は,IMAP/POPとする)によりIMAP/POPサーバー13にアクセスする。すると,IMAP/POPサーバー13は,メールボックス12に格納されているメールからアクセスした受信端末(MS−2)のアカウント(電話番号)に対応するメールを受信する。これにより,受信端末(MS−2)は当該受信端末(MS−2)宛の変換処理済み,あるいは無変換の添付ファイル(コンテンツ)を有する電子メールを受信できるようになる。
2.変換シナリオ1の処理
図2のステップS25にて「Yes」と判定し,かつステップS22にて取得した変換シナリオが変換シナリオ1であると,図3のステップS30にて,変換シナリオ1の変換処理を開始する。すると,ステップS31において,受信した電子メールの添付ファイルのフォーマット(コンテンツ)がユーザーディレクトリ14aから取得したコンテンツリスト(図7,図8,図9参照)に対応していない場合は,対応するフォーマットに変換する。例えば,図7において,アカウントが「090−0000−0001」の受信端末(MS−2)の静止画に対応するフォーマットは「JPG」,「PNG」(図8(a)参照)である。このため,この受信端末(MS−2)が,フォーマットが「BMP」である添付ファイル(コンテンツ)を受信した場合は,変換機能部15でBMP→JPGのファイルに変換される。
ここで,ファイル(コンテンツ)のフォーマットの変換を行った場合,フォーマットの特性により,サイズが縮小されることがある。例えば,JPGの場合は,BMPと比較して,通常品質を落とさない範囲で画像のサンプリングレートやクオリティ値といったパラメターが定められており,フォーマット変換により画像が圧縮される。この場合,次のステップS31aにてメールサイズの合計が受信端末(MS−2)の受信可能サイズ以下であるか否かの判断を行う。ここで,受信可能サイズ以下であれば,ステップS31aにて「Yes」と判定して,上述したステップS27(図2参照)に進めて,変換後のメールをメールボックス12に格納する。一方,受信可能サイズより大きいと,ステップS31aにて「No」と判定して,次のステップS32に進める。
ついで,ステップS32において受信端末プロファイル17から取得(ステップS23)した変換要素1を指定する。この後,ステップS33にて,添付されている全ての添付ファイル(コンテンツ)を変換要素1に基づいて変換する。ついで,ステップS34に進め,変換後の全サイズの合計が受信端末(MS−2)の受信可能サイズ(図10参照)以下か否かの判定を行う。ここで,受信可能サイズ以下であれば,ステップS34にて「Yes」と判定して,上述したステップS27(図2参照)に進めて,変換後のメールをメールボックス12に格納する。一方,受信可能サイズより大きいと,ステップS34にて「No」と判定して,次のステップS35にて,最後の変換要素であるか否か,即ち,次の変換要素があるか否かの判定を行う。ここで,次の変換要素がない場合は,ステップS35にて「Yes」と判定して,上述したステップS27(図2参照)に進めて,変換後のメールをメールボックス12に格納する。
一方,次の変換要素がある場合は,ステップS35にて「No」と判定して,次のステップS36において受信端末プロファイル17から取得(S23)した次の変換要素(この場合は変換要素2となる)を指定した後,ステップS33に戻る。そして,次の変換要素がなくなるまで上述のステップS33〜ステップS36までの処理を繰り返して実行する。なお,この変換シナリオ1の処理において,添付ファイルを指定の変換要素で変換する場合に,受信可能サイズをできる限り大きくするために受信端末(MS−2)に不要な情報(例えば,JPGのExif情報やサムネイルなどの付加情報)は削除するようにするのが望ましい。
ここで,変換シナリオ1に基づくメールの変換例を図11〜図15に基づいて説明する。この場合,変換シナリオ1を採用するアカウント(電話番号は090−0000−0001で,機種の種別がSHAJ01のもの)の受信端末(MS−2)宛の添付ファイルを有する電子メールを受信した例について以下に説明する。
(1)第1変換例
まず,変換シナリオ1に基づく第1変換例を図11(なお,図11は第1変換例を模式的に示す図である)に基づいて説明する。この場合は,本文+ヘッダは1Kで,640×480,30K,24万色の画像1と,640×480,30K,24万色の画像2からなる添付ファイルを有する電子メールを受信したものとする。図11において,添付ファイル(画像1,2)のフォーマット(コンテンツ)はJPGであり,このアカウント(090−0000−0001)のコンテンツリストはG(図7参照)であるので,図8より対応するコンテンツ(JPG)であることが分かる。従って,ステップS31でのフォーマット(コンテンツ)の変換は行われないこととなる。一方,受信したメールサイズは本文+ヘッダが1Kで,画像1のサイズは30Kで,画像2のサイズは30Kであるので,メールの合計のサイズは61Kとなる。そこで,変換要素1に基づいて1回目の変換を行うこととなる。
この機種に対応する変換要素1(図10(a)のSHAJ01の静止画の変換要素1)により,画像1および画像2はともに320×240,15K,24万色に変換する。これにより,メールの合計のサイズは31Kとなるので,この機種の受信可能サイズである30Kを超えるので,静止画の変換要素2に基づいて2回目の変換を行うこととなる。この2回目の変換により,メールの合計のサイズは21Kとなるので,これを採用して,変換されたファイル(コンテンツ)がメールボックス12に格納されることとなる。
(2)第2変換例
ついで,変換シナリオ1に基づく第2変換例を図12(なお,図12は第2変換例を模式的に示す図である)に基づいて説明する。この場合は,本文+ヘッダは1Kで,フォーマット(コンテンツ)はBMPで,640×480,60K,24万色の画像1と,フォーマット(コンテンツ)はBMPで,640×480,60K,24万色の画像2からなる添付ファイルを有する電子メールを受信したものとする。このアカウント(090−0000−0001)のコンテンツリストはG(図7参照)であるので,図8より対応するコンテンツ(JPG,PNG)でないことが分かる。従って,ステップS31でのフォーマット(コンテンツ)の変換が行われることとなり,画像1は640×480,30K,24万色のJPGのフォーマット(コンテンツ)に変換され,画像2は640×480,30K,24万色のJPGのフォーマット(コンテンツ)に変換される。
一方,JPGのフォーマット(コンテンツ)に変換されたファイルサイズは本文+ヘッダが1Kで,画像1のサイズは30Kで,画像2のサイズは30Kであるので,変換後のファイルサイズの合計のサイズは61Kとなる。このため,ステップS31aでサイズの判定が行われるが,この端末の受信可能サイズは30K(図10参照)であるので,変換要素1に基づいて1回目の変換を行うこととなる。この機種に対応する変換要素1(図10(a)のSHAJ01の静止画の変換要素1)により,画像1および画像2はともに320×240,15K,24万色に変換する。これにより,メールの合計のサイズは31Kとなるので,この機種の受信可能サイズである30Kを超えることとなる。このため,静止画の変換要素2に基づいて2回目の変換を行う。この2回目の変換により,メールの合計のサイズは21Kとなるので,これを採用して,変換されたファイル(コンテンツ)がメールボックス12に格納されることとなる。
(3)第3変換例
ついで,変換シナリオ1に基づく第3変換例を図13(なお,図13は第3変換例を模式的に示す図である)に基づいて説明する。この場合は,本文+ヘッダは1Kで,フォーマット(コンテンツ)はBMPで,640×480,60K,24万色の画像1と,フォーマット(コンテンツ)は3gpで,176×144,30fps,64kbps,60Kの動画1からなる添付ファイルを有する電子メールを受信したものとする。このアカウント(090−0000−0001)のコンテンツリストはG(図7参照)であるので,図8より,静止画においては対応するコンテンツ(JPG,PNG)でないことが分かり,動画においては対応するコンテンツ(3gp,noa)であることが分かる。従って,ステップS31で,画像1についてはフォーマット(コンテンツ)の変換が行われ,動画1についてはフォーマット(コンテンツ)の変換が行われない。そして,画像1は640×480,30K,24万色のJPGのフォーマット(コンテンツ)に変換される。
一方,ファイルサイズは本文+ヘッダが1Kで,JPGのフォーマット(コンテンツ)に変換された画像1のサイズは30Kで,動画1のサイズは60Kであるので,ファイルサイズの合計のサイズは91Kとなる。このため,ステップS31aでサイズの判定が行われるが,この端末の受信可能サイズは30K(図10参照)であるので,変換要素1に基づいて1回目の変換を行うこととなる。この機種に対応する変換要素1(図10(a)のSHAJ01の静止画の変換要素1および図10(b)のSHAJ01の動画の変換要素1)により,画像1は320×240,15K,24万色に変換し,動画1は176×144,15fps,64kbps,30Kに変換する。
これにより,メールの合計のサイズは46Kとなるので,この機種の受信可能サイズである30Kを超えることとなる。このため,静止画および動画の変換要素2に基づいて,図13に示すように2回目の変換を行うこととなる。この2回目の変換によっても,メールの合計のサイズは35Kで30K以下にならないため,静止画および動画の変換要素3に基づいて,3回目の変換を行うこととなる。これにより,図13によりメールの合計のサイズは21Kとなるので,これを採用して,変換されたファイル(コンテンツ)がメールボックス12に格納されることとなる。
(4)第4変換例
ついで,変換シナリオ1に基づく第4変換例を図14(なお,図14は第4変換例を模式的に示す図である)に基づいて説明する。この場合は,本文+ヘッダは1Kで,フォーマット(コンテンツ)はBMPで,640×480,60K,24万色の画像1と,フォーマット(コンテンツ)はmidで,5Kの着信メロディーと,フォーマット(コンテンツ)は3gpで,176×144,30fps,64kbps,60Kの動画1からなる添付ファイルを有する電子メールを受信したものとする。
このアカウント(090−0000−0001)のコンテンツリストはG(図7参照)であるので,図8(a)より,静止画においては対応するコンテンツ(JPG,PNG)でないことが分かる。また,図8(b)より,動画においては対応するコンテンツ(3gp,noa)であることが分かる。また,図8(c)より,着信メロディーにおいては対応するコンテンツ(mmf,smd)でないことが分かる。したがって,画像1および着信メロディー(MIDIファイル)についてはフォーマット(コンテンツ)の変換(ステップS31)が行われ,動画1についてはフォーマット(コンテンツ)の変換が行われない。そして,画像1はフォーマット(コンテンツ)がJPGで,640×480,30K,24万色に変換され,着信メロディー(MIDIファイル)はフォーマット(コンテンツ)がmmfに変換される。
一方,ファイルサイズは本文+ヘッダが1Kで,JPGに変換された画像1のサイズは30Kで,mmfに変換された着信メロディーのサイズは5Kで,動画1のサイズは60Kであるので,合計のサイズは96Kとなる。そこで,上述と同様に,受信可能なサイズか否かの判定をした後,図14に示すように,この機種の受信可能サイズである30K以下になるように,変換要素1に基づいて1回目の変換を行い,変換要素2に基づいて2回目の変換を行い,変換要素3に基づいて3回目の変換を行うこととなる。これにより,図14に示すように,3回目の変換によりメールの合計のサイズは26Kとなり,これが採用されて,変換されたファイル(コンテンツ)がメールボックス12に格納されることとなる。
(5)第5変換例
ついで,変換シナリオ1に基づく第5変換例を図15(なお,図15は第5変換例を模式的に示す図である)に基づいて説明する。この場合は,本文+ヘッダは1Kで,フォーマット(コンテンツ)はBMPで,640×480,60K,24万色の画像1と,フォーマット(コンテンツ)はzipで,30Kのその他の添付ファイルを有する電子メールを受信したものとする。このアカウント(090−0000−0001)のコンテンツリストはG(図7参照)であるので,図8(a)より,静止画においては対応するコンテンツ(JPG,PNG)でないことが分かる。また,その他のzipは図8に示されないコンテンツであることが分かる。したがって,画像1については,640×480,30K,24万色のJPGに変換され,zipについては無変換のままとなる。
一方,ファイルサイズは本文+ヘッダが1Kで,JPGに変換された画像1のサイズは30Kで,無変換のzipのサイズは30Kであるので,合計のサイズは61Kとなる。そこで,受信可能なサイズか否かの判定をした後,図15に示すように,変換要素1に基づいて1回目の変換を行い,変換要素2に基づいて2回目の変換を行い,変換要素3に基づいて3回目の変換を行うこととなる。この場合,3回目の変換により合計のサイズは39Kとなって,この機種の受信可能サイズである30K以下とはならない。このため,JPGに変換された画像1は,160×120,24万色で,サイズが8Kに変換されて,zipファイルは無変換(30Kのまま)でメールボックス12に格納されることとなる。この場合,本文+ヘッダと画像1の合計サイズは,9Kとなるので,IMAP/POPサーバー13にて,この部分のみを選択受信が可能になる。また,IMAP/POPサーバー13のサーバーメール転送機能で,別のメールへ転送する事も可能になる。
3.変換シナリオ2の処理
図2のステップS25にて「Yes」と判定し,かつステップS22にて取得した変換シナリオが変換シナリオ2であると,図4のステップS40にて,変換シナリオ2の変換処理を開始する。すると,ステップS41において,受信した電子メールの添付ファイル(コンテンツ)がユーザーディレクトリ14aから取得したコンテンツリスト(図7,図8,図9参照)に対応していない場合は,対応するフォーマットに変換する。
ついで,ステップS41aにおいて,フォーマット変換後の全サイズの合計が受信端末(MS−2)の受信可能サイズ(図10参照)以下か否かの判定を行う。ここで,受信可能サイズ以下であれば,ステップS41aにて「Yes」と判定して,上述したステップS27(図2参照)に進めて,変換後のメールをメールボックス12に格納する。一方,受信可能サイズを超えていると,ステップS41aにて「No」と判定して,次のステップS42に進める。ついで,ステップS42において受信端末プロファイル17から取得(S23)した変換要素1を指定する。この後,ステップS43にて,添付されている全ての添付ファイル(コンテンツ)を変換要素1に基づいて変換する。
ついで,ステップS44に進め,変換後の全メールサイズの合計が受信端末(MS−2)の受信可能サイズ(図10参照)以下か否かの判定を行う。ここで,受信可能サイズ以下であれば,ステップS44にて「Yes」と判定して,上述したステップS27(図2参照)に進めて,変換後のメールをメールボックス12に格納する。一方,受信可能サイズを超えていると,ステップS44にて「No」と判定して,次のステップS45にて,最後の変換要素であるか否か,即ち,次の変換要素があるか否かの判定を行う。
ここで,次の変換要素がある場合は,ステップS45にて「No」と判定して,次のステップS46において受信端末プロファイル17から取得(S23)した次の変換要素(この場合は変換要素2となる)を指定する,ついで,ステップS43に戻り,次の変換要素がなくなるまで上述のステップS43〜ステップS46までの変換処理を繰り返して実行する。なお,この変換シナリオ2の処理においても,変換シナリオ1の場合と同様に,添付ファイルを指定の変換要素で変換する場合に,受信可能サイズをできる限り大きくするために受信端末(MS−2)に不要な情報(例えば,JPGのExif情報やサムネイルなどの付加情報)は削除するようにするのが望ましい。
一方,上述のステップS43〜ステップS46までの変換処理を繰り返して実行している内に,次に変換するため変換要素がなくなった場合は,ステップS45にて「Yes」と判定して,次のステップS47に進める。このステップS47においては,最後の変換要素によって変換を行っても受信可能サイズ以下にならないファイル(単独ファイル)については削除を行う。変換を行っても受信可能サイズ以下にならなかったファイルを削除したことにより,受信可能サイズに空きが生じることとなる。そこで,ステップS48において,前回あるいは前々回の変換要素による変換後の全メールサイズが受信可能サイズ以下であるか否かの判定を行う。
前回あるいは前々回の変換要素による変換後の全メールサイズが受信可能サイズ以下にならない場合は,ステップS48において「No」と判定して,上述したステップS27(図2参照)に進めて,最後に変換した変換後のメールをメールボックス12に格納する。また,前回あるいは前々回の変換要素による変換後の全メールサイズが受信可能サイズ以下であった場合は,ステップS48において「Yes」と判定して,次のステップS49において,変換後のファイルとして前回あるいは前々回の変換要素による変換ファイルを採用し,この変換後のメールをメールボックス12に格納することとする。
上述したように,本変換シナリオ2に基づく変換においては,最低レベルの変換要素で変換しても受信可能サイズ以下にならないファイル(単独ファイル)は削除して,受信可能サイズに空きを生じさせ,残ったファイルについては,レベルが上の変換要素で変換されたファイルを採用するため,例えば,画像ファイルについては高解像度の画像ファイルが得られることとなる。
ここで,変換シナリオ2に基づくメールの変換例を図16(なお,図16は変換例を模式的に示す図である)に基づいて説明する。この場合,変換シナリオ2を採用するアカウント(電話番号は090−0000−0002で,機種の種別がSHAS01のもの)の受信端末(MS−2)宛の添付ファイルを有する電子メールを受信した例について以下に説明する。この場合は,本文+ヘッダは1Kで,フォーマット(コンテンツ)がBMPで,640×480,60K,24万色の画像1と,フォーマット(コンテンツ)がzipで,30Kのその他からなる添付ファイルを有する電子メールを受信したものとする。
図16において,画像1のフォーマット(コンテンツ)はBMPであるので,図8より対応するコンテンツでないので,フォーマット(コンテンツ)がJPGに変換される。一方,その他のzipは無変換のままとなる。そして,受信したメールサイズは本文+ヘッダが1Kで,JPGに変換された画像1のサイズは30Kで,その他のzipのサイズは30Kであるので,メールの合計のサイズは61Kとなる。そこで,ステップS41aでサイズの判定が行われるが,この端末の受信可能サイズは30K(図10参照)であるので,変換要素1に基づいて1回目の変換を行うこととなる。
この機種に対応する変換要素1(図10(a)のSHAS01の静止画の変換要素1)により,画像1は320×240,15K,24万色に変換する。これにより,メールの合計のサイズは46Kとなるので,この機種の受信可能サイズである30Kを超えるので,静止画の変換要素2に基づいて2回目の変換を行うこととなる。この2回目の変換により,メールの合計のサイズは41Kとなるので,静止画の変換要素3に基づいて3回目の変換を行う。これにより,メールの合計のサイズは39Kとなるため,受信可能サイズの30Kを超えるその他のファイル(zip)は削除される。
この場合,変換要素1に基づいて変換されたサイズが15Kの前々回の変換後のファイルが採用(ステップS48参照)され,合計で16Kとなるファイル(コンテンツ)がメールボックス12に格納されることとなる。
4.変換シナリオ3の処理
図2のステップS25にて「Yes」と判定し,かつステップS22にて取得した変換シナリオが変換シナリオ3であると,図5のステップS50にて,変換シナリオ3の変換処理を開始する。すると,ステップS51において,受信した電子メールの添付ファイル(コンテンツ)がユーザーディレクトリ14aから取得したコンテンツリスト(図7,図8,図9参照)に対応していない場合は,対応するフォーマットに変換する。
ついで,ステップS51aにおいて,フォーマット変換後の全サイズの合計が受信端末(MS−2)の受信可能サイズ(図10参照)以下か否かの判定を行う。ここで,受信可能サイズ以下であれば,ステップS51aにて「Yes」と判定して,上述したステップS27(図2参照)に進めて,変換後のメールをメールボックス12に格納する。一方,受信可能サイズを超えていると,ステップS51aにて「No」と判定して,次のステップS52に進める。ついで,ステップS52において受信端末プロファイル17から取得(S23)した変換要素1を指定するとともに,受信した電子メールに添付されたファイルの内,最後の添付番号(n)のファイルを指定する。この後,ステップS53にて,最後の添付番号(n)の添付ファイル(コンテンツ)を変換要素1に基づいて変換する。
ついで,ステップS54に進め,添付番号(n)の添付ファイル(コンテンツ)での変換後のメールサイズの合計が受信可能サイズ(図10参照)以下か否かの判定を行う。ここで,受信可能サイズ以下であれば,ステップS54にて「Yes」と判定して,上述したステップS27(図2参照)に進め,変換後のメールをメールボックス12に格納する。変換後のメールサイズの合計が受信可能サイズを超えていると,ステップS54にて「No」と判定して,次のステップS55にて,最後の変換要素であるか否か,即ち,次の変換要素があるか否かの判定を行う。
次の変換要素がある場合は,ステップS55にて「No」と判定して,次のステップS56において受信端末プロファイル17から取得(S23)した次の変換要素(この場合は変換要素2となる)を指定した後,ステップS53に戻り,次の変換要素がなくなるまでステップS53〜ステップS56の処理を繰り返して実行する。上述したステップS53〜ステップS56の処理を繰り返して実行している内に次の変換要素がなくと,ステップS55にて「Yes」と判定して,次のステップS57に進み,前の添付番号(n−1)の添付ファイル(コンテンツ)が有るか否かの判定を行う。前の添付番号(n−1)の添付ファイル(コンテンツ)がない場合は,ステップS57にて「No」と判定して上述したステップS27(図2参照)に進め,変換後のメールをメールボックス12に格納する。
一方,前の添付番号(n−1)の添付ファイル(コンテンツ)がある場合は,ステップS57にて「Yes」と判定してステップS58に進み,前の添付番号(n−1)の添付ファイル(コンテンツ)を変換対称ファイルに指定した後,上述したステップS53に戻り,前の添付番号(n−1)の添付ファイル(コンテンツ)がなくなるまで上述したステップS53,ステップS54,ステップS55,ステップS57,ステップS58の処理を繰り返し実行する。
上述したステップS53,ステップS54,ステップS55,ステップS57,ステップS58の処理を繰り返して実行している内に,前の添付番号(n−1)の添付ファイル(コンテンツ)がなくなると,ステップS57にて「Yes」と判定して,上述したステップS27(図2参照)に進め,変換後のメールをメールボックス12に格納する。なお,この変換シナリオ3の処理においても,受信可能サイズをできる限り大きくするために受信端末(MS−2)に不要な情報(例えば,JPGのExif情報やサムネイルなどの付加情報)は削除するようにするのが望ましい。
上述したように,本変換シナリオ3に基づく変換においては,添付されたファイル(コンテンツ)毎に変換を行うようにしている。このため,例えば,変換された添付ファイルが画像ファイルである場合は,さらに高解像度で高画質な画像ファイルが得られることとなる。
ここで,変換シナリオ3に基づくメールの変換例を図17(なお,図17は変換例を模式的に示す図である)に基づいて説明する。この場合,変換シナリオ3を採用するアカウント(電話番号は090−0000−0003で,機種の種別がSHAU01のもの)の受信端末(MS−2)宛の添付ファイルを有する電子メールを受信した例について以下に説明する。この場合は,本文+ヘッダは1Kで,フォーマット(コンテンツ)がJPGで,320×240,15K,24万色の画像1,2,3からなる添付ファイルを有する電子メールを受信したものとする。
図17において,画像1,2,3のフォーマット(コンテンツ)はJPGであるので,対応するコンテンツ(図8参照)であるので,フォーマット(コンテンツ)の変換は無変換となる。そして,受信したメールサイズは本文+ヘッダが1Kで,画像1,2,3のサイズはそれぞれ15Kであるので,合計サイズは46Kとなる。そこで,まず,ステップS51aでサイズの判定を行うが,この機種の受信可能サイズ(図10参照)は30Kであることから,変換要素1に基づいて最後の添付ファイルとなる画像3について1回目の変換を行う。ついで,変換要素2に基づいて2回目の変換を行い,変換要素3に基づいて3回目の変換を行うこととなる。この3回目の変換により,図17に示すように,メールの合計のサイズは38Kとなって,受信可能サイズの30Kを超えるサイズとなる。
このため,前の添付ファイルとなる画像2について,変換要素1に基づいて4回目の変換を行い,変換要素2に基づいて5回目の変換を行い,変換要素3に基づいて6回目の変換を行うこととなる。この6回目の変換により,図17に示すように,メールの合計のサイズは32Kとなって,受信可能サイズの30Kを超えるサイズとなる。このため,さらに前の添付ファイルとなる画像1について,変換要素1に基づいて7回目の変換を行い,変換要素2に基づいて8回目の変換を行うこととなる。この8回目の変換により,図17に示すように,メールの合計のサイズは27Kとなって,受信可能サイズの30K以下となる。これにより,画像3については3回目の変換によるファイルが,画像2については6回目の変換によるファイルが,画像1については8回目の変換によるファイルがそれぞれメールボックス12に格納されることとなる。
5.変換シナリオ4の処理
図2のステップS25にて「Yes」と判定し,かつステップS22にて取得した変換シナリオが変換シナリオ4であると,図6のステップS60にて,変換シナリオ4の変換処理を開始する。すると,ステップS61において,受信した電子メールの添付ファイル(コンテンツ)がユーザーディレクトリ14aから取得したコンテンツリスト(図7,図8,図9参照)に対応していない場合は,対応するフォーマットに変換する。
ついで,ステップS61aにおいて,フォーマット変換後の全サイズの合計が受信端末(MS−2)の受信可能サイズ(図10参照)以下か否かの判定を行う。ここで,受信可能サイズ以下であれば,ステップS61aにて「Yes」と判定して,上述したステップS27(図2参照)に進めて,変換後のメールをメールボックス12に格納する。一方,受信可能サイズを超えていると,ステップS61aにて「No」と判定して,次のステップS62に進める。ついで,ステップS62において,受信端末(MS−2)に対応している添付ファイル(コンテンツ)の順番を先頭に移動させる。ついで,ステップS63において受信端末プロファイル17から取得(S23)した変換要素1を指定する。この後,ステップS64にて,添付されている全ての添付ファイル(コンテンツ)を変換要素1に基づいて変換する。
ついで,ステップS65に進むと,変換後の全メールサイズの合計が受信可能サイズ(図10参照)以下か否かの判定を行う。ここで,受信可能サイズ以下であれば,ステップS65にて「Yes」と判定して,上述したステップS27(図2参照)に進めて,変換後のメールをメールボックス12に格納する。一方,受信可能サイズを超えていると,ステップS65にて「No」と判定して,次のステップS66にて,最後の変換要素であるか否か,即ち,次の変換要素があるか否かの判定を行う。
ここで,次の変換要素がある場合は,ステップS66にて「No」と判定して,次のステップS67において受信端末プロファイル17から取得(S23)した次の変換要素(この場合は変換要素2となる)を指定する。この後,ステップS64に戻り,最後の変換要素がなくなるまでステップS64〜ステップS67の処理を繰り返して実行する。なお,この変換シナリオ4の変換処理においても,添付ファイルを指定の変換要素で変換する場合に,受信可能サイズをできる限り大きくするために受信端末(MS−2)に不要な情報(例えば,JPGのExif情報やサムネイルなどの付加情報)は削除するようにするのが望ましい。
一方,次の変換要素がない場合は,ステップS66にて「Yes」と判定して,ステップS68に進み,受信可能サイズより大きいファイルを削除する。ついで,ステップS69にて,前回あるいは前々回の変換要素による,変換後の合計のサイズが受信可能サイズ以下であるか否かの判定を行う。ここで,変換後の合計のサイズが受信可能サイズを超えている場合は,ステップS69にて「No」と判定して,上述したステップS27(図2参照)に進めて,受信可能サイズを超えたままのファイルをメールボックス12に格納する。
また,変換後の合計のサイズが受信可能サイズ以下である場合は,ステップS69にて「Yes」と判定して,ステップS69aにて,前回あるいは前々回の変換要素による変換後のファイルを採用して,上述したステップS27(図2参照)に進めて,変換後のメールをメールボックス12に格納する。上述したように,本変換シナリオ4に基づく変換においては,受信端末(MS−2)がサポートしている添付ファイル(コンテンツ)を先頭に移動させ,サポートしていない添付ファイル(コンテンツ)を後方に移動させた後,変換処理を行うようにしているので,可能な限り多くの添付ファイル(コンテンツ)を見られるようになる。
ここで,変換シナリオ4に基づくメールの変換例を図18(なお,図18は変換例を模式的に示す図である)に基づいて説明する。この場合,変換シナリオ4を採用するアカウント(電話番号は090−0000−0004で,機種の種別がTSAQ01のもの)の受信端末(MS−2)宛の添付ファイルを有する電子メールを受信した例について以下に説明する。この場合は,本文+ヘッダは1Kで,フォーマット(コンテンツ)がdocで20Kのその他のファイル,フォーマット(コンテンツ)がGIFで,640×480,40K,24万色の画像1,フォーマット(コンテンツ)がJPGで,320×240,15K,24万色の画像2からなる添付ファイルを有する電子メールを受信したものとする。
図18において,その他のファイルとなるフォーマットがdocのファイルは変換対象外のファイル(コンテンツ)であるので,無変換にする。一方,画像2のJPGは対応するコンテンツ(図8参照)であるので,フォーマット(コンテンツ)の変換は無変換となる。一方,画像1のフォーマット(コンテンツ)はGIFであるので,対応しないコンテンツ(図8参照)であるので,フォーマットをJPGに変換する。そして,受信したメールサイズは本文+ヘッダが1Kで,その他のサイズは20Kで,JPGに変換後の画像1のサイズは30Kで,画像2のサイズは15Kであるので,合計サイズは66Kとなり,ステップS61aにてサイズの判定を行うが,この端末の受信可能サイズの30Kであることから,変換要素1に基づいて第1回目の変換を行うこととなる。
そこで,まず,この受信端末(MS−2:TSAQ01)に対応するフォーマット(JPG)となる画像1が1番で,画像2が2番で,その他のファイル(doc)が最後になるように順番を入れ替える。そして,変換要素1に基づいて1回目の変換を行うことにより,図18に示すように,変換後のサイズの合計は51Kとなる。これは受信可能サイズの30Kを超えるサイズとなるため,変換要素2に基づいて2回目の変換を行うことにより変換後の合計サイズは41Kとなり,さらに,変換要素3に基づいて3回目の変換を行うことにより変換後の合計サイズは37Kとなる。これも受信可能サイズの30Kを超えるサイズとなるため,サイズが大きいその他のファイル(doc)を削除する。これにより,変換後のサイズの合計は16Kとなるため,変換後のサイズの合計が21Kで30K以下となる前回の変換要素2による変換後のファイルを採用する。
なお,上述の変換シナリオ1の第5変換例において,その他のファイル(zip)は変換することなくメールボックス12に格納する例について説明した。ところが,該ファイルを受信端末(MS−2)で取得する場合は,IMAP方式により,図15の第5変換例では,本文とヘッダおよび画像1を最初に取得し,残りのファイルを後の受信要求で取得するようにしてもよい。この場合,最初の電子メール取得時に,IMAP/POPサーバーが後続するファイルがあることを添付データとして,最初の電子メールとともに受信端末(MS−2)に通知するようにする。そして,受信端末(MS−2)側では,この添付データを参照して,IMAP/POPサーバーに対して後続の受信要求を行なうことにより,前述のその他のファイルを取得することができる。
また,その他のファイルが,受信端末(MS−2)の受信可能なサイズをこえている場合(図15の例においては,その他のファイル(zip)が30K以上の場合)は,前述のIMAP/POPサーバーが添付するデータを参照することにより,受信端末(MS−2)のユーザーが後続のファイルの存在を知ることができる。ところが,受信端末(MS−2)での受信が不可であることから,サーバーメール転送手続き(例えば,受信端末(MS−2)のユーザーが別に保有する,パソコンなどのメールアドレスへの転送手続き)をすることにより,後続のファイルを取得することが可能となる。
これらのことは,前述した,変換シナリオ2(図16),変換シナリオ4(図18)における超過ファイルの削除についても同様に行なうことができる。この場合,超過したファイルを削除することなく,変換後の電子メールとともにメールボックス12に保存するようにし,IMAPサーバーにより,後続ファイルの存在を受信端末(MC−2)に通知するようにすればよい。なお,メールボックス12から他の電子メールサーバへ,メール転送手続きを行なって,パソコンなどのメールアドレスへ転送してファイル取得できることは勿論のことである。
本発明の電子メール格納システムの概略構成を模式的に示すブロック図である。 図1に示されたメールサーバーの処理動作の例を示すフローチャートである。 図2の処理動作における変換シナリオ1の処理動作の例を示すフローチャートである。 図2の処理動作における変換シナリオ2の処理動作の例を示すフローチャートである。 図2の処理動作における変換シナリオ3の処理動作の例を示すフローチャートである。 図2の処理動作における変換シナリオ4の処理動作の例を示すフローチャートである。 ユーザーディレクトリの一例を示す図である。 コンテンツリストの一例を示す図であり,図8(a)は静止画に対応するコンテンツリストを示し,図8(b)は動画に対応するコンテンツリストを示し,図8(c)は着信メロディー(MIDIファイル)に対応するコンテンツリストを示している。 コンテンツカテゴリリストを示す図である。 受信端末プロファイルの一例を示す図である。 変換シナリオ1による第1変換例を模式的に示す図である。 変換シナリオ1による第2変換例を模式的に示す図である。 変換シナリオ1による第3変換例を模式的に示す図である。 変換シナリオ1による第4変換例を模式的に示す図である。 変換シナリオ1による第5変換例を模式的に示す図である。 変換シナリオ2による変換例を模式的に示す図である。 変換シナリオ3による変換例を模式的に示す図である。 変換シナリオ4による変換例を模式的に示す図である。 従来の電子メール格納システムの概略構成を模式的に示すブロック図である。
符号の説明
10…電子メール格納システム,11…メールサーバー,12…メールボックス,13…IMAP/POPサーバー,14…ディレクトリサーバー,14a…ユーザーディレクトリ,15…変換機能部,16…変換エンジン,17…受信端末プロファイル

Claims (6)

  1. 添付ファイルを有する電子メールを受信してメールボックスに格納し,該メールボックスに格納された前記電子メールを受信側端末が受信できるようにした電子メールの格納方法であって,
    ユーザーアカウント毎に予め登録されたユーザーディレクトリ情報に基づいて,受信側端末プロファイルに予め登録されたプロファイル情報を取得し,
    前記取得したプロファイル情報に基づいて前記受信した電子メールに変換処理を施す必要であるか否かを判定し,
    変換処理が必要でない電子メールの場合はそのまま前記メールボックスに格納し,変換処理が必要である電子メールの場合は前記取得したプロファイル情報に基づいて受信側端末が受信可能なフォーマットおよびサイズになるように変換し,変換された電子メールを前記メールボックスに格納するようにしたことを特徴とする電子メールの格納方法。
  2. 前記ユーザーディレクトリ情報は受信側端末の機種情報,コンテンツリスト,変換シナリオのいずれか1つを含む情報であることを特徴とする請求項1に記載の電子メールの格納方法。
  3. 複数の変換シナリオが用意されており,受信側端末のユーザーが予め選択して登録された変換シナリオに基づいて前記受信した電子メールを変換するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の電子メールの格納方法。
  4. 前記プロファイル情報は変換要素,受信可能サイズ,受信可能フォーマットのいずれか1つを含む情報であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の電子メールの格納方法。
  5. 前記電子メールの変換処理時に当該受信側端末の制約により不必要な情報は削除するようにしたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の電子メールの格納方法。
  6. 送信側端末から送信された添付ファイルを有する電子メールをメールボックスに格納し,当該メールボックスに格納された前記電子メールを受信側端末が受信できるようにした電子メールの格納システムであって,
    前記添付ファイルを有する電子メールを受信するメールサーバーと,
    前記受信側端末のユーザーディレクトリ情報を格納するユーザーディレクトリと,
    前記受信側端末のプロファイル情報を格納する受信端末プロファイルとを備え,
    前記メールサーバーは前記ユーザーディレクトリに格納されたユーザーアカウントに対応するユーザーディレクトリ情報と,前記受信側端末プロファイルに格納されたプロファイル情報とを取得して,前記受信した電子メールに変換処理を施す必要であるか否かを判定する判定手段を備え,
    前記判定手段により判定された結果,変換処理が必要でない電子メールの場合はそのまま前記メールボックスに格納し,変換処理が必要である電子メールの場合は前記取得したプロファイル情報に基づいて受信側端末が受信可能なフォーマットおよびサイズになるように変換し,変換された電子メールを前記メールボックスに格納する電子メールの格納システム。
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