JP2006071555A - ナビゲーション装置の渋滞表示方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ナビゲーション装置に備えた表示部22aの案内画面M1に表示された地図上の渋滞区間を、リンクの渋滞情報に基づいて表示する。このとき、各リンクの渋滞情報について、その渋滞情報の信頼度を、現在地からの距離と該渋滞情報の精度を使って求める。そして、その求めた渋滞情報の信頼度に応じて前記渋滞区間を表示形態が異なる第1〜第4指標P1〜P4で表示する。
【選択図】 図5
Description
て表示される。
請求項3の発明によれば、表示部に表示された渋滞区間の信頼度が、指標の形状によって認識される。
請求項8の発明によれば、渋滞情報の信頼度の精度をより上げることができる。
以下、本発明を自動車に搭載したナビゲーション装置の第1実施形態を図1〜図7に従って説明する。図1は、ナビゲーション装置1及びそのナビゲーション装置1を備えたナビゲーションシステムAの概略構成図である。また、図2は、本実施形態のナビゲーション装置1及び情報センタNCの構成を示すブロック図である。
現況情報記憶部13aには、現況交通情報ITRが記憶される。現況交通情報ITRは、道路交通情報通信システム受信部12がその時々で受信する道路交通情報通信システムから一定範囲の道路上の各リンクの交通情報から抽出した、該リンクを走行するのに要する時間(リンク所要時間)であって、それぞれ走行方向(上り線又は下り線)毎に記憶されている。また、各リンクの現況交通情報ITRには、その時の「混雑」、「渋滞」、「非渋滞」の渋滞情報及びその「渋滞」の渋滞原因情報(交通事故又は車線規制等)もあわせて付加されている。そして、道路交通情報通信システムから新しい交通情報が送信される毎に、現況交通情報ITRは更新されるようになっている。
ナビ装置1を搭載した自動車CAが走行中において、ナビ装置1は、該道路上のリンク
及びノードを現在地と地図データから特定し、内蔵したタイマから該リンクを走行するのに要した所要時間(候補所要時間)を演算する。そして、ナビ装置1は、その候補所要時間とその時の時間帯と走行方向とを履歴用走行データとして情報センタNCに送信する。従って、自動車CAが道路を走行すればするほど履歴用走行データが蓄積される。本実施形態では、同じ時間帯に走行方向が同じである自動車CA(ナビ装置1)が送信した5個の履歴用走行データが蓄積された状態で新たな履歴用走行データが作成されたとき、最も古い履歴用走行データが消去され、その新たな履歴用走行データに更新される。
去統計情報記憶部13cの統計交通情報IT2は、道路交通情報通信システム及び道路交通センサスデータを基にしていることから、24時間、全てのリンクに対して統計交通情報IT2が全て蓄積されているため、図4に示すように、各リンクについて空白部分は無く全て埋まっている。
図2において、ナビ装置1は、データ送受信部21、入出力部22、現在位置検出部23、情報記憶部24、及び主制御部25を備えている。データ送受信部21、入出力部22、現在位置検出部23及び情報記憶部24は、それぞれ主制御部25に電気的に接続され、前記各部間で各種データの授受が可能となっている。また、ナビ装置1は、データ送受信部21を介して情報センタNCとデータの授受を行っている。
ように、表示部22aの画面上にあって現在地の座標と相対する位置に、現在地を三角形状の指標Pで表示する。
次に、上記のように構成したナビゲーションシステムAの作用を図7に示す渋滞判定表示処理部16の処理動作を説明するためのフローチャートに従って説明する。
ための信号と現在地の情報とともに情報センタNCにデータ送受信部21を介して送信する。
示制御処理部25c)は、各リンクの情報に付加された第1〜第4表示形態情報に基づいて第1〜第4指標P1〜P4の中から対応する指標を決める。そして、表示制御処理部25cは、図5に示すように表示部22aの案内画面M1に表示された地図上の対応する各ルートRのリンク(渋滞区間)に、その対応する第1〜第4指標P1〜P4を表示してその渋滞区間の信頼度を認識させる。
(1)本実施形態によれば、表示部22aに表示される道路地図上の渋滞区間の渋滞表示をその「渋滞」の信頼度によって表示形態が相違する第1〜第4指標P1〜P4で示した。従って、ユーザは、渋滞区間を示す第1〜第4指標P1〜P4の表示形態を見るだけで、信頼度、即ち「渋滞」の意味合いを認識することができる。その結果、最適な経路案内をより高い精度で実現することができる。
(4)本実施形態では、信頼度を、前記した現在地からの距離と「渋滞」の精度の2つの要素で判断するようにしたので、信頼度の精度をより上げることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を図8〜図12に従って説明する。前記第1実施形態では、信頼度を現在地からの距離と渋滞の精度とで判断したが、本実施形態では、信頼度を到着予想時間(所要時間)と渋滞の精度、すなわち、現在地からの距離(移動距離)に代えて到着予想時間にした点が相違する。従って、説明の便宜上、相違する点について詳細に説明し共通する点は省略する。
渋滞判定表示処理部16は、ナビ装置1から情報センタNCに送信された渋滞情報の取得のための信号を入力すると、現在地を中心にN個の方位(本実施形態では、北、北東、東、南東、南、南西、西、北西の8個、以下、8個で説明する)を設定する。渋滞判定表示処理部16は、現在地から各方位に向うルートをそれぞれ探索する。つまり、図9に示
す、北、北東、東、南東、南、南西、西、北西の8個の方位に対して8本のルートR1〜R8を探索する。
例えば、図11に示すようにルートR1について、現在地S、第1〜第8ノードN1〜N8をそれぞれ結ぶ第1〜第8リンクLa1〜La8がある。このとき、到着予想時間算出部16aは、第1リンクLa1→第2リンクLa2→第3リンクLa3→……→第7リンクLa7→第8リンクLa8の順番で各リンクの交通情報を選択する。
ドN2の到着予想時間(第1ノードN1の到着予想時間に所要時間を加えた時間)が算出される。
該リンクの統計交通情報IT2(所要時間と渋滞情報)を同様な方法で読み出す。そして、渋滞判定表示処理部16は、情報記憶部14に所要時間T1から所要時間T2の間で到着する全てのリンクの実走行交通情報IT1(所要時間と渋滞情報)又は統計交通情報IT2(所要時間と渋滞情報)を一時記憶する。
ユーザは、自動車に搭載されたナビ装置1の表示部22aに現在地を含む道路案内地図を表示している状態から、渋滞情報を取得すべく、入出力部22を操作する。すると、主制御部25(表示制御処理部25c)は、渋滞情報を表示モードとなり、渋滞情報の取得ための信号と現在地の情報とともに情報センタNCにデータ送受信部21を介して送信する。
る実走行交通情報IT1又は統計交通情報IT2を読み出して情報記憶部14に記憶する(ステップS26)。
(1)本実施形態によれば、表示部22aに表示される道路地図上の渋滞区間の渋滞表示をその渋滞の信頼度によって表示形態が相違する第1〜第4指標P1〜P4で示した。従って、ユーザは、渋滞区間を示す第1〜第4指標P1〜P4の表示形態を見るだけで、信頼度、即ち渋滞の意味合いを認識することができる。その結果、最適な経路案内をより高い精度で実現することができる。
(4)本実施形態では、信頼度を、前記した現在地からの到着予想時間(所要時間)と渋滞の精度の2つの要素で判断するようにしたので、信頼度の精度をより上げることができる。
また、現在地からの到着予想時間(所要時間T1,T2)を適宜変更して実施してもよい。さらに、本実施形態では、走行する時間帯によって、所要時間T1,T2を適宜変更したが、さらに又、到着予想時間(所要時間T1,T2)の数を増加させてさらに細分化させて実施してもよい。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に図8、図13及び図14に従って説明する。前記第2実施形態では、案内ルート設定をしていないモードの渋滞表示であったが、本実施形態では、出発地から目的地までのルート探索が行われ、その探索された案内ルートに従った案内表示に渋滞表示がされる点が相違する。そして、本実施形態では、そのシステム構成は図8に示す第2実施形態のシステム構成と同じであって、渋滞判定表示処理部16(到着予想時間算出部16a)の処理内容が相違するだけなのでその相違する。従って、説明の便宜上、図13に示す渋滞判定表示処理部16の処理動作を説明するためのフローチャートに従って詳細に説明し共通する点は省略する。
(1)本実施形態では、第2実施形態と同様な効果を有するとともに、渋滞区間の表示を、探索したルートRxとそのルートRxに沿った予め定めた範囲のルートのみに限定したので、ユーザに取って関係のない区間の渋滞表示がなくなるため、経路案内についてより見やすく視認性を高めることができる。しかも、渋滞表示の範囲が少ないため、データ
数及び処理数も低減でき、渋滞判定表示処理部16の負荷を低減させることができる。
○上記各実施形態では、ナビ装置1は、情報センタNCが生成した表示形態情報を付加した各リンクの情報を受信して、その受信した表示形態情報を付加した各リンクの情報に基づいて渋滞区間の表示を行った。これを、ナビ装置1自身が、表示形態情報を付加した各リンクの情報を生成してもよい。この場合、ナビ装置1には、現況交通情報ITR、実走行交通情報IT1及び統計交通情報IT2を備えた交通情報記憶部と、情報センタNCの渋滞判定表示処理部16と同じ機能を有する処理部をナビ装置1の主制御部25に備える必要がある。
○上記各実施形態では、指標の表示形態を、色、太細の線種、又は、破線や実線等の線種で実施したが、これに限定されるものではなく、例えば、点滅表示と点灯表示で渋滞の信頼度を認識したりしてもよく、要は、信頼度が違う場合にその違いが認識できる表示であればよい。
○上記各実施形態では、「渋滞」の渋滞情報の精度を、現況交通情報ITRの交通事故又は車線規制等の渋滞原因情報に基づいて行った。これを、例えば、統計交通情報IT2の各時間帯における蓄積量によって決めたり、実走行交通情報IT1を生成する際に、予測所要時間と実際に要した時間と比較し予め定めた差以上生じたとき、その時間帯におけるリンクの渋滞情報には、現況交通情報がどうであれ精度が悪いと判定したりしてもよい。
Claims (8)
- 各リンクの渋滞情報に基づいて表示部に表示された地図上に前記リンクに対応する区間を渋滞区間として表示するナビゲーション装置の渋滞表示方法において、
各リンクの渋滞情報についての信頼度を求め、その渋滞情報の信頼度に応じて前記渋滞区間を示す指標の表示形態を変えて表示することを特徴とするナビゲーション装置の渋滞表示方法。 - 請求項1に記載のナビゲーション装置の渋滞表示方法において、
前記渋滞区間を示す指標の表示形態は、色彩であって、信頼度に応じてその色彩が変更されて表示されることを特徴とするナビゲーション装置の渋滞表示方法。 - 請求項1に記載のナビゲーション装置の渋滞表示方法において、
前記渋滞区間を示す指標の表示形態は、形状であって、信頼度に応じてその形状が変更されて表示されることを特徴とするナビゲーション装置の渋滞表示方法。 - 請求項1〜3のいずれか1に記載のナビゲーション装置の渋滞表示方法において、
前記渋滞情報の信頼度は、現在地からの距離に相対して求められ、現在地から離れるほど信頼度を低くすることを特徴とするナビゲーション装置の渋滞表示方法。 - 請求項1〜3のいずれか1に記載のナビゲーション装置の渋滞表示方法において、
前記渋滞情報の信頼度は、現在地からの所要時間に相対して求められ、所要時間が長いほど信頼度を低くすることを特徴とするナビゲーション装置の渋滞表示方法。 - 請求項1〜3のいずれか1に記載のナビゲーション装置の渋滞表示方法において、
前記渋滞情報の信頼度は、現況の渋滞発生原因に応じて求められる渋滞の精度が低いほど信頼度を低くすることを特徴とするナビゲーション装置の渋滞表示方法。 - 請求項1〜3のいずれか1に記載のナビゲーション装置の渋滞表示方法において、
前記渋滞情報の信頼度は、現在地からの距離と現況の渋滞発生原因に応じて求められる渋滞の精度とで求めることを特徴とするナビゲーション装置の渋滞表示方法。 - 請求項1〜3のいずれか1に記載のナビゲーション装置の渋滞表示方法において、
前記渋滞情報の信頼度は、現在地からの所要時間と現況の渋滞発生原因に応じて求められる渋滞の精度とで求めることを特徴とするナビゲーション装置の渋滞表示方法。
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