JP2006071384A - 粒径分布測定装置及びその製造方法 - Google Patents

粒径分布測定装置及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光源から光検出器に至るまでの測定系機器の位置合わせを、誰でもが正確で容易にかつ短時間で行えるようにする。
【解決手段】粒子群に光を照射する光源4aと、その光の照射によって発生する回折又は/及び散乱光の強度を検出する光検出器とを備え、前記光検出器5aからの出力値に基づいて前記粒子群の粒径分布を測定するものにおいて、一体品であるベース構造体7と、光源4a及びその光源の前方に配置される投光レンズ4bを一体的に保持して光源ユニット4を形成する保持体4cと、光源ユニット4に設けられ、当該光源ユニット4から射出される光の軌道を調整するための光軌道調整機構5eと、光源ユニット4及び光検出器5aを、前記ベース構造体7の所定位置に位置決めして取り付けるための位置決め構造とを設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、分散媒中に分散させた粒子群に光を照射して生じる回折及び/又は散乱光(以下、回折散乱光という)の強度に基づいて粒径分布を測定する粒径分布測定装置に関するものである。
この種の粒径分布測定装置として、透明なセルに収容した粒子群にレーザ等の光源から光を照射し、その際生じる回折散乱光の角度についての強度分布を、セルの周囲に離散配置した多数の光検出器により検出し、その検出結果に基づいて粒子群の粒径分布を測定するようにしたものが知られている。その一例としては、特許文献1に示すように、He−Neレーザ等の光源から射出された光をミラーを介してビームエクスパンダに導入して径を広げ、その光をセル内の粒子群に照射した後、そこで発生する回折散乱光をレンズを介して、離散配置した光検出器で受光するようにしたものを挙げることができる。
このような装置では、大径粒子に至るまで精度良く粒径分布を測定しようとした場合、光軸からの角度が極めて小さい回折散乱光をも検出しなければならず、そのために、光軸近傍での検出器を非常に密に配置して角度分解能を大きくしている。そしてこのような構造であることから、光源からの光と、検出器との正確な位置合わせが必要になる。
特開2000−214068号公報
ところが、従来、製造過程において上述した位置合わせを行うには、装置の光学ベンチ上で、ミラーを調整しつつ光源とビームエクスパンダとの光軸合わせを行い、その後、レンズや検出器の位置合わせを個々に行うといったように、部品毎に光学ベンチ上への固定と調整とを同時に行わなければならず、非常に手間である。
さらに、その位置合わせには、光源から射出された光と他の光学部品との間での干渉光を利用しているため、作業に手間や時間がかかるだけでなく、熟練が必要で作業者によってばらつきが生じる恐れも高い。
また、光源を交換するなどのメンテナンス時においても、交換前の光源と交換後の光源とでは光軸等が微妙に食い違って機差が生じていることが十分に考えられるため、交換とともに光学系全体の再調整が必要であり、それに多大な時間と労力とがかかるという不具合がある。
そこで本発明は、この種の粒径分布測定装置において、光源から光検出器に至るまでの測定系機器の位置合わせを、誰でもが正確で容易にかつ短時間で行えるようにすることをその所期課題としたものである。
かかる課題に対応してなされた本発明に係る粒径分布測定装置は、粒子群に光を照射する光源と、その光の照射によって発生する回折又は/及び散乱光の強度を検出する光検出器とを備え、前記光検出器からの出力値に基づいて前記粒子群の粒径分布を測定するものにおいて、一体品であるベース構造体と、前記光源及びその光源の前方に配置される投光レンズを一体的に保持して光源ユニットを形成する保持体と、前記光源ユニットに設けられ、当該光源ユニットから射出される光の軌道を調整するための光軌道調整機構と、前記光源ユニット及び光検出器を、前記ベース構造体の所定位置に位置決めして取り付けるための位置決め構造とを備えていることを特徴とする。
このようなものであれば、光源と投光レンズとがユニット化されるとともに、その光源ユニットに光軌道調整機構が設けられているので、光源ユニット単体で別途光軸調整をすることができる。この光軸調整は、例えば専用の治具(後述する光軌道確認治具)を設けておけば、誰でもが容易にできる。また、このように光軌道の調整さえしてしまえば、あとは位置決め構造を利用して、誰でもが簡単かつ正確に、しかも短時間で光源ユニット及び光検出器をベース構造体に対し正確に取り付けることができるため、従来に比べ装置製造時の作業性や装置品質を大幅に向上させることができる。
さらに、光源ユニット毎に光軌道の調整が施されて互換性が保たれる、すなわち品質的に揃うこととなるため、例えば光源ユニットの交換にあたって、いちいち光学調整を行う必要もなくなり、メンテナンス時での作業性等にも大きく寄与し得る。
また、本発明に係る粒径分布測定装置は、粒子群に検査光を照射する光源と、その検査光の照射によって発生する回折又は/及び散乱光の強度を検出する光検出器とを備え、前記光検出器からの出力値に基づいて前記粒子群の粒径分布を測定するものにおいて、一体品であるベース構造体と、前記光源及びその光源の前方に配置される投光レンズを一体的に保持して光源ユニットを形成する保持体と、前記光源ユニットに設けられ、当該光源ユニットから射出される光の軌道を調整するための光軌道調整機構と、前記光検出器を保持して検出器ユニットを形成する第2保持体と、前記検出器ユニットに設けられ、前記第2保持体に対する光検出器の位置を調整するための検出器位置調整機構と、前記光源ユニット及び検出器ユニットを、前記ベース構造体に位置決めして取り付けるための位置決め構造とを備えていることを特徴とする。
このようなものであれば、光検出器をも位置調整可能にユニット化されており、測定光学系機器におけるユニット化をさらに推し進めたものと言えるので、前述した効果がより顕著なものとなる。
一方、このような構成の粒径分布測定装置の好適な製造方法としては、光源ユニットからでる光の軌道が規定内であるか否かを確認できる光軌道確認治具を設けておき、この光軌道確認治具を利用することによって、光源ユニット単体での光軌道が規格内となるように、前記光軌道調整機構を操作して調整し、その調整後の光源ユニットを前記ベース構造体に取り付ける方法を挙げることができる。
さらに、前記第2保持体に対する光検出器の位置が、規格内であるか否かを確認できる検出器位置確認治具を設けておき、この検出器位置確認治具を利用することによって、前記検出器ユニットにおける検出器の位置が規格内となるように、前記検出器位置調整機構を操作して調整し、その調整後の検出器ユニットを、前記ベース構造体に取り付ける方法を、前記方法に追加乃至組み合わせることにより、本発明の効果はより一層顕著なものとなる。
このように構成した本発明によれば、従来のように光学系部品を1つ1つベンチ上に載置しながら、しかも干渉光といった取り扱いの難しい現象を利用して位置決めするのではなく、予め調整済みのユニットを位置決め構造を有するベース構造体に単純に取り付ければよいだけであるため、誰でもが簡単で正確かつ短時間に測定系機器を組み立てることができる。さらに各ユニットは、付属する調整機構により予め調整をして互換性を担保できるので、例えばメンテナンスにおいて、ユニットを交換するだけでよく、従来のように部品交換の後、再度光学調整等をするといった負担の多い作業を低減できる。
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る粒径分布測定装置100は、全体外観を図1に示すように、測定対象となる粒子群に光を照射した際に生じる回折散乱光の回折散乱パターン(回折散乱光強度の角度分布)を検出し、その回折散乱パターンからMIE散乱理論に基づいて逆フーリエ変換演算を施し、粒径分布を測定するようにしたものであり、図2に内部の演算装置等を除く主構成模式図を示すように、ベース構造体7と、このベース構造体に支持させた光源4、セル2、光検出器5等の測定系機器類とを少なくとも備えている。
ベース構造体7は、例えば、図2に示すように、左右に延びる矩形ブロック状(厚肉板状)の中間体71と、その中間体71の左右両端部から一体に起立する互いに離間した一対の起立支持体72、73とからなる概略凹形状をなすものである。そして一方の起立支持体72には第1収容空間S1を設けて、光源側の測定系機器を主として支持収容させるとともに、他方の起立支持体73には第2収容空間S2を設け、光検出器側の測定系機器を主として支持収容させている。さらに、起立支持体72、73間に形成された空間をセル収容空間Sとして、ここにセル2を収容させている。なお、符号72c、73cは、光源からの光や回折散乱光を透過させるための透過窓である。このベース構造体7は、例えばその表面の必要箇所につや消しの黒塗装を施した厚肉金属製の鋳型一体成型品であるが、もちろん、強度、取付位置精度等に問題がなければ複数に分離して組み立てにより一体的に接続して構成しても構わない。
測定系機器類としては、同じく図2に示すように、分散媒中に分散させた粒子群を収容する透明セル2と、その透明セル2中の粒子群に光を照射する光源4aと、前記光の照射によって発生する回折散乱光の強度を検出する離散配置した複数の光検出器5と、その他の光学機器やスリット等を設けている。
各部を説明する。
セル2は、例えば樹脂製のもので、図2では湿式バッチセルを示している。その他に、例えばタイプの異なる複数のセル(例えば湿式フローセル、湿式バッチセル、乾式バッチセル)を図示しないセル保持機構により移動可能に保持させ、測定によってどのセル2を使用するかを切り替えられるように構成しても構わない。
光源4aは、例えば赤色光を発する半導体レーザであるが、その他にLED等の他の光源でも構わないし、波長の異なる複数種類の光源を用いてもよい。例えば波長の異なる複数の光源を用いることで、粒径の測定可能レンジを精度を落とすことなく広げることができる。
光源4aの光射出側には投光レンズ4bを配置している。そして、光源4aから拡がりながら出た光が、前記投光レンズ4bにより屈折し、収斂する向きの光となってセル2に照射されるように構成している。
しかしてこの実施形態においては、特に図3に示すように、光源4aと投光レンズ4bとを保持体4cにより一体的に保持し、光源ユニット4を形成している。
保持体4cは、例えば投光レンズ4bを保持する鏡筒41cと、その鏡筒41cの底部に覆うように取り付けたベース部材42cとを備えたもので、鏡筒41c又はベース部材42cのいずれかが、ベース構造体7に、例えばピンとこれを嵌合させる嵌合孔との嵌合位置決め構造により、ガタなく(正確には機械精度上の公差分だけのずれで)取り付けられるようにしてある。そして、ベース部材42cにおける鏡筒41c側の面に、半導体レーザ4aを搭載した基板4dを取り付けている。
ベース部材42cは鏡筒41cに対し、xyzの3軸方向に沿って進退して位置調整可能に取り付けてあり、基板4dはベース部材42cに対し、rθの2方向に傾動調整可能に取り付けられている。それら進退機構及び傾動機構は、ねじ送り機構や、可動ねじによる3点支持機構等を利用して実現しており、光軌道調整機構4eとしての役割を果たす。そしてこの光軌道調整機構4eにより、半導体レーザ4aと投光レンズ4bとの相対位置関係をxyzrθの5自由度で調整することができ、その結果、半導体レーザ4aから投光レンズ4bを経て外部に射出される光の軌道を調整することができる。
光検出器5aは、フォトダイオード等を利用したもので、受光した光の強度に応じた強さの電気信号(光強度信号)を出力する。これら光検出器5の総数は、例えば90〜100個であり、セル2の周囲であって当該セル2を含む鉛直面上に離散配置してある。特にこの実施形態では、図2に示すように、これら光検出器5aを、一定角度以下の小さい角度で回折散乱した光を角度について精度よく検出するための狭角散乱光検出器5a(A)と、それよりも広い角度で、前方から側方、後方にかけて回折散乱した光を検出するための広角散乱光検出器5a(B)とに分類している。
そして本実施形態では、図2、図4に示すように、多数の狭角散乱光検出器5a(A)を、基板5b上に非常に細い幅で同心円状に密に配列してリングディテクタアレイとし、その基板5bと、該基板5bを保持する第2保持体5cと、この第2保持体5cに対する基板5c(光検出器5a(A))の位置を調整するための検出器位置調整機構(図示しない)とを一体化して光検出器ユニット5としている。
この検出器位置調整機構は、詳細は図示しないが、第2保持体5cに対する狭角散乱光検出器5a(A)のxyzの3方向に係る位置を調整するためのもので、ねじ送り機構等を利用して実現している。そしてこの第2保持体5cを、ベース構造体7に、例えばピンとこれを嵌合させる嵌合孔との嵌合位置決め構造により、ガタなく(正確には機械公差分だけのずれで)取り付けられるようにしてある。
さらに本実施形態では、図2に示すように、光源4aから狭角散乱光検出器5a(A)までの光路長を延ばしつつも、省スペースを保てるように、ミラー6aを介して狭角散乱光検出器5a(A)に回折散乱光が導かれるようにしている。
そしてこのミラー6aと、ミラー6aを保持する第3保持体(図示しない)と、第3保持体に対するミラー6aの姿勢を調整するためのミラー姿勢調整機構6bとを一体化してミラーユニット6を形成し、このミラーユニット6を前記ベース構造体7に支持させている。
ミラー姿勢調整機構6bは、詳細は図示しないが、第3保持体に対するミラーの姿勢を調整するためのもので、この実施形態では、ミラー駆動機構6dにより、このミラー姿勢調整機構6bを自動で動作させることができるようにしてある。また、第3保持体は、ベース構造体7に、例えばピンとこれを嵌合させる嵌合孔との嵌合位置決め構造により、ガタなく(正確には機械公差分だけのずれで)取り付けられるようにしてある。
次に、このような構成の本実施形態に係る測定系機器類の組み立て方法について述べる。
まず、光源ユニット4から射出される光軌道の、鏡筒41cに対するずれが許容範囲内となるように調整する。このときは光軌道確認治具E1を用いる。この光軌道確認治具E1は、図4に示すように、例えば、基台E11と、その基台E11上の一端部に設けた光源ユニット取付部E12と、基台E11上の他端部に位置決めされて取り付けられたCCD等の面状の基準光検出器E13とを備えている。
前記光源ユニット取付部E12には、光源ユニット4(具体的には鏡筒41c又はベース部材42c)をピン嵌合等によって正確に位置決めして取り付けることができる。このようにして基台E11上に取り付けた光源ユニット4から光を射出すると、その光は前記基準光検出器E13に導かれ、その出力から光がどの範囲でどの位置に照射されているか、すなわち光の軌道が正確にわかる。そしてこれが所定の範囲内におさまるように、前記光軌道調整機構4eを操作して調整する。そしてこのことにより、光源ユニット4から射出される光の軌道(より具体的には鏡筒41c又はベース部材42cに対する軌道)が、ある規格内に一定に揃えられる。
その一方で、光検出器5a(A)の、第2保持体5cに対する位置を調整する。このときは検出器位置確認治具E2を用いる。この検出器位置確認治具E2は、図5に示すように、基台E21と、その基台E21上の一端部に位置決めされて取り付けられた基準光源E22と、基台E21上の他端部に設けた検出器ユニット取付部E23とを備えている。
前記検出器ユニット取付部E23には、検出器ユニット5(より具体的には第2保持体5b)をピン嵌合等によって正確に位置決めして取り付けることができる。このようにして基台E21上に取り付けた検出器ユニット5に、前記基準光源E22から基準光を照射すると、光検出器5a(A)の出力から、基準光がどの光検出器5a(A)に当たっているか、あるいは当たっていないかなどがわかるので、その基準光の当たる範囲が所定の範囲内におさまるように(具体的には円弧の中心の透過光検出器にあたるように)、前記検出器位置調整機構を操作して調整する。そしてこのことにより、検出器ユニット5における光検出器の位置が、ある規格内に一定に揃えられる。
ミラーユニット6に関しても同様である。図示しないが、第3保持体に対するミラー6aの姿勢をミラー姿勢確認治具を用いて調整し、そのことによりミラーユニット6におけるミラー6aの姿勢がある規格内に一定に揃えられる。
最後に、このように調整して規格化した光源ユニット4、検出器ユニット5及びミラーユニット6を、前記ベース構造体7に位置決め構造を利用して所定位置にそれぞれ取り付ける。なお、その他に図示しないスリットや他の光検出器(広角散乱光検出器5(B)なども、このベース構造体7の所定位置に位置決めして取り付ける。
このことにより、ベース構造体7に対し、直接的には、光源ユニット4の保持体4c(具体的には鏡筒41c又はベース部材42c)、検出器ユニット5の第2保持体5b及びミラーユニット6の第3保持体が、ピン嵌合等により位置決めされる。しかして、光源ユニット4において保持体4c(具体的には鏡筒41c又はベース部材42c)と光軌道とは、既に調整治具E1を用いて調整がなされており、また、検出器ユニット5においても、第2保持体5bと光検出器5a(A)とは、やはり同様に調整がなされており、さらにミラーユニット6においても、第3保持体とミラー6aとの調整は既になされているため、結局、この光源ユニット4、検出器ユニット5及びミラーユニット6を前記ベース構造体7に取り付けることにより、光軌道と光検出器位置とが、機械精度の限度内において、確実に所望の対応関係になる。
また、最終的には光検出器5a(A)の中央に光軸が位置するように、光検出器5a(A)の出力値をモニタしながら、ミラー6aの姿勢をミラー駆動機構6dが自動で操作するが、最初の取り付け時点で精度良く位置決めがなされており、ミラー6aは、その機械精度誤差を補正する程度しか動かす必要がないため、このときの制御を確実かつ容易に行うことができる。
このように、本実施形態によれば、従来のように光学系部品を1つ1つベンチ上に載置しながら、しかも干渉光といった取り扱いの難しい現象を利用して位置決めするのではなく、予め調整済みの光源ユニット4、検出器ユニット5、ミラーユニット6を、位置決め構造を有するベース構造体7に単純に取り付ければよいだけであるため、誰でもが簡単で正確かつ短時間に測定系機器を組み立てることができる。
さらに、従来であれば、光源と検出器との位置や姿勢のずれを許容していたため、光源や検出器をメンテナンス等で交換すると、ミラーの自動調整機構だけ吸収できないほどの位置や姿勢の違いが生じ、光学系全体の調整を再度行う必要があったが、この実施形態によれば、各ユニット4〜6が、付属する調整機構により予め調整されて所定規格内に担保され、しかもそれら各ユニット4〜6が一体品であるベース構造体7に位置決めして取り付けられるため、ミラーユニット6による自動調整可能な範囲に確実にすることができ、例えばメンテナンスにおいて、ユニット4〜6を交換するだけでよく、従来のように部品交換の後、再度光学調整等をするといった負担の多い作業を低減できる。
なお、本発明は、前記実施形態に限られるものではない。
例えば、検出器側にxyzrθの調整機構を設け、光源側の調整機構を簡略化してもよい。また検出器側の調整機構を省略してミラーのみで調整可能にしてもよい。
さらに、ミラーは必ずしも必要ないし、組み立て後はミラーユニットのみならず、光源ユニットや検出器ユニットが連携して自動駆動されるようにしてもよい。
また、前記実施形態では、光検出器のうち、狭角散乱光検出器にのみ位置調整機構を設けていたが、広角散乱光検出器にも位置調整機構を設けて構わない。
もちろんその他の各部、例えばベース構造体の形状や構成、光源の種類など、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態における粒径分布測定装置の本体を示す全体斜視図。 同実施形態におけるベース構造体、収容空間等を示す模式的内部構造図。 同実施形態における光源ユニットを示す模式的縦断面図。 同実施形態における光軌道確認治具を示す模式的斜視図。 同実施形態における検出器位置確認治具を示す模式的斜視図。
符号の説明
2・・・セル
4a・・・光源(半導体レーザ)
4b・・・投光レンズ
4・・・光源ユニット
4c・・・保持体
4e・・・光軌道調整機構
5・・・検出器ユニット
5a・・・光検出器
5c・・・第2保持体
7・・・ベース構造体
E1・・・光軌道確認治具
E2・・・検出器位置確認治具

Claims (4)

  1. 粒子群に光を照射する光源と、その光の照射によって発生する回折又は/及び散乱光の強度を検出する光検出器とを備え、前記光検出器からの出力値に基づいて前記粒子群の粒径分布を測定するものにおいて、
    一体品であるベース構造体と、
    前記光源及びその光源の前方に配置される投光レンズを一体的に保持して光源ユニットを形成する保持体と、
    前記光源ユニットに設けられ、当該光源ユニットから射出される光の軌道を調整するための光軌道調整機構と、
    前記光源ユニット及び光検出器を、前記ベース構造体の所定位置に位置決めして取り付けるための位置決め構造とを備えていることを特徴とする粒径分布測定装置。
  2. 粒子群に検査光を照射する光源と、その検査光の照射によって発生する回折又は/及び散乱光の強度を検出する光検出器とを備え、前記光検出器からの出力値に基づいて前記粒子群の粒径分布を測定するものにおいて、
    一体品であるベース構造体と、
    前記光源及びその光源の前方に配置される投光レンズを一体的に保持して光源ユニットを形成する保持体と、
    前記光源ユニットに設けられ、当該光源ユニットから射出される光の軌道を調整するための光軌道調整機構と、
    前記光検出器を保持して検出器ユニットを形成する第2保持体と、
    前記検出器ユニットに設けられ、前記第2保持体に対する光検出器の位置を調整するための検出器位置調整機構と、
    前記光源ユニット及び検出器ユニットを、前記ベース構造体の所定位置に位置決めして取り付けるための位置決め構造とを備えていることを特徴とする粒径分布測定装置。
  3. 光源ユニットからでる光の軌道が規定内であるか否かを確認できる光軌道確認治具を設けておき、この光軌道確認治具を利用することによって、光源ユニット単体での光軌道が規格内となるように、前記光軌道調整機構を操作して調整し、その調整後の光源ユニットを前記ベース構造体に取り付けるようにしている請求項1又は2記載の粒径分布測定装置の製造方法。
  4. 前記第2保持体に対する光検出器の位置が、規格内であるか否かを確認できる検出器位置確認治具を設けておき、この検出器位置確認治具を利用することによって、前記検出器ユニットにおける検出器の位置が規格内となるように、前記検出器位置調整機構を操作して調整し、その調整後の検出器ユニットを、前記ベース構造体に取り付けるようにしている請求項2記載の粒径分布測定装置の製造方法。


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