JP2006071253A - コンテナ用冷凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンデンサにおける熱交換性能を向上しつつ、コンデンサをコンパクトに構成することを目的とする。
【解決手段】筐体10内に、冷媒回路53によって接続されたコンプレッサ51とコンデンサ52とエバポレータ81とからなる冷凍機器を配置したコンテナ用冷凍装置1において、一対のコンデンサ52・52を側面視略V字状に配置したコンデンサユニット103を構成した。また、コンデンサユニット103に、コンデンサ52の離間した上部側を覆うようにコンデンサファン54を配設した。
【選択図】図5

Description

本発明は、コンテナ用冷凍装置の技術に関し、より詳細には、コンテナ用冷凍装置に配設される冷凍機器のコンデンサの構成に関する。
陸上及び海上運搬用のコンテナに連設してコンテナ室内を冷却するコンテナ用冷凍装置が公知となっており、このコンテナ用冷凍装置を構成するエンジン、発電機並びにコンプレッサ、コンデンサ及びエバポレータ等からなる冷凍機器等の構成部材は、筐体内に区画されて形成された室ごとに配置されている。中でも、冷凍機器を構成するコンデンサは、コンプレッサから送られる高温高圧に気化した冷媒を熱交換して凝縮するものであり、これまでにも、コンプレッサの熱交換性能を向上させて、コンテナ用冷凍装置の冷凍能力を向上するように構成したものが幾つか提案されている。
例えば、特許文献1に開示される冷凍機器は、エバポレータ出口側の冷媒回路をコンデンサとコンデンサファンとの間位置にまで延出して、コンデンサファンから移送される冷却風をエバポレータ出口側の冷凍回路を通過させることで冷却するように構成したものである。このように構成することによって、冷凍回路を通過した冷却風でコンデンサを効果的に冷却して、コンデンサの熱交換性能を向上するものである(特許文献1参照)。
また、特許文献2に開示される冷凍機器は、一端にファンが取り付けられた駆動軸が挿通され、駆動軸の他端が電動モータと連結され、電動モータによって駆動軸が回転駆動されてファンが回転するように構成されたコンプレッサを、コンデンサに対面して配置するように構成される。このように構成することで、冷却風をコンデンサに均等に送入して、コンデンサの熱交換性能を向上させるものである(特許文献2参照)。
特開平11−51501号公報 特開2001−27465号公報
確かに、上述した特許文献1及び特許文献2のいずれにおいても、コンデンサにエバポレータ出口管の冷凍回路によって冷却させた冷却風を送入させたり、コンデンサに冷却風を多く送入させるために冷却ファンを近傍に設けたりすることで、確かに、コンデンサの熱交換性能を向上させることはできる。
しかし、従来のコンテナ用冷凍装置におけるコンデンサは、筐体の上下略中央近傍に、筐体に対して略水平方向に載置され、このコンデンサの下方もしくは上方に略並行となるようにコンデンサファンを配置して、冷却風がコンデンサの上下面に対して略垂直方向に通風するように構成されていた。そのため、コンデンサの熱交換性能を向上させるために、コンデンサを長手方向もしくは短手方向に大きくして、その表面積を増大するように形成することができなかった。
そして、前記特許文献1及び特許文献2に開示される構成においても、コンデンサは一定表面積となる大きさを確保する必要があり、コンデンサ及び装置全体をコンパクトに構成することは困難であった。
そこで、本発明においては、コンテナ用冷凍装置に関し、前記従来の課題を解決するもので、コンデンサにおける熱交換性能を向上しつつ、コンデンサをコンパクトに構成することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、筐体内に、冷媒回路によって接続されたコンプレッサとコンデンサとエバポレータとからなる冷凍機器を配置したコンテナ用冷凍装置において、一対のコンデンサを側面視略V字状に配置したコンデンサユニットを構成してなるものである。
請求項2においては、請求項1において、前記コンデンサユニットは、前記コンデンサの離間した上部側を覆うようにコンデンサファンを配設してなるものである。
請求項3においては、請求項1又は請求項2において、前記コンデンサユニットのいずれか一方のコンデンサの下方位置に、前記筐体に装着されるカバー部材に設けられた導風板が位置するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1に示す構成としたので、コンデンサの表面積を増大して熱交換性能を向上できるとともに、コンデンサユニットをコンパクトに形成でき、筐体の内部空間を有効利用して、ひいては装置全体のコンパクト化にも寄与できる。
請求項2に示す構成としたので、一対のコンデンサを一度に冷却して冷却効率がよく、また、各コンデンサに均等に冷却風が送風されるため、コンデンサの熱交換性能を向上できる。さらに、コンデンサとコンデンサファンを一体的に構成することで、装置の組み立て性やメンテナンス性が向上する。
請求項3に示す構成としたので、コンデンサユニットにおいて一対のコンデンサからの排風を別々に送出して、冷却風の流れをスムーズにして、筐体内の熱気が滞留するのを防止できる。
次に、発明を実施するための最良の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係るコンテナ用冷凍装置の全体的な構成を示した正面図、図2は図1のカバー部材を外した正面図、図3は図1の左側面図、図4はコンデンサユニットの正面図、図5は同じくコンデンサユニットの左側面図、図6は同じくコンデンサユニットの平面図、図7は冷凍機室内での冷却風の流れを表す状態図、図8はカバー部材の取付面に配設された導風板の斜視図である。
まず、本実施例に係るコンテナ用冷凍装置1の全体構成について、以下に説明する。
図1及び図2に示すように、コンテナ用冷凍装置1は、直方体の筐体10として形成され、この筐体10は、外枠及び内枠としてのフレーム2に、筐体10の内部を覆うように前面、左右面及び上面にカバー部材(燃料タンク室カバー20等)を被着して構成されている。この筐体10の内部は、複数に区画された室が構成され、各室に構成機器がそれぞれ配置されている。カバー部材は、着脱あるいは開閉自在の蓋体として、各室の区画に合わせてそれぞれの室に対応して取り付けられている。
筐体10には、コンテナ用冷凍装置1の構成機器として、冷媒回路53によって接続されたコンプレッサ51、コンデンサ52及びエバポレータ81等の冷凍機器が内設されている。この冷凍機器は、エンジン41にて駆動される発電機45によってコンプレッサ51がモータにより電動駆動され、このコンプレッサ51によって圧縮されたガス冷媒が、コンデンサ52、エバポレータ81及びコンプレッサ51の順に状態変化を繰り返しながら冷凍回路を循環する際に、熱交換によってコンテナ室内の空気(内気)を冷却して排出する。その他に、筐体10には、これら冷凍機器を駆動させるエンジン41及び発電機45や、該エンジン41の駆動源となる燃料タンク30及びバッテリー31や、コンテナ用冷凍装置1の構成機器を制御するための操作パネル91及び電装品71等がそれぞれ内設されている。
筐体10の下部は、左右方向に連続した下部室3が形成され、この下部室3には、燃料タンク30、バッテリー31及び商用電源ケーブル32等が配設される。詳細には、下部室3は、燃料タンク30が配設される燃料タンク室3aと、バッテリー31及び商用電源ケーブル32が配設されるバッテリー室3bとにさらに区画されている。燃料タンク室3aに長手方向に横設される燃料タンク30は、エンジン41の燃料を貯油しており、この下部室3の大半を占めるように形成されている。
下部室3の上部であって筐体10の右方側には、エンジン41、ラジエータ42、ラジエータファン43及び冷却水タンク44等が配設されるエンジン室4が形成されている。エンジン41は、筐体10の左右方向に配置され、該エンジン41の前方(図2において左方)には発電機45が連設されている。エンジン41と筐体10の右側面との間にラジエータ42とラジエータファン43とが略平行に配置され、ラジエータファン43は、前記バッテリー31と接続されてバッテリー31を駆動電源とした電動式に構成されている。ラジエータ42とラジエータファン43の前方位置に、エンジン冷却水を貯溜した冷却水タンク44が配設され、冷却水タンク44は、図示せぬ専用ポンプによって冷却水の給排を行うように構成されている。
発電機45は、エンジン41の前方位置に該エンジン41と略平行となるように連設され、該エンジン41によって駆動されて、後述するコンプレッサ51やエバポレータファン(図略)等に電源を供給してこれを駆動するように構成されている。なお、本実施例においては、該エンジン41、ラジエータ42、ラジエータファン43、冷却水タンク44及び発電機45等が、平面視略平板状のエンジン台の上にそれぞれ一体的に載置固定されたエンジンユニット40として構成されている。
エンジン室4の上方空間であってエンジン41の上方にはエンジン41の吸気消音器61及びエアクリーナ62が配置され、エンジン室4の上部に形成されたマフラー室6にはエンジン41の排気消音器63が配設されている。このように、マフラー室6に排気消音器63を配置して、筐体10の上面から排気するように構成することで、排気音を小さくすることができるとともに、排気ガス中に含まれるカーボンが下方に堆積するのを防ぐことができる。また、同エンジン室4の上方空間であって吸気消音器61及びエアクリーナ62の前方側に、操作パネル91を内設した操作パネルユニット90が、フレーム2に対して回動自在に取り付けられている。
図2及び図3に示すように、下部室3の上部であって筐体10の左方側には、コンプレッサ51、コンデンサ52及びこれらを接続する冷媒回路53等からなる冷凍機器並びに前記発電機45等が配設される冷凍機室5が形成されている。コンプレッサ51は、発電機45の左方に配置され、上述のように発電機45によって発電された電力によりモータが駆動される電動型に構成される。このコンプレッサ51、発電機45及びエンジン41は、筐体10の左右方向に略直線上に位置するように構成されている。
リキッドタンク55、アキュムレータ56及び高圧センサ57等は、コンプレッサ51及びコンデンサユニット103の側方であって冷凍機室5の左側に密集して配置されている。なお、コンデンサ52にリキッドタンク55等を介して接続されるエバポレータ81は、該冷凍機室5の上部に形成されるエバポレータ室8に配置される。コンプレッサ51、コンデンサ52及びエバポレータ81等の冷凍機器は、冷凍回路53によって接続されている。
本実施例における冷凍機器の冷凍サイクルについて、概説すると、コンプレッサ51は、エバポレータ81から循環供給されたガス冷媒を圧縮し、コンデンサ52は、コンプレッサ51によって高温高圧に圧縮されたガス冷媒を冷却し、かかるガス冷媒をコンデンサファン54によって筐体外から供給された外気と熱交換させて凝縮して液体冷媒とする。リキッドタンク55によって液体冷媒が一時的に貯溜され、エバポレータ81は、このリキッドタンク55、膨張弁等を介して液体冷媒が供給され気化し、かかる液体冷媒をコンテナ内の内気と熱交換して気化熱によって内気を冷却して排風するとともに、気化したガス冷媒をアキュムレータ56等を介してコンプレッサ51に供給する。このように、筐体10内で冷凍機器(コンプレッサ51等)による冷凍サイクルを形成するため、冷媒配管を必要限度で短くすることができる。
コンプレッサ51、冷凍回路53、リキッドタンク55、アキュムレータ56及び高圧センサ57等は、平面視略平板状の冷凍機台58の上にそれぞれ載置固定されて、冷凍機ユニット50として一体的に構成されている。コンプレッサ51は、冷凍機台58の前後方向に配置された摺動レール(図略)上に前後摺動可能に取り付けられている。コンプレッサ51等を冷凍機ユニット50として構成することで、筐体10に一体的に取り付けることができるため、組み立てが容易となる。また、冷凍機ユニット50からコンプレッサ51を摺動可能に構成することで、冷凍機ユニット50として組み付けたコンプレッサ51を、室外に摺動させてメンテナンス等することができる。
前記冷凍機室5の上部であってマフラー室6の左側に、電装品71を内装したコントロールボックス70が配置される電装品室7が形成されている。電装品71は、本実施例に係るコンテナ用冷凍装置1が連設されるコンテナ内の温度を調節するための温度記録装置等を含むコントローラ、コンタクタ及びリレー等より構成されている。
前記エンジン室4及び冷凍機室5の上部であってマフラー室6及び電装品室7の後方に、上述したように冷凍サイクルを構成するエバポレータ81を配置したエバポレータ室8が形成されている。エバポレータ室8は、筐体10の後方に開口しており、開口部にエバポレータ81及びエパポレータファン(図略)が後方、すなわちコンテナ用冷凍装置1が取り付けられるコンテナの内部方向に突出して配置される。コンテナ内の空気は、エバポレータファン(図略)によってエバポレータ81に送入され、エバポレータ81によって熱交換されて、冷気として導風ガイド板84によってコンテナ方向に導かれながらエバポレータ室8から送出される。
次に、本実施例におけるコンデンサ52の配置構成について、以下に詳述する。
図2、図4乃至図6に示すように、コンデンサ52は、コンプレッサ51の略直上に配置され、略同形のコンデンサ52が側面視略V字状に配置されたコンデンサユニット103として構成されている。コンデンサユニット103は、一対のコンデンサ52を側面視略V字状に組み合わせ、両側を側面視三角形状に形成された支持部材104に固定して組み立てられる。さらに、本実施例においては、コンデンサユニット103には、両コンデンサ52が離間した上部側を覆うようにコンデンサファン54が一体として略水平方向に配設されている。
具体的には、各コンデンサ52・52は、正面視長板状に形成され、左方に接続管等からなる連結部52aが構成され、この連結部52aを介してコンデンサ52が相互に接続されるとともに、前記冷凍回路53と連結部52aとが接続されている。また、コンデンサ52・52は、冷凍機室5に左右方向に施設され、下辺が近接し上辺が離れていくように上方に向けて開口して、側面視略V字状となるように配置されている。
コンデンサユニット103は、冷凍機室5の上方のフレーム2bに懸架可能に構成されるユニットフレーム107に、コンデンサ52及びコンデンサファン54が支持部材104等を介して組み付けられて構成されている。コンデンサ52・52の左右両端部に、枠体としての支持部材104が取り付けられ、該支持部材104は、冷凍機室5に略水平に取り付けられるユニットフレーム107の下面に取り付けられる。また、補強部材104aが、コンデンサ52・52の下辺をそれぞれ固定するようにユニットフレーム107の左右方向に取り付けられる。ユニットフレーム107の上面には、コンデンサ52・52の離間した上部側を覆うようにコンデンサファン54が取り付けられる。コンデンサユニット103は、冷凍機室5のフレーム2bに、コンデンサ52が筐体10の略前後方向に向くように懸架されて取り付けられる。
このように、一対のコンデンサ52をコンデンサユニット103として一体的に構成することで、コンデンサ52の熱交換性能を向上させ、かつ、筐体10内にコンパクトに配置することができる。すなわち、コンデンサ52を、その平面部を筐体10の前後方向に垂直に配置すると、上下方向高さが大きくなるため好ましくなく、一方、筐体10に対して水平方向に配設すると、コンデンサユニット103をコンパクト化しつつコンデンサ52の表面積を増大させるように形成することが困難となる。本実施例に示すように、コンデンサ52を側面視略V字状に構成することで、コンデンサ52の表面積を増大して熱交換性能を向上できるとともに、コンデンサユニット103をコンパクトに形成でき、筐体10(冷凍機室5)の内部空間を有効利用して、ひいては装置全体のコンパクト化にも寄与することができる。特に、本実施例の構成では、従来の構成と比べて、筐体10の前後方向長さを短く構成することが可能となる。
さらに、コンデンサユニット103において、コンデンサファン54をコンデンサ52が離間した上部側を覆うように取り付けることで、コンデンサファン54から一対のコンデンサ52に一度に冷却風を送風してこれを冷却することができる。
まず、図1及び図7に示すように、冷凍機室5の前面には、上方から順に冷凍機室カバー23・24・25が着脱可能に配設され、冷凍機室カバー23は、下辺が前記フレーム2bに取り付けられるとともに、正面視で前記コンデンサユニット103上方の上方空間5aの前面を覆うように取り付けられ、通風孔23aが開口されている。冷凍機室カバー24は、該冷凍機室カバー23の下方であって上辺がフレーム2bに、右辺がフレーム2aに取り付けられるとともに、正面視でコンデンサユニット103を構成するコンデンサ52の前方を覆うように取り付けられ、通風孔24aが開口されている。そして、冷凍機室カバー25は、右辺がフレーム2aに取り付けられて冷凍機室カバー24の下方に連設され、通風孔25aが開口されている。
コンデンサユニット103が冷凍機室5に配置された状態で、コンデンサファン54が駆動すると、冷凍機室カバー23に開口された通風孔23aを介して冷却風が筐体10内(上方空間5a)に送入される。上方空間5aに移入された冷却風は、筐体10の他の室に漏れることなく、また、コンデンサファン54がコンデンサ52の離間した上部覆うように取り付けられているためコンデンサファン54によってコンデンサユニット103の内部空間にほぼすべて移入され、筐体10の前後側に向けて配置されるコンデンサ52・52へとそれぞれ均等に送風される。そして、コンデンサ52を冷却した冷却風は、通風孔24a・25aから、筐体10の前方へと送出される(図7参照)。
このように、コンデンサユニット103において、コンデンサ52・52の離間した上部側を覆うようにコンデンサファン54を配設することで、コンデンサファン54によってコンデンサ52へと冷却風を送風する際に、二つのコンデンサ52を一度に冷却することができるため、コンデンサ52の冷却効率がよい。また、各コンデンサ52に均等に冷却風が送風されるため、コンデンサ間で偏りがなく、ひいてはコンデンサ52熱交換性能を向上できる。また、コンデンサユニット103において、コンデンサ52とコンデンサファン54とをユニットフレーム107に一体として組み付けることで、コンテナ用冷凍装置1にコンデンサ52とコンデンサファン54とを一度に着脱でき、また、装置上方から容易に着脱させることができる。
図3、図7及び図8に示すように、冷凍機室カバー24の取付面側には、冷凍機室5内の冷却風を室外に導風する導風板106が固設されている。導風板106は、前方側のコンデンサ52と冷凍機室カバー24との空間の左右両側及び下側を覆うように筐体10の内側方向に突出して形成されている。コンデンサユニット103を構成するコンデンサ52・52の内、筐体10前方側のコンデンサ52の下方位置に、該導風板106が位置するように構成される。前記通風孔24aは、冷凍機室カバー24の正面視でコンデンサ52の対向位置に開口され、コンデンサファン54から前方側のコンデンサ52を通過した冷却風が、導風板106によって、通風孔24aを介して室外に送出される。
具体的には、コンデンサユニット103のコンデンサファン54が駆動されることによって、コンデンサ52等を冷却するための冷却風の流れが生起されて、通風孔23aを介して上方空間5aに移入された冷却風の内、筐体10前方側のコンデンサ52を冷却した冷却風は、冷凍機室カバー24の通風孔24aから室外に送出される。詳細には、コンデンサユニット103から排出される冷却風の内、前方側のコンデンサ52からの排風は、該コンデンサ52を冷却した後に、導風板106によってガイドしながら、コンデンサユニット103から冷凍機室5に排風が漏れないようにして、筐体10前方の通風孔24aから送出される。一方、コンデンサユニット103の後方側のコンデンサ52を通過してこれを冷却した冷却風は、冷凍機室5内を筐体10の後方から前方に向けて移送されて通風孔25aを介して室外に送出される。
このように、コンデンサユニット103を構成するコンデンサ52・52の内、筐体10前方側のコンデンサ52の下方位置に、該導風板106が位置するように構成することで、コンデンサユニット103において前方側と後方側のコンデンサ52・52からの排風を別々に送出して、冷却風の流れをスムーズにして、冷凍機室5内の熱気が滞留するのを防止できる。すなわち、前方側に配置されるコンデンサ52から排出される冷却風を、導風板106によって直ちに冷凍機室5の上下中段近傍に開口される通風孔24aから送出し、後方側に配置されるコンデンサ52から排出される冷却風を、冷凍機室5の下段に開口される通風孔25aから送出するように分けることで、通風孔24a・25a付近で冷却風が対流することなく、スムーズに室外に送出することができるのである。
また、本実施例においては、コンデンサユニット103の下方にコンプレッサ51を配置して、後方側のコンデンサ52を冷却した冷却風を利用してコンプレッサ51を冷却するように構成されている(図7参照)。すなわち、コンデンサファン54によってコンデンサユニット103に送入された冷却風の内、後方側のコンデンサ52を冷却した冷却風によって、この冷却風が筐体10後方から前方(通風孔25a)まで移送する間に、コンデンサユニット103の下方位置に配置したコンプレッサ51を冷却するように構成されている。
本発明に係るコンテナ用冷凍装置の全体的な構成を示した正面図。 図1のカバー部材を外した正面図。 図1の左側面図。 コンデンサユニットの正面図。 同じくコンデンサユニットの左側面図。 同じくコンデンサユニットの平面図。 冷凍機室内での冷却風の流れを表す状態図。 カバー部材の取付面に配設された導風板の斜視図。
符号の説明
1 コンテナ用冷凍装置
10 筐体
41 エンジン
51 コンプレッサ
52 コンデンサ
53 冷凍回路
81 エバポレータ
103 コンデンサユニット

Claims (3)

  1. 筐体内に、冷媒回路によって接続されたコンプレッサとコンデンサとエバポレータとからなる冷凍機器を配置したコンテナ用冷凍装置において、
    一対のコンデンサを側面視略V字状に配置したコンデンサユニットを構成してなる、
    ことを特徴とするコンテナ用冷凍装置。
  2. 前記コンデンサユニットは、前記コンデンサの離間した上部側を覆うようにコンデンサファンを配設してなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテナ用冷凍装置。
  3. 前記コンデンサユニットのいずれか一方のコンデンサの下方位置に、前記筐体に装着されるカバー部材に設けられた導風板が位置する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンテナ用冷凍装置。
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