JP2006071167A - クリーンルーム - Google Patents

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Abstract

【課題】清浄室内に設置した生産装置に対応して清浄空気を送風する。
【解決手段】空気清浄装置6によって清浄室5内のほぼ水平方向に向けて供給した清浄空気を生産装置10に対して送風している。このため生産装置10に水平に載置されたガラス基板Gに沿って清浄空気が流れる。この結果ガラス基板Gの上方に処理部10bがあっても清浄空気が妨げられることがなく処理部10bからの発塵などを洗い流して常にガラス基板Gを清浄空気でシールする。またガラス基板Gに溶剤を含んだ薬液を塗布する工程が行われた場合には、ほぼ水平方向に向けて供給した清浄空気によって上部に溶剤が拡散する割合を減少する。またほぼ水平方向の気流を主にした循環換気を行う空気経路を備えているため床または天井チャンバーが不要となりスペース効率を向上することができ、ダクト工事にかかる建築コストを低減できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、清浄室内に設置した生産装置に対応して清浄空気を送風するクリーンルームに関するものである。
従来のクリーンルームは、天井に設けたサプライチャンバーにフレームを介して多数のFFU(Fan Filter Unit)を設置してある。床にはレタンチャンバーが設けてあり、側部にはサプライチャンバーとレタンチャンバーとの間に通じるレタンダクトが設けてある。そして、FFUによって上方から床に向けて清浄室内に清浄空気を供給し、レタンチャンバー、レタンダクトおよびサプライチャンバーを介して空気を循環させている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−296510号公報
ところで、液晶工場では、大型液晶装置の普及に伴ってガラス基板の大型化が進んでいる。すなわち、ガラス基板の大きさに合わせて生産装置も大型化している。また、ガラス基板のガラス面を処理するために生産装置には、ガラス基板を水平に載置した上に処理部が必要であり、この処理部も大型化している。
しかしながら、従来のクリーンルームでは、上方から供給される清浄空気が処理部によって妨げられてガラス面に届かないため、汚染粒子がガラス面上で滞留してしまいガラス基板の汚染が懸念される。
また、ガラス面にレジストなどの溶剤を含んだ薬液を塗布する工程において、従来のクリーンルームでは、溶剤が循環気流の全体に拡散してしまうことになる。すなわち、有機溶剤を除去して循環使用をする場合には処理風量が膨大となる。
また、生産装置の大型化、ガラス基板の搬送スペースの拡大によって、清浄領域を拡大する必要があるため工場の建設コストが高くなってしまう。
本発明は、上記実情に鑑みて、清浄室内に設置した生産装置に対応して清浄空気を送風することができ、また清浄領域のスペース効率を向上することができるクリーンルームを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係るクリーンルームは、清浄室内のほぼ水平方向に向けて供給した清浄空気を生産装置に対して送風する水平方向空気清浄手段を有して循環換気を行う空気経路を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項2に係るクリーンルームは、上記請求項1において、前記空気経路は前記水平方向空気清浄手段を接続した側部チャンバーと、当該側部チャンバーに連通する天井チャンバーとを有して循環換気を行う態様で構成してあり、前記天井チャンバーには前記清浄室内の下方に向けて清浄空気を供給する下方向空気清浄手段を接続して、当該下方向空気清浄装置が供給した清浄空気を前記生産装置に生産部品を搬送する搬送装置に対して送風することを特徴とする。
本発明の請求項3に係るクリーンルームは、上記請求項1において、前記生産装置に生産部品を搬送する搬送装置の上方にて垂下する隔板を設けたことを特徴とする。
本発明の請求項4に係るクリーンルームは、上記請求項1〜3のいずれか一つにおいて、前記生産装置の内部に設けた空気導通路と、当該空気導通路を前記清浄室内で開口する空気吸込部と、前記空気導通路を介して前記清浄室から空気を排出する排出ダクトとを備えて循環換気を行うことを特徴とする。
本発明の請求項5に係るクリーンルームは、上記請求項4において、前記空気吸込部は前記生産装置に生産部品を搬送する搬送装置の下側位置に向けて開口する下側位置空気吸込口を有してなることを特徴とする。
本発明の請求項6に係るクリーンルームは、上記請求項1〜5のいずれか一つにおいて、前記生産装置から生じる有機ガスを吸込み、当該有機ガスを除去した空気を前記空気経路に送風する有機ガス除去手段を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項7に係るクリーンルームは、上記請求項1〜6のいずれか一つにおいて、前記生産装置は部品載置面の上部に生産部品の処理を行う処理部を有してなり、前記部品載置面と処理部との間に清浄空気を案内する空気流案内手段を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項8に係るクリーンルームは、上記請求項1〜7のいずれか一つにおいて、前記水平方向空気清浄手段は複数の空気清浄装置からなり、各空気清浄装置の空気吹出口の間を渡って当該空気吹出口を覆う整流手段を設けたことを特徴とする。
本発明に係るクリーンルームは、水平方向空気清浄手段によって清浄室5内のほぼ水平方向に向けて供給した清浄空気を生産装置に対して送風している。このため、生産装置に水平に載置された生産部品に沿って清浄空気が流れる。この結果、生産部品の上方に処理部があっても清浄空気が妨げられることがなく、当該処理部からの発塵などを洗い流して、常に生産部品を清浄空気でシールすることができる。
生産部品に溶剤を含んだ薬液を塗布する工程が行われた場合には、ほぼ水平方向に向けて供給した清浄空気によって上部に溶剤が拡散する割合を減少することができる。
ほぼ水平方向の気流を主にした循環換気を行うため、床および天井のチャンバーを設けるためのパーテションが不要となる。この結果、設備コストを削減することができ、さらにクリーンルームに必要な階高を低くでき、建築コストが低減でき施工期間を短くすることが可能である。特に、床のリターンスペースを要さないため、コンクリートの床に生産装置などを直接設置できるので、防振対策が不要になる。
ほぼ水平方向の気流を主にした循環換気を行う空気経路を備えているため、従来の天井に設けていた空気清浄装置の台数を削減して天井フレームを簡易な構成にすることができる。
また、本発明に係るクリーンルームは、下方向空気清浄手段によって清浄室内の下方に向けて供給した清浄空気を搬送装置に対して送風している。このため、搬送装置にある生産部品を清浄に保ち、かつ、搬送装置の発塵の舞い上がりを防止することができる。
また、本発明に係るクリーンルームは、隔板によって清浄室内の下方向であって搬送装置に向けて清浄空気を送風している。すなわち、天井から清浄空気を供給することなく水平方向からの清浄空気を搬送装置に送風することができる。さらに、隔板を設けたことによって、空気清浄装置を設ける天井フレームおよび天井チャンバーが不要になる。この結果、設備コストのおよび建築コストを低減することができる。
また、本発明に係るクリーンルームは、清浄室内の空気を空気吸込部から導通路を介して接続ダクトを経由させて生産装置の内部を介して循環換気している。このため、クリーンルーム内に別途レターン設備を設けなくてもよいので設備コストのおよび建築コストを低減することができる。
また、本発明に係るクリーンルームは、前記空気吸込部が搬送装置の下側位置に向けて開口する下側位置空気吸込口を有してなる。このため、下側位置空気吸込口13Aaによって搬送装置の下側位置の空気を吸込んで、搬送装置に向けて下方に送風した空気の流れをほとんど変えずに吸込むので、搬送装置からの発塵の拡散を防ぐことが可能になり、下方に送風された清浄空気で搬送装置にある生産部品をシールすることができる。
また、本発明に係るクリーンルームは、生産部品に溶剤を含んだ薬液を塗布する工程が行われた場合に、有機ガス除去手段によって生産装置から空気流を濃い有機ガス濃度のまま捕集できるので有機ガスの除去効率が高い。すなわち、清浄室全体から有機ガスを捕集する大がかりな手段と比較して、少ない風量で多くの有機ガスを捕集することでコストを低減した上で清浄室内の作業環境を良好に保つことができる。
また、本発明に係るクリーンルームは、部品載置面と処理部との間に清浄空気を案内する空気流案内手段を備えたことにより、部品載置面に載置した生産部品に対して清浄気流をより速く、より一様にして案内する。このため、生産装置の発塵粒子を速やかに押し流すことができる。
また、本発明に係るクリーンルームは、整流手段が各空気清浄装置の間の間隙によって生じる気流を一様にして通過させるので、生産装置に載置した生産部品に向けて安定した気流の清浄空気を送風することができる。また、整流手段によって各空気清浄装置の間の間隙によって生じる気流を一様にするので、小風量の空気清浄装置を密接して設けずに、大風量の空気清浄装置を間隔をおいて設けられるため、空気清浄装置の台数を減らして設備コストおよび消費エネルギーコストを低減することができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るクリーンルームの好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は本発明に係るクリーンルームの実施例1を示す構成図である。図1に示すように実施例1におけるクリーンルームは、生産室1の建築天井1aに沿ってクリーンルーム天井を構成する天井フレーム2aが設けてあり、建築天井1aと天井フレーム2aとの間に天井チャンバー3が形成してある。また、クリーンルームは、生産室1において対向する両側壁1bに沿ってそれぞれ側壁フレーム2bがそれぞれ設けてあり、側壁1bと側壁フレーム2bとの間に側部チャンバー4がそれぞれ形成してある。側壁フレーム2bは、床1cと天井フレーム2aとの間に渡って設けてある。すなわち、クリーンルームは、天井チャンバー3および各側部チャンバー4を図1に示すように門形に連通し、天井フレーム2a、各側壁フレーム2bおよび床1cによって囲まれる態様で清浄室5を画成している。
側壁フレーム2bの一方には、水平方向空気清浄手段が設けてある。水平方向空気清浄手段は、単数もしくは複数の空気清浄装置6を側壁フレーム2bの一方に沿って取り付けてなる。空気清浄装置6は、FFU(Fan Filter Unit)であり、空気吸込口6aを側壁フレーム2bの一方側に設けた一方の側部チャンバー4内に向け、HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタを有した空気吹出口6bを清浄室5内に向けて設けてある。そして、空気清浄装置6は、一方の側部チャンバー4から空気を吸込んで清浄処理した空気を清浄室5内に吹出す。また、側壁フレーム2bの一方において、水平方向空気清浄手段の最下位置の空気清浄装置6と床1cとの間には、一方の側部チャンバー4に通じる下側空気吸込部7が設けてある。なお、水平方向空気清浄手段は、上下方向に並設した複数の空気清浄装置6をキャスターを備えた共通の支持枠台に載せて配置することで移動が容易になる。
側壁フレーム2bの他方には、他方の側部チャンバー4に通じる対向側空気吸込部8が設けてある。
水平方向空気清浄手段は、上述したように空気清浄装置6によって一方の側部チャンバー4から空気を吸込んで清浄処理した空気を清浄室5内のほぼ水平方向に向けて吹出す。これにより、清浄室5内の空気が対向側空気吸込部8から他方の側部チャンバー4に至り、天井チャンバー3を介して一方の側部チャンバー4に経由して再び水平方向空気清浄手段によって清浄空気として清浄室5内に吹出される。このように、実施例1におけるクリーンルームは、図1の紙面に垂直な方向に生産ラインが形成されており、この生産ラインを清浄化するためにチューブ状の空気経路が形成されている。また、下側空気吸込部7からは、清浄室5の空気が一方の側部チャンバー4に至って再び水平方向空気清浄手段によって清浄空気として清浄室5内に吹出される。
天井フレーム2aには、下方向空気清浄手段が設けてある。下方向空気清浄手段は、単数もしくは複数の空気清浄装置9を天井フレーム2aに沿って取り付けてなる。空気清浄装置9は、FFU(Fan Filter Unit)であり、空気吸込口9aを天井フレーム2a側に設けた天井チャンバー3内に向け、空気吹出口9bを清浄室5内に向けて設けてある。そして、空気清浄装置9は、天井チャンバー3から空気を吸込んで清浄処理した空気を清浄室5内に吹出す。
下方向空気清浄手段は、上述したように空気清浄装置9によって天井チャンバー3から空気を吸込んで清浄処理した空気を清浄室5内の下方向に向けて吹出す。これにより、清浄室5の空気が対向側空気吸込部8から他方の側部チャンバー4に至り、天井チャンバー3に経由して再び下方向空気清浄手段によって清浄空気として清浄室5内に吹出される。
上記クリーンルームには、その清浄室5内における床1cに、例えば液晶工場などにおいて生産部品としてのガラス基板Gを生産する生産装置10が設置してある。生産装置10は、その上部にガラス基板Gを水平にして載置する部品載置面10aを有している。部品載置面10aの上方には、ガラス基板Gのガラス面を処理するための処理部10bが配設してある。処理部10bは、例えばガラス基板Gのガラス面にレジストなどの溶剤を含んだ薬液を塗布する工程を含む。この生産装置10は、水平方向空気清浄手段における空気清浄装置6の空気吹出口6bの近傍に設置してあり、部品載置面10aの高さと空気清浄装置6の空気吹出口6bの高さとを水平な配置にしてある。すなわち、水平方向空気清浄手段の空気清浄装置6によって清浄室5内に吹出された清浄空気は、生産装置10の部品載置面10aに沿って水平方向から供給される。なお、空気清浄装置6を複数設けた場合、各空気清浄装置6を同じ風量で運転せず、必要に応じてそれぞれ風量を変えてもよい。
また、クリーンルームには、その清浄室5内における床1cに、生産装置10の部品載置面10a上にガラス基板Gを搬送する搬送装置11が設置してある。この搬送装置11は、下方向空気清浄手段における空気清浄装置9の空気吹出口9bの直下に設置してある。すなわち、下方向空気清浄手段の空気清浄装置9によって清浄室5内に吹出された清浄空気は、搬送装置11に対して上方から供給される。なお、空気清浄装置9を複数設けた場合、各空気清浄装置9を同じ風量で運転せず、必要に応じてそれぞれ風量を変えてもよい。空気清浄装置9からの吹出し風向きも、垂直下方のみに限定されるものではない。例えば水平方向に吹出された気流を勘案し、水平気流の上流側へ向けた下方気流として吹出してもよい。
なお、側部チャンバー4には、熱交換手段12が配置してある。熱交換手段12は、FCU(Fan Coil Unit)であって清浄室5から得た空気を吸込んで冷暖房負荷を熱処理(熱除去)した空気を側部チャンバー4内に吹出す。また、図には明示しないが熱交換手段12は、天井チャンバー3内に設けてあってもよい。
このように構成した実施例1におけるクリーンルームでは、水平方向空気清浄手段(空気清浄装置6)によって清浄室5内のほぼ水平方向に向けて供給した清浄空気を生産装置10に対して送風している。このため、生産装置10の部品載置面10aに水平に載置されたガラス基板Gのガラス面に沿って清浄空気が流れる。この結果、ガラス基板Gの上方にある処理部10bによって清浄空気が妨げられることがなく、当該処理部10bからの発塵などを洗い流して、常にガラス基板Gのガラス面を清浄空気でシールすることが可能になる。
実施例1におけるクリーンルームでは、処理部10bによってガラス基板Gのガラス面にレジストなどの溶剤を含んだ薬液を塗布する工程が行われた場合に、ほぼ水平方向に向けて供給した清浄空気によって上部に溶剤が拡散する割合を減少することが可能になる。
実施例1におけるクリーンルームでは、下方向空気清浄手段(空気清浄装置9)によって清浄室5内の下方に向けて供給した清浄空気を搬送装置11に対して送風している。このため、搬送装置11にあるガラス基板Gのガラス面を清浄に保ち、かつ、搬送装置11の発塵の舞い上がりを防止することが可能になる。
実施例1におけるクリーンルームでは、下側空気吸込部7から清浄室5の空気を側部チャンバー4に排出している。このため、生産装置10の発塵が著しい場合に、この発塵の舞い上がりを防止することが可能になる。
実施例1におけるクリーンルームでは、ほぼ水平方向の気流を主にした循環換気を行う。このため、従来の床および天井のチャンバーを設けるためのパーテションが不要となる。この結果、設備コストを削減することができ、さらにクリーンルームに必要な階高を低くでき、建築コストが低減でき施工期間を短くすることが可能である。特に、床のリターンスペースを要さないため、コンクリートの床1cに生産装置10および搬送装置11を直接設置できるので、防振対策が不要になる。
実施例1におけるクリーンルームでは、ほぼ水平方向の気流を主にした循環換気を行うため、従来の天井に設けていたFFUの台数を削減して天井フレーム2aを簡易な構成にすることが可能になる。
図2は本発明に係るクリーンルームの実施例2を示す構成図、図3は本発明に係るクリーンルームの実施例2の変形例を示す構成図である。なお、以下に説明する実施例2において、上述した実施例1と同一または同等部分には、同一符号を付して説明を省略する。
図2に示すように実施例2におけるクリーンルームは、生産室1の建築天井1aに沿ってクリーンルーム天井を構成する天井フレーム2aが設けてあり、建築天井1aと天井フレーム2aとの間に天井チャンバー3が形成してある。また、クリーンルームは、生産室1において対向する一方の側壁1bに沿って側壁フレーム2bが設けてあり、側壁1bと側壁フレーム2bとの間に側部チャンバー4が形成してある。側壁フレーム2bは、床1cと天井フレーム2aとの間に渡って設けてある。すなわち、クリーンルームは、天井チャンバー3および側部チャンバー4を図2に示すように略逆L字形に連通し、天井フレーム2a、側壁フレーム2bおよび床1cによって囲まれる態様で清浄室5を画成している。そして、側壁フレーム2bには水平方向空気清浄手段(空気清浄装置6)が設けてあり、天井フレーム2aには下方向空気清浄手段(空気清浄装置9)が設けてある。なお、図2には明示しないが、側部チャンバー4には、熱交換手段12が配置してある。
清浄室5に設置された生産装置10には、その内部に空気を導通する導通路13が設けてある。導通路13は、空気吸込部13Aによって清浄室5内で水平方向空気清浄手段(空気清浄装置6)と相反する側であって搬送装置11に向けて開口してある。また、導通路13は、接続ダクト13Bによって下側空気吸込部7を介して側部チャンバー4に接続してある。
水平方向空気清浄手段は、空気清浄装置6によって側部チャンバー4から空気を吸込んで清浄処理した空気を清浄室5内のほぼ水平方向であって生産装置10に向けて吹出す。これにより、清浄室5の空気が生産装置10における空気吸込部13Aから導通路13を介して接続ダクト13Bを経由して下側空気吸込部7から側部チャンバー4に至り再び水平方向空気清浄手段によって清浄空気として清浄室5内に吹出される。このように、実施例2におけるクリーンルームは、各チャンバー3,4および生産装置10の内部を介して清浄室5の循環換気を行う空気経路を形成している。
下方向空気清浄手段は、空気清浄装置9によって天井チャンバー3から空気を吸込んで清浄処理した空気を清浄室5内の下方向であって搬送装置11に向けて吹出す。これにより、清浄室5の空気が生産装置10における空気吸込部13Aから導通路13を介して接続ダクト13Bを経由して下側空気吸込部7から側部チャンバー4に至り再び水平方向空気清浄手段によって清浄空気として清浄室5内に吹出される。
このように構成した実施例2におけるクリーンルームでは、水平方向空気清浄手段(空気清浄装置6)によって清浄室5内のほぼ水平方向に向けて供給した清浄空気を生産装置10に対して送風している。このため、生産装置10の部品載置面10aに水平に載置されたガラス基板Gのガラス面に沿って清浄空気が流れる。この結果、ガラス基板Gの上方にある処理部10bによって清浄空気が妨げられることがなく、当該処理部10bからの発塵などを洗い流して、常にガラス基板Gのガラス面を清浄空気でシールすることが可能になる。
実施例2におけるクリーンルームでは、処理部10bによってガラス基板Gのガラス面にレジストなどの溶剤を含んだ薬液を塗布する工程が行われた場合に、ほぼ水平方向に向けて供給した清浄空気によって上部に溶剤が拡散する割合を減少することが可能になる。
実施例2におけるクリーンルームでは、下方向空気清浄手段(空気清浄装置9)によって清浄室5内の下方に向けて供給した清浄空気を搬送装置11に対して送風している。このため、搬送装置11にあるガラス基板Gのガラス面を清浄に保ち、かつ、搬送装置11の発塵の舞い上がりを防止することが可能になる。
実施例2におけるクリーンルームでは、ほぼ水平方向の気流を主にした循環換気を行う。このため、従来の床および天井のチャンバーを設けるためのパーテションが不要となる。この結果、設備コストを削減することができ、さらにクリーンルームに必要な階高を低くでき、建築コストが低減でき施工期間を短くすることが可能である。特に、床のリターンスペースを要さないため、コンクリートの床1cに生産装置10および搬送装置11を直接設置できるので、防振対策が不要になる。
実施例2におけるクリーンルームでは、ほぼ水平方向の気流を主にした循環換気を行う空気経路を備えているため、従来の天井に設けていたFFUの台数を削減して天井フレーム2aを簡易な構成にすることが可能になる。
特に、実施例2におけるクリーンルームでは、清浄室5内の空気を生産装置10の内部を介して循環換気している。このため、実施例1と比較して図1で示す側壁フレーム2bの他方、および側壁フレーム2bの他方で設けた他方の側部チャンバー4および対向側空気吸込部8が不要になる。この結果、実施例1と比較して設備コストのおよび建築コストを低減することが可能である。
ところで、実施例2の変形例におけるクリーンルームは、図3に示すように生産室1の建築天井1aに沿ってクリーンルーム天井を構成する天井フレーム2aが設けてあり、建築天井1aと天井フレーム2aとの間に天井チャンバー3が形成してある。また、クリーンルームは、生産室1において対向する両側壁1bに沿ってそれぞれ側壁フレーム2bがそれぞれ設けてあり、側壁1bと側壁フレーム2bとの間に側部チャンバー4がそれぞれ形成してある。側壁フレーム2bは、床1cと天井フレーム2aとの間に渡って設けてある。すなわち、クリーンルームは、天井チャンバー3および各側部チャンバー4を図3に示すように門形に連通し、天井フレーム2a、各側壁フレーム2bおよび床1cによって囲まれる態様で清浄室5を画成している。そして、側壁フレーム2bには水平方向空気清浄手段(空気清浄装置6)が設けてあり、天井フレーム2aには下方向空気清浄手段(空気清浄装置9)が設けてある。また、清浄室5の中央には搬送装置11が設置してあり、その両側(周囲)に図2で示した生産装置10を配置してある。なお、図3には明示しないが、側部チャンバー4には、熱交換手段12が配置してある。このように構成した実施例2の変形例におけるクリーンルームでは、少数の搬送装置11に対して多数の生産装置10を用いるクリーンルームにおいて、効率良く空気清浄を行うことが可能である。
図4は本発明に係るクリーンルームの実施例3を示す構成図である。なお、以下に説明する実施例3において、上述した実施例1と同一または同等部分には、同一符号を付して説明を省略する。
図4に示すように実施例3におけるクリーンルームは、生産室1において対向する両側壁1bに沿ってそれぞれ側壁フレーム2bがそれぞれ設けてあり、側壁1bと側壁フレーム2bとの間に側部チャンバー4がそれぞれ形成してある。各側壁フレーム2bは、建築天井1aと床1cとの間に渡って設けてある。すなわち、クリーンルームは、各側部チャンバー4を図4に示すように両側に配置し、建築天井1a、床1cおよび各側壁フレーム2bによって囲まれる態様で清浄室5を画成している。なお、図4には明示しないが、側部チャンバー4には、熱交換手段12が配置してある。
各側壁フレーム2bには、水平方向空気清浄手段(空気清浄装置6)がそれぞれ設けてある。また、清浄室5の中央には搬送装置11が設置してあり、その両側(周囲)に生産装置10を配置してある。
清浄室5に設置された生産装置10には、その内部に空気を導通する導通路13が設けてある。導通路13は、空気吸込部13Aによって清浄室5内で水平方向空気清浄手段(空気清浄装置6)と相反する側であって搬送装置11に向けて開口してある。また、導通路13は、接続ダクト13Bによって下側空気吸込部7を介して側部チャンバー4に接続してある。
空気吸込部13Aは、搬送装置11の下側位置に向けて延在して開口する下側位置空気吸込口13Aaと、生産装置10における部品載置面10aの縁部の位置にて開口する上側位置空気吸込口13Abとを有してなる。
また、建築天井1aには、搬送装置11の上方にて垂下する隔板14が設けてある。
水平方向空気清浄手段は、空気清浄装置6によって側部チャンバー4から空気を吸込んで清浄処理した空気を清浄室5内のほぼ水平方向であって生産装置10に向けて吹出す。これにより、清浄室5の空気が生産装置10における下側位置空気吸込口13Aaおよび上側位置空気吸込口13Abから導通路13を介して接続ダクト13Bを経由して下側空気吸込部7から側部チャンバー4に至り再び水平方向空気清浄手段によって清浄空気として清浄室5内に吹出される。また、下側位置空気吸込口13Aaでは搬送装置11の下側位置の空気を吸込み、上側位置空気吸込口13Abでは生産装置10における部品載置面10aの縁部の位置の空気を吸込む。このように、実施例3におけるクリーンルームは、側部チャンバー4および生産装置10の内部を介して清浄室5の循環換気を行う空気経路を形成している。
水平方向空気清浄手段(空気清浄装置6)によって清浄室5内に供給された清浄空気は、隔板14によって清浄室5内の下方向であって搬送装置11に向けて送風されて、下側位置空気吸込口13Aaおよび上側位置空気吸込口13Abから導通路13を介して接続ダクト13Bを経由して下側空気吸込部7から側部チャンバー4に至り再び水平方向空気清浄手段によって清浄空気として清浄室5内に吹出される。
このように構成した実施例3におけるクリーンルームでは、水平方向空気清浄手段(空気清浄装置6)によって清浄室5内のほぼ水平方向に向けて供給した清浄空気を生産装置10に対して送風している。このため、生産装置10の部品載置面10aに水平に載置されたガラス基板Gのガラス面に沿って清浄空気が流れる。この結果、ガラス基板Gの上方にある処理部10bによって清浄空気が妨げられることがなく、当該処理部10bからの発塵などを洗い流して、常にガラス基板Gのガラス面を清浄空気でシールすることが可能になる。
実施例3におけるクリーンルームでは、処理部10bによってガラス基板Gのガラス面にレジストなどの溶剤を含んだ薬液を塗布する工程が行われた場合に、ほぼ水平方向に向けて供給した清浄空気によって上部に溶剤が拡散する割合を減少することが可能になる。
実施例3におけるクリーンルームでは、ほぼ水平方向の気流を主にした循環換気を行う。このため、従来の床および天井のチャンバーを設けるためのパーテションが不要となる。この結果、設備コストを削減することができ、さらにクリーンルームに必要な階高を低くでき、建築コストが低減でき施工期間を短くすることが可能である。特に、床のリターンスペースを要さないため、コンクリートの床1cに生産装置10および搬送装置11を直接設置できるので、防振対策が不要になる。
特に、実施例3におけるクリーンルームでは、隔板14によって清浄室5内の下方向であって搬送装置11に向けて清浄空気を送風している。すなわち、実施例1および実施例2の下方向空気清浄手段(空気清浄装置9)を要さずに、対向して供給された清浄空気を不規則に混合させずに下方に送風することが可能になる。このため、搬送装置11にあるガラス基板Gのガラス面を清浄に保ち、かつ、搬送装置11の発塵の舞い上がりを防止することが可能になる。さらに、隔板14を設けたことによって、実施例1および実施例2の下方向空気清浄手段(空気清浄装置9)、および下方向空気清浄手段を設ける天井フレーム2aおよび天井チャンバー3が不要になる。この結果、実施例1および実施例2と比較して設備コストおよび建築コストを低減することが可能である。
また、実施例3におけるクリーンルームでは、下側位置空気吸込口13Aaによって搬送装置11の下側位置の空気を吸込み、上側位置空気吸込口13Abによって生産装置10における部品載置面10aの縁部の位置の空気を吸込んでいる。このため、下側位置空気吸込口13Aaが隔板14によって搬送装置11に向けて送風した空気の流れをほとんど変えずに吸込むので、搬送装置11からの発塵の拡散を防ぐことが可能になり、下方に送風された清浄空気で搬送装置11にあるガラス基板Gをシールすることが可能になる。また、上側位置空気吸込口13Abが生産装置10にあるガラス基板Gのガラス面上を流れる空気を吸込むので、当該ガラス基板Gをガラス面に沿って送風された清浄空気でシールすることが可能になる。
図5は本発明に係るクリーンルームの実施例4を示す構成図である。なお、以下に説明する実施例4において、上述した実施例1と同一または同等部分には、同一符号を付して説明を省略する。
図5に示すように実施例4におけるクリーンルームは、実施例1〜実施例3の構成において、生産装置10に係り有機ガス除去手段を設けてある。有機ガス除去手段は、有機ガス吸込口15a、ダクト15b、ファン15cおよび有機ガス除去部15dを有してなる。
有機ガス吸込口15aは、水平方向空気清浄手段(空気清浄装置6)と相反する側(下流側)であって生産装置10における部品載置面10aの縁部の位置にて開口してある。この有機ガス吸込口15aは、上述した実施例3における上側位置空気吸込口13Abに換えて設けてもよい。
ダクト15bは、有機ガス吸込口15aに一端が接続してあって、他端が側部チャンバー4に接続してある。ダクト15bは、本実施例4では、図5に示すように水平方向空気清浄手段を接続した一方の側部チャンバー4に接続してあるが、他方の側部チャンバー4に接続してあってもよく、あるいは天井チャンバー3に接続してあってもよい。また、ダクト15bは、図5では、床1cを貫通する経路で配置してあるが、この経路に限定する必要はない。
ファン15cは、ダクト15bの中途部に設けてある。ファン15cは、有機ガス吸込口15aから空気を吸込んでダクト15bの他端から排気する態様で送風する。
有機ガス除去部15dは、ダクト15bの中途部であってファン15cによる送風の下流側に設けてある。有機ガス除去部15dは、有機溶剤を含んだ空気の有機溶剤を除去する。
このように構成した実施例4におけるクリーンルームでは、処理部10bによってガラス基板Gのガラス面にレジストなどの溶剤を含んだ薬液を塗布する工程が行われた場合に、有機ガス吸込口15aから生産装置10における部品載置面10aの清浄空気の下流側で有機ガスを吸込んで、有機ガス除去部15dで有機溶剤を除去した空気を側部チャンバー4(または天井チャンバー3)に排気する。このように、有機ガス除去手段は、生産装置10の部品載置面10aに沿って送風された空気流を部品載置面10aの位置で捕集するので、発揮する溶剤の大半を捕集して除去する。このため、濃い有機ガス濃度のまま捕集できるので有機ガスの除去効率が高い。すなわち、清浄室5全体から有機ガスを捕集する大がかりな手段と比較して、少ない風量で多くの有機ガスを捕集することでコストを低減した上で清浄室5内の作業環境を良好に保つことが可能になる。
図6は本発明に係るクリーンルームの実施例5を示す構成図、図7は本発明に係るクリーンルームの実施例5を示す斜視図である。なお、以下に説明する実施例5において、上述した実施例1と同一または同等部分には、同一符号を付して説明を省略する。
図6に示すように実施例6におけるクリーンルームは、実施例1〜実施例4の構成において、生産装置10に係り空気流案内手段を設けてある。空気流案内手段は、整流フード16aおよび整流板16bを有してなる。
整流フード16aは、生産装置10の処理部10bにおいて、水平方向空気清浄手段(空気清浄装置6)と対向する側(上流側)に設けてある。整流フード16aは、図6および図7に示すように空気清浄装置6の空気吹出口6bに向く側と、生産装置10の部品載置面10aに向く側のみに開放した門型の覆いを形成してある。
整流板16bは、生産装置10の部品載置面10aにおいて、水平方向空気清浄手段(空気清浄装置6)と対向する側(上流側)の縁部に設けてある。整流板16bは、空気清浄装置6に向かって部品載置面10aよりも下側に湾曲(あるいは傾斜)して形成してある。
このように構成した実施例5におけるクリーンルームでは、水平方向空気清浄手段(空気清浄装置6)から清浄室5内に送風された清浄空気は、整流フード16aによって処理部10bの側方に拡散することなく、生産装置10の部品載置面10aに載置されたガラス基板Gのガラス面に向かう清浄気流となって流される。また、水平方向空気清浄手段(空気清浄装置6)から清浄室5内に送風された清浄空気は、生産装置10の部品載置面10aの縁部で剥離することなく、部品載置面10aに向かう清浄気流となって流れる。このように、空気流案内手段は、ガラス基板Gのガラス面に対して清浄気流をより速く、より一様にして案内する。このため、生産装置10の発塵粒子を速やかに押し流すことが可能になる。
図8は本発明に係るクリーンルームの実施例6を示す構成図である。なお、以下に説明する実施例6において、上述した実施例1と同一または同等部分には、同一符号を付して説明を省略する。
図8に示すように実施例6におけるクリーンルームは、実施例1〜実施例5の構成において、水平方向空気清浄手段(空気清浄装置6)に係り整流手段を設けてある。整流手段は、水平方向空気清浄手段が複数の空気清浄装置6を有する場合、各空気清浄装置6の空気吹出口6bの間を渡って各空気吹出口6bを覆うパンチング板(あるいはメッシュ板)17からなる。
各空気清浄装置6は側壁フレーム2bに設けてあるが、それぞれの間には支持枠(図示せず)を要する。すなわち、各空気清浄装置6(各空気吹出口6b)の間に間隙が生じる。この隙間には、気流が生じないので乱れが生じる。パンチング板17は、気流の乱れを押さえて一様な気流にして通過させる。
このように構成した実施例6におけるクリーンルームでは、整流手段が各空気清浄装置6の間の間隙によって生じる気流を一様にして通過させるので、生産装置10の部品載置面10aに載置したガラス基板Gに向けて安定した気流の清浄空気を送風することが可能になる。また、整流手段によって各空気清浄装置6の間の間隙によって生じる気流を一様にするので、小風量の空気清浄装置6を密接して設けずに、大風量の空気清浄装置6を間隔をおいて設けることが可能になる。このため、空気清浄装置6の台数を減らして設備コストおよび消費エネルギーコストを低減する。
本発明に係るクリーンルームの実施例1を示す構成図である。 本発明に係るクリーンルームの実施例2を示す構成図である。 本発明に係るクリーンルームの実施例2の変形例を示す構成図である。 本発明に係るクリーンルームの実施例3を示す構成図である。 本発明に係るクリーンルームの実施例4を示す構成図である。 本発明に係るクリーンルームの実施例5を示す構成図である。 本発明に係るクリーンルームの実施例5を示す斜視図である。 本発明に係るクリーンルームの実施例6を示す構成図である。
符号の説明
1 生産室
1a 建築天井
1b 側壁
1c 床
2a 天井フレーム(クリーンルーム天井)
2b 側壁フレーム
3 天井チャンバー
4 側部チャンバー
5 清浄室
6 空気清浄装置
6a 空気吸込口
6b 空気吹出口
7 下側空気吸込部
8 対向側空気吸込部
9 空気清浄装置
9a 空気吸込口
9b 空気吹出口
10 生産装置
10a 部品載置面
10b 処理部
11 搬送装置
12 熱交換手段
13 導通路
13A 空気吸込部
13Aa 下側位置空気吸込口
13Ab 上側位置空気吸込口
13B 接続ダクト
14 隔板
15a 有機ガス吸込口
15b ダクト
15c ファン
15d 有機ガス除去部
16a 整流フード
16b 整流板
17 パンチング板
G ガラス基板

Claims (8)

  1. 清浄室内のほぼ水平方向に向けて供給した清浄空気を生産装置に対して送風する水平方向空気清浄手段を有して循環換気を行う空気経路を備えたことを特徴とするクリーンルーム。
  2. 前記空気経路は前記水平方向空気清浄手段を接続した側部チャンバーと、当該側部チャンバーに連通する天井チャンバーとを有して循環換気を行う態様で構成してあり、前記天井チャンバーには前記清浄室内の下方に向けて清浄空気を供給する下方向空気清浄手段を接続して、当該下方向空気清浄装置が供給した清浄空気を前記生産装置に生産部品を搬送する搬送装置に対して送風することを特徴とする請求項1に記載のクリーンルーム。
  3. 前記生産装置に生産部品を搬送する搬送装置の上方にて垂下する隔板を設けたことを特徴とする請求項1に記載のクリーンルーム。
  4. 前記生産装置の内部に設けた空気導通路と、当該空気導通路を前記清浄室内で開口する空気吸込部と、前記空気導通路を介して前記清浄室から空気を排出する排出ダクトとを備えて循環換気を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のクリーンルーム。
  5. 前記空気吸込部は前記生産装置に生産部品を搬送する搬送装置の下側位置に向けて開口する下側位置空気吸込口を有してなることを特徴とする請求項4に記載のクリーンルーム。
  6. 前記生産装置から生じる有機ガスを吸込み、当該有機ガスを除去した空気を前記空気経路に送風する有機ガス除去手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のクリーンルーム。
  7. 前記生産装置は部品載置面の上部に生産部品の処理を行う処理部を有してなり、前記部品載置面と処理部との間に清浄空気を案内する空気流案内手段を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のクリーンルーム。
  8. 前記水平方向空気清浄手段は複数の空気清浄装置からなり、各空気清浄装置の空気吹出口の間を渡って当該空気吹出口を覆う整流手段を設けたことを特徴とする請求項1〜7の何れか一つに記載のクリーンルーム。
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