JP2006070676A - 積層溝付歯車による解錠設定の変更可能な錠構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は高度の解錠難度を持ち、自由且つ簡単に何度でも解錠設定を変更できる錠システムの実用化を課題とする。
【解決手段】 開閉バー16の内端部24を収納する溝25を持つ溝付歯車5を積層して軸架し、それぞれに噛み合わせを解除できるラックギア18を同様に積層して設ける。積層された溝付歯車5に順次噛み合って回転させる駆動歯車6と、その軸方向の移動に伴い、その前までの溝付歯車5の回転を拘束する固定歯車7を設ける。
駆動歯車6は積層された溝付歯車5の片側に何れとも噛み合わず、自由に回転できるスペースを設け、他側に開閉バー16を動かす駆動ラックギア12、またはカム装置などを設ける。
以上のような構造でラックギア18との噛み合わせを解除し、溝付歯車5のそれぞれの溝5の位置を順次任意に選定してから、ラックギア18を噛み合わせて解錠設定を終了する。解錠は駆動歯車6を順次回転、固定しながら溝25を全て開閉バー16の内端部24を収納できる位置に揃えて行う。
【選択図】 図3

Description

機械構造による錠を開閉する技術に関し、解錠設定を構造変更や工作を必要とせず、容易且つ自由に設定変更を可能とする技術。
従来の機械構造錠の解錠設定を変更するには、例えば鍵の交換や内部の部品交換が必要となり、多くの場合錠構造全体の交換を必要とする。
発明が解決しようとする課題
本発明は高度の解錠難度を持ち、自由且つ簡単に何度でも解錠設定を変更できる錠システムの実用化を課題とする。
課題を解決するための手段
開閉バー16の内端部24を収納する溝25を持つ溝付歯車5を積層して軸架し、それぞれに噛み合わせを解除できるラックギア18を同様に積層して設ける。積層された溝付歯車5に順次噛み合って回転させる駆動歯車6と、その軸方向の移動に伴い、その前までの溝付歯車5の回転を拘束する固定歯車7を設ける。
駆動歯車6は積層された溝付歯車5の片側にどれとも噛み合わず、自由に回転できるスペースを設け、他側に開閉バー16を動かす駆動ラックギア12またはカム装置などを設ける。
以上のような構造でラックギア18との噛み合わせを解除して、それぞれの溝5の位置を順次任意に選定してから、ラックギア18を噛み合わせて解錠設定を終了する。
解錠は駆動歯車6を順次溝付歯車5に噛み合わせて回転、固定しながら溝25を全て開閉バー16の内端部24を収納できる位置に揃えて行う。
本発明は随時且つ自由に解錠設定を変更できる、ダイアル回転による開閉錠の構造に関するもので、以下図面の実施例に基づいて説明する。
扉枠11に取り付けられる錠の施錠や解錠操作は、把手1による回転軸2の回転と、少間隔の水平移動との組み合わせによって行う。回転軸2と同軸に受軸8、駆動歯車6と固定歯車7とが支板9に挟まれネジ13で取り付けられる。駆動歯車6はキー溝などにより回転軸2に固定され一体に回転する。固定歯車7は内枠10に取り付けられる後支枠4の内面に設けられた歯車受14により、水平方向の移動は可能であるが回転はできない。受軸8は回転軸2の水平移動に際して、その軸上に設けた凹み29と、バネ20によって加圧されたローラー15により水平移動の位置を正確に制御する。
受軸8にはに四枚の溝付歯車5が回転可能に軸架され、その内外面には溝25の欠落分を含めて同数の歯が加工されている。図例での総歯数は27で実歯数は25である。それぞれの溝付歯車5にはラックギア18が図3のように噛み合い、ケース19に納められ下方の支軸26および受け27によって、解錠設定時には溝付歯車5との結合を解除できる構造となっている。
開閉バー16には駆動ラックギア12が取り付けられ図1のように位置し、駆動歯車6と嵌合すると水平方向に一定範囲開閉バー16を駆動できる。
解錠設定の変更について説明する。まず従来の解錠設定に依って扉を開け、開閉バー16を図3の施錠状態にしてから、ラックギア18をケース19ごと支軸26を中心として僅かに動かし、溝付歯車5との噛み合わせを解除して、重力により図3のように最下部まで下げる。それから駆動歯車6を図1の状態になるまで押し込む。把手1の円筒面には回転位置を示すため、数字の目盛りや図1のように文字の記号30が、溝付歯車5の歯数に合せて刻印してある。数字、文字や任意の記号から選択できるが、本例では一つの記号例えば*と、アルファベット26の27個を使用している。歯数が30の場合にはさらに3記号を、また歯数を40にした場合には0〜9の数字を追加できるなどその選択は自由であるが、その場合ラックギア18の歯数も同様に増やさなければならない。
この様な状態に於いて、例えば解錠設定をWORLDとした場合先ず図1のように駆動歯車6が、どの歯車とも噛み合っていない状態で把手1の記号を前支枠3に表示された基点にWを合わす。次に一段だけ引いて最初の溝付歯車5と噛み合わせて回し、Oに合わしてから把手1を引いて二番目の溝付歯車5と噛み合わせる。把手1を引くと固定歯車7も同時に移動して最初の溝付歯車5と、噛み合ってその回転を拘束し一段目の設定が完了する。この様にして把手1を順次引き出し積層された溝付歯車5を回転させて、R,L,Dと開始位置を含めて五つの設定を行う。
上記の設定でのWは把手1の操作開始位置の選択であり、以後の四選択は溝付歯車5の溝25を、それぞれ歯車の幾歯分右方向に回転させた位置にあるかの設定である。即ちW−Oでは溝25は19歯分、O−Rでは3歯分、R−Lでは21歯分、そしてL−Dでは19歯分である。他例であるがA−BもX−Yも1歯分で、またA−Zは25歯分になる。記号の*も同様にY−*の場合は2歯分となる。当然同文字が続くと溝付歯車5は回転しない。
文字による設定が終了してから、ラックギア18を再び図3のように溝付歯車5と噛み合わせて解錠設定は終了する。
しかしこの施錠状態では扉は閉められないので、設定検証を兼ねて解錠操作をする。解錠操作は先ず把手1を図1の状態まで押し込んでから回してWに合わせる。それからも解錠設定の際と同様に順次O−R−L−Dと操作する。Oに合せるには左方向に歯19個分回して、ラックギア18を歯数で19だけ持ち上げる。以下同様に全て左回転によって、溝25を開閉バー16の内端部24を収容できる位置に揃え、駆動歯車5と駆動ラックギア12を噛み合わせて回し解錠位置にしてから扉を閉め、それから逆に回して開閉バー16を動かし施錠する。
次に把手1を図1のように奥まで押し込むと、溝付歯車5は固定歯車7から全て外れ、ラックギア18の重力によって下がり、溝25は右方向に選択された位置まで回転して停止し施錠される。図3は溝付歯車5を6歯分だけ右に回した状態を、点線は解錠時左方向に6歯分回した状態を示している。歯の欠落した溝25部分とラックギア18はその前後の歯の噛み合わせでカバーする。
必要により溝付歯車5の回転位置ずれを防ぐ為、適当なクリック装置を設けてより正確に停止位置を保たせる。
図4は駆動歯車を図1のように他の歯車と同軸とせず、別軸に設けた駆動歯車B28によるケースを示している。この場合把手1の回転は前例とは逆方向となる。
図5は例えば住宅用ドアに利用する場合に、施錠状態の儘内側から開閉バー16を瞬時に解錠可能状態にする例を示している。図3で示した内端部24は図5の場合一定角度回転可能で、切替台17とピン21によって持ち上げられる。ピンが23の位置に持ち上げられると施錠状態でも、開閉バー16を内側に移動でき解錠できる。またピンが22の位置になると、例え外側から解錠しても開閉バー16は収納できず、一般の錠に付けるドアチェン的効果を持たせられる。勿論内側にも把手を設けて外側からと同じ操作に依っても解錠は可能である。
以上のように溝25の設定位置は、記号30との関係ではなく次の記号30との間隔によって決まる。全てを同記号に設定すると溝25は解錠位置の儘で、常時自由に錠の開閉が可能となる。ラックギア18は円弧状等の部分歯車でもよい。当然であるが溝付歯車5の歯数また積層数が多いほど、解錠設定の選択数が増加される。図例では同記号の連続など避けたいものを除いても、数十万通りの選択が可能となる。また歯数40積層数6枚とした場合は、その数は数十億通りにもなり機械構造の錠の解錠設定の数として組み合わせ数は飛躍的に増加する。
設定を数字のみとした場合、図例では2桁の数字を5個即ち10桁記憶しなければならないが、文字の場合自由な組み合わせの5文字でよい。単語の場合は覚えやすく更に長い文字も5文字にして容易に記憶できる。例えばMOUNTFUJIからMFUJI,MTFUJ,FJSANなど任意に選択でき、選択者本人は比較的容易に記憶できる。積層数6枚でも例えばSAFEGUARDから、SAFEGUAやSFGUARDとすれば覚えやすい。勿論単語でなくてもよく自由に選択できる。
発明の効果
本発明によるダイアル錠は解錠設定の変更が容易であるため、担当者の交代が多い事務所の部屋や金庫の錠として、単独または従来の錠と併用してより安全性を高める事が出来る。この錠は鍵が不要なため業務上の使用や住宅用としても便利である。比較的に構造が簡単で、しかも主要部の構造は同一部品の組み合わせであり製造上のメリットが大きい。
本図は実施例の錠構造の縦断面図で、図2のC−C及び図3のE−Eの断面を示す。 本図は図1のB−Bの水平断面図 本図は図2のD−Dの縦断面図を示し、また図1のA−Aの断面の主要部を示す。 本図は溝付歯車B28の駆動を図1,2,3と異なり外接の駆動歯車による例を示す。 本図は扉の内側から解錠する場合に、即時解錠できる構造例を示す。
符号の説明
1 把手 2 回転軸 3 前支枠
4 後支枠 5 溝付歯車 6 駆動歯車
7 固定歯車 8 受軸 9 支板
10 内枠 11 扉枠 12 駆動ラックギア
13 ネジ 14 歯車受 15 ローラー
16 開閉バー 17 切替台 18 ラックギア
19 ケース 20 バネ 21 ピン
22 ピン 23 ピン 24 内端部
25 溝 26 支軸 27 受け
28 駆動歯車B 29 凹み 30 記号

Claims (1)

  1. (イ)解錠時に開閉バー16の内端部24を収容する、放射状の溝25を加工した溝付歯車5を複数積層して軸架し、それぞれに噛み合いを解除でき且つ重力やバネによって、常時一定方向に加力されているラックギア18または円弧、扇形状等の歯車を積層して組み合わせる。
    (ロ)溝付歯車5の溝25部分を含めた総歯数に見合う、目盛や記号等を円筒面に刻印した把手1の回転軸2に、クリック装置等により溝付歯車5と、正確に噛み合うよう制御しながら水平移動させ、順次溝付歯車5と噛み合い回転させる内接の駆動歯車6または外接の駆動歯車B28を設ける。
    (ハ)回転軸2の動きに伴い軸方向のみに共動する固定歯車7を設け、駆動歯車6の噛み合う一つ前までの、位置の確定した溝付歯車5を順次固定する。
    (ニ)積層した溝付歯車5の片側に駆動歯車6の空転スペースを設け、また他側に駆動歯車6と噛み合う、駆動ラックギア12、または適当なカム装置等を設け開閉バー16を駆動する。
    以上のように構成された解錠設定の変更可能な錠構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101832065A (zh) * 2010-03-30 2010-09-15 许汝行 双排按键机械密码锁

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