JP2006070654A - 壁パネルのフロアへの設置構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 フロアからの水漏れを防止することができる壁パネルのフロアへの設置構造を提供すること。
【解決手段】 浴室ユニット10のフロア21の縁部に形成された立上げ部22の壁パネル支持部22bを、室外側から室内側に向って下り傾斜になった傾斜面に形成した。また、壁パネル12a等の下面を壁パネル支持部22bの上面に対応する傾斜面に形成した。そして、壁パネル支持部22bの上面に係合凸部25を形成するとともに、壁パネル12a等の下面に係合凸部25に係合可能な被係合凹部26を形成して、係合凸部25と被係合凹部26とを係合させることによりフロア21と壁パネル12a等とを連結した。また、フロア21と壁パネル12a等との接合部における室内側部分にシール部材24を設けた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、壁パネルをフロアの縁部に設置するための壁パネルのフロアへの設置構造に関する。
従来から、例えば、ユニット式の浴室は、浴槽フロアと洗い場フロアとからなるフロアの周縁部に壁パネルを起立状態で設置するとともに、各壁パネルの上端部に天井パネルを取り付けて構成されている。そして、各パネルやフロアの設置構造における各パネル等の間、特に、フロアと壁パネルとの間には、止水構造が設けられている(例えば、特許文献1参照。)。
このパネル等の設置構造では、フロアの縁部を、フロアから立ち上がった立上部と、立上部の上端縁部から水平に延びるフランジ状の壁パネル載置片と、壁パネル載置片の縁部から立ち上がった水返し片とで構成している。そして、壁パネル載置片の上に壁パネルを設置するとともに、水返し片に下方が開口したパネル枠を被せ、壁パネル載置片と壁パネルとの間にシリコンからなる充填材を設け、水返し片とパネル枠との間に封水材を設けて止水している。
特開2003−64895号公報
しかしながら、前述した従来のパネルの設置構造では、充填材に壁パネルの重量がそのまま掛かってしまうため、その重みによって充填材が傷み易いという問題がある。また、壁パネル載置片が水平方向に延びているため、壁パネル載置片と壁パネルの下面との間に水が溜まり易く、さらに充填材が傷んだ場合には、その部分に隙間が生じて水が溜まりやすくなり、この水が壁パネルの裏側にまわって場合によってはフロアから漏れてしまうという問題もある。
本発明は、前述した問題に対処するためになされたもので、その目的は、フロアからの水漏れを防止することができる壁パネルのフロアへの設置構造を提供することである。
前述した目的を達成するため、本発明に係る壁パネルのフロアへの設置構造の構成上の特徴は、室内の床面を構成するフロアの縁部側部分の上面に壁パネルを設置する壁パネルのフロアへの設置構造であって、フロアの縁部側部分の上面に、室外側から室内側に向って所定の水勾配を備えた流水路を設けたことにある。
前述のように構成した本発明に係る壁パネルのフロアへの設置構造では、フロアの縁部側部分の上面に、室外側から室内側に向って所定の水勾配を備えた流水路を設けている。このため、室内側の水が飛散したり、溢れたりしてフロアと壁パネルとの接合部の隙間に浸入しても、その水は、流水路に沿って室内側に流れる。この結果、フロアと壁パネルとの接合部の隙間に水が溜まり、室外側に漏れてくといったことは生じなくなる。この場合のフロアの縁部側部分は、フロアの縁部でも縁部に設けられた周壁部などでもよい。また、この壁パネルのフロアへの設置構造は、浴室ユニット、トイレユニット、洗面室ユニット等、止水機能が要求されるフロアと壁パネルを備えた各種衛生設備室において用いることができる。
また、本発明にかかる壁パネルのフロアへの設置構造の他の構成上の特徴は、流水路をフロアの縁部側部分の上面の略全面で構成するとともに、壁パネルの下面をフロアの縁部側部分の上面に対応する傾斜面に形成し、フロアの縁部側部分の上面に凸部または凹部からなる係合部を形成するとともに、壁パネルの下面に係合部に係合可能な凹部または凸部からなる被係合部を形成して、係合部と被係合部とを係合させることによりフロアに壁パネルを設置したことにある。
これによると、フロアの縁部側部分の上面の大部分で流水路が構成されるため、フロアと壁パネルとの接合部のどの部分から水が浸入してもその水は確実に室内側に流れる。このため、より確実な止水(外部への水漏れ防止)が行える。また、壁パネルの下面をフロアの縁部側部分の上面に対応する傾斜面に形成しているが、フロアと壁パネルとを係合部と被係合部とを係合させることによって連結しているため、安定した状態で壁パネルをフロアに設置することができる。また、この場合、流水路を構成するフロアの縁部側部分の上面を壁パネルの下面が覆うようになるが、フロアの縁部側部分の上面と壁パネルの下面との間の隙間に水が浸入してもその水はフロアの縁部側部分の上面を伝わって室内側に流れる。
この場合の係合部と被係合部としては、係合部を凸部で構成し、被係合部を凹部で構成することが好ましい。また、係合部と被係合部とは、フロアの縁部および壁パネルの下面における長手方向に沿った部分全体に設けてもよいし、間隔を保って所定箇所に設けてもよい。さらに、係合部をフロアの縁部の長手方向に沿って延びる凸部で構成した場合には、その所定部分に水を通すための流水孔を設けることが好ましい。これによって、係合部部分に水が溜まることを防止できる。
また、本発明に係る壁パネルのフロアへの設置構造のさらに他の構成上の特徴は、流水路をフロアの縁部側部分の上面の略全面で構成するとともに、壁パネルの下面をフロアの縁部側部分の上面に対応する傾斜面に形成し、フロアと前記壁パネルとの室外側部分を係合部材を介して連結したことにある。
これによると、フロアの縁部側部分の上面には、壁パネルを取り付けるための係合部や被係合部が設けられてなく、その略全面で流水路が形成される。このため、フロアと壁パネルとの接合部のどの部分から水が浸入してもその水は確実に室内側に流れ、さらに確実な止水が行える。この場合の略全面は、フロアの縁部側部分の上面の全面であってもよいし、フロアの縁部側部分の上面の一部を除いた大部分であってもよい。また、壁パネルの下面をフロアの縁部側部分の上面に対応する傾斜面に形成しているが、フロアと壁パネルとを係合部材を介して連結しているため、壁パネルを安定した状態でフロアに設置することができる。また、係合部材が室外側部分に設けられるため、係合部材によって室内側の外観が損なわれることがない。
また、本発明に係る壁パネルのフロアへの設置構造のさらに他の構成上の特徴は、流水路を溝部で構成したことにある。この場合、溝部を、フロアの縁部の長手方向に所定間隔を保って複数個形成することができる。これによると、溝部の底部だけを室外側から室内側に向って所定の水勾配を備えた傾斜部に形成し、溝部の上縁部は水平面上に位置するように形成することができる。このため、下面が水平面に形成された一般的な壁パネルを適用することができるとともに、溝部の上縁部上に壁パネルを安定した状態で設置することができる。また、溝部としては、四角樋状のものや室内側から見た形状が波状になったものなどを用いることができる。また、溝部の数も1個でもよいし、複数個でもよい。
また、本発明に係る壁パネルのフロアへの設置構造のさらに他の構成上の特徴は、フロアと壁パネルとの接合部における室内側部分にシール部材を設けたことにある。これによると、水が流水路側に浸入する前に、フロアと壁パネルとの接合部における室内側部分で止めることができる。また、シール部材には、壁パネルの重さは殆どかからないため、壁パネルの重さによってシール部材が損傷することはない。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る壁パネルのフロアへの設置構造の第1実施形態を図面を用いて説明する。図1は、同実施形態に係る設置構造20を備えた浴室ユニット10を示している。この浴室ユニット10は、浴槽11を備えており、浴槽11は、浴槽フロア(図示せず)の上面に設置されている。そして、浴槽フロアの一方の縁部(浴室ユニット10の中央側に位置する縁部)には、洗い場フロア21aが接続されている。この浴槽フロアと洗い場フロア21aとでフロア21が構成され、フロア21の周縁部に壁パネル12a,12b,12c(図示の手前側の壁パネルは図示せず)が起立状態で設置されている。
そして、壁パネル12a等の上端には、天井パネル(図示せず)が掛け渡されて固定されている。浴室ユニット10を構成する浴槽11、フロア21、天井パネル等は、それぞれ樹脂の成形体で構成されている。また、壁パネル12aには、浴室ユニット10と脱衣室(図示せず)との間を開閉するドア13が設けられている。そして、フロア21の上面における壁パネル12bに沿った部分にカウンター14が設けられ、壁パネル12bにおけるカウンター14の上方に棚15や鏡16が設けられている。
また、カウンター14の上面における浴槽11側部分には、浴槽11内に湯や水を取り出したり、カウンター14で使用する湯や水を取り出したりするための水栓17が設けられている。そして、カウンター14の前側面における壁パネル12a側部分には、シャワー18が設けられ、その先端把持部が壁パネル12aに設けられた支持部18aに着脱可能に保持されている。また、壁パネル12aには、手摺19も設けられている。
フロア21は、床面部21bと、床面部21bの周縁部から立ち上がって形成された立上げ部22とで構成されている。立上げ部22には壁パネル12a等が設置される。そして、設置構造20は、図2に示したように、立上げ部22、壁パネル12a等のパネル下部23およびシール部材24で構成されている。立上げ部22は、床面部21bの縁部から上方に延びる垂直部22aと、垂直部22aの上端から浴室ユニット10の外部側(以下、室外側と記す。)の斜め上方に向かって延びる壁パネル支持部22bと、壁パネル支持部22bの上端から上方に延びる垂直縁部22cとで構成されている。壁パネル支持部22bの上面は、室外側から室内側に向って所定の水勾配を備えた傾斜面に形成されている。
そして、壁パネル支持部22bの上面における幅方向(室内側から室外側に向かう方向)の略中央部に、上方に向って延びる本発明の係合部としての係合凸部25が壁パネル支持部22bの長手方向に沿って設けられている。この係合凸部25は、図3に示したように、壁パネル支持部22bの長手方向に間隔を保って複数個設けられており、各係合凸部25の下部には、係合凸部25の長手方向に間隔を保って2個の流水孔25aがそれぞれ形成されている。壁パネル支持部22bの上面における係合凸部25が設けられた部分を除く略全面と各流水孔25aとで本発明の流水路が構成される。
壁パネル12a等のパネル下部23の下面は、壁パネル支持部22bの上面に対応した同じ角度の傾斜面に形成されている。そして、パネル下部23の下面の幅方向における中央部には、係合凸部25と係合可能な、本発明の被係合部としての被係合凹部26がパネル下部23の下面の長手方向に沿って設けられている。この係合凸部25と被係合凹部26との係合によって、壁パネル12a等は、壁パネル支持部22bの上面に安定した状態で設置される。また、立上げ部22とパネル下部23との接合部における室内側部分の隙間には、弾性ゴムからなるシール部材24が充填されている。
以上のように設置構造20は構成されているため、浴室ユニット10内で入浴者が水栓17やシャワー18の湯や水を使ったり、浴槽11内の湯を使ったりしても、その湯水がフロア21の室外側に漏れることを防止できる。すなわち、浴室ユニット10内で使用した湯水が飛散したり、フロア21上に溜まったりして、立上げ部22とパネル下部23との接合部に達しても、その湯水はシール部材24によって、壁パネル支持部22bの上面とパネル下部23の下面との間の隙間に浸入することを防止される。
また、シール部材24が破損していたり、長期間の使用により朽ちていたりして、湯水がシール部材24の部分を越えて壁パネル支持部22bの上面とパネル下部23の下面との間に浸入した場合でも、壁パネル支持部22bの上面が室外側から室内側に向って下り傾斜になった傾斜面に形成されているため、浸入した湯水は、壁パネル支持部22bの上面に溜まってしまうことがなく、係合凸部25間と流水孔25a等で構成される流水路に沿って室内側に流れる。
この結果、湯水が、壁パネル支持部22bの上面とパネル下部23の下面との間よりもさらに奥側に浸入して室外に漏れるといったことは生じなくなる。また、壁パネル支持部22bの上面とパネル下部23の下面とをそれぞれ傾斜面に形成しているが、係合凸部25と被係合凹部26とを係合させているため、壁パネル12a等を、壁パネル支持部22bの上面に安定した状態で設置することができる。
また、壁パネル12a等のフロア21への設置が、係合凸部25に被係合凹部26を合わせるようにして、壁パネル支持部22bの上面に壁パネル12a等を順次載せて組み付けていき、立上げ部22とパネル下部23との接合部における室内側部分の隙間に、シール部材24を取り付けるだけで済むため作業が容易である。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態にかかる設置構造30を示している。この設置構造30では、壁パネル支持部32bに係合凸部が設けられてなく、壁パネル支持部32bの上面は平面状の傾斜面に形成されている。また、パネル下部33の下面に被係合凹部が設けられてなく、平面状の傾斜面に形成されている。そして、パネル下部33の裏面にねじ35を介して係合部材36が固定されており、この係合部材36の下部を垂直縁部32cに係合させることにより、パネル下部33は立上げ部32に連結されている。
すなわち、係合部材36は屈曲した板状体で構成されており、上部がねじ35によってパネル下部33の裏面に固定され、下部がパネル下部33の裏面から所定間隔を保った状態になっている。そして、このパネル下部33の裏面と係合部材36の下部との隙間に、垂直縁部32cを挿し込むことにより、パネル下部33は立上げ部32に連結されている。この場合、壁パネル支持部32bの上面全体が流水路を構成する。この設置構造30のそれ以外の部分の構成は、前述した設置構造20と同一である。したがって、同一部分に同一符号を記して説明は省略する。
この設置構造30では、パネル下部33を立上げ部32に連結するために、ねじ35と係合部材36とが用いられているが、このねじ35と係合部材36とがパネル下部33の裏面に取り付けられているため、係合部材36等によって室内側の外観が損なわれることがない。また、壁パネル12a等をフロア21に設置する際の立上げ部32へのパネル下部33の位置決めが容易になる。この設置構造30のそれ以外の作用効果については、前述した設置構造20と同様である。
(第3実施形態)
図5は、本発明の第3実施形態にかかる設置構造40を示している。この設置構造40では、壁パネル支持部42bが水平支持部45を備えており、パネル下部43の下面は平面状の水平面に形成されている。そして、パネル下部43は、壁パネル支持部42bの水平支持部45上に設置されている。壁パネル支持部42bは、図6に示したように、水平支持部45と流水部46とが壁パネル支持部42bの長手方向に沿って交互に形成された構成になっており、流水部46は、室外側から室内側に向って所定の水勾配を備えた傾斜面で構成されている。
また、水平支持部45は、壁パネル支持部42bにおける室内側の縁部から垂直縁部42cの手前にかけて形成されており、水平支持部45と垂直縁部42cとの間には、補助流水部47が形成されている。補助流水部47は、壁パネル支持部42bの長手方向に沿った中央部が、水平支持部45と同じ高さに設定された稜線部47aに形成され、その稜線部47aから壁パネル支持部42bの長手方向に沿って離れるほど下方になる傾斜面で構成されている。そして、補助流水部47の下流端は、流水部46に滑らかに連なって合流している。この設置構造40では、パネル下部43と立上げ部42との間にシール部材は設けられていない。この設置構造40のそれ以外の部分の構成は、前述した設置構造20と同一である。したがって、同一部分に同一符号を記して説明は省略する。
このように構成したため、壁パネル支持部42bの上面と、パネル下部43の下面との間に入った湯水は、図6に示した矢印に沿って流れる。すなわち、流水部46に入った湯水は、そのまま流水部46の傾斜に沿って室内側に流れる。また、水平支持部45の奥側に浸入した湯水は、補助流水部47上を流水部46に向って流れ、流水部46に達したのちは、流水部46の傾斜に沿って室内側に流れる。このため、湯水が、垂直縁部42cを乗り越えて室外に漏れるといったことは生じない。また、パネル下部43の下面を水平面に形成し、壁パネル支持部42bに水平支持部45を設けたため、下面が平面状の水平面である一般的な壁パネルを適用することができるとともに、壁パネル12a等を安定した状態で立上げ部42に設置することができる。この設置構造40のそれ以外の作用効果については、前述した設置構造20と同様である。
(第4実施形態)
図7は、本発明の第4実施形態にかかる設置構造50を示している。この設置構造50では、壁パネル支持部52bの上面が、図8に示したように複数の溝部55が連なった波状に形成されており、パネル下部53の下面は平面状の水平面に形成されている。そして、パネル下部53は、壁パネル支持部52bの上面に形成された溝部55の稜線部55a上に設置されている。壁パネル支持部52bの上面は、稜線部55aと谷部55bとが交互に形成された波状の溝部55を複数個形成して構成されており、稜線部55aはすべて水平面上に位置し、谷部55bは、室外側から室内側に向って所定の水勾配を備えた下り傾斜になっている。この設置構造50のそれ以外の部分の構成は、前述した設置構造40と同一である。したがって、同一部分に同一符号を記して説明は省略する。
このように構成したため、壁パネル支持部52bの上面と、パネル下部53の下面との間に入った湯水は、各谷部55bに沿って分散して室内側に流れる。これによっても、湯水が、垂直縁部42cを乗り越えて室外に漏れるといったことは生じない。この設置構造50のそれ以外の作用効果については、前述した設置構造40と同様である。
(第5実施形態)
図9は、本発明の第5実施形態にかかる設置構造60を示している。この設置構造60では、壁パネル支持部62bの上面に形成された複数の溝部65が垂直縁部62cから壁パネル支持部62bの室内側縁部の手前部分にかけて形成されている。また、パネル下部63の下面における室内側の縁部には、下方に突出した突条63aがパネル下部63の縁部に沿って形成されている。そして、パネル下部63は、突条63aを溝部65の室内側側部に合わせた状態で溝部65の稜線部65a上に設置されている。そして、突条63aと溝部65の室内側側部との間に、シール部材64が充填されている。この設置構造60のそれ以外の部分の構成は、前述した設置構造50と同一である。したがって、同一部分に同一符号を記して説明は省略する。
このように構成したため、溝部65の波形状が突条63aに隠れて室内側から見えなくなるため、外観を損なうことが防止される。また、この設置構造60では、シール部材64が設けられているためシール性を向上させることができる。この設置構造60のそれ以外の作用効果については、前述した設置構造50と同様である。
また、本発明に係る壁パネルのフロアへの設置構造は、前述した各実施形態に限定するものでなく、適宜変更実施が可能である。例えば、前述した設置構造20では、係合部を係合凸部25で構成し、被係合部を被係合凹部26で構成しているが、係合部を凹部で構成し、被係合部を凸部で構成してもよい。その場合、凸部は、パネル下部23の長手方向に沿った長さを短くして流水路を広く形成できるようにする。
また、流水路を溝部で構成する場合には、溝部の形状は、幅広の四角や幅の狭い波状に限らず、幅の狭い四角樋状のものを複数個形成したり、幅の広い大きなうねりのような波状に形成したりすることができる。また、三角形の樋状に形成することもできる。さらに、前述した各実施形態では、設置構造20等を浴室ユニット10に設けているが、この発明にかかる止水構造は、浴室ユニットだけでなく、トイレユニットや洗面室ユニット等、各種衛生設備室に用いられる止水機能が要求されるフロアと壁パネルを備えたものであれば利用が可能である。また、前述した部分以外の部分の構成についても、前述した各実施形態に限定することなく、本発明の技術的範囲内で適宜変更して実施することができる。
本発明に係る設置構造を備えた浴室ユニットを示した斜視図である。 第1実施形態に係る設置構造の要部を示した断面図である。 第1実施形態に係る設置構造の立上げ部を示した斜視図である。 第2実施形態に係る設置構造の要部を示した断面図である。 第3実施形態に係る設置構造の要部を示した断面図である。 第3実施形態に係る設置構造の立上げ部を示した斜視図である。 第4実施形態に係る設置構造の要部を示した断面図である。 第4実施形態に係る設置構造の立上げ部を示した斜視図である。 第5実施形態に係る設置構造の要部を示した断面図である。
符号の説明
10…浴室ユニット、12a,12b,12c…壁パネル、20,30,40,50,60…設置構造、21…フロア、22,32,42…立上げ部、22b,32b,42b,52b,62b…壁パネル支持部、23,33,43,53,63…パネル下部、24,64…シール部材、25…係合凸部、25a…流水孔、26…被係合凹部、36…係合部材、45…水平支持部、46…流水部、55a,65a…稜線部、47…補助流水部、55,65…溝部、55b…谷部。

Claims (5)

  1. 室内の床面を構成するフロアの縁部側部分の上面に壁パネルを設置する壁パネルのフロアへの設置構造であって、
    前記フロアの縁部側部分の上面に、室外側から室内側に向って所定の水勾配を備えた流水路を設けたことを特徴とする壁パネルのフロアへの設置構造。
  2. 前記流水路を前記フロアの縁部側部分の上面の略全面で構成するとともに、前記壁パネルの下面を前記フロアの縁部側部分の上面に対応する傾斜面に形成し、前記フロアの縁部側部分の上面に凸部または凹部からなる係合部を形成するとともに、前記壁パネルの下面に前記係合部に係合可能な凹部または凸部からなる被係合部を形成して、前記係合部と前記被係合部とを係合させることにより前記フロアに前記壁パネルを設置した請求項1に記載の壁パネルのフロアへの設置構造。
  3. 前記流水路を前記フロアの縁部側部分の上面の略全面で構成するとともに、前記壁パネルの下面を前記フロアの縁部側部分の上面に対応する傾斜面に形成し、前記フロアと前記壁パネルとの室外側部分を係合部材を介して連結した請求項1に記載の壁パネルのフロアへの設置構造。
  4. 前記流水路を溝部で構成した請求項1に記載の壁パネルのフロアへの設置構造。
  5. 前記フロアと前記壁パネルとの接合部における室内側部分にシール部材を設けた請求項1ないし4のうちのいずれか一つに記載の壁パネルのフロアへの設置構造。
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