JP2006068956A - 射出金型のキャビティ底部の冷却構造 - Google Patents
射出金型のキャビティ底部の冷却構造 Download PDFInfo
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- B29C2033/042—Meander or zig-zag shaped cooling channels, i.e. continuous cooling channels whereby a plurality of cooling channel sections are oriented in a substantial parallel direction
Abstract
【課題】 キャビティ底部の冷却手段に冷却路を採用し、この冷却路を冷却溝よりも底部深く形成できるようにして、底部強度を損なうことなく冷却効率の向上を図る。
【解決手段】 キャビティ型の底部12に設けたキャビティゲート18の周囲に、冷却路19をキャビティゲート18に向けて内外にわたりジグザグ状に設ける。その冷却路19の間に生じた隔壁により放射状の受圧部をキャビティゲート18の周囲の底部に形成する。上記キャビティ型の側壁周囲に冷却溝を上下多段に交互に連通して設けた筒状本体と、上記キャビティゲート18及び上記冷却路19とを設けたキャビティ底型とから構成する。そのキャビティ底型に凹設したノズル挿入部のノズルタッチ投影面5に上記冷却路の折曲内端を近接する。
【選択図】 図2
【解決手段】 キャビティ型の底部12に設けたキャビティゲート18の周囲に、冷却路19をキャビティゲート18に向けて内外にわたりジグザグ状に設ける。その冷却路19の間に生じた隔壁により放射状の受圧部をキャビティゲート18の周囲の底部に形成する。上記キャビティ型の側壁周囲に冷却溝を上下多段に交互に連通して設けた筒状本体と、上記キャビティゲート18及び上記冷却路19とを設けたキャビティ底型とから構成する。そのキャビティ底型に凹設したノズル挿入部のノズルタッチ投影面5に上記冷却路の折曲内端を近接する。
【選択図】 図2
Description
この発明は、射出金型のキャビティ底部の冷却構造に関するものである。
従来の射出金型では、キャビティ型の冷却手段として環状の冷却溝を採用し、その冷却溝をャビティ周囲の側壁上部からキャビティ底部まで多段に交互に連通して設けている。
特開2004−181635号公報
上記冷却溝によるキャビティ型の冷却では、構造的に型締力やノズルタッチ力、射出圧力などの応力に充分に耐える側部については、冷却溝をキャビティ面に近く形成して冷却効率の向上を図ることができる。しかし、キャビティ底部についてはノズルタッチ挿入部が凹設されているため、キャビティ底部の近くまで設けて冷却効率を上げようとすると、キャビティゲート周囲の底部が反復して受ける応力により疲労して破損し易くなる。このためノズル挿入部よりも外側までしか設けられておらず、また環状の冷却溝では流出口による流出量の制限により滞留が生じて冷却効率が低減するなどにより、キャビティ底部に関しては効率良く冷却を行うことが難しかった。
この発明は、上記従来の課題を解決するために考えられたものであって、その目的は、キャビティ底部の冷却手段に冷却路を採用し、この冷却路を冷却溝よりも底部深く形成できるようにして、底部強度を損なうことなく冷却効率の向上を図り得る新たな射出金型のキャビティ底部の冷却構造を提供することにある。
上記目的によるこの発明は、キャビティ型の底部に設けたキャビティゲートの周囲に、冷却路をキャビティゲートに向けて内外にわたりジグザグ状に設け、その冷却路の間に生じた隔壁により放射状の受圧部をキャビティゲートの周囲の底部に設けてなる、というものである。
またこの発明の上記キャビティ型は、内部をキャビティに形成して側壁周囲に冷却溝を上下多段に交互に連通して設けた筒状本体と、上記キャビティゲート及び上記冷却路とを設けたキャビティ底型とからなり、そのキャビティ底型に凹設したノズル挿入部のノズルタッチ投影面に上記冷却路の折曲内端を近接してなるというものであり、また上記キャビティ型のキャビティは、コア型との型閉によりプリフォームの胴部及び底部を形成するキャビティからなる、というものである。
上記構成では、冷却路間の放射状の隔壁により、冷却水がキャビティゲート周囲の底部内を蛇行しながら流れるので、冷却水との接触面積が増し、また冷却溝では生じがちな冷却水の滞留もないことから熱交換が効率良く行われ、キャビティ底部の冷却効率が従来よりも一段と向上する。また隔壁により底部周囲に受圧部が形成され、キャビティゲート周囲の底部内を均等に支えるので、冷却路の折曲内端をノズルタッチ投影面に近接するところまで設けても、キャビティゲート周囲の底部がノズルタッチ力や型締力などによる圧力に充分に耐え、また隔壁により応力が均等に分散されるので、長期にわたり反復使用しても、キャビティゲート周囲の底部破損はなく、メンテナンスの期間もこれまでより長くなる。
図中1はキャビティ型で、円筒状の本体11とその下側の円盤状のキャビティ底型12とからなり、その両方を金型ブロック2に設けた円形の縦穴に水密に挿入して射出金型が構成されている。
上記筒状本体11の内部は、図示しない延伸ブローボトルのプリフォームの胴部を形成するキャビティ13に形成してあり、そのキャビティ13の上部開口部はネック型3の嵌合凹所14に形成してある。また筒状本体11の側壁周囲には冷却溝15が上下多段に交互に連通して設けてある。
上記キャビティ底型12の上面中央には、上記プリフォームの底部を形成するキャビティ底部16が凹設してあり、その対向下面に先端がフラット面のノズル4のノズル挿入部17が凹設してある。またキャビティ底部16とノズルタッチ面との間の底部中央にはキャビティゲート18が穿設してある。
このキャビティゲート18の周囲の底部内には、底型側面からキャビティゲート18に向けて、冷却路19が内外にわたりジグザグ状に穿設してある。この冷却路19の折曲外端は上記金型ブロック2の穴壁により閉鎖されている。冷却路19の間に生じた隔壁20は、キャビティゲート18の周囲の底部を均等に支える放射状の受圧部を形成する。これによりノズル4のノズルタッチ投影面(図2参照)に折曲内端が接するところまで冷却路19を深く設けて、これまでよりもキャビティ底部の冷却を促進することができるようになる。
この冷却路19は、一端を上記冷却溝15と接続し、他端を上記金型ブロック2の下側面に設けた流出口21に接続して、金型ブロック2の上側面に設けた流入口22から冷却溝15に供給された冷却水が流入するようにしてある。これにより冷却水は流出口21から外部に流出するまで、キャビティゲート18の周囲を蛇行しながらキャビティ底部を冷却してゆく。
上記キャビティ底部16の冷却構造を備えた射出金型では、冷却手段を内装したコア型6を、上記ネック型3を通してキャビティ13に挿入し、そのコア型6とキャビティ周壁との間に、プリフォームの胴部及び底部を形成するキャビティを形成した後、上記ノズル4から溶融樹脂がキャビティに射出充填される。溶融樹脂は冷却溝15と冷却路19を流れる冷却水により固化してプリフォームとなる。
キャビティ底部16では、キャビティゲート18の周囲を流出口21に向かって蛇行しながら流れる冷却水により、キャビティ底部16が冷却される。この冷却は隔壁20による冷却水との接触面積の増加と、滞留することなく一定の流速で移動する冷却水とによって熱交換が促進され、また放射状の隔壁20による集中応力の緩和により、キャビティゲート周囲の底部が型締時及びノズルタッチ時の押圧力に充分に耐えるので、冷却路19をこれまでよりも深く形成しても、キャビティゲート周囲の底部破損はなく、効率のよい底部冷却を行うことができる。
1 キャビティ型
2 金型ブロック
5 ノズルタッチ投影面
6 コア型
11 筒状本体
12 キャビティ底型
13 キャビティ
15 冷却溝
16 キャビティ底部
17 ノズル挿入部
18 キャビティゲート
19 冷却路
20 隔壁
21 流出口
22 流入口
2 金型ブロック
5 ノズルタッチ投影面
6 コア型
11 筒状本体
12 キャビティ底型
13 キャビティ
15 冷却溝
16 キャビティ底部
17 ノズル挿入部
18 キャビティゲート
19 冷却路
20 隔壁
21 流出口
22 流入口
Claims (3)
- キャビティ型の底部に設けたキャビティゲートの周囲に、冷却路をキャビティゲートに向けて内外にわたりジグザグ状に設け、その冷却路の間に生じた隔壁により放射状の受圧部をキャビティゲート周囲の底部に設けてなることを特徴とする射出金型のキャビティ底部の冷却構造。
- 上記キャビティ型は、内部をキャビティに形成して側壁周囲に冷却溝を上下多段に交互に連通して設けた筒状本体と、上記キャビティゲート及び上記冷却路とを設けたキャビティ底型とからなり、そのキャビティ底型に凹設したノズル挿入部のノズルタッチ投影面に上記冷却路の折曲内端を近接してなることを特徴とする請求項1記載の射出金型のキャビティ底部の冷却構造。
- 上記キャビティ型のキャビティは、コア型との型閉によりプリフォームの胴部及び底部を形成するキャビティからなることを特徴とする請求項1又は2記載の射出金型のキャビティ底部の冷却構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004252941A JP2006068956A (ja) | 2004-08-31 | 2004-08-31 | 射出金型のキャビティ底部の冷却構造 |
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JP2004252941A JP2006068956A (ja) | 2004-08-31 | 2004-08-31 | 射出金型のキャビティ底部の冷却構造 |
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Family Applications (1)
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2004
- 2004-08-31 JP JP2004252941A patent/JP2006068956A/ja active Pending
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