JP2006068515A - 浴槽内への噴流供給装置 - Google Patents

浴槽内への噴流供給装置 Download PDF

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浩三 西井
Masakazu Murakami
雅一 村上
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Abstract

【課題】個々のエジェクタノズルから浴槽内へ広範囲に噴流を供給できるようにする。
【解決手段】浴槽(2)に装置本体(7)を固定し、装置本体(7)に支軸(11)を支持する。支軸(11)の浴槽(2)内側の先端部(12)に支持部材(S)を設け、支持部材(S)にエジェクタノズル(22)を固設する。エジェクタノズル(22)のノズル口(24)を浴槽(2)内に臨ませ、支持部材(S)を支軸(11)の軸心(14)回りに回転させる。エジェクタノズル(22)に給液路(10)を接続して、ノズル口(24)から浴槽(2)内の液中へ噴流(M)を吹出す。
【選択図】 図1

Description

本発明は、浴槽内の液中に噴流を吹出す、いわゆるジェットバスでの噴流供給装置に関し、さらに詳しくは、浴槽に設けた個々のエジェクタノズルから浴槽内へ広範囲に噴流を供給できる噴流供給装置に関する。
従来の、浴槽内の液中に噴流を吹出すジェットバスとしては、浴槽の側壁にエジェクタノズルをそのノズル口が浴槽内に臨む状態で配置し、このエジェクタノズルの水供給口に給液路を接続するとともにエジェクタノズルの吸気口に吸気路を接続し、上記の吸気口から吸入した空気を上記の水供給口から流入した液体とエジェクタノズル内で混合して、ノズル口から浴槽内の液中へ気液混合噴流を吹出すように構成している。
そして、この種ジェットバスでは、エジェクタノズルから吹出した気液混合噴流の液圧で入浴者の要部を押圧するとともに、気液混合噴流中の気泡が液中で破裂することによる圧力変動でマッサージ効果を持たせるようにしているものがある。
従来、エジェクタノズルは浴槽の側壁に固定してあり、このエジェクタノズルから噴流を供給できる範囲が狭いことから、入浴者が望む要部に噴流を当てるには入浴者が自ら身体を動かして要部を噴流内へ移動させる必要があった。
また、浴槽の側壁に多数のエジェクタノズルを固設して、全エジェクタノズルから広範囲に噴流を吹出すことが考えられる。しかし、この場合にも個々のエジェクタノズルから噴流を供給できる範囲が狭いことから、吹出そうとする広い範囲の全体に亘って多数のエジェクタノズルを配置する必要があり、しかも多数のエジェクタノズルから噴流を吹出すため多量の液体を供給しなければならず、安価に実施できない問題がある。
本発明は上記問題点を解消し、個々のエジェクタノズルから浴槽内へ広範囲に噴流を供給できる噴流供給装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、例えば図1から図8に示すように、噴流供給装置を次のように構成したことを特徴とする。
即ち、本発明1は、エジェクタノズル(22)をそのノズル口(24)が浴槽(2)内に臨む状態で配置し、このエジェクタノズル(22)の水供給口(23)に液体通路(L)を介して給液路(10)を接続するとともにエジェクタノズル(22)の吸気口(25)に気体通路(G)を介して吸気路(16)を接続し、上記の気体通路(G)を上記の液体通路(L)から区画して、上記の吸気口(25)から吸入した空気(A)を上記の水供給口(23)から流入した液体(W)とエジェクタノズル(22)内で混合し、上記のノズル口(24)から浴槽(2)内の液中へ気液混合噴流(M)を吹出すように構成した浴槽内への噴流供給装置において、浴槽(2)に装置本体(7)を固定してこの装置本体(7)に支軸(11)を支持させ、この支軸(11)の浴槽(2)内側の先端部(12)に支持部材(S)を設けて、この支持部材(S)を上記支軸(11)の軸心(14)回りに回転可能に構成し、上記の支持部材(S)のうち上記の軸心(14)から離れた位置に前記エジェクタノズル(22)を固設し、上記の気体通路(G)の少なくとも下流側部分を上記の軸心(14)回りに回転可能に形成したことを特徴とするものである。
本発明2は、上記発明1において、上記液体通路(L)に回転羽根(30)を回転可能に設け、この回転羽根(30)を支持部材(S)に連結したものである。
なお、この回転羽根は、液圧を受けて生じた回転力を支持部材に伝動できる構造であればよく、歯車装置や回転可能に構成した支軸等を介して支持部材に連動連結させてもよく、また、支持部材に直接固定して連結させてもよい。
本発明3は、上記発明1において、エジェクタノズル(22)からの噴流吹出し方向(D)を、支軸(11)の軸心(14)回りにねじらせて形成したものである。
本発明4は、上記発明1において、支軸(11)を装置本体(7)に回転可能に支持し、この支軸(11)の先端部(12)に支持部材(S)を固定するとともに、支軸(11)の後部に回転駆動源(44)を連動連結したものである。
なお、この回転駆動源としては、電動モータ、エアモータ、液流モータ等があるが、電動モータの場合は漏電対策を必要とするので、エアモータや液流モータが望ましい。
本発明では、支持部材にエジェクタノズルを固設し、この支持部材を支軸の軸心回りに回転可能に構成してあるので、エジェクタノズルは噴流を吹出しながら支持部材とともに回転し、浴槽内には支軸の軸心回りに回転する旋回噴流が形成される。
エジェクタノズルのノズル口から噴出する気液混合噴流は、この気液混合噴流中の気泡が液中で破裂することにより圧力変動を生じるので、マッサージ効果を一層高めることができる。
上記の液体通路に回転羽根を設け、この回転羽根を支持部材に連結した場合には、エジェクタノズルへ供給した液流の液圧を受けて回転羽根に回転力が生じ、この回転力により支持部材が回転する。
また、エジェクタノズルの噴流吹出し方向を支軸の軸心回りにねじらせて形成した場合には、ノズル口から吹出す噴流の液圧によりその反力を受けて支持部材が支軸の軸心回りに回転する。
さらに、支軸を装置本体に回転可能に支持し、この支軸の先端部に支持部材を固定するとともに、支軸の後部に回転駆動源を連動連結した場合には、回転駆動源を制御することにより支軸を介して支持部材の回転方向や回転速度が容易に変更され、所望の値に設定される。
本発明は上記のように構成され作用することから、次の効果を奏する。
(1) エジェクタノズルのノズル口からは、支軸の軸心回りに回転する旋回噴流が吹出されるので、個々のエジェクタノズルから浴槽内へ広範囲に気液混合噴流を供給することができる。この結果、浴槽の側壁に少数のエジェクタノズルを配設するだけでよく、全エジェクタノズルに供給する液体を少なくして省エネルギーを図ることができ、安価に実施することができる。
(2) 各エジェクタノズルから浴槽内へ広範囲に気液混合噴流を供給するので、入浴者は体を移動させることなく望む位置へ噴流を当てることができるうえ、この気液混合噴流が旋回しているため噴流を入浴者の望む位置へ断続的に当てることになり、あたかも人手でマッサージするように効果的なマッサージを施すことができる。
(3) また、入浴者がいない状態で噴流を吹出すと、浴槽内に螺旋状に旋回する等、吹出し方向が経時的に変化する気液混合噴流が形成されるので、従来にない視覚的効果を得ることができる。
(4) 上記の液体通路に回転羽根を設け、この回転羽根を支持部材に連結した場合には、エジェクタノズルへ供給した液流の液圧を受けて回転羽根に回転力が生じ、この回転力により支持部材が回転するので、支持部材を回転させるために電動モータ等の駆動源を必要とせず、安価に実施できる。しかも、液流の圧力により回転力を発生するため漏電などの危険性がなく、湯水などを吹出す噴流供給装置を安全に構成することができる。
(5) エジェクタノズルの噴流吹出し方向を支軸の軸心回りにねじらせて形成した場合には、ノズル口から吹出す噴流の液圧によりその反力を受けて支持部材が支軸の軸心回りに回転するので、支持部材を回転駆動するための格別の部材を必要としない。この結果、装置構造を簡略化できるので、安価に実施できるうえメンテナンス等も容易に行うことができる。
(6) 支軸を装置本体に回転可能に支持してこの支軸の先端に支持部材を固定し、この支軸の後部に駆動源を連動連結した場合には、駆動源を制御することにより支軸を介して支持部材の回転方向や回転速度を容易に変更し設定できるので、噴流を変化に富んだ旋回噴流にすることができる。この結果、一層効果的にマッサージを施すことができるうえ、視覚的効果を高めることができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
図1は実施例1を示す浴槽内への噴流供給装置の縦断側面図である。
図1に示すように、この噴流供給装置(1)は、浴槽(2)の側壁(3)に内面(4)側から円筒状の取付凹部(5)を凹設し、この取付凹部(5)の内面を有底円筒状の外枠(6)で覆うとともに、取付凹部(5)の奥壁(3a)内に噴流供給装置(1)の装置本体(7)を固設してある。
なお、符号(8)は側壁内面(4)を覆う状態に貼りつけたタイル部を示す。
上記装置本体(7)内には第1給水室(9)を形成して、この第1給水室(9)に給水路(10)を連通連結してあり、この第1給水室(9)を横断する状態に、前後方向に支軸(11)を固定し、この支軸(11)の先端部(12)を装置本体(7)から前方へ突出させてある。
上記支軸(11)の先端部(12)にはケーシング(17)を支軸(11)の軸心(14)回りに回転可能に付設してあり、支軸(11)内部に通気路(15)を形成して、この通気路(15)を支軸(11)の後部(13)に接続した吸気路(16)に連通連結してある。
上記ケーシング(17)は有底筒状のケーシング本体(18)とその前面に固定した円盤状の蓋板(19)とからなり、ケーシング(17)内に形成した第2給水室(20)を上記第1給水室(9)に連通してある。
上記ケーシング本体(18)は、後部を装置本体(7)の前面に形成した首部(21)に外嵌して回転可能に支持してあり、一方、蓋板(19)の中央に上記支軸(11)の先端部(12)を貫通させて回転可能に支持してある。
この蓋板(19)はエジェクタノズル(22)の支持部材(S)を構成しており、上記支軸(11)の軸心(14)回りに複数のエジェクタノズル(22)を等間隔に位置させて固設してある。
なお、本実施例1では装置本体(7)の前方で外枠(6)の内部に支持部材(S)である蓋板(19)を配置したが、支持部材(S)は装置本体内に設けてもよい。
また、本発明では支持部材に固定するエジェクタノズルの個数は1個でもよいが、本実施例1のように複数個のエジェクタノズル(22)を支軸(11)の軸心(14)回りに等間隔に配置させると支持部材(S)及びエジェクタノズル(22)の回転のバランスがよく、円滑に回転させることができる。
各エジェクタノズル(22)は、前部のノズル口(24)を浴槽(2)内に臨ませてあり、後部の水供給口(23)を前記第2給水室(20)に開口してある。従って、この水供給口(23)は、この第2給水室(20)と前記の第1給水室(9)とからなる液体通路(L)を介して、前記の給液路(10)と接続されている。
一方、上記蓋板(19)の内部には空気室(26)を形成してあり、この空気室(26)に上記エジェクタノズル(22)の吸気口(25)を開口するとともに、支軸(11)の側面に放射状に設けた小孔(27)を介してこの空気室(26)を前記通気路(15)に連通してある。従って、上記の吸気口(25)は、上記の空気室(26)と小孔(27)と通気路(15)とからなる気体通路(G)を介して、前記の吸気路(16)と接続されている。
上記第2給水室(20)内には、支軸(11)周囲に固定羽根(28)を固定して装置本体(7)の首部(21)内に形成した給水口(29)に臨ませるとともに、固定羽根(28)の前方に回転羽根(30)を回転可能に設けてある。
この回転羽根(30)の前部には太陽歯車(31)を取付けてあり、支軸(11)に固定した支持板(32)に支持される遊星歯車(33)を介してこの太陽歯車(31)をケーシング本体(18)の内面に設けた内歯車(34)に連動連結してある。なお、符号(35)は支持板(32)を支軸(11)に固定する固定ピンを示す。
次に、上記のように構成した噴流供給装置の作動を説明する。
図外の水ポンプにより給水路(10)から第1給水室(9)へ供給された温水(W)は給水口(29)から第2給水室(20)へ流入し、固定羽根(28)から回転羽根(30)へと案内される。この固定羽根(28)と回転羽根(30)とは正面視で互いに逆方向に羽根を湾曲させてあり、回転羽根(30)は温水(W)の水圧を受けて回転する。この回転羽根(30)に生じた回転力により、太陽歯車(31)、遊星歯車(33)、内歯車(34)及びケーシング本体(18)を介して、支持部材(S)である蓋板(19)が支軸(11)の軸心(14)回りに回転し、この蓋板(19)に固定されている上記のエジェクタノズル(22)と蓋板(19)内に形成された空気室(26)も、それぞれ軸心(14)回りに回転する。
回転羽根(30)を回転させた温水(W)は、エジェクタノズル(22)後部の水供給口(23)からエジェクタノズル(22)内へ供給され、ノズル口(24)から浴槽(2)内へ吹出される。このとき、上記の気体通路(G)は前記の液体通路(L)と区画されているので、エジェクタノズル(22)内に発生した負圧により、上記の吸気路(16)の空気(A)がこの気体通路(G)の通気路(15)と小孔(27)と空気室(26)とを順に経て吸気口(25)から吸い込まれ、このエジェクタノズル(22)内で温水(W)と混合される。一方、上記エジェクタノズル(22)は支持部材(S)である蓋板(19)に固定されてケーシング(17)とともに回転するので、上記のノズル口(24)から支軸(11)の軸心(14)回りに回転する気液混合噴流(M)が吹出される。
上記実施例1では回転羽根を支軸回り回転可能に設けたが、ケーシング内面に固設してもよく、また、回転可能に支持された支軸に蓋板を固定した場合にはこの支軸に回転羽根を固定してもよい。これらの場合には歯車装置を必要としないので、温水に含まれるゴミ等が回転駆動を妨げる虞れがない。
また、上記実施例1では浴槽(2)の横側壁(3)に装置本体(7)を固定し、支軸(11)を水平方向に支持したが、本発明の噴流供給装置は浴槽内に臨む部位であればいずれに設けてもよく、例えば浴槽の下側壁に装置本体を固定し、支軸を垂直方向に支持してもよい。この場合には気液混合噴流は下側壁側から上方に向けて吹出される。
図2は実施例2を示し、図2(a)はケーシングの縦断側面図、図2(b)は図2(a)のB−B線矢視断面図である。
この実施例2では、図2(b)に示すように、蓋板(19)に固設したエジェクタノズル(22)の噴流吹出し方向(D)を、支軸(11)の軸心(14)回りにねじらせて形成してあり、ノズル口(24)から吹出す気液混合噴流(M)の液圧によりその反力を受けて支持部材(S)である蓋板(19)が支軸(11)の軸心(14)回りを回転する。
なお、符号(36)は支軸(11)に固定ピン(37)で固定した取付ステーを示し、蓋板(19)を位置決めして回転可能に支持する。
この実施例2では、第2給水室(20)からエジェクタノズル(22)へ温水(W)を供給し、エジェクタノズル(22)から気液混合噴流(M)を吹出すだけで支持部材(S)である蓋板(19)が回転するので、支持部材(S)を回転させるために格別の駆動装置を必要とせず、噴流供給装置(1)の構造を極めて簡略にすることができる。
なお、この実施例2では、エジェクタノズル(22)の噴流吹出し方向(D)を支軸(11)の軸心(14)回りにねじらせて形成することにより、ノズル口(24)から吹出す気液混合噴流(M)の液圧でエジェクタノズル(22)を固設した支持部材(S)を回転させているが、この構成に加えて、回転するケーシングの内面に羽根を固設する等、上記実施例1のような回転羽根の構成を併用してもよく、この場合にはエジェクタノズルへ供給する液流により一層効率よく支持部材を回転させることができる。
上記実施例1及び実施例2ではいずれもケーシング(17)の前面の蓋板(19)にエジェクタノズル(22)を固設したが、エジェクタノズルは支持部材に固設してあればよく、例えば図3に示す実施例3のように、支軸(11)の先端部(12)や第2給水室(20)の周側壁(38)に設けた支持部材(S)に固設してもよい。
即ち、この実施例3では、支軸(11)を装置本体(7)に回転可能に支持し、この支軸(11)の先端部(12)に通気管(39)を固定し、先端部(12)の外周面に第2給水室(20)を固定してある。この第2給水室(20)は周側壁(38)に曲管(40)を固定してあり、この周側壁(38)の後部を軸受(41)を介して外枠(6)に回転可能に支持してある。
そして、上記通気管(39)と曲管(40)とで支持部材(S)を構成してあり、エジェクタノズル(22)はその側面を通気管(39)に固設して吸気口(25)を支軸(11)内の通気路(15)に連通連結してある。即ち、この吸気口(25)は、通気管(39)の内部空間(39a)と支軸(11)内の通気路(15)とからなる気体通路(G)を介して吸気路(16)と接続されている。
一方、エジェクタノズル(22)はその後部を曲管(40)に固設して水供給口(23)を第2給水室(20)に連通連結してある。即ち、この水供給口(23)は、曲管(40)の内部空間(40a)と第2給水室(20)と第1給水室(9)とからなる液体通路(L)を介して、給液路(10)と接続されている。
なお、この実施例3では、上記実施例2と同様、エジェクタノズル(22)からの噴流吹出し方向を支軸(11)の軸心(14)回りにねじらせて形成してあり、ノズル口(24)から吹出す気液混合噴流(M)の反力を受けてエジェクタノズル(22)が支持部材(S)及び支軸(11)とともに回転する。但し、この実施例3においても、実施例1と同様、第2給水室内に回転羽根を設け、この回転羽根を支持部材に連動連結して支持部材とともにエジェクタノズルを回転させてもよい。
上記実施例ではいずれも給水路から供給する温水の水圧により支持部材とともにエジェクタノズルを回転させたが、本発明の支持部材は支軸の軸心回りに回転可能であればよく、別の回転駆動源を設けて支持部材を回転可能に構成してもよい。
即ち、図4は実施例4を示す縦断側面図であり、支軸(11)を装置本体(7)に回転可能に支持し、この支軸(11)の先端部(12)に支持部材(S)であるケーシング(42)を固定するとともに、支軸(11)の後部にスプロケット(43)を介して水流モータ(44)を連動連結してある。
上記装置本体(7)は、給水路(10)を連通連結した第1給水室(9)と、その前方に区画形成して吸気路(16)を連通連結した第1空気室(45)とからなり、両室(16・45)を前後に貫通させて支軸(11)を支持してある。
この支軸(11)の内部には通水路(46)が形成してあり、この通水路(46)の後部を上記第1給水室(9)に連通するとともに、前端部を上記ケーシング(42)内に形成した第2給水室(20)に連通してある。
上記ケーシング(42)は内壁(47)と外壁(48)とからなる二重壁で形成してあり、内・外壁(47・48)間に通気路(15)を形成してある。ケーシング(42)の前部には第2空気室(49)が形成してあり、上記通気路(15)を介してこの第2空気室(49)を前記第1空気室(45)に連通させてある。
一方、上記ケーシング(42)の前面には支軸(11)の軸心(14)回りに等間隔にエジェクタノズル(22)を固定してあり、エジェクタノズル(22)の水供給口(23)を第2給水室(20)に、吸気口(25)を第2空気室(49)にそれぞれ開口してある。従って、エジェクタノズル(22)の水供給口(23)は、この第2給水室(20)と上記の通水路(46)と第1給水室(9)とからなる液体通路(L)を介して給液路(10)に接続してあり、エジェクタノズル(22)の吸気口(25)は、上記の第2空気室(49)と通気路(15)と第1空気室(45)とからなる気体通路(G)を介して吸気路(16)に接続してある。
上記支軸(11)の後部にはスプロケット(43)を介して回転駆動源である水流モータ(44)を連動連結してあるので、制御装置(50)で水流モータ(44)の駆動を制御することにより、支軸(11)及び支持部材(S)を介してエジェクタノズル(22)の回転方向や回転速度を、給水路(10)からの温水(W)の供給速度とは無関係に変更し設定することができる。
図5は実施例5を示す噴流供給装置の縦断側面図であり、支軸(11)の先端部(12)に支持部材(S)である4本の連通管(51)を放射状に固定してあり、この連通管(51)の先端にそれぞれエジェクタノズル(22)を固定し、この連通管(51)を介してエジェクタノズル(22)の水供給口(23)を支軸(11)内の通水路(46)に連通連結してある。即ち、この水供給口(23)は、この連通管(51)の内部と通水路(46)と第1給水室(9)とからなる液体通路(L)を介して給液路(10)に接続してある。
一方、支軸(11)の周囲には前部に第2空気室(49)が固設してあり、この第2空気室(49)を装置本体(7)内の第1空気室(45)に連通するとともに、通気路(15)を介してエジェクタノズル(22)の吸気口(25)を連通してある。即ちこの吸気口(25)は、通気路(15)と第2空気室(49)と第1空気室(45)とからなる気体通路(G)を介して吸気路(16)に接続してある。
他の構成は上記実施例4と同一であり、図外の回転駆動源により支軸(11)及び支持部材(S)が回転し、エジェクタノズル(22)から支軸(11)の軸心(14)回りに旋回する螺旋状の気液混合噴流(M)が吹出される。
図6は単一のエジェクタノズルを用いた実施例6を示す噴流供給装置(1)の縦断側面図であり、装置本体(7)に支軸(11)を前後に貫通させて回転可能に支持してある。この支軸(11)は、装置本体(7)から前方へ突出している部分の中間部を屈曲させるとともに、先端部(12)で支持部材(S)を構成してあり、この支軸先端部(12)にエジェクタノズル(22)を固設してある。また、上記支軸(11)の後部は装置本体(7)から後方へ突出させてあり、給水路(10)の中間部に設けた水流モータ(44)にスプロケット(43・43)を介して連動連結してある。
上記給水路(10)から温水(W)を供給すると、その水圧により支軸(11)が水流モータ(44)を介して回転し、エジェクタノズル(22)は、その内部で上記温水(W)と吸気路(16)からの空気(A)とを混合して気液混合噴流(M)を吹出しながら、支軸(11)の軸心(14)回りを回転する。
図7及び図8は実施例7を示し、図7は噴流供給装置の支軸先端部の一部破断側面図、図8は平面図である。
この実施例7では、装置本体(7)を浴槽の底側壁に固定し、図7に示すように支軸(11)を垂直方向に位置させて装置本体(7)回転可能に支持してある。また、支軸(11)は図外の回転駆動源に連動連結してあり、図8に示すように、軸心(14)を中心に揺動回転するように構成してある。
装置本体(7)から上方へ突出させた支軸(11)は中間部を90度に折り曲げてあり、支持部材(S)を構成する支軸先端部(12)にエジェクタノズル(22)を固設してある。従って、エジェクタノズル(22)のノズル口(24)は水平方向に向けてあり、このノズル口(24)から所定の揺動範囲(R)において波形状に気液混合噴流(M)を吹出す。
なお、本実施例7ではエジェクタノズルを水平方向に揺動回転させたが、支軸を水平方向に支持してエジェクタノズルを上下方向に揺動回転させてもよい。
なお、上記実施例ではいずれもエジェクタノズルに吸気路を接続して気液混合噴流を吹出すようにしてあり、気液混合噴流中の気泡が液中で破裂することにより圧力変動を生じるので、効果的に入浴者をマッサージすることができる。
本発明の噴流供給装置は、浴槽に設けた個々のエジェクタノズルから浴槽内へ広範囲に噴流を供給できることから、いわゆるジェットバスに好適に用いられる。
本発明の実施例1を示す浴槽内への噴流供給装置の縦断側面図である。 実施例2を示し、図2(a)はケーシングの縦断側面図、図2(b)は図2(a)のB−B線矢視断面図である。 実施例3を示す、図1相当図である。 実施例4を示す、図1相当図である。 実施例5を示す、図1相当図である。 実施例6を示す、図1相当図である。 実施例7を示す、噴流供給装置の支軸先端部の一部破断側面図である。 実施例7を示す、平面図である。
符号の説明
2…浴槽、3…側壁、7…装置本体、10…給液路(給水路)、11…支軸、12…支軸の先端部、14…軸心、22…エジェクタノズル、23…水供給口、24…ノズル口、25…吸気口、30…回転羽根、44…回転駆動源(水流モータ)、A…空気、G…気体通路、L…液体通路、S…支持部材、M…噴流(気液混合噴流)、D…噴流吹出し方向、W…液体(温水)

Claims (4)

  1. エジェクタノズル(22)をそのノズル口(24)が浴槽(2)内に臨む状態で配置し、このエジェクタノズル(22)に給液路(10)を接続してノズル口(24)から浴槽(2)内の液中へ噴流(M)を吹出すように構成した浴槽内への噴流供給装置において、
    浴槽(2)に装置本体(7)を固定してこの装置本体(7)に支軸(11)を支持させ、
    この支軸(11)の浴槽(2)内側の先端部(12)に支持部材(S)を設けて、この支持部材(S)に前記エジェクタノズル(22)を固設し、
    この支持部材(S)を上記支軸(11)の軸心(14)回りに回転可能に構成したことを特徴とする、浴槽内への噴流供給装置。
  2. ノズル口(24)と給液路(10)との間に回転羽根(30)を回転可能に設け、この回転羽根(30)を支持部材(S)に連結した、請求項1に記載の浴槽内への噴流供給装置。
  3. エジェクタノズル(22)からの噴流吹出し方向(D)を、支軸(11)の軸心(14)回りにねじらせて形成した、請求項1に記載の浴槽内への噴流供給装置。
  4. 支軸(11)を装置本体(7)に回転可能に支持し、この支軸(11)の先端部(12)に支持部材(S)を固定するとともに、支軸(11)の後部に回転駆動源(44)を連動連結した、請求項1に記載の浴槽内への噴流供給装置。
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