JP2006067671A - 積層コイルおよびこれを用いたモータ - Google Patents
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Abstract
【課題】非導電性基板の上に導電性ペーストのコイルパターンを印刷したコイルシートを複数枚積層した積層コイルにおいて、コイルの巻数を任意に調整できるコイルを実現する。
【解決手段】導電性ペーストにより複数個のコイルパターンを印刷した非導電性基材を積層し、スルーホールにてそれぞれの層の前記コイルパターンを電気的に接続して複数層のコイルをひとつの積層構造体として形成した積層コイルにおいて、前記積層コイルを複数枚用い、これらを直列接続したことを特徴とする積層コイル。
【選択図】図1
【解決手段】導電性ペーストにより複数個のコイルパターンを印刷した非導電性基材を積層し、スルーホールにてそれぞれの層の前記コイルパターンを電気的に接続して複数層のコイルをひとつの積層構造体として形成した積層コイルにおいて、前記積層コイルを複数枚用い、これらを直列接続したことを特徴とする積層コイル。
【選択図】図1
Description
本発明は積層コイルに関する。
従来の積層コイルを、図2に示す。複数個のコイルパターン116、117、118、119を印刷した非導電性基材111、112、113、114、115を積層し、スルーホールにてそれぞれの層の前記コイルパターンを電気的に接続して複数層のコイルをひとつの積層構造体として形成している(例えば、特許文献1、2参照)。
特開平5−336712号公報
特開2003−174749号公報
上記積層コイルはモータの巻線に利用されるが、その巻き数はモータが使用される回転数や負荷トルク、電源電圧により異なり、それぞれの条件に応じて最適な巻数にする必要がある。しかしながら、従来の積層コイルの巻数は、製造プロセスで決まってしまうために、回転数や電圧などモータの使用環境の変化による巻数調整がしにくく、さまざまなモータ仕様に対応できないことが大きな課題であった。特に巻数が大きい場合は積層できる基材に限界があるため、100ターンを越えるような用途では製作しにくいことが問題である。
上記課題を解決するために本発明は、導電性ペーストにより複数個のコイルパターンを印刷した非導電性基材を積層し、スルーホールにてそれぞれの層の前記コイルパターンを電気的に接続して複数層のコイルをひとつの積層構造体として形成した積層コイルにおいて、前記積層コイルを複数枚用い、これらを直列接続したことを特徴とするため、直列に接続する積層コイルの枚数を調整することで、コイルの巻数を任意に設定することが可能である。
本発明のコイルは、一定巻数のコイルパターンを非導電性基材のうえに印刷し、これらを複数枚積層し、それぞれの基板上のコイルをスルーホールにて電気的に接続した積層コイル基板を複数枚直列に接続することで、コイルの巻数を任意に設定できるため、モータの使用条件に最適なコイルを製作することが可能である。
以下、本発明の最良の形態を、図面とともに説明する。
実施例1について図1をもとに説明する。図1において1、2、3はあらかじめ決められた巻数のコイルパターンを積層して作られた積層コイルである。図1の(a)は積層コイルが3枚積層されているのを示した斜視図であり、(b)は電気的接続図である。図1では、3枚の積層コイルをさらに積層して直列に接続した例を示している。積層コイル1枚の巻数をnとすれば直列に接続したコイル全体の巻数は3nになる。図1(b)から明らかなように、巻数nの各コイルが直列に接続されており全体では3nの巻数になる。
このように1枚の積層コイルの巻数を小さめに設定しておき、これらを任意に複数枚直
列接続することでコイルの巻数を任意に設定することが可能になる。
また積層コイルは、厚みが数μm〜数10μm程度コイルパターンを複数枚積層して任意の巻数を得ているが、その製造上で積層できる厚みに限界があるため、巻数が数百ターンも必要な場合は1枚の積層コイルでコイルを構成することは不可能である。したがって、本発明のように積層コイルを複数枚直列に接続することで、巻数が百ターンを越えるような場合でも、必要な巻数を容易に得ることが可能になる。
列接続することでコイルの巻数を任意に設定することが可能になる。
また積層コイルは、厚みが数μm〜数10μm程度コイルパターンを複数枚積層して任意の巻数を得ているが、その製造上で積層できる厚みに限界があるため、巻数が数百ターンも必要な場合は1枚の積層コイルでコイルを構成することは不可能である。したがって、本発明のように積層コイルを複数枚直列に接続することで、巻数が百ターンを越えるような場合でも、必要な巻数を容易に得ることが可能になる。
本発明の積層コイルは、薄型モータに最適であり、回転数や電圧仕様が様々である光メディア用スピンドルモータなどの用途に非常に有用である。
1、2、3 積層コイル
111、112、113、114、115 非導電性基材
116、117、118、119 コイルパターン
111、112、113、114、115 非導電性基材
116、117、118、119 コイルパターン
Claims (3)
- 導電性ペーストにより複数個のコイルパターンを印刷した非導電性基材を積層し、スルーホールにてそれぞれの層の前記コイルパターンを電気的に接続して複数層のコイルをひとつの積層構造体として形成した積層コイルにおいて、前記積層コイルを複数枚用い、これらを直列接続したことを特徴とする積層コイル。
- 導電性ペーストにより複数個のコイルパターンを印刷したセラミック基材を積層し、スルーホールにてそれぞれの層の前記コイルパターンを電気的に接続して複数層のコイルをひとつの積層構造体として形成した積層セラミックコイルにおいて、前記積層セラミックコイルを複数枚用い、これらを直列接続したことを特徴とする積層セラミックコイル。
- 導電性ペーストにより複数個のコイルパターンを印刷した非導電性基材を積層し、スルーホールにてそれぞれの層の前記コイルパターンを電気的に接続して複数層のコイルをひとつの積層構造体として形成した積層コイルにおいて、前記積層コイルを複数枚用い、これらを直列接続した積層コイルを用いたことを特徴とした電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004245596A JP2006067671A (ja) | 2004-08-25 | 2004-08-25 | 積層コイルおよびこれを用いたモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004245596A JP2006067671A (ja) | 2004-08-25 | 2004-08-25 | 積層コイルおよびこれを用いたモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006067671A true JP2006067671A (ja) | 2006-03-09 |
Family
ID=36113652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004245596A Pending JP2006067671A (ja) | 2004-08-25 | 2004-08-25 | 積層コイルおよびこれを用いたモータ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2006067671A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009097782A1 (zh) * | 2008-01-30 | 2009-08-13 | Yong Di | 一种多幅图像合成一幅图像显示的方法及其显示组件 |
JP2018093650A (ja) * | 2016-12-06 | 2018-06-14 | 三菱電機株式会社 | 積層コイル、固定子およびモータ |
-
2004
- 2004-08-25 JP JP2004245596A patent/JP2006067671A/ja active Pending
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WO2009097782A1 (zh) * | 2008-01-30 | 2009-08-13 | Yong Di | 一种多幅图像合成一幅图像显示的方法及其显示组件 |
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