JP2006067433A - 移動通信システム、無線基地局 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、無線基地局の上位装置側が、下位装置たる無線基地局において実行される適応変調制御の動向(予測)を把握可能とすることを1つの目的とする。また、把握した適応変調制御の動向(予測)に基づいて、上位装置側における帯域制御を行うことを目的の1つとする。
【解決手段】 本発明では、移動局と無線基地局との間で適応変調制御を実行する移動通信システムにおいて、前記適応変調制御に用いるパラメータに関する情報を該無線基地局の上位装置側に送信する送信処理部を備えた、ことを特徴とする移動通信システムを用いる。また、本発明では、前記上位装置側において、前記パラメータを用いた帯域制御を実行する帯域制御部、を備えたことを特徴とする移動通信システムを用いる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、移動通信システム及び無線基地局に関し、例えば、HSDPA方式を採用した移動通信システム及び無線基地局に関する。
図1に、移動通信システムの構成を示す。
種々の方式に従った移動通信システムが存在するが、ここでは、W−CDMA(UMTS)移動通信システムを1例としてとりあげて説明する。
図において、1はコアネットワーク、2、3は無線基地局制御装置(RNC:Radio Network Controller)、4、5は多重分離装置、6〜6は無線基地局(RodeB)、7は移動局(UE:User equipment)をそれぞれ示す。
コアネットワーク1は、移動通信システム内においてルーティングを行うためのネットワークであり、例えば、ATM交換網、パケット交換網、ルーター網等によりコアネットワークを構成することができる。
尚、コアネットワーク1は、他の公衆網(PSTN)等とも接続され、移動局7が固定電話等との間で通信を行うことも可能としている。
無線基地局制御装置2、3は、無線基地局6〜6の上位装置として位置付けられ、これらの無線基地局6〜6の制御(使用する無線リソースの管理等)を行う機能を備えている。また、ハンドオーバ時において、1つの移動局7からの信号を配下の複数の無線基地局から受信し、品質が良い方のデータを選択してコアネットワーク1側へ送出するハンドオーバ制御機能も備えている。
ここで、サービングRNC(S−RNC)、ドリフトRNC(D−RNC)の概念について説明する。
移動局7が発信、着信した際に、最初にその処理を担当した無線基地局制御装置はサービングRNC(図1にでは、RNC2とする)と称される。
その後、移動局7が通信を継続しながら、右方向に移動すると、サービングRNC2の配下の無線基地局6が形成する無線エリアからRNC3の配下の無線線基地局6が形成する無線エリアに移ることとなる。
移動局7が無線エリアの重複領域に在圏する場合は、いわゆるハンドオーバ状態(ソフトハンドオーバ状態)となり、移動局7からの信号は無線基地局6、6の双方の無線基地局で受信され、受信信号は多重分離装置4、5を介してそれぞれRNC2、3に到達する。
一方、移動局7についてのデータの遣り取りをコアネットワーク側と行う際には、窓口となるRNCは、1つのRNC(サービングRNC)とされる。
従って、RNC3は、移動局7からの受信信号をサービングRNC2へ転送する(コアネットワーク1を介して転送してもよいし、RNC2、3間で直接の接続回線が設けられている場合は、コアネットワーク1を介さず、この直接の接続回線を介して転送する)。
移動局7にとって、サービングRNCとして機能するRNC2は、RNC3から受け取った移動局からの受信信号と、配下の無線基地局から受け取った移動局からの受信信号との間で選択を行い、選択した方のデータをコアネットワーク1側に引き渡すのである。
尚、RNC3は、サービングRNCに対して、ドリフトRNCと称される。
さて、ハンドオーバが完了すると、サービングRNC2の配下の無線基地局6〜6と移動局7との間の無線回線は切断されることとなるが、その後も、ドリフトRNC3はサービングRNC2へ移動局7からの受信信号を転送し、サービングRNC2がコアネットワーク1側に対して移動局7からの信号を引き渡すこととなる。
もちろん、下り方向(コアネットワーク1側から移動局7方向)に信号を送信する場合も同様であり、まず、コアネットワーク1からサービングRNC2に信号が送信され、サービングRNC2が状況に応じて自らの配下の無線基地局6〜6から信号を送信するか、ドリフトRNC3に信号を転送して、ドリフトRNC3配下の無線基地局6、6から信号を送信するかを判断(双方から送信する場合もある)する。
次に、多重分離装置4、5は、RNCと無線基地局との間に設けられ、RNC2、3から受信した各無線基地局宛ての信号を分離し、各無線基地局宛てに出力するとともに、各無線基地局からの信号を多重して各RNC側に引き渡す制御を行う。
無線基地局6〜6はRNC2、無線基地局6、6はRNC3により無線リソースを管理されつつ、移動局7との間の無線通信を行う。
移動局7は、無線基地局6の無線エリア内に在圏することで、無線基地局6との間で無線回線を確立し、コアネットワーク1を介して他の通信装置との間で通信を行う。
尚、コアネットワーク1とRNC2、3との間のインタフェースをIuインタフェース、RNC2、3間のインタフェースをIurインタフェース、RNC2、3と各無線基地局6との間のインタフェースをIubインタフェース、無線基地局6と移動局7との間のインタフェースをUuインタフェースと称し、2〜6の装置で形成されるネットワークを特に無線アクセスネットワーク(RAN)と称する。
また、コアネットワーク1とRNC2、3との間の回線は、Iu、Iurインタフェース(複数のRNCとの間の複数のIurインタフェース)のために共用され、RNC2、3と多重分離装置4、5との間の回線は、複数の無線基地局用のIubインタフェースのために共用されている。
以上が一般的な移動通信システムに関する説明であるが、更に、高速な下り方向のデータ伝送を可能とする技術としてHSDPA方式が採用されることがある。
ここで、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)について簡単に説明する。
・「HSDPA」
HSDPAは、適応符号化変調方式(AMC:Adaptive Modulation and Coding)を採用しており、例えば、QPSK変調方式(QPSK modulation scheme)と16値QAM方式(16 QAM scheme)とを無線基地局、移動局間の無線環境に応じて適応的に切りかえることを特徴としている。
また、HSDPAは、H−ARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)方式を採用している。H−ARQでは、移動局は無線基地局からの受信データについて誤りを検出した場合に、当該無線基地局に対して再送要求(NACK信号の送信)を行う。この再送要求を受信した無線基地局は、データの再送を行うので、移動局は、既に受信済みのデータと、再送された受信データとの双方を用いて誤り訂正復号化を行う。このようにH−ARQでは、誤りがあっても既に受信したデータを有効に利用することで、誤り訂正復号の利得が高まり、結果的に再送回数が少なく抑えられることとなる。なお、ACK信号を移動局から受信した場合は、データ送信は成功であるから再送は不要であり、次のデータの送信を行うこととなる。
HSDPAに用いられる主な無線チャネルは、HS−SCCH(High Speed-Shared Control Channel)、HS−PDSCH(High Speed-Physical Downlink Shared Channel)、HS−DPCCH(High Speed-Dedicated Physical Control Channel)がある。
HS−SCCH、HS−PDSCHは、双方とも下り方向(即ち、無線基地局から移動局への方向であるダウンリンク)の共通チャネル(shared channel)であり、HS−SCCHは、HS−PDSCHにて送信するデータに関する各種パラメータを送信する制御チャネルである。言い換えれば、HS−PDSCHを介してデータの送信が行われることを通知(予告)するチャネルである。
各種パラメータとしては、例えば、どの変調方式を用いてHS−PDSCHによりデータを送信するかを示す変調方式情報や、拡散符号(spreading code)の割当て数(コード数)、送信データに対して行うレートマッチングのパターン等の情報が挙げられる。
一方、HS−DPCCHは、上り方向(即ち、移動局から無線基地局への方向であるアップリンク)の個別の制御チャネル(dedicated control channel)であり、HS−PDSCHを介して受信したデータのエラーの有、無に応じてそれぞれ受信結果(ACK信号、NACK信号)を移動局が無線基地局に対して送信する場合に用いられる。即ち、HS−PDSCHを介して受信したデータの受信結果を送信するために用いられるチャネルである。尚、移動局がデータの受信に失敗した場合(受信データがCRCエラーである場合等)は、NACK信号が移動局から送信されるので、無線基地局は再送制御を実行することとなる。
その他、HS−DPCCHは、無線基地局からの受信信号の受信品質(例えばSIR)を測定した移動局が、その結果をCQI情報(Channel Quality Indicator)として無線基地局に送信するためにも用いられる。無線基地局は、受信したCQI情報により、下り方向の無線環境の良否を判断し、良好であれば、より高速にデータを送信可能な変調方式に切りかえ、逆に良好でなければ、より低速にデータを送信する変調方式に切りかえる(即ち、適応変調を行う)。
・「チャネル構造」
次に、HSDPAにおけるチャネル構成について説明する。
図2は、HSDPAにおけるチャネル構成を示すための図である。尚、W−CDMAは、符号分割多重方式を採用するため、各チャネルは符号により分離されている。
まず、説明していないチャネルについて簡単に説明しておく。
CPICH(Common Pilot Channel)、SCH(Synchronization Channel)は、それぞれ下り方向の共通チャネルである。
CPICHは、移動局においてチャネル推定、セルサーチ、同一セル内における他の下り物理チャネルのタイミング基準として利用されるチャネルであり、いわゆるパイロット信号を送信するためのチャネルである。SCHは、厳密には、P−SCH(Primary SCH)、S−SCH(Secondary SCH)があり、各スロットの先頭の256チップでバースト状に送信されるチャネルである。尚、SCHは、3段階セルサーチを行う移動局によって受信され、スロット同期、フレーム同期を確立するために用いられる。
次に、図2を用いて、チャネルのタイミング関係について説明する。
図のように、各チャネルは、15個のスロット(各スロットは、2560チップ長相当)により、1フレーム(10ms)を構成している。先に説明したように、CPICHは他のチャネルの基準として用いられるため、P−CCPCH及びHS−SCCHのフレームの先頭はCPICHのフレームの先頭と一致している。ここで、HS−PDSCHのフレームの先頭は、HS−SCCH等に対して2スロット遅延しているが、移動局がHS−SCCHを介して変調方式情報を受信してから、受信した変調方式に対応する復調方式でHS−PDSCHの復調を行うことを可能にするためである。また、HS−SCCH、HS−PDSCHは、3スロットで1サブフレームを構成している。
HS−DPCCHは、上り方向のチャネルであり、その第1スロットは、HS−PDSCHの受信から約7.5スロット経過後に、HS−PDSCHの受信結果を示すACK/NACK信号を移動局から無線基地局に送信するための用いられる。また、第2、第3スロットは、適応変調制御のためのCQI情報を定期的に基地局にフィードバック送信するために用いられる。ここで、送信するCQI情報は、CQI送信の4スロット前から1スロット前までの期間に測定した受信環境(例えば、CPICHのSIR測定結果)に基づいて算出される。
上述した、HSDPAに関連する事項は、例えば次の非特許文献1、2に開示されている。
3G TS 25.212(3rd Generation Partnership Project: Technical SpecificationGroup Radio Access Network ; Multiplexing and channel coding (FDD)) 3G TS 25.214(3rd Generation Partnership Project: Technical SpecificationGroup Radio Access Network ; Physical layer procedures (FDD))
先に説明した背景技術では、無線基地局は、受信環境(無線環境)についての情報を移動局から受信することで適応変調制御を実行するが、その受信環境についての情報(適応変調制御に用いるパラメータ)は、無線基地局で終端されてしまっている。
そこで、本発明は、無線基地局の上位装置側が、下位装置たる無線基地局において実行される適応変調制御の動向(予測)を把握可能とすることを1つの目的とする。
また、把握した適応変調制御の動向(予測)に基づいて、上位装置側における帯域制御を行うことを目的の1つとする。
尚、上記目的に限らず、後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成により導かれる効果であって、従来の技術によっては得られない効果を奏することも本発明の目的の1つとして位置付けることができる。
(1)本発明では、移動局と無線基地局との間で適応変調制御を実行する移動通信システムにおいて、前記適応変調制御に用いるパラメータに関する情報を該無線基地局の上位装置側に送信する送信処理部を備えた、ことを特徴とする移動通信システムを用いる。
(2)また、本発明では、前記適応変調制御は、前記無線基地局が前記移動局へ送信する信号に適用される、ことを特徴とする(1)記載の移動通信システムを用いる。
(3)また、本発明では、前記適応変調制御は、前記移動局が前記無線基地局へ送信する信号に適用される、ことを特徴とする(1)記載の移動通信システムを用いる。
(4)また、本発明では、前記パラメータに関する情報は、異なる複数の移動局との間で実行される適応変調制御に用いる各パラメータを集約して得られた情報である、ことを特徴とする(1)記載の移動通信システムを用いる。
(5)また、本発明では、前記上位装置側において、前記パラメータを用いた帯域制御を実行する帯域制御部、を備えたことを特徴とする(1)記載の移動通信システムを用いる。
(6)また、本発明では、前記上位装置として、少なくとも多重分離装置と無線基地局制御装置とを含み、前記帯域制御の対象は、該無線基地局制御装置と多重分離装置との間の回線であって、複数の無線基地局によって共用されている回線である、ことを特徴とする(5)の移動通信システムを用いる。
(7)また、本発明では、前記上位装置として、少なくとも複数の無線基地局制御装置とコアネットワークとを含み、前記帯域制御の対象は、該コアネットワークを介した該複数の無線基地局制御装置間の回線であって、該複数の無線基地局制御装置によって共用されている回線である、ことを特徴とする(5)記載の移動通信システムを用いる。
(8)本発明では、HSDPAに対応した移動通信システムにおいて、移動局から受信したCQI情報を上位装置側に送信する送信処理部を備えた、ことを特徴とする移動通信システムを用いる。
(9)また、本発明では、前記移動通信システムは、複数の無線基地局と1つのRNCとの間に設けられた多重分離装置と、前記CQI情報に基づいて、該RNCと該多重分離装置間の帯域を制御する帯域制御部と、を備えたことを特徴とする(8)記載の移動通信システムを用いる。
(10)また、本発明では、前記移動通信システムは、複数のRNCと、前記CQI情報に基づいて、RNC間のIurインタフェースの帯域制御を行う帯域制御部と、を備えたことを特徴とする(8)記載の移動通信システムを用いる。
(11)本発明では、HSDPAに対応した移動通信システムにおいて、ドリフトRNCの配下の無線基地局が移動局から受信したCQI情報をサービングRNCに送信する送信処理部を備えた、ことを特徴とする移動通信システムを用いる。
(12)また、本発明では、前記サービングRNCは、受信した前記CQI情報に基づいて該サービングRNCと該ドリフトRNC間の帯域制御を行う帯域制御部、を備えたことを特徴とする(11)記載の移動通信システムを用いる。
(13)本発明では、HSDPAに対応した移動通信システムにおいて用いられる無線基地局において、移動局から受信したCQI情報を上位装置側に送信する送信処理部、を備えたことを特徴とする無線基地局を用いる。
(14)本発明では、移動局からの受信信号について受信品質を測定し、測定結果に応じて、該移動局に対して、適応変調制御に用いるパラメータを送信する無線基地局において、該パラメータに関する情報を上位装置側に送信する送信処理部、を備えたことを特徴とする無線基地局を用いる。
本発明によれば、無線基地局の上位装置側が、下位装置たる無線基地局において実行される適応変調制御の動向(予測)を把握可能となる。
また、把握した適応変調制御の動向(予測)に基づいて、上位装置側における帯域制御を行うことができる。
以下、図面を参照することにより、本発明の実施の形態について説明する。
〔a〕第1実施形態の説明
第1実施形態では、適応変調制御に用いるパラメータに関する情報を上位装置側に送信する機能を無線基地局に持たせることとする。
図3は、本発明に係る移動通信システムの構成の1例を示すものである。移動通信システムとしては、種々のものが考えられるが、ここでは、背景技術の説明と同様、W−CDMA(UMTS)移動通信システムをベースとした、HSDPAに対応した移動通信システムについて説明することとする。もちろん、移動局と無線基地局との間で適応変調制御を行う他の移動通信システムにも適用することができる。
図において、11はコアネットワーク、12、13は無線基地局制御装置(RNC:Radio Network Controller)、14、15は多重分離装置、16〜16は無線基地局(RodeB)、17は移動局(UE:User equipment)をそれぞれ示す。
コアネットワーク11は、移動通信システム内においてルーティングを行うためのネットワークであり、例えば、ATM交換網、パケット交換網、ルーター網等によりコアネットワークを構成することができる。
尚、コアネットワーク11は、無線基地局16〜16の上位装置として位置付けられ、他の公衆網(PSTN)等とも接続され、移動局17が固定電話等との間で通信を行うことも可能としている。
無線基地局制御装置12、13は、コアネットワークの構成装置と同様に、無線基地局16〜16の上位装置として位置付けられ、これらの無線基地局16〜16の制御(使用する無線リソースの管理等)を行う機能を備えている。また、ハンドオーバ時において、1つの移動局17からの信号を配下の複数の無線基地局から受信し、品質が良い方のデータを選択してコアネットワーク11側へ送出するハンドオーバ制御機能も備えている。
尚、サービングRNC、ドリフトRNCの概念、基本的な動作については背景技術と同様である。
多重分離装置14、15は、RNCと無線基地局装置との間に設けられ、RNC12、13から受信した各無線基地局宛ての信号を分離し、各無線基地局宛てに出力するとともに、各無線基地局からの信号を多重して対応するRNCに引き渡す制御を行う。
無線基地局16〜16はRNC12、無線基地局16、16はRNC13により無線リソースを管理されつつ、移動局17との間の無線通信を行う。
移動局17は、無線基地局16の無線エリア内に在圏することで、無線基地局16との間で無線回線を確立し、コアネットワーク11を介して他の通信装置との間で通信を行う。
この実施形態では、更に、各無線基地局16〜16の送信処理部は、移動局17から受信した適応変調制御のためのパラメータとしてのCQI情報を無線基地局制御装置(12、13)、コアネットワーク11側に送信する制御を行う。
送信されたCQI情報は、上位装置としてのRNC12(13)、コアネットワーク11によって受信される。
これにより、上位装置側において適応変調制御の動向(予測)が把握可能となり、各種制御に用いることができることとなる。
尚、適応変調制御に基づく送信が移動局17において実行されることもある。
この場合は、無線基地局16が、移動局17からの信号(例えば、既知信号であるパイロット信号)を受信し、受信品質(例えば、SIR)を測定することで、上り方向(移動局から無線基地局への方向)の無線環境を認識する。
そして、測定した受信品質に対応するパラメータを定期的に移動局17に送信するとともに、上位装置に対してもパラメータ送信処理部を用いてこのパラメータを定期的に送信する。
このパラメータは、例えば、値が大きいほどSIRが高いことを示し、値が小さいほどSIRが低いことを示す。
従って、値の大きいパラメータを受信した移動局17は、適応変調制御により、送信する信号の伝送速度が速くなる変調方式に切り換え、逆に、値の小さいパラメータを受信した移動局17は、適応変調制御により、送信する信号の伝送速度が遅くなる変調方式に切り換える。
これにより、移動局17は、無線基地局16から受信したパラメータに基づいて適応変調制御により無線信号を送信するとともに、無線基地局16の上位装置である無線基地局制御装置12(13)、コアネットワーク11等にもパラメータを送信するので、無線基地局制御装置12(13)、コアネットワーク11等は、受信したパラメータにより、移動局17における適応変調制御の動向(予測)が把握可能となり、各種制御に用いる路が開けることとなる。
以上が図3に示した第1実施形態における移動通信システムの動作の概要であるが、以下、各ノードの構成及び動作を詳細に説明する。
・「無線基地局制御装置12(13)」
図4は、無線基地局制御装置を示す図である。
図において、20は多重分離装置との通信用の第1インタフェース部、21はコアネットワーク側との通信用の第2インタフェース部をそれぞれ示す。
好ましくは、第1、2インタフェース部として、ATM方式に従った伝送を行うインタフェース部を採用することができる。もちろん、他の方式に従った伝送を行うこともできる。
22は各部の動作の制御を行う制御部を示し、3GPP移動通信システムに規定される、RLC(RLC:Radio Link Control)レイヤの制御を行なうRLCレイヤ処理機能も含むこともできる。
また、制御部22は、帯域制御を行うための処理機能部である帯域制御処理機能部23を備えている。
帯域制御の対象としては、第1インタフェース20を用いた多重分離装置14(15)との間の通信回線において、各無線基地局用に割当てる帯域、第2インタフェース部21を用いた各無線基地局制御装置との間の通信に用いる回線(Iur)のそれぞれに割当てる帯域等が挙げられる。
次に、コアネットワーク11側からの信号を多重分離装置14(15)側へ送信する際の動作について説明する。
制御部22は、コアネットワーク11側から受信した信号を、第2インタフェース部21で終端処理して得られたデータ(例えば、可変長のパケットデータとする)を所定長毎に分割し、例えば、RLC PDU(Packet Data Unit))を複数生成する。
尚、制御部22は、各PDUに対して連番を付すべく、分割した各RLC PDUのシーケンスナンバ領域にその連番を書き込む。このシーケンスナンバは、移動局17で、PDUの順番抜けを発見するために用いられ、順番抜けが発生した場合は、RLCレイヤにおける再送制御を行うために、移動局からNACK信号が送信され、NACK信号を受信した制御部22は、送信したRLC PDUを移動局17へ向けて再送信する(送信したRLC PDUはメモリ等に控えとして記憶しておく)。
さて、RLC PDUを生成した制御部22は、RLC PDUを複数まとめて、HS−DSCH FP(フレームプロトコル)に従ったフォーマットの信号を生成して、第1インタフェース部20に与え、例えば、ATMセル化してから多重分離装置14(15)側へ送出する。
・「多重分離装置14(15)」
図5は、多重分離装置14(15)を示す。
図において、24〜24は、それぞれ無線基地局16〜16との間で通信を行うための第1インタフェース部を示し、25は無線基地局制御装置12(13)との間で通信を行うための第2インタフェース部を示す。
尚、第1インタフェース部24、第2インタフェース部25は、無線基地局制御装置12(13)の第1インタフェース部20と同様ATM方式に対応した信号伝送を行うためのユニットとすることができる。
尚、第2インタフェース部25と第1インタフェース部20との間の回線の容量は、例えば155Mbps(U−Plane用)とすることができ、各第1インタフェース部24と各無線基地局との間の回線の容量は、それぞれ1.5Mbps(U−Plane用)とすることができる。
26は多重分離処理部を示し、第2インタフェース部25により終端したRNC12(13)からの受信信号を、複数の受信信号系列に分離し、各受信信号系列を対応する第1インタフェース部24に振り分けて出力する分離処理を行うとともに、各第1インタフェース部24から受信したそれぞれの受信信号系列を多重してから第2インタフェース部25に与えることでRNC12(13)側へ送信する制御を行う。
尚、多重分離処理部26は、帯域制御を行う帯域制御処理機能部27を含んでいる。
帯域制御の対象としては、第2インタフェース部25を用いたRNC12(13)との間の通信回線において、各無線基地局用に割当てる帯域や、各第インタフェース部24〜24を用いた各無線基地局16〜16との間の各通信回線の帯域が挙げられる。
・「無線基地局16〜16
図6は、無線基地局16(BS:Base Station)を示す図である。
図において、29は移動局17との間で無線信号の送受信を行なうための無線送受信部を示し、28は多重分離装置14(15)からの信号の終端処理をする第1インタフェース部を示す。
31は各部の制御を行うとともに、HSDPAに関するMACレイヤの処理であるMAC−hs処理を行うMAC−hs処理機能部32を含む制御部を示す。
また、制御部31は、無線基地局16において行う適応変調制御に用いるパラメータ(又は移動局17において行う適応変調制御に用いるパラメータ)を上位装置側に送信するパラメータ送信処理部33、帯域制御を行う帯域制御処理機能部40を備えている。
ここで、帯域制御の対象は、例えば、第1インタフェース部28を用いた多重分離装置14(15)との間の回線(Iub)についての帯域である。
30は移動局17との間で実行される先に説明したH−ARQによる再送制御を行うために再送用の送信データを格納しておいたり、共用チャネルであるHS−PDSCHで送信するデータであって、送信順番待ちのデータを格納しておくための記憶部を示す。
次に、多重分離装置14(15)から受信したデータの処理動作について説明する。
まず、第1インタフェース部28を介して受信したHS−DSCHのフレームが、制御部31に入力される。
制御部31は、受信したHS−DSCHのフレームに含まれるある移動局宛てのMAC PDUを記憶部30に記憶させておく。
そして、共有チャネルであるHS−PDSCHを介してその移動局宛てにデータの送信が可能となったことを検出すると、記憶部30からその移動局宛てのMAC PDUを順に複数取り出し、MAC PDUを複数含むMAC−hs PDUを生成する。尚、取り出すMAC PDUの数は、CQI情報等により定まるトランスポートブロックサイズ内に収まるように選択される。
MAC−hs PDUは、1つのトランスポートブロックを形成し、移動局17に向けて、HS−PDSCHを介して送信されるデータの元となる。
尚、MAC−hs PDUは、各MAC−hs PDUに付されるシーケンスナンバーであるTSN(Transmission Sequence Number)を含み、複数のプロセスに分けて移動局17宛てにHS−PDSCHの送信を行っても、このシーケンスナンバーに従って、トランスポートブロックの並び替えが可能となるようにしている。
さて、制御部31において生成されたMAC−hs PDUは、H−ARQによる再送制御を実行するために、記憶部30へ格納されるとともに、無線送受信部29から、HS−PDSCHを介して移動局17宛てに送信される。
但し、先に説明したように、HS−PDSCHの送信の前には、HS−SCCHを介した送信対象の移動局17に向けた送信予告が行われる。
HS−SCCHにより送信の予告を受け、HS−PDSCHを受信した移動局17は、HS−DPCCHを介してHS−PDSCHの受信結果(NACK信号)を送信する。
無線基地局16のMAC−hs処理機能部32は、受信結果がNACK信号であることを検出すると、記憶部30から送信に失敗したMAC−hs PDUを読み出し、再び、無線送受信部29に与えて、再送信を実行させる。
一方、HS−PDSCHの受信結果がACK信号であった場合は、再送制御は不要であるから、MAC−hs処理機能部32は、次の新規トランスポートブロックを送信すべく、記憶部30に記憶している、未送信(送信順番待ち)のMAC PDUを読み出し、新たなMAC−hs PDUを生成して送信させる制御を行う。
以上が無線基地局におけるH−ARQに関する動作であるが、先に説明したように、HSDPAでは、無線基地局16において、適応変調制御を実行するため、移動局17から定期的にCQI情報を受信する。
図8に、移動局17がCPICHのSIR(Signal to Interference Ratio)を用いる場合のCQIテーブルを示す。
図に示すように、テーブルは、CQI情報1〜30のそれぞれについてTBS(Transport Block Size)ビット数、コード数、変調タイプ、CPICH−SIRの対応関係を定義している。
ここで、TBSビット数は1サブフレーム内で送信するビット数、コード数はHS−PDSCHの送信に利用する拡散コードの数、変調タイプはQPSK、QAMのいずれを用いるかを示している。
図から明らかなように、CPICHのSIRが良好な(SIRが大きい)ほど、CQIも大きい値となる。CQIが大きくなるほど、対応するTBSビット数、拡散コード数も多くなり、変調方式もQAM変調方式に切り替わるのであるから、結局、SIRが良好なほど、伝送速度が速くなることが分かる。
図に示したテーブルは、後述するように、移動局17が有する記憶部36に記憶される。
移動局17は、受信環境測定期間においてCPICHのSIRを測定し、記憶したテーブルを参照し、測定したSIRに対応するCQIを特定して無線基地局16へ送信するのである。
そして、無線基地局16のパラメータ送信処理部33は、移動局から受信したCQI情報を、順次、無線基地局制御装置12(13)又はコアネットワーク11にそのまま送信する。
尚、CQI情報をそのまま送信するのではなく、所定の関数により演算処理して生成された値をパラメータ情報としてから送信することとしてもよい。
例えば、移動局17から受信したCQI情報をn(1又は2以上の自然数)個分平均化し、平均値が2段階で区分されたランクのうち、どのランクに属するかの情報に変換してから送信するのである。
区分の基準としては、図8に示した、適応変調として16値QAMが選択されるCQI値を第1ランク、適応変調としてQPSKが選択されるCQI値とを第2ランクとして定義することも考えられる。
16値QAM、QPSKのそれぞれで伝送速度が大きく変化するからである。
従って、移動局17から受信したCQI値が、16〜30であれば第1ランク(高速)を示す“1”を適応変調制御に用いるパラメータに関する情報として、パラメータ送信処理部33は送信し、CQI値1〜15であれば第2ランク(低速)を示す“0”を適応変調制御に用いるパラメータに関する情報として、パラメータ送信処理部33は送信する。
更に細かく、TBSビット数を基準に区分したり、使用するコード数で区分し、いずれの区分に属するかを求めて、その旨パラメータ送信処理部33が送信することもできる。
更には、各移動局についてこの演算を実施し、第1ランクに属する移動局数、第2ランクに移動局数をCQIの集約情報として送信することもできる。
このように集約情報とすることで、データ量が減り、上位装置側で制御に用いやすくなるからである。また、同じ第2、第3スロットで受信されるCQI情報を一括して(セットとして)上位装置側に集約情報送信するだけでも、送信頻度が減ることとなる。
無線基地局制御装置12(13)又はコアネットワーク11は、パラメータ送信処理部33から受信した情報に基づいて各種制御を行うことができる。
・「移動局17」
次に、移動局の構成及び動作について説明する。
図7に移動局17の構成を示す。図において、34は無線基地局16の無線送受信部29との間で無線通信を行うための無線送受信部を示し、35は音声、データ等の入力及び受信音声、データの出力を行う入出力部を示す。
36は各種必要とされるデータを記憶する記憶部を示し、H−ARQを実現すべく、受信エラーとなったデータを一時的に格納するためにも用いられる。
37は各部の制御を行う制御部を示し、MAC−hs処理機能部38、更に上位レイヤの処理を行うRLCレイヤ処理機能部39を備える。
MAC−hs処理機能部38は、受信したトランスポートブロックについてCRCエラーが検出された場合に、NACK信号を生成し、CRCエラーが検出されない場合にACK信号を生成する。また、復号して得られたMAC−hs PDUに含まれるTSNに基づいて並び替え処理(リオーダリング)を行い、上位レイヤ処理を行うRLCレイヤ処理機能部39へリオーダリング後のデータを引き渡す。
RLCレイヤ処理機能部39は、MAC PDUに含まれるシーケンスナンバに順番抜けがあるかどうか判定し、順番抜けを検出する。
従って、移動局17においては、HS−SCCHにより、自局宛てにHS−PDSCHを介したデータの送信が行われることを通知されると、2スロット後のHS−PDSCHの1サブフレームを受信し、復調、復号(ターボ復号)することで、復号結果を得、CRCビットを用いたCRC演算により受信可否を判定し、否であれば、受信データを記憶部36に記憶させるとともに、MAC−hs処理機能部38の制御のもと、NACK信号をHS−DPCCHを介して無線基地局16に送信する。
そして、無線基地局16により再送信が実行されると、記憶部36に記憶済みのデータと再送信されたデータとを合成してから、復号(ターボ復号)を行い、復号後のデータについて、再びCRCチェックを行う。
CRCチェックにより、可と判定されると、MAC−hs処理機能部38は、HS−DPCCHを介してACK信号を無線基地局16に送信させる制御を行なう。
そして、MAC−hs処理機能部38は、更に、復号して得られたMAC−hs PDUに含まれるTSNに基づいて並び替え処理(リオーダリング)を行い、並び替え後のトランストランスポートブロックに含まれるMAC PDU(RLC PDU)を上位レイヤのRLCレイヤ処理機能部39に引き渡す。
RLCレイヤ処理機能部39は、MAC PDU(RLC PDU)に含まれるシーケンスナンバを用いた並び替え(リオーダリング)を行い、順番抜けの検出及び、ポーリングビットのチェックを行なう。
ここで、順番抜けを検出した場合、移動局17のRLC処理機能部は、別途確立している個別物理チャネル(DPCH)を介して、RLCレイヤにおける再送制御のためのNACK信号を無線基地局制御装置12(13)に向けて送信する。
移動局17のRLCレイヤ処理機能部39により送信制御されたACK信号、NACK信号は、無線基地局16、多重分離装置14(15)を介して無線基地局制御装置12(13)に送信される。
無線基地局制御装置12(13)の制御部22は、移動局17のRLCレイヤ処理部39からNACK信号の受信をすると、再送制御処理により、再送すべきデータ(HS−DSCHフレーム)を不図示の記憶部から読み出して、再送信を行なう。
尚、移動局は、HSDPAのサービスを受けている間は、HS−DPCCHの第2、第3スロットで、適応変調制御のためのCQI情報を定期的に基地局にフィードバック送信する。例えば、送信するCQI情報は、CQI送信の4スロット前から1スロット前までの期間に測定した受信環境(例えば、CPICHのSIR測定結果)に基づいて算出される。

〔b〕第2実施形態の説明
第1実施形態では、適応変調制御に用いるパラメータに関する情報を上位装置側に送信する機能を無線基地局に持たせることで、上位装置側において適応変調制御の動向(予測)を把握可能としたが、この第2実施形態では、更に、このパラメータに関する情報を用いて、帯域制御を行うこととする。下記に説明する帯域制御以外にも、帯域を広くする場合に、フローの優先度を高める制御とするフロー制御を実行することもできる。
・「無線基地局制御装置と多重分離装置間の帯域制御」
図9は、無線基地局制御装置、多重分離装置間の帯域制御について説明するための図である。
先に説明したように、移動局からのCQI情報(又は移動局における適応変調に用いるパラメータ情報)は、無線基地局16のパラメータ送信処理部33により多重分離装置14を介して無線基地局制御装置12に送信される。
無線基地局制御装置12の帯域制御処理機能部23は、帯域制御処理機能部27と連携して、受信したパラメータ情報(CQI情報、集約したCQI情報でもよい)を用いて、第1インタフェース部20と第2インタフェース部25との間における無線基地局16用の帯域を変更する制御を行う。
即ち、パラメータ情報により、無線基地局16の無線ゾーン内でHSDPAサービス中の移動局との間の無線環境が所定の基準より良好であると判断した場合は、適応変調制御により高速の伝送がなされることが予想されるため、第1インタフェース部20と第2インタフェース部25との間における無線基地局16用の帯域を広げる制御を行う。
もちろん、移動局の数も考慮し、無線環境が所定の基準より良好な移動局数が所定数を超えた場合に帯域を広げる制御を行うこともできる。
また、無線基地局16と配下の他の無線基地局16、16からのパラメータ情報を比較し、無線環境が良好な移動局がより多く存在する無線基地局に対して帯域をより広く割当てることもできる。
図の例では、
無線基地局16:第1ランク移動局数=2、第2ランク移動局数=1
無線基地局16:第1ランク移動局数=4、第2ランク移動局数=1
無線基地局16:第1ランク移動局数=5、第2ランク移動局数=0
とした場合で、図9の帯域イメージ図を参照しても、第1ランク移動局数が最も少ない無線基地局16が他の無線基地局より狭い帯域が割当てられていることがわかる。
好ましくは、移動局17i(iは移動局の識別番号を示す)のCQI値に対応する伝送速度をxiとし、
Σxiを各無線基地局毎にそれぞれ求め、割当てる帯域をΣxiに比例するように割当てるのである。ここで、移動局17iを無線基地局制御装置12をS−RNCとする、無線基地局制御装置12配下の移動局に制限することが望ましい。
もちろん、あまりに過敏に帯域を変更しないようにΣxiの比率が所定以上変化するまで、帯域の変更を制御しないように、いわゆるヒステリシス制御をかけることが好ましい。
尚、帯域制御処理機能部27、帯域制御処理機能部40も同様に、互いに連携することで、先に説明した帯域制御に合わせて、多重分離装置14の第1インタフェース部24と無線基地局16の第1インタフェース部28との間の回線(Iub)の帯域制御を行うことが望ましい。
図10は、帯域変更のためのシーケンスの1例を示したものである。
尚、無線基地局16、多重分離装置13間はATMコネクションにより接続されているものとする。
移動局17からCQI値を通知された無線基地局16は、多重分離装置14を介して無線基地局制御装置12にCQI値(又は集約したCQI値)を送信する。
無線基地局制御装置12は、受信したCQI値に従って、先に示したアルゴリズムによって、無線基地局16のための多重分離装置14との間の帯域を決定し、ATMコネクション帯域変更指示及び切り換えタイミング指示を多重分離装置14に対して送信する。
また、同様に、無線基地局制御装置12は、ATMコネクション帯域変更指示及び切り換えタイミング指示を無線基地局16に対しても送信する。
多重分離装置14、無線基地局16は、これらの指示信号を受信するとACK信号を返送し、その後、ATMコネクション帯域変更応答を無線基地局制御装置12へ送信する。
無線基地局制御装置12は、この応用に対するACKを送信することで、多重分離装置14、無線基地局16は、先に指示された切り換えタイミングで、ATMコネクション(無線基地局制御装置12、多重分離部13、無線基地局16)についての通信帯域の変更を実行する。
・「無線基地局制御装置間の帯域制御」
図11は、RNC間の帯域制御について説明するための図である。
移動局17が、無線基地局16が形成する無線ゾーンから無線基地局16が形成する無線ゾーンに移動すると、先に説明したようにハンドオーバ処理が実行される。
そして、ハンドオーバ後は、移動局17からの信号はドリフトRNC13からサービングRNC(S−RNC)12へ転送され、サービングRNC(S−RNC)12からコアネットワーク11側へ信号が引き渡される。
D−RNC13とS−RNC12間のデータの伝送は、Iurを介して行われるが、このIurがココアネットワークを介したパス(Iur1)である場合は、他のIurと回線を共有することとなる。
例えば、図11では、S−RNC12において、Iur1はD−RNC13との間のIur回線であり、Iur2は他のRNCとの間のIur回線であり、共通の回線を帯域分割することで共用している。
一方、D−RNC13において、Iur1はS−RNC12との間のIur回線であり、Iur3は他のRNCとの間のIur回線であり、共通の回線を帯域分割することで共用している。
従って、S−RNC12の配下から他のRNCの配下に移動局17が移動した場合は、S−RNC12とD−RNC13との間の回線であるIur1を介して伝送すべきデータ量が増大する。
この実施形態では、このIurの帯域制御を行うのである。
即ち、移動局17からのCQI情報(又は移動局における適応変調に用いるパラメータ情報)は、無線基地局16のパラメータ送信処理部33により多重分離装置15、D−RNC13、コアネットワーク11を介してS−RNC12に送信される。
S−RNC12の帯域制御処理機能部23は、D−RNCの帯域制御処理機能部23と連携して、受信したパラメータ情報(CQI情報、集約したCQI情報でもよい)を用いて、S−RNC12の第2インタフェース部21とD−RNC13の第2インタフェース部21との間の回線であるIur1の帯域を変更する制御を行う。
即ち、ハンドオーバにより、RNC12をS−RNCとする移動局であって、RNC13をD−RNCとして、D−RNC13の配下に在圏する移動局についてのパラメータ情報により、Iur1の使用帯域の増大が予想される場合は、S−RNC12の第2インタフェース部21とD−RNC13の第2インタフェース部21を制御してIur1の帯域を広げる制御を行う。
もちろん、移動局の数(RNC12をS−RNC、13をD−RNCとする移動局の数)も考慮し、無線環境が所定の基準より良好な移動局数が所定数を超えた場合に帯域を広げる制御を行うこともできる。
また、RNC12、13の立場が逆、即ち、RNC12がD−RNC、RNC13がS−RNCとなる移動局についても考慮することが望ましい。
これは、RNC12と13のいずれがS−RNCであっても結果的にIur1回線を介して送信すべきデータ量に影響があるからである。
従って、以下の例では、RNC12の帯域制御処理機能部23及びRNC13の帯域制御処理機能部23は、RNC12の配下の無線基地局16〜16のパラメータ送信処理部33から受信した、RNC13をサービングRNCとする移動局のCQI情報と、RNC13の配下の無線基地局16〜16のパラメータ送信処理部33から受信した、RNC12をサービングRNCとする移動局のCQI情報とに基づいてIur1の帯域制御を行うものとする。
図の例では、
サービングRNC、ドリフトRNCのペアをRNC12、13のペア(IurはIur1を使用)としている移動局について、(第1ランク移動局数=5、第2ランク移動局数=1)であり、
サービングRNC、ドリフトRNCのペアをRNC12、他のRNCのペア(IurはIur2を使用)としている移動局について、(第1ランク移動局数=1、第2ランク移動局数=1)であり、
サービングRNC、ドリフトRNCのペアをRNC13、他のRNCのペア(IurはIur3を使用)としている移動局について、(第1ランク移動局数=1、第2ランク移動局数=2)であるような場合であり、Iur1に割当てている帯域は、Iur2、3に対して広い帯域としていることがわかる。
好ましくは、移動局17iのCQI値に対応する伝送速度をxiとし、
Σxiを各無線基地局についてそれぞれ求め、割当てる帯域をΣxiに比例するように割当てるのである。
もちろん、あまりに過敏に帯域を変更しないようにΣxiの比率が所定以上変化するまで、帯域の変更を制御しないように、いわゆるヒステリシス制御をかけることが好ましい。
尚、上記帯域制御にあわせて、Iub回線の帯域を帯域制御処理部23、帯域制御処理部27、帯域制御処理部40が連携して制御することが望ましい。
図12は、帯域変更のためのシーケンスの1例を示したものである。
尚、無線基地局制御装置12、13、コアネットワーク11は、ATMコネクションにより接続されているものとする。
RNC12をS−RNCとする移動局17からCQI値を通知された無線基地局16(16)は、多重分離装置15、RNC13、コアネットワーク11を介してRNC12にCQI値(又は集約したCQI値)を送信する。
RNC12は、RNC13の配下の無線基地局16、16から受信したCQI情報及び自装置の配下の無線基地局16〜16から受信したRNC13をS−RNCとする移動局からのCQI情報とに基づいて、先に示したアルゴリズムによって、RNC13との間のIur1の帯域を決定し、ATMコネクション帯域変更指示及び切り換えタイミング指示をコアネットワーク11、RNC13に対して送信する。
コアネットワーク11、RNC13は、これらの指示信号を受信するとACK信号を返送し、その後、ATMコネクション帯域変更応答をRNC12へ送信する。
RNC12は、この応用に対するACKを送信することで、コアネットワーク11、RNC13は、先に指示された切り換えタイミングで、ATMコネクション(Iur1)についての帯域の変更を実行する。
移動通信システムを示す図である。 HSDPAにおけるチャネル構成を示す図である。 本発明に係る移動通信システムを示す図である。 本発明に係る無線基地局制御装置を示す図である。 本発明に係る多重分離装置を示す図である。 本発明に係る無線基地局を示す図である。 本発明に係る移動局を示す図である。 CQIテーブルを示す図である。 無線基地局制御装置、多重分離装置間の帯域制御を示す図である。 無線基地局制御装置、多重分離装置間の帯域制御シーケンスを示す図である。 RNC、多重分離装置間の帯域制御を示す図である。 RNC間の帯域制御シーケンスを示す図である。
符号の説明
1 コアネットワーク(CN)
2、3 無線基地局制御装置(RNC)
4、5 多重分離装置
6 無線基地局(NodeB)
7 移動局(UE)
11 コアネットワーク(CN)
12、13無線基地局制御装置(RNC)
14、15多重分離装置
16 無線基地局(NodeB)
17 移動局(UE)
20 第1インタフェース部
21 第2インタフェース部
22 制御部
23 帯域制御処理機能部
24 第1インタフェース部
25 第2インタフェース部
26 多重分離処理部
27 帯域制御処理機能部
28 第1インタフェース部
29 無線送受信部
30 記憶部
31 制御部
32 MAC−hs処理機能部
33 パラメータ送信処理部
34 無線送受信部
35 入出力部
36 記憶部
37 制御部
38 MAC−hs処理機能部
39 RLCレイヤ処理機能部
40 帯域制御処理機能部

Claims (14)

  1. 移動局と無線基地局との間で適応変調制御を実行する移動通信システムにおいて、
    前記適応変調制御に用いるパラメータに関する情報を該無線基地局の上位装置側に送信する送信処理部を備えた、
    ことを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記適応変調制御は、前記無線基地局が前記移動局へ送信する信号に適用される、
    ことを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
  3. 前記適応変調制御は、前記移動局が前記無線基地局へ送信する信号に適用される、
    ことを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
  4. 前記パラメータに関する情報は、異なる複数の移動局との間で実行される適応変調制御に用いる各パラメータを集約して得られた情報である、
    ことを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
  5. 前記上位装置側において、前記パラメータを用いた帯域制御を実行する帯域制御部、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
  6. 前記上位装置として、少なくとも多重分離装置と無線基地局制御装置とを含み、
    前記帯域制御の対象は、該無線基地局制御装置と多重分離装置との間の回線であって、複数の無線基地局によって共用されている回線である、
    ことを特徴とする請求項5記載の移動通信システム。
  7. 前記上位装置として、少なくとも複数の無線基地局制御装置とコアネットワークとを含み、
    前記帯域制御の対象は、該コアネットワークを介した該複数の無線基地局制御装置間の回線であって、該複数の無線基地局制御装置によって共用されている回線である、
    ことを特徴とする請求項5記載の移動通信システム。
  8. HSDPAに対応した移動通信システムにおいて、
    移動局から受信したCQI情報を上位装置側に送信する送信処理部を備えた、
    ことを特徴とする移動通信システム。
  9. 前記移動通信システムは、
    複数の無線基地局と1つのRNCとの間に設けられた多重分離装置と、
    前記CQI情報に基づいて、該RNCと該多重分離装置間の帯域を制御する帯域制御部と、
    を備えたことを特徴とする請求項8記載の移動通信システム。
  10. 前記移動通信システムは、
    複数のRNCと、
    前記CQI情報に基づいて、RNC間のIurインタフェースの帯域制御を行う帯域制御部と、
    を備えたことを特徴とする請求項8記載の移動通信システム。
  11. HSDPAに対応した移動通信システムにおいて、
    ドリフトRNCの配下の無線基地局が移動局から受信したCQI情報をサービングRNCに送信する送信処理部を備えた、
    ことを特徴とする移動通信システム。
  12. 前記サービングRNCは、受信した前記CQI情報に基づいて該サービングRNCと該ドリフトRNC間の帯域制御を行う帯域制御部、
    を備えたことを特徴とする請求項11記載の移動通信システム。
  13. HSDPAに対応した移動通信システムにおいて用いられる無線基地局において、
    移動局から受信したCQI情報を上位装置側に送信する送信処理部、
    を備えたことを特徴とする無線基地局。
  14. 移動局からの受信信号について受信品質を測定し、測定結果に応じて、該移動局に対して、適応変調制御に用いるパラメータを送信する無線基地局において、
    該パラメータに関する情報を上位装置側に送信する送信処理部、
    を備えたことを特徴とする無線基地局。
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