JP2006067430A - 画像形成装置 - Google Patents

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真作 米田
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Abstract

【課題】 胴内排出された用紙の視認性を向上し、排出用紙の取り出しを容易に行う。
【解決手段】 胴内排出により排出される用紙の排出トレイ108上に設けられた原稿読み取りを行う原稿読取部300と、排出部108上に設けられ、原稿読取部300へ原稿を自動給紙する原稿給送部200(ADF)とを備え、原稿読取部300及び原稿給送部200を、汎用原稿サイズである第1の原稿サイズ(例えばA4サイズ)に対応するサイズとし、原稿給送部200を、第1の原稿サイズよりも大きなサイズであり且つ排出トレイ108のサイズに対応する第2の原稿サイズ(例えばA3サイズ)を通紙可能に構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機等の画像形成装置に関し、特に、装置上部に原稿読取部や自動原稿給紙装置が配置され、用紙が胴内排出される画像形成装置に関するものである。
従来、複写機等の画像形成装置においては、画像形成部の上部に設けられた読み取り光学系である原稿読取部、この原稿読取部上に設けられた自動原稿給紙装置(ADF;Auto Document Feeder)を備え、当該画像形成部において画像形成(印刷)された用紙を胴内排出することが可能に構成された画像形成装置が知られている。
このような画像形成装置では、例えば図5における画像形成装置600に示すように、A3サイズ等の大サイズの原稿の読み取りを可能とする原稿読取部610(及びADF620)が、胴内排出された用紙Pを積載しておく排出トレイ630上を覆うように配置されており、これにより、排出トレイ630上の用紙Pが原稿読取部610やADF620によって遮蔽されてしまい、用紙Pや排出トレイ630が上方等から見え難くなり即ち視認性が低下するとともに、当該用紙Pが排出トレイ630から取り出し難くなってしまう。また、昨今の複写機(複合機;MFP(Multi-Function Peripheral))の多機能化に伴い、操作パネル部(キーボード)もより大型化が図られ、このような操作パネル部が例えば原稿読取部610に設けられることによって、更に排出トレイ630上が覆われてしまうことになり、その結果、ユーザは排出された用紙Pをしゃがみこむようにして確認したり取り出しを行わなければならず不便であった。
そこで、この問題に対処するべく、例えば原稿読取部を、その一端辺側を回動支点として排出トレイ上を開放させることが可能となるよう装置本体に設けておき、排出された用紙を確認したり取り出したりする際には、この原稿読取部(及びADF)を上方へ開いて退避させる構成を備えたり(例えば特許文献1参照)、或いはADFと共に原稿読取部を奥側にシフト配置(例えばスライド移動)させて排出トレイ上を開放させる構成を備えたものとしていた。
特開2000−221746号公報
しかしながら、原稿読取部(ADF)を上方へ開いて退避させる構成においては、当該原稿読取部の退避動作(開閉動作)が煩わしくなる(手間が掛かる)とともに、原稿読取部を開いた状態にしている場合、原稿読み取り動作を行うことが不可能或いは困難となり、画像形成装置による作業効率の低下を招くことになる。
また、原稿読取部(ADF)をシフト配置させる構成においては、当該シフト配置させるためのスペースの確保が必要となるとともに、例えば背の低い人や車椅子の人がユーザである場合は、ADFや操作パネル部が奥側にシフト配置されることから、ADFの操作(例えばADFを持ち上げて原稿読取部上の原稿載置面に原稿を置いたり、ADFの原稿載置部に原稿を置いたりするといった操作)、或いはコピー開始指示や枚数入力等の画像形成装置自体の操作が行い難くなる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、原稿読取部やADFを排出部上からシフト配置させたり、これらを開閉させるといった煩わしい動作を行うことなく、胴内排出された用紙の視認性を向上することができ、ひいては排出用紙の取り出しを容易に行うことが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、胴内排出型の画像形成装置であって、前記胴内排出により排出される用紙の排出部上に設けられた原稿読み取りを行う原稿読取部と、当該排出部上に設けられ、前記原稿読取部へ原稿を自動給紙する自動原稿給紙装置とを備え、前記原稿読取部及び自動原稿給紙装置は、汎用原稿サイズである第1の原稿サイズに対応するサイズとされ、前記自動原稿給紙装置は、少なくとも前記第1の原稿サイズよりも大きなサイズである第2の原稿サイズが通紙可能とされていることを特徴とする。
上記構成によれば、自動原稿給紙装置によって少なくとも第1の原稿サイズより大きなサイズの第2の原稿サイズの通紙(原稿読み取り)が可能とされており、排出部の上部に配置された原稿読取部及び自動原稿給紙装置が、第1の原稿サイズに対応したより小さいサイズとされている。
したがって、第1の原稿サイズ(例えばA4サイズ)の原稿に対しては原稿読取部上に載置させて読み取りを行い、それより大きな第2の原稿サイズ(例えばA3サイズ)の原稿に対しては自動原稿給紙装置による通紙によって読み取りを行うことで、いずれもその大きさが第1の原稿サイズの大きさとなるよう構成されている原稿読取部及び自動原稿給紙装置を用いて、第1の原稿サイズから第2の原稿サイズに亘っての各サイズの原稿の読み取りが行えるとともに、排出部(例えば第2の原稿サイズの用紙が載置可能な大きさの排出部)に対して、その上部における原稿読取部及び自動原稿給紙装置が排出部のサイズよりも小さい第1の原稿サイズとされて排出部上の一部が開放された状態(例えば上方から視て視線を遮る遮蔽物が存在していない状態)とすることができ、これにより、原稿読取部や自動原稿給紙装置を排出部上からシフト配置させたり、これらを開閉させるといった煩わしい動作を行うことなく、胴内排出により排出部へ排出された用紙又は当該排出部に対する視認性を向上することができ、ひいては排出用紙の取り出しを容易に行うことが可能となる。
請求項2に係る画像形成装置は、請求項1において、前記自動原稿給紙装置は、原稿の載置を補助するべく引き出し自在に構成された補助トレイを備えていることを特徴とする。この構成によれば、自動原稿給紙装置に、引き出し自在に構成された補助トレイが備えられているため、必要ない場合には補助トレイを自動原稿給紙装置内に収納しておき、これにより視認性が低下することを防止できるとともに、必要な場合には補助トレイを引き出して用いることで、例えば第2の原稿サイズの原稿の読み取り時における通紙動作を円滑に行うことができ、或いは当該読み取り後に排出されてきた原稿の落下等を防止することができるというように、自動原稿給紙装置による原稿読み取り動作をより確実に且つ容易に行うことができる。
請求項3に係る画像形成装置は、請求項2において、前記補助トレイは、所定の切欠部又は開口部が形成されていることを特徴とする。この構成によれば、補助トレイには、所定の切欠部又は開口部が形成されているため、補助トレイを引き出して用いる場合に、当該補助トレイによって視線が遮られ、排出部に排出された用紙や排出部が見え難くなってしまうことを防止できる。
請求項4に係る画像形成装置は、請求項1〜3のいずれかにおいて、前記第1の原稿サイズはA4サイズであり、前記第2の原稿サイズはA3サイズであることを特徴とする。この構成によれば、第1の原稿サイズ及び第2の原稿サイズがそれぞれA4サイズ、A3サイズであるため、一般的によく用いられるA4サイズの原稿に対しては、原稿読取部(上に載置させて読み取る方法)或いは自動原稿給紙装置(により自動給紙させて読み取る方法)を用いた幅広い方法を用いての読み取り動作を可能とするとともに、A4サイズより大きな一般的によく用いられるA3サイズの原稿に対しては自動原稿給紙装置を用いた通紙による読み取り方法によって容易に対処することが可能となる。
請求項1記載の発明によれば、第1の原稿サイズの大きさとなるよう構成されている原稿読取部及び自動原稿給紙装置を用いて、第1の原稿サイズから第2の原稿サイズに亘っての各サイズの原稿の読み取りが行えるとともに、排出部(例えば第2の原稿サイズの用紙が載置可能な大きさの排出部)に対して、その上部における原稿読取部及び自動原稿給紙装置が排出部のサイズよりも小さい第1の原稿サイズとされて排出部上の一部が開放された状態とすることができ、これにより、原稿読取部や自動原稿給紙装置を排出部上からシフト配置させたり、これらを開閉させるといった煩わしい動作を行うことなく、胴内排出により排出部へ排出された用紙又は当該排出部に対する視認性を向上することができ、ひいては排出用紙の取り出しを容易に行うことが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、必要ない場合には補助トレイを自動原稿給紙装置内に収納しておき、これにより視認性が低下することを防止できるとともに、必要な場合には補助トレイを引き出して用いることで、例えば第2の原稿サイズの原稿の読み取り時における通紙動作を円滑に行うことができ、或いは当該読み取り後に排出されてきた原稿の落下等を防止することができるというように、自動原稿給紙装置による原稿読み取り動作をより確実に且つ容易に行うことができる。
請求項3記載の発明によれば、補助トレイを引き出して用いる場合に、当該補助トレイによって視線が遮られ、排出部に排出された用紙や排出部が見え難くなってしまうことを防止できる。
請求項4記載の発明によれば、一般的によく用いられるA4サイズの原稿に対しては、原稿読取部(上に載置させて読み取る方法)或いは自動原稿給紙装置(により自動給紙させて読み取る方法)を用いたより幅広い方法による読み取り動作を可能とするとともに、A4サイズより大きな一般的によく用いられるA3サイズの原稿に対しては自動原稿給紙装置を用いた通紙による読み取り方法によって容易に対処することが可能となる。
以下、本発明に係る画像形成装置について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の一例である複写機1の内部構成を概略的に示す断面図である。複写機1は、画像形成部100、画像形成部100を備える本体部10の上方に設置された原稿給送部200、本体部10の上部に設置された原稿読取部300、本体部10の下部に設置された給紙部400、本体部10のフロント部(ここでは原稿読取部300の前方部)に設置された操作表示部500を備えている。
原稿読取部300は、原稿の読み取りを行い当該原稿に対応する画像データを生成するものである。原稿読取部300は、光学的に取得した原稿の画像から画像データを生成するCCD(Charge Coupled Device)センサ及び露光ランプ等を備えたスキャナ301などからなり、その上面に、装置原稿読み取り用の第1コンタクトガラス302と、原稿給送部200から給送される原稿のための即ちADF原稿読み取り用の第2コンタクトガラス303とを備えている。原稿読取部300は、第1コンタクトガラス302上に載置された原稿、あるいは原稿給送部200によって第2コンタクトガラス303に接するようにして搬送(移動)される原稿を走査しつつ取得した画像データを、後述する制御部20へ出力する。
原稿給送部200(ADF)は、原稿読取部300へ原稿を給送するものである。原稿給送部200は、原稿を載置する原稿トレイ201、搬入ローラ等を備え、原稿トレイ201から原稿を搬入させる搬入駆動部202、搬送経路203中の原稿を搬送する搬送ローラ204、205、搬送経路203において原稿を原稿読み取り位置(第2コンタクトガラス303)へ向けて搬送するとともに、原稿読み取り位置で読み取られた原稿をさらに下流側に向けて搬送させる搬送ドラム206、搬送ローラ205により搬送されてきた原稿を排出させる排出ローラ207、及び排出ローラ207により排出された原稿を載置(積載)する原稿排出トレイ208等を備えて構成されている。
原稿給送部200は、コピー開始の指示入力等に応じて、原稿トレイ201に載置された原稿を自動的に1枚ずつ第2コンタクトガラス303に接触させつつ搬送し、この位置での原稿の露光走査後に原稿排出トレイ208上へ排出させる所謂シートスルータイプの原稿読み取りを実現する。
原稿給送部200は、装置の側面側(ここでは左側面側)を回動支点として原稿読取部300(本体部10)の上面に対して可倒式に構成されており、第1コンタクトガラス302(第2コンタクトガラス303)の上面を開放するように上方かつ側方側に向けて開くように持ち上げることにより、第1コンタクトガラス302の上面において、後述するようにA4サイズ(及びA4サイズより小さいサイズ)の原稿、或いは見開き状態にされたブック原稿(書籍)等の読み取り用原稿を載置することが可能に構成されている。
ここで、図1とともに図2を用いて、本発明の主な特徴点である原稿給送部200及び原稿読取部300の構成について説明する。図2は、図1に示す複写機1の概略上面図である。まず原稿読取部300は、当該原稿読取部300の大きさが汎用原稿サイズ(ここではA4サイズ)に対応する大きさとなるように構成されている。具体的には、原稿読取部300の大きさ(横幅W)は、第1コンタクトガラス302に載置される原稿Gのサイズが汎用原稿サイズ(A4サイズ)となる大きさとされており、従来における図5に示すように、原稿読取部により本体部10上の全面が覆われた状態ではなく、図1、2に示すように本体部10上の符号310に示す一部分(例えば約右半分)が開放された(大きく切り欠かれた)状態となるように形成されている。
ただし、第1コンタクトガラス302の大きさは、当該第1コンタクトガラス302面における読み取り可能な最大の原稿サイズがA4サイズとなる大きさであるということであって、この第1コンタクトガラス302において読み取られる原稿のサイズはA4サイズに限定されず、このA4サイズより小さいサイズであれば何れのサイズであってもよい。なお、汎用原稿サイズをB5サイズとし、原稿読取部300を当該B5サイズに対応する大きさとする構成であってもよい。この場合、A4サイズの場合と同様にB5サイズよりも小さい任意サイズの原稿が読み取り可能である。なお、原稿読取部300の縦幅Lは、本体部10の縦幅Mと同じ或いはそれより短くされていてもよい。
次に、原稿給送部200は、上記原稿読取部300の場合と同様に、その大きさ(横幅)が汎用原稿サイズ(A4サイズ:横幅W)に対応する大きさとなるように構成されており、本体部10上の符号210に示す一部分(例えば約右半分)が開放された状態となるように形成されている。原稿給送部200の縦幅も同様に、本体部10の縦幅Mと同じ或いはそれより短くされていてもよい。なお、原稿給送部200の大きさ(縦幅及び横幅)は必ずしも原稿読取部300の大きさと一致する必要はないが、いずれにしても原稿給送部200及び原稿読取部300は、符号210、310に示すように本体部10(後述の排出トレイ108)上の一部が開放された状態となる構成とされている。
原稿給送部200は、上記汎用原稿サイズ(A4サイズ)よりも大きなサイズ(A3サイズ)の原稿が原稿トレイ201から原稿排出トレイ208へ通紙(シートスルー)可能に構成されている。具体的には原稿トレイ201の縦幅Nが上記A3サイズの原稿幅に対応するものとなっている。ただし、この場合も、最大の通紙可能原稿サイズがA3サイズということであって、このA3サイズを超えなければ何れのサイズ(例えばB4サイズやA4サイズ)であってもよい。また、原稿給送部200は、原稿トレイ201及び原稿排出トレイ208の一端部(右端部)に、それぞれトレイへの原稿の載置を補助するべく装置から外へ向けて引き出し自在(矢印Aで示す方向に伸縮自在)に構成された補助トレイ211、212が設けられている。この各補助トレイ211、212は、通紙(載置)される原稿サイズに応じて適宜用いられるものであって、必ずしも両方が引き出されなくともよく、一方のみが引き出されてもよいし、両方とも引き出されなくてもよい。
なお、補助トレイ211、212は、引き出された際に、当該補助トレイ211、212によって例えば上方から視た場合の視線が遮られ、補助トレイ下にある原稿排出トレイ208又は原稿排出トレイ208上に排出された用紙に対する視認性が悪くなってしまうことのないよう所定の切欠部や開口部が形成されていることが好ましい。この場合、例えば上面視例えばコ字状となるよう端辺部が切り欠かれた形状や櫛形状、或いは円形や長方形等の孔が開けられた形状、網形状に形成されている。
このように原稿給送部200及び原稿読取部300のサイズ(大きさ)が、汎用原稿サイズ(例えばA4サイズ)に対応するサイズとなるよう構成されており、原稿給送部200は、汎用原稿サイズよりも大サイズである原稿(例えばA3サイズ)が通紙可能とされているため、この大サイズの原稿読み取りに基づいて画像形成された同じサイズの原稿が胴内排出される排出部(後述の排出トレイ108)の上方(の一部)が開放された状態、すなわち例えば上方から排出部の用紙を確認しようとして、原稿給送部200及び原稿読取部300によって当該視線が遮られないような状態とすることができ、これにより、排出部へ排出されてきた用紙又は当該排出部に対する視認性を向上することができ、排出された用紙の取り出しを容易に行うことも可能となる。
また、装置内のレーザ走査ユニットやトナー定着部による放熱等によって、排出部に熱がこもり易くなるということもあり、定着処理後排出されてきた用紙が例えば取り忘れによって放置されて互いに貼り付いてしまうことがあるが、この観点からも、排出部上が開放されていることにより、排出部に熱がこもらず(熱が逃げ易く)用紙の冷却に有利となり、当該用紙同士が互いに貼り付いてしまうこと等の防止を図ることが可能となる。
なお、本実施形態の原稿給送部200及び原稿読取部300が汎用原稿サイズの大きさとされた複写機1においては、図4に示すように、原稿読取部300における開放側の端部320側(右端側)の載置面に、開かれたブック原稿Bの片側のページ面が当接するように且つブック原稿Bの綴じ部(のど部)がコーナー部321(角部)に掛かるように載置され、これにより、ブック原稿Bを180度に見開いた状態でその全面(左右ページ面)を原稿読取部の載置面に押し付けた状態で読み取る場合に比べ、当該綴じ部における読み取り画像の歪みを少なくすることが可能となる。ただし、この場合、コーナー部321近傍位置までスキャナ301による画像読み取りが可能となる構成、例えば第1コンタクトガラス302の端部が当該コーナー部321近傍に位置するように配置されていることが好ましい。また、図4に示すようにブック原稿Bを載置する場合、原稿給送部200を閉じて当該ブック原稿Bを上方から押さえ付けることができるため、載置しているブック原稿Bの落下防止が図れるとともに、より確実に読み取りページ面を第1コンタクトガラス302へ押し当てることができ、読み取り画像の歪みの発生を確実に抑えることができる。
なお、原稿読取部300の側壁部322が図4に示すように垂直ではなく、下方に向かって外側へ傾斜してなる傾斜面として構成されていてもよく、これにより、載置したブック原稿Bの綴じ部を原稿読取部300の内側(矢印Cで示す方向)へ移動させた状態にしての画像読み取りを容易に行えるようになり、当該綴じ部の読み取り画像の歪みをより小さくすることができるとともに、第1コンタクトガラス302の端部(スキャナ301による読み取り端)をコーナー部321直近に位置させた構成(設計)とすることなく、既存の読み取り構成を有した原稿読取部300とすることができる。
図1に戻って、給紙部400は、画像形成部100に対して用紙の給紙を行うものである。給紙部400は、各サイズの用紙(記録紙)が収納される給紙カセット401と、給紙カセット401から画像形成部100へ用紙を搬送する搬送路402とを備えている。給紙カセット401は、収納されている用紙を取り出すためのピックアップローラ403及び用紙を1枚ずつ搬送路402に送り出す給紙ローラ404を備えている。搬送路402には、搬送路402中の用紙を搬送する搬送ローラ(図略)や、搬送されてきた用紙を画像形成部100の手前で待機させるためのレジストローラ405が設けられている。なお、給紙カセット401は2段以上で構成されていてもよい。また、本体部10の一側方部(右側面部)に、開閉自在に構成された手差しトレイ等からなる手差し給紙部が設けられていてもよい。
画像形成部100は、給紙部400により搬送されてきた用紙に対して所定の画像を形成する(印刷する)ものである。画像形成部100は、同図中に示す矢印方向に回転可能に支持された感光体ドラム101、感光体ドラム101の周囲に配設された帯電部102、現像部103、クリーニング部104、レーザ走査ユニット105、転写ローラ106、及び転写ローラ106の下流側に配設された定着ローラ107を備えている。
帯電部102は、感光体ドラム101の表面を所定電位に均一に帯電させるものである。レーザ走査ユニット105は、後述する画像記憶部30等から送信されてきた画像データに基づき、レーザービームを感光体ドラム101の表面に照射し、感光体ドラム101表面に静電潜像を形成するものである。現像部103は、静電潜像にトナーを付着させて画像(原稿画像)を顕在化させるものである。なお、現像部103は、現像部103にトナーを供給するための交換可能(着脱自在)に構成されたトナーカートリッジ1031を備えている。転写ローラ106は、搬送されてきた用紙を感光体ドラム101に押し付けた状態で、感光体ドラム101上に顕在化したトナー像を当該用紙に転写させるものである。定着ローラ107は、用紙に転写されたトナー像を定着させるものである。定着ローラ107は、ヒートローラ1071及び圧ローラ1072からなり、このヒートローラ1071の熱によって用紙上のトナーを溶かし、圧ローラ1072によって圧力をかけてトナーを用紙上に定着させる。クリーニング部104は、用紙への画像の転写が終了した後、感光体ドラム101の表面に残留しているトナーを清掃するものである。
本体部10の上部には、排出された用紙Sを載置(積載)するための排出トレイ108が設けられている。上記定着ローラ107による定着が行われた後、搬送路109における搬送ローラ110により搬送されてきた用紙Sは、排出ローラ111によって当該排出トレイ108へ排出される。なお、排出トレイ108は、汎用サイズよりも大きなサイズの原稿、ここでは例えばA3サイズの原稿が載置可能な大きさの載置面を有したものとなっている。
操作表示部500は、ユーザの操作に応じて所定の指示入力を行うものである。操作表示部500は、図2に示すように、ユーザが印刷実行指示を入力するためのスタートキー501と、印刷部数等を入力するためのテンキー502と、各種複写動作の設定等を入力するための操作ガイド情報等を表示すると共に、種々の操作ボタン等が表示される液晶表示器(LCD)等からなる表示器503(ディスプレイ)とを備えている。操作表示部500は、(横幅Kが本体部10の横幅となるような大きさとされることなく)原稿読取部300の横幅Wと合わせた横幅Kとされてよりコンパクトに構成されている。これにより、当該操作表示部500によって視界が遮られることなく、原稿排出トレイ208又は原稿排出トレイ208上に排出された用紙に対する視認性がより向上される。なお、操作表示部500の横幅Kは、横幅Wより小さくてもよいし、多少横幅Wより大きくてもよい。また、操作表示部500は原稿読取部300でなく本体部10に設けられていてもよい。
図3は、図1に示す複写機1の概略構成を示すブロック図である。複写機1は、装置全体の動作制御を司る制御部20を備えている。制御部20は、複写機1の制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、一時的にデータを保管するRAM(Random Access Memory)、及び上記制御プログラム等をROMから読み出して実行するマイクロコンピュータ等からなり、操作表示部500等において入力された所定の指示情報や、本装置の各所に設けられた各種センサからの検出信号に応じて装置全体の制御を行うものである。この制御部20は、画像形成部100、原稿給送部200、原稿読取部300、給紙部400及び操作表示部500、並びに画像記憶部30及び画像処理部40などが接続されている。
画像記憶部30は、原稿読取部300によって読み取られた原稿の画像データや図略のネットワークI/F部等を介して外部装置から送信されてきた画像データを一時的に記憶するメモリである。画像処理部40は、上記画像データに対する各種画像処理、例えばガンマ処理や拡大縮小処理を行うものである。画像処理部40では、例えば原稿読取部300による読み取りによって得られた原稿画像に対する画像データのA/D変換が行われ、当該A/D変換された画像データを用いて上記各種画像処理が行われる。
以上のように本発明の画像形成装置によれば、原稿給送部200によって、少なくとも汎用原稿サイズであるA4サイズ(第1の原稿サイズ)より大きなサイズのA3サイズ(第2の原稿サイズ)の通紙(原稿読み取り)が可能とされており、このA3サイズとなる原稿が載置される排出トレイ108の上部に配置された原稿読取部300及び原稿給送部200が、A4サイズに対応したより小さいサイズとされている。したがって、A4サイズの原稿に対しては原稿読取部300上に載置させて読み取りを行い(A4サイズの原稿を原稿給送部200で通紙させて読み取ってもよい)、それより大きなA3サイズの原稿に対しては原稿給送部200による通紙によって読み取りを行うことで、いずれもその大きさがA4サイズに対応する大きさとなるよう構成されている原稿読取部300及び原稿給送部200を用いて、A4サイズからA3サイズに亘っての各サイズの原稿の読み取りを行うことができ、排出トレイ108(例えばA3サイズの用紙が載置可能な大きさの排出トレイ108)に対して、その上部における原稿読取部300及び原稿給送部200が排出トレイ108のサイズよりも小さいA4サイズとされて排出トレイ108上の一部が開放された状態(例えば上方から視て視線を遮る遮蔽物が存在していない状態)とすることができ、これにより、原稿読取部300や原稿給送部200を排出トレイ108上からシフト配置させたり、これら原稿読取部300や原稿給送部200を開閉させるといった煩わしい動作を行う必要がなく、胴内排出により排出トレイ108へ排出された用紙又は当該排出トレイ108に対する視認性を向上することができ、ひいては排出用紙の取り出しを容易に行うことが可能となる。
また、原稿給送部200には、引き出し自在に構成された補助トレイ211、212が備えられているため、必要ない場合にはこれら補助トレイ211、212を原稿給送部200内に収納しておき、これにより視認性が低下することを防止できるとともに、必要な場合には補助トレイ211、212を引き出して用いることで、例えばA3サイズの原稿の読み取り時における通紙動作を円滑に行うことができ、或いは当該読み取り後に排出されてきた原稿(例えばA3原稿)の落下等を防止することができるというように、原稿給送部200による原稿読み取り動作をより確実に且つ容易に行うことができる。
また、補助トレイ211、212には、所定の切欠部又は開口部が形成されているため、補助トレイ211、212を引き出して用いる場合に、当該補助トレイ211、212によって視線が遮られ、排出部に排出された用紙や排出部が見え難くなってしまうことを防止できる。
さらに、汎用原稿サイズ(原稿読取部300及び原稿給送部200の大きさ)をA4サイズに設定し、原稿給送部200で通紙可能なA4サイズより大きな原稿サイズをA3サイズに設定することで、一般的によく使用されるA4サイズの原稿に対しては、原稿読取部300(上に載置させて読み取る方法)或いは原稿給送部200(により自動給紙させて読み取る方法)を用いた幅広い方法(2通りの方法)を用いての読み取り動作を可能とするとともに、A4サイズより大きくて且つ一般的によく使用されるA3サイズの原稿に対しては原稿給送部200を用いた通紙による読み取り方法を用いて容易に対処することが可能となる。なお、本発明は、以下の態様をとることができる。
(A)汎用原稿サイズ(原稿給送部200及び原稿読取部300)をA4サイズより大きなサイズ例えばA3サイズとし、第1コンタクトガラス302をこのA3サイズに応じたサイズとしてもよい。この場合、原稿給送部200による最大の通紙可能原稿サイズはA3より大きなサイズとなる。
(B)複写機1において原稿給送部200(ADF)が設けられていない構成(本体部10上部に原稿読取部300のみが設けられている構成)であってもよい。ただし、この場合、原稿給送部200の代わりに原稿読取部300を覆う所定の開閉カバーが設けられていることが好ましい。
(C)原稿給送部200に補助トレイ211、212を設けなくともよい。また、補助トレイ211、212のうち一方側のみが設けられている構成であってもよい。
本発明に係る画像形成装置の一例である複写機の内部構成を概略的に示す断面図である。 図1に示す複写機の概略上面図である。 図1に示す複写機の概略構成を示すブロック図である。 本発明の変形例を説明する図である。 従来の画像形成装置を示す図である。
符号の説明
1 複写機(画像形成装置)
10 本体部
100 画像形成部
101 感光体ドラム
102 帯電部
103 現像部
1031 トナーカートリッジ
105 レーザ走査ユニット
106 転写ローラ
107 定着ローラ
108 排出トレイ
200 原稿給送部(自動原稿給紙装置)
201 原稿トレイ
202 搬入駆動部
203 搬送経路
208 原稿排出トレイ
211、212 補助トレイ
300 原稿読取部
301 スキャナ
302 第1コンタクトガラス
303 第2コンタクトガラス
400 給紙部
401 給紙カセット
403 ピックアップローラ
500 操作表示部
G 原稿
S、P 用紙

Claims (4)

  1. 胴内排出型の画像形成装置であって、
    前記胴内排出により排出される用紙の排出部上に設けられた原稿読み取りを行う原稿読取部と、
    当該排出部上に設けられ、前記原稿読取部へ原稿を自動給紙する自動原稿給紙装置とを備え、
    前記原稿読取部及び自動原稿給紙装置は、汎用原稿サイズである第1の原稿サイズに対応するサイズとされ、
    前記自動原稿給紙装置は、少なくとも前記第1の原稿サイズよりも大きなサイズである第2の原稿サイズが通紙可能とされていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記自動原稿給紙装置は、原稿の載置を補助するべく引き出し自在に構成された補助トレイを備えていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記補助トレイは、所定の切欠部又は開口部が形成されていることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の原稿サイズはA4サイズであり、前記第2の原稿サイズはA3サイズであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
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