JP2006066548A - 発光素子の製造方法 - Google Patents

発光素子の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006066548A
JP2006066548A JP2004245863A JP2004245863A JP2006066548A JP 2006066548 A JP2006066548 A JP 2006066548A JP 2004245863 A JP2004245863 A JP 2004245863A JP 2004245863 A JP2004245863 A JP 2004245863A JP 2006066548 A JP2006066548 A JP 2006066548A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emitting element
light emitting
light
wafer
holding substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004245863A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4367290B2 (ja
Inventor
Kenichiro Tanaka
健一郎 田中
Kazuyuki Yamae
和幸 山江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2004245863A priority Critical patent/JP4367290B2/ja
Publication of JP2006066548A publication Critical patent/JP2006066548A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4367290B2 publication Critical patent/JP4367290B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Led Devices (AREA)

Abstract

【課題】発光素子の製造方法において、発光素子への損傷を発生させることなく、発光素子ウエハを加工位置精度良く切断してチップ化することを可能とする。
【解決手段】透明結晶基板1上に半導体層を積層した発光部2及び電極から成る発光素子パターン20が複数形成されている発光素子ウエハ10を発光素子パターン20毎に切断して発光素子チップを得る発光素子の製造方法において、発光素子パターン20部分に樹脂6を配置して樹脂6により発光素子ウエハ10を透明な保持基板5上に接着する第1の工程と、樹脂6部分にレーザ光LBが照射されない状態で保持基板5に接着された発光素子ウエハ10にレーザ光LBを照射することによりウエハ10を発光素子パターン20毎に切断する第2の工程と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、発光素子ウエハを切断し、チップ化する発光素子の製造方法に関する。
従来から、基板上に多数の電子素子を形成した後、機械加工やレーザ光照射により基板を切断して個々の電子素子を製造することが行われている。機械加工による切断では、目標切断位置からのずれやチッピングの発生を抑えることが困難である。レーザ光による切断では、被加工物に機械的な負荷をかけないので切断面がきれいに仕上がり、またレーザ光のビーム径を絞ることにより微細な加工や高精度な加工が可能である。レーザ光を用いる例として、レーザ光が透過する透明な保持体に半導体ウエハを接着固定し、半導体ウエハのの表裏両面側からレーザ光を照射して半導体ウエハを切断する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭53−114669号公報
しかしながら、上述した特許文献1に示されるような半導体ウエハをレーザ光により切断する場合においては、半導体素子の表面における光学的ダメージを考慮する必要がなく、このような方法を、透明結晶基板上に発光部を形成した発光素子ウエハを透明結晶基板を含めて切断する方法として適用する場合、レーザ光による切断に際して発生する異物等により発光部が光学的なダメージを受けるという問題がある。
本発明は、上記課題を解消するものであって、発光素子への損傷を発生させることなく、発光素子ウエハを加工位置精度良く切断してチップ化することができる発光素子の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を達成するために、請求項1の発明は、透明結晶基板上に半導体層を積層した発光部及び電極から成る発光素子パターンが複数形成されている発光素子ウエハを前記発光素子パターン毎に切断して発光素子チップを得る発光素子の製造方法において、前記発光素子パターン部分に樹脂を配置して該樹脂により前記発光素子ウエハを透明な保持基板上に接着する第1の工程と、前記樹脂部分にレーザ光が照射されない状態で前記保持基板に接着された発光素子ウエハにレーザ光を照射することにより該ウエハを発光素子パターン毎に切断する第2の工程と、を備えたものである。
請求項2の発明は、透明結晶基板上に半導体層を積層した発光部及び電極から成る発光素子パターンが複数形成されている発光素子ウエハを前記発光素子パターン毎に切断して発光素子チップを得る発光素子の製造方法において、前記発光素子パターン表面を透明な保持基板表面に接触させて前記発光素子ウエハを前記保持基板上に配置し、前記保持基板に設けた前記発光素子パターン表面に対向した開口を有する排気用流路の内部を排気することにより前記発光素子パターン表面を前記保持基板に真空吸着して前記発光素子ウエハを前記保持基板上に固定する第1の工程と、前記保持基板に固定された発光素子ウエハにレーザ光を照射することにより該ウエハを発光素子パターン毎に切断する第2の工程と、を備えたものである。
請求項3の発明は、透明結晶基板上に半導体層を積層した発光部及び電極から成る発光素子パターンが複数形成されている発光素子ウエハを前記発光素子パターン毎に切断して発光素子チップを得る発光素子の製造方法において、前記発光素子パターン表面を透明な保持基板表面に接触させて前記発光素子ウエハを前記保持基板上に配置し、前記発光部周辺に設けられた切断領域を臨むスリット状開口を有する圧接板を用いて前記発光素子ウエハを前記保持基板に押さえつけることにより前記発光素子ウエハを前記保持基板上に固定する第1の工程と、前記スリット状開口の方向を第1の切断の方向に合わせた状態でスリット状開口を通過するレーザ光を前記保持基板に固定された発光素子ウエハに照射することにより該ウエハを第1の切断の方向に沿って切断し、その後、前記圧接板を90゜回転させて前記スリット状開口の方向を第2の切断の方向に合わせた状態でスリット状開口を通過するレーザ光を前記保持基板に固定された発光素子ウエハに照射することにより該ウエハを第2の切断の方向に沿って切断して前記発光素子ウエハを発光素子パターン毎に切断する第2の工程と、を備えたものである。
請求項4の発明は、請求項3に記載の発光素子の製造方法において、前記第1の工程では、前記圧接板と前記発光素子ウエハとを樹脂により接合するものである。
請求項5の発明は、請求項4に記載の発光素子の製造方法において、前記接合に用いる樹脂として温度により接合強度を制御可能な樹脂を用い、前記圧接板に電気抵抗体を備え、この電気抵抗体に通電したときの発熱により前記樹脂の接合強度を変化させることにより前記発光素子ウエハと圧接板との接合強度を制御するものである。
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発光素子の製造方法において、前記第2の工程では、前記発光素子パターンの外周部分のみを切断し、前記発光素子ウエハの周囲に未加工部を残すものである。
請求項7の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発光素子の製造方法において、前記保持基板は、前記発光素子ウエハに対向する面であって前記レーザ光が照射される部分に逃げ溝を有しているものである。
請求項8の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発光素子の製造方法において、前記発光素子ウエハに対向する前記保持基板の表面に酸化シリコン系材料を配置したものである。
請求項1の発明によれば、発光素子パターン部分に配置した樹脂で発光素子ウエハを保持基板に接着した状態で発光素子ウエハを切断するので、個片化された発光素子チップがチップ毎にばらばらに離散することがない。また、発光素子パターン部分に配置した樹脂が発光部表面を保護することになるので、切断時に発生する切断粉や蒸発物などの異物が発光素子パターンの表面、従って発光部表面に付着するのを防ぐことができる。また、樹脂部分にレーザ光が照射されないので、発光素子ウエハに光学的ダメージを与える蒸発物などの異物発生が抑制され発光素子の損傷が抑制される。
また、発光素子ウエハの裏面側(発光部が形成されていない面側)、又は、透明な保持基板を透過して保持基板側のいずれからでもレーザ光を照射して切断を行うことができるが、前者の裏面側から切断領域にレーザ光を照射して発光素子ウエハを切断することにより、発光素子パターンの表面が切断時の異物汚染や熱負荷にさらされる時間を少なくして発光部へのダメージ発生を抑制できる。この場合、切断中に透明結晶基板を透過したレーザ光、又は切断後に直接飛来するレーザ光が保持基板を照射しても保持基板が透明であるので、保持基板の損傷は少なく、従って保持基板の損傷による発光素子ウエハヘの光学的なダメージも少ない。
請求項2の発明によれば、発光素子パターン表面を保持基板に真空吸着した状態で発光素子ウエハを切断するので、個片化された発光素子チップがチップ毎にばらばらに離散することがなく、また、発光素子ウエハの保持基板への取り付け及び発光素子チップの保持基板からの取り外しが真空吸着力を制御することにより容易に行える。また、発光素子パターン表面を保持基板表面に接触させた状態で切断するので、切断時に発生する切断粉や蒸発物などの異物が発光素子パターン表面、従って発光部表面に付着するのを防ぐことができる。また、発光素子ウエハの裏面側から、切断領域にレーザ光を照射して発光素子ウエハを切断することによる効果が、前記同様に得られる。
請求項3の発明によれば、圧接板を用いて発光素子パターン表面を保持基板表面に接触させて押さえつけた状態で発光素子ウエハを切断するので、個片化された発光素子チップがチップ毎にばらばらに離散することがなく、また、発光素子ウエハの保持基板への取り付け及び発光素子チップの保持基板からの取り外しが圧接板の着脱により容易に行える。また、発光素子パターン表面を保持基板表面に接触させた状態で切断するので、切断時に発生する切断粉や蒸発物などの異物が発光素子パターン表面、従って発光部表面に付着するのを防ぐことができる。また、発光素子ウエハの裏面側から、切断領域にレーザ光を照射して発光素子ウエハを切断することによる効果が、前記同様に得られる。
また、発光素子ウエハには、通常、発光素子パターンが碁盤目状に配置して形成され、発光素子ウエハは、発光部(発光素子パターン)周辺に設けられた直交する2方向に延びる切断領域における切断線に沿って切断できるので、1方向の切断領域を臨むスリット状開口を有する圧接板を2回用いて、発光素子ウエハを効率よく切断できる。
請求項4の発明によれば、発光素子ウエハを保持基板に押さえつけて固定する際に、圧接板と前記発光素子ウエハとがずれるのを防止できて固定作業が容易となり、また、樹脂の接合強度を下げることにより圧接板を発光素子ウエハから容易に取り外しできる。
請求項5の発明によれば、樹脂の接合強度を電気的に制御できるので、圧接板と発光素子ウエハの着脱が容易に行われる。
請求項6の発明によれば、発光素子ウエハの外形形状を保持できるので、切断後の発光素子ウエハの取扱が容易であり、特に、請求項3においては、第1の切断の方向に沿った切断の後、圧接板を90゜回転させるため圧接板を取り外してたときに発光素子ウエハがばらばらになるのを防止できる。
請求項7の発明によれば、発光素子ウエハの裏面側から切断領域にレーザ光を照射して発光素子ウエハを切断する場合、切断中に透明結晶基板を透過したレーザ光、又は切断後に直接飛来するレーザ光が逃げ溝内を通過する際にレーザビーム径が広がるのでレーザ光のエネルギ密度を低減でき、レーザ光による保持基板の損傷を抑えて発光素子ウエハへのダメージ発生を抑えることができる。
請求項8の発明によれば、酸化シリコン系材料は一般にレーザ光による損傷を受けにくいので、レーザ光による保持基板の損傷を抑制して発光素子ウエハへのダメージ発生を低減することができる。
以下、本発明の発光素子の製造方法について、図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る発光素子の製造方法を用いて製造された発光素子チップ4と切断前の発光素子ウエハ10を示し、図2は、図1における発光素子チップ4及び発光素子ウエハ10の断面を示す。発光素子チップ4は、透明結晶基板1上に半導体層21,22を積層してなる複数の発光部2及びこの発光部2へ電力を供給する電極3から成る発光素子パターン20が形成されている発光素子ウエハ10を発光素子パターン20毎に切断して得られる。発光素子チップ4からの発光は、例えば、透明結晶基板1に対向していない側の発光部2の表面から取り出される。なお、発光部2の表面とは反対側の面から透明結晶基板1を透過した光を取り出すこともできる。
上述の発光素子チップ4は、紫外発光素子、青色発光素子、GaN系発光素子などである。透明結晶基板1は、例えばサファイア基板からなる。また、発光部2を構成する半導体層21,22は、界面に活性層を有しているp型、n型の半導体であり、これらが透明結晶基板1上に積層されている。発光素子ウエハ10の製造方法の例を述べる。まず、サファイア基板からなる透明結晶基板1上にn型窒化物からなる半導体層21を積層し、さらにp型窒化物からなる半導体層22を半導体層21上に積層して所定形状にパターニングして発光部2が形成される。パターニングにおいて、各発光部2の周囲に切断領域9を備えて碁盤目状に配列した発光部2を形成するとともに、下層の半導体層21の一部を除去して下層の電極形成領域が確保される。次に、p型、n型窒化物からなる各半導体層21,22に電力を供給するための電極3が形成され、これらの電極3と前述の発光部2のパターンから成る発光素子パターン20を複数備えた発光素子ウエハ10が完成する。発光素子ウエハ10の切断は、切断領域9を通る切断面11に沿って行われる。
次に、図3を参照して発光素子ウエハ10の切断工程の概要を述べる。発光素子チップ4を得る発光素子ウエハ10の切断方法は、発光素子ウエハ10を保持基板上に固定する第1の工程と、保持基板に固定された発光素子ウエハ10をレーザ光を用いて発光素子パターン20毎に切断する第2の工程とを備えている。第1の工程では、3種類の固定方法を用いることができる。方法1では樹脂を用いて発光素子ウエハを保持基板に固定し、方法2では真空吸着を用いて発光素子ウエハを保持基板に固定し、方法3では圧接板を用いて発光素子ウエハを保持基板に固定する。これらの3種類の固定方法を適用した実施形態を説明する。
(実施形態1)
図4は実施形態1を示す。実施形態1は、第1の工程における固定方法として上述の樹脂による方法1を用いている。すなわち、透明結晶基板1上に形成された複数の発光素子パターン20の表面を透明な保持基板5の表面に対向させ、発光素子パターン20の表面に介在させた樹脂6により発光素子パターン20の表面を保持基板5の表面に接着して、発光素子ウエハ10を保持基板5上に固定している。第2の工程における切断は、発光素子ウエハ10の保持基板5に対向していない面、すなわち発光部2が形成されていない発光素子ウエハの面(裏面)側からレーザ光LBを照射して行う。レーザ光LBの照射は、切断領域9を通る切断面11に沿って行う。
上述の切断方法において、接着用の樹脂6を発光素子パターン20の表面に局在させて発光素子パターン20周辺の切断領域9から接合用の樹脂6を排除した状態で発光素子ウエハ10を保持基板5上に固定している。この結果、レーザ光LBは樹脂6には照射されないので、樹脂6からの異物が発光素子ウエハ10に付着したりするダメージを生じることがない。接着用の樹脂6として、熱硬化性の樹脂や光硬化性の樹脂を用いることができる。特に、シリコンウエハのダイシング用UVシートなどに用いられる紫外線硬化樹脂を好適に用いることができる。このような紫外線硬化樹脂は、未硬化状態において接着強度があるので発光素子ウエハ10を固定でき、また、紫外線を照射して硬化状態にすることにより接着強度を下げることができるので、樹脂6に紫外線を照射することにより発光素子チップ4を保持基板5から容易に剥離できる。
また、接着用の樹脂6として、温度により接着強度を制御できる樹脂シートを用いてもよい。例えば、米国Landec社製インテリマーテープを用いることができる。また、接合用の樹脂6を保持基板5に塗布する場合、塗布の方法として、ディスペンサを用いて発光素子パターン20の表面に対応する塗布位置に位置決めしながら微小量を塗布する方法や、インクジェット方式による塗布方法、マスクを用いたスキージ法などが挙げられる。樹脂6から発光素子チップ4を剥離した後に発光素子パターン20の表面に樹脂6が残存している場合や、樹脂6と発光素子パターン20の表面との接着強度が強過ぎて剥離できない場合などには、それぞれの樹脂6に適したエッチング剤や溶剤を用いて溶液処理すればよい。樹脂6がPMMA系樹脂であれば、アセトンなどの有機溶媒で樹脂6の除去が可能である。
(実施形態2)
図5は実施形態2を示す。実施形態2は、第1の工程における固定方法として上述の真空吸着による方法2を用いている。すなわち、透明結晶基板1上に形成された発光素子パターン20の表面を透明な保持基板5の表面に接触させて発光素子ウエハ10を保持基板5上に配置し、保持基板5に設けた発光素子パターン20の表面に対向した開口を有する排気用流路50の内部を矢印Pで示すように排気することにより発光素子パターン20の表面を保持基板5に真空吸着して、発光素子ウエハ10を保持基板5上に固定している。第2の工程における切断は、実施形態1と同様に、発光素子ウエハ10の裏面側から切断面11に沿ってレーザ光LBを照射して行う。
上述の排気用流路50の開口を設ける位置は、各発光素子パターン20毎の表面の内部とする。その結果、レーザ光LBは開口50には照射されず、レーザ光LBにより排気流路が加工されて真空吸着力が下がるということがなく、また、各発光素子パターン20毎に真空吸着しているので、発光素子ウエハ10の切断後に切断された発光素子チップ4が飛散することがない。
(実施形態3)
図6は実施形態3を示す。実施形態3は、第1の工程における固定方法として上述の圧接板による方法3を用いている。すなわち、透明結晶基板1上に形成された複数の発光素子パターン20の表面を透明な保持基板5の表面に接触させて発光素子ウエハ10を保持基板5上に配置し、発光部2周辺に設けられた切断領域9を臨むスリット状開口71を有する圧接板7を用いて発光素子ウエハ10を保持基板5に押さえつけることにより発光素子ウエハ10を保持基板5上に固定している。第2の工程における切断は、実施形態1と同様に、発光素子ウエハ10の裏面側から切断面11に沿ってレーザ光LBを照射して行う。ただし、本実施形態3においては、スリット状開口71を通過するレーザ光LBを用いる。
(実施形態4)
図7(a)〜(d)は実施形態4を示し、各図は、発光素子ウエハ10の切断における主要段階を示している。本実施形態4は前述の実施形態1と同様に固定方法として樹脂6による方法1を用いている。図7(a)は接着用の樹脂6を透明な保持基板5の表面であって発光素子パターン20の接着予定位置に対応する表面位置に配置し、発光素子ウエハ10を保持基板5に対向させた状態を示す。なお、樹脂6は、保持基板5上ではなく、発光素子パターン20の表面に配置してもよい。発光素子ウエハ10を固定する相手方として透明な保持基板5を用いるのは次の理由による。透明な保持基板5の代わりにシリコンウエハのダイシング時に用いられるUVシートなどを用いて高出力のレーザ光で切断した場合、切断完了後に発光素子ウエハ10を透過したレーザ光によりUVシートが加工される結果、発光素子チップ4に異物汚染などのダメージを与えてしまう。透明な保持基板5を用いることにより、レーザ光LBによる保持基板5の損傷を抑制でき、保持基板5の損傷による発光素子チップ4へのダメージ発生を抑制できる。
図7(b)はレーザ光LBを用いて切断を開始した状態を示す。レーザ光LBとして、第3高調波YAGレーザ光が適しているが、その他のレーザ光、例えば、第2高調波YAGレーザ光、第4高調波YAGレーザ光、エキシマレーザ光やその他の高調波紫外線レーザ光でもよい。第3高調波YAGレーザ光を用いた場合、レーザ出力6W、レーザ走査速度2mm/sの条件で、厚み300μmのサファイアウエハからなる透明結晶基板1を、発光素子ウエハ10にダメージを与えることなく切断して発光素子チップ4を得ることができる。
また、レーザ光LBは切断領域9を通る切断面11に沿って照射される。発光素子ウエハ10を発光素子ウエハ10上に碁盤目状に形成された発光素子パターン20毎にチップ化するため、直交する2方向についてレーザ光LBを走査して照射する。レーザ光LBの照射方向(ビーム方向)は、発光素子ウエハ10の裏面に対して、垂直方向に限らず、斜め方向の照射も行うことができる(後述図8)。
図7(c)は発光素子ウエハ10の切断が完了して透明結晶基板1に切断溝12が形成された状態を示す。保持基板5と発光素子ウエハ10が(樹脂6を介して)接触しているのは発光素子パターン20の部分のみである。つまり、発光素子パターン20の周囲に切断用に設けられているストリート部やスクライブラインと呼ばれる切断領域9は、保持基板5の表面には接触しておらず、互いに空間を介して対向しているだけである。すなわち、レーザ光LBの照射領域には異物発生の原因となる樹脂6などの介在物がなく、従って、透過したレーザ光により保持基板5が加工されても(通常加工され難い)発光素子ウエハ10に異物汚染などによるダメージを与えることがなく、発光素子の機能を損なうことなく切断加工できる。図7(d)は樹脂6の接合力を下げて個々の発光素子チップ4を保持基板5から分離した状態を示す。
(実施形態5)
図8(a)〜(e)は実施形態5を示す。実施形態5は、上述の実施形態4におけるレーザ光LBの照射方向(ビーム方向)が発光素子ウエハ10の裏面に対し垂直であるのに対し、斜め方向からレーザ光LBを照射するものである。従って、図8(c)(d)に示すように、隣接する発光素子パターン20の間には2つの切断溝12が形成されて切断片13が形成される。また、図8(e)に示すように、切断片13を取り除いて、保持基板5から分離した発光素子チップ4は、台形状となる。このような形状の発光素子チップ4は、台形状の透明結晶基板1の斜面を集光や光分散に用いることができる。この斜面を光反射面として用いる場合、発光素子パターン20からの光取り出し効率を上げることができる。
(実施形態6)
図9は実施形態6を示す。実施形態6は、前述の実施形態3と同様に固定方法として圧接板7による方法3を用いている。図9において、保持基板5に固定された発光素子ウエハ10の切断における主要段階が、図の上方から下方に向けて時系列的に、状態S1〜S5により示されている。状態S1は、発光素子ウエハ10を裏面を上にして保持基板5上に配置した状態である。碁盤目状に配列して形成された発光素子パターン20が、透明結晶基板1を透過して見える。碁盤目状に並んだ発光素子パターン20の隙間は、直交する2方向(X方向、Y方向)に連続しており、この連続した隙間領域が切断領域を構成する。圧接板7は、切断領域に対応するスリット状開口71を備えている。
状態S2は、発光素子ウエハ10の裏面に圧接板7を配置し、図示しない付勢手段を用いて、圧接板7を介して発光素子ウエハ10を保持基板5に押さえつけて固定し、レーザ光LBをX方向(第1の切断方向)に走査しながら照射して切断を行っている状態である。圧接板7の配置に際し、圧接板7のスリット状開口71の開口方向は、切断領域のX方向に合わせてある。
状態S3は、X方向の切断加工が完了した状態である。透明結晶基板1の裏面(図の状態の上面)から表面(図の状態の下面)に至る切断溝12がX方向の切断領域に形成されている。状態S4は、圧接板7の平面内でθ=90゜回転した圧接板7を用いて、発光素子ウエハ10を保持基板5に固定し、今度はY方向(第2の切断方向)に沿って、レーザ光LBによる切断を行っている状態である。状態S5は、X方向及びY方向の切断加工が完了して各発光部がチップ化された状態である。
(実施形態7)
図10は実施形態7を示す。上述のように、スリット状開口71を有する圧接板7を用いて切断加工する場合、発光素子ウエハ10の外周部分を切断加工せずに切断溝12の端部に未加工部分Qとして残しておく。これにより、圧接板7を90゜回転させる際に、発光素子ウエハ10がばらばらになることを防ぐことができる。従って、圧接板7を90゛回転させた後に、圧接板7と発光素子ウエハ10の位置合わせが容易となり、精度良く切断加工できる。
(実施形態8)
図11は実施形態8を示す。実施形態8は、実施形態3や実施形態6におけるように圧接板7を用いて発光素子ウエハ10を保持基板5に固定する場合に、圧接板7の裏面側(発光素子ウエハ側)に接合用の樹脂73を配置するものである。樹脂73として、例えば粘着テープ用いることができる。X方向のレーザ加工の間は圧接板7と発光素子ウエハ10とは樹脂73により接合して固定された状態としておく。X方向の加工後、樹脂73の接合強度を低下させて、圧接板7と発光素子ウエハ10を分離し、圧接板7を90゜回転させる。その後、X方向と同様にY方向の切断加工を行い、発光素子パターン20毎に発光素子ウエハ10をチップ化する。
(実施形態9)
図12は実施形態9を示す。実施形態9は、上述の実施形態8における圧接板7を発光素子ウエハ10に固定するための接合用の樹脂73として、温度により接合強度が制御できる樹脂73を用いるものである。樹脂73の具体例として、米国Landec社製インテリマーテープなどが挙げられる。樹脂73の温度制御は、圧接板7を加熱して行う。例えば、圧接板7に電気抵抗体74を備え、この電気抵抗体74に通電したときの発熱により樹脂73の接合強度を変化させる。このため、圧接板7を、ガラスなどの絶縁物質で作製し、樹脂73に接する側に発熱用の金属薄膜からなる電気抵抗体74を形成する。金属薄膜材料としては、ニクロムなどが適している。
(実施形態10)
図13は実施形態10を示す。実施形態10は、保持基板5における発光素子ウエハ10に対向する面であってレーザ光LBが照射される部分に逃げ溝51を形成したものである。発光素子ウエハ10を裏面(図の上方)から切断中に透明結晶基板1を透過したレーザ光LB、又は切断後に直接飛来するレーザ光LBによって照射される保持基板5の表面部分に逃げ溝51を形成して凹形状にしておく。その結果、保持基板5上におけるレーザ光LBによる被照射位置が集光点から遠ざかった逃げ溝51の底部となり、被照射位置におけるレーザ光LBの強度(エネルギ密度)を低減できるので、保持基板5の表面が損傷されにくくなる。従って、保持基板5からの異物等による発光素子ウエハ10へのダメージを抑制することが可能となる。
(実施形態11)
図14は実施形態11を示す。実施形態11は、発光素子ウエハ10に対向する保持基板5の表面、すなわちレーザ光LBによって照射される面に酸化シリコン系材料8を配置するものである。この場合、酸化シリコン系材料8は、保持基板5の表面の全面に配置してよい。酸化シリコン系材料8は一般にレーザ光による損傷を受けにくく、切断中に透明結晶基板1を透過したレーザ光LB、又は切断後に直接飛来するレーザ光LBによる保持基板5の損傷を抑制して発光素子ウエハ10へのダメージ発生を低減できる。酸化シリコン系材料8として、HSQレジン(具体的にはDOW CORNING社製FoxFlowableOxiide)などが挙げられる。これらの材料は、Si、O、Hのみから構成されており、炭化物を含まないため、レーザ加工による熱的ダメージや汚染が少ない。なお、酸化シリコン系材料8は、接着用樹脂として機能する。
なお、本発明は、上記構成に限られることなく種々の変形が可能である。例えば、上述で参照した図において、切断領域9として発光素子パターンが形成されていないストリート部を有する構造の発光素子ウエハ10を示したが、ストリート部が形成されていない発光素子ウエハ10に対しても本発明を適用できる。後者の場合、発光素子パターン20の所定領域が、何らかの介在物を介して保持基板に接触して保護されており、切断領域9とされる領域が保持基板5に接触していない状態であれば好適である。発光素子ウエハ10の裏面側からレーザー光により切断するとき、切断領域9と保持基板5との間に間隙が存在することにより、保持基板5の表面の影響を低減できるからである。
本発明に係る発光素子の製造方法を用いて製造された発光素子チップの斜視図と発光素子ウエハの斜視図。 図1における発光素子チップのA−A断面図と発光素子ウエハの断面図。 同上製造方法の工程図。 同上製造方法の実施形態1を示す発光素子ウエハと保持基板の断面図。 同上製造方法の実施形態2を示す発光素子ウエハと保持基板の断面図。 同上製造方法の実施形態3を示す発光素子ウエハと保持基板の断面図。 (a)〜(d)は同上製造方法の実施形態4を示す発光素子ウエハと保持基板の断面図。 (a)〜(e)は同上製造方法の実施形態5を示す発光素子ウエハと保持基板の断面図。 同上製造方法の実施形態6を示す発光素子ウエハと保持基板と圧接板の斜視図。 同上製造方法の実施形態7を示す発光素子ウエハの平面図。 同上製造方法の実施形態8を示す発光素子ウエハと保持基板の断面図。 同上製造方法の実施形態9を示す発光素子ウエハと保持基板の断面図。 同上製造方法の実施形態10を示す発光素子ウエハと保持基板の断面図。 同上製造方法の実施形態11を示す発光素子ウエハと保持基板の断面図。
符号の説明
1 透明結晶基板
2 発光部
3 電極
4 発光素子チップ
5 保持基板
6 樹脂
7 圧接板
8 酸化シリコン系材料
9 切断領域
10 発光素子ウエハ
20 発光素子パターン
21,22 半導体層
50 排気用流路
51 逃げ溝
71 スリット状開口
73 樹脂
74 電気抵抗体
LB レーザ光
Q 未加工部

Claims (8)

  1. 透明結晶基板上に半導体層を積層した発光部及び電極から成る発光素子パターンが複数形成されている発光素子ウエハを前記発光素子パターン毎に切断して発光素子チップを得る発光素子の製造方法において、
    前記発光素子パターン部分に樹脂を配置して該樹脂により前記発光素子ウエハを透明な保持基板上に接着する第1の工程と、
    前記樹脂部分にレーザ光が照射されない状態で前記保持基板に接着された発光素子ウエハにレーザ光を照射することにより該ウエハを発光素子パターン毎に切断する第2の工程と、を備えたことを特徴とする発光素子の製造方法。
  2. 透明結晶基板上に半導体層を積層した発光部及び電極から成る発光素子パターンが複数形成されている発光素子ウエハを前記発光素子パターン毎に切断して発光素子チップを得る発光素子の製造方法において、
    前記発光素子パターン表面を透明な保持基板表面に接触させて前記発光素子ウエハを前記保持基板上に配置し、前記保持基板に設けた前記発光素子パターン表面に対向した開口を有する排気用流路の内部を排気することにより前記発光素子パターン表面を前記保持基板に真空吸着して前記発光素子ウエハを前記保持基板上に固定する第1の工程と、
    前記保持基板に固定された発光素子ウエハにレーザ光を照射することにより該ウエハを発光素子パターン毎に切断する第2の工程と、を備えたことを特徴とする発光素子の製造方法。
  3. 透明結晶基板上に半導体層を積層した発光部及び電極から成る発光素子パターンが複数形成されている発光素子ウエハを前記発光素子パターン毎に切断して発光素子チップを得る発光素子の製造方法において、
    前記発光素子パターン表面を透明な保持基板表面に接触させて前記発光素子ウエハを前記保持基板上に配置し、前記発光部周辺に設けられた切断領域を臨むスリット状開口を有する圧接板を用いて前記発光素子ウエハを前記保持基板に押さえつけることにより前記発光素子ウエハを前記保持基板上に固定する第1の工程と、
    前記スリット状開口の方向を第1の切断の方向に合わせた状態でスリット状開口を通過するレーザ光を前記保持基板に固定された発光素子ウエハに照射することにより該ウエハを第1の切断の方向に沿って切断し、その後、前記圧接板を90゜回転させて前記スリット状開口の方向を第2の切断の方向に合わせた状態でスリット状開口を通過するレーザ光を前記保持基板に固定された発光素子ウエハに照射することにより該ウエハを第2の切断の方向に沿って切断して前記発光素子ウエハを発光素子パターン毎に切断する第2の工程と、を備えたことを特徴とする発光素子の製造方法。
  4. 前記第1の工程では、前記圧接板と前記発光素子ウエハとを樹脂により接合することを特徴とする請求項3に記載の発光素子の製造方法。
  5. 前記接合に用いる樹脂として温度により接合強度を制御可能な樹脂を用い、前記圧接板に電気抵抗体を備え、この電気抵抗体に通電したときの発熱により前記樹脂の接合強度を変化させることにより前記発光素子ウエハと圧接板との接合強度を制御することを特徴とする請求項4に記載の発光素子の製造方法。
  6. 前記第2の工程では、前記発光素子パターンの外周部分のみを切断し、前記発光素子ウエハの周囲に未加工部を残すことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発光素子の製造方法。
  7. 前記保持基板は、前記発光素子ウエハに対向する面であって前記レーザ光が照射される部分に逃げ溝を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発光素子の製造方法。
  8. 前記発光素子ウエハに対向する前記保持基板の表面に酸化シリコン系材料を配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発光素子の製造方法。
JP2004245863A 2004-08-25 2004-08-25 発光素子の製造方法 Expired - Fee Related JP4367290B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004245863A JP4367290B2 (ja) 2004-08-25 2004-08-25 発光素子の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004245863A JP4367290B2 (ja) 2004-08-25 2004-08-25 発光素子の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006066548A true JP2006066548A (ja) 2006-03-09
JP4367290B2 JP4367290B2 (ja) 2009-11-18

Family

ID=36112763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004245863A Expired - Fee Related JP4367290B2 (ja) 2004-08-25 2004-08-25 発光素子の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4367290B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100757802B1 (ko) 2006-09-29 2007-09-11 서울옵토디바이스주식회사 수직형 발광 다이오드 및 그 제조방법
CN107026078A (zh) * 2016-02-01 2017-08-08 三星电子株式会社 图案结构、制造其的方法和使用印模形成格栅的方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100757802B1 (ko) 2006-09-29 2007-09-11 서울옵토디바이스주식회사 수직형 발광 다이오드 및 그 제조방법
CN107026078A (zh) * 2016-02-01 2017-08-08 三星电子株式会社 图案结构、制造其的方法和使用印模形成格栅的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4367290B2 (ja) 2009-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7179723B2 (en) Wafer processing method
US7767554B2 (en) Method of manufacturing semicondictor chip
US7906410B2 (en) Method of manufacturing semiconductor chip using laser light and plasma dicing
TWI631665B (zh) 光裝置之加工方法
JP2004031526A (ja) 3族窒化物系化合物半導体素子の製造方法
US8148240B2 (en) Method of manufacturing semiconductor chips
KR102282858B1 (ko) 기판을 프로세싱하는 방법
JP7142236B2 (ja) 素子チップの製造方法
JP2003282478A (ja) 合金化方法及び配線形成方法、表示素子の形成方法、画像表示装置の製造方法
US10319598B2 (en) Method and apparatus for thinning wafer
JP2004165227A (ja) Iii族窒化物系化合物半導体素子の製造方法
JP3994681B2 (ja) 素子の配列方法及び画像表示装置の製造方法
KR20130009637A (ko) 광 디바이스 웨이퍼의 가공 방법
JPH10116801A (ja) 基板分割方法及びその基板分割を用いた発光素子製造 方法
JP2014019120A (ja) 内部加工層形成単結晶部材の製造方法
TW202010010A (zh) 光元件晶圓加工方法
JP3890921B2 (ja) 素子の配列方法及び画像表示装置の製造方法
JP6524558B2 (ja) 素子チップの製造方法
JP6974324B2 (ja) 側面反射器と蛍光体とを備えるフリップチップled
JP7016445B2 (ja) 半導体素子の製造方法
JP4367290B2 (ja) 発光素子の製造方法
JP2003282945A (ja) 半導体発光素子
CN107799406B (zh) 用于加工晶片的方法和用于加工载体的方法
JP2003162231A (ja) 素子の製造方法、素子の配列方法及び画像表示装置の製造方法
JP6059927B2 (ja) ウエーハの加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090324

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090804

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090817

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4367290

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130904

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees