JP2006065444A - 半導体集積回路及びデータプロセッサ - Google Patents

半導体集積回路及びデータプロセッサ Download PDF

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Abstract


【課題】 アクセス要求に対するバスコントローラの応答性を保証しながらバスコントローラによる無駄な電力消費を低減する。
【解決手段】 バスコントローラ(7)は、アクセス要求を検出する検出回路(23)と、検出回路によるアクセス要求の検出に応答してバスアクセス制御を行う制御回路(21)とを有する。バスコントローラは検出回路によるアクセス要求の検出に応答して前記制御回路をクロック信号に同期させて動作可能とし、アクセス要求に応答するバスアクセス制御を終了することによって制御回路の前記クロック信号に同期する動作を停止させる。制御回路のクロック同期動作に対する自律的制御態様として、バスコントローラは、制御回路へのクロック信号の伝達経路を導通させることによって制御回路をクロック信号に同期させて動作可能とし、前記伝達経路を遮断することによって制御回路の前記クロック信号に同期する動作を停止させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、バスコントローラを有する半導体集積回路、特にバスコントローラの電力消費を低減する技術に関し、例えばデータプロセッサに適用して有効な技術に関する。
特許文献1にはクロック制御レジスタを有するマイクロコンピュータについて記載がある。クロック制御レジスタはCPUによってアクセスされ、当該レジスタの制御ビットは内蔵回路モジュールへのクロック供給停止制御に割り当てられ、それらは対応する回路モジュールにクロックを供給するクロックドライバの制御端子に供給され、制御ビットの論理値1で対応するクロックドライバからのクロック供給を停止させ、論理値0でクロック供給を可能にする。特許文献2にはCPUの周波数切換え又はクロック停止に連動して、クロック制御部の周波数切換え又はクロック停止により、ISAバス制御回路やIOコントローラのクロックの供給も可変又は停止することが記載される。特許文献3にはCPU、クロックジェネレータ、バスインタフェースを有し、バスインタフェースがメモリに出力又は入力の開始信号を供給した後、メモリが読み出しや書き込みを準備する期間にバスインタフェースのクロック供給を停止することについて記載される。要するに、バスインタフェースはメモリにアクセスを要求した後メモリのアクセス準備期間にバスインタフェースのクロック供給を停止する。
特開平11−184693号公報 特開平10−124169号公報 特開平07−191954号公報
本発明者はバスアクセス制御を行うバスコントローラに対しても選択的にクロックの供給を停止して低消費電力を図ることについて検討した。上記特許文献にも記載されるようにデータプロセッサに搭載された周辺回路モジュールに対して、CPUによるレジスタ設定によって選択的にクロック供給を停止させることができるが、バスコントローラのような回路モジュールにはCPUによるレジスタ制御で選択的にクロックの供給を停止する制御を採用するのは不都合であることが本発明者によって見出された。すなわち、CPUによるレジスタ制御はCPUによる命令実行に基づいて行われることになるが、バスコントローラによるバスアクセス制御の開始タイミングはCPUの命令実行に直接連動しないからである。例えばCPUから見てバスコントローラの上流側にキャッシュメモリ回路やアドレス変換バッファ回路などがあると、CPUからアクセス要求が発行されても、キャッシュ対象空間に対してキャッシュミスのとき、アドレス変換バッファに対するアドレス変換ミスが生じたときに、バスコントローラにアクセス要求が伝達され、キャッシュヒットやアドレス変換ヒットのときは発行されず、バスコントローラにはアクセス要求が伝達されない。キャッシュミスを生ずるか否か、アドレス変換ミスが生ずるか否かはCPUの命令実行状態と直接的な因果を有する性質のものではない。また、DMAC(ダイレクトメモリアクセスコントローラ)に対する転送開始要求もCPUの命令実行状態とは非同期で発生する場合がある。それらを考慮すると、CPUによるレジスタ設定でバスコントローラへのクロック供給を制御しても、バスコントローラにアクセス要求が与えられるとき必ずバスコントローラが動作可能である保証はなく、逆にバスアクセス制御を行わないときにもクロックが供給されて低消費電力を低減できないことも予想される。
本発明の目的は、アクセス要求に対するバスコントローラの応答性を保証しながらバスコントローラによる無駄な電力消費を低減することができる半導体集積回路、更にはデータプロセッサを提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
〔1〕半導体集積回路は、クロック信号を出力するクロックパルスジェネレータ(14)と、前記クロック信号に同期して動作するプロセッサモジュール(2)と、前記プロセッサモジュールによるアクセス要求に応答して外部バスのアクセス制御を行うバスコントローラ(7)とを有し、前記バスコントローラは、アクセス要求を検出する検出回路(23)と、前記検出回路によるアクセス要求の検出に応答してバスアクセス制御を行う制御回路(21)とを有する。前記バスコントローラは前記検出回路によるアクセス要求の検出に応答して前記制御回路をクロック信号に同期させて動作可能とし、アクセス要求に応答するバスアクセス制御を終了することによって前記制御回路の前記クロック信号に同期する動作を停止させる。前記制御回路のクロック同期動作に対する自律的制御態様として、例えば、前記バスコントローラは、前記制御回路へのクロック信号の伝達経路を導通させることによって前記制御回路をクロック信号に同期させて動作可能とし、前記伝達経路を遮断することによって前記制御回路の前記クロック信号に同期する動作を停止させる。或いは、前記制御回路への動作電源供給経路を導通させることによって前記制御回路をクロック信号に同期させて動作可能とし、前記動作電源供給経路を遮断することによって前記制御回路の前記クロック信号に同期する動作を停止させる。
上記手段によれば、バスコントローラはアクセス要求の有無を検出して前記制御回路に対するクロック信号や動作電源の供給を自律的に制御するから、バスコントローラによる無駄な電力消費を低減することができる。更に、バスコントローラによる上記自律的制御により、アクセス要求がプロセッサモジュールによる命令実行動作と非同期で生じようが同期して生じようが何れの場合にもバスコントローラによるバスアクセス制御の応答性を保証することができる。
本発明の具体的な形態として、前記プロセッサモジュールは命令を実行してアクセス要求を発行する中央処理装置(3)を有する。このとき、前記プロセッサモジュールは前記中央処理装置のアクセス要求に対して連想記憶を行う連想記憶回路(4)、例えばキャッシュメモリユニットやアドレス変換バッファユニットを更に有する場合があり、前記連想記憶回路は前記アクセス要求に対する連想ミスに応答して前記アクセス要求に対応するアクセス要求を前記バスコントローラに発行することになる。この場合には、中央処理装置が発行したアクセス要求は、前記連想記憶回路による連想ミスのときバスコントローラに伝達される。要するに、バスコントローラは中央処理装置による命令実行とは非同期でアクセス要求を受け取ることになる。
本発明の更に具体的な形態として、半導体集積回路は、前記プロセッサモジュールによって初期設定され前記クロック信号に同期して動作するダイレクトメモリアクセスコントローラ(12)を有する。前記ダイレクトメモリアクセスコントローラは前記中央処理装置の命令実行動作とは非同期で前記バスコントローラにアクセス要求を発行可能にされる。例えばダイレクトメモリアクセスコントローラは中央処理装置とは非同期の外部事象に応答して転送リクエストが与えられることによって、バスコントローラは中央処理装置による命令実行とは非同期でアクセス要求を受け取ることになる。
本発明の更に具体的な形態として、前記クロック信号に同期して動作され前記プロセッサモジュールによってアクセスされる周辺モジュール(10,11)と、前記中央処理装置によって書き換え可能に制御データが設定され、設定された制御データに従って前記周辺モジュールへ前記クロック信号を伝達する経路の導通又は遮断を指示するコントロールレジスタ(15)と、を有する。周辺モジュールに対しても電力消費を低減することができる。特に周辺モジュールは中央処理装置のデータ処理に対する周辺機能を実現するという性質上、中央処理装置によるレジスタ設定でクロック信号の供給と停止を制御してもなんら支障を生じない。
〔2〕データプロセッサは、クロック信号を出力するクロックパルスジェネレータと、前記クロック信号に同期して動作するプロセッサモジュールと、前記プロセッサモジュールによるアクセス要求に応答して外部バスのアクセス制御を行うバスコントローラとを有し、前記バスコントローラは、前記クロック信号を入力してバスアクセス制御を行い、前記アクセス要求の検出に応答してクロック信号の入力経路を開き、アクセス要求に応答するバスアクセス制御を終了することによって前記入力経路を遮断する。
本発明の具体的な形態として、前記プロセッサモジュールは命令を実行してアクセス要求を発行する中央処理装置を有する。このとき、前記プロセッサモジュールは前記中央処理装置のアクセス要求に対して連想記憶を行う連想記憶回路を更に有し、前記連想記憶回路は前記アクセス要求に対する連想ミスに応答して前記アクセス要求に対応するアクセス要求を前記バスコントローラに発行する。
本発明の更に具体的な形態として、前記プロセッサモジュールによって初期設定され前記クロック信号に同期して動作するダイレクトメモリアクセスコントローラを有し、前記ダイレクトメモリアクセスコントローラは前記中央処理装置の命令実行動作とは非同期で前記バスコントローラにアクセス要求を発行可能にされる。
本発明の別の具体的な形態として、前記バスコントローラは、前記アクセス要求を検出する検出回路(23)と、前記検出回路によるアクセス要求の検出に応答してバスアクセス制御が要求される制御回路(21)と、前記検出回路によるアクセス要求の検出に応答してクロック信号を前記制御回路に供給する伝達経路を開き、アクセス要求に応答する前記制御回路によるバスアクセス制御の終了を検出して前記伝達経路を遮断するゲート回路(26)と、を有する。
本発明の別の具体的な形態として、前記クロック信号に同期して動作され前記プロセッサモジュールによってアクセスされる周辺モジュールと、前記中央処理装置によって書き換え可能に制御データが設定され、設定された制御データに従って前記周辺モジュールへ前記クロック信号を伝達する経路の導通又は遮断を指示するコントロールレジスタと、を有する。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、アクセス要求に対するバスコントローラの応答性を保証しながらバスコントローラによる無駄な電力消費を低減することができる。バスコントローラに対する活性化又は非活性化制御をCPUによるレジスタ制御で行う場合に予想される不都合を解消することができる。
図1には本発明に係るデータプロセッサが示される。同図に示されるデータプロセッサ1は、特に制限されないが、公知の半導体集積回路製造技術によって単結晶シリコンのような1個の半導体基板(半導体チップ)に形成される。このデータプロセッサ(MCU)1は、プロセッサモジュール(COR)2として、例えば、整数演算を行なう中央処理装置(CPU)3及び連想記憶回路(ASSM)4を有する。プロセッサモジュール2は内部バス5に結合される。プロセッサモジュール2は所謂CPUコアのような回路モジュールとして位置付けられる。内部バス5はデータ、アドレス及び制御信号を伝達する多数の信号線から構成される。
CPU3は、特に制限されないが、汎用レジスタや算術論理演算器で代表される演算部と、プログラムカウンタなどの制御用レジスタ群、そして命令のフェッチや解読並びに命令実行手順を制御したり演算制御を行う命令制御部などを有する。連想記憶回路4は例えばキャッシュメモリユニット(CACHE)及びアドレス変換バッファユニット(TLB)の何れか一方又は双方を有する。前記CPU3が実行するプログラムの格納領域及び前記プログラムにしたがって前記CPU3が利用するワーク領域は、特に制限されないが、代表的に示された外部メモリ(EXM)6に割り当てられる。外部メモリ6は内部バス5に接続されたバスコントローラ(BSC)7を介してバスアクセス制御される。外部メモリ6は外部バス8を介してバスコントローラ7に接続される。外部バス8はデータ、アドレス及び制御信号を伝達する多数の信号線から構成される。
CPU3がアクセス要求を発行すると、キャッシュメモリユニットが連想動作を行い、キャッシュヒットであればキャッシュメモリユニットのヒットに係るエントリデータに対してリード又はライトが行われる。キャッシュメモリがキャッシュミスの場合には連想記憶回路4はバスコントローラ7にアクセス要求を発行し、バスコントローラ7を介して外部メモリ6からキャッシュミスに係るデータを入力してキャッシュエントリの追加を行い、追加されたキャッシュエントリに対してライト又は追加されるキャッシュエントリのデータに対してリードを行う。連想記憶回路4がアドレス変換バッファユニットを有する場合には、仮想記憶を用いる論理アドレス空間に対するアクセス要求に対し、CPU3から発行される論理アドレスをから対応する物理アドレスを取得するための連想動作を行う。TLBヒットであればTLBユニットのヒットに係る物理アドレスが内部バス5に出力される。TLBミスの場合には連想記憶回路4はバスコントローラ7にアクセス要求を発行し、バスコントローラ7を介して外部メモリ6からTLBミスに係るアドレス変換用データを入力してTLBエントリの追加を行い、追加されるTLBエントリが保有する対応物理アドレスが内部バス4に出力される。
内部バス5にはCPU3の周辺回路ユニット(PFR)9が接続される。周辺回路ユニット9は例えば代表的に示されたシリアルコミュニケーションインタフェース(SCI)10及びタイマ(TMR)11などの周辺モジュールを複数個有する。
データプロセッサ1は、特に制限されないが、プロセッサモジュール2の他にダイレクトメモリアクセスコントローラ(DMAC)12をバスマスタモジュールとして有する。DMAC12は、特に図示はしないが、転送元及び転送先のアドレスや転送語数などのデータ転送条件がCPU3によって初期設定され、その後、CPU3による命令実行により、或いはSCIなどからの転送要求信号DREQによって、データ転送の開始が要求されることによってデータ転送制御を開始する。
13で示される回路モジュールはクロック発生回路である。クロック発生回路13はクロックパルスジェネレータ(CPG)14とコントロールレジスタとしてのモジュールストップレジスタ(REG)15を有する。クロックパルスジェネレータ14は図示を省略する水晶振動子などの原発振又は外部から供給されるシステムクロックに基づいて同期動作用のクロック信号CLKを生成する。図においてクロック信号CLKは一種類の信号のように図示されているが、クロック信号の供給先に応じた周波数を持つ複数種類のクロック信号として把握してもよい。クロック信号CLKはクロック配線16を介してバスコントローラ7に供給され、クロック配線17を介して周辺回路ユニット9に供給される。図示は省略してあるが、プロセッサモジュール2及びDMAC12にもクロック信号CLKが供給され、これに同期して動作することは言うまでもない。
データプロセッサ1はクロック信号CLKの供給経路を選択的に遮断することにより、内部回路モジュールによる電力消費を低減可能とする。データプロセッサ1が採用するクロック供給経路の選択的遮断制御には、バスコントローラ7が自律的に制御する第1の制御態様と、CPU3によるレジスタ設定を用いる周辺回路モジュール10,11に対する第2の制御態様がある。
第1の制御態様について説明する。バスコントローラ7はバスブリッジ回路(BBRG)20及び制御回路(BCNT)21を有する。バスブリッジ回路20は内部バス5と制御回路21との間のデータやアクセス要求の受け渡しを行う。バスブリッジ回路20には内部バス5に伝達されるアクセス要求を検出する検出回路(DTCT)23を有する。検出回路23は内部バス5に伝達されてくるアクセス要求をデコードして、バスコントローラ7を介する外部バス8に対するアクセス要求を検出する。検出回路23は、そのアクセス要求を検出すると、動作要求信号(φACT)24をアクティブにする。制御回路21は、外部バス8に接続された外部メモリ6に代表される外部デバイスのアクセス仕様に応じたバスサイクルを制御する。すなわち、外部デバイスの並列データ入出力ビット数に応じたアクセスサイズ、アクセスサイズと外部バスのバス幅に応じたデータデータアライメント、外部デバイスのアクセス速度に応じたバスサイクル数、外部デバイスのアクセス制御形態を満足するバスアクセスプロトコルなどを制御する。制御回路21はそのような制御を行うための制御ロジックとしてのステートマシンやデータバッファ、アドレスバッファ、及び制御信号バッファなどを有する。制御回路21は動作要求信号24がアクティブにされると、ステートマシンを起動し、バスブリッジ回路20を介して伝達されるアクセス要求を満足するためのアクセス制御を開始する。図2にはステートマシンによる制御状態の遷移が例示される。IDLはアイドル状態であり、動作要求信号24がアクティブにされると、T1ステートの制御状態に遷移する。それ以降、バスブリッジ回路20を介して伝達されるアクセス要求の内容やアクセスの進捗状態に応じて制御ステートをT1から進めていく。当該アクセス要求に対するバスアクセスがステートTnで終了すると、内部の制御状態は再びアイドル状態IDLにされる。アイドル状態にされるとき制御回路21はバスブリッジ回路20に向けてアイドル信号(φIDL)25をアクティブにする。これを受ける検出回路23は次のアクセス要求の発生を待つ。図3にはステートマシンの状態とアイドル状態との関係をタイミングチャートで示している。
クロック配線16に伝達されるクロック信号CLKはバスブリッジ回路20にはそのまま供給され、制御回路21にはアンドゲート(AND)26を介して供給される。バスブリッジ回路20及び制御回路21はクロック信号CLKに同期動作される。アンドゲート26の一方の入力はクロック配線16に接続され、他方に入力にはオアゲート(OR)27の出力が接続される。オアゲート27は動作要求信号24とアイドル信号25の反転信号との論理和信号を出力する。
図4には制御回路21に対するクロック制御のタイミングチャートが示される。クロック配線16上にはクロック信号CLKが常時供給されている。アイドル状態においてアイドル信号25はハイレベルにされ、動作要求信号24はローレベルにされ、これによって、制御回路21へのクロック信号CLKの供給は抑止されている。時刻t0で動作要求信号24がアクティブにされてハイレベルに反転されると、これに同期してクロックイネーブル信号28がハイレベルになり、これを受けるアンドゲート26はクロック信号CLKを後段の制御回路21に供給する。これによって制御回路21はクロック信号CLKに同期してバス制御を行うことが可能になる。制御回路21のステートがアイドル状態から抜けるとアイドル信号25がインアクティブにされてローレベルに反転され、これを受ける検出回路23は時刻t1に動作要求信号24をローレベルにネゲートする。制御回路21によるバスアクセス制御が時刻t2で終了し、アイドル信号25がハイレベルにアサートされると、イネーブル信号28がローレベルにネゲートされ、これ以降、アンドゲート26の出力がローレベルに固定され、制御回路21へのクロック信号CLKの供給が停止される。制御回路21はアイドル状態においてクロック信号CLKの供給が停止されるので、内部回路の充放電ノードはレベル固定され、無駄な電力消費が抑えられる。制御回路21はアイドル状態において、外部バス8に接続するデータ端子を高インピーダンス状態に制御し、外部バス8に接続するアドレス端子を直前の出力状態に保持し、外部バス8に接続する制御端子を非活性化レベルに強制する。データ端子とアドレス端子に対する考慮は低消費電力のためであり、制御端子に対する考慮はメモリ6の誤動作防止のためである。
このように、バスコントローラ7は前記検出回路23によるアクセス要求の検出に応答して前記制御回路21をクロック信号に同期させて動作可能とし、アクセス要求に応答するバスアクセス制御を終了することによって前記制御回路21の前記クロック信号CLKに同期する動作を停止させる。このように、バスコントローラ7はアクセス要求の有無を検出して前記制御回路21に対するクロック信号の供給を自律的に制御するからバスコントローラ7による無駄な電力消費を低減することができる。更に、バスコントローラ7による上記自律的制御により、アクセス要求がプロセッサモジュール2による命令実行動作と非同期で生じようが同期して生じようが何れの場合にもバスコントローラ7によるバスアクセス制御の応答性を保証することができる。例えばキャッシュミスによって外部メモリ6をアクセスするときでも、また、CPU3の動作とは非同期で転送要求信号DREQによりDMAC12と外部メモリ6との間でデータ転送が開始されるときでも、バスコントローラ7にクロック信号CLKは供給開始されてアイドル状態から抜けることができる。CPU3によるレジスタ設定でクロックの供給開始と停止を制御する場合には、バスコントローラ7にCPU3とは非同期でアクセス要求が与えられるとき必ずバスコントローラが動作可能である保証はなく、逆にバスアクセス制御を行わないときにもクロックが供給されて低消費電力を低減できない虞がある。
第2の制御態様について説明する。クロック配線17に伝達されるクロック信号CLKはアンドゲート30の一方の入力を介してSCI10に供給され、アンドゲート31の一方の入力を介してTMR11に供給される。アンドゲート30、31の他方の入力にはモジュールストップレジスタ15の対応制御ビットが供給される。アンドゲート30,31は対応する制御ビットが論理値1のときクロック信号CLKを後段に伝達し、論理値0のときクロック信号CLKの伝達を抑制する。モジュールストップレジスタ15の対応制御ビットはCPU3によって設定され、設定された制御データに従って前記周辺モジュール10,11へ前記クロック信号を伝達する経路の導通又は遮断を指示する。周辺モジュール10,11に対しても電力消費を低減することができる。特に周辺モジュール10,11はCPU3のデータ処理に対する周辺機能を実現するという性質上、CPU3によるレジスタ設定でクロック信号CLKの供給と停止を制御しても支障はない。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前記制御回路21のクロック同期動作に対する自律的制御態様として、前記バスコントローラ7は、前記制御回路21へのクロック信号の伝達経路を導通させることによって前記制御回路21をクロック信号CLKに同期させて動作可能とし、前記伝達経路を遮断することによって前記制御回路21の前記クロック信号CLKに同期する動作を停止させた。本発明はその他に、前記制御回路21への動作電源供給経路を導通させることによって前記制御回路21をクロック信号に同期させて動作可能とし、前記動作電源供給経路を遮断することによって前記制御回路21の前記クロック信号に同期する動作を停止させることも可能である。
また、内部バス5は階層化された複数バス構成であってもよい。RAMやROMをオンチップしてもよい。更に、バスコントローラ7は外部バスに接続されるでなく、データプロセッサ内部の周辺バスなどに接続されてもよい。本発明においてキャッシュメモリやアドレス変換バッファユニットは必須ではない。それらを備えていなくてもよい。
本発明に係るデータプロセッサの一例を示すブロック図である。 ステートマシンによる制御の状態遷移図である。 ステートマシンの状態とアイドル状態との関係を示すタイミングチャートである。 制御回路に対するクロック制御のタイミングチャートである。
符号の説明
1 データプロセッサ
2 プロセッサモジュール
3 CPU
4 連想記憶回路
5 内部バス
6 外部メモリ
7 バスコントローラ
8 外部バス
9 周辺回路ユニット
10 SCI
11 TMR
12 ダイレクトメモリアクセスコントローラ
13 クロック発生回路
14 クロックパルスジェネレータ
15 モジュールストップレジスタ
20 バスブリッジ回路
21 制御回路
23 検出回路
24 動作要求信号
25 アイドル信号
26 アンドゲート
28 イネーブル信号
30,31 アンドゲート

Claims (12)

  1. 1個の半導体基板に、クロック信号を出力するクロックパルスジェネレータと、前記クロック信号に同期して動作するプロセッサモジュールと、前記プロセッサモジュールによるアクセス要求に応答して外部バスのアクセス制御を行うバスコントローラとを有し、
    前記バスコントローラは、アクセス要求を検出する検出回路と、前記検出回路によるアクセス要求の検出に応答してバスアクセス制御を行う制御回路とを有し、
    前記バスコントローラは前記検出回路によるアクセス要求の検出に応答して前記制御回路をクロック信号に同期させて動作可能とし、アクセス要求に応答するバスアクセス制御を終了することによって前記制御回路の前記クロック信号に同期する動作を停止させる半導体集積回路。
  2. 前記バスコントローラは、前記制御回路へのクロック信号の伝達経路を導通させることによって前記制御回路をクロック信号に同期させて動作可能とし、前記伝達経路を遮断することによって前記制御回路の前記クロック信号に同期する動作を停止させる請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 前記プロセッサモジュールは命令を実行してアクセス要求を発行する中央処理装置を有する請求項1記載の半導体集積回路。
  4. 前記プロセッサモジュールは前記中央処理装置のアクセス要求に対して連想記憶を行う連想記憶回路を更に有し、
    前記連想記憶回路は前記アクセス要求に対する連想ミスに応答して前記アクセス要求に対応するアクセス要求を前記バスコントローラに発行する請求項3記載の半導体集積回路。
  5. 前記プロセッサモジュールによって初期設定され前記クロック信号に同期して動作するダイレクトメモリアクセスコントローラを有し、
    前記ダイレクトメモリアクセスコントローラは前記中央処理装置の命令実行動作とは非同期で前記バスコントローラにアクセス要求を発行可能にされる請求項3記載の半導体集積回路。
  6. 前記クロック信号に同期して動作され前記プロセッサモジュールによってアクセスされる周辺モジュールと、
    前記中央処理装置によって書き換え可能に制御データが設定され、設定された制御データに従って前記周辺モジュールへ前記クロック信号を伝達する経路の導通又は遮断を指示するコントロールレジスタと、を有する請求項3記載の半導体集積回路。
  7. クロック信号を出力するクロックパルスジェネレータと、前記クロック信号に同期して動作するプロセッサモジュールと、前記プロセッサモジュールによるアクセス要求に応答して外部バスのアクセス制御を行うバスコントローラとを有し、
    前記バスコントローラは、前記クロック信号を入力してバスアクセス制御を行い、前記アクセス要求の検出に応答してクロック信号の入力経路を開き、アクセス要求に応答するバスアクセス制御を終了することによって前記入力経路を遮断するデータプロセッサ。
  8. 前記プロセッサモジュールは命令を実行してアクセス要求を発行する中央処理装置を有する請求項7記載のデータプロセッサ。
  9. 前記プロセッサモジュールは前記中央処理装置のアクセス要求に対して連想記憶を行う連想記憶回路を更に有し、
    前記連想記憶回路は前記アクセス要求に対する連想ミスに応答して前記アクセス要求に対応するアクセス要求を前記バスコントローラに発行する請求項8記載のデータプロセッサ。
  10. 前記プロセッサモジュールによって初期設定され前記クロック信号に同期して動作するダイレクトメモリアクセスコントローラを有し、
    前記ダイレクトメモリアクセスコントローラは前記中央処理装置の命令実行動作とは非同期で前記バスコントローラにアクセス要求を発行可能にされる請求項8記載のデータプロセッサ。
  11. 前記バスコントローラは、前記アクセス要求を検出する検出回路と、
    前記検出回路によるアクセス要求の検出に応答してバスアクセス制御が要求される制御回路と、
    前記検出回路によるアクセス要求の検出に応答してクロック信号を前記制御回路に供給する伝達経路を開き、アクセス要求に応答する前記制御回路によるバスアクセス制御の終了を検出して前記伝達経路を遮断するゲート回路と、を有する請求項7記載のデータプロセッサ。
  12. 前記クロック信号に同期して動作され前記プロセッサモジュールによってアクセスされる周辺モジュールと、
    前記中央処理装置によって書き換え可能に制御データが設定され、設定された制御データに従って前記周辺モジュールへ前記クロック信号を伝達する経路の導通又は遮断を指示するコントロールレジスタと、を有する請求項8記載のデータプロセッサ。
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