JP2006065054A - プロジェクター用光学エンジン - Google Patents
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Abstract
【課題】LED等の光源を用いるプロジェクター用光学エンジンにおいて、例えば緑色LED等の光源からの発光量をほぼ2倍にするなど発光量を向上する。
【解決手段】LED等の光源10から出射されて映像表示素子15で変調された光を側方から入射し、前方に反射させて投射するとともに、LED等の光源20から出射されて映像表示素子25で変調された光を後方から入射し、前方に透過させて投射する投射レンズ30を備える。この投射レンズ30は、LED等の光源10及び映像表示素子15からの画像が入射される第1のレンズ31と、LED等の光源20及び映像表示素子25からの画像が入射される第2のレンズ32と、第1のレンズから出射された画像を前方に反射し、かつ、第2のレンズから出射された画像を前方に透過する偏光ビームスプリッター34と、この偏光ビームスプリッターにより合成された画像を投射する第3のレンズ33とからなる。
【選択図】図1
【解決手段】LED等の光源10から出射されて映像表示素子15で変調された光を側方から入射し、前方に反射させて投射するとともに、LED等の光源20から出射されて映像表示素子25で変調された光を後方から入射し、前方に透過させて投射する投射レンズ30を備える。この投射レンズ30は、LED等の光源10及び映像表示素子15からの画像が入射される第1のレンズ31と、LED等の光源20及び映像表示素子25からの画像が入射される第2のレンズ32と、第1のレンズから出射された画像を前方に反射し、かつ、第2のレンズから出射された画像を前方に透過する偏光ビームスプリッター34と、この偏光ビームスプリッターにより合成された画像を投射する第3のレンズ33とからなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、プロジェクター用光学エンジンに関し、特に光源としてLEDを用いるプロジェクターの光学エンジンに関する。
LED(発光ダイオード)を光源とする投射光学エンジンでは、フルカラー表示のための光源として光の三原色である赤(R)、緑(G)、青(B)の各色LEDモジュールを三方向に配置するのが従来一般的であった(特許文献1参照)。そして、その三方向の各色LEDモジュールから出射された光束を、各色専用の映像表示素子である各色LCD(液晶パネル)で変調し、ダイクロイックプリズムで合成した後に投射レンズにより出射し、スクリーンにカラー画像を投影する。
特開2001−42431号公報(図11)
しかし、現状ではLED光源からの出射光量がまだ不足しており、特に自然な色バランスを実現するためには、緑色LEDからの照明光量が他の原色LEDに比べて不足していた。
本発明の課題は、LED等の光源を用いるプロジェクター用光学エンジンにおいて、例えば緑色LED等の光源からの発光量をほぼ2倍にするなど発光量を向上することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、例えば図1に示すように、LED光源10・20と、このLED光源から出射した光が入射する映像表示素子15・25と、この映像表示素子で変調された光を投射する投射手段とを備えるプロジェクター用光学エンジンであって、第1のLED光源10から出射されて第1の映像表示素子15で変調された光を側方から入射し、前方に反射させて投射するとともに、第2のLED光源20から出射されて第2の映像表示素子25で変調された光を後方から入射し、前方に透過させて投射する投射レンズ30を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、投射レンズは、第1のLED光源から出射されて第1の映像表示素子で変調された光を側方から入射し、前方に反射させて投射するとともに、第2のLED光源から出射されて第2の映像表示素子で変調された光を後方から入射し、前方に透過させて投射する。
これにより、第1のLED光源からの発光量に第2のLED光源からの発光量が加わり、スクリーン上の投影画像がほぼ2倍の明るさになる。
しかも、投射レンズの内部で画像を合成する方が、従来行なわれていた、投射レンズの手前で照明光や画像を合成するよりも光の利用効率が高いものとなる。
これにより、第1のLED光源からの発光量に第2のLED光源からの発光量が加わり、スクリーン上の投影画像がほぼ2倍の明るさになる。
しかも、投射レンズの内部で画像を合成する方が、従来行なわれていた、投射レンズの手前で照明光や画像を合成するよりも光の利用効率が高いものとなる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のプロジェクター用光学エンジンであって、例えば図1に示すように、前記投射レンズ30は、前記第1のLED光源10及び映像表示素子15からの画像が入射する第1のレンズ31と、前記第2のLED光源20及び映像表示素子25からの画像が入射する第2のレンズ32と、前記第1のレンズ31から出射された画像を前方に反射し、かつ、前記第2のレンズ32から出射された画像を前方に透過する偏光ビームスプリッター34と、この偏光ビームスプリッター34により合成された画像を投射する第3のレンズ33とからなることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、偏光ビームスプリッターは、第1のLED光源及び映像表示素子から第1のレンズを経て入射した画像を前方に反射し、第2のLED光源及び映像表示素子から第2のレンズを経て入射した画像を前方に透過する。
そして、第3のレンズは、偏光ビームスプリッターにより合成された画像を投射する。
そして、第3のレンズは、偏光ビームスプリッターにより合成された画像を投射する。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のプロジェクター用光学エンジンであって、例えば図1に示すように、前記第1のLED光源10は、前記投射レンズ30に対し側方に配置される赤色LED11R(不図示)、緑色LED11G(図示)及び青色LED11B(不図示)からなり、前記第2のLED光源20は、前記投射レンズ30に対し後方に配置される緑色LED21Gであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、投影画像では三原色のうち緑色成分のみが最大ほぼ2倍の明るさになる。
すなわち、従来は他の原色LEDに比べ適正光量が不足していた緑色LEDからの発光量を最大ほぼ2倍まで増強できるので、色バランスに優れた明るいフルカラー投影画像が得られる。
すなわち、従来は他の原色LEDに比べ適正光量が不足していた緑色LEDからの発光量を最大ほぼ2倍まで増強できるので、色バランスに優れた明るいフルカラー投影画像が得られる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載のプロジェクター用光学エンジンであって、例えば図2に示すように、前記第1のLED光源10及び映像表示素子15から右目用または左目用の一方の画像が前記投射レンズ30に入射されるとともに、前記第2のLED光源20及び映像表示素子25から右目用または左目用の他方の画像が前記投射レンズ30に入射されて、前記投射レンズ30により右目用の画像と左目用の画像とを合成した立体映像が投影されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、投射レンズには、第1のLED光源及び映像表示素子から右目用または左目用の一方の画像が入射されるとともに、第2のLED光源及び映像表示素子から右目用または左目用の他方の画像が入射される。
そして、これら右目用の画像と左目用の画像が投射レンズによる投影で合成された明るい立体映像が得られる。
そして、これら右目用の画像と左目用の画像が投射レンズによる投影で合成された明るい立体映像が得られる。
請求項5に記載の発明は、光源と、この光源から出射した光が入射される映像表示素子と、この映像表示素子で変調された光を投射する投射手段とを備えるプロジェクター用光学エンジンであって、第1の光源から出射されて第1の映像表示素子で変調された光を側方から入射し、前方に反射させて投射するとともに、第2の光源から出射されて第2の映像表示素子で変調された光を後方から入射し、前方に透過させて投射する投射レンズを備えることを特徴とする。
本発明によれば、投射レンズにより、第1の光源、例えばLED光源からの発光量に第2の光源、例えばLED光源からの発光量が加わり、スクリーン上の投影画像をほぼ2倍の明るさにできる。また、第2のLED光源として緑色の光源のみを採用すれば、従来は他の原色LEDに比べ適正光量が不足気味であった緑色LED等の光源からの発光量を最大ほぼ2倍まで調節できるので、色バランスに優れた明るいフルカラー投影画像が得られるようになる。
しかも、投射レンズの内部で画像を合成する方が、従来の投射レンズの手前で画像を合成するよりも光の利用効率が高いという利点がある。
また、水銀フリーで長寿命のLED光源を搭載する光学エンジンとすれば、環境にも優しいという利点もある。
しかも、投射レンズの内部で画像を合成する方が、従来の投射レンズの手前で画像を合成するよりも光の利用効率が高いという利点がある。
また、水銀フリーで長寿命のLED光源を搭載する光学エンジンとすれば、環境にも優しいという利点もある。
以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は透過型液晶パネル4枚を映像表示素子として用いた投射光学エンジンを示したもので、10・20はLED光源、11・21はLEDモジュール、12・22は偏光変換素子、13・23は照明系フィールドレンズ、14・24はコンデンサレンズ、15・25は映像表示素子(透過型液晶パネル)、16は色合成プリズム、27はミラー、30は投射レンズである。
(第1実施形態)
図1は透過型液晶パネル4枚を映像表示素子として用いた投射光学エンジンを示したもので、10・20はLED光源、11・21はLEDモジュール、12・22は偏光変換素子、13・23は照明系フィールドレンズ、14・24はコンデンサレンズ、15・25は映像表示素子(透過型液晶パネル)、16は色合成プリズム、27はミラー、30は投射レンズである。
この実施形態は、図示のように、投射レンズ30の側方に第1のLED光源10を配置して、投射レンズ30の後方に第2のLED光源20を配置したものである。
第1のLED光源10は、投射レンズ30の側方において、側方に延びた光軸A方向に配置する三原色の赤色LEDモジュール11R、緑色LEDモジュール11G及び青色LEDモジュール11Bから構成されている。図1では緑色LEDモジュール11Gの照明系のみが示されており、12は該モジュールに組み合わされた偏光変換素子である。
赤色LEDモジュール11Rの照明系は、図1の紙面の裏側奥(または表側手前)に配置され、その光軸は色合成プリズム16の中心から紙面の裏側(または表側)に向かって垂直に延びている。一方、青色LEDモジュール11Bの照明系は、図1の紙面の表側手前(または裏側奥)に配置され、その光軸は色合成プリズム16の中心から紙面の表側(または裏側)に向かって垂直に延びている。
第1のLED光源10は、投射レンズ30の側方において、側方に延びた光軸A方向に配置する三原色の赤色LEDモジュール11R、緑色LEDモジュール11G及び青色LEDモジュール11Bから構成されている。図1では緑色LEDモジュール11Gの照明系のみが示されており、12は該モジュールに組み合わされた偏光変換素子である。
赤色LEDモジュール11Rの照明系は、図1の紙面の裏側奥(または表側手前)に配置され、その光軸は色合成プリズム16の中心から紙面の裏側(または表側)に向かって垂直に延びている。一方、青色LEDモジュール11Bの照明系は、図1の紙面の表側手前(または裏側奥)に配置され、その光軸は色合成プリズム16の中心から紙面の表側(または裏側)に向かって垂直に延びている。
各色LEDモジュール11(図示では緑色LEDモジュール11G)からの出射光は、偏光変換素子12によりS偏光となり、照明系フィールドレンズ13及びコンデンサレンズ14を経て各色画像用の映像表示素子である各色画像用透過型液晶パネル15(図示例では緑色画像用透過型液晶パネル15G)に入射する。
これら各色画像用透過型液晶パネル15は、入射した直線偏光の方向を、画素毎に印加された電圧により回転させ透過率を制御することで所定の映像情報を与え、色合成プリズム16に出射する。
すなわち、光軸A方向には、色合成プリズム16の周囲三方の赤色、緑色及び青色の通常の3板式透過型液晶パネル15R・15G・15Bを用いた投射光学エンジンが配置され、これらの原色照明系の画像は色合成プリズム16により合成して投射レンズ30に出射される。この色合成プリズム16はXプリズムともいう。
これら各色画像用透過型液晶パネル15は、入射した直線偏光の方向を、画素毎に印加された電圧により回転させ透過率を制御することで所定の映像情報を与え、色合成プリズム16に出射する。
すなわち、光軸A方向には、色合成プリズム16の周囲三方の赤色、緑色及び青色の通常の3板式透過型液晶パネル15R・15G・15Bを用いた投射光学エンジンが配置され、これらの原色照明系の画像は色合成プリズム16により合成して投射レンズ30に出射される。この色合成プリズム16はXプリズムともいう。
第2のLED光源20は、投射レンズ30の後方において、側方に90゜折り曲げた光軸B方向に配置された緑色LEDモジュール21Gであり、22は偏光変換素子である。この緑色LEDモジュール21Gからの出射光は、偏光変換素子22によりP偏光となった後、照明系フィールドレンズ23及びコンデンサレンズ24を経て緑色画像用映像表示素子である緑色画像用透過型液晶パネル25Gに入射する。
この緑色画像用透過型液晶パネル25Gは、入射した直線偏光の方向を、画素毎に印加された電圧により回転させ透過率を制御することで所定の映像情報を与え、ミラー27に出射する。
すなわち、光軸B方向には、緑色画像用透過型液晶パネル25Gのみが配置され、その緑色照明系の画像はミラー27により反射して投影レンズ30に出射される。
なおこの際、偏光変換素子22でP偏光とする代わりに、12と同様の偏光変換素子を用いてS偏光とし、ミラー27の入口から偏光ビームスプリッター34の入口までの間に半波長板を挿入してP偏光に変換する構成も可能である。
この緑色画像用透過型液晶パネル25Gは、入射した直線偏光の方向を、画素毎に印加された電圧により回転させ透過率を制御することで所定の映像情報を与え、ミラー27に出射する。
すなわち、光軸B方向には、緑色画像用透過型液晶パネル25Gのみが配置され、その緑色照明系の画像はミラー27により反射して投影レンズ30に出射される。
なおこの際、偏光変換素子22でP偏光とする代わりに、12と同様の偏光変換素子を用いてS偏光とし、ミラー27の入口から偏光ビームスプリッター34の入口までの間に半波長板を挿入してP偏光に変換する構成も可能である。
上述した光軸B方向の緑色LEDモジュール21G及び緑色画像用透過型液晶パネル25Gは、偏光ビームスプリッター34から見て、光軸A方向の各色LEDモジュール11(図示では緑色LEDモジュール11G)及び各色画像用透過型液晶パネル15(図示例では緑色画像用透過型液晶パネル15G)と同じ光学距離位置に配置されており、さらにこれら両パネル及び両LEDモジュールはそれぞれ特性及びサイズが全く同一である。
また、光軸A方向の緑色画像用透過型液晶パネル15Gと光軸B方向の緑色画像用透過型液晶パネル25Gは、全く同じ映像信号で同期を取って駆動される。
また、光軸A方向の緑色画像用透過型液晶パネル15Gと光軸B方向の緑色画像用透過型液晶パネル25Gは、全く同じ映像信号で同期を取って駆動される。
投射レンズ30は、第1のレンズ31、第2のレンズ32、第3のレンズ33及び偏光ビームスプリッター34から構成される90゜折り曲げ式合成光学系である。
まず、第1のレンズ31には、光軸A方向の色合成プリズム16により3色が合成された原色照明系のS偏光画像が入射される。この第1のレンズ31は、光軸A方向からのS偏光画像を偏光ビームスプリッター34に出射する。
また、第2のレンズ32には、光軸B方向のミラー27により反射された緑色照明系のP偏光画像が入射される。この第2のレンズ31は、光軸B方向からのP偏光画像を偏光ビームスプリッター34に出射する。
まず、第1のレンズ31には、光軸A方向の色合成プリズム16により3色が合成された原色照明系のS偏光画像が入射される。この第1のレンズ31は、光軸A方向からのS偏光画像を偏光ビームスプリッター34に出射する。
また、第2のレンズ32には、光軸B方向のミラー27により反射された緑色照明系のP偏光画像が入射される。この第2のレンズ31は、光軸B方向からのP偏光画像を偏光ビームスプリッター34に出射する。
そして、偏光ビームスプリッター34は、光軸A方向からのS偏光画像を前方の第3のレンズ33方向に反射し、かつ、光軸B方向からのP偏光画像を前方の第3のレンズ33方向に透過する。すなわち、この偏光ビームスプリッター34によって、光軸A方向からの原色照明系のS偏光画像と光軸B方向からの緑色照明系のP偏光画像が合成されて第3のレンズ33に出射される。
第3のレンズ33は、偏光ビームスプリッター34により合成された直交偏光画像を投射して図示しないスクリーン上に映像を投影する。
従って、以上の投射レンズ30を用いれば、二方向からの直交偏光の投影画像を重ね合わせることができる。
第3のレンズ33は、偏光ビームスプリッター34により合成された直交偏光画像を投射して図示しないスクリーン上に映像を投影する。
従って、以上の投射レンズ30を用いれば、二方向からの直交偏光の投影画像を重ね合わせることができる。
以上の投射光学エンジンによれば、三原色のうち緑色成分のみを通常の最大2倍の明るさにまですることができる。
すなわち、従来は他の原色LEDに比べ適正光量が不足していた緑色LEDからの発光量をほぼ2倍まで増大できるので、色バランスの調整範囲が広がり、白色の奇麗なフルカラー投影画像が得られる明るい光学エンジンを実現できる。
また、投射レンズ30の内部で画像を合成する方が、従来の投射レンズの手前で画像を合成するよりも光の利用効率が高いという効果がある。
さらに、以上の光学エンジンは、従来のバルブランプ光源とは異なり、水銀フリーで長寿命のLED光源を搭載しているため、環境にも優しいという効果もある。
すなわち、従来は他の原色LEDに比べ適正光量が不足していた緑色LEDからの発光量をほぼ2倍まで増大できるので、色バランスの調整範囲が広がり、白色の奇麗なフルカラー投影画像が得られる明るい光学エンジンを実現できる。
また、投射レンズ30の内部で画像を合成する方が、従来の投射レンズの手前で画像を合成するよりも光の利用効率が高いという効果がある。
さらに、以上の光学エンジンは、従来のバルブランプ光源とは異なり、水銀フリーで長寿命のLED光源を搭載しているため、環境にも優しいという効果もある。
(第2実施形態)
図2は立体映像を投影する投射光学エンジンを示したもので、図1のミラー27に代えて色合成プリズム26とし、緑色のみでなく赤色と青色も加えた第2のフルカラー画像を作る光学エンジンを接続した点が構成上異なっており、他の光学部品は図1と同様の符号を付している。
この実施形態は、光学的には独立し、構造的には全く同一の二つの投射光学エンジンからの映像を投射レンズ30で一つの投射画像に合成するものである。
図2は立体映像を投影する投射光学エンジンを示したもので、図1のミラー27に代えて色合成プリズム26とし、緑色のみでなく赤色と青色も加えた第2のフルカラー画像を作る光学エンジンを接続した点が構成上異なっており、他の光学部品は図1と同様の符号を付している。
この実施形態は、光学的には独立し、構造的には全く同一の二つの投射光学エンジンからの映像を投射レンズ30で一つの投射画像に合成するものである。
すなわち、第1実施形態と同様、光軸A方向に、色合成プリズム16の三方に赤色、緑色及び青色の3板式透過型液晶パネル15R・15G・15Bを用いた投射光学エンジンが配置されている。
そして、後方に延びた光軸B方向にも、色合成プリズム26の三方に赤色、緑色及び青色の3板式透過型液晶パネル25R・25G・25Bを用いた投射光学エンジンが配置されている。
図示例では、緑色画像用透過型液晶パネル25G及び緑色LEDモジュール21Gの照明系のみが示されており、赤色画像用透過型液晶パネル25R及び赤色LEDモジュール21Rの照明系と青色画像用透過型液晶パネル25B及び青色LEDモジュール21Bの照明系は、図2の紙面に対し垂直方向で紙面の表裏側に配置される。
そして、後方に延びた光軸B方向にも、色合成プリズム26の三方に赤色、緑色及び青色の3板式透過型液晶パネル25R・25G・25Bを用いた投射光学エンジンが配置されている。
図示例では、緑色画像用透過型液晶パネル25G及び緑色LEDモジュール21Gの照明系のみが示されており、赤色画像用透過型液晶パネル25R及び赤色LEDモジュール21Rの照明系と青色画像用透過型液晶パネル25B及び青色LEDモジュール21Bの照明系は、図2の紙面に対し垂直方向で紙面の表裏側に配置される。
ここで、光軸A方向の3板式透過型液晶パネル15R・15G・15B及び光軸B方向の3板式透過型液晶パネル25R・25G・25Bへ送られる映像信号は当然同期が取られており、常に同時刻の映像を表示するようになっている。
そして、光軸A方向の投射光学エンジンからは色合成プリズム16で合成された右目用(または左目用)フルカラー画像が投射され、光軸B方向の投射光学エンジンからは色合成プリズム26で合成された左目用(または右目用)フルカラー画像が投射される。
そして、光軸A方向の投射光学エンジンからは色合成プリズム16で合成された右目用(または左目用)フルカラー画像が投射され、光軸B方向の投射光学エンジンからは色合成プリズム26で合成された左目用(または右目用)フルカラー画像が投射される。
従って、投射レンズ30において、光軸A方向からのS偏光右目用(または左目用)フルカラー画像が第1のレンズ31から偏光ビームスプリッター34に入射するとともに、第2のレンズ32には、光軸B方向からP偏光左目用(または右目用)フルカラー画像が偏光ビームスプリッター34に入射する。
この偏光ビームスプリッター34により光軸A方向からのS偏光右目用(または左目用)フルカラー画像と光軸B方向からのP偏光左目用(または右目用)フルカラー画像が合成されて、第3のレンズ33により立体映像が投影される。
すなわち、右目用フルカラー画像と左目用フルカラー画像が投射レンズ30による投影で合成された明るい立体映像が得られる。
この偏光ビームスプリッター34により光軸A方向からのS偏光右目用(または左目用)フルカラー画像と光軸B方向からのP偏光左目用(または右目用)フルカラー画像が合成されて、第3のレンズ33により立体映像が投影される。
すなわち、右目用フルカラー画像と左目用フルカラー画像が投射レンズ30による投影で合成された明るい立体映像が得られる。
なお、以上の実施形態においては、投射レンズに対し側方に配置される第1のLED光源を三原色の各色LEDとして、投射レンズに対し後方に配置される第2のLED光源を緑色LEDとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、逆に第1のLED光源を緑色LEDとして、第2のLED光源を三原色の各色LEDとしても良い。
また、実施形態ではLED光源としたが、これ限らず、他の光源であっても良い。
また、投射レンズを構成する第1、第2及び第3のレンズについては、単独のレンズまたはレンズ群であっても良い。
さらに、光学部品の具体的な配置や細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
また、実施形態ではLED光源としたが、これ限らず、他の光源であっても良い。
また、投射レンズを構成する第1、第2及び第3のレンズについては、単独のレンズまたはレンズ群であっても良い。
さらに、光学部品の具体的な配置や細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
10・20 LED光源
11・21 LEDモジュール
11G・21G 緑色LEDモジュール
12・22 偏光変換素子
13・23 照明系フィールドレンズ
14・24 コンデンサレンズ
15・25 映像表示素子(透過型液晶パネル)
15G・25G 緑色画像用映像表示素子(緑色画像用透過型液晶パネル)
16・26 色合成プリズム
27 ミラー
30 投射レンズ
31 投射レンズを構成する第1のレンズ(またはレンズ群)
32 投射レンズを構成する第2のレンズ(またはレンズ群)
33 投射レンズを構成する第3のレンズ(またはレンズ群)
34 偏光ビームスプリッター
11・21 LEDモジュール
11G・21G 緑色LEDモジュール
12・22 偏光変換素子
13・23 照明系フィールドレンズ
14・24 コンデンサレンズ
15・25 映像表示素子(透過型液晶パネル)
15G・25G 緑色画像用映像表示素子(緑色画像用透過型液晶パネル)
16・26 色合成プリズム
27 ミラー
30 投射レンズ
31 投射レンズを構成する第1のレンズ(またはレンズ群)
32 投射レンズを構成する第2のレンズ(またはレンズ群)
33 投射レンズを構成する第3のレンズ(またはレンズ群)
34 偏光ビームスプリッター
Claims (5)
- LED光源と、このLED光源から出射した光が入射する映像表示素子と、この映像表示素子で変調された光を投射する投射手段とを備えるプロジェクター用光学エンジンであって、
第1のLED光源から出射されて第1の映像表示素子で変調された光を側方から入射し、前方に反射させて投射するとともに、
第2のLED光源から出射されて第2の映像表示素子で変調された光を後方から入射し、前方に透過させて投射する投射レンズを備えることを特徴とするプロジェクター用光学エンジン。 - 前記投射レンズは、
前記第1のLED光源及び映像表示素子からの画像が入射する第1のレンズと、
前記第2のLED光源及び映像表示素子からの画像が入射する第2のレンズと、
前記第1のレンズから出射された画像を前方に反射し、かつ、前記第2のレンズから出射された画像を前方に透過する偏光ビームスプリッターと、
この偏光ビームスプリッターにより合成された画像を投射する第3のレンズとからなることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター用光学エンジン。 - 前記第1のLED光源は、前記投射レンズに対し側方に配置される赤色LED、緑色LED及び青色LEDからなり、
前記第2のLED光源は、前記投射レンズに対し後方に配置される緑色LEDであることを特徴とする請求項1または2に記載のプロジェクター用光学エンジン。 - 前記第1のLED光源及び映像表示素子から右目用または左目用の一方の画像が前記投射レンズに入射されるとともに、
前記第2のLED光源及び映像表示素子から右目用または左目用の他方の画像が前記投射レンズに入射されて、
前記投射レンズにより右目用の画像と左目用の画像とを合成した立体映像が投影されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のプロジェクター用光学エンジン。 - 光源と、この光源から出射した光が入射される映像表示素子と、この映像表示素子で変調された光を投射する投射手段とを備えるプロジェクター用光学エンジンであって、
第1の光源から出射されて第1の映像表示素子で変調された光を側方から入射し、前方に反射させて投射するとともに、
第2の光源から出射されて第2の映像表示素子で変調された光を後方から入射し、前方に透過させて投射する投射レンズを備えることを特徴とするプロジェクター用光学エンジン。
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