JP2006064819A - 光周波数フィルタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】入力導波路11、出力導波路12を片側に有する光分離回路13と、該光分離回路13の出力導波路14に接続され、光を周波数毎に合波及び分波できる周波数合分波器15と、該周波数合分波器15の出力導波路161〜164それぞれに接続され、該出力導波路161〜164へ光を折り返し出力又は遮断できる反射型光ゲートスイッチ171〜174とからなることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
上記波長多重光通信ネットワークにおいては、図13に示すように、複数の光周波数多重信号f1〜fnの中から任意の周波数をもつ信号fjを選択し、出力できる光周波数フィルタは欠かせないものである。
この光周波数フィルタを実現した既報告例として、図14に示すアレイ導波路格子と半導体光増幅器を用いた非特許文献1や図15に示す特許文献1が挙げられる。
そのため、モジュール自体も大きくなり、制御回路を組み込んだボードに搭載するには、モジュールの両側から出ているファイバの取り回しのためのスペースが必要になり、制御回路ボードも大きくなるという問題があった。
本発明の目的は、光ファイバ等の入出力導波路を素子の片側から取ることより、モジュールサイズや制御回路ボードを小さくでき、さらに構成部品削減による素子サイズの低減も期待できる光周波数フィルタを提供することにある。
図1に示すように、光分離回路13と周波数合分波器15とが出力導波路14を介して接続され、周波数合分波器15と4個の反射型光ゲートスイッチ171〜174とがそれぞれ出力導波路161,162,163,164を介して接続されている。
周波数合分波器15は、出力導波路14から入力される光を周波数毎に分波して出力導波路161,162,163,164へ出力でき、また、出力導波路161,162,163,164から入力される光を周波数毎に合波して出力導波路14へ出力することができる。
反射型光ゲートスイッチ171,172,173,174は、駆動されたときに、周波数合分波器15の出力導波路161,162,163,164それぞれに光を折り返して出力し、駆動されないときには、その光を遮断することができる。
ここで、導波路161,162,163,164に接続された反射型光ゲートスイッチ171,172,173,174のうちの複数又はその1つを駆動する。
例えば、反射型光ゲートスイッチ172をのみ駆動したとすると、f1,f3,f4の光は、反射型光ゲートスイッチ171,173,174で遮断され、f2の光のみが反射型光ゲートスイッチ172で折り返して出力され、再び導波路162、周波数合分波器15を通り、光分離回路13で出力導波路12に導かれ、出力される。
図2(a)は光合波器として用いる場合を、図2(b)は分波器として用いる場合を示している。
アレイ導波路格子は、入力導波路21と入力側スラブ導波路22と、隣り合う導波路がある一定の長さずつ異なるアレイ導波路23と出力側スラブ導波路24と出力導波路25からなる。
図2(a)において、周波数多重光f1,f2,f3,f4は、入力導波路21の所定の導波路を介して、入力側スラブ導波路22へ導かれ、アレイ導波路23に分配される。
このとき、周波数多重光の各信号光は、その周波数の違いによって位相状態が異なるので、それぞれ対応する出力導波路25に集光し、出力される。即ち、分波される。
また、図2(b)に示すように、出力導波路25の各導波路に分波される周波数の信号光f1,f2,f3,f4を逆方向に入力することにより、逆の経路をたどって入力導波路21の所定の導波路へ周波数多重される。即ち、合波される。
アレイ導波路格子のある特定の入力導波路からある特定の出力導波路へ透過することができる光の周波数は、周期的なものとなる。
この周期は、自由スペクトルレンジ(FSR)と呼ばれ、FSR=c/(neff・ΔL)で表される。
ここで、cは光速、neffはアレイ導波路の実効屈折率、ΔLはアレイ導波路の隣合う導波路の長さの差である。
また、ある特定の入力導波路からの隣合う出力導波路に出力される光の周波数の差(あるときは、隣合う入力導波路からある特定の出力導波路に出力される光の周波数の差)、即ち、チャネル間隔は、スラブ導波路との接続点における出力導波路の間隔とスラブ導波路の曲率半径(あるときは、スラブ導波路との接続点における入力導波路の間隔とスラブ導波路の曲率半径)、FSRにより定めることができる。
この第1の実施形態に示す周波数合分波器15としてアレイ導波路格子を使用するときは、4本の出力ポートを持ち、そのチャネル間隔を周波数多重光の周波数間隔、FSRが周波数多重光の周波数間隔の4倍とすればよい。
図3(a)は、光サーキュレータを用いた場合を示しており、動作原理は、ポート32から入力された光はポート34ヘ、ポート34から入力された光はポート33へ、ポート33から入力された光はポート32というように、出力するポートが決まっており、逆方向へは透過できない。
このことを利用し、図1の第1の実施形態において、例えば、ポート32を入力導波路11、ポート33を出力導波路12、ポート34を周波数合分波器15の入力導波路14に接続すれば、光分離回路13として適用可能である。
このことを利用し、図1の第1の実施形態において、ポート36を入力導波路11、ポート37を出力導波路12、ポート38を周波数合分波器15の入力導波路14に接続すれば、光分離回路13として適用可能である。
ここで、ポート36への戻ってくる光を除去したいなら、ポート36へ光アイソレータを挿入すればよい。
また、ここでは、2×1光カプラを用いて説明したが、入力側が2ポート以上であってもよいし、出力側のポートが複数であってもよい。
半導体光増幅器は、電流注入すると光を増幅し、電流注入しないと光を吸収する。
即ち、電流のON/OFFにより、光を遮断したり透過したりする光ゲートスイッチとして機能することができる。
図4(a)は、半導体光増幅器41の出力側の端面を劈開面にしたものである。
この劈開面では、空気との屈折率差により約30%の反射率が得られる。
電流がONの状態では、入力された光は、半導体光増幅器41を透過し、劈開面で光パワーの約30%が反射される。
この反射した光は、再び半導体光増幅器41を通り、入力側の端面へ戻って出力される。
電流がONの状態では、入力された光は、半導体光増幅器41を透過し、高反射膜42で反射率に応じた光が反射された後、再び半導体光増幅器41を通り、入力側の端面へ戻って出力される。
図4(c)は、半導体光増幅器41の出力側の端面に無反射膜43を施し、さらに、ミラー44と組み合わせたものである。
電流がONの状態では、入力された光は、半導体光増幅器41を透過し、ミラー44で反射率に応じた光が反射された後、無反射膜43を通過し再び半導体光増幅器41を通り、入力側の端面へ戻って出力される。
このように、上記で示された構成により、反射型光ゲートスイッチ171〜174が実現できる。
また、ここでは、半導体光増幅器41を用いて説明を行ったが、光の透過率を変化させることができる他のデバイス、例えば、電界吸収型変調器、グレーティング反射器、マッハツェンダ光ゲートスイッチなどを用いた場合でも全く同様の効果が期待できる。
図12に示すように、in1ポートから入力された信号光は、位相変調領域により位相変化が与えられない(Δφ=0°)場合は、out2ポートから出力されるが、位相変化Δφ=180°が与えられると、out1ポートから出力されるようになる。
このことを利用し、図1中の導波路161〜164には、in1(out1)を用いることができる。
もちろん、位相変化Δφ=180°が与えられている状態をOFF状態とし、位相変化が与えられない(Δφ=0°)状態をON状態とすれば、導波路161〜164にには、in2(out2)を用いることも可能である。
ここでは、位相変調領域は片アームにしか入っていないが、もちろん、両方のアームに入っていても構わない。
また、図14(非特許文献1)に示されている従来の光周波数フィルタが周波数合分波器を2つ用いているのに対し、本発明では、周波数合分波器が1つであり、素子サイズを低減することができる。
このことは、製造コスト削減にもつながり、波長分割多重通信ネットワークにおいて魅力的なデバイスである。
第2の実施形態が、第1の実施形態と異なる点は、周波数合分波器55の構成である。
即ち、周波数合分波器55は、二つの周波数合分波器56,59を4本の導波路571〜574にて接続し、各導波路571〜574に透過型光ゲートスイッチ581〜584を介装したものである。
周波数合分波器56,59は、それぞれ表1及び表2で示されているような合分波特性をもつように設計されており、これはアレイ導波路格子で実現可能である。
ここで、動作原理について述べる。
入力導波路51から光分離回路53を通り、導波路54から入力されたf1からf16の周波数多重光は、表1の合分波特性に従い、周波数合分波器56で導波路571〜574へ分波される。
ここで、例えば、透過型光ゲートスイッチ582をON状態にすると、対応する信号光f2,f6,f10,f14が導波路572を通り周波数合分波器59へ導かれる。
即ち、導波路5101,5102,5103,5104へは、f6,f10,f14,f2それぞれが導かれる。
ここで、例えば、反射型光ゲートスイッチ5112をON状態にし他の反射型光ゲートスイッチ5111,5113,514をOFF状態とすると、f10の信号光がのみ再び導波路5102、周波数合分波器55を通り、光分離回路53で出力導波路52に導かれ、出力される。
今回、周波数合分波器56を高分解能の場合、周波数合分波器59を低分解能の場合で説明したが、これを入れ換えたとしても同様な効果が得られる。
そして、光分離回路53や反射型光ゲートスイッチ5111〜5114についても第1の実施形態のところで説明したものと同じもの用いることができる。
また、透過型光ゲートスイッチ581〜584についても、半導体光増幅器、電界吸収型変調器、グレーティング反射器、マッハツェンダ光スイッチなど光の透過率を変化させることができるデバイスで実現可能である。
図11中のin1ポートから入力された信号光は、位相変調領域により位相変化が与えられない(Δφ=0°)場合は、out2ポートから出力されるが、位相変化Δφ=180°が与えられると、out1ポートから出力されるようになる。
このことから、図5中の導波路571〜574には、in1とout1(in2とout2でも同様である)を接続することができる。
もちろん、位相変化Δφ=180°が与えられている状態をOFF状態とし、位相変化が与えられない(Δφ=0°)状態をON状態とすれば、導波路571〜574には、in1とout2(in2とout1でも同様である)を用いることも可能である。
ここでは、位相変調領域は片アームにしか入っていないが、もちろん、両方のアームに入っていても構わない。
なお、第1の実施形態同様、選択された光は、入力導波路51にも戻ってくるが、この戻り光を除去したいなら、入力導波路51にアイソレータを挿入すればよい。
また、本発明では、図15(特許文献1)に示す従来の光周波数フィルタで用いている光カプラを除くことができ、素子サイズを低減することができる。
このことは、製造コスト削減にもつながり、波長分割多重通信ネットワークにおいて魅力的なデバイスである。
さらに、特許文献1では、二段目の光ゲートスイッチに、半導体光増幅器を用いた場合、原理的に自然放出光雑音(ASEノイズ)が出力光に重畳されることになるが、本発明では、出力導波路と光ゲートスイッチとの間にアレイ導波路格子が入ることになるので、このASEノイズを除去できるという利点も兼ね備えている。
第3の実施形態は、第2の実施形態における光分離回路53と周波数合分波器55を周波数合分波器63に置き換えたものである。
周波数合分波回路63の構成例としては、アレイ格子導波路を用いることができる。
周波数多重数が4チャネルの場合、アレイ導波路格子は、4本の出力ポートを持ち、そのチャネル間隔が周波数多重光の周波数間隔、FSRが周波数多重光の周波数間隔の4倍となるように、アレイ導波路のΔL、スラブ導波路との接続点における入出力導波路の間隔、スラブ導波路の曲率半径等を設定する。
そして、入力ポートを4本(4チャネル分)とこれらと同一間隔で、さらにもう一本加える(見かけ上5×4のアレイ導波路格子になる)。
これにより、アレイ導波路格子の合分波特性は、表3のようになる。
図6中の導波路61と導波路62には、この入力ポートin1とin5をそれぞれ用いることができ、出力ポートout1からout4をそれぞれ導波路641から644に用いることができる。
では、動作原理について述べる。
入力導波路61から入力された周波数多重光f1,f2,f3,f4は、周波数合分波器63で導波路641,642,643,644へそれぞれ分波される。
ここで、導波路641,642,643,644に接続された反射型光ゲートスイッチ651,652,653,654のうちの複数又は1つを駆動する。
例えば、反射型光ゲートスイッチ652を駆動したとすると、f2の光が再び導波路642を通り、周波数合分波器63へ入る。
このとき、表3の合分波特性に従い、f2の光は出力導波路62から出力される。
なお、反射型光ゲートスイッチは、第1の実施形態のところで説明したものと同じもの用いることができる。
このように、図6に示す光周波数フィルタは、入出力ファイバを素子の片側に接続することができ、モジュールサイズや制御回路ボードを小さくできる。
また、本発明では、第1の実施形態同様、図14(非特許文献1)に示す従来の光周波数フィルタが周波数合分波器を2つ用いているのに対し、本発明では、周波数合分波器が1つであり、素子サイズを低減することができる。
このことは、製造コスト削減にもつながり、波長分割多重通信ネットワークにおいて魅力的なデバイスである。
第4の実施形態は、第2の実施形態における光分離回路53と周波数合分波器56を周波数合分波器74に置き換えたものである。言い換えると、二つの周波数合分波器74,77を4本の導波路751〜754で接続し、各導波路751〜754に透過型光ゲートスイッチ761〜764を介装したものである。
周波数合分波器74は、第3の実施形態における周波数合分波器63と同一のものを用いることができ、導波路751〜754以降の透過型光ゲートスイッチ761〜764、周波数合分波器77、導波路781〜784、反射型光ゲートスイッチ791〜794については、第2の実施形態における導波路57以降と同様のものを用いることができる。
これにより、導波路71から入力された周波数多重光は、周波数合分波器73で分波、反射型光ゲートスイッチ791〜794で選択され、再び周波数合分波器73を通って導波路72から出力される。
なお、周波数合分波器74を通って戻ってきた光は、導波路71及び導波路72のどちらにも入ることになるが、導波路71への戻り光を除去したいなら、導波路71に光アイソレータを挿入すればよい。
また、本発明では、第2の実施形態同様、図15(特許文献1)に示す従来の光周波数フィルタで用いている光カプラを除くことができ、素子サイズを低減することができる。
このことは、製造コスト削減にもつながり、波長分割多重通信ネットワークにおいて魅力的なデバイスである。
さらに、特許文献1では、二段目の光ゲートスイッチに、半導体光増幅器を用いた場合、原理的に自然放出光雑音(ASEノイズ)が出力光に重畳されることになるが、本発明では、出力導波路と光ゲートスイッチとの間にアレイ導波路格子が入ることになるので、このASEノイズを除去できるという利点も兼ね備えている。
即ち、図8に示すように、2本の入力導波路81,82を片側に有する周波数合分波回路83と4個の2×1スイッチ861〜864とが8本の導波路841〜844,851〜854にて接続され、各2×1スイッチ861〜864の出力導波路871〜874にはそれぞれ反射型光ゲートスイッチ881〜884が接続されている。
周波数合分波回路83の構成例としては、アレイ格子導波路を用いることができる。
このアレイ導波路格子は、8本の出力ポートを持ち、そのチャネル間隔は周波数多重光の周波数間隔の1/2,FSRは周波数多重光の周波数間隔の4倍となるように設計する。
そして、隣り合う入力導波路2本を用いると、アレイ導波路格子の合分波特性は、表4のようになる。
ここで、動作原理について述べる。
入力導波路81から入力された周波数多重光f1,f2,f3,f4は、周波数合分波器83で導波路841,842,843,844へそれぞれ分波される。
分波された信号光は、それぞれ導波路841,842,843,844に接続された2×1光カプラ861,862,863,864を透過し、さらに、導波路871,872,873,874を通って、反射型光ゲートスイッチ171,172,173,174へ導かれる。
例えば、反射型光ゲートスイッチ882を駆動したとすると、f2の光は再び導波路872、2×1光カプラ862、導波路852を通り、周波数合分波器83へ入る。
このとき、表4の合分波特性に従い、f2の光は出力導波路82から出力される。
なお、反射型光ゲートスイッチ882で選択され、2×1光カプラ862を通って戻ってきたf2の光は、導波路842へも導かれ、周波数合分波器83を通って導波路81からも出力される。
なお、反射型光ゲートスイッチ881,882,883,884は、第1の実施形態のところで説明したものと同じもの用いることができる。
このように、図8に示す光周波数フィルタは、入出力ファイバを素子の片側に接続することができ、モジュールサイズや制御回路ボードを小さくできる。
波長分割多重通信ネットワークにおいて魅力的なデバイスである。
第6の実施形態は、第4の実施形態における周波数合分波器74を周波数合分波器94と2×1光カプラ971〜974に置き換えたものである。
周波数合分波器94は、第5の実施形態における周波数合分波器83と同一のものを用いることができ、導波路981〜984以降の透過型光ゲートスイッチ991〜994、周波数合分波器910、導波路9111〜9114、反射型光ゲートスイッチ9121〜9124については、第4の実施形態における導波路751〜754以降と同様のものを用いることができる。
なお、反射型光ゲートスイッチ9122で選択され、2×1光カプラ972を通って戻ってきた光f10は、導波路952へも導かれ、周波数合分波器94を通って導波路91からも出力される。
この導波路91への戻り光を除去したいなら、導波路91へ光アイソレータを挿入すればよい。
このように、図9に示す光周波数フィルタは、入出力ファイバを素子の片側に接続することができ、モジュールサイズや制御回路ボードを小さくでき、波長分割多重通信ネットワークにおいて魅力的なデバイスである。
第7の実施形態は、第5の実施形態における2×1光カプラ861〜864と反射型光ゲートスイッチ881〜884を2×2光カプラ1061〜1064と位相変調領域1091〜1094で構成される反射型マンハツェンダ光ゲートスイッチに置き換えたものである。
周波数合分波器103は、第5の実施形態における周波数合分波器83と同一のものを用いることができ、その合分波特性は、表4に示した通りである。
また、反射型マッハツェンダ光ゲートスイッチについては、第1の実施形態のところで説明した通りである(図12参照)。
分波された信号光は、それぞれ導波路1041,1042,1043,1044に接続された2×2光カプラ1061,1062,1063,1064を透過し、導波路1071,1072,1073,1074及び導波路1081,1082,1083,1084へ分配される。
ここで、位相変調領域1091,1092,1093,1094のうちの複数又は1つに位相変化Δφ=180°を与える。
例えば、位相変調領域1092に位相変化Δφ=180°が与えられたとすると、f2の光は再び導波路1072及び1082を戻って、2×2光カプラ1062を通ったときに、導波路1042へと導かれる。
そして、周波数合分波器103へ入った4つの光は、表4の合分波特性に従い、f2の光のみ出力導波路102から出力され、それ以外の光は、出力導波路101へ出力される。
なお、この導波路101への戻り光を除去したいなら、導波路101へ光アイソレータを挿入すればよい。
このように、図10に示す光周波数フィルタは、入出力ファイバを素子の片側に接続することができ、モジュールサイズや制御回路ボードを小さくでき、波長分割多重通信ネットワークにおいて魅力的なデバイスである。
12 出力導波路
13 光分離回路
14 導波路
15 周波数合分波器
161〜164 導波路
171〜174 反射型光ゲートスイッチ
21 入力導波路
22 入力側スラブ導波路
23 アレイ導波路
24 出力側スラブ導波路
25 出力導波路
31 サーキュレータ
32,33,34 導波路
35 2×1光カプラ
36,37,38 導波路
41 半導体光増幅器
42 高反射膜
43 無反射膜
51 入力導波路
52 出力導波路
53 光分離回路
54 導波路
55 周波数合分波器
56 周波数合分波器
571〜574 導波路
581〜584 透過型光ゲートスイッチ
59 周波数合分波器
5101〜5104 導波路
5111〜5114 反射型光ゲートスイッチ
61 入力導波路
62 出力導波路
63 周波数合分波器
641〜644 導波路
651〜654 反射型光ゲートスイッチ
71 入力導波路
72 出力導波路
73 周波数合分波器
74 周波数合分波器
751〜754 導波路
761〜764 透過型光ゲートスイッチ
77 周波数合分波器
781〜784 導波路
791〜794 反射型光ゲートスイッチ
81 入力導波路
82 出力導波路
83 周波数合分波器
841〜844,851〜854 導波路
861〜864 2×1光カプラ
871〜874 導波路
881〜884 反射型光ゲートスイッチ
91 入力導波路
92 出力導波路
93 周波数合分波器
94 周波数合分波器
951〜954,961〜964 導波路
971〜974 2×1光カプラ
981〜984 導波路
991〜994 透過型光ゲートスイッチ
910 周波数合分波器
9111〜9114 導波路
9121〜9124 反射型光ゲートスイッチ
101 入力導波路
102 出力導波路
103 周波数合分波器
1041〜1044,1051〜1054 導波路
1061〜1064 2×2光カプラ
1071〜1074,1081〜1084 導波路
1091〜1094 位相変調領域
Claims (17)
- 光分離回路と、該光分離回路の出力導波路に接続され、光を周波数毎に合波及び分波できる周波数合分波器と、該周波数合分波器の出力導波路それぞれに接続され、該出力導波路へ光を折り返して出力又は遮断できる反射型光ゲートスイッチとからなることを特徴とする光周波数フィルタ。
- 上記周波数合分波器が、アレイ導波路格子であることを特徴とする請求項1記載の光周波数フィルタ。
- 上記周波数合分波器が、第一の分解能を持つ第一周波数合分波器と、第二の分解能を持つ第二周波数合分波器と、前記第一及び第二周波数合分波器の間に接続された光を透過又は遮断できる透過型光ゲートスイッチからなることを特徴とする請求項1記載の光周波数フィルタ。
- 上記第一及び第二周波数合分波器の一方、もしくは、両方がアレイ導波路格子であることを特徴とする請求項3記載の光周波数フィルタ。
- 上記光分離回路が、光カプラであることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の光周波数フィルタ。
- 上記光分離回路が、サーキュレータであることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の光周波数フィルタ。
- 光を周波数毎に合波及び分波でき、同じ合分波特性を示す少なくとも2本以上の入力導波路を有する周波数合分波器と、該周波数合分波器の出力導波路それぞれに接続され、該出力導波路へ光を折り返して出力又は遮断できる反射型光ゲートスイッチとからなることを特徴とする光周波数フィルタ。
- 上記周波数合分波器が、アレイ導波路格子であることを特徴とする請求項7記載の光周波数フィルタ。
- 上記周波数合分波器が、同じ合分波特性を示す少なくとも2本以上の入力導波路を有する第一の分解能を持つ第一周波数合分波器と、第二の分解能を持つ第一周波数合分波器と、前記第一及び第二周波数合分波器の間に接続され、光を透過又は遮断できる透過型光ゲートスイッチとからなることを特徴とする請求項7記載の光周波数フィルタ。
- 上記第一及び第二周波数合分波器の一方、もしくは、両方がアレイ導波路格子であることを特徴とする請求項9記載の光周波数フィルタ。
- 光を周波数毎に合波及び分波でき、少なくとも2本以上の入力導波路を有する周波数合分波器と、該周波数合分波器の出力導波路それぞれに接続された2×1光カプラと、該光カプラの出力導波路に接続され、該出力導波路に光を折り返して出力又は遮断できる反射型光ゲートスイッチとからなることを特徴とする光周波数フィルタ。
- 上記周波数合分波器が、アレイ導波路格子であることを特徴とする請求項11記載の光周波数フィルタ。
- 光を周波数毎に合波及び分波でき、少なくとも2本以上の入力導波路を有する第一の分解能を持つ第一周波数合分波器と、該第一周波数合分波器の出力導波路それぞれに接続された2×1光カプラと、該光カプラの出力導波路に接続された光を透過もしくは、遮断できる透過型光ゲートスイッチと、該透過型光ゲートスイッチの出力導波路に接続された第二の分解能を持つ第二周波数合分波器と、該第二周波数合分波器の出力導波路に接続され、該出力導波路へ光を折り返して出力又は遮断できる反射型光ゲートスイッチとからなることを特徴とする光周波数フイルタ。
- 上記第一及び第二周波数合分波器の一方、もしくは、両方がアレイ導波路格子であることを特徴とする請求項13記載の光周波数フィルタ。
- 光を周波数毎に合波及び分波でき、少なくとも2本以上の入力導波路を有する周波数合分波器と、該周波数合分波器の出力導波路それぞれに接続された2×2光カプラと、該光カプラの出力導波路に接続され、該出力導波路に光を折り返して出力又は遮断できる反射型マッハツェンダ光ゲートスイッチとからなることを特徴とする光周波数フィルタ。
- 上記周波数合分波器が、アレイ導波路格子であることを特徴とする請求項15記載の光周波数フィルタ。
- 前記アレイ導波路格子は、周波数多重数がnチャネルの場合(nは2以上の整数)、n本の出力ポートを持ち、そのチャネル間隔が周波数多重光の周波数間隔、自由スペクトルレンジが周波数多重光の周波数間隔のn倍となるように、アレイ導波路の隣合う導波路の長さの差、スラブ導波路との接続点における入出力導波路の間隔及びスラブ導波路の曲率半径等が設定され、n本の入力ポートに対して、同一間隔で更に1本の入力ポートを追加することにより、見かけ上(n+1)×nのアレイ導波路格子であって、(n+1)本の入力ポートのうちの二つの入力ポートでは、回折次数が1だけ異なり、同じ合分波特性を示すことを特徴とする請求項8又は10記載の光周波数フィルタ。
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