JP2006064345A - 伝熱フィン - Google Patents

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Abstract

【課題】伝熱フィンの山部を分断する分断孔が形成されることによる伝熱フィンの伝熱性能の向上を図ると共に、圧力損失の低減を図る。
【解決手段】熱交換器に使用される伝熱フィンには、山部2と底壁6とが流体の流れ方向A1に直交する方向に1つずつ交互に形成される。各山部2は、頂壁3と1対の側壁4とからなり、伝熱フィンには、各山部2および各底壁6を流れ方向A1に3以上に分断する2以上の所定数の列Rの分断孔10が形成され、各分断孔10は、各山部2および各底壁6に渡って連続する1つの長孔により構成される。各列Rの分断孔10は、中間山部2bに形成された中間分断孔10bと、各端部山部2aの内側側壁4bのみに形成された端部分断孔10aとからなる。各端部山部2aにより、中間山部2bおよび底壁6により形成される主流路30に比べて圧力損失が低減されたバイパス流路33が形成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、熱交換用の伝熱フィンに関し、該伝熱フィンは、例えば熱交換器に備えられる。
熱交換器において熱伝達による伝熱量を増加させるために使用される伝熱フィンとして、例えば特許文献1に開示されたコルゲートフィンが知られている。このコルゲートフィンは、内燃機関に備えられる過給機により圧縮されて高温高圧となった過給気を冷却風(大気の流れ)と熱交換させて冷却する積層型熱交換器からなるインタークーラのインナーフィンとして使用され、山部および底壁部が多数個設けられることにより波形状に形成される。さらに、コルゲートフィンには、2以上の山部および底壁部に渡ってコルゲートフィンの板厚方向に貫通するスリットが、コルゲートフィンの長手方向に所定の間隔で複数箇所に設けられる。
特開平8−313183号公報
前述のようなスリットが設けられたコルゲートフィンでは、スリットにより、温度境界層が寸断されてその発達が抑制されるために、熱伝達率が向上する一方で、流体(過給気)の流れの乱れが増加するために圧力損失が増加する難点がある。また、スリットの数が増加して、長手方向でのスリット間の間隔が小さくなるにつれて、したがってスリットにより分断されて形成される山部の部分および底壁部の部分の長手方向(流体の流れ方向)での幅が短くなるにつれて、熱伝達率は向上するものの、同時に圧力損失も増加する。さらに、コルゲートフィンの下流端寄りの領域では、コルゲートフィンと過給気との間での温度差が上流端寄りの領域に比べて小さくなることから、伝熱量が低下する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、請求項1〜4記載の発明は、伝熱フィンの山部を分断する分断孔が形成されることによる伝熱フィンの伝熱性能の向上を図ると共に、圧力損失の低減を図ることを目的とする。そして、請求項2記載の発明は、さらに、伝熱フィンの形成を容易にすることを目的とし、請求項3記載の発明は、さらに、伝熱フィンの伝熱性能の一層の向上および圧力損失の一層の低減を図ることを目的とし、請求項4記載の発明は、さらに、所要の伝熱フィンの伝熱性能を確保したうえで、圧力損失の一層の低減を図ることを目的とする。
請求項1記載の発明は、Nを3以上の自然数とするとき、N以上の山部とN+1以上の底壁とが流体の流れ方向に交差する方向に1つずつ交互に形成されたコルゲート部を1つまたは複数個備える伝熱フィンにおいて、前記各山部は、頂壁と、該頂壁から延びて前記交差方向で隣接する1対の前記底壁にそれぞれ連なる1対の側壁とからなり、前記コルゲート部には、前記各山部を前記流れ方向に3つ以上に分断する2以上の所定数の列の分断孔が形成され、前記N以上の前記山部は、前記交差方向での前記コルゲート部の両端部にそれぞれ位置する端部山部と、該両端部山部の間に位置する中間山部とからなり、前記各列の前記分断孔は、前記中間山部において前記交差方向に平行に配列されるように少なくとも前記各側壁に形成された中間分断孔と、前記各端部山部の1対の前記側壁において前記中間分断孔と前記交差方向で対向するように前記交差方向で隣接する前記中間山部に対向する内側の前記側壁のみに形成された端部分断孔とからなり、前記各端部山部により、前記中間山部および前記底壁により形成される主流路に比べて圧力損失が低減されたバイパス流路が形成される伝熱フィンである。
これによれば、中間山部を少なくとも部分的に分断する中間分断孔により、温度境界層が寸断されてその発達が抑制されることから、熱伝達率が向上する。また、各端部山部の1対の側壁のうちの内側側壁のみに端部分断孔が形成されることから、各バイパス流路では、1対の側壁にそれぞれ中間分断孔が形成された中間山部により形成される主流路に比べて温度境界層が発達して、バイパス流路を流通する流体と伝熱フィンとの間での伝熱量が減少する一方で、流体の乱れが少なくなって圧力損失が低減する。このため、バイパス流路を流通した流体は、中間分断孔の付近で主流路を流通する流体に比べて、伝熱フィンへの流入温度により近い温度で、すなわち伝熱フィンとの温度差が大きい温度で、端部分断孔から主流路に流入するので、主流路を流通する流体と中間山部および底壁との温度差が増加して、伝熱フィンと流体との間での伝熱量が増加する。そして、この伝熱量の増加は、伝熱フィンの下流端に近い部位ほど顕著になる。さらに、バイパス流路では端部山部自体による熱伝達も行われる。
請求項2記載の発明は、Nを3以上の自然数とするとき、N以上の山部とN+1以上の底壁とが流体の流れ方向に交差する方向に1つずつ交互に形成されたコルゲート部を1つまたは複数個備える伝熱フィンにおいて、前記各山部は、頂壁と、該頂壁から延びて前記交差方向で隣接する1対の前記底壁にそれぞれ連なる1対の側壁とからなり、前記コルゲート部には、前記各山部および前記各底壁を前記流れ方向に3以上に分断する2以上の所定数の列の分断孔が形成され、前記各分断孔は、前記N以上の前記山部および前記交差方向で隣接する前記山部の間に位置する前記底壁に渡って連続すると共に前記交差方向を長手方向とする1つの長孔により構成され、前記N以上の前記山部は、前記コルゲート部における前記交差方向での両端部にそれぞれ位置する端部山部と、前記両端部山部の間に位置する中間山部とからなり、前記各列の前記分断孔は、前記中間山部に形成された中間分断孔と、前記各端部山部の1対の前記側壁において前記交差方向で隣接する前記中間山部に対向する内側の前記側壁のみに形成された前記長孔の端部を含む端部分断孔とからなり、前記各端部山部により、前記中間山部および前記底壁により形成される主流路に比べて圧力損失が低減されたバイパス流路が形成される伝熱フィンである。
これによれば、請求項1記載の発明と同様の作用がなされるうえ、各列におけるすべての中間分断孔および1対の端部分断孔は1つの長孔により構成されるので、伝熱フィンに形成される分断孔の数が減少する。
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の伝熱フィンにおいて、前記各端部分断孔は、前記中間分断孔の前記流れ方向での幅に比べて、前記流れ方向に拡幅された拡幅部を有するものである。
これによれば、拡幅部により端部分断孔の開口面積が増加するので、バイパス流路から主流路に流入するときの流通抵抗が減少して、流体がバイパス流路を通りやすくなる。また、端部分断孔から主流路に流入する流体の流量も増加するので、主流路を流通する流体と中間山部および底壁との間の伝熱量が一層増加する。
請求項4記載の発明は、請求項2または請求項3記載の伝熱フィンにおいて、前記流れ方向での前記伝熱フィンの幅の範囲において、前記各中間山部が前記各中間分断孔により分断されて形成された3以上の部分山部の前記流れ方向での幅は異なっており、前記3以上の前記部分山部のうちの任意の部分山部の直下流に位置する部分山部の幅は、前記任意の部分山部の幅と同じかまたは長いものである。
これによれば、流れ方向での部分山部の幅は、伝熱フィンの上流端を含む最上流領域にある部分山部に比べて、最上流領域よりも下流の下流領域の部分山部ではより長いので、主流路において、伝熱フィンと流体との温度差が比較的大きい最上流領域では、温度境界層の発達が抑制されて熱伝達率が大きくなり、伝熱フィンと流体との間での伝熱量が多く、前記温度差が比較的小さい下流領域では、端部分断孔から流入するバイパス流路の流体により温度境界層の発達による熱伝達率の低下による伝熱量の低下を補償したうえで、流体の乱れが少なくなって圧力損失が低減する。
請求項1記載の発明によれば、次の効果が奏される。すなわち、中間山部に中間分断孔が設けられることで熱伝達率が向上し、バイパス流路を流通した流体が端部分断孔から本流路に流入することで伝熱量が増加するので、伝熱フィンの伝熱性能が向上する。そのうえ、各端部山部によりバイパス流路が形成されるので、伝熱フィンでの圧力損失が低減する。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が奏され、さらに形成される分断孔の数が減少するので、伝熱フィンの形成が容易になる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に対して、流体がバイパス流路を通りやすくなるので、伝熱フィンの圧力損失が一層低減し、バイパス流路から端部分断孔を通じて主流路に流入する流体の流量が増加して、伝熱フィンと流体との間での伝熱量が一層増加するので、伝熱フィンの伝熱性能が一層向上する。
請求項4記載の発明によれば、引用された請求項記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、伝熱フィンの最上流領域での熱伝達率の向上および下流領域でのバイパス通路からの流体の流入による伝熱量の増加により、伝熱フィンの所要の伝熱性能が確保されたうえで、下流領域での圧力損失の低減により、伝熱フィンの圧力損失が低減する。
以下、本発明の実施形態を図1〜図5を参照して説明する。
図1〜図3は、第1実施形態を説明する図である。まず、図1を参照すると、本発明が適用された伝熱フィン1は、内燃機関に備えられる熱交換器としてのインタークーラHに備えられる。熱交換により温度が制御される制御対象としての流体である過給気を冷却するためのインタークーラHは、前記制御対象の温度を制御する制御流体としての冷却空気により過給気を冷却する空冷式の積層型熱交換器であり、伝熱部材としての複数の伝熱管Tと、各伝熱管Tとそれぞれ交互に積層される複数の外部伝熱フィンFoと、各伝熱管T内に配置される内部伝熱フィンFiとを備える。過給機により加圧されて高温になった過給気が流通する各伝熱管Tは、2つの金属製のプレートT1,T2を対向させて溶接などで接合することにより形成された偏平管から構成される。また、過給気から伝熱管Tへの熱伝達を促進する内部伝熱フィンFiと、伝熱管Tから冷却空気への熱伝達を促進する外部伝熱フィンFoとは、いずれも本発明に係る伝熱フィン1により構成される。
以下、主に、内部伝熱フィンFiとして使用される伝熱フィン1を中心に説明する。
図2を参照すると、伝熱フィン1は、金属製の薄板からなる1枚の板材が曲げ加工を含む屈曲工程で屈曲されて形成されたN以上の山部2とN+1以上の底壁6とが、流体(過給気が相当する。なお、外部伝熱フィンFoの場合は冷却空気が相当する。)の流れ方向A1に交差する1つの交差方向としての直交方向A2に、1つずつ交互に形成された1つのコルゲート部Cを備える。ここで、Nは、3以上の自然数である。
そして、この実施形態では、伝熱フィン1は1つのコルゲート部Cのみにより構成され、また、6つの山部2と7つの底壁6を有するコルゲート部C(すなわち伝熱フィン1)は、流れ方向A1から見て、交互に形成された山部2および底壁6によりほぼ矩形の波形が連続した形状を呈する。なお、前記波形の形状は、矩形以外の任意の形状であってよい。
各山部2の集合体である山群は、直交方向A2でのコルゲート部Cの両端部(この実施形態では伝熱フィン1の両端部でもある。)に位置する1対の端部山部2aと、直交方向A2で両端部山部2aの間に位置する1以上の、この実施形態では4つの中間山部2bとからなる。各底壁6の集合体である底壁群は、直交方向A2でのコルゲート部Cの両端部に位置する1対の端部底壁6aと、直交方向A2で隣接する山部2の間に位置する2以上の、この実施形態では5つの中間底壁6bとからなる。
コルゲート部Cにおいて底壁6から立ち上がった部分である各山部2は、頂壁3と、頂壁3から延びて直交方向A2で隣接する1対の底壁6にそれぞれ連なると共に直交方向A2で対向する1対の側壁4とからなる。伝熱フィン1は、各頂壁3の接合部分および各底壁6の接合部分がろう付けなどの接合手段により1対のプレートT1,T2(図1参照)にそれぞれ接合されて固定されることで、伝熱管Tに結合される。
図3を併せて参照すると、コルゲート部Cには、各山部2および各底壁6を流れ方向A1に3以上に分断する2以上の所定数の列Rの分断孔10が、流れ方向A1に所定の間隔dをおいて形成される。直交方向A2に平行に延びる列である各列Rにおける分断孔10は、すべての山部2およびすべての中間底壁6bに渡って連続すると共に直交方向A2を長手方向とする1つの長孔により構成される。前記長孔は、前記屈曲工程の前工程である孔あけ工程において、平板状の長尺材からなる第1素材に、プレス加工などによる孔あけ加工により形成されるほぼ矩形の貫通孔である。
そして、前記第1素材が前記屈曲工程を経て形成された第2素材が、切断工程で伝熱管T(図1参照)の直交方向A2での幅に応じた所定幅で切断されて形成されたコルゲート部Cにおいて、直交方向A2に平行に長細い各分断孔10は、各中間山部2bおよび各中間底壁6bに形成された中間分断孔10bと、各端部山部2aの1対の側壁4において直交方向A2で隣接する中間山部2bに対向する内側の側壁4bのみに形成された前記長孔の端部を含んで構成される端部分断孔10aとからなる。また、各端部底壁6aと、各端部山部2aにおいて内側側壁4bに直交方向A2で対向する外側側壁4aとには分断孔10が形成されていない。
それゆえ、各中間山部2bの頂壁3および1対の側壁4と各中間底壁6bとは、前記所定数の中間分断孔10bにより間隔dで完全に分断される。一方、各端部山部2aは、各内側側壁4bに間隔dで形成された前記所定数の端部分断孔10aにより部分的に分断される。また、各端部山部2aの頂壁3および外側側壁4と、各端部底壁6aとは、各分断孔10により分断されない。さらに、各列Rにおいて、すべての中間山部2bの各側壁4における中間分断孔10bの全体および端部分断孔10aは、直交方向A2に平行に配列され、各端部山部2aの各端部分断孔10aは、中間分断孔10bと直交方向A2で対向する。
各中間山部2bは中間分断孔10bにより3以上の部分山部21に分けられるが、各中間山部2bの部分山部21の数である前記所定数は、流れ方向A1でのコルゲート部C(すなわち伝熱フィン1)の幅w1、温度境界層を寸断してその発達を抑制する各中間分断孔10bによる熱伝達率の向上、および圧力損失の低減などの観点から適宜決定される。また、伝熱フィン1の幅w1の範囲において、各部分山部21の流れ方向A1での幅w2については、この実施形態では、すべての部分山部21の幅w2が等しく、したがって間隔dも等しい。さらに、直交方向A2で隣接する山部2の間隔であるピッチは、すべての山部2について等しく、所定値(例えば2mm)以下となるように設定される。また、流れ方向A1での分断孔10の幅w3は、部分山部2の幅w2以下であり、直交方向A2に均一の値で、例えば0.1mm〜5mmに設定される。
このコルゲート部Cにより、流体が流通する伝熱管T(図1参照)の内部空間は、中間山部2bの内側に形成される第1主流路31および直交方向A2で隣接する山部2の間に形成される第2主流路32からなる主流路30と、各端部山部2aの内側に形成されるバイパス流路33と、を含む多数の流路が形成されるように仕切られる。そして、中間山部2bおよび中間底壁6bにより形成される第1,第2主流路31,32は、各中間分断孔10bを介して直交方向A2に互いに連通することから、それら主流路30を流通する流体の流れの乱れが促進されて、温度境界層内での流体の流れの乱れも大きくなる。
一方、端部山部2aは分断孔10により完全に分断されておらず、しかも端部山部2aの1対の側壁4に形成された端部分断孔10aの数が、各中間山部2bの1対の側壁4に形成された中間分断孔10bの数の1/2であることから、各バイパス流路33では、主流路30に比べて、流通する流体の流れの乱れが少なくなって、圧力損失が低減された流路となっている。
そして、バイパス流路33では、1対の側壁4にそれぞれ中間分断孔10bが形成された中間山部2bにより形成される第1,第2主流路31,32に比べて、温度境界層が発達して、バイパス流路33を流通する流体と端部山部2aとの間での伝熱量が減少する。このため、各バイパス流路33を流通する流体の温度は、伝熱フィン1において流れ方向A1での同じ位置で比較したとき、主流路30を流通する流体の温度に比べて、伝熱フィン1への流体の流入温度に近い温度であり、したがって伝熱フィン1の温度との温度差が大きな温度になっている。この結果、バイパス流路33の圧力損失が、主流路30の圧力損失よりも小さいことから、バイパス流路33を流通する流体は、端部分断孔10aから、該端部分断孔10aが属する列Rの中間分断孔10b付近で、主流路30に流入する。そして、端部分断孔10aから主流路30に流入する流体は、該端部分断孔10aに連なる中間分断孔10b付近で主流路30を流通する流体に比べて、前記流入温度に近い温度を有し、したがって伝熱フィン1との温度差が大きい温度を有する。
なお、外側伝熱フィンFoについても、伝熱フィンの幅、山部2、底壁6および分断孔10などの伝熱フィンの諸元は異なるものの、山部、底壁および分断孔が形成されたコルゲート部を備える点で、基本的な構造は伝熱フィンと同様である。
次に、前述のように構成された実施形態の作用および効果について説明する。
伝熱フィンにおいて、各山部2および各底壁6を流れ方向A1に3以上に分断する前記所定数の列Rの分断孔10が形成され、各列Rの分断孔10は中間分断孔10bと端部分断孔10aとからなることにより、中間山部2bを分断する中間分断孔10bにより温度境界層が寸断されてその発達が抑制されることから、熱伝達率が向上する。また、各端部山部2aにおいては1対の側壁4のうちの内側側壁4bのみに端部分断孔10aが形成されることから、各端部山部2aにより形成される各バイパス流路33では、1対の側壁4にそれぞれ中間分断孔10bが形成された中間山部2bにより形成される主流路30に比べて温度境界層が発達して、バイパス流路33を流通する流体と伝熱フィン1との間での伝熱量が減少する一方で、流体の乱れが少なくなって圧力損失が低減する。このため、バイパス流路33を流通した流体は、中間分断孔10bの付近で主流路30を流通する流体に比べて、伝熱フィン1への前記流入温度により近い温度で、すなわち伝熱フィン1との温度差が大きい温度で、端部分断孔10aから主流路30に流入するので、主流路30を流通する流体と中間山部2bおよび底壁6との温度差が増加して、伝熱フィン1と流体との間での伝熱量が増加する。そして、この伝熱量の増加は、伝熱フィン1の下流端に近い部位ほど顕著になる。さらに、バイパス流路33では端部山部2a自体による熱伝達も行われる。この結果、中間山部2bに中間分断孔10bが設けられることで熱伝達率が向上し、バイパス流路33を流通した流体が端部分断孔10aから主流路30に流入することで伝熱量が増加するので、伝熱フィン1の伝熱性能が向上する。そのうえ、各端部山部2aによりバイパス流路33が形成されるので、伝熱フィン1での圧力損失が低減する。
各分断孔10は、すべての山部2およびすべての底壁6に渡って連続すると共に直交方向A2を長手方向とする1つの前記長孔により構成されことにより、各列Rにおけるすべての中間分断孔10bおよび1対の端部分断孔10aは前記長孔により構成されるので、伝熱フィン1に形成される分断孔10の数が減少し、伝熱フィン1の形成が容易になる。
次に、図4を参照して、本発明の第2実施形態を説明する。この第2実施形態は、第1実施形態とは、伝熱フィン1の幅w1の範囲において、流れ方向A1での幅w2が異なる部分山部21が形成される点で相違し、その他は基本的に同一の構成を有するものである。そのため、同一の部分についての説明は省略または簡略にし、異なる点を中心に説明する。なお、第1実施形態の部材と同一の部材または対応する部材については、必要に応じて同一の符号を使用した。
コルゲート部C(すなわち伝熱フィン1)には、各山部2および各底壁6を流れ方向A1に分断する2以上の所定数の列R、この実施形態では5つの列Rの分断孔10が、流れ方向A1に所定間隔dをおいて形成される。各列Rにおいて幅w3の分断孔10は、各中間山部2bおよび中間底壁6bに形成された中間分断孔10bと、各端部山部2aの内側側壁4bのみに形成された端部分断孔10aとからなる。各中間山部2bおよび各中間底壁6bは、5つの中間分断孔10bにより間隔dで完全に分断され、各端部山部2aは、5つの端部分断孔10aにより部分的に分断される。
各中間山部2bは、中間分断孔10bにより6つの部分山部21に分けられる。伝熱フィン1の幅w1の範囲において、各中間山部2bが各中間分断孔10bにより分断されて形成された各部分山部21a,21bの流れ方向A1での幅w2a,w2bは異なっており、すべての部分山部21a,21bのうちの任意の部分山部の直下流に位置する部分山部の幅は、該任意の部分山部の幅と同じかまたは長い。
具体的には、各中間山部2bの6つの部分山部21a,21bは、伝熱フィン1の上流端1aを含む領域である最上流領域に位置する複数の部分山部21aと、前記最上流領域よりも下流の領域であって伝熱フィン1の下流端1bを含む領域である最下流領域に位置する複数の部分山部21bとに二分される。前記最上流領域内の3つの部分山部21aの幅w2aに比べて、前記最下流領域内の3つの部分山部21bの幅w2bはより長く、前記最上流領域内および前記最下流領域内のそれぞれでは、すべての部分山部21a,21bの幅w1a,w2bは等しく、したがって間隔d1,d2も等しい。そして、例えば、前記任意の部分山部を、前記最上流領域において最下流に位置する部分山部21a3とした場合、該部分山部21a3の直下流に位置する部分山部21b1の幅w2bは、部分山部21a3の幅w2aよりも長く、この実施形態では、幅w2aの2倍の幅を有する。また、前記任意の部分山部を前記最下流領域において最上流に位置する部分山部21b1とした場合、該部分山部21b1の直下流に位置する部分山部21b2の幅w2bは、部分山部21b1の幅w2bと同じである。したがって、間隔dは、流れ方向A1において異なるように設定され、この実施形態では、前記最上流領域の部分山部21aの間隔d1と前記最下流領域の部分山部21bの間隔d2とで異なるように設定される。
この第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用および効果が奏されるほか、次の作用および効果が奏される。すなわち、伝熱フィン1の幅w1の範囲において、各中間山部2bが各中間分断孔10bにより分断されて形成された6つの部分山部21a,21bの幅w2a,w2bは異なっており、それら部分山部21a,21bのうちの任意の部分山部の直下流に位置する部分山部の幅は、前記任意の部分山部の幅と同じかまたは長いことにより、各中間山部2bの部分山部21a,21bの幅w2a,w2bは、前記最上流領域にある部分山部21aに比べて、前記最下流領域にある部分山部21bではより長いので、主流路30において、伝熱フィン1と流体との温度差が比較的大きい前記最上流領域では、温度境界層の発達が抑制されて熱伝達率が大きくなって、伝熱フィン1と流体との間での伝熱量が多く、前記温度差が比較的小さい前記最下流領域では、端部分断孔10aから流入するバイパス流路33の流体により温度境界層の発達による熱伝達率の低下による伝熱量の低下を補償したうえで、流体の乱れが少なくなって圧力損失が低減する。この結果、伝熱フィン1の前記最上流領域での熱伝達率の向上および前記最下流領域でのバイパス通路33からの流体の流入による伝熱量の増加により、伝熱フィン1の所要の伝熱性能が確保されたうえで、前記最下流領域での圧力損失の低減により、伝熱フィン1の圧力損失が低減する。
次に、図5を参照して、本発明の第3実施形態を説明する。この第3実施形態は、第1実施形態とは、端部分断孔10aの形状のみが相違し、その他は基本的に同一の構成を有するものである。そのため、同一の部分についての説明は省略または簡略にし、異なる点を中心に説明する。なお、第1実施形態の部材と同一の部材または対応する部材については、必要に応じて同一の符号を使用した。
第3実施形態において、各端部分断孔10aは、中間分断孔10bの流れ方向A1での幅に比べて、前記流れ方向A1に拡幅された拡幅部11を有する。そして、この拡幅部11は、図5に示されるように、端部分断孔10aにおいて前記長孔の端部の部位に形成される場合のほかに、前記長孔の端部以外の部位に形成されてもよく、さらには、端部分断孔10aの全体が拡幅部11となっていてもよい。また、流れ方向A1での拡幅部11の幅w4は、中間分断孔10b、または端部分断孔10aにおける拡幅部11以外の部分であって中間分断孔10bと同じ幅w3を有する部分の幅の2倍以上であることが好ましい。
第3実施形態によれば、第1実施形態の作用および効果が奏されるうえ、各端部分断孔10aは、中間分断孔10bの幅w3に比べて、流れ方向A1に拡幅された拡幅部11を有することにより、拡幅部11により端部分断孔10aの開口面積が増加するので、バイパス流路33から主流路30に流入するときの流通抵抗が減少し、流体がバイパス流路33を通りやすくなって、伝熱フィン1の圧力損失が一層低減する。また、端部分断孔10aから主流路30に流入する流体の流量も増加することから、主流路30を流通する流体と中間山部2bおよび底壁6との間の伝熱量が一層増加して、伝熱フィン1と流体との間での伝熱量が一層増加するので、伝熱フィン1の伝熱性能が一層向上する。
以下、前述した実施形態の一部の構成を変更した実施形態について、変更した構成に関して説明する。
コルゲート部Cに、すべての部分山部21の幅w2が等しい山部2が形成される場合は、1つの伝熱フィン1が2以上のコルゲート部Cを備えていてもよく、その場合には、2以上のコルゲート部Cが、直交方向A2および流れ方向A1の少なくとも一方の方向で2以上設けられていればよい。このようにすることで、直交方向A2での幅または流れ方向A1での幅w1が、コルゲート部Cのそれら幅とは異なる複数の伝熱管または伝熱プレートに対しても、伝熱フィン1を構成するコルゲート部として共通のコルゲート部Cを使用することができるので、コストが削減される。
第2実施形態における端部分断孔10aが、第3実施形態と同様の拡幅部11を有する端部分断孔10aにより構成されてもよく、この場合にも、該端部分断孔10aによる第3実施形態と同様の作用および効果が奏される。
各実施形態において、前記交差方向は直交方向A2以外でもよい。また、各部分山部21における1対の側壁4の部分には、温度境界層の発達の抑制や温度境界層内の流れの乱れの増大により伝熱を促進するためのルーバや貫通孔が形成されていてもよい。
各列Rの分断孔が、前記長孔の代わりに、少なくとも中間山部2bの各側壁4および端部山部2aの内側側壁4bにそれぞれ形成されて連続することがない一群の貫通孔からなり、頂壁3および底壁6の少なくとも一方の壁において少なくとも伝熱管への前記接合部分は流れ方向A1に連結されていてもよい。この場合、前記各列Rの分断孔は、中間山部2bにおいて直交方向A2に平行に配列されるように少なくとも各側壁4に形成された中間分断孔と、各端部山部2aの1対の側壁4において中間分断孔と直交方向A2で対向するように直交方向A2で隣接する中間山部2bに対向する内側の側壁4aのみに形成された端部分断孔とからなる。そして、各山部2は、前記貫通孔により、流れ方向A1に3以上に、しかも部分的に分断されることになる。このように、中間山部2bが部分的に分断される例として、各側壁4の一部が直交方向A2にオフセットされて貫通孔が形成されるオフセット型フィンや、各側壁4にルーバが形成されるルーバ型フィンや、単に穿孔により貫通孔が形成される孔あき型フィンがある。そして、これによっても、伝熱フィン1の伝熱性能の向上および圧力損失の低減に関して第1実施形態とほぼ同様の作用および効果が奏される。
前記各実施形態において、流体がバイパス流路33を一層流れやすくなるように、端部山部2aの1対の側壁4の、直交方向A2での間隔d3を、中間山部2bの1対の側壁4の直交方向A2での間隔d4よりも大きくして、直交方向A2でのバイパス流路33の幅を、直交方向A2での主通路30の幅よりも大きくしてもよい。内部側壁4には、流れ方向A1で隣接する端部分断孔10aの間に、直交方向A2伝隣接する中間山部2bに向けて流体を流出させる貫通孔からなる補助流出口が形成されてもよい。これによっても、バイパス効果が高められる。
第2実施形態において、下流になるにつれて、下流に位置する部分山部21の幅が、常に直上流に位置する部分山部21よりも長くなるように、各中間山部2bの部分山部21の幅、または間隔dが設定されてもよい。また、第2実施形態では、伝熱フィン1は、前記最上流領域および前記最下流領域に二分されたが、前記最上流領域および前記最下流領域の間に、部分山部21の幅が部分山部21の幅21waと部分山部21の幅21wbとの中間にある1以上の中間領域があってもよい。さらに、流れ方向A1での分断孔10の幅w3は、前記各実施形態ではすべて同一に設定されたが、異なるように設定されてもよい。
伝熱フィン1が備えられる熱交換器は、例えば、空気調和機に使用される熱交換器、または内燃機関において冷却水を冷却するラジエータまたはオイルを冷却するオイルクーラなどである。
本発明の第1実施形態を示し、本発明の伝熱フィンを備える熱交換器の、一部を断面とした要部斜視図である。 図1の熱交換器の伝熱フィンの要部斜視図である。 図2の伝熱フィンの要部平面図である。 本発明の第2実施形態を示し、図2に対応する図である。 本発明の第3実施形態を示し、図2に対応する図である。
符号の説明
1…伝熱フィン、2…山部、2a…端部山部、2b…中間山部、3…頂壁、4…側壁、4b…内側側壁、5…、6…底壁、6a…端部底壁、6b…中間底壁、10…分断孔、10a…端部分断孔、10b…中間分断孔、11…拡幅部、21,21a,21b…部分山部、30…主流路、31…第1主流路、32…第2主流路、33…バイパス流路、
C…コルゲート部、A1…流れ方向、A2…直交方向、R…列、d,d1,d2…間隔、w1,w2,w2a,w2b,w3,w4…幅。

Claims (4)

  1. Nを3以上の自然数とするとき、N以上の山部とN+1以上の底壁とが流体の流れ方向に交差する方向に1つずつ交互に形成されたコルゲート部を1つまたは複数個備える伝熱フィンにおいて、
    前記各山部は、頂壁と、該頂壁から延びて前記交差方向で隣接する1対の前記底壁にそれぞれ連なる1対の側壁とからなり、
    前記コルゲート部には、前記各山部を前記流れ方向に3つ以上に分断する2以上の所定数の列の分断孔が形成され、
    前記N以上の前記山部は、前記交差方向での前記コルゲート部の両端部にそれぞれ位置する端部山部と、該両端部山部の間に位置する中間山部とからなり、
    前記各列の前記分断孔は、前記中間山部において前記交差方向に平行に配列されるように少なくとも前記各側壁に形成された中間分断孔と、前記各端部山部の1対の前記側壁において前記中間分断孔と前記交差方向で対向するように前記交差方向で隣接する前記中間山部に対向する内側の前記側壁のみに形成された端部分断孔とからなり、
    前記各端部山部により、前記中間山部および前記底壁により形成される主流路に比べて圧力損失が低減されたバイパス流路が形成されることを特徴とする伝熱フィン。
  2. Nを3以上の自然数とするとき、N以上の山部とN+1以上の底壁とが流体の流れ方向に交差する方向に1つずつ交互に形成されたコルゲート部を1つまたは複数個備える伝熱フィンにおいて、
    前記各山部は、頂壁と、該頂壁から延びて前記交差方向で隣接する1対の前記底壁にそれぞれ連なる1対の側壁とからなり、
    前記コルゲート部には、前記各山部および前記各底壁を前記流れ方向に3以上に分断する2以上の所定数の列の分断孔が形成され、前記各分断孔は、前記N以上の前記山部および前記交差方向で隣接する前記山部の間に位置する前記底壁に渡って連続すると共に前記交差方向を長手方向とする1つの長孔により構成され、
    前記N以上の前記山部は、前記コルゲート部における前記交差方向での両端部にそれぞれ位置する端部山部と、前記両端部山部の間に位置する中間山部とからなり、
    前記各列の前記分断孔は、前記中間山部に形成された中間分断孔と、前記各端部山部の1対の前記側壁において前記交差方向で隣接する前記中間山部に対向する内側の前記側壁のみに形成された前記長孔の端部を含む端部分断孔とからなり、
    前記各端部山部により、前記中間山部および前記底壁により形成される主流路に比べて圧力損失が低減されたバイパス流路が形成されることを特徴とする伝熱フィン。
  3. 前記各端部分断孔は、前記中間分断孔の前記流れ方向での幅に比べて、前記流れ方向に拡幅された拡幅部を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の伝熱フィン。
  4. 前記流れ方向での前記伝熱フィンの幅の範囲において、前記各中間山部が前記各中間分断孔により分断されて形成された3以上の部分山部の前記流れ方向での幅は異なっており、前記3以上の前記部分山部のうちの任意の部分山部の直下流に位置する部分山部の幅は、前記任意の部分山部の幅と同じかまたは長いことを特徴とする請求項2または請求項3記載の伝熱フィン。

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