JP2006062762A - 給紙装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙を確実に一枚ずつ給送する。
【解決手段】最上位の用紙と当接して最上位の用紙をリタードローラ130で分離して給送する給紙ローラ90に用紙の前部を押圧するリフト板111を有する,水平面Hに対して傾斜している第1トレイ110の後部に連結され,用紙の後部を支持する,第1トレイに比べて水平面に対する傾斜角が小さな第2トレイ120における用紙支持面121が,第1トレイに積層し得る最大枚数の用紙を積層した際のリフト板のリフトアップ位置111aにおける用紙支持面111a1と,第1トレイに1枚の用紙が支持された際のリフト板のリフトアップ位置111bにおける用紙支持面111b1とのなす角度の範囲内にある。
【選択図】図2

Description

本発明は,トレイに積層された用紙(普通紙,厚紙,葉書,封筒,OHPシート,その他の記録材)を一枚ずつ画像形成装置等に給送する給紙装置に関するものである。
従来,分離パッド方式の給紙装置として,給紙ローラ等の駆動力および負荷を増大させることなく設置面積の低減を図る目的で,用紙の前部を支持するホッパ(リフト板に相当)を傾斜させるとともに,ホッパ後部の支持部材(第2トレイに相当)で用紙後部を略水平状態に支持するようにした給紙装置が知られている(例えば特許文献1参照)。支持部材は,回動可能であり,ホッパと同一面をなすような位置として用紙後部を傾斜状態で支持することも可能である(例えば特許文献1参照)。
また,給紙ローラに当接する,トルクリミッタ付きのリタードローラによって最上位の用紙と次位の用紙とを分離する給紙装置も知られている(例えば特許文献2参照)。
特開平10−152231号公報 特開2004−123359号公報
上述した特許文献1記載の給紙装置の構造において,分離パッドに代えてトルクリミッタ付きのリタードローラを用いると,トルクリミッタの反動によって次位の用紙に後ずさりが生じ,用紙の重送や不送が生じやすくなることが分かった。
一方,用紙前部を支持するホッパ(リフト板)と,用紙後部を支持する支持部材(第2トレイ)を略同一面状とすると,リフト板が用紙前部をリフトアップした際に,リフト板と第2トレイとは同一面をなさず,下に凹む「く」の字状に屈曲するために,積層されている用紙が厚紙であると両端支持状態となる。このため,リフト板によるリフト力(給紙ローラに対する押圧力)を相殺する方向の力が大きくなって,不送が生じやすくなるということも分かった。
本発明の目的は,以上のような問題を解決し,用紙を確実に一枚ずつ給送することのできる給紙装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の給紙装置は,積層された用紙のうちの最上位の用紙と当接して当該最上位の用紙を給送する給紙ローラと,
この給紙ローラにより給送されるべき用紙の前部を支持し,かつ用紙の前部を前記給紙ローラに押圧するリフト板を有しているとともに,水平面に対して傾斜している第1トレイと,
この第1トレイの後部に連結され,前記用紙の後部を支持するとともに,前記第1トレイに比べて水平面に対する傾斜角が小さな第2トレイとを備え,
この第2トレイにおける用紙支持面が,前記第1トレイに積層し得る最大枚数の用紙を積層した際の前記リフト板のリフトアップ位置における当該リフト板の用紙支持面と,前記第1トレイに1枚の用紙が支持された際の前記リフト板のリフトアップ位置における当該リフト板の用紙支持面とのなす角度の範囲内にあることを特徴とする。
このような構成によれば,第1トレイに積層し得る最大枚数の用紙を積層した際の,第2トレイにおける用紙支持面は,リフト板のリフトアップ位置における当該リフト板の用紙支持面が水平面に対してなす角度と同一角度をなす傾斜面となるか,あるいは水平面に対する傾斜角がより小さな傾斜面をなすこととなる。
したがって,リフト板が用紙前部をリフトアップした際,リフト板の用紙支持面と第2トレイにおける用紙支持面とが,下に凹む「く」の字状に屈曲するということが無くなり,結果として,積層されている用紙が厚紙であったとしても両端支持状態とはならなくなるので,不送が生じ難くなる。
一方,第1トレイに1枚の用紙が支持された際の,第2トレイにおける用紙支持面は,リフト板のリフトアップ位置における当該リフト板の用紙支持面が水平面に対してなす角度と同一角度をなす傾斜面となるか,あるいは水平面に対する傾斜角がより大きな傾斜面をなすこととなる。
したがって,第1トレイ(および第2トレイ)に複数枚の用紙がセットされている場合において,トルクリミッタ付きのリタードローラを用いることにより,トルクリミッタの反動によって次位の用紙に後ずさりを生じさせる力が作用したとしても,用紙が前記傾斜面(あるいは用紙上面)に沿って滑りやすくなることから用紙の重送や不送が生じ難くなる。
よって,この給紙装置によれば,複数枚の用紙を最後の一枚に至るまで確実に一枚ずつ給送することが可能となる。
以下,本発明に係る給紙装置の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は,本発明に係る給紙装置の一実施の形態を用いたカラー画像形成装置の一例の内部構造を示す概略正面図である。
この画像形成装置は,A4サイズの用紙(レターサイズ含む)を縦送りしてその両面にフルカラー画像を形成することのできるカラー画像形成装置であり,ケース10と,このケース10内に収容された,像担持体ユニット20と,露光手段としての露光ユニット30と,現像手段としての現像器(現像装置)40と,中間転写体ユニット50と,定着手段としての定着ユニット(定着器)60とを備えている。
ケース10には装置本体の図示しないフレームが設けられており,このフレームに各ユニット等が取り付けられている。
像担持体ユニット20は,外周面に感光層を有する感光体21と,この感光体21の外周面を一様に帯電させる帯電手段としてのコロナ帯電器(スコロトロン帯電器)22とを有しており,このコロナ帯電器22により一様に帯電させられた感光体21の外周面を露光ユニット30からのレーザー光Lで選択的に露光して静電潜像を形成し,この静電潜像に現像器40で現像剤であるトナーを付与して可視像(トナー像)とし,このトナー像を中間転写体ユニット50の中間転写ベルト51に一次転写部T1で一次転写し,さらに,二次転写部T2で,転写対象である用紙に二次転写させるようになっている。
ケース10内には,上記二次転写部T2により片面に画像が形成された用紙をケース10上面の用紙排出部(排紙トレイ部)15に向けて搬送する搬送路16と,この搬送路16により用紙排出部15に向けて搬送された用紙をスイッチバックさせて他面にも画像を形成すべく前記二次転写部T2に向けて返送する返送路17とが設けられている。
70は,装置本体に対して着脱可能に構成された両面ユニットであり,この両面ユニット70が装着されることによって前記返送路17が形成される。
ケース10の下部には,複数枚の用紙を積層保持する給紙カセット18が2段設けられており,その用紙を一枚ずつ上記二次転写部T2に向けて給送する給紙ローラ19がそれぞれ設けられている。
上記両面ユニット70の下方には,本発明に係る給紙装置80をなすマルチパーパーストレイ100が設けられており,このマルチパーパーストレイ100にセットされた用紙を一枚ずつ給送する給紙ローラ90が装置本体に設けられている。
この給紙装置80については,後に詳しく説明する。
現像器40はロータリ現像器(ロータリ現像装置)であり,回転体本体41に対して,それぞれトナーが収容された複数の現像器カートリッジ(図示せず)が着脱可能に装着されている。回転体本体41が矢印R方向に90度ピッチで回転することによって,各現像器カートリッジが備えている現像ローラ(図示せず)を感光体21に選択的に当接させ,感光体21の表面を選択的に現像することが可能となっている。
露光ユニット30は,上記レーザー光Lを感光体21に向けて照射する。
中間転写体ユニット50は,図示しないユニットフレームと,このフレームで回転可能に支持された駆動ローラ54と複数本の従動ローラに掛け回されて張架された前記中間転写ベルト51とを備えており,中間転写ベルト51が図示矢印方向に循環駆動される。感光体21と中間転写ベルト51との当接部において前記一次転写部T1が形成されており,駆動ローラと本体側に設けられた二次転写ローラ10bとの圧接部において前記二次転写部T2が形成される。
二次転写ローラ10bは,前記駆動ローラ54に対して(したがって中間転写ベルト51に対して)接離可能であり,接触した際に二次転写部T2が形成される。
したがって,カラー画像を形成する際には,二次転写ローラ10bが中間転写ベルト51から離間している状態で中間転写ベルト51上において複数色のトナー像が重ね合わされてカラー画像が形成され,その後,二次転写ローラ10bが中間転写ベルト51に当接し,その当接部(二次転写部T2)に用紙が供給されることによって中間転写ベルト51上から用紙上にカラー画像(トナー像)が転写(二次転写)されることとなる。
トナー像が転写された用紙は,定着ユニット60を通ることでトナー像が溶融定着され,上記排紙トレイ部15に向けて排出される。
画像形成部への用紙の給送は,上述した2段の給紙カセット18,マルチパーパーストレイ100のうちの1つから選択的になされる。
通常,給紙カセット18には,普通紙等が定常的にセットされるが,マルチパーパーストレイ100には,必要に応じて,種々の用紙がセットされる。すなわち,マルチパーパーストレイ100には,ユーザーの必要に応じて,普通紙,厚紙,葉書,封筒,OHPシート,その他の記録材が適宜セットされる。
図2は図1の部分拡大図であり,給紙装置80の正面図である。また,図3はその要部の平面図,図4は部分省略部分透視図である。
これらの図(主として図2)に示すように,給紙装置80は,積層された用紙Sのうちの最上位の用紙と当接して当該最上位の用紙を給送する給紙ローラ90と,この給紙ローラ90により給送されるべき用紙の前部S1を支持し,かつ用紙の前部S1を前記給紙ローラ90に押圧するリフト板111を有しているとともに,水平面Hに対して傾斜(傾斜角をθ1で示す)している第1トレイ110と,この第1トレイ110の後部に連結され,前記用紙Sの後部S2を支持するとともに,前記第1トレイ110に比べて水平面Hに対する傾斜角θ2が小さな第2トレイ120とを備えている。
そして,この第2トレイ120における用紙支持面121が,前記第1トレイ110に積層し得る最大枚数の用紙を積層した際の前記リフト板111のリフトアップ位置111aにおける当該リフト板の用紙支持面111a1と,前記第1トレイ110に1枚の用紙が支持された際の前記リフト板111のリフトアップ位置111bにおける当該リフト板111の用紙支持面111b1とのなす角度θの範囲内にあるように構成されている。
130は,前記給紙ローラ90に当接する,トルクリミッタ付きのリタードローラであり,このリタードローラ130によって前記最上位の用紙と次位の用紙とが分離される。
リタードローラ130は固定軸131にトルクリミッタ132(図3参照)を介して回転可能に取り付けられており,トルクリミッタ132に内装されているスプリングによって,常時矢印方向(給紙ローラ90と同方向であり図2において時計方向)へ付勢されている。
したがって,給紙ローラ90によって,最上位の用紙が送られようとするとき,これとともに次位以下の用紙が送られようとすると,トルクリミッタ132による負荷トルクでリタードローラ130の回転が阻害されて次位の用紙の給送が阻害され,最上位の用紙のみが給紙ローラ90とリタードローラ130の間に挟圧されて上記トルクリミッタ132の上限トルクを上回ると,リタードローラ130が給紙ローラ90に最上位の用紙を介して従動し,これによって最上位の用紙のみが給送されることとなる。
図1に示すように,マルチパーパーストレイ100(したがって第1トレイ110)は,軸101によって,画像形成装置の本体ケース10の側面カバー102に対して開閉可能に取り付けられている。なお,側面カバー102は,軸103で画像形成装置本体に対して開閉可能に構成されている。図1は,側面カバー102が閉じられ,かつマルチパーパーストレイ100が開かれて使用可能となっている状態を示している。
図2および図3に示すように,第1トレイ110は,略箱形のトレイ本体112と,このトレイ本体112の両側板113に軸114で回動可能に取り付けられた上記リフト板111とを備えている。
図1に示すように,画像形成装置本体にはリフト板111を押し上げる押上板91が設けられている。押上板91の基部は画像形成装置本体に取り付けられおり,押上板91の先端は,リフト板111の下方に入り込んでいる。
押上板91には,これを常時押上方向に付勢する図示しない付勢部材(例えば引っ張りバネ)が設けられており,マルチパーパーストレイ100(したがって第1トレイ110)が図1に示すように開かれた際,押上板91の先端はリフト板111を常時上方に付勢し,これによって用紙の先端部分が給紙ローラ90に向けて押圧されるが,画像形成装置本体には,図示しないカム(給紙動作と連動して作動するカム)が設けられており,このカムによって押上板91が押し下げられると,リフト板111による用紙の給紙ローラ90に対する押圧が解除されるようになっている。
図4に示すように,リフト板111には,その幅方向(図4において上下方向)にスライド可能なサイドガイド115,116が取り付けられている。サイドガイドは給送される用紙の側縁を案内するためのものである。サイドガイド115,116には,その底部にラック117が一体的に設けられており,これらラック117同士がリフト板111に設けられた歯車118と噛み合っている。したがって,一方のサイドガイド115または116をスライドさせると他方のサイドガイドも同じくスライドし,用紙の中央が給紙ローラ90の位置に一致するようになっている。
第2トレイ120は,第1トレイ110内に(リフト板111の下方に)収納可能であり,かつ引出可能に構成されている。
図2に示すように,第2トレイ120を第1トレイ110から引き出した際,第2トレイ120の先端下部両端に設けられている突起122が,第1トレイ110の側板113の内面に設けられているリブ119の先端と当接することで,すっぽ抜けが防止され,また,図3に示すように,第2トレイ120の両側部に設けられたリブ123が第1トレイ110に設けられた上記リブ119と当接することによって,その傾斜角度が規定されるようになっている。
そして上述したように,第2トレイ120における用紙支持面121は,第1トレイ110に積層し得る最大枚数の用紙を積層した際のリフト板111のリフトアップ位置111aにおける当該リフト板の用紙支持面111a1と,第1トレイ110に1枚の用紙が支持された際のリフト板111のリフトアップ位置111bにおけるリフト板111の用紙支持面111b1とのなす角度θの範囲内にある。
図2および図3に示すように,第2トレイ120の後部には,補助トレイ124が軸125で回動可能に連結されている。補助トレイ124は軸125回りに180度回動可能である。図2および図3は補助トレイ124が開かれた状態を示しているが,補助トレイ124は,これを180度回動させて,第2トレイ120の上面凹部126(図3参照)に収納可能である。補助トレイ124は,リーガルサイズの用紙を支持する際に,開かれて用いられる。
以上のような給紙装置80によれば次のような作用効果が得られる。
第1トレイ110に積層し得る最大枚数の用紙を積層した際の,第2トレイ120における用紙支持面121は,リフト板111のリフトアップ位置111aにおける当該リフト板の用紙支持面111a1が水平面Hに対してなす角度θ3と同一角度をなす傾斜面となるか,あるいは水平面Hに対する傾斜角がより小さな傾斜面をなすこととなる。図示の用紙支持面121は,水平面Hに対する傾斜角θ2が上記角度θ3より小さな角度をなす傾斜面となっている。
したがって,リフト板111が用紙前部S1をリフトアップした際,リフト板111の用紙支持面111a1と第2トレイ120における用紙支持面121とが,下に凹む「く」の字状に屈曲するということが無くなり,結果として,積層されている用紙Sが厚紙であったとしても両端支持状態とはならなくなるので,不送が生じ難くなる。
図5は,上記作用を説明するための模式図である。
仮に,図5に示すように,第1トレイ110に積層し得る最大枚数の用紙を積層した際の,第2トレイ120における用紙支持面121が,リフト板111のリフトアップ位置111aにおける当該リフト板の用紙支持面111a1が水平面Hに対してなす角度θ3よりも大きな角度θ4をなす傾斜面となっていたとすると,リフト板111が用紙前部S1をリフトアップした際,リフト板111の用紙支持面111a1と第2トレイ120における用紙支持面121とが,下に凹む「く」の字状に屈曲した状態となり,積層されている用紙Sが厚紙であると,図示のように両端支持状態となる。
このため,リフト板111によるリフト力(給紙ローラ90に対する押圧力)F1を相殺する方向の力F2が大きくなって,不送が生じやすくなる。
これに対し,この発明の実施の形態によれば,上述したように,第1トレイ110に積層し得る最大枚数の用紙を積層した際の,第2トレイ120における用紙支持面121が,リフト板111のリフトアップ位置111aにおける当該リフト板の用紙支持面111a1が水平面Hに対してなす角度θ3と同一角度をなす傾斜面となるか,あるいは水平面Hに対する傾斜角がより小さな傾斜面をなすこととなるから,リフト板111が用紙前部S1をリフトアップした際,リフト板111の用紙支持面111a1と第2トレイ120における用紙支持面121とが,下に凹む「く」の字状に屈曲するということが無くなり,結果として,積層されている用紙Sが厚紙であったとしても両端支持状態とはならなくなって不送が生じ難くなる。
一方,この発明の実施の形態によれば,第1トレイ110に1枚の用紙が支持された際の,第2トレイ120における用紙支持面121は,リフト板111のリフトアップ位置における当該リフト板111bの用紙支持面111b1が水平面Hに対してなす角度θ2と同一角度をなす傾斜面となるか,あるいは水平面Hに対する傾斜角がより大きな傾斜面をなすこととなる。図2に示した用紙支持面121は,リフト板111bの用紙支持面111b1が水平面Hに対してなす角度θ2と略同一角度をなす傾斜面となっている。
したがって,第1トレイ110および第2トレイ120に複数枚の用紙がセットされている際,リタードローラ130のトルクリミッタの反動によって次位の用紙に後ずさりが生じさせる力が作用したとしても,用紙が前記傾斜面111b1および121(あるいは用紙上面)に沿って滑りやすくなることから用紙の重送や不送が生じ難くなる。
仮に,第1トレイ110に1枚の用紙が支持された際の,第2トレイ120における用紙支持面121が,リフト板111のリフトアップ位置111bにおける当該リフト板111の用紙支持面111b1が水平面Hに対してなす角度θ2に比べて小さな角度をなす傾斜面(図2において時計方向に回動した状態であり例えば上述した従来技術のような水平面)をなしているとすると,第2トレイ120に支持されている用紙後部がトレイに沿って滑り落ちにくくなり,結果として用紙全体がトレイに沿って滑り落ちにくくなる。
このため,第1トレイ110および第2トレイ120に複数枚の用紙がセットされている際,リタードローラ130のトルクリミッタの反動によって次位の用紙に後ずさりが生じやすくなり,結果として,用紙の重送や不送が生じやすくなる。
これに対し,この発明の実施の形態によれば,上述したように,第1トレイ110に1枚の用紙が支持された際の,第2トレイ120における用紙支持面121が,リフト板111のリフトアップ位置における当該リフト板111bの用紙支持面111b1が水平面Hに対してなす角度θ2と同一角度をなす傾斜面となるか,あるいは水平面Hに対する傾斜角がより大きな傾斜面をなすこととなるので,第1トレイ110および第2トレイ120に複数枚の用紙がセットされている際の,リタードローラ130のトルクリミッタの反動による次位の用紙の後ずさりが生じ難くなって用紙の重送や不送が生じ難くなる。
よって,この給紙装置によれば,複数枚の用紙を最後の一枚に至るまで確実に一枚ずつ給送することが可能となる。
なお,第1トレイ110に積層し得る最大枚数の用紙を積層した際の,第2トレイ120における用紙支持面121が,リフト板111のリフトアップ位置111aにおける当該リフト板の用紙支持面111a1が水平面Hに対してなす角度θ3と同一角度をなす傾斜面となるように構成した場合には,用紙が給送されて第1トレイ110上の用紙枚数が減少して行くにつれてリフト板111のリフトアップ位置が上昇して行く(111a位置から111b位置に近づいて行く)こととなるから,第1トレイ110と第2トレイ120とは徐々に下に凹む「く」の字状に屈曲して行く状態となり,したがって,積層されている用紙Sが厚紙であると,これが徐々に両端支持状態となって行くこととなる。
しかしながら,それと同時に一方では,積層されている用紙の枚数も減少して行くため,リフト板111によるリフト力F1を相殺する方向の力F2も減少して行くこととなるので,不送が生じ難くなることに変わりはない。
以上,本発明の実施の形態について説明したが,本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく,本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
本発明に係る給紙装置の一実施の形態を用いたカラー画像形成装置の一例の内部構造を示す概略正面図。 図1の部分拡大図。 図2の要部の平面図。 図2の部分省略部分透視図。 作用説明図。
符号の説明
S:用紙,S1:前部,S2:後部,90:給紙ローラ,110:第1トレイ,111:リフト板,111a1,111b1:用紙支持面,120:第2トレイ,121:用紙支持面,130:リタードローラ,132:トルクリミッタ。

Claims (2)

  1. 積層された用紙のうちの最上位の用紙と当接して当該最上位の用紙を給送する給紙ローラと,
    この給紙ローラにより給送されるべき用紙の前部を支持し,かつ用紙の前部を前記給紙ローラに押圧するリフト板を有しているとともに,水平面に対して傾斜している第1トレイと,
    この第1トレイの後部に連結され,前記用紙の後部を支持するとともに,前記第1トレイに比べて水平面に対する傾斜角が小さな第2トレイとを備え,
    この第2トレイにおける用紙支持面が,前記第1トレイに積層し得る最大枚数の用紙を積層した際の前記リフト板のリフトアップ位置における当該リフト板の用紙支持面と,前記第1トレイに1枚の用紙が支持された際の前記リフト板のリフトアップ位置における当該リフト板の用紙支持面とのなす角度の範囲内にあることを特徴とする給紙装置。
  2. 前記給紙ローラに当接する,トルクリミッタ付きのリタードローラによって前記最上位の用紙と次位の用紙とを分離することを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
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