JP2006062047A - 研磨装置および研磨方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 研磨対象物の被研磨面への薬液の均一な供給と研磨対象物の面内における研磨速度の均一性を両立することができる研磨装置を提供する。
【解決手段】 研磨装置30は、研磨面32と、ウェハWを保持するトップリング36と、研磨面32とトップリング36に保持されたウェハWとを相対移動させるモータ46,56と、トップリング36に保持されたウェハWを研磨面32に対して押圧する上下動機構54とを備えている。この研磨装置30においては、ウェハWを研磨面32に対して押圧する圧力と、研磨面32とウェハWとの相対速度との積に研磨速度が比例しない非プレストン領域内の条件下で研磨を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、研磨装置および研磨方法に係り、特に半導体ウェハなどの研磨対象物を平坦に研磨する研磨装置および研磨方法に関するものである。
半導体基板上に配線回路を形成するための配線材料としては、加工容易性、生産性等の観点からアルミニウムまたはアルミニウム合金が一般に用いられているが、半導体デバイスの微細化・高速化が進むにつれ、近年、銅を用いる動きが顕著になってきている。これは、銅の電気抵抗率は、1.72μΩcmとアルミニウムの電気抵抗率より40%近く低いので、信号遅延現象に対して有利となるばかりでなく、銅のエレクトロマイグレーション耐性が現用のアルミニウムより遙かに高い等の理由による。エレクトロマイグレーションとは、電流が流れることによって原子が移動し配線の断線が生じる現象である。
この銅材料にあっては、隣り合う絶縁材料への拡散が容易に起こりやすく、このため、この銅拡散を防止するための拡散防止膜(銅配線プロセスの場合、一般にバリアメタル(BM)と呼ばれる)が必要とされる。このため、銅配線形成プロセスとして、絶縁材料の上面(内部)に形成した配線溝やビアホールの表面にバリアメタル(バリア材料)を成膜(堆積)し、この配線溝やビアホールの内部に配線材料としての銅を埋め込んだ後、余分な金属を化学機械研磨法(CMP法)により除去する、いわゆるデュアルダマシンプロセスと呼ばれる方法が採用される。
ここで、配線材料に隣り合う絶縁材料として、高速化の観点から電気が漏れにくく、しかもデバイス構造に起因する余分な回路を形成しにくい低誘電率材料を使用することが望まれており、このような低誘電率材料としてlow-k膜またはultra low-k膜(ULK)が注目されてきている。つまり、従来のアルミニウム配線デバイスでは、一般に、絶縁材料としてSiO膜を使用していたが、SiOの比誘電率は4.1で、銅配線にはそれより低い比誘電率の絶縁膜を使用することが望まれている。一般に、low-k膜は、比誘電率が3.0以下の膜である。
この低誘電率材料として、無機系材料と有機系材料が開発されており、無機系材料としては、SiOF系FSG、SiOC系ブラックダイヤモンド(Applied Materials社の商標)やAurora(ASM International社の商標)などが、有機系材料としては、SiLK(Dow
Chemical社の商標)などが採用され始めている。さらに、低誘電率化を進めるため、これらの材料のポーラス化が検討され始めている。
ここで、デュアルダマシンプロセスによって半導体ウェハW内に銅配線を形成する工程を図1(a)から図1(f)を参照して説明する。まず、図1(a)に示すように、下層の完成した配線10上に積層した導電層12の上に、SiOからなる酸化膜やSiF、SiOH、ポーラスシリカ等のlow-k材(ULK材)膜等の絶縁膜(絶縁材料)14を堆積する。次に、図1(b)に示すように、レジスト16を用いたリソグラフィーおよびRIEなどのエッチング法によって、絶縁膜14の内部に配線溝やビアホール等の配線用凹部(配線パターン)18を形成する。その後、図1(c)に示すように、レジスト16を除去して洗浄する。
次に、図1(d)に示すように、配線溝やビアホール等の配線用凹部18の表面に、銅のシリコンへの拡散を抑える拡散防止膜としてのバリアメタル(バリア材料)20をスパッタリング法等で成膜する。そして、図1(e)に示すように、電解めっき法や無電解めっき法など(銅めっき法の一種)で、配線用凹部18の全てが埋め込まれるまでの必要厚さの銅めっきを行って、配線用凹部18の内部に、配線材料としての銅22を充填するとともに、絶縁膜14上に銅22を堆積させる。その後、化学的機械的研磨(CMP)により、絶縁膜14上の銅22およびバリアメタル20を除去して、配線用凹部18内に充填させた銅22の表面と絶縁膜14の表面とをほぼ同一平面にする。これにより、図1(f)に示すように、銅からなる配線(銅配線)24が形成される。
ここで、上述したように、最近では絶縁膜14の材料として機械的強度の弱いlow-k材などが使用されるため、CMP時の加工圧力を高くすることができず、低い加工圧力で研磨を行う必要がある。しかしながら、低い加工圧力でウェハを研磨する場合には、ウェハ全面への薬液(スラリ)の均一な供給とウェハの面内における研磨速度の均一性を両立することが困難であった。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、研磨対象物の被研磨面への薬液の均一な供給と研磨対象物の面内における研磨速度の均一性を両立することができる研磨装置および研磨方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の態様によれば、研磨対象物を平坦に研磨する研磨装置が提供される。この研磨装置は、研磨面と、研磨対象物を保持するトップリングと、上記研磨面と上記トップリングに保持された研磨対象物とを相対移動させる駆動機構と、上記トップリングに保持された研磨対象物を上記研磨面に対して押圧する押圧機構とを備えている。この研磨装置においては、上記研磨対象物を上記研磨面に対して押圧する圧力と、上記研磨面と上記研磨対象物との相対速度との積に研磨速度が比例しない非プレストン領域内の条件下で研磨を行う。
本発明の第2の態様によれば、研磨対象物を平坦に研磨する研磨装置が提供される。この研磨装置は、研磨面と、研磨対象物を保持するトップリングと、上記研磨面と上記トップリングとを所定の相対速度で相対移動させる駆動機構と、上記トップリングに保持された研磨対象物を上記研磨面に対して所定の圧力で押圧する押圧機構とを備えている。また、研磨装置は、上記トップリングに保持された研磨対象物の表面を酸化させる薬液を上記研磨対象物の表面に供給する薬液供給機構と、上記圧力と上記相対速度との積からプレストンの式により算出される加工速度よりも低い反応速度で上記研磨対象物の表面を酸化させるように、上記薬液の濃度または温度を調整する制御部とを備えている。
本発明の第3の態様によれば、研磨対象物を平坦に研磨する研磨装置が提供される。この研磨装置は、研磨面と、研磨対象物を保持するトップリングと、上記研磨面と上記トップリングに保持された研磨対象物とを相対移動させる駆動機構と、上記トップリングに保持された研磨対象物を上記研磨面に対して押圧する押圧機構とを備えている。この研磨装置は、所定の反応速度で上記トップリングに保持された研磨対象物の表面を酸化させる薬液を上記研磨対象物の表面に供給する薬液供給機構を含んでいる。また、研磨装置は、上記駆動機構による上記研磨面と上記研磨対象物の相対速度と上記押圧機構による上記研磨対象物の上記研磨面への圧力との積からプレストンの式により算出される研磨速度が上記反応速度よりも高くなるように、上記駆動機構による相対速度と上記押圧機構による圧力の少なくとも一方を調整する制御部を備えている。
本発明の第4の態様によれば、研磨対象物を平坦に研磨する研磨装置が提供される。この研磨装置は、研磨面と、研磨対象物を保持するトップリングと、上記研磨面と上記トップリングとを相対移動させる駆動機構と、上記トップリングに保持された研磨対象物を上記研磨面に対して押圧する押圧機構とを備えている。この研磨装置は、上記研磨対象物に対向して配置された電極と、上記研磨対象物と上記電極との間に電圧を印加して、所定の反応速度で上記トップリングに保持された研磨対象物の表面を酸化させる電源と、上記電極と上記研磨対象物の表面との間に電解液としての薬液を供給する薬液供給機構とを含んでいる。また、研磨装置は、上記駆動機構による上記研磨面と上記研磨対象物の相対速度と上記押圧機構による上記研磨対象物の上記研磨面への圧力との積からプレストンの式により算出される研磨速度が上記反応速度よりも高くなるように、上記駆動機構による相対速度と上記押圧機構による圧力の少なくとも一方を調整する制御部を備えている。
本発明の第5の態様によれば、研磨対象物を平坦に研磨する研磨装置が提供される。この研磨装置は、研磨面と、研磨対象物を保持するトップリングと、上記研磨面と上記トップリングとを所定の相対速度で相対移動させる駆動機構と、上記トップリングに保持された研磨対象物を上記研磨面に対して所定の圧力で押圧する押圧機構とを備えている。この研磨装置は、上記研磨対象物に対向して配置された電極と、上記研磨対象物と上記電極との間に電圧を印加する電源と、上記電極と上記研磨対象物の表面との間に電解液としての薬液を供給する薬液供給機構とを含んでいる。また、研磨装置は、上記圧力と上記相対速度との積からプレストンの式により算出される加工速度よりも低い反応速度で上記研磨対象物の表面を酸化させるように、上記電源の電圧を調整する制御部を備えている。
本発明の第6の態様によれば、研磨対象物を平坦に研磨する研磨方法が提供される。この研磨方法においては、研磨対象物と研磨面とを相対移動させつつ、上記研磨対象物を上記研磨面に対して押圧する。上記研磨対象物を上記研磨面に対して押圧する圧力と、上記研磨面と上記研磨対象物との相対速度との積に研磨速度が比例しない非プレストン領域内の条件下で研磨を行う。
本発明の第7の態様によれば、研磨対象物を平坦に研磨する研磨方法が提供される。この研磨方法においては、研磨対象物と研磨面とを所定の相対速度で相対移動させつつ、上記研磨対象物を上記研磨面に対して所定の圧力で押圧する。上記研磨対象物の表面を酸化させる薬液を上記研磨対象物の表面に供給する。上記圧力と上記相対速度との積からプレストンの式により算出される加工速度よりも低い反応速度で上記研磨対象物の表面を酸化させるように、上記薬液の濃度または温度を調整する。
本発明の第8の態様によれば、研磨対象物を平坦に研磨する研磨方法が提供される。この研磨方法においては、研磨対象物と研磨面とを相対移動させつつ、上記研磨対象物を上記研磨面に対して押圧する。所定の反応速度で上記研磨対象物の表面を酸化させる薬液を上記研磨対象物の表面に供給する。上記研磨面と上記研磨対象物の相対速度と上記研磨対象物の上記研磨面への圧力との積からプレストンの式により算出される研磨速度が上記反応速度よりも高くなるように、上記相対速度と上記圧力の少なくとも一方を調整する。
本発明の第9の態様によれば、研磨対象物を平坦に研磨する研磨方法が提供される。この研磨方法においては、研磨対象物と研磨面とを相対移動させつつ、上記研磨対象物を上記研磨面に対して押圧する。上記研磨対象物に対向して配置された電極と上記研磨対象物の表面との間に電解液としての薬液を供給する。上記研磨対象物と上記電極との間に電圧を印加して所定の反応速度で上記研磨対象物の表面を酸化させる。上記研磨面と上記研磨対象物の相対速度と上記研磨対象物の上記研磨面への圧力との積からプレストンの式により算出される研磨速度が上記反応速度よりも高くなるように、上記相対速度と上記圧力の少なくとも一方を調整する。
本発明の第10の態様によれば、研磨対象物を平坦に研磨する研磨方法が提供される。この研磨方法においては、研磨対象物と研磨面とを所定の相対速度で相対移動させつつ、上記研磨対象物を上記研磨面に対して所定の圧力で押圧する。上記研磨対象物に対向して配置された電極と上記研磨対象物の表面との間に電解液としての薬液を供給する。上記研磨対象物と上記電極との間に電圧を印加して、所定の反応速度で上記研磨対象物の表面を酸化させる。上記圧力と上記相対速度との積からプレストンの式により算出される加工速度よりも低い反応速度で上記研磨対象物の表面を酸化させるように、上記電圧を調整する。
本発明によれば、非プレストン領域内の条件下で研磨を行うことができる。したがって、研磨対象物の面内で加工圧力や相対速度が不均一となっても、研磨対象物の面内のいずれの点においても研磨速度が一定になるので、均一な研磨を実現することが可能となる。このように、相対速度にかかわらず一定の研磨速度が実現されるので、研磨対象物全面への薬液の均一な供給と研磨対象物の面内における研磨速度の均一性を両立することが可能となる。
以下、本発明に係る研磨装置の実施形態について図2から図10を参照して詳細に説明する。なお、図2から図10において、同一または相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図2は、本発明の第1の実施形態における研磨装置30を示す模式図である。図2に示すように、研磨装置30は、上面に研磨面32を有する研磨テーブル34と、下面に研磨対象物としての半導体ウェハWを保持するトップリング36と、旋回軸38を中心に旋回可能なトップリングヘッド40と、研磨面32上に薬液(研磨液)を供給する薬液供給機構としての薬液供給ノズル42と、研磨装置30の運転を制御する制御部44とを備えている。研磨テーブル34の研磨面32は、発泡ポリウレタンまたは砥粒を固定もしくは含浸させたもので構成されている。
研磨テーブル34は、研磨テーブル34の下方に配置されたモータ46に連結されており、このモータ46の駆動により回転するようになっている。このように、モータ46は研磨テーブル34および研磨面32を回転させる回転機構として機能する。また、トップリング36は、タイミングプーリ48および50を介してトップリングヘッド40内のモータ52に連結されており、このモータ52の駆動により回転するようになっている。このように、モータ52はトップリング36を回転させる回転機構として機能する。
これらのモータ46,52は制御部44に接続されており、制御部44は、研磨テーブル34およびトップリング36の回転速度を任意の回転速度に調整する。このように、モータ46,52は、研磨面32とトップリング36に保持されたウェハWとを任意の相対速度で相対移動させる駆動機構として機能する。
また、旋回軸38は上下動機構54に連結されており、この上下動機構54によりトップリングヘッド40およびトップリング36が上下動するようになっている。この上下動機構54は制御部44に接続されており、制御部44は、トップリング36に保持されたウェハWを研磨面32に対して押圧する圧力を任意の圧力に調整する。このように、上下動機構54は、トップリング36に保持されたウェハWを研磨面32に対して任意の圧力で押圧する押圧機構として機能する。
本実施形態においては、薬液供給ノズル42から供給される薬液(研磨液)は、シリカなどの砥粒を純水に分散させた液であって、必要に応じて分散剤を加えた砥粒分散液と、過酸化水素水やアンモニアなどの銅を酸化させる酸化剤と、酸化された銅の錯体を生成するキレート剤とを含んでいる。また、薬液供給ノズル42は制御部44に接続されており、制御部44は、供給する薬液の量、濃度、温度を調整する。なお、上述した砥粒分散液、酸化剤、キレート剤に加えて、分散剤や選択比調整剤、防食剤などを薬液に添加してもよい。
ここで、一般に、研磨工程においては、加工速度(研磨速度)が以下のプレストンの式(1)に従うことが知られている。
R=kPV ・・・(1)
式(1)において、Rは加工速度、Pは研磨対象物を研磨面に対して押圧する圧力(加工圧力)、Vは研磨面と研磨対象物との相対速度、kはプレストン係数である。
式(1)からわかるように、研磨対象物を研磨面に対して均一の圧力で押圧して研磨する場合には、研磨速度を研磨対象物の面内で均一にするために、研磨面と研磨対象物との相対速度を研磨対象物の面内で均一にする必要がある。このためには、図3に示すように、研磨テーブル34とトップリング36の回転方向を同一方向とし、トップリング36の回転速度に対する研磨テーブル34の回転速度の比を1にする、あるいは1に近づけることが好ましい。
すなわち、図3に示すように、研磨テーブル34の速度v、ウェハWの速度v、研磨テーブル34の回転速度をw、ウェハWの回転速度をw、研磨テーブル34の中心OとウェハWの中心Pとの間の距離をr、ウェハWの中心Pと任意の点hとの間の距離をrとすると、点hにおけるウェハWと研磨面の相対速度Vは、以下の式(2)で示される。
Figure 2006062047
したがって、上記式(2)からわかるように、研磨テーブル34の回転速度wとウェハWの回転速度wとを同一にすれば、ウェハW上の任意の点hにおける相対速度の大きさを均一にすることができる。
最近では、半導体デバイスの配線材料として、機械的強度の弱いlow-k材などが使用されるため、低圧、例えば6.9kPa(1.0psi)以下の圧力で研磨を行う必要がある。このような低圧の条件下で所定の加工速度を確保するためには、プレストンの式(1)からわかるように、研磨面と研磨対象物との相対速度を上げる必要がある。
この場合において、上述した研磨テーブル34とトップリング36の回転速度の比を1に近づけた状態で相対速度を上げようとすると、研磨テーブル34の回転速度とともにトップリング36の回転速度も上げなければならない。しかしながら、トップリング36の回転速度を上げると、ウェハWの被研磨面に供給される研磨液に遠心力が働き、研磨液がウェハWの中央部から外周側に排除され、研磨が阻害される。すなわち、ウェハWの中央部は遠心力の作用により研磨液が届きにくい領域となり、この結果、ウェハWの中央部が他の部分に比べて研磨されにくくなるという不具合が生じる。
このような不具合を防止するため、トップリング36の回転速度を低く設定し、研磨テーブル34の回転速度だけを上げれば、研磨液に作用する遠心力が弱まるので、研磨液をウェハWの中央部まで供給することが可能となる。しかしながら、この場合には、トップリング36の回転速度に対する研磨テーブル34の回転速度の比が非常に大きくなってしまい、ウェハWの外周部と中央部との間で相対速度に差が生じることとなる。すなわち、ウェハWの外周部における研磨速度がウェハWの中央部における研磨速度よりも大きくなってしまい、研磨が不均一になってしまう。
このように、低圧でウェハを研磨する場合には、ウェハ全面への研磨液の均一な供給とウェハの面内における研磨速度の均一性を両立することが難しい。本発明者等は、CMPなどの研磨が、研磨液(薬液)による酸化(エッチング)および錯体生成という化学的作用と、研磨面による錯体の除去という物理的作用とにより進行する点に着目し、ウェハ全面への研磨液の均一な供給とウェハの面内における研磨速度の均一性を両立できる技術を開発した。
例えば、銅を研磨する場合、銅の表面を薬液中の酸化剤により酸化すると同時に、この酸化した銅を薬液中のキレート剤により銅の錯体にする化学反応と、これらの銅錯体を研磨面により機械的に除去するプロセスとにより銅が研磨されていく。このため、機械的除去プロセスの速度(研磨速度)は、上記化学反応の速度以上にはならない。例えば、上記化学反応の速度がaであったとすると、加工圧力と相対速度の積(以下、PV積という)と研磨速度との関係は、図4に示すようになる。すなわち、研磨速度がaとなるxよりもPV積が小さい範囲では、研磨速度は上述したプレストンの式によりPV積に比例するが、PV積がxよりも大きい範囲においては、研磨速度は化学反応速度aを超えることなく一定となる。ここで、図4に示すグラフにおいて、PV積がxよりも小さい範囲を「プレストン領域」、PV積がxよりも大きい範囲を「非プレストン領域」と呼ぶ。
したがって、この非プレストン領域内の条件下で研磨を行えば、研磨対象物の面内で加工圧力や相対速度が不均一となっても、研磨対象物の面内のいずれの点においても研磨速度が一定(a)になるので、均一な研磨を実現することが可能となる。このように、相対速度にかかわらず一定の研磨速度が実現されるので、上述した低圧での研磨において、トップリング36の回転速度を低くし、研磨テーブル34の回転速度を高くしたとしても、ウェハWの外周部と中央部で研磨速度が同一になる。したがって、ウェハ全面への研磨液の均一な供給とウェハの面内における研磨速度の均一性を両立することが可能となる。
ここで、上記化学反応の速度aは、供給する各々の薬液の量、組成、濃度、温度などに依存する。したがって、供給する薬液の量、組成、濃度、温度などを適切に調整することで、所望の圧力において、ウェハ全面への薬液(研磨液)の均一な供給とウェハの面内における研磨速度の均一性を両立した研磨を行うことができる。
なお、(1)式におけるプレストン係数kは、研磨対象物であるウェハの膜の物性や研磨に使用する砥粒、分散剤、酸化剤、キレート剤の特性およびこれらと純水によって混合される混合液のそれぞれの混合割合や供給量、あるいは研磨面(研磨パッド)の特性、研磨している領域の温度などによって異なる。したがって、研磨レシピによってはプレストンの式が既知でない場合がある。このような場合においては、相対速度、加工圧力、混合液の濃度や供給量などをパラメータとして研磨条件を漸次変化させていくことによって、図4における点(x,a)を求める必要がある。例えば、以下のような方法により、図4における点(x,a)を求めることができる。
1)PV積と混合液の条件を2つのパラメータとし、どちらか一方の値を固定して、他方を漸次変化させることにより加工量(研磨量)の変化を測定し、その変化量が一定でなくなった点を点(x,a)とする。
2)研磨テーブル34の回転速度に対するトップリング36の回転速度の比が0.2より小さい状態、あるいはトップリング36と研磨テーブル34の回転方向とを逆方向にした状態で研磨を行い(すなわち、ウェハ面内の加工速度がプレストン領域下で均一ではない状態とする)、PV積と混合液の条件を2つをパラメータとし、どちらか一方の値を固定して、他方を漸次変化させることにより加工量(研磨量)の変化を測定し、単位時間あたりの加工量がウェハの半径方向の任意の複数点において均一となった点を点(x,a)とする。
より具体的には、上記1)の方法として、1−1)混合液の条件を固定し、PV積を変化させる方法と、1−2)PV積を固定し、混合液の条件を変化させる方法があり、上記2)の方法として、2−1)混合液の条件を固定し、PV積を変化させる方法と、2−2)PV積を固定し、混合液の条件を変化させる方法がある。
1−1)研磨テーブル34の回転速度に対するトップリング36の回転速度の比を1とし、加工圧力と相対速度の少なくとも一方を漸次増加させ、研磨速度の増加率の変化を測定する。この研磨速度の増加率が小さくなる点を点(x,a)とする。
1−2)研磨テーブル34の回転速度に対するトップリング36の回転速度の比を1とし、圧力と相対速度の少なくとも一方を十分増加させる。その増加させた量付近で漸次、混合液の供給量、または混合液に混合されるキレート剤(後述する第1のキレート剤および第2のキレート剤を含む)、酸化剤、分散剤、砥粒分散液、純水の混合割合を変化させ、研磨速度の変化量が混合液の条件変化に比例しない点を点(x,a)とする。
なお、1−1)および1−2)において、ウェハの中央部付近の研磨速度はスラリーの流れの影響を受けやすく、高速では低下しやすいことに注意が必要である。また、後述する膜厚測定器がウェハの半径方向について略等しい点を継続的に測定して研磨速度を算出している場合には、研磨テーブル34の回転速度に対するトップリング36の回転速度の比は1に限られず、任意の値とすることができる。
2−1)研磨テーブル34の回転速度に対するトップリング36の回転速度の比が0.2より小さくなる状態で研磨を行う。これは、ウェハ面内での相対速度が位置によって大きく異なる条件である。この状態で、加工圧力と相対速度の少なくとも一方を漸次増加させ、ウェハ半径方向の任意の点における単位時間あたりの研磨速度が略均一となった点を点(x,a)とする。
2−2)研磨テーブル34の回転速度に対するトップリング36の回転速度の比が0.2より小さくなる状態で研磨を行う。これは、ウェハ面内での相対速度が位置によって大きく異なる条件である。この状態で、加工圧力と相対速度の少なくとも一方を十分増加させる。その増加させた量付近で漸次、混合液の供給量、または混合液に混合されるキレート剤(後述する第1のキレート剤および第2のキレート剤を含む)、酸化剤、分散剤、砥粒分散液、純水の混合割合を変化させ、ウェハ面内の加工均一性が変化しない、すなわち均一性が変わらない点を点(x,a)とする。
上述した1−1)、1−2)、2−1)、2−2)の例においては、研磨している領域の温度を一定に保つことを前提としているが、PV積と混合液の供給量や混合割合を一定にし温度をパラメータとして、図4における点(x,a)を求めることもできる。また、後述する複合電解研磨の実施においては、ウェハWと陰極板との間に電圧を印加することにより研磨対象膜の酸化が行われるため、1−1)および2−1)においては電圧値は所定値に固定され、1−2)および2−2)においては電圧値を変化させる。
なお、制御部44の記憶装置または記憶媒体には、トップリング36、研磨テーブル34、後述する膜厚測定器、薬液混合システム等を制御して上述した研磨工程を実現するためのプログラムが格納されている。また、この制御部44の記憶装置または記憶媒体には、研磨対象であるウェハの膜の物性や研磨に使用する砥粒、分散剤、酸化剤、キレート剤の特性およびこれらと純水によって混合される混合液の混合割合や供給量、あるいは研磨面(研磨パッド)の特性、研磨している領域の温度などの情報が格納されている。さらに、既知の研磨レシピを実施する場合には、その研磨レシピに対応するプレストンの式や図4における点(x,a)などの情報もこの記憶装置または記憶媒体に格納される。制御部44は、これらの情報を必要に応じて読み出して演算を行い、非プレストン領域における研磨を行うようになっている。
実用的には、ウェハ1枚につき加工時間を2分以内にする必要がある。また、一般的には、初期膜厚、すなわち研磨すべき膜厚は1000nm程度であるので、要求される研磨速度は500nm/min以上となる。そこで、本実施形態では、酸化速度500nm/min以上でウェハWの表面を酸化させる酸化剤を含む薬液を薬液供給ノズル42から供給する。このような酸化剤として、例えば、過酸化水素や過硫酸アンモニウムを用いることができる。
また、供給する薬液は、3.4kPa(0.5psi)以下の圧力で除去可能な錯体をウェハWの表面との反応により生成可能なキレート剤を含むことが好ましい。すなわち、このようなキレート剤からは、3.4kPa(0.5psi)以下の圧力で除去できるほど柔らかい錯体が生成される。生成される錯体が柔らかくなれば、図4に示すプレストン領域での研磨速度の傾きが大きくなるので、より低圧での研磨が可能となる。特に、3.4kPa(0.5psi)以下の圧力で研磨できれば、機械的強度の弱いlow-k材を破壊せずに加工を行うことができる。
本実施形態では、制御部44は、上下動機構54によりウェハWを研磨面32に対して押圧する圧力を3.4kPa(0.5psi)以下に調整している。また、制御部44は、モータ52によりトップリング36を回転させる回転速度およびモータ46により研磨テーブル34を回転させる回転速度を制御している。トップリング36の回転速度は、20min−1以下、好ましくは10min−1以下、より好ましくは5min−1以下にすることが好ましい。また、研磨中にトップリング36を静止させたり、研磨テーブル34の回転による摩擦力を受けて受動的に回転させたりしてもよい。ただし、ウェハWのエッジ部の研磨においては、研磨面32との摩擦の方向性が研磨の均一性およびスクラッチの低減の点から重要であり、様々な方向から摩擦されることが有効である。このため、トップリング36にある程度の回転を与えた方がよく、10min−1以下、好ましくは5min−1以下で回転させるのがよい。
また、薬液が置換されやすいように、研磨テーブル34の回転速度は、高速、例えば、100min−1以上にすることが好ましい。さらに、トップリング36の回転速度に対する研磨テーブル34の回転速度の比が5以上になるようにするのが好ましい。また、研磨面32とウェハWの中心との相対速度が1.7m/s以上になるように、トップリング36と研磨テーブル34の回転速度を調整することが好ましい。また、トップリング36の回転方向と研磨テーブル34の回転方向を逆にしてもよい。
このように、本実施形態では、薬液供給ノズル42から供給する薬液の量、組成、濃度、温度などを薬液調整機構55により調整し、上下動機構54によるウェハWへの圧力を制御部44により調整し、モータ52,46によるトップリング36と研磨テーブル34の回転速度(相対速度)を制御部44により調整することにより、非プレストン領域内の条件下で研磨を行うことができる。適切な薬液の使用と、適切な圧力および相対速度によって非プレストン領域での均一な研磨が可能となるため、トップリング36の回転速度を低く抑えつつ、研磨液がウェハWの中央部に導入されないという事態を防止することができる。
また、非プレストン領域での研磨により、ウェハWへの圧力が変動しても均一の研磨が実現されるので、トップリング36のウェハWを保持する面に複数の圧力室を設けて、ウェハWに作用する圧力をゾーンコントロールする必要がなくなる。したがって、トップリング36のウェハWを保持する面には、単一の圧力室を有するエアバッグを設けるだけでよい。
図2に示すように、研磨テーブル34には、ウェハWの表面の状態を計測する計測器として、ウェハWに形成された膜の膜厚を測定する膜厚測定器56が埋設されている。この膜厚測定器56としては、ウェハWに光を照射して膜厚を測定する光学式モニタ、ウェハWに発生する渦電流を検出して膜厚を測定する渦電流式モニタ、研磨テーブル34の回転トルクを検出して膜厚を測定するトルク検知モニタ、ウェハWに超音波を当てて膜厚を測定する超音波式センサなどを用いることができる。
例えば、膜厚測定器56が光学式モニタである場合は、膜厚測定器56に投光素子と受光素子を設け、投光素子からウェハWの被研磨面に光を照射し、この被研磨面からの反射光を受光するように構成する。ウェハWの導電性膜(Cu膜)が所定厚の薄膜になってくると、投光素子から被研磨面に照射された光の一部が導電性膜を透過し、導電性膜の下層の酸化膜(SiO)から反射された反射光と、導電性膜の表面から反射された反射光との2種類の反射光が存在することになる。この2種類の反射光を受光素子で受光し処理することにより膜厚を測定する。さらに、単色光だけでなく、白色光など複数の波長成分を含む光を利用し、波長ごとに測定することで、様々な光学特性の膜種(材料)に対応可能であることは言うまでもない。
この膜厚測定器56により検出された膜厚から研磨すべき膜の厚さを算出し、制御部44は、この研磨すべき膜の厚さに応じて、研磨速度が500nm/minになるように薬液供給ノズル42から供給される各々の薬液の量、濃度、温度などを調整する。このような膜厚測定器56は、研磨終点を検出するエンドポイントモニタとして用いることもできる。また、このような膜厚測定器56だけではなく、使用済みの薬液を分析する分析器や薬液の温度を測定する温度測定器をエンドポイントモニタとして用いることもできる。なお、制御部44は、薬液供給ノズル42から研磨面32に供給される各々の薬液の量を調整して所定量に維持するようになっており、研磨工程中に薬液供給ノズル42から研磨面32に供給される各々の薬液の量を所定量に保持する液量保持機構としても機能する。
なお、本実施形態では、研磨テーブル34や研磨液などが調温され、上述した化学反応の速度を一定に保つように構成されている。特に、研磨テーブル34には、熱伝導性の良いアルミナやSiC等のセラミックが用いられ、内部に調温水を供給できるように調温水配管60が設けられている。また、図2に示すように、研磨テーブル34の上方には、研磨面32の表面温度を測定する放射温度計58が配置されており、放射温度計58からの出力は制御部44に送られるようになっている。この放射温度計58もエンドポイントモニタとして用いることもできる。
ここで、上述したキレート剤として、錯体の生成速度が異なる2種類のキレート剤を混合して用いてもよい。例えば、3.4kPa(0.5psi)以下の圧力で除去可能な第1の錯体を生成可能な第1のキレート剤と、この第1の錯体とは種類の異なる第2の錯体を生成可能な第2のキレート剤を混合して用いてもよい。ここで、第2のキレート剤は、第1のキレート剤よりも金属に対する錯体生成定数が大きく、生成した第2の錯体の溶解度が、第1のキレート剤の溶解度よりも低い(分子間力が大きい)ことが好ましい。
このように2種類のキレート剤を用いることにより、複数の錯体を形成することができ、均一な研磨が可能となる。例えば、銅を研磨する場合であれば、第1のキレート剤としてキナルジン酸、第2のキレート剤としてベンゾトリアゾールの組み合わせが考えられる。あるいは、第1のキレート剤としてグリシンまたは乳酸、第2のキレート剤としてキナルジン酸を用いてもよく、この場合には、生成する錯体が不安定となるため、より低い圧力で研磨するのに好適である。
低圧かつ低速の研磨では、ウェハの金属表面が分子間力のより強い第2の錯体に覆われる。この状態では、第2の錯体の除去速度が遅く、より除去されやすい第1のキレート剤が金属表面に配位しても、第2のキレート剤の錯体生成定数の方が第1のキレート剤の錯体生成定数よりも大きいため、時間とともに第1のキレート剤が第2のキレート剤に置換される。したがって、ウェハの金属表面に第1の錯体を形成することができない。
PV積が所定の値以上になると、第1のキレート剤が第2のキレート剤に置換される前に研磨面との摩擦により掻き取られてしまうので、分子間力がより強い第2の錯体、すなわち研磨しにくい第2の錯体が形成されにくい状態で研磨が進む。この場合には、第1のキレート剤の金属表面への拡散および第1の錯体を形成する反応速度によって研磨速度が決まる。このように、第1のキレート剤の金属表面への拡散速度により研磨速度が決まるので、この拡散速度に影響を与えない限り、加工圧力や相対速度などの機械的要因に左右されず、均一な研磨を行うことができる。第2のキレート剤と第1のキレート剤の種類や濃度を適切に選択することにより、3.4kPa(0.5psi)以下の超低圧での研磨を実現することができる。なお、膜厚測定器56により膜厚を測定して研磨速度を算出し、上述した第1のキレート剤と第2のキレート剤の濃度を決定してもよい。
このようなキレート剤や酸化剤、砥粒分散液、純水などを混合して薬液供給ノズル42に供給する薬液混合システムについて説明する。図5は、このような薬液混合システムの一例を示す模式図である。図5に示すように、混合システムは、砥粒分散液原液の入った複数(図5では2台)の砥粒分散液タンク100,100と、砥粒分散液原液を純水(または薬液)により希釈して濃度を調整する調整タンク102と、調整タンク102で濃度が調整された砥粒分散液にキレート剤および酸化剤を混合して薬液供給ノズル42に供給する混合器104と、第2のキレート剤と第1のキレート剤を一旦貯蔵して所定の量だけ混合器104に供給するキレート剤タンク106とを備えている。
調整タンク102には純水供給ライン108が接続され、また砥粒分散液タンク100,100と調整タンク102との間は砥粒分散液ポンプ110を有する砥粒分散液配管112によって連結されている。各砥粒分散液タンク100の吐出側配管には開閉バルブ114が取り付けられている。調整タンク102と混合器104との間は、開閉バルブ116を取り付けた送液配管118により連結されている。また、調整タンク102からは送液配管118と分岐するように排水用配管120が接続されている。この排水用配管120には排水バルブ122が取り付けられている。排水用配管120と排水バルブ122は例えば調整タンク102内を洗浄する場合に洗浄液の排水用に使用する。なお、調整タンク102には液面レベルセンサ(砥粒分散液および純水計量センサ)124が取り付けられている。
混合器104には、キレート剤タンク106から延びるキレート剤供給配管126と、酸化剤タンク128から延びる酸化剤供給配管130が接続されている。キレート剤供給配管126には開閉バルブ132が取り付けられている。また、キレート剤タンク106にはキレート剤供給ライン134,134が接続されている。混合器104にはその吐出側に薬液供給ポンプ136を有する薬液配管138が接続されている。薬液配管138は混合器104に戻る循環配管であり、その途中から配管140が分岐している。この配管140は、開閉バルブ142を介して薬液供給ノズル42に至っている。
混合器104の上部には、混合器104の内部の液面の高さを測定する液面レベルセンサ144が設置されている。また、混合器104の側面下部には薬液中のキレート剤の濃度を検出する濃度計146が設置されている。例えば、濃度計146として超音波を用いた濃度計を用いることができる。また、この混合器104には、オーバーフロー管148が接続されている。
キレート剤タンク106の上部には液面レベルセンサ150が設置されており、この液面レベルセンサ150によって、キレート剤供給ライン134,134からキレート剤タンク106の内部に供給されるキレート剤の液面の高さが測定され、所定の液量だけキレート剤が混合器104に供給される。
また、液面レベルセンサ144と濃度計146の出力は混合量調整部152に入力され、混合量調整部152は液面レベルセンサ144からの信号によって混合器104内の薬液残量を算出するとともに、混合器104に供給すべきキレート剤原液の量を算出し、キレート剤タンク106と開閉バルブ132を制御して算出した所定量のキレート剤原液を混合器104に供給する。なお、この混合量調整部152は、実際には開閉バルブ132以外の各バルブやポンプも駆動制御している。このように、混合量調整部152により、酸化剤、キレート剤、砥粒分散液、および純水の量が制御され、例えば、ウェハの研磨速度が500nm以上になるような薬液が調製される。
次に、この混合システムの動作を説明する。まず、いずれかの開閉バルブ114を開いて砥粒分散液ポンプ110を駆動することで、対応する砥粒分散液タンク100から砥粒分散液原液を調整タンク102に送り、同時に純水供給ライン108から調整タンク102内に供給された純水によって砥粒分散液原液を希釈して所定の濃度の砥粒分散液に調整する。砥粒分散液タンク100を複数設けているのは、どちらかの砥粒分散液タンク100が空になっても、薬液供給ノズル42への薬液の連続供給を行うためである。
そして、調整タンク102内で所定の濃度に調整された砥粒分散液は、開閉バルブ116を開くことで送液配管118を介して混合器104に供給される。また、キレート剤はキレート剤タンク106で調製され、開閉バルブ132を開くことで所定量のキレート剤が混合器104に供給される。同様に、酸化剤は酸化剤タンク128で調製され、酸化剤供給配管130を通って混合器104に供給される。このようにして混合器104で混合調製された薬液は、薬液供給ポンプ136の駆動に伴って薬液配管138内を流れて循環し、研磨時に開閉バルブ142を開いて薬液供給ノズル42から研磨面32(図2参照)上に供給される。
図5に示す例では、薬液を薬液供給ノズル42に導入する前に各成分を混合した場合について説明したが、薬液供給ノズルを複数設けて各成分を研磨面32上で混合してもよい。図6は、薬液の各成分を個別に供給して研磨面32上で混合する薬液混合システムの構成を示す模式図である。図6に示すように、この研磨装置は、複数の薬液供給ノズル142a,142b,142c,142d(図6に示す例では4本の薬液供給ノズル)を備えている。
薬液供給ノズル142aには、開閉バルブ200を有する純水供給ライン202と、開閉バルブ204を有する第1の砥粒分散液供給ライン206と、開閉バルブ208を有する第2の砥粒分散液供給ライン210とが接続されている。第1の砥粒分散液供給ライン206には、開閉バルブ212を有する砥粒分散液循環ライン214が接続されており、第2の砥粒分散液供給ライン210には、開閉バルブ216を有する砥粒分散液循環ライン218が接続されている。開閉バルブ204,208を開き、開閉バルブ212,216を閉じることで、砥粒分散液が薬液供給ノズル142aから研磨面32に供給される。砥粒分散液を研磨面32上に供給しない場合には、開閉バルブ204,208を閉じ、開閉バルブ212,216を開くことで、砥粒分散液を装置外へ戻して循環させることができる。
薬液供給ノズル142bには、開閉バルブ220を介して純水供給ライン202が接続されている。開閉バルブ220を開くことで、純水が薬液供給ノズル142bから研磨面32に供給される。また、薬液供給ノズル142cには、開閉バルブ222を有する第1のキレート剤供給ライン224と、開閉バルブ226を有する第2のキレート剤供給ライン228とが接続されている。開閉バルブ222,226を開くことで、第1のキレート剤および第2のキレート剤が薬液供給ノズル142cから研磨面32に供給される。また、薬液供給ノズル142dには、開閉バルブ230を有する酸化剤供給ライン232が接続されている。開閉バルブ230を開くことで、酸化剤が薬液供給ノズル142dから研磨面32に供給される。
このように、図6に示す例では、薬液供給ノズル142a,142b,142c,142dからの砥粒分散液、純水、キレート剤、および酸化剤がそれぞれ研磨面32に供給され、この研磨面32上で混合されるようになっている。なお、研磨終了後に、砥粒分散液の代わりに純水を用いてウェハの研磨または洗浄を行う場合には、開閉バルブ220のみを開け、他の供給ラインの開閉バルブ200,204,208,222,226,230を閉じることで、研磨面32上に純水のみを供給できるようになっている。また、薬液供給ノズル142a内に溜まった砥粒分散液が乾燥して固まらないように、バルブ200を開けることで、薬液供給ノズル142a内を純水で洗浄することができる。この洗浄は、ウェハの研磨終了ごとに一定時間だけ行ってもよいし、研磨装置が次の処理を待っている間に行ってもよい。
図5に示す薬液混合システムと図6に示す薬液混合システムとのいずれのシステムを選択するかは、使用する薬液の特性に応じて決めることができる。また、図5または図6に示す薬液混合システムにおいて、膜厚測定器56などのエンドポイントモニタの測定結果や時間に応じて、薬液の成分の配合比を変化させてもよい。例えば、膜厚測定器56によって研磨中のウェハWの研磨状態を計測、判断して、そのときに最適な配合比にしてもよい。また、CMPプロセスのステップごとに薬液の成分の配合比を変化させてもよい。このとき、制御部44により研磨圧力や研磨面32とウェハWの相対速度も変えることにより、非プレストン領域内の条件での研磨からプレストン領域内の条件での研磨に変化させることもできる。
また、酸化速度が既知である場合には、膜厚測定器56により膜厚の変化を測定して研磨速度を算出し、研磨速度の変化をモニタすることで非プレストン領域の閾値(図4におけるx)を検出することができる。したがって、この閾値に基づいてウェハWの中央部の相対速度を決定することができる。また、研磨速度をモニタしながら、ウェハWと研磨面32との相対速度を微少変動させ、研磨速度の変動が少ないことを確認することで非プレストン領域にあることを確認することができる。例えば、研磨速度の変動が許容範囲内に収まったときに非プレストン領域にあると判断することができる。この方法によれば、薬液の濃度の制御性が悪化した場合においても、非プレストン領域を検出することができる。
また、図5または図6に示す薬液混合システムにおいて、薬液の各成分の種類や濃度を変化させてもよい。非プレストン領域の条件下で研磨を行う場合には、エッチング性能の高い薬液を使用することが好ましいが、例えば、銅単一面の研磨が進んで、異種材料が現れるステップにおいて、エッチング能力の高い薬液を用いると、銅パターン部の中央部の研磨量がパターンエッジ部の研磨量と異なるディッシングと呼ばれる現象が生じやすい。このため、薬液の種類や濃度を変化させる必要がある。このとき、第1のキレート剤による水溶性錯体は不要となるので、第1のキレート剤の濃度を下げるか、あるいは第1のキレート剤の供給を停止してもよい。また、異種材料の加工に適した薬液、砥粒分散液の供給系を用意すれば、この供給系を使用することで連続して異種材料を加工することもできる。
ここで、研磨面32を構成する研磨パッドとしては、上述した薬液の供給、排出、置換の観点から、複数の同心状の溝が形成された研磨パッドや螺旋状の溝が形成された研磨パッドを用いることが好ましい。また、研磨テーブル34が高速で回転される場合には、遠心力によって薬液が流出してしまい、均一な加工ができない場合があるので、溝が形成された研磨パッドはこのような場合に特に有効である。また、薬液を保持する上では、溝を同心状または螺旋状にすることが好ましい。また、研磨パッドの材質としても、薬液保持に有利な物性を有する材料が好ましく、親水性を有する材料も有効である。
図7は、螺旋状の溝が形成された研磨パッド250の一例を示す平面図、図8は、図7に示す研磨パッド250の部分拡大図である。図7に示す研磨パッド250は、アルキメデス渦巻線(アルキメデス螺線)で表される螺旋溝252を有している。このアルキメデス渦巻線は、
X=a×T×cos(T)
Y=a×T×sin(T)
で表される線である。なお、aは任意の定数である。
ここで、薬液を保持する上では、螺旋溝252はより同心円に近い形状であることが好ましく、図8に示すように、螺旋溝252上の任意の点Pと研磨パッドの中心Cとを結ぶ線Lに垂直な線Lと、この点Pにおける螺旋溝252の接線Lとのなす角αが30°以下であることが好ましい。例えば、α=10°、研磨パッド250の半径を400mmとしてaを求めると、a=70.5となる。なお、図7はα=3°のときの図である。また、螺旋溝252が延びる方向は、図9に示すように、研磨テーブル34の回転方向と逆の方向であることが好ましい。
なお、図7から図9では、アルキメデス渦巻線を用いた例を示したが、対数渦巻線(対数螺線)を用いてもよい。研磨パッドの螺旋溝の形状としては、一般にアルキメデス螺線が好ましいが、等角螺線、すなわち、螺線上の任意の点と研磨パッドの中心とを結ぶ線と、この点における螺線の接線とがなす角が常に一定である螺線(ベルヌーイ螺線)であってもよい。このベルヌーイ螺線は、外周側において螺線間の幅が広がる性質を有しており、
X=a×exp(bT)×cos(T)
Y=a×exp(bT)×sin(T)
で表される線である。なお、a,bは任意の定数である。
ここで、ベルヌーイ螺線においても、螺線上の任意の点と研磨パッドの中心とを結ぶ線と、この点における螺線の接線とがなす角が30°以下であることが好ましい。この場合には、上記定数bがTの関数であってもよい。なお、図7および図8では右回りの螺旋を示しているが、加工条件によっては図9に示すような左回りの螺旋を形成した研磨パッドを用いることもでき、また複数の螺旋が形成された研磨パッドを用いることもできる。
図10は、本発明の第2の実施形態における研磨装置300を示す模式図である。この研磨装置300は、複合電解研磨を行うもので、上方に開口して内部に電解液301を保持する有底円筒状の電解槽302と、電解槽302の上方に配置され半導体ウェハWを着脱自在に下向きに保持するトップリング304とを備えている。この電解液301としては、酸化剤、キレート剤、砥粒を含有した薬液が用いられる。
電解槽302は、モータなどの回転機構により回転する主軸306に直結され、底部には、電解液301中に浸漬されてカソードとなる平板状の陰極板(電極)308が水平に配置されている。この陰極板308は、例えばステンレス、Pt/Ti、Ir/Ti、Ti、Ta、Nbなど電解液に対して安定でかつ電解により不動体化しない金属で形成されている。陰極板308の上面には、縦および横方向に面内の全長に亘って直線状に延びる格子状の長溝310が設けられている。さらに、陰極板308の上面には、例えば、連続発泡体式で不織布タイプの硬度研磨パッド(例えば、ロデールニッタ社のSUBA800など)からなる研磨面312が貼り付けられている。
主軸306の回転に伴って電解槽302が研磨面312と一体に回転し、電解液301の供給に伴って電解液301が長溝310を通って流れ、しかも電解研磨に伴って生成される生成物や、水素ガス、酸素ガス等も長溝310を通ってウェハWと研磨面312の間から外方に排出されるようになっている。
なお、図10に示す例では、電解槽302が回転するようにした例を示しているが、電解槽302がスクロール運動(並進回転運動)するようにしたり、往復動するようにしたりしてもよい。また、長溝310の形状は、陰極板308の中央部と外周部とで電流密度に差が生じてしまうことを防止するとともに、電解液や水素ガス等が長溝310に沿ってスムーズに流れるようにするため、電解槽302がスクロール運動を行う場合には、格子状であることが好ましい。また、電解槽302が往復動を行う場合には、この移動方向に沿った平行であることが好ましい。
トップリング304は、支持ロッド314の下端に連結され、この下面に、例えば真空吸着方式でウェハWを吸着保持するようになっている。支持ロッド314は、トップリング304を回転させる回転機構と、研磨面312に対して所定の圧力で押圧する押圧機構とを備えている。
トップリング304の下面外周部には、トップリング304でウェハWを吸着保持したとき、ウェハWの周縁部ないしベベル部と接触して、ウェハWの表面に形成された銅膜を陽極(アノード)にする電気接点316が設けられている。この電気接点316は、支持ロッド314に内蔵されたロール摺動コネクタおよび配線318により、直流パルス電源320の陽極端子へ結線されている。また、陰極板308は、配線322を介して電源320の陰極端子に結線される。この電源320は、例えば低電圧仕様で、8インチウェハの場合は、15V×20A程度、12インチウェハの場合は、15V×30A程度の容量のものが使用される。この電源320は、ウェハWと陰極板308との間に電圧を印加して、所定の反応速度でウェハWの表面を酸化させる。
さらに、電解槽302の上方には、電解槽302の内部の陰極板308とウェハWとの間に電解液301を供給する電解液供給機構324が配置されている。さらに、各機器および運転全般を調節し管理する制御部326および安全装置(図示せず)などが設けられている。制御部326は、支持ロッド314の回転機構および押圧機構、主軸306に連結された回転機構、電源326に接続されており、トップリング304および電解槽302の回転速度、ウェハWの研磨面312に対する圧力、ウェハWと陰極板308との間に印加される電圧などを制御する。
図10に示すように、陰極板308には、ウェハWの表面の状態を計測する計測器として、ウェハWに形成された膜の膜厚を測定する膜厚測定器328が埋設されている。この膜厚測定器328としては、ウェハWに光を照射して膜厚を測定する光学式モニタ、ウェハWに発生する渦電流を検出して膜厚を測定する渦電流式モニタ、研磨テーブル34の回転トルクを検出して膜厚を測定するトルク検知モニタ、ウェハWに超音波を当てて膜厚を測定する超音波式センサなどを用いることができる。
電解槽302内に電解液301を供給し、この電解液301が電解槽302をオーバーフローさせつつ、例えば90min−1程度の回転速度で電解槽302と研磨面312を一体に回転させる。ここで、銅めっき等のめっき処理を施したウェハWをトップリング304で下向きに吸着保持しておく。この状態で、ウェハWを電解槽302とは反対方向に、例えば90min−1程度の回転速度で回転させながら下降させ、このウェハWの表面(下面)を、例えば300g/cm程度の一定圧力で研磨面312の表面に接触させ、同時に、電源320により陰極板308と電気接点316との間に直流、または、例えば基板上の銅の表面積当たりの電流密度が1〜4A/dm程度で、例えば10×10−3秒間通電し、同じく10×10−3秒間停止するパルス電流を流す。
これにより、ウェハW上の銅膜は、従来の技術よりも速い速度で、しかも効果的に平坦化されながら研磨される。例えば、銅を研磨する場合、電源320の電圧の印加によって銅の表面を酸化する陽極酸化反応と、この酸化した銅を薬液中のキレート剤により銅の錯体にする錯体生成反応と、これらの銅錯体を研磨面により機械的に除去するプロセスとにより銅が研磨されていく。
陽極酸化反応は、電源320の電圧に依存する。したがって、電源320の電圧を制御部326により適切に調整することで、上述した非プレストン領域内の条件下での研磨が可能となる。例えば、酸化速度500nm/min以上でウェハWの表面を酸化させるように電源320の電圧を調整する。このように、電源320の電圧、ウェハWへの圧力、トップリング36と研磨テーブル34の回転速度(相対速度)を制御部326により調整することにより、非プレストン領域内の条件下で研磨を行うことができる。
なお、電解液(薬液)に含まれるキレート剤として、第1の実施形態と同様に、錯体の生成速度が異なる2種類のキレート剤を混合して用いてもよい。例えば、3.4kPa(0.5psi)以下の圧力で除去可能な第1の錯体を生成可能な第1のキレート剤と、この第1の錯体とは種類の異なる第2の錯体を生成可能な第2のキレート剤を混合して用いてもよい。ここで、第2のキレート剤は、第1のキレート剤よりも金属に対する錯体生成定数が大きく、生成した第2の錯体の溶解度が、第1のキレート剤による錯体の溶解度よりも低い(分子間力が大きい)ことが好ましい。
また、図10に示す研磨装置300においても、薬液(電解液)を混合するために、図5に示す混合器を用いた薬液混合システムや図6に示す研磨面上で混合する薬液混合システムを用いることができる。
ここで、図2に示す研磨装置30においては薬液の濃度の変化を計測することにより酸化速度を算出し、あるいは、図10に示す研磨装置300においては電解液301に流れる電流の変化を計測することにより反応速度を算出し、最大研磨速度(図4におけるa)を算出することができる。したがって、この最大研磨速度と錯体の種類から非プレストン領域の閾値(図4におけるx)を算出することができ、非プレストン領域になるようなウェハWへの圧力や相対速度を決定することができる。
上述の実施形態では、研磨対象物と研磨面とがそれぞれ単一円運動を行う場合を説明したが、これに限られるものではない。例えば、研磨対象物と研磨面との相対運動は、オービタル運動(偏心小円運動)やリニア運動(直線運動)であってもよい。また、研磨面を有する研磨工具を小径工具(例えば研磨対象物の直径の2倍以下の直径を有する工具)をウェハに接触走査させる接触走査運動やドラムによる線接触運動であってもよい。なお、研磨対象物と研磨面とがリニア運動する場合には、研磨面を構成する研磨パッドに形成される溝を、相対移動方向に延びる平行直線状にすることが好ましい。その他の相対運動の場合も、相対移動方向に延びる平行直線状の溝を研磨パッドに形成することが好ましい。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
図1(a)から図1(f)は、デュアルダマシンプロセスによって銅配線を形成する工程を示す図である。 本発明の第1の実施形態における研磨装置を示す模式図である。 図2のウェハと研磨テーブルとの関係を示す図である。 図2の研磨装置におけるPV積と研磨レートとの関係を示すグラフである。 図2の研磨装置で用いられる薬液を混合する混合システムの一例を示す模式図である。 図2の研磨装置で用いられる薬液を混合する混合システムの他の例を示す模式図である。 本発明の研磨装置で用いる研磨パッドの一例を示す平面図である。 図7の研磨パッドにおける螺旋溝の一例を示す拡大図である。 図7の研磨パッドにおける螺旋溝の他の例を示す拡大図である。 本発明の第2の実施形態における研磨装置を示す模式図である。
符号の説明
30,300 研磨装置
32,312 研磨面
34 研磨テーブル
36,304 トップリング
42,142a〜142d 薬液供給ノズル(薬液供給機構)
44,326 制御部
46,52 モータ(回転機構)
54 上下動機構(押圧機構)
56,328 膜厚測定器(計測器)
104 混合器
152 混合量調整部
250 研磨パッド
252 螺旋溝
301 電解液
308 陰極板(電極)
320 電源
324 電解液供給機構

Claims (54)

  1. 研磨面と、
    研磨対象物を保持するトップリングと、
    前記研磨面と前記トップリングに保持された研磨対象物とを相対移動させる駆動機構と、
    前記トップリングに保持された研磨対象物を前記研磨面に対して押圧する押圧機構と、
    を備え、
    前記研磨対象物を前記研磨面に対して押圧する圧力と、前記研磨面と前記研磨対象物との相対速度との積に研磨速度が比例しない非プレストン領域内の条件下で研磨を行うことを特徴とする研磨装置。
  2. 研磨面と、
    研磨対象物を保持するトップリングと、
    前記研磨面と前記トップリングとを所定の相対速度で相対移動させる駆動機構と、
    前記トップリングに保持された研磨対象物を前記研磨面に対して所定の圧力で押圧する押圧機構と、
    前記トップリングに保持された研磨対象物の表面を酸化させる薬液を前記研磨対象物の表面に供給する薬液供給機構と、
    前記圧力と前記相対速度との積からプレストンの式により算出される加工速度よりも低い反応速度で前記研磨対象物の表面を酸化させるように、前記薬液の濃度または温度を調整する制御部と、
    を備えたことを特徴とする研磨装置。
  3. 前記制御部は、前記薬液の濃度または温度を調整して、前記研磨対象物の表面の研磨速度を500nm/min以上にすることを特徴とする請求項2に記載の研磨装置。
  4. 研磨面と、
    研磨対象物を保持するトップリングと、
    前記研磨面と前記トップリングに保持された研磨対象物とを相対移動させる駆動機構と、
    前記トップリングに保持された研磨対象物を前記研磨面に対して押圧する押圧機構と、
    所定の反応速度で前記トップリングに保持された研磨対象物の表面を酸化させる薬液を前記研磨対象物の表面に供給する薬液供給機構と、
    前記駆動機構による前記研磨面と前記研磨対象物の相対速度と前記押圧機構による前記研磨対象物の前記研磨面への圧力との積からプレストンの式により算出される研磨速度が前記反応速度よりも高くなるように、前記駆動機構による相対速度と前記押圧機構による圧力の少なくとも一方を調整する制御部と、
    を備えたことを特徴とする研磨装置。
  5. 研磨面と、
    研磨対象物を保持するトップリングと、
    前記研磨面と前記トップリングとを相対移動させる駆動機構と、
    前記トップリングに保持された研磨対象物を前記研磨面に対して押圧する押圧機構と、
    前記研磨対象物に対向して配置された電極と、
    前記研磨対象物と前記電極との間に電圧を印加して、所定の反応速度で前記トップリングに保持された研磨対象物の表面を酸化させる電源と、
    前記電極と前記研磨対象物の表面との間に電解液としての薬液を供給する薬液供給機構と、
    前記駆動機構による前記研磨面と前記研磨対象物の相対速度と前記押圧機構による前記研磨対象物の前記研磨面への圧力との積からプレストンの式により算出される研磨速度が前記反応速度よりも高くなるように、前記駆動機構による相対速度と前記押圧機構による圧力の少なくとも一方を調整する制御部と、
    を備えたことを特徴とする研磨装置。
  6. 前記制御部は、前記押圧機構による圧力を3.4kPa以下に制御することを特徴とする請求項4または5に記載の研磨装置。
  7. 研磨面と、
    研磨対象物を保持するトップリングと、
    前記研磨面と前記トップリングとを所定の相対速度で相対移動させる駆動機構と、
    前記トップリングに保持された研磨対象物を前記研磨面に対して所定の圧力で押圧する押圧機構と、
    前記研磨対象物に対向して配置された電極と、
    前記研磨対象物と前記電極との間に電圧を印加する電源と、
    前記電極と前記研磨対象物の表面との間に電解液としての薬液を供給する薬液供給機構と、
    前記圧力と前記相対速度との積からプレストンの式により算出される加工速度よりも低い反応速度で前記研磨対象物の表面を酸化させるように、前記電源の電圧を調整する制御部と、
    を備えたことを特徴とする研磨装置。
  8. 前記制御部は、前記電圧を調整して、前記研磨対象物の表面の研磨速度を500nm/min以上にすることを特徴とする請求項7に記載の研磨装置。
  9. 前記薬液は、3.4kPa以下の圧力で除去可能な第1の錯体を前記研磨対象物の表面との反応により生成可能な第1のキレート剤を含むことを特徴とする請求項2から8のいずれか一項に記載の研磨装置。
  10. 前記薬液は、前記第1の錯体とは種類の異なる第2の錯体を前記研磨対象物の表面との反応により生成可能な第2のキレート剤をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の研磨装置。
  11. 前記第2のキレート剤は、前記第1のキレート剤より金属に対する錯体生成定数が大きく、
    前記第2の錯体の溶解度は、前記第1の錯体の溶解度より低いことを特徴とする請求項装置10に記載の研磨装置。
  12. 前記第2のキレート剤の濃度は、前記第1のキレート剤の濃度より低いことを特徴とする請求項10または11に記載の研磨装置。
  13. 前記第1のキレート剤および前記第2のキレート剤を混合して前記薬液とし前記薬液供給機構に供給する混合器をさらに備えたことを特徴とする請求項10から12のいずれか一項に記載の研磨装置。
  14. 前記薬液供給機構は、前記第1のキレート剤および前記第2のキレート剤を個別に供給することを特徴とする請求項10から12のいずれか一項に記載の研磨装置。
  15. 前記第1のキレート剤と前記第2のキレート剤の少なくとも一方の量を調整する混合量調整部をさらに備えたことを特徴とする請求項13または14に記載の研磨装置。
  16. 酸化剤、キレート剤、砥粒分散液、および純水を混合して前記薬液とし前記薬液供給機構に供給する混合器をさらに備えたことを特徴とする請求項2から12のいずれか一項に記載の研磨装置。
  17. 前記薬液供給機構は、酸化剤、キレート剤、砥粒分散液、および純水を個別に供給することを特徴とする請求項2から12のいずれか一項に記載の研磨装置。
  18. 前記酸化剤、キレート剤、砥粒分散液、および純水のうちの少なくとも1つの量を調整する混合量調整部をさらに備えたことを特徴とする請求項16または17に記載の研磨装置。
  19. 前記研磨対象物の表面の状態を計測する計測器をさらに備えたことを特徴とする2から18のいずれか一項に記載の研磨装置。
  20. 前記計測器は、前記研磨対象物に光を照射して該研磨対象物の膜厚を測定する光学式モニタ、前記研磨対象物に発生する渦電流を検出して該研磨対象物の膜厚を測定する渦電流式モニタ、前記研磨面の回転トルクを検出して該研磨対象物の膜厚を測定するトルク検知モニタ、および前記研磨対象物に超音波を当てて該研磨対象物の膜厚を測定する超音波式モニタのうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項19に記載の研磨装置。
  21. 研磨工程中に前記薬液供給機構から供給される各々の薬液の量を所定量に保持する液量保持機構をさらに備えたことを特徴とする請求項2から20のいずれか一項に記載の研磨装置。
  22. 前記研磨対象物の表面には金属膜が形成されていることを特徴とする請求項2から21のいずれか一項に記載の研磨装置。
  23. 前記駆動機構は、前記トップリングを回転させる回転機構を備え、
    前記制御部は、前記トップリングの回転速度が20min−1以下となるように前記回転機構を制御することを特徴とする請求項2から22のいずれか一項に記載の研磨装置。
  24. 前記駆動機構は、前記研磨面を回転させる第1の回転機構と、前記トップリングを回転させる第2の回転機構とを備え、
    前記制御部は、前記トップリングの回転速度に対する前記研磨面の回転速度の比が5以上となるように、前記第1の回転機構および前記第2の回転機構を制御することを特徴とする請求項2から22のいずれか一項に記載の研磨装置。
  25. 前記駆動機構は、前記研磨面を回転させる第1の回転機構と、前記研磨面と反対方向にトップリングを回転させる第2の回転機構とを備えたことを特徴とする請求項2から22のいずれか一項に記載の研磨装置。
  26. 前記制御部は、前記研磨面と前記研磨対象物の中心との相対速度が1.7m/s以上になるように前記駆動機構を制御することを特徴とする請求項2から25のいずれか一項に記載の研磨装置。
  27. 前記研磨面は、上面に同心溝が形成された研磨パッドにより構成されていることを特徴とする請求項2から26のいずれか一項に記載の研磨装置。
  28. 前記研磨面は、上面に螺旋状溝が形成された研磨パッドにより構成されていることを特徴とする請求項2から26のいずれか一項に記載の研磨装置。
  29. 前記螺旋溝上の任意の点と前記研磨パッドの中心とを結ぶ線に垂直な線と、該任意の点における前記螺旋溝の接線とのなす角が30°以下であることを特徴とする請求項28に記載の研磨装置。
  30. 研磨対象物と研磨面とを相対移動させつつ、前記研磨対象物を前記研磨面に対して押圧し、
    前記研磨対象物を前記研磨面に対して押圧する圧力と、前記研磨面と前記研磨対象物との相対速度との積に研磨速度が比例しない非プレストン領域内の条件下で研磨を行うことを特徴とする研磨方法。
  31. 研磨対象物と研磨面とを所定の相対速度で相対移動させつつ、前記研磨対象物を前記研磨面に対して所定の圧力で押圧し、
    前記研磨対象物の表面を酸化させる薬液を前記研磨対象物の表面に供給し、
    前記圧力と前記相対速度との積からプレストンの式により算出される加工速度よりも低い反応速度で前記研磨対象物の表面を酸化させるように、前記薬液の濃度または温度を調整することを特徴とする研磨方法。
  32. 前記薬液の濃度または温度の調整により、前記研磨対象物の表面の研磨速度を500nm/min以上にすることを特徴とする請求項31に記載の研磨方法。
  33. 研磨対象物と研磨面とを相対移動させつつ、前記研磨対象物を前記研磨面に対して押圧し、
    所定の反応速度で前記研磨対象物の表面を酸化させる薬液を前記研磨対象物の表面に供給し、
    前記研磨面と前記研磨対象物の相対速度と前記研磨対象物の前記研磨面への圧力との積からプレストンの式により算出される研磨速度が前記反応速度よりも高くなるように、前記相対速度と前記圧力の少なくとも一方を調整することを特徴とする研磨方法。
  34. 研磨対象物と研磨面とを相対移動させつつ、前記研磨対象物を前記研磨面に対して押圧し、
    前記研磨対象物に対向して配置された電極と前記研磨対象物の表面との間に電解液としての薬液を供給し、
    前記研磨対象物と前記電極との間に電圧を印加して所定の反応速度で前記研磨対象物の表面を酸化させ、
    前記研磨面と前記研磨対象物の相対速度と前記研磨対象物の前記研磨面への圧力との積からプレストンの式により算出される研磨速度が前記反応速度よりも高くなるように、前記相対速度と前記圧力の少なくとも一方を調整することを特徴とする研磨方法。
  35. 前記圧力を3.4kPa以下に制御することを特徴とする請求項33または34に記載の研磨方法。
  36. 研磨対象物と研磨面とを所定の相対速度で相対移動させつつ、前記研磨対象物を前記研磨面に対して所定の圧力で押圧し、
    前記研磨対象物に対向して配置された電極と前記研磨対象物の表面との間に電解液としての薬液を供給し、
    前記研磨対象物と前記電極との間に電圧を印加して、所定の反応速度で前記研磨対象物の表面を酸化させ、
    前記圧力と前記相対速度との積からプレストンの式により算出される加工速度よりも低い反応速度で前記研磨対象物の表面を酸化させるように、前記電圧を調整することを特徴とする研磨方法。
  37. 前記電圧の調整により、前記研磨対象物の表面の研磨速度を500nm/min以上にすることを特徴とする請求項36に記載の研磨方法。
  38. 前記薬液は、3.4kPa以下の圧力で除去可能な第1の錯体を前記研磨対象物の表面との反応により生成可能な第1のキレート剤を含むことを特徴とする請求項31から37のいずれか一項に記載の研磨方法。
  39. 前記薬液は、前記第1の錯体とは種類の異なる第2の錯体を前記研磨対象物の表面との反応により生成可能な第2のキレート剤をさらに含むことを特徴とする請求項38に記載の研磨方法。
  40. 前記第2のキレート剤は、前記第1のキレート剤より金属に対する錯体生成定数が大きく、
    前記第2の錯体の溶解度は、前記第1の錯体の溶解度より低いことを特徴とする請求項装置39に記載の研磨方法。
  41. 前記第2のキレート剤の濃度は、前記第1のキレート剤の濃度より低いことを特徴とする請求項39または40に記載の研磨方法。
  42. 前記薬液の供給は、前記第1のキレート剤および前記第2のキレート剤を混合した薬液の供給により行われることを特徴とする請求項39から41のいずれか一項に記載の研磨方法。
  43. 前記薬液の供給は、前記第1のキレート剤および前記第2のキレート剤の個別供給により行われることを特徴とする請求項39から41のいずれか一項に記載の研磨方法。
  44. 前記薬液の供給において、前記第1のキレート剤と前記第2のキレート剤の少なくとも一方の量を調整することを特徴とする請求項42または43に記載の研磨方法。
  45. 前記薬液の供給は、酸化剤、キレート剤、砥粒分散液、および純水を混合した薬液の供給により行われることを特徴とする請求項31から41のいずれか一項に記載の研磨方法。
  46. 前記薬液の供給は、酸化剤、キレート剤、砥粒分散液、および純水の個別供給により行われることを特徴とする請求項31から41のいずれか一項に記載の研磨方法。
  47. 前記薬液の供給において、前記酸化剤、キレート剤、砥粒分散液、および純水のうちの少なくとも1つの量を調整して、前記研磨対象物の表面の研磨速度を500nm/min以上にすることを特徴とする請求項45または46に記載の研磨方法。
  48. 前記研磨対象物の表面の状態を計測することを特徴とする31から47のいずれか一項に記載の研磨方法。
  49. 前記供給される各々の薬液の量を所定量に保持することを特徴とする請求項31から48のいずれか一項に記載の研磨方法。
  50. 前記研磨対象物の表面には金属膜が形成されていることを特徴とする請求項31から49のいずれか一項に記載の研磨方法。
  51. 前記研磨対象物を20min−1以下の回転速度で回転させることを特徴とする請求項31から50のいずれか一項に記載の研磨方法。
  52. 前記研磨対象物の回転速度に対する前記研磨面の回転速度の比が5以上となるように、前記研磨面と前記研磨対象物とを回転させることを特徴とする請求項31から50のいずれか一項に記載の研磨方法。
  53. 前記研磨面と前記研磨対象物とを互いに反対方向に回転させることを特徴とする請求項31から50のいずれか一項に記載の研磨方法。
  54. 前記研磨面と前記研磨対象物の中心との相対速度が1.7m/s以上になるように前記研磨面と前記研磨対象物とを相対移動させることを特徴とする請求項31から53のいずれか一項に記載の研磨方法。
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