JP2006060131A - 光電変換装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光入射側の窓層のp型半導体に高濃度に不純物元素を含有させた場合も含めて、適正なキャリア濃度および結晶相の比率を実現することで、広い不純物元素濃度範囲で開放電圧および短絡電流を増加させ、もって、光電変換効率を向上させた光電変換装置を提供すること。
【解決手段】少なくともシリコン原子を含有する微結晶半導体からなるp型半導体層を有し、該p型半導体層、微結晶半導体からなるi型半導体層およびn型半導体層を積層して構成されるpin型光電変換層を少なくとも1つ有し、かつ前記p型半導体層が炭素原子およびホウ素原子を含有し、シリコン原子に対する炭素原子濃度A原子%およびホウ素原子濃度B原子%が、0.25−0.001A+0.015A2≦B≦0.35−0.01A+0.022A2で表される光電変換装置を提供することにより、上記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光電変換装置に関し、さらに詳しくは光電変換装置の高効率化技術に関する。
太陽電池市場の拡大に伴い、低コスト化を図る次世代太陽電池技術として、薄膜シリコン太陽電池が注目されている。薄膜シリコン太陽電池は、ガラス基板やステンレス基板などの上に、プラズマCVD法などを用いて、膜厚数μm程度のシリコン薄膜を堆積させることにより形成される。したがって、シリコン使用量が低減できるだけでなく、一回の製膜で大面積の太陽電池を形成できるので、低コスト化が可能になるのである。また、薄膜シリコン半導体層は500℃以下の低温プロセスで形成できるため、1500℃以上の温度を必要とするバルク結晶系太陽電池と比較した場合、製造時の投入エネルギーを大幅に低減することができる。
一般的な薄膜シリコン太陽電池の構造として、スーパーストレート型とサブストレート型の二つが挙げられる。スーパーストレート型構造とは、透光性基板上に透明導電層、光電変換層、電極層の順に積層して形成され、上記透光性基板側が光入射面となる構造である。一方、サブストレート型構造とは、基板上に電極層、光電変換層、透明導電層、グリッド電極の順に積層して形成し、上記グリッド電極側が光入射面となる構造である。いずれの構造においても、光電変換層は、p導電型を示す半導体層(以下、p層と称する)、真性半導体層(以下、i層と称する)、およびn導電型を示す半導体層(以下、n層と称する)から構成されるpin接合を備える場合が多い。
以上述べてきたように、上記薄膜シリコン太陽電池は、大面積同時形成や投入エネルギー低減効果により、低コスト化が可能であるという利点を持ちながらも、現実的には市場拡大するには到っていない。その主要因としては、現在主流であるバルクシリコン結晶系太陽電池と比較して光電変換効率が低いことが挙げられる。したがって、薄膜シリコン太陽電池の本格普及のためには高効率化が重要な課題である。
上記課題を解決する有力な手段の1つとして、太陽電池の光入射面側の半導体層(以下、窓層とよぶ)のワイドバンドギャップ化が挙げられる。これは、上記薄膜シリコン太陽電池において、窓層のバンドギャップを広げることにより、窓層における光吸収損失の低減による短絡電流密度の増加と、拡散電位の増加による開放電圧の増加の効果を得るための技術であり、これにより光電変換効率を向上させることができる。
上記のような窓層のワイドバンドギャップ化に関する従来技術として、特開2002−16271号公報(特許文献1)に記載の薄膜光電変換装置が挙げられる。当該技術は、p型導電性のp型半導体層、実質的に真性なi型半導体層、n型導電性のn型半導体層を積層してなる少なくとも一つのpin接合構造を含む光電変換層と、その光電変換層の光入射側に備えられた導電性かつ光透過性の第1電極と、その第1電極と対向する面に備えられた第2電極とを有する薄膜光電変換装置において、pin接合を構成するi型半導体層が、微結晶シリコン又は微結晶シリコンゲルマニウムからなり、これと接するp型半導体層、n型半導体層の少なくとも一方が、微結晶シリコンカーバイドと微結晶シリコンとの混晶からなる。この薄膜光電変換装置によれば、p型半導体層、n型半導体層の光吸収が低減されるとともに、界面のバンドギャップが大きくなるため界面再結合が低減されて、高い光電変換効率が得られるとしている。さらに、特許文献1では、上記微結晶シリコンカーバイトと微結晶シリコンとの混晶の炭素量が、原子比で10〜30% の範囲にすることが望ましいとされており、上記原子比が10%未満であると、光吸収率の低下が不十分で微結晶シリコンカーバイトを混ぜた効果がなく、逆に30%を越える炭素量では抵抗が大きくなり、十分な飽和電流密度が得られず実用的でないと記載されている。
特開2002−16271号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、ワイドバンドギャップ化のための添加元素として炭素を使用する場合、10原子%以上の多量の炭素がシリコン膜中に含有されることが要求されるが、不純物元素である炭素の膜中濃度が増加するにつれて、p型半導体層にドープされる導電型決定元素が膜中でアクセプターとして活性化する際の活性化効率が低下することが知られており、高濃度に不純物が添加されることによりキャリア濃度が低下するという課題が生じる。さらに、膜中の不純物元素濃度は小さいほど結晶化しやすく、上記高濃度条件ではp型半導体層中の結晶相の比率が低下してしまうという課題もある。
したがって、ワイドバンドギャップ化のための添加元素を高濃度に加えた場合において、十分なキャリア濃度および結晶相の比率を維持することができれば、光電変換装置の更なる高効率化が期待できる。
本発明は、係る事情に鑑みてなされてものであり、光入射側の窓層のp型半導体に高濃度に不純物元素を含有させた場合においても適正なキャリア濃度および結晶相の比率を実現することで、広い不純物元素濃度範囲で開放電圧および短絡電流を増加させ、もって、光電変換効率を向上させた光電変換装置を提供するものである。
本発明によれば、p型半導体層、i型半導体層およびn型半導体層を積層して構成されるpin型光電変換層を備え、p型半導体層およびi型半導体層が、微結晶半導体からなり、p型半導体層がシリコン原子、炭素原子およびホウ素原子を含有し、シリコン原子に対する炭素原子濃度A原子%およびホウ素原子濃度B原子%が、0.25−0.001A+0.015A2≦B≦0.35−0.01A+0.022A2で表される光電変換装置が提供される。
ここで、シリコン原子に対する炭素原子濃度が1原子%以上40原子%以下であることがより好ましい。さらに、シリコン原子に対する炭素原子濃度が20原子%以上40原子%以下であることがより好ましい。
ここで、炭素原子およびホウ素原子を含有するp型半導体層は、結晶体積分率がIc/Ia≧3であることがより好ましい。
本発明者らは、上記pin型光電変換層におけるp型半導体層が炭素原子およびホウ素原子を含有し、その中に含まれる炭素原子濃度A原子%およびホウ素原子濃度B原子%が上式で表される相関関係を有することにより、前記相関関係を有しない場合に比して高い光電変換効率が得られることを見出し、本発明の完成に至った。
本発明は別の観点によれば、p型半導体層、i型半導体層およびn型半導体層を備えた光電変換層を形成する工程を有し、前記光電変換層のp型半導体層を形成する工程において、シリコン原子、ホウ素原子および炭素原子を含む原料ガスを用いて、前記p型半導体層が、その中に含まれるシリコン原子に対する炭素原子濃度A原子%およびホウ素原子濃度B原子%が、0.25−0.001A+0.015A2≦B≦0.35−0.01A+0.022A2で表される比率で含まれるように形成される光電変換装置の製造方法が提供される。
ここで、炭素原子を含有する1つのp型半導体層を形成するための原料ガスがH2をさらに含み、[H2]/ [SiH4]のガス流量比を150〜900の範囲に制御することがより好ましい。
本発明の光電変換装置によれば、開放電圧および短絡電流を増加し、光電変換効率を向上させることができ、薄膜シリコン太陽電池の高効率化を図ることができる。
また、本発明の光電変換装置の製造方法によれば、上記高効率の光電変換装置を製造することができる。
本発明の光電変換装置の実施の一形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、本発明はこれによって限定されるものではない。ここで、光電変換装置は、光が基板側から入射するスーパーストレート型構造であってもよいし、光が基板と反対側、すなわちグリッド電極側から入射するサブストレート型構造であってもよい。また、pin型光電変換層を2つ以上備えたスーパーストレート型積層型光電変換装置であってもよいし、サブストレート型積層型光電変換装置であってもよい。
図1に示すように、光電変換装置100は、スーパーストレート型であり、基板11上に、光電変換層10と透明導電層15と電極16がこの順番で積層されて構成される。
<基板の説明>
基板11は、透光性基板11aの上に透明導電層11bを堆積させて作製される。透光性基板11aとしては、ガラス板あるいはポリイミド、ポリビニル等の耐熱性を有する透光性樹脂板、さらにそれらが積層されたものなどが好適に用いられるが、光透過性が高く光電変換装置全体を構造的に支持し得るものであれば特に限定されない。また、それらの表面に金属膜、透明導電膜、絶縁膜等を被覆したものであってもよい。ただし、光電変換装置をサブストレート型構造に適用する場合には、上記透光性基板11aの代わりにステンレスなどの不透光性基板を用いてもよい。
透明導電層11bは透明導電性の材料からなり、例えば、ITO、酸化錫および酸化亜鉛等の透明導電性膜の単層または複数積層させたものを用いることができる。透明導電層11bは電極としての役割を担っているので、電気伝導性が高い方が好ましく、微量の不純物を添加することで電気伝導性を向上させたものを用いることもできる。透明導電層11bの形成方法としては、スパッタリング法、CVD法、電子ビーム蒸着法、ゾルゲル法、スプレー法および電析法などの公知の方法が挙げられる。また、透明導電層11bの表面に凹凸形状が形成されていることが望ましい。この凹凸によって、透光性基板11a側から入射した入射光を散乱・屈折させて光路長を伸ばすことができるので、光電変換層10内での光閉じ込め効果が高まり短絡電流の向上が期待できる。透明導電層11bの表面に凹凸を形成する方法としては、透光性基板11aの上に一旦透明導電層11bを堆積させた後、エッチング法やサンドブラストのような機械加工により凹凸を形成する方法、透明導電層成膜時に膜材料の結晶成長により形成される表面凹凸を利用する方法、結晶成長面が配向しているために規則的な表面凹凸が形成されることを利用する方法等を用いてもよい。本実施の形態においては、膜材料の結晶成長時に形成される凹凸を利用した基板として、白板ガラス上にCVD法により酸化錫層を堆積させたもの(旭硝子社製、商品名Asahi−U)を基板11として用いた。さらに、基板11上に、スパッタリング法で酸化亜鉛層を堆積させることにより、後に光電変換層を形成する際に上記酸化錫層がプラズマによる損傷を受けるのを防止することができるので、より好ましい。
<光電変換層の説明>
光電変換層10は、構成材料のうち主材料は、通常は、シリコンであり、特にアモルファスシリコン、微結晶シリコン等が好適に用いられる。ここで、本発明において、用語「アモルファスシリコン」および「微結晶シリコン」は、それぞれ、当該分野で一般的に使われる、「水素化アモルファスシリコン」および「水素化微結晶シリコン」を含むものとする。本実施の形態の光電変換層10は、基板11側からp型半導体層12、i型半導体層13、n型半導体層14をこの順に堆積させてpin接合構造が形成されている。各型の半導体層の膜厚は、特に限定されるものではないが、p型半導体層12が5〜50nm、i型半導体層13が100〜5000nm、n型半導体層14が5〜100nmの範囲とすることがよく、好ましくはp型半導体層12が10〜30nm、i型半導体層13が200〜
4000nm、n型半導体層14が10〜30nmである。
p型半導体層12は、p型導電性決定元素として少なくともホウ素がドープされた微結晶半導体層(例えば、微結晶シリコン層)中に炭素原子が添加された層である。ここで、微結晶半導体層とは、プラズマCVD法などの非平衡プロセスを用いて低温で形成される場合の微細な結晶相とアモルファス相の混合相からなる半導体層を意味する。上記p型導電性決定元素としては、ホウ素、アルミニウム、ガリウム等の不純物原子を用いることができるが、本実施の形態ではホウ素を用いた。p型半導体層12は、シリコン原子に対する炭素原子濃度A原子%およびホウ素原子濃度B原子%が、0.25−0.001A+0.015A2≦B≦0.35−0.01A+0.022A2で表される相関関係を有するように形成されており、この相関関係を有していないp型半導体層に較べて開放電圧が増加し高い光電変換効率が得られる。ここで上記シリコン原子に対する炭素濃度およびホウ素濃度とは、高感度の二次イオン質量分析(SIMS)またはオージェ電子分光法により求めた値である。炭素原子を含有することにより開放電圧が増加する理由としては、(a)p型半導体層のバンドギャップが広がって拡散電位が増加すること、(b)炭素添加による結晶粒界の界面パッシベーションおよびp/i層界面パッシベーションの効果により界面再結合が低減すること等が考えられる。上記(b)の効果は、一般的に結晶シリコン太陽電池などで利用されるシリコン窒化膜または酸化膜等による表面パッシベーション効果、すなわちシリコン基板表面での光生成キャリアの表面再結合を抑制する効果と同様のものであると考えられる。
しかしながら、炭素原子添加量を増加させると、(1)炭素原子添加によるp型導電性決定元素の活性化効率が低下すること、(2)炭素原子添加によるp型半導体層中のアモルファス相の比率が増加する(結晶体積分率が低下する)ことなどの問題が生じ、かえって光電変換効率を低下させてしまう場合がある。ここで、(1)の場合には、炭素原子濃度A原子%およびホウ素原子濃度B原子%が、0.25−0.001A+0.015A2≦B≦0.35−0.01A+0.022A2で表される相関関係を有するように形成することにより、p型導電性決定元素の活性化効率が低い場合においても十分なキャリア濃度を実現することができ、光電変換装置の特性を向上させることができる。(2)の場合には、原料ガス中の[H2]/ [SiH4]ガス流量比を150〜900の範囲で高めることや作製温度を低温(200℃以下)にすることで、適切な結晶体積分率が実現でき、光電変換装置の特性を向上させることができる。その理由は、低温で結晶相が形成するためには原子状水素(水素ラジカル)が重要な役割を果たしていることが実験的に知られているが、[H2]/ [SiH4]ガス流量比を増加させると半導体層成長表面における水素ラジカル量を増やすことができるためである。ここで、[H2]/ [SiH4]ガス流量比が150以下の場合は十分高い結晶体積分率が実現できず、900以上の場合には、原料ガス使用量が増えると共に安全確保の為の希釈ガス(N2、Ar)の量(水素に対して約100倍)も増加するためコストが高くなり望ましくない。
p型半導体層12としては、その結晶化率が3以上である方が高い導電性を得られ光電変換層の直列抵抗を小さくできるので好ましい。ここで、結晶化率とは、p型半導体層単層のラマン散乱スペクトルにおいて、480cm-1のアモルファスシリコンのピーク高さIaに対するシリコン‐シリコン結合に帰属される520cm-1のピーク高さIcの比、すなわちIc/Iaとする。これは、結晶体積分率の絶対値を表す値ではないが、上記Ic/Iaの値は結晶体積分率をよく反映するため、当該分野では膜中の結晶化成分の割合を示す指標として一般的に使用される。上記p型半導体層12の結晶化率が3以上であれば、後述のi型半導体層13の下地層として充分結晶化率が高いため、i型半導体層堆積初期に下地層の影響を受けて結晶成分が成長しやすく結晶化率の高い高品質のi型半導体層13が得られるので、短絡電流密度が増加し、高い光電変換効率を得ることができるので好ましい。また、作製温度を低温(200℃以下)にすることは、水素ラジカルによるエッチング効果を向上させるためエッチングされやすいアモルファス相が選択的に除去され、結果として結晶相の多い半導体層が形成され、光電変換特性を向上させることができるので好ましい。
ここで、p型半導体層12の結晶化率が高い状態を実現するためには、上述のとおり、高い水素希釈率や低温形成が有効であるが、この場合には水素によるp型導電性決定元素(B、Ga、Al)の不活性化が付随して生じるため、p型導電性決定元素の活性化効率が低下する。その理由としては、p型導電性決定元素は結晶シリコン中で、シリコンと4配位で結合することによりアクセプターとして働くが、1つのシリコン−p型導電性決定元素結合の間に水素が挿入されると、p型導電性決定元素が3配位化し電気的に不活性化されてしまうことが知られている。したがって、p型半導体層12の結晶化率を高めるために用いた作製条件により、不活性化されたp型導電性決定元素を再活性化させることで、より光電変換特性を向上させることができる。以下に、その方法を詳しく説明する。
p型導電性決定元素が水素により不活性化されている場合には、赤外吸収測定スペクトルにおいて1800〜1950cm-1の波数範囲に、上記結晶シリコン−p型導電性決定元素結合に起因する鋭い赤外吸収ピークが観測されることが知られている。特にp型導電性決定元素がホウ素であった場合には、約1875cm-1付近に赤外吸収ピークが観測される。このような場合に、p型半導体層形成後に180℃〜350℃の加熱処理を行うとp型導電性決定元素を不活性化していた水素が脱離することにより、上記結晶シリコン−p型導電性決定元素結合に起因する赤外吸収ピークが消失すると共にキャリア濃度が約1桁増加することを見出した。したがって、p型半導体層12は、赤外吸収測定スペクトルにおいて1800〜1950cm-1の波数範囲に吸収ピークを持たない(水素によりp型導電性決定元素が不活性化されていない)ことが、キャリア濃度が高く光電変換効率を向上させることができるため望ましく、そのためにはp型半導体層形成後の180℃〜350℃の加熱処理が有効である。ここで、180℃以上の温度とすることで充分な水素の脱離が生じ、350℃以下の温度とすることで接合界面における不純物元素の拡散などが抑制され光電変換装置の特性低下を防ぐことができるので、上記温度範囲が望ましい。
i型半導体層13は、不純物を添加していない半導体層(微結晶又はアモルファスなど)であり、好ましくは、微結晶半導体層(微結晶シリコン層など)である。ただし、実質的に真性な半導体であれば、少量の不純物元素が含まれていてもよい。以下、半導体としてシリコンを例にとって説明する。i型半導体層13としては、微結晶シリコンの代わりにアモルファスシリコンを用いてもよいが、光劣化が生じないため高い光電変換効率を得ることができる点で微結晶シリコンの方がより好ましい。また、特に、上述のような微結晶シリコンからなるp型半導体層を有する光電変換装置においては、p型半導体層とi型半導体層13の界面のバンドギャップ不連続性緩和の観点から、i型半導体層13が微結晶シリコンであることが好ましい。より詳細には、微結晶シリコンからなるp型半導体層とアモルファスシリコンからなるi型半導体層13がヘテロ接合を形成するのに対し、微結晶シリコンからなるp型半導体層と微結晶シリコンからなるi型半導体層13はホモ接合を形成するため、後者の方が、上記第2のp型半導体層が有するp/i層界面再結合抑制効果をより高めることができる。したがって、i型半導体層13が微結晶シリコンであれば、特に界面のバンドギャップ不連続性に起因するフォトキャリアの再結合が低減されるので形状因子が増加し、高い光電変換効率が得られるので好ましい。
n型半導体層14は、n型導電性決定元素がドープされた半導体層(微結晶又はアモルファスなど)であり、好ましくは、アモルファス半導体層(アモルファスシリコン層など)である。n型導電性決定元素としては、リン、窒素、酸素等の不純物原子を用いることができる。
光電変換層10を形成する方法としては、代表的にはCVD法が挙げられる。CVD法としては、常圧CVD、減圧CVD、プラズマCVD、熱CVD、ホットワイヤーCVD、MOCVD法等が挙げられるが、本実施の形態ではプラズマCVD法を用いた。プラズマCVD法により光電変換層10を形成する際に使用するシリコン含有ガスとしては、SiH4、Si26等のシリコン原子を含むものであれば特に限定されないが、一般的にSiH4を用いる場合が多い。上記シリコン含有ガスとともに使用される希釈ガスとしては、H2、Ar、He等を用いることができるが、アモルファスシリコンおよび微結晶シリコンの形成時にはH2が特に好適に用いられる。また、p型半導体層およびn型半導体層の形成時には、上記シリコン含有ガスおよび希釈ガスとともにドーピングガスを使用し、該ドーピングガスは目的とする型の導電性決定元素を含むガスであれば特に限定されないが、一般的にp型導電性決定元素がボロンである場合はB26を、n型導電性決定元素がリンである場合はPH3を用いる場合が多い。
上記プラズマCVD法により光電変換層10を形成する際に、基板温度、圧力、ガス流量、プラズマへの投入電力等の成膜パラメータを適切に制御することで、アモルファス相と結晶相の存在比率を制御することが可能である。また、p型半導体層12の形成時に使用する炭素含有ガスとしては、CH4等の炭素原子を含むものであれば特に限定されないが、本実施の形態ではCH4を用いた。ここで、[CH4]/[SiH4]ガス流量比を0.125〜10.0かつ[B26]/[SiH4]ガス流量比を0.3〜10.5の範囲にすると、膜中の炭素原子濃度およびホウ素原子濃度の制御が容易であるため望ましい。
また、上述したように、p型半導体層12形成工程後に180℃〜350℃の加熱工程を行うことにより、水素により不活性化されていたp型導電性決定元素を再度活性化させることができ、p型半導体層12のキャリア濃度増加により光電変換効率を向上させることができるため、上記加熱工程を行うことが望ましい。上記加熱工程は、p型半導体層12形成工程後に行えば効果が得られるが、その後にi型半導体層やn型半導体層を形成する際に再び水素ラジカルに曝される可能性がある場合には、上記加熱工程を光電変換層形成工程後に行うことがさらに望ましい。
<電極および透明導電層の説明>
電極16は、導電層が少なくとも1層以上あればよく、光反射率が大きく導電率が高い程好ましい。これらを満たす材料として、可視光反射率の高い銀、アルミニウム、チタン、パラジウム等の金属材料やその合金が用いられ、CVD法、スパッタリング法、真空蒸着法、電子ビーム蒸着法、スプレー法、スクリーン印刷法等により上記光電変換層10の上に形成される。電極16は、光電変換層10で吸収されなかった光を反射して再度光電変換層10に戻すため、光電変換効率の向上に寄与する。さらに、光電変換層10と電極16との間に透明導電層15を形成すると、入射光に対する光閉じ込め向上効果や光反射率向上効果が得られることに加えて、電極16に含まれる元素の光電変換層10への拡散を抑制することができる。透明導電層15は透明導電層11bと同様の材料や製法にて形成することができる。ただし、本発明をサブストレート型構造に適用する場合には、上記電極16として、櫛形など表面を一様に覆わないグリッド形状であることが望ましい。
以上の構成により、開放電圧、短絡電流密度および形状因子が大きく光電変換効率の高いスーパーストレート型(あるいはサブストレート型)の光電変換装置100を得ることができる。
以下、本発明の実施例および比較例を説明する。
(実施例1〜15および比較例1〜11)
本実施例1〜15および比較例1〜11では、図1に示すスーパーストレート型光電変換装置100を以下のように作製した。
基板11としては、透光性基板11aの表面に透明導電膜11bが形成された縦127mm×横127mm×厚み1.8mmの白板ガラス(旭硝子(株)、商品名:Asahi−U)を使用した。この基板11上に、膜厚50nmの酸化亜鉛層をマグネトロンスパッタリング法により形成した後、プラズマCVD法により後述の条件で光電変換層10をp型半導体層12、i型半導体層13、n型半導体層14の順に堆積した。光電変換層10の製膜に用いたプラズマCVD装置は超高真空装置であり、不純物元素の混入が少ない高品質の光電変換層を作製できる。続いて、光電変換層10の上に、マグネトロンスパッタリング法により透明導電層15として膜厚50nmの酸化亜鉛層を、電極16として膜厚500nmの銀層を順次堆積させて、スーパーストレート型光電変換装置100を得た。
光電変換層10の各層は以下の条件にて形成した。
p型半導体層12は、原料ガスとしてSiH4、H2、B26およびCH4を用いた。H2/SiH4ガス流量比、B26/SiH4ガス流量比およびCH4/SiH4ガス流量比については表1記載のように変化させ、そのときの膜中炭素濃度およびホウ素濃度を表1に併記した。なお、膜中のシリコン原子に対する炭素濃度およびホウ素濃度は、p型半導体層12について高感度の二次イオン質量分析およびオージェ電子分光法を行った結果得られた値(原子%)を示す。p型半導体層12は、光活性層であるi型半導体層に入射する光量を多くするためにp型層としての機能を損なわない範囲で薄い方が望ましく、本実施例では20nmの膜厚とした。結晶化率は上述のIc/Iaで表すとIc/Ia≧3となるようにH2/SiH4ガス流量比を調節した。
i型半導体層13は、原料ガスとしてSiH4およびH2を用いて作製した。H2/SiH4ガス流量比は80倍とし微結晶シリコンになるようにした。また、膜厚は2500nmとなるように製膜時間を調節した。
n型半導体層14は、原料ガスとしてSiH4、H2およびPH3を用いた。H2/SiH4ガス流量比は20倍とし、PH3/SiH4ガス流量比は、膜中リン濃度が0.01原子%となるように調節した。n型半導体層14の膜厚は20nmとした。
なお、各半導体層12、13、14のプラズマCVDによる形成時において、製膜時の基板温度をそれぞれ、170℃、180℃、160℃とした。
また、光電変換層10作製後に窒素雰囲気中で200℃、1時間の加熱処理を行った。
このようにして得られた本実施例1〜15および比較例1〜11の光電変換装置について、AM1.5(100mW/cm2)照射条件下におけるセル面積1cm2の電流−電圧特性を測定した。その結果得られた変換効率を表1にまとめて記し、特に、適正ホウ素濃度の炭素濃度依存性を図2に示した。
Figure 2006060131
(実施例1〜15および比較例1〜11に関する考察)
以下、実施例1〜15の比較結果(●)および比較例1〜11の比較結果(△)に関して、表1および図2に基づいて考察する。
実施例1〜15は、p型半導体層中の炭素濃度およびホウ素濃度を徐々に増加させたときに50nmの膜厚でシート抵抗が300kΩ/□以下になるようにホウ素濃度を調節して作製している。ただし、窒素雰囲気中、200℃、1時間の加熱処理後のシート抵抗値である。このときの、p型半導体層中の炭素濃度およびホウ素濃度の相関関係を図2に示してある。
図2に対してフィッティングをおこなった結果、炭素原子濃度A(原子%)、ホウ素原子濃度B(原子%)とすると、
(式1)B≧0.25−0.001A+0.015A2
という相関関係を持っているときにシート抵抗300kΩ/□以下が実現できることが明らかになった。このような相関関係を有するp型半導体層を光電変換装置に適用した結果、炭素濃度を次第に増加させると炭素濃度30原子%まで光電変換効率は向上し、その後炭素濃度40原子%まで比較的高い光電変換効率を維持することが明らかになった。この理由は、以下のように考えられる。p型半導体層が炭素原子を含有することによって、(a)p型半導体層のバンドギャップが広がって拡散電位が増加するとともに、(b)炭素添加による結晶粒界の界面パッシベーションおよびp/i層界面パッシベーションにより界面再結合が低減する等の効果により開放電圧が向上する。ここで、炭素原子濃度が増加するにつれてホウ素の活性化効率の低下を補償するようにホウ素濃度を増加させるので、高炭素濃度においてもp型半導体層のキャリア濃度の低下を伴わない。したがって、高炭素濃度の場合であっても開放電圧および光電変換効率が向上すると考えられる。次に、ホウ素濃度Bが式1を下回った場合の比較例について考えると、シート抵抗300kΩ/□を越えているためキャリア濃度不足による拡散電位の低下が生じ変換効率も低下していると考えられる。したがって、ホウ素濃度B(原子%)が式1を満たしていることが高い変換効率が得られる条件の一つになっているといえる。
一方、図2に対してフィッティングをおこなった結果、
(式2)B≦0.35−0.01A+0.022A2
という相関関係を持っているときに高い変換効率が得られることも明らかになっている。
すなわち、ホウ素濃度が式2を越えて高い側にズレた場合には、シート抵抗は十分低いにもかかわらず、変換効率が低下しているのである。この理由は、ホウ素濃度の増加に伴いp層またはp/i界面で欠陥が増加していることによるものと思われる。すなわち、成長表面の水素被覆率が高いほど欠陥の少ない膜が形成できることが知られているが、ホウ素は化学的に成長表面の水素を引き抜くため欠陥を増加させるのである。本実施例および比較例においては、結晶相の比率を維持するために、ホウ素濃度を増加させたときには[H2]/ [SiH4]ガス流量比も同時に増加させているが、ホウ素濃度が式2よりも高い場合には、十分な低欠陥密度化ができていないと考えられる。
以上より、p型半導体層中の炭素濃度およびホウ素濃度が炭素原子濃度A(原子%)、ホウ素原子濃度B(原子%)とすると0.25−0.001A+0.015A2≦B≦0.35−0.01A+0.022A2という相関関係を有する場合に、高い光電変換効率を得ることができることが明らかになった。
さらに、炭素濃度の最適値について考えると、炭素濃度30原子%のときに光電変換効率が最大になっていることから、高い変換効率を得るためには、シリコン原子に対する炭素原子濃度が20原子%以上40原子%以下であることがより好ましい。
本発明の光電変換装置は、スーパーストレート型あるいはサブストレート型の薄膜太陽電池に好適である。
本発明の実施の形態のスーパーストレート型光電変換装置の概略断面図である。 実施例および比較例における適正ホウ素濃度の炭素濃度依存性を示すグラフである。
符号の説明
10 光電変換層
11 基板
11a 透光性基板
11b 透明導電層
12 p型半導体層
13 i型半導体層
14 n型半導体層
15 透明導電層
16 電極
100 スーパーストレート型光電変換装置

Claims (11)

  1. p型半導体層、i型半導体層およびn型半導体層を積層して構成されるpin型光電変換層を備え、p型半導体層およびi型半導体層が、微結晶半導体からなり、p型半導体層がシリコン原子、炭素原子およびホウ素原子を含有し、シリコン原子に対する炭素原子濃度A原子%およびホウ素原子濃度B原子%が、0.25−0.001A+0.015A2≦B≦0.35−0.01A+0.022A2で表されることを特徴とする光電変換装置。
  2. p型半導体層は、シリコン原子に対する炭素原子濃度Aが1原子%以上40原子%以下であることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  3. p型半導体層は、シリコン原子に対する炭素原子濃度Aが20原子%以上40原子%以下であることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  4. p型半導体層は、結晶体積分率がIc/Ia≧3であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の光電変換装置。
  5. p型半導体層は、格子振動分光測定スペクトルにおいて1800〜1950cm-1の波数範囲に吸収ピークを持たないことを特徴とする請求1〜4のいずれか1つに記載の光電変換装置。
  6. i型半導体層は、少なくとも結晶シリコン相を有する請求項1〜5のいずれか1つに記載の光電変換装置。
  7. p型半導体層、i型半導体層およびn型半導体層を備えた光電変換層を形成する工程を有し、前記光電変換層のp型半導体層を形成する工程において、シリコン原子、ホウ素原子および炭素原子を含む原料ガスを用いて、前記p型半導体層が、その中に含まれるシリコン原子に対する炭素原子濃度A原子%およびホウ素原子濃度B原子%が、0.25−0.001A+0.015A2≦B≦0.35−0.01A+0.022A2で表される比率で含まれるように形成されることを特徴とする光電変換装置の製造方法。
  8. p型半導体層を形成するための原料ガスがCH4及びB26を含み、 [B26]/[SiH4]ガス流量比を0.3〜10.5の範囲に、かつ、[CH4]/[SiH4]ガス流量比を0.125〜10.0の範囲に制御する請求項7に記載の光電変換装置の製造方法。
  9. p型半導体層を形成するための原料ガスがH2をさらに含み、[H2]/ [SiH4]のガス流量比を150〜900の範囲に制御する請求項7または8に記載の光電変換装置の製造方法。
  10. p型半導体層形成工程後に180℃〜350℃の加熱工程を有する請求項7〜9のいずれか1つに記載の光電変換装置の製造方法。
  11. 光電変換層形成工程後に180℃〜350℃の加熱工程を有する請求項7〜10のいずれか1つに記載の光電変換装置の製造方法。
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