JP2006059719A - 燃料電池システム - Google Patents

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直樹 満田
Katsumi Hayashi
勝美 林
Akira Jinba
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Hiromichi Yoshida
弘道 吉田
Shigeru Inai
滋 稲井
Minoru Koshinuma
実 越沼
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Abstract

【課題】 燃料電池を安定に始動させるように掃気を行うことができる燃料電池システムを提供する。
【解決手段】 アノード極に供給される燃料ガスおよびカソード極に供給される酸化剤ガスの反応により発電する燃料電池13と、燃料ガスが流通する燃料ガス流通路21と、酸化剤ガスが流通する酸化剤ガス流通路22と、燃料電池13を掃気ガスにより掃気する掃気手段とを備えた燃料電池システム1であって、掃気ガスの湿度を調整する湿度調整手段16を設け、燃料電池運転停止時に、燃料電池13の掃気として、燃料ガス流通路21およびアノード極と、酸化剤ガス流通路22およびカソード極との少なくとも一方に供給する掃気ガスを、湿度調整手段16により湿度が調整された絶対湿度0.028〜0.29kg/kg(乾燥空気)の調湿ガスとした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、低温においても燃料電池を安定に始動できる燃料電池システムに関する。
従来、燃料電池システムにおいては、特に低温(氷点)下で始動する際の発電性能を向上させるため、発電が停止する際に燃料電池に掃気ガスを供給して燃料電池内の残留水を排出するいわゆる掃気が行われている(例えば、特許文献1参照)。
例えば特許文献1に記載の燃料電池システムでは、燃料電池のアノードに燃料ガス(水素ガス)を供給する燃料流通路に水素加湿器と、三方弁を介して水素加湿器をバイパスするバイパス通路とを設けている。また、燃料電池のカソードに対して酸化剤ガスとして酸素を含んだ空気を供給する空気流通路に空気加湿器と、三方弁を介して空気加湿器をバイパスするバイパス通路とを設けている。そして、燃料電池の運転時に、それぞれの加湿器を介して加湿された水素ガスと空気(酸素)とが電気化学反応することにより発電が行われている。一方、燃料電池の停止時には、それぞれのバイパス通路を介して乾燥した水素ガスおよび乾燥した空気を燃料電池に供給して過剰な水分をパージしている。このとき、燃料電池の運転時よりも小さい出力電流を燃料電池から取り出して、微量の生成水により燃料電池の電解質膜を湿らせている。これによれば、燃料電池内部の残留水量を適切な量にすることができるため低温下で燃料電池を安定して始動させることができる。
特開2004−111196号公報(段落0027〜0036、図1)
しかしながら、前記従来の技術において燃料電池を掃気するには、乾燥した空気と共に乾燥した水素ガスを大気に放出することを必要とし、水素ガスの無駄な消費が大きいという問題があった。そこで、乾燥した空気を燃料電池のカソード側だけではなくアノード側にも供給する方法が考えられる。この場合、乾燥した空気による掃気によって燃料電池の電解質膜が過度に乾燥されるため燃料電池の始動性が不良となってしまう。
そこで、本発明では、前記した従来の問題を解決し、燃料電池を安定に始動させるように掃気を行うことができる燃料電池システムを提供することを目的としている。
前記課題を解決するため、本願発明者が鋭意検討を重ねた結果、燃料電池の停止時の水分状態が燃料電池の始動性に大きく関与することが明らかとなった。さらに種々の実験を実施した結果、燃料電池の停止時の水分状態を制御するために用いる掃気ガスの湿度が特定の範囲のものである場合に、低温時の始動性が良好、すなわち、各セルの電圧値のバラツキが小さくなることを見出した。これにより、各セルが安定して発電できるようになったため特定セルに負荷が偏ることがなく、燃料電池の性能、耐久性が向上した。
そこで、本発明のうち請求項1に記載の発明は、アノード極に供給される燃料ガスおよびカソード極に供給される酸化剤ガスの反応により発電する燃料電池と、前記燃料ガスが流通する燃料ガス流通路と、前記酸化剤ガスが流通する酸化剤ガス流通路と、前記燃料電池を掃気ガスにより掃気する掃気手段とを備えた燃料電池システムである。そして、この燃料電池システムは、前記掃気ガスの湿度を調整する湿度調整手段を備え、燃料電池運転停止時に、前記燃料電池の掃気として、前記燃料ガス流通路および前記アノード極と、前記酸化剤ガス流通路および前記カソード極との少なくとも一方に供給する掃気ガスを、前記湿度調整手段により湿度が調整された絶対湿度0.028〜0.29kg/kg(乾燥空気)の調湿ガスとしたことを特徴とする。
ここで「掃気ガス」とは、主として燃料ガス以外のガスをいい、例えば空気や窒素等のガスをいう。また、「燃料電池運転停止時」とは、負荷が全くない場合だけではなく、微小電流を出力している場合も含んでいる。
請求項1に記載の発明によれば、燃料電池の運転停止時に掃気に用いられる掃気ガスが湿度調整手段により所定の絶対湿度を有する調湿ガスとされる。そして、掃気手段は、この調湿ガスを、燃料ガス流通路および前記アノード極と、前記酸化剤ガス流通路および前記カソード極との少なくとも一方に供給する。この場合、いずれか一方に供給する掃気ガスを乾燥したガスとしてもよい。掃気に用いられる調湿ガスは、燃料電池の残留水をパージすると共に、燃料電池内の電解質膜を適切に湿らせることができる。これにより燃料電池の始動性を向上させ、起動時に安定した電圧特性を実現することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の燃料電池システムであって、前記掃気手段は、前記湿度調整手段により湿度が調整されていない乾燥した掃気ガスにより掃気を行った後に、前記湿度調整手段により湿度が調整された前記調湿ガスを用いて掃気を行うことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、まず初めに乾燥した掃気ガスにより、燃料電池内の残留ガスを効果的にパージした後、調湿ガスにより燃料電池内の電解質膜を効果的に湿らせることができる。また、乾燥したガスと調湿ガスとを併用することで、燃料電池の停止時の掃気時間を短縮することができる。なお、乾燥したガスと調湿ガスとを用いる掃気は、燃料電池の両極に対して同等に行うことが効果的である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の燃料電池システムであって、前記調湿ガスの水蒸気量は、前記燃料電池の温度に対して飽和水蒸気量以下であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、調湿ガスが絶対湿度の条件を満たしていても調湿ガスの水蒸気量が、燃料電池の温度に対して飽和水蒸気量を超えると燃料電池内に凝縮水が発生して燃料電池内の電解質膜を過度に湿らせることを防止することができる。
請求項1に記載の発明によれば、掃気に用いられる掃気ガスが所定の絶対湿度を有する調湿ガスとされるので、掃気により、燃料電池内の残留水をパージできると共に、燃料電池内の電解質膜を適切に湿らせることができるので、低温時の始動性を向上させ、優れた電圧特性を実現できる。
請求項2に記載の発明によれば、まず初めに乾燥した掃気ガスにより、燃料電池内の残留ガスを効果的にパージした後、調湿ガスにより燃料電池内の電解質膜を効果的に湿らせることができる。また、乾燥したガスと調湿ガスとを併用することで、燃料電池の停止時の掃気時間を短縮することができる。
請求項3に記載の発明によれば、調湿ガスが絶対湿度の条件を満たしていても調湿ガスの水蒸気量が、燃料電池の温度に対して飽和水蒸気量を超えると燃料電池内に凝縮水が発生して燃料電池内の電解質膜を過度に湿らせることを防止することができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。参照する図面において、図1は本実施形態に係る燃料電池システムを示す構成図である。この燃料電池システム1は例えば自動車に設けられる。
図1に示すように、燃料電池システム1は、高圧水素タンク11、コンプレッサ12、燃料電池13、遮断弁14、切替弁15、流量調節弁16、パージ弁17、加湿器18および制御部(湿度調整手段)19を主に備えている。
高圧水素タンク11内には、数十MPaの高圧の水素ガス(燃料ガス)が貯蔵されており、この水素ガスは遮断弁14が開放されることで燃料電池13へ供給されるようになっている。なお、この高圧水素タンク11と燃料電池13との間には、水素ガスの通り道となる管状の燃料ガス供給路(燃料ガス流通路)21が設けられており、この燃料ガス供給路21には、高圧水素タンク11側から燃料電池13側に向けて順に、遮断弁14、減圧弁R、圧力センサ21Aが設けられている。なお、圧力センサ21Aは、常時燃料ガス供給路21内の圧力を検出しており、その圧力値を示す信号を制御部19に出力している。
コンプレッサ12は、空気(酸化剤ガス)を圧縮して燃料電池13に供給するものである。そして、コンプレッサ12と燃料電池13との間には、空気の通り道となる管状の空気供給路(酸化剤ガス流通路)22が設けられている。この空気供給路22には、コンプレッサ12側から燃料電池13側に向けて順に、加湿器18、湿度センサ22Aが設けられている。なお、湿度センサ22Aは、常時空気供給路22内の湿度を検出しており、その湿度値を示す信号を制御部19に出力している。
燃料電池13は、複数(例えば数百)のセル(単セル)から構成された固体高分子型燃料電池であり、高圧水素タンク11から供給される水素ガスと、コンプレッサ12から供給される空気中の酸素とを電気化学反応させることにより発電するものである。また、燃料電池13には、この燃料電池13で発電した電力を消費するモータ等の負荷31が接続されている。
遮断弁14は、制御部19によって適宜開閉されることによって、高圧水素タンク11から燃料電池13への水素ガスの供給・停止を切り替えている。減圧弁Rは高圧の水素ガスを減圧している。
切替弁15は、制御部19によって適宜開閉される弁であり、燃料ガス供給路21における減圧弁Rの下流側部分と空気供給路22とに跨るように接続される掃気用流路23に設けられている。そして、この切替弁15が閉塞した状態では、コンプレッサ12からの空気は空気供給路22を介して燃料電池13のカソード極側のみに供給され、切替弁15が開放した状態では、コンプレッサ12からの空気は、燃料電池13のカソード極側に供給される他、掃気用流路23および燃料ガス供給路21を介して燃料電池13のアノード極側にも供給されるようになっている。
流量調節弁(湿度調整手段)16は、制御部19によって適宜開閉される弁であり、空気供給路22におけるコンプレッサ12と掃気用流路23の上流側とに跨るように接続されるバイパス流路24に設けられている。そして、この流量調節弁16が閉塞した状態では、コンプレッサ12からの空気は加湿器18により加湿されて空気供給路22を介して燃料電池13のカソード極に供給され、流量調節弁16が所定の開度で開放した状態では、コンプレッサ12からの空気は、バイパス流路24を流れる空気と加湿器18により加湿された空気とが混合されて空気供給路22を介して燃料電池13のカソード極に供給されるようになっている。
なお、流量調節弁16が全開のときは、加湿器18での圧力損失の関係から、コンプレッサ12から供給される空気のほとんどは、バイパス流路24を通流するようになっている。つまり、流量調節弁16が全開のときは、ほとんど加湿されない空気が燃料電池13に供給されるようになる。ちなみに、30℃で相対湿度100%のときの絶対湿度は0.027kg/kg(乾燥空気)である。つまり、単純に外気を取り込んだだけでは0.028kg/kg(乾燥空気)以上の加湿空気とすることはできない。なお、単位kg/kg(乾燥空気)は、乾燥空気1kg当たりの水蒸気量[kg]を示している。
パージ弁17は、制御部19によって適宜開閉される弁であり、燃料電池13のアノード極側の出口に接続される燃料ガス排出路(燃料ガス流通路)25に設けられている。そして、このパージ弁17と前記した切替弁15をともに開放させることによって、アノード極側の掃気が行われるようになっている。
この燃料ガス排出路25におけるパージ弁17の上流側部分と、燃料ガス供給路21における圧力センサ21Aの上流側部分とに跨るように接続される循環流路26が設けられており、パージ弁17が閉塞した状態では、燃料電池13のアノード極側の出口から排出された燃料ガスはアノード極側の入り口に供給されるようになっている。これによって、アノードオフガスとして排出された未反応の燃料ガスを再利用可能で、燃料ガスの利用率が向上する。
加湿器18は、燃料電池13のカソード極側の出口に接続される空気排出路(酸化剤ガス流通路)27を流れる排ガスに含まれる生成水を利用し、水透過膜(中空糸膜)を介してコンプレッサ12からの空気を加湿するものである。
なお、本実施形態では、前記したコンプレッサ12、空気供給路22、掃気用流路23、切替弁15およびパージ弁17が、特許請求の範囲にいう「掃気手段」に相当することとなる。
制御部19は、CPU、メモリ(ROM・RAM)、入出力インタフェイス、各種電子回路等を含んで構成され、コンプレッサ12の駆動・停止またはその回転速度を変更させる機能、遮断弁14、切替弁15、流量調節弁16およびパージ弁17の開閉またはその開度を調整する機能、負荷31への電流の供給を停止・継続する機能といった機能を備えている。また、この制御部19は、前記した機能の他にも、本発明に特有の機能を含めて様々な機能を備えている。
制御部19は、例えば運転者がイグニッションスイッチをOFFにすること等によって出力されるシステムの停止要求を受けたときに、燃料ガス供給路21、燃料電池13に形成される図示しない通路および燃料ガス排出路25(以下、これらを含めて単に「アノード極」という)内の掃気を行うか否かを判断する機能を備えている。なお、掃気を行うか否かの判断は、具体的には、例えば図示しない外気温センサで検出する外気温が所定値以下であるか否か(流路内に残存する水が凍る可能性があるか否か)を判断することにより行うことができる。また、ネットワークを通じて外部から気象予報データを取得して、このデータに基づいて掃気を行うか否かの判断を行うことができる。
制御部19は、掃気時に、湿度センサ22Aが検出する空気供給路22内の湿度に基づいて、空気供給路22内を流れる掃気ガス(空気)が例えば絶対湿度0.15kg/kg(乾燥空気)の調湿ガス(加湿ガス)となるように流量調節弁16の開度を調整する。さらに、例えば空気排出路27の燃料電池13近傍に設けられた図示しない温度センサが検出する燃料電池13の温度に基づいて、0.15kg/kg(乾燥空気)の調湿ガスの水蒸気量が、燃料電池13の温度に対して飽和水蒸気量以下となるように流量調節弁16の開度を調整する。
以上のように構成された燃料電池システム1は、燃料電池13の起動時に次のように動作する。制御部19は、自動車側からイグニッションスイッチのオン信号を入力すると、遮断弁14を開弁させるとともに、コンプレッサ12を起動させる。これによって燃料電池13に水素ガスと空気がそれぞれ供給され、燃料電池13の発電が開始される。なお、このとき、アノードとカソードを連通する掃気用流路23内の切替弁15は閉弁状態にあり、水素ガスと酸化剤ガスとしての空気が燃料電池13の手前で混合されることはない。
本実施形態では、自動車が停止し燃料電池13の発電が停止した際に、再始動に備えて以下のように掃気を行うようになっている。なお、燃料電池13の運転停止時とは、負荷31が取り出す出力電流の電流密度が0〜0.3A/cm2となる場合を含む。
以下に、燃料電池13の停止時における制御部19の動作について図2に示すフローチャートを参照して(適宜図1参照)説明する。参照する図面において、図2は燃料電池の停止時における制御部の動作を示すフローチャートである。
制御部19は、イグニッションスイッチ信号がオフ信号になったとき、すなわち、システムの停止要求を受けると(ステップS1:Yes)、遮断弁14を閉弁(OFF)させて燃料電池13への燃料ガスの供給を遮断して発電を停止させる(ステップS2)。例えば外気温センサで得られる外気温を判断して燃料電池13のアノード極内の掃気を行うか否かを判断する(ステップS3)。
制御部19は、掃気を行わないと判断すると(ステップS3:No)、アノード極内の圧力PHが所定値P1になるまで燃料電池13による発電を続行させる(ステップS4)。これにより、アノード極内に残された水素が発電により消費されるので、アノード極内の圧力が低下する。アノード極内の圧力PHが所定値P1になったら負荷31への電流の供給をOFFにすることで(ステップS5)、燃料電池13による発電を停止させる。これにより、燃料電池13における水素と酸素の消費が停止されるので、アノード極内の圧力の低下は停止する。
続いて、制御部19は、湿度調整処理を実行する(ステップS6)。この湿度調整処理では、制御部19は、空気供給路22内を流れる空気を、所定の絶対湿度および相対湿度の調湿ガスとするように流量調節弁16の開度を調整することにより、加湿器18により加湿された空気とバイパス流路24を流れる空気とを混合する。このときの混合ガス(調湿ガス)の絶対湿度は例えば0.15kg/kg(乾燥空気)であり、かつ、相対湿度は燃料電池13の温度に対して例えば70%とする。つまり、ステップS5までは、コンプレッサ12からの空気は全量が加湿器18を通流して加湿されていたが、ステップS6では所定量をバイパスさせる。
ステップS6の後において、制御部19は、所定時間T1(例えば5分間)が経過したと判断すると(ステップS7:Yes)、コンプレッサ12によるカソード側の掃気が完了したと判断して、パージ弁17を開放(ON)させる(ステップS8)。アノード極内の水素ガスの残圧(所定値P1)が大気圧以上であることから、このステップS8により、アノード極内の水素がクロスリークによる不純ガス等とともに系外に排出される。
なお、ステップS8で開始されるアノード極のパージは、後記するように、アノード極内の圧力PHが所定値PH3になるまで行われる(ステップS15、S16)。
ところで、前記したステップS3において、制御部19は、アノード極内の掃気を行うと判断すると(ステップS3:Yes)、アノード極内の圧力PHが前記所定値P1よりも低い圧力となる所定値P2になるまで燃料電池13による発電を続行させ(ステップS9)、所定値P2になったら負荷31をOFFにすることで(ステップS10)、燃料電池13による発電を停止させる。これにより、燃料電池13における水素と酸素の消費が停止されるので、アノード極内の圧力の低下は停止する。ちなみに、アノード極内の掃気を行わない場合の所定値P1(ステップS4参照)よりもアノード極内の掃気を行う場合の所定値P2(ステップS9参照)の方が小さな値になっているのは、アノード極内の掃気を行うことにより系外に排出される水素の量を少なくするためである。なお、負荷31がバッテリの場合は、発電した電力はバッテリにより蓄電されることになる。
ステップS10の後、制御部19は、切替弁15およびパージ弁17をともに開放(ON)させることで(ステップS11)、コンプレッサ12からの空気をアノード極側およびカソード極側の両方に供給させる。これにより、これらの系内がともに掃気されることとなる。もちろん、コンプレッサ12から供給される空気の全量がアノード極内の掃気に使われるように、カソード極の手前に遮断弁を設けるようにしてもよい。
続いて、制御部19は、湿度調整処理を実行する(ステップS12)。この湿度調整処理は、ステップS6の処理と同一のものである。すなわち、制御部19は、空気供給路22内を流れる空気を、所定の絶対湿度および相対湿度の調湿ガスとするように流量調節弁16の開度を調整することにより、加湿器18により加湿された空気とバイパス流路24を流れる空気とを混合する。このときの混合ガス(調湿ガス)の絶対湿度は例えば0.15kg/kg(乾燥空気)であり、かつ、相対湿度は燃料電池13の温度に対して例えば70%とする。ちなみに、所定の絶対湿度の空気に関する相対湿度を目標値にしたければ、温度を調節することになる。温度は、例えばコンプレッサ12の吐出圧を高めることで高温にすることができ、吐出圧を低くするとコンプレッサ12の入りと出との温度差を小さくできる(低温にできる)。
ステップS12の後において、制御部19は、所定時間T2(例えば5分間)が経過したと判断すると(ステップS13:Yes)、アノード極側およびカソード側の掃気が完了したと判断して、切替弁15を閉じる(ステップS14)。これにより、コンプレッサ12からアノード極側への空気の供給が止められることとなる。
そして、ステップS14の後や、前記したステップS8の後、制御部19は、アノード極内の圧力PHが前記した所定値P1,P2より低く大気圧より高い値となる所定値P3以下であるか否かを判断する(ステップS15)。アノード極内の圧力PHが所定値P3以下であると判断されると(ステップS15:Yes)、制御部19はパージ弁17を閉じた後(ステップS16)、コンプレッサ12による空気の供給を停止させて(ステップS17)、このフローチャートによる動作を終了させる。ちなみに、図1のシステム構成の燃料電池システム1では、このフローチャートの動作を実行しても、アノード極内の圧力PHが大気圧以下になることはないといえる。
次に、掃気ガス(空気)の掃気方法と燃料電池13の始動性との関係を調べる実験から得られた掃気方法の種々のバリエーションを説明する。ここで、燃料電池13の始動性を評価する指標として後記する「電圧バラツキ」を導入した。このために、掃気ガスを所定時間流してから、低温(−10℃)で燃料電池13を始動させ、負荷に電流を印加してから一定時間経ったときに燃料電池13の各セルの電圧値(セル電圧値)を計測した。そして、各セル電圧値のうちの最大電圧値Vmax、最小電圧値Vmin、および全セルの平均電圧値Vaveを求め、次式(1)により定義される「電圧バラツキX」を求めた。この電圧バラツキXは0.2以下の場合に燃料電池13の始動性が良好となり、0.2を超えると燃料電池13の始動性が不良となった。なお、電圧バラツキXの値は、0.15以下であることがより好ましい。
X=(Vmax−Vmin)/Vave…(1)
[掃気ガスの絶対湿度の範囲]
掃気ガスの絶対湿度を変化させたときの電圧バラツキXを調べた結果を表1に示す。このときは掃気ガスを燃料電池13のアノード側およびカソード側に5分間流した。この表1における単位kg/kg(DA)は単位kg/kg(乾燥空気)と同等である。このときの判定基準は、次の通りである。すなわち、「○(非常に良好)」は電圧バラツキXが0.15以下のものであり、「△(概ね良好)」は電圧バラツキXが0.15〜0.2以下のものであり、「×(不良)」は電圧バラツキXが0.2を超えるものである。また、表1に示す電圧バラツキXは図3および図4にグラフにより表示されている。
Figure 2006059719
図3は掃気ガスの絶対湿度と電圧バラツキとの関係を示すグラフであり、図4は掃気ガスの絶対湿度の対数と電圧バラツキとの関係を示すグラフである。図3および図4に示すように、絶対湿度が上昇すると、電圧バラツキXは一旦低下してから上昇する。すなわち、絶対湿度が所定範囲内のときにだけ、電圧バラツキXは低くなる。
始動性が良好であるときの電圧バラツキXは0.2以下のとき(判定が○および△のとき)であり、これを実現する絶対湿度の範囲は、図3に示すグラフより、0.028〜0.29kg/kg(DA)となる。なお、絶対湿度が0.028kg/kg(DA)で相対湿度が100%となる温度は31℃、絶対湿度が0.29kg/kg(DA)で相対湿度が100%となる温度は71℃である。
絶対湿度が0.028kg/kg(DA)未満のときには、乾燥の効果が大きく、燃料電池13内の電解質膜を適度に湿潤させることができずに、始動性が不良となる。一方、絶対湿度が0.29kg/kg(DA)を超えると、膜電極構造体(MEA)内に水が過剰に残留するため、始動性が不良となる。なお、図4に示すグラフから求めた絶対湿度の対数で表すと、−1.55〜−0.54の範囲において始動性が良好となる。
[掃気ガスの相対湿度の範囲]
掃気ガス(調湿ガス)の絶対湿度を固定して相対湿度を変化させたときの電圧バラツキXを調べた結果を表2に示す。このときは掃気ガスを燃料電池13のアノード側およびカソード側に流した。掃気ガスの絶対湿度は始動性が良好となる範囲の値である0.2kg/kg(DA)とした。このときの判定基準(○、△、×)は、表1に示すものと同じである。また、表2に示す電圧バラツキXは図5にグラフにより表示されている。
Figure 2006059719
図5は掃気ガスの相対湿度と電圧バラツキとの関係を示すグラフである。電圧バラツキXは、図5に示すように、絶対湿度が同一でも相対湿度が上昇するにしたがって大きくなった。絶対湿度が0.2kg/kg(DA)の掃気ガスは、図5に示すように、掃気ガスの相対湿度が90%以下の場合に、電圧バラツキXが0.2以下となり、始動性が良好となる。掃気ガス(調湿ガス)の絶対湿度を、始動性が良好となる様々な値に変更した場合を想定すると、凝縮水の発生を防止するため、調湿ガスの相対湿度は燃料電池13の温度に対して100%以下であることが必要となる。したがって、調湿ガスの水蒸気量は、燃料電池13の温度に対して飽和水蒸気量以下とする。なお、調湿ガス中の水蒸気が途中で結露することを完全に防止するため、調湿ガスの相対湿度は85%以下であることが好ましい。
[掃気開始タイミング]
燃料電池13の運転停止後に掃気を開始するタイミングを変化させたときの電圧バラツキXを調べた結果を表3に示す。このとき、掃気を開始する前に、燃料電池13の温度が70℃で、かつ、負荷31が電流密度0.75A/cm2の出力電流を取り出すものであるときに、1時間連続発電を行った。そして、負荷31を脱離したときの時刻を0(0:00)として掃気開始時刻を計測した。また、掃気時には、絶対湿度が0.15kg/kg(DA)、かつ、相対湿度が70%の掃気ガスを燃料電池13のアノード側およびカソード側に5分間流した。具体的には、掃気開始時刻を、3秒、1分、2分、10分および60分としたときの電圧バラツキXを測定した。なお、図2に示すフローチャートのステップS5またはステップS10では、負荷31を脱離して燃料ガスの供給を停止し、例えば1分おいて掃気ガスの供給を開始する。
Figure 2006059719
表3に示す電圧バラツキXは図6にグラフにより表示されている。図6は掃気開始時刻と電圧バラツキとの関係を示すグラフである。図6に示すように、測定した範囲では掃気開始時刻によらず、どのタイミングでも電圧バラツキXは0.2以下、すなわち始動性が良好であった。なお、掃気開始時刻が10分より前では、掃気にかかるエネルギー損失が大きいので10分より後に掃気を開始することが好ましい。
[加湿ガスとドライガスの併用]
順に流す2種類の掃気ガスの組合せを変化させたときの電圧バラツキXを調べた結果を表4に示す。加湿ガス(調湿ガス)とドライガス(加湿器18により加湿していないそのままの外気)とを順に、燃料電池13のアノード側およびカソード側に流した。掃気を開始する前に、燃料電池13の温度が70℃で、かつ、負荷31が電流密度0.75A/cm2の出力電流を取り出すものであるときに、1時間連続発電を行った。掃気に用いる加湿ガスは、絶対湿度が0.15kg/kg(DA)、相対湿度が70%、温度が68℃であるものとした。なお、このときの判定基準(○、×)は、表1に示すものと同じである。
Figure 2006059719
表4に示すように、ドライガスを5分間流したときには(比較例1)、電圧バラツキXは0.82となり、始動性は不良となった。また、加湿ガスを5分間流したときには(比較例2)、電圧バラツキXは0.03となり、始動性は良好であった。
ドライガスを4分間、続けて加湿ガスを1分間、合計5分間流したときには(実施例1)、電圧バラツキXは0.05となり、始動性は良好であった。
ドライガスを1分間、続けて加湿ガスを4分間、合計5分間流したときには(実施例2)、電圧バラツキXは0.02となり、始動性は良好であった。
ドライガスを2分間、続けて加湿ガスを1分間、合計3分間流したときには(実施例3)、電圧バラツキXは0.04となり、始動性は良好であった。なお、加湿ガスの掃気時間は例えば1秒以上であればもっと短縮してもよい。
一方、加湿ガスを3分間、続けてドライガスを2分間、合計5分間流したときには(比較例3)、電圧バラツキXは、0.63であり、始動性は不良であった。
以上の結果、ドライガスを流した後で加湿ガスを流すことにより、始動性を改善することができると共に、掃気時間を短縮することが可能となる。
[掃気時の負荷]
掃気時に負荷31が取り出す出力電流の電流密度を変化させたときの電圧バラツキXを調べた結果を表5に示す。掃気を開始する前に、燃料電池13の温度が70℃で、かつ、負荷31が電流密度0.75A/cm2の出力電流を取り出すものであるときに、1時間連続発電を行った。掃気時には、絶対湿度が0.15kg/kg(DA)、かつ、相対湿度が70%である掃気ガスを燃料電池13のアノード側およびカソード側に5分間流した。また、掃気時には、電流密度を0〜0.5A/cm2の範囲で変化させたが掃気終了時には電流密度を0A/cm2とした。なお、このときの判定基準(○、×)は、表1に示すものと同じである。表5に示す電圧バラツキXは図7にグラフにより表示されている。図7は電流密度と電圧バラツキとの関係を示すグラフである。図7に示すように、掃気時に負荷31が取り出す出力電流の電流密度は、0.39A/cm2以下の場合に電圧バラツキXが0.2以下となり、始動性が良好であった。電流密度が0.39A/cm2以上の場合には、電気化学反応による生成水が掃気の障害となると考えられる。なお、この電流密度は0.3A/cm2以下であることが好ましい。
Figure 2006059719
[アノード/カソードいずれかの加湿ガス掃気]
アノード/カソードいずれか一方に加湿ガス(調湿ガス)を流し、他方にドライガス(加湿器18により加湿していないそのままの外気)Dryを流したときの電圧バラツキXを調べた結果を表6に示す。掃気を開始する前に、燃料電池13の温度が70℃で、かつ、負荷31が電流密度0.75A/cm2の出力電流を取り出すものであるときに、1時間連続発電を行った。掃気時間は5分間である。なお、このときの判定基準(○、△、×)は、表1に示すものと同じである。
Figure 2006059719
アノード側、カソード側共に、加湿ガス(絶対湿度0.2kg/kg)を流したときには(比較例1)、電圧バラツキXは0.04であり始動性は良好であった。
アノード側、カソード側共に、ドライガスDryを流したときには(比較例2)、電圧バラツキXは0.82となり、始動性は不良であった。
アノード側にドライガスDryを流すと共に、カソード側に絶対湿度が0.2kg/kg(DA)である加湿ガスを流したときには(実施例1)、電圧バラツキXは0.06であり、始動性は良好であった。
アノード側に絶対湿度が0.2kg/kg(DA)である加湿ガスを流すと共に、カソード側にドライガスDryを流したときには(実施例2)、電圧バラツキXは0.19であり、始動性は概ね良好であった。
以上の結果、加湿ガスは、いずれの極に流しても始動性の改善効果があった。なお、アノード側とカソード側に、それぞれ絶対湿度の異なる加湿ガスを流したときには(比較例3)、電圧バラツキXは0.04であり始動性は良好であった。
本実施形態に係る燃料電池システムを示す構成図である。 燃料電池の停止時における制御部の動作を示すフローチャートである。 掃気ガスの絶対湿度と電圧バラツキとの関係を示すグラフである。 掃気ガスの絶対湿度の対数と電圧バラツキとの関係を示すグラフである。 掃気ガスの相対湿度と電圧バラツキとの関係を示すグラフである。 掃気開始時刻と電圧バラツキとの関係を示すグラフである。 掃気時の負荷と電圧バラツキとの関係を示すグラフである。
符号の説明
1 燃料電池システム
11 高圧水素タンク
12 コンプレッサ
13 燃料電池
14 遮断弁
15 切替弁
16 流量調節弁(湿度調整手段)
17 パージ弁
18 加湿器
19 制御部
21 燃料ガス供給路(燃料ガス流通路)
21A 圧力センサ
22 空気供給路(酸化剤ガス流通路)
22A 湿度センサ
31 負荷
23 掃気用流路
24 バイパス流路
25 燃料ガス排出路(燃料ガス流通路)
26 循環流路
27 空気排出路(酸化剤ガス流通路)
R 減圧弁

Claims (3)

  1. アノード極に供給される燃料ガスおよびカソード極に供給される酸化剤ガスの反応により発電する燃料電池と、
    前記燃料ガスが流通する燃料ガス流通路と、
    前記酸化剤ガスが流通する酸化剤ガス流通路と、
    前記燃料電池を掃気ガスにより掃気する掃気手段とを備えた燃料電池システムであって、
    前記掃気ガスの湿度を調整する湿度調整手段を備え、
    燃料電池運転停止時に、前記燃料電池の掃気として、前記燃料ガス流通路および前記アノード極と、前記酸化剤ガス流通路および前記カソード極との少なくとも一方に供給する掃気ガスを、前記湿度調整手段により湿度が調整された絶対湿度0.028〜0.29kg/kg(乾燥空気)の調湿ガスとしたことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記掃気手段は、前記湿度調整手段により湿度が調整されていない乾燥した掃気ガスにより掃気を行った後に、前記湿度調整手段により湿度が調整された前記調湿ガスを用いて掃気を行うことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記調湿ガスの水蒸気量は、前記燃料電池の温度に対して飽和水蒸気量以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料電池システム。
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