JP2006058951A - 自動配色装置および方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】
構成要素同士が重なった場合にそれぞれの構成要素の相対的な関係を考慮して色の明度差を大きく保ち、可読性を高めた配色を自動的に行う自動配色装置および方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】
配色要求を受け付けた文書に対する配色要求内容をコマンド解析部3で解析し、解析結果として「自動配色する」である場合に自動配色部5の重なり判別部101によって配色要求を受け付けた文書を構成する文字データとグラフィックデータが重なった状態にあるか否かを判別するのと同時に、文書の属性を識別して識別子をデータに付与する。テーブル保持部104に予め保持された色彩テーブルから、グラフィックデータの識別子と、グラフィックデータと文字データとの重なりの有無に基づいて配色決定部103で配色データと照合して、文字データとグラフィックデータに配色を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、文字や図形などの文書を構成する要素(オブジェクト)に対して自動的に配色を行えるようにした自動配色装置および方法およびプログラムに関し、特に、文字と図形等のグラフィックデータが重なり合った場合に双方の色の相対的な関係を考慮して互いの明度差を大きく保ち、可読性を高めた配色を自動的に行えるようにした自動配色装置および方法およびプログラムに関する。
一般に、ユーザが手動で文字、背景、図形などに配色する場合に相互間の位置関係、個々の形状や全体の色彩イメージを考慮して行わなければならないため、ユーザが所望するイメージの配色を実現するには専門知識や経験を必要とすることが多い。
このため、ユーザが所望する配色を行うには何度も、いくつもの組み合わせで文字、背景、図形などに対して配色する必要があり、また結果的に読みづらい文書になってしまう問題がある。
そこで、文書を構成している構成要素の属性を自動的に認識し、認識した属性に基づいてあらかじめ記憶された配色テーブルを用いて、該構成要素の属性に基づく配色を行う従来技術として特許文献1に開示されたものがある。
また、特許文献2に開示された従来技術においては、ユーザが所望するイメージを持つ見本画像をPC(Personal Computer)に取り込むことにより該見本画像の構成要素の面積と色の関係を解析し、ユーザが作成した未配色画像に見本画像のイメージを的確に反映させることができることを可能としている。
特開平07−220101 特開2002−373344
しかしながら、特許文献1に示された従来技術においては、配色を行う対象がグラフ領域の構成要素(目盛り、文字、矩形、扇形など)のみであって、さらに文字や目盛りの数字は背景以外の他の構成要素とは重ならないことが前提としてあるので一般的に配色を行う文字を含んだ文書には利用することができない。それに加えて、個々に設定された色によって配色を行っているため構成要素間の調和がうまく行うことができないという問題もある。
また、特許文献2に示された従来技術では、ユーザが所望するイメージ(見本画像)をPCに取り込んで配色されるが、図形等のオブジェクト同士の重なりが考慮されていないため可読性の低い配色が施されてしまう可能性があるという問題がある。
そこで、本発明は、文字と文字以外の構成要素同士が重なった場合に該構成要素(オブジェクト)それぞれに相対的な関係を考慮して色の明度差を大きく保ち、文字や図形の判読を容易にして可読性を高めた配色を自動的に行う自動配色装置および方法およびのプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、文書を構成する文字および図形を含む構成要素に対して自動配色する自動配色装置において、前記構成要素によって構成される文書全体に配色する色彩イメージを選択するイメージ選択手段と、前記構成要素の中の文字と図形の重なりを判別する重なり判別手段と、前記イメージ選択手段により選択された色彩イメージに対応して前記重なり判別手段により重なりが判別された前記構成要素同士に配色する色を保持する配色保持手段と、前記イメージ選択手段による色彩イメージの選択に基づき前記配色保持手段により保持された色を配色する配色手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、文書を構成する構成要素のうち図形が持つ属性の内容を識別する識別子を付与する識別子付与手段とを更に具備し、前記配色手段は、前記識別子付与手段により付与された識別子と前記イメージ選択手段により選択された色彩イメージに対する前記構成要素の色が持つ識別子とを比較して配色することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記配色保持手段は、前記重なり判別手段により判別された前記構成要素同士への配色を所定の色差を持った色を設定して保持することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記配色保持手段は、前記イメージ選択手段により選択された1つの色彩イメージに対して色のトーンと前記構成要素同士の配色関係をかえた複数の色彩イメージを保持することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、文書を構成する文字および図形を含む構成要素に対して自動配色する自動配色方法において、前記文字および図形を含む構成要素によって構成される文書全体に配色する色彩イメージをイメージ選択手段により選択し、前記構成要素の文字と図形における重なりを重なり判別手段により判別し、前記重なり判別手段により重なりが判別された前記構成要素同士に配色する色と前記イメージ選択手段により選択された色彩イメージにおける色を配色保持手段により保持し、前記配色保持手段により保持された色を前記イメージ選択手段によって選択された色彩イメージに基づいて配色手段により配色することで前記構成要素同士の配色関係を考慮した色彩を得ることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項5の発明において、文書を構成する構成要素のうち図形が持つ属性の内容を識別する識別子を識別子付与手段により付与することを更に具備し、前記配色手段は、前記識別子付与手段により付与された識別子と前記イメージ選択手段により選択された色彩イメージに対する前記構成要素の色が持つ識別子とを比較して配色することを特徴とする。
また、請求項7の発明は、文書を構成する文字および図形を含む構成要素に対して自動配色をコンピュータにより実行させる自動配色プログラムであって、前記文字および図形を含む構成要素によって構成される文書全体に配色する色彩イメージを選択するステップと、前記構成要素の文字と図形における重なりを判別し、該重なりが判別された前記構成要素同士に配色する色と選択された色彩イメージにおける色を保持するステップと、前記配色保持手段により保持された色を前記イメージ選択手段によって選択された色彩イメージに基づいて配色するステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、文書等の文字、背景、図形等の構成要素(オブジェクト)を含む電子データにおいて、個々のオブジェクトを識別できる識別子を該オブジェクトに付与して、直接重なり合った文字に付与された識別子と文字以外に付与された識別子を判別し、重なり合って配置されている文字と文字以外の図形に対して、配色する色の相対的な関係を設定した配色テーブルに基づいて配色を行うように構成したので、重なり合って配置された文字と図形への配色は、色差を大きく保ち、可読性を高めた状態で自動的に配色することが可能となるという効果を奏する。
以下、本発明に係わる自動配色装置および方法およびプログラムの一実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。
なお、本願発明の自動配色装置および方法およびプログラムは、文書等の文字や図形などのオブジェクトから構成される電子データにおいて、重なり合う文字と図形に対して相互の関係を考慮して自動的に配色が可能であるが、以下に示す実施例では、文書の文字と図形に対して配色を行う場合の例を説明する。
図1は、本発明に係わる自動配色装置および方法およびプログラムを適用して構成したネットワーク構成図である。本発明は、以下に示す自動配色部5における自動配色を特徴としており、他の構成部に示す既存技術に追加することにより実現できる。
図1において、パーソナルコンピュータ10、プリンタ20を具備して構成されている。
パーソナルコンピュータ10は、ユーザが自動配色を行う所望の文書を作成したり、自動配色の指示を送出したりする。このパーソナルコンピュータ10は、さらにアプリケーションソフトウェア1、プリンタドライバソフトウェア2を具備して構成される。
アプリケーションソフトウェア1は、自動配色を行う電子文書(以下、「文書」という)をワープロソフトなどのアプリケーションソフトウェアを用いて作成される。このとき、作成された文書に対しては色を付与せずにモノクロの文書を作成することになる。なお、この場合に任意の色を着色するようにしてもよい。
プリンタドライバソフトウェア2は、図4に示した色彩イメージを選択する画面を表示してユーザが配色モード「自動配色する/自動配色しない」を選択することができる。さらに「自動配色する」を選択した場合には、配色する色彩イメージをも選択することができる。
作成された文書はプリンタドライバソフトウェア2で選択した配色モードの情報等と共にプリンタ20に送出する。
プリンタ20は、パーソナルコンピュータ10からの自動配色要求や配色モードの情報等を含む描画コマンドに応じた処理を実行する。このプリンタ20は、さらにコマンド解析部3、色変換部4、自動配色部5、描画部6、プリンタエンジン部7を具備して構成される。
コマンド解析部3は、プリンタドライバソフトウェア2から送出されてきた配色モードの情報などを含んだ描画コマンドを解析して配色モードとして「自動配色する」が選択されている場合には、自動配色部5に自動配色を行う文書の図形などのオブジェクトの描画位置や形状などの情報と、自動配色モードの色彩イメージ情報とを送出する。このとき色情報であるRGBデータ(Red:赤,Green:緑,Blue:青)は送出されない。また、配色モードとして「自動配色しない」が選択されている場合には色変換部4に文書のRGBデータを送出する。
そして、色変換部4または自動配色部5によりそれぞれ処理が行われてCMYKデータ(Cyan:青緑,Magenta:マゼンタ,Yellow:黄,Key color:黒)に変換された後に、該CMYKデータと作成された文書の解析結果とを描画部6に送出する。
色変換部4は、コマンド解析部3により配色モード「自動配色しない」が選択されていると解析された場合にRGBデータをCMYKデータに変換してコマンド解析部3に送出する。
自動配色部5は、コマンド解析部3より送出されてきた文書の描画位置や形状を示したデータ等に基づいて自動配色を行い、さらに自動配色を行った結果をCMYKデータの形式でコマンド解析部3に送出する。
描画部6は、コマンド解析部3より送られてきたCMYKデータと作成された文書の解析結果(描画位置や形状の情報、パターン情報など)を描画し、例えば、8ビットのCMYKデータなどにビットマップ化し、それをプリンタエンジン部7に送出する。
プリンタエンジン部7は、描画部6から送られてきたビットマップデータを印刷出力する。
図2は、図1に示したネットワーク構成図における自動配色部5のシステム構成図である。
図2において、自動配色部5は、重なり判別部101、属性識別部102、配色決定部103、テーブル保持部104を具備して構成される。
重なり判別部101は、コマンド解析部3により解析された図形などのオブジェクトの描画位置や形状などの情報のうち文字データとグラフィックデータが重複しているかどうかを各文字データまたはグラフィックデータごとに判別するものである。重なりが認められる場合には、重なっている文字データとグラフィックデータの前後の位置関係を認識して図8に示す重なり判別テーブルに重なりの有無を示す[重なりフラグ]と重なっているオブジェクトを表示する。通常は、文字データがグラフィックデータの前面に配置されることが多い。上記処理により作成した重なり判別結果一覧のデータを配色決定部103に送出する。
属性識別部102は、コマンド解析部3から送出されるグラフィックデータなどの属性(例えば、色、面積、形状、位置(特定点からの距離))を識別し、その属性に基づいた識別子を各グラフィックデータに付与するものである。
例えば、図形等のグラフィックデータの属性情報を「形状」として識別すると図7に示すように、グラフィックデータの属性が「円」である場合には、「円」を表す識別子(属性ID)「A001」が該グラフィックデータに付与される。
配色決定部103は、コマンド解析部3より送出されるユーザが選択した色彩イメージと、重なり判別部101より送出されるオブジェクト同士の重なりの有無と、属性識別部102より送出されてくるグラフィックデータに付与された識別子とに基づいてテーブル保持部104に保持された配色テーブルを参照することにより文字データやグラフィックデータのオブジェクトに配色を行うものである。
例えば、ユーザが選択した色彩イメージが「落ち着いた」であり、文字データとグラフィックデータが重なり判別部101により重なっていると判別され、グラフィックデータの属性を識別して付与された属性IDが「A001」である場合には、テーブル保持部104に保持された色彩イメージが「落ち着いた」に設定された配色テーブルを参照してそこに設定された属性ID「A001」の色を該グラフィックデータに配色し、かつ、該グラフィックデータに重なっている文字データには、前記グラフィックデータの「A001」に予め対応させた「文字データ」の色を配色する。
すなわち、本発明の色彩テーブルには、図6に示すように、グラフィックデータに付与される属性ID(識別子ID)と該グラフィックデータに配色される色の組み合わせ(CMYK値)が予め定義されており、さらに、該グラフィックデータの前面に文字データが重なる場合に限り、文字データに配色する色として定義された「文字データ(前面)」のCMYK値が採用される構成となっている。ここで、グラフィックデータに配色される色(CMYK値)と、文字データに配色される色(CMYK値)は、互いに一定以上の明確な差異を保つように予め定義されている。また、該グラフィックデータに文字データが重ならない場合は、色彩テーブルに定義された前記文字データの配色データ(CMYK値)は無視され、グラフィックデータの配色データ(CMYK値)のみが採用される。
テーブル保持部104は、ユーザにより選択された色彩イメージに対して識別子ごとに配色する色を設定した図6に示す前記配色テーブルを複数保持しているものである。
このような構成によると、テーブル保持部104に保持された文字データとグラフィックデータとの配色関係が一定の明度差をもって設定されているため文字データが背景を含むグラフィックデータと重なった場合に文字データの可読性を保った状態で自動的に配色することができ、更に、ユーザの色彩イメージごとに配色テーブルを保持するように構成したのでユーザが選択した色彩イメージで自動的に配色することも可能である。
図3は、この発明に係わる自動配色装置により配色される文書の構成を示す図である。
図3には、背景201、文字データ1(202)、グラフィックデータ1(203)、グラフィックデータ2(204)、文字データ2(205)、グラフィックデータ3(206)、文字データ3(207)を具備して構成されている。
背景201は文字データ2(205)を前面にして重なった状態であることを示している。
文字データ1(202)は、グラフィックデータ3(206)を背面にして重なった状態であることを示している。
グラフィックデータ1(203)は、背景201を背面にして重なった状態にあるが、文字データとは重なった状態にないことを示している。
グラフィックデータ2(204)は、文字データ3(207)を前面にして重なった状態を示し、背景201を背面にして重なった状態を示している。
文字データ2(205)は、背景201を背面にして重なった状態であることを示している。
グラフィックデータ3(206)は、文字データ1(202)を前面にして重なった状態を示し、背景201を背面にして重なった状態を示している。
文字データ3(207)は、グラフィックデータ2(204)を背面にして重なった状態を示している。
上記に示す例のうち、文字データとグラフィックデータが重なった状態を示しているのは、文字データ1(202)を前面にしてグラフィックデータ3(206)を背面にした状態と、文字データ2(205)を前面にして背景201を背面にした状態と、文字データ3(207)を前面にしてグラフィックデータ2(204)を背面にした状態の3種類である。
上記三種類について自動配色を行う。
また、この図3に示す例からも判るように通常はグラフィックデータの前面に文字データが配置され、文字データの背面に背景を含むグラフィックデータが配置される場合が大多数を占める。
図4は、この発明に係わる自動配色装置のユーザによる色彩イメージを選択する画面を示す図である。
図4には、配色モードの選択を行う選択ボックス301、文書に配色する色彩イメージを選択するコンボボックス302、色彩イメージを配色テーブルからランダムに選択して配色するお任せチェックボックス303を具備して構成されている。
選択ボックス301で選択された配色モードが「自動配色する」である場合に色彩イメージのコンボボックス302から色彩イメージを選択することができる。それに対して「自動配色しない」を選択した場合にはユーザが所望の色を直接、文書を構成する文字データまたはグラフィックデータに配色した色で描画する。また、お任せチェックボックス303をチェックした場合には配色テーブルから色彩イメージをランダムに選択して配色を行う。
これにより一枚あるいは複数枚印刷してユーザに配色例を提示することもできる。
図4に示す例では、配色モードとして「自動配色する」が選択され、それに伴って色彩イメージとして「落ち着いた」が選択された状態が示してある。これにより図1のテーブル保持部104の「落ち着いた」に設定された文字データまたはグラフィックデータの配色テーブルに基づいて配色が行われる。
以下に示す図5〜図10までのテーブル構造は、図2の属性識別部102で識別される属性を「形状」として識別した場合の例を示す。つまり、識別子は「形状」を識別するものである。
図5は、本発明に係わる自動配色装置を表す図2のテーブル保持部104に保持された色彩イメージテーブルのテーブル構造を示す図である。
図5には、図4により選択された色彩イメージの格納状態が示されており、色彩イメージのIDに対して色彩イメージ名称が格納されている。
図6は、本発明に係わる自動配色装置の色彩を格納しておく色彩テーブルのテーブル構造を示す図である。
図6には、図5に示す色彩イメージテーブルの色彩イメージID「004」における配色を属性ごとに格納した例を示している。この配色データは配色全体から受ける印象が色同士の相対的な関係により決定されることを考慮して作成されている。
例えば、図4に示す配色モード選択画面で「自動配色する」を選択し、それに伴って色彩イメージに「落ち着いた」を選択した場合には、図5に示す色彩イメージテーブルから「落ち着いた」に該当する色彩イメージID「004」を取得する。取得した色彩イメージID「004」をもとに図6の色彩テーブルを参照して配色データを決定する。
また、識別子は図2の属性識別部102により付与された識別子である。
図7は、本発明に係わる自動配色装置の属性設定テーブルのテーブル構造を示す図である。
図7には、属性IDと属性IDに関連付けられた属性(形状)の名称を表している。
例えば、属性IDが「A001」である属性(形状)の名称は「円」である。つまり、属性ID「A001」が付与されたオブジェクト(グラフィックデータ)は「円」であることを示す。
図8は、本発明に係わる自動配色装置の重なり判別テーブルを示す図である。
図8は、図2に示す重なり判別部101によって作成されるテーブルであり、各グラフィックデータに対して文字データとの重なりがあるかどうか判別した結果を一覧表示している。
例えば、グラフィックデータ1は文字データとの重なり「無し」と判別したため重なりフラグ「0」が立っており、グラフィックデータ2は文字データ3と重なり「有り」と判別されたため重なりフラグ「1」が立った状態になる。

図9は、本発明に係わる自動配色装置の属性(形状)識別テーブルのテーブル構造を示す図である。
図9は、図2に示す属性識別部102により作成されるテーブルであり、文書を構成するオブジェクトのうちグラフィックデータと該グラフィックデータに付与された識別子との関係を示している。
例えば、グラフィックデータ1は、属性識別部102により属性の「形状」が「星型」と識別されたため識別子IDとして「A002」が付与された状態であることを示している。
図10は、本発明に係わる自動配色装置の配色決定テーブルのテーブル構造を示す図である。
図10は、図6、図8、図9から作成されるテーブルであって配色の対象となるグラフィックデータと文字データにおける配色データを一覧表示したものである。
例えば、オブジェクト名称が「グラフィックデータ1」であるオブジェクトには、「C:M:Y:K=0:240:230:0」の割合で配色を行うことを示している。これにより、作成された配色決定テーブルに基づいて文書を構成するオブジェクトに配色される。
図11は、図1に示すコマンド解析部3の処理内容を示すフローチャートである。
図11において、パーソナルコンピュータ10から配色要求が送出されてくると処理が開始され、配色モードが「自動配色する」であるかまたは「自動配色しない」であるかを解析する(S1001)。配色モードを解析した結果(S1002)、「自動配色する」である場合(S1002でYES)には、図1の自動配色部5に対して処理を行うのに必要なデータである文字データ及びグラフィックデータの描画位置や形状などを送出する(S1003)。またそれに対して「自動配色しない」である場合(S1002でNO)には、図1の色変換部4に対して文書データのRGBデータを送出する(S1006)。
自動配色部5に送出されてきた図形データ(オブジェクトデータ)に基づいて自動配色の処理を行い(S1004)、自動配色処理により配色された文字データまたはグラフィックデータ等のオブジェクトデータ(CMYKデータ)を自動配色部5より受信する(S1005)。
また、色変換部4に送出されてきたRGBデータに基づいて色変換処理(S1007)を行い、RGBデータからCMYKデータに変換して受信する(S1008)。
そして自動配色部5または色変換部4より受信したCMYKデータに基づいて描画を行うために描画部106に該CMYKデータおよび解析データを送出する(ステップ1009)。
図12は、図1に示す自動配色部5の処理内容を示すフローチャートである。自動配色部5は重なり判別部101、属性識別部102、配色決定部103、テーブル保持部104から構成されており、コマンド解析部3により送出されてくるデータがオブジェクトの描画位置、形状などの図形データを重なり判別部101と属性識別部102で受信し、図4に示す配色モード選択画面で選択した色彩イメージの情報は配色決定部103で受信する。
図12において、コマンド解析部3より解析結果が送出されてくると処理が開始され、「自動配色する」である場合に各種データを受信する(S1101)。受信したデータの種類を判別し(S1102)、受信したデータが文字データとグラフィックデータである場合であって文字データ以外のグラフィックデータである場合<A>において、属性識別部102によりグラフィックデータのみを受信する(S1103)。受信したグラフィックデータが持つ属性情報を識別し(S1104)、識別した属性に基づいて識別子を付与する(S1105)(図2の属性識別部102参照)。グラフィックデータに付与した識別子を配色決定部103に送出する(S1106)。
また、受信したデータが文字データとグラフィックデータである場合<B>において、重なり判別部101によってグラフィックデータで文字データとグラフィックデータを受信し(S1107)、データの重なりを判別する(S1108)。文字データとグラフィックデータとの重なりの判別結果を配色決定部103に送出する(S1109)。
またさらに、受信したデータが色彩イメージ選択データである場合<C>において、配色部107により色彩イメージのデータを受信する(S1110)。受信した色彩イメージが保持されている配色テーブルをテーブル保持部104より検索し(S1111)、該当する配色テーブルを呼び出す(S1112)。
自動配色部5における配色決定部103は、重なり判別部101から送られてくる重なり有無情報と属性識別部102から送られてくる属性識別情報とを考慮して色彩イメージから呼び出した配色テーブルの照合を行う(S1113)。照合した結果、配色テーブルから文字データとグラフィックデータの識別子に合致する色を配色し(S1114)、コマンド解析部3に送出する(S1115)。
以上の処理によって、本発明の自動配色装置では、文書を構成する文字データまたはグラフィックデータの重なりを判別することができ、ユーザの選択した色彩イメージに基づいて配色することができる。
図13は、本発明に係わる自動配色装置の自動配色処理を実行した結果の一例を示す図である。図10に示す配色決定テーブルの配色を図1の描画部6により描画したときの例を示している。
図13に示すように文字データとグラフィックデータとが重なった場合に文字データとグラフィックデータそれぞれに対して一定の明度差を保ったままの状態で配色することができる。
これにより、配色要求を受け付けた文書を構成する文字データやグラフィックデータ等のオブジェクトに対して所望の色彩を自動的に配色することができるようになる。
従って、本発明を適用することにより、色彩イメージにより文字データの可読性を確保したまま多種多様なカラーイメージを自動的に作成することができるという効果を期待できる。
なお、上記フローチャートに示す処理は、コンピュータにより実行可能な自動配色プログラムによっても実現できる。
本発明は、上記し、且つ図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
例えば、上記例では、ユーザが所望する色彩イメージに対して1つの色彩を設定しているが、色彩イメージ1つに対して、複数の配色を設定してもよい。
本発明は、文書を構成する文字や背景や図形などの構成要素に配色を行う自動配色装置に適用可能であり、特に、文字データとグラフィックデータのオブジェクト同士が重なって配置された場合の文字データとグラフィックデータへの配色において、オブジェクト同士の明度差を大きく保ち、文字の可読性を高めた配色を自動的に行うのに有用である。
本発明に係わる自動配色装置および方法およびプログラムを適用して構成したネットワーク構成図。 本発明に係わる自動配色装置のシステム構成を示す図。 本発明に係わる自動配色装置により配色される文書の構成を示す図。 本発明に係わる自動配色装置のユーザによる色彩イメージを選択する画面を示す図。 本発明に係わる自動配色装置の色彩イメージテーブルのテーブル構造を示す図。 本発明に係わる自動配色装置の色彩を格納しておく色彩テーブルのテーブル構造を示す図。 本発明に係わる自動配色装置の識別子設定テーブルのテーブル構造を示す図。 本発明に係わる自動配色装置の重なり判別テーブルを示す図。 本発明に係わる自動配色装置の属性(形状)識別テーブルのテーブル構造を示す図。 本発明に係わる自動配色装置の配色決定テーブルのテーブル構造を示す図。 本発明に係わる自動配色装置のコマンド解析部の処理内容を示すフローチャート。 本発明に係わる自動配色装置の自動配色部の処理内容を示すフローチャート。 本発明に係わる自動配色装置の自動配色処理を実行した結果の一例を示す図。
符号の説明
1 アプリケーションソフトウェア
2 プリンタドライバソフトウェア
3 コマンド解析部
4 色変換部
5 自動配色部
6 描画部
7 プリンタエンジン部
10 パーソナルコンピュータ
20 プリンタ
101 重なり判別部
102 属性識別部
103 配色決定部
104 テーブル保持部

Claims (7)

  1. 文書を構成する文字および図形を含む構成要素に対して自動配色する自動配色装置において、
    前記構成要素によって構成される文書全体に配色する色彩イメージを選択するイメージ選択手段と、
    前記構成要素の中の文字と図形の重なりを判別する重なり判別手段と、
    前記イメージ選択手段により選択された色彩イメージに対応して前記重なり判別手段により重なりが判別された前記構成要素同士に配色する色を保持する配色保持手段と、
    前記イメージ選択手段による色彩イメージの選択に基づき前記配色保持手段により保持された色を配色する配色手段と
    を具備することを特徴とする自動配色装置。
  2. 文書を構成する構成要素のうち図形が持つ属性の内容を識別する識別子を付与する識別子付与手段と
    を更に具備し、
    前記配色手段は、
    前記識別子付与手段により付与された識別子と前記イメージ選択手段により選択された色彩イメージに対する前記構成要素の色が持つ識別子とを比較して配色する
    ことを特徴とする請求項1記載の自動配色装置。
  3. 前記配色保持手段は、
    前記重なり判別手段により判別された前記構成要素同士への配色を所定の色差を持った色を設定して保持する
    ことを特徴とする請求項1記載の自動配色装置。
  4. 前記配色保持手段は、
    前記イメージ選択手段により選択された1つの色彩イメージに対して色のトーンと前記構成要素同士の配色関係をかえた複数の色彩イメージを保持する
    ことを特徴とする請求項1記載の自動配色装置。
  5. 文書を構成する文字および図形を含む構成要素に対して自動配色する自動配色方法において、
    前記文字および図形を含む構成要素によって構成される文書全体に配色する色彩イメージをイメージ選択手段により選択し、
    前記構成要素の文字と図形における重なりを重なり判別手段により判別し、
    前記重なり判別手段により重なりが判別された前記構成要素同士に配色する色と前記イメージ選択手段により選択された色彩イメージにおける色を配色保持手段により保持し、
    前記配色保持手段により保持された色を前記イメージ選択手段によって選択された色彩イメージに基づいて配色手段により配色することで前記構成要素同士の配色関係を考慮した色彩を得る
    ことを特徴とする自動配色方法。
  6. 文書を構成する構成要素のうち図形が持つ属性の内容を識別する識別子を識別子付与手段により付与することを更に具備し、前記配色手段は、前記識別子付与手段により付与された識別子と前記イメージ選択手段により選択された色彩イメージに対する前記構成要素の色が持つ識別子とを比較して配色する
    ことを特徴とする請求項5記載の自動配色方法。
  7. 文書を構成する文字および図形を含む構成要素に対して自動配色をコンピュータにより実行させる自動配色プログラムであって、
    前記文字および図形を含む構成要素によって構成される文書全体に配色する色彩イメージを選択するステップと、
    前記構成要素の文字と図形における重なりを判別し、
    該重なりが判別された前記構成要素同士に配色する色と選択された色彩イメージにおける色を保持するステップと、
    前記配色保持手段により保持された色を前記イメージ選択手段によって選択された色彩イメージに基づいて配色するステップと
    を含むことを特徴とする自動配色プログラム。
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