JP2006331259A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006331259A
JP2006331259A JP2005156913A JP2005156913A JP2006331259A JP 2006331259 A JP2006331259 A JP 2006331259A JP 2005156913 A JP2005156913 A JP 2005156913A JP 2005156913 A JP2005156913 A JP 2005156913A JP 2006331259 A JP2006331259 A JP 2006331259A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
white
print document
information processing
processing apparatus
intentional
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005156913A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Tomomatsu
美明 友松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005156913A priority Critical patent/JP2006331259A/ja
Publication of JP2006331259A publication Critical patent/JP2006331259A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 オーバーレイを行うとき、元データの白描画による白抜きを防止できる情報処理装置を提供する。
【解決手段】 オーバーレイを背面に印刷する場合、描画命令に白描画があるかを判断し、その白描画が意図的な白描画かを判断し、意図的で無いと判断した場合には、白描画を無視する。また、ユーザの意思で無視するかどうか切り替えることを可能とすることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は情報処理装置に関するものであり、特にオーバーレイ印刷を行う情報処理装置に関するものである。
アプリケーションにより生成した印刷ドキュメントに対して、プリンタドライバでスタンプやページ番号等を付加することにより、オーバーレイ機能のないプリンタでもスタンプやページ番号の付加された印刷ドキュメントを得ることを可能とする方法が考えられている。
しかし、印刷ドキュメントはオーバーレイがあることを意識していないため、文字の周りを白で塗りつぶしたり、描画領域全体を白で塗りつぶしたりなどすることがある。するとオーバーレイと印刷ドキュメントが重なったところで、文字の周りなどが白く抜けることがあった。
この問題に対し、文字の白塗り背景を透過に変更する方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−255132号公報
しかしながら、従来の方法では、文字の背景以外の白塗りつぶしについては、白く抜けるという問題は解決されていない。この問題を回避するための、白塗り描画全てを無視し描画しないという方法も考えられるが、図形を重ねあわせて描画する場合などで、下位層の描画の一部を消し(白く塗りつぶし)上から描画を行う場合には問題が発生する。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたものであり、文字の背景などの白塗り描画とオーバーレイが重なるとき、又は手前側に印刷されるオーバーレイに文字の背景などの白塗り描画がある場合に、背景の白抜けを防止できる情報処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の情報処理装置は、アプリケーションにより生成された印刷ドキュメントに付加情報を付加する情報処理装置であって、前記付加情報を印刷ドキュメントの前面に描画するか背面に描画するかを判断する判断手段と、前記付加情報を前記印刷ドキュメントの背面に印刷する場合は、前記付加情報の描画命令を、前記印刷ドキュメントの描画命令よりも先にスプールするスプール順序制御手段と、前記印刷ドキュメントの該印刷ドキュメントの描画命令が白色で塗りつぶす設定である場合は、意図的な白描画かを判断する手段と、前記意図的な白描画でないと判断した場合には、描画命令をスプールする際に、透過設定または描画しないように変更する手段と、を有することを特徴とする。
又本発明の情報処理装置によれば、アプリケーションにより生成された印刷ドキュメントに付加情報を付加する情報処理装置であって、前記付加情報を印刷ドキュメントの前面に描画するか背面に描画するかを判断する判断手段と、前記付加情報を前記印刷ドキュメントの背面に印刷する場合は、前記付加情報の描画命令を、前記印刷ドキュメントの描画命令よりも先にスプールするスプール順序制御手段と、前記印刷ドキュメントの該印刷ドキュメントの描画命令が白色で塗りつぶす設定である場合は、意図的な白描画かを判断する手段と、前記意図的な白描画でないと判断した場合には、描画命令を描画する際に、透過設定または描画しないように変更する手段と、を有することを特徴とする。
又本発明の情報処理装置によれば、白塗りつぶし描画を透過設定または描画しないように変更するかどうか、ユーザの意思で変更する手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、オーバーレイに重なるドキュメント中の文字の背景などが白抜きになるのを防ぐことができる。
また、文字の背景など白塗り描画があるオーバーレイが手前側にある場合、その描画を行わないことで白抜きを防ぐことができる。
また更に、白抜け防止判定に誤って必要な白描画を行えず、不正な印刷結果になった場合にはユーザの操作で判定処理をやめることができる。
その結果、オーバーレイが後ろでも、前でも文字背景など白抜けを防止でき、特別な描画処理機能を備えずに、オーバーレイを印刷ドキュメントの手前側に置いたり、背景側においたりすることが可能になる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
[実施の形態1]
<用語の説明>
最初に、本実施の形態における主要な用語の説明を行う。
「スプール処理」=描画命令をファイルに保存する処理。
「スプールファイル」=スプール処理により保存されたファイル(本実施の形態では、外部記憶装置のないシステムで、メモリ内に保存した場合もファイルと呼ぶことにする)。
「バンディング処理」=画像を分割して描画転送処理を行うこと。
「バンド」=バンディング処理で分割された画像。
「イメージメモリ」=画面には表示されないが、画面と同じようにイメージを展開できるメモリ空間のこと。
<プリンタドライバの処理の概要>
次に、本実施の形態におけるプリンタドライバの処理の概要を説明する。
図1は、本実施の形態の付加情報であるオーバーレイと、アプリケーションにより生成された印刷ドキュメントとを描画するプリンタ制御システムの階層図である。
図1において、101はアプリケーションプログラムであり、102はOS(オペレーティングシステム)である。103はプリンタドライバで、104はプリンタ、105はオフスクリーン(イメージメモリ)、106はスプールファイルである。107はオーバーレイ情報(スタンプ、付加情報)である。
図1から明らかなように、プリンタドライバ103はホストコンピュータのOS102の下位層に位置し、アプリケーションプログラム101から描画命令を受け取り、それをプリンタ104が処理できる印刷命令に変換した後にプリンタ104に転送する。
特にラスタ画像を印刷するプリンタの場合、処理機能として複雑な描画命令の処理機能を持っていないために、アプリケーションプログラム101からの描画命令を一度スプールファイル106に保存し、転送時に保存されたスプールファイル106を用いてイメージメモリ105でビットマップ画像を作成し、プリンタ104に転送する。
ここで、ビットマップ画像を作成する時にホストコンピュータのメモリが少ない場合は画像を分割して描画及び転送処理を行う。
本実施の形態1は、ラスタープリンタを例にして説明しているが、高度なPDL(ページ記述言語)を持つページプリンタでもページプリンタ内部でPDLをメモリにスプールし、イメージメモリに画像を描画し、印刷エンジンにイメージメモリの内容を転送するという意味では同じ処理構成になっている。
<ハードウェアの構成>
本実施の形態1を実現するためのハードウェアの構成例を図2に基づいて説明する。
図2の構成で、201は本実施の形態1の制御を司る制御部(以後CPUと称する)である。202は各種データを入力するキーボード、203はカラー表示器で、RAM205に貯えられている画像データを表示する。204はROMで、この装置全体を制御する制御手順およびその他の必要な処理手順、データ、情報等が予め記憶されている。205はワークメモリとして利用されるランダムアクセスメモリ(RAM)である。206はハードディスクで、各種データの読み書きやプログラムが格納されている。207は印刷データを送信するプリンタインターフェースであり、104は前述したプリンタである。209はデータバスであり、各種データを転送するために用いられる。なおハードディスク206にはアプリケーションプログラムやプリンタドライバなどが格納されており、RAM205にロードされて、CPU201により制御される。
<スプール処理>
次に本実施の形態1におけるプリンタドライバのスプール処理を図3及び図4に示すフローチャートを用いて以下説明する。本実施の形態の画面表記ではオーバーレイをスタンプと表現している。
図3及び図4に示す処理は、プリンタドライバがアプリケーションからの印刷命令を受けて、スプールファイルと呼ばれるファイルに保存する処理であり、実際の印刷命令への変換はこの処理の後に行う。
まずステップS101で、プリンタドライバはスプールファイルを初期化する。ステップS102乃至S105の処理は、オーバーレイをドキュメントの背景としてスプールする処理(図3)である。ステップS102では、プリンタドライバは図6の「前面に印刷」チェックボックスのチェック状態を調べ、チェックボックスがチェックされていなければオーバーレイを背景側に印刷すると判断し、チェックされていればオーバーレイを手前側に印刷すると判断する。図6の「スタンプ」メニューが「なし」の場合はオーバーレイを印刷しないと判断する。オーバーレイを背景側に印刷する場合はステップS103へ進み、オーバーレイを手前側に印刷するか、またはオーバーレイを印刷しない場合はステップS106へ進む。
ステップS103では、プリンタドライバは図6の「スタンプ」メニューで選ばれたオーバーレイ描画命令を図1のオーバーレイ情報107から取り出し、次にステップS104に進み、ステップS103で取り出したオーバーレイ命令をスプールファイルに付加する。そしてステップS105に進み、オーバーレイが複数の描画命令から成り立っているか判断し、オーバーレイが終了していない場合はステップS103へ戻り、終了していればステップS106へ進む。これで、書類の背景側にオーバーレイがスプールされたことになる。
(ドキュメントをスプールするためのステップ)ステップS106では、プリンタドライバはアプリケーションからの描画命令を受け取る。具体的にはアプリケーションからOSに渡った描画命令をOSが細分化し、プリンタドライバのDDI(Device Driver Interface)を呼び出す。呼び出されたプリンタドライバは、呼ばれたDDIの種類と引数の内容をメモリに保存する。ステップS107で、プリンタドライバはオーバーレイを背景側にスプールしたか否かを判断する。
ステップS107で、オーバーレイを背景側にスプールしなかったと判断した場合にはステップS108に進む。ステップS108では、プリンタドライバはメモリに保存してある描画命令をスプールファイルに付加する。
一方、ステップS107でオーバーレイを背景側にスプールすると判断した場合、背景の白抜け防止処理を行うためにステップS109へ進む。
ステップS109では、プリンタドライバはオーバーレイを背景側にスプールした場合であって、白抜け防止処理を行うかどうか判断する。
これは、白抜け防止処理を行うと、印刷ドキュメント内に複数層に重ね合わせたデータで意図的に白い色で描画している場合に誤って、白塗りの部を透過させてしまうため、ユーザが意図しない印刷結果になるという問題があるためである。
図8は、白抜け防止処理を行わない方が良い例である。(a)はユーザが作成した印刷ドキュメントで、模様入りのデータ1の上に文字3を記載する際、文字を読みやすくするために、意図的に文字の背景2を白くしている。このような印刷ドキュメントに対して、白抜け防止処理を行うと、(b)のような出力結果になってしまうため、白抜け防止処理を行わないようにする必要がある。データの上下関係を調べて判断することも可能であるが、そのような処理は時間やメモリ等のリソースを多く使ってしまうという問題がある。また、正確な判断は行えても、ユーザの意図は異なる可能性もある。そこで、本実施例では、高速に判定しユーザの判断で白抜け防止処理を行うかどうかの切り替えできるようにする。この切り替えは、図6のプリンタドライバ設定画面の「白塗りつぶしを無視する」チェックボックスで指定することができる。
つまり、ステップS109では、プリンタドライバは図6設定画面の「白塗りつぶしを無視する」チェックボックスのチェック状態を調べ、チェックボックスがチェックされていなければ白抜け防止処理を行わないのでそのままステップS108に進む。
一方、「白塗りつぶしを無視する」チェックボックスがチェックされている場合、まず、アプリケーションからの描画命令が文字描画命令かどうか判断する。具体的にはステップS106でDDIのDrvTextOut関数が呼び出されたか判断する。DrvTextOut関数はプリンタドライバが持つDDIの一つである。DrvTextOut関数が呼び出されていたら、ステップS111へ進む。
ステップS111では、ステップS106で受け取った命令が背景を塗りつぶしで描画するか否かを判断する。具体的にはステップS106で保存したDrvTextOut関数の引数pboOpaque構造体のアドレスがNULL(00000000H)かどうかで判断する。pboOpaque構造体のアドレスがNULLであれば、塗りつぶしは無いのでステップS108へ進む。pboOpaque構造体のアドレスがNULLでないなら、塗りつぶしがあるのでステップS112へ進む。
次に、ステップS112では、背景が白色の塗りつぶしかどうかを判断する。具体的にはステップS106で受け取ったDrvTextOut関数の引数pboOpaque構造体のiSolidColorメンバが白色を示すIDになっているかで判断する。pboOpaque構造体のiSolidColorメンバが白色を示すIDになっていなければステップS108へ進む。pboOpaque構造体のiSolidColorメンバが白色を示すIDならステップS113へ進む。
ステップS113ではステップS106で保存したpboOpaque構造体をNULLに変更する。その後ステップS108へ進む。
一方、ステップS110で文字描画でないと判断した場合には、ステップS114で白塗り描画かどうかを判断する。具体的にはステップS106で、DDIのDrvBitBlt関数が呼び出され、DrvBitBlt関数の引数rop4(Raster OPeration)がPATCOPY(F0F0H)であり、また、DrvBitBlt関数の引数pbo構造体が白色ブラシを示しているかどうかで判断する。なお、PATCOPYに加えて、DrvBitBlt関数の引数rop4(Raster OPeration)がWHITENESS(FFFFH)かどうかを判断に追加することも可能である。どちらかに該当すれば、白塗り描画と判断できる。DrvBitBlt関数もプリンタドライバが持つDDIの一つである。白色塗り描画でないと判断した場合には、ステップS108へ進む。白塗り描画であると判断した場合には、ステップS115へ進む。
次に、白塗り描画に特殊な属性が無いかを判定する。これは、白描画を無視して描画しないようにした場合に、図形を重ね合わせて描画する場合、下位層の描画の一部を白く塗ることにより描画している場合に問題が発生するためである。図9は下位層の描画の一部を白く塗ることで描画したために問題が発生している例である。この例では、白描画で星型を描画しているが(a)はユーザが作成した印刷ドキュメントで、模様入りの描画1の上に白塗りで星型を描画2している。このような印刷ドキュメントに対して、白描画を無視すると、白い部分が背景の模様が印刷されることになり、(b)のような出力結果になってしまうため、不必要な白塗りは無視しないようにする必要がある。
しかし、白塗り描画が他の描画と重なっているかを判断するのは非常に多くの処理時間が必要となってしまう。そこで、ステップS115では、白塗り描画の属性などから意図的な白描画と判断できる場合のみ白描画を無視しないようにすることで、図9の(b)のように誤って描画する可能性を減らす。判断するひとつの方法として描画コマンドのクリッピングから判断する方法がある。クリッピングとは描画コマンドのうち一部のみを切りぬくことであるが、図9のような描画の場合には、クリッピングとして星型が指定される。逆に、オーバーレイがあることを意識していないため、文字などの周りを白で塗りつぶす場合には、クリッピングが指定されていないか、単純な矩形である。具体的には、DrvBitBlt関数の引数pco構造体のメンバiDComplexityがDC_COMPLEXかどうかで判断できる。
DC_COMPLEXであれば、単純な矩形のクリッピングでは無いので、意図的な描画であると判断でき、ステップS108へ進む。一方、DC_COMPLEXでなければ、意図的な描画でないと判断し、ステップS108をパスしてステップS116へ進むことで、描画命令を無視することができる。
ステップS115の判断には、その他に、出力するアプリケーション名で判断する方法もある、オーバーレイがあることを意識せずに、文字などの周りを白で塗りつぶすアプリケーションというのは、特定のアプリケーションのみであるので、出力するアプリケーション名から判断することも可能である。
そしてステップS116に進み、1ページ分の描画が終了したか判断し、1ページ分の描画が終了していればステップS201へ進み、そうでなければステップS106へ戻る。
(オーバーレイをアプリケーションの手前側にスプールする処理:図4)ステップS201では、プリンタドライバは図6の「前面に印刷」チェックボックスのチェック状態を調べ、チェックボックスがチェックされていなければオーバーレイを背景側に印刷すると判断し、チェックされていればオーバーレイを手前側に印刷するかと判断する。図6の「スタンプ」メニューが「なし」の場合はオーバーレイを印刷しないと判断する。手前側に印刷するならステップS202へ進み、そうでなければステップS205へ進む。ステップS202では、プリンタドライバは図6の「スタンプ」メニューで選ばれたオーバーレイ描画命令を図1のオーバーレイ情報107から取り出し、ステップS109へ進む。
以降の処理ステップS109からステップS115は、図3の処理と同じであるが、ステップS108では、プリンタドライバはメモリに保存してある描画命令をスプールファイルに付加するのに対し、ステップS203では、オーバーレイ描画命令をスプールファイルに付加し、ステップS204に進む。
次にステップS204に進み、プリンタドライバはオーバーレイが複数の描画命令から成り立っているか調べ、オーバーレイが完了したかを判断する。ここで完了していればステップS205へ進み、そうでなければステップS202へ戻る。
ステップS205では、プリンタドライバは印刷ドキュメントの全ページについて、スプール処理が終了したか否かを判断し、まだ全ページのスプール処理が終了していないならステップS102へ進み、全ページのスプール処理が終了したらならば、スプール処理は終了する。
次に本実施の形態1におけるプリンタドライバの印刷処理を図5に示すフローチャートを用いて説明する。この印刷処理は通常の印刷処理と同じで、ラスタライズ処理、色変換処理、二値化処理、コマンド変換処理を行う。オーバーレイのための特別な処理は必要ない。
ステップS301では、スプール処理で作成されたスプールファイルをオープンする。ステップS302では全ページ印刷したかどうかを判断する。全ページ印刷したらステップS312へ進む。全ページ印刷していなければステップS303へ進む。
ステップS303ではオフスクリーンメモリの初期化を行う。ステップS304では、1ページ分の描画命令が終了したか判断する。1ページ終了したらステップS307へ進む。まだ終了していなければステップS305へ進む。ステップS305では、スプールファイルから描画命令を取得する。ステップS306では、取得した描画命令にオフスクリーンメモリに描画を行う。
プリンタドライバ103はスプールファイル106から描画命令を取り出してオフスクリーンメモリ105に描画している。スプールファイル106からの描画命令(印刷データ描画命令およびスタンプ描画命令を含む)の取得は、スプールファイル106に描画命令がスプールされた順序で取り出すことになる。つまり、先にスプールされたものが先に読み出され、結果として先に描画されることになる。よって、背面に描画されるべき付加情報は、アプリケーションから受け取った描画命令よりも先にスプールファイル106にスプールされているので、背面に描画されるべき付加情報はプリンタドライバに先に読み出され、オフスクリーンメモリ105に描画される。
プリンタドライバ103のオフスクリーンメモリ105への描画は、上書きすることにより描画される。つまり描画命令が重なる部分については、後で描画される方が優先となる。関連技術として、スタンプ等の付加情報はアプリケーションからの描画命令よりも後に描画し、その描画時に、前面に印刷する場合はそのまま上書きを行い、背面に印刷する場合はROP処理(ラスターオペレーション:論理描画の一種)を行い、ORを取って元のデータが消えないようにすることも可能である。この場合はアプリケーションからの描画命令である文字の周りが白く塗りつぶされる指定がなされていても、付加情報が消えてなくなることはない。しかしながら、この方法だと、例えば、赤い文字の背面に緑の背景を描画したい場合は、ORを取ることにより文字が黄色になってしまうことになる。つまり、ユーザの希望する出力とならないという不具合がある。よって、本実施の形態では、描画は上書きで行い、描画順序を考慮しているのである。そして、描画順序に加え更に、文字の周りの属性を制御しているのである。
ステップS307では、オフスクリーンの全ての行を印刷命令に変換し、送信したかどうか判断する。全ての行を送信したらステップS302へ戻る。全ての行を送信していなければステップS308へ進む。ステップS308では、オフスクリーンのRGB→CMYK色変換を行う。ステップS309では、変換した多値のCMYKデータを2値データに変換する。ステップS310では、変換したCMYK2値データを印刷命令に変換する。ステップS311では、変換した印刷命令をプリンタに送信する。その後ステップS307へ戻る。
ステップS312では、印刷処理終了後のスプールファイルのクローズを行う。ステップS313はスプールファイルの削除を行う。
[実施の形態2]
上記の実施の形態1では、ホストコンピュータ側でラスタライズして得られたイメージデータに基づく印刷データをプリンタ(インクジェットプリンタやホストベースプリンタ)に送る制御について説明している。
この実施の形態2では、ページ記述言語等のプリンタ言語をプリンタに送り、プリンタでプリンタ言語を解釈して印刷処理を行う場合のホストコンピュータの処理について説明する。
アプリケーションにより生成された描画命令とスタンプ等の付加情報をスプールする図2及び図3の処理については同様である。図5の制御が変更される。
実施の形態3の処理では、ステップS303〜S311の制御は行わずに、スプールファイルから順次描画命令を読み出して、描画命令(付加情報の描画命令およびアプリケーションから受け取ったオリジナル描画命令)を解析して、付加情報の描画命令と重なるオリジナル描画命令を判断する。もし、付加情報と重なるオリジナル描画命令がある場合は以下の処理を行う。
該当する付加情報が「背面に印刷」か「前面に印刷」かを判断し、「背面に印刷」の場合はオリジナル描画命令が付加情報の上に上書きするように印刷順序を指定する。また、付加情報が「前面に印刷」の場合は、付加情報がオリジナル描画命令の上に上書きするように印刷順序を指定する。このように印刷順序の描画属性を設定した後、それぞれの描画命令に基づいてページ記述言語のプリンタ言語に変換した印刷データを生成し、プリンタに出力する。
このように制御することにより、プリンタ言語を解釈して印刷処理を行うプリンタに対しても、アプリケーションが生成した印刷ドキュメント(オリジナル描画命令)にスタンプ等の付加情報を付加することが可能となり、その際に、印刷ドキュメントの前面に印刷するか背面に印刷するかを指定された場合でも、文字の周りが抜けることなくプリンタ側で印刷処理を行うことが可能となる。
[実施の形態3]
前述の実施の形態では、全ページのスプール処理が終了してから印刷処理へ移行する流れを説明したが、1ページ単位でスプール処理と印刷処理を繰り返す処理も本発明の実施の形態となることは言うまでもない。
[実施の形態4]
上記の実施の形態1から3では、スプールファイルに保存する際に白描画コマンドを変更または無視するようにしたが、スプール後のステップS305の際に同じ判断を行っても効果が変わることがないことは言うまでもない。
[その他の実施の形態]
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置等)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM,CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の実施の形態に係るシステムの階層図である。 本実施の形態に係るハードウェアの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る印刷処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態1と2のプリンタドライバの画面例で、オーバーレイを使わない状態を示す図である。 本発明の実施の形態1と2のプリンタドライバの画面例で、オーバーレイをドキュメントの背面に印刷する状態を示す図である。 白抜け防止処理を行わない方が良い例を示す図である。 下位層の描画の一部を白く塗ることで描画したために問題が発生している例を示す図である。
符号の説明
101 アプリケーションプログラム
102 OS
103 プリンタドライバ
104 プリンタ
105 オフクスリーン
106 スプールファイル
107 オーバーレイ情報

Claims (7)

  1. アプリケーションにより生成された印刷ドキュメントに付加情報を付加する情報処理装置であって、
    前記付加情報を印刷ドキュメントの前面に描画するか背面に描画するかを判断する判断手段と、
    前記付加情報を前記印刷ドキュメントの背面に印刷する場合は、前記付加情報の描画命令を、前記印刷ドキュメントの描画命令よりも先にスプールするスプール順序制御手段と、
    前記印刷ドキュメントの該印刷ドキュメントの描画命令が白色で塗りつぶす設定である場合は、意図的な白描画かを判断する手段と、
    前記意図的な白描画でないと判断した場合には、描画命令をスプールする際に、透過設定または描画しないように変更する手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記意図的な白描画手段として、特殊なクリッピングが指定されているかどうかで判断することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記意図的な白描画手段として、出力アプリケーション名によって判断することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. アプリケーションにより生成された印刷ドキュメントに付加情報を付加する情報処理装置であって、
    前記付加情報を印刷ドキュメントの前面に描画するか背面に描画するかを判断する判断手段と、
    前記付加情報を前記印刷ドキュメントの背面に印刷する場合は、前記付加情報の描画命令を、前記印刷ドキュメントの描画命令よりも先にスプールするスプール順序制御手段と、
    前記印刷ドキュメントの該印刷ドキュメントの描画命令が白色で塗りつぶす設定である場合は、意図的な白描画かを判断する手段と、
    前記意図的な白描画でないと判断した場合には、描画命令を描画する際に、透過設定または描画しないように変更する手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  5. 前記意図的な白描画判断手段として、特殊なクリッピングが指定されているかどうかで判断することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記意図的な白描画判断手段として、出力アプリケーション名によって判断することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  7. 白塗りつぶし描画を透過設定または描画しないように変更するかどうか、ユーザの意思で変更する手段を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の情報処理装置。
JP2005156913A 2005-05-30 2005-05-30 情報処理装置 Withdrawn JP2006331259A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005156913A JP2006331259A (ja) 2005-05-30 2005-05-30 情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005156913A JP2006331259A (ja) 2005-05-30 2005-05-30 情報処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006331259A true JP2006331259A (ja) 2006-12-07

Family

ID=37552862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005156913A Withdrawn JP2006331259A (ja) 2005-05-30 2005-05-30 情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006331259A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010028819A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Toshiba Corp 画像処理装置、画像処理方法及び画像読取装置
JP2011198080A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010028819A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Toshiba Corp 画像処理装置、画像処理方法及び画像読取装置
JP2011198080A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7999971B2 (en) Optimization techniques during processing of print jobs
JPH11272837A (ja) 頁記述言語におけるトランスペアレンシ処理
JP4960900B2 (ja) 情報処理装置および画像形成装置
JP2004050722A (ja) 印刷装置
US6429950B1 (en) Method and apparatus for applying object characterization pixel tags to image data in a digital imaging device
US8537388B2 (en) Information processing apparatus for image processing on a character stamp by embedding an image rendering a character string of a stamp
JPH10297050A (ja) 出力制御装置、出力制御方法、画像処理装置、画像処理方法及び記憶媒体
JP3635765B2 (ja) 印刷特性表示装置
JP2006331259A (ja) 情報処理装置
JP7009316B2 (ja) 画像形成装置及びその画像形成方法、並びにプログラム
JP2006244248A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法ならびに画像処理方法を実行するプログラム
JP2001293936A (ja) 描画情報処理装置および描画情報処理方法
US6471423B1 (en) Print control apparatus and print control method
JP5171973B2 (ja) 情報処理装置及びその制御方法
JP4181716B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法及び記憶媒体
JP3862460B2 (ja) 情報処理方法及び装置と記憶媒体
JP2006345097A (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
JP4086425B2 (ja) 画像処理装置及びその方法
JP3636891B2 (ja) カラー画像出力方法
JP2004334533A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2006079475A (ja) 印刷処理システム、プログラムおよび記録媒体
JP4840604B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2002133429A (ja) 描画情報処理装置および描画情報処理方法、記憶媒体
KR100522592B1 (ko) 출력물 색상 변경 기능을 갖는 프린터 제어 시스템 및프린터 제어 방법
JP2009141921A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080805